JP2011181991A - 3d映像表示装置 - Google Patents

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JP2011181991A JP2010041271A JP2010041271A JP2011181991A JP 2011181991 A JP2011181991 A JP 2011181991A JP 2010041271 A JP2010041271 A JP 2010041271A JP 2010041271 A JP2010041271 A JP 2010041271A JP 2011181991 A JP2011181991 A JP 2011181991A
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拓 中村
Keisuke Inada
圭介 稲田
Mitsuhiro Okada
岡田  光弘
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Abstract

【課題】
従来は映画館、ゲーム機など、視聴開始後は画面のみを正対して注視し、画面と視聴者の距離も一定であるような利用が多い。しかし、家庭内のTVで3D表示を行う場合、前述の前提は成り立たない。そこで、表示画面と視聴者の間の環境が変わる場合でも3D映像に違和感、疲労感を感じることなく3D表示を継続する3D映像表示装置の実現を目的とする。
【解決手段】
センサ部150は、表示部130を撮影し、得られた画像データから表示部の大きさを計測することでディスプレイ100との間の距離を算出し、距離が近づいた場合は左目用の表示画像と右目用の表示画像の輻輳角を大きくし、遠のいた場合は輻輳角を小さくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は3D映像表示装置に関する。例えば、視差をつけた右目用と左目用の映像を表示し、3D(立体)の映像を表示する装置に関するものである。
本技術分野の背景技術として、例えば特開平9−192349号公報(特許文献1)がある。該公報には「[課題]実際の立体像を見ているわけではなく装置によって作られた像を立体視しているため通常の平面画面のゲーム機に比較し、プレイヤは非常に疲れやすい。[手段]右目用と左目用の2つの映像を、それぞれ右方向と左方向から見る視点を変えた映像に変化させることにより、視差の程度を調整できるように構成してある。また、本発明は上記構成において、前記視差の程度は、立体視オフモード,各強度段階の立体視モードの複数のモードを有し、前記操作部の操作によって段階的に選択できるように構成」するとしている。
また、例えば特開2005−92103号公報(特許文献2)では、「[課題]特殊なメガネなしで立体映像を見ることができ、前後方向の最適視認距離を比較的低コストで可変にできる、[手段]視認者と表示パネルとの距離である視認距離が変わると、ちょうどその視認距離あるいはそれに近い距離で視認者の位置から見て3次元画像表示となるように、遮光バリア面内におけるバリアの各幅および位置の少なくとも一方が変化することを特徴」としている。
特開平9−192349号公報 特開2005−92103号公報
右目用の映像と左目用の映像を表示し、双方の視差による錯覚を用いて、疑似的に立体(3D)映像を表示する技術がある。立体感の強さは、視聴者の右目と右目用映像に表示されている物体を結ぶ線と、視聴者の左目と左目用映像に表示されている物体を結ぶ線が交差してできる輻輳角によって制御される。
従来は映画館、ゲーム機など、視聴開始後は画面のみを正対して注視し、画面と視聴者の距離も一定であるような利用が多い。しかし、家庭内のTVで3D表示を行う場合、前述の前提は成り立たない。
すなわち視聴者は画面に正対しておらず、歩きながら視聴することがある。このとき、TVとの距離に応じてTV画面内の映像の輻輳角と、周囲の環境の輻輳角の変化量が異なるが、TVの立体感を維持するために、距離に応じて錯覚を維持するようにするため、疲労感を感じることが考えられる。家庭内の視聴では、視聴者は画面を注視し続けるわけではなく、画面を断続的に見ることも考えられる。画面から目を離すと、3Dの錯覚はなくなり、再度、画面を目に入れたときに3Dの錯覚を行うということが繰り返される。この繰り返しの錯覚を行うことにより視聴者は徐々に疲労していくことが考えられる。
また、画面の水平方向に対し、平行して視聴することを前提とする3D映像に対し、横になって視聴した場合は、脳内で右目から得た映像と、左目から得た映像を水平位置にずれているように配置し3Dを認識することになる。この状態はTV以外の背景と異なって認識されることになるため、3D表示されている錯覚を維持しようとして疲労感を感じることになる。
さらには画面の前に障害物が横切り、飛び出して見えている物体を横切ったりした場合、TVの発する光がさえぎられることにより飛び出している3D映像に横切る障害物が食い込んで見え、一部が飛び出さないように見えるという現実と異なる状況が発生するため、3D映像に違和感を感じ、3Dである錯覚を維持するために疲労感を感じることが考えられる。
特開平9−192349号公報の技術は3D映像を視聴している利用者が、あらかじめ用意された複数の3D効果の中から最適なものを1つ選択する方法であり、利用者は見え方に応じて最適なものをその都度、選択する必要がある。
特開2005−92103号公報の技術は3Dの効果を変える距離の測定に関する具体的な方法が示されていない上、距離以外の影響による3D効果の調整を行うことができない。
本発明は、上記課題を解決し、表示画面と視聴者の間の環境が変わる場合でも3D映像に違和感、疲労感を感じることなく3D表示を継続する3D映像表示装置の実現を目的とする。
上記目的は、特許請求の範囲に記載の発明により達成される。
本発明によれば、表示画面と視聴者の間の環境が変わる場合でも3D映像に違和感、疲労感を感じることなく3D表示を行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第一の実施例における3D映像表示装置の一例を示す概略図 第一の実施例における輻輳角の調節を行う方法を示す図 第一の実施例におけるセンサ部の構成図 第一の実施例における画像認識部181が検出した表示部130の位置から距離を算出する方法を示す図 第一の実施例における表示部130のうち、一部が障害物230で画される場合の3D映像220の見え方を示す図 図5の状態において画像認識部181で撮影される映像データ 第二の実施例における3D映像表示装置の一例を示す概略図 第二の実施例における顔認識部160が輻輳角調節信号を作成する方法を示す図 第二の実施例における距離計測信号を用いて距離を測定する構成を示す図 第一の実施例においてセンサ部150が傾いたときにカメラ180が出力する映像データの図
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1はディスプレイ100とセンサ部150からなる3D映像表示装置の一例を示す概略図である。
センサ部150はディスプレイ100との距離を計測し、輻輳角調節信号をディスプレイ100に向け出力する。センサ部150は3D表示装置の視聴者が身につけ、後述するように視聴者とディスプレイ100の距離を計測している。3D表示装置では右目と左目に視差の異なる映像を視聴するため、視聴者は偏光フィルタ、もしくは液晶シャッタを用いたメガネを着用し視聴する方式がある。この場合、センサ部150はメガネと一体化してもよい。
ディスプレイ100は映像デコーダ110と、輻輳角調節部120と、表示部130と、通信部140からなる。
通信部140はセンサ部150が出力する輻輳角調節信号を受信する。
記録媒体90には右目用の映像データと左目用の映像データが重畳された映像ストリームが記録されており、映像デコーダ110は記録媒体90から映像ストリームを受け取り、映像ストリームのデコードを行い右目用の映像データと左目用の映像データを出力する。映像ストリームの例として、MPEG−4(ISO/IEC14496−10 Annex H Multiview video coding)などがある。
輻輳角調節部120は映像デコーダ110から右目用の映像データと左目用の映像データ、通信部140から輻輳角調節信号を受け取り、輻輳角調節信号に応じて表示する画面上の右目用の映像データの各画素の水平位置と、左目用の映像データの各画素の水平位置を変更し、右目表示用の映像データと左目用の映像データを出力する。各画素の水平位置を変更する方法として、映像データに奥行き方向の座標値を持ち、座標値に基づき映像を補正する方法や、左右の画像の相関性、時間方向の画像の相関性を用いて物体の3D上の奥行き方向の位置を認識し、補正する方法がある。
表示部130は右目表示用の映像データと左目用の映像データを受け取り、画面表示を行う。
図2を用いて視聴者とディスプレイの距離から、輻輳角の調節を行う方法を説明する。
本図はディスプレイ100とセンサ部151の位置関係にある場合に錯覚される位置200の位置が、ディスプレイ100とセンサ部155の位置関係になった場合にどのように見えるかを示す。
ディスプレイ100とセンサ部151の位置関係にある場合、右目表示画素202は右目152、左目表示画素201は左目153で知覚され、認識する表示位置の違いによりディスプレイ100の画面上ではなく、右目152と右目表示画素202を結ぶ線と、左目153と左目表示画素201を結ぶ線が交差する位置200の位置にあるように錯覚する。
ここで視聴者がセンサ部155の位置に移動した場合、位置200の位置に見えていた物体は右目156と右目表示画素202を結ぶ線と、左目157と左目表示画素201をが交差する位置210の位置にあるように錯覚される。つまり視聴者の移動に伴い、位置200の位置にあった物体が位置210に移動したように錯覚される。この錯覚は実際に位置200に物があり、センサ部151の位置からセンサ部155の位置に移動したときの見え方とは異なるため、違和感を感じ、3D表示されている錯覚を維持しようとして疲労感を感じることになる。
そこでセンサ部150は、ディスプレイ100とセンサ部150の距離を計測し、距離にかかわらず位置200に錯覚するよう認識する表示位置を調整する輻輳角調節信号を作成する。センサ部150からセンサ部155の位置に移動した場合は、位置200と右目156を結ぶ線がディスプレイ100を横切る右目表示画素212の位置に右目表示画素202の画素が表示されるよう、右目表示画素212の位置と右目表示画素202の移動距離を示す輻輳角調節信号を作成する。左目についても同様に同様に左目表示画素211の位置を計算し、輻輳角調節信号を作成する。
次に図3を用いてセンサ部150の構成、および距離の計測方法を説明する。
センサ部150はカメラ180と画像認識部181、制御部182、通信部183から構成される。
カメラ180は視聴者が視聴している方向の映像を撮影し、映像データを出力する。
画像認識部181はカメラ180が出力する映像データを入力し、映像データに含まれる表示部130の位置を検出する。
制御部182は画像認識部181が検出した表示部130の位置から距離を算出し、輻輳角調節信号を作成する。
通信部183は制御部182が作成した輻輳角調節信号をディスプレイ100に向け出力する。
図4を用いて画像認識部181が検出した表示部130の位置から距離を算出する方法を説明する。図4は図2のセンサ部151の位置から撮影したカメラ180の映像を示す。画面400は視聴者の視野を示す。画像認識部181は画面400の中から表示部131を検出する。検出にはあらかじめ定めた表示部130の枠の形状、もしくは色をした矩形領域を取り出すようにしてもよいし、表示部130の四隅に特定の印をつけ、画像認識で取り出すようにしてもよい。
制御部182は表示部131の大きさとあらかじめ定めた表示部130のインチ数から距離を算出する。もしくはあらかじめ特定の距離で撮影した表示部130の大きさとの相対比較して距離を算出してもよい。
本実施例の3D映像表示装置によれば、視聴者とディスプレイの距離に応じて右目と左目の視差を変えるため、視聴者とディスプレイの距離を変えた場合でも、ディスプレイから浮き出す、もしくは奥行きがあると錯覚している距離が変わることがなく、実際に存在する物体同様、違和感なく知覚することができる。
また、視野に占める画面の大きさから輻輳角調節信号を作成するので、TVの大きさにより3Dの浮き出し具合が異なることがなくなり、大きなTVで極端に輻輳角がつき、3D効果が強くかかることで生じる疲労感を低減することができる。
図1に示す例では、記録媒体90には右目用の映像データと左目用の映像データが重畳された映像ストリームが記録されているとしたが、2つ以上の映像ストリームが重畳されており、映像デコーダ110は視聴者の位置に最も近い位置の右目用の映像データと左目用の映像データを選択し、出力するようにしてもよい。本方式では視差による調整だけでなく、カメラ視点も変えることが可能となるため、視聴者がディスプレイとの距離を変えてもより自然に3D映像を視聴できる。
図1に示す例では、映像デコーダ110は記録媒体90から映像ストリームを受け取るとしたが、放送波を受信するチューナや、インターネットなどの通信路から映像ストリームを受け取ってもよい。
図3に示す例では、制御部182は表示部130との距離から輻輳角調節信号を作成するとしたが、距離に加え、表示部130が視野に入ってからの時間から輻輳角調節信号を作成してもよい。視聴者は表示部130を注視しておらず、他の場所を見ていてから表示部130を視野に入れた場合、最初は3Dの錯覚を起こさず、表示部130を平面として認識したのち、表示されている映像の視差から3Dの認識を行う。
制御部182は図4の画面400に表示部131を認識するまで、図2の右目表示画素202と左目表示画素201の位置を一致させて表示しておき、画面400に表示部131を認識した後、輻輳角を大きくする。表示部131の認識後、輻輳角を大きくするまでの時間は、人間の物体認識までの反応時間を定めたデータベースを制御部182に持つ。輻輳角を大きくするまでの時間は表示部130までの距離や、表示部130の大きさに応じて変更するよう制御してもよい。また、視聴者の年齢に応じて変更するよう制御してもよい。
本方式では、視聴者は表示部130を見た後に画面が徐々に3D化していくので、表示部130に視線を移したときの違和感を軽減することができる。
図3に示す例では、制御部182は表示部130との距離から輻輳角調節信号を作成するとしたが、視聴者が表示部130の一部を視認できないときは輻輳角を小さくして、3Dの効果を弱めてもよい。
図5に表示部130のうち、一部が障害物230で隠される場合の3D映像220の見え方を示す。本来直方体として見えるべき3D映像220は障害物230により光が妨げられる。その結果、一部が欠けて不自然に見え、視聴者は違和感を感じ、3D表示されている錯覚を維持しようとして疲労感を感じることになる。
図6に画像認識部181で撮影される映像データを示す。画像認識部181は表示部130の外枠の矩形の一部がカメラ180から得られる映像データに含まれないことから、表示部130の一部が障害物230により隠されていることを認識する。
制御部182は表示部130の一部が認識できない場合は図2の右目表示画素202と左目表示画素201の位置を近づけるよう輻輳角調節信号を作成する。輻輳角調節信号の作成においては、表示部130に占める障害物230の割合に応じて、3Dの効果が少なくなるよう制御してもよいし、障害物230を検出した時点で、右目用の映像データと左目用の映像データを同じものとして、3Dの表示をやめてもよい。本方式では、視聴者は表示部130に障害物がある場合に感じる違和感を少なくして3Dの視聴を継続することができる。
図3に示す例では、制御部182は表示部130との距離から輻輳角調節信号を作成するとしたが、センサ部150の傾きに応じて輻輳角を小さくして、3Dの効果を弱めてもよい。
図10にセンサ部150が傾いて検出されるときのカメラ180が出力する映像を示す。画像認識部181において、表示部130が傾いて検出されるときは、センサ部150を着用した視聴者が表示部130に対して傾いていることを示す。
右目用の映像データと左目用の映像データは、視聴者が表示部130に対し、図4に示すように水平に見ていることを前提に視差を変えている。図10のように傾いている場合は視聴者は、脳内で右目から得た映像と、左目から得た映像を水平位置にずれているように配置し3Dを認識することになる。この状態はTV以外の背景と異なって認識されることになるため、3D表示されている錯覚を維持しようとして疲労感を感じることになる。
そこで、制御部182は、表示部130があらかじめ定めた傾き以上になる場合は、図2の右目表示画素202と左目表示画素201の位置を近づけるよう輻輳角調節信号を作成し、3Dの効果を弱めるよう制御する。本方式では、視聴者が3D映像を認識するときにTVから得られた右目映像、左目映像を水平位置に配置する距離が小さくなるため、疲労感を低減できる。
また、制御部182は一定時間内に表示部130があらかじめ定めた傾き以上になる回数を記憶し、3Dの効果を弱めるよう輻輳角調節信号を作成してもよい。回数を記憶することで、傾きを検知するたびに3Dと2Dが頻繁に切り替わり、視聴者に違和感を感じさせることがなくなる。
先の例ではセンサ部150の傾きをカメラ180が出力する映像から検出したが、センサ部150にジャイロセンサなどの傾きを検出するセンサを具備し、制御部182は傾きを検出して3Dの効果を弱めるよう輻輳角調節信号を作成してもよい。
本実施例では、センサ部150が輻輳角制御信号を計算することで、上述のように距離だけでなく、視野に表示部130が含まれる時間や、視野に含まれる障害物、センサ部150の傾きなど、距離以外のパラメータを加えた場合でも、通信部183と通信部140の内容を変えずに実現できる可変性に富む構成となる。
図1に示す例では、センサ部150はディスプレイ100に輻輳角調節信号を出力するとしたが、ディスプレイ100までの距離を示す信号を出力し、ディスプレイ100で輻輳角調節信号を算出してもよい。すなわち図2において、制御部182は画像認識部181が検出した表示部130の位置から距離信号を算出し、通信部183を通じてディスプレイ100に出力する。図1における通信部140は距離信号を受け取り輻輳角調節部120に出力する。輻輳角調節部120は距離信号から輻輳角調節信号を算出する。輻輳角算出信号の算出方法は先に述べた制御部182における算出方法と同様である。
この構成の場合、輻輳角を算出する演算処理をディスプレイ100側で行うことで、センサ部150の構成を簡単にでき、センサ部150の低コスト化、省電力化を図ることができる。
図7はディスプレイ101からなる3D映像表示装置の一例を示す概略図である。
図7において、図1と同様の部分は同一の番号を付記して説明を省略する。
テレビカメラ部170は表示部130が表示する方向を撮影し、映像データを出力する。
顔認識部160はテレビカメラ部170が出力する映像データを受信し、人間の顔が含まれるかを判定して輻輳角調節信号を出力する。
図8を用いて顔認識部160が輻輳角調節信号を作成する方法を説明する。
画面500は図7のテレビカメラ部170が撮影した映像を示す。顔認識部160はこの中からディスプレイ101を視聴している視聴者の顔510を画像認識により抜き出し、その大きさを測定する。顔510をあらかじめ特定の距離で撮影した視聴者の顔の大きさと相対比較して距離を算出する。顔認識部は算出された距離から輻輳角調節信号を実施例1と同様の方法で算出する。ここでは視聴者の顔の大きさから距離を算出するとしたが、視聴者の両目の間隔から距離を求めてもよい。
本実施例の3D映像表示装置によれば、実施例1で示した効果に加えて、視聴者は3D映像の視聴において、センサ部を身に付けることなく視聴できる。
図7に示す例では顔の大きさから視聴者とディスプレイ101の距離を測定したが、図9に示すように認識した顔に向けて距離を測定する信号を照射し、反射までの時間を計測して距離を計測してもよい。
図9はディスプレイ102からなる3D映像表示装置の一例を示す概略図である。
図9において、図7と同様の部分は同一の番号を付記して説明を省略する。
顔認識部161はテレビカメラ部170が出力する映像データを受信し、人間の顔の位置座標を出力する。
距離信号照射部190は顔認識部161が出力する人間の顔の位置座標に向け距離計測信号を照射する。距離計測の信号として赤外線光、超音波などがある。
距離測定部191は距離信号照射部190が照射した時間と、反射した距離信号を受信した時間の差を測定し、距離を測定して輻輳角調節信号を作成する。
本実施例の3D映像表示装置によれば、実施例2の効果に加えて、距離計測信号を用いて距離を測定することで、視聴者とディスプレイの距離測定の精度を上げることが可能となり、より適切な視差を付けて表示部130に表示できる。
図9を用いて、本発明の第三の実施例を説明する。
実施例2に示す例では、図9における距離信号照射部190は顔認識部161が出力する人間の顔の位置座標に向け距離計測信号を照射するとしたが、表示部130の表示する面と逆方向に距離計測信号を照射し、距離を計測して輻輳角調節信号を作成してもよい。
ディスプレイは壁際に設置されることが多く、視聴者は壁より若干前にある平面として表示部130を認識する。3D表示により、奥行きがあるように視差を付ける場合、表示部130から壁までの距離よりも奥行きをつけると、視聴者が認識する壁までの距離間隔と異なるため、違和感を感じることがある。そこで距離測定部191は壁面までの距離を計測し、3Dの奥行きの最遠点が表示部130から壁までの距離を超えないよう、輻輳角に上限をつけて輻輳角調節信号を出力する。
本方式では、3D表示の奥行きが壁面を超えて認識されないため、壁面と表示部130を同時に視野に入れたときの違和感を軽減することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において,各種の変形例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、例えば、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
90 記録媒体
100 ディスプレイ
110 映像デコーダ
120 輻輳角調節部
130 表示部
140 通信部
150 センサ部
160 顔認識部
170 テレビカメラ部
180 カメラ
181 画像認識部
182 制御部
183 通信部
190 距離信号照射部
191 距離測定部

Claims (10)

  1. 複数の視点から撮影した映像データを含む映像ストリームを入力し、左目用映像データと右目用映像データを出力する映像デコーダ部と、
    前記左目用映像データと前記右目用映像データを受け取り、輻輳角を調節した左目用表示データと右目用表示データを出力する輻輳角調節部と、
    前記左目用表示データと前記右目用表示データを受け取り表示を行う表示部と、
    前記表示部を視聴する利用者が身につけるセンサ部と、
    前記センサ部が出力する輻輳角調節信号を受け取り、前記輻輳角調節部に出力する通信部と、
    を備え、
    前記センサ部は、前記表示部との距離を測定し、輻輳角を制御する輻輳角調節信号を出力し、
    前記輻輳角調節部は前記輻輳角調節信号に従い、左目用表示データと右目用表示データの水平方向の配置を変えて輻輳角を調節すること
    を特徴とした3D映像表示装置。
  2. 請求項1において、
    前記センサ部は、
    前記表示部を撮影し、映像データを出力するカメラ部と、
    前記映像データに含まれる前記表示部の位置を検出する認識部と、
    前記輻輳角調節信号を出力する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は前記映像データに撮影された前記表示部が占める面積に応じて輻輳角調節信号を制御し、出力することを特徴とした3D映像表示装置。
  3. 請求項2において、
    前記制御部は、前記表示部が前記映像データに撮影されている時間に応じて輻輳角調節信号を制御し、出力することを特徴とした3D映像表示装置。
  4. 請求項2において、
    前記制御部は、前記映像データに撮影された前記表示部の一部が欠けているときに輻輳角調節信号を制御し、出力することを特徴とした3D映像表示装置。
  5. 複数の視点から撮影した映像データを含む映像ストリームを入力し、左目用映像データと右目用映像データを出力する映像デコーダ部と、
    前記左目用映像データと前記右目用映像データを受け取り、輻輳角を調節した左目用表示データと右目用表示データを出力する輻輳角調節部と、
    前記左目用表示データと前記右目用表示データを受け取り表示を行う表示部と、
    前記利用者を撮影し、映像データを出力するテレビカメラ部と、
    前記テレビカメラ部が出力する映像データから前記利用者の顔部分を認識する顔認識部と、
    を備え、
    前記顔認識部は、前記利用者の顔部分に応じて輻輳角調節信号を制御し、出力することを特徴とした3D映像表示装置。
  6. 請求項5において、
    前記顔認識部で検出した顔の位置に、距離計測信号を照射する距離信号照射部と、
    反射した前記距離計測信号を受信し、距離を測定する距離測定部と、
    を備え、
    前記距離測定部は距離に応じて、輻輳角調節信号を制御し、出力することを特徴とした3D映像表示装置。
  7. 左目用映像データと右目用映像データを含む映像ストリームを入力し、前記左目用映像データと前記右目用映像データを出力する映像デコーダ部と、
    前記左目用映像データと前記右目用映像データを受け取り、輻輳角を調節した左目用表示データと右目用表示データを出力する輻輳角調節部と、
    前記左目用表示データと前記右目用表示データを受け取り表示を行う表示部と、
    前記表示部の表示面と反対側に位置する物体までの距離を測定する測距センサ部と、
    を備え、
    前記測距センサ部が出力する距離情報に応じて輻輳角調節信号の輻輳角の範囲を定めることを特徴とした3D映像表示装置。
  8. 複数の視点から撮影した映像データを含む映像ストリームを入力し、左目用映像データと右目用映像データを出力する映像デコーダ部と、
    前記左目用映像データと前記右目用映像データを受け取り、輻輳角を調節した左目用表示データと右目用表示データを出力する輻輳角調節部と、
    前記左目用表示データと前記右目用表示データを受け取り表示を行う表示部と、
    前記表示部を視聴する利用者が身につけるセンサ部と、
    前記センサ部が出力する距離信号を受け取り、前記輻輳角調節部に出力する通信部と、
    を備え、
    前記輻輳角調節部は、前記距離信号を受け取り、輻輳角を制御する輻輳角調節信号を作成し、
    左目用表示データと右目用表示データの水平方向の配置を変えて輻輳角を調節すること
    を特徴とした3D映像表示装置。
  9. 請求項2において、
    前記制御部は、前記映像データに含まれる前記表示部の傾きが大きいとき輻輳角調節信号を制御し、出力することを特徴とした3D映像表示装置。
  10. 請求項9において、
    前記制御部は、前記映像データに含まれる前記表示部の傾きがあらかじめ定めた閾値よりも大きくなった回数に応じて輻輳角調節信号を制御し、出力することを特徴とした3D映像表示装置。
JP2010041271A 2010-02-26 2010-02-26 3d映像表示装置 Pending JP2011181991A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012060607A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Toshiba Corp 立体画像表示装置、方法およびプログラム
US9895118B2 (en) 2013-02-14 2018-02-20 Toshiba Medical Systems Corporation X-ray diagnostic apparatus
US9968320B2 (en) 2013-02-14 2018-05-15 Toshiba Medical Systems Corporation X-ray diagnostic apparatus

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