JP2011147546A - 空気の浄化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便かつ安全で、しかも空気中のウイルスや細菌などを不活化、殺菌することができ、確実な効果のある空気の浄化方法を提供する。
【解決手段】パラオキシ安息香酸エステル類、ソルビン酸及び非イオン界面活性剤からなる群から選択される1種の殺菌成分と、可溶化剤および水からなる殺菌液を自動連続噴霧器を使用して放出することで、前記殺菌成分を空気中に拡散させたり、汚染空気を前記殺菌液中に噴出させるなどして汚染空気を前記殺菌液に接触させることにより、空気中の汚染物質を捕捉するとともに空気中のウイルスや細菌などを不活化、殺菌する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気の浄化に関するものであり、更に詳しくは、ホコリ、ゴミ、カビ、ダニ、花粉、ウイルス、細菌等で汚染された室内の空気を浄化する方法に関するものである。
現在、家屋、病院、ビルなどの室内の空気の汚染は進むばかりである。汚染物質としては、ホコリ、カビ、ダニ、花粉のほか、インフルエンザウイルス、結核菌、院内感染菌といわれるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、レジオネラ菌、SARS(重症急性呼吸器感染症候群)ウイルスなどのコロナウイルス、食中毒菌であるノロウイルス、カンピロバクター、O−157などの各種病原菌など多様なものがある。これら多種多様な浮遊菌や空気感染菌などの汚染物質が室内の空間に浮遊し、また室内の壁面、天井、家具などに付着することで、室内環境を悪化させ、人体に甚大な悪影響を及ぼしている。
従来より、空気を浄化する方法としては、慣性を利用する方法、遠心力により汚染物質を捕集する方法、電気力で汚染物質を捕集する方法、水で捕集する方法、更にはフィルターを通して汚染物質を捕集する方法など、多くの方法が提案され、実施されている。これら従来の各種空気浄化方法は、ホコリ、ゴミ、花粉など、粒度の大きな汚染物質の捕集は、ある程度有効であるが、粒子が極微小な汚染物質の捕集には効果的でない。例えば、アレルゲンになる花粉の大きさは、ブタクサやオオブタクサは18〜20μm程度、カナムグラは22〜26μm程度であり、結核菌(桿菌)は0.4×3μm、更には、ナノミクロンといわれるウイルスにいたっては、一般的に20〜300nm程度であり、例えばインフルエンザウイルスは80〜120nm、コロナウイルス(SARSなど)は100〜105nm、麻疹ウイルス(はしか)やムンプスウイルス(流行性耳下腺炎)は125〜250nmと極めて微小である。これらの極微小な汚染物質は、フィルターを用いるような従来の空気浄化方法で捕集することは殆ど不可能である。
また、雨が降った後には空気が綺麗になることは良く知られている。これは、大気中に浮遊する微粒子が、水蒸気凝結作用により雨粒になり、落下の途中で衝突により大気中の微粒子を捕捉するのである。この原理を利用して、ホコリ、ゴミ、花粉などの捕集に水を用いる方法が知られている。しかしながら、単に水を用いた方法では、ウイルスや細菌などの捕集は困難であり、多少は捕集することはできたとしても、不活化、殺菌は不可能であり、ウイルスや細菌などが集塵機や空気清浄機などの内部に残って増殖することになり、部屋中をこれらのウイルスや細菌を含んだ空気が循環するだけである。
以上のことから、特に、ウイルス、細菌などの感染性の汚染物質は、捕捉するのではなく、不活化、殺菌するほかに、空気を浄化する方法はない。そこで、従来から、加湿器用循環水に殺菌剤などを用いて空気を浄化する各種方法が提案されている。
例えば、不織布からなる基材に親水性多孔質微粉末と、第4アンモニウム塩や3−(トリメトキシシリル)−プロピルトリメチルオクタデシルアンモニウムクロライドなどの抗菌剤とを合成樹脂エマルジョンを介して付着させた加湿器用気化促進剤(特許文献1)、加湿エレメントに抗菌剤を練り込んだ加湿器(特許文献2)、ホウ酸塩系、りん酸塩系で非晶質水溶解性ガラスに、微細にした一価の銀イオンを均質に含有せしめた水溶解性銀ガラスをビーズ状などの形態にして水タンク内の水中に保持使用することで、タンク内の水中に増殖する細菌、糸状菌、酵母および藻類等の微生物の殺滅および増殖の抑制を目的とする殺菌剤として使用するもの(特許文献3)、水槽部の底面に設けた凹部に銀などの抗菌剤を担持したセラミックス多孔質体を設置したもの(特許文献4)、表面が銀イオンゼオライト層で被覆された抗菌放出体を水供給部(水槽)の加湿用水に浸漬した加湿器(特許文献5)、水槽などにおける水に接する部分に、殺菌性成分放出部から放出される殺菌性成分と同じ4級アンモニウム塩銀イオンなどを塗布したもの(特許文献6)、更には、回転体に、銀、銅、亜鉛、ニッケルなどのイオンや、有機系抗菌剤などの殺菌性成分を熱可塑性樹脂に混合した殺菌性成分含有部材を設け、間欠的に殺菌性成分を水中に溶出することで殺菌性成分の溶出速度を制御するもの(特許文献7)などが提案されている。しかしながら、銀、銅、亜鉛などの金属イオンによるウイルスや細菌などの不活化、殺菌などの効果は不明である。すなわち、銅を使用するといっても、金属銅か銅化合物かで作用効果は全く異なり、銀は無機質に担持するとあり、さらに亜鉛もそのものは白色の微粉末であり、水へ混合すれば表面に白い塊状となり、水上に浮上してしまいイオン化することはなく、親水性に加工して初めて効果を発揮するものであるから、ウイルスや細菌などの不活化、殺菌は期待できない。また、仮に加湿用の水に対する抗菌性などが認められるとしても、即効性は期待できず、室内を循環する空気中のウイルスや細菌を不活化、殺菌することはできない。
また、室内の空気を浄化する方法として、水に難溶性又は不溶性の殺菌・脱臭剤を合成樹脂に練り込んで形成した殺菌・脱臭固形物を投入した水中に、不織布などの無端フィルターを浸漬した含湿フィルターに空気を通過させる方法(特許文献8)、無端ベルトを貯水槽内の消毒液を通して室内を循環移動させる際に、液体の水分を気化させることで加湿する加湿装置(特許文献9)が提案されている。これらは、前記無端含湿フィルターやベルトを通過する空気を浄化することはできるが、室内の空気の全てを通過させることはできず、不十分である。
また、室内用空気調和装置の循環水の抗菌、殺菌を目的として、乳酸を組成物とする不揮発性の酸性抗菌剤を投入配合することも提案されている(特許文献10)。しかし、これは、あくまで循環水の抗菌、殺菌を目的とするものに過ぎず、乳酸を水に溶かすと粘り性があり、噴霧剤としては不適切であり、室内の空気中のウイルスや細菌などの不活化、殺菌は期待できない。しかも、乳酸はグラム陰性菌には有効ではあるが、グラム陽性菌には効果がなく、更にはウイルスの不活化効果については全く不明である。さらに、第4級アンモニウム化合物(ベンジルアンモニウムクロリド)を噴霧して喚起ダクトの壁面に沈殿させ、ダクド内の空気をマイナスイオン化する空調ダクト内の空気の殺菌方法も提案されている(特許文献11)。また、最近ではマイナスイオン発生器なるものも空気清浄機として市場に出回っている。しかしながら、マイナスイオンによる抗菌、殺菌効果については科学的根拠はなく、その効果のほどは不明である。
さらに、オゾンと塩素系殺菌剤とを含有する加湿空気を噴き出すオゾン殺菌法(特許文献12)、食塩水を電気分解して生成した殺菌液(次亜塩素酸が生成)やオゾンガスを溶解した殺菌液により、加湿器を用いて空気中に浮遊している細菌などを殺菌する加湿器(特許文献13)、電解陽極水などの殺菌用薬液を超音波振動により霧化して電動送風器により室内空間に放射拡散させて、室内空間、構造物などを殺菌する方法も提案されているが(特許文献14)、前記陽極水は次亜塩素酸などの塩素化合物を含み有害であり、また、空気中に滞空拡散させるためには超音波振動子が必要である。しかも、これらオゾンや塩素化合物は、人体に有害であり、これらを室内に放散することは好ましくない。
特開平6−74500号公報 特開平11−63587号公報 特開平6−190369号公報 特開2005−147473号公報 特開2007−263438号公報 特開2009−61417号公報 特開2009−41859号公報 特開平7−194914号公報 登録実用新案第3151473号公報 特開2004−256509号公報 特表平8−510040号公報 特開平5−146497号公報 特開2001−33070号公報 特開2006−149995号公報
上記のように、空気の浄化については、従来から各種の方法が提案されており、水を用いた方法も種々提案されている。しかしながら、ホコリ、ゴミ、花粉といった比較的粒子の大きな汚染物質は捕捉できたとしても、ナノミクロンのウイルスなど極微小な汚染物質を捕捉でき、しかもそれらを不活化、殺菌し、効果的に空気の浄化を行うことができる空気の浄化方法であって、簡便かつ安全な方法が確立されていないのが実情である。
そこで、本発明は、上記のような従来の空気浄化方法における種々の問題を解決し、簡便かつ安全で、しかも空気中のウイルスや細菌などを不活化、殺菌することができ、確実な効果のある空気の浄化方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ホコリ、ゴミ、カビ、ダニ、花粉、ウイルス、細菌等の汚染物質を捕捉するとともに、ウイルスや細菌などの感染菌を不活化、殺菌し、汚染物質で汚染された室内の空気を確実に浄化するには、水とともに、感染性のウイルスや細菌を不活化、殺菌する効果を有し、しかもその効果が即効性であり、また、人体に無害で、無味、無臭であり、さらに一定以上の時間、効果が持続する殺菌成分を用いることが必須条件であること、これらの条件を満足する殺菌成分として、パラオキシ安息香酸エステル類、ソルビン酸及び非イオン界面活性剤が適切であること、しかしこれらは水に難溶性であることから、可溶化剤と併用することが効果的であることの知見を得、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明に係る空気の浄化方法は、パラオキシ安息香酸エステル類、ソルビン酸及び非イオン界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種の殺菌成分と、可溶化剤および水からなる殺菌液を用いることを特徴とするものである。
本発明において殺菌成分として使用するパラオキシ安息香酸エステル類、ソルビン酸及び非イオン界面活性剤が、ウイルスや細菌などに対する不活化、殺菌効果が即効性であることは、後述する不活化、殺菌試験例により明らかである。また、これらの殺菌成分は水に難溶性であるが、本発明においては、可溶化剤を併用して殺菌成分を均一に水に分散、溶解させて殺菌液として使用するため、この殺菌液を空気中に噴霧したり、ホコリ、ゴミ、カビ、ダニ、花粉、ウイルス、細菌等の汚染物質により汚染された空気をこの殺菌液に接触させることで、空気中の汚染物質を殺菌液で捕捉するとともに、空気中のウイルスや細菌なども不活化、殺菌される。さらに、空気が接触した殺菌液がミストとなって空気中に放出されることで殺菌成分が室内に拡散し、室内の床、壁、天井、家具などに付着したウイルスや細菌などをも不活化、殺菌することで、より確実な浄化効果を発揮しうるものである。
前記のように、本発明においては、水に特定の殺菌成分を含有させた殺菌液を空気中に噴霧したり、この殺菌液に汚染空気を接触させることで、空気の浄化を行うものであるが、殺菌液の噴霧方法や、汚染空気を殺菌液に接触させる方法には特に限定はなく、あらゆる方法が可能である。
幾つかの例を挙げるならば、例えば、
前記殺菌液を、自動連続噴霧器を使用して放出することで、前記殺菌成分を空気中に拡散させる方法がある。この場合の自動連続噴霧器としては、加湿器、空気清浄器や、家庭で使用されるエアコンやビルなどに設置されている空調設備などを利用することができる。また、汚染空気を前記殺菌液に接触させる方法としては、例えば、汚染空気を前記殺菌液中に噴出させて該殺菌液に接触させる方法、汚染空気を前記殺菌液に吹き付けて該殺菌液に接触させる方法を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
以上にしてなる本発明に係る空気の浄化方法によれば、殺菌液により、ホコリ、ゴミ、カビ、ダニ、花粉、ウイルス、細菌等の空気中の汚染物質を捕捉するとともに、感染性のウイルス、細菌などを短時間で不活化、殺菌することができ、確実な浄化効果を発揮しうる。また、使用する殺菌成分は、いずれも無味、無臭で、また人体に全く無害である。しかも、その方法は、前記殺菌液を空気中に噴霧したり、汚染空気を殺菌液に接触させることで確実な効果を発揮するという、極めて簡便な方法である。即ち、本発明によれば、空気中の汚染物質を確実に捕捉するとともにウイルスや細菌を不活化、殺菌して、家庭、職場、病院など、あらゆる環境において、これらウイルスや細菌による感染病の発生を予防することが可能である。
本発明に係る空気の浄化方法を実施するための浄化装置の1例を示す概念図。
本発明に係る空気の浄化方法は、水と特定の殺菌成分を併用することを特徴とするものであり、前記殺菌液により、空気中の汚染物質を捕捉するとともに空気中のウイルスや細菌などを不活化、殺菌するものである。
本発明に使用する殺菌成分は、パラオキシ安息香酸エステル類、ソルビン酸及び非イオン界面活性剤であり、これらは単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
パラオキシ安息香酸エステル類は、防カビ剤として良く知られ、食品の保存料として多用されており、人体に全く無害である。パラオキシ安息香酸エステル類としては、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル及びパラオキシ安息香酸ブチルが挙げられる。これらパラオキシ安息香酸エステル類は、商品名「メッキンスM」(パラオキシ安息香酸メチル、上野製薬製、以下同じ)、「メッキンスE」(パラオキシ安息香酸エチル)、「メッキンスP」(パラオキシ安息香酸プロピル)、「メッキンスB」(パラオキシ安息香酸ブチル)など市販のものが使用できるが、これらは単独で使用しても良いし、2種以上を併用することもできる。
ソルビン酸は、白色の粉末で、水に不溶である、このソルビン酸は、保存料として使用される不飽和脂肪酸であり、かまぼこやソーセージなど食用練り製品などに対しては遊離酸として、ケチャップ、スープ、果実酒、乳酸菌飲料にはK塩として使用される食品添加物であり(インターネット;フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照)、少量であれば人体に全く無害である。従来、ソルビン酸が水溶性殺菌剤として空気中に噴霧するなどして空気の浄化に用いられたとの報告はなく、またインフルエンザウイルスなどのウイルスや結核菌などの細菌に対する不活化、殺菌効果の報告もない。
非イオン界面活性剤は、プラスチック用静電気防止剤として使用されており、油状物質で水に難溶である。この非イオン界面活性剤についても、インフルエンザウイルスの不活化効果は全く知られていない。本発明で使用する非イオン界面活性剤としては、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド及びポリオキシエチレンアルキルアミンなどの含窒素型非イオン界面活性剤が好ましく、これらは単独で使用しても良いし、2種以上を混合して使用してもよい。
本発明における殺菌液中の前記殺菌成分の配合量としては、0.01〜0.5重量%程度が適当であるが、特に制限はなく、少なすぎれば効果が少なく、また過剰に配合しても効果の著しい向上は見られず、コストアップになる。
本発明で使用する上記パラオキシ安息香酸エステル類、ソルビン酸及び非イオン界面活性剤は、いずれも水に難溶性あるいは不溶性である。このため、噴霧などして空気の浄化に用いられる水性殺菌剤には不向きであり、従来、そのような用途への利用は知られていない。しかしながら、本発明においては、可溶化剤を併用することで、これらの殺菌成分を水性殺菌剤として利用可能としたところにもう一つの特徴がある。
可溶化剤としては、上記水に難溶性あるいは不溶性の殺菌成分を水に均一に分散、溶解できるものであれば特に限定はないが、その例を挙げるならば、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、乳酸エチル、乳酸ブチル、3−メトキシ−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、テトラヒドロフルフリルアルコース、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルなどがある。殺菌液中における可溶化剤の配合量にも特に限定はないが、0.1〜30重量%程度が適当である。可溶化剤が少なすぎると殺菌成分の水への溶解性が悪くなり、目的とするウイルスや細菌の不活化、殺菌効果が発揮され難くなり、また可溶化剤が多すぎる場合には、殺菌液に粘り性がでるなどして、噴霧などに不都合が生じる場合がある。
上記の殺菌液は、水に対して前記可溶化剤と殺菌成分とを添加混合することで調製することができる。このときの添加順序は特に限定はなく、最終的に3成分が均一に混合されていればよい。この殺菌液は、原液のまま使用してもよいし、水で10倍〜1000倍程度に希釈してもその効果を発揮することができる。
本発明に係る空気の浄化方法は、前記のような殺菌液を用い、この殺菌液を自動連続噴霧器を使用して放出して前記殺菌成分を空気中に拡散させたり、汚染空気を前記殺菌液中に噴出させるなどして汚染空気を前記殺菌液に接触させることにより、空気中の汚染物質を捕捉するとともに空気中のウイルスや細菌などを不活化、殺菌することができる。
殺菌液を噴霧するための装置には特に限定はないが、従来から使用されている加湿器を用い、加湿器の水タンクに充填する水に代えて上記殺菌液やその希釈液を用いることができる。また、家庭で使用されるエアコンや職場や病院などの各種施設に設置されている空調設備を利用し、それら空調設備の吸気口や排気口に、前記殺菌液やその希釈液を充填したタンクをホース、パイプ、ダクトなどにより接続し、空調設備により循環される空気中に殺菌液を含ませて空気中に殺菌成分を拡散させてもよい。これにより、室内の空気中に殺菌液がミスト状に拡散され、部屋の隅々まで殺菌剤による浄化作用が実施され、室内の空気中のみでなく、床、壁、天井、家具などの表面に付着したウイルスや細菌などもまんべんなく不活化、殺菌して、室内環境を浄化することができ、花粉などによるアレルギーや、ウイルスや細菌などによる感染症の発生を防止することができる。
また、上記殺菌液に汚染空気を接触させる方法、装置にも特に制限はないが、「ため水式」が好ましい。ここでいう「ため水式」とは、貯水タンクなどに貯めた殺菌液又はその希釈液に空気を接触させる方法のことであり、例えば図1に示すように、貯水タンク(1)に貯めた殺菌液又はその希釈液(2)の表面に、図示しないファン、ブロアなどの送気手段によりパイプ(3)の先端部(3a)から汚染空気を吹き付ける、あるいはパイプの先端部(3a)を殺菌液又はその希釈液(2)中に浸漬した状態に配置し、殺菌液(2)中に汚染空気を噴出することで、殺菌液(2)に接触させる方法などが挙げられる。前記のように殺菌液(2)の表面に吹き付けたり、殺菌液中に噴出することで、汚染空気は殺菌液(2)内へ微細な泡状に混入し、効率よく殺菌液に接触させることができる。殺菌液(2)に接触させて浄化された空気は、貯水タンク(1)の上部に設けたフィルター(4)を通して開口部(排気口:5)から室内に放出される。また、下部を円筒状の貯水タンクに貯めた殺菌液又はその希釈液中に浸漬した螺旋板に沿って汚染空気を流すなどすることで、汚染空気を効率よく殺菌液に接触させることもできる。このようにして汚染空気を殺菌液又はその希釈液に接触させることで、空気中の汚染物質を捕捉するとともに空気中のウイルスや細菌などを不活化、殺菌することができる。また、仮に殺菌液との接触時にウイルスや細菌などが完全に不活化、殺菌されなくとも、殺菌液がミストとなって空気とともに放出され、殺菌成分が室内空気中に拡散されることで、室内の空気だけでなく、床、壁、天井、あるいは家具などに付着しているウイルスや細菌などを不活化、殺菌し、浄化効果を発揮することができる。
以下、使用する殺菌液の即効性を示すことで、本発明による空気の浄化方法の効果を明らかにする。
なお、殺菌成分として使用した薬剤は以下のとおりである。
パラオキシ安息香酸メチル;商品名「メッキンスM」(上野製薬製)
パラオキシ安息香酸ブチル;商品名「メッキンスB」(上野製薬製)
パラオキシ安息香酸エチル;商品名「メッキンスE」(上野製薬製)
パラオキシ安息香酸プロピル;商品名「メッキンスP」(上野製薬製)
脂肪酸アルカノールアミド;商品名「スタホームM」(日油製)
ポリオキシエチレンアルキルアミン;商品名「アミート101」(花王製)
ソルビン酸(ダイセル化学製)
(試験例1:インフルエンザウイルスB型に対する不活化試験(1))
1.殺菌液組成
パラオキシ安息香酸ブチル 0.05容量%
イソプレングリコール 40 容量%
水 60 容量%
2.供試ウイルス
ウイルスとしては、インフルエンザウイスルB型(FluV−B,B/Lee/40株)を使用した。培養細胞としては、MDCK(Madin-Darby canine kidney)細胞を使用した。
ウイルスをCulture flask(75cm2)の培養細胞に接種し、37℃、1時間吸着後、インフルエンザウイルス分離用培地を加え、37℃で培養した。CPEが75%以上に達した時点で、培養上清をウイルス液とした。4℃、3000rpm、20分間遠心した上清を使用した。
3.試験方法
上記殺菌液及び対照として70%エタノールをそれぞれウイルス液と1:4、1:9、1:99の割合で混合し、室温で1時間接触させた。殺菌液の代わりに2%FCS加イーグルMEM(Minimum Essential Medium)培地を用いて同様に行ったものをウイルスコントロールとした。室温で1時間接触させたときのウイルス価を表1に示す。
Figure 2011147546
表1の結果から明らかなように、コントロールと比較して、殺菌液:ウイルス液の混合比が1:4及び1:9のときに明らかな不活化効果が認められた。そこで、殺菌液とウイルス液との混合比を不活化効果が認められた1:4に定め、接触時間を短くして、不活化効果を更に確かめた。各接触時間におけるウイルス感染価を表2に示す。
Figure 2011147546
表2の結果から明らかなように、殺菌液との接触直後から不活化効果が認められた。
(試験例2:インフルエンザウイルスB型に対する不活化試験(2))
1.殺菌液組成
脂肪酸アルカノールアミド 0.05重量%
ポリオキシエチレンアルキルアミン 0.05重量%
乳酸エチル 5.0 重量%
水 94.9 重量%
2.供試ウイルス
インフルエンザウイスルB型(FluV−B,B/Lee/40株)
3.試験方法
殺菌液とウイルス液との混合比を、試験例1で不活化効果が認められた1:4に定め、不活化効果を確かめた。各接触時間におけるウイルス感染価を表3に示す。
Figure 2011147546
本発明の殺菌液は、室温でウイルスと接触させると、直後に、エタノールやコントロールに較べて、ウイルス感染価において10倍の低下が認められた。
(試験例3:H5N1及びH7N7亜型インフルエンザウイルスに対する不活化試験)
1.殺菌液組成
脂肪酸アルカノールアミド 5重量%
ポリオキシエチレンアルキルアミン 15重量%
プロピレングリコール 30重量%
水 50重量%
2.供試ウイルス
A型インフルエンザウイルス
R(Dk/Mongolia/54/01-Dk/Mongolia/47/01)(H5N1)
Seal/Massastusetts/1/80(H7N7)
3.使用した細胞
MDCK(Madin-Darby canine kidney)細胞
4.希釈液
血清を含まないMEM(Minimum Essential Medium)培地
5.試験方法
希釈液にて、100倍、200倍、1,000倍、10,000倍及び100,000倍に希釈した殺菌液各250μlに、2.0×105PFU/mlに調製したH5N1またはH7N7亜型ウイルスを等量加え、25℃で1分間反応させた後、Plaque assayにてウイルス感染価を測定した。結果を表4に示す。
Figure 2011147546
表4の結果から明らかなように、本発明の殺菌液は、100倍及び200倍希釈(濃度0.2%及び0.1%)で用いた場合、25℃、1分間の反応で、H5N1及びH7N7亜型のインフルエンザウイルスの感染価を約1.0×105PFU/mlから検出限界(1.0×102PFU/ml)以下まで抑えることができた。
(試験例4:抗酸菌に対する殺菌試験)
1.殺菌液組成
脂肪酸アルカノールアミド 0.05重量%
ポリオキシエチレンアルキルアミン 0.05重量%
乳酸エチル 5.0 重量%
水 94.9 重量%
2.供試菌
Mycobacterium tuberculosis 1株(結核菌)
Mycobacterium avium 1株
3.試験方法
(1)供試菌液調製法
1%小川培地(栄研)上に発育した菌を約1/2白金耳とりディスパースチューブ(極東製薬)に入れ、ボルテックスミキサー(Vortex mixer)で30秒間、間欠的に混和した後、滅菌蒸留水5mlを加え撹拌し菌液とした。
(2)浮遊菌法
各濃度に希釈した殺菌液2mlに菌浮遊液20μlを接種後、直ちにボルテックスミキサーで混和し、所定時間(30秒、1分、2分、3分、4分、5分)接触させ、その20μlをLP希釈液2mlへ加え、3,000rpm、15分間遠心分離した。次に、沈渣を1%小川培地に接種し、4週間培養した後に判定を行った。結果を表5に示す。
Figure 2011147546
表5の結果から明らかなように、抗酸菌である結核菌(M.tuberculosis)、マイコバクテリウム アビウム(M.avium)に対しても、本発明の殺菌液は、300秒以内の作用時間で殺菌した。
(試験例5:緑膿菌、黄色ブドウ球菌、化膿性レンサ球菌、カンジタに対する殺菌試験)
1.殺菌液組成
殺菌液A:
パラオキシ安息香酸ブチル 0.05容量%
ポリエチレングリコール 40 容量%
水 60 容量%
殺菌液B:
パラオキシ安息香酸エチル 0.05容量%
ポリエチレングリコール 30 容量%
水 70 容量%
殺菌液C:
パラオキシ安息香酸メチル 0.05容量%
ポリエチレングリコール 10 容量%
水 90 容量%
殺菌液D:
パラオキシ安息香酸プロピル 0.05容量%
ポリエチレングリコール 25 容量%
水 75 容量%
2.供試菌
Pseudomonas aeruginosa IFO13275(緑膿菌)
Staphylococcus aureus IFO12732(黄色ブドウ球菌)
Streptococcus pyogenes IID712(化膿性レンサ球菌)
Candida lbicans IFO1594(カンジタ)

緑膿菌及び黄色ブドウ球菌の場合には、各試験菌株を普通寒天培地(栄研化学(株))で35℃、18〜24時間培養後、菌体を滅菌リン酸緩衝液に浮遊させ、約108/mlとなるように調製した。化膿性レンサ球菌の場合には、試験菌株をBrain Heart Infusion Agar(Difco)で35℃、18〜24時間培養後、菌体を滅菌リン酸緩衝液に浮遊させ、約108/mlとなるように調製した。カンジタの場合には、試験菌株をポテトデキストロース寒天培地(栄研化学(株))で25℃、2日間培養後、菌体を滅菌リン酸緩衝液に浮遊させ、約107/mlとなるように調製した。
3.試験方法
上記殺菌液A〜Dのそれぞれ10mlに菌液1mlを加え、混合後、20℃で一定時間作用させた。作用開始5、15及び30分後に作用試験管から後培養培地に1白金耳量移植し、培養後、試験菌の生育の有無を観察し、菌の生死を判定した。緑膿菌、黄色ブドウ球菌及び化膿性レンサ球菌の後培養培地としては、SCDLP培地(日本製薬(株))を用い、35℃、2日間培養した。カンジタの後培養培地としてはGPLP培地(日本製薬(株))を用い、25℃、7日間培養した。対照として滅菌水についても同様に試験した。結果を表6に示す。なお、表中、「+」は菌が死滅しなかったことを、「−」は菌が死滅したことを示す。
Figure 2011147546
表6の結果から明らかなように、パラオキシ安息香酸エステル類は、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、化膿性レンサ球菌及びカンジタに対して強い殺菌効果を発揮する。
(試験例6:大腸菌、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌O−157、MRSA、緑膿菌に対する殺菌試験(1))
1.殺菌液組成
ソルビン酸 0.2重量%
プロピレングリコール 30 重量%
水 69.8重量%
2.供試菌
(1)大腸菌(NBRC3972)
(2)黄色ブドウ球菌(NBRC12732)
(3)腸管出血性大腸菌O−157(臨床分離株)
(4)MRSA(臨床分離株)
(5)緑膿菌(NBRC13275)
3.使用培地
SCDLP寒天培地(栄研化学(株))を使用。
4.試験方法
殺菌液に、初発菌数が約106/mlとなるように調製した各供試菌液を添加した。接触時間は15秒、30秒とし、その時の菌の発育をSCDLP寒天培地を用いて確認した。なお、生菌数測定時の希釈にはSCDLPブイヨン培地を使用した。結果を表7に示す。
Figure 2011147546
表7の結果から明らかなように、ソルビン酸を用いた本発明の殺菌液は、大腸菌、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌O−157、MRSA及び緑膿菌に対して強い殺菌効果を発揮する。
(試験例7:大腸菌、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌O−157、MRSA、緑膿菌に対する殺菌試験(2))
1.殺菌液組成
ポリオキシエチレンアルキルアミン 0.05重量%
パラオキシ安息香酸エチル 0.05重量%
イソプレングリコール 20 重量%
水 79.9重量%
2.供試菌
(1)大腸菌(NBRC3972)
(2)黄色ブドウ球菌(NBRC12732)
(3)腸管出血性大腸菌O−157(臨床分離株)
(4)MRSA(臨床分離株)
(5)緑膿菌(NBRC13275)
3.使用培地
SCDLP寒天培地(栄研化学(株))を使用。
4.試験方法
殺菌液に、初発菌数が約106/mlとなるように調製した各供試菌液を添加した。接触時間は15秒、30秒とし、その時の菌の発育をSCDLP寒天培地を用いて確認した。なお、生菌数測定時の希釈にはSCDLPブイヨン培地を使用した。結果を表8に示す。
Figure 2011147546
表8の結果から明らかなように、非イオン界面活性剤及びパラオキシ安息香酸エステルを用いた本発明の殺菌液は、大腸菌、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌O−157、MRSA及び緑膿菌に対して強い殺菌効果を発揮する。
(試験例8:レジオネラ菌に対する殺菌試験)
1.殺菌液組成
ポリオキシエチレンアルキルアミン 15重量%
ソルビン酸 5重量%
プロピレングリコール 30重量%
水 50重量%
2.供試菌
Legionella pneumophila レジオネラ菌(環境分離株)
3.使用培地
WYO−α寒天培地(栄研化学(株))を使用。
4.試験方法
供試菌を滅菌生理食塩水に溶解し、菌浮遊液を調製した。この菌浮遊液を、希釈した殺菌液に初発菌数が約106/mlとなるように添加し、1分後、10分後、30分後の菌数を測定した。結果を表9に示す。
Figure 2011147546
表9の結果から明らかなように、非イオン界面活性剤及びソルビン酸を用いた本発明の殺菌液は、レジオネラ菌に対しても強い殺菌効果を発揮する。
(試験例9:真菌に対する殺菌試験)
1.殺菌液組成
脂肪酸アルカノールアミド 5重量%
ポリオキシエチレンアルキルアミン 15重量%
プロピレングリコール 30重量%
水 50重量%
2.供試菌
下記標準株株と、臨床分離株として大阪大学医学部附属病院臨床検査部において1994年に各種臨床検査材料から分離した下記の株を使用した。
(1)標準株
Candida albicans ATCC76615株
(2)臨床分離株
Candida属菌 3株
Tricophyton mentagrophytes(白癬菌) 2株
Figure 2011147546
表10の結果から明らかなように、非イオン界面活性剤を用いた本発明の殺菌液は、真菌に対しても強い殺菌効果を発揮する。
以上のように、本発明に使用する殺菌成分(殺菌液)は、いずれも、ウイルス、細菌などに対する不活化、殺菌の即効性に優れている。
1:貯水タンク
2:殺菌液(希釈液)
3:パイプ
3a:先端部
4:フィルター
5:開口部(排気口)

Claims (11)

  1. パラオキシ安息香酸エステル類、ソルビン酸及び非イオン界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種の殺菌成分と、可溶化剤および水からなる殺菌液を用いることを特徴とする空気の浄化方法。
  2. 前記殺菌液を、自動連続噴霧器を使用して放出することで、前記殺菌成分を空気中に拡散させることを特徴とする請求項1記載の空気の浄化方法。
  3. 前記自動連続噴霧器として加湿器を用いる請求項2記載の空気の浄化方法。
  4. 前記自動連続噴霧器として空調設備を用いる請求項2記載の空気の浄化方法。
  5. 汚染空気を前記殺菌液に接触させることを特徴とする請求項1記載の空気の浄化方法。
  6. 汚染空気を前記殺菌液中に噴出させて該殺菌液に接触させる請求項5記載の空気の浄化方法。
  7. 汚染空気を前記殺菌液に吹き付けて該殺菌液に接触させる請求項5記載の空気の浄化方法。
  8. 前記殺菌液が、前記殺菌成分0.01〜0.5重量%、前記可溶化剤0.1〜30重量%及び水を含む請求項1〜7のいずれかに記載の空気の浄化方法。
  9. 前記パラオキシ安息香酸エステル類が、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル及びパラオキシ安息香酸ブチルからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1〜8のいずれかに記載の空気の浄化方法。
  10. 前記非イオン界面活性剤が、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド及びポリオキシエチレンアルキルアミンからなる群から選択される少なくとも1種の含窒素型非イオン界面活性剤である請求項1〜8のいずれかに記載の空気の浄化方法。
  11. 前記可溶化剤が、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、乳酸エチル、乳酸ブチル、3−メトキシ−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、テトラヒドロフルフリルアルコース、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1〜8のいずれかに記載の空気の浄化方法。
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