JP2011166703A - 電子機器の遠隔操作装置登録方法、電子機器、遠隔操作装置及び遠隔操作プログラム - Google Patents

電子機器の遠隔操作装置登録方法、電子機器、遠隔操作装置及び遠隔操作プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器に遠隔操作装置の情報を登録する際の、極めて簡単且つ強固な認証方法を含む、電子機器の遠隔操作装置登録方法、電子機器、遠隔操作装置及び遠隔操作プログラムを提供する。
【解決手段】盗聴の虞のあるローカルネットワーク上で遠隔操作装置を安全に登録するために、遠隔操作装置が電子機器を登録する際に、電子機器側から遠隔操作装置に向けて所定の操作を実行する赤外線リモコンのためのコマンドを送信する。遠隔操作装置は赤外線で当該コマンドの内容を送信し、電子機器がその内容を認識することで、遠隔操作装置のローカルネットワーク上における存在の正当性、すなわち同一家屋内に存在する遠隔操作装置であることを担保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器の遠隔操作装置登録方法、電子機器、遠隔操作装置及び遠隔操作プログラムに関する。
より詳しくは、ホームネットワークシステムに接続される、ネットワーク対応の遠隔操作装置を電子機器が登録する方法に関する。
近年のインターネットの普及に伴い、一般家庭内に極小規模なローカルネットワーク(以下「ホームネットワーク」)を構築し、このホームネットワークにネットワークに対応した様々な家電製品を接続させ、付加価値の高い機能を実現する動きが見受けられる。
そして、このホームネットワークを用いて双方向通信を伴う高度な遠隔操作を行う遠隔操作装置(以下「ネットワークリモコン」)が提案されている。特許文献1は、そのようなネットワークリモコンが開示されている。
特開2002−271871号公報
特許文献1に開示されているネットワークリモコンは、ネットワークに対応する家電製品に対してはネットワークを通じて双方向の遠隔操作を実現し、ネットワークに対応していない、旧来のいわゆる赤外線リモコンだけを備える家電製品に対しては赤外線LEDを通じて片方向の遠隔操作を実現する。このようなネットワークリモコンは多種多様な機器の操作が可能であるが、その多種多様な機器を操作するには、操作対象となる機器に送信する遠隔操作のための命令のセットがネットワークリモコンに記憶されている必要がある。
そこで、ユーザが新たにネットワーク対応機器を購入し、ホームネットワークに接続した後、ネットワークリモコンに、当該機器の遠隔操作のための命令のセットを登録する操作を行う。命令のセットは予め機器内に記憶されており、ネットワークリモコンが命令のセットを要求したら、機器はネットワークリモコンに対して命令のセットを送信する。このような仕組みを設けることで、ネットワークリモコンは様々な機器に対応することができる。
しかし、この登録作業には問題点がある。
多くのホームネットワークでは、無線LANアクセスポイントが多用されている。しかし、無線LANは盗聴の虞がある。
仮に、悪意ある第三者が家屋内の無線LANを傍受可能な家屋外の場所で無線LANの電波を傍受してパケットをモニタし、無線LANの暗号化通信機能を解読すると、家屋内の電子機器とリモコンとの間でネットワークを通じたデータ等の送受信内容が把握されてしまう。
ホームネットワークシステムでは、ネットワーク機器に家電製品と同等の使い勝手を実現するために、UPnP(Universal Plug and Play)規格に則った製品である場合が多い。
悪意ある第三者は、パケットの内容を解析することで、UPnPのメッセージを特定できる。
悪意ある第三者は、UPnPのメッセージを特定できれば、家屋内の電子機器の機種名等を特定できる。
悪意ある第三者は、家屋内の機器を特定できれば、当該機器に係るパケットに付されているMACアドレス及びIPアドレスが判る。
悪意ある第三者は、家屋内の機器の機種名とMACアドレス及びIPアドレスが判ると、別途ネットワークリモコンを用意して操作することで、屋外から家屋内の電子機器を乗っ取る(以下「ハイジャック行為」)ことが可能になってしまう。
以上に述べた、家屋の外に存在する可能性のある、悪意ある第三者から家屋内の電子機器のハイジャック行為を防ぐためには、予め電子機器側に家屋内のネットワークリモコンを登録し、ネットワークリモコンが何らかの操作を実行する際には、電子機器がネットワークリモコンの認証を実行することが考えられる。しかし、前述の通り、家屋内に設置される無線LANは盗聴の可能性があるので、ネットワークリモコンの登録手順も、認証もモニタされてしまう可能性が考えられる。つまり、無線LANを使用する以上、本質的にハイジャック行為の可能性を払拭できない。
しかしながら、周知の通り、現状では無線LANはインターネットを利用する一般家庭に広く普及している。もう無線LANの存在を否定することはできないので、今後のネットワーク対応電子機器は、無線LANがあることを前提として、ハイジャック行為が不可能な方法で、電子機器に家屋内のネットワークリモコンを登録し、認証する手法を構築しなければならない。
本発明は係る課題を解決し、電子機器に遠隔操作装置の情報を登録する際の、極めて簡単且つ強固な認証方法を含む、電子機器の遠隔操作装置登録方法、電子機器、遠隔操作装置及び遠隔操作プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電子機器の遠隔操作装置登録方法は、遠隔操作装置が電子機器に対し、ネットワークを通じて近距離通信媒体を用いる遠隔操作命令のデータを要求する遠隔操作命令要求ステップと、電子機器が遠隔操作装置からネットワークを通じて所定の識別情報を取得する識別情報取得ステップと、電子機器が遠隔操作命令要求ステップに呼応して、遠隔操作装置に対し、ネットワークを通じて遠隔操作命令のデータを送信する遠隔操作命令データ送信ステップと、遠隔操作装置が電子機器に近距離通信媒体を用いて遠隔操作命令を送信する遠隔操作命令送信ステップと、電子機器が遠隔操作装置から送信された遠隔操作命令を受信して遠隔操作装置のネットワーク上における存在の正当性を認識し、識別情報を登録する識別情報登録ステップとよりなる。
よりなる。
盗聴の虞のあるローカルネットワーク上で遠隔操作装置を安全に登録するために、遠隔操作装置が電子機器を登録する際に、電子機器側から遠隔操作装置に向けて所定の操作を実行する赤外線リモコンのためのコマンドを送信する。遠隔操作装置は赤外線で当該コマンドの内容を送信し、電子機器がその内容を認識することで、遠隔操作装置のローカルネットワーク上における存在の正当性、すなわち同一家屋内に存在する遠隔操作装置であることを担保できる。
本発明により、電子機器に遠隔操作装置の情報を登録する際の、極めて簡単且つ強固な認証方法を含む、電子機器の遠隔操作装置登録方法、電子機器、遠隔操作装置及び遠隔操作プログラムを提供できる。
本発明の第一の実施形態に係るホームネットワークシステムの概略図である。 ネットワークリモコンのハードウェア構成を示すブロック図である。 ネットワークリモコンのソフトウェアの機能を説明するブロック図である。 制御対象機器の一例であるテレビの機能を説明するブロック図である。 本発明の第一の実施形態のテレビが新たに制御機器であるネットワークリモコンを登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。 本発明の第一の実施形態のテレビが新たに制御機器であるネットワークリモコンを登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。 テレビの拡張制御部が実行する動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第二の実施形態に係る、制御対象機器の一例であるテレビの機能を説明するブロック図である。 本発明の第二の実施形態のテレビが新たに制御機器であるネットワークリモコンを登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。 本発明の第二の実施形態のテレビが新たに制御機器であるネットワークリモコンを登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。 テレビの拡張制御部が実行する動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第三の実施形態に係る、制御対象機器の一例であるテレビの機能を説明するブロック図である。 本発明の第三の実施形態のテレビが新たに制御機器であるネットワークリモコンを登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。 本発明の第三の実施形態のテレビが新たに制御機器であるネットワークリモコンを登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。 テレビの拡張制御部が実行する動作の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の概要を説明する。
本実施形態では、ホームネットワークシステムに接続される電子機器と、この電子機器をホームネットワークを介して操作する遠隔操作装置(以下「ネットワークリモコン」)を説明する。
本実施形態のネットワークリモコンは、近距離通信媒体ともいえる周知の赤外線を用いた片方向遠隔制御を行うと共に、ホームネットワークを介して双方向制御も行う。更に、本実施形態のネットワークリモコンは複数の機器の制御を可能とする。本実施形態のネットワークリモコンは、かつて「学習リモコン」と呼ばれた、複数の機器を制御可能な赤外線リモコンの思想を基に、更にネットワークに対応させて進化させた機器である。
ネットワークリモコンが電子機器に対して双方向制御を行う前提として、制御対象となる電子機器の遠隔操作に関する情報(コマンドテーブル)が、ネットワークリモコンに登録されている必要がある。登録には、ホームネットワークを通じてネットワークリモコンと電子機器とが通信を行い、ネットワークリモコンが電子機器からコマンドテーブルをダウンロードする必要がある。この時、ホームネットワークの盗聴行為と、それに伴うハイジャック行為等の、セキュリティの面における危険性が懸念される。
そこで、電子機器がネットワークリモコンによって制御される際に、制御手順にネットワークリモコンを認証する動作を加える。また、そのために予め電子機器にはネットワークリモコンを登録する作業を行う。この登録作業には、ネットワークリモコンから赤外線で所定の命令等を受信する手順を含める。
無線LANは家屋の壁を越えるが、赤外線は壁を抜けることが殆どない。したがって、登録作業に赤外線で制御を行う手順を加えることで、電子機器は、登録しようとするネットワークリモコンが同一家屋内に存在する正当な登録対象機器であるか否かを推定或は確定することができる。
赤外線リモコンを用いて、電子機器がネットワークリモコンを正当な機器として登録するための手順には、赤外線で送信する情報の内容に応じて、以下の種類が考えられる。
(1)電源オフ及び電源オン
(2)電源オフ及び電源オン以外の、既存の赤外線リモコンで制御可能な命令の複数の組み合わせ
(3)既存の赤外線リモコンにない、ネットワークリモコン登録専用の命令
(4)乱数等の、認証のための情報
これより説明する実施形態は、上記四つの情報に対応して、四つの実施形態を説明する。最初に、全実施形態に共通の内容を説明した後、相違点を説明する。
[全実施形態共通項目:ホームネットワークシステムの概要]
図1は、本発明の第一の実施形態に係るホームネットワークシステムの概略図である。
家屋101には、無線LANアクセスポイント(以下「AP」)102が設置されている。このAP102には、テレビジョン受像機(以下「テレビ」)103がLANケーブル104を通じて接続されている他、ネットワークリモコン105が無線LANを通じて接続されている。また、AP102はインターネット106にも接続されている。AP102は周知の「ブロードバンドルータ」と呼ばれる、周知のNAT(Network Address Translation)機能やパケットフィルタリングファイアウォール機能を備えた、一般家庭向けのインターネット接続機器としても動作する。
AP102とテレビ103とネットワークリモコン105は、周知のプライベートIPアドレスを用いた、小規模なローカルネットワークを構成する。本実施形態では一例として、このローカルネットワークのIPアドレス空間は192.168.10.0/24で、インターネット106のゲートウェイになるAP102は192.168.10.1が予め割り振られており、AP102に内蔵されている周知のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能によって、テレビ103には192.168.10.11が、ネットワークリモコン105には192.168.10.12が割り当てられている。
ネットワークリモコン105は、タッチパネル107と近距離通信送信部ともいえる赤外線LED108を備え、無線LANのためのアンテナ109を内蔵する。
ネットワークリモコン105は、赤外線LED108を用いた遠隔操作として、制御対象の機器に対する電源オン/オフの他、片方向制御で実現可能な、基本的な機能の制御を実行する。一方で、ネットワークリモコン105は、無線LANを用いた遠隔操作として、例えばテレビ103の場合なら番組予約等、双方向制御で実現可能な、制御対象の機器に対して高度な機能の制御を実行する。
ネットワークリモコン105は、例えばエアコンや照明器具等の、ネットワークに対応せず、赤外線による片方向制御のみ利用可能な機器に対しても、適切な制御機能を提供する。このため、ネットワークリモコン105はインターネット106を通じて、制御対象の機器のメーカーが運営するwebサーバ110等から、当該機器を赤外線で制御するための「赤外線コマンドテーブル」をダウンロードして、内蔵する不揮発性ストレージに記憶する。
赤外線コマンドテーブルには、制御対象となる機器で用いられる赤外線通信のデータ搬送形態を定義する搬送周波数やスタートビット、データビット、ストップビットの定義などの基本情報の他に、制御対象となる機器の、片方向制御で実現可能な、基本的な命令の名称と、命令の実体となるビット列が列挙されている。ネットワークリモコン105は、ユーザの操作をタッチパネル107から受けると、不揮発性ストレージに格納されている赤外線コマンドテーブルから、ユーザが指定した機能に対応する命令のビット列を読み出し、当該ビット列を赤外線LED108で再生する。赤外線LED108が当該ビット列に従って発光すると、制御対象の機器に設けられている受光部が、当該ビット列に従う赤外線の発光を受光する。そして、制御対象の機器は命令を解釈して当該命令の内容を実行する。
[全実施形態共通項目:ネットワークリモコンの構成]
図2は、ネットワークリモコン105のハードウェア構成を示すブロック図である。
ネットワークリモコン105は、周知のマイコンをベースとする機器である。バス201には、周知のCPU202、ROM203、RAM204、フラッシュメモリ等の不揮発性ストレージ205、タッチパネル107を構成する液晶(LCD)の表示部206と静電式或は抵抗膜式の位置検出装置である操作部207、無線LANインターフェース208、そして赤外線LED108が接続されている。
ROM203には周知のBIOSが、不揮発性ストレージ205にはネットワークOSと、リモコンの機能を実現するためのアプリケーションプログラムが格納されている。ネットワークOSは例えばLinux(登録商標)等のPOSIX系OSが利用可能である。
図3は、ネットワークリモコン105のソフトウェアの機能を説明するブロック図である。
不揮発性ストレージ205に格納されたネットワークOSとアプリケーションプログラムは、CPU202とRAM204によってユーザインターフェース制御部(以下「UI制御部」)301と外部入出力制御部302として機能する。
機器テーブル303には、ネットワークリモコンに登録された機器の名称や種別等の情報がレコード単位で登録されている。また、機器がネットワーク対応電子機器(図1のテレビ103等)の場合はそのMACアドレスも登録される。
近距離通信コマンドデータベースともいえる赤外線コマンドデータベース304には、機器テーブル303の各レコードに登録された機器毎の、赤外線コマンドテーブルが格納されている。
ネットワークコマンドデータベース305には、機器テーブル303の各レコードに登録された機器毎の、ネットワークコマンドテーブルが格納されている。なお、ネットワーク非対応の機器の場合、このネットワークコマンドデータベース305には対応するネットワークコマンドテーブルが存在しないこととなる。
外部入出力制御部302は、先ず不揮発性ストレージ205に格納されている機器テーブル303を読み出して、UI制御部301を通じて表示部206に操作可能な機器の一覧を表示する。
ユーザは、表示部206に表示されている機器の一覧から、操作したい機器を選択して、操作部207を操作する(タッチパネル107に表示されている機器を触る)。すると、操作部207は操作情報をUI制御部301に出力し、UI制御部301は外部入出力制御部302に選択された機器の情報を伝える。外部入出力制御部302は、選択された機器の赤外線コマンドテーブルを赤外線コマンドデータベース304から読み出すと共に、選択された機器のネットワークコマンドテーブルをネットワークコマンドデータベース305から読み出して、UI制御部301を通じて表示部206に操作可能なボタンとして表示する。
ユーザは、表示部206に表示されているボタンから、操作したいボタンを選択して、操作部207を操作する(タッチパネル107に表示されているボタンを触る)。すると、操作部207は操作情報をUI制御部301に出力し、UI制御部301は外部入出力制御部302に選択された機能の情報を伝える。外部入出力制御部302は、選択された機能に対応する制御コマンドを実行する。例えば、電源オンであれば赤外線LED108を発光駆動させ、テレビ103の録画予約であれば無線LANインターフェース208を通じて録画予約命令と録画予約チャンネルや時間等を示すデータをテレビ103に送信する。
[第一の実施形態:制御対象機器の構成]
先ず、第一の実施形態として、制御対象機器がネットワークリモコンから赤外線リモコンの機能で電源オフ及び電源オンを実行されることで、制御対象機器がネットワークリモコンを登録する場合を説明する。
図4は、本発明の第一の実施形態に係る、制御対象機器の一例であるテレビ103の機能を説明するブロック図である。
ネットワーク対応機器の一例である本実施形態のテレビ103は、ネットワークを通じて制御可能な機器であるので、図2のようにマイコンやこれに準じた構成のASIC等で構成される。そして、これらハードウェアは、赤外線受信部401と、ネットワークインターフェース402と、基本制御部403と拡張制御部404と、識別情報記憶部ともいえるMACアドレステーブル412と、日時メモリ413と、リアルタイムクロック(RealTime Clock;以下「RTC」)414と、赤外線コマンドテーブル415を構成する。
ネットワークインターフェース402は、ネットワークリモコン105と拡張制御部404との間に双方向通信を実現する。
センサともいえるフォトトランジスタ405は赤外線LED108の光を受光して電気信号に変換する。近距離通信受信部ともいえる赤外線受信部401はフォトトランジスタ405の出力信号を受けて、波形整形等を施した後、基本制御部403にデジタルデータとして渡す。
基本制御部403はフォトトランジスタ405から受信した命令を解釈して、制御対象部406の基本的な機能の制御を実行する。基本制御部403と赤外線受信部401とフォトトランジスタ405は、常時電源が供給され、主電源のオン・オフ制御も実行する。なお、基本制御部403が電源オフを実行する際には、拡張制御部404にその旨を示す制御情報を渡す。
拡張制御部404はネットワークインターフェース402から受信した命令を解釈して、制御対象部406の高度な機能の制御を実行する。拡張制御部404とネットワークインターフェース402及び制御対象部406は、基本制御部403によって電源供給が制御される。また、基本制御部403から電源オフを命ずる制御情報を渡された際には、RTC414から現在日時情報を取得して日時メモリ413に記憶させた後、主電源である電源部416を制御して電源をオフする。したがって、基本制御部403によって主電源がオフされた状態では、拡張制御部404はネットワークインターフェース402を通じてローカルネットワーク上の他の機器と通信することはできない。
制御対象部406は、当該電子機器の主要な機能を実現する機能ブロックである。図4のテレビ103の場合、テレビアンテナ407と、受信部408と、デコード部409と、表示部410と、スピーカ411と電源部416よりなる。受信部408は地上デジタル放送や衛星放送等を受信する周知のチューナであり、デコード部409はデジタルの動画データをデコードして液晶の表示部410に表示すると共に、デジタルの音声データをデコードしてスピーカ411で再生する。このうち、受信部408とデコード部409は基本制御部403及び拡張制御部404によって直接的に制御される対象である。表示部410とスピーカ411はデコード部409を通じて基本制御部403及び拡張制御部404から間接的に(結果的に)制御される対象である。
制御対象部406の中身は、機器の種類等に応じて様々な構成を取り得る。
拡張制御部404にはMACアドレステーブル412が接続されている。これは後述するネットワークリモコン105との通信の過程で、ネットワークリモコン105が発した「赤外線コマンドテーブル要求コマンド(後述)」に応じて、ネットワークリモコン105のネットワークインターフェース402に付されているMACアドレスを取得して一時的に記憶する、不揮発性の記憶手段である。
[第一の実施形態:赤外線による電源オフ及び電源オンを用いて制御対象機器がネットワークリモコンを登録する動作]
図5及び図6は、本発明の第一の実施形態のテレビ103が新たに制御機器であるネットワークリモコン105を登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。
最初に、処理を開始する前段階(前提条件)として、ネットワークリモコン105は既に家屋101内のローカルネットワークに接続されており、テレビ103は既に電源オンの状態で、且つ家屋101内のローカルネットワークに接続されている(時点T501)。
ユーザがネットワークリモコン105の操作部207を操作すると、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は未登録機器の探索を開始する。外部入出力制御部302は、UPnPのSearchコマンドの仕様に則り、無線LANインターフェース208を通じて、マルチキャストアドレス「239.255.255.250」の1900番ポートに向けて、HTTP1.1のプロトコルでUPnP機器を探索するコマンド「M−SEARCH」を送信する(ステップS502)。テレビ103の拡張制御部404は、このコマンドパケットをローカルネットワークに接続されたネットワークインターフェース402を通じて受信する(S503)。すると、テレビ103の拡張制御部404はネットワークリモコン105(アドレス192.168.10.12)に対してHTTP1.1のプロトコルでUPnPに則った応答(レスポンス)を送信する(S504)。ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、このレスポンスを受信する(S505)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、ステップS505で受信したレスポンスの内容を見て、レスポンスを送信してきた当該機器(ここではテレビ103である。)が機器テーブル303に登録されていない機器であることを認識すると共に、その機器が送信したレスポンスのパケットに付されている送信元IPアドレスを取得して、RAM204に一時的に記憶する(S506)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、ステップS505とS506の動作を、所定のタイムアウトの時間まで継続する(S507)。
所定の時間が経過したら、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302はUI制御部301を通じて表示部206に未登録機器の一覧を表示し(S508)、ユーザの選択操作を待つ(S509)。
ユーザがネットワークリモコン105の操作部207を操作すると、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、ユーザによって選択された未登録機器、つまりテレビ103に対して、赤外線コマンドテーブル415を要求する(S510)。
テレビ103の拡張制御部404は、このコマンドパケットをネットワークインターフェース402を通じて受信する。そして、拡張制御部404は当該コマンドパケットが赤外線コマンドテーブル415を要求する内容であることを認識すると、RTC414から現在日時情報を取得して日時メモリ413に記憶させると共に、パケットに付されている送信元、つまりネットワークリモコン105のネットワークインターフェース402のMACアドレスをMACアドレステーブル412に記憶する(S511)。
次に、拡張制御部404は赤外線コマンドテーブル415を要求するコマンドパケットに呼応して、ネットワークリモコン105に対し、赤外線コマンドテーブル415を送信する(S512)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302はテレビ103から赤外線コマンドテーブル415を受信し、赤外線コマンドデータベース304に記憶する。また、このとき、赤外線コマンドテーブル415を搬送したパケットに含まれている、テレビ103のネットワークインターフェース402に付されているMACアドレスをRAM204に一時的に記憶する(S513)。
図6を参照して、動作の説明を継続する。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、ステップS513で受信した赤外線コマンドテーブル415から、テレビ103の電源オフのビット列を取得する。そして、赤外線LED108を発光駆動させて、電源オフをテレビ103に向けて送信する(S614)。
テレビ103の基本制御部403は、フォトトランジスタ405及び赤外線受信部401が受信した電源オフコマンドを受けて、拡張制御部404に電源断を指示する制御情報を送信する。拡張制御部404は基本制御部403から電源オフを命ずる制御情報を渡されると、RTC414から現在日時情報を取得して日時メモリ413に記憶させた後、主電源である電源部416を制御して電源をオフする(S615)。すると、拡張制御部404の動作が停止するので、テレビ103はローカルネットワークから切断される。
一方、ステップS614で赤外線にて電源オフコマンドを送信した、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、次におよそ2〜3秒程度の待ち時間(ウェイト)を経た(S616)後、テレビ103に対してローカルネットワークを通じて存在を確認する。例えば周知のpingコマンドを実行して、ICMPパケットをテレビ103に対して送信する(S617)。しかし、先に述べたように、テレビ103は既に主電源が落とされ、ローカルネットワークには存在していないので、pingコマンドパケットの応答は得られず、pingコマンドは時間切れで異常終了する(S619)。
この、ステップS619が完遂した時点で、ネットワークリモコン105は、登録対象機器であるテレビ103が、ローカルネットワーク(すなわち家屋101内である。)に存在する、正当な登録対象機器であることを認識する(T620)。
時点T620で、ネットワークリモコン105はテレビ103を正当な登録対象機器であることを確認したので、次にネットワークリモコン105はテレビ103を遠隔操作対象機器として登録する作業を行う。
先ず、ステップS615でテレビ103の主電源は落とされているので、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、赤外線LED108を発光駆動させて、電源オンをテレビ103に向けて送信する(S621)。
テレビ103の基本制御部403は、フォトトランジスタ405及び赤外線受信部401が受信した電源オンコマンドを受けて、テレビ103の電源部416を制御し、主電源を投入する(S622)。すると、拡張制御部404の動作が開始するので、テレビ103はローカルネットワークに接続される(S623)。
一方、ステップS621で赤外線にて電源オンコマンドを送信した、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、次にテレビ103の拡張制御部404が起動してネットワークとの接続を確立するに必要な時間として、およそ5秒〜1分程度の待ち時間(ウェイト)を経た(S624)後、未登録機器の探索を開始する。つまり、ネットワークリモコン105は、ステップS502と同様のUPnP機器を探索するコマンド「M−SEARCH」を送信する(S625)。これは、一旦テレビ103がステップS615で電源オフされた後、再度ステップS622で電源オンされたことによって、拡張制御部404はAP102に備わっているDHCPサーバ機能からネットワークインターフェース402にIPアドレスを再度付与されているので、ステップS615以前に付与されていたIPアドレスと異なる可能性があるので、改めてローカルネットワーク全体を探索する必要があることに起因する。
テレビ103の拡張制御部404は、このコマンドパケットをローカルネットワークに接続されたネットワークインターフェース402を通じて受信する(S626)。すると、テレビ103の拡張制御部404はネットワークリモコン105に対してUPnPに則った応答(レスポンス)を送信する(S627)。ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、このレスポンスを受信すると共に、レスポンスを搬送したパケットに含まれている、テレビ103のネットワークインターフェース402に付されているMACアドレスを、ステップS513の時点でRAM204に一時的に記憶していたMACアドレスと照合する(S628)。MACアドレスが一致したことで、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、テレビ103を再度認識できたので、レスポンスのパケットからテレビ103のIPアドレスを再度取得する。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、テレビ103のIPアドレスが判ったので、テレビ103に対してネットワークコマンドテーブルを要求する(S629)。
テレビ103の拡張制御部404は、このコマンドパケットをネットワークインターフェース402を通じて受信する。そして、拡張制御部404は当該コマンドパケットがネットワークコマンドテーブルを要求する内容であることを認識すると、二項目の確認を行う。
一つは、ステップS511で日時メモリ413に記憶した日時と、ステップS615で日時メモリ413に記憶した日時との時間差が、規定の時間内であるか、である。つまり、赤外線コマンドテーブル415を送信してからすぐに電源オフが実行された場合は、当該機器が赤外線で電源オフを指示したと推定できる。
もう一つは、ステップS511でMACアドレステーブル412に一時的に記憶しておいたMACアドレスと、ステップS630でネットワークコマンドテーブルの要求を搬送したパケットに付されている送信元、つまりネットワークリモコン105のネットワークインターフェース402のMACアドレスが一致しているか、である。
この二項目の条件を両方共満たした場合は(S630)、テレビ103にとってネットワークリモコン105が同一家屋内に存在する、正当な機器であることが推定できる。そこで、拡張制御部404はこの二つの項目の両方共満たしたことを受けて、ネットワークリモコン105のMACアドレスをMACアドレステーブル412に正式に登録すると共に、ネットワークリモコン105に対し、ネットワークコマンドテーブルを送信する(S631)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302はネットワークコマンドテーブルを受信し、ネットワークコマンドデータベース305に記憶して(S632)、一連の処理が正常に終了した旨のメッセージを表示部206に表示して、機器の登録作業を終了する(S633)。
従来技術では、ネットワークリモコン105によって制御される対象であるテレビ103のようなネットワーク対応電子機器は、ネットワークリモコン105によって操作されるに先立って、先ずネットワークリモコン105の正当性を確認する、という動作をしていなかった。いわば、匿名アクセスを基本とするwebサーバと実質的に等しい状態であった。このような機器が無線LANに接続される、ということは、本質的にハイジャック行為の脅威に晒されることを意味する。
そこで、本実施形態ではネットワークリモコン105に備わっている、赤外線リモコンとしての機能に着目した。
ネットワークリモコン105から赤外線コマンドテーブル415を要求するパケットを受信したら、その時の日時情報を日時メモリ413に記憶すると共に、受信したパケットのMACアドレスをMACアドレステーブル412に記憶する。そして、赤外線で電源オフされる際に、その時の日時情報も日時メモリ413に記憶しておく。そして、電源オンの後に送信される、ネットワークコマンドテーブルを要求するパケットを受信したら、そのパケットのMACアドレスを先にMACアドレステーブル412に記憶したMACアドレスと照合すると共に、赤外線コマンドテーブル415を要求した時の日時情報と、赤外線で電源オフされる直前の日時情報との時間差を見る。
時間差が規定の時間差(例えば5秒)であり、且つ、MACアドレスが一致したら、当該機器は正当なネットワークリモコンであると認識し、ネットワークコマンドテーブルの送信を実行する。
図5のステップS511及びS512と、図6のステップS615、S630及びS631は、これまでのネットワーク対応家電製品に対して、本実施形態で追加された機能である。特に、日時情報の記憶と時間差の検証、そしてMACアドレスの記憶と照合は、ネットワークリモコン105が同一家屋内に存在する、ホームネットワークに接続される正当な機器であること(ホームネットワークにおける存在の正当性)を担保する動作である。
図7は、テレビ103の拡張制御部404が実行する動作の流れを示すフローチャートである。拡張制御部404は、ネットワークから何らかのパケットを受信するか、基本制御部403から電源オフの指示を受けると、この図7に示す処理を実行する。
拡張制御部404は、ネットワークインターフェース402を通じてパケットを受信するか、基本制御部403から電源オフの指示を受けると(S701)、先ず、当該パケットに付されているMACアドレスは登録済みのMACアドレスであるか否かを確認する(S702)。もし、そうであるならば(S702のYES)、拡張制御部404は既に登録済みのネットワークリモコン105から送信された、具体的な制御命令であるので、その命令に従う処理を実行し(S703)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS702で、当該パケットに付されているMACアドレスが登録済みのMACアドレスでないならば(S702のNO)、拡張制御部404は当該パケットが赤外線コマンドテーブル415を要求する内容であるか否かを確認する(S704)。もし、そうであるならば(S704のYES)、拡張制御部404はRTC414から現在日時情報を取得して日時メモリ413に記憶させると共に、当該パケットに付されている送信元の機器(ネットワークリモコン105)のMACアドレスをMACアドレステーブル412に記憶して(S705)、ROM203に格納されている赤外線コマンドテーブル415を送信元へ送信し(S706)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS704で、拡張制御部404がネットワークインターフェース402を通じて受信したパケットが赤外線コマンドテーブル415を要求する内容でないならば(S704のNO)、次に拡張制御部404は当該パケットがネットワークコマンドテーブルを要求する内容であるか否かを確認する(S708)。もし、そうであるならば(S708のYES)、拡張制御部404は当該パケットに付されている送信元の機器(ネットワークリモコン105)のMACアドレスを取得し(S709)、日時メモリ413に格納されている、図5のステップS511の時点(ステップS705)の日時情報と、図6のステップS615(後述するステップS714)の時間差と、先にステップS705でMACアドレステーブル412に記憶していたMACアドレスと比較する(S710)。時間差が所定時間内であり、且つMACアドレスが一致していれば(S710のYES)、拡張制御部404はROM203に格納されているネットワークコマンドテーブルを送信元へ送信し(S711)、一連の処理を終了する(S707)。
一方、ステップS710で時間差が所定時間を超えているか、或はMACアドレスが一致しなければ(S710のNO)、拡張制御部404はネットワークコマンドテーブルの送信をせずに所定のエラー処理を行い(S712)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS708で、拡張制御部404がネットワークインターフェース402を通じて受信したパケットがネットワークコマンドテーブルを要求する内容でないならば(S708のNO)、次に拡張制御部404は基本制御部403から電源オフの指示を受けたか否かを確認する(S713)。もし、そうであるならば(S713のYES)、拡張制御部404はRTC414から現在日時情報を取得して日時メモリ413に記憶させた後(S714)、電源部416に対して電源をオフする制御を行い(S715)、一連の処理を終了する(S707)。
なお、ステップS713で、赤外線で電源オフコマンドを受信していない場合、(S713のNO)、ネットワークを通じて受信したパケットに応じた従来と同様の処理を行って(S716)終了する(S707)。
図7のステップS704からS705及びS706までの処理は、図5のステップS511及びS512に該当する。
図7のステップS708からS709、S710及びS711までの処理は、図6のステップS630及びS631に該当する。
前述の通り、これらの処理はこれまでのネットワーク対応家電製品に対して、ネットワークリモコン105の正当性を担保するために、本実施形態で追加された処理手順である。
[第二の実施形態:制御対象機器の構成]
次に、第二の実施形態として、制御対象機器がネットワークリモコンから赤外線リモコンの機能で、電源オフ及び電源オン以外の、既存の赤外線リモコンで制御可能な命令の複数の組み合わせ、又は既存の赤外線リモコンにない、ネットワークリモコン登録専用の命令を実行されることで、制御対象機器がネットワークリモコンを登録する場合を説明する。
先ず、本実施形態では既存の赤外線リモコンで制御可能な命令の複数の組み合わせを実施する場合を説明した後、既存の赤外線リモコンにない、ネットワークリモコン登録専用の命令の説明をする。
図8は、本発明の第二の実施形態に係る、制御対象機器の一例であるテレビ803の機能を説明するブロック図である。図8の、図4に開示したテレビ103と同一の箇所は説明を省略し、異なる点だけを説明する。
図8では、電源部416の表記を省略しているが、これは電源部416が存在しないのではなく、本実施形態の動作では電源部416を制御する必要がないので、表記を省略している。同様に、電源オフに先立って現在日時情報を保存するために、基本制御部403から拡張制御部404に対して電源オフを命令する必要がないので、基本制御部403から拡張制御部404へ電源オフを命ずるための制御線の表記も省略している。
図8では明記していないが、拡張制御部404は従来技術と同様に、制御対象部406の状態情報を取得できるように構成されている。例えば、受信部408が現在受信している放送局のチャンネル番号や、デコード部409に設定されているスピーカ411の音量等である。
本実施形態の拡張制御部404は、第一の実施形態とは異なり、赤外線コマンドテーブル415を送信しない。その代わり、既存の赤外線リモコンで制御可能な命令の複数の組み合わせ、又は既存の赤外線リモコンにない、ネットワークリモコン登録専用の命令を送信する。
既存の赤外線リモコンで制御可能な命令の複数の組み合わせとは、例えばテレビ803の場合、チャンネル及び音量を複数回変更するパターンである。一例としては、チャンネル1個前進、チャンネル1個前進、チャンネル1個後退、チャンネル1個後退、ボリューム1ステップ上昇、ボリューム1ステップ下降、ボリューム1ステップ上昇、ボリューム1ステップ下降、ビデオ信号入力選択、テレビ入力選択、という組み合わせである。
テレビ803はネットワークリモコン105から赤外線コマンドの要求を受けたら、上記組み合わせのパターンデータをネットワークリモコン105へ送信する。程なくしてネットワークリモコン105から赤外線リモコンの機能で、上記の制御が行われると、制御対象部406の状態の変化を拡張制御部404が把握する。そして、拡張制御部404は制御対象部406が先にネットワークリモコン105に送信したパターンデータの通りに振舞ったことを認識することで、ネットワークリモコン105の、ホームネットワークにおける存在の正当性を推定できる。
日時メモリ413及びRTC414は、悪意ある第三者が家屋内に侵入して、パターンデータの通りに赤外線リモコンを操作する危険性を排除するために、前述の第一の実施形態と同様の時間制限を設ける目的で存在する。
[第二の実施形態:既存の赤外線リモコンで制御可能な命令の複数の組み合わせを用いて制御対象機器がネットワークリモコンを登録する動作]
図9及び図10は、本発明の第二の実施形態のテレビ803が新たに制御機器であるネットワークリモコン105を登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。図9及び図10の、図5及び図6と処理の内容が等しい手順については同じ符号を付して、説明を省略する。
先ず、時点T501からステップS509までは図5と等しい。
ユーザがネットワークリモコン105の操作部207を操作すると、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、ユーザによって選択された未登録機器、つまりテレビ803に対して、登録のための赤外線コマンドを要求する(S910)。ここで、ステップS910では図5のステップS510とは異なり、先に述べた赤外線コマンドの複数の組み合わせで構成されるパターンデータを要求する。
テレビ803の拡張制御部404は、このコマンドパケットをネットワークインターフェース402を通じて受信する。そして、拡張制御部404は当該コマンドパケットが赤外線コマンドを要求する内容であることを認識すると、RTC414から現在日時情報を取得して日時メモリ413に記憶させると共に、パケットに付されている送信元、つまりネットワークリモコン105のネットワークインターフェース402のMACアドレスをMACアドレステーブル412に記憶する(S911)。
次に、拡張制御部404は赤外線コマンドを要求するコマンドパケットに呼応して、ネットワークリモコン105に対し、赤外線コマンドを送信する(S912)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302はテレビ803から赤外線コマンドを受信する。また、このとき、赤外線コマンドを搬送したパケットに含まれている、テレビ803のネットワークインターフェース402に付されているMACアドレスをRAM204に一時的に記憶する(S913)。
図10を参照して、動作の説明を継続する。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、ステップS913で受信した赤外線コマンドのパターンデータに基づいて、赤外線LED108を発光駆動させて、テレビ803に向けて送信する(S1014)。
テレビ803の基本制御部403は、フォトトランジスタ405及び赤外線受信部401が受信した複数の赤外線コマンドを受けて、制御対象部406を制御する。すると、制御対象部406は赤外線コマンドのパターンデータに記された通りに振舞う。先に述べた例で言えば、現在のチャンネルからチャンネルを1個前進して、次にチャンネルを1個前進して、次にチャンネルを1個後退して、次にチャンネルを1個後退して、次にボリュームを1ステップ上昇して、次にボリュームを1ステップ下降して、次にボリュームを1ステップ上昇して、次にボリュームを1ステップ下降して、次にビデオ信号入力を選択して、次にテレビ入力を選択する、という動作を行う。
ステップS1015で制御対象部406が上述のように動作すると、この動作を拡張制御部404が制御対象部406の状態情報からその振る舞いを把握する。すると、拡張制御部404は、ステップS912の時点でネットワークリモコン105に送信したパターンデータの通りに制御対象部406が制御されたことを把握する。また同時に、拡張制御部404は、制御対象部406の動作の終了時点がステップS911の時点から所定の時間内で行われたことを、RTC414から得る現在日時情報と、日時メモリ413に記憶された日時情報との時間差で知る。この二つの条件が揃ったことで、テレビ803にとってネットワークリモコン105が同一家屋内に存在する、正当な機器であることが高い確度で推定できる。そこで、拡張制御部404はこの二つの条件の両方共満たしたことを受けて、ネットワークリモコン105のMACアドレスをMACアドレステーブル412に正式に登録する(S1016)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、テレビ803がステップS1016でネットワークリモコン105を登録するに必要な時間だけ待ち時間(ウェイト)を設けて待った(S1017)後、テレビ803に対してネットワークコマンドテーブルを要求する(S1018)。
テレビ803の拡張制御部404は、このコマンドパケットをネットワークインターフェース402を通じて受信する。そして、パケットに付されているMACアドレスと、MACアドレステーブル412に記憶されているMACアドレスとを照合し、一致していることを検出する(S1018)。
この時点で既にネットワークリモコン105のMACアドレスはテレビ803のMACアドレステーブル412に登録済みである。つまり、テレビ803は既に実質的にネットワークリモコン105を正当な家屋内の機器として登録済みである。したがってステップS1018は、テレビ803が実行する、ネットワークリモコン105の認証手順である。
テレビ803はステップS1018でMACアドレスの一致を確認したので、ネットワークリモコン105に対してネットワークコマンドテーブルを送信する(S1020)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302はネットワークコマンドテーブルを受信し、ネットワークコマンドデータベース305に記憶して(S632)、一連の処理が正常に終了した旨のメッセージを表示部206に表示して、機器の登録作業を終了する(S633)。
第二の実施形態では、第一の実施形態のような電源オフを行わない代わりに、既存の赤外線リモコンで実施できる制御命令を複数組み合わせて実行させた。ネットワークリモコン105にネットワークを通じて制御パターンのデータを送信し、送信から短い時間内でネットワークリモコン105から赤外線で制御パターンのデータの通りに制御対象部406が振舞えば、ネットワークリモコン105が同一家屋内に存在することが高い確度で推定できる。
勿論、制御パターンは乱数等を用いて毎回ランダムなパターンを生成すると、よりセキュアである。
上述の第二の実施形態では、赤外線リモコンで送信するデータとして、既存の赤外線リモコンで実施できる制御命令の複数の組み合わせを用いた。この、制御命令の複数の組み合わせに代えて、テレビ803がネットワークリモコン105を登録するための専用のコマンドを設ける、という実施形態も考えられる。例えば、制御対象部406は、チャンネルも音量も入力信号選択も変わらず、表面上は何ら変化がないように見えるものの、受信部408或はデコード部409がそのコマンドを受け取ると所定のステータスデータを拡張制御部404に渡す、という、特殊な命令である。このような専用の命令を拡張制御部404がネットワークリモコン105へ送信し、ネットワークリモコン105が赤外線リモコンの機能で当該命令を送信すると、フォトトランジスタ405、赤外線受信部401、そして基本制御部403がこの命令を受信して、受信部408又はデコード部409を制御する。受信部408又はデコード部409は予め定められた当該命令に従って、ステータスデータを拡張制御部404に渡す。拡張制御部404はステータスデータの受信を以て、ネットワークリモコン105の正当性を認識し、登録する。
この場合、図8のブロック図の構成は全く同じであり、図9及び図10のステップも全く同じであり、異なる点は、ネットワークリモコン105によって赤外線で送信される内容と、制御対象部406の振る舞いである。
図11は、テレビ803の拡張制御部404が実行する動作の流れを示すフローチャートである。拡張制御部404は、ネットワークから何らかのパケットを受信するか、制御対象部406から所定のステータス情報を受けると、この図11に示す処理を実行する。
拡張制御部404は、ネットワークインターフェース402を通じてパケットを受信するか、制御対象部406から所定のステータス情報を受けると(S701)、先ず、当該パケットに付されているMACアドレスは登録済みのMACアドレスであるか否かを確認する(S702)。もし、そうであるならば(S702のYES)、拡張制御部404は既に登録済みのネットワークリモコン105から送信された、具体的な制御命令であるので、その命令に従う処理を実行し(S703)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS702で、当該パケットに付されているMACアドレスが登録済みのMACアドレスでないならば(S702のNO)、拡張制御部404は当該パケットが赤外線コマンドテーブル415を要求する内容であるか否かを確認する(S1104)。もし、そうであるならば(S1104のYES)、拡張制御部404はRTC414から現在日時情報を取得して日時メモリ413に記憶させると共に、当該パケットに付されている送信元の機器(ネットワークリモコン105)のMACアドレスをMACアドレステーブル412に記憶して(S705)、赤外線コマンドを送信元へ送信し(S1106)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS1104で、拡張制御部404がネットワークインターフェース402を通じて受信したパケットが赤外線コマンドを要求する内容でないならば(S1104のNO)、次に拡張制御部404は当該パケットがネットワークコマンドテーブルを要求する内容であるか否かを確認する(S708)。もし、そうであるならば(S708のYES)、拡張制御部404は当該パケットに付されている送信元の機器(ネットワークリモコン105)のMACアドレスが既にMACアドレステーブル412に登録されているものであるか否か確認する(S1110)。MACアドレスがMACアドレステーブル412に登録されたものであれば(S1110のYES)、拡張制御部404はROM203に格納されているネットワークコマンドテーブルを送信元へ送信し(S1111)、一連の処理を終了する(S707)。
一方、ステップS1110でMACアドレスがMACアドレステーブル412に登録済みのものでなければ(S1110のNO)、拡張制御部404はネットワークコマンドテーブルの送信をせずに所定のエラー処理を行い(S712)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS708で、拡張制御部404がネットワークインターフェース402を通じて受信したパケットがネットワークコマンドテーブルを要求する内容でないならば(S708のNO)、次に拡張制御部404はステップS705の時点で取得した日時情報から現在の時点までの時間差が所定の時間内であり、且つ、制御対象部406から受けたステータス情報が所定のパターンに合致しているか否かを確認する(S1113)。もし、そうであるならば(S1113のYES)、拡張制御部404はMACアドレステーブル412にステップS705で記憶していたMACアドレスを登録して(S1114)、一連の処理を終了する(S707)。
なお、ステップS1113で、制御対象部406から受けたステータス情報が所定のパターンに合致していない場合、(S1113のNO)、ネットワークを通じて受信したパケットに応じた従来と同様の処理を行って(S716)終了する(S707)。
[第三の実施形態:制御対象機器の構成]
次に、第三の実施形態として、制御対象機器がネットワークリモコンから赤外線リモコンの機能で、乱数等の、認証のための情報を受信することで、制御対象機器がネットワークリモコンを登録する場合を説明する。
図12は、本発明の第三の実施形態に係る、制御対象機器の一例であるテレビ1203の機能を説明するブロック図である。図12の、図8に開示したテレビ803と同一の箇所は説明を省略し、異なる点だけを説明する。
図12に開示されるテレビ1203は、図8のテレビ803とは異なり、日時メモリ413、RTC414及び赤外線コマンドテーブル415が省略されている。また、MACアドレステーブル412の代わりに揮発性のメモリであるIPアドレスメモリ1212が設けられている。更に、基本制御部403から拡張制御部404に、赤外線コマンドのデータを伝送する信号線L1217が設けられている。
本実施形態の拡張制御部404は、第一の実施形態とは異なり、赤外線コマンドテーブル415を送信しない。また、第二の実施形態とは異なり、既存の赤外線リモコンで制御可能な命令の複数の組み合わせ、又は既存の赤外線リモコンにない、ネットワークリモコン登録専用の命令といった、制御対象部406が何らかの挙動を示すような命令も送信しない。
その代わり、拡張制御部404は、乱数発生器1218から乱数を取得して、この乱数をネットワークリモコン105が赤外線で送信するコマンドを作成し、ネットワークリモコン105に送信する。その後、拡張制御部404はネットワークリモコン105から送信された赤外線コマンドのデータを信号線L1217を通じて受信し、予め送信した乱数と照合することで、ネットワークリモコン105の正当性を認識し、登録する。
[第三の実施形態:乱数等の認証情報を用いて制御対象機器がネットワークリモコンを登録する動作]
図13及び図14は、本発明の第三の実施形態のテレビ1203が新たに制御機器であるネットワークリモコン105を登録する際の処理の流れを示すタイムチャートである。図13及び図14の、図9及び図10と処理の内容が等しい手順については同じ符号を付して、説明を省略する。
先ず、時点T501からステップS509までは図9と等しい。
ユーザがネットワークリモコン105の操作部207を操作すると、ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、ユーザによって選択された未登録機器、つまりテレビ1203に対して、登録のための赤外線コマンドを要求する(S1310)。ここで、ステップS1310では図9のステップS910とは異なり、先に述べた乱数を送信する赤外線コマンドを要求する。
テレビ1203の拡張制御部404は、このコマンドパケットをネットワークインターフェース402を通じて受信する。そして、拡張制御部404は当該コマンドパケットが赤外線コマンドを要求する内容であることを認識すると、パケットに付されている送信元、つまりネットワークリモコン105のネットワークインターフェース402のIPアドレスをIPアドレスメモリ1212に記憶する(S1311)。
次に、拡張制御部404は乱数発生器1218を起動して乱数を発生させ(S1312)、この乱数をネットワークリモコン105が赤外線で送信するコマンドを作成し、ネットワークリモコン105に赤外線乱数コマンドを送信する(S1313)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302はテレビ1203から赤外線乱数コマンドを受信する。また、このとき、赤外線乱数コマンドを搬送したパケットに含まれている、テレビ1203のネットワークインターフェース402に付されているMACアドレスをRAM204に一時的に記憶する(S1314)。
図14を参照して、動作の説明を継続する。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、ステップS1314で受信した赤外線乱数コマンドのパターンデータに基づいて、赤外線LED108を発光駆動させて、テレビ1203に向けて送信する(S1414)。
テレビ1203の基本制御部403は、フォトトランジスタ405及び赤外線受信部401が受信した赤外線乱数コマンドを受けて、信号線L1217を通じて赤外線乱数コマンドの内容を拡張制御部404に送る。すると、拡張制御部404は、ステップS1312で乱数発生器1218から取得した乱数と、基本制御部403から受け取った乱数とを照合する。照合の結果、乱数が一致したら、テレビ1203にとってネットワークリモコン105が同一家屋内に存在する、正当な機器であることが確定できる。そこで、拡張制御部404はこの乱数の一致を受けて、ネットワークリモコン105のIPアドレスをIPアドレスメモリ1212に正式に登録する(S1416)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302は、テレビ1203がステップS1416でネットワークリモコン105を登録するに必要な時間だけ待ち時間(ウェイト)を設けて待った(S1017)後、テレビ1203に対してネットワークコマンドテーブルを要求する(S1018)。
テレビ1203の拡張制御部404は、このコマンドパケットをネットワークインターフェース402を通じて受信する。そして、パケットに付されているIPアドレスと、IPアドレスメモリ1212に記憶されているIPアドレスとを照合し、一致していることを検出する(S1419)。
この時点で既にネットワークリモコン105のIPアドレスはテレビ1203のIPアドレスメモリ1212に登録済みである。つまり、テレビ1203は既に実質的にネットワークリモコン105を正当な家屋内の機器として登録済みである。したがってステップS1419は、テレビ1203が実行する、ネットワークリモコン105の認証手順である。
テレビ1203はステップS1419でIPアドレスの一致を確認したので、ネットワークリモコン105に対してネットワークコマンドテーブルを送信する(S1020)。
ネットワークリモコン105の外部入出力制御部302はネットワークコマンドテーブルを受信し、ネットワークコマンドデータベース305に記憶して(S632)、一連の処理が正常に終了した旨のメッセージを表示部206に表示して、機器の登録作業を終了する(S633)。
第三の実施形態では、第二の実施形態のような、制御対象部406が何らかの挙動を示すような赤外線コマンドを用いない代わりに、赤外線リモコンを純粋な認証情報の伝送路として活用する。
ネットワークリモコン105は、テレビ1203を制御する際には、制御コマンドを送信するに先立って、図13のステップS1310から図14のステップS1414までの動作を行ってから、制御コマンドを送信する。このように赤外線を用いた認証を毎回実行することで、ネットワークリモコンの正当性を強力に担保できる。
制御コマンドを送信する際に認証を行うので、第三の実施形態では第一及び第二の実施形態とは異なり、MACアドレスを恒久的に記憶する必要がない。したがって、動的なIPアドレスを一時的に記憶する揮発性のメモリを用意すればよい。
また、ネットワークリモコンを登録する際に時間制限を設ける必要もない。したがって、RTC414及び日時メモリ413を設ける必要もない。
図15は、テレビ1203の拡張制御部404が実行する動作の流れを示すフローチャートである。拡張制御部404は、ネットワークから何らかのパケットを受信するか、基本制御部403から乱数を含む赤外線コマンドデータを受けると、この図15に示す処理を実行する。
拡張制御部404は、ネットワークインターフェース402を通じてパケットを受信するか、制御対象部406から所定のステータス情報を受けると(S701)、先ず、当該パケットに付されているIPアドレスは登録済みのMACアドレスであるか否かを確認する(S1502)。もし、そうであるならば(S1502のYES)、拡張制御部404は既に登録済みのネットワークリモコン105から送信された、具体的な制御命令であるので、その命令に従う処理を実行し(S703)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS1502で、当該パケットに付されているIPアドレスが登録済みのIPアドレスでないならば(S1502のNO)、拡張制御部404は当該パケットが赤外線乱数コマンドを要求する内容であるか否かを確認する(S1504)。もし、そうであるならば(S1504のYES)、拡張制御部404は当該パケットに付されている送信元の機器(ネットワークリモコン105)のIPアドレスをIPアドレスメモリ1212に記憶して(S1505)、乱数発生器1218から乱数を取得して赤外線乱数コマンドを生成し、この赤外線乱数コマンドを送信元へ送信し(S1506)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS1504で、拡張制御部404がネットワークインターフェース402を通じて受信したパケットが赤外線乱数コマンドを要求する内容でないならば(S1504のNO)、次に拡張制御部404は当該パケットがネットワークコマンドテーブルを要求する内容であるか否かを確認する(S708)。もし、そうであるならば(S708のYES)、拡張制御部404は当該パケットに付されている送信元の機器(ネットワークリモコン105)のIPアドレスが既にIPアドレスメモリ1212に登録されているものであるか否か確認する(S1510)。IPアドレスがIPアドレスメモリ1212に登録されたものであれば(S1510のYES)、拡張制御部404はROM203に格納されているネットワークコマンドテーブルを送信元へ送信し(S711)、一連の処理を終了する(S707)。
一方、ステップS1510でIPアドレスがIPアドレスメモリ1212に登録済みのものでなければ(S1510のNO)、拡張制御部404はネットワークコマンドテーブルの送信をせずに所定のエラー処理を行い(S712)、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS708で、拡張制御部404がネットワークインターフェース402を通じて受信したパケットがネットワークコマンドテーブルを要求する内容でないならば(S708のNO)、次に拡張制御部404は、基本制御部403から受け取った赤外線コマンドデータに含まれている乱数が、ステップS1506の時点で送信した赤外線乱数コマンドの乱数と一致しているか否かを確認する(S1513)。もし、そうであるならば(S1513のYES)、拡張制御部404はIPアドレスメモリ1212にステップS1505で記憶していたIPアドレスを登録して(S1514)、一連の処理を終了する(S707)。
なお、ステップS1513で、制御対象部406から受けたステータス情報が所定のパターンに合致していない場合、(S1513のNO)、ネットワークを通じて受信したパケットに応じた従来と同様の処理を行って(S716)終了する(S707)。
本実施形態は、以下のような応用が可能である。
(1)第一の実施形態では、赤外線コマンドテーブル415をテレビ103からネットワークリモコン105へ送信し、ネットワークリモコン105が赤外線コマンドテーブル415に含まれている電源オン及び電源オフのコマンドを読み出して実行していた。しかし、登録に必要なコマンドはこの二種類だけなので、赤外線コマンドテーブル415全体を送信する代わりに、通信のオーバーヘッドを削減するために、電源オン及び電源オフのコマンドだけを選択的にネットワークリモコン105へ送信することも可能である。
(2)第二の実施形態では、テレビの場合を説明したが、テレビ以外の場合でも、既存の赤外線リモコンで制御可能な命令の複数の組み合わせは多種多様に考えられる。例えばオーディオ機器である場合、入力信号のソースをCDからFM放送或は圧縮オーディオファイルに切り替える、という手段が考えられる。
(3)本実施形態のネットワークリモコンは、周知のパソコンに赤外線LEDを追加し、ネットワークリモコンとして稼働するアプリケーションプログラムをインストールして実行してもよい。この場合、操作部は周知のキーボード及びマウス等のポインティングデバイスとなり、タッチパネルを構成しなくなる。つまり、本実施形態のネットワークリモコンは、必ずしもタッチパネルでなくともよい。
(4)本実施形態のホームネットワークシステムでは、IPv4でプライベートIPアドレスを用いたローカルネットワークを構築していた。このローカルネットワークは、IPv4に限らず、IPv6であってもよい。ネットワークのアドレス範囲(サブネットマスク)が明確に限定され、その範囲内でネットワークの探索が実行できれば、本実施形態のホームネットワークシステムは実現可能である。
(5)近距離通信媒体は赤外線に限らず、例えばBlueTooth(登録商標)、TransferJet(登録商標)等の通信可能な距離が制限された電波や超音波通信であってもよい。
(6)第一及び第二の実施形態では、ネットワークリモコン105のMACアドレスをMACアドレステーブル412に登録し、MACアドレスを認証の際に用いる識別情報として利用していた。しかしながら、MACアドレスは技術的に偽造が可能であることが知られている。無線LANが盗聴されてしまうと、悪意ある第三者はパケットに付されているMACアドレスを取得して、認証をすり抜ける虞が考えられる。そこで、MACアドレスの交換の代わりに、秘密鍵の交換を、周知のDiffie−Hellmanに代表される、暗号鍵を第三者に知られない形で通信相手に届けて、暗号鍵を利用して通信内容を秘匿化することで、セキュリティを確保することが考えられる。
この場合、ネットワークリモコンがDiffie−Hellmanアルゴリズムの最初の段階で必要な巨大素数generatorとprime及び、generatorとprimeと乱数xを用いて作成した配送鍵Aを赤外線でテレビ等のネットワーク対応の制御対象機器に送信する。その後、制御対象機器はgeneratorとprimeと乱数yを用いて配送鍵Bを作成し、ネットワークを通じてネットワークリモコンに送信する。
秘密鍵は、複数の制御対象機器及び複数のネットワークリモコンとの組み合わせの数だけ生成されるので、相手側の機器のMACアドレスをテーブルのインデックス値として管理するのが好ましい。
本実施形態ではネットワークリモコンと、これに対応するテレビ(ネットワークリモコンに登録される機器)を開示した。
盗聴の虞のある無線LANを用いたホームネットワーク上でネットワークリモコンを安全に登録するために、ネットワークリモコンから赤外線リモコンの機能で所定のコマンドを送信することで、ネットワークリモコンのホームネットワーク上における存在の正当性を確認できる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
101…家屋、102…無線LANアクセスポイント、103…テレビ、104…LANケーブル、105…ネットワークリモコン、106…インターネット、107…タッチパネル、108…赤外線LED、109…アンテナ、110…webサーバ、201…バス、202…CPU、203…ROM、204…RAM、205…不揮発性ストレージ、206…表示部、207…操作部、208…無線LANインターフェース、301…UI制御部、302…外部入出力制御部、303…機器テーブル、304…赤外線コマンドデータベース、305…ネットワークコマンドデータベース、401…赤外線受信部、402…ネットワークインターフェース、403…基本制御部、404…拡張制御部、405…フォトトランジスタ、406…制御対象部、407…テレビアンテナ、408…受信部、409…デコード部、410…表示部、411…スピーカ、412…MACアドレステーブル、413…日時メモリ、414…RTC、415…赤外線コマンドテーブル、416…電源部、803…テレビ、1203…テレビ、1212…IPアドレスメモリ、1218…乱数発生器

Claims (10)

  1. 遠隔操作装置が電子機器に対し、ネットワークを通じて近距離通信媒体を用いる遠隔操作命令のデータを要求する遠隔操作命令要求ステップと、
    前記電子機器が前記遠隔操作装置から前記ネットワークを通じて所定の識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記電子機器が前記遠隔操作命令要求ステップに呼応して、前記遠隔操作装置に対し、前記ネットワークを通じて前記遠隔操作命令のデータを送信する遠隔操作命令データ送信ステップと、
    前記遠隔操作装置が前記電子機器に前記近距離通信媒体を用いて前記遠隔操作命令を送信する遠隔操作命令送信ステップと、
    前記電子機器が前記遠隔操作装置から送信された前記遠隔操作命令を受信して前記遠隔操作装置の前記ネットワーク上における存在の正当性を認識し、前記識別情報を登録する識別情報登録ステップと
    よりなる、電子機器の遠隔操作装置登録方法。
  2. 前記遠隔操作命令は、前記電子機器の電源を切断する命令であり、
    前記識別情報登録ステップは、前記遠隔操作命令データ送信ステップから所定時間内に前記遠隔操作命令送信ステップが実行されたことを認識する、請求項1記載の電子機器の遠隔操作装置登録方法。
  3. 前記遠隔操作命令は、前記電子機器を操作する複数の命令の組み合わせであり、
    前記識別情報登録ステップは、前記遠隔操作命令データ送信ステップから所定時間内に前記遠隔操作命令送信ステップが実行され、且つ前記複数の命令の組み合わせの通りに前記電子機器が制御されたことを認識する、請求項1記載の電子機器の遠隔操作装置登録方法。
  4. 前記遠隔操作命令は、所定の認証用情報を生成して送信する命令であり、
    前記識別情報登録ステップは、前記電子機器が前記遠隔操作装置から前記近距離通信媒体を通じて前記認証用情報を受信して、前記遠隔操作命令データ送信ステップの前に生成した前記認証用情報と照合し、照合の結果が一致したことを認識する、請求項1記載の電子機器の遠隔操作装置登録方法。
  5. 主要な機能を提供する制御対象部と、
    近距離通信媒体を受信するセンサと、
    前記センサの信号をデジタルデータに変換する近距離通信受信部と、
    前記近距離通信受信部から得られる前記デジタルデータに基づいて前記制御対象部を制御する基本制御部と、
    ネットワークに接続されるネットワークインターフェースと、
    遠隔操作装置の識別情報を保持する識別情報記憶部と、
    前記ネットワークインターフェースから得られるデータに基づいて前記制御対象部を制御すると共に、前記ネットワーク上に存在する前記遠隔操作装置から前記近距離通信媒体を用いる遠隔操作の命令が記録された遠隔操作命令のデータの送信の要求を示す遠隔操作命令データ要求パケットを受信したら、前記遠隔操作命令のデータを前記遠隔操作装置へ送信し、前記遠隔操作装置が前記近距離通信媒体を通じて前記遠隔操作命令を送信したことを前記基本制御部又は前記制御対象部を通じて認識したら、前記遠隔操作装置の前記識別情報を前記識別情報記憶部に記憶する拡張制御部と
    を備える、電子機器。
  6. 前記遠隔操作命令は、前記電子機器の電源を切断する命令であり、
    前記拡張制御部は、前記遠隔操作装置から前記遠隔操作命令データ要求パケットを受信した時点から所定時間内に前記制御対象部に供給される電源が切断されたことを認識して、前記遠隔操作装置の前記識別情報を前記識別情報記憶部に記憶する、請求項5記載の電子機器。
  7. 前記遠隔操作命令は、前記電子機器を操作する複数の命令の組み合わせであり、
    前記拡張制御部は、前記遠隔操作装置から前記遠隔操作命令データ要求パケットを受信した時点から所定時間内に前記制御対象部が前記複数の命令の組み合わせの通りに制御されたことを認識して、前記遠隔操作装置の前記識別情報を前記識別情報記憶部に記憶する、請求項5記載の電子機器。
  8. 前記遠隔操作命令は、所定の認証用情報を生成して送信する命令であり、
    前記拡張制御部は、前記遠隔操作装置から前記近距離通信媒体を通じて前記認証用情報を受信して、前記遠隔操作命令のデータを前記遠隔操作装置へ送信するより前に生成した前記認証用情報と照合し、照合の結果が一致したことを認識して、前記遠隔操作装置の前記識別情報を前記識別情報記憶部に記憶する、請求項5記載の電子機器。
  9. 操作画面を表示する表示部と、
    ユーザの操作に応じて操作情報を出力する操作部と、
    ネットワークに接続されるネットワークインターフェースと、
    近距離通信媒体を用いる近距離通信送信部と、
    登録済みの電子機器を一意に識別する識別情報が格納されている機器テーブルと、
    前記登録済みの電子機器に対して前記近距離通信媒体を用いる遠隔操作の命令が記録された第一のテーブルが前記登録済みの電子機器毎に記憶されている近距離通信コマンドデータベースと、
    前記登録済みの電子機器に対して前記ネットワークを用いる遠隔操作の命令が記録された第二のテーブルが前記登録済みの電子機器毎に記憶されているネットワークコマンドデータベースと、
    前記操作部から操作情報を受けて、所定のアドレス範囲内で前記ネットワーク上に存在するネットワーク機器を探索し、前記探索に対して応答した電子機器が前記機器テーブルに既に登録済みであるか否かを確認し、前記機器テーブルに未登録と判断した未登録機器に対して前記ネットワークを通じて遠隔操作命令のデータを要求し、前記未登録機器から前記ネットワークを通じて前記遠隔操作命令のデータを受信して前記未登録機器に前記近距離通信媒体を用いて前記遠隔操作命令を送信し、その後前記未登録機器に対して前記ネットワークを通じて前記第二のテーブルを要求し、前記未登録機器から前記ネットワークを通じて前記第二のテーブルを受信して前記ネットワークコマンドデータベースに記憶すると共に、前記機器テーブルに前記未登録機器の識別情報を記憶し、前記未登録機器の登録が完了した旨を前記表示部に表示する情報を出力する、外部入出力制御部と
    を備える、遠隔操作装置。
  10. コンピュータを、
    操作画面を表示する表示部と、
    ユーザの操作に応じて操作情報を出力する操作部と、
    ネットワークに接続されるネットワークインターフェースと、
    近距離通信媒体を用いる近距離通信送信部と、
    登録済みの電子機器を一意に識別する識別情報が格納されている機器テーブルと、
    前記登録済みの電子機器に対して前記近距離通信媒体を用いる遠隔操作の命令が記録された第一のテーブルが前記登録済みの電子機器毎に記憶されている近距離通信コマンドデータベースと、
    前記登録済みの電子機器に対して前記ネットワークを用いる遠隔操作の命令が記録された第二のテーブルが前記登録済みの電子機器毎に記憶されているネットワークコマンドデータベースと、
    前記操作部から操作情報を受けて、所定のアドレス範囲内で前記ネットワーク上に存在するネットワーク機器を探索し、前記探索に対して応答した電子機器が前記機器テーブルに既に登録済みであるか否かを確認し、前記機器テーブルに未登録と判断した未登録機器に対して前記ネットワークを通じて遠隔操作命令のデータを要求し、前記未登録機器から前記ネットワークを通じて前記遠隔操作命令のデータを受信して前記未登録機器に前記近距離通信媒体を用いて前記遠隔操作命令を送信し、その後前記未登録機器に対して前記ネットワークを通じて前記第二のテーブルを要求し、前記未登録機器から前記ネットワークを通じて前記第二のテーブルを受信して前記ネットワークコマンドデータベースに記憶すると共に、前記機器テーブルに前記未登録機器の識別情報を記憶し、前記未登録機器の登録が完了した旨を前記表示部に表示する情報を出力する、外部入出力制御部として機能させる、
    遠隔操作プログラム。
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