JP2011157633A - ポリマー繊維体の電界紡糸方法及び電界紡糸装置 - Google Patents

ポリマー繊維体の電界紡糸方法及び電界紡糸装置 Download PDF

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Abstract

【課題】対向電極の厚さが大きく、しかも対向電極の厚さ分布(ムラ)も小さいポリマー繊維体を製造することができる電界紡糸方法及び電界紡糸装置を提供する。
【解決手段】導電性ポリマー及び/又は荷電性ポリマーを含むポリマー溶液を射出するノズル1と、該ノズル1に対峙する対向電極2と、該対向電極2に沿って走行するように配置されており、該ノズル1から対向電極2に向って飛翔する紡糸繊維を捕集するための通気性を有したシート状基材3と、を備えており、該ノズル1と対向電極2との間に電圧を印加し、該ノズル1からポリマー溶液を射出して紡糸を行う電界紡糸装置において、該基材3の該対向電極2に沿う部分が前記ノズル1に向って突出する凸部3tとなっていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電界紡糸による極細のポリマー繊維体の製造方法及び装置に関する。
繊維径がナノメーターオーダーである極細のナノファイバの製造方法として電界紡糸法(静電紡糸法)が公知である。この電界紡糸法では、ノズルとターゲットとの間に電界を形成しておき、該ノズルから液状原料を細繊維状に吐出させて紡糸が行われる。細繊維は、ターゲット上に集積されて繊維体となる。
特許文献1〜3には、ノズルと対峙するように平板状の対向電極を配置し、この対向電極に沿って捕集用基材を走行させ、該捕集用基材上に繊維を堆積させて不織布状の繊維構造体を製造する方法及び装置が記載されている。
特開2007−92237 特開2007−92210 特開2007−92213
電界紡糸法では、繊維原料となる高分子溶液を供給するノズルと繊維を捕集する基板の間に数十kvの高電圧を印加し、高分子溶液を静電的に噴射して繊維化する。溶媒は飛翔中に蒸発し、残った高分子が集合して極細繊維となり、捕集用基材上に捕集される。
本発明者が種々の研究を重ねたところ、上記特許文献1〜3のように対向電極が平板状であると、基板も平板状となるため生成した繊維が捕集用基材の広い範囲に分散してしまい、基材上の捕集繊維の堆積層の厚さが小さくなり、また、堆積層の厚さ分布(ムラ)も大きくなることが認められた。また、電極面積が大きいため、電場が十分に強くならず、ポリマーがノズルから吐出される時に液滴や粒子(ダマ)を生成してしまうという問題があった。
本発明は、捕集用基材上に集積させた堆積層の厚さが大きく、しかも堆積層の厚さ分布(ムラ)も小さいポリマー繊維体を製造することができる電界紡糸方法及び電界紡糸装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の電界紡糸装置は、導電性ポリマー及び/又は荷電性ポリマーを含むポリマー溶液を射出するノズルと、該ノズルに対峙する対向電極と、該対向電極に沿って走行するように配置されており、該ノズルから対向電極に向って飛翔する紡糸繊維を捕集するための通気性を有したシート状基材と、を備えており、該ノズルと対向電極との間に電圧を印加し、該ノズルからポリマー溶液を射出して紡糸を行う電界紡糸装置において、該基材の該対向電極に沿う部分が前記ノズルに向って突出する凸部となっていることを特徴とするものである。
請求項2の電界紡糸装置は、請求項1において、該対向電極は前記基材の走行方向と略直交方向に延在していることを特徴とするものである。
請求項3の電界紡糸装置は、請求項2において、平行に延在する複数の対向電極を備えたことを特徴とするものである。
請求項4の電界紡糸装置は、請求項1において、該対向電極は、それぞれ基材の走行方向と略直交方向に延在する複数の横方向部と、該横方向部の長手方向の両端部に連なり、基材の走行方向にそれぞれ延在する縦方向部とを有していることを特徴とするものである。
請求項5の電界紡糸装置は、請求項3又は4において、該対向電極の基材と反対側に、多孔板状又はメッシュ状のバックアップ電極が設けられていることを特徴とするものである。
請求項6の電界紡糸装置は、請求項1ないし5のいずれか1項において、前記ノズルと同軸状の環状の補助電極が設けられていることを特徴とするものである。
請求項7の電界紡糸装置は、請求項1ないし5のいずれか1項において、前記ノズルの両側に平板状の補助電極が対面配置されていることを特徴とするものである。
請求項8の電界紡糸装置は、請求項1ないし7のいずれか1項において、前記基材は、ノズルと対向電極とを結ぶ方向と直交方向に走行する平坦部と、該平坦部から突出する前記凸部とを有しており、該凸部の該平坦部からの突出高さHと凸部からノズルまでの距離Lとの比H/Lが0.02〜0.5であることを特徴とするものである。
請求項9の電界紡糸装置は、請求項1ないし8のいずれか1項において、前記ノズルから基材に向う方向に気流を流す手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明(請求項10)の電界紡糸方法は、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電界紡糸装置を用いて紡糸を行うものである。
本発明のポリマー繊維体の電界紡糸方法及び電界紡糸装置にあっては、基材の一部が、電場の集中する対向電極に沿ってノズルに向って突出する凸部となっているので、繊維が基材の該凸部に集中して捕集される。この結果、基材上には比較的堆積層厚さが大きく、しかも堆積層厚さ分布(ムラ)が小さいポリマー繊維体が堆積するようになる。
実施の形態に係る電界紡糸方法及び電界紡糸装置を示す斜視図である。 対向電極付近の電場の強さを示す断面図である。 (a)図は図1のIII−III線に沿う断面図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図、(c)図は基材の平面図である。 対向電極の斜視図である。 対向電極の斜視図である。 別の実施の形態に係る電界紡糸方法及び電界紡糸装置を示す断面図である。 (a)図は実施の形態に係る電界紡糸方法及び電界紡糸装置を示す斜視図である。(b)図は(a)図のB−B線断面図である。 (a)図は実施の形態に係る電界紡糸方法及び電界紡糸装置を示す斜視図である。(b)図は(a)図のB−B線断面図である。 実施の形態に係る電界紡糸方法及び電界紡糸装置を示す斜視図である。 対向電極及びバックアップ電極を示す斜視図である。 実施の形態に係る電界紡糸方法及び電界紡糸装置を模式的に示す平面図である。 比較例1を示す斜視図である。 実施例1を示す斜視図である。 比較例2を示す斜視図である。 ノズルを示す斜視図である。 実施例2を示す斜視図である。 実施例3を示す斜視図である。 比較例3を示す斜視図である。 実施例4を示す斜視図である。 実施例5を示す斜視図である。 実験例で製造した不織布のSEM写真である。 比較例1で製造した不織布のSEM写真である。 実施例1で製造した不織布のSEM写真である。 実施例5で製造した不織布の写真である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係る電界紡糸方法及び電界紡糸装置を模式的に示す斜視図、第2図(a)は、その対向電極付近の電場の強さを示す断面図、第3図(a)は第1図のIII−III線断面図である。
この電界紡糸装置は、ノズル1と、円柱状の対向電極2と、通気性を有したシート状基材3と、基材3の走行を案内する多孔板よりなる支持板4(第3図(a)にのみ図示)とを有する。第3図(a)の通り、対向電極2は支持板4の上面に配置されている。なお、支持板4は省略され、基材3がガイドローラ(図示略)等の案内手段によって案内されるようにしてもよい。
支持板4の上面は、ノズル1と対向電極2とを結ぶ方向(この実施の形態では鉛直方向)に対し垂直な水平面となっている。基材3は、平坦な支持板4に沿って水平に走行する。
対向電極2は、この基材3の走行方向と直交する方向に延在している。対向電極2の長さは、基材3の幅よりも若干短く、対向電極2はその全体が基材3の下側に配置されている。基材3は、この対向電極2と重なる部分において、ノズル1に向って突出する凸部3tとなっている。
図示は省略するが、ノズル1と対向電極2との間の繊維飛翔空間を囲むフードが設けられており、ノズル1側から基材3を通して対向電極2側に空気を流通させるように吸引ファンが支持板4よりも下側に設けられている。
ノズル1と対向電極2との間に、ノズル1側が正、対向電極2側が負となるように直流電源(図示略)によって電圧を印加しておき、ノズル1からポリマー溶液を吐出させる。
ポリマー溶液はノズル1の先端でメニスカス状となり、帯電したポリマーが対向電極2に向って飛翔する。この飛翔中に溶媒が蒸発して極細の繊維が生成する。この繊維が基材3上に堆積し、ポリマー繊維体5となる。
このとき、対向電極として幅広の平板状電極でなく、棒状電極など捕集面方向に対して面積の狭い電極を用いることにより、ノズルとの間の電場が強くなるため、ノズルから吐出するポリマーが安定して繊維を形成することができ、液滴や粒子を生成しにくい。
そしてこのような幅狭の対向電極を用いると、捕集領域において電場が最も強くなるのは対向電極の対向面(一部側面を含む)の表面であるから、基材をできるだけ対向電極の対向面表面に近い位置に配置することにより基材の捕集面積を小さくする、つまりポリマー繊維を集中的に捕集することができる。なお対向面の断面が半円形状の対向電極は対向面の面積を小さくすることができるので他の幅狭の電極よりも基材の捕集面積を小さくすることが可能となる。
このように基材を配置するには、ノズルから基材に向かって気流を発生させる必要がある。これにより基材のできるだけ広い面を対向電極に接しさせることができ、さらには基材を対向電極の対向面に沿って湾曲させることができる。なお捕集された繊維は捕集箇所からノズルに向かって延びていきやすいが、気流を発生させることによって繊維が基材にしっかり張り付くので、上記問題が解消されるという相乗効果がある。
第2図では、ノズルから対向電極までの電場の強さ(電気力線の間隔)によって基材へのポリマー繊維の捕集の状態がどのように変わるかを模式的に示している。第2図(a)では基材と対向電極とが接触している面積は極めて小さく、基材の捕集領域の殆どは電場が集中していないところに位置しているため、ポリマー繊維を集中的に捕集することができない。一方、第2図(b)は対向電極とガイドローラーの位置関係と気流による引っ張りによって基材と対向電極との接触面積が第2図(a)よりも格段に大きくなっているため相対的にポリマー繊維を集中的に捕集することができる。第2図(c)のように基材と対向電極との接触面積をさらに大きくすることにより基材の捕集領域の広い領域を電場が集中しているところに位置させることができるため、さらにポリマー繊維を集中的に捕集することができる。
この実施の形態において、ノズル1は対向電極2の鉛直上方に位置している。対向電極2の基材走行方向の幅W(第3図(a))は1〜5cm程度が好適であり、凸部3tの突出高さHは1〜5cm程度が好適であり、凸部3tの最上部とノズル1との距離Lは10〜50cm程度が好適である。H/Lは0.02〜0.5、特に0.1〜0.3が好適である。
対向電極2の両端とノズル1との距離Lと、上記Lとの比L/Lは2以下、特に1.1〜2程度であることが好ましい。支持板4の代わりにガイドローラーによって基材3を案内する場合も、上記の範囲とするのが好ましい。
ポリマー繊維体の好適な製造条件等について次に説明する。
ポリマーは、導電性ポリマーや荷電性ポリマーのみからなってもよく、これに非導電性ポリマーや非荷電性ポリマーを併用してもよい。
導電性ポリマーとしては、ポリアセチレン、ポリチオフェン類などが挙げられる。
荷電性ポリマーとしては、パーフルオロカーボンスルホン酸重合体(Nafion(登録商標)、Fumion(商品名))、骨格となる非荷電性ポリマーにスルホン基、カルボキシル基、1〜4級アミノ基が付与されたポリマーを挙げることができる。骨格となる非荷電性ポリマーとしては、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリエステル、ポリビニリデンフロライドなどを挙げることができる。
このポリマーを溶解する溶剤としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール、ケトン、エーテル類、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ホルムアミド、ジメチルスルホオキサイド、塩素系溶媒、フッ素系溶媒などから上記ポリマーが可溶なものを選択して用いるのが好ましい。
本発明で得られるポリマー繊維体は、不織布、自立膜として単独で使用しても、基材に担持したまま使用しても構わない。ポリマー繊維体の厚さとしては、0.01〜1mm、特に0.02〜0.2mmであることが望ましい。エアーフロー法により測定される細孔は、0.1〜10μm、特に0.2〜2μmであることが好ましい。
基材3としては、不織布、織布を用いることができる。材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリエステル、ポリビニリデンフロライド等を挙げることができる。繊維径は1〜50μm、厚さは50〜1000μmであることが望ましい。
ノズル1から基材3を介して対向電極2の方に気体を吸引することで基材を対向電極2の対向面に広く接触させることができ、さらに、捕集箇所からノズル方向に伸びようとするポリマーを基材に張りつけさせて、紡糸繊維を捕集しやすくして繊維体の密度を高めることが可能である。フード内における平均の気流速度は好ましくは0.1〜10m/s、特に好ましくは1〜5m/sである。
ノズルの噴出口形状としては、有孔突起、有孔針、平面に開けられた孔などが例示される。ノズル1は固定体又は運動体に取り付けられる。運動体の運動の様態としては、往復運動、回転運動などが挙げられる。孔の大きさは、0.01〜1mm特に0.1〜0.4mmであることが望ましい。
溶液の吐出速度は、1個の孔当たり0.1〜5mL/min、ノズルと電極間の電位勾配は1〜10kV/cm、温度は10〜30℃、相対湿度は40%以上特に50%以上であることが好ましい。
上記実施の形態では下向きにポリマーを吐出するように説明しているが、吐出されたポリマーは軽量であり、重力の影響が小さいため、ノズルから捕集部に向って気流を流していれば横方向でも鉛直上方向でも、基材3が対向電極4に押し付けられ、凸部3tが形成されるので、本発明方法及び装置による電界紡糸が可能である。
基材3上の繊維堆積層厚さが均等になるようにするためには基材3を一定速度で移動させる必要がある。
また、対向電極2による電場の局在的集中が、基材3の移動方向と対向電極2からノズル1への方向が成す略平面に対して直角方向で均等になるように、該直角方向に対向電極を配置するのが好ましい。
[対向電極の別形状例]
上記実施の形態では、対向電極は円柱状であるが、第4図(a)〜(p)に示す対向電極11〜26なども用いることができる。
対向電極11は半円柱形である。対向電極12は、非導電性の円柱体の上面に複数の小面積の導電部12aを設けたものである。対向電極13は非導電性の円柱体の周面に網目状の導電部13aを設けたものである。
対向電極14は円筒状である。図示はしないが、非導電性の円柱状の芯体の外周に円筒状の導電部を装着した2重構造の対向電極としてもよい。
対向電極15は四角柱状である。対向電極16は、非導電性の四角柱体の上面に面状の導電部16aを設けたものである。対向電極17は、非導電性の四角柱体の上面に複数の小面積の導電部17aを設けたものである。対向電極18は、非導電性の四角柱体の上面に網目状の導電部18aを設けたものである。
対向電極19は三角柱状である。対向電極20は、非導電性の三角柱体の一辺(上辺)に沿って導電部20aを設けたものである。
対向電極21は球状である。対向電極22は半球状である。対向電極23は非導電性の球状体の上端部に導電部23aを設けたものである。なお、球状体を半球状としてもよい。
対向電極24はリング状である。対向電極25は非導電性のリングの上面に複数の小面積の導電部25aを設けたものである。対向電極26は非導電性のリングの上面に帯状の導電部26aを設けたものである。
第4図(k)、(l)、(m)に示す対向電極21〜23は、1個のみ設けられてもよく、小型のものを複数個並設してもよい。第5図(b)は小型の対向電極22を複数個並設した例を示している。
第5図(a)は、さらに別の好適な対向電極30を示す斜視図である。
この対向電極30は、それぞれ基材3の走行方向と直交方向に延在する1対の横棒部31,31と、該横棒部31,31の長手方向の両端部同士をつなぐように基材3の走行方向に延在した1対の縦棒部32,32とを有している。
本発明では、対向電極を複数個設けてもよい。第6図はその一例を示す断面図であり、ノズル1の鉛直下方位置を挟んで1対の対向電極2,2が配置されている。対向電極2,2は基材3の走行方向と直交する方向に延在している。
なお、第5図(a)の対向電極30を設置する場合には、第6図の対向電極2,2の位置に横棒部31,31を位置させる。
このように種々の対向電極を用いた場合でも、基材3の幅方向のうち裏側に対向電極が存在する領域が凸部3tとなり、この凸部3t付近に繊維体が略均一厚さに堆積する。
対向電極30の場合、第11図(a)のように横棒部31,31間の範囲aに繊維体が略均一厚さに堆積する。
第5図(b)の電極の場合であれば、第11図(b)のように、基材3の幅方向の一端側の対向電極22から幅方向の他端側の対向電極22までの範囲aに繊維体が略均一厚さに堆積する。
本発明では、第7図〜第9図のように、ノズル1を囲む補助電極を設けてもよい。
第7図では、ノズル1の外周囲を取り巻く円筒形の補助電極40をノズル1と同軸に設けている。なお、第7図(b)は第7図(a)のB−B線断面図である。第8図では、ノズル1を挟んで基材3の走行方向上流側及び下流側にそれぞれ平板状の補助電極41,41を対面設置している。なお、第8図(b)は第8図(a)のB−B線断面図である。
第9図(a)、(b)のように、補助電極40,41は、ノズル1と基材3との間の高さに配置されてもよい。
補助電極40,41に対しては、ノズル1と反対の電位となるように電圧が印加される。補助電極40,41を設けることにより、ポリマー溶液の紡糸が低い電圧で起こりやすくなり安定して連続紡糸できるという効果が得られる。
本発明では、対向電極の裏側(ノズル1と反対側)にバックアップ電極を設けてもよい。第10図にその一例を示す。第10図(a)、(b)では、対向電極30の裏側に導電性の多孔板よりなるバックアップ電極50又は51を設けている。バックアップ電極50は円板形であり、バックアップ電極51は長方形である。バックアップ電極51は、側辺が対向電極30の縦棒部と平行となるように配置されている。第10図(c)では、対向電極30の裏側にメッシュ状のバックアップ電極52を配置している。このようなバックアップ電極は、対向電極と同電位となるように電圧が印加されるのが好ましい。このバックアップ電極を設けることにより、ポリマー溶液の紡糸が低い電圧で起こりやすくなり、安定して連続紡糸でき、また凸部に捕集しきれなかった繊維を取り込み、均一性や捕集効率を向上させるという効果が奏される。
以下、実験例、比較例及び実施例について説明する。
実験例(荷電性ポリマーを含まない場合の電界紡糸)
[実験条件]
PDVF60%、DMAc80%の混合溶液を作成した。この溶液を30Gの針が付いたシリンジに入れた。温度25℃、湿度50%の環境下で、シリンジ先端(ノズル)から10cm離した場所に30cm×60cmの平板状の対向電極60を置いて、シリンジと捕集電極間に4kV/cmの電位勾配をかけて、幅60cm、厚さ180μmのポリプロピレン不織布よりなる基材3を該対向電極60の板面に沿って0.5cm/minで走行させ、基材3上にPVDF繊維の不織布(ポリマー繊維体)を堆積させた。なおエア吸引により、シリンジから対向電極2に向かう方向に3.5m/sの気流を発生させた。ただし、対向電極60が平板状であるところからエア吸引しても基材3は全体として平坦であり、凸部3tは形成されなかった。
[結果]
得られた不織布の電子顕微鏡(SEM)写真を第21図に示す。第21図の通り、液滴・ダマのない400nm前後の繊維よりなることが観察された。これにより荷電性ポリマーを含まないポリマー溶液の電界紡糸においては幅広の平板電極を用いて電場が十分に強くない状態であっても、また基材が対向電極に沿って凸部を形成していなくても、問題なく電界紡糸されることが確認された。
比較例1(第12図)
[実験条件]
Nafion14%、PVDF6%、DMAc80%の混合溶液を作成した。この溶液を30Gの針が付いたシリンジに入れた。温度25℃、湿度50%の環境下で、シリンジ先端(ノズル)から10cm離した場所に30cm×60cmの平板状の対向電極60を置いて、シリンジと捕集電極間に4kV/cmの電位勾配をかけて、幅60cm、厚さ180μmのポリプロピレン不織布よりなる基材3を該対向電極60の板面に沿って0.5cm/minで走行させ、基材3上に、Nafion/PVDF繊維の不織布(ポリマー繊維体)を堆積させた。なお、エア吸引により、シリンジから対向電極2に向う方向に3.5m/sの気流を発生させた。ただし、対向電極60が平板状であるところからエア吸引しても基材3は全体として平坦であり、凸部3tは形成されなかった。
[結果]
得られた不織布の電子顕微鏡(SEM)写真を第22図に示す。300nm前後の繊維とダマの混合物が観察される。
実施例1(第13図)
[実験条件]
シリンジ先端(ノズル)から10cm離した場所に直径2cm、長さ60cmの円柱形の対向電極2を配置した他は比較例1と同様にして不織布(ポリマー繊維体)を製造した。第13図の通り、基材3には凸部3tが形成された。凸部3tの突出高さは20mmであった。
[結果]
得られた不織布のSEM写真を第23図に示す。この不織布は、液滴、ダマの無い300nm前後の繊維よりなることが観察された。
比較例2(第14図)
[実験条件]
Nafion13.5%、PVDF9.6%、DMAc77%の混合溶液を作成した。この溶液を最外周面に直径0.2mmの孔71が8個設けられている算盤玉形の回転ノズル70の溶液機器部(シリンジ)に充填した。ノズル70を取り巻くように直径20cmの補助電極40を設けた。温度20℃、湿度45%の環境下で、シリンジから13cm離した場所に繊維を捕集する30mmの角棒状の対向電極61を3本設置した。ノズル70を1900rpmで回転させ、対向電極及び補助電極との間に3kV/cmの電位勾配をかけて、基材を2cm/minの速度で移動させた他は比較例1と同様にして不織布(ポリマー繊維体)を製造した。なお、基材3に凸部3tは形成されなかった。
[結果]
得られた不織布をSEM観察した結果、液滴・ダマの無い300nm前後の繊維体であることが観察された。ただし、不織布は、厚さが10μmと薄いものであった。なお、繊維が対向電極以外のところに散逸していた。
実施例2(第16図)
[実験条件]
対向電極61の代わりに直径3cm、長さ60cmの円柱状の対向電極2を2本、相互間に90mmの間隔をあけて設置した他は比較例2と同様にして不織布(ポリマー繊維体)を製造した。なお、基材の凸部3tの突出高さは30mmであった。
[結果]
得られた不織布をSEM観察した結果、液滴・ダマの無い300nm前後の繊維物であることが観察された。不織布の幅は対向電極2の長さに相当する60cmであった。不織布の厚さは中央部50μm、端部20μmであった。
実施例3(第17図)
[実験条件]
対向電極2,2の代わりに、枠形の対向電極30を設置した他は実施例2と同様にして不織布を製造した。対向電極30の横棒部31は直径3cm、長さ35cmであり、縦棒部32は直径2cm、長さ35cmの円柱状である横棒部31部分に突出高さ20mmの凸部3tが形成された。
[結果]
得られた不織布をSEM観察した結果、液滴・ダマの無い300nm前後の繊維物であった。不織布の幅は30cmであった。不織布の厚さは中央部35μm、端部25μmであり、厚さのばらつきの小さいものであった。
比較例3(第18図(a))
[実験条件]
対向電極30の代わりに、直径20mmの孔が20個設けられた直径360mmの円板よりなる対向電極80(第18図(b)参照)を用いた他は実施例3と同様にして不織布を製造した。基材3に凸部3tは形成されなかった。
[結果]
得られた不織布をSEM観察した結果、液滴・ダマの無い300nm前後の繊維体が観察された。しかし不織布の厚さは15μmと小さく、また、繊維が対向電極以外のところに散逸していた。
実施例4(第19図(a))
[実験条件]
第19図(b)のように、対向電極2,2間の裏側に上記の多孔円板形の対向電極80を配置した他は実施例2と同様にして不織布を製造した。対向電極2,2部分における凸部の突出高さは30mmであった。
[結果]
得られた不織布をSEM観察した結果、液滴・ダマの無い300nm前後の繊維体が観察された。不織布の幅は30cmであった。不織布の中央部の厚さは55μmであり端部は約25μmであった。
実施例5(第20図(a))
[実験条件]
第20図(b)のように、対向電極30の裏側に上記の対向電極80を配置した他は実施例3と同様にして不織布を製造した。なお、横棒部31,31部分における凸部3tの突出高さは20mmであった。
[結果]
第24図に示される1.5m長の不織布が得られた。得られた不織布をSEM観察した結果、液滴・ダマの無い300nm前後の繊維体が観察された。不織布の幅は30cmであった。不織布の厚さは40±10μmであり、中央部と端部とで厚さのばらつきが小さいことが認められた。
1,70 ノズル
2,11〜26,30,60,61,80 対向電極
3 基材
3t 凸部
4 支持板
5 ポリマー繊維体
40,41 補助電極
50,51,52 バックアップ電極

Claims (10)

  1. 導電性ポリマー及び/又は荷電性ポリマーを含むポリマー溶液を射出するノズルと、
    該ノズルに対峙する対向電極と、
    該対向電極に沿って走行するように配置されており、該ノズルから対向電極に向って飛翔する紡糸繊維を捕集するための通気性を有したシート状基材と、
    を備えており、該ノズルと対向電極との間に電圧を印加し、該ノズルからポリマー溶液を射出して紡糸を行う電界紡糸装置において、該基材の該対向電極に沿う部分が前記ノズルに向って突出する凸部となっていることを特徴とする電界紡糸装置。
  2. 請求項1において、該対向電極は前記基材の走行方向と略直交方向に延在していることを特徴とする電界紡糸装置。
  3. 請求項2において、平行に延在する複数の対向電極を備えたことを特徴とする電界紡糸装置。
  4. 請求項1において、該対向電極は、それぞれ基材の走行方向と略直交方向に延在する複数の横方向部と、該横方向部の長手方向の両端部に連なり、基材の走行方向にそれぞれ延在する縦方向部とを有していることを特徴とする電界紡糸装置。
  5. 請求項3又は4において、該対向電極の基材と反対側に、多孔板状又はメッシュ状のバックアップ電極が設けられていることを特徴とする電界紡糸装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記ノズルと同軸状の環状の補助電極が設けられていることを特徴とする電界紡糸装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記ノズルの両側に平板状の補助電極が対面配置されていることを特徴とする電界紡糸装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項において、前記基材は、ノズルと対向電極とを結ぶ方向と直交方向に走行する平坦部と、該平坦部から突出する前記凸部とを有しており、
    該凸部の該平坦部からの突出高さHと凸部からノズルまでの距離Lとの比H/Lが0.02〜0.5であることを特徴とする電界紡糸装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、前記ノズルから基材に向う方向に気流を流す手段を設けたことを特徴とする電界紡糸装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電界紡糸装置を用いて紡糸を行う電界紡糸方法。
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