JP2011167593A - 有機廃液処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高濃度塩化ナトリウム含有、高pHの有機廃液を安価にかつ効率よく生物学的に処理し、メタン発酵させて有価物として利用する。
【解決手段】高濃度塩化ナトリウム含有、高pHの有機廃液を中和処理してpH9以下とする中和処理部3を設け、中和処理部3で中和された有機廃液3aを塩化ナトリウム濃度の低い有機排水2aで希釈する希釈部4を設け、希釈部4で希釈された有機廃液4aをメタン発酵するメタン発酵部5を設け、メタン発酵部5で得られるメタンガス5bを燃料として消費するガス消費部6を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は高濃度塩化ナトリウム含有、高pHの有機廃液を処理する方法に関し、その有機廃液をメタン発酵させて有価物として利用する技術に関する。
たとえば、石鹸製造業における廃液は、グリセリン、脂肪酸等の有機物が含まれているが、従来、この廃液は有機物を回収、再生した後廃棄されていた。しかし、バイオディーゼル製造副産物としてのグリセリンが大量に流通する昨今、廃液からのグリセリンの回収がコスト的に見合わなくなってきており、近年ではこのような廃液を焼却処理等により処分することが主流になってきている。
しかし、このような処理を行うと、エネルギー的に無駄が多く、環境負荷が高いことなどの理由で廃液中の有機物を有効利用することが検討されている。廃液中の有機物の利用形態としては、回収、再生を除けば、他に微生物によるメタン発酵を利用してメタンガスとしてエネルギーを回収することが考えられるが、高濃度塩化ナトリウム含有、高pHの廃液は、メタン発酵を行う微生物が活動する環境としては好ましくなく、上記石鹸製造業における廃液などには適用することができないという実情があった。
尚、本発明では、主に石鹸製造廃液を例に説明を行うが、バイオディーゼル製造業など各種産業廃液についても同様の問題点を抱えており、廃液中の有機物からメタンを生成することが検討されている(特許文献1)。本発明においては、これらの廃液を有機廃液と総称するものとする。さらに、このような石鹸製造業等では、塩濃度の低い有機排水も同時に発生している場合が多く、これを有機廃液とは区別して有機排水と称するものとする。
特開2003-027075号公報
上記実情に鑑み、本発明は、高濃度塩化ナトリウム含有、高pHの有機廃液を安価にかつ効率よく生物学的に処理し、メタン発酵させて有価物として利用することを目的とする。
尚、メタン発酵の方法としては、UASB法(上向流嫌気性汚泥床法(Upflow Anaerobic Sludge Blanket))が知られており、UASBによる嫌気性処理装置は汚泥保持濃度が高く、高負荷処理が可能であることから、近年、食品排水を中心に急速に普及している。UASB法は、原水を反応槽の下部より上向流で流入させ、菌の付着担体を用いることなく、汚泥をブロック化又は粒状化させて粒径1〜数mmのグラニュール汚泥の汚泥床(スラッジブランケット)を形成させ、反応槽中に高濃度の微生物を保持して、高負荷処理を行う方法であり、好気性活性汚泥法に比べて、反応槽容積当りの有機物負荷が10kg−CODCr/m3 /day以上と非常に高い。しかも、曝気のためのエネルギーが不要である;メタンガスとしてエネルギーの回収が可能である;余剰汚泥発生量が少ない;等の優れた特長も備えている。
〔構成〕
上記目的を達成するための本発明の有機廃液処理装置の特徴構成は、高濃度塩化ナトリウム含有、高pHの有機廃液を中和処理してpH9以下とする中和処理部を設け、
前記中和処理部で中和された有機廃液を塩化ナトリウム濃度の低い有機排水で希釈する希釈部を設け、
前記希釈部で希釈された有機廃液をメタン発酵するメタン発酵部を設け、
前記メタン発酵部で得られるメタンガスを燃料として消費するガス消費部を設けた点にある。
〔作用効果〕
つまり、中和処理部で有機廃液を中和処理するとメタン発酵を行うに当たって微生物にとって好ましくない環境の高アルカリ条件を緩和することができる。また、希釈部を設け、塩化ナトリウム濃度(以下単に塩濃度と称する)の低い有機排水で希釈するから、有機廃液の塩濃度は低下させられ、メタン発酵をする微生物が活動するのに好ましい環境を整えることができる。尚、中和処理はpH9以下としておけば、微生物の活動に支障が生じにくくかつ、微生物の働きによって、有機廃液のpHがさらに変動したとしても適度な微生物育成環境が維持されるので好ましい。
ここで希釈に用いる液として、前記有機廃液とは別に得られる塩濃度の低い有機排水を用いると、有機廃液の塩濃度を低下させるとともに、その有機排水中の有機物も同時にメタン発酵に供することができるようになり、2種類の有機廃液、有機排水を同時に処理できることになって効率がよい。
また、希釈部で希釈された有機廃液は、メタン発酵部においてメタン発酵させて、メタンを生成させられるので、効率良く有機廃液中の有機物を利用することが出来る。そして、メタン発酵部にて高効率で生成されたメタンガスは、ガス消費部において燃料として用いられ、たとえば石鹸製造プラントの動力として利用できる。したがって、必要とされるエネルギーを有機廃液から補充し、かつ、有機廃液の廃棄にかかるコストを抑えることができるので、効率の良い有機廃液処理装置として運用することができる。
〔構成〕
また、前記中和処理部に、前記ガス消費部から発生する排ガスを導入する排ガス導入部を設け、前記排ガスを前記有機廃液と接触させることにより中和処理を行うことが好ましい。
〔作用効果〕
前記中和処理部では、たとえば硫酸等の酸を用いて有機廃液のアルカリを中和することも出来るが、前記ガス消費部からの排ガスは二酸化炭素を含むので、この排ガスを用いることによっても中和することができる。これにより、排ガスとして外部に排出される環境汚染物質を低減させながら中和処理を行え、かつ、中和に要する酸量を減少させることができるので好ましい。
〔構成〕
また、前記有機廃液が、石鹸製造塩析工程の廃液であり、前記有機排水が、冷却水や洗浄排水の混合排水であることが好ましい。
〔作用効果〕
石鹸製造業においては、塩析工程において高濃度塩化ナトリウム含有、高pHの有機廃液が発生し、各工程における冷却水や洗浄排水として塩濃度の低い有機排水が発生するので、これらの有機廃液および有機排水を組み合わせることにより、石鹸製造設備の排水を有効に利用しながら有価物を生産することができるようになり、2種類の有機廃液、有機排水を同時に処理できることになって効率がよい。
尚、石鹸製造業における排水の組成は、おおよそ表1のようになっている。表中の高濃度排水が塩析工程における排水で、本発明では有機廃液と称し、低濃度排水が各工程における冷却水や洗浄排水として発生する排水で、本発明で有機排水と称するものに該当している。また、参考に、バイオディーゼルフューエル製造業における排水の物性についても同様に表1に示す。
Figure 2011167593
〔構成〕
また、前記希釈部において有機廃液を塩化ナトリウム濃度が1.5%以下になるように希釈することが好ましい。
〔作用効果〕
通常のUASBで用いられる嫌気性菌は、塩濃度の高い環境下であまり高い活性を示さないが、本発明者らの検討の結果、1.5%以下程度の低塩濃度環境では、十分メタン発酵活性を示すことが後述の実施例より明らかになっている。そのため、前記希釈部において有機廃液を塩化ナトリウム濃度が1.5%以下になるように希釈すると、あまり希釈率を上げることなく、高い活性でUASB処理部を働かせて効率よくメタンを生成することができるようになる。
〔構成〕
また、前記メタン発酵部が、UASB法によりメタン発酵を行うUASB反応槽を備えるものであることが好ましい。
〔作用効果〕
生物処理法としては、嫌気処理法で一般にメタンを生成することができるので、メタン発酵部としていずれの形態を採用してもかまわないが、メタン発酵部としてUASB法を採用すると、有機廃液中の有機物量に対するメタン転換能力が高く、かつ、反応処理速度も速いので好適である。
〔構成〕
前記メタン発酵部でメタン発酵された有機廃液を、さらに好気性箘により分解する好気処理部を設けることが好ましい。
〔作用効果〕
メタン発酵部において有機物をメタン発酵させてメタンガスに転換したとしても、実際には処理しきれなかった有機物などが有機廃液中に残存することになる。そこで、これらを好気性菌によって分解することによって、残存有機物を二酸化炭素と水に転換してしまえば、環境負荷の少ない比較的清浄な有機排水のみを排出すればよいことになる。したがって、好気処理部を設けることにより、有機廃液をさらに高度に処理することができる有機廃液処理装置を提供することができた。
本発明の有機廃液処理装置の全体図である。 メタン発酵部としてのUASB処理槽を示す詳細図である。 各実検例における塩濃度とメタン転換率との関係を示す図である。
図1は本発明の有機廃液処理装置の一例を示す。尚、以下に、示す有機廃液処理装置は、本発明を具体的に説明するための例示であって、本発明は、この記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成の変更、追加が可能であることは言うまでも無い。
図1に示すように、本発明の有機廃液処理装置は、有機廃液貯留部1、有機排水貯留部2、中和処理部3、希釈部4、メタン発酵部5、ガス消費部6、好気処理部7を備え、たとえば、有機廃液1aとしての石鹸製造廃液を処理する構成としてある。
前記有機廃液貯留部1は、有機廃液1aを貯留するタンク10からなり、たとえば、石鹸製造プラントにおける塩析工程の廃液を有機廃液1aとして一時貯留するものである。この有機廃液1aは、通常、高濃度塩化ナトリウム含有で高pHとなっており、有機物として高濃度のグリセリンを含んでいる(CODCr40000〜120000mg/L程度)。
また、前記有機排水貯留部2は有機排水2aを貯留するタンク20からなり、たとえば、石鹸製造プラントにおける各工程における冷却水や洗浄排水として発生する排水を有機排水2aとして一時貯留するものである。この有機排水2aは、通常、塩化ナトリウムをほとんど含有せず、ほぼ中性となっており、有機物としてグリセリンを含んでいる(CODCr100〜5000mg/L程度)。
前記中和処理部3は、前記有機廃液1aを中和する中和反応処理のための反応槽30に、有機廃液1aを供給する供給部31を備え、酸(たとえば硫酸)を投入するための酸添加部32およびボイラ、エンジン、タービン等からなるガス消費部6の排気ガス6aを前記反応槽30内の有機廃液1aに接触自在に流通させる排ガス導入部33および排ガス排出部34を備え、前記有機廃液貯留部1からの有機廃液1aを受けて内部で混合反応させ、中和する構成としてある。この反応は、前記排気ガス6aに含まれる二酸化炭素より行われるが、所定の反応効率を維持するために、前記酸添加部32からの硫酸3bの添加による中和反応を併用して反応を促進させることができる。そして、反応槽30内のpHが所定値(たとえばpH9)以下になると、その中和した有機廃液3aを廃液排出部35から反応槽30外へ排出できるように構成してある。
前記希釈部4は、前記中和処理部3からの有機廃液3aを受けて、前記有機排水貯留部2からの有機排水2aにより希釈する希釈槽40を備えてなり、希釈槽40内の塩濃度が所定値(たとえば1.5%)以下となるように混合希釈すると、その希釈された有機廃液4aを希釈槽40外へ排出できるように構成してある。
前記メタン発酵部5は、図2に示すように、前記UASB反応槽50は、下部に嫌気性菌(UASB菌)を主体とする汚泥のグラニュール50aを充填されるスラッジベッド51を備えるとともに、希釈部4から排出された有機廃液4aを分散供給する有機廃液供給部52を備える反応槽50からなる。これにより、導入される有機廃液4aの上向流が形成されるとともに、内部の有機廃液4aの循環を促し、流動するグラニュールにより有機物のメタン発酵が行われる。前記スラッジベッド51の上部には、グラニュール50aの流失を防止するとともに処理済みの上澄液および生成したメタンガスを上方に移流させる分離板53を設けてある。分離板53上方に移流した処理済みの有機廃液5aは、オーバーフロー部54より反応槽50外へ取出されるとともに、生成したメタンガス5bは、ガス回収部55より反応槽50外へ取出される構成となっている。また、オーバーフロー部には処理液循環路56を設けて、必要な滞留時間を維持しながら、塔内の液線速度を適切な値に設定できる構成としている。塔内の液線速度は、速すぎるとグラニュールが磨耗し、遅すぎるとグラニュール以外の懸濁物質が蓄積されやすくなるため、3m/h程度とすることが好ましい。
前記ガス消費部6は、可燃性ガス6bを、前記ガス回収部55から回収されたメタンガス5bとともに混合して燃料ガスとして供給する燃料ガス供給部61を備え、燃料ガスを消費して蒸気や動力を発生するボイラ、エンジン、タービン等からなる。ここで発生した蒸気や動力は、たとえば、石鹸製造プラントの熱源や動力源として用いられ、有効利用される。また、前記ガス消費部6における燃料ガスの燃焼した排気ガス6aは、前記中和処理部3の排ガス導入部33に供給される。
前記好気処理部7は、活性汚泥槽、接触曝気槽等の種々公知の廃水処理槽を適用でき、前記メタン発酵部5から供給される有機廃液5aをさらに好気分解処理して、清浄な排水7aとして排出可能に構成する。
以下に、具体的な廃液を上記有機廃液処理装置に供給した場合のメタン生成効率を検討した実験例を示す。以下に示す実験例は、本発明を具体的に示すためのものであって、本発明は、以下の実施例に限られるものではない。
〔実験例〕
模擬有機廃液および模擬有機排水として、下記性状の有機廃液および有機排水を用意した。
有機廃液:
CODCr:130000(mg/L)
Na+ :3.9(%)
pH :12
有機排水:
CODCr:500(mg/L)
Na+ :0(%)
pH :7.2
〔実験1〕
上記有機廃液に硫酸を加えてpH7.5に中和した後、上記有機排水と容量比1:9となるように混合した。得られた混合液8mLを200mL容のバイアル瓶に採り、UASB反応槽の汚泥10mLを加え、気相部分を窒素で置換した上で密封し、55℃で13日間培養した。培養後のバイアル瓶気相部分のガスを採取し、量、メタンガス濃度を測定した結果、添加したCODの99.9%がメタンに転換されたことが明らかになった。
〔実験2〕
実験1における中和後の有機廃液に有機排水を容量比で1:4となるように混合した混合液4mLを200mL容のバイアル瓶に採った以外は実験1と同様の実験を行った。その結果、添加したCODの90.1%がメタンに転換されたことが明らかになった。
〔実験3〕
実験1における中和後の有機廃液に有機排水を容量比で1:1となるように混合した混合液1.6mLを200mL容のバイアル瓶に採った以外は実験1と同様の実験を行った。その結果、添加したCODの63.7%がメタンに転換されたことが明らかになった。
〔実験4〕
実験1における中和後の有機廃液のみ0.8mLを200mL容のバイアル瓶に採った以外は実験1と同様の実験を行った。その結果、添加したCODの28.1%がメタンに転換されたことが明らかになった。
実験1〜4の結果を、横軸:Na+濃度(塩濃度)(%)、縦軸:メタン転換率(%)としてプロットすると図3のようになった。
図3より、本発明でいう有機廃液を有機排水で希釈する場合には、塩濃度を1.5%以下となるように希釈すれば、少ない希釈率でかつ高いメタン転換率を実現できることが示唆された。
尚、本実施の形態においては、中和処理部における目標pH値を9としたが、これに限らず、有機廃液の性状に対応して適宜変更することができる。また、希釈部における塩濃度に関しても同様である。
1 有機廃液貯留部
1a 有機廃液
10 タンク
2 有機排水貯留部
2a 有機排水
20 タンク
3 中和処理部
3a 有機廃液
3b 硫酸
30 反応槽
31 供給部
32 酸添加部
33 排ガス導入部
34 排ガス排出部
35 廃液排出部
4 希釈部
4a 有機廃液
40 希釈槽
5 メタン発酵部
5a 有機廃液
5b メタンガス
50 UASB反応槽
50a グラニュール
51 スラッジベッド
52 有機廃液供給部
53 分離板
54 オーバーフロー部
55 ガス回収部
56 処理液循環路
6 ガス消費部
6a 排気ガス
6b 可燃性ガス
7 好気処理部
7a 排水

Claims (6)

  1. 高濃度塩化ナトリウム含有、高pHの有機廃液を中和処理してpH9以下とする中和処理部を設け、
    前記中和処理部で中和された有機廃液を塩化ナトリウム濃度の低い有機排水で希釈する希釈部を設け、
    前記希釈部で希釈された有機廃液をメタン発酵するメタン発酵部を設け、
    前記メタン発酵部で得られるメタンガスを燃料として消費するガス消費部を設けた
    有機廃液処理装置。
  2. 前記中和処理部に、前記ガス消費部から発生する排ガスを導入する排ガス導入部を設け、前記排ガスを前記有機廃液と接触させることにより中和処理を行う請求項1に記載の有機廃液処理装置。
  3. 前記有機廃液が、石鹸製造における塩析工程の廃液であり、前記有機排水が、冷却水や洗浄排水の混合排水である請求項1または2に記載の有機廃液処理装置。
  4. 前記希釈部において有機廃液を塩化ナトリウム濃度が1.5%以下になるように希釈する請求項1〜3のいずれかに記載の有機廃液処理装置。
  5. 前記メタン発酵部が、UASB法によりメタン発酵を行うUASB反応槽を備えるものである請求項1〜4のいずれかに記載の有機廃液処理装置。
  6. 前記メタン発酵部でメタン発酵された有機廃液を、さらに好気性箘により分解する好気処理部を設けた請求項1〜5のいずれかに記載の有機廃液処理装置。
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