JP2011154647A - 電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの状態に応じて操作手法を切り替える電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラムの提供。
【解決手段】操作認識モジュール3は、入力モジュール1又は情報収集モジュール2から入力される情報に基づき、ユーザによって実行された操作を認識すると共に、その操作の連続性について判定する。一方、状態認識モジュール4は、情報収集モジュール2で収集された情報に基づき、ユーザの行動状態を認識する。ルール制御モジュール5は、操作認識モジュール3で認識された操作、状態認識モジュール4で認識されたユーザの行動状態に対応した操作ルールの適用タイミングを、操作認識モジュール3で判定された操作の連続性に従って制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの状態に応じて操作手法を切り替える電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、携帯型の端末装置に加速度センサなどのモーションセンサが搭載され、ジェスチャによる入力操作が可能な端末装置が存在する。このような端末装置では、ユーザの行動状態(例えば、オフィスで座っている、駅に向かって歩いている、電車に乗っている等の状態)に応じて認識精度に差が生じるため、操作性が低下することがある。
例えば、ユーザが座った状態で端末装置を操作する場合、端末装置をしっかりと保持しながら操作することができ、しかも端末装置がユーザから受ける揺れの影響は少ないため、ジェスチャの認識精度は高い。
一方、ユーザが立っている状態で端末装置を操作する場合、ユーザによる揺れの影響が大きくなるため、ジェスチャの認識精度が低下する。また、ユーザが端末装置を保持しながら、移動、離着席などの行動を行った場合、その行動時に発生する揺れをジェスチャとして誤認識するおそれがある。これらの場合、誤認識によって受付けた操作をキャンセルする必要があり、操作が却って面倒となる。
ユーザの行動変化に伴う操作性の劣化を改善するための技術として、複数のセンサを利用してユーザの状態を検知し、ユーザの状態が変化した場合、変化後のユーザの状態に応じて端末装置を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−100870号公報
特許文献1に開示されている技術では、ユーザの状態に変化が生じたと判定した際、変化後の状態に応じた制御を即時的に適用する構成としているため、変化前の装置の状態を引き継ぐことができない。このため、座りながら端末装置を操作しているユーザが立ち上がったときのように、操作継続中にも関わらず行動の変化が検知される場合、特許文献1では、状態変化後(立ち上がった状態)に応じた制御が即時的に実行されるため、状態変化前(座っている状態)に行っていた操作が破棄されたり、停止したりするおそれがあるという問題点を有している。
本願は、上記の課題を解決するため、ユーザの行動状態に変化が生じた場合であっても、直前の装置状態を引き継ぐことができる電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本願に開示する電子機器は、ユーザによる操作を受付ける受付部と、ユーザの状態に応じた情報を収集する情報収集部と、ユーザの状態に応じて規定してあり、前記受付部により受付ける操作内容と実行すべき処理内容との関係を示す操作ルールを記憶する記憶部と、前記情報収集部が収集した情報に基づき、ユーザの状態が変化したか否かを判定する第1判定部と、前記受付部により受付ける操作の連続性を判定する第2判定部と、前記受付部にてユーザによる操作を受付けた際に適用する操作ルールの適用タイミングを、前記第1及び第2判定部による判定結果に従って制御する制御部と、前記受付部にてユーザによる操作を受付けた場合、前記制御部により制御される適用タイミングに従って適用する操作ルールに基づき、実行すべき処理内容を決定する処理内容決定部と、該処理内容決定部が決定した処理内容に従って処理を実行する実行部とを備えることを特徴とする。
本願によれば、ユーザの操作から操作の継続状態を推定し、ユーザの行動状態が変わった際に操作が連続している場合には直前の操作ルールを引き継ぐことが可能となる。このため、ユーザの行動状態が変わった場合であっても、ユーザによる操作が連続している場合には、同様の操作体系での操作が可能となる。また、ユーザが利用していたアプリケーションや遷移前後のユーザの行動状態を考慮することで、正確なユーザの操作の継続状態の推定が可能となり、よりよい操作環境を実現することができる。
本実施の形態に係る端末装置の内部構成を示す模式図である。 操作ルールDBの一例を示す概念図である。 操作認識モジュールが実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 状態認識モジュールが実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 ルール制御モジュールが実行する処理の手順を示すフローチャートである。 ルール制御モジュールが実行する処理の手順を示すフローチャートである。 アプリ制御モジュールが実行する処理の手順を示すフローチャートである。 操作履歴の一例を示す模式図である。 実施の形態2において操作認識モジュールが実行する処理の内容を示すフローチャートである。 操作間隔テーブルの一例を示す概念図である。 実施の形態3において操作認識モジュールが実行する処理の内容を示すフローチャートである。 操作種類マッピングテーブルの一例を示す概念図である。 操作間隔テーブルの一例を示す概念図である。 実施の形態4において操作認識モジュールが実行する処理の内容を示すフローチャートである。 行動状態記憶テーブルの一例を示す概念図である。 操作間隔テーブルの一例を示す概念図である。 実施の形態5において操作認識モジュールが実行する処理の内容を示すフローチャートである。 実施の形態5において操作認識モジュールが実行する処理の内容を示すフローチャートである。
以下、本願の電子機器を、通話機能、ウェブ閲覧機能、音楽再生機能、カレンダ表示機能、ドキュメント表示機能などの機能を有する携帯型の端末装置に適用した形態について、図面を用いて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係る端末装置の内部構成を示す模式図である。本実施の形態に係る端末装置は、入力モジュール1、情報収集モジュール2、操作認識モジュール3、状態認識モジュール4、ルール制御モジュール5、操作ルールデータベース6、アプリ制御モジュール7、アプリケーション群8を備える。
また、端末装置は、図に示していない時計手段を備えており、各モジュールが時計手段から出力される時刻を参照できるものとする。
入力モジュール1は、スイッチ、ボタン、キーボードなどの少なくとも1つの入力手段を備え、ユーザによる操作を受付ける受付部として機能する。入力モジュール1にて入力された情報は、操作認識モジュール3へ送出される。
情報収集モジュール2は、加速度センサのような検出手段を備え、ユーザの行動状態に応じた情報を収集するための情報収集部として機能する。情報収集モジュール2にて収集された情報は、操作認識モジュール3及び状態認識モジュール4へ送出される。
操作認識モジュール3は、入力モジュール1又は情報収集モジュール2から通知される情報に基づき、ユーザが端末装置に対して行った操作を認識する。具体的には、入力モジュール1から送出される情報に基づいて、何れのボタン(スイッチ、キーボード)が押下操作されたのかを認識する。以下の説明では、入力モジュール1から通知される情報に基づいて認識する操作をボタン操作と称する。
また、操作認識モジュール3は、情報収集モジュール2から送出される情報に基づいて、端末装置を傾ける操作、端末装置を振る操作、端末装置を叩く操作など、端末装置自体の動きを伴った操作を認識する。例えば、加速度の時間変化、加速度の方向等の加速度のパターンを解析することにより、端末装置を傾ける操作、端末装置を振る操作、端末装置を叩く操作等の操作を認識することができる。加速度のパターンを解析し、操作を認識する手法は、既知の手法を採用することができる。以下の説明では、情報収集モジュール2から通知される情報に基づいて認識する操作をジェスチャ操作と称する。
操作認識モジュール3は、認識したボタン操作又はジェスチャ操作の操作名及び操作された時刻の情報を、ルール制御モジュール5へ通知する。
状態認識モジュール4は、情報収集モジュール2から送出される情報に基づき、ユーザの行動状態を認識する。具体的には、ユーザが座った状態であるのか、立った状態であるのかを、加速度のパターンを解析することによって認識する。ジェスチャ操作の認識と同様に、既知の手法を用いてユーザの行動状態を認識することができる。
操作ルールデータベース6(以下、操作ルールDB6という)は、操作認識モジュール3において認識する操作(ボタン操作及びジェスチャ操作)と、操作を受付けた際に端末装置が実行すべき処理との対応付けを規定する操作ルールを蓄積したデータベースである。操作ルールは、ユーザの行動状態毎に定められている。
図2は操作ルールDB6の一例を示す概念図である。図2(a)は、ユーザが座った状態における操作ルールを示しており、各ジェスチャ操作と各アプリケーションで実行される処理内容との対応付けが規定されている。例えば、ユーザが座っている状態で、端末装置を「傾ける」というジェスチャ操作を行った場合、ブラウザではスクロール処理を実行し、音楽アプリでは曲送りを実行し、カレンダアプリでは月送りを実行することを示している。他のジェスチャ操作についても同様であり、各アプリケーションに対して、実行すべき処理内容が規定されている。
一方、図2(b)は、ユーザが立っている状態における操作ルールを示しており、各ジェスチャ操作と各アプリケーションで実行される処理内容との対応付けが規定されている。図2(b)の例では、ユーザが立っている状態においては、ジェスチャ操作そのものが無効になることが規定されている。
なお、図2では、ジェスチャ操作における操作ルールを示したが、操作ルールDB6では、ボタン操作についてもアプリケーション毎に実行すべき処理内容が規定されているものとする。ただし、ボタン操作に関しては、ユーザの行動状態毎に操作ルールを用意する必要はなく、ユーザの行動状態に依らず同一の操作ルールを適用する構成としてもよい。
このような操作ルールDB6に従い、ルール制御モジュール5は、実行すべき処理内容を決定する。このため、ルール制御モジュール5は、操作状況やユーザの行動状態に応じた操作ルールを操作ルールDB6から取得し、取得した操作ルールを適用することで実行すべき処理内容を決定する。操作ルールを適用する際、ルール制御モジュール5は、操作認識モジュール3から通知される操作名、及び現在起動中のアプリケーションの情報を基に検索処理を行い、検索結果として処理内容の情報を取得する。ルール制御モジュール5は、決定した処理内容の情報を、アプリ制御モジュール7へ通知する。
また、ルール制御モジュール5は、操作ルールの適用タイミングを制御する処理も行う。上述したように、ルール制御モジュール5は、ユーザの行動状態に応じた操作ルールを取得するようにしているが、ユーザの行動状態が変化した際に、ユーザによる何らかの操作が継続中であれば、新たに取得した操作ルールを即時的に適用することなく、ユーザの操作が途切れるまで遅延させる。一方、ユーザの行動状態が変化した際、ユーザの操作が継続中でなければ、新たに取得した操作ルールを即時的に適用する。
アプリ制御モジュール7は、ルール制御モジュール5から通知される処理内容の情報に基づき、該当するアプリケーションでの処理を実行する。端末装置に記憶されているアプリケーション群8には、端末装置が備える機能を実現するための、ブラウザアプリ、音楽アプリ、カレンダアプリの他、端末装置の全体的な機能を実現するためのシステムアプリが含まれる。
以下、端末装置が実行する処理について説明する。
図3は操作認識モジュール3が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。操作認識モジュール3は、まず、入力モジュール1又は情報収集モジュール2から送出される情報を取得したか否かを判断する(ステップS11)。
操作認識モジュール3は、入力モジュール1から送出される情報を取得した場合(S11:YES)、取得した情報からボタン操作を抽出する処理を行う(ステップS12)。また、操作認識モジュール3は、情報収集モジュール2から送出される情報を取得した場合(S11:YES)、取得した情報として含まれる加速度パターンを解析することにより、ジェスチャ操作を抽出する処理を行う(ステップS13)。
操作認識モジュール3は、ステップS12又はステップS13における抽出処理で、特定の操作として認識したか否かを判断する(ステップS14)。操作として認識した場合(S14:YES)、操作認識モジュール3は、認識した操作の操作名及び操作時刻を対にした情報(操作情報)を記憶すると共に(ステップS15)、操作情報をルール制御モジュール5へ通知する(ステップS16)。
次いで、操作認識モジュール3は、操作の連続性について判定する。例えば、操作認識モジュール3は、最新の操作として記憶された操作の操作時刻と現在時刻とを比較し(ステップS17)、操作時刻と現在時刻との差が所定時間(例えば30秒)以上であるか否かを判断する(ステップS18)。
2つの時刻の差が所定時間未満である場合には(S18:NO)、操作認識モジュール3は、操作が連続していると判定し、操作が連続している旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS19)。一方、2つの操作時刻の差分が所定時間以上である場合には(S18:YES)、操作認識モジュール3は、操作が連続していないと判定し、操作が不連続である旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS20)。
なお、ステップS17以降の処理は、ステップS11で情報を取得していないと判断した場合(S11:NO)、及びステップS14で特定の操作として認識しなかった場合(S14:NO)においても実行される。
また、操作認識モジュール3は、操作の連続性を随時判定する必要があるので、ステップS11〜S20の処理を随時繰り返して実行する。
図4は状態認識モジュール4が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。状態認識モジュール4は、まず、情報収集モジュール2から送出される情報を取得したか否かを判断する(ステップS21)。
情報収集モジュール2から送出される情報を取得したと判断した場合(S21:YES)、状態認識モジュール4は、取得した情報に含まれる加速度パターンを解析することにより、ユーザの行動状態を抽出する処理を行う(ステップS22)。
状態認識モジュール4は、ステップS22の行動状態を抽出する処理によって、ユーザが座っている状態、ユーザが立っている状態などの特定の行動状態を認識したか否かを判断する(ステップS23)。特定の行動状態を認識したと判断した場合(S23:YES)、認識した行動状態の情報をルール制御モジュール5に通知する(ステップS24)。
なお、上述したような状態認識モジュール4による処理は、適宜繰り返して実行される。
図5及び図6はルール制御モジュール5が実行する処理の手順を示すフローチャートである。ルール制御モジュール5は、操作認識モジュール3から通知される操作情報を受信したか否かを判断する(ステップS31)。操作情報を受信したと判断した場合(S31:YES)、操作内容をアプリ制御モジュール7へ通知する(ステップS32)。
操作情報を受信していないと判断した場合(S31:NO)、ルール制御モジュール5は、操作の連続性に係る情報を、操作認識モジュール3から受信したか否かを判断する(ステップS33)。操作の連続性に係る情報を受信したと判断した場合(S33:YES)、ルール制御モジュール5は、受信した情報を現在の操作継続状態として記憶する(ステップS34)。
操作の連続性に係る情報を受信していないと判断した場合(S33:NO)、ルール制御モジュール5は、状態認識モジュール4から通知される行動状態の情報を受信したか否かを判断する(ステップS35)。行動状態の情報を受信したと判断した場合(S35:YES)、ルール制御モジュール5は、受信した情報を最新のユーザ行動状態として記憶する(ステップS36)。
次いで、ルール制御モジュール5は、既に記憶されている前回のユーザ行動状態が存在するか否かを判断する(ステップS37)。既に記憶されている前回のユーザ行動状態が存在しないと判断した場合(S37:NO)、最新のユーザ行動状態の情報を、便宜的に前回の行動状態として記憶する(ステップS38)。
ステップS37で既に記憶されている前回の行動状態が存在すると判断した場合(S37:YES)、又はステップS38で過去の行動状態を記憶した場合(S38)、ルール制御モジュール5は、最新の行動状態と過去の行動状態とを比較し(ステップS39)、ユーザの行動状態が一致するか否かを判断する(ステップS40)。
ユーザの行動状態が一致する場合(S40:YES)、ルール制御モジュール5は、本フローチャートによる処理を終了する。この場合、ユーザの行動状態には変化がなく、現在使用中の操作ルールを引き継いで適用することができるため、新たに操作ルールを取得する必要はない。
ユーザの行動状態が一致しないと判断した場合(S40:NO)、ルール制御モジュール5は、記憶してある操作継続状態の情報を参照することにより、現在の操作継続状態は連続であるか否かを判断する(ステップS41)。現在の操作継続状態が連続である場合には(S41:YES)、ルール制御モジュール5は、前回の行動状態を検索キーとして操作ルールDB6から操作ルールを取得し(ステップS42)、取得した操作ルールをアプリ制御モジュール7へ通知する(ステップS44)。
一方、現在の操作継続状態が連続でない場合には(S41:NO)、ルール制御モジュール5は、最新の行動状態を検索キーとして操作ルールDB6から操作ルールを取得し(ステップS43)、取得した操作ルールをアプリ制御モジュール7へ通知する(ステップS44)。
なお、上述したようなルール制御モジュール5による処理は、適宜繰り返して実行される。
図7はアプリ制御モジュール7が実行する処理の手順を示すフローチャートである。アプリ制御モジュール7は、まず、ルール制御モジュール5から通知される操作内容を受信したか否かを判断する(ステップS51)。操作内容を受信していない場合(S51:NO)、ルール制御モジュール5から通知される操作ルールを受信したか否かを判断する(ステップS55)。操作ルールを受信した場合(S55:YES)、アプリ制御モジュール7は、受信した操作ルールを適用すべき操作ルールとして記憶する(ステップS56)。
一方、ステップS51で操作内容を受信した場合(S51:YES)、適用すべき操作ルールが存在するか否かを判断する(ステップS52)。すなわち、アプリ制御モジュール7は、既にルール制御モジュール5から通知される操作ルールを受信して、適用すべき操作ルールとして記憶しているか否かを判断する。
適用すべき操作ルールが存在する場合には(S52:YES)、受信した操作ルールを適用し、操作情報内の操作名を、実行中のアプリケーションに対する制御命令に変換する(ステップS53)。そして、アプリ制御モジュール7は、操作名を変換して得られる制御命令を実行中のアプリケーションへ通知する(ステップS54)。
アプリケーションは、アプリ制御モジュールから通知される制御命令に基づき、当該制御命令が指定する処理を実行することにより、ユーザの操作に応じた処理を実現する。
なお、上述したようなアプリ制御モジュール7による処理は、適宜繰り返して実行される。
以上のように、本実施の形態では、ユーザの行動状態が変わった際に操作が連続している場合には、直前の操作ルールを引き継ぐ構成としている。このため、ユーザの行動状態が変わった場合であっても、ユーザによる操作が連続している場合には、これまでと同様の操作体系で操作が可能となる。
なお、本実施の形態では、情報収集モジュール2においてユーザの行動状態に応じた情報を収集するための手段の一例として加速度センサを挙げたが、加速度センサに限定されるものではない。例えば、光センサ、地磁気センサ、温度センサなどユーザの周辺状況を検知し得る適宜のセンサ、映像データを取得するカメラ、音声データを取得するマイクロフォン等を用いることが可能である。また、ユーザの行動状態に応じた情報を収集するために、センサ、カメラ、及びマイクロフォンを端末装置が内蔵している必要はなく、外部で得られた情報を通信手段を利用して取得するものであってもよい。
また、本実施の形態では、ユーザの行動状態に応じた操作例として、ブラウザアプリ、音楽アプリ、カレンダアプリについての操作を説明したが(図2を参照)、操作対象はこれらのアプリケーションに限定されるものではない。他のアプリケーションが含まれていてもよく、端末装置上で直接動作するシステムアプリケーション上に付属するタスクの切り替えや設定の変更機能であってもよい。
また、本実施の形態では、操作の連続性を判定するための基準(操作間隔に対する閾値)が予め記憶されているものとしたが、入力モジュール1を用いてユーザが任意の閾値を入力するものとし、ユーザによって設定された閾値に基づいて操作の連続性を判定する構成としてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、最新の操作と前回の操作との時間間隔が所定時間内であるか否かにより、操作の連続性を判定する構成としたが、操作頻度に基づいて操作の連続性を判定する構成としてもよい。
本実施の形態では、操作認識モジュール3が入力モジュール1及び情報収集モジュール2から入力される情報を基に操作履歴31を作成し、記憶する。図8は操作履歴31の一例を示す模式図である。図8に示すように、操作認識モジュール3に記憶される操作履歴31は、操作時刻と操作内容とを対応付けて記憶したものである。
操作認識モジュール3は、図8に示すような操作履歴31を参照し、操作の連続性を判定する。図9は実施の形態2において操作認識モジュール3が実行する処理の内容を示すフローチャートである。操作認識モジュール3は、実施の形態1と同様にして、入力モジュール1又は情報収集モジュール2から送出される情報に基づいて、操作を認識する(ステップS61〜S64)。
操作認識モジュール3は、ステップS62又はステップS63における抽出処理で、操作として認識した場合、操作認識モジュール3は、認識した操作の操作名及び操作時刻を対にした情報(操作情報)を最新の操作として記憶すると共に(ステップS65)、操作情報を操作履歴31に記憶する(ステップS66)。
また、操作認識モジュール3は、操作情報をルール制御モジュール5へ送信する(ステップS67)。
次いで、操作認識モジュール3は、操作履歴31より操作頻度を算出する(ステップS68)。操作頻度は、例えば、現在時刻を起点とした所定時間範囲内において、操作認識モジュール3が認識した操作の回数を計数することにより算出する。
次いで、操作認識モジュール3は、算出した操作頻度を予め記憶された閾値(例えば、5回)と比較し(ステップS69)、現在の操作頻度が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS70)。
操作頻度が閾値以上である場合には(S70:YES)、操作が連続していると判定し、操作認識モジュール3は、操作が連続している旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS71)。操作頻度が閾値未満である場合には(S70:NO)、操作が連続していないと判定し、操作認識モジュール3は、操作が不連続である旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS72)。
なお、ステップS69以降の処理は、ステップS61で情報を取得していないと判断した場合(S61:NO)、及びステップS64で特定の操作として認識しなかった場合(S64:NO)においても実行される。
また、操作認識モジュール3は、操作の連続性を随時判定する必要があるので、ステップS61〜S72の処理を随時繰り返して実行する。
実施の形態3.
実施の形態1では、最新の操作と前回の操作との時間間隔が所定時間内であるか否かの判定を、アプリケーションに依らずに実行する構成としたが、使用中のアプリケーションに応じて判定基準を変更する構成としてもよい。
実施の形態3では、使用中のアプリケーションに応じて操作の連続性を判定する構成について説明する。
実施の形態3に係る端末装置は、アプリケーション毎に操作間隔の閾値が規定された操作間隔テーブル32を備える。図10は操作間隔テーブル32の一例を示す概念図である。図10に示す操作間隔テーブル32は、ウェブブラウザに対する操作間隔は10秒に設定され、文書閲覧アプリについては操作間隔が30秒に設定されている。例えば、ウェブブラウザのように頻繁に操作するようなアプリケーションについては操作間隔を比較的短く設定し、文書閲覧アプリのように頻繁に操作することなく利用することが多いアプリケーションについては操作間隔を比較的長く設定する。
操作認識モジュール3は、図10に示すような操作間隔テーブル32を参照し、操作の連続性を判定する。図11は実施の形態3において操作認識モジュール3が実行する処理の内容を示すフローチャートである。操作認識モジュール3は、実施の形態1と同様にして、入力モジュール1又は情報収集モジュール2から送出される情報に基づいて、ボタン操作及びジェスチャ操作を抽出する(ステップS91〜S93)。
また、操作認識モジュール3は、使用中アプリケーションのアプリケーション名を抽出する(ステップS94)。
次いで、操作認識モジュール3は、ステップS92及びS93の抽出処理により、操作を認識したか否かを判断する(ステップS95)。操作を認識したと判断した場合(S95:YES)、ステップS94で抽出したアプリケーション名を記憶する(ステップS96)。
また、操作認識モジュール3は、ステップS92又はステップS93における抽出処理により、操作として認識した場合(S95:YES)、操作認識モジュール3は、認識した操作の操作名及び操作時刻を対にした情報(操作情報)を最新の操作として記憶すると共に(ステップS97)、操作情報をルール制御モジュール5へ送信する(ステップS98)。
次いで、操作認識モジュール3は、操作間隔テーブル32を参照し、使用中アプリケーションに対して規定されている操作間隔(閾値)を取得する(ステップS99)。
操作認識モジュール3は、実施の形態1と同様にして、最新の操作として記憶された操作の操作時刻と現在時刻とを比較し(ステップS100)、操作時刻と現在時刻との差がステップS99で取得した閾値以上であるか否かを判断する(ステップS101)。
操作時刻と現在時刻との差が閾値未満である場合には(S101:NO)、操作認識モジュール3は、操作が連続していると判定し、操作が連続している旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS102)。一方、操作時刻と現在時刻との差が閾値以上である場合には(S101:YES)、操作認識モジュール3は、操作が連続していないと判定し、操作が不連続である旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS103)。
なお、ステップS100以降の処理は、ステップS91で情報を取得していないと判断した場合(S91:NO)、及びステップS95で特定の操作として認識しなかった場合(S95:NO)においても実行される。
また、操作認識モジュール3では、操作の連続性を随時判定する必要があるので、ステップS91〜S103の処理を随時繰り返して実行する。
本実施の形態では、ユーザが使用中のアプリケーションを考慮して、操作の継続状態を判定するため、操作中であるにも関わらず操作が途切れていると判定される可能性が少なくなる。このため、ユーザの操作の正確な継続状態を推定することが可能となり、よりよい操作環境を実現することができる。
なお、本実施の形態では、操作間隔テーブル32を端末装置の内部に備える構成としたが、端末装置の外部に操作間隔テーブルを用意しておき、判定時に端末装置がこの操作間隔テーブルにアクセスし、操作の連続性を判定する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、操作間隔テーブル32に操作時間についての閾値を設定する構成について説明したが、実施の形態2と同様にして、アプリケーション毎に操作頻度を設定する構成としてもよい。
実施の形態4.
実施の形態1では、最新の操作と前回の操作との時間間隔が所定時間内であるか否かの判定を、操作の種類に依らずに実行する構成としたが、実行される操作の種類に応じて判定基準を変更する構成としてもよい。
実施の形態4に係る端末装置は、操作内容と操作種類との関係を規定した操作種類マッピングテーブル33、及び操作種類毎に操作間隔の閾値が規定された操作間隔テーブル34を備える。
図12は操作種類マッピングテーブル33の一例を示す概念図である。操作種類マッピングテーブル33では、操作内容と操作種類との関係が規定されている。例えば、メニュー選択という操作、ツールバーにおける戻る又は進むという操作は、メニューに関する操作種類に属していることを示している。他の操作内容についても同様であり、操作種類マッピングテーブル33は、各操作種類に対して1又は複数の操作内容が規定されている。
図13は操作間隔テーブル34の一例を示す概念図である。操作間隔テーブル34では、操作種類毎に操作間隔に対する閾値が規定されている。例えば、プレイリスト・タグ編集という操作種類に対して操作間隔が15秒に設定されている。楽曲検索、曲操作の操作種類についても同様であり、それぞれ30秒、90秒に設定されている。
プレイリスト・タグ編集では、曲名の選択やタグの入力のためにボタン操作が頻繁に行われることが予想される。このように頻繁に操作されるような操作種類については、操作間隔を比較的短く設定する。一方、曲操作のように頻繁に操作が行われないような操作種類については、操作間隔を比較的長く設定する。
操作認識モジュール3は、図12に示すような操作種類マッピングテーブル33、及び図13に示すような操作間隔テーブル34を参照し、操作の連続性を判定する。図14は実施の形態4において操作認識モジュール3が実行する処理の内容を示すフローチャートである。操作認識モジュール3は、実施の形態1と同様にして、入力モジュール1又は情報収集モジュール2から送出される情報に基づいて、ボタン操作及びジェスチャ操作を抽出し、認識される操作を最新の操作として記憶する(ステップS111〜S115)。
次いで、操作認識モジュール3は、操作種類マッピングテーブル33を参照し、現在の操作が示す操作種類を特定する(ステップS116)。また、操作認識モジュール3は、ステップS114で認識した操作の操作情報(すなわち、認識した操作の操作名及び操作時刻を対にした情報)をルール制御モジュール5へ送信する(ステップS117)。
次いで、操作認識モジュール3は、操作間隔テーブル34を参照し、認識した操作の操作種類に対して規定されている操作間隔(閾値)を取得する(ステップS118)。
次いで、操作認識モジュール3は、操作の連続性について判定する。操作認識モジュール3は、最新の操作として記憶された操作の操作時刻と現在時刻とを比較し(ステップS119)、操作時刻と現在時刻との差が、ステップS118で取得した閾値以上であるか否かを判断する(ステップS120)。
2つの時刻の差が閾値未満である場合には(S120:NO)、操作認識モジュール3は、操作が連続していると判定し、操作が連続している旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS121)。一方、2つの操作時刻の差分が閾値以上である場合には(S120:YES)、操作認識モジュール3は、操作が連続していないと判定し、操作が不連続である旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS122)。
なお、ステップS119以降の処理は、ステップS111で情報を取得していないと判断した場合(S111:NO)、及びステップS114で特定の操作として認識しなかった場合(S114:NO)においても実行される。
また、操作認識モジュール3では、操作の連続性を随時判定する必要があるので、ステップS111〜S122の処理が随時繰り返して実行される。
以上のように、本実施の形態では、操作種類に応じた操作間隔が設定されているため、操作中であるにも関わらず操作が途切れていると判定される可能性が少なくなる。このため、ユーザの操作の正確な継続状態を推定することが可能となり、よりよい操作環境を実現することができる。
なお、本実施の形態では、操作間隔テーブル34を端末装置の内部に備える構成としたが、端末装置に用意されたテーブルを参照し、操作の連続性を判定する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、最新操作の操作種類に応じた閾値を操作間隔テーブル34から取得する構成としたが、実施の形態2と同様にして、操作履歴を記憶しておき、現在時刻を起点とした所定時間範囲内における最頻出の操作を特定し、最頻出の操作の操作種類に応じて操作間隔テーブル34から閾値を取得し、操作の連続性を判定する構成としてもよい。
実施の形態5.
実施の形態1では、最新の操作と前回の操作との時間間隔が所定時間内であるか否かを判定し、操作の連続性を判定する構成としたが、行動状態の遷移(すなわち、ユーザの状態の組合わせ)に応じて異なる判定基準を用いる構成としてもよい。
実施の形態5では、行動状態の遷移に応じて設定された判定基準を用いて操作の連続性を判定する構成について説明する。
本実施の形態に係る端末装置は、ユーザの行動状態の遷移を特定するために、最新の行動状態と前回の行動状態とが記憶される行動状態記憶テーブル35を備える。図15は行動状態記憶テーブル35の一例を示す概念図である。図15に示した例では、前回のユーザの行動状態が「立っている」状態であったこと、最新のユーザの行動状態が「座っている」状態であったことを示している。
この行動状態記憶テーブル35は、状態認識モジュール4でユーザの行動状態が認識される都度、更新されるものである。
また、本実施の形態に係る端末装置は、ユーザの行動状態の遷移(行動状態の組)に応じて操作間隔の閾値を規定した操作間隔テーブル36を備える。図16は操作間隔テーブル36の一例を示す概念図である。図16に示す操作間隔テーブル36では、行動状態の組に応じて操作間隔の閾値が規定されている。例えば、立っている状態から座っている状態への遷移に対し、操作間隔の閾値として20秒を用いることが規定されており、座っている状態から立っている状態への遷移に対し、操作間隔の閾値として40秒を用いることが規定されている。
操作認識モジュール3は、図16に示すような操作間隔テーブル36を参照し、操作の連続性を判定する。図17及び図18は実施の形態5において操作認識モジュール3が実行する処理の内容を示すフローチャートである。操作認識モジュール3は、実施の形態1と同様にして、入力モジュール1又は情報収集モジュール2から送出される情報に基づいて、ボタン操作及びジェスチャ操作を抽出し、認識される操作を最新の操作として記憶する(ステップS131〜S135)。
次いで、操作認識モジュール3は、状態認識モジュール4からユーザの行動状態についての通知を受信したか否かを判断する(ステップS136)。ユーザの行動状態の通知を受信したと判断した場合(S136:YES)、受信した行動状態と最新の行動状態とが一致するか否かを判断する(ステップS137)。
受信した行動状態と最新の行動状態とが一致しないと判断した場合(S137:NO)、操作認識モジュール3は、行動状態記憶テーブル35に記憶されている最新の行動状態を、前回の行動状態に上書きすると共に(ステップS138)、状態認識モジュール4から通知された行動状態を最新の行動状態に上書きし(ステップS139)、行動状態記憶テーブル35を更新する。
次いで、操作認識モジュール3は、ステップS134で認識した操作の操作情報(すなわち、認識した操作の操作名及び操作時刻を対にした情報)をルール制御モジュール5へ送信する(ステップS140)。
次いで、操作認識モジュール3は、行動状態記憶テーブル35を参照し、前回の行動状態及び最新の行動状態の組に対して設定されている操作間隔(閾値)を操作間隔テーブル36から取得する(ステップS141)。
次いで、操作認識モジュール3は、操作の連続性について判定する。操作認識モジュール3は、最新の操作として記憶された操作の操作時刻と現在時刻とを比較し(ステップS142)、操作時刻と現在時刻との差が、ステップS141で取得した閾値以上であるか否かを判断する(ステップS143)。
2つの時刻の差が閾値未満である場合には(S143:NO)、操作認識モジュール3は、操作が連続していると判定し、操作が連続している旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS144)。一方、2つの操作時刻の差分が閾値以上である場合、すなわち閾値以上である場合には(S143:YES)、操作認識モジュール3は、操作が連続していないと判定し、操作が不連続である旨の通知をルール制御モジュール5へ送出する(ステップS145)。
なお、ステップS142以降の処理は、ステップS131で情報を取得していないと判断した場合(S131:NO)、ステップS134で特定の操作として認識しなかった場合(S134:NO)、ステップS136でユーザの行動状態についての通知がないと判断した場合(S136:NO)、及びステップS137において受信した行動状態と最新の行動状態とが一致すると判断した場合(S137:YES)においても実行される。
また、操作認識モジュール3では、操作の連続性を随時判定する必要があるので、ステップS131〜S145の処理が随時繰り返して実行される。
以上のように、本実施の形態では、行動状態の遷移に応じた操作間隔が設定されているため、操作中であるにも関わらず操作が途切れていると判定される可能性が少なくなる。このため、ユーザの操作の正確な継続状態を推定することが可能となり、よりよい操作環境を実現することができる。
なお、本実施の形態では、操作間隔テーブル36を端末装置の内部に備える構成としたが、端末装置に用意されたテーブルを参照し、操作の連続性を判定する構成としてもよい。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ユーザによる操作を受付ける受付部と、
ユーザの状態に応じた情報を収集する情報収集部と、
ユーザの状態に応じて規定してあり、前記受付部により受付ける操作内容と実行すべき処理内容との関係を示す操作ルールを記憶する記憶部と、
前記情報収集部が収集した情報に基づき、ユーザの状態が変化したか否かを判定する第1判定部と、
前記受付部により受付ける操作の連続性を判定する第2判定部と、
前記受付部にてユーザによる操作を受付けた際に適用する操作ルールの適用タイミングを、前記第1及び第2判定部による判定結果に従って制御する制御部と、
前記受付部にてユーザによる操作を受付けた場合、前記制御部により制御される適用タイミングに従って適用する操作ルールに基づき、実行すべき処理内容を決定する処理内容決定部と、
該処理内容決定部が決定した処理内容に従って処理を実行する実行部と
を備えることを特徴とする電子機器。
(付記2)
前記第1判定部がユーザの状態が変化したと判定し、かつ前記第2判定部が操作が連続していると判定した場合、前記制御部は、変化前のユーザの状態に応じた操作ルールを維持するようにしてあり、
前記第1判定部がユーザの状態が変化したと判定し、かつ前記第2判定部が操作が連続していないと判定した場合、前記制御部は、変化前のユーザの状態に応じた操作ルールを、変化後のユーザの状態に応じた操作ルールに切り替えるようにしてある
ことを特徴とする付記1に記載の電子機器。
(付記3)
前記受付部により受付ける操作の操作間隔を計測する計測部と、
閾値を記憶する閾値記憶部と
を備え、
前記第2判定部は、前記計測部が計測する操作間隔と前記閾値記憶部に記憶されている閾値との長短により、操作の連続性を判定するようにしてあることを特徴とする付記1又は付記2に記載の電子機器。
(付記4)
前記受付部により受付ける操作により実行される複数のアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部を備え、
前記閾値記憶部は、アプリケーション毎に閾値を記憶してあることを特徴とする付記3に記載の電子機器。
(付記5)
前記閾値記憶部は、1又は複数の操作内容を含む操作種類に応じて閾値を記憶してあることを特徴とする付記3に記載の電子機器。
(付記6)
前記受付部により受付ける操作の履歴を記憶する操作履歴記憶部を備え、
前記第2判定部は、所定時間内における最頻出の操作を含んだ操作種類に対して定められている閾値を用いて、操作の連続性を判定するようにしてあることを特徴とする付記5に記載の電子機器。
(付記7)
前記閾値記憶部は、ユーザの複数の状態の組み合わせに応じて閾値を記憶してあることを特徴とする付記3に記載の電子機器。
(付記8)
操作間隔に対する閾値を設定する設定部を備え、
前記設定部により設定した閾値を前記閾値記憶部に記憶するようにしてあることを特徴とする付記3に記載の電子機器。
(付記9)
前記計測部は、所定時間内に操作された回数を計測するようにしてあることを特徴とする付記3から付記8の何れか1つに記載の電子機器。
(付記10)
ユーザによる操作を受付け、
受付けた操作の連続性を判定し、
ユーザの状態に応じた情報を収集し、
収集した情報に基づいてユーザの状態が変化したか否かを判定し、
ユーザの状態に応じて規定してあり、操作内容と実行すべき処理内容との関係を示す操作ルールの適用タイミングを、ユーザによる操作の連続性及びユーザの状態変化の判定結果に従って制御し、
ユーザによる操作を受付けた場合、前記判定結果に従って制御される適用タイミングにて適用される操作ルールに基づいて実行すべき処理内容を決定し、
決定した処理内容に従って処理を実行することを特徴とする電子機器の制御方法。
(付記11)
コンピュータに、受付けた操作の連続性を判定させるステップと、
コンピュータに、外部から取得した情報に基づいてユーザの状態が変化したか否かを判定させるステップと、
コンピュータに、ユーザの状態に応じて規定してあり、操作内容と実行すべき処理内容との関係を示す操作ルールの適用タイミングを、ユーザによる操作の連続性及びユーザの状態変化の判定結果に従って制御させるステップと、
コンピュータに、ユーザによる操作を受付けた場合、前記判定結果に従って制御される適用タイミングにて適用される操作ルールに基づいて実行すべき処理内容を決定させるステップと、
コンピュータに、決定させた処理内容に従って処理を実行させるステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
1 入力モジュール(受付部)
2 情報収集モジュール(情報収集部)
3 操作認識モジュール(第2判定部)
4 状態認識モジュール(第1判定部)
5 ルール制御モジュール(処理内容決定部)
6 操作ルールデータベース(記憶部)
7 アプリ制御モジュール(実行部)
8 アプリケーション群

Claims (5)

  1. ユーザによる操作を受付ける受付部と、
    ユーザの状態に応じた情報を収集する情報収集部と、
    ユーザの状態に応じて規定してあり、前記受付部により受付ける操作内容と実行すべき処理内容との関係を示す操作ルールを記憶する記憶部と、
    前記情報収集部が収集した情報に基づき、ユーザの状態が変化したか否かを判定する第1判定部と、
    前記受付部により受付ける操作の連続性を判定する第2判定部と、
    前記受付部にてユーザによる操作を受付けた際に適用する操作ルールの適用タイミングを、前記第1及び第2判定部による判定結果に従って制御する制御部と、
    前記受付部にてユーザによる操作を受付けた場合、前記制御部により制御される適用タイミングに従って適用する操作ルールに基づき、実行すべき処理内容を決定する処理内容決定部と、
    該処理内容決定部が決定した処理内容に従って処理を実行する実行部と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1判定部がユーザの状態が変化したと判定し、かつ前記第2判定部が操作が連続していると判定した場合、前記制御部は、変化前のユーザの状態に応じた操作ルールを維持するようにしてあり、
    前記第1判定部がユーザの状態が変化したと判定し、かつ前記第2判定部が操作が連続していないと判定した場合、前記制御部は、変化前のユーザの状態に応じた操作ルールを、変化後のユーザの状態に応じた操作ルールに切り替えるようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記受付部により受付ける操作の操作間隔を計測する計測部と、
    閾値を記憶する閾値記憶部と
    を備え、
    前記第2判定部は、前記計測部が計測する操作間隔と前記閾値記憶部に記憶されている閾値との長短により、操作の連続性を判定するようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. ユーザによる操作を受付け、
    受付けた操作の連続性を判定し、
    ユーザの状態に応じた情報を収集し、
    収集した情報に基づいてユーザの状態が変化したか否かを判定し、
    ユーザの状態に応じて規定してあり、操作内容と実行すべき処理内容との関係を示す操作ルールの適用タイミングを、ユーザによる操作の連続性及びユーザの状態変化の判定結果に従って制御し、
    ユーザによる操作を受付けた場合、前記判定結果に従って制御される適用タイミングにて適用される操作ルールに基づいて実行すべき処理内容を決定し、
    決定した処理内容に従って処理を実行することを特徴とする電子機器の制御方法。
  5. コンピュータに、受付けた操作の連続性を判定させるステップと、
    コンピュータに、外部から取得した情報に基づいてユーザの状態が変化したか否かを判定させるステップと、
    コンピュータに、ユーザの状態に応じて規定してあり、操作内容と実行すべき処理内容との関係を示す操作ルールの適用タイミングを、ユーザによる操作の連続性及びユーザの状態変化の判定結果に従って制御させるステップと、
    コンピュータに、ユーザによる操作を受付けた場合、前記判定結果に従って制御される適用タイミングにて適用される操作ルールに基づいて実行すべき処理内容を決定させるステップと、
    コンピュータに、決定させた処理内容に従って処理を実行させるステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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