JP2011159573A - Connector holding structure - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ホルダによりコネクタを回路基板に保持固定するコネクタ保持構造に関するものである。 The present invention relates to a connector holding structure in which a connector is held and fixed to a circuit board by a holder.
位置決めピンが無いコネクタの接続端子を回路基板の孔に差し込んで、半田付けにより回路基板とコネクタとを接続する構成の場合、接続後の振動によりコネクタが動いて接続端子が折れてしまうため、回路基板にコネクタを押さえて保持固定する必要がある。ネジを用いてコネクタを回路基板に固定する場合、回路基板を裏返してネジ止めしなければならず作業効率が悪いため、一般的には、ホルダを用いてコネクタを回路基板に固定している。
ホルダを用いてコネクタを回路基板上に保持固定する構造は、ホルダとコネクタとの間に組み立てしやすくするための隙間(クリアランス)が形成されており、ホルダには弾性形状が設けられ、弾性形状が回路基板面に対向する方向からコネクタを押圧することで垂直方向を固定するよう構成されている。
また、ホルダには、コネクタを垂直方向に押圧する上記弾性形状に加え、コネクタの側面に対応するように別の弾性形状を設けており、別の弾性形状がコネクタを側面から抱え込んで保持することで水平方向を固定するよう構成されている。
さらに、コネクタを回路基板に保持固定する別の構成が開示されている。例えば、特許文献1によれば、電子機器のケース内面に対称に配設した受部が回路基板を貫通するように構成されており、受部にコネクタを抱え込むことで回路基板面水平方向を固定し、ケースとカバーを組み付けて製品化する際に、カバーがコネクタを押さえつけて回路基板面に対向する垂直方向を固定している。
If the connection terminal of the connector without positioning pins is inserted into the hole in the circuit board and the circuit board and the connector are connected by soldering, the connector will move due to vibration after connection and the connection terminal will be broken. It is necessary to hold and fix the connector on the board. When fixing a connector to a circuit board using a screw, it is necessary to turn the circuit board upside down and fasten with a screw, and work efficiency is poor. Therefore, in general, a connector is fixed to a circuit board using a holder.
In the structure in which the connector is held and fixed on the circuit board using the holder, a clearance (clearance) is formed between the holder and the connector for easy assembly, and the holder is provided with an elastic shape. Is configured to fix the vertical direction by pressing the connector from the direction facing the circuit board surface.
In addition to the elastic shape that presses the connector in the vertical direction, the holder is provided with another elastic shape corresponding to the side surface of the connector, and the other elastic shape holds the connector from the side and holds it. It is configured to fix the horizontal direction.
Furthermore, another configuration for holding and fixing the connector to the circuit board is disclosed. For example, according to
しかしながら、ホルダを用いてコネクタを回路基板に保持固定する構造は、コネクタを垂直方向から押さえつけて固定する弾性形状のみを設けた場合、コネクタが振動によりホルダとの隙間で水平方向に動いてしまい、ホルダ又はコネクタ周辺部品に衝突して異音が発生するという課題があった。
また、コネクタを垂直方向に押圧する弾性形状に加えて、別の弾性形状がコネクタを抱え込んで水平方向を固定する場合、組み付ける際にホルダがコネクタを抱え込みながら回路基板に保持するため、特にコネクタの底面が平坦で無い構成では、コネクタのバランスが崩れて回路基板から浮き上がることがあり組み立て性が悪いという課題があった。
さらに、特許文献1は、製品としての組み立て時にコネクタと回路基板を固定しているため、コネクタと回路基板の固定後にはコネクタと回路基板に対する作業(例えば、コネクタの接続端子を回路基板に半田付けする作業)を行うことができず、単に回路基板にコネクタを組み付けて保持固定する構成については開示されていない。
However, the structure for holding and fixing the connector to the circuit board using the holder is only provided with an elastic shape that presses and fixes the connector from the vertical direction, and the connector moves horizontally in the gap with the holder due to vibration, There was a problem that abnormal noise was generated by colliding with the holder or the connector peripheral parts.
Also, in addition to the elastic shape that presses the connector in the vertical direction, when another elastic shape holds the connector and fixes the horizontal direction, the holder holds the connector while holding the connector when assembling. In the configuration where the bottom surface is not flat, there is a problem in that the balance of the connector is lost and the connector is lifted from the circuit board, resulting in poor assembly.
Further, in
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、ホルダによりコネクタをバランスよく回路基板に固定してコネクタが浮き上がることを防止すると共に異音の発生を防止し、組み立て性の良いコネクタ保持構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems. The connector is fixed to the circuit board in a well-balanced manner by the holder to prevent the connector from being lifted and to prevent the generation of abnormal noise. An object is to provide a holding structure.
この発明に係るコネクタ保持構造は、コネクタの接続端子を回路基板の孔に挿入した状態で、コネクタを回路基板に付勢して保持固定するホルダを備えた構造において、ホルダは、回路基板の表面に対向する面部を切り起こしてコネクタの両側稜部に当接して該コネクタを付勢する外開きに傾斜の弾性押さえ部を備えたものである。 The connector holding structure according to the present invention is a structure including a holder for biasing and holding the connector to the circuit board in a state where the connection terminals of the connector are inserted into the holes of the circuit board. An inclined elastic pressing portion is provided on the outer opening that urges the connector by cutting and raising the surface portion facing the connector and abutting against both side ridge portions of the connector.
この発明によれば、コネクタ保持構造のホルダは、回路基板の表面に対向する面部を回路基板側に切り起こしてコネクタの両側稜部に当接してコネクタを斜め方向から付勢する外開きに傾斜の弾性押さえ部を備えるよう構成したので、回路基板とコネクタとホルダを組み付けるだけで、弾性押さえ部の付勢力の分力によりコネクタを左右方向及び上下方向にバランスよく保持固定することができる。その結果、組み立て性が良く、コネクタが浮き上がることを防止すると共に異音の発生を防止することができる。 According to this invention, the holder of the connector holding structure is inclined outwardly so that the surface portion facing the surface of the circuit board is cut and raised to the circuit board side and abuts against the ridges on both sides of the connector to bias the connector from an oblique direction. Since the elastic pressing portion is provided, the connector can be held and fixed in a balanced manner in the left-right direction and the vertical direction by the component force of the urging force of the elastic pressing portion simply by assembling the circuit board, the connector, and the holder. As a result, the assemblability is good, and it is possible to prevent the connector from floating and to prevent the generation of abnormal noise.
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1(a)は、コネクタ保持構造1の一部を切り欠いて示しており、図1(b)は、図1(a)のA方向から見たコネクタ保持構造1を示している。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1A shows the
コネクタ保持構造1は、図1(a)に示すように、ホルダ10、コネクタ20、回路基板30を組み付けて構成されており、ホルダ10がコネクタ20を回路基板30に押さえるように組み付けられている。
As shown in FIG. 1A, the
ホルダ10は、金属板を折り曲げて形成されており、図1(a)に示すように、回路基板30面に対して垂直な面部10aと回路基板30面に対向する水平な面部10bを有している。
The
ホルダ10には、回路基板30の表面に対向する面部10bを回路基板30側に切り起こし、面部10bに対して外開きに傾斜をつけ対称に形成した弾性押さえ部11が設けられている。弾性押さえ部11は、回路基板30に組み付けられた際にコネクタ20の両側の稜部21にそれぞれ当接して斜め方向からコネクタ20を付勢し、コネクタ20の両側の稜部21に作用する付勢力の分力によりコネクタ20を回路基板30に対して水平方向(左右方向)と垂直方向(上下方向)に保持固定するよう機能する。
The
また、弾性押さえ部11は、後述するように外開きの傾斜角度を変更することによりコネクタ20の両側の稜部21に作用する付勢力の分力のバランスを調整できるよう構成されている。さらに、弾性押さえ部11の根元に切り込み部12を設け、弾性押さえ部11は、後述するように切り込み部12の長さ寸法を変更することにより、コネクタ20を回路基板30に付勢する力の大きさを調整するよう構成されている。
Moreover, the elastic pressing
なお、弾性押さえ部11は、図1(a)においてコネクタ20の奥行方向の略半分の位置を付勢するよう示しているが、コネクタ20の形状を考慮して付勢する位置が決められており、コネクタ20の底面が平らであればコネクタ20の奥行方向のどの位置を付勢するよう構成しても良い。
The elastic pressing
ホルダ10には、受け部13と受け部14が設けられている。受け部13は、コネクタ20の挿入前面側左右と挿入後方側左右にそれぞれ設けられた垂直片で構成され、挿入されたコネクタ20の両側部を受けるように機能する。受け部13とコネクタ20との間には、組み立て性を良くするために隙間(クリアランス)が設けられている。受け部14は、コネクタ20の挿入後端側に設けられた垂直片で構成され、コネクタ20の挿入後端部を受けるよう機能する。
The
受け部13,14は、コネクタ20に対して加わった外力によりコネクタ20がずれることを防止する。例えば、図1(a)の雌コネクタとしてのコネクタ20に対して、図示しない雄コネクタを接続する際、受け部13が図1(a)の左右方向に加えられた外力によってコネクタ20がずれることを防止し、受け部14が奥行方向に加えられた外力によってコネクタ20がずれることを防止する。
The receiving
ホルダ10には、図1(b)に示すように、回路基板30との当接部分に爪部15が設けられており、爪部15が回路基板30の取り付け穴31に挿入され、回路基板30の裏面から突出した爪部15を捻ることで、ホルダ10を回路基板30に固定するよう機能する。
As shown in FIG. 1 (b), the
コネクタ20は、例えば、図1(b)に示すような接続端子22が設けられた電源コネクタであり、接続端子22が回路基板30の孔32に挿入され、例えばフロー半田により回路基板30上の電気回路と接続される。なお、コネクタ20の稜部21は、角を取った所定の円弧形状で構成しても良い。
The
回路基板30は、コネクタ20を取り付ける電気回路基板であり、例えば1.2mm程度の厚さのPCB(ポリ塩化ビフェニル)で構成されている。回路基板30には、ホルダ10の爪部15を挿入してホルダ10を取り付けるための取り付け穴31が形成されている。また、回路基板30には、コネクタ20の接続端子22を挿入する孔32が形成されている。
The
次に、ホルダ10を用いてコネクタ20を回路基板30に固定する方法について説明する。図2(a)はホルダ10がコネクタ20を回路基板30に保持固定している状態における弾性押さえ部11の付勢力を示しており、図2(b),(c)は弾性押さえ部11の他の傾斜角度の場合の付勢力を示している。
Next, a method for fixing the
回路基板30の孔32にコネクタ20の接続端子22を挿入して、回路基板30にコネクタ20を載置した後、回路基板30の取り付け穴31に爪部15を挿入するようにホルダ10を載置する。回路基板30の裏面から突出した爪部15を軸周方向に捻ってホルダ10と回路基板30が固定される。このとき、ホルダ10の弾性押さえ部11は、コネクタ20の稜部21にそれぞれ点接触で当接して、コネクタ20を斜め方向から回路基板30に付勢する。
After inserting the
図2(a)に示すように、ホルダ10の弾性押さえ部11が、コネクタ20の稜部21に対してそれぞれ当接角度αで当接して力Fで斜め方向から付勢することにより、コネクタ20が力Fの水平方向(左右方向)の分力F1と垂直方向(上下方向)の分力F2で付勢されることになる。
As shown in FIG. 2A, the elastic pressing
コネクタ20は、稜部21からそれぞれ分力F1=Fcosαが加わることで水平方向(図2(a)のD1方向)に保持固定され、稜部21からそれぞれ分力F2=Fsinαが加わることで回路基板30に押さえ付けられ垂直方向(図2(a)のD2方向)に保持固定される。このようにして、コネクタ保持構造1は、ホルダ10の弾性押さえ部11によりコネクタ20を回路基板30に保持固定するので、組み立て性が良い。
The
また、ホルダ10は、図2(b)、図2(c)に示すように、弾性押さえ部11の外開きの傾斜角度D3を変更して、コネクタ20に加える水平方向の分力F1と垂直方向の分力F2の強さのバランスを調整できるよう構成されている。
2B and 2C, the
ホルダ10は、例えば、図2(b)に示すように、弾性押さえ部11の外開きの傾斜角度D3を大きくすることで、弾性押さえ部11とコネクタ20の稜部21との当接角度α1が大きくなり、水平方向(図2(b)のD1方向)の分力F1=Fcosα1に比べて垂直方向(図2(b)のD2方向)の分力F2=Fsinα1が大きくなる。その結果、ホルダ10は、コネクタ20を回路基板30に押さえつける力を強くすることができる。
For example, as illustrated in FIG. 2B, the
一方、ホルダ10は、例えば、図2(c)に示すように、弾性押さえ部11の外開きの傾斜角度D3を小さくすることで、弾性押さえ部11とコネクタ20の稜部21との当接角度α2が小さくなり、水平方向(図2(c)のD1方向)の分力F1=Fcosα2に比べて垂直方向(図2(c)のD2方向)の分力F2=Fsinα2が小さくなる。その結果、ホルダ10は、コネクタ20を水平方向に保持固定する力を強くすることができる。
On the other hand, for example, as shown in FIG. 2 (c), the
さらに、ホルダ10は、弾性押さえ部11の根元に形成した切り込み部12の長さ寸法を変更することで、コネクタ20に加える力Fの大きさを調整できるよう構成されている。図3は、図1(a)のC方向から見たホルダ10を示している。ホルダ10は、図3(a)に示すように切り込み部12を設けていない場合、強い弾性力でコネクタ20を付勢するため、回路基板30が撓んでコネクタ20を安定して保持固定することができないという問題がある。そこで、ホルダ10には切り込み部12が設けられている。
Furthermore, the
切り込み部12は、例えば、図3(b)に示すように切り込み部12の長さ寸法Eが長く形成されている場合、コネクタ20に加える力Fが小さくなり、図3(c)に示すように切り込み部12の長さ寸法Eが短く形成されている場合、コネクタ20に加える力Fが大きくなる。その結果、ホルダ10は、コネクタ20を回路基板30に保持固定する際に、回路基板30が撓まない程度に調整した付勢力で保持固定することができる。
For example, when the length E of the
以上のように、実施の形態1のコネクタ保持構造1によれば、コネクタ20の接続端子22を回路基板30の孔32に挿入した状態でコネクタ20を回路基板30に付勢して保持固定するホルダ10を備えた構造において、ホルダ10は、回路基板30の取り付け穴31に挿入され軸周方向に捻ねってホルダ10を回路基板30に接続固定する爪部15と、回路基板30の表面に対向する面部10bを回路基板30側に切り起こしてコネクタ20の両側の稜部21に当接して該コネクタ20を回路基板30に付勢する外開きに傾斜の弾性押さえ部11を備えるよう構成したことにより、該弾性押さえ部11がコネクタ20の稜部21にそれぞれ当接してコネクタ20を斜め方向から回路基板30に付勢し、弾性押さえ部11が付勢する力Fの分力F1によりコネクタ20を水平方向(左右方向)に保持固定することができる。その結果、振動時にコネクタ20が左右方向に振れてホルダ10と衝突するのを抑制することができる。また、弾性押さえ部11が付勢する力Fの分力F2によりコネクタ20を垂直方向(上下方向)に保持固定することができる。その結果、コネクタ20がフロー半田時に浮き上がることを防止できる。さらに、ホルダ10を回路基板30に組み付ける際に、弾性押さえ部11がコネクタ20の稜部21を斜め方向から当接して付勢するので、コネクタ20の寸法バラツキを吸収することができると共に、コネクタ20を抱え込むことなくバランス良く保持固定することができるので組み立て性が良い。よって、コネクタ保持構造1は、組み立て性が良く、コネクタ20をバランスよく回路基板30に固定して浮き上がりを防止することができると共に異音の発生を防止することができるという効果が得られる。
As described above, according to the
また、弾性押さえ部11は、外開きの傾斜角度D3を変更して、コネクタ20の両側の稜部21に作用する水平方向(左右方向)の分力F1と垂直方向(上下方向)の分力F2のバランスを調整するように構成したので、傾斜角度を変更するだけでコネクタ20に対する分力F1,F2のバランスを調整することができる。その結果、弾性押さえ部11は、付勢力を変更しなくても、回路基板30が撓まない程度にコネクタ20を保持固定することができるという効果が得られる。
Further, the elastic pressing
さらに、弾性押さえ部11は、その根元に切り込み部12を設け、この切り込み部12の長さ寸法Eを変更してコネクタ20を回路基板30に付勢する力Fの大きさを調整するよう構成したので、ホルダ10がコネクタ20を回路基板30に保持固定する際に、弾性押さえ部11は、回路基板30が撓まない程度の最適な力Fでコネクタ20を付勢して保持固定することができるという効果が得られる。
Further, the elastic pressing
1 コネクタ保持構造、10 ホルダ、10a,10b 面部、11 弾性押さえ部、12 切り込み部、13,14 受け部、15 爪部、20 コネクタ、21 稜部、22 接続端子、30 回路基板、31 取り付け穴、32 孔。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記ホルダは、前記回路基板の表面に対向する面部を切り起こして前記コネクタの両側稜部に当接して該コネクタを付勢する外開きに傾斜の弾性押さえ部を備えたことを特徴とするコネクタ保持構造。 In a connector holding structure provided with a holder that biases and holds the connector to the circuit board in a state where the connection terminals of the connector are inserted into the holes of the circuit board,
The holder includes an inclined elastic pressing portion at an outer opening that cuts and raises a surface portion facing the surface of the circuit board, abuts against both side ridge portions of the connector, and biases the connector. Retaining structure.
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