JP2011166242A - ホームエージェント、モバイルノード、モバイルノード管理方法、通信方法およびこれらのプログラム - Google Patents

ホームエージェント、モバイルノード、モバイルノード管理方法、通信方法およびこれらのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】モバイルノードがホームリンクに戻った際に、登録有効時間が「0」の登録要求パケットを送信せずとも、適切に対処できるホームエージェント、モバイルノード、モバイルノード管理方法、通信方法およびこれらのプログラムを得る。
【解決手段】ホームエージェントは、近隣要請パケット受信手段12で近隣要請パケットを受信すると、アドレス抽出手段13でそのモバイルノードのMACアドレスとホームアドレスを抽出してホームアドレス・MACアドレス管理リストを検索する。一致すればそのモバイルノードがホームリンクに戻って来たと判別して、バインディングキャッシュ削除手段16が該当するバインディングキャッシュを削除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホームエージェント、モバイルノード、モバイルノード管理方法、通信方法およびこれらのプログラムに関する。
携帯電話機等の移動端末は、移動先の場所に係わらず、また、端末自体が移動を続けても、通信を行える環境が望ましい。このために、モバイルIP(Mobile Internet Protocol)という技術が注目されている。モバイルIPは、移動端末等のモバイルノード(Mobile Node)がつながっているネットワークに関わらず、いつでも一意のIPアドレスでアクセスできるようにする技術である。
モバイルIPは、IETF(Internet Engineering Task Force)によって、まずMobile IPv4(Internet Protocol Version 4)として標準化された。その後、IPv6(Internet Protocol Version 6)に対応するものとしてMobile IPv6が提唱されている。
Mobile IPv6のRFC3775に記述されたMobile IPv6では、モバイルノードがホームリンク(home link)に戻ると、登録有効時間(Lifetime)が「0」の登録要求(binding update)パケットをホームエージェント(Home Agent)へ送信するようになっている。ここで、ホームリンクとは、ホームアドレスと同じネットワークアドレスをもつネットワークである。このホームリンクのネットワークにホームエージェントが置かれている。
特開2005−203938号公報(第0003段落、第0012段落、図14)
本発明の関連技術でホームエージェントは、ホームアドレスと外来エージェントのIPアドレスとしての気付けアドレス(care-of Address)を管理するデータベースとしてのバインディングキャッシュ(Binding Cache)を更新し、モバイルノードの登録情報を削除する。これにより、モバイルノードは、ホームリンク上で、ホームエージェントを介さずに、他の端末と通信ができるようになる。しかしながら、本発明のこの関連技術によると、モバイルノードがホームリンクに戻った際に、次のような問題が生じる。
ホームリンクに戻った際に、モバイルノードが何らかの理由で、登録有効時間が「0」の登録要求(binding update)パケットをホームエージェント(Home Agent)へ送信しなかったとする。この場合には、ホームエージェントにモバイルノードの登録要求(binding update)のキャッシュ(Binding Cache)が残存する。このため、ホームエージェントは、モバイルノードの代わりを継続して務めることになる。すなわち、モバイルノードのバインディングキャッシュの登録有効時間が満了するまで、ホームエージェントはその管理するモバイルノードの登録情報に基づいて、モバイルノードの気付けアドレスへの転送という不要な転送処理を続けてしまう。これは、ホームエージェントに負荷が掛かるという問題を生じるだけでなく、転送不要なトラヒックの増加に繋がってしまう。
また、この例の場合、ホームエージェントがモバイルノードの代わりを務める。したがって、ホームエージェントで管理されているモバイルノードのバインディングキャッシュによりホームエージェントとの間でアドレスが重複してしまう。この結果、前記したモバイルノードのバインディングキャッシュの登録有効時間が満了するまで、モバイルノードは、ホームエージェントの置かれたホームリンク上で、ホームアドレスを用いて、他の端末と直接的な通信ができなくなる。
そこで本発明の目的は、モバイルノードがホームリンクに戻った際に、登録有効時間が「0」の登録要求パケットを送信しない場合でも、適切に対処できるホームエージェント、モバイルノード、モバイルノード管理方法、通信方法およびこれらのプログラムを提供することにある。
本発明では、(イ)モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMAC(Media Access Control)アドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストと、(ロ)いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信手段と、(ハ)この近隣要請パケット受信手段によって受信した近隣要請パケットから送信元のMACアドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、(ニ)このアドレス抽出手段により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が前記したホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索手段と、(ホ)このリスト検索手段の検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別手段と、(へ)このホームリンク復帰判別手段が前記したモバイルノードについてそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除手段とをホームエージェントが具備する。
また、本発明では、(イ)ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信手段と、(ロ)この近隣要請パケット送信手段の送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信手段とをモバイルノードが具備する。
更に本発明では、(イ)いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信ステップと、(ロ)この近隣要請パケット受信ステップによって受信した近隣要請パケットから送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、(ハ)このアドレス抽出ステップにより抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMACアドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索ステップと、(ニ)このリスト検索ステップによる検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別ステップと、(ホ)このホームリンク復帰判別ステップで前記したモバイルノードがそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除ステップとをモバイルノード管理方法が具備する。
更にまた、本発明では、(イ)ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信ステップと、(ロ)この近隣要請パケット送信ステップで送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信ステップとを通信方法が具備する。
また、本発明では、コンピュータに、モバイルノード管理プログラムとして、(イ)いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信処理と、(ロ)この近隣要請パケット受信処理によって受信した近隣要請パケットから送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出処理と、(ハ)このアドレス抽出処理により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMACアドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索処理と、(ニ)このリスト検索処理による検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別処理と、(ホ)このホームリンク復帰判別処理で前記したモバイルノードがそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除処理とを実行させることを特徴としている。
更にまた、本発明では、コンピュータに、通信プログラムとして、(イ)ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信処理と、(ロ)この近隣要請パケット送信処理で送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信処理とを実行させることを特徴としている。
以上説明したように本発明によれば、モバイルノードがホームエージェントに送出する近隣要請パケットから送信元のMACアドレスとそのホームアドレスを抽出して、この対がホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在している場合にそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたかを判別することにした。したがって、ホームエージェントは確実にモバイルノードに対処することができる。これにより、ホームエージェントは、不要なパケットをモバイルノードに転送することがなくなり、負荷の増加を抑制できるだけでなく、不要な転送によるトラヒックの増加を抑制できる。また、ホームリンクに戻ったモバイルノードは、ホームリンク上でホームエージェントを介さずに、他ノードと直接通信を可能にすることができる。
本発明のホームエージェントのクレーム対応図である。 本発明のモバイルノードのクレーム対応図である。 本発明のモバイルノード管理方法のクレーム対応図である。 本発明の通信方法のクレーム対応図である。 本発明のモバイルノード管理プログラムのクレーム対応図である。 本発明の通信プログラムのクレーム対応図である。 本発明の実施の形態によるホームエージェントのモバイルIP機能部の構成を表わしたブロック図である。 本実施の形態におけるモバイルIPv6処理部の具体的な構成を表わしたブロック図である。 本実施の形態におけるバインディングアップデート待ちタイマの具体的な構成を示したブロック図である。 本実施の形態におけるホームアドレス・MACアドレス管理リストを具体的に示した概略構成図である。 本実施の形態におけるモバイルノードがホームリンクに戻ることに関するホームエージェントの処理の様子を表わした流れ図である。 本実施の形態におけるバインディングアップデート待ちタイマの処理の様子を表わした流れ図である。 本実施の形態におけるホームアドレス・MACアドレス管理リストの登録処理の様子を表わした流れ図である。 本実施の形態におけるホームアドレス・MACアドレス管理リストの削除処理の様子を表わした流れ図である。 本発明の変形例におけるホームエージェントのモバイルIPv6処理部の構成を表わしたブロック図である。
図1は、本発明のホームエージェントのクレーム対応図を示したものである。本発明のホームエージェント10は、ホームアドレス・MACアドレス管理リスト11と、近隣要請パケット受信手段12と、アドレス抽出手段13と、リスト検索手段14と、ホームリンク復帰判別手段15と、バインディングキャッシュ削除手段16を備えている。ここでホームアドレス・MACアドレス管理リスト11は、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMAC(Media Access Control)アドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録している。近隣要請パケット受信手段12は、いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する。アドレス抽出手段13は、近隣要請パケット受信手段12によって受信した近隣要請パケットから送信元のMACアドレスとそのホームアドレスを抽出する。リスト検索手段14は、アドレス抽出手段13により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が前記したホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別する。ホームリンク復帰判別手段15は、リスト検索手段14の検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別する。バインディングキャッシュ削除手段16は、ホームリンク復帰判別手段15が前記したモバイルノードについてそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除する。
図2は、本発明のモバイルノードのクレーム対応図を示したものである。本発明のモバイルノード20は、近隣要請パケット送信手段21と、バインディングアップデート送信手段22を備えている。ここで、近隣要請パケット送信手段21は、ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する。バインディングアップデート送信手段22は、近隣要請パケット送信手段21の送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信する。
図3は、本発明のモバイルノード管理方法のクレーム対応図を示したものである。本発明のモバイルノード管理方法30は、近隣要請パケット受信ステップ31と、アドレス抽出ステップ32と、リスト検索ステップ33と、ホームリンク復帰判別ステップ34と、バインディングキャッシュ削除ステップ35を備えている。ここで、近隣要請パケット受信ステップ31では、いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する。アドレス抽出ステップ32では、近隣要請パケット受信ステップ31によって受信した近隣要請パケットから送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとそのホームアドレスを抽出する。リスト検索ステップ33では、アドレス抽出ステップ32により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が、ホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別する。ホームアドレス・MACアドレス管理リストは、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMACアドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したものである。ホームリンク復帰判別ステップ34では、リスト検索ステップ33による検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別する。バインディングキャッシュ削除ステップ35では、ホームリンク復帰判別ステップ34で前記したモバイルノードがそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除する。
図4は、本発明の通信方法のクレーム対応図を示したものである。本発明の通信方法40は、近隣要請パケット送信ステップ41と、バインディングアップデート送信ステップ42を備えている。ここで、近隣要請パケット送信ステップ41では、ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する。バインディングアップデート送信ステップ42では、近隣要請パケット送信ステップ41で送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信する。
図5は、本発明のモバイルノード管理プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明のモバイルノード管理プログラム50は、コンピュータに、近隣要請パケット受信処理51と、アドレス抽出処理52と、リスト検索処理53と、ホームリンク復帰判別処理54と、バインディングキャッシュ削除処理55を実行させるようにしている。ここで、近隣要請パケット受信処理51では、いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する。アドレス抽出処理52では、近隣要請パケット受信処理51によって受信した近隣要請パケットから送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとそのホームアドレスを抽出する。リスト検索処理53では、アドレス抽出処理52により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が、ホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別する。ホームアドレス・MACアドレス管理リストは、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMACアドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したものである。ホームリンク復帰判別処理54では、リスト検索処理53による検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別する。バインディングキャッシュ削除処理55では、ホームリンク復帰判別処理54で前記したモバイルノードがそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除する。
図6は、本発明の通信プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明の通信プログラム60は、コンピュータに、近隣要請パケット送信処理61と、バインディングアップデート送信処理62を実行させるようにしている。ここで、近隣要請パケット送信処理61では、ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する。バインディングアップデート送信処理62では、近隣要請パケット送信処理61で送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信する。
<発明の実施の形態>
次に本発明の実施の形態を説明する。
図7は、本発明の実施の形態によるホームエージェントのモバイルIP機能部の構成を表わしたものである。本実施の形態のホームエージェントのモバイルIP機能部100では、モバイルノードがホームリンクに戻る際に、何らかの理由で登録要求としてのバインディングアップデート(Binding Update)が送信されなかった場合を扱っている。この場合には、ホームエージェントにホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)が、そのモバイルノードに関して残存することになる。
本来では、モバイルノードがホームリンクに戻る際に、ホームエージェントが該当するモバイルノードのバインディングキャッシュを削除する。これにより、ホームエージェントにモバイルノードのバインディングキャッシュが残存する事態がなくなり、ホームエージェントが気付けアドレスへの転送を防止することができ、不要な転送による負荷の増加とトラヒック増加を抑えることができる。また、これにより、モバイルノードがホームリンク上でホームエージェントを介さずに、他ノードと直接通信することを可能にすることができる。
なお、一般にモバイルノードはバインディングアップデートをホームリンクに戻った際以外にも送信する。たとえばホームリンク以外のフォーリンリンク(Foreign link)でも、モバイルノードがホームエージェントに位置登録を行う際には、バインディングアップデートを送信する。しかしながら、このバインディングアップデートは、本発明と関係しないので、これについての説明は行わない。
図7に示したモバイルIPv6におけるホームエージェントのモバイルIP機能部100は、モバイルノードが外部リンクにいるときにモバイルノード宛のパケットを捕獲してそのモバイルノードの現在位置に転送する。このようなホームエージェントのモバイルIP機能部100は、モバイルIPv6処理部101と、バインディングキャッシュリスト102に加えて、ホームアドレス・MAC(Media Access Control)アドレス管理リスト103およびバインディングアップデート待ちタイマ104を備える。
ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103とは、ホームエージェント側で、モバイルノードのホームアドレスとMACアドレスを関連付けて管理するリストである。モバイルノードのMACアドレスは、モバイルノードからバインディングアップデートのモビリィティヘッダ(Mobility Header)に、新たなタイプを定義したものである。モバイルIPv6におけるモビリィティヘッダは、モバイルIPv6が新たに定義した拡張ヘッダ(Extention Header)であり、モバイルノードの情報交換は主にこのヘッダを利用して行われる。具体的には、モビリィティヘッダのペイロード部分に、モバイルノードのMACアドレスを載せて、ホームエージェントに通知するようになっている。
バインディングアップデート待ちタイマ104は、モバイルノードがホームリンクに戻った際に、ホームエージェントがホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を受信した場合に起動する。ここで近隣要請パケットとは、特定のノードのMACアドレスを解決するための要求である。近隣要請パケットは、マルチキャストを使用して送信される。
ホームエージェントは、近隣要請パケットを受信すると、近隣広告(Neighbor advertisement)を送出し、モバイルノードからのバインディングアップデートの受信を待機する。バインディングアップデート待ちタイマ104は、モバイルノードからのバインディングアップデートの受信を待機する際に動作するタイマである。
このように本実施の形態におけるホームエージェントのモバイルIP機能部100は、一般的な主要な機能部品であるモバイルIPv6処理部101、ならびに、バインディングキャッシュリスト102と共に、新たに、2つの機能部品を追加している。これらは、ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103と、バインディングアップデート待ちタイマ104である。この結果、モバイルノードとホームエージェントの間で、バインディングアップデートのモビリィティヘッダを使用してモバイルノードのMACアドレスのやり取りをさせることができる。
モバイルノードがホームリンクに戻る際に、何らかの理由で近隣広告に対応するバインディングアップデートが送信されずホームエージェントにそのモバイルノードのバインディングキャッシュが残存した場合を考える。この場合、本実施の形態では、ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103と、バインディングアップデート待ちタイマ104により、バインディングキャッシュリスト102から該当するモバイルノードのバインディングキャッシュが削除される。これにより、ホームエージェントの負荷増加と不要な転送によるトラヒック増加が抑えられる。また、モバイルノードは、ホームリンク上で他ノードとの通信が可能になる。以下、ホームエージェントのモバイルIP機能部100の構成を更に具体的に説明する。
図7に示したモバイルIPv6処理部101は、主に、モバイルIPv6に関するパケットの処理を行うと共に、バインディングキャッシュリスト102、バインディングアップデート待ちタイマ104およびホームアドレス・MACアドレス管理リスト103と連携して機能する。ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103は、ホームエージェントが受信したバインディングアップデートにおける特定のモビリィティヘッダにモバイルノードのMACアドレスが含まれている場合、モバイルノードのホームアドレスとMACアドレスを関係付けて保存する。
図8は、モバイルIPv6処理部の具体的な構成を表わしたものである。図7と共に説明する。
モバイルIPv6処理部101は、バインディングアップデート待ちタイマアクセス部111と、モバイルIPv6主要処理部112と、バインディングキャッシュリストアクセス部113およびホームアドレス・MACアドレス管理リストアクセス部114を備えている。
モバイルノードがホームリンクに戻った際、ホームエージェントはこのモバイルノードから送出された近隣要請パケットを受信する。近隣要請パケットは、モバイルIPv6主要処理部112で処理される。また、これと共に、近隣要請パケットのターゲットアドレス(Target Address)ならびに送信元MACアドレスが、それぞれホームアドレス・MACアドレス管理リスト103の内容と一致するかを、ホームアドレス・MACアドレス管理リストアクセス部114を通じて確認する。
モバイルIPv6主要処理部112は、ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103の内容との一致を検出すると、バインディングアップデート待ちタイマアクセス部111を通じて、バインディングアップデート待ちタイマ104を起動する。その後、ホームエージェントがモバイルノードからバインディングアップデートを受信すると、モバイルIPv6主要処理部112はそのモバイルノードをホームアドレス・MACアドレス管理リスト103で管理しているかの確認を行う。
ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103がそのモバイルノードを管理していたとする。この場合、モバイルノードがホームリンクに戻ったことが確認される。モバイルIPv6主要処理部112はホームアドレス・MACアドレス管理リストアクセス部114を通じてホームアドレス・MACアドレス管理リスト103からそのモバイルノードの削除を実施する。また、これと共に、モバイルIPv6主要処理部112はバインディングアップデート待ちタイマアクセス部111を通じて、バインディングアップデート待ちタイマ104の停止を指示して、通常通り、モバイルノードのバインディングキャッシュの削除を実施する。
以上と異なり、モバイルIPv6主要処理部112は、バインディングアップデート待ちタイマ104からタイマが満了した通知を受ける場合がある。この場合、モバイルIPv6主要処理部112はバインディングアップデートを未受信の状態であっても、バインディングキャッシュリストアクセス部113を通じてバインディングキャッシュの削除を実施する。ホームリンクに戻ったモバイルノードが何らかの原因でタイマが満了するまでにバインディングアップデートの送信を行えなかった事態を考慮したためである。これと共に、モバイルIPv6主要処理部112は、ホームアドレス・MACアドレス管理リストアクセス部114を通じて、ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103からの削除も実施する。
図7に示したバインディングキャッシュリスト102は、たとえばモバイルノードのホームアドレス、気付けアドレス、ならびに登録有効時間を管理するリストである。この図7に示したバインディングアップデート待ちタイマ104は、モバイルIPv6処理部101からの指示により、自身のタイマの起動および停止を行う。また、タイマ管理を行い、タイマの計時満了時には、モバイルIPv6処理部101へタイマ満了の通知を行う。
図9は、バインディングアップデート待ちタイマの具体的な構成を示したものである。図7と共に説明する。
バインディングアップデート待ちタイマ104は、タイマ起動・停止処理部121と、モバイルIPv6処理部対応アクセス部122およびタイマリスト123を備えている。図7に示すモバイルIPv6処理部101は、計時処理の対象となるホームアドレスと動作指示をバインディングアップデート待ちタイマ104へ通知する。モバイルIPv6処理部対応アクセス部122はこの通知を受信して、タイマ起動・停止処理部121へ動作指示を通知する。タイマ起動・停止処理部121は、モバイルIPv6処理部101からの指示の内容に基づいて、タイマ起動あるいは停止を行うと共に、タイマリスト123の管理も実施している。
タイマ起動・停止処理部121は、たとえばクロックのカウントによって計時処理を行う図示しないタイマを起動し、タイマリスト123へタイマの計時対象のホームアドレス(Home Address)を書き込んで管理する。また、これと共に、タイマ起動・停止処理部121は、タイマリスト123に示された「TimerA」(図9)等のタイマ時間を管理する。
タイマ起動・停止処理部121は、モバイルIPv6処理部101からタイマの計時処理の停止を通知されると、対象となるホームアドレスをタイマリスト123から削除し、これについてのタイマの計時処理を停止する。また、タイマ起動・停止処理部121は、タイマ時間が満了すると、タイマリスト123から対象のホームアドレスを削除し、モバイルIPv6処理部101へ対象ホームアドレスの計時処理が満了したことを通知する。
図10は、ホームアドレス・MACアドレス管理リストを具体的に示したものである。ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103は、モバイルノード(Mobile Node)ごとに、ホームアドレス(Home Address)とMACアドレス(Mac Address)を関連付けして管理する。
以上、ホームエージェントのモバイルIP機能部100の構成の概要を説明した。図7におけるバインディングキャッシュリスト102は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成の図示および説明は省略する。また、図7に示したホームエージェントのモバイルIP機能部100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、このCPUが実行する制御プログラムを格納した記憶媒体を備えていることについても特に説明を要しない。
図11は、モバイルノードがホームリンクに戻ることに関するホームエージェントの処理の様子を表わしたものである。図7および図10と共に説明する。
ホームエージェントは近隣要請パケットの受信を待機している(ステップS201)。ホームエージェントがモバイルノードから近隣要請パケットを受信すると(Y)、ターゲットアドレスならびに送信元MACアドレスを用いて、ホームアドレス・MACアドレス管理リストアクセス部114に対して問い合わせを行う(ステップS202)。問い合わせの内容は、モバイルノードのターゲットアドレスならびに送信元MACアドレスがホームアドレス・MACアドレス管理リスト103のいずれかと一致するかである。一致しない(該当しない)場合には(203:N)、モバイルノードがホームリンクに戻った場合と異なる。そこで、ステップS201の処理を待機する状態に戻る(リターン)。この場合、ホームエージェントは通常通りモバイルIPv6としての処理を実行することになる。
一方、受信した近隣要請パケットの内容がホームアドレス・MACアドレス管理リスト103の内容のいずれかと一致したとする(ステップS203:Y)。この場合にはモバイルノードがホームリンクに戻ったことになる。そこで、モバイルIPv6主要処理部112は、バインディングアップデート待ちタイマアクセス部111を通じて、バインディングアップデート待ちタイマ104の起動を指示する(ステップS204)。そして、ホームエージェントがモバイルノードからバインディングアップデートを受信するのを待機する(ステップS205)。
ホームエージェントはバインディングアップデートを受信すると(ステップS205:Y)、バインディングアップデート待ちタイマ104の計時処理の停止(解除)を指示する(ステップS206)。そしてホームエージェントは、通常通り、モバイルIPv6の処理としてバインディングキャッシュの削除を実施して(ステップS207)、処理をステップS201に戻すことになる(リターン)。
ホームエージェントはバインディングアップデートの受信を待機する(ステップS205)と共に、バインディングアップデート待ちタイマ104の計時処理が満了したことの通知の受信を待機している(ステップS208)。バインディングアップデートの受信が行われる前に(ステップS205:N)、バインディングアップデート待ちタイマ104の計時処理が満了したとする通知を受けたとする(ステップS208:Y)。ホームエージェントはこの場合、該当するモバイルノードのバインディングキャッシュの削除を実施して(ステップS207)、処理をステップS201に戻すことになる(リターン)。
図12は、バインディングアップデート待ちタイマの処理の様子を表わしたものである。図7および図9と共に説明する。
バインディングアップデート待ちタイマ104は、モバイルIPv6処理部101からタイマの計時処理の対象となるホームアドレスと動作指示に関する信号の受信を待機している(ステップS221)。モバイルIPv6処理部101からこの信号を受信すると(Y)、バインディングアップデート待ちタイマは起動指示に関するものであるかを判別する(ステップS222)。起動指示に関する信号であれば(Y)、これをタイマリスト123に登録して(ステップS223)、タイマ起動・停止処理部121がタイマを起動する(ステップS224)。
バインディングアップデート待ちタイマがステップS222でタイマの起動指示ではないと判別したとする(N)。この場合、タイマ起動・停止処理部121は、タイマの計時を停止して(ステップS225)、タイマリスト123から対象のホームアドレスについての内容を削除する(ステップS226)。そして、再びステップS221の処理に戻る(リターン)。
一方、ステップS224でタイマの起動を行った場合、タイマ起動・停止処理部121は、タイマ時間が満了するのを待機する(ステップS227)。タイマ時間が満了するまで、タイマは動作し続ける。タイマ時間が満了すると(ステップS227:Y)、タイマリスト123から対象のホームアドレスについての内容を削除して(ステップS228)、該当のホームアドレスについての計時処理が満了したことをモバイルIPv6処理部101へ通知する(ステップS229)。そして、再びステップS221の処理に戻る(リターン)。
図13は、ホームアドレス・MACアドレス管理リストの登録処理の様子を表わしたものである。図7および図10と共に説明する。
ホームエージェントはモバイルノードから登録有効時間(Lifetime)が有限値のバインディングアップデートの受信を待機している(ステップS241)。バインディングアップデートを受信すると(Y)、拡張ヘッダとしてのモビリィティヘッダでモバイルノードのMACアドレスの有無を確認する(ステップS242)。この結果、モバイルノードのMACアドレス情報が存在する(該当する)と判別した場合には(ステップS243:Y)、ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103へアクセスする(ステップS244)。
一方、ステップS243でモビリィティヘッダにモバイルノードのMACアドレス情報が存在しないと判別した場合には(N)、図示しないが通常通り、モバイルIPv6としての処理を実施する。そして、ステップS241の処理を待機することになる(リターン)。
ステップS243で、モビリィティヘッダにモバイルノードのMACアドレス情報が存在して(Y)、ステップS244でホームアドレス・MACアドレス管理リスト103へアクセスした場合には、この情報が未登録であるかを判別する(ステップS245)。ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103にこの情報が既に登録済みの場合には(N)、改めて登録する必要がない。そこで再びステップS241の処理を待機することになる(リターン)。
モバイルノードのMACアドレス情報がホームアドレス・MACアドレス管理リスト103に未登録であったとする。この場合には(ステップS245:Y)、そのモバイルノードについてのホームアドレスとMACアドレスをホームアドレス・MACアドレス管理リスト103に登録する(ステップS246)。そして、再びステップS241の処理を待機することになる(リターン)。
図14は、ホームアドレス・MACアドレス管理リストの削除処理の様子を表わしたものである。図7および図9と共に説明する。
ホームエージェントはモバイルノードから登録有効時間(Lifetime)が「0」のバインディングアップデートの受信を待機している(ステップS261)。このバインディングアップデートを受信すると(Y)、ホームエージェントは拡張ヘッダとしてのモビリィティヘッダでモバイルノードのMACアドレスの有無を確認する(ステップS262)。この結果として、モバイルノードのMACアドレス情報が存在する(該当する)と判別した場合(ステップS263:Y)、ホームエージェントはホームアドレス・MACアドレス管理リスト103へアドレスを削除するためにアクセスする(ステップS264)。
一方、ステップS263でモバイルノードのMACアドレス情報が存在しないと判別した場合(N)、ホームエージェントは、図示しないが通常通り、モバイルIPv6としての処理を実施する。そして、ステップS261の処理を待機することになる(リターン)。
モバイルノードのMACアドレス情報が存在して、これを基にしてステップS264でホームアドレス・MACアドレス管理リスト103へアクセスした場合、ホームエージェントはアドレス情報がまだ削除されていないかを判別する(ステップS265)。ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103の内容から該当するモバイルノードのMACアドレスについての情報が既に削除済みと判別した場合には(N)、改めて削除する必要がない。そこでホームエージェントは再びステップS261の処理を待機することになる(リターン)。
これに対して、ステップS265でアドレス情報が削除されていないと判別した場合(Y)、ホームエージェントはホームアドレスとMACアドレスを削除する(ステップS266)。そして、ステップS261の処理を待機することになる(リターン)。
以上説明したように本実施の形態のホームエージェントによれば、モバイルノードがホームリンクに戻ったときのバインディングアップデートを受信しなかった場合にも、そのモバイルノードについてのバインディングキャッシュを削除することができる。したがって、ホームエージェントは、モバイルノードの気付けアドレスへの不要な転送による負荷の増加を抑制することができる。また、該当するモバイルノードのバインディングキャッシュを削除することで、ホームエージェントは不要な転送によるトラヒック増加を抑制することが可能になる。更に、該当するモバイルノードのバインディングキャッシュを削除することで、モバイルノードはホームリンク上でホームエージェントを介さず、他ノードと直接通信を可能にすることができる。
<発明の変形可能性>
図15は、本発明の変形例におけるホームエージェントのモバイルIPv6処理部の構成を表わしたものである。図7に示したモバイルIP機能部100では、従来から存在するモバイルIPv6処理部101とバインディングキャッシュリスト102に、ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103およびバインディングアップデート待ちタイマ104を追加した。
変形例のホームエージェントのモバイルIPv6処理部101Aは、図7に示したモバイルIPv6処理部101のモバイルIP機能部100用のインタフェース部分を除いたモバイルIPv6主要処理部301を備えている。また、図7に示したモバイルIPv6処理部101のバインディングキャッシュリスト102からモバイルIPv6処理部101とのインタフェース部分を除いたバインディングキャッシュリスト302と、ホームアドレス・MACアドレス管理リスト103からモバイルIPv6処理部101とのインタフェース部分を除いたホームアドレス・MACアドレス管理リスト303と、バインディングアップデート待ちタイマ104からモバイルIPv6処理部101とのインタフェース部分を除いたバインディングアップデート待ちタイマ処理部304を備えている。
すなわち、この変形例のモバイルIPv6処理部101Aは、図7に示したモバイルIP機能部100と同一の機能を有する1つの(機能)部品として構成することで、機能集約を行い、互いのインタフェース部分を省略してデバイスを簡略化している。したがって、変形例のホームエージェントのモバイルIPv6処理部101Aは、図7に示したモバイルIP機能部100と同一の機能を備えることになる。
なお、実施の形態では拡張ヘッダからモバイルノードのMACアドレスを抽出することにしたが、これに限るものではない。すなわち、拡張ヘッダを用いるのは、バインディングアップデートのときのみであり、これ以外の場合には近隣要請パケットのMACヘッダからMACアドレスの収集が可能である。
以上説明した実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMAC(Media Access Control)アドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストと、
いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信手段と、
この近隣要請パケット受信手段によって受信した近隣要請パケットから送信元のMACアドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
このアドレス抽出手段により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が前記ホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索手段と、
このリスト検索手段の検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別手段と、
このホームリンク復帰判別手段が前記モバイルノードについてそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除手段
とを具備することを特徴とするホームエージェント。
(付記2)
前記バインディングキャッシュ削除手段は、近隣広告(Neighbor advertisement)の送出に対するモバイルノードからのバインディングアップデートの受信を待機するバインディングアップデート受信待機手段と、このバインディングアップデート受信待機手段が予め定めた待機時間内に前記バインディングアップデートの受信を行ったとき、あるいは前記待機時間が経過したとき、該当するモバイルノードについてのバインディングキャッシュを削除する削除実行手段とを具備することを特徴とする付記1記載のホームエージェント。
(付記3)
前記バインディングアップデートの拡張ヘッダには、モバイルノードのMACアドレスが記載されており、前記ホームリンク復帰有無判別手段は各モバイルノードについてのホームアドレスとMACアドレスの対応関係を管理するホームアドレス・MACアドレス管理リストを用いてモバイルノードのMACアドレスと一致するかによってホームリンクに戻ってきたかを判別することを特徴とする付記2記載のホームエージェント。
(付記4)
前記バインディングキャッシュに示される気付けアドレスにモバイルノード宛のパケットを転送する転送手段を更に具備することを特徴とする付記1〜付記3いずれかに記載のホームエージェント。
(付記5)
前記バインディングキャッシュに気付けアドレスが格納されているモバイルノードに代わって他ノードとの通信を行う通信代行手段を更に具備することを特徴とする付記1記載のホームエージェント。
(付記6)
ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信手段と、
この近隣要請パケット送信手段の送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信手段
とを具備することを特徴とするモバイルノード。
(付記7)
いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信ステップと、
この近隣要請パケット受信ステップによって受信した近隣要請パケットから送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、
このアドレス抽出ステップにより抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMACアドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索ステップと、
このリスト検索ステップによる検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別ステップと、
このホームリンク復帰判別ステップで前記モバイルノードがそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除ステップ
とを具備することを特徴とするモバイルノード管理方法。
(付記8)
ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信ステップと、
この近隣要請パケット送信ステップで送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信ステップ
とを具備することを特徴とする通信方法。
(付記9)
コンピュータに、
いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信処理と、
この近隣要請パケット受信処理によって受信した近隣要請パケットから送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出処理と、
このアドレス抽出処理により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMACアドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索処理と、
このリスト検索処理による検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別処理と、
このホームリンク復帰判別処理で前記モバイルノードがそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除処理
とを実行させることを特徴とするモバイルノード管理プログラム。
(付記10)
コンピュータに、
ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信処理と、
この近隣要請パケット送信処理で送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信処理
とを実行させることを特徴とする通信プログラム。
10 ホームエージェント
11 ホームアドレス・MACアドレス管理リスト
12 近隣要請パケット受信手段
13 アドレス抽出手段
14 リスト検索手段
15 ホームリンク復帰判別手段
16 バインディングキャッシュ削除手段
20 モバイルノード
21 近隣要請パケット送信手段
22 バインディングアップデート送信手段
30 モバイルノード管理方法
31 近隣要請パケット受信ステップ
32 アドレス抽出ステップ
33 リスト検索ステップ
34 ホームリンク復帰判別ステップ
35 バインディングキャッシュ削除ステップ
40 通信方法
41 近隣要請パケット送信ステップ
42 バインディングアップデート送信ステップ
50 モバイルノード管理プログラム
51 近隣要請パケット受信処理
52 アドレス抽出処理
53 リスト検索処理
54 ホームリンク復帰判別処理
55 バインディングキャッシュ削除処理
60 通信プログラム
61 近隣要請パケット送信処理
62 バインディングアップデート送信処理
100 ホームエージェントのモバイルIP機能部
101、101A モバイルIPv6処理部
102、302 バインディングキャッシュリスト
103、303 ホームアドレス・MACアドレス管理リスト
104 バインディングアップデート待ちタイマ
111 バインディングアップデート待ちタイマアクセス部
112、301 モバイルIPv6主要処理部
113 バインディングキャッシュリストアクセス部
114 ホームアドレス・MACアドレス管理リストアクセス部
121 タイマ起動・停止処理部
122 モバイルIPv6処理部対応アクセス部
123 タイマリスト
304 バインディングアップデート待ちタイマ処理部

Claims (10)

  1. モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMAC(Media Access Control)アドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストと、
    いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信手段と、
    この近隣要請パケット受信手段によって受信した近隣要請パケットから送信元のMACアドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
    このアドレス抽出手段により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が前記ホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索手段と、
    このリスト検索手段の検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別手段と、
    このホームリンク復帰判別手段が前記モバイルノードについてそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除手段
    とを具備することを特徴とするホームエージェント。
  2. 前記バインディングキャッシュ削除手段は、近隣広告(Neighbor advertisement)の送出に対するモバイルノードからのバインディングアップデートの受信を待機するバインディングアップデート受信待機手段と、このバインディングアップデート受信待機手段が予め定めた待機時間内に前記バインディングアップデートの受信を行ったとき、あるいは前記待機時間が経過したとき、該当するモバイルノードについてのバインディングキャッシュを削除する削除実行手段とを具備することを特徴とする請求項1記載のホームエージェント。
  3. 前記バインディングアップデートの拡張ヘッダには、モバイルノードのMACアドレスが記載されており、前記ホームリンク復帰有無判別手段は各モバイルノードについてのホームアドレスとMACアドレスの対応関係を管理するホームアドレス・MACアドレス管理リストを用いてモバイルノードのMACアドレスと一致するかによってホームリンクに戻ってきたかを判別することを特徴とする請求項2記載のホームエージェント。
  4. 前記バインディングキャッシュに示される気付けアドレスにモバイルノード宛のパケットを転送する転送手段を更に具備することを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載のホームエージェント。
  5. 前記バインディングキャッシュに気付けアドレスが格納されているモバイルノードに代わって他ノードとの通信を行う通信代行手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載のホームエージェント。
  6. ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信手段と、
    この近隣要請パケット送信手段の送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信手段
    とを具備することを特徴とするモバイルノード。
  7. いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信ステップと、
    この近隣要請パケット受信ステップによって受信した近隣要請パケットから送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、
    このアドレス抽出ステップにより抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMACアドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索ステップと、
    このリスト検索ステップによる検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別ステップと、
    このホームリンク復帰判別ステップで前記モバイルノードがそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除ステップ
    とを具備することを特徴とするモバイルノード管理方法。
  8. ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信ステップと、
    この近隣要請パケット送信ステップで送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信ステップ
    とを具備することを特徴とする通信方法。
  9. コンピュータに、
    いずれかのモバイルノードから近隣要請パケット(Neighbor solicitation)が送られてきたときこれを受信する近隣要請パケット受信処理と、
    この近隣要請パケット受信処理によって受信した近隣要請パケットから送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとそのホームアドレスを抽出するアドレス抽出処理と、
    このアドレス抽出処理により抽出したMACアドレスとホームアドレスの対が、モバイルノードのそれぞれに割り当てられたアドレスとしてのホームアドレスとこれらのモバイルノードのMACアドレスとをホームネットワーク上でそれぞれ対応付けて登録したホームアドレス・MACアドレス管理リストに存在するかを判別するリスト検索処理と、
    このリスト検索処理による検索結果からMACアドレスとホームアドレスの対が存在すると判別したときそのモバイルノードがホームリンクに戻ってきたと判別するホームリンク復帰判別処理と、
    このホームリンク復帰判別処理で前記モバイルノードがそのホームリンクに戻って来たと判別したとき、モバイルノードについてのホームアドレスと気付けアドレスの対応関係を管理するバインディングキャッシュ(Binding Cache)をそのモバイルノードについて削除するバインディングキャッシュ削除処理
    とを実行させることを特徴とするモバイルノード管理プログラム。
  10. コンピュータに、
    ホームアドレスをターゲットとした近隣要請パケット(Neighbor solicitation)を送信する近隣要請パケット送信処理と、
    この近隣要請パケット送信処理で送出した近隣要請パケットに対してホームエージェントが近隣広告(Neighbor advertisement)を送信してきたとき、これに対して自己の送出するパケットの拡張ヘッダにMAC(Media Access Control)アドレスを載せて、バインディングアップデート(Binding Update)を送信するバインディングアップデート送信処理
    とを実行させることを特徴とする通信プログラム。
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