JP2011166457A - 配信情報提供状況確認方法および配信情報受信提供装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】配信情報の、利用者への最終的な提供の成否を確認できるようにする。
【解決手段】配信装置は、配信情報中に、利用者の観視または聴取に供する形態において表れるマーカを断続的に挿入する挿入工程を備える。配信情報受信提供装置は、受信した配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供工程と、提供工程で提供された利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込工程と、取込工程で取り込まれた情報中からマーカを検出し、マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出するマーカ個数計測工程と、提供工程における配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、配信情報の提供開始時点から提供終了までの間にマーカ個数計測工程で計測されたマーカ挿入区間の個数を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信工程とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】配信装置は、配信情報中に、利用者の観視または聴取に供する形態において表れるマーカを断続的に挿入する挿入工程を備える。配信情報受信提供装置は、受信した配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供工程と、提供工程で提供された利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込工程と、取込工程で取り込まれた情報中からマーカを検出し、マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出するマーカ個数計測工程と、提供工程における配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、配信情報の提供開始時点から提供終了までの間にマーカ個数計測工程で計測されたマーカ挿入区間の個数を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信工程とを備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、通信ネットワークを通じて配信された配信情報が、受信側で利用者に実際的に提供されたかどうかを、配信情報の配信側が確認できるようにする配信情報提供状況確認方法およびこの方法に用いられる配信情報受信提供装置に関する。
例えば街角に大画面のディスプレイを設置し、その表示画面に広告画像などを表示するようにしたり、電車内にLCDディスプレイを設け、その表示画面に種々の提供画像を表示するようにしたりする、いわゆるデジタルサイネージが運用され始めている。
このデジタルサイネージにおいては、動画、静止画、文字などのコンテンツの配信情報は、配信装置からそれぞれディスプレイを備える配信情報受信提供装置に配信される。配信装置が、複数個の配信情報受信提供装置に対して配信情報を配信する場合には、配信装置は、通信手法としてマルチキャストにより配信情報を複数個の配信情報受信提供装置のそれぞれに対して配信する。動画、静止画、文字などの配信情報は、通常、データ圧縮されて配信される。
配信情報受信提供装置は、配信情報を受信し、配信情報がデータ圧縮されている場合には、その圧縮を伸長デコードし、利用者の観視に供する形態、つまり表示画像データに変換する。そして、配信情報受信提供装置は、ディスプレイにその表示画像データを送って、配信情報の再生画像をその表示画面に表示させ、利用者の観視に供するようにする。
上述したように、デジタルサイネージにおいては、複数個の配信情報受信提供装置に対してマルチキャストにより配信情報を配信することにより、同時に複数の地点で、配信情報を利用者の利用(観視など)に供することができる。
しかし、マルチキャストによる情報配信の場合には、配信情報の受信装置は受信確認のレスポンスを送信側に返さない。このため、配信装置は、各配信情報受信提供装置における配信情報の送達の確認ができないという問題がある。
また、各配達情報受信提供装置が配信情報を正常に受信したことをしたことを何等かの手段により配信装置に送って送達確認を行ったとしても、各配達情報受信提供装置がディスプレイにきちんと配信情報を表示したどうかについては、保証の限りでなく、その確認の手段が従来は存在しない。
一方で、デジタルサイネージのサービス提供者は、顧客から有償で表示コンテンツの配信を行っていることがあり、通信の成否のみでなく、画像表示などの利用者への最終的な提供の成否を確認することができるようにすることが重要である。
以上のことにかんがみ、この発明は、配信サービスの提供側が、例えば画像表示など、配信情報の利用者への最終的な提供の成否を確認することができるようにする配信情報提供状況確認方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
配信情報を配信する配信装置と、
前記配信装置と通信ネットワークを通じて接続され、前記配信装置から前記通信ネットワークを通じて送られてくる前記配信情報を受信し、前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する配信情報受信提供装置と
からなる配信システムにおける配信情報提供状況確認方法であって、
前記配信装置が、前記配信情報中に、前記利用者の観視または聴取に供する形態において表れるマーカを断続的に挿入する挿入工程と、
前記配信装置が、前記挿入工程で前記マーカが挿入された前記配信情報を、前記配信情報受信提供装置に、前記通信ネットワークを通じて配信する配信工程と、
前記配信情報受信提供装置が、受信した前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程で提供された前記利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出し、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出するマーカ個数計測工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程における前記配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、前記配信情報の提供開始時点から提供終了までの間に前記マーカ個数計測工程で計測された前記マーカ挿入区間の個数を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信工程と、
を有する配信情報提供状況確認方法を提供する。
配信情報を配信する配信装置と、
前記配信装置と通信ネットワークを通じて接続され、前記配信装置から前記通信ネットワークを通じて送られてくる前記配信情報を受信し、前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する配信情報受信提供装置と
からなる配信システムにおける配信情報提供状況確認方法であって、
前記配信装置が、前記配信情報中に、前記利用者の観視または聴取に供する形態において表れるマーカを断続的に挿入する挿入工程と、
前記配信装置が、前記挿入工程で前記マーカが挿入された前記配信情報を、前記配信情報受信提供装置に、前記通信ネットワークを通じて配信する配信工程と、
前記配信情報受信提供装置が、受信した前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程で提供された前記利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出し、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出するマーカ個数計測工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程における前記配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、前記配信情報の提供開始時点から提供終了までの間に前記マーカ個数計測工程で計測された前記マーカ挿入区間の個数を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信工程と、
を有する配信情報提供状況確認方法を提供する。
上記の構成の請求項1の発明によれば、配信装置から配信される配信情報には、例えばディスプレイ表示画像などの利用者の観視に供する形態において表れるマーカが挿入されている。配信情報が音楽情報の場合には、利用者には、スピーカから放音される音として供されるので、マーカは利用者の聴取に供する形態において表れる。
配信情報受信提供装置は、利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取込工程において取り込み、取り込んだ情報からこのマーカを検出する。そして、配信情報受信提供装置は、配信情報の提供開始から終了までの間においてマーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に送信する。
配信装置を管理する配信サービス提供者は、配信情報の提供開始時点から提供終了時点までの間に、いくつのマーカ挿入区間が存在しているかを把握している。そして、予め定められた装置は、配信装置を管理する配信サービス提供者が備えるものとすることができる。
すると、この予め定められた装置で受信された提供状況確認情報のマーカ挿入区間の個数の情報から、配信サービス提供者は、配信情報受信提供装置に対する配信情報の送達確認のみならず、配信情報が、利用者に対して、その観視または聴取に供する形態としてどの程度正しく提供されたかを把握することができる。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の配信情報提供状況確認方法において、
前記配信情報受信提供装置は、
前記マーカ個数計測工程において、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出し、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出する処理を、前記配信情報の提供開始時点から一定時間毎に実行し、
前記確認情報送信工程において、前記一定時間毎に前記マーカ個数計測工程で計測された前記マーカ挿入区間の個数と、それぞれの前記一定時間毎の時間情報とを含む提供状況確認情報を生成して、前記予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法を提供する。
前記配信情報受信提供装置は、
前記マーカ個数計測工程において、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出し、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出する処理を、前記配信情報の提供開始時点から一定時間毎に実行し、
前記確認情報送信工程において、前記一定時間毎に前記マーカ個数計測工程で計測された前記マーカ挿入区間の個数と、それぞれの前記一定時間毎の時間情報とを含む提供状況確認情報を生成して、前記予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法を提供する。
この請求項2の発明によれば、予め定められた装置には、配信情報の提供開始時点から一定時間毎のマーカ挿入区間の個数と、その一定時間毎の時間情報とを含む提供状況確認情報が送られる。
したがって、この請求項2の発明においては、予め定められた装置を管理する配信サービス提供者は、配信情報の提供開始時点を起点とした一定時間毎のマーカ挿入区間の個数から、当該一定時間毎の詳細な配信情報提供状況を確認することができる。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の配信情報提供状況確認方法において、
前記配信装置は、異なる複数のコンテンツの配信情報を配信するものであって、前記挿入工程では、各コンテンツ毎に異なるマーカを挿入し、
前記配信情報受信提供装置は、前記マーカ個数計測工程では、前記異なるマーカ毎に、マーカ挿入区間の個数を検出し、前記確認情報送信工程では、前記マーカ挿入区間の個数の情報に加えて、それぞれのマーカの識別情報を前記提供状況確認情報に含めて、前記予め定められた装置に前記ネットワークを通じて送信する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法を提供する。
前記配信装置は、異なる複数のコンテンツの配信情報を配信するものであって、前記挿入工程では、各コンテンツ毎に異なるマーカを挿入し、
前記配信情報受信提供装置は、前記マーカ個数計測工程では、前記異なるマーカ毎に、マーカ挿入区間の個数を検出し、前記確認情報送信工程では、前記マーカ挿入区間の個数の情報に加えて、それぞれのマーカの識別情報を前記提供状況確認情報に含めて、前記予め定められた装置に前記ネットワークを通じて送信する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法を提供する。
この請求項3の発明においては、配信情報は、異なる複数のコンテンツを含み、各コンテンツ毎に異なるマーカが挿入されている。配信情報受信提供装置は、マーカ個数計測工程で、異なるマーカ毎に、マーカ挿入区間の個数を検出し、確認情報送信工程では、マーカ挿入区間の個数の情報に加えて、それぞれのマーカの識別情報を前記提供状況確認情報に含めて、予め定められた装置に前記ネットワークを通じて送信する。
したがって、この請求項3の発明においては、予め定められた装置を管理する配信サービス提供者は、配信情報に含まれる複数のコンテンツのそれぞれ毎について、配信情報提供状況を確認することができる。
また、請求項4の発明は、
配信情報を配信する配信装置と、
前記配信装置と通信ネットワークを通じて接続され、前記配信装置から前記通信ネットワークを通じて送られてくる前記配信情報を受信し、前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する配信情報受信提供装置と
からなる配信システムにおける配信情報提供状況確認方法であって、
前記配信装置が、前記配信情報中に、前記利用者の観視または聴取に供する形態において表れるマーカを断続的に挿入する挿入工程と、
前記配信装置が、前記挿入工程で前記マーカが挿入された前記配信情報を、前記配信情報受信提供装置に、前記通信ネットワークを通じて配信する配信工程と、
前記配信情報受信提供装置が、受信した前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程で提供された前記利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出すると共に、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の前記配信情報の提供開始時点からの時間を検出するマーカ検出工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程における前記配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、前記マーカ検出工程で検出された前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の前記配信情報の提供開始時点からの時間の情報を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信工程と、
を有する配信情報提供状況確認方法を提供する。
配信情報を配信する配信装置と、
前記配信装置と通信ネットワークを通じて接続され、前記配信装置から前記通信ネットワークを通じて送られてくる前記配信情報を受信し、前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する配信情報受信提供装置と
からなる配信システムにおける配信情報提供状況確認方法であって、
前記配信装置が、前記配信情報中に、前記利用者の観視または聴取に供する形態において表れるマーカを断続的に挿入する挿入工程と、
前記配信装置が、前記挿入工程で前記マーカが挿入された前記配信情報を、前記配信情報受信提供装置に、前記通信ネットワークを通じて配信する配信工程と、
前記配信情報受信提供装置が、受信した前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程で提供された前記利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出すると共に、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の前記配信情報の提供開始時点からの時間を検出するマーカ検出工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程における前記配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、前記マーカ検出工程で検出された前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の前記配信情報の提供開始時点からの時間の情報を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信工程と、
を有する配信情報提供状況確認方法を提供する。
この請求項4の発明においては、配信情報受信提供装置は、マーカ検出工程においてマーカを検出すると共に、このマーカが検出されたマーカ挿入区間の配信情報の提供開始時点からの時間を検出する。そして、配信情報受信提供装置は、確認情報送信工程で、マーカが検出されたマーカ挿入区間の配信情報の提供開始時点からの時間の情報を含む提供状況確認情報を予め定められた装置に通信ネットワークを通じて送信する。
この請求項4の発明における前記予め定められた装置では、受信した提供状況確認情報に含まれるマーカ挿入区間の配信情報の提供開始時点からの時間の情報を解析して、上述の請求項1〜3と同様の配信状況確認をすることができる。
この発明によれば、配信サービスの提供側は、画像表示など、配信情報の利用者への最終的な提供の成否および提供状況を確認することができる。
以下、この発明による配信情報提供状況確認方法の幾つかの実施形態を、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態においては、配信情報が画像情報である場合としている。しかし、配信情報は、音声情報であってもよいし、画像情報に音声情報が伴うものであっても良い。また、以下の実施形態では、配信された配信情報がリアルタイムで利用者に提供されるようにする場合の例としている。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の配信情報提供状況確認方法の第1の実施形態を適用した配信システムの全体構成例を示すブロック図である。
図1は、この発明の配信情報提供状況確認方法の第1の実施形態を適用した配信システムの全体構成例を示すブロック図である。
図1の例の配信システムは、コンテンツ配信サーバ1と、複数個の配信情報受信提供装置21,22,・・・,2n(nは、2以上の整数)とからなり、コンテンツ配信サーバ1と、複数個の配信情報受信提供装置21,22,・・・,2nとは、通信ネットワーク3を通じて接続されている。
通信ネットワーク3は、例えばIP(Internet Protocol)網とされ、この例では、コンテンツ配信サーバ1と、複数個の配信情報受信提供装置21,22,・・・,2nのそれぞれには、グローバルIPアドレスが割り当てられている。
コンテンツ配信サーバ1は、配信情報である画像情報を配信する配信装置を構成すると共に、この例では、配信情報受信提供装置21,22,・・・,2nからの提供状況確認情報を受信する装置をも兼ねるものとして構成されている。すなわち、配信情報受信提供装置21,22,・・・,2nからの提供状況確認情報を受信する装置は、コンテンツ配信サーバ1とは別個の専用装置を用意するようにすることもできるが、この実施形態では、コンテンツ配信サーバ1が提供状況確認情報を受信する装置を兼用している。
コンテンツ配信サーバ1は、後述するように、配信する画像コンテンツの画像情報の格納部を備え、この格納部からの画像情報に、予め定められた画像パターンからなる提供状況確認用のマーカを挿入する機能と、このマーカが挿入された画像情報をデータ圧縮して、配信情報を生成し、生成した配信情報を、マルチキャストで、通信ネットワーク3を通じて複数個の配信情報受信提供装置21,22,・・・,2nに配信する機能とを備える。
また、コンテンツ配信サーバ1は、この例では、複数個の配信情報受信提供装置21,22,・・・,2nのそれぞれからの提供状況確認情報を受信して、それを配信情報提供者(配信サービス業者)に提示する機能を有する。
以上のコンテンツ配信サーバ1の詳細な構成例については、後述する。
以上のコンテンツ配信サーバ1の詳細な構成例については、後述する。
複数個の配信情報受信提供装置21,22,・・・,2nのそれぞれは、全て同じ構成を備え、図1に示すように、ハブ4と、コンテンツ受信再生装置5と、コンテンツ表示用ディスプレイ6と、提供状況確認装置7と、監視カメラ8とを備えて構成されている。
ハブ4は、通信ネットワーク3に接続されると共に、コンテンツ受信再生装置5と提供状況確認装置7とに接続されている。このハブ4は、コンテンツ配信サーバ1から通信ネットワーク3を通じてマルチキャストで送られてくる配信情報を、コンテンツ受信再生装置5と、提供状況確認装置7とに分配して送達する。また、後述するように、ハブ4は、提供状況確認装置7が、提供状況確認情報を、ユニットキャストで通信ネットワーク3を通じてコンテンツ配信サーバ1に送信する際にも使用される。
コンテンツ受信再生装置5は、受信した配信情報の画像情報のデータ圧縮を解凍してデータ伸長してデコードし、そのデコードした画像をコンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面に表示するための情報に変換して、コンテンツ表示用ディスプレイ6に供給する。受信された配信情報の画像情報のデータ圧縮が適正に解凍されてデータ伸長されたときには、コンテンツ表示用ディスプレイ6が故障していない限り、その表示画面には、配信された画像情報の再生画像が正しく表示される。
そして、このコンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面に表示された再生画像中には、マーカが挿入されている区間(マーカ挿入区間)においては、正しくデータ圧縮が解凍されれば、マーカの画像が表示される。
この実施形態では、コンテンツ受信再生装置5は、コンテンツ配信サーバ1からの配信情報である画像コンテンツを受信すると、受信した画像コンテンツをリアルタイムでデコードし、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面に、その再生画像を表示させる。したがって、この実施形態では、配信情報の受信開始時点がそのまま配信情報の利用者への提供を開始する時点である配信情報の提供開始時点となる。そして、コンテンツ配信サーバ1からの配信情報の配信が終了して、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれで、配信情報を受信しなくなった時点(受信終了時点)が、そのまま配信情報の利用者への提供を終了する時点である配信情報の提供終了時点となる。
監視カメラ8は、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面の画像を撮像するように設置されている。この場合、監視カメラ8は、必ずしも、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面の画像全体を撮像するように設置する必要はなく、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面の画像のうちの少なくともマーカが表示されている小画像領域を撮像するように設置されていれば良い。この監視カメラ8は、提供状況確認装置7からの制御指示により撮像開始、撮像停止の制御がなされると共に、その撮像画像信号を、提供状況確認装置7に供給するように構成されている。
提供状況確認装置7は、ハブ4を通じて受信する配信情報の有無を検出して、配信情報の受信開始時点および受信終了時点を検知する機能を備える。前述したように、この実施形態では、配信情報の受信開始時点が配信情報の提供開始時点であり、また、配信情報の受信終了時点が配信情報の提供終了時点である。
提供状況確認装置7は、配信情報の提供開始時点を検知すると、監視タイマをスタートさせると共に、監視カメラ8に撮像開始の制御指示を出し、監視カメラ8からの撮像画像信号の取り込みを開始する機能を備える。
また、提供状況確認装置7は、取り込んだ撮像画像信号から、画像中に挿入されているマーカを検出する機能を備えると共に、そのマーカの検出情報から、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれにおける画像コンテンツの提供状況を確認するための提供状況確認情報を生成する機能を備える。さらに、提供状況確認装置7は、配信信号の提供終了時点の後、生成した提供状況確認情報を、この例では、コンテンツ配信サーバ1に送信する機能を備える。
以上の配信情報受信提供装置21〜2nの内部構成の詳細な構成例については、後述する。
以上の配信情報受信提供装置21〜2nの内部構成の詳細な構成例については、後述する。
<コンテンツ配信サーバ1の構成例>
図2は、この第1の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1の構成例を示すブロック図である。この例のコンテンツ配信サーバ1は、例えばパーソナルコンピュータが用いられて構成されており、システムバス100に対してCPU(Central Processing Unit)101と、プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)102と、ワークエリアとして働くRAM(Random Access Memory)103とが接続されている。
図2は、この第1の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1の構成例を示すブロック図である。この例のコンテンツ配信サーバ1は、例えばパーソナルコンピュータが用いられて構成されており、システムバス100に対してCPU(Central Processing Unit)101と、プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)102と、ワークエリアとして働くRAM(Random Access Memory)103とが接続されている。
また、この例では、システムバス100には、さらに、通信インターフェース104、コンテンツエンコード/デコード部105、コンテンツ圧縮部106、マーカ挿入部107、配信情報生成部108、ディスプレイインターフェース109、操作部インターフェース110、提供状況確認情報受信出力部111、が接続されている。
CPU101は、このコンテンツ配信サーバ1の全体の動作を制御するものである。ROM102には、このコンテンツ配信サーバ1における種々の制御処理を実行するためのプログラムが記憶されている。CPU101は、RAM103をワークエリア用のメモリとして用いて、このROM102のプログラムにしたがった種々の制御処理を実行する。
通信インターフェース104は、通信ネットワーク3に接続されており、IPパケットの送受を行う。すなわち、通信インターフェース104は、配信情報生成部からの配信情報を通信ネットワーク3を通じて複数の配信情報受信提供装置21〜2nに送信する。また、この実施形態では、通信インターフェース104は、通信ネットワーク3を通じて、複数の配信情報受信提供装置21〜2nから受信した提供状況確認情報を、提供状況確認情報受信出力部111に転送する。さらに、この実施形態では、通信インターフェース104は、通信ネットワーク3を通じて、コンテンツ提供装置から受信した配信する画像コンテンツの情報は、コンテンツエンコード/デコード部105に転送する。
なお、この例では、この通信インターフェース104は、便宜上、IPパケットの分解処理を行って、受信したIPパケットが複数の配信情報受信提供装置21〜2nのいずれかから受信した提供状況確認情報か、その以外のパケットかを判断する機能を有するものとする。
コンテンツエンコード/デコード部105には、コンテンツ格納部112が接続されている。コンテンツエンコード/デコード部105は、例えば通信インターフェース104を介して通信ネットワーク3から取得した画像コンテンツの画像情報を、コンテンツ格納部112に格納することができる画像データにエンコードし、そのエンコードした画像データを、コンテンツ格納部112に格納する機能を備える。また、コンテンツエンコード/デコード部105は、CPU101からの指示により読み出し要求された画像コンテンツの画像データをコンテンツ格納部112から読み出し、元の画像コンテンツの画像情報に変換して、システムバス100に送出する機能を備える。
なお、コンテンツ格納部112に格納する画像コンテンツは、通信インターフェース104を通じて通信ネットワーク3から取得する場合のみではなく、図示は省略するが、光ディスクやカード型メモリなどの記録媒体に格納されたものを読み出して取得するようにしても良い。
コンテンツ圧縮部106は、配信する画像情報を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式やH.264/AVC方式などでデータ圧縮する機能部である。
マーカ挿入部107は、コンテンツ圧縮部106でデータ圧縮する前の画像情報に、所定の小画像パターンからなるマーカを挿入する機能部であり、図示を省略したが、挿入するマーカの小画像パターンの画像データの保持部を備える。挿入するマーカの小画像パターンとしては、文字や記号、それらの組み合わせ、コンテンツ提供会社のロゴマークなどを用いることができる。
そして、マーカ挿入部107は、画像フレームのうちの、予め定められた小画像領域位置に、マーカの小画像パターンを挿入する。例えば、この例では、図3に示すように、表示画面に表示された画像コンテンツの再生画像PTの左下などの目立たない小画像領域AR(破線で示す矩形領域)の部分に、マーカの小画像パターンMKが表示されるように、マーカは挿入される。
ここで、マーカは、配信する画像コンテンツの全ての画像フレームに対して挿入されるのではなく、この例では、断続的に、所定の連続する画像フレームに対して挿入される。例えば、画像情報のデータ圧縮方法として、MPEG方式を使用する場合においては、少なくともGOP(Group Of Picture)を構成する連続する15フレームを含む複数画像フレームであって、所定時間置き、例えば10秒置きの前記複数画像フレームにマーカを挿入するようにする。したがって、この例では、配信情報の画像情報においては、少なくともGOPを構成する連続する15フレームを含む複数画像フレームの区間がマーカ挿入区間として、例えば10秒置きの、そのマーカ挿入区間に、マーカが繰り返し挿入されるものである。
このようにマーカを挿入した場合には、配信情報の受信側において、画像情報のデータ圧縮が正しく解凍されてデータ伸長されたときには、マーカも再生画像に正しく表示されるようになる。しかし、通信環境が悪いなどの理由で、一部のデータが通信ネットワーク3を通じて伝送されず、画像情報のデータ圧縮が正しく解凍されなかったときには、再生画像が崩れたものとなると共に、マーカも再生画像に正しくは表示されなくなる。
つまり、マーカが配信情報の受信側において正しく表示されたか否かにより、画像情報の圧縮の解凍が正しくできたか否かの確認ができる。したがって、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれにおいて、監視カメラ8で撮像した再生画像からマーカを検出できたか否かにより、配信された画像情報が正しく圧縮解凍されて、正常な画像として利用者に提供されたか否かの確認ができる。
マーカ挿入部107でマーカの挿入処理が行われた後、画像情報は、コンテンツ圧縮部106に送られて、データ圧縮される。
なお、このマーカ挿入部107も、CPU101がROM102のプログラムにしたがって実行するソフトウエア機能部の構成とすることもできる。また、マーカ挿入部107は、コンテンツ圧縮部106内の機能部として設けることにより、GOP単位の複数フレーム、あるいはその整数倍を、マーカ挿入区間とすることができる。
配信情報生成部108は、この例では、コンテンツ圧縮部106でデータ圧縮された画像コンテンツの画像データを、複数個の配信情報受信提供装置21〜2nにマルチキャストで送信するIPパケットデータに変換する。そして、生成したIPパケットデータを、通信インターフェース104を通じて、通信ネットワーク3を通じて複数個の配信情報受信提供装置21〜2nにマルチキャストで送信する。
ディスプレイインターフェース109には、ディスプレイ113が接続されている。ディスプレイインターフェース109は、CPU101の制御にしたがった画像表示情報を、ディスプレイ113の表示画面に表示するためのものである。
操作部インターフェース110には、キーボードやマウスなどの操作入力部114が接続されている。操作部インターフェース110は、操作入力部114からの操作入力情報をシステムバス100を通じてCPU101に送る。
CPU101は、操作入力情報を認識して、どの様な操作入力がなされたかを判別し、その判別結果に応じた制御処理を行う。操作入力に応じた処理に関する表示情報がディスプレイ113の表示画面に表示される。
この実施形態においては、コンテンツ配信サーバ1のオペレータは、ディスプレイ113の表示画面を参照しながら、操作入力部114を通じた操作入力により、コンテンツ格納部112に格納されている複数のコンテンツのうちの、配信する1または複数個のコンテンツを選択すると共に、コンテンツの配信の開始時刻や、終了時刻を指示したりして、配信スケジュールを作成する。なお、コンテンツ配信サーバ1のオペレータは、操作入力部114を通じた操作入力により、配信中に配信コンテンツの変更や追加を指示したりすることもできる。
コンテンツ配信サーバ1は、時計回路(図2では図示は省略)を備え、コンテンツの配信の開始時刻になると画像コンテンツの配信を開始し、作成された配信スケジュールにしたがって、順次に、選択された画像コンテンツを配信する。そして、コンテンツ配信の終了時刻になると、画像コンテンツの配信を終了する。なお、コンテンツの配信時刻のみを設定しておき、選択指定された全ての画像コンテンツの送出が終了したら画像コンテンツの配信を終了するようにしても良い。また、タイマ管理ではなく、オペレータの指示により、コンテンツ配信の開始をするようにしても良い。
提供状況確認情報受信出力部111は、複数個の配信情報受信提供装置21〜2nからの提供状況確認情報を受け取り、配信情報受信提供装置21〜2nのうちのいずれの提供状況確認情報であるかを検知する。この実施形態では、複数個の配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれには、グローバルIPアドレスが与えられているので、受信した提供状況確認情報のIPパケットのヘッダに含まれる送信元アドレスから、受信した提供状況確認情報が、いずれの配信情報受信提供装置から送られてきたかを判別することができる。
このため、この例では、提供状況確認情報受信出力部111は、図4に示すような配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれについて、そのグローバルIPアドレスと、その設置場所との対応情報がテーブル情報として保持している。提供状況確認情報受信出力部111は、受信した提供状況確認情報のIPパケットのヘッダに含まれる送信元アドレスにより、このテーブル情報を参照して、受信した提供状況確認情報が、いずれの配信情報受信提供装置から送られてきたかを判別する。
そして、図示は省略するが、この例では、提供状況確認情報受信出力部111は、提供情報受信提供装置21〜2nのそれぞれについて、少なくとも、その設置場所と、受信した提供状況確認情報から得られる確認結果の情報とを対応付けて表示する表示情報を出力するようにする。この表示情報は、ディスプレイインターフェース109を通じて、ディスプレイ113に供給されて、その表示画面に表示される。
なお、提供状況確認情報が、いずれの配信情報受信提供装置から送られてきたかを判別するための配信情報受信提供装置の識別情報としては、グローバルIPアドレスではなく、装置番号などそれぞれの配信情報受信提供装置に特有の識別情報を用いてもよいことは言うまでもない。そして、そのように、グローバルIPアドレスを用いるのではなく、配信情報受信提供装置に特有の識別情報を用いる場合であれば、配信情報受信提供装置21〜2nのアドレスは、必ずしもグローバルIPアドレスである必要はない。
なお、上述の実施形態のコンテンツ配信サーバ1におけるコンテンツエンコード/デコード部105、コンテンツ圧縮部106、マーカ挿入部107、配信情報生成部108の各部は、ハードウエアとして設けるのではなく、CPU101がROM102のプログラムにしたがってRAM103をワークエリアとして用いて実行するソフトウエア機能手段として構成することもできる。
<コンテンツ受信再生装置5の構成例>
図5は、この第1の実施形態における配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれのコンテンツ受信再生装置5の構成例を示すブロック図である。この例のコンテンツ受信再生装置5は、マイクロコンピュータを搭載して構成されており、システムバス500に対して、CPU501と、ROM502と、ワークエリア用RAM503とが接続されている。システムバス500には、また、通信インターフェース504と、パケット分解部505と、コンテンツ圧縮解凍部506と、ディスプレイインターフェース507とが接続されている。
図5は、この第1の実施形態における配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれのコンテンツ受信再生装置5の構成例を示すブロック図である。この例のコンテンツ受信再生装置5は、マイクロコンピュータを搭載して構成されており、システムバス500に対して、CPU501と、ROM502と、ワークエリア用RAM503とが接続されている。システムバス500には、また、通信インターフェース504と、パケット分解部505と、コンテンツ圧縮解凍部506と、ディスプレイインターフェース507とが接続されている。
CPU501は、このコンテンツ受信再生装置5の全体の動作を制御するものである。ROM502には、このコンテンツ受信再生装置5における配信情報の受信再生処理を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU101は、RAM103をワークエリア用のメモリとして用いて、このROM102のプログラムにしたがって、以下のような配信情報の画像コンテンツの受信再生処理を実行する。
通信インターフェース504はハブ4に接続されている。そして、通信インターフェース504は、CPU501の制御の下、通信ネットワーク3を通じて配信されてくる画像コンテンツのパケットデータを受信してパケット分解部505に渡す。
パケット分解部505は、CPU501の制御の下、受け取ったIPパケットを分解処理して、画像コンテンツのデータ圧縮されている画像データを抽出し、コンテンツ圧縮解凍部506に供給する。
コンテンツ圧縮解凍部506は、CPU501の制御の下、データ圧縮されている画像データを伸長デコードして圧縮を解凍し、元の画像情報に戻す。そして、コンテンツ圧縮解凍部506は、伸長デコードして得た画像情報をディスプレイインターフェース507を通じてコンテンツ表示用ディスプレイ6に供給する。
コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面には、コンテンツ受信再生装置5で受信されて圧縮解凍された画像コンテンツの再生画像が、リアルタイムで表示される。前述したように、このとき、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面に表示される再生画像には、マーカ挿入区間において、図3に示したように、当該再生画像の左下などの目立たない小画像領域ARの部分に、マーカの小画像パターンMKが表示される
<提供状況確認装置7の構成例>
図6は、この第1の実施形態における提供状況確認装置7の構成例を示すブロック図である。この例の提供状況確認装置7は、例えばパーソナルコンピュータを用いられて構成されており、システムバス700に対してCPU701と、プログラム等を格納するROM702と、ワークエリアとして働くRAM703とが接続されている。
<提供状況確認装置7の構成例>
図6は、この第1の実施形態における提供状況確認装置7の構成例を示すブロック図である。この例の提供状況確認装置7は、例えばパーソナルコンピュータを用いられて構成されており、システムバス700に対してCPU701と、プログラム等を格納するROM702と、ワークエリアとして働くRAM703とが接続されている。
また、この例では、システムバス700には、さらに、通信インターフェース704、コンテンツ提供開始/終了検出部705、タイマ706、カメラインターフェース707、マーカ検出部708、マーカカウンタ709、提供状況確認情報生成部710、が接続されている。
CPU701は、この提供状況確認装置7の全体の動作を制御するものである。ROM702には、この提供状況確認装置7における種々の制御処理を実行するためのプログラムが記憶されている。CPU701は、RAM703をワークエリア用のメモリとして用いて、このROM702のプログラムにしたがった提供状況確認情報の生成および送出の制御処理を実行する。
通信インターフェース704はハブ4に接続されている。そして、通信インターフェース704は、CPU701の制御の下、通信ネットワーク3を通じて配信されてくる画像コンテンツのパケットデータを受信してコンテンツ提供開始/終了検出部705に渡す。
コンテンツ提供開始/終了検出部705は、配信情報の受信パケットがない状態から、配信情報の受信パケットを受け取ったときに、コンテンツ提供開始を検出し、その検出出力をシステムバス700に送出する。また、コンテンツ提供開始/終了検出部705は、配信情報の受信パケットを受け取っている状態から、所定時間以上、配信情報の受信パケットを受け取らなくなったときには、コンテンツ提供終了を検出し、その検出出力をシステムバス700に送出する。なお、配信サーバ1から配信情報の配信開始および配信終了を知らせる報知情報が送られてくる場合には、コンテンツ提供開始/終了検出部705は、これらの報知情報を検出することで、コンテンツ提供開始/終了を検出し、その検出出力をシステムバスに送出することができる。
タイマ706は、CPU701の制御により、コンテンツ提供開始時点からタイマ計測をスタートし、コンテンツ提供終了時点においてタイマ計測を終了する。CPU701は、タイマ706のタイマ計測時刻を参照しながら、後述するマーカ検出を行う。
カメラインターフェース707は、監視カメラ8に接続されている。この実施形態では、提供状況確認装置7は、このカメラインターフェース707を通じて監視カメラ8に対して動作制御信号を供給すると共に、このカメラインターフェース707を通じて、監視カメラ8からの撮像画像情報を取り込むようにする。カメラインターフェース707は、監視カメラ8からの撮像画像情報がアナログ信号の場合には、デジタル信号に変換する機能を備える。
監視カメラ8は、前述したように、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面の画像を撮像するように設置されている。したがって、画像コンテンツが配信されているときには、監視カメラ8からの撮像画像情報は、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面に表示されている配信されている画像コンテンツの再生画像であり、マーカ挿入区間には、マーカが表示されている。
マーカ検出部708は、カメラインターフェース707を通じて取り込まれた撮像画像情報から、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面の画像の左下の小画像領域AR(図3参照)を抽出し、当該小画像領域ARにマーカMKが表示されているか否かを検出する。この実施形態では、マーカ検出部708は、マーカMKを検出したときには、マーカが連続して挿入されている複数フレームからなるマーカ挿入区間の一つに対して、1つのマーカ検出出力を出力する。そして、マーカ検出部708は、そのマーカ検出出力をシステムバス700に送出する。
この例では、マーカ検出部708は、コンテンツ配信サーバ1で挿入されるマーカの画像パターンと同一の画像パターンを保持するメモリ部(図示は省略)を備える。このマーカの画像パターンは、提供状況確認装置7のマーカ検出部708のメモリ部に予め記憶しておくようにしておくことができる。しかし、コンテンツ配信サーバ1から、配信情報の配信に先立ち、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれに、このマーカの画像パターンの情報を送り、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれが、提供状況確認装置7のマーカ検出部708のメモリ部に記憶しておくようにしても良い。
そして、マーカ検出部708は、このメモリ部からのマーカの画像パターンと、監視カメラ8の撮像画像情報から抽出した小画像領域ARの画像とについて、パターンマッチング処理を実行して、コンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面の画像の左下の小画像領域ARにマーカMKが表示されているか否かを検出する。
マーカカウンタ709は、マーカ検出部708からのマーカ検出出力の個数、つまり、マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数をカウントする。この実施形態では、マーカカウンタ709は、CPU701により、コンテンツ提供開始時点から一定時間経過する毎に、カウント値が「0」にリセットされる。したがって、マーカカウンタ709は、コンテンツ提供開始時点を起点として、前記一定時間区間毎のマーカ検出出力の個数をカウントする。マーカカウンタ709のリセット直前の一定時間区間毎のマーカ検出出力の個数は、提供状況確認情報生成部710にCPU701の制御により送られる。
提供状況確認情報生成部710は、マーカカウンタ709からのコンテンツ提供開始時点を起点とした一定時間区間毎のマーカ検出出力の個数を一時保持する。また、提供状況確認情報生成部710は、CPU701の制御指示に応じて、前記一定時間区間のそれぞれの区間開始時点と区間終了時点の時間情報を、タイマ706から取得し、それぞれの一定時間区間のマーカ検出出力の個数と対応付けて一時保持するようにする。
そして、配信情報の提供終了時点の後、提供状況確認情報生成部710は、CPU701の制御指示に応じて、一時保持している一定時間区間のそれぞれの区間開始時点と区間終了時点の時間情報と、それぞれの一定時間区間のマーカ検出出力の個数とを対応付けた情報を提供状況確認情報として生成し、生成した提供状況確認情報をコンテンツ配信サーバ1に宛てて送信する。
提供状況確認情報生成部710は、提供状況確認情報をコンテンツ配信サーバ1に宛てて送信するために、コンテンツ配信サーバ1のIPアドレスを保持しており、これを提供状況確認情報のパケットの宛先情報として用いるようにする。
なお、上述の実施形態の提供情況確認装置7におけるコンテンツ提供開始/終了検出部705、マーカ検出部708、マーカカウンタ709、提供状況確認情報生成部710の各部は、ハードウエアとして設けるのではなく、CPU701がROM702のプログラムにしたがって、RAM703をワークエリアとして用いて実行するソフトウエア機能手段として構成することもできる。
<コンテンツ配信および提供状況確認情報の送信のシーケンス>
図7に、この第1の実施形態の配信情報提供状況確認方法におけるコンテンツ配信サーバ1からのコンテンツ配信開始から、配信情報受信提供装置からの提供状況確認情報の送出までのシーケンスを示す。
図7に、この第1の実施形態の配信情報提供状況確認方法におけるコンテンツ配信サーバ1からのコンテンツ配信開始から、配信情報受信提供装置からの提供状況確認情報の送出までのシーケンスを示す。
前述したように、コンテンツ配信サーバ1は、例えば、コンテンツ配信開始時刻になると、作成された配信スケジュールにしたがった画像コンテンツの配信を開始する。そして、コンテンツ配信サーバ1は、この画像コンテンツの配信を、配信終了時刻まで、あるいは、配信スケジュールの最後の画像コンテンツの送出が終了するまで継続する。
このとき、コンテンツ配信サーバ1は、前述したように、オペレータにより配信情報として指定された1以上の画像コンテンツを、コンテンツ格納部112から、指定された順序で読み出し、マーカ挿入部107で断続的なマーカ挿入区間においてマーカを挿入し、データ圧縮して、マルチキャストで配信情報受信提供装置21〜2nへの配信を行う。
配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれのハブ4は、配信情報をコンテンツ受信提供装置5と提供状況確認装置7に着信させる。
配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれのコンテンツ受信提供装置5は、受け取った配信情報の画像情報のデータ圧縮を解凍してデコードする。そして、コンテンツ受信提供装置5は、デコードした画像情報をコンテンツ表示用ディスプレイ6に供給し、配信されてきた画像コンテンツの再生画像をリアルタイムでその表示画面に表示させるようにする。
また、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7は、受け取った配信情報から配信情報の提供開始を検知し、タイマ706のタイマ計測を開始させると共に、監視カメラ8に撮像開始指示を送り、この監視カメラ8からの撮像画像情報の取り込みを開始する。
そして、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7は、マーカ検出部708で、取り込んだ撮像画像情報にマーカが表示されているか否かを検出して、マーカ挿入区間を検出し、その検出結果を用いて、マーカカウンタ709で、一定時間区間毎の検出されたマーカ挿入区間の個数を計数する。そして、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7は、以上の処理を、配信終了まで繰り返す。
配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7は、前述したように、この例では、配信情報が受信されなくなったことを検出することで、画像コンテンツの配信の終了を検出する。そして、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7は、画像コンテンツの配信の終了を検出すると、一定時間区間毎のマーカ挿入区間の個数と、それぞれの一定時間区間の時間情報との対応情報を提供状況確認情報として生成し、コンテンツ配信サーバ1に対してユニットキャストで送信する。
コンテンツ配信サーバ1は、この提供状況確認情報を受信し、この例では、送信元のIPアドレスから、当該提供状況確認情報を送ってきた配信情報受信提供装置を認識する。そして、前述したように、この例では、その認識した配信情報受信提供装置が設置されていると位置と、受信した提供状況確認情報の内容である一定時間区間毎のマーカ挿入個数とを、時間情報と共に、ディスプレイ113に表示するなどして、配信サーバ1の管理者に呈示する。
次に、この図7のシーケンスを実行する際のコンテンツ配信サーバ1および配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれにおける処理動作を説明する。
<コンテンツ配信サーバ1の処理動作例>
図8は、コンテンツ配信サーバ1における処理動作例を説明するためのフローチャートである。この図8のフローチャートの各ステップの処理は、CPU101の制御指示に基づいて実行されるものである。
図8は、コンテンツ配信サーバ1における処理動作例を説明するためのフローチャートである。この図8のフローチャートの各ステップの処理は、CPU101の制御指示に基づいて実行されるものである。
先ず、CPU101は、この例では、オペレータにより設定された配信スケジュールのコンテンツ配信開始時刻になるのを待ち(ステップS101)、コンテンツ配信開始時刻になったと判別したときには、配信スケジュールに従って、最初の画像コンテンツを、コンテンツ格納部112から読み出し、マーカ挿入部107に送る(ステップS102)。
マーカ挿入部107は、CPU101の制御指示の下、画像コンテンツの画像情報の、例えば10秒おきの、例えばGOPとなる15フレームのマーカ挿入区間に、前述したようなマーカを挿入させる。そして、マーカを挿入した画像情報を、コンテンツ圧縮部106に送る(ステップS103)。
コンテンツ圧縮部106は、CPU101の制御指示の下、マーカ挿入処理がなされ画像情報をデータ圧縮、この例では、MPEG圧縮し、配信情報生成部108に送る(ステップS104)。
配信情報生成部108は、CPU101の制御指示の下、データ圧縮された画像コンテンツをパケット化して、配信情報を生成し、マルチキャストにより、配信情報受信提供装置21〜2nに送信する(ステップS105)。
次に、CPU101は、コンテンツ格納部112から一つの画像コンテンツを最後まで読み出したか否か判別し(ステップS106)、未だ、最後まで読み出してはいないと判別したときには、ステップS103に戻り、このステップS103以降の処理を繰り返す。また、ステップS106で、読み出し中の画像コンテンツを最後まで読み出してそのコンテンツの終了を判別したときには、CPU101は、配信スケジュールを参照して、最後のコンテンツまでの配信を終了してコンテンツ配信を終了したか否か判別する(ステップS107)。
ステップS107で、未だコンテンツ配信を終了してはいないと判別したときには、CPU101は、配信スケジュールに設定されている次の画像コンテンツを、コンテンツ格納部112から読み出す(ステップS108)。そして、CPU101は、ステップS103に戻り、このステップS103以降の処理を繰り返す。
また、ステップS107で、配信スケジュールに設定された全ての画像コンテンツの送信が終了して、コンテンツ配信が終了したと判別したときには、CPU101は、配信情報の送信するための処理を停止するように各部に停止指示を送る(ステップS109)。
そして、CPU101は、配信情報受信提供装置21〜2nから送られてくる提供状況確認情報を受信する。そして、前述したように、受信した提供状況確認情報から配信サービス管理者に報知するための表示情報を生成してディスプレイ113に表示するようにする(ステップS110)。
すなわち、CPU101は、受信した提供状況確認情報の送信元情報から、当該提供状況確認情報を送ってきた配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれを判別し、配信情報受信提供装置21〜2n毎に、配信情報の提供開始時点を起点とした一定時間区間毎の検出マーカ挿入区間の個数を表示する(後述する図11参照)。
以上で、コンテンツ配信サーバ1での処理は終了となる。
以上で、コンテンツ配信サーバ1での処理は終了となる。
<配信情報受信提供装置の提供状況確認装置7の処理動作例>
図9および図9の続きである図10は、提供状況確認装置7における処理動作例を説明するためのフローチャートである。この図9および図10のフローチャートの各ステップの処理は、CPU701の制御指示に基づいて実行されるものである。
図9および図9の続きである図10は、提供状況確認装置7における処理動作例を説明するためのフローチャートである。この図9および図10のフローチャートの各ステップの処理は、CPU701の制御指示に基づいて実行されるものである。
先ず、CPU701は、配信情報の受信を監視して(ステップS201)、配信情報の受信を開始したと判別したときには、配信情報の提供開始と判断し、タイマ706の時間計測をスタートさせると共に、マーカカウンタ709のカウント値を「0」にリセットする(ステップS202)。
次に、CPU701は、カメラインターフェース707を通じて監視カメラ8に撮像開始を指示すると共に、このカメラインターフェース707を通じての監視カメラ8からのコンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面の表示画像の撮像画像情報の取り込みを開始する(ステップS203)。
CPU701は、カメラインターフェース707を通じて取り込んだ監視カメラ8からの撮像画像情報は、マーカ検出部708に入力されるように制御する。マーカ検出部708は、CPU701の制御指示の下、撮像画像情報の小画像領域AR(図3参照)の画像についてパターンマッチング処理を行って、マーカMKが挿入されているマーカ挿入区間の検出処理を実行する(ステップS204)。
次に、CPU701は、マーカ検出部708でのマーカ検出出力を監視して、マーカMKが検出されたマーカ挿入区間が検出されたか否か判別する(ステップS205)。そして、ステップS205で、マーカ挿入区間が検出されたと判別したときには、CPU701は、マーカカウンタ709のカウント値を「1」だけ、インクリメントする(ステップS206)。そして、CPU701は、次のステップS207に進む。また、ステップS205で、マーカ挿入区間が検出されてはいないと判別したときには、CPU701は、ステップS206をバイパスして、ステップS207に進む。
ステップS207では、CPU701は、タイマ706のタイマ計測時間を参照して、配信情報の提供開始時点あるいは前回のマーカカウンタ709のリセット時点から一定時間を経過したか否か判別し、一定時間を経過してはいないと判別したときには、ステップS204に戻り、撮像画像情報についてのマーカMKの検出を行う。
ステップS207で、配信情報の提供開始時点あるいは前回のマーカカウンタ709のリセット時点から一定時間が経過したと判別したときには、CPU701は、提供状況確認情報生成部710に指示して、一定時間区間の時間情報と、そのときのマーカカウンタ709のカウント値とを記憶させるようにする(ステップS208)。このときのマーカカウンタ709のカウント値は、一定時間区間の終了時点でのマーカ挿入区間の検出個数、つまり、当該一定時間区間におけるマーカ挿入区間の検出個数である。
このステップS209での一定時間区間の時間情報と、当該一定時間区間におけるマーカ挿入区間の検出個数との記憶が終了したら、CPU701は、マーカカウンタ709のカウント値を「0」にリセットする(ステップS209)。
そして、次に、CPU701は、受信する配信情報がなくなったか否かにより、配信情報が終了したか否かを判別し(ステップS210)、配信情報が終了してはいないと判別したときには、ステップS204に戻り、マーカ検出部708でのマーカ検出を継続させ、このステップS204以降の処理を繰り返す。
ステップS210で、配信情報が終了したと判別したときには、CPU701は、提供状況確認情報生成部710に提供状況確認情報の生成を指示する。提供状況確認情報生成部710は、配信情報の提供開始時点を起点として、提供終了時点までの間における一定時間区間毎のマーカ挿入区間の検出個数と、それぞれの一定時間区間の時間情報との対応情報を、提供状況確認情報を生成する(図10のステップS211)。この提供状況確認情報の例を図11に示す。
そして、提供状況確認情報生成部710は、CPU701の制御の下、生成した提供情報確認情報を、コンテンツ配信サーバ1に宛ててユニットキャストで、通信インターフェース704を通じて送信するようにする(ステップS212)。
以上で、提供状況確認装置7における終了となる。
以上で、提供状況確認装置7における終了となる。
以上のようにして、この実施形態によれば、コンテンツ配信サービスの提供者は、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれにおける、利用者への画像コンテンツの表示による提供の状況を、検出されたマーカ挿入区間の個数から判断することができる。すなわち、この実施形態では、マーカが挿入されるマーカ挿入区間は、配信情報において、所定時間間隔で断続的に繰り返されるので、配信情報の提供開始時点から提供終了時点までの間のマーカ挿入区間数は所定数となる。
したがって、配信情報受信提供装置配信21〜2nで、配信スケジュール通りに正しく利用者への画像コンテンツの表示による提供がなされれば、検出されたマーカ挿入区間の個数は、前記定まった所定数に等しくなる。しかし、検出されたマーカ挿入区間の個数が、所定数よりも少ないときには、正しく配信情報が利用者に提供されなかったことがわかる。そして、検出されなかったマーカ挿入区間の個数を知ることができるので、どの程度の時間、配信情報が提供されなかったかを知ることもできる。
なお、このように配信情報の提供開始時点から提供終了時点までの間のマーカ挿入区間の個数(総数)を、提供状況確認情報とする場合には、配信情報の提供開始時点および提供終了時点のそれぞれを検知する必要はなく、監視カメラ8を常時撮像状態にしておき、常時、撮像画像情報を取り込んで、マーカ検出を行うようにすれば良い。
また、特に、上述の実施形態においては、配信情報の提供開始時点を起点として、一定時間区間毎のマーカ挿入区間の検出数が、コンテンツ配信サービスの提供者側に通知される。
したがって、この実施形態によれば、配信情報受信提供装置配信21〜2nのそれぞれ毎に、配信情報の提供開始時点を起点とした一定時間区間毎の配信情報の提供状況を詳細に判断することができる。配信スケジュールは、コンテンツ配信サービス側が管理しているので、配信情報の提供開始時点からどの時点で、いずれのコンテンツが提供されているかを判断することができるので、コンテンツ毎の提供状況をも、判断することができる。
また、この実施形態では、配信されるコンテンツ情報(上述の例では画像情報)はデータ圧縮されて送信されるが、マーカは、圧縮前のコンテンツ情報に挿入されるので、配信情報受信提供装置配信21〜2nのそれぞれで受信はされているが、圧縮の解凍に失敗したものについては、マーカは利用者に提供されないことになる。したがって、コンテンツ配信サービス側は、提供状況確認情報から、配信情報受信提供装置配信21〜2nのそれぞれで受信はされているが、圧縮の解凍に失敗した配信情報は、提供されていないとして検知することが可能である。
なお、上述の実施形態では、マーカはコンテンツ配信サーバ1で挿入するようにしたが、マーカは、配信情報受信提供装置配信21〜2nのコンテンツ受信再生装置5において、受信した配信情報に挿入することも可能である。しかし、その場合には、通信状況の劣化による配信情報受信提供装置配信21〜2nでの配信情報のデータ圧縮解凍を含むデコードの失敗に基づく配信情報の提供の失敗を検知できない。
これに対して、上述の実施形態では、マーカはコンテンツ配信サーバ1で挿入されるので、通信状況の劣化による配信情報受信提供装置配信21〜2nでの配信情報のデータ圧縮解凍を含むデコードの失敗をも、配信情報が提供されていないとして検知することが可能である。
なお、所定の第1のマーカをコンテンツ配信サーバ1で配信情報に挿入すると共に、配信情報受信提供装置配信21〜2nのコンテンツ受信再生装置5において、配信側とは異なる第2のマーカを、受信した配信情報に、さらに挿入するようにしても良い。この場合において、2種のマーカの両方を検出することができたときには、通信状況が良好で、配信情報受信提供装置配信21〜2nのそれぞれが良好に動作していることが分かり、第1のマーカが検出できず、第2のマーカのみが検出できたときには、配信情報受信提供装置配信21〜2nのそれぞれは良好に動作しているが、通信状況が悪かったことが推定される。さらに、2種のマーカの両方を検出することができなかったときには、配信情報受信提供装置配信21〜2nのそれぞれが故障していることが推定される。
また、上述の実施形態では、マーカ挿入区間は、常に所定の時間間隔で設けるようにしたが、複数種のコンテンツを配信する場合には、コンテンツ毎に、マーカ挿入区間を断続させる時間間隔を異ならせるようにしても良い。そのようにした場合には、配信スケジュールを参照しながら、提供状況確認情報を解析することで、コンテンツ毎の提供状況を詳細に判断することが可能である。
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態では、コンテンツ配信サーバ1においては、同じ共通のマーカを配信するコンテンツの情報に挿入するようにした。これに対して、この第2の実施形態では、複数種のコンテンツを配信スケジュールにしたがって順次に配信する際に、それぞれのコンテンツを識別することができるように、異なるマーカをそれぞれの配信コンテンツの情報に挿入する。そして、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれからの提供状況確認情報には、検出されたマーカの識別情報を含めるようにする。
上述の第1の実施形態では、コンテンツ配信サーバ1においては、同じ共通のマーカを配信するコンテンツの情報に挿入するようにした。これに対して、この第2の実施形態では、複数種のコンテンツを配信スケジュールにしたがって順次に配信する際に、それぞれのコンテンツを識別することができるように、異なるマーカをそれぞれの配信コンテンツの情報に挿入する。そして、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれからの提供状況確認情報には、検出されたマーカの識別情報を含めるようにする。
これにより、第2の実施形態によれば、配信スケジュールを参照しなくても、配信サービス側で、提供状況確認情報から、コンテンツ毎に、提供状況を詳細に判定することができるようにする。
この第2の実施形態の配信システムの全体構成例は、第1の実施形態において説明した図1に示したものと全く同一とされる。この第2の実施形態では、コンテンツ配信サーバ1の内部構成例および複数個の配信情報受信提供装置21〜2nの提供情報確認装置7の構成例が、第1の実施形態と異なる。
<第2の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1の構成例>
図12は、この第2の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1の構成例を示すブロック図である。この図12において、図2に示した第1の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1の構成例の各部と同一部分には、同一参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
図12は、この第2の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1の構成例を示すブロック図である。この図12において、図2に示した第1の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1の構成例の各部と同一部分には、同一参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
図12に示すように、この第2の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1においては、マーカ記憶部115がシステムバス100に接続されて設けられる。そして、マーカ記憶部115は、マーカ挿入部107に接続され、CPU101の読み出し指示に応じたマーカがマーカ記憶部115からマーカ挿入部107に供給されるように構成されている。その他は、図2の構成例と全く同一である。
マーカ記憶部115には、図13に示すように、配信コンテンツのそれぞれ毎のコンテンツ名称と、異なるマーカの画像パターンと、その識別情報とが、対応付けられて記憶されている。マーカの画像パターンとしては、例えば、コンテンツの提供者を象徴する標章、例えば商標や商号マークなどが用いられ、また、識別情報は、この例では、コンテンツの提供者を識別する情報が用いられている。
コンテンツ配信サーバ1のオペレータは、配信スケジュールを作成する際に、配信するコンテンツを選択するが、そのとき、通常は、選択されたコンテンツの識別情報が配信スケジュール情報として記憶される。この第2の実施形態では、コンテンツ配信サーバ1は、コンテンツ配信情報を生成する際に、このコンテンツの識別情報を用いて、コンテンツを選択すると共に、挿入するマーカを選定する。
また、コンテンツ配信サーバ1は、この第2の実施形態では、コンテンツ配信に先立ち、図13に示した情報のうち、図14に示すように、マーカの画像パターンの情報と、識別情報との対応情報を、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれに送信しておくようにする。
なお、マーカの識別情報は、上述の説明ではコンテンツの識別情報を用いるようにしたが、コンテンツの識別情報とは異なる独自のマーカ識別情報を用いるようにしてもよい。
この第2の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1でのコンテンツ配信処理動作は、挿入するマーカの情報を配信するコンテンツ毎に挿入するマーカが異なる以外は、第1の実施形態と同様である。この第2の実施形態のコンテンツ配信サーバ1の処理動作の詳細例は、後述する。
<第2の実施形態における提供状況確認装置7の構成例>
この第2の実施形態における配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの構成は、ハブ4、コンテンツ受信提供装置5、コーティング表示用ディスプレイ6および監視カメラ8については、第1の実施形態と全く同様である。第2の実施形態における配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7の構成が、第1の実施形態とは若干異なる。
この第2の実施形態における配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの構成は、ハブ4、コンテンツ受信提供装置5、コーティング表示用ディスプレイ6および監視カメラ8については、第1の実施形態と全く同様である。第2の実施形態における配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7の構成が、第1の実施形態とは若干異なる。
図15は、この第2の実施形態における提供状況確認装置7の構成例を示すブロック図である。この図15において、図6に示した第1の実施形態における提供状況確認装置7の構成例の各部と同一部分には、同一参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
図15に示すように、この第2の実施形態における提供状況確認装置7においては、マーカ記憶部720がシステムバス700に接続されて設けられる。そして、この実施形態では、このマーカ記憶部720に、コンテンツ配信サーバ1から送られてくる、図14に示したマーカの画像パターンとマーカ識別情報とが書き込まれて記憶されるように構成されている。
さらに、マーカ記憶部720は、マーカ検出部708に接続される。マーカ検出部708は、CPU701の制御の下、マーカ記憶部720に記憶されている複数個のマーカの画像パターンの全てについて、受信した配信情報についてのマーカの挿入検出を行う。すなわち、マーカ検出部708は、パターンマッチング処理により、受信した画像コンテンツ中にマーカが挿入されているか否かを検出するが、そのパターンマッチングの比較基準とするマーカの画像パターンは、マーカ記憶部720に記憶されているマーカの画像パターンの全てとする。
そして、マーカ検出部708は、受信した画像コンテンツ中にマーカを検出したときには、マーカ記憶部720を参照して、その識別情報を検出する。そして、マーカ検出部708は、第1の実施形態と同様に、受信した画像コンテンツ中にマーカを検出したときにはその検出出力をシステムバス700に、マーカカウンタ709でのカウント値をインクリメントするために送出すると共に、検出した識別情報を、提供状況確認情報生成部710に、提供状況確認情報に含めさせるために送出する。
提供状況確認情報生成部710は、この第2の実施形態においては、図16に示すように、配信情報の提供開始時点を起点とした一定時間区間毎の時間情報と、それぞれの一定時間区間毎のマーカ挿入区間の検出数とに加えて、検出されたマーカの識別情報を含めた提供状況確認情報を生成し、生成した提供状況確認情報をコンテンツ配信サーバ1に送るようにする。
提供状況確認装置7のその他は、図6の構成例と全く同一である。
<第2の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ1の処理動作例>
この第2の実施形態のコンテンツ配信サーバ1の処理動作の詳細例を、図17および図17の続きである図18のフローチャートを参照して説明する。この図17および図18のフローチャートの各ステップの処理は、CPU101の制御指示に基づいて実行されるものである。
この第2の実施形態のコンテンツ配信サーバ1の処理動作の詳細例を、図17および図17の続きである図18のフローチャートを参照して説明する。この図17および図18のフローチャートの各ステップの処理は、CPU101の制御指示に基づいて実行されるものである。
先ず、CPU101は、この第2の実施形態では、オペレータにより設定された配信スケジュールの複数のコンテンツについてのマーカの画像パターンと、その識別情報とを、マルチキャストで配信情報受信提供装置21〜2nに送信する(ステップS121)。後述するように、配信情報受信提供装置21〜2nでは、それぞれの提供状況確認装置が、その配信スケジュールの複数のコンテンツについてのマーカの画像パターンと、その識別情報とを受信して、記憶する。
次に、CPU101は、オペレータにより設定された配信スケジュールのコンテンツ配信開始時刻になるのを待ち(ステップS122)、コンテンツ配信開始時刻になったと判別したときには、配信スケジュールに従って、最初の画像コンテンツを、コンテンツ格納部112から読み出し、マーカ挿入部107に送る(ステップS123)。また、CPU101は、配信スケジュールのコンテンツの識別情報に基づいて、マーカ記憶部115から読み出して挿入するマーカを設定指示する(ステップS124)。
マーカ挿入部107は、CPU101の制御指示の下、画像コンテンツの画像情報の、例えば10秒おきの、例えばGOPとなる15フレームのマーカ挿入区間に、マーカ記憶部115からのマーカを挿入させる。そして、マーカを挿入した画像情報を、コンテンツ圧縮部106に送る(図18のステップS131)。
コンテンツ圧縮部106は、CPU101の制御指示の下、マーカ挿入処理がなされ画像情報をデータ圧縮、この例では、MPEG圧縮し、配信情報生成部108に送る(ステップS132)。
配信情報生成部108は、CPU101の制御指示の下、データ圧縮された画像コンテンツをパケット化して、配信情報を生成し、マルチキャストにより、配信情報受信提供装置21〜2nに送信する(ステップS133)。
次に、CPU101は、コンテンツ格納部112から一つの画像コンテンツを最後まで読み出したか否か判別し(ステップS134)、未だ、最後まで読み出してはいないと判別したときには、ステップS131に戻り、このステップS131以降の処理を繰り返す。また、ステップS134で、読み出し中の画像コンテンツを最後まで読み出してそのコンテンツの終了を判別したときには、CPU101は、配信スケジュールを参照して、最後のコンテンツまでの配信を終了してコンテンツ配信を終了したか否か判別する(ステップS135)。
ステップS135で、未だコンテンツ配信を終了してはいないと判別したときには、CPU101は、配信スケジュールに設定されている次の画像コンテンツを、コンテンツ格納部112から読み出す(ステップS136)。また、CPU101は、配信スケジュールのコンテンツの識別情報に基づいて、マーカ記憶部115から読み出して挿入するマーカを設定指示する(ステップS137)。そして、CPU101は、ステップS131に戻り、このステップS131以降の処理を繰り返す。
また、ステップS135で、配信スケジュールに設定された全ての画像コンテンツの送信が終了して、コンテンツ配信が終了したと判別したときには、CPU101は、配信情報の送信するための処理を停止するように各部に停止指示を送る(ステップS138)。
そして、CPU101は、配信情報受信提供装置21〜2nから送られてくる提供状況確認情報を受信する。そして、前述したように、受信した提供状況確認情報から配信サービス管理者に報知するための表示情報を生成してディスプレイ113に表示するようにする(ステップS139)。
すなわち、CPU101は、受信した提供状況確認情報の送信元情報から、当該提供状況確認情報を送ってきた配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれを判別し、配信情報受信提供装置21〜2n毎に、配信情報の提供開始時点を起点とした一定時間区間毎の検出マーカ挿入区間の個数を表示する。
以上で、コンテンツ配信サーバ1での処理は終了となる。
以上で、コンテンツ配信サーバ1での処理は終了となる。
<第2の実施形態における提供状況確認装置7の処理動作例>
第2の実施形態における提供状況確認装置7は、図19に示すマーカ情報の取得ルーチンと、図20および図21に示す提供状況確認処理ルーチンとを実行する。この図19、図20および図21のフローチャートの各ステップの処理は、CPU701の制御指示に基づいて実行されるものである。
第2の実施形態における提供状況確認装置7は、図19に示すマーカ情報の取得ルーチンと、図20および図21に示す提供状況確認処理ルーチンとを実行する。この図19、図20および図21のフローチャートの各ステップの処理は、CPU701の制御指示に基づいて実行されるものである。
先ず、図19に示すマーカ情報の取得ルーチンについて説明する。
前述したように、この第2の実施形態では、コンテンツ配信サーバ1からはコンテンツ配信の際に用いられるマーカの画像パターン情報と、その識別情報との対応情報が送られてくるので、CPU701は、そのマーカの画像パターン情報と、その識別情報との対応情報の受信を監視する(ステップS221)。
前述したように、この第2の実施形態では、コンテンツ配信サーバ1からはコンテンツ配信の際に用いられるマーカの画像パターン情報と、その識別情報との対応情報が送られてくるので、CPU701は、そのマーカの画像パターン情報と、その識別情報との対応情報の受信を監視する(ステップS221)。
そして、CPU701は、このステップS221で、マーカの画像パターン情報とその識別情報との対応情報を受信したと判別したときには、受信したマーカの画像パターン情報とその識別情報との対応情報をマーカ記憶部720に格納する(ステップS222)。この際、この例では、マーカ記憶部720においては、過去に格納されていたマーカの情報は消去され、新たに格納されたマーカの情報のみが残るものとされる。そして、この処理ルーチンを終了する。マーカ記憶部720の記憶情報の例は、図14に示した通りである。
次に、図20および図21に示す提供状況確認処理ルーチンについて説明する。
先ず、CPU701は、配信情報の受信を監視して(ステップS231)、配信情報の受信を開始したと判別したときには、配信情報の提供開始と判断し、タイマ706の時間計測をスタートさせると共に、マーカカウンタ709のカウント値を「0」にリセットする(ステップS232)。
先ず、CPU701は、配信情報の受信を監視して(ステップS231)、配信情報の受信を開始したと判別したときには、配信情報の提供開始と判断し、タイマ706の時間計測をスタートさせると共に、マーカカウンタ709のカウント値を「0」にリセットする(ステップS232)。
次に、CPU701は、カメラインターフェース707を通じて監視カメラ8に撮像開始を指示すると共に、このカメラインターフェース707を通じての監視カメラ8からのコンテンツ表示用ディスプレイ6の表示画面の表示画像の撮像画像情報の取り込みを開始する(ステップS233)。
CPU701は、カメラインターフェース707を通じて取り込んだ監視カメラ8からの撮像画像情報は、マーカ検出部708に入力されるように制御する。マーカ検出部708は、CPU701の制御指示の下、撮像画像情報の小画像領域AR(図3参照)の画像についてパターンマッチング処理を行って、マーカMKが挿入されているマーカ挿入区間の検出処理を実行する(ステップS234)。すなわち、マーカ検出部708は、マーカ記憶部720に記憶されている複数個のマーカの全てについて、パターンマッチングを行って、マーカを検出したときには、そのマーカの識別情報をも検出し、マーカ検出出力と、検出されたマーカの識別情報をもシステムバス700に出力する。
次に、CPU701は、マーカ検出部708でのマーカ検出出力を監視して、マーカMKが検出されたマーカ挿入区間が検出されたか否か判別する(ステップS235)。そして、ステップS235で、マーカ挿入区間が検出されたと判別したときには、CPU701は、検出されたマーカの識別情報から検出されたマーカを識別し(ステップS236)、前回検出されたマーカと同じマーカであるか否か判別する(ステップS237)。
そして、ステップS237で、検出されたマーカが前回と同じマーカであると判別したときには、CPU701は、マーカカウンタ709のカウント値を「1」だけ、インクリメントする(ステップS238)。そして、CPU701は、次のステップS239に進む。
また、CPU701は、ステップS235で、マーカ挿入区間が検出されてはいないと判別したときには、ステップS236、ステップS237およびステップS238をバイパスして、ステップS239に進む。
ステップS239では、CPU701は、タイマ706のタイマ計測時間を参照して、配信情報の提供開始時点あるいは前回のマーカカウンタ709のリセット時点から一定時間を経過したか否か判別し、一定時間を経過してはいないと判別したときには、ステップS234に戻り、撮像画像情報についてのマーカMKの検出を行う。
ステップS239で、配信情報の提供開始時点あるいは前回のマーカカウンタ709のリセット時点から一定時間が経過したと判別したときには、CPU701は、提供状況確認情報生成部710に指示して、一定時間区間の時間情報と、そのときのマーカカウンタ709のカウント値と、検出されたマーカの識別情報とを記憶させるようにする(図21のステップS241)。このときのマーカカウンタ709のカウント値は、一定時間区間の終了時点での同一のマーカについてのマーカ挿入区間の検出個数、つまり、同一のマーカについての一定時間区間におけるマーカ挿入区間の検出個数である。
このステップS241での一定時間区間の時間情報と、当該一定時間区間におけるマーカ挿入区間の検出個数と、検出されたマーカの識別情報との記憶が終了したら、CPU701は、マーカカウンタ709のカウント値を「0」にリセットする(ステップS242)。
また、ステップS237で、検出されたマーカが前回と異なるマーカであると判別したときには、CPU701は、提供状況確認情報生成部710に指示して、そのときのタイマ時刻を、当該時点までの一定時間区間の終了点および新たな一定時間区間の開始点として記憶させると共に、そのときのマーカカウンタ709のカウント値と、新たなマーカの前のマーカの識別情報とを記憶させるようにする(図21のステップS243)。
そして、ステップS243の次には、CPU701は、マーカカウンタ709のカウント値を「1」にセットする(ステップS244)。
ステップS242またはステップS244の次には、ステップS245に進み、CPU701は、受信する配信情報がなくなったか否かにより、配信情報が終了したか否かを判別し(ステップS245)、配信情報が終了してはいないと判別したときには、ステップS234に戻り、マーカ検出部708でのマーカ検出を継続させ、このステップS234以降の処理を繰り返す。
ステップS245で、配信情報が終了したと判別したときには、CPU701は、提供状況確認情報生成部710に提供状況確認情報の生成を指示する。提供状況確認情報生成部710は、配信情報の提供開始時点から提供終了時点までの間における一定時間区間毎のマーカ挿入区間の検出個数と、それぞれの一定時間区間の時間情報との対応情報と、マーカ識別情報との対応情報を、提供状況確認情報として生成する(ステップS246)。この提供状況確認情報の例は、図16に示した通りである。
そして、提供状況確認情報生成部710は、CPU701の制御の下、生成した提供情報確認情報を、コンテンツ配信サーバ1に宛ててユニットキャストで、通信インターフェース704を通じて送信するようにする(ステップS247)。
以上で、提供状況確認装置7における終了となる。
以上で、提供状況確認装置7における終了となる。
以上のようにして、この第2の実施形態によれば、コンテンツ配信サービスの提供者は、第1の実施形態と同様な効果を得ることができると共に、図16に示されるような提供状況確認情報の表示情報をディスプレイ113を通じて監視することができるので、各コンテンツ毎の提供状況を容易に把握することが可能である。
なお、上述の第2の実施形態の説明では、マーカの情報を配信情報の配信開始に先立ち、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれに送信するようにしたが、配信コンテンツに挿入すると想定されるマーカの複数個を、予め、マーカ記憶部115およびマーカ記憶部720を記憶しておくようにしても良い。
また、第1の実施形態では、1種類のマーカを挿入する場合を説明したが、この第2の実施形態のように、配信コンテンツに挿入すると想定されるマーカの複数個を、予め、マーカ記憶部115およびマーカ記憶部720を記憶しておくようにすることで、その複数のマーカの中から選択したマーカを挿入するマーカとして使用することができる。
すなわち、その例の場合には、配信サーバ1では、使用する1個のマーカをオペレータが選択すると、マーカ挿入部107では、その選択されたマーカをコンテンツ情報中に挿入するようにする。一方、提供状況確認装置7では、マーカ記憶部720に記憶されているマーカの全てについてパターンマッチングを実行することで、マーカの検出を行い、マーカを検出したときには、第2の実施形態と同様に、その識別情報をも検出出力とするようにする。そして、そのマーカの識別情報も、第2の実施形態と同様にして、配信サーバ1側に提供状況確認情報に含めて送るようにする。コンテンツ配信サーバ1側では、そのマーカ識別情報をも確認することで、マーカ挿入検出を、より正確に確認することができる。
[第3の実施形態]
上述の第1の実施形態および第2の実施形態では、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7において、検出されたマーカ挿入区間の一定時間区間毎の個数を検出するようにした。
上述の第1の実施形態および第2の実施形態では、配信情報受信提供装置21〜2nのそれぞれの提供状況確認装置7において、検出されたマーカ挿入区間の一定時間区間毎の個数を検出するようにした。
しかし、提供状況確認装置7におけるマーカ挿入区間の検出時間(配信情報の提供開始時刻を起点にした時間)が分かれば、コンテンツ配信サーバ1側において、検出されたマーカ挿入区間の一定時間区間毎の個数の検出処理を行うことができる。
第3の実施形態は、検出されたマーカ挿入区間の一定時間区間毎の個数の検出処理をコンテンツ配信サーバ1側で行う場合である。
この第3の実施形態においては、図示は省略するが、第1の実施形態および第2の実施形態における提供状況確認装置7には、マーカカウンタ709は設けない。
そして、この第3の実施形態を第1の実施形態に適用した場合には、マーカ検出部708は、マーカをパターンマッチングにより検出して、マーカ挿入区間の検出を行うと共に、マーカ挿入区間を検出したときには、その検出時間をタイマ706から取得するようにする。このマーカ挿入区間の検出時間は、例えば、マーカ検出部708で検出されたマーカ挿入区間の始点、終点、中間点のいずれであってもよい。
そして、マーカ検出部708は、マーカ挿入区間の検出時間の情報を提供状況確認情報生成部710に渡す。提供状況確認情報生成部710は、マーカ挿入区間の検出時間の情報を含めた提供状況確認情報を生成し、コンテンツ配信サーバ1に送るようにする。
また、第3の実施形態を第2の実施形態に適用した場合には、マーカ検出部708は、マーカをパターンマッチングにより検出して、マーカ挿入区間の検出を行うと共に、マーカを検出したときには、その識別情報をマーカ記憶部720から取得し、さらに、その検出時間をタイマ706から取得するようにする。そして、マーカ検出部708は、マーカ挿入区間の検出時間の情報と、検出されたマーカの識別情報とを提供状況確認情報生成部710に渡す。提供状況確認情報生成部710は、マーカ挿入区間の検出時間の情報と、検出されたマーカの識別情報とからなる提供状況確認情報を生成し、コンテンツ配信サーバ1に送るようにする。
また、第3の実施形態においては、コンテンツ配信サーバ1の提供状況確認情報受信出力部111は、図示は省略するが、受信した提供状況確認情報を解析する提供状況確認情報解析機能を備えるようにする。
そして、第3の実施形態を第1の実施形態に適用した場合には、提供状況確認情報受信出力部111は、受信したマーカ挿入区間の検出時間の情報から、配信情報の提供開始時点から一定時間区間毎の検出されたマーカ挿入区間の個数を算出して、上述の第1の実施形態と同様の提供状況確認情報の表示情報を生成し、ディスプレイ113に表示することで、オペレータに提供するようにする。
また、第3の実施形態を第2の実施形態に適用した場合には、提供状況確認情報受信出力部111は、受信したマーカ挿入区間の検出時間の情報と、検出されたマーカの識別情報とから、配信情報の提供開始時点から一定時間区間毎であって、かつ、検出されたマーカの識別情報毎の、検出されたマーカ挿入区間の個数を算出して、上述の第1の実施形態と同様の提供状況確認情報の表示情報を生成し、ディスプレイ113に表示することで、オペレータに提供するようにする。
なお、コンテンツ配信サーバ1の提供状況確認情報受信出力部111に提供状況確認情報解析機能を持たせるのではなく、別途、提供状況確認情報解析部をシステムバスに接続して設けるようにしても良い。
また、第3の実施形態を第1の実施形態に適用した場合において、第2の実施形態の変形例として前述したように挿入するマーカを選択するようにすることができて、提供状況確認装置7がマーカ記憶部720を備える場合には、検出されたマーカの識別情報をも提供状況確認情報に含めるようにするものである。
なお、この第3の実施形態においては、提供状況確認情報から生成する情報としては、一定時間区間毎の検出されたマーカ挿入区間の個数のみならず、検出されたマーカ挿入区間の時間情報を用いた、その他の解析処理も実行可能であることは言うまでもない。
[他の実施形態および変形例]
上述の実施形態は、コンテンツ配信サーバから配信情報をリアルタイムで配信するようにした場合であるが、配信情報受信提供装置がコンテンツ格納部を備え、一旦、受信した配信情報をこのコンテンツ格納部に蓄積しておき、操作指示により、あるいはタイマによる時間管理により、コンテンツ格納部から配信情報を読み出して、利用者に提供するようにする場合にも適用可能である。
上述の実施形態は、コンテンツ配信サーバから配信情報をリアルタイムで配信するようにした場合であるが、配信情報受信提供装置がコンテンツ格納部を備え、一旦、受信した配信情報をこのコンテンツ格納部に蓄積しておき、操作指示により、あるいはタイマによる時間管理により、コンテンツ格納部から配信情報を読み出して、利用者に提供するようにする場合にも適用可能である。
この場合には、コンテンツ提供開始時点は、配信サーバからの配信情報の受信時点ではなく、コンテンツ格納部から配信情報を読み出して利用者に提供を開始した時点となる。また、コンテンツ提供手段終了時点は、コンテンツ格納部に格納されている配信情報を最後まで読み出して、利用者に対する提供を終了した時点となる。
また、上述の実施形態では、マーカ挿入区間は、配信情報の提供開始時点から所定時間間隔で、配信情報に挿入するようにしたが、マーカ挿入区間を挿入する間隔は、一定時間毎ではなくてもよい。
また、第2の実施形態では、配信するコンテンツに応じて挿入するマーカを変えるようにしたが、挿入するマーカは変えずに、マーカ挿入区間を配信するコンテンツに挿入する間隔を、コンテンツ毎に変更するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、配信するコンテンツの情報はデータ圧縮するようにしたが、この発明において、データ圧縮は必須ではなく、データ圧縮せずに配信する場合にも、この発明は適用可能である。
なお、上述の実施形態では、配信コンテンツが画像情報の場合について説明したが、配信コンテンツが音楽情報である場合にも、この発明は適用可能である。すなわち、配信するコンテンツが音楽情報である場合には、例えば特定の周波数のトーン信号を、マーカとして音楽情報に加算することにより、マーカを挿入することができる。その場合に、マーカとするトーン信号の周波数は、可聴周波数よりも高い周波数とする。これにより、音楽コンテンツの利用者の提供を邪魔しないようにすることができる。
この場合には、配信コンテンツである音楽情報はスピーカにより再生されて、利用者に提供される。そこで、マーカを検出するためにマイクロホンを設け、スピーカの再生音を収音するようにする。この場合に、マイクロホンは、可聴周波数よりも高い周波数をも収音することができるものを用いるようにする。
この場合のマーカ検出部は、マーカとされる可聴周波数よりも高い周波数を通過帯域とするバンドパスフィルタと、そのバンドパスフィルタの出力レベルが一定レベルのとき、マーカを検出したとするレベル検出器とで構成する。そして、マイクロホンからの音声信号を、前記バンドパスフィルタを通じてレベル検出器に供給し、レベル検出器で、バンドパスフィルタの出力が所定レベル以上となる区間を、マーカ挿入区間として検出するようにする。
その他は、上述の実施形態と同様にすることができる。なお、コンテンツ毎にマーカを変えるには、可聴周波数よりも高いマーカの周波数を変えるようにする方法と、マーカ挿入区間の挿入間隔を変更する方法のいずれでも良い。
なお、前述もしたように、配信情報受信提供装置の提供状況確認装置7が、提供状況確認情報を送信する相手装置は、上述の例のコンテンツ配信サーバではなく、コンテンツ配信業者が管理する別の装置であってもよい。
また、上述の実施形態では、複数の配信情報受信提供装置には、マルチキャストで配信情報を送信するようにしたが、この発明は、配信情報の受信側から受信確認応答が帰ってこないブロードキャストやUDP(User Datagram Protocol)で配信を行う場合にも適用可能である。
また、配信情報を送信する配信情報受信提供装置は、必ずしも複数個である必要はなく、コンテンツ配信サーバから、ユニットキャストで、配信情報を1つの配信情報受信提供装置に送信する場合にも、この発明は適用可能である。
1…コンテンツ配信サーバ、21〜2n…配信情報受信提供装置、3…通信ネットワーク、4…ハブ、5…コンテンツ受信再生装置、6…コンテンツ表示用ディスプレイ、7…提供状況確認装置、8…監視カメラ、106…コンテンツ圧縮部、107…マーカ挿入部、111…提供状況受信出力部、115…マーカ記憶部、705…コンテンツ提供開始/終了検出部、706…タイマ、708…マーカ検出部、709…マーカカウンタ、710…提供状況確認情報生成部、720…マーカ記憶部
Claims (11)
- 配信情報を配信する配信装置と、
前記配信装置と通信ネットワークを通じて接続され、前記配信装置から前記通信ネットワークを通じて送られてくる前記配信情報を受信し、前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する配信情報受信提供装置と
からなる配信システムにおける配信情報提供状況確認方法であって、
前記配信装置が、前記配信情報中に、前記利用者の観視または聴取に供する形態において表れるマーカを断続的に挿入する挿入工程と、
前記配信装置が、前記挿入工程で前記マーカが挿入された前記配信情報を、前記配信情報受信提供装置に、前記通信ネットワークを通じて配信する配信工程と、
前記配信情報受信提供装置が、受信した前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程で提供された前記利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出し、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出するマーカ個数計測工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程における前記配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、前記配信情報の提供開始時点から提供終了までの間に前記マーカ個数計測工程で計測された前記マーカ挿入区間の個数を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信工程と、
を有する配信情報提供状況確認方法。 - 請求項1に記載の配信情報提供状況確認方法において、
前記配信情報受信提供装置は、
前記マーカ個数計測工程において、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出し、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出する処理を、前記配信情報の提供開始時点から一定時間毎に実行し、
前記確認情報送信工程において、前記一定時間毎に前記マーカ個数計測工程で計測された前記マーカ挿入区間の個数と、それぞれの前記一定時間毎の時間情報とを含む提供状況確認情報を生成して、前記予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法。 - 請求項1または請求項2に記載の配信情報提供状況確認方法において、
前記配信装置は、異なる複数のコンテンツの配信情報を配信するものであって、前記挿入工程では、各コンテンツ毎に異なるマーカを挿入し、
前記配信情報受信提供装置は、前記マーカ個数計測工程では、前記異なるマーカ毎に、マーカ挿入区間の個数を検出し、前記確認情報送信工程では、前記マーカ挿入区間の個数の情報に加えて、それぞれのマーカの識別情報を前記提供状況確認情報に含めて、前記予め定められた装置に前記ネットワークを通じて送信する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法。 - 配信情報を配信する配信装置と、
前記配信装置と通信ネットワークを通じて接続され、前記配信装置から前記通信ネットワークを通じて送られてくる前記配信情報を受信し、前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する配信情報受信提供装置と
からなる配信システムにおける配信情報提供状況確認方法であって、
前記配信装置が、前記配信情報中に、前記利用者の観視または聴取に供する形態において表れるマーカを断続的に挿入する挿入工程と、
前記配信装置が、前記挿入工程で前記マーカが挿入された前記配信情報を、前記配信情報受信提供装置に、前記通信ネットワークを通じて配信する配信工程と、
前記配信情報受信提供装置が、受信した前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程で提供された前記利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記取込工程で取り込まれた情報中から前記マーカを検出すると共に、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の前記配信情報の提供開始時点からの時間を検出するマーカ検出工程と、
前記配信情報受信提供装置が、前記提供工程における前記配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、前記マーカ検出工程で検出された前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の前記配信情報の提供開始時点からの時間の情報を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信工程と、
を有する配信情報提供状況確認方法。 - 請求項4に記載の配信情報提供状況確認方法において、
前記配信装置は、異なる複数のコンテンツの配信情報を配信するものであって、前記挿入工程では、各コンテンツ毎に異なるマーカを挿入し、
前記配信情報受信提供装置は、前記マーカ検出工程では、検出したマーカの識別情報をも検出するようにし、前記確認情報送信工程では、前記マーカ検出工程で検出された前記マーカが検出された前記配信情報の提供開始時点からの時間情報に加えて、検出された前記マーカの識別情報を前記提供状況確認情報に含めて、前記予め定められた装置に前記ネットワークを通じて送信する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の配信情報提供状況確認方法において、
前記配信装置からの前記配信情報を受信する前記配信情報受信提供装置は複数個であって、前記配信装置は、前記配信情報を、複数個の前記配信情報受信提供装置に対して受信確認情報の返信が得られない通信手法で配信し、
前記複数個の配信情報受信提供装置のそれぞれは、前記予め定められた装置において前記配信情報受信提供装置のそれぞれの識別が可能な状態で、前記提供状況確認情報を、前記予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の配信情報提供状況確認方法において、
前記配信装置は、前記挿入工程で、前記マーカが挿入された前記配信情報をデータ圧縮したものを前記配信工程で配信するようにし、
前記配信情報受信提供装置は、前記提供工程で、受信した前記データ圧縮された配信情報をデータ伸長した後、利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の配信情報提供状況確認方法において、
前記配信情報は画像情報であって、前記マーカは表示画面の一部に表示される所定の画像パターンであり、
前記配信情報受信提供装置は、前記提供工程では、表示画面に受信した前記配信情報の画像情報の再生画像を表示し、前記取込工程では、撮像手段により前記表示画面の再生画像を撮像して画像情報として取り込む
ことを特徴とする配信情報提供状況確認方法。 - 配信装置から、配信する配信情報中に、前記配信情報が利用者の観視または聴取に供する形態にされたときに表れるマーカが断続的に挿入されて前記通信ネットワークを通じて送られてくる前記配信情報の配信を受信し、前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する配信情報受信提供装置であって、
受信した前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供手段と、
前記提供手段により提供された前記利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込手段と、
前記取込手段により取り込まれた情報中から前記マーカを検出し、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の個数を検出するマーカ個数計測手段と、
前記提供工程における前記配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、前記配信情報の提供開始時点から提供終了までの間に前記マーカ個数計測手段で計測された前記マーカ挿入区間の個数を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信手段と、
を備える配信情報受信提供装置。 - 配信装置から、配信する配信情報中に、前記配信情報が利用者の観視または聴取に供する形態にされたときに表れるマーカが断続的に挿入されて前記通信ネットワークを通じて送られてくる前記配信情報の配信を受信し、前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する配信情報受信提供装置であって、
受信した前記配信情報を利用者の観視または聴取に供する形態に変換して、利用者に提供する提供手段と、
前記提供手段により提供された前記利用者の観視または聴取に供する形態の配信情報を取り込む取込手段と、
前記取込手段により取り込まれた情報中から前記マーカを検出すると共に、前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の前記配信情報の提供開始時点からの時間を検出するマーカ検出手段と、
前記提供工程における前記配信情報の利用者への提供の終了後、少なくとも、前記マーカ検出手段で検出された前記マーカが検出されたマーカ挿入区間の前記配信情報の提供開始時点からの時間の情報を含む提供状況確認情報を、予め定められた装置に前記通信ネットワークを通じて送信する確認情報送信手段と、
を備える配信情報受信提供装置。 - 請求項9または請求項10に記載の配信情報受信提供装置において、
前記配信情報は画像情報であって、前記マーカは表示画面の一部に表示される所定の画像パターンであり、
前記提供手段は、前記配信情報の画像情報の再生画像を表示する表示画面を備える表示装置であり、
前記取込手段は、前記表示装置の前記表示画面に表示されている再生画像を撮像する撮像手段である
ことを特徴とする配信情報受信提供装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010027134A JP2011166457A (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | 配信情報提供状況確認方法および配信情報受信提供装置 |
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JP2004289770A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Lee S Weinblatt | 放送に同調をとった視聴者が自動的に入手可能なインセンティブ報酬 |
JP2007221377A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Sharp Corp | 放送受信装置、視聴管理サーバ、視聴判定方法、放送システム、視聴判定プログラム、および記録媒体 |
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2010
- 2010-02-10 JP JP2010027134A patent/JP2011166457A/ja active Pending
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