JP2011154424A - タッチパネル搭載電子機器とその誤反応防止方法 - Google Patents

タッチパネル搭載電子機器とその誤反応防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 タッチパネルを搭載した電子機器において、タッチパネルが電子機器の金属等の導体と反応して、ユーザーが意図しない動作を発生させるのを防ぐことができるタッチパネル搭載電子機器とその誤反応防止方法を提供する。
【解決手段】 折りたたみ式の電子機器において、操作面に配置された操作用の導体からなるキー31を備え、前記キー31に近接する部分にGNDへ接続された誤動作検知用の導体32を配置することで、前記タッチパネルへの接触動作と、前記キー31への前記タッチパネルへの近接または接触動作とを判別できるように構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明はタッチパネル搭載電子機器に関し、詳しくは、誤反応防止機構を備えたタッチパネル搭載電子機器とその誤反応防止方法に関する。
従来、タッチパネルは、あらゆる電子機器の操作スイッチ等に用いられており、例えば、折りたたみできる電子機器にも搭載されている。このようなタッチパネル搭載電子機器は、タッチパネルに重ねられて設けられた表示装置と、タッチパネルに電気接続されたタッチパネルドライバと、タッチパネルドライバに接続されたメモリと、表示装置に電気接続された表示装置ドライバと、表示装置ドライバ及びメモリに接続されたホストCPUとを備えている。
タッチパネルドライバは、ホストCPUへ、座標、感度、及び接触数といった情報をホストCPUへ送ることができるように構成されている。
従来のタッチパネルを搭載した電子機器において、誤動作を防止するために、特許文献1から5に示す電子機器が提案されている。
まず、特許文献1は、タッチパネルへ物体が接触した点の座標を正確に求められるようにするために、タッチパネル付き液晶型表示装置において、パワーセーブ時に表示駆動回路や信号処理回路はオン状態のままで液晶表示モニタのバックライトだけをオフ状態にすることにより、物体の接近に起因した補正演算処理をする際の閾値である第2閾容量値CH2がパワーセーブの前後で大きく変動しないようにした構成を開示している。この構成によって、特許文献1のタッチパネル付き液晶型表示装置は、パワーセーブが解除されたときに、輻射雑音の影響でタッチパネルの付加容量値CHが第2閾容量値CH2を超えるということがないので、物体の接触点の座標が誤って補正処理されるという不都合を回避することができ、もって接触点の座標を正確に求めることができるという利点を有することが開示されている。
また、特許文献2には、携帯端末機が情報を表示する表示部と、接触により入力を生成するタッチパッドと、前記表示部及び前記タッチパッドを制御し、該タッチパッドへの接触で生成された入力に応じて該当する機能を実行する制御部と、を含み、この制御部は、当携帯端末機の状態又はキーパッドもしくは前記タッチパッドを介した入力の少なくとも1つに応じ、前記タッチパッドをアクティブ化又は非アクティブ化するものが開示されている。
また、特許文献3には、移動電話機等に於いて、キー操作無効モードの設定/解除のような余分な操作を必要とせず、確実に誤動作を防止できるようにする携帯型電子装置を提供するために、携帯型電子装置に静電容量式センサと静電容量の変化を調べる手段と入力信号生成手段とを有する構成が開示されている。より具体的には、静電容量式センサは、携帯型電子装置のケース体の表面又は表面近傍の少なくとも一部に面状に設けられ、静電容量の変化を調べる手段は、静電容量式センサが検出する静電容量変化が所定面積範囲内で生じた変化か否かを調べ、また、入力信号生成手段は、所定面積範囲内で生じた静電容量変化である場合は当該静電容量変化の検出部位に対応する操作入力信号を生成し且つ所定面積範囲を外れて生じた静電容量変化である場合は当該静電容量変化の検出部位に対応する操作入力信号を生成しない構成である。
また、特許文献4には、誤動作することのない携帯端末および起動方法を提供することを目的として、携帯電話において、ユーザによる接触の有無を静電センサが検出し、予め定めた静電センサにおいて所定時間接触されたことを検出すると、予め定めた機能を起動させることができ、したがって、誤動作することなく、簡単な操作で任意の機能を起動させることができるものが開示されている。
さらに、特許文献5には、物や人による意図しない接触による誤操作を防止することを目的として、接触センサ(タッチセンサ)は、2個の操作スイッチを有する第1接触センサ部と、2個操作スイッチに近接して配置されるダミースイッチを有する第2接触センサ部と、ダミースイッチの出力に基づいて、2個の操作スイッチに対して有効な接触が行われたかを検出するセンサ回路からなるセンサ検出部とを有する構成が開示されている。
特開2007−072798号公報 特開2007−074716号公報 特開2009−015862号公報 特開2009−055238号公報 特開2009−111996号公報
しかしながら、特許文献1から5を含めて従来技術による静電容量式のタッチパネルを搭載した折りたたみ構造の電子機器では、折りたたむ際に、操作面の金属等の導体キーと接触あるいは近接するため、導体キーと意図せぬ容量結合するという問題があった。
つまり、タッチパネルが操作面の金属等の導体を使用した部分と意図せぬ容量結合が生じることで、タッチパネル搭載電子機器が指が触れたと誤検知してしまい、ユーザーが意図せぬ誤操作が発生してしまうという問題があった。
このような操作面の導体との誤反応を回避するためには、折りたたみできる状態ではタッチパネルを使用しない設定にすることや、感度閾値を高く設定して操作面との反応をキャンセルするなどの方法があるが、いずれもユーザーの利便性を妨げる処理となるという問題が生じる。つまり、前述した誤反応を防ぐために感度閾値を高く設定すると、通常動作時にタッチパネルが軽快に反応できないということである。
そこで、本発明の技術的課題は、タッチパネルを搭載した電子機器において、タッチパネルが電子機器の金属等の導体と反応して、ユーザーが意図しない動作を発生させるのを防ぐことができるタッチパネル搭載電子機器とその誤反応防止方法を提供することにある。
本発明によれば、タッチパネルを搭載した第1の筐体と、操作面を有する第2の筺体とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筺体とが、折りたたみ可能に一端同士を結合され、前記タッチパネルに導体が触れた際の前記導体の静電容量の変化に基づく接触検知情報を得ようにした折りたたみ式の電子機器において、前記操作面に配置された操作用の導体からなるキーを備え、前記キーに近接する部分にGNDへ接続された誤動作検知用の導体を配置することで、前記タッチパネルへの接触動作と、前記キーへの前記タッチパネルへの近接または接触動作とを判別できるように構成したことを特徴とするタッチパネル搭載電子機器が得られる。
また、本発明によれば、前記タッチパネル搭載電子機器において、前記誤動作検知用の導体は、前記キーよりも、前記一端側に配置された第1の検知導体と、前記キーよりも前記一端側から離れて配置された第2の検知導体とを備えていることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一のタッチパネル搭載電子機器において、前記第1の検知導体は第1の抵抗を介して、GNDに接続され、前記弟2の検知導体は、第2の抵抗を介して、GNDに接続され、前記第2の検知導体が前記弟1の検知導体よりも、前記静電容量の検知感度が大きくなるように、前記第1抵抗器は前記第2の抵抗器よりも大きな抵抗値を有することを特徴とするタッチパネル搭載電子機器が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一のタッチパネル搭載電子機器において、前記タッチパネルに重合せて設けられた表示装置と、前記表示装置を駆動するための表示装置駆動手段と、前記表示装置前記タッチパネルへの接触による接触検知情報を生成するタッチパネル駆動手段と、前記接触検知情報を格納する記憶手段と、前記タッチパネル駆動手段からの接触検知情報と、記憶手段に格納された接触検知情報とを比較し、一致した場合には、当該タッチパネル搭載電子機器の使用不可能状態に移行させるとともに、一方、前記タッチパネル駆動手段からの情報と、記憶手段に格納された接触検知情報とを比較し、一致しない場合には、当該前記タッチパネル駆動手段からの接触検知情報を前記表示装置駆動手段に出力して、前記表示装置に表示させる誤反応防止制御手段とを有することを特徴とするタッチパネル搭載電子機器が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一のタッチパネル搭載電子機器において、前記接触情報は、接触位置を示す座標、接触点数、接触感度、及び静電容量変化の波形の内の少なくとも一種であることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器が得られる。
また、本発明によれば、前記タッチパネル搭載電子機器において、前記接触感度は、予め定められた閾値を越えるものを用い、前記接触点数は予め定められた接触点数以上のものを一致すると判断することを特徴とすることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器が得られる。
また、本発明によれば、タッチパネルを搭載した第1の筐体と、操作面を有する第2の筺体とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筺体とが、折りたたみ可能に一端同士を結合され、前記タッチパネルに導体が触れた際の前記導体の静電容量の変化に基づく接触検知情報を得ようにした折りたたみ式の電子機器の誤反応防止方法において、前記操作面に配置された操作用のキーを設け、前記キーに近接する部分にGNDへ接続された誤動作検知用の導体を配置することで、前記タッチパネルへの接触動作と、前記キーへの前記タッチパネルへの近接または接触動作とを判別できるようにしたことを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法が得られる。
また、本発明によれば、前記タッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記誤動作検知用の導体として、前記キーよりも、前記一端側に配置された第1の検知導体と、前記キーよりも前記一端側から離れて配置された第2の検知導体とを設けることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法が得られる。
また、本発明によれば、前記タッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記第1の検知導体を第1の抵抗を介して、GNDに接続し、前記弟2の検知導体を第2の抵抗を介して、GNDに接続し、前記第2の検知導体が前記弟1の検知導体よりも、前記静電容量の検知感度が大きくなるように、前記第1抵抗器は前記第2の抵抗器よりも大きな抵抗値を有するものを用いることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一のタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記タッチパネル搭載電子機器は、前記タッチパネルと、前記タッチパネルに重合せて設けられた表示装置とを備え、前記誤反応防止方法は更に、前記表示装置を駆動するための表示装置駆動段階と、前記タッチパネルへの接触による接触検知情報を生成するタッチパネル駆動段階と、前記接触検知情報を格納する記憶段階と、前記タッチパネル駆動手段からの接触検知情報と、前記記憶段階にて格納された接触検知情報とを比較し、一致した場合には、当該タッチパネル搭載電子機器を使用不可能状態に移行させ、一方、前記タッチパネル駆動手段からの情報と、前記記憶段階にて、格納された接触検知情報とを比較し、一致しない場合には、前記タッチパネル駆動段階による接触検知情報を前記表示装置駆動段階を介して、前記表示装置に表示させる誤反応防止制御段階とを有することを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法が得られる。
また、本発明によれば、前記ずれか一のタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記接触検知情報は、接触位置を示す座標、接触点数、接触感度、及び静電容量変化の波形の内の少なくとも一種であるものを用いることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法が得られる。
また、本発明によれば、前記タッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記接触感度は、予め定められた閾値を越えるものを用い、前記接触点数は予め定められた接触点数以上のものを一致すると判断することを特徴とすることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法が得られる。
より具体的に、本発明のタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法は、タッチパネルを搭載した電子機器において、タッチパネルが電子機器の導体部分と反応して、ユーザーが意図しない動作を発生させるのを防ぐ方法であることが好ましい。
本発明においては、タッチパネル搭載電子機器の筐体を折りたたんだ際に操作面の導体のキーと接触・近接した際にも誤動作しないタッチパネル搭載電子機器とその誤反応防止方法を提供することができる。
また、本発明によれば、指での接触と操作面の導体との接触を区別しているので、折り畳み式の電子機器での誤反応が判定できるタッチパネル搭載電子機器とその誤反応防止方法を提供することができる。
図1は本発明の実施の形態によるタッチパネル搭載電子機器の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による携帯端末の一例を示す図である。 図2の携帯端末のキー近傍に配置された導体の概略構成と静電容量変化の感度曲線を示す図である。 図3のキー及び導体の構成を用いた携帯端末の動作を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態によるタッチパネル搭載電子機器の概略構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、タッチパネル11は折りたたみできる電子機器10に搭載され、このタッチパネル搭載電子機器10は、タッチパネル11に重ねられて設けられた表示装置14と、タッチパネル11に電気接続されたタッチパネル駆動手段としてのタッチパネルドライバ12と、タッチパネルドライバ12に接続された記憶手段としてのメモリ16と、表示装置14に電気接続された、表示装置駆動手段としての表示装置ドライバ15と、表示装置ドライバ15及びメモリ16に接続された誤反応防止制御手段としてのホスト中央演算処理装置(CPU)17とを備えている。タッチパネルドライバ12は、ICからなり、ホストCPU17へ座標,感度、接触数といったといった接触検知情報の信号を送信できるように構成されている。このタッチパネル搭載電子機器において、タッチパネル11は接触検知情報を、タッチパネルドライバ12を介してホストCPU17へ送る。
また、タッチパネル11は指や金属の接触により容量変化を検知し、タッチパネルドライバ12にて演算処理を実行して座標や感度、指の本数をホストCPU17へ送る。
ホストCPU17は、受け取った情報を元に装置を動作させたり表示装置ドライバ15を介して表示装置14にて表示したり、メモリ16へ送りそれら情報を保存する。
メモリ16には、予め装置面の金属製のキー31の周囲に配置した金属、導電性無機物質、導電性樹脂、導電性ゴム等の導電性物質からなる導体32の数量や位置情報、タッチパネルドライバ12の演算処理にて出力される容量分布を記憶しておき指や金属が意図して触れた際のタッチパネル11からの接触検知情報データと比較して操作面の金属製のキーとユーザーの指とのちがいを判別できる。
なお、図1で示されるホストCPU17、メモリ16、表示装置14及び表示装置ドライバ、タッチパネルドライバ12は、当業者にとってよく知られており、本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成及び動作の説明は省略する。さらに、タッチパネルドライバ12の進化により、最近では多数の指の座標を検知できるものもある。
なお、ホストCPU17は表示装置14へ表示装置ドライバ15を介し情報を提示することや、メモリ16に上記データを保存しておくこともできる。以上までは、従来技術とほぼ同様な構成を有している。
図2は、本発明の実施の形態による携帯端末の一例を示す図である。図2のように、表示面を備えたタッチパネル21を搭載する電子機器20は、一端に設けられたヒンジ部(折部)23を解して第1の筐体25と、第2の筐体26とが、折りたたみできる構造で、折りたたんだ際にタッチパネル21が、操作面22と接するように、タッチパネル21及び表示面を収納することもできる。操作面22には金属製のキー31を使用することもある。
図2を参照すると、タッチパネル21は一般的に表示装置の前面に配置されており、指や金属の接触に伴い出力される座標や感度といった情報を利用し、端末を動作させる。
携帯端末20は、タッチパネル21を上面にして折りたたむことや、タッチパネル面と操作面を接触するように折りたたむこともできる。機器の操作面には金属あるいは導体製のキー31が存在することがあり、この例では操作面にGNDへ結合させた導体32(図3参照)をキー31の周囲に6個以上配置しておく。なお、説明の便宜上、導体32のキー31が設けられた位置38からヒンジ部23に近い側39を第1の検知導体32、ヒンジ部23から離れた側37を第2の検知導体32と呼ぶ。
図3は図2の操作部にキー31を使用した一例を示す平面図である。図3に示すように、キー31の周囲にGNDへ導通させた導体32を設置しておく。一般的に金属製のキー31はGNDへ接続されていないため(電気的にフローティング)、導体32よりも感度は低く検知される。
また、本発明では、電子機器を折りたたんだ際に、金属製のキーの周辺に任意に配置した導体32と意図的に容量結合させ、その反応した導体や金属の数量や座標あるいは図3において各位置X1,X2,X3及びY1,Y2,Y3で夫々例示されるグラフ35,36のような容量変化の分布波形をメモリ12内に予め記憶しておき、その形状を比較することで指や導体の意図した接触であるのか、あるいは操作面の金属や導体の意図せぬ接触であるか判断し、ユーザーの意図せぬ電子機器の動作を判断する。
図3において、検知用の第1及び第2の検知導体32は、夫々第1及び第2の抵抗33,34を介してGNDへ接続している。検知用の第1及び第2の検知導体32はGND間に設けられた第1及び第2の抵抗33,34の抵抗値を調整して設置されている。
ここで、図2に示す携帯端末を折り畳む場合、ヒンジ部(折部)23に近い部分と遠い部分では、接触するまでの時間がことなるため折りたたむ瞬間は、前述した接触数、座標、波形等の判断が不可能である。
そこで、図3に示すように、第1及び第2の検知導体32と感度の関係のように、符号39で示されるヒンジ部23近傍の第1の検知導体に接続された第1の抵抗33の抵抗値を大きめ、符号37で示されるヒンジ部23遠方の第2の検知導体に接続された第2の抵抗34の抵抗値を小さめに設定し、ヒンジ部(折部)23に近い方は感度X,Yが低め、遠い方は感度XYが高めに見えるようにしておく。このように、この例では、ヒンジ部23(折部)からの距離で検知用の第1及び第2の検知導体32の感度を調整して折り畳み時に同時に閾値を越えるように設定しているので、折りたたみ時の反応のちがいによる、接触本数の誤検知の予防効果が得られる。
なお、上記実施の形態では、検知用の第1及び第2の検知導体32をキー31の周辺へ配置としているが操作面の任意の位置へ配置してもよい。また、キー31についても、キー31の一部をGNDへ落とすことで上記検知用導体を構成できる。
次に、本発明の実施の形態による携帯端末の動作について説明する。図4において、静電容量方式のタッチパネル11は、指や金属の接触により容量の変化量と変化した位置13を検知して、ドライバ12内で位置と容量結合の強さを表す値(以降、感度と呼ぶ)13に演算する。演算した感度が予め設定しておいた閾値を超える場合は電子機器内のホストCPU17に座標と感度および接触指の本数のデータなど(接触検知情報)として出力する。
次に、更に詳細に動作を図4に示すフローチャート(タイムチャート)を使用して説明する。
図4において、折りたたみ可能な電子機器に搭載されたタッチパネルが、折りたたみ時に機器の操作面の検知用金属・導体と近接した場合、まずタッチパネルドライバ12あるいはホストCPU17にてセンサスキャンリトライ数が規定回数を超えていないかを確認し(ステップS1)、超えていない場合はセンサスキャンを実施し、感度や位置、タッチ本数についての接触検知情報を得る(ステップS2)。次に、スキャンで得た情報から内部演算し、指の接触本数が6本以上か否かを確認する(ステップS4)。ここで、本発明ではハンドヘルドタイプの電子機器を想定しているため、片手で電子機器を保持した場合、もう一方の手でタッチできる。最大の指本数は5本であり、配置する検知用の金属・導体の反応数量と区別できる。予め指での操作可能数を5本以下にUI上設定しておけばなお安全である。
ステップS4において、6本以上の検知があれば、リトライ数を加算して再スキャンを実施する。ここで、6本以上の検知がない場合には、次のステップS5において、メモリに保管しておいた任意配置の導体の座標と、スキャンで得た座標を比較する。合致している場合は、同様にリトライ数を加算して再スキャンを実施する。合致していない場合は、次のステップS6において、タッチパネルドライバで演算した位置と感度の関係の波形をメモリ内に保管したものと比較する。合致しない場合には、ステップS7において、データを出力される。
なお、波形が合致する場合は上記のようにリトライ回数を加算して再スキャンもできる。リトライ回数が規定数を超えた場合、装置は折り畳み状態で操作面と反応していると判断し、Disable状態(ステップS11)に推移する。
また、ステップS4,S5,及びS6において、パスした場合(すべてNOであった場合)には、装置が“開”状態と判断し、タッチパネルは通常動作する。
なお、ステップS4,S5,及びS6は、並列とすることで、ステップS4,S5,S6の条件は、一つの条件のみで使用することも可能であるが、より信頼性を高めるために組み合わせて、ステップS4,S5,及びS6を順番を入れ替えて使用することもできる。
また、ステップS4,S5,及びS6の各条件はホストCPU17で実施してもよいが、勿論タッチパネルドライバ12で行っても良い。
以上説明したように、本発明の実施の形態においては、操作面に意図的に配置した金属や導体を検知し、タッチパネル動作をディセーブルにできるので、電子機器を折りたたんだ際の金属キーとタッチパネルの意図せぬ反応を回避できる。
また、本発明の実施の形態においては、指での接触と操作面の金属・導体との接触を区別しているので、折り畳み式の電子機器での誤反応が判定できる。
また、本発明の実施の形態においては、操作面との接触を感知できるので、開閉検知も行うことができる。
本発明に係るタッチパネル搭載電子機器とその誤反応防止方法は、タッチパネル搭載電子機器に適用される。
(付記1)
請求項7乃至10のいずれか一項に記載のタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記接触検知情報は、接触位置を示す座標、接触点数、接触感度、及び静電容量変化の波形の内の少なくとも一種であるものを用いることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法。
(付記2)
付記1に記載のタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記接触感度は、予め定められた閾値を越えるものを用い、前記接触点数は予め定められた接触点数以上のものを一致すると判断することを特徴とすることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法。
10 タッチパネル搭載電子機器
11 タッチパネル
12 タッチパネルドライバ(タッチパネル駆動手段)
14 表示装置
15 表示装置ドライバ(表示装置駆動手段)
16 メモリ(記憶手段)
17 ホスト中央演算処理装置(CPU)(誤反応防止制御手段)
20 携帯端末
21 タッチパネル(+表示面)
22 操作面
23 ヒンジ部(折部)
25 第1の筐体
26 第2の筐体
31 キー
32 第1及び第2の検知導体
33 第1の抵抗
34 第2の抵抗
35,36 グラフ
37 ヒンジ部から離れた側
38 キーが設けられた位置
39 ヒンジ部に近い側

Claims (10)

  1. タッチパネルを搭載した第1の筐体と、操作面を有する第2の筺体とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筺体とが、折りたたみ可能に一端同士を結合され、前記タッチパネルに導体が触れた際の前記導体の静電容量の変化に基づく接触検知情報を得ようにした折りたたみ式の電子機器において、
    前記操作面に配置された操作用の導体からなるキーを備え、前記キーに近接する部分にGNDへ接続された誤動作検知用の導体を配置することで、前記タッチパネルへの接触動作と、前記キーへの前記タッチパネルへの近接または接触動作とを判別できるように構成したことを特徴とするタッチパネル搭載電子機器。
  2. 請求項1に記載のタッチパネル搭載電子機器において、前記誤動作検知用の導体は、前記キーよりも、前記一端側に配置された第1の検知導体と、前記キーよりも前記一端側から離れて配置された第2の検知導体とを備えていることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器。
  3. 請求項1又は2に記載のタッチパネル搭載電子機器において、前記第1の検知導体は第1の抵抗を介して、GNDに接続され、前記弟2の検知導体は、第2の抵抗を介して、GNDに接続され、前記第2の検知導体が前記弟1の検知導体よりも、前記静電容量の検知感度が大きくなるように、前記第1抵抗器は前記第2の抵抗器よりも大きな抵抗値を有することを特徴とするタッチパネル搭載電子機器。
  4. 請求項1乃至3の内のうちのいずれか一項に記載のタッチパネル搭載電子機器において、前記タッチパネルに重合せて設けられた表示装置と、前記表示装置を駆動するための表示装置駆動手段と、前記表示装置前記タッチパネルへの接触による接触検知情報を生成するタッチパネル駆動手段と、前記接触検知情報を格納する記憶手段と、前記タッチパネル駆動手段からの接触検知情報と、記憶手段に格納された接触検知情報とを比較し、一致した場合には、当該タッチパネル搭載電子機器の使用不可能状態に移行させるとともに、一方、前記タッチパネル駆動手段からの情報と、記憶手段に格納された接触検知情報とを比較し、一致しない場合には、当該前記タッチパネル駆動手段からの接触検知情報を前記表示装置駆動手段に出力して、前記表示装置に表示させる誤反応防止制御手段とを有することを特徴とするタッチパネル搭載電子機器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネル搭載電子機器において、
    前記接触情報は、接触位置を示す座標、接触点数、接触感度、及び静電容量変化の波形の内の少なくとも一種であることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器。
  6. 請求項5に記載のタッチパネル搭載電子機器において、前記接触感度は、予め定められた閾値を越えるものを用い、前記接触点数は予め定められた接触点数以上のものを一致すると判断することを特徴とすることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器。
  7. タッチパネルを搭載した第1の筐体と、操作面を有する第2の筺体とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筺体とが、折りたたみ可能に一端同士を結合され、前記タッチパネルに導体が触れた際の前記導体の静電容量の変化に基づく接触検知情報を得ようにした折りたたみ式の電子機器の誤反応防止方法において、
    前記操作面に配置された操作用のキーを設け、前記キーに近接する部分にGNDへ接続された誤動作検知用の導体を配置することで、前記タッチパネルへの接触動作と、前記キーへの前記タッチパネルへの近接または接触動作とを判別できるようにしたことを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法。
  8. 請求項7に記載のタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記誤動作検知用の導体として、前記キーよりも、前記一端側に配置された第1の検知導体と、前記キーよりも前記一端側から離れて配置された第2の検知導体とを設けることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法。
  9. 請求項7又は8に記載のタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記第1の検知導体を第1の抵抗を介して、GNDに接続し、前記弟2の検知導体を第2の抵抗を介して、GNDに接続し、前記第2の検知導体が前記弟1の検知導体よりも、前記静電容量の検知感度が大きくなるように、前記第1抵抗器は前記第2の抵抗器よりも大きな抵抗値を有するものを用いることを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法。
  10. 請求項7乃至9の内のうちのいずれか一項に記載のタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法において、前記タッチパネル搭載電子機器は、前記タッチパネルと、前記タッチパネルに重合せて設けられた表示装置とを備え、前記誤反応防止方法は更に、
    前記表示装置を駆動するための表示装置駆動段階と、
    前記タッチパネルへの接触による接触検知情報を生成するタッチパネル駆動段階と、
    前記接触検知情報を格納する記憶段階と、
    前記タッチパネル駆動手段からの接触検知情報と、前記記憶段階にて格納された接触検知情報とを比較し、一致した場合には、当該タッチパネル搭載電子機器を使用不可能状態に移行させ、一方、前記タッチパネル駆動手段からの情報と、前記記憶段階にて、格納された接触検知情報とを比較し、一致しない場合には、前記タッチパネル駆動段階による接触検知情報を前記表示装置駆動段階を介して、前記表示装置に表示させる誤反応防止制御段階と
    を有することを特徴とするタッチパネル搭載電子機器の誤反応防止方法。
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