JP2011166607A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像に関連する地域の趣向を反映させることの可能な画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供すること。
【解決手段】画像処理装置は、被写体を撮影する撮影部(11)と、撮影された画像を記憶するメモリ(34)と、位置情報を取得するGPS制御部(101)及び地域特定テーブル(112)と、位置情報と画像の画調変更処理の内容(パラメータ)とを対応付けて記憶する画調変更テーブル(113)と、画像の撮影時の位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて、画像の画調変更処理を行う画調変更部(102)と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】画像処理装置は、被写体を撮影する撮影部(11)と、撮影された画像を記憶するメモリ(34)と、位置情報を取得するGPS制御部(101)及び地域特定テーブル(112)と、位置情報と画像の画調変更処理の内容(パラメータ)とを対応付けて記憶する画調変更テーブル(113)と、画像の撮影時の位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて、画像の画調変更処理を行う画調変更部(102)と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関し、特に、画像に関連する地域の趣向を反映した画像処理を実行可能にする技術に関する。
近年、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話機などの撮像装置が普及し、様々な地域で撮像装置が利用されるようになっている。また、撮像装置により撮像された被写体の画像は、加工が容易な画像データの形態で保存される。
このような画像データに対して、国や地域などにより異なる趣向を反映した画像処理を実行する技術が知られている。例えば、ある国では自然な肌色を重視した画像処理が施されるのに対して、別のある国では鮮やかな原色を重視した画像処理が施される。
特に、特許文献1には、画像処理内容をユーザがマニュアルで指示することなく、地域による趣向の違いに対応した画像処理を実行する技術こが開示されている。
特に、特許文献1には、画像処理内容をユーザがマニュアルで指示することなく、地域による趣向の違いに対応した画像処理を実行する技術こが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、単調な画像処理が画像データに施されるのみであり、撮像装置による撮影が行われた地域(以下、「撮影地域」と呼ぶ)や画像を表示する地域(以下、「表示地域」と呼ぶ)に対して人々が抱くイメージを画像に反映させる画像処理は実現できなかった。
そこで、本発明は、撮影地域や表示地域など、画像に関連する地域に対して人々が抱くイメージを反映させた画像処理を実行可能な画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
本発明の第1の観点によると、被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された画像の画像データを記憶する記憶手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段と、画像データの画調変更処理内容を位置情報に対応付けて記憶する画調変更内容記憶手段と、前記画調変更内容記憶手段に記憶された画調変更処理内容のうち、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報に対応する画調変更処理内容に基づいて、前記記憶手段に記憶された画像データに対して画調変更処理を行う画調変更手段と、を備える画像処理装置を提供する。
本発明の第2の観点によると、被写体を撮影する撮影ステップと、前記撮影ステップによって撮影された画像の画像データを記憶する記憶ステップと、位置情報を取得する位置情報取得ステップと、画像データの画調変更処理内容を位置情報に対応付けて記憶するメモリから、前記位置情報取得ステップによって取得された位置情報に対応する画調変更処理内容を読み出して、前記記憶ステップによって記憶された画像データに対して画調変更処理を行う画調変更ステップと、を含む方法を提供する。
本発明の第3の観点によると、被写体を撮影する撮影手段を備えたコンピュータを、前記撮影手段によって撮影された画像を記憶する記憶手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段と、画像データの画調変更処理内容を位置情報に対応付けて記憶するメモリから、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報に対応する画調変更処理内容を読み出して、前記記憶手段によって記憶された画像データに対して画調変更処理を行う画調変更手段と、して機能させるための、プログラムを提供する。
本発明によれば、撮影地域や表示地域に対して人々が抱くイメージを反映させた画像を生成することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を、図面を参照して説明する。なお、以下では、画像処理装置の一例としてデジタルカメラを用いて説明するが、画像処理装置は、位置情報を取得する機能を備えたカメラであればよい。
[第1実施形態]
図1乃至図7を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1乃至図7を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
[デジタルカメラの構成]
図1乃至図4を参照して、本発明の画像処理装置の第1実施形態に係るデジタルカメラ1について説明する。なお、図1は、デジタルカメラ1の内部のハードウェア構成を示すブロック図である。また、図2は、デジタルカメラ1のデータ処理部12データの機能的構成を示す機能ブロック図である。また、図3及び図4は、デジタルカメラ1のメモリ34内に格納される地域特定テーブル112A及び画調変更テーブル113Aの一例を示す図である。
図1乃至図4を参照して、本発明の画像処理装置の第1実施形態に係るデジタルカメラ1について説明する。なお、図1は、デジタルカメラ1の内部のハードウェア構成を示すブロック図である。また、図2は、デジタルカメラ1のデータ処理部12データの機能的構成を示す機能ブロック図である。また、図3及び図4は、デジタルカメラ1のメモリ34内に格納される地域特定テーブル112A及び画調変更テーブル113Aの一例を示す図である。
図1に示すように、デジタルカメラ1は、撮影部11と、データ処理部12と、ユーザインタフェース部13と、を備える。
撮影部11は、光学レンズ部21と、イメージセンサ22と、を備える。
光学レンズ部21は、被写体を撮影するために、光を集光する前玉レンズ(図示せず)の他、被写体をイメージセンサ22の受光面の結像させるフォーカスレンズ(図示せず)、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるズームレンズ(図示せず)などで構成される。光学レンズ部21にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランスなどの設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
イメージセンサ22は、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)などから構成される。光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子などから構成される。光電変換素子には、光学レンズ部21からシャッタ部(図示せず)を介して被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、一定時間ごとに被写体像を光電変換(撮影)して画像信号を蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理などの各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、デジタル信号が生成され、イメージセンサ22の出力信号として出力される。なお、以下、画像信号のデジタル信号を、「画像データ」と呼ぶ。このように呼称すると、イメージセンサ22からは画像データが出力されて、データ処理部12に供給される。
データ処理部12は、CPU(Central Processing Unit)31と、ROM(Read Only Memory)32と、RAM(Random Access Memory)33と、メモリ34と、表示制御部35と、画像処理部36と、を備えている。
CPU31は、ROM32に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。本実施の形態のデジタルカメラ1は、通常撮影モードに加え、後述する、撮影された画像の画調を変更する撮像時画調変更モードを備える。ROM32には、通常撮影モード及び撮像時画調変更モード時の処理、後述する撮影時画調変更処理を含む各種処理、表示制御部35、画像処理部36を含む各種機能を実行するためのプログラムが記憶されている。CPU31が、ROM32に記憶されているプログラムに従って処理を行うことで、表示制御部35、画像処理部36を含む各種機能、及び通常撮影モード及び撮像時画調変更モード時の撮影時画調変更処理を含む各種処理が実現される。
RAM33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
RAM33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
メモリ34は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などで構成される。DRAMには、イメージセンサ22から出力された画像データが一時的に記憶される。ROMには、地域情報や画調変更内容等を含む、各種画像処理に必要な画像データ、パラメータ、各種フラグの値、閾値などが記憶される。メモリ34には、画像表示用の画像データ(以下、「表示画像データ」と呼ぶ)の保存と読み出しを行うための表示メモリ領域も含まれている。
表示制御部35は、メモリ34の表示メモリ領域に格納された表示画像データを読み出し、表示画像データにより表現される画像(以下、「表示画像」と呼ぶ)を、ユーザインタフェース部13の表示部41に表示させる制御を実行する。例えば、表示制御部35は、当該表示画像データに基づいてRGB信号を生成し、当該RGB信号を表示部41に供給することにより、表示画像を表示部41に表示させる。なお、表示制御部35により生成されたRGB信号は、ユーザインタフェース部13の通信部44によって、図示せぬ外部機器に出力させることもできる。これにより、外部機器、例えば、テレビジョン受像機、パソコン、プロジェクタなどでも、表示画像の表示が可能になる。
画像処理部36は、DSP(Digital Signal Processor)などで構成され、メモリ34に記憶された画像データに対して、ホワイトバランス補正処理やγ補正処理などの各種画像処理を実行する。本実施形態では、図2で後述するGPS制御部101、画調変更部102が実行する各種画像処理のうち少なくとも一部が、画像処理部36において実行され、残りの一部がCPU31において実行される。即ち、本実施形態では、後述するGPS制御部101、画調変更部102は、CPU31及び画像処理部36というハードウェアと、ROM32に記憶されたプログラム(ソフトウェア)との組み合わせとして構成されている。
ユーザインタフェース部13は、デジタルカメラ1の筐体に設けられたディスプレイなどで構成される表示部41と、GPS(Global Positioning System)用衛星(複数)からのGPS信号を受信して、GPS信号に基づいて、デジタルカメラ1の現在位置を示す緯度及び経度を算出するGPS部42と、ユーザの指示操作を受け付ける操作部43と、外部機器との間での通信を制御する通信部44と、画像データを記憶するリムーバブル記憶媒体51に対するデータの読み書きを行うドライブ45と、を備えている。
なお、リムーバブル記憶媒体51は、データ処理部12により生成された画像データを記憶する。リムーバブル記憶媒体51は、例えば、メモリカードなどにより実現され、記憶手段を構成する。
また、操作部43は、図示は省略するが、シャッターキー、電源ボタン、ズームキー、及びモード切替キーなどを含み、各操作に基づき操作信号を発生してデータ処理部12へ送出する。例えば、操作者によりモード切替キーが操作されて、例えば、撮像時画調変更モードが指定されると、操作信号がデータ処理部12に送られ、CPU31は、モードを指定された撮像時画調変更モードに切り替える。同様に、操作者によりモード切替キーが操作されて、通常撮影モードが指定されると、CPU31は、モードを指定された通常撮影モードに切り替える。この他にも操作者による操作部43の操作に伴い、各種操作信号がデータ処理部12に送られ、CPU31は、操作信号に応じて処理を行う。
次に、図2を参照して、デジタルカメラ1の一機能である撮像時画調変更モード時のデータ処理部12の機能的構成について説明する。
データ処理部12は、GPS制御部101と、画調変更部102と、を備えている。また、データ処理部12のメモリ34内には、原フレーム記憶部111と、地域特定テーブル112Aを記憶した地域情報記憶部112と、画調変更テーブル113Aを記憶した画調変更内容記憶部113と、処理フレーム記憶部114と、が構成されている。
操作者がシャッターキーを押下すると、撮影部11は、画角内に含まれる被写体を撮影し、その結果得られる画像(以下、「フレーム画像」と呼ぶ)の画像データを出力する。
原フレーム記憶部111は、撮影部11から出力されたフレーム画像の画像データを、原フレーム画像の画像データとして記憶する。
なお、詳細は第2実施形態で述べるが、原フレーム記憶部111は、撮影部11から出力されたフレーム画像だけでなく、リムーバブル記憶媒体51から読み出されたフレーム画像の画像データも、原フレーム画像の画像データとして記憶される。
GPS制御部101は、GPS部42を制御して、GPS用衛星(複数)からのGPS信号に基づいて、デジタルカメラ1の現在位置を示す緯度及び経度を取得する。なお、CPS制御部101は、緯度及び経度の演算に関し、GPS用衛星からのGPS信号の誤差情報や無線基地局の位置情報などを利用することで、演算の精度を高めることともできる。GPS制御部101は、算出した緯度及び経度、並びに、地域特定テーブル112Aに基づいて、デジタルカメラ1の現在の位置、即ち地域を特定し、特定した位置(地域)を示す情報(以下、「位置情報」と呼ぶ)を出力する。
ここで、地域情報記憶部112に記憶された地域特定テーブル112Aには、図3に示すように、緯度及び経度の範囲と地域とが対応付けられている。したがって、GPS制御部101は、地域特定テーブル112Aを参照して、GPS信号から算出した緯度及び経度を指定することで現在位置が存在する地域を特定することができる。
GPS制御部101が地域特定テーブル112Aを参照して特定した地域を示す位置情報は、画調変更部102に送られる。このように、GPS制御部101は、本発明の位置情報取得手段を構成する。
GPS制御部101が地域特定テーブル112Aを参照して特定した地域を示す位置情報は、画調変更部102に送られる。このように、GPS制御部101は、本発明の位置情報取得手段を構成する。
画調変更部102は、GPS制御部101から供給された位置情報により特定される地域に応じて、原フレーム記憶部111に記憶された画像データに対して画調変更処理を実行する。かかる画調変更処理は、例えば、アドビシステム社のソフトウェアであるフォトショップ(登録商標)等の市販のソフトウェアを用いて行うこともできる。
即ち、画調変更部102は、GPS制御部101から供給された位置情報により特定される地域に対応するパラメータを、画調変更テーブル113Aから取得する。そして、画調変更部102は、取得したパラメータに従って画調変更処理を実行する。そのため、画調変更部102は、画調変更手段を構成する。
ここで、画調変更テーブル113Aには、図4に示すように、地域ごとに変更する画調が対応付けられており、また、それぞれの画調には、図示は省略するが、画調変更処理で用いるパラメータ(画調変更処理内容)がさらに設定されている。
本実施形態では、所定の地域に対応付けられた画調が、当該地域に対し人々が抱くイメージに沿ったものとなるようにパラメータが設定されている。例えば、地域「日本」には、日本から人々が抱くイメージである「日本画調」が対応付けられている。一方、地域「フランス」には、フランスから人々が抱く「西洋画調」が対応付けられている。画調変更テーブル113Aに設定された画調は、コントラスト、明るさ、色の濃さ、色合い、シャープネスなどの複数のパラメータの組み合わせにより規定される。例えば、「日本画調」に対しては、陰影がなく色調が濃厚でなくなるようなパラメータが設定されている。一方、「西洋画調」に対しては、陰影が強調され色調が濃厚となるパラメータが設定されている。
ここで、画調とは、画像から感じることができる印象に基づいて規定されるもので、「日本画調」、「西洋画調」、「水彩画調」、「水墨画調」、「ペン画調」、「ゴッホ調」など、様々な分類がある。画調変更する際のパラメータとして、一例をあげると、例えば、コントラスト、明るさ、色の濃さ、色合い、シャープネス、必要に応じて、ノイズ低減フィルタの効果設定、色温度、γ補正のγ値などがあり、これらパラメータの何れか、或いは組み合わせを指定することができる。しかしながら、本発明はこれに限定されず、上述の画調を表現するために妥当であれば、如何なるパラメータを含んでもよい。
本実施の形態では、各種画調ごとに、上述のパラメータの最適な組み合わせを予め設定してテーブルに対応付けられているものとする。
本実施の形態では、各種画調ごとに、上述のパラメータの最適な組み合わせを予め設定してテーブルに対応付けられているものとする。
このようにして、原フレーム画像の画像データに対して画調変更部102により画調変更処理が施されることによって得られるフレーム画像(以下、「画調変更画像」と呼ぶ)の画像データは、処理フレーム記憶部114に記憶される。
表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された画像データを読み出し、当該画像データにより表現される画像、即ち画調変更画像を表示部41に表示させる制御を実行する。
表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された画像データを読み出し、当該画像データにより表現される画像、即ち画調変更画像を表示部41に表示させる制御を実行する。
なお、処理フレーム記憶部114に記憶された画調変更画像の画像データを、リムーバブル記憶媒体51に記憶させることとしてもよい。
[撮影時画調変更処理のフロー]
モード切替キーの操作に伴い撮像時画調変更モードに切り替えられると、CPU31がROM32に記憶された撮影時画調変更処理プログラムに従って、データ処理部12を含む各種機能を制御する。以下、撮像時画調変更モードで主としてデータ処理部12によって実行される撮影時画調変更処理について説明する。
モード切替キーの操作に伴い撮像時画調変更モードに切り替えられると、CPU31がROM32に記憶された撮影時画調変更処理プログラムに従って、データ処理部12を含む各種機能を制御する。以下、撮像時画調変更モードで主としてデータ処理部12によって実行される撮影時画調変更処理について説明する。
図5を参照して、撮影時画調変更処理の流れを説明する。以下に示す処理は、操作者がシャッターキーを操作することに伴い、撮影部11が被写体を撮影することによって開始する。
操作者がシャッターキーを操作することに伴い、撮影部11が被写体を撮影すると(ステップS1)、ステップS2において、撮影部11は、ステップS1の撮影によって得られたフレーム画像の画像データを、原フレーム画像の画像データとして原フレーム記憶部111に記憶する。
ステップS3において、GPS制御部101は、GPS部42を制御して、複数のGPS用衛星からGPS信号を受信することによって、撮影時の緯度及び経度の位置情報を取得する。
ステップS4において、GPS制御部101は、地域情報記憶部112に記憶された地域特定テーブル112Aを参照して、ステップS3の処理で取得した緯度及び経度に対応する地域を特定し、当該地域を示す位置情報を出力する。
ステップS5において、画調変更部102は、原フレーム記憶部111に記憶された画像データに対して、当該原フレーム画像の画調を、ステップS4の処理で特定された地域に対応する画調に変更する画調変更処理を実行する。具体的には、画調変更部102は、画調変更内容記憶部113に記憶された画調変更テーブル113Aから、特定された地域に対応する画調を規定するパラメータを読み出す。そして、画調変更部102は、当該パラメータに基づいて原フレーム記憶部111に記憶された画像データに対して画調変更処理を実行する。これにより、画調変更画像の画像データが得られる。
ステップS6において、画調変更部102は、画調変更画像の画像データを処理フレーム記憶部114に記憶する。
ステップS6において、画調変更部102は、画調変更画像の画像データを処理フレーム記憶部114に記憶する。
ステップS6において、表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された画像データを読み出し、読みだした画像データにより表現される画像、即ち画調変更画像を表示部41に表示させる。
ステップS7において、処理フレーム記憶部114に記憶された画調変更画像の画像データを、リムーバブル記憶媒体51に記憶させる。
これにより、撮影時画調変更処理は終了となる。
これにより、撮影時画調変更処理は終了となる。
[画像の画調変更の例]
図6及び図7を参照して、撮影時画調変更処理に伴う画調変更を具体的に説明する。図6は、撮影地が日本である画像が日本画調に変更される例を示し、図7は、撮影地がフランスである画像が西洋画調に変更される例を示す。
図6及び図7を参照して、撮影時画調変更処理に伴う画調変更を具体的に説明する。図6は、撮影地が日本である画像が日本画調に変更される例を示し、図7は、撮影地がフランスである画像が西洋画調に変更される例を示す。
図6を参照して、撮影地が日本である画像が日本画調に変更される例について説明する。図6(1)は、画調変更前の原フレーム画像200を示す図であり、図6(2)は、画調変更後の画調変更画像200Aを示す図である。
図6(1)において、原フレーム画像200には、人物被写体201及び背景202が含まれている。この人物被写体201をデジタルカメラ1が撮影した地域が、GPS制御部101により特定されると、画調変更部102によって、特定された地域に対応する画調に設定されたパラメータが読みだされ、当該パラメータに基づいて画調変更処理が実行される。
例えば、図6(1)では、地域として「日本」が特定され、「日本」に対応する画調として「日本画調」が読み出されているものとする。
この場合、原フレーム画像200は、日本画調の画調変更画像200Aに変更される。(図6(2))。具体的には、画調変更部102が、日本画調のパラメータに従って、画像の陰影を薄くするとともに、色調を淡泊とするような画調変更処理を、原フレーム画像200の画像データに対して実行する。その結果、人物被写体201及び背景202が、日本画調の人物被写体201A及び背景202Aに変更される。例えば、人物被写体201Aの顔のほりが浅くなるように変更される。
この場合、原フレーム画像200は、日本画調の画調変更画像200Aに変更される。(図6(2))。具体的には、画調変更部102が、日本画調のパラメータに従って、画像の陰影を薄くするとともに、色調を淡泊とするような画調変更処理を、原フレーム画像200の画像データに対して実行する。その結果、人物被写体201及び背景202が、日本画調の人物被写体201A及び背景202Aに変更される。例えば、人物被写体201Aの顔のほりが浅くなるように変更される。
続いて、図7を参照して、撮影地がフランスである画像が西洋画調に変更される例について説明する。図7(1)は、画調変更前のフレーム画像210を示す図であり、図7(2)は、画調変更後の画調変更画像210Aを示す図である。
図7(1)において、撮影されたフレーム画像210には、人物被写体211及び背景212が表示されている。このとき、GPS制御部101により、フレーム画像210の撮影した地域が「フランス」と特定され、「西洋画調」に対応するパラメータが読み出されているものとする。
その結果、フレーム画像210は、西洋画調の画調変更画像210Aに画像処理される(図7(2))。具体的には、デジタルカメラ1の画調変更部102が、西洋画調のパラメータに従って、フレーム画像210の陰影が強調されるとともに、色調が濃厚になる。その結果、人物被写体211及び背景212が、西洋画調の人物被写体211A及び背景212Aに変更される(例えば、人物被写体の顔のほりが深くなるなど)。
このように、第1実施形態では、撮影部11により撮影された画像を、撮影地域に対し人々が抱くイメージを反映させた画調に変更することができる。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。第1実施形態では、画像の撮影時の位置情報に基づいて画像処理を行うものとして説明したが、第2実施形態では、撮影されて既にリムーバブル記憶媒体51に記憶された画像を表示する際、表示時の位置情報に基づいて画像処理を行う点が第1実施形態とは異なる。なお、第2実施形態のデジタルカメラの構成は、ROM32に、表示時の位置情報に基づいて画像処理を行う表示時画調変更処理を実行するためのプログラムが保存されており、モード切替キーの操作に伴い表示時画調変更モードに切り替えられると、CPU31がROM32に保存された表示時画調変更処理を実行する点を除くと、第1実施形態のデジタルカメラ1の構成と略同一である。このため、第1実施形態のデジタルカメラ1と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
続いて、本発明の第2実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。第1実施形態では、画像の撮影時の位置情報に基づいて画像処理を行うものとして説明したが、第2実施形態では、撮影されて既にリムーバブル記憶媒体51に記憶された画像を表示する際、表示時の位置情報に基づいて画像処理を行う点が第1実施形態とは異なる。なお、第2実施形態のデジタルカメラの構成は、ROM32に、表示時の位置情報に基づいて画像処理を行う表示時画調変更処理を実行するためのプログラムが保存されており、モード切替キーの操作に伴い表示時画調変更モードに切り替えられると、CPU31がROM32に保存された表示時画調変更処理を実行する点を除くと、第1実施形態のデジタルカメラ1の構成と略同一である。このため、第1実施形態のデジタルカメラ1と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
[画像表示時画調変更処理のフロー]
モード切替キーの操作に伴い表示時画調変更モードに切り替えられると、CPU31がROM32に記憶された表示時画調変更処理プログラムに従って、データ処理部12を含む各種機能を制御する。以下、表示時画調変更モードで主としてデータ処理部12によって実行される撮影時画調変更処理について説明する。
図8を参照して、表示時画調変更処理の流れを説明する。以下に示す処理は、ステップS11において、操作者が操作部43を操作して画像一覧表示要求を行うことに伴い、開始する。
モード切替キーの操作に伴い表示時画調変更モードに切り替えられると、CPU31がROM32に記憶された表示時画調変更処理プログラムに従って、データ処理部12を含む各種機能を制御する。以下、表示時画調変更モードで主としてデータ処理部12によって実行される撮影時画調変更処理について説明する。
図8を参照して、表示時画調変更処理の流れを説明する。以下に示す処理は、ステップS11において、操作者が操作部43を操作して画像一覧表示要求を行うことに伴い、開始する。
データ処理部12が操作者による操作部43からの画像一覧表示要求の操作を受け付けると(ステップS11)、表示制御部35は、リムーバブル記憶媒体51に記憶されている複数の原フレーム画像の一覧を、表示部41に表示する(ステップS12)。なお、表示制御部35は、リムーバブル記憶媒体51に記憶されている原フレーム画像を縮小した上で一覧表示することとしてもよい。
続いて、データ処理部12は、モード切替キーの操作に伴う操作信号を受け付けたか否かを判別する(ステップS13)。このとき、操作者による操作部43の操作により、何れかの原フレーム画像が選択された場合には、ステップS14に移り、選択されない場合には、ステップS11に戻る。このように、操作部43は、選択受付手段を構成する。
ステップS14では、原フレーム記憶部111は、ステップS13で選択された画像データをリムーバブル記憶媒体51から読み出し、記憶する。その後、原フレーム記憶部111は、当該画像データを画調変更部102に送る。このように、第1実施形態と第2実施形態とでは、画調変更部102が取得する原フレーム画像の画像データが異なることとなる。即ち、第1実施形態では、画調変更部102は、撮影された原フレーム画像の画像データを取得するのに対し、第2実施形態では、画調変更部102は、既に撮影されてリムーバブル記憶媒体51に記憶されている複数の原フレーム画像から、操作者により選択された原フレーム画像を取得する。
続いて、GPS制御部101は、複数のGPS用衛星からGPS信号を受信して、原フレーム画像選択を検出した時点、即ち、画像表示時の緯度及び経度の位置情報を取得する(ステップS15)とともに、地域特定テーブル112Aを参照して、取得した緯度及び経度に対応する地域を特定する(ステップS16)。
続いて、画調変更部102は、原フレーム記憶部111に記憶された画像データを特定された地域に対応する画調に変更する処理を行い(ステップS17)、画像処理を施した画調変更画像の画像データを処理フレーム記憶部114に記憶する。
続いて、表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された画像データを読み出し、表示部41に表示する(ステップS18)。その後、処理フレーム記憶部114に記憶された画調変更画像の画像データを、リムーバブル記憶媒体51に記憶させる(ステップS19)。
これにより、画像表示時画調変更処理は終了となる。
これにより、画像表示時画調変更処理は終了となる。
[画像の画調変更の例]
続いて、図9を参照して、画像表示時画調変更処理に伴う画調変更を具体的に説明する。図9(1)は、操作者により選択された画像を示し、図9(2)は、当該画像を日本で表示する際の表示例を示し、図9(3)は、当該画像をフランスで表示する際の表示例を示す。
続いて、図9を参照して、画像表示時画調変更処理に伴う画調変更を具体的に説明する。図9(1)は、操作者により選択された画像を示し、図9(2)は、当該画像を日本で表示する際の表示例を示し、図9(3)は、当該画像をフランスで表示する際の表示例を示す。
図9(1)において、操作者により選択されたフレーム画像300には、人物被写体301及び背景302が表示されている。
図9(2)において、フレーム画像300を日本で表示すると、フレーム画像300は、日本画調の画調変更画像300Aに画像処理される。その結果、人物被写体201及び背景202が、日本画調の人物被写体201A及び背景202Aに変更される(例えば、人物被写体の顔のほりが浅くなるなど)。
また、図9(3)において、フレーム画像300をフランスで表示すると、フレーム画像300は、西洋画調の画調変更画像300Bに画像処理される。その結果、人物被写体211及び背景212が、西洋画調の人物被写体211A及び背景212Aに変更される(例えば、人物被写体の顔のほりが深くなるなど)。
このように、第2実施形態では、撮影部11により撮影された画像を、表示地域に対し人々が抱くイメージを反映させた画調に変更することができるため、同じフレーム画像であっても、表示する地域によって異なるように表示される。
なお、第2実施形態の画像処理装置では、リムーバブル記憶媒体51に記憶された画像データを表示可能であれば撮影部11は必ずしも必要ではなく、例えば、デジタルフォトフレームのような撮影部を備えない機器にも適用可能である。
[第3実施形態]
続いて、本発明の第3実施形態について、図10乃至図13を参照して説明する。第1実施形態及び第2実施形態では、画像ごとに一括して画像処理する場合について説明したが、第3実施形態では、1つの画像の中の人物被写体と背景とを別々に画像処理する点が第1実施形態及び第2実施形態とは異なる。より具体的には、人物被写体の画像データについては、人物被写体の種別(性別、年齢、人種など)に対応付けられた画調変更処理を行い、背景の画像データについては撮影時の位置情報に対応付けられた画調変更処理を行う。
続いて、本発明の第3実施形態について、図10乃至図13を参照して説明する。第1実施形態及び第2実施形態では、画像ごとに一括して画像処理する場合について説明したが、第3実施形態では、1つの画像の中の人物被写体と背景とを別々に画像処理する点が第1実施形態及び第2実施形態とは異なる。より具体的には、人物被写体の画像データについては、人物被写体の種別(性別、年齢、人種など)に対応付けられた画調変更処理を行い、背景の画像データについては撮影時の位置情報に対応付けられた画調変更処理を行う。
なお、第3実施形態のデジタルカメラ1Aでは、ROM32に、人物背景画調変更処理を実行するためのプログラムが保存されており、モード切替キーの操作に伴い人物背景画調変更モードに切り替えられると、CPU31がROM32に保存された人物背景画調変更処理を実行する。
[デジタルカメラの構成]
図10及び図11を参照して、第3実施形態のデジタルカメラ1Aについて説明する。なお、第1実施形態のデジタルカメラ1と同一の構成については、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図10及び図11を参照して、第3実施形態のデジタルカメラ1Aについて説明する。なお、第1実施形態のデジタルカメラ1と同一の構成については、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図10に示すように、データ処理部12Aは、GPS制御部101に加えて、人物被写体抽出部103Aと、背景画像画調変更部104Aと、人物被写体種別特定部105Aと、人物被写体画像画調変更部106Aと、合成部107Aと、を備える。なお、背景画像画調変更部104A乃至合成部107Aは、第1実施形態の画調変更部102を構成する。第3実施形態に特有の人物被写体抽出部103A乃至合成部107Aの各機能は、CPU31がROM32に記憶されたプログラムに従って処理を行うことで実現される。即ち、人物被写体抽出部103A乃至合成部107Aは、CPU31というハードウェアと、ROM32に記憶されたプログラム(ソフトウェア)との組み合わせとして構成されている。
また、メモリ34Aは、原フレーム記憶部111乃至処理フレーム記憶部114に加えて、人物画調変更テーブル115Aを記憶した被写体画調変更内容記憶部115を備える。
また、メモリ34Aは、原フレーム記憶部111乃至処理フレーム記憶部114に加えて、人物画調変更テーブル115Aを記憶した被写体画調変更内容記憶部115を備える。
人物被写体抽出部103Aは、原フレーム記憶部111に記憶されたフレーム画像の画像データから、人物被写体部分の画像データ(以下、「人物被写体画像データ」と呼ぶ)、及びフレーム画像の画像データにおける人物被写体画像データの位置情報を抽出する。なお、人物被写体画像データの抽出には、例えば、人の全体像のテンプレート画像の画像データを用意しておき、フレーム画像の画像データと比較するパターンマッチング等の方法を用いることができる。
人物被写体抽出部103Aは、人物被写体画像データを抽出すると、抽出した人物被写体画像データ及び人物被写体画像データの位置情報を人物被写体種別特定部105Aに送り、フレーム画像の画像データから人物被写体画像データを除いた画像データ(以下、「背景画像データ」と呼ぶ)を背景画像画調変更部104Aに送る。
人物被写体抽出部103Aは、人物被写体画像データを抽出すると、抽出した人物被写体画像データ及び人物被写体画像データの位置情報を人物被写体種別特定部105Aに送り、フレーム画像の画像データから人物被写体画像データを除いた画像データ(以下、「背景画像データ」と呼ぶ)を背景画像画調変更部104Aに送る。
背景画像画調変更部104Aは、人物被写体抽出部103Aから送られた背景画像データに対して、GPS制御部101、及び地域情報記憶部112に記憶された地域特定テーブル112Aにより特定された地域に対応して画調変更内容記憶部113に記憶された画調変更テーブル113Aに設定されているパラメータに従って、画調変更処理を実行する。即ち、第3実施形態では、フレーム画像のうち背景部分のみが、撮影された地域に対応付けられた画調に変更される。背景画像画調変更部104Aにより画調変更処理が施された背景画像データ(以下、「変更背景画像データ」と呼ぶ)は、合成部107Aに送られる。
人物被写体種別特定部105Aは、人物被写体抽出部103Aから送られた人物被写体画像データに対応する人物被写体の種別(例えば、性別、年齢、人種など)を特定する。なお、人物被写体の種別の特定には、任意の方法を用いることができる。一例としては、特開2007−280291号公報に記載されているように、人物被写体画像データから顔パーツのデータを生成した上で、顔の期間を構成する特徴点を用いた演算処理により人種、年齢、性別などを判別することができる。人物被写体種別特定部105により特定された人物被写体の種別、及び人物被写体抽出部103Aから送られた人物被写体画像データ並びに人物被写体画像データの位置情報は、人物被写体画像画調変更部106Aに送られる。
人物被写体画像画調変更部106Aは、人物被写体画像データに対して、当該人物被写体の種別に対応付けられたパラメータに従って、画調変更処理を実行する。なお、人物被写体の種別に対応付けられたパラメータは、被写体画調変更内容記憶部115に記憶された人物画調変更テーブル115Aに設定されている。
ここで、人物画調変更テーブル115Aには、図11に示すように、人物被写体の種別(性別、年齢、人種など)ごとに、変更する画調の情報が対応付けられており、また、それぞれの画調には、図示は省略するが、画調変更処理で用いるパラメータがさらに設定されている。
ここで、人物画調変更テーブル115Aには、図11に示すように、人物被写体の種別(性別、年齢、人種など)ごとに、変更する画調の情報が対応付けられており、また、それぞれの画調には、図示は省略するが、画調変更処理で用いるパラメータがさらに設定されている。
本実施形態では、人物被写体の種別に対応付けられた画調が、人物被写体の種別に対し人々が抱くイメージに沿ったものとなるようにパラメータが設定されている。例えば、性別「女」年齢「21〜40」人種「アジア」である場合には、「日本画調」が対応付けられている。人物画調変更テーブル115Aでは、画調ごとに、上述のように、例えば、コントラスト、明るさ、色の濃さ、色合い、シャープネスなどの複数のパラメータの組み合わせが設定されているものとする。
なお、第3実施形態では、人物被写体の種別に対応付けられたパラメータが多くなる場合があるため、例えば、日本画調であってもパターン1、パターン2などというように複数のパターンを設けることが好ましい。
このように、第3実施形態では、フレーム画像のうち人物被写体部分は、特定された人物被写体の種別に対して人々が抱くイメージに沿った画調に変更される。人物被写体画像画調変更部106Aにより画調変更処理が施された人物被写体画像データ(以下、「変更人物被写体画像データ」と呼ぶ)、及びフレーム画像の画像データにおける人物被写体画像データの位置情報は、合成部107Aに送られる。
このように、第3実施形態では、フレーム画像のうち人物被写体部分は、特定された人物被写体の種別に対して人々が抱くイメージに沿った画調に変更される。人物被写体画像画調変更部106Aにより画調変更処理が施された人物被写体画像データ(以下、「変更人物被写体画像データ」と呼ぶ)、及びフレーム画像の画像データにおける人物被写体画像データの位置情報は、合成部107Aに送られる。
合成部107Aは、背景画像画調変更部104Aから送られた変更背景画像データの所定の位置に、人物被写体画像画調変更部106Aから送られた変更人物被写体画像データを重ねることで、両画像データを合成する(以下、合成された画像データを「変更画像データ」と呼ぶ)。なお、変更人物被写体画像データを重ねる所定の位置は、フレーム画像の画像データにおける人物被写体画像データの位置情報から特定される。合成部107Aにより合成された変更画像データは、処理フレーム記憶部114に記憶される。
処理フレーム記憶部114に記憶された画調変更画像の画像データを、リムーバブル記憶媒体51に記憶させることとしてもよい。
処理フレーム記憶部114に記憶された画調変更画像の画像データを、リムーバブル記憶媒体51に記憶させることとしてもよい。
表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された変更画像データを読み出し、変更画像データにより表現される画像を表示部41に表示させる制御を実行する。
[人物背景画調変更処理のフロー]
CPU31がROM32に記憶された人物背景画調変更処理プログラムに従ってデータ処理部12Aを含む各種機能を制御することによって人物背景画調変更処理は実行される。以下、人物背景画調変更モードで主としてデータ処理部12によって実行される第3実施形態の人物背景画調変更処理について説明する。
図12を参照して、撮影時画調変更処理の流れを説明する。以下に示す処理は、操作者がシャッターキーを操作することに伴い、撮影部11が被写体を撮影することによって開始する。
CPU31がROM32に記憶された人物背景画調変更処理プログラムに従ってデータ処理部12Aを含む各種機能を制御することによって人物背景画調変更処理は実行される。以下、人物背景画調変更モードで主としてデータ処理部12によって実行される第3実施形態の人物背景画調変更処理について説明する。
図12を参照して、撮影時画調変更処理の流れを説明する。以下に示す処理は、操作者がシャッターキーを操作することに伴い、撮影部11が被写体を撮影することによって開始する。
操作者がシャッターキーを操作することに伴い、撮影部11が被写体を撮影すると(ステップS21)撮影部11は、ステップS1の撮影によって得られたフレーム画像の画像データを、ステップS2において、原フレーム画像の画像データとして原フレーム記憶部111に記憶する。
続いて、人物被写体抽出部103Aは、フレーム画像の画像データから、人物被写体画像データ及び背景画像データを特定する(ステップS23)。このとき、人物被写体抽出部103Aは、フレーム画像の画像データにおける人物被写体画像データの位置情報も特定する。なお、特定された背景画像データは、背景画像画調変更部104Aに送られ、特定された人物被写体画像データ及び位置情報は、人物被写体種別特定部105Aに送られる。
続いて、GPS制御部101は、GPS部42を制御して、複数のGPS用衛星からGPS信号を受信することによって、撮影時の緯度及び経度の位置情報を取得する(ステップS24)。さらに、GPS制御部101は、地域情報記憶部112に記憶された地域特定テーブル112Aを参照して、取得した緯度及び経度に対応する地域を特定する(ステップS25)。
続いて、背景画像画調変更部104Aは、背景画像データを特定された地域に対応する画調に変更する処理を行う(ステップS26)。具体的には、背景画像画調変更部104Aは、ステップS24にて特定された地域を指定することで画調変更内容記憶部113に記憶された画調変更テーブル113Aから画像処理におけるパラメータを読み出し、当該パラメータに基づいて背景画像データに対して画像処理を実行する。なお、背景画像画調変更部104Aにより画像処理が施された変更背景画像データは、合成部107Aに送られる。
続いて、人物被写体種別特定部105Aは、人物被写体画像データに対応する人物被写体の種別(性別、年齢、人種など)を特定する(ステップS27)。次に、人物被写体画像画調変更部106Aは、人物被写体画像データを特定された人物被写体の種別に対応する画調に変更する処理を行う(ステップS28)。具体的には、人物被写体画像画調変更部106Aは、ステップS27にて特定された人物被写体の種別を指定することで被写体画調変更内容記憶部115に記憶された人物画調変更テーブル115Aから画像処理におけるパラメータを読み出し、当該パラメータに基づいて人物被写体画像データに対して画像処理を実行する。なお、人物被写体画像画調変更部106Aにより画像処理が施された変更人物被写体画像データは、合成部107Aに送られる。
続いて、合成部107Aは、変更背景画像データの所定の位置に、変更人物被写体画像データを重ねることで、両画像データを合成する(ステップS29)。なお、合成後の変更画像データは、処理フレーム記憶部114に記憶される。次に、表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された変更画像データを読み出し、表示部41に表示する(ステップS30)。
ステップS31において、処理フレーム記憶部114に記憶された画調変更画像の画像データを、リムーバブル記憶媒体51に記憶させる。
これにより、人物背景画調変更処理は終了となる。
ステップS31において、処理フレーム記憶部114に記憶された画調変更画像の画像データを、リムーバブル記憶媒体51に記憶させる。
これにより、人物背景画調変更処理は終了となる。
[画像の画調変更の例]
続いて、図13を参照して、人物背景画調変更処理に伴う画調変更を具体的に説明する。図13では、「フランス」で「20代の日本人女性」を撮影したフレーム画像400に対して、人物背景画調変更処理を施した際の画調変更の例を示す。図13(1)は、画調変更前のフレーム画像400を示す図であり、図13(2)は、画調変更後の画調変更画像400Aを示す図である。
続いて、図13を参照して、人物背景画調変更処理に伴う画調変更を具体的に説明する。図13では、「フランス」で「20代の日本人女性」を撮影したフレーム画像400に対して、人物背景画調変更処理を施した際の画調変更の例を示す。図13(1)は、画調変更前のフレーム画像400を示す図であり、図13(2)は、画調変更後の画調変更画像400Aを示す図である。
図13(1)において、フレーム画像400には、人物被写体401及び背景402が表示されている。ここで、人物被写体401の種別は、性別「女」年齢「21〜40」人種「アジア」であり、人物被写体画調変更テーブル1115Aでは、例えば、「日本画調」に該当するパラメータが対応付けられているものとする。また、GPS制御部101によりフレーム画像400を撮影した地域は「フランス」と特定され、画調変更テーブル113Aでは「西洋画調」に該当するパラメータが対応付けられているものとする。そのため、第3実施形態の人物背景画調変更処理では、人物被写体401を「日本画調」に画像処理し、背景402を「西洋画調」に画像処理する。
図13(2)において、人物背景画調変更処理を実行すると、「日本画調」の人物被写体401A及び「西洋画調」の背景402Aからなる画調変更画像400Aが表示部41に表示される。例えば、「日本画調」に変更された人物被写体401Aは、陰影がなくなりほりが浅くなり、「西洋画調」に変更された背景402Aは、陰影が強調され色彩も濃厚になる。
このように、第3実施形態では、撮影部11により撮影された画像のうち、背景部分を撮影地域に対し人々が抱くイメージを反映させた画調に変更することができるとともに、人物被写体部分を人物被写体の種別に対して人々が抱くイメージを反映させた画調に変更することができる。
[第4実施形態]
続いて、本発明の第4実施形態のデジタルカメラについて、図14及び図15を参照して説明する。第1実施形態では、シャッターキーの操作に伴いリムーバブル記憶媒体51に記憶された画像に対して画像処理を行うものとしていたが、第4実施形態では、撮影部11により撮影され、メモリ34(原フレーム記憶部111)に一時的に記憶された画像データに対して画像処理を行う。ここで、第4実施形態のデジタルカメラでは、撮影部11により撮影されると、撮影された画像データがメモリ34に一時的に記憶され、表示部41に画像(以下、「ライブビュー画像」と呼ぶ)がリアルタイムに表示される。このライブビュー画像を見た上で操作者がシャッターキーを操作すると、シャッターキーが操作された時点のライブビュー画像の画像データがリムーバブル記憶媒体51に記憶される。第4実施形態では、メモリ34に一時的に記憶され、ライブビュー画像として表示されている画像の画像データに対して画像処理を行うことで、表示部41にリアルタイムに表示されているライブビュー画像の画調を変更する点が第1実施形態とは異なる。
続いて、本発明の第4実施形態のデジタルカメラについて、図14及び図15を参照して説明する。第1実施形態では、シャッターキーの操作に伴いリムーバブル記憶媒体51に記憶された画像に対して画像処理を行うものとしていたが、第4実施形態では、撮影部11により撮影され、メモリ34(原フレーム記憶部111)に一時的に記憶された画像データに対して画像処理を行う。ここで、第4実施形態のデジタルカメラでは、撮影部11により撮影されると、撮影された画像データがメモリ34に一時的に記憶され、表示部41に画像(以下、「ライブビュー画像」と呼ぶ)がリアルタイムに表示される。このライブビュー画像を見た上で操作者がシャッターキーを操作すると、シャッターキーが操作された時点のライブビュー画像の画像データがリムーバブル記憶媒体51に記憶される。第4実施形態では、メモリ34に一時的に記憶され、ライブビュー画像として表示されている画像の画像データに対して画像処理を行うことで、表示部41にリアルタイムに表示されているライブビュー画像の画調を変更する点が第1実施形態とは異なる。
なお、ライブビュー画像の画調変更は、第4実施形態のデジタルカメラの一機能としてのライブビュー画像変更モードが選択された際に行われる。第4実施形態のデジタルカメラのROM32には、ライブビュー画像変更モードの処理を実行するためのライブビュー画像変更処理プログラムが記憶されている。
[デジタルカメラの構成]
第4実施形態のデジタルカメラの構成は、第1実施形態のデジタルカメラ1と同一の構成であるため、図2を参照して、ライブビュー画像変更モード時のデータ処理部12の機能的構成を説明する。
第4実施形態のデジタルカメラの構成は、第1実施形態のデジタルカメラ1と同一の構成であるため、図2を参照して、ライブビュー画像変更モード時のデータ処理部12の機能的構成を説明する。
原フレーム記憶部111は、撮影部11により撮影されたライブビュー画像の画像データを一時的に記憶する一時記憶手段として機能する。原フレーム記憶部111に記憶されたライブビュー画像の画像データは、画調変更部102に送られる。なお、原フレーム記憶部111に記憶された画像データは、画調変更部102に送られた時点で消去されることとしてもよく、また、任意のタイミングで消去されることとしてもよい。
画調変更部102は、原フレーム記憶部111から送られたライブビュー画像の画像データを、GPS制御部101、及び地域情報記憶部112に記憶された地域特定テーブル112Aにより特定された地域に対応する画調に変更し、処理フレーム記憶部114に記憶する。
表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された画像データを読み出し、当該画像データにより表現される画像(以下、「変更ライブビュー画像」と呼ぶ)を表示部41に表示させる制御を実行する。
表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された画像データを読み出し、当該画像データにより表現される画像(以下、「変更ライブビュー画像」と呼ぶ)を表示部41に表示させる制御を実行する。
[ライブビュー画像画調変更処理のフロー]
図14を参照して、第4実施形態のライブビュー画像画調変更処理について説明する。以下に示す処理は、モード切替キーの操作に伴いライブビュー画像変更モードに切り替えられることを条件に、CPU31がROM32に記憶されたライブビュー画像変更処理プログラムに従ってデータ処理部12を含む各種機能を制御することによって実行される。
図14を参照して、第4実施形態のライブビュー画像画調変更処理について説明する。以下に示す処理は、モード切替キーの操作に伴いライブビュー画像変更モードに切り替えられることを条件に、CPU31がROM32に記憶されたライブビュー画像変更処理プログラムに従ってデータ処理部12を含む各種機能を制御することによって実行される。
CPU31は、撮影部11によりライブビュー画像が撮影されると、ライブビュー画像の画像データを原フレーム記憶部111に記憶する(ステップS41)。次に、GPS制御部101は、複数のGPS用衛星からGPS信号を受信して、撮影時の緯度及び経度の位置情報を取得する(ステップS42)とともに、地域特定テーブル112Aを参照して、取得した緯度及び経度の位置情報に対応する地域を特定する(ステップS43)。
続いて、画調変更部102は、原フレーム記憶部111に記憶された画像データを特定された地域に対応する画調に変更する処理を行う(ステップS44)。具体的には、画調変更部102は、特定された地域を指定することで画調変更テーブル113Aから画像処理におけるパラメータを読み出し、当該パラメータに基づいて原フレーム記憶部111に記憶された画像データに対して画像処理を実行する。なお、画調変更部102は、画像処理を実行すると、画調変更画像の画像データを処理フレーム記憶部114に記憶する。
続いて、表示制御部35は、処理フレーム記憶部114に記憶された画像データを読み出し、表示部41に表示する(ステップS45)。これにより、ライブビュー画像画調変更処理は終了となる。
[画像の画調変更の例]
続いて、図15を参照して、ライブビュー画像画調変更処理に伴う画調変更を具体的に説明する。図15(1)は、実世界の画角500をライブビュー画像変更モード時のデジタルカメラで撮影する様子を示す図であり、図15(2)は、画角500がデジタルカメラの表示部41に変更ライブビュー画像500Aとして表示されている様子を示す図である。
続いて、図15を参照して、ライブビュー画像画調変更処理に伴う画調変更を具体的に説明する。図15(1)は、実世界の画角500をライブビュー画像変更モード時のデジタルカメラで撮影する様子を示す図であり、図15(2)は、画角500がデジタルカメラの表示部41に変更ライブビュー画像500Aとして表示されている様子を示す図である。
図15(2)に示すように、ライブビュー画像変更モード時では、デジタルカメラの表示部41には、実世界の画角500が、撮影地域「フランス」に対応付けられた「西洋画調」に変更されて変更ライブビュー画像500Aとして表示される。変更ライブビュー画像500Aでは、例えば、陰影や色彩が強調され、人物のほりが深くなる。
このように、第4実施形態では、表示部41にリアルタイムで表示されるライブビュー画像を、撮影地域に対し人々が抱くイメージを反映させた画調に変更することができる。
なお、ライブビュー画像についても、第3実施形態のように人物被写体部分と背景部分とを別々に画像処理するものとしてもよい。
なお、ライブビュー画像についても、第3実施形態のように人物被写体部分と背景部分とを別々に画像処理するものとしてもよい。
[第5実施形態]
続いて、本発明の第5実施形態のデジタルカメラ1Bについて、図16及び図17を参照して説明する。第1実施形態乃至第4実施形態では、位置情報をGPS機能により特定することとしていたが、第5実施形態では、パターンマッチングにより位置情報を特定する。具体的には、メモリ34Bなどの記憶部に国や地域の代表的な地形や風景などの画像データを蓄積しておき、ライブビュー画像又は撮影画像とこの代表的な地形や風景などの画像のデータとにパターンマッチングを行い、位置情報を特定する点において他の実施形態とは異なる。
続いて、本発明の第5実施形態のデジタルカメラ1Bについて、図16及び図17を参照して説明する。第1実施形態乃至第4実施形態では、位置情報をGPS機能により特定することとしていたが、第5実施形態では、パターンマッチングにより位置情報を特定する。具体的には、メモリ34Bなどの記憶部に国や地域の代表的な地形や風景などの画像データを蓄積しておき、ライブビュー画像又は撮影画像とこの代表的な地形や風景などの画像のデータとにパターンマッチングを行い、位置情報を特定する点において他の実施形態とは異なる。
[デジタルカメラの構成]
図16を参照して、第5実施形態のデジタルカメラ1Bについて説明する。なお、第1実施形態のデジタルカメラ1と同一の構成については、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図16を参照して、第5実施形態のデジタルカメラ1Bについて説明する。なお、第1実施形態のデジタルカメラ1と同一の構成については、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
データ処理部12Bは、GPS制御部101に代えて、或いは、GPS制御部101に追加してパターンマッチ制御部101Bを備える。さらに、メモリ34B内の地域情報記憶部112は、地域特定テーブル112Aに代えて、或いは、地域特定テーブル112Aに追加してパターンマッチングテーブル112Bを記憶している。なお、本実施の形態では、パターンマッチ制御部101Bが、位置情報取得部として機能する。
パターンマッチ制御部101Bは、原フレーム記憶部111に記憶されたフレーム画像の画像データと、及び地域情報記憶部112に記憶されたパターンマッチングテーブル112Bに地域と対応付けて記憶されたテンプレート画像の画像データと、を対比して、地域を特定する。
ここで、地域情報記憶部112に記憶されたパターンマッチングテーブル112Bは、図17に示すように、テンプレート画像の画像データと地域とが対応付けられている。パターンマッチングテーブル112Bでは、原フレーム画像の画像データと一致したテンプレート画像の画像データを指定することで地域を特定することが可能になっている。
フレーム画像の画像データとテンプレート画像の画像データとが一致するか否かの判定には、任意の方法を用いることができる。一例としては、両画像データを一定のサイズ及び形状で枡状に区切って画素の相関係数を計算し、所定の閾値を超えた場合に一致すると判定することとしてもよい。
その結果、例えば、フレーム画像の画像データが、テンプレート画像として設けられている富士山の画像データと一致すると判定した場合には、パターンマッチ制御部101Bは、撮影地点が日本であると特定する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、本発明が適用される画像処理装置は、デジタルカメラとして構成される例として説明した。しかしながら、本発明は、デジタルカメラに特に限定されず、電子機器一般に適用することができる。具体的には例えば、本発明は、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、ポータブルゲーム機などに適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータなどにネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパソコンであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図示はしないが、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体などで構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスクなどにより構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)などにより構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)などにより構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM32や、図示せぬハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
1・・・デジタルカメラ(画像処理装置)、11・・・撮影部(撮影手段)、12・・・データ処理部、13・・・ユーザインタフェース部、31・・・CPU(位置情報取得手段、画調変更手段、抽出手段、背景画像画調変更手段、被写体種別特定手段、被写体画像画調変更手段、合成手段)、32・・・ROM(プログラム)、33・・・RAM、34・・・メモリ(画調変更内容記憶手段、被写体画調変更内容記憶手段、一時記憶手段、記憶手段)、35・・・表示制御部、36・・・画像処理部(位置情報取得手段、画調変更手段、抽出手段、背景画像画調変更手段、被写体種別特定手段、被写体画像画調変更手段、合成手段)、41・・・表示部(表示手段)、42・・・GPS部、43・・・操作部(選択受付手段)、51・・・リムーバブル記憶媒体(記憶手段)
Claims (8)
- 画像データを記憶する記憶手段と、
複数の位置情報毎に、画像の画調を変更する画調変更処理の内容を記憶する画調変更内容記憶手段と、
画像に関連する位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記画調変更内容記憶手段に前記複数の位置情報毎に記憶された前記画調変更処理の内容のうち、前記位置情報取得手段によって取得された前記位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記画像データに対して前記画調変更処理を実行する画調変更手段と、
を備える画像処理装置。 - 被写体を撮影して、前記被写体の画像の画像データを出力する撮影手段を備え、
前記位置情報取得手段は、前記撮影手段により前記被写体が撮影された位置を示す位置情報を取得し、
前記画調変更手段は、前記位置情報取得手段によって取得された前記位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記画像データに対して前記画調変更処理を実行する、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記記憶手段は、画像データを複数記憶し、
記憶手段に記憶された複数の画像データから表示対象の画像データの選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段によって選択された前記表示対象の画像データに基づいて画像を表示する表示手段と、を備え、
前記位置情報取得手段は、前記選択受付手段による前記表示対象の画像データの選択受け付け時の位置情報を取得し、
前記画調変更手段は、前記位置情報取得手段によって取得された前記位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記画像データに対して前記画調変更処理を実行する、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記記憶手段に記憶された画像データから、人物被写体の画像データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された画像データに対応する人物被写体の種別を特定する被写体種別特定手段と、
人物被写体の画像データの画調変更処理の内容を、人物被写体の種別に対応付けて記憶する被写体画調変更内容記憶手段と、
を備え、
前記画調変更手段は、
前記抽出手段により抽出された人物被写体の画像データに対して、前記被写体画調変更内容記憶手段に記憶された画調変更処理の内容のうち前記被写体種別特定手段により特定された種別に対応する画調変更処理の内容に基づいて、画調変更処理を行う被写体画像画調変更手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データのうち前記人物被写体の画像データに対応する部分を除く部分を背景の画像データとして、該背景の画像データに対して、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて画調変更処理を行う背景画像画調変更手段と、
前記背景画像画調変更手段による処理結果の画像データと、前記被写体画像画調変更手段による処理結果の画像データと、を合成する合成手段と、
を備える請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 被写体を撮影して、前記被写体の画像の画像データを出力する撮影手段を備え、
前記撮影手段によって撮影されて出力される画像の画像データを一時的に記憶する一時記憶手段と、
前記一時記憶手段に一時的に記憶された画像データに基づいて画像を表示する表示手段と、
を備え、
前記位置情報取得手段は、前記撮影手段による画像撮影時の位置情報を取得し、
前記画調変更手段は、前記位置情報取得手段によって取得された前記画像撮影時の位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて、前記一時記憶手段に記憶された画像データに対して画調変更処理を行い、
前記表示手段は、前記画調変更手段によって画調変更処理が行われた画像データに基づいて画像を表示する、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記一時記憶手段に一時的に記憶された画像データから、人物被写体の画像データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された画像データに対応する人物被写体の種別を特定する被写体種別特定手段と、
人物被写体の画像データの画調変更処理の内容を、人物被写体の種別に対応付けて記憶する被写体画調変更内容記憶手段と、
を備え、
前記画調変更手段は、
前記抽出手段により抽出された人物被写体の画像データに対して、前記被写体画調変更内容記憶手段に記憶された画調変更処理の内容のうち前記被写体種別特定手段により特定された種別に対応する画調変更処理の内容に基づいて、画調変更処理を行う被写体画像画調変更手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データのうち前記人物被写体の画像データに対応する部分を除く部分を背景の画像データとして、該背景の画像データに対して、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて画調変更処理を行う背景画像画調変更手段と、
前記背景画像画調変更手段による処理結果の画像データと、前記被写体画像画調変更手段による処理結果の画像データと、を合成する合成手段と、を備え、
前記表示手段は、前記画調変更手段によって画調変更処理が行われた画像データに基づいて画像を表示する、
請求項5に記載の画像処理装置。 - 画像データを記憶する記憶ステップと、
複数の位置情報毎に、画像の画調を変更する画調変更処理の内容を記憶する画調変更内容記憶ステップと、
画像に関連する位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記画調変更内容記憶ステップにおいて前記複数の位置情報毎に記憶された前記画調変更処理の内容のうち、前記位置情報取得ステップにおいて取得された前記位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて、前記記憶ステップにおいて記憶された前記画像データに対して前記画調変更処理を実行する画調変更ステップと、
を含む画像処理方法。 - 被写体を撮影する撮影手段を備えたコンピュータを、
被写体を撮影して、前記被写体の画像の画像データを出力する撮影手段と、
前記撮影手段から出力された前記画像の画像データを記憶する記憶手段と、
複数の位置情報毎に、画像の画調を変更する画調変更処理の内容を記憶する画調変更内容記憶手段と、
画像に関連する位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記画調変更内容記憶手段に前記複数の位置情報毎に記憶された前記画調変更処理の内容のうち、前記位置情報取得手段によって取得された前記位置情報に対応する画調変更処理の内容に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記画像データに対して前記画調変更処理を実行する画調変更手段と、
して機能させるための、画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010029246A JP2011166607A (ja) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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---|---|
JP2011166607A true JP2011166607A (ja) | 2011-08-25 |
Family
ID=44596732
Family Applications (1)
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JP2010029246A Pending JP2011166607A (ja) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011166607A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013073123A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Casio Comput Co Ltd | 画像表示装置及び画像表示プログラム |
JP2013074548A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Casio Comput Co Ltd | 画像表示装置及び画像表示プログラム |
JP2013115673A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Casio Comput Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム |
US11190745B2 (en) | 2017-11-02 | 2021-11-30 | Sony Corporation | Image processing apparatus and image processing method |
-
2010
- 2010-02-12 JP JP2010029246A patent/JP2011166607A/ja active Pending
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