JP2011167611A - Liquid material tank - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、高粘度の液体材料を塗布する塗布装置に備えられ、該塗布装置に液体材料を供給する液体材料タンクの技術に関する。 The present invention relates to a technique of a liquid material tank that is provided in a coating apparatus that applies a high-viscosity liquid material and supplies the liquid material to the coating apparatus.
従来から、自動車の内燃機関におけるチェーンケースやオイルパンなどにおいて、機械部品相互間の接合面には、シール性が高く、且つコスト低減を図れるなどの理由から、液状のガスケット(Formed In Place Gasket。以下、「FIPG」と記載)やグリースなど、高粘度の液体材料が用いられている。
前記液体材料は主に、ノズルなどの吐出口を有する塗布装置を用いて、機械部品相互間の所定の接合面に塗布される。そして、塗布装置には、一時的に液体材料を貯溜し、該塗布装置に適量の液体材料を逐次供給する液体材料タンクが備えられる(例えば、「特許文献1」を参照。)。
2. Description of the Related Art Conventionally, in a chain case or an oil pan of an internal combustion engine of an automobile, a liquid gasket (Formed In Place Gasket) is used because the joint surface between mechanical parts has high sealing performance and can achieve cost reduction. Hereinafter, a highly viscous liquid material such as “FIPG” or grease is used.
The liquid material is mainly applied to a predetermined joint surface between mechanical parts using an application device having a discharge port such as a nozzle. The applicator is provided with a liquid material tank that temporarily stores the liquid material and sequentially supplies an appropriate amount of the liquid material to the applicator (see, for example, “Patent Document 1”).
ここで、図7、および図8を用いて、従来の液体材料タンク101の構成について説明する。
図7は、従来の液体材料タンク101の全体的な構成を示した正面断面図であり、図8は、同じくワイパープレート104が下降した状態を示した正面断面図である。
なお、以下の説明に関しては、便宜上、図7、および図8における図面上の上下方向を液体材料タンク101の上下方向と規定して記述する。
Here, the configuration of the conventional
FIG. 7 is a front sectional view showing the overall configuration of a conventional
In the following description, the vertical direction on the drawings in FIGS. 7 and 8 is defined as the vertical direction of the
液体材料タンク101は、主に既知のペール缶からなる容器102や、ポリ袋からなる袋部材103や、ワイパープレート104などを有して構成される。
The
ワイパープレート104は、円盤状の平板部104aと、該平板部104aの外周縁に形成されるフランジ状の側板部104bと、によって構成される。
The
そして、容器102を上方に開口するようにして配設するとともに、該容器102の内部において、その内周面、および底面に添わせて袋部材103を配設し、さらに、該容器102の内部(より詳しくは、袋部材103の内部)において、ワイパープレート104を軸心方向に摺動可能に配設することで、液体材料タンク101は構設される。
The
なお、袋部材103の内部には、高粘度の液体材料110が予め一定量貯溜されており、該袋部材103は、液体材料110を内部に有した状態で容器102の内部に投入される。
つまり、液体材料110が貯留された袋部材103を容器102の内部に配設した後、ワイパープレート104を容器102の内部に上方より挿入することで、該ワイパープレート104は、液体材料110の液面上方に配設される。
A predetermined amount of high-viscosity
That is, after the
一方、塗布装置150は、液体材料の吸引口152cを有するサクションプレート152や、該サクションプレート152を介して液体材料110を吸引するポンプユニット153などを有して構成される。
On the other hand, the
サクションプレート152は貫通孔152dを有する円筒状のボス部152bと、ボス部152bの下端部外周から半径方向外側へ向かって延出する円盤状のプレート部152aとを備えており、ボス部152bの下端からは、貫通孔152dの一端側における開口部である吸引口152cが突出している。
そして、サクションプレート152は、吸引口152cを下方に向けた姿勢に配置される。
The
And the
ポンプユニット153は、内部に吸引機構(図示せず)を有する略円筒形状の本体部153aや、該本体部153aとサクションプレート152における貫通孔152dの他端側とを連通する経路部153bなどにより構成される。
また、経路部153bの軸心方向途中部には分岐経路部153cが形成され、該分岐経路部153cの先端部には、ホース154を介して、図示せぬノズルが連結される。
The
A
そして、ポンプユニット153は、経路部153bを下方に向けた姿勢に配置され、該経路部153bの下端部がサクションプレート152の上端部と連通される。
このような構成からなる塗布装置150は、下方に位置するサクションプレート152が、液体材料タンク101の内部に上方から挿入されている。
The
In the
そして、液体材料タンク101に貯溜される液体材料110を塗布装置150に供給する際は、先ず、液体材料タンク101内に挿入されたサクションプレート152がポンプユニット153とともに下降(液体材料110側に移動)し、プレート部152aの下面が、ワイパープレート104の平板部104a上面と当接される。
When supplying the
その後、さらにサクションプレート152が下降することで、ワイパープレート104はサクションプレート152に押圧されて下降し、平板部104aの下面が、液体材料110の液面を圧接するとともに、吸引口152cが液体材料110の液面に挿入される。
なお、ワイパープレート104の平板部104aの中央部にはサクションプレート152の吸引口152cを挿入可能な孔が形成されており、サクションプレート152がワイパープレート104に当接した状態では、吸引口152cが平板部104aよりも液体材料110側に突出している。
つまり、液体材料タンク101の内部は、容器102(より詳しくは、袋部材103)の内周面と底面、平板部104aの下面、およびサクションプレート152の吸引口152cによって、密閉された状態となる。
Thereafter, when the
Note that a hole into which the
That is, the inside of the
液体材料110に吸引口152cが挿入されると、ポンプユニット153は作動を開始する。そして、液体材料110は、吸引口152cを介してポンプユニット153の内部に吸引される。
その後、予め定められた量の液体材料110の吸引が完了すれば、ポンプユニット153は動作を切替え、分岐経路部153cに向かって前記液体材料110の吐出を開始する。
そして、分岐経路部153cへ吐出された液体材料110は、ホース154を介して図示せぬノズルへと供給されるのである。
When the
Thereafter, when the suction of the predetermined amount of the
Then, the
ところで、前述のとおり、液体材料110の吸引については、該液体材料110の液面において、平面視中央部に挿入される吸引口152cのみによって実行される。
そして、このような密閉状態にある高粘度の液体材料110を、吸引口152cを介して吸引すると、液面近傍(上層部)に位置する一部の液体材料110は、吸引口152cの先端部に向かって(図7における矢印aの方向に)引き込まれることとなる。
By the way, as described above, the suction of the
When the high-viscosity
一方、塗布装置150への液体材料110の供給が進むにつれて、該液体材料110は、次第に容量を減少させ、液面を降下させていく。
また、サクションプレート152は、液体材料110の液面の降下にともなって下降され、液体材料110の密閉状態は、常に維持された状態となる。
つまり、液体材料110は常に密閉された状態にあることから、吸引口152cを介して該液体材料110を吸引すると、液体材料110の容量に関係なく、液面近傍(上層部)に位置する一部の液体材料110が、吸引口152cの先端部に向かって引き込まれることとなる。
On the other hand, as the supply of the
In addition, the
That is, since the
そして、図8に示すように、液体材料110の容量が少なくなると、容器102(より詳しくは、袋部材103)内部の底部近傍に位置する液体材料110が、吸引口152cに向かって引き込まれることとなる。
その結果、袋部材103に関する底部や内周部の一部は、容器102内部の底部近傍に位置する高粘度の液体材料110に引き摺られ、吸引口152cの先端部に向かって引き込まれるのである。
As shown in FIG. 8, when the volume of the
As a result, a part of the bottom part and inner peripheral part of the
その後、ポンプユニット153の吸引が一旦停止すれば、吸引口152cの先端部に向かって引き込まれた袋部材103の一部は、そのまま皺となって容器102内部の複数個所に留まることとなる。
そして、このようにして発生した複数の皺は、液体材料タンク101内に一時的に貯溜される液体材料110について、なるべく多くの容量を塗布装置150に供給して使い切るうえで、様々な障害をもたらしていた。
Thereafter, once the suction of the
The plurality of soot generated in this manner cause various obstacles in supplying as much capacity as possible to the
即ち、容器102内部に留まる複数の皺の間には、液体材料110の一部(図8における液体材料110A)が残留することがあり、このような液体材料110Aについては、もはや吸引口152cを介してポンプユニット153によって吸引することができなかった。
That is, a part of the liquid material 110 (the
また、容器102の内周面に留まる皺(図8における袋部材103A)については、ワイパープレート104を下方(液体材料110側)に移動させるうえでの障害となる。
即ち、液体材料110の液面の降下に追随して、ワイパープレート104を下降させることができないため、液体材料110の液面と平板部104aの下面との間に隙間が発生し、該隙間に入り込んだ空気が液体材料110とともにポンプユニット153によって吸引されることとなる。その結果、塗布装置150に供給される液体材料110には空気が混在することとなる。
Further, the bag (
That is, since the
さらに、容器102内部に留まる複数の皺の中には、液体材料110を押しのけて吸引口152cの先端部に吸引されるものもあり、所謂「エア噛み」現象を引き起こす要因となっていた。
このような、「エア噛み」現象が生じると、ポンプユニット153によって吸引された液体材料110には空気が混在することとなる。
従って、このような空気が混在して品質が低下した液体材料110の使用を回避するべく、液体材料タンク101の内部にある程度の容量からなる液体材料110を残した状態で、別途新たな液体材料タンク101への交換を余儀なくされていた。
Further, some of the plurality of tubs remaining inside the
When such an “air biting” phenomenon occurs, air is mixed in the
Therefore, in order to avoid the use of the
このような問題点を解決する手段として、「特許文献2」に示される技術が開示されている。
即ち、「特許文献2」においては、所定の粘度を有する液体材料を収容した袋部材と、この袋部材の上端を開放姿勢で支持する容器と、前記袋部材の開口側に位置するとともに、前記液体材料をポンプ動作で所定の吐出口に送り出す貫通孔を備えたサクションプレートと、このサクションプレートに装着されるとともに前記貫通孔と連通する貫通孔が形成されたワイパープレートとを含む塗布装置において、前記サクションプレートにおける吸引部の先端部に袋部材の吸込み防止具を設けるとともに、この吸込み防止具をワイパープレートの貫通孔より下方に突設する技術が開示されている。
As a means for solving such problems, a technique disclosed in “Patent Document 2” is disclosed.
That is, in “Patent Document 2”, a bag member that contains a liquid material having a predetermined viscosity, a container that supports an upper end of the bag member in an open posture, and an opening side of the bag member, In a coating apparatus including a suction plate having a through-hole that feeds a liquid material to a predetermined discharge port by a pump operation, and a wiper plate that is attached to the suction plate and has a through-hole that communicates with the through-hole. A technique is disclosed in which a suction preventive tool for a bag member is provided at the tip of the suction part of the suction plate, and the suction preventive tool is provided below the through hole of the wiper plate.
前記「特許文献2」に開示される技術に拠れば、「エア噛み」現象を引き起こすことなく、サクションプレートの吸引口を介して、液体材料をポンプユニットによって吸引することが可能となる。 According to the technique disclosed in the “Patent Document 2”, the liquid material can be sucked by the pump unit through the suction port of the suction plate without causing the “air biting” phenomenon.
しかし、前記「特許文献2」に開示される技術では、液体材料タンクの内部における、袋部材の皺の発生をなくすことはできず、該液体材料タンク内に貯溜される液体材料をより多く使い切るうえで発生する様々な障害を、抜本的になくすことはできない。 However, in the technique disclosed in the above-mentioned “Patent Document 2”, generation of wrinkles of the bag member in the liquid material tank cannot be eliminated, and more liquid material stored in the liquid material tank is used up. The various obstacles that occur in the above cannot be drastically eliminated.
本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みてなされたものであり、高粘度の液体材料を塗布する塗布装置に備えられ、該塗布装置に液体材料を供給する液体材料タンクであって、液体材料タンクに貯溜される液体材料をより多く使い切るべく、該液体材料タンク内に発生する袋部材の皺の低減化を図ることができる液体材料タンクを提供することを課題とする。 The present invention has been made in view of the above-described current problems, and is a liquid material tank that is provided in a coating apparatus that applies a high-viscosity liquid material and supplies the liquid material to the coating apparatus. It is an object of the present invention to provide a liquid material tank that can reduce the amount of bag material generated in the liquid material tank in order to use up more liquid material stored in the liquid material tank.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
即ち、請求項1においては、液体材料を塗布する塗布装置に備えられ、該塗布装置に供給される液体材料を収容する液体材料タンクであって、前記液体材料タンクの内部において、前記液体材料を間に挟んだ状態で、互いに対向して配設される移動部材および固定部材を有し、前記移動部材は、前記固定部材に対して近接離間するように移動可能に設けられ、前記移動部材における、前記固定部材側の面には、前記固定部材から離間する方向へ向かって凹陥する円錐台形状の凹部が形成され、前記固定部材における、前記移動部材側の面には、前記移動部材側へ向かって隆起する円錐台形状の凸部が形成されるものである。 That is, according to the first aspect of the present invention, a liquid material tank is provided in an application apparatus that applies a liquid material and contains the liquid material supplied to the application apparatus, and the liquid material is contained inside the liquid material tank. A movable member and a fixed member disposed opposite to each other in a state of being sandwiched between the movable member, the movable member being provided so as to be movable toward and away from the fixed member; The surface on the fixed member side is formed with a frustoconical recess that is recessed toward the direction away from the fixed member, and the surface on the movable member side of the fixed member is directed to the movable member side. The convex part of the truncated cone shape which protrudes toward is formed.
請求項2においては、請求項1に記載の液体材料タンクであって、前記凹部の内周面は、その傾斜角度が二段階に変化するように形成され、前記移動部材の移動方向における固定部材から離間する側の開口角度が、前記固定部材に近接する側の開口角度に比べて小さな角度に形成されるものである。 In Claim 2, It is a liquid material tank of Claim 1, Comprising: The internal peripheral surface of the said recessed part is formed so that the inclination angle may change in two steps, The fixing member in the moving direction of the said moving member The opening angle on the side away from the fixing member is formed at a smaller angle than the opening angle on the side close to the fixing member.
請求項3においては、請求項1または請求項2に記載の液体材料タンクであって、前記凸部の外周面は、その傾斜角度が二段階に変化するように形成され、前記移動部材の移動方向における移動部材に近接する側の隆起角度が、前記移動部材から離間する側の隆起角度に比べて小さな角度に形成されるものである。
In
請求項4においては、請求項1乃至請求項3のうちのいずれか一項に記載の液体材料タンクであって、前記液体材料は高粘度の液体材料であるものである。 According to a fourth aspect of the present invention, in the liquid material tank according to any one of the first to third aspects, the liquid material is a high-viscosity liquid material.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
即ち、本発明における液体材料タンクに拠れば、高粘度の液体材料を塗布する塗布装置に備えられ、該塗布装置に液体材料を供給する液体材料タンクであって、液体材料タンクに貯溜される液体材料をより多く使い切るべく、該液体材料タンク内に発生する袋部材の皺の低減化を図ることができる液体材料タンクを提供することができる。 That is, according to the liquid material tank of the present invention, a liquid material tank that is provided in an application device that applies a liquid material having a high viscosity and supplies the liquid material to the application device, the liquid stored in the liquid material tank. In order to use up more material, it is possible to provide a liquid material tank capable of reducing bag member wrinkles generated in the liquid material tank.
次に、発明の実施の形態を説明する。 Next, embodiments of the invention will be described.
[塗布装置50]
先ず、本発明を具現化する液体材料タンク1が備えられる塗布装置50の構成について、図1を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては、便宜上、図1における図面上の上下方向を塗布装置50(液体材料タンク1)の上下方向と規定して記述する。
[Coating device 50]
First, the structure of the
In the following description, for convenience, the vertical direction on the drawing in FIG. 1 is described as the vertical direction of the coating apparatus 50 (liquid material tank 1).
塗布装置50は、後述する液体材料タンク1より供給された高粘度の液体材料10を、機械部品相互間の所定の接合面に塗布する装置である。
塗布装置50は上下方向に延出するフレーム部材51や、該フレーム部材51の内部に配設されるサクションプレート52や、ポンプユニット53などを有して構成される。
The
The
サクションプレート52は、液体材料10の吸引口52cを有するとともに、液体材料10を吸引する際、後述するワイパープレート4や押出しプレート5を介して、液体材料タンク1の内部を密閉(シール)するための部位である。
The
サクションプレート52は、貫通孔52dを有する円筒状のボス部52bと、ボス部52bの下端部外周から半径方向外側へ向かって延出する円盤状のプレート部52aとを備えており、ボス部52bの下端からは、貫通孔52dの一端側における開口部である吸引口52cが突出している。
また、プレート部52aの軸心方向断面における外形寸法は、ワイパープレート4の軸心方向断面における外形寸法に比べてやや小さくなるように形成される。
The
Further, the outer dimension of the
液体材料10は、サクションプレート52に形成される貫通孔52dを通じて、後述するポンプユニット53に吸引されるようになっている。
そして、サクションプレート52は、フレーム部材51内部の上下方向(フレーム部材51の延出方向)中央部において、吸引口52cを下方に配置し、軸心方向を上下方向に向けた姿勢で配設される。
The
The
サクションプレート52の上部にはポンプユニット53が設けられる。
ポンプユニット53は、サクションプレート52を介して液体材料10を吸引するとともに、ホース54を介して図示せぬノズルに前記液体材料10を吐出するための部位である。
A
The
ポンプユニット53は内部に吸引機構(図示せず)を有する本体部53aや、該本体部53aとサクションプレート52における貫通孔52dの他端側(上端)とを連通する経路部53bなどにより構成される。
具体的には、本体部53aおよび経路部53bは各々略円筒形状の部材から形成され、これら両部材53a・53bが同軸上に配設されるとともに、互いに一体的に形成される。
The
Specifically, the
また、前記経路部53bの軸心方向途中部には分岐経路部53cが形成され、該分岐経路部53cの先端部には、ホース54を介して、図示せぬノズルが連結される。
A
一方、本体部53aに備えられる前記吸引機構は図示せぬピストン部を有している。
また、経路部53bにおける分岐経路部53cとの連通箇所近傍には、図示せぬ切替え弁が内装されている。
On the other hand, the suction mechanism provided in the
In addition, a switching valve (not shown) is provided in the vicinity of the communication portion of the
そして、ポンプユニット53は、経路部53bを下方に配置し、該経路部53bの軸心方向を上下方向に向けた姿勢で配設される。
ポンプユニット53はサクションプレート52と同軸上に配設され、経路部53b内を貫通する経路がサクションプレート52の貫通孔52dと連通される。
The
The
そして、このような構成からなるサクションプレート52やポンプユニット53などによって、液体材料タンク1の内部に貯溜された高粘度の液体材料10が、図示せぬノズルに供給され、該ノズルを介して機械部品相互間の所定の接合面に塗布されるのである。
The high-
[液体材料タンク1]
次に、液体材料タンク1の全体構成について、図1を用いて説明する。
液体材料タンク1は塗布装置50に備えられ、高粘度の液体材料10を一時的に内部に貯溜するとともに、適量の液体材料10を逐次、塗布装置50のノズルに供給するためのものである。
液体材料タンク1は主に容器2や袋部材3やワイパープレート4や押出しプレート5や底上げプレート6などを有して構成される。
[Liquid material tank 1]
Next, the overall configuration of the liquid material tank 1 will be described with reference to FIG.
The liquid material tank 1 is provided in the
The liquid material tank 1 mainly includes a container 2, a
即ち、容器2の内部において、その底部には底上げプレート6が配設され、該底上げプレート6の上部には、液体材料10が貯溜された袋部材3が配設される。袋部材3は、その底部および側部が、容器2の底面(より詳しくは底上げプレート6の上面)および内周面に添って配設されている。
That is, inside the container 2, the
また、容器2の内部において、液体材料10の液面の上方には押出しプレート5およびワイパープレート4が配設されており、押出しプレート5はワイパープレート4の下方に配置されている。
さらに、ワイパープレート4の上方には、塗布装置50のサクションプレート52が配設される。
つまり、押出しプレート5および底上げプレート6は、液体材料10を間に挟み、互いに対向して配設されている。
Further, in the container 2, an
Further, a
That is, the
なお、これらの容器2、底上げプレート6、押出しプレート5、ワイパープレート4、およびサクションプレート52は、互いに同軸上に配設される。
In addition, these container 2, the
次に、容器2について説明する。
容器2は液体材料タンク1の基部となる部位であり、既知のペール缶によって構成される。
即ち、容器2は円筒状の中空部材からなる胴体部2aや、胴体部2aの一方の端部を塞ぎ、容器2の底部となる平面部2bなどにより形成される。
Next, the container 2 will be described.
The container 2 is a part serving as a base of the liquid material tank 1 and is constituted by a known pail can.
That is, the container 2 is formed by a
そして、容器2は、塗布装置50が有するフレーム部材51内部の下部において、平面部2bを下方に配置し、軸心方向を上下方向に向けた姿勢で配設されるとともに、塗布装置50が有するサクションプレート52の下方において、該サクションプレート52と同軸上に配設される。
And the container 2 has the coating |
なお、容器2の上端部における外周面上には、例えばクリップなどの既知の固定金具21・21・・・が複数個配設されており、前記複数の固定金具21・21・・・によって、容器2の内部に収容される袋部材3の先端部が保持されている。
In addition, on the outer peripheral surface in the upper end part of the container 2, for example, a plurality of known fixing
次に、袋部材3について説明する。
袋部材3は容器2の内周面と底部とに沿わせて備えられ、液体材料10を容器2の内部に保持するための部位である。
Next, the
The
袋部材3は、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどからなるポリ袋によって構成され、その内容積は容器2の内容積に比べてやや大きく形成される。
具体的には、容器2の胴体部2aの内周面と、平面部2bの上面とに沿わせて、袋部材3を容器2の内部に配設した場合に、袋部材3の上端部3aが、容器2の上端部から外方へ飛び出すようになっている。
The
Specifically, when the
そして、袋部材3は、容器2の内部において、開口部を上方に向けて、胴体部2aの内周面と、後述する底上げプレート6の上面とに沿わせて配設される。また、容器2の上端部より外方へ飛び出した袋部材3の上端部3aは、容器2の外周面側に折り返され、複数の固定金具21・21・・・によって固定保持される。
And the
次に、ワイパープレート4について説明する。
ワイパープレート4は袋部材3の内部に配設され、該袋部材3の内部側面に付着して残留する液体材料10を剥ぎ取るための部材である。
Next, the wiper plate 4 will be described.
The wiper plate 4 is disposed inside the
ワイパープレート4は円盤状の平板部4aと、該平板部4aの外周縁に形成されるフランジ状の側板部4bと、によって構成される。
具体的には、側板部4bは、平板部4aの外周縁における全周にわたって形成されており、平板部4aの外周縁から上方(袋部材3の開口部側)に延出している。
The wiper plate 4 includes a disk-shaped
Specifically, the
平板部4aの中央部には軸心方向に貫通する貫通孔4cが形成され、該貫通孔4cを介して、サクションプレート52の吸引口52cがワイパープレート4に挿入される。
また、貫通孔4cの周囲には、複数の螺孔4d・4d・・・が穿孔され、これら螺孔4d・4d・・・を介して後述する押出しプレート5が着脱可能に固設される。
A through
Further, a plurality of
ワイパープレート4は、側板部4bの外径寸法(図1における寸法X)が、胴体部2aの内径寸法(図1における寸法Y)に比べて、袋部材3の厚み分だけ小さくなるように形成される。
The wiper plate 4 is formed such that the outer diameter dimension (dimension X in FIG. 1) of the
また、容器2の内周面に添わせて配設される袋部材3の内部において、ワイパープレート4は、平板部4aを下方に向けた状態で配設され、側板部4bを袋部材3の内周面に摺接させながら軸心方向へ摺動可能に設けられる。
そして、容器2の内部において、軸心方向の下方に向かってワイパープレート4が摺動移動することで、袋部材3の内部側面に付着して残留する液体材料10は、側板部4bの下端部によって剥ぎ取られるのである。
Further, in the
Then, the wiper plate 4 slides and moves downward in the axial direction inside the container 2, so that the
次に、押出しプレート5について説明する。
押出しプレート5は、外部の空気などが液体材料10内に入り込まないように、容器2(より詳細には、袋部材3)の内部を密閉するための部位である。
その一方で、押出しプレート5は、後述する底上げプレート6とともに、容器2内部に発生する袋部材3の皺を低減するための部位である。
Next, the
The
On the other hand, the
押出しプレート5は円盤状の平板部材によって形成される。また、押出しプレート5の平面視中央部には、軸心方向に貫通する貫通孔5aが穿孔される。
そして、押出しプレート5の一側(押出しプレート5の軸心方向における底上げプレート6側)の平面部には、底上げプレート6から離間する方向へ向かって凹陥する円錐台形状からなる緩やかな凹部5bが形成される。つまり、凹部5bは、外周縁側から中心側へ向かうにつれて深さが深くなる凹陥形状に形成されている。
また、押出しプレート5は、底上げプレート6に対して近接離間する方向へ移動可能に設けられている。
The
A
Further, the
押出しプレート5は、容器2の内部において、凹部5bを下方に向けた状態で、該容器2と同軸上に配設され、ワイパープレート4の螺孔4d・4d・・・を介して、皿螺子などの締結部材によって前記ワイパープレート4と着脱可能に固設される。
つまり、押出しプレート5は、容器2の内部において、袋部材3内に収容された液体材料10の液面の上方に配置されている。
The
That is, the
そして、サクションプレート52が容器2の上方から下降して容器2内に進入すると、該サクションプレート52のプレート部52aと、ワイパープレート4の平板部4aとが当接する。サクションプレート52とワイパープレート4とが当接すると、サクションプレート52の吸引口52cが、ワイパープレート4の貫通孔4cおよび押出しプレート5の貫通孔5aに挿入され、該吸引口52cが押出しプレート5よりも底上げプレート6側へ突出した状態となる。
そして、サクションプレート52がワイパープレート4への当接後にさらに下降すると、ワイパープレート4はサクションプレート52に押圧されて下降する。また、押出しプレート5がワイパープレート4の下降にともなって下降する。
When the
When the
このように、サクションプレート52の下降動作によって、押出しプレート5は下降され、液体材料10の液面は、押出しプレート5の下面に形成される凹部5bによって押圧される。
なお、押出しプレート5は、本実施例に示すように、締結部材によってワイパープレート4に対して固設されることに限定されるものではなく、単に、押出しプレート5の上面がワイパープレート4の下面と当接される状態であればよい。
Thus, the push-
As shown in the present embodiment, the
次に、底上げプレート6について説明する。
前述のとおり、底上げプレート6は、押出しプレート5とともに、容器2内部に発生する袋部材3の皺を低減するための部位である。
Next, the
As described above, the
底上げプレート6は円盤状の平板部材によって形成され、その他側(底上げプレート6の軸心方向における押出しプレート5側)の平面部には、押出しプレート5側へ向かって円錐台形状に緩やかに隆起する凸部6aが形成される。つまり、底上げプレート6の上面に形成される凸部6aは、外周縁側から中心側へ向かうにつれて高さが高くなる突出形状に形成されている。
なお、凸部6aの形状は、押出しプレート5の凹部5bの形状に沿って形成され、これら、凸部6aと凹部5bとは互いに合致可能に形成される。
The
In addition, the shape of the
また、底上げプレート6は、容器2内部の底部において、凸部6aを上方に向けた状態で、該容器2と同軸上に配設され、底上げプレート6の上面には、液体材料10が貯溜された袋部材3の底部が覆い被さった状態となる。
Further, the
そして、液体材料10の液面の上方には、押出しプレート5が凹部5bを下方に向けて配設される。
つまり、容器2の底部に配置される底上げプレート6と、容器2内における液体材料10の液面の上方に配置される押出しプレート5とは、液体材料10を間に挟んだ状態で、上下方向に対向して配設されており、これら底上げプレート6と押出しプレート5とに各々形成される凸部6aと凹部5bとは、互いに対向する側に向かって配設される。
And the
That is, the bottom-up
このような配置構成からなる押出しプレート5と底上げプレート6との間に位置する液体材料10は、サクションプレート52の下降にともなって押出しプレート5が下降すると、押出しプレート5および底上げプレート6により挟持されて押圧されることとなる。
その結果、後述のとおり、液体材料10の内部には内部応力が発生し、該内部応力によって、液体材料10はこれら凸部6aと凹部5bの形状に沿って外周側へ向かって斜下方(図2における矢印bを参照)に押し流され、袋部材3に生じる皺は引き伸ばされて低減されるのである。
The
As a result, as will be described later, an internal stress is generated inside the
[押出しプレート5]
次に、本実施例における押出しプレート5の詳細について、図3を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては、便宜上、図3における図面上の上下方向を押出しプレート5の上下方向と規定して記述する。
また、紙面向かって右半分は、押出しプレート5の断面形状を示す。
[Extruded plate 5]
Next, the detail of the
In the following description, for convenience, the vertical direction on the drawing in FIG. 3 is defined as the vertical direction of the
The right half of the drawing shows the cross-sectional shape of the
押出しプレート5は、熱可塑性樹脂を材料とする円盤状の平板部材により形成され、その平面部(より詳しくは、押出しプレート5の上面)の外径寸法(図3における寸法Z1)は、ワイパープレート4の側板部4bの外径寸法(図1における寸法X)と略同程度に形成される。
また、前述のとおり、押出しプレート5の平面視中央部には、軸心方向に貫通する貫通孔5aが穿孔され、該貫通孔5aの内径寸法は、サクションプレート52の吸引口52c(図1を参照)の外形寸法と略同程度に形成される。
The
Further, as described above, a through-
押出しプレート5の下面には凹部5bが形成される。
凹部5bは円錐台形状に形成され、押出しプレート5の下面より、上方に向かって、徐々に縮径する形状に形成される。
具体的には、凹部5bは、押出しプレート5の下面において、該下面の外形寸法と略同程度の内径寸法を有して形成されるとともに、上方に向かって徐々に平面視中央部に向かって縮径される。
そして、凹部5bの底面、つまり上端面5cは、貫通孔5aによって貫通される。
A
The
Specifically, the
The bottom surface of the
なお、凹部5bは、その内周面5dに関する傾斜角度が二段階に変化するように形成されている。
即ち、凹部5bは、押出しプレート5の下面から軸心方向中央部にかけての内周面5d(図3に示す領域5A)の開口角度(図3に示す角度θ1)が、前記軸心方向中央部から上端面5cにかけての内周面5d(図3に示す領域5B)の開口角度(図3に示す角度θ2)に比べて、大きな角度となるようにして形成されている。
The
That is, the
換言すれば、押出しプレート5の凹部5bの内周面5dは、上端面5c近傍の開口角度(図3に示す領域5Bの開口角度θ2)が、底上げプレート6と対向する側の開口角度(図3に示す領域5Aの開口角度θ1)に比べて小さな角度となるように形成されている。
つまり、上端面5c近傍に位置する内周面5dの水平面に対する傾斜角度が、底上げプレート6と対向する側に位置する内周面5dの水平面に対する傾斜角度よりも大きくなっている。
In other words, the inner
That is, the inclination angle of the inner
このような形状からなる凹部5bを有することで、押出しプレート5は底上げプレート6とともに、液体材料10を押出しプレート5の平面視中央部から外周部に向かう放射状の方向に向かって押し流すことを可能としている。
By having the
[底上げプレート6]
次に、本実施例における底上げプレート6の詳細について、図4を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては、便宜上、図4における図面上の上下方向を底上げプレート6の上下方向と規定して記述する。
また、紙面向かって右半分は、底上げプレート6の断面形状を示す。
[Bottom raising plate 6]
Next, details of the bottom-up
In the following description, the vertical direction on the drawing in FIG. 4 is defined as the vertical direction of the
Further, the right half of the drawing shows the cross-sectional shape of the bottom-up
底上げプレート6は、熱可塑性樹脂を材料とする円盤状の平板部材により形成され、その平面部(より詳しくは、底上げプレート6の下面)の外径寸法(図4における寸法Z2)は、押出しプレート5の平面部(より詳しくは、押出しプレート5の上面)の外径寸法(図3における寸法Z1)と略同程度に形成される。
The
底上げプレート6の上面には凸部6aが形成される。
凸部6aは円錐台形状に形成され、底上げプレート6の上面より、上方に向かって、徐々に縮径しながら隆起する形状に形成される。
具体的には、凸部6aは、底上げプレート6の上面において、該上面の外径寸法と略同程度の外径寸法を有して形成されるとともに、上方に向かって徐々に平面視中央部に縮径されつつ隆起するようにして形成される。
A
The
Specifically, the
そして、凸部6aの上端面6bにおいて、その平面視中央部には螺孔6cが穿孔され、該螺孔6cを介して、ボルトなどの締結部材が着脱可能に螺着される。
なお、前記締結部材は、底上げプレート6の取手部として螺着されるものである。
よって、容器2内部の底部に底上げプレート6を配設する場合、あるいは、容器2内部より底上げプレート6を取り出す場合を除き、前記締結部材は底上げプレート6より取り外される。
And in the
The fastening member is screwed as a handle portion of the
Therefore, the fastening member is removed from the bottom-up
凸部6aは、前述のとおり、押出しプレート5の凹部5bの形状に沿って形成され、その外周面6dに関する傾斜角度は二段階に変化するように形成されている。
即ち、凸部6aは、底上げプレート6の上面(凸部6aの下端部)から凸部6aの軸心方向中央部にかけての外周面6d(図4に示す領域6A)の隆起角度(図4に示す角度θ3)が、前記上下方向中途部から上端面6bにかけての外周面6d(図4に示す領域6B)の隆起角度(図4に示す角度θ4)に比べて、大きな角度となるように形成されている。
As described above, the
That is, the
換言すれば、底上げプレート6の凸部6aの外周面6dは、押出しプレート5に近い側の隆起角度(図4に示す領域6Bの隆起角度θ4)が押出しプレート5から遠い側の底面近傍の隆起角度(図4に示す領域6Aの隆起角度θ3)に比べて小さな角度となるように形成されている。
つまり、押出しプレート5に近い側に位置する外周面6dの水平面に対する傾斜角度が、底面近傍に位置する外周面6dの水平面に対する傾斜角度よりも大きくなっている。
In other words, the outer
That is, the inclination angle of the outer
このような形状からなる凸部6aを有することで、底上げプレート6は押出しプレート5とともに、液体材料10を底上げプレート6の平面視中央部から外周部に向かう放射状の方向に向かって押し流すことを可能としている。
By having the
[液体材料タンク1の使用方法]
次に、本実施例における液体材料タンク1の使用方法について、図1、図2を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては、便宜上、図2における図面上の上下方向を液体材料タンク1の上下方向と規定して記述する。
図1に示すように、液体材料タンク1は、容器2の内部に袋部材3やワイパープレート4や押出しプレート5や底上げプレート6などが予め所定の箇所に配設された状態で塗布装置50に備えられる。
[How to use liquid material tank 1]
Next, the usage method of the liquid material tank 1 in a present Example is demonstrated using FIG. 1, FIG.
In the following description, for convenience, the vertical direction on the drawing in FIG. 2 is described as the vertical direction of the liquid material tank 1.
As shown in FIG. 1, the liquid material tank 1 is disposed in the
液体材料タンク1の容器2内部における、前記袋部材3、ワイパープレート4、押出しプレート5、および底上げプレート6などの配設手順について説明する。
先ず、底上げプレート6が凸部6aを上方に向けた姿勢で、容器2の内部における底部に配設される。
An arrangement procedure of the
First, the bottom-up
容器2内部への底上げプレート6の配設が完了すると、続いて袋部材3が容器2の内部に投入される。
この際、袋部材3の内部には、高粘度の液体材料10が予め一定量貯溜されており、袋部材3は、液体材料10を内部に有したまま、開口部を上方に向けて容器2の内部に投入される。
When the disposition of the
At this time, a certain amount of high-
容器2への袋部材3の投入が完了すると、皿螺子などの締結部材によって接続されたワイパープレート4および押出しプレート5が、押出しプレート5を下方に向けた姿勢で、容器2の内部(袋部材3の内部)に上方より挿入される。
これにより、これらワイパープレート4、および押出しプレート5は、液体材料10の液面上方において、押出しプレート5の凹部5bを下方に向けた状態で、容器2の内部に配設される。
When the charging of the
Thus, the wiper plate 4 and the
このような手順によって、袋部材3、ワイパープレート4、押出しプレート5、底上げプレート6などが、容器2の内部における所定の箇所に配設された液体材料タンク1は、塗布装置50に備えられるサクションプレート52の下方において、容器2の開口部を上方に向けて配設される。
By such a procedure, the liquid material tank 1 in which the
そして、液体材料タンク1に貯溜される液体材料10を塗布装置50に供給する際は、先ず、ポンプユニット53とともにサクションプレート52が下降(液体材料10側に移動)し、プレート部52aの下面が、ワイパープレート4の平板部4a上面と当接される。
When supplying the
その後、さらにサクションプレート52が下降することで、ワイパープレート4が押出しプレート5とともにサクションプレート52に連動して下降し、該押出しプレート5の下面が液体材料10の液面を圧接するとともに、吸引口52cが液体材料10に挿入される。
つまり、液体材料タンク1の内部は、容器2(より詳しくは、袋部材3)の内周面と底面、押出しプレート5の下面、および吸引口52cによって、密閉された状態となる。
Thereafter, when the
That is, the inside of the liquid material tank 1 is sealed by the inner peripheral surface and the bottom surface of the container 2 (more specifically, the bag member 3), the lower surface of the
液体材料10に吸引口52cが挿入されると、ポンプユニット53に内装されるピストン部(図示せず)が、本体部53aの内部を上方へ摺動移動する。そして、液体材料10の一部は、ポンプユニット53内に吸引される。
When the
その後、予め定められた量の液体材料10の吸引が完了すれば、経路部53bに内装される切替え弁が切り替り、ポンプユニット53における本体部53aの内部は、サクションプレート52の貫通孔52dとの連通状態が遮断されるとともに、分岐経路部53cの内周部と連通状態となる。
Thereafter, when the suction of the predetermined amount of the
このような前記切替え弁の切替え後、ポンプユニット53に内装されるピストン部(図示せず)が、本体部53aの内部を下方へ摺動移動することで、該ポンプユニット53内に一旦吸引された液体材料10が分岐経路部53cに向かって吐出され、ホース54を介して図示せぬノズルに供給されるのである。
After such switching of the switching valve, a piston portion (not shown) housed in the
このように、液体材料10の袋部材3からの吸引については、該液体材料10の液面において、平面視中央部に挿入される吸引口52cのみによって実行される。
そして、このような密閉状態にある高粘度の液体材料10を、吸引口52cを介して吸引すると、液面近傍(上層部)に位置する一部の液体材料10は、吸引口52cの先端部に向かって引き込まれることとなる。
As described above, the suction of the
When the highly viscous
そして、液体材料10の容量が少なくなれば、容器2(より詳しくは、袋部材3)内部の底部近傍に位置する液体材料10も、吸引口52cの先端部に向かって引き込まれることとなる。
その結果、袋部材3の底部や内周部の一部は、容器2内部の底部近傍に位置する高粘度の液体材料10に引き摺られ、吸引口52cの先端部に向かって引き込まれるのである。
その後、ポンプユニット53の吸引動作が一旦停止すると、上方へと引っ張られた袋部材3の一部は皺となって容器2の底部に留まることとなる。
And if the capacity | capacitance of the
As a result, a part of the bottom part and the inner peripheral part of the
Thereafter, when the suction operation of the
しかし、本実施例においては、これら押出しプレート5と底上げプレート6とを用いて液体材料10の内部に内部応力を発生させた際に、該内部応力によって、液体材料10を押出しプレート5と底上げプレート6とに各々形成される凹部5bと凸部6aとの形状に沿って押し流すことで、袋部材3に生じる皺を引き伸ばして低減することを可能としている。
即ち、容量の少なくなった液体材料10において、押出しプレート5によって液面を下方に向かって押圧すれば、前記液体材料10の内部には上下方向に圧縮される内部応力が発生する。
However, in this embodiment, when an internal stress is generated in the
That is, in the
そして、上下圧縮方向の応力がかかった液体材料10は、押出しプレート5の凹部5b、および底上げプレート6の凸部6aの傾斜に沿って、押出しプレート5(或いは、底上げプレート6)の中央部から外周側へ向かって(図2における矢印bの方向)放射状に押し流されることとなる。
この中央部から外周側へ向かう液体材料の流れによって、容器2の底部において袋部材3に発生した皺が伸ばされることとなり、当該皺が容器2の底部にそのまま留まることがない。
Then, the
By the flow of the liquid material from the central portion toward the outer peripheral side, the bag generated in the
その結果、袋部材3に生じる複数の皺を低減することが可能となり、液体材料タンク1に貯溜される液体材料10をより多く使い切ることができる。
つまり、塗布装置50への液体材料10の供給を終えた液体材料タンク1において、袋部材3に未だ残留する液体材料10の容量(以下、「缶底残量」と記載する)を低減することができるのである。
As a result, a plurality of wrinkles generated in the
That is, in the liquid material tank 1 that has finished supplying the
なお、前述のとおり、底上げプレート6の凸部6a、および押出しプレート5の凹部5bに関する傾斜角度については、各々二段階に変化するように形成されている。
つまり、凹部5bと凸部6aとに挟まれた空間部における中央側の上下面は、外周側の上下面に比べて水平方向に対する傾斜度合いが高くなっている。
As described above, the inclination angles related to the
In other words, the upper and lower surfaces on the center side in the space portion sandwiched between the
このような構成を有することで、これら押出しプレート5によって液面を押圧された液体材料10は、平面視において押出しプレート5(或いは、底上げプレート6)の中央部から外周部に向かって、より効果的に放射状に押し込むことを可能としている。
即ち、押出しプレート5によって液面を押圧される液体材料10は、先ず、前記空間部の中央側の上下面によって、軸心方向(上下方向)に向かって勢いよく押し込まれ、その後、その勢いを衰えさすことなく、前記空間部の外周側の上下面によって、確実に外周側へ導かれるのでる。
By having such a configuration, the
That is, the
[実証実験]
次に、本願発明の発明者が行った、液体材料10の「缶底残量」の低減化に関する実証実験について、図5を用いて説明する。
[Demonstration experiment]
Next, a verification experiment regarding reduction of the “can bottom remaining amount” of the
本発明者は、粘度や特性の異なる2種類のFIPG(A)、およびFIPG(B)を用意し、本実施例における液体材料タンク1と、従来の液体材料タンク101(図7、および図8を参照)と、を用いて、これら2種類のFIPG(A)(B)を各々塗布装置50・150へ供給した。
そして、これら2種類のFIPG(A)(B)に関する塗布装置50・150への供給を完了した後、本発明者は、本実施例における液体材料タンク1と、従来の液体材料タンク101とについて、液体材料10・110の「缶底残量」をそれぞれ計測した。
The inventor prepares two types of FIPG (A) and FIPG (B) having different viscosities and characteristics, and the liquid material tank 1 in this embodiment and the conventional liquid material tank 101 (FIGS. 7 and 8). These two types of FIPG (A) and (B) were supplied to the
Then, after completing the supply of the two types of FIPGs (A) and (B) to the
なお、本実施例における液体材料タンク1は、容器2の内部に押出しプレート5、および底上げプレート6を備える点で、従来の液体材料タンク101と相違する。
また、本実施例における液体材料タンク1は、液体材料10としてFIPGを用いている。しかし、本発明に関する技術的範囲は、これに限定されるものではなく、接着剤やグリースなど、あらゆる高粘度の液体材料に関して用いられるものである。
The liquid material tank 1 in the present embodiment is different from the conventional
The liquid material tank 1 in this embodiment uses FIPG as the
このようにして発明者が行った実証検査によって得られた結果について、以下説明する。
図5は、2種類のFIPG(A)、およびFIPG(B)についての「缶底残量」を、棒グラフによって表した図であり、縦軸には「缶底残量」に関する数値を示す。
なお、横軸におけるこれら両FIPG(A)(B)において、「改善前」とは、従来の液体材料タンク101に残留する液体材料110の「缶底残量」を示し、「改善後」とは、本実施例の液体材料タンク1に残留する液体材料10の「缶底残量」を示す。
The results obtained by the verification test conducted by the inventors in this way will be described below.
FIG. 5 is a graph showing “can bottom remaining amount” for two types of FIPG (A) and FIPG (B) by a bar graph, and the vertical axis indicates a numerical value related to “can bottom remaining amount”.
In these FIPGs (A) and (B) on the horizontal axis, “before improvement” indicates “can bottom remaining amount” of the
図5に示すように、従来の液体材料タンク101においては、これら2種類のFIPG(A)、およびFIPG(B)についての「缶底残量」(図5に示す「改善前」)は、ともに約2.7[Kg]と高い数値となっている。
これに対して、本実施例における液体材料タンク1においては、FIPG(A)についての「缶底残量」(図5に示す「改善後」)は、約0.9[Kg]、FIPG(B)についての「缶底残量」(図5に示す「改善後」)は、約1.4[Kg]と、従来の液体材料タンク101に対して、半分以下、あるいは約半分の数値にまで低減されている。
As shown in FIG. 5, in the conventional
On the other hand, in the liquid material tank 1 in the present example, the “can bottom remaining amount” (“after improvement” shown in FIG. 5) for FIPG (A) is about 0.9 [Kg], FIPG ( The “can bottom remaining amount” (“after improvement” shown in FIG. 5) for B) is about 1.4 [Kg], which is less than half of the conventional
このような結果から、本実施例に示すように、液体材料タンク1の内部に押出しプレート5、および底上げプレート6を備えることによって、塗布装置50への液体材料10の供給を終えた液体材料タンク1において、袋部材3に未だ残留する液体材料10の「缶底残量」を効果的に低減することが実証できた。
From such a result, as shown in the present embodiment, the liquid material tank in which the supply of the
[液体材料タンク201(別実施例)]
次に、別実施例における液体材料タンク201の全体構成について、図6を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては、便宜上、図6における図面上の上下方向を液体材料タンク201の上下方向と規定して記述する。
[Liquid material tank 201 (another embodiment)]
Next, the overall configuration of the
In the following description, the vertical direction on the drawing in FIG. 6 is defined as the vertical direction of the
別実施例における液体材料タンク201は、主な構成を前述の液体材料タンク1と同じくし、押出しプレート205、および底上げプレート206の形状に関して、前記液体材料タンク1と異なる点を有する。
The
即ち、押出しプレート205は、円盤状の平板部205aと、該平板部205aの外周縁に形成され、容器202の底部側に延出するフランジ状の側板部205bと、によって形成される。
また、底上げプレート206は、十分な厚みを有しつつ、厚み方向における押出しプレート205側へ向かって徐々に縮径される円錐台形状の板部材より形成される。
That is, the
Further, the bottom-up
そして、容器202の内部においては、底上げプレート206は、該容器202と同軸上、且つ縮径側が上方に位置する姿勢で配設され、底上げプレート206の上部には液体材料210が貯溜された袋部材203が覆い被さった状態となっている。
また、容器202の内部において、液体材料210の液面上部には、押出しプレート205が、該容器202と同軸上、且つ側板部205bが平板部205aから下方へ突出する姿勢で配設される。
Inside the
Further, inside the
このような構成からなる押出しプレート205と底上げプレート206とが容器202の内部に配設される液体材料タンク201を用いて、塗布装置250に液体材料210を供給すれば、袋部材203に生じる複数の皺を効果的に低減することが可能となる。
When the
即ち、塗布装置250への供給が進み、容量の少なくなった液体材料210において、押出しプレート205によって液面を下方に向かって押圧すれば、前記液体材料210の内部には上下方向に圧縮される内部応力が発生する。
In other words, when the
そして、上下圧縮方向の応力がかかった液体材料210の一部は、押出しプレート205が有する平板部205aの下面と、側板部205bの内周面、および底上げプレート206の傾斜した外周面(より詳しくは、袋部材203の内面において、底上げプレート206の傾斜した外周面に沿った部位)によって形成される空間部203Aに押し流される。
つまり、液体材料210が、押出しプレート205と底上げプレート206との間の空間における中央部から、外周側に位置する前記空間部203Aに押し流される際に、容器202の底部に発生した袋部材203の皺が伸ばされることとなり、当該皺が容器202の底部にそのまま留まることがない。
その結果、袋部材203に生じる皺を低減することが可能となっている。
A part of the
That is, when the
As a result, wrinkles generated in the
ただし、液体材料タンク201においては、液体材料210が前記空間部203Aに流れ込むこととなるため、若干の「缶底残量」が残存することとなっている。
However, in the
以上のように、本実施例における液体材料タンク1は、液体材料10を塗布する塗布装置50に備えられ、該塗布装置50に供給される液体材料10を収容する液体材料タンク1であって、前記液体材料タンク1の内部において、前記液体材料10を間に挟んだ状態で、互いに対向して配設される押出しプレート(移動部材)5および底上げプレート(固定部材)6を有し、前記押出しプレート(移動部材)5は、前記底上げプレート(固定部材)6に対して近接離間するように移動可能に設けられ、前記押出しプレート(移動部材)5における、前記底上げプレート(固定部材)6側の底部(平面部)には、前記底上げプレート(固定部材)6から離間する方向へ向かって凹陥する円錐台形状の凹部5bが形成され、前記底上げプレート(固定部材)6における、前記押出しプレート(移動部材)5側の上面(平面部)には、前記押出しプレート(移動部材)5側へ向かって隆起する円錐台形状の凸部6aが形成されることとしている。
As described above, the liquid material tank 1 in the present embodiment is provided in the
このような構成を有することで、本実施例における液体材料タンク1は、該液体材料タンク1に貯溜される液体材料10をより多く使い切るべく、該液体材料タンク1内に発生する袋部材の皺の低減化を図ることを可能としている。
即ち、液体材料タンク1においては、これら押出しプレート5と底上げプレート6とを用いて液体材料10の内部に内部応力を発生させ、該内部応力によって、液体材料10をこれら押出しプレート5と底上げプレート6とに各々形成される凹部5bと凸部6aの形状に沿って流し込むことで、袋部材3に生じる皺を引き伸ばして低減することを可能としている。
By having such a configuration, the liquid material tank 1 in the present embodiment has a bag member bag generated in the liquid material tank 1 so as to use up more of the
That is, in the liquid material tank 1, an internal stress is generated in the
その結果、袋部材3に生じる複数の皺を低減することが可能となり、液体材料タンク1に貯溜される液体材料10をより多く使い切ることができる。
つまり、塗布装置50への液体材料10の供給を終えた液体材料タンク1において、袋部材3に未だ残留する液体材料10の容量(「缶底残量」)を低減することができるのである。
As a result, a plurality of wrinkles generated in the
That is, in the liquid material tank 1 that has finished supplying the
さらに、これら押出しプレート5と底上げプレート6とを、既存の液体材料タンクに用いる場合、別途大掛かりな改造などをともなうこともなく、単に、容器2の内部に内装するだけで足りるため、経済的である。
Further, when these
また、本実施例における液体材料タンク1では、前記押出しプレート5の凹部5bの内周面(側面部)5dは、その傾斜角度が二段階に変化するように形成され、前記押出しプレート(移動部材)5の移動方向における底上げプレート(固定部材)6から離間する側の開口角度、即ち上端面(底面)5c近傍の開口角度(図3に示す領域5Bの開口角度θ2)が、前記底上げプレート(固定部材)6に近接する側の開口角度、即ち前記底上げプレート(固定部材)6と対向する側の開口角度(図3に示す領域5Aの開口角度θ1)に比べて小さな角度に形成されることとしている。
Further, in the liquid material tank 1 in the present embodiment, the inner peripheral surface (side surface portion) 5d of the
このように、押出しプレート5の凹部5bは、軸心方向の上端面5c側に向かってやや延出して形成される。
即ち、押出しプレート5によって液体材料10の液面を押圧する際、凹部5bには、より多くの液体材料10が取り込まれることとなる。
従って、液体材料10は、このような構成からなる押出しプレート5によって、前記液面を確実に保持され、下方(軸心方向、且つ底上げプレート6側の方向)に向かって押し込まれることとなる。
Thus, the recessed
That is, when the liquid surface of the
Therefore, the
また、本実施例における液体材料タンク1では、前記底上げプレート6の凸部6aの外周面(側面部)6dは、その傾斜角度が二段階に変化するように形成され、前記押出しプレート(移動部材)5の移動方向における押出しプレート(移動部材)5に近接する側の隆起角度、即ち前記押出しプレート(移動部材)5と対向する側の隆起角度(図4に示す領域6Bの隆起角度θ4)が、前記押出しプレート(移動部材)5から離間する側の隆起角度、即ち底面近傍の隆起角度(図4に示す領域6Aの隆起角度θ3)に比べて小さな角度に形成されることとしている。
Moreover, in the liquid material tank 1 in the present embodiment, the outer peripheral surface (side surface portion) 6d of the
このような構成を有することで、底上げプレート6の凸部6aは、軸心方向の上方(押出しプレート6側の方向)に向かって、やや延出されることとなる。
即ち、押出しプレート5によって、下方(軸心方向、且つ底上げプレート6側の方向)に向かって押し出された液体材料10は、先ず凸部6aの上部(図4に示す領域6B)における外周面6dによって受け止められることで勢いが減少され、その後、下部(図4に示す領域6A)における外周面6dに沿って、下方に向かって緩やかに流れることとなる。
従って、液体材料10は、平面視において、底上げプレート6の中央部より外周部に向かって放射状に、確実に流れ込むこととなる。
By having such a configuration, the
That is, the
Therefore, the
また、本実施例における液体材料タンク1において、前記液体材料10は高粘度の液体材料であることとしている。
In the liquid material tank 1 in the present embodiment, the
即ち、本実施例における液体材料タンク1は、ポンプユニット53による液体材料10の吸引の際、とりわけ袋部材3の一部を引き摺りやすく、皺を発生させやすい高粘度の液体材料10に対して、該皺の発生を低減し、前記液体材料タンク1に貯溜される液体材料10をより多く使い切ることができるのである。
That is, the liquid material tank 1 in the present embodiment is particularly suitable for the high-
1 液体材料タンク
5 押出しプレート(移動部材)
5A 領域
5B 領域
5b 凹部
5c 上端面(底面)
5d 内周面(側面部)
6 底上げプレート(固定部材)
6A 領域
6B 領域
6a 凸部
6d 外周面(側面部)
10 液体材料
50 塗布装置
θ1 開口角度
θ2 開口角度
θ3 隆起角度
θ4 隆起角度
1
5d Inner peripheral surface (side surface)
6 Bottom-up plate (fixing member)
10
Claims (4)
前記液体材料タンクの内部において、前記液体材料を間に挟んだ状態で、互いに対向して配設される移動部材および固定部材を有し、
前記移動部材は、前記固定部材に対して近接離間するように移動可能に設けられ、
前記移動部材における、前記固定部材側の面には、前記固定部材から離間する方向へ向かって凹陥する円錐台形状の凹部が形成され、
前記固定部材における、前記移動部材側の面には、前記移動部材側へ向かって隆起する円錐台形状の凸部が形成される、
ことを特徴とする液体材料タンク。 A liquid material tank that is provided in a coating apparatus that applies a liquid material and that stores the liquid material supplied to the coating apparatus,
Inside the liquid material tank, having a moving member and a fixed member disposed to face each other with the liquid material sandwiched therebetween,
The moving member is movably provided so as to be close to and away from the fixed member,
On the surface of the moving member on the fixed member side, a truncated cone-shaped concave portion that is recessed toward the direction away from the fixed member is formed,
On the surface of the fixed member on the side of the moving member, a truncated cone-shaped convex portion that protrudes toward the side of the moving member is formed.
A liquid material tank characterized by that.
その傾斜角度が二段階に変化するように形成され、
前記移動部材の移動方向における固定部材から離間する側の開口角度が、前記固定部材に近接する側の開口角度に比べて小さな角度に形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体材料タンク。 The inner peripheral surface of the recess is
It is formed so that its inclination angle changes in two stages,
The opening angle on the side away from the fixing member in the moving direction of the moving member is formed at a smaller angle than the opening angle on the side close to the fixing member.
The liquid material tank according to claim 1, wherein:
その傾斜角度が二段階に変化するように形成され、
前記移動部材の移動方向における移動部材に近接する側の隆起角度が、前記移動部材から離間する側の隆起角度に比べて小さな角度に形成される、
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の液体材料タンク。 The outer peripheral surface of the convex part is
It is formed so that its inclination angle changes in two stages,
The bulging angle on the side close to the moving member in the moving direction of the moving member is formed at a smaller angle than the bulging angle on the side away from the moving member.
The liquid material tank according to claim 1, wherein the liquid material tank is a liquid material tank.
ことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のうちのいずれか一項に記載の液体材料タンク。 The liquid material is a high viscosity liquid material,
The liquid material tank according to claim 1, wherein the liquid material tank is a liquid material tank.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010032705A JP2011167611A (en) | 2010-02-17 | 2010-02-17 | Liquid material tank |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010032705A JP2011167611A (en) | 2010-02-17 | 2010-02-17 | Liquid material tank |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011167611A true JP2011167611A (en) | 2011-09-01 |
Family
ID=44682294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010032705A Pending JP2011167611A (en) | 2010-02-17 | 2010-02-17 | Liquid material tank |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011167611A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2550861A1 (en) | 2011-07-29 | 2013-01-30 | Ralloc Co. Ltd. | Snap hook for animal leash |
-
2010
- 2010-02-17 JP JP2010032705A patent/JP2011167611A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2550861A1 (en) | 2011-07-29 | 2013-01-30 | Ralloc Co. Ltd. | Snap hook for animal leash |
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