JP2011152205A - 運動具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蹴る動作により飛翔体を飛ばすことができるようにして、蹴る動作により飛翔体の飛ばし方をコントロールする運動感覚や運動技能を容易に習得することができるようにする。
【解決手段】 飛翔体1を慣性力により離脱させて飛翔可能に保持する保持部材10と、くるぶし(踝)以下の足部Faを含む脚Lのいずれかの部位に着脱可能に装着させられるとともに脚Lの揺動運動により保持部材10を介して飛翔体1に慣性力を付与しこの保持部材10から飛翔体1を離脱させて目標Tに飛翔させるようにこの保持部材10が取り付けられる取付部材20と、取付部材20を脚Lに装着する装着手段40とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、脚に装着されて飛翔体を飛翔させる運動具に係り、特に、サッカー等のボールを蹴るスポーツの練習具、これらのスポーツに関係する運動感覚や運動技能を向上させる訓練具として、あるいは、標的に向けて飛翔体を飛ばすゲーム用具として用いることのできる運動具に関する。
一般に、サッカー等のボールを蹴るスポーツの練習においては、ゴールや人を目標としてボールを繰り返し蹴ることにより、運動感覚や運動技能を向上させることを行っている。しかしながら、実際のボールを用いるので、運動場などの広いスペースを必要とし、部屋などの狭いスペースでは限界がある。
そこで、従来においては、図11に示すように、飛翔体としてのボール100を紐101の一端101aに連結し、他端101bを身体に取り付けるようにし、使用するときは、紐101の他端101bを身体に取り付けた状態で、ボール100を蹴って練習を行うようにした運動具が知られている(例えば、実開平5−13475号公報、特開平8−280865号公報等に掲載)。これによれば、紐101の長さよりボール100は先に飛ばないので、狭いスペースでの練習を可能にしている。
実開平5−13475号公報 特開平8−280865号公報
しかしながら、上記従来の運動具においては、狭いスペースでのボール100の取り扱いには役立つが、紐101の長さよりボール100は先に飛ばないので、飛翔体としてのボール100の球筋(経路)が見えないことから、蹴り動作による飛ばし方をコントロールする運動感覚や運動技能を習得することができにくいという問題があった。
尚、従来においては、例えば、ビーチボールのような軽いボールを用いることも行うが、実際のボールと比較して柔らかいことから、ボールの飛び方が緩やかでその経路も不安定になるという欠点がある。また、実際にボールを蹴るので、ボールに足部が当たる音が大きいと、騒音の原因にもなるという問題もある。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、蹴る動作により飛翔体を飛ばすことができるようにして、蹴る動作により飛翔体の飛ばし方をコントロールする運動感覚や運動技能を容易に習得することができるようにするとともに、飛翔体の飛距離を比較的短いものにして、狭いスペースでも用いることができるようにした運動具を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の運動具は、飛翔体を慣性力により離脱させて飛翔可能に保持する保持部材と、くるぶし(踝)以下の足部を含む脚のいずれかの部位に着脱可能に装着させられるとともに脚の揺動運動により上記保持部材を介して上記飛翔体に慣性力を付与し該保持部材から該飛翔体を離脱させて飛翔させるように該保持部材が取り付けられる取付部材と、該取付部材を脚に装着する装着手段とを備えた構成としている。
この運動具を使用するときは、装着手段により取付部材を脚のいずれかの部位に装着し、保持部材に飛翔体を保持した状態で、脚を揺動運動させ、保持部材を介して飛翔体に慣性力を付与し、保持部材から飛翔体を離脱させて飛翔させる。この場合、脚の揺動をコントロールして、飛翔体が目標に向けて飛ぶようにする。そのため、例えば、蹴る動作により飛翔体を飛ばすことができるようになるので、蹴る動作により飛翔体の飛ばし方をコントロールする運動感覚や運動技能を容易に習得することができるようになる。また、この場合、飛翔体は慣性力により飛翔するので、飛翔体の飛距離が比較的短いものになり、そのため、部屋などの狭いスペースでも用いることができるようになることから汎用性が増す。
このため、狭い部屋で、例えばサッカーの多彩なシュートやパスの模擬的練習が、何時でも何処でもできる。それによって、飛翔体の飛翔経路(球筋)を目で確認しながら、微妙なコントロールのセンスを身につけることができる。また、標的に向けて飛翔体を飛ばすゲーム用具にもなり、玩具やレジャー用品としても用いることができる。
そして、必要に応じ、上記装着手段を、上記保持部材が足部の甲上に位置するように上記取付部材を足部に装着可能に形成し、上記保持部材を、上記取付部材が足部に装着された状態で上記飛翔体の離脱方向が足部の爪先側になるように形成した構成としている。
これにより、保持部材が足部の甲上に位置して飛翔体の離脱方向が足部の爪先側になるので、この飛翔体を飛翔させるときは、サッカー等のボールを足部の甲に当てて蹴るように、脚を揺動運動させればよい。そのため、足部の甲で蹴る動作により飛翔体を飛ばすことができるようになるので、サッカー等のスポーツにおける蹴り動作による飛翔体の飛ばし方をコントロールする運動感覚や運動技能をより一層容易に習得することができるようになる。
より詳しくは、本発明においては、飛翔体を脚の揺動(脚の振り)により、飛翔体に慣性力を付与して飛翔させるので、先ず、脚を後ろ側に揺動させ、それから、脚を前側に揺動する(振る)。この場合、脚を後ろ側に揺動させるときは飛翔体が保持部材から落下しないように、できるだけ飛翔体を保持部材に留めておいて、その後、脚を前側に揺動する(振る)過程の所要の位置で、例えば、脚を前側に振り切った位置で、飛翔体が目標に向けて飛翔するように保持部材から離脱させるようにする。脚の振り方により、飛翔体を、真っ直ぐに飛ばすようにすることもでき、あるいは、カーブやシュートなど湾曲軌道を描くように飛ばすこともできる。
この場合、飛翔体の飛行過程を視認することができるので、飛翔体の方向性やカーブやシュートの仕方を体得でき、どのように脚を振り、必要により、どのように捩じりを加えれば、所望の飛ばし方ができるかを習得することができるようになる。また、足部の甲にボールを当てて飛ばす場合に比較して、ボールを当てる場合には、瞬時にボールに当たるので、脚の振り方を体得しにくいが、飛翔体は保持部材に留まる時間が長いので、それだけ、脚の振り方を体得し易くなるという効果がある。
また、必要に応じ、上記飛翔体を、少なくとも一端に開口を有する挿通穴を有して構成し、上記保持部材を、上記飛翔体の挿通穴の開口から該挿通穴に挿通して該飛翔体を保持する棒状に形成し、該保持部材をその先端が足部の爪先側に位置するように該保持部材の基端を上記取付部材に支持した構成としている。
飛翔体の挿通穴に棒状の保持部材を挿通して飛翔体を保持できるので、脚の揺動の際に、飛翔体をできるだけ保持部材に留めておくことができるようにコントロールしやすくなり、それだけ、操作が容易になる。即ち、脚を振る際に、保持部材で飛翔体を保持できるので、飛翔体に保持部材から離脱するときの初速を付与することができる。
この場合、上記飛翔体を、円筒状に形成したことが有効である。これにより、保持部材が真っ直ぐな棒であり、円筒は座りもいいので、タメが作り易く、そのため、安定して飛ばすことができる。また、筒の長さ・重さ・形状によって、飛び方が異なるので、目的に合わせて製作しやすい。更に、筒は保持部材で支えたとき、その間に隙間を作ることができ、そのために自由度が増す。その結果、飛ばし方に多様な工夫ができるようになる。
この際、飛翔体を、全長が棒状の保持部材よりも短く、一端に開口を有し他端が閉塞された円筒状に形成することができる。これによれば、棒状の保持部材の先端に飛翔体の他端内側を当接させて保持できるので、押し出す時の当たりが一定でより安定した球筋にすることができる。
また、必要に応じ、上記保持部材を、先端に開放口を有し基端が閉塞され上記飛翔体を上記開放口から挿入して保持する筒状に形成し、該保持部材を先端が足部の爪先側に位置するように該保持部材の基端を上記取付部材に支持した構成としている。
飛翔体を筒状の保持部材内に挿入して保持できるので、脚の揺動の際に、飛翔体をできるだけ保持部材に留めておくことができるようにコントロールしやすくなり、それだけ、操作が容易になる。即ち、脚を振る際に、保持部材で飛翔体を保持できるので、飛翔体に保持部材から離脱するときの初速を付与することができる。
更に、必要に応じ、上記保持部材を上記取付部材に対して上記飛翔体の離脱方向が可変になるように支持する可変支持手段を設けた構成としている。
取付部材が足部に装着された状態で、可変支持手段により保持部材を動かして飛翔体の離脱方向を調整できるので、飛翔体をコントロールし易い所望の条件で、飛翔体を飛ばすことができ、操作性を向上させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記保持部材を複数設けた構成としている。例えば、足部の甲の幅方向に沿って、中央,外側,内側の3個所に設ける。そして、何れかの保持部材を選択して、これに、飛翔体を保持し、上記と同様に飛翔体を飛ばす。この場合、位置の異なる甲の部位から夫々飛翔体を飛ばすことができるので、限りなく実際のボールを蹴った時の「打感」に近くなる運動機能を習得することができるようになる。例えば、サッカーの場合でいえば、中央を選択した場合には通常のキックに対応し、外側を選択した場合にはアウトサイドキックに対応し、内側を選択した場合にはインサイドキックに対応して、どのように脚を振り、必要により、どのように捩じりを加えれば、所望の飛ばし方ができるかを習得することができるようになり、そのため、限りなく実際のボールを蹴った時の「打感」に近くなる運動機能を習得することができるようになるのである。
また、必要に応じ、上記保持部材を取付部材に対して移動可能にした構成としている。これにより、位置の異なる甲の部位に保持部材を移動させることができるので、所望の部位に保持部材を位置決めし、これに、飛翔体を保持し、上記と同様に飛翔体を飛ばす。この場合も、上記の保持部材を複数設けた場合と同様に、位置の異なる甲の部位から夫々飛翔体を飛ばすことができるので、限りなく実際のボールを蹴った時の「打感」に近くなる運動機能を習得することができるようになる。
更にまた、必要に応じ、上記装着手段を、上記取付部材が固定され足部の甲を覆う覆い部を有した履物で構成している。履物にしたので、装着が容易であり、また足部に対する取付部材の保持が確実になる。
また、必要に応じ、上記装着手段を、上記取付部材に設けられ足部に巻回されるベルトで構成している。ベルトにしたので、装着が容易であり、また足部に対する取付部材の保持が確実になる。
本発明によれば、蹴る動作により飛翔体を飛ばすことができるようになるので、蹴る動作により飛翔体の飛ばし方をコントロールする運動感覚や運動技能を容易に習得することができるようになる。また、飛翔体は慣性力により飛翔するので、飛翔体の飛距離が比較的短いものになり、そのため、部屋などの狭いスペースでも用いることができるようになることから汎用性が増す。
このため、狭い部屋で、例えばサッカーの多彩なシュートやパスの模擬的練習が、何時でも何処でもできる。それによって、飛翔体の飛翔経路(球筋)を目で確認しながら、微妙なコントロールのセンスを身につけることのできるという効果を奏する。また、標的に向けて飛翔体を飛ばすゲーム用具にもなり、玩具やレジャー用品としても用いることができる。
本発明の第一の実施の形態に係る運動具を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 本発明の第一の実施の形態に係る運動具を使用するときの状態を示す図である。 本発明の第二の実施の形態に係る運動具を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 本発明の第三の実施の形態に係る運動具を示し、可変支持手段の変形例を示す断面図である。 本発明の第四の実施の形態に係る運動具を示し、装着手段の変形例を示す断面図である。 本発明の第五の実施の形態に係る運動具を示す斜視図である。 本発明の第六の実施の形態に係る運動具を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 本発明の実施の形態に係る運動具を示し、(a),(b)は、第一,第三乃至第六の実施の形態に係る運動具において用いることのできる飛翔体の別の例を示す断面図、(c)は、第二の実施の形態に係る運動具において用いることのできる飛翔体の別の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る運動具を示し、保持体及び飛翔体の別の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運動具の使用例を示す図である。 従来の運動具の一例を示す図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る運動具について詳細に説明する。
図1及び図2には、本発明の第一の実施の形態に係る運動具Sを示している。この運動具Sの基本的構成は、飛翔体1と、飛翔体1を保持する保持部材10と、保持部材10が取り付けられくるぶし(踝)Fa以下の足部F(foot)を含む脚L(leg)のいずれかの部位(実施の形態では足部Fの甲Fbの上)に着脱可能に装着させられる取付部材20と、保持部材10が足部Fの甲Fb上に位置するように取付部材20を足部Fに装着する装着手段40とを備えて構成されている。
飛翔体1は、少なくとも一端に開口3を有する挿通穴2を有して構成されている。実施の形態では、両端に開口3,3を有する円筒状に形成されており、紙製あるいはプラスチックなどで硬質に形成されている。大きさは、例えば、長さMがM=20mm〜100mm、外径DaがDa=10mm〜45mm、内径DbがDb=5mm〜40mmの範囲で、重さGがG=5g〜20gの範囲のものが望ましい。
保持部材10は、飛翔体1を慣性力により離脱させて飛翔可能に保持するものであり、取付部材20が足部Fに装着された状態で飛翔体1の離脱方向が足部Fの爪先Fc側になるように、飛翔体1の挿通穴2の開口3から挿通穴2に挿通して飛翔体1を保持する棒状に形成されている。また、保持部材10は可撓性の金属部材で構成されている。そして、この保持部材10の基端11は、その先端12が足部Fの爪先Fc側に位置するように、取付部材20に支持されている。
取付部材20は、例えば、金属製の板状に形成されており、保持部材10の基端11が溶接等で固着されている。保持部材10の基端11の取付部材20に対する固定は、溶接に限定されるものではなく、ねじ手段や、接着手段など、適宜変更して差し支えない。
また、保持部材10を取付部材20に対して飛翔体1の離脱方向が可変になるように支持する可変支持手段30が設けられている。この可変支持手段30は、可撓性の金属部材からなる保持部材10の基端部13で構成されており、この基端部13の曲げ具合を調整することにより、取付部材20に対する保持部材10の軸線の角度θと方向を調整して、飛翔体1の離脱方向を可変にしている。
装着手段40は、取付部材20が固定され足部Fの甲Fbを覆う覆い部42を有した履物41で構成されている。取付部材20は、覆い部42に接着剤を介して固着されている。履物41は、ゴムなどの樹脂で形成されており、足裏を支持する支持板43と、支持板に一体に設けられ足部Fの爪先Fc側を覆う上記の覆い部42を有した前部44と、支持板43に架け渡され足部Fの踵Fdを支持板43に対して押さえる押さえバンド45とから構成されている。履物41としては、右足用(図示)、左足用(図示せず)のいずれか一方、あるいは、両方備えることができる。
従って、この運動具Sを使用するときには、以下のようにする。図1及び図2に示すように、先ず、装着手段40の履物41を足部Fに装着する。そして、飛翔体1の挿通穴2を棒状の保持部材10に挿通して保持し、例えば、予め、飛翔体1の目標T(標的)として、数メートル先に籠Taなどを用意し、この目標Tめがけて、飛翔体1を飛ばすようにする。
詳しくは、図2に示すように、脚Lを揺動運動させ、保持部材10を介して飛翔体1に慣性力を付与し、保持部材10から飛翔体1を離脱させて飛翔させる。例えば、先ず、図2(a)に示すように、脚Lを後ろ側に揺動させ、それから、図2(b)に示すように、脚Lを前側に揺動する(振る)。この場合、脚Lを後ろ側に揺動させるときは飛翔体1が保持部材10から落下しないように、できるだけ飛翔体1を保持部材10に留めておいて、その後、脚Lを前側に揺動する(振る)過程の所要の位置で、例えば、脚Lを前側に振り切った位置で、飛翔体1が目標Tに向けて飛翔するように保持部材10から離脱させるようにする。脚Lの振り方により、飛翔体1を、真っ直ぐに飛ばすようにすることもでき、あるいは、カーブやシュートなど湾曲軌道を描くように飛ばすこともできる。
この場合、飛翔体1の飛行過程を視認することができるので、飛翔体1の方向性やカーブやシュートの仕方を体得でき、どのように脚Lを振り、必要により、どのように捩じりを加えれば、所望の飛ばし方ができるかを習得することができるようになる。また、足部Fの甲Fbにボールを当てて飛ばす場合に比較して、ボールを当てる場合には、瞬時にボールに当たるので、脚Lの振り方を体得しにくいが、飛翔体1は保持部材10に留まる時間が長いので、それだけ、脚Lの振り方を体得し易くなるという効果がある。
また、この場合、取付部材20が足部Fに装着された状態で、可変支持手段30により保持部材10を動かして飛翔体1の離脱方向を調整できる。実施の形態においては、棒状の保持部材10の基端部13を適宜曲げ、取付部材20に対する保持部材10の軸線の角度θと方向を調整して、飛翔体1の離脱方向を調整する。そのため、飛翔体1をコントロールし易い所望の条件で、飛翔体1を飛ばすことができ、操作性を向上させることができる。
この結果、蹴る動作により飛翔体1の飛ばし方をコントロールする運動感覚や運動技能を容易に習得することができるようになる。
また、飛翔体1は慣性力により飛翔するので、飛翔体1の飛距離が比較的短いものになり、そのため、部屋などの狭いスペースでも用いることができるようになることから汎用性が増す。
このため、狭い部屋で、例えばサッカーの多彩なシュートやパスの模擬的練習が、何時でも何処でもできる。それによって、飛翔体1の飛翔経路(球筋)を目で確認しながら、微妙なコントロールのセンスを身につけることができるという効果を奏する。また、数人で、目標Tへ飛ばす技能を競うゲームを行うこともできる。
図3には、本発明の第二の実施の形態に係る運動具Sを示している。この運動具Sの基本的構成は、飛翔体1と、飛翔体1を保持する保持部材10と、保持部材10が取り付けられくるぶし(踝)Fa以下の足部F(foot)を含む脚L(leg)のいずれかの部位(実施の形態では足部Fの甲Fbの上)に着脱可能に装着させられる取付部材20と、保持部材10が足部Fの甲Fb上に位置するように取付部材20を足部Fに装着する装着手段40とを備えて構成されている。
飛翔体1は、ボールで構成されている。例えば、ゴルフボールを用いることができる。
保持部材10は、飛翔体1を慣性力により離脱させて飛翔可能に保持するものであり、取付部材20が足部Fに装着された状態で飛翔体1の離脱方向が足部Fの爪先Fc側になるように、一端が閉塞された筒状に形成されている。即ち、保持部材10は、先端に開放口5を有し基端6が閉塞され、飛翔体1を開放口5から挿入して保持する筒状に形成されている。保持部材10は、先端が足部Fの爪先Fc側に位置するように保持部材10の基端6を取付部材20に後述の可変支持手段30を介して取り付けることにより支持されている。
取付部材20は、例えば、金属製の板状に形成されている。また、保持部材10を取付部材20に対して飛翔体1の離脱方向が可変になるように支持する可変支持手段30が設けられている。この可変支持手段30は、可撓性の棒状の金属部材からなり、一端31が保持部材10の基端6に固定され、他端32が取付部材20に取り付けられている。この可撓性の棒状の金属部材の他端32は、例えば溶接により固定されている。固定は、溶接に限定されるものではなく、ねじ手段や、接着手段など、適宜変更して差し支えない。
この棒状の金属部材の曲げ具合を調整することにより、取付部材20に対する保持部材10の軸線の角度θと方向を調整して、飛翔体1の離脱方向を可変にしている。
装着手段40は、上記第一の実施の形態と同様の履物で構成されている。
従って、この第二の実施の形態に係る運動具Sを使用するときには、上記と同様に、装着手段40の履物41を足部Fに装着する。そして、図3に示すように、ボールからなる飛翔体1を筒状の保持部材10に挿入して保持し、例えば、図2に示すように、予め、飛翔体1の目標T(標的)として、数メートル先に籠Taなどを用意し、この目標Tめがけて、飛翔体1を飛ばすようにする。作用,効果は上記と同様である。
図4には、第三の実施の形態に係る運動具Sを示す。これは、第一の実施の形態に係る運動具Sにおいて、可変支持手段30を変えたものである。この可変支持手段30は、ボール35をホルダ36に回動可能に保持するボールジョイント37で構成されており、棒状の保持部材10の基端11がボール35に固定され、ホルダ36が例えばボルト38により取付部材20に固定されている。尚、この可変支持手段30は、第二の実施の形態に係る運動具Sにも適用できる。
図5には、第四の実施の形態に係る運動具Sを示す。これは、第一の実施の形態に係る運動具Sにおいて、装着手段40を変えたものである。この装着手段40は、取付部材20の一方側側縁部20aと他方側側縁部20bとの間に架け渡されて、足部Fにそのままあるいは靴を介して巻きかけられて装着される一対のベルト50,50で構成されている。ベルト50は一方ベルト51と他方ベルト52に分割されている。一方ベルト51の一端は取付部材20の一方側側縁部20aに固定され、他端に第一面ファスナ53が設けられている。他方ベルト52の一端は取付部材20の他方側側縁部20bに固定され、他端に第一面ファスナ53に係合する第二面ファスナ54が設けられている。そして、一方ベルト51と他方ベルト52とは、第一面ファスナ53と第二面ファスナ54との係合により連結される。尚、この装着手段40は、第二及び第三の実施の形態に係る運動具S,後述の第五及び第六の実施の形態にも適用できる。
図6には、本発明の第五の実施の形態に係る運動具Sを示す。これは、第三の実施の形態に係る運動具Sにおいて、保持部材10を複数設けた例であり、装着手段40である履物41の覆い部42の幅方向に沿って取付部材20を拡張形成し、この取付部材20に、上記のボールジョイント37で構成される可変支持手段30で支持した保持部材10を、足部Fの甲Fbの幅方向に沿って、中央,外側,内側の3個所に設けたものである。この運動具Sを使用するときは、何れかの保持部材10を選択して、これに、飛翔体1を保持し、上記と同様に飛翔体1を飛ばす。この場合、位置の異なる甲Fbの部位で夫々飛翔体1を飛ばすことができるので、限りなく実際のボールを蹴った時の「打感」に近くなる運動機能を習得することができるようになる。例えば、サッカーの場合でいえば、中央を選択した場合には通常のキックに対応し、外側を選択した場合にはアウトサイドキックに対応し、内側を選択した場合にはインサイドキックに対応して、どのように脚を振り、必要により、どのように捩じりを加えれば、所望の飛ばし方ができるかを習得することができるようになり、そのため、限りなく実際のボールを蹴った時の「打感」に近くなる運動機能を習得することができるようになるのである。
図7には、本発明の第六の実施の形態に係る運動具Sを示す。これは、第三の実施の形態に係る運動具Sにおいて、保持部材10を移動機構60を介して取付部材20に対して移動可能にした例である。取付部材20は、装着手段40である履物41の覆い部42の幅方向に沿って拡張形成されている。移動機構60は、取付部材20の幅方向に沿って固設され上側に開放口62のあるチャンネル状のレール61と、ボールジョイント37のホルダ36に垂設されレール61の開放口62に挿通される雄ネジ部63と、雄ネジ部63の先端に設けられレール61の開放口62を構成する上壁64の裏面に当接するネジ頭65と、雄ネジ部63に螺合されネジ頭65と共働してレール61の上壁64を挾持するナット66とから構成されている。
この第六の実施の形態に係る運動具Sを使用するときは、ナット66を緩めて雄ネジ部63を介して保持部材10を移動させ、所望の位置でナット66を締めつけることによりボールジョイント37をレール61に対して固定し、保持部材10を取付部材20の幅方向の所望の位置に位置決めする。そして、これに飛翔体1を保持し、上記と同様に飛翔体1を飛ばす。この場合、保持部材10の移動により、保持部材10を足部Fの甲Fbの幅方向に沿って、所望の位置に位置決めできるので、位置の異なる甲Fbの部位から夫々飛翔体1を飛ばすことができる。そのため、上記第五の実施の形態と同様に、限りなく実際のボールを蹴った時の「打感」に近くなる運動機能を習得することができるようになる。
尚、上記第一,第三乃至第六の実施の形態に係る運動具Sにおいて、飛翔体1は上述した円筒形のものに限定されるものではなく、図8(a)に示すように、他端開口が閉塞された謂わば試験管様の筒状部材でもよい。即ち、飛翔体1を、全長が棒状の保持部材10よりも短く、一端に開口を有し他端が閉塞された円筒状に形成することができる。これによれば、棒状の保持部材10の先端に飛翔体1の他端内側を当接させて保持できるので、押し出す時の当たりが一定でより安定した球筋にすることができる。また、図8(b)に示すように、挿通穴2を貫通して設けたボールであってもよい。要するに、飛翔体1は、棒状の保持部材10に挿通される挿通穴2を有しているものであれば、どのような形態のものでもよい。また、図8(b)に示す運動具Sにおいては、保持部材10に、飛翔体1の取付部材20側の端部を支持する鍔形で板状の支持部材15を設けている。この支持部材15は、上記の棒状の各保持部材10にそれぞれ適用してよい。この場合にも、支持部材15に飛翔体1の端部を当接させて保持できるので、押し出す時の当たりが一定でより安定した球筋にすることができる。
また、上記第二の実施の形態に係る運動具Sにおいて、飛翔体1は上述したボールに限定されるものではなく、図8(c)に示すように、筒状の保持部材10に挿入されるロッドでもよく、適宜変更して差し支えない。また、上記と同様の円筒状のものでもよい。要するに、第二の実施の形態に係る運動具Sにおいては、飛翔体1はどのような形態のものでもよく、例えば、石であってもよい。石の場合には、例えば、河原などで、石を川に向けて飛ばすなどして、楽しむことができる。
また、保持部材10は、上述した形態のものに限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、ボールからなる飛翔体1が嵌合するカップ状に形成したものであってもよく、適宜変更して差し支えない。即ち、飛翔体1及び保持部材10の形態は、上述した組み合わせに限定されない。例えば、保持部材を、飛翔体を磁着するマグネットを備えて構成してもよい。更に、保持部材を移動させる構成は、第六の実施の形態のように、甲Fbの幅方向に限定されるものではなく、例えば、前後方向に移動させるように構成しても良い。
尚また、上記実施の形態においては、装着手段40を、保持部材10が足部Fの甲Fb上に位置するように取付部材20を足部Fに装着可能に形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、足首に装着するように構成する等、適宜変更して差し支えない。
更に、本発明の運動具の使用方法は、目標T(標的)として上記の数メートル先に置いた籠Ta(図2)に飛翔体1を飛ばすことに限定されるものではなく、例えば、図10(a)に示すように、バスケットボールのゴールTbのような目標T(標的)に向けて飛翔体1を飛ばすようにしても良く、あるいはまた、図10(b)に示すように、網製袋状の複数のポケットTcを行列状に列設し、これらのポケットTcを目標T(標的)として飛翔体1を飛ばすようにするなど適宜に用いて良い。ポケットではなく紙やカーテン様のものに標的を描いたものであっても良い。行列状のポケットTcに飛ばす場合には、各ポケットTcに異なる点数を付すなどして、複数の競技者で、点数を競うゲームを行う等することができる。要するに、本発明に係る運動具においては、練習具や訓練具としてのみならず、標的に向けて飛翔体を飛ばすゲーム用具として玩具やレジャー用品として種々に用いて良い。
S 運動具
L 脚(leg)
F 足部(foot)
Fa くるぶし(踝)
Fb 甲
Fc 爪先
Fd 踵
1 飛翔体
2 挿通穴
3 開口
5 開放口
6 基端
10 保持部材
11 基端
12 先端
13 基端部
20 取付部材
20a 一方側側縁部
20b 他方側側縁部
30 可変支持手段
31 一端
32 他端
35 ボール
36 ホルダ
37 ボールジョイント
38 ボルト
40 装着手段
41 履物
42 覆い部
43 支持板
44 前部
45 バンド
T 目標
Ta 籠
Tb ゴール
Tc ポケット
50 ベルト
51 一方ベルト
52 他方ベルト
53 第一面ファスナ
54 第二面ファスナ
60 移動機構
61 レール

Claims (10)

  1. 飛翔体を慣性力により離脱させて飛翔可能に保持する保持部材と、くるぶし以下の足部を含む脚のいずれかの部位に着脱可能に装着させられるとともに脚の揺動運動により上記保持部材を介して上記飛翔体に慣性力を付与し該保持部材から該飛翔体を離脱させて飛翔させるように該保持部材が取り付けられる取付部材と、該取付部材を脚に装着する装着手段とを備えたことを特徴とする運動具。
  2. 上記装着手段を、上記保持部材が足部の甲上に位置するように上記取付部材を足部に装着可能に形成し、上記保持部材を、上記取付部材が足部に装着された状態で上記飛翔体の離脱方向が足部の爪先側になるように形成したことを特徴とする請求項1記載の運動具。
  3. 上記飛翔体を、少なくとも一端に開口を有する挿通穴を有して構成し、上記保持部材を、上記飛翔体の挿通穴の開口から該挿通穴に挿通して該飛翔体を保持する棒状に形成し、該保持部材をその先端が足部の爪先側に位置するように該保持部材の基端を上記取付部材に支持したことを特徴とする請求項2記載の運動具。
  4. 上記飛翔体を、円筒状に形成したことを特徴とする請求項3記載の運動具。
  5. 上記保持部材を、先端に開放口を有し基端が閉塞され上記飛翔体を上記開放口から挿入して保持する筒状に形成し、該保持部材を先端が足部の爪先側に位置するように該保持部材の基端を上記取付部材に支持したことを特徴とする請求項2記載の運動具。
  6. 上記保持部材を上記取付部材に対して上記飛翔体の離脱方向が可変になるように支持する可変支持手段を設けたことを特徴とする請求項2乃至5何れかに記載の運動具。
  7. 上記保持部材を複数設けたことを特徴とする請求項2乃至6何れかに記載の運動具。
  8. 上記保持部材を取付部材に対して移動可能にしたことを特徴とする請求項2乃至7何れかに記載の運動具。
  9. 上記装着手段を、上記取付部材が固定され足部の甲を覆う覆い部を有した履物で構成したことを特徴とする請求項2乃至8何れかに記載の運動具。
  10. 上記装着手段を、上記取付部材に設けられ足部に巻回されるベルトで構成したことを特徴とする請求項2乃至8何れかに記載の運動具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3184635U (ja) * 2013-02-12 2013-07-11 幸明 吉田 スリッパ式バスケットボール遊具セット

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