JP2011179996A - システム診断装置、システム診断方法 - Google Patents

システム診断装置、システム診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】診断内容の最適化と診断実行時間の短縮を図ることができるシステム診断装置を提供する。
【解決手段】システムの構成が変更された場合にシステムが正常に動作するかを診断するシステム診断装置であって、システムを構成するハードウェア、またはシステムを構成するハードウェアに対して診断を行うときに用いられる診断プログラムのうちで、前回の診断から変更されたハードウェアの識別情報、または診断プログラムの識別情報を抽出するシステム情報処理部12と、ハードウェアの識別情報が抽出された場合、ハードウェアの識別情報に対応する診断プログラムを実行する一方、診断プログラムの識別情報が抽出された場合、診断プログラムに対応するハードウェアに対し、診断プログラムを実行する診断実行部11と、を有するシステム診断装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、システムの構成が変更された場合にシステムが正常に動作するかを診断する技術に関する。
IC(Integrated Circuit)を製造する企業は、設計工程時、または出荷するICについて、動作特性が規定を満たしているかの試験を実施している。
設計段階で試作したIC、または出荷するICに対する試験(以下、ICテストと称す)を実施するICテストシステムの構成を図11に示す。ICテストシステム301は、テスタコントローラ(以下、TSC)150、マンマシンインターフェース(以下、MMI)31、ユニット40、60、70を有する。
MMI31はユーザーからの入力を受け付け、TSC150に指示を送信し、またTSC150の処理結果を取得しユーザーに表示する入出力装置である。TSC150は、演算処理装置であるCPU、主記憶装置であるメインメモリ10、補助記憶装置であるHDD201を少なくとも有しており、ICテストシステム301全体の制御を行う。
ICテスト実行部101は、DUT51に対してICテストを実行する制御部である。診断実行部111は、ICテストシステム301を構成するユニット40に実装されている診断対象ハードウェア41が正常に動作するかを診断する制御部であり、HDD201内に予めインストールされている診断プログラム21をロードし、実行し、診断結果22をHDD201に出力する。
HDD201は、ICテストシステム301の構成を診断する診断プログラム21(診断プログラム21は、複数のプログラムで構成されている)、および診断実行部111で実行された診断の結果ファイルである診断結果22を記憶する。
ユニット40、ユニット60、ユニット70は、例えばDC電圧測定ユニット、高周波発生・測定ユニット、デジタルファンクションユニット、インターフェースユニット等で、バスBに接続され、DUT51を試験する。ここで、DC電圧測定ユニットとは、直流電圧を発生するDUTの試験を行う。高周波発生・測定ユニットは、無線用DUTに対しての高周波信号の試験を行う。デジタルファンクションユニットは、DUTに対してデジタル信号を出力すると共に、DUTからデジタル信号を入力し、デジタル試験を行う。インターフェースユニットは、TSC150−ユニット間、ユニット−ユニット間の前記試験信号や制御信号等を中継する。尚、ユニット40、ユニット60、ユニット70は、交換可能であり、該ユニットが故障した場合等は交換することができる。
診断対象ハードウェア41、診断対象ハードウェア61は、それぞれユニット40、ユニット60に実装されており、診断プログラムにおける直接の診断対象となるハードウェアである。関連ハードウェア71は、ユニット70に実装されており、診断プログラムにおける直接の診断対象ではないが、診断を行う上で必要となるハードウェアである。
また、システムの診断に関する技術として、以下の技術が開示されている。
特開平10−148656号公報
ここで、ICテストシステム301の動作について図12のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、作業者がICテストシステム301を起動する(S101)。ここで、システム初期設置(または移設)時、システムのハードウェア交換時、システムのソフトウェアの変更時のいずれかである場合(S102、Y)、システム管理者は、MMI31を介して全ての診断プログラムを実行するように診断実行部111に要求する(S103)。診断実行部111は、HDD201の診断プログラム21をロードし、実行する(S104)。診断実行部111は、実行要求された診断プログラムを全て実行したか否かを判定し(S105)、全て実行するまでS104を繰り返し実行する(S105、NからS104へループ)。また、全ての診断プログラム21が実行された場合(S105、Y)、診断実行部111は、その実行結果をHDD201へ保存する(S106)。
また、診断実行部111は、実行した診断プログラム21が全てパスしたか否かを判定し(S107)、パスしている場合(S107、Y)、処理はS108へ進み、パスしていない診断プログラム21がある場合(S107、N)、システム管理者は、ICテストシステム301を停止し、診断結果がパスしなかった不良なハードウェアの交換を行う(S114)。
尚、S102の条件に合致しない場合(S102、N)、処理はS108へ進む。
次にシステム管理者は、ICテストシステム301のシステム仕様で推奨されている診断プログラムの実行周期が経過したかを判定し(S108)、経過した場合(S108、Y)、システム管理者は、MMI31を介して定期的に実行すべき診断プログラム(すなわち、実行周期が経過している診断プログラム)を実行するように診断実行部111に要求する(S109)。
診断実行部111は、該当する診断プログラム21をHDD201からロードし、実行する(S110)。診断実行部111は、実行要求された診断プログラムを全て実行するまでステップS110を繰り返し実行する(S111、N)。診断実行部111は診断プログラム21を全て実行した場合(S111、Y)、HDD201にその診断結果22を記憶する(S112)。診断実行部111は、実行した診断プログラムが全てパスしているか否かを判定し(S113)、パスしている場合(S113、Y)、処理はステップS108に戻る。パスしていない場合(113、N)、MMI31は、アラートを表示することで作業者に通知し、システム担当者はICテストシステム301を停止し、診断結果がパスしなかった不良なハードウェアを交換する(S114)。
このようにICテストシステム301の構成診断では、システム初期設置、移設時、システムハードウェアの交換時、システムソフトウェア変更時など、システムの構成が変化した場合、全ての診断プログラムを実行するため、必要以上の診断が実行される可能性があり、非効率である。また、診断プログラムの実行周期を、ICテストシステム301を使用するエンドユーザが運用管理することは困難であり、最適な周期で実行されるとは限らないため、構成の不具合検出率が十分であるとは言えない。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、診断実行履歴を作成し、また管理することによって、実行すべき必要最小限の診断プログラムを自動的に抽出する装置、方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様に係るシステム診断装置は、システムの構成が変更された場合に該システムが正常に動作するかを診断するシステム診断装置であって、システムを構成するハードウェア、またはシステムを構成するハードウェアに対して診断を行うときに用いられる診断プログラムのうちで、前回の診断から変更されたハードウェアの識別情報、または診断プログラムの識別情報を抽出するシステム情報処理部と、前記システム情報処理部によってハードウェアの識別情報が抽出された場合、ハードウェアの識別情報に対応する診断プログラムを実行する一方、システム情報処理部によって診断プログラムの識別情報が抽出された場合、診断プログラムに対応するハードウェアに対し、診断プログラムを実行する診断実行部と、を有する。
また、本発明の一態様に係るシステム診断方法は、コンピュータが、システムの構成が変更された場合に該システムが正常に動作するかを診断するシステム診断方法であって、システムを構成するハードウェア、またはシステムを構成するハードウェアに対して診断を行うときに用いられる診断プログラムのうちで、前回の診断から変更されたハードウェアの識別情報、または診断プログラムの識別情報を抽出し、ハードウェアの識別情報が抽出された場合、ハードウェアの識別情報に対応する診断プログラムを実行する一方、診断プログラムの識別情報が抽出された場合、診断プログラムに対応するハードウェアに対し、診断プログラムを実行する。
本発明に係るシステム診断装置、システム診断方法によれば、診断内容の最適化と診断実行時間の短縮を図ることができる。
本実施の形態に係るICテストシステムの一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るシステムハードウェア情報のデータ構造の一例を示す図である。 本実施の形態に係るシステムソフトウェア情報のデータ構造の一例を示す図である。 本実施の形態に係る診断実行履歴のデータ構造の一例を示す図である。 本実施の形態に係るシステム診断の動作の一例を示すフローチャートである(その1)。 本実施の形態に係るシステム診断の動作の一例を示すフローチャートである(その2)。 本実施の形態に係るシステムハードウェア差分情報に基づいて診断実行履歴の実行結果を更新する処理の一例を説明する図である(診断対象HW情報)。 本実施の形態に係るシステムハードウェア差分情報に基づいて診断実行履歴の実行結果を更新する処理の一例を説明する図である(関連HW情報)。 本実施の形態に係るシステムソフトウェア差分情報に基づいて診断実行履歴の実行結果を更新する処理の一例を説明する図である。 本実施の形態に係る実行推奨周期に基づき診断実行履歴の実行結果を更新する処理の一例を説明する図である。 従来のICテストシステムの構成を示す図である。 従来のシステム診断の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施の形態に係るICテストシステムのブロック図を示す。ICテストシステム300は、MMI31、TSC100、HDD20、ユニット40、ユニット60、ユニット70を有する。
MMI31は、図11と同様に、TSC100に対し実行指示を行い、実行結果を出力する。TSC100は、図11で説明したICテスト実行部101、診断実行部11を有し、さらに、ICテストシステム300のハードウェア、ソフトウェアの構成に変更があったか否かを判定するシステム情報処理部12を有する。
メインメモリ10は、システムハードウェア情報13、システムソフトウェア情報14、診断実行履歴15、システムハードウェア差分情報16、システムソフトウェア差分情報17の各情報を記憶する。
HDD20には、診断実行部11がシステム構成の診断をする際に使用する診断プログラム21が記憶されている。尚、本実施の形態では、診断内容(診断項目)ごとにそれぞれ対応した複数のプログラムが診断プログラム21として予め用意されている。またHDD20には、システム診断コントローラ10に記憶されているシステムハードウェア情報13、システムソフトウェア情報14、診断実行履歴15のバックアップファイルであるシステムハードウェア情報23、システムソフトウェア情報24、診断実行履歴25が記憶されている。
ユニット40、ユニット60、およびユニット70は、図11と同様であるため、説明を割愛する。
ここで、システムハードウェア情報13、システムソフトウェア情報14、診断実行履歴15のデータ構成について、図2から図4を参照しつつ説明する。
まず、システムハードウェア情報13のデータ構成を図2に示す。ロケーション番号は、スロット番号などハードウェアの位置を識別し、且つハードウェアを一意に識別する番号(ハードウェアの識別情報)であり、HW IDは、ハードウェアの種類を表す番号である。また、HW Revはハードウェアの改訂履歴を表す番号であり、基板改訂時などに更新される。SW Revは、制御仕様の改訂履歴を表す番号であり、制御仕様が改訂された時などに更新される。S/Nは、ハードウェアの個体を識別するシリアル番号である。これら各種情報は、ICテストシステム300を構成するハードウェアごとに存在する。
次に、システムソフトウェア情報14のデータ構成を図3に示す。診断プログラム番号は、診断プログラム21の各プログラムを一意に識別する番号である。ここで、本実施の形態において、診断プログラムとは、機能診断、経路診断、レベル及びタイミング精度診断等のカテゴリに分類され、1つまたは複数の診断項目と関連付けられている。ここで、各項目を構成するデータについて説明する。
診断項目番号は、診断プログラムにおける項目を一意に識別する番号である。ここで、本実施の形態において、診断項目とは、例えば測定ポイントや診断で検出する故障モード毎に診断プログラムを細分化した実行単位である。SW Verは、診断プログラムの改訂履歴を表す番号であり、診断プログラムにおける項目単位で更新される。実行推奨周期は、診断プログラムを周期的に実行させるための推奨周期であり、診断対象HW情報は、診断プログラムにおける直接の診断対象となる診断対象ハードウェア41、診断対象ハードウェア61等の位置情報リストである。また、関連HW情報は、診断プログラムにおける直接の診断対象ではないが、診断を行う上で必要となる関連ハードウェア71等の位置情報リストである。診断対象HW情報、関連HW情報の位置情報リストとして、対象となる各ハードウェアのロケーション番号の一覧が保持される。
診断実行履歴15のデータ構成を図4に示す。診断実行履歴15は、ロケーション番号をx軸、診断プログラム番号と診断項目番号とのセットをy軸としたマトリックスを用いて実行日時とその実行結果を保持する。実行結果は、当該診断プログラムの実行結果であり、パス/フェイル/実行不可の3種のうちいずれかとなる。前回実行日時は、当該診断プログラムの前回実行された日時である。以下、この実行日時と実行結果を組みとした単位を構成要素と称す。
次に、ICテストシステム300のシステム構成を診断するときの動作を図5、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ICテストシステム300が起動し(S1)、その後、システム情報処理部12は、現在のシステムハードウェアに関する情報と、システムソフトウェアに関する情報をそれぞれ取得し、取得データをシステムハードウェア情報13、システムソフトウェア情報14それぞれのフォーマットに一致するよう変換し、システムハードウェア情報13、システムソフトウェア情報14として記憶する(S2)。尚、システムハードウェア、システムソフトウェアに関する情報は、BIOS(Basic Input/Output System)やOSのブートシーケンスで行われる自動認識機能で検知可能であれば、当該自動認識機能の検知結果を取得してもよいし、また、他の既存ツールを用いて取得してもよい。
次にシステム情報処理部12は、システムソフトウェア情報14を基にして、診断実行履歴15の記憶空間を生成する(S3)。この際、システム情報処理部12は、診断実行履歴15における診断実行可能な構成要素を予め以下のように初期化しておく。
・実行結果をフェイルで初期化
・前回実行日時をシステム出荷時より過去の日時で初期化
次に、システム情報処理部12は、HDD20の診断実行履歴25が存在するかを判定する(S4)。ここで、診断実行履歴25が存在しない場合(S4、N)、処理はステップS6へ進む。一方、診断実行履歴25が存在する場合(S4、Y)、システム情報処理部12は、HDD20にバックアップされた診断実行履歴25を基にして、診断実行履歴15における診断実行可能な構成要素を初期化する(S5)。具体的には、システム情報処理部12は診断実行履歴25の各構成要素をそれぞれ取得し、取得した構成要素に対応する診断実行履歴15の構成要素に上書きコピーする。
次に、システム情報処理部12は、HDD20のシステムハードウェア情報23が存在するかを判定する(S6)。システムハードウェア情報23が存在しない場合(S6、N)、システム情報処理部12は、診断実行履歴15における診断実行可能な構成要素を全てフェイルに更新し(S9)、処理はステップS10へと進む。一方、システムハードウェア情報23が存在する場合(S6、Y)、システム情報処理部12は、HDD20にバックアップされたシステムハードウェア情報23と、メインメモリ10に記憶されているシステムハードウェア情報13とに差分が生じている場合は、そのロケーション番号をシステムハードウェア差分情報16に記録する(S7)。その後、システム情報処理部12は、システムハードウェア差分情報16を基にして、診断実行履歴15における実行結果を更新する(S8)。
ここで、ステップS8の実行結果の更新方法について、図7、図8を参照しつつ説明する。
新規設置、または交換される等で変更が生じたハードウェアが診断対象ハードウェア41、診断対象ハードウェア61である場合は、そのハードウェアのロケーションに該当する実行結果を更新する。図7の例では、システムハードウェア差分情報16内にロケーシ
ョン番号1の情報があるとする。システム情報処理部12は、診断対象HW情報がロケーション番号1、またはロケーション番号1を含む診断プログラム番号、診断項目番号のセットをシステムソフトウェア情報14から取得する。システムソフトウェア情報14が例えば図7に示すような状態である場合、診断プログラム番号1、診断項目番号1のセットと、診断プログラム番号1、診断項目番号2のセット、および診断プログラム番号2、診断項目番号1のセットが取得される。
次に、システム情報処理部12は、診断実行履歴15に対し、システムハードウェア差分情報16内のロケーション番号に該当し、また取得された診断プログラム番号と診断項目番号とのセットに該当する構成要素(y軸方向)の実行結果を全てフェイルに更新する。図7の例では、システム情報処理部12は、ロケーション番号1に該当し、また診断プログラム番号と診断項目番号とのセットを診断プログラム番号−診断項目番号と表した場合に1−1、1−2、2−1に該当する診断実行履歴15の実行結果をフェイルに更新する(図7の「診断実行履歴15における実行結果」を参照)。
またステップS8では、新規設置、または交換される等で変更が生じたハードウェアが関連ハードウェア71である場合は、それに対応する診断プログラムの実行結果も更新される。ここで、診断プログラムの実行結果の更新方法を、図8を参照しつつ説明する。システム情報処理部12は、システムハードウェア差分情報16から構成に変更のあったハードウェアのロケーション番号を取得する。またシステム情報処理部12は、システムソフトウェア情報14から関連HW情報に当該ロケーション番号を含んでいるエントリを特定し、対応する診断プログラム番号、診断項目番号のセットを取得する。図8の例では、システム情報処理部12は、システムハードウェア差分情報16からロケーション番号3を取得し、システムソフトウェア情報14から関連HW情報に3を含むエントリを特定する。その後、システム情報処理部12は、当該エントリの診断プログラム番号2、診断項目番号1のセットを取得し、診断プログラム番号と診断項目番号とのセットを診断プログラム番号−診断項目番号と表した場合に2−1に該当する診断実行履歴15の実行結果(x軸方向)を全てフェイルに更新する(図8の「診断実行履歴15における実行結果」を参照)。
図5のフローチャートの説明に戻る。システム情報処理部12は、メインメモリ10のシステムハードウェア情報13と、診断実行履歴15とをHDD20のシステムハードウェア情報23、診断実行履歴25にバックアップコピーする(S10)。
次にシステム情報処理部12は、HDD20にシステムソフトウェア情報24が存在するかを判定し(S11)、存在しない場合(S11、N)、メインメモリ10の診断実行履歴15における診断実行可能な構成要素を全てフェイルに更新し(S14)、処理はステップS15へ進む。
一方、システムソフトウェア情報24が存在する場合(S11、Y)、システム情報処理部12は、HDD20にバックアップされたシステムソフトウェア情報24におけるSW Verと、メインメモリ10のシステムソフトウェア情報14におけるSW Verとで差分が生じている場合は、その診断プログラム番号と診断項目番号をシステムソフトウェア差分情報17に記録する(S12)。その後、システム情報処理部12は、システムソフトウェア差分情報17を基にして、診断実行履歴15の該当する構成要素の実行結果を更新する(S13)。
ここで、ステップS13の実行結果の更新について、図9を参照しつつ説明する。システム情報処理部12は、システムソフトウェア差分情報17に記録されている診断プログラム番号、診断項目番号のセットを取得し、診断実行履歴15に対し、取得された診断プ
ログラム番号、診断項目番号のセットに対応する実行結果をフェイルに更新する(x軸方向)。図9の例では、システム情報処理部12は、システムソフトウェア差分情報17から診断プログラム番号1、診断項目番号2のセットを取得する。システム情報処理部12は、診断実行履歴15に対し、取得した診断プログラム番号1、診断項目番号2のセットに対応する構成要素(x軸方向)をフェイルに更新する(図9の「診断実行履歴15における実行結果」を参照)。
図5のフローチャートに説明を戻す。システム情報処理部12は、メインメモリ10のシステムソフトウェア情報14と診断実行履歴15を、HDD20のシステムソフトウェア情報24と診断実行履歴25にバックアップコピーする(S15)。
診断実行部11は、ICテスト実行部101が稼動しているかを判定する(図6のS16)。例えばICテスト実行部101が稼動中である場合は所定のフラグファイルを作成し、待機中である場合はこのフラグファイルを削除する等を、ICテスト実行部101が行う場合、診断実行部11は、このフラグファイルの有無を判定することで、ICテスト実行部101が稼動中であるか否かを判定する。
ICテスト実行部101が稼動している場合(S16、N)、ICテスト実行部101が待機状態になるまで診断実行部11は待機する(S16のループ)。一方、ICテスト実行部101が待機中である場合(S16、Y)、診断実行部11は、自己の制御権を獲得できるか、または、MMI31から、必要最小限の診断プログラムを実行するよう要求があるかを判定する(S17)。制御権に関しては、診断実行部11が制御権を管理する他の制御機構(例えばOSのプロセス管理機構)から実行指示を取得する方法であってもよい。また、本実施の形態では、例えば診断実行履歴15のマトリックスでフェイルになっている構成要素を必要最低限とする。ここで、制御権が獲得できない、またはMMI31から実行要求が無い場合(S17、N)、処理はS16へ戻る。
一方、制御権を獲得することができた、またはMMI31から実行要求があった場合(S17、Y)、診断実行部11は、メインメモリ10の診断実行履歴15内の前回実行日時と現在日時との差が、システムソフトウェア情報14内における実行推奨周期よりも大きい場合は、診断実行履歴15の該当構成要素の実行結果をフェイルに更新する(S18)。
ステップS18の処理を、図10を参照しつつ説明する。診断実行部11は、システムソフトウェア情報14のエントリそれぞれの診断プログラム番号と診断項目番号のセット、および実行推奨周期(Tc)を取得し、TSC100内のハードウェアクロックから現在日時(DT)を取得する。また診断実行部11は、取得した診断プログラム番号と診断項目番号のセットに該当する構成要素の前回実行日時(DTc)を、診断実行履歴15から取得する。診断実行部11は、
Tc < DT − DTc
が成立する場合、診断実行履歴15の該当構成要素の実行結果をフェイルに更新する。
図6のフローチャートに説明を戻す。診断実行部11は、診断実行履歴15における実行結果がフェイルの構成要素に対応する診断プログラムをHDD20から抽出する(S19)。診断実行部11は、HDD20からステップS19で抽出された診断プログラム21の一つをロードし、その診断プログラムを実行する(S20)。また診断実行部11は、メインメモリ10の診断実行履歴15に対し、各構成要素を以下のように更新する(S21)。
・実行結果を現在実行した結果に更新。
・前回実行日時を現在の日時に更新。
診断実行部11は、メインメモリ10の診断実行履歴15をHDD20の診断実行履歴25にバックアップコピーする(S22)。ここで、診断実行部11は、抽出された診断プログラムを全て実行したかを判定し(S23)、全て実行していない場合(S23、N)、ステップS20に戻り次の診断プログラムをロードし、実行する。一方、抽出された診断プログラムが全て実行された場合(S23、Y)、診断実行部11は、次に、診断実行履歴15における実行結果が全てパスしているか(実行結果が良であったか)を判定する(S24)。
全てパスしていない場合(S24、N)、実行結果が不良であるハードウェアがあるためシステム管理者はシステムを停止し、不良なハードウェアを交換する(図5のS25)。全てパスした場合(S24、Y)、処理はステップS16に戻り、診断実行部11はICテスト実行部101が待機状態になるまで待機する。
上述の通り、本実施の形態のシステム情報処理部12は、システムを構成するハードウェア、またはシステムを構成するハードウェアに対して診断を行うときに用いられる診断プログラムのうちで、前回の診断から変更されたハードウェアの識別情報、または診断プログラムの識別情報を抽出する。また、診断実行部11は、システム情報処理部12によってハードウェア識別情報に対応する診断プログラムを実行する一方、システム情報処理部12によって診断プログラムの識別情報が抽出された場合、その診断プログラムを実行する。このように、本実施の形態では、ICテストシステムのハードウェアの状態変化、診断プログラムの状態変化を検出し、必要最小限の診断プログラムを自動的に抽出して実行することで、ICテストシステムの起動時のオーバーヘッドを軽減することができる。また、本実施の形態のICテストシステムは、ICテストの待機中に、システム仕様で推奨される周期で未だ実行されない診断プログラムを自動的に抽出して実行することで、量産テスト(本実施の形態の例では、テスト実施コントローラ101でのICテスト)の稼働率を低下させることなく、状態変化の検出率を向上させることができる。
尚、システム診断装置は、本実施の形態の診断実行部11、システム情報処理部12、メインメモリ10、HDD20、MMI31に対応している。また、本実施の形態では、ICテストを実施するシステムにシステム診断装置を適用させた例を示したが、他の構成管理を必要とするシステム全般にシステム診断装置を適用することができる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
10 メインメモリ
11 診断実行部
12 システム情報処理部
13 システムハードウェア情報
14 システムソフトウェア情報
15 診断実行履歴
16 システムハードウェア差分情報
17 システムソフトウェア差分情報
20 HDD
21 診断プログラム
23 システムハードウェア情報
24 システムソフトウェア情報
25 診断実行履歴
31 MMI
40、60、70 ユニット
41、61 診断対象ハードウェア
51 DUT
71 関連ハードウェア
100 TSC
101 ICテスト実行部
300 ICテストシステム

Claims (5)

  1. システムの構成が変更された場合に該システムが正常に動作するかを診断するシステム診断装置であって、
    前記システムを構成するハードウェア、または前記システムを構成するハードウェアに対して診断を行うときに用いられる診断プログラムのうちで、前回の診断から変更されたハードウェアの識別情報、または診断プログラムの識別情報を抽出するシステム情報処理部と、
    前記システム情報処理部によって診断プログラムの識別情報が抽出された場合、該診断プログラムを実行する診断実行部と、
    を有するシステム診断装置。
  2. 請求項1に記載のシステム診断装置において、
    前記システム情報処理部が、ハードウェアの識別情報を抽出した場合、さらに、該ハードウェアが診断プログラムにおける直接の診断対象ではなく、診断を行う上で必要となる関連ハードウェアである場合、前記診断実行部は、前記関連ハードウェアの識別情報に対応する診断プログラムを実行することを特徴とするシステム診断装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシステム診断装置において、
    前記診断実行部は、さらに、前回の診断プログラムの実行日時と現在日時の差が、前記診断プログラムを実行すべき周期として定義された実行推奨周期よりも大きい場合、前記診断プログラムを実行することを特徴とするシステム診断装置。
  4. コンピュータが、システムの構成が変更された場合に該システムが正常に動作するかを診断するシステム診断方法であって、
    前記システムを構成するハードウェア、または前記システムを構成するハードウェアに対して診断を行うときに用いられる診断プログラムのうちで、前回の診断から変更されたハードウェアの識別情報、または診断プログラムの識別情報を抽出し、
    ハードウェアの識別情報が抽出された場合、該ハードウェアの識別情報に対応する診断プログラムを実行する一方、診断プログラムの識別情報が抽出された場合、該診断プログラムに対応するハードウェアに対し、該診断プログラムを実行する
    システム診断方法。
  5. 請求項4に記載のシステム診断方法において、
    ハードウェアの識別情報を抽出した場合、さらに、該ハードウェアが診断プログラムにおける直接の診断対象ではなく、診断を行う上で必要となる関連ハードウェアである場合、前記関連ハードウェアの識別情報に対応する診断プログラムを実行することを特徴とするシステム診断方法。
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