JP2011171365A - 半導体発光モジュール、光源装置、および液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置の色特性を低下させることなく液晶パネルの有効領域を広げることが可能な発光モジュールを提供する。
【解決手段】導光板13を備える光源装置1の光源として、前記導光板13の光入射面13a側に配置される発光モジュール100について、一主面101aが前記光入射面13aと対向するよう配置される基板101と、前記一主面101a上に設けられ、複数の半導体発光素子102およびそれら半導体発光素子102を覆う透光性部材103を有する光源部110と、前記一主面101a上に設けられ、前記光源部110から当該光源部110の照射角度以上の方向かつ前記光入射面13aへ向けた方向に放射される光の少なくとも一部を遮蔽する光遮蔽部111と、を備える構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、光源装置の光源として、当該光源装置の導光板の光入射面側に配置され使用される発光モジュール、当該発光モジュールを備えた光源装置および液晶表示装置に関する。
従来から、LED(発光ダイオード)モジュールなどの発光モジュールが、バックライトユニットなどの光源装置や、当該光源装置を備えた液晶表示装置に光源として用いられている。例えば、図11に示す液晶表示装置700では、バックライトユニット701の導光板702の光入射面702a側にLEDモジュール703が配置されており、前記LEDモジュール703から液晶パネル704側に向けて放射された光路L1の光は、導光板702に入射したのち拡散シート705、プリズムシート706および偏光シート707を透過し、さらに液晶パネル704を透過してパネル前面704aから外部へ出射する。一方、液晶パネル704とは反対側に向けて放射された光路L2の光は、導光板702に入射したのち反射シート708で反射され、拡散シート705、プリズムシート706、偏光シート707および液晶パネル704を透過してパネル前面704aから外部へ出射する。
ところで、LEDモジュール703が白色発光である場合、青色発光のLED素子709から発せられた青色光の一部が、波長変換体710に含まれる蛍光体によって黄緑色光に変換され、変換後の黄緑色光と未変換の青色光との混色によって白色光が作り出される。ところが、LEDモジュール703の出射光は、導光板の光入射面702aの方向(LEDモジュール703の直上方向)から見ると白色であっても、LEDモジュールを斜め方向から見ると黄色味を帯びた色に見える場合がある。その理由は、LED素子709から出た青色光は直上方向へ強く照射されるため、斜め方向に出る青色光の量が少なく不足しがちであるが、青色光ほど黄緑色光は不足しないので、青色光と黄緑色光とのバランスにおいて黄緑色光が過多になるため、と考えられる。このように黄緑色が過多になり黄色味を帯びた白色光がパネル前面704aから外部へ出射されると、液晶表示装置700の色の均一性(色特性)が低下するため問題である。
そこで、従来から、表示色の均一性を向上させるための様々な技術が検討されている。例えば、光源にLEDモジュールを用いた光源装置において、複数のLEDチップ群が実装された配線基板上であってLEDチップ群の出射光の混合領域外に、LEDチップの少なくとも1つをその静電破壊から保護するための保護素子を実装することにより、発光素子の静電耐圧を高めつつも、光源の色の混色性を損なうことなく光学特性に優れた所望の白色光を形成することができる光源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、予てより、液晶パネル704側へ向けて放射される光路L4の光は、折り返しがないため導光板702内での光路長が短く、前記導光板702内において黄色味が低減しにくいため、大きな問題になりやすいものの、LEDモジュール703の照射角度以上の方向に放射される光の中でも、液晶パネル704とは反対側へ向けて放射される光路L3の光は、一度反射シート708で反射して折り返すぶんだけ導光板702内での光路長が長く、前記導光板702内において光路L1や光路L2の白色光と混色して黄色味が低減しやすいため、大きな問題にはなりにくい。そこで、バックライトユニット701の前面枠711、または液晶表示装置700の前面枠712を利用し、光路L4の光を遮蔽し、光路L4の光がパネル前面704aから外部へ出射するのを防止することによって、液晶表示装置における色の均一性を高く保持する方法が汎用されている。
特開2008−227423号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光源装置では、光源となりうる複数色のLEDチップからの光を混色することは可能であるが、光源として白色LEDを利用した場合における出射光色の角度特性を均一化することは困難である。なぜなら、白色LEDモジュールから発せられた光のうち、混色領域に入光する光に含まれる青色光成分は、直上方向に出射される光に含まれる青色光成分に対して比較的少なくなってしまうからである。
また、近年、装置自体のコンパクト性を維持しつつも液晶表示装置を大画面化することへの要求が高い。本要求を受けて、装置自体を大型化させずに画面を大型化させる手段の1つとして、バックライトユニット701の前面枠711の開口711a、および液晶表示装置700の前面枠712の開口712aを大きくして、液晶パネル704の有効領域を広げるという手法が検討されている。例えば、各開口711b,712bを位置H1から位置H2まで広げると、幅Wの分だけ液晶パネル704の有効領域が広がるため、装置自体を大型化させずに大画面化することが可能である。しかしながら、この場合、バックライトユニット701の前面枠711や液晶表示装置700の前面枠712で遮蔽することができていた黄緑色を帯びた光路L4の光を遮蔽できなくなり、光路L4の光が二点鎖線で示すようにパネル前面704aから外部へ出射して液晶表示装置700の色特性が低下してしまう。
本発明は、上記の課題に鑑み、液晶表示装置の色特性を低下させることなく液晶パネルの有効領域を広げることが可能な発光モジュールおよび光源装置を提供することを主たる目的とする。本発明の他の目的は、色特性が高く液晶パネルの有効領域が広い液晶表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る発光モジュールの一態様は、導光板を備える光源装置の光源として、前記導光板の光入射面側に配置される発光モジュールであって、一主面が前記光入射面と対向するよう配置される基板と、前記一主面上に設けられ、複数の半導体発光素子およびそれら半導体発光素子を覆う透光性部材を有する光源部と、前記一主面上に設けられ、前記光源部から当該光源部の照射角度以上の方向かつ前記光入射面へ向けた方向に放射される光の少なくとも一部を遮蔽する光遮蔽部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る光源装置の一態様は、上記発光モジュールと、前記発光モジュールが対向配置される光入射面を有する導光板とを備えることを特徴とする。
本発明に係る液晶表示装置の一態様は、上記光源装置と、液晶パネルとを備えることを特徴とする。
本発明に係る光源装置は、光源部から当該光源部の照射角度以上の方向かつ導光板の光入射面へ向けた方向に放射される光の少なくとも一部を遮蔽する光遮蔽部を備えるため、前記光路L3や光路L4の光を前記光遮蔽部によって遮蔽することができる。したがって、それら光路L3や光路L4の光のような目的外方向へ放射される光を光源装置や液晶表示装置の前面枠で遮蔽する必要がなくなり、前面枠の開口を大きくすることができるため、液晶表示装置の色特性を低下させることなく液晶パネルの有効領域を広げることができる。
第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図 第1の実施形態に係る発光モジュールを示す斜視図 第1の実施形態に係る発光モジュールの回路図 第1の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図 白色発光のLEDモジュールの視野角特性を表す図 第2の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図 第3の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図 第4の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図 第5の実施形態に係る発光モジュールを示す斜視図 第5の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図 従来例に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図 変形例に係る光源装置などを示す斜視図
以下、本実施の形態に係る光源モジュール、光源装置および液晶表示装置について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。図1に示すように、本実施の形態に係る液晶表示装置1は、エッジライト型のバックライトユニット(光源装置)10、アクティブマトリクス型の液晶パネル20、および、それらを収容する筐体30などを備える。
バックライトユニット10は、筐体11、反射シート12、導光板13、拡散シート14、プリズムシート15、偏光シート16、ヒートシンク17、点灯回路18、および、複数のLEDモジュール(発光モジュール)100などを備える。なお、発光モジュールは、LEDモジュールに限定されず、例えばLD(レーザーダイオード)素子やOEL(有機エレクトロルミネッセンス)素子などLED素子以外の半導体発光素子を有する発光モジュールであってもよい。
筐体11は、例えば亜鉛メッキ鋼板などからなる金属製であり、開口が前面に位置する箱形の筐体本体11aと、当該筐体本体11aの前面側に取り付けられる略方形の前面枠11bとを備え、前記前面枠11bの開口11cが光取出口となっている。筐体11の内部には、反射シート12、導光板13、拡散シート14、プリズムシート15、および、偏光シート16が筐体本体11aの底面側からその順で積層されている。また、筐体11の内部における導光板13の光入射面13a側には、ヒートシンク17に載置された状態で複数のLEDモジュール100が配置されている。
各LEDモジュール100から放射された光は、導光板13の光入射面13aから導光板13内に入射し、導光板13の前面である光取出し主面13bから出射して、拡散シート14、プリズムシート15、および、偏光シート16を透過し、前面枠11bの開口11cからバックライトユニット10の外部へ出射し、さらに液晶パネル20を透過して液晶表示装置1の外部へ出射する。
反射シート12は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)製の略方形のシートであって、導光板13の背面側に配置されており、導光板13の背面に到達した光を光取出し主面13bへ向けて反射する。なお、反射シート12は、金属光沢を有する金属箔やAgシート等であってもよい。
導光板13は、例えば略方形のPC(ポリカーボネート)樹脂製の板材であって、LEDモジュール100の配置に応じてドットパターン(不図示)が形成されており、LEDモジュール100から放射された光は、導光板13を透過する際に混色および平均化されて光取出し主面13bから出射する。
拡散シート14は、例えばPETまたはPC樹脂製の略方形のフィルムであって、導光板13の光取出し主面13bにほぼ密着した状態で積層されている。
プリズムシート15は、例えばポリエステル樹脂からなる面材の一方の表面にアクリル樹脂で均一なプリズムパターンを成形してなる略方形の光学シートであって、拡散シート14に密着した状態で積層されている。
偏光シート16は、例えばPCフィルムとポリエステルフィルムとアクリル系樹脂とを接合させたものまたはPEN(ポリエチレンナフタレート)製の略方形のフィルムであって、プリズムシート15に密着した状態で積層されている。
ヒートシンク17は、例えばアルミ製の略直方体形状であって、LEDモジュール100を搭載するための搭載面17aを有し、当該搭載面17aが導光板13の光入射面13aと対向するように、前記搭載面17aと前記光入射面13aの長手方向を一致させた状態で配置されている。
点灯回路18は、筐体11の背面に取り付けられており、各LEDモジュール100に電力を供給すると共に、前記LEDモジュール100に流れる電流を制御する。
液晶パネル20は、表示画素毎にスイッチング素子としてのTFT(薄膜トランジスタ)を備え、バックライトユニット10の前面側に導光板13の光取出し主面13bと対向するようにして配設されており、点灯回路18から供給される電気信号によって所望の画像を表示する。
筐体30は、前面に開口31を有する箱状であって、内部にはバックライトユニット10および液晶パネル20が収容されており、開口31は前記液晶パネル20で塞がれており、下面にはスタンド32が設けられている。開口31を介して筐体30の外部から見える領域が液晶パネル20の有効領域であり、前記有効領域は開口31の大きさによって規定されており、前記開口31を広げるほど前記有効領域は大きくなる(但し、液晶パネル20の大きさを超えない範囲に限る)。
図2は、第1の実施形態に係る発光モジュールを示す斜視図である。図2に示すように、LEDモジュール100は、導光板13の光入射面13aと対向するよう配置される上面(一主面)101aを有する基板101と、複数のLED素子(半導体発光素子)102および波長変換体(透光性部材)103からなる光源部110と、複数のツェナーダイオード(静電対策部品)104および遮光性部材105からなる光遮蔽部111とを備える。
基板101は、例えば長尺状のセラミック基板であり、上面101aは平面であってLED素子102から基板101側に出射された光を反射させる反射面になっている。また、基板101の上面101aには、一対の給電端子106,107と、LED素子102用の配線パターン108と、ツェナーダイオード104用の配線パターン109とが形成されており、前記一対の給電端子106,107は、光源部110および光遮蔽部111を挟んで基板101の長手方向両側に配置されている。
光源部110は、例えば、長尺状の略直方体形状であって、基板101の上面101aに前記基板101の長手方向に沿って設けられており、導光板13の光入射面13aに向けて光を放射する。
LED素子102は、例えば、青色発光の発光ダイオードであって、基板101の上面101aに前記基板101の長手方向に沿って一列に、等間隔を空けながら12個が実装されている。
波長変換体103は、例えば、シリコーン樹脂に、珪窒化物よりなる赤および緑蛍光体の混合物、または、YAG蛍光体などを分散させたもので形成されており、12個全てのLED素子102を覆って封止するようにして、基板101の長手方向に沿って形成されている。
光遮蔽部111は、例えば、長尺状の略直方体形状であって、基板101の上面101aに前記基板101の長手方向に沿って、かつ、光源部110との間に間隔を空けながら平行して設けられており、光源部110から当該光源部110の照射角度以上の方向かつ導光板13の光入射面13aへ向けた方向に放射される光の少なくとも一部を遮蔽する。
ここで、照射角度とは、いわゆる2分の1ビーム角である。すなわち、光源部110の直上方向から見た明るさに対して半分の明るさとなる角度のことを言う。光源部110から当該光源部110の照射角度以上の方向かつ導光板13の光入射面13aへ向けた方向に放射される光とは、後述する光路L3の光や光路L4の光のような出射角が大きい光であって、このような光は後述するように黄色味を帯びている。本実施の形態では、その中でも特に、液晶パネル20側へ向かう光路L4の光を光遮蔽部111によって遮蔽する。
ツェナーダイオード104は、例えば、基板101の上面101aに前記基板101の長手方向に沿って一列に、かつ、LED素子102の配列方向と平行して、LED素子102の配列間隔と同じ間隔を空けながら、一方の給電端子106側に偏った状態で、4個が実装されている。なお、ツェナーダイオード104の接続数は、ツェナーダイオード104自身の耐圧を考慮して適宜選定される。また、ツェナーダイオード104の配置は、特に限定されず、給電端子106から給電端子107の間において、均等ピッチで配置してもよい。
遮光性部材105は、4個のツェナーダイオード104を覆って封止するよう形成されており、さらに基板101の長手方向に沿って前記ツェナーダイオード104が実装されていない領域にも延出されている。
遮光性部材105は、例えば、アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニアからなる群より選ばれる1以上の酸化物からなる無機充填材を含む樹脂材料からなり、これにより光遮蔽部111の表面は白色の光反射面となっている。なお、遮光性部材105は上記以外の材料で形成されていてもよい。また、光遮蔽部111の表面は必ずしも光反射面である必要はないが、光反射面とすれば後述するようなバックライトユニット10の輝度向上の効果が得られる。さらに、光遮蔽部111の表面は、その全体が光反射面である必要はないが、少なくとも光源部110と対向する面は光反射面であることが好ましい。加えて、光遮蔽部111の表面色は白色に限定されないが、反射率を高めるためには白色が好ましい。
図3は、第1の実施形態に係る発光モジュールの回路図である。図3に示すように、各LED素子102は、配線パターン108を介して給電端子106,107と導通接続されており、前記給電端子106,107は配線(不図示)を介してDC電源と導通接続されており、これら接続により各LED素子102を発光させるための電力がDC電源から供給される。各ツェナーダイオード104は、配線パターン109を介して給電端子106,107と導通接続されている。
ここで、複数のLED素子102は直列接続されており、複数のツェナーダイオード104も直列接続されているが、前記複数のLED素子102と前記複数のツェナーダイオード104とは逆並列接続されている。
上記回路では、LED素子102の逆耐圧電圧以下のツェナーダイオード104が逆並列接続されており、LED素子102には逆耐圧電圧以上の電圧がかからないため、LED素子102を逆方向極性の静電気から保護可能である。さらに、ツェナーダイオード104の降伏電圧はLED素子102に印加する電圧よりも高めに設定されており、通常時は前記LED素子102のみに電流が流れるが、前記ツェナーダイオード104の降伏電圧を超えて高電圧が発生すると、前記ツェナーダイオード104の抵抗が前記LED素子102を下回ってLED素子102に電流が流れなくなるため、LED素子102を順方向極性の静電気から保護可能である。
なお、静電対策部品は、電流の流れる向きが単方向であるツェナーダイオード104に限定されず、双方向のバリスタでも代用可能である。また、順方向極性の静電気からLED素子102を保護できなくなるが、単なるダイオードでも代用可能である。
図4は、第1の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図である。図4に示すように、出射角の小さい照射領域の光に関して、LEDモジュール100から液晶パネル20側に向けて放射された光路L1の光は、導光板13に入射したのち拡散シート14、プリズムシート15および偏光シート16を透過し、さらに液晶パネル20を透過してパネル前面20aから外部へ出射する。一方、液晶パネル20とは反対側に向けて放射された光路L2の光は、導光板13に入射したのち反射シート12もしくは導光板13の反射シート12と対向する面に設けられた反射パターン(不図示)などで反射され、拡散シート14、プリズムシート15、偏光シート16および液晶パネル20を透過してパネル前面20aから外部へ出射する。
図5は、白色発光のLEDモジュールの視野角特性を表す図である。なお、図5のX軸において、マイナスの値は液晶パネル20側に向けた角度であることを意味し、プラスの値は前記液晶パネル20とは反対側に向けた角度であることを意味する。図5に示すように、白色発光のLEDモジュール100では、出射角が大きくなるほど光源色度のx値およびy値が増加する傾向にある。すなわち、出射角が大きくなるほど白色光が黄色味を帯びる傾向にある。
図5から明らかなように、出射角が0°の光に対して、出射角が±30°以内の光は、x値およびy値の増加量が0.005以内である。出射角が±60°以内の光は、x値およびy値の増加量が0.010以内である。出射角が±70°以上の光は、x値およびy値の増加量が0.010を超えており、白色光が顕著に黄色味を帯びている。したがって、色特性の観点からは、出射角が±70°未満の光のみを利用することが好ましく、出射角が±60°以下の光のみを利用することがより好ましく、出射角が±30°以下の光のみを利用することがさらに好ましいといえる。
図4に戻って、出射角の小さい照射領域の光に関して、液晶パネル20とは反対側へ向けて放射される光路L3の光は、一度反射シート12で反射して折り返すぶんだけ導光板13内での光路長が長く、前記導光板13内において光路L1や光路L2の光と混色して黄色味が低減しやすい。本実施の形態では、液晶パネル20とは反対側へ向けて放射される光路L3の光のような光は、目的外方向へ放射される光に該当しないとして遮蔽していない。
一方、液晶パネル20側へ向けて放射される光路L4の光は、導光板13に直接入射させると、前記導光板13内での光路長が短くなり、前記導光板13内で黄色味が低減し難くいため利用に適さない。そこで、本実施の形態では、液晶パネル20側へ向けて放射される光路L4の光のような光を目的外方向へ放射される光として光遮蔽部111で遮蔽する。
光遮蔽部111の光遮蔽機能について具体的に説明すると、まず、図2に示すように、光遮蔽部111の高さ(基板101の上面101aに垂直な方向の寸法)T1は、光源部110の高さ(基板101の上面101aに垂直な方向の寸法)T2よりも大きい。したがって、基板101の上面101aが平面である場合において、LEDモジュール100から発せられる出射角±90°以上の光は光遮蔽部111によって確実に遮蔽される。
さらに、図4に示すように、導光板13の光入射面13aおよび光取出し主面13bのそれぞれと垂直な断面において、光源部110の上面(頂面)における光遮蔽部111側端縁上の点P1と、前記光遮蔽部111の上面(頂面)における前記光源部110側端縁上の点P2とを結ぶ線Sと、基板101の上面101aに垂直な仮想軸Jとのなす角度θが70°に設計されている。これにより、出射角70°以上で液晶パネル20側に放射される光を光遮蔽部111で遮蔽することができる。したがって、図5を用いて説明したような、白色光が顕著に黄色味を帯びている光が液晶パネル20側へ向けて導光板13へと入射しにくい。
なお、前述したように、色特性の観点からは、出射角が±70°未満の光のみを利用することが好ましく、出射角が±60°以下の光のみを利用することがより好ましく、出射角が±30°以下の光のみを利用することがさらに好ましいといえるが、そのためには、前記角度θは、70°以下が好ましく、60°以下がより好ましく、30°以下がさらに好ましい。
また、本実施の形態では、光遮蔽部111が光源部110よりも導光板13の光取出し主面13b側に位置している。したがって、光源部110から当該光源部110の照射角度以上の方向かつ導光板13の光入射面13aへ向けた方向に放射される光のうち、液晶パネル20側に向けて放射される光路L4の光だけを遮蔽し、前記液晶パネル20と反対側に向けて放射される光路L3の光は遮蔽しない。
加えて、光遮蔽部111の表面が光反射性を有するため、光路L4の光は前記光遮蔽部111で反射されて液晶パネル20とは反対側に向けて導光板13に入射する。これにより、導光板13内において一度反射シート12で反射して折り返す光路になるため、導光板13内において効果的に黄色味を低減させることができ、さらに、光路L4の光も光源光として有効に利用できるためバックライトユニット10の輝度も向上する。
その上、導光板13は、図1に示すように、光源部110の基板上面101aに垂直な中心軸C1(図1に示すように光源部110の短手方向の中央を通過する軸)に対して、前記導光板13の光入射面13aに垂直な中心軸C2(図1に示すように導光板13の厚み方向の中央を通過する軸)が光遮蔽部111寄りに配置されている。すなわち、導光板13は、光源部110に対して光遮蔽部111寄りに位置するように配置されており、LEDモジュール100は、導光板13の厚み方向の中心位置よりも液晶パネル20と反対側に配置されている。このようにLEDモジュール100が液晶パネル20から遠い位置にあると、出射角が同じであっても、LEDモジュール100から放射される光がバックライトユニット10の前面枠11bでより遮蔽されにくくなるため、光遮蔽部111による遮蔽効果がより有効である。
[第2の実施形態]
図6は、第2の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図である。第2の実施形態に係る液晶表示装置の構成は、基本的に上記第1の実施形態に係る光源装置1と共通するが、光遮蔽部がツェナーダイオードを有さない点が大きく相違する。以下では、共通する構成の説明は省略または簡略するにとどめ、相違する点を中心に説明する。
図6に示すように、第2の実施形態に係る液晶表示装置のLEDモジュール200は、基板201と、複数のLED素子202および波長変換体203からなる光源部210と、光遮蔽部211とを備える。
光源部210の構成は、第1の実施形態に係る光源部110と略同じである。
光遮蔽部211は、例えば長尺状の略直方体形状であって、基板201の上面201aに前記基板201の長手方向に沿って、かつ、光源部210と平行して設けられている。当該光遮蔽部211は、例えば、アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニアから選定された無機粉末をエポキシなどの樹脂で固めたものからなり、表面は光反射面となっており、光源部210から当該光源部210の照射角度以上の方向かつ導光板13の光入射面13aへ向けた方向に放射される光の少なくとも一部を、液晶パネル20とは反対側へ反射して遮蔽する。具体的には、光路L4の光のような光を目的外方向へ放射される光として液晶パネル20とは反対側へ反射する。
なお、光遮蔽部211にツェナーダイオードなどの素子が含まれない場合は、光遮蔽部211を比較的硬い材料で構成することが望ましい。その理由は、LEDモジュール200の点灯時に発生した熱により導光板13が膨張した場合でも、光遮蔽部211が障壁となり、光源部210へ圧力がかかることを防止することができ、信頼性を高めることができる。
第2の実施形態に係る液晶表示装置では、光遮蔽部211がツェナーダイオードを有さないため、ツェナーダイオードの実装位置や大きさなどに制限されることなく、光遮蔽効果により重点をおいて前記光遮蔽部211の位置や形状を設計することができる。
[第3の実施形態]
図7は、第3の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図である。第3の実施形態に係る液晶表示装置の構成は、基本的に上記第1の実施形態に係る光源装置1と共通するが、光遮蔽部が光源部と接触している点が大きく相違する。以下では、共通する構成の説明は省略または簡略するにとどめ、相違する点を中心に説明する。
図7に示すように、第3の実施形態に係る液晶表示装置のLEDモジュール300は、基板301と、複数のLED素子302および波長変換体303からなる光源部310と、複数のツェナーダイオード304および遮光性部材305からなる光遮蔽部311とを備える。
光源部310の構成は、第1の実施形態に係る光源部110と略同じである。
光遮蔽部311は、例えば長尺状の略直方体形状であって、基板301の上面301aに前記基板301の長手方向に沿って、かつ、光源部310との間に隙間を空けずに平行して設けられている。遮光性部材305は、例えばアルミや白色フィラーを樹脂で固めたものなどの光反射性材料からなり、光遮蔽部311の表面は光反射面となっており、光源部310から当該光源部310の照射角度以上の方向かつ導光板13の光入射面13aへ向けた方向に放射される光の少なくとも一部を、液晶パネル20とは反対側へ反射して遮蔽する。具体的には、第1の実施形態に係る光路L4の光(図4参照)のような液晶パネル20側へ向けて放射されようとする光を、光源部310から放射される前に液晶パネル20とは反対側へ反射する。
第3の実施形態に係る液晶表示装置では、光遮蔽部311が光源部310に接触しているため、前記光源部310から目的外方向へ放射される光をより確実に遮蔽することができる。さらに、光遮蔽部311が光源部310に接触しているため、前記光遮蔽部311の高さ(基板101の上面101aに垂直な方向の寸法)を前記光源部310の高さ(基板101の上面101aに垂直な方向の寸法)よりも少し高くするだけで比較的広範囲の光を遮蔽することができ、光遮蔽部311の高さをそれ程高くしなくて済む。
[第4の実施形態]
図8は、第4の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図である。第4の実施形態に係る液晶表示装置の構成は、基本的に上記第1の実施形態に係る光源装置1と共通するが、第2の光遮蔽部が設けられている点、および、光遮蔽部が反射ではなく吸収によって光を遮蔽する点において大きく相違する。以下では、共通する構成の説明は省略または簡略するにとどめ、相違する点を中心に説明する。
図8に示すように、第4の実施形態に係る液晶表示装置のLEDモジュール400は、基板401と、複数のLED素子402および波長変換体403からなる光源部410と、複数のツェナーダイオード404および遮光性部材405からなる第1の光遮蔽部411と、ツェナーダイオードを有さない第2の光遮蔽部412とを備える。
光源部410の構成は、第1の実施形態に係る光源部110と略同じである。
第1の光遮蔽部411は、例えば長尺状の略直方体形状であって、基板401の上面401aに前記基板301の長手方向に沿って、かつ、光源部410との間に隙間を空けながら平行して設けられている。
遮光性部材405は、ツェナーダイオード504を覆って封止するよう形成されており、さらに基板401の長手方向に沿って前記ツェナーダイオード404が実装されていない領域にも延出されている。
第2の光遮蔽部412は、例えば長尺状の略直方体形状であって、基板401の上面401aに前記基板301の長手方向に沿って、かつ、光源部410との間に隙間を空けながら平行して設けられている。
第1の光遮蔽部411の遮光性部材405、および、第2の光遮蔽部412は、それぞれ例えば第2の光遮蔽部412は、それぞれ例えばカーボン系の粉末を樹脂で固めたものなどの光吸収材料からなり、これにより前記第1の光遮蔽部411および前記第2の光遮蔽部412の表面は、それぞれ黒色の光吸収面となっている。なお、第1の光遮蔽部411および第2の光遮蔽部412の表面は、必ずしも光吸収面である必要はないが、光吸収面とすれば後述するように色特性がさらに向上する効果が得られる。さらに、第1の光遮蔽部411および第2の光遮蔽部412の表面は、その全体が光吸収面である必要はないが、少なくとも光源部110と対向する面は光吸収面であることが好ましい。加えて、第1の光遮蔽部411および第2の光遮蔽部412の表面色は黒色に限定されないが、吸収率を高めるためには黒色が好ましい。
なお、第1の光遮蔽部411および第2の光遮蔽部412のいずれか一方の表面のみが光吸収面であってもよい。さらに、第1の光遮蔽部411および第2の光遮蔽部412のいずれか一方の表面が光吸収面であって、他方の表面が光反射面であってもよい。
第4の実施形態に係る液晶表示装置では、液晶パネル20側へ放射される光路L4の光のような光は、第1の光遮蔽部411によって吸収されるため導光板13へは入射しにくい。したがって、反射させて利用する場合と比べて黄色味を帯びた光をより抑制することができ、色特性がより向上している。さらに、液晶パネル20側へ放射される光路L3の光のような光も、第2の光遮蔽部412によって吸収されるため導光板13へは入射しにくい。したがって、黄色味を帯びた光を更に抑制することができ、色特性が更に向上している。
また、第4の実施形態に係る液晶表示装置では、第1の光遮蔽部411および第2の光遮蔽部412の上面(頂面)はそれぞれ平面である。そして、第1の光遮蔽部411および第2の光遮蔽部412の高さ(基板101の上面101aに垂直な方向の寸法)は同じであって、いずれも導光板13と基板401との最適間隔と同じである。そのため、第1の光遮蔽部411の上面および第2の光遮蔽部412の上面を、導光板13の光入射面13aに当接させるだけで、前記導光板13に対してLEDモジュール400を最適な位置に位置決めすることができる。
[第5の実施形態]
図9は、第5の実施形態に係る発光モジュールを示す斜視図である。図10は、第5の実施形態に係る液晶表示装置の要部構成を示す断面図である。第5の実施形態に係る液晶表示装置の構成は、基本的に上記第1の実施形態に係る光源装置1と共通するが、光源部に含まれる複数の半導体発光素子が、発光色の異なる2種類以上の半導体発光素子で構成される点が大きく相違する。以下では、共通する構成の説明は省略または簡略するにとどめ、相違する点を中心に説明する。
図9に示すように、第5の実施形態に係る液晶表示装置のLEDモジュール500は、上面501aが導光板13の光入射面13aと対向するよう配置される基板501と、複数のLED素子502(図面上では502(R)、502(G1)、502(G2)または502(B)と表している。)および透光性部材503からなる光源部510と、複数のツェナーダイオード504および遮光性部材505からなる光遮蔽部511とを備える。
基板501は、例えば長尺状のセラミック基板であって、上面501aには一対の給電端子506,507、LED素子502用の配線パターン508a,508b、およびツェナーダイオード504用の配線パターン509が形成されており、前記一対の給電端子506,507は、光源部510および光遮蔽部511を挟んで基板501の長手方向両側に配置されている。
光源部510は、例えば長尺状の略直方体形状であって、基板501の上面501aに前記基板501の長手方向に沿って設けられており、導光板13の光入射面13aに向けて光を出射する。
複数のLED素子502は、赤色発光のLED素子502(R)、緑色発光のLED素子502(G1),502(G2)、および、青色発光のLED素子502(B)で構成されており、基板501の上面501aに前記基板501の長手方向に沿って二列で、それぞれの列において等間隔を空けながら12個ずつ実装されている。
具体的には、第1列群512では、LED素子502(R)とLED素子502(G1)とが交互に並べられており、第2列群513では、LED素子502(G2)とLED素子502(B)とが交互に並べられており、1個の赤色発光のLED素子502(R)と、2個の緑色発光のLED素子502(G1),502(G2)と、1個の青色発光のLED素子502(B)とを1組として、それらの混色により白色光を作り出す。
第1列群512のLED素子502(R),502(G1)は、配線パターン508aを介して給電端子506,507と導通接続されており、第2列群513のLED素子502(G2),502(B)は、配線パターン508bを介して給電端子506,507と導通接続されており、さらに、給電端子506,507は配線(不図示)を介してDC電源と導通接続されており、これら接続により各LED素子502を発光させるための電力がDC電源から供給される。各ツェナーダイオード504は、配線パターン509を介して給電端子506,507と導通接続されている。
また、第1列群512のLED素子502(R),502(G1)は直列接続されている。第2列群513のLED素子502(G2),502(B)は、直列接続され、かつ、第1列群512のLED素子502(R),502(G1)とは順並列接続されている。複数のツェナーダイオード504は、直列接続され、かつ、第1列群512のLED素子502(R),502(G1)および第2列群513のLED素子502(G2),502(B)と逆並列接続されている。
透光性部材503は、シリコーン樹脂からなる無色透明であり、24個全てのLED素子502を覆って封止するよう形成されている。
光遮蔽部511の構成は、第1の実施形態に係る光遮蔽部111と略同じである。
第5の実施形態に係る液晶表示装置のように、透光性部材503に蛍光体が含まれない場合であっても、光源部510から当該光源部510の照射角度以上の方向に放射される目的外の光が導光板13の光入射面13aへ入射する可能性がある。すなわち、図10に示すように、例えば、液晶パネル20側に近い位置に配置されたLED素子502(G2)から照射角度以上の方向に放射される光路L5の光は、十分に導光板13内で混色されにくい目的外の光であり、液晶パネル20のパネル前面20aから外部へ出射すると色特性を低下させる原因となる。そこで、光遮蔽部511によって、光路L5の光を反射させ遮蔽することによって、色特性の低下を防止している。
[変形例]
以上、本発明に係る発光モジュール、光源装置、および液晶表示装置を、第1〜第5の実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明の内容は、上記の第1〜第5の実施形態に限定されない。例えば、上記の第1〜第5の実施形態の部分的な構成を適宜組み合わせた構成であってもよい。
また、本発明に係る光源装置は、上記のように液晶パネルと組み合わせて液晶表示装置として用いる以外に、平面光源などのベース照明として使用することも可能である。例えば、図12に示す光源装置610は、避難経路の誘導灯や看板などに利用される面状のベース照明であって、筐体611、反射板612、導光板613、拡散シート614および複数の発光モジュール615を備え、各発光モジュール615は、基板616、光源部617および光遮蔽部618を備える。筐体611は箱状であって、その内部には、反射板612、導光板613および拡散シート614が前記筐体611の底面側からその順で積層されている。導光板613の両側面はそれぞれ光入射面613aとなっており、各光入射面613aに対して、それぞれ複数の発光モジュール615が対向配置されている。
光源装置610は、例えば、掲示板620の背面に配置して前記掲示板620を背面から照らすベース照明として使用される。各発光モジュール615から放射された光は、導光板613の光入射面613aから導光板613内に入射し、導光板613の前面である光取出し主面613bから出射して、拡散シート614を透過し、さらに掲示板620を透過して前記掲示板620の前面から出射する。
本発明に係る発光モジュールは、例えば液晶テレビ、液晶ディスプレイのような画像表示装置の線状光源として、または、一般照明用の線状あるいは面状光源として、または、避難経路の誘導灯や看板などに利用される面状のベース照明の光源として、などに利用可能である。
1 液晶表示装置
10,610 光源装置
13,613 導光板
13a,613a 光入射面
13b,613b 光取出し主面
100,200,300,400,500,615 発光モジュール
101,201,301,401,501,616 基板
101a,201a,301a,401a,501a 一主面
102,202,302,402,502 半導体発光素子
103,203,303,403,503 透光性部材
104,304,404,504 静電対策部品
105,305,405,505 遮光性部材
110,210,310,410,510,617 光源部
111,211,311,411,511,618 光遮蔽部

Claims (13)

  1. 導光板を備える光源装置の光源として、前記導光板の光入射面側に配置される発光モジュールであって、
    一主面が前記光入射面と対向するよう配置される基板と、
    前記一主面上に設けられ、複数の半導体発光素子およびそれら半導体発光素子を覆う透光性部材を有する光源部と、
    前記一主面上に設けられ、前記光源部から当該光源部の照射角度以上の方向かつ前記光入射面へ向けた方向に放射される光の少なくとも一部を遮蔽する光遮蔽部と、
    を備えることを特徴とする発光モジュール。
  2. 前記基板の前記一主面は平面であって、前記光遮蔽部は前記光源部よりも前記一主面に垂直な方向の寸法が大きいことを特徴とする請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記基板は、長尺状であって、前記光入射面と長手方向を一致させて配置され、
    前記光源部および前記光遮蔽部は、それぞれ前記基板の長手方向に沿って平行して設けられており、
    前記光遮蔽部は、前記光源部よりも前記導光板の光取出し主面側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の発光モジュール。
  4. 前記導光板の前記光入射面および前記光取出し主面のそれぞれと垂直な断面において、前記光源部の頂面における前記光遮蔽部側端縁上の点P1と、前記光遮蔽部の頂面における前記光源部側端縁上の点P2とを結ぶ線Sと、前記一主面に垂直な仮想線Jとのなす角度θが70°以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光モジュール。
  5. 前記透光性部材は、蛍光体を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発光モジュール。
  6. 前記光遮蔽部の表面が光反射性を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発光モジュール。
  7. 前記光遮蔽部は、前記基板の前記一主面に実装された静電対策部品、および当該静電対策部品を覆う遮光性部材を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発光モジュール。
  8. 前記遮光性部材は、無機充填材を含む樹脂材料によって形成されていることを特徴とする請求項7に記載の発光モジュール。
  9. 前記無機充填材は、アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニアからなる群より選ばれる1以上の酸化物からなることを特徴とする請求項8に記載の発光モジュール。
  10. 前記複数の半導体発光素子は、発光色の異なる2種類以上の半導体発光素子で構成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の発光モジュール。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の発光モジュールと、前記発光モジュールが対向配置される光入射面を有する導光板とを備えることを特徴とする光源装置。
  12. 前記導光板は、前記光源部の前記一主面に垂直な中心軸C1に対して、前記導光板の前記光入射面に垂直な中心軸C2が前記光遮蔽部寄りに配置されていることを特徴とする請求項11に記載の光源装置。
  13. 請求項11または12に記載の光源装置と、液晶パネルとを備えることを特徴とする液晶表示装置。
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