JP2011161426A - 芳香族炭化水素の水素化触媒及びそれを用いた水素化方法 - Google Patents

芳香族炭化水素の水素化触媒及びそれを用いた水素化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低品位水素含有ガスを用いて芳香族炭化水素の水素化反応を行う際に、高転化率・高選択率が得られる耐被毒性に優れた水素化触媒を提供する。
【解決手段】活性金属としてPd及びPtを含み、チタニアとアルミナの複合酸化物を担体とし、該複合酸化物中のチタニア含有率が25〜90質量%であることを特徴とする芳香族炭化水素の水素化触媒である。該水素化触媒は、比表面積が200m2/g以上、平均細孔径が40〜130Å、酸量が0.4〜0.8mmol/gの担体を用い、活性金属の担持量が0.001〜10質量%、PdとPtの担持比率がモル比で1/10〜10/1であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、芳香族炭化水素の水素化触媒及び該触媒を用いた芳香族炭化水素の水素化方法に関し、特には、硫化水素等の被毒物質を含んだ低品位水素の利用が可能な芳香族炭化水素の水素化触媒、及び該触媒を用いた芳香族炭化水素の水素化方法に関するものである。
近年、環境問題やエネルギー問題の観点から、新しいエネルギー源として水素が有望視されており、例えば、水素を燃料として用いる水素自動車、あるいは水素を用いる燃料電池などの開発が進められている。特に、水素を用いる燃料電池は、小型でも高い発電効率を有しており、加えて騒音や振動も発生せず、さらには廃熱を利用することができるなどの優れた利点を有している。
ここで、水素をエネルギー源として利用するためには、燃料となる水素を安全かつ安定的に供給する必要がある。そのため、水素を圧縮水素や液体水素として直接供給する方法、水素吸蔵合金やカーボンナノチューブなどの水素吸蔵材料を利用して水素を貯蔵及び供給する方法、メタノールや炭化水素を水蒸気改質して水素を供給する方法など、種々の水素供給方法が提案されている。
また、近年、水素吸蔵率が高く、水素吸蔵と水素供給の繰返し(再利用)が可能な水素貯蔵媒体として有機ハイドライドが着目されており、上述した方法以外の水素供給方法として、芳香族炭化水素の水素化反応と、芳香族炭化水素の水素化物の脱水素反応とを繰り返すことにより水素を供給する、水素貯蔵・供給システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この芳香族炭化水素水素化物を用いた水素供給方法では、水の電気分解装置から得られた高純度の水素ガスを用いて芳香族化合物を水素化し、脂環式化合物として水素を吸蔵した後、該脂環式化合物を脱水素反応させて水素を取り出し、燃料電池に水素を供給している。そして、この脱水素反応の際に生じた芳香族化合物に、高純度の水素ガスを用いて再び水素を添加している。しかしながら、特許文献1に記載の水素貯蔵・供給システムの水素貯蔵装置では、水素貯蔵体である芳香族化合物に水素を貯蔵するための水素化反応において高純度の水素ガスを用いる必要があり、このような高純度水素ガスは高価であるため、経済性が悪い。
一方、石油精製や石油化学プラントで燃料ガスとして用いられている低純度水素ガス、あるいは製鉄所のコークス炉ガスなど、コンビナート等で副生する安価な低品位水素ガスを芳香族炭化水素の水素化反応の原料に使用する場合には、低品位水素ガス中に含まれる硫黄分等の被毒物質により、水素化反応に使用される水素化反応触媒が比較的早期に劣化してしまうという問題があった。そして、劣化した触媒は、新しいものと交換するか、再生して使用する必要があり、頻繁な交換や再生は、経済性および装置の安定運転の観点から好ましくないため、予め低品位水素ガスから被毒物質を除去して水素化反応に用いることが提案されている。(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、予め被毒物質を除去する場合は除去設備を設けなければならず、費用がかかってしまう。
また、別の方法として、加熱状態にある触媒の表面が芳香族化合物により湿潤と乾燥を繰り返すように液状の芳香族化合物の供給を制御して、被毒物質があっても劣化を抑えて水素化することが提案されている(特許文献3参照)。しかしながら、触媒表面上で好適に湿潤状態と乾燥状態を繰り返させるためには間欠的に芳香族化合物を供給する絶妙なタイミングを計る必要があり、実用化が難しい。このため、高純度水素による芳香族炭化水素の水素化反応において行われるように、液相あるいは気相反応で使用でき、予め被毒物質を除去せずとも水素化を行えるような耐性を持つ芳香族炭化水素の水素化触媒が求められていた。
特開2001−198469号公報 特開昭62−215540号公報 特開2004−067667号公報
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題を解決し、石油精製や石油化学プラント、あるいは、製鉄所の副生水素等の安価な低品位水素含有ガスを用いて芳香族炭化水素の水素化反応を行う際に、高転化率・高選択率が得られる耐被毒性に優れた水素化触媒、およびそれを用いた水素化方法を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、チタニアとアルミナの複合担体に特定の貴金属を担持した触媒が、硫化水素等の被毒物質を含んだ水素含有ガスを用いても、高い転化率及び高い選択率で芳香族炭化水素を水素化できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明の芳香族炭化水素の水素化触媒は、活性金属としてPd及びPtを含み、チタニアとアルミナの複合酸化物を担体とし、該複合酸化物中のチタニア含有率が25〜90質量%であることを特徴とする。
本発明の芳香族炭化水素の水素化触媒は、比表面積が200m2/g以上、平均細孔径が40〜130Å、酸量が0.4〜0.8mmol/gの担体を用い、前記活性金属の担持量が0.001〜10質量%、PdとPtの担持比率がモル比で1/10〜10/1であることが好ましい。
また、本発明の芳香族炭化水素の水素化方法は、0.5〜2000体積ppmの硫化水素を含む水素含有ガスと上記の水素化触媒を用いることを特徴とする。
本発明の水素化触媒によれば、水素源に硫化水素や一酸化炭素等の不純物を含む低品位の水素含有ガスを用いた場合でも、芳香族炭化水素の水素化反応において優れた触媒活性と選択性を安定に長時間発揮させることができる。また、本発明の水素化方法によれば、このような水素化触媒を低品位の水素含有ガスの存在下で用いても、芳香族炭化水素を優れた転化率及び選択性で水素化することができる。
本発明において、芳香族炭化水素の水素化触媒は、活性金属としてPd及びPtが担持されている。これらの活性金属は芳香族炭化水素の水素化活性を有するが、Pdだけでは水素化活性が低く、一方、Ptだけでは硫化水素等の被毒物質に対する耐性が低い。しかしながら、PdとPtの両者が担持された本発明の水素化触媒は、PdとPtとの複合効果により、高い水素化活性と高い耐被毒性を併せ持つ。そのため、本発明の水素化触媒によれば、低品位の水素含有ガスを用いても、長期に渡って高い転化率及び高い選択率で、芳香族炭化水素をその水素化物に水素化することができる。
なお、本発明の水素化触媒において、PdとPtの担持量は合計で0.001〜10質量%の範囲が好ましく、より好ましくは0.01〜5質量%である。ここで、活性金属の担持量とは、水素化触媒中の活性金属の含有率を指す。PdとPtの総担持量が0.001質量%未満では、十分な水素化活性が得られず、一方、10質量%を超えて担持しても、活性金属の増量に見合う水素化活性の向上が得られない。
また、本発明の水素化触媒において、PdとPtの担持比率はモル比で1/10〜10/1の範囲が好ましく、反応に用いる芳香族炭化水素や低品位水素の組成により適宜選択することができる。なお、水素含有ガス中の硫化水素等の被毒物質の濃度が高い場合には、Pdのモル比を高くすることが好ましい。
本発明の水素化触媒の担体に用いるチタニアとアルミナの複合酸化物は、複合酸化物中のチタニア含有率が25〜90質量%の範囲である。ここで、チタニアは金属と被毒物質との結合力を弱め、触媒の耐被毒性を高める作用があり、一方、アルミナは金属の分散度を高めて、水素化活性を高める作用がある。そして、チタニアとアルミナの両者を組み合わせた本発明の水素化触媒は、高い水素化活性と高い耐被毒性を併せ持つ。
特に、チタニアとアルミナの複合酸化物をゾル・ゲル法により調製すると、双方の成分が良く分散したゲルを作ることができ、チタニア成分が凝集したり結晶化するのを抑えて、触媒の比表面積を高くし、高い水素化活性を発揮させることが出来て好ましい。なお、ゾル・ゲル法においては、例えば、AlアルコキシドとTiアルコキシドを含むアルコール溶液に、水を加えて加水分解し熟成の後、溶媒を除去、乾燥することで、チタニアとアルミナの複合酸化物を得ることができる。
本発明の水素化触媒に用いる担体の比表面積は、200m2/g以上が好ましい。担体の比表面積が低いと、金属担持後の触媒の活性金属の表面積も低くなり、活性が大幅に低下してしまう。
本発明の水素化触媒の担体は、チタニアとアルミナの複合酸化物であるが、アルミナにチタニアを組み合わせると、担体の酸量が増加し、反応を促進することができる。本発明の水素化触媒に用いる担体の酸量は、0.4〜0.8mmol/gの範囲が好ましい。担体の酸量が0.4mmol/gよりも少ないと、触媒の活性が低下し、一方、0.8mmol/gよりも多いと、分解反応が過剰におきて目的の水素化物の収率が低下するため好ましくない。
調製したチタニアとアルミナの複合酸化物には、含浸法、混練法、共沈法など一般的な方法により、PdとPtを担持し、焼成、水素還元して水素化反応に用いる。ここで、水素還元の温度は、200〜550℃の範囲が好ましく、水素化反応を行う温度より高い温度で行うのが良い。
水素化に用いる芳香族炭化水素は、具体的には、トルエン等のベンゼン類、ナフタレン類が挙げられる。水素化に用いる芳香族炭化水素の種類により、水素化触媒の平均細孔径を適宜選択することがさらに好ましい。すなわち、1環のベンゼン類を用いる場合には、特に40〜80Åの平均細孔径を持つ触媒が好ましく、2環のナフタレン類を用いる場合には、特に65〜130Åの平均細孔径を持つ触媒を選択することが好ましい。平均細孔径が低すぎる触媒では、反応対象分子の拡散が困難になって、反応性が低下し、一方、平均細孔径が大きすぎる触媒では、触媒の嵩密度が低下して、触媒容量あたりの性能が低下するので好ましくない。なお、これら芳香族炭化水素の両方に適用する観点から、本発明の水素化触媒は、平均細孔径が40〜130Åであることが好ましく、触媒の担体の平均細孔径も40〜130Åであることが好ましい。また、好ましい細孔径をもつ細孔の容量は0.1cm3/g以上が好ましく、より好ましくは0.2cm3/g以上であり、全細孔容量の20%以上、より好ましくは50%以上であることが特に好ましい。反応に有効な細孔径の範囲となる細孔容量が十分な容量でないと、反応対象物が細孔径内に取り込まれる量が少なくなり反応性が低下する。また、反応に有効な細孔径をもつ細孔容量が全容量に占める割合が低すぎると、反応場を十分に得ることが出来ず、反応性を高めることが出来ない。
また、供給する水素含有ガスとしては、製油プラントの副生水素の他、製鉄所のコークスガス(COG)、石油化学プラントの副生ガス等がある。ここで、上記水素含有ガスの水素含有率は5〜99体積%、好ましくは10〜90体積%、さらに好ましくは20〜80体積%である。また、上記水素含有ガスは、水素の他に低級炭化水素(メタン、エタン、エチレン、アセチレン、プロパン、プロピレン、ブタジエン等、炭素数1〜6までの炭化水素)を1〜95体積%含んでもよい。さらに、上記水素含有ガスには、硫化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、アンモニア、塩酸、水蒸気等の無機ガスが含まれることがある。なお、水素含有ガスに含まれる硫化水素の濃度範囲は、0.5〜2000体積ppm、好ましくは1〜200体積ppm、一酸化炭素の濃度範囲は、1〜5000体積ppm、好ましくは10〜2000体積ppmである。
本発明の触媒にはPdとPtが担持されており、水素含有ガスに含まれる不純物のうち、特に被毒性の高い物質は硫化水素と一酸化炭素である。しかしながら、本発明の触媒は、硫化水素に対する耐性が高く、触媒寿命が長い。なお、硫化水素に耐性のある触媒は一酸化炭素に対する耐性も高いことが多い。
本発明における水素化反応は、流通式、バッチ式のいずれでも実施することができる。流通式の場合、水素化反応触媒の存在下、LHSVが0.1〜5hr-1、好ましくは0.3〜3hr-1、反応温度が80〜400℃、好ましくは100℃〜350℃、反応圧力が0〜4.0MPaG、好ましくは0.05〜3.0MPaG、水素ガスと原料油の供給割合(H2/Oil)が3.0〜30mol/mol、好ましくは3.5〜15mol/molの条件下で、芳香族炭化水素と共に水素を流通しながら実施するのがよい。なお、水素化反応の反応温度、即ち、反応器内の水素化反応触媒層の平均温度は、副生水素の純度(水素含有率)や組成、芳香族炭化水素の組成等に応じて適宜選択される。
ここで、水素化反応器への芳香族炭化水素の供給方式としては、芳香族炭化水素を液体で供給する方式、および予熱して気体で供給する方式のいずれをとることもできるが、特には、固定床式の水素化反応器に気体で供給することが好ましい。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
<定義>
(1)転化率
転化率(%)=100−未反応トルエンのGC面積百分率
ここで、GC面積百分率はガスクロマトグラムにより検出された全ての有機化合物のピーク面積に対する対応する化合物のピーク面積百分率を指す。
(2)選択率
選択率(%)=生成したメチルシクロヘキサン(MCH)のGC面積百分率/(100−未反応トルエンのGC面積百分率)×100
<触媒調製>
触媒A〜Lは、以下のようにゾル・ゲル法にてチタニアとアルミナの複合酸化物を調製し、その後、共含浸法により金属を担持して調製した。
(触媒A)
Al[(CH3)2CHO]3 5.00gとTi[(CH3)2CHO]4 17.8gを、2−プロパノール 62.8g(金属アルコキシドに対して12当量)に溶解させた。混合溶液を攪拌しながら、イオン交換水14.12g(金属アルコキシドに対して9当量)を0.3mL/min程度で滴下し、加水分解させた。その後、懸濁液を500mLのナス型フラスコに移し、冷却管で溶媒を還流させながら、60℃で24h熟成させた。熟成後、溶媒の除去を行い、十分に減圧乾燥させた。その後マッフル炉を用いて、130℃で2h保持した後、500℃まで2hで昇温させ、500℃で6hの焼成を行って、TiO2含有率80質量%のTiO2−Al23複合担体を得た。調製した担体は100メッシュ以下に粉砕し、担体キャラクタリゼーションまたは触媒担体に用いた。
なお、調製した複合担体のTiO2含有率は以下のように計算した。
TiO2含有率 [質量%] = TiO2質量 [g] / (TiO2質量 [g] + Al23質量 [g] )
ここでのTiO2質量は前駆体のTi[(CH3)2CHO]4とAl[(CH3)2CHO]3がすべて酸化物(TiO2とAl23)になったと仮定した際の計算値である。
次に、共含浸法により、金属担持量が1質量%、Pd/Pt=4mol/molとなるように調製した。具体的には、0.1N塩酸溶液にPdCl2 1.00gを溶解させて、Pd前駆体溶液(濃度:5.64×10-2M)を調製した。また、イオン交換水にH2PtCl6・6H2O 1.00gを溶解させて、Pt前駆体溶液(濃度:1.93×10-2M)を調製した。次に、Pd前駆体溶液10.0ml、及びPt前駆体溶液7.31mlを先に調製したTiO2含有率80質量%のTiO2−Al23複合担体8.66gに加え1h攪拌後、減圧下で水分を除去し、130℃の乾燥機内で一晩乾燥させた。その後、500℃で3hの焼成を行った。更に、130℃の乾燥機内で一晩経過させた後、400℃で5hの水素還元を行い、触媒Aを得た。触媒Aはふるいにかけ100メッシュ以下にした。
(触媒B〜F)
Al[(CH3)2CHO]3とTi[(CH3)2CHO]4の割合以外は、触媒Aと同様にして、触媒B〜Fを調製した。担体中のTiO2含有率を表1に示す。
(触媒G〜L)
水素還元温度を400℃から260℃とした以外は触媒B〜Fと同様にして、触媒G〜Lを調製した。担体中のTiO2含有率を表1に示す。
(触媒M)
金属担持するときに用いるPd前駆体溶液(濃度:5.64×10-2M)の量を0ml、Pt前駆体溶液(濃度:1.93×10-2M)の量を23.1mlとするほかは、触媒Aと同様にして、触媒Mを調製した。
(触媒N)
金属担持するときに用いるPd前駆体溶液(濃度:5.64×10-2M)の量を14.5ml、Pt前駆体溶液(濃度:1.93×10-2M)の量を0mlとするほかは、触媒Aと同様にして、触媒Nを調製した。
(触媒X)
ヘキサクロロ白金(IV)酸六水和物1.67gをイオン交換水に溶解させ、塩化パラジウム(II)2.28gを希塩酸に溶解させ、これらを混合し、Pd/Pt=4mol/molの溶液を調製した。これを、比表面積306m2/g、細孔容積0.73cm3/g、平均細孔径76Åの市販のアルミナ担体198gにスプレーし、含浸させて担持した。オーブン乾燥機中130℃で12時間乾燥した後、ロータリーキルンで空気を8L/分の流速で流しながら500℃で0.5時間焼成し触媒とした。なお、水素化反応の前に400℃で1h水素還元して用いた。
<触媒のキャラクタリゼーション>
上記のようにして得られた触媒に対して、以下の方法でキャラクタリゼーションを行った。結果を表1に示す。
(1)比表面積、細孔容積、平均細孔径
窒素吸着法による細孔径分布測定装置(ASAP2400、マイクロメリテックス社製)を用いて、比表面積、細孔径、細孔容量、細孔分布を求めた。比表面積はBET法、細孔分布はBJH法により計測される20〜600Åの範囲の細孔容量を用いた。求めた細孔径ごとの細孔容量を積算して細孔容量の積算値が50%となる時の細孔径を平均細孔径(D50)と定義した。
(2)酸量
黒川秀樹, 「表面分析のケーススタディ 36 固体表面の酸塩基特性の評価法」, 表面技術誌, 52巻4号, 344 (2001)を参考にして、アンモニア化学吸着により酸量を測定した。なお、100℃での、触媒1gあたりのアンモニア化学吸着量を酸量と定義した。
(3)酸点密度
比表面積あたりのアンモニア化学吸着量を酸点密度とした。
(4)CO吸着量
パルスCO化学吸着量を測定した。
Figure 2011161426
<トルエン水素化反応>
(実施例1)
触媒A 0.05gを還元管に入れ、130℃で30分の真空排気後、流量100ml/分で水素を流通させ400℃で1hの水素還元処理を行った。その後、水素流通下で室温まで冷却し、還元管に水素を流通させたまま、トルエン0.72g(7.8mmol)、ジメチルジスルフィド1.611×10-6g(1.712×10-8mol)を溶解させたn−トリデカン40mlを添加してスラリーとし、これを熱電対、圧力ゲージ、機械式攪拌器を備えた容積100mLのステンレス製オートクレーブに移送した。オートクレーブ内を純水素で3回置換後、外部温度を170℃まで昇温した。所定の温度に達してから純水素を10kgf/cm2となるまで導入し、攪拌速度1000rpmで攪拌を開始した。ジメチルジスルフィドが全量硫化水素に転化したとすると、反応開始時の硫化水素濃度は、水素に対し2.1体積ppmであった。30分後攪拌を停止し、温度を下げ、(最終圧6.8kgf/cm2)開封して生成油を採取し、ガスクロマトグラフで分析したところ、トルエン転化率は33.3%、メチルシクロヘキサン選択率は100%であった。
(比較例1)
触媒Aの代わりに触媒Xを用いた他は、実施例1と同様にして反応を行った。温度を下げ、(最終圧8.3kgf/cm2)開封して生成油を採取し、ガスクロマトグラフで分析したところ、トルエン転化率は25.7%、メチルシクロヘキサン選択率は100%であった。
(実施例2)
オートクレーブに添加したジメチルジスルフィドの量を3.222×10-5g(3.424×10-7mol)とした他は、実施例1と同様にして反応を行った。ジメチルジスルフィドが全量硫化水素に転化したとすると、反応開始時の硫化水素濃度は、水素に対し42体積ppmであった。反応後、生成油を採取し、ガスクロマトグラフで分析したところ、トルエン転化率は13.8%、メチルシクロヘキサン選択率は100%であった。
(比較例2)
触媒Aを触媒Xに代える他は、実施例2と同様にして反応を行った。生成油のガスクロマトグラフ分析から、トルエン転化率は7.4%、メチルシクロヘキサン選択率は100%であった。
(実施例3)
触媒A 0.3gを還元管に入れ、130℃で30分の真空排気後、流量100ml/分で水素を流通させ400℃で1hの水素還元処理を行った。その後、水素流通下で室温まで冷却し、還元管に水素を流通させたまま、トルエン0.72g(7.8mmol)、ジメチルジスルフィド1.274×10-3g(1.354×10-5mol)を溶解させたn−トリデカン40mlを添加してスラリーとし、これを熱電対、圧力ゲージ、機械式攪拌器を備えた容積100mLのステンレス製オートクレーブに移送した。オートクレーブ内を純水素で3回置換後、外部温度を250℃まで昇温した。所定の温度に達してから純水素を20kgf/cm2となるまで導入し、攪拌速度1000rpmで攪拌を開始した。ジメチルジスルフィドが全量硫化水素に転化したとすると、反応開始時の硫化水素濃度は、水素に対し1000体積ppmであった。3時間後攪拌を停止し、温度を下げ、開封して生成油を採取し、ガスクロマトグラフで分析したところ、水素化速度は0.7mmol/g−cat.・h、トルエン転化率は7.5%、メチルシクロヘキサン選択率は94.6%であった。
(比較例3)
触媒Aを触媒Xに代える他は、実施例3と同様にして反応を行った。生成油のガスクロマトグラフ分析から、水素化速度は0.3mmol/g−cat.・h、トルエン転化率は3.4%、メチルシクロヘキサン選択率は92.7%であった。
Figure 2011161426
表2から、チタニアとアルミナの複合酸化物を担体として用いた実施例の水素化触媒は、アルミナを担体とする触媒に比べて、水素含有ガスの硫化水素含有率が高くても、触媒活性(転化率)及びMCH選択率が高いことが分かる。
(実施例4)
ジメチルジスルフィドの量を1.512×10-3g(1.607×10-5mol)とする他は、実施例3と同様にして反応を行った。ジメチルジスルフィドが全量硫化水素に転化したとすると、反応開始時の硫化水素濃度は、水素に対し1187体積ppmであった。反応後、生成油を採取し、ガスクロマトグラフで分析したところ、トルエン転化率は5.5%、メチルシクロヘキサン選択率は74.6%であった。
(実施例5,6、比較例4〜6)
触媒Aに代えて触媒B〜Fを用いる他は、実施例4と同様にして反応を行った。結果を表3に示す。
(実施例7〜9、比較例7〜9)
触媒G〜Lを用いて実施例4〜6、比較例4〜6と同様にして反応を行った。結果を表3に示す。
Figure 2011161426
表3から、チタニア含有率が25〜90質量%の範囲内にあるチタニアとアルミナの複合酸化物を担体として用いた実施例の水素化触媒は、チタニア含有率が25〜90質量%の範囲内にない比較例の触媒に比べて、触媒活性(転化率)及びMCH選択率が高いことが分かる。
(実施例10)
固定床流通式反応装置に触媒A 2.0g(1.6cm3)を充填し、常圧で、トルエンを1.9mL/h、硫化水素70体積ppmを含むH2:He=7:3の水素含有ガスを流通し、電気炉温度200℃、液空間速度(LHSV)=1.2hr-1、水素/オイル比(H2/Oil)=7mol/molの条件下でトルエンの水素化反応を行った。トルエン供給から1.5時間後の生成油のガスクログラフ分析から、トルエン転化率は85%、メチルシクロヘキサン選択率は100%であった。トルエン供給から6.5時間後、同様に生成油を分析すると、トルエン転化率は16%、メチルシクロヘキサン選択率は100%であった。
(比較例10)
触媒Aに代えて触媒Xを用いる他は、実施例10と同様にして反応を行った。トルエン供給から1.5時間後のトルエン転化率は19%、メチルシクロヘキサン選択率は99.9%であったが、3.5時間後に転化率は1%に低下し、4.5時間後には転化率が0%となった。
Figure 2011161426
表4から、チタニアとアルミナの複合酸化物を担体として用いた実施例の水素化触媒は、アルミナを担体とする触媒に比べて、触媒活性(転化率)が高いことに加え、触媒寿命が長く、耐被毒性に優れることが分かる。
(比較例11−12)
触媒Aを触媒M,Nにかえるほかは、実施例3と同様に行った。結果を表5に示す。
金属をPd−Ptとすることで、それぞれ単独の場合よりも転化率、水素化速度、MCH選択率が向上した。
(比較例13)
触媒A 0.05gを還元管に入れ、130℃で30分の真空排気後、流量100ml/分で水素を流通させ400℃で1hの水素還元処理を行った。その後、水素流通下で室温まで冷却し、還元管に水素を流通させたまま、トルエン0.72g(7.8mmol)、n−トリデカン40mlを添加してスラリーとし、これを熱電対、圧力ゲージ、機械式攪拌器を備えた容積100mLのステンレス製オートクレーブに移送した。オートクレーブ内を純水素で3回置換後、外部温度を130℃まで昇温した。所定の温度に達してから純水素を10kgf/cm2となるまで導入し、攪拌速度1000rpmで攪拌を開始した。30分後攪拌を停止し、温度を下げ、開封して生成油を採取し、ガスクロマトグラフで分析したところ、水素化速度は28.6mmol/g−cat.・h、トルエン転化率は9.9%、メチルシクロヘキサン選択率は98.7%であった。
(比較例14−15)
触媒Aを触媒M,Nにかえるほかは、比較例13と同様に行った。結果を表5に示す。
比較例13−15から、純水素による水素化の場合と、硫化水素を含む水素ガスによる水素化の場合では、担持金属種による反応性の優劣が異なっており、純水素下で活性の高い触媒が、硫化水素を含む水素ガス下でも良いとは限らず、容易に推測できない。
Figure 2011161426

Claims (3)

  1. 活性金属としてPd及びPtを含み、チタニアとアルミナの複合酸化物を担体とし、該複合酸化物中のチタニア含有率が25〜90質量%であることを特徴とする芳香族炭化水素の水素化触媒。
  2. 前記担体は、比表面積が200m2/g以上、平均細孔径が40〜130Å、酸量が0.4〜0.8mmol/gであり、
    前記活性金属の担持量が0.001〜10質量%、PdとPtの担持比率がモル比で1/10〜10/1であることを特徴とする請求項1に記載の芳香族炭化水素の水素化触媒。
  3. 0.5〜2000体積ppmの硫化水素を含む水素含有ガスと請求項1又は2に記載の水素化触媒を用いることを特徴とする芳香族炭化水素の水素化方法。
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