JP2011141347A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒 Download PDF

Info

Publication number
JP2011141347A
JP2011141347A JP2010000964A JP2010000964A JP2011141347A JP 2011141347 A JP2011141347 A JP 2011141347A JP 2010000964 A JP2010000964 A JP 2010000964A JP 2010000964 A JP2010000964 A JP 2010000964A JP 2011141347 A JP2011141347 A JP 2011141347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible printed
frame
circuit board
printed circuit
lens frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2010000964A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Takahashi
淳一 高橋
Tetsuya Tonomura
哲也 外村
Kenichi Miyamori
健一 宮森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010000964A priority Critical patent/JP2011141347A/ja
Publication of JP2011141347A publication Critical patent/JP2011141347A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】コイル配置の設計自由度を向上させることが可能であり、かつ、フレキシブルプリント基板の固定が安定するレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】移動レンズ群208を支持する移動レンズ枠210と、移動レンズ枠210上に配置され、移動レンズ枠210を駆動させるためのヨーイング方向駆動コイル330とピッチング方向駆動コイル332とを有する。また、移動レンズ枠210に嫌気性接着剤502によって接着され、ヨーイング方向駆動コイル330とピッチング方向駆動コイル332に駆動電流を伝達するための金属配線と、金属配線を被覆する絶縁カバー層とからなるフレキシブルプリント基板212とを備える。また、フレキシブルプリント基板212の移動レンズ枠210と接着される面の少なくとも一部は金属配線が露出している。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズ鏡筒に関し、特に、レンズ鏡筒内部に配置されるレンズ枠に関する。
近年、レンズからの入射光をCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complimente Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像素子を用いて撮像し、電気信号に変換後、画像として取り出せるようにした撮像装置が広く用いられている。また、レンズ交換式DSC(Digital Still Camera)や固定レンズ式DSC、ムービーなどの携帯用機器の小型化、高性能化の要求に伴い、撮像装置の主要部品であるレンズ鏡筒の小型化、軽量化、薄型化が一層求められている。一般的に、レンズ鏡筒は、複数のレンズをズーム、フォーカスなどそれぞれの機能単位の一群として、複数のレンズ群から構成されている。
従来、撮像時において、特に露光中に手振れなどに起因して、撮像装置が被写体に対して振動することがある。そのため、撮像画像が振れ、フォーカスがずれたような画像になることがある。
そこで、撮像装置の振動に応じて、複数のレンズ群の一部のレンズ群を撮像光軸に対して直交する面で、ヨーイング方向とピッチング方向に移動可能とする光学式の像振れ補正装置(以下、像振れ補正装置と略す)を備えたレンズ鏡筒が提案されている。
例えば、特許文献1では、小型化が可能となる像振れ補正装置を備えたレンズ鏡筒が開示されている。具体的には、特許文献1に開示された像振れ補正装置は、補正レンズ群を支持するレンズ支持部材と、電気基板と、駆動部としての電磁アクチュエータとから主に構成されている。また、電気基板には直進用コイルと回転用コイルが形成されている。さらに、電気基板は、ヨーイング方向への移動を可能にするヨーイング移動枠と、ピッチング方向への移動を可能にするピッチング移動枠との間に挟まれて配置されている。
さらに、像振れ補正装置は、電気基板に電圧を供給するためのフレキシブルプリント基板を有している。フレキシブルプリント基板は、電気基板に電気的に接続されている。具体的には、フレキシブルプリント基板は、電気基板の裏側、すなわち、ヨーイング移動枠側に固定されている。
特開2007−241254号公報
従来のレンズ鏡筒において、電気基板は、ヨーイング移動枠と、ピッチング移動枠とで挟まれている。つまり、電気基板にはヨーイング移動枠およびピッチング移動枠と固定するための基板領域が必要であった。また、電気基板とヨーイング移動枠とによってフレキシブルプリント基板が挟まれる構造であった。
一方、レンズ鏡筒の小型化、薄型化の要求にともない、電気基板の面積を縮小して、直進用コイルや回転用コイルなどのコイル配置の設計自由度を向上させたいという要求があった。しかしながら、電気基板の面積を縮小させると、フレキシブルプリント基板の固定が安定しないという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、コイル配置の設計自由度を向上させることが可能であり、かつ、フレキシブルプリント基板の固定が安定するレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明のレンズ鏡筒は、レンズを支持するレンズ枠と、レンズ枠上に配置され、レンズ枠を駆動させるためのコイルと、レンズ枠に嫌気性接着剤によって接着され、コイルに駆動電流を伝達するための金属配線と金属配線を被覆する絶縁カバー層とからなるフレキシブルプリント基板とを備えている。さらに、フレキシブル基板のレンズ枠と接着される面の少なくとも一部は金属配線が露出している。
このような構成によれば、フレキシブルプリント基板とレンズ枠との界面の嫌気性接着剤に、フレキシブルプリント基板の金属配線から金属イオンが拡散する。金属イオンによって、空気と触れている接着面も硬化が進行する。したがって、電気基板の面積を縮小させても、フレキシブルプリント基板とレンズ枠との固定を安定させることが可能になる。
よって、コイル配置の設計自由度を向上させることが可能であり、かつ、フレキシブルプリント基板の固定が安定するレンズ鏡筒が提供可能になる。
また、レンズ枠のフレキシブルプリント基板が接着される領域の周囲の少なくとも一部に嫌気性接着剤を流し込むための溝が形成されていてもよい。このような構成によれば、フレキシブルプリント基板とレンズ枠との間に、容易に接着剤を流し込むことができる。よって、フレキシブルプリント基板とレンズ枠との固定をより安定させることができる。
嫌気性接着剤は、さらに光硬化成分を含んでもよい。このような構成によれば、金属配線から金属イオンが拡散しない部分においても、所定の光が照射されることによって、接着剤の硬化が促進する。よって、さらに、フレキシブルプリント基板とレンズ枠との固定が安定する。
また、金属配線は銅またはアルミニウムのいずれか一つを含んでもよい。このような構成によれば、フレキシブルプリント基板とレンズ枠との間の接着面への金属イオンの拡散速度が速くなる。したがって、接着剤の硬化がより促進され、短時間でフレキシブルプリント基板とレンズ枠との固定が安定する。
また、コイルは、フレキシブルプリント基板上に積層されて固定されてもよい。このような構成によれば、レンズ枠の面積を縮小することが可能になる。よって、レンズ鏡筒の小型化が容易になる。
本発明によれば、コイル配置の設計自由度を向上させることが可能であり、かつ、フレキシブルプリント基板の固定が安定するレンズ鏡筒が提供可能である。
実施の形態1におけるレンズ鏡筒の分解斜視図 同像ぶれ補正ユニットの分解斜視図 同移動レンズ部の分解斜視図 同フレキシブルプリント基板の断面概略図 同移動レンズ部の斜視図 同フレキシブルプリント基板と移動レンズ枠の接着部断面概略図 実施の形態2における移動レンズ部の分解斜視図 同移動レンズ部の斜視図 同ヨーイング方向駆動コイルとフレキシブルプリント基板と移動レンズ枠との接着部断面概略図
(実施の形態1)
[1.レンズ鏡筒100の概要]
図1に示すように、X軸とY軸とZ軸とからなる3次元直交座標系が定義される。以下、それぞれの図面において、このXYZ座標系を基準として説明がなされる。すなわち、それぞれの図面におけるX軸正方向、Y軸正方向、Z軸正方向は、それぞれ同じ方向を示している。
本実施の形態のレンズ鏡筒100は、1群枠102と2群枠104と本体枠106と像振れ補正ユニット108とフォーカスユニット110とカバーユニット112とプリズムユニット114とから構成される。
1群枠102は、例えばポリカーボネート樹脂を成形した成形枠内に複数のレンズが支持されているものである。被写体からの光は1群枠102に最初に入射する。
2群枠104は、例えばポリカーボネート樹脂を成形した成形枠内に複数のレンズが支持されているものである。2群枠104は、レンズ鏡筒100のズーム倍率を変化させる働きを有する。ここで、2群枠104は、光軸A1に沿って本体枠106内を移動する。具体的には、2群枠104が、1群枠102の方向(X軸負方向)に移動したときは、低倍率になる。一方、2群枠104が、像振れ補正ユニット108側(X軸正方向)に移動したときは、高倍率になる。
本体枠106は、例えばポリカーボネート樹脂を成形した筒状の枠から構成される。ここで、本体枠106は、一定の剛性を有していることが必要である。よって、ポリカーボネート樹脂の換わりに、アルミニウムなどの金属材料が使用されてもよい。
像振れ補正ユニット108は、例えばポリカーボネート樹脂を成形した成形枠内に複数のレンズからなる移動レンズ群208が支持されているものである。具体的には、像振れ補正ユニット108は、移動レンズ枠210を有し、移動レンズ枠210は、光軸と垂直な平面内を移動する。像振れ補正ユニット108は、レンズ鏡筒100全体の振動によって引き起こされるプリズムユニット114への入射光の振れを補正する働きを有する。さらに、像振れ補正ユニット108には、フォーカスユニット110の駆動に必要な複数のマグネット(図示せず)やフォーカスユニット110の位置検出用のMRセンサー(図示せず)などが配置されている。
フォーカスユニット110は、例えばポリカーボネート樹脂を成形したフォーカスレンズ枠111を有する。フォーカスレンズ枠111には、コイル116とセンサーマグネット(図示せず)が配置されている。また、フォーカスレンズ枠111には、複数のレンズからなるフォーカスレンズ群117が支持されている。また、像振れ補正ユニット108のプリズムユニット114側には、2本のガイドポール(図示せず)が光軸A1と平行に配置されている。フォーカスユニット110は、フォーカスユニット110に開けられた2箇所の穴をそれぞれのガイドポール(図示せず)に通すことにより、光軸A1に沿って移動する。フォーカスユニット110は、フォーカスユニット110が有するコイル116と像振れ補正ユニット108内のマグネット(図示せず)の間に働く磁力により、光軸A1に沿ってX軸方向を前後に移動する。
カバーユニット112は、像振れ補正ユニット108とプリズムユニット114との間に配置される。
プリズムユニット114は、入射光を赤、青、緑の三原色に分解するプリズム113とプリズム113の出射面に配置された撮像素子115とから構成される。撮像素子115は、CMOSセンサー、CCDセンサーなどから構成される。
[2.像振れ補正ユニット108の構成]
図2に示すように、像振れ補正ユニット108は、固定レンズ群204を支持する固定枠202と、像振れ補正のための移動レンズ群208を支持する移動レンズ部206とから構成される。
詳しくは、光軸A1に合わせて複数の光学レンズから構成される固定レンズ群204が、固定枠202に支持されている。固定レンズ群204は、撮像素子115によって撮像された被写体像の光学性能を維持するためのレンズである。例えば、固定レンズ群204によって、被写体像の収差を改善することができる。
さらに、固定枠202には、移動レンズ部206が指示されている。移動レンズ部206は、移動レンズ枠210に支持された移動レンズ群208と、移動レンズ枠210に固定されたフレキシブルプリント基板212と、フレキシブルプリント基板212に固定されたコイルであるヨーイング方向駆動コイル330とピッチング方向駆動コイル332とから構成される。移動レンズ枠210は、固定枠202に対して、Y軸方向であるヨーイング方向とZ軸方向であるピッチング方向に移動可能である。
また、移動レンズ枠210には、移動レンズ枠210をZ軸方向とY軸方向に回動自在とし、X軸方向に保持するための軸受け部が3箇所に設けられている。具体的には、固定枠202には、回動シャフト216を固定する回動シャフト固定部218が設けられている。さらに固定枠202には、移動レンズ枠210をX軸方向に保持するためのショートシャフト220を固定するショートシャフト固定部221が設けられている。さらに、固定枠202には、ロングシャフト222を固定するロングシャフト固定部224が設けられている。これにより、回動シャフト216と、ショートシャフト220と、ロングシャフト222とを介して、移動レンズ枠210は、ヨーイング方向およびピッチング方向に移動可能である。
ヨーイング方向駆動用電磁アクチュエータは、ヨーイング方向駆動コイル330とマグネット232およびヨーク234により構成されている。具体的には、固定枠202に固定されたヨーク234とヨーク234に固定されたマグネット232が、移動レンズ枠210に固定されたヨーイング方向駆動コイル330と一定の間隔で対向している。ピッチング方向駆動用電磁アクチュエータは、ピッチング方向駆動コイル332とマグネット236およびヨーク238により構成されている。具体的には、固定枠202に固定されたヨーク238とヨーク238に固定されたマグネット236が、ピッチング方向駆動コイル332と一定の間隔で対向している。
また、移動レンズ枠210には、フレキシブルプリント基板212が接着されている。フレキシブルプリント基板212は、ヨーイング方向駆動コイル330とピッチング方向駆動コイル332とに電気的に接続されている。つまり、フレキシブルプリント基板212を介してヨーイング方向駆動コイル330とピッチング方向駆動コイル332とに電流が供給される。
[3.移動レンズ部206の構成]
図3および図5に示すように、フレキシブルプリント基板212は移動レンズ枠210の固定枠202と対向する面に固定されている。また、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332は、フレキシブルプリント基板212の上に積層されて固定される。フレキシブルプリント基板212の接続端子334は、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332と、半田によって固定され、電気的に接続されている。また、ヨーイング方向駆動コイル330とピッチング方向駆動コイル332のそれぞれは、両面テープによりフレキシブルプリント基板212に接着固定されている。
[4.フレキシブルプリント基板212の構成]
図4に示すようにフレキシブルプリント基板212は、銅、アルミニウムなどの金属配線402をポリイミドなどの絶縁カバー層であるベース側樹脂404とポリイミドなどの絶縁カバー層であるカバー側樹脂406により挟み込んだ構成である。カバー側樹脂406の少なくとも一部を金属配線402が露出した開口部408を設けることにより、金属露出部410が形成されている。また、金属露出部410は、表面にニッケルなどのめっき処理を施されている。
[5.移動レンズ枠210の組立手順]
まず、両面テープ(図示せず)がフレキシブルプリント基板212に貼り付けられる。次に、両面テープ(図示せず)を介して、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332が、フレキシブルプリント基板212に固定される。次に、フレキシブルプリント基板212の接続端子334は、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332と、半田によって固定され、電気的に接続される。次に移動レンズ枠210に嫌気性接着剤502が塗布される。次に、フレキシブルプリント基板212が挿入され、移動レンズ枠210とフレキシブルプリント基板212が接着固定される。最後に移動レンズ群208が移動レンズ枠210の開口部に支持され、固定される。
図6に示すように、フレキシブルプリント基板212のカバー側樹脂406と移動レンズ枠210との界面および金属配線402と移動レンズ枠210の界面に嫌気性接着剤502が存在する。このようにして、移動レンズ枠210とフレキシブルプリント基板212とヨーイング方向駆動コイル330とが積層されて固定される。なお、ピッチング方向駆動コイル332が接着される断面も同様の構造になっている。
また、本実施の形態では、フレキシブルプリント基板212上にヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332が積層されて固定される。しかし、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332は移動レンズ枠210の他の領域に配置、固定されてもよい。
[6.まとめ]
本実施の形態のレンズ鏡筒100は、移動レンズ群208を支持する移動レンズ枠210と、移動レンズ枠210上に配置され、移動レンズ枠210を駆動させるための、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332を備える。また、移動レンズ枠210に嫌気性接着剤502によって接着され、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332に駆動電流を伝達するための金属配線402と金属配線402を被覆するカバー側樹脂406とからなるフレキシブルプリント基板212とを備える。さらに、フレキシブルプリント基板212の移動レンズ枠210と接着される面の少なくとも一部は金属配線402が露出している。
このような構成によれば、フレキシブルプリント基板212と移動レンズ枠210との界面の嫌気性接着剤502に、金属配線402から金属イオンが拡散する。金属イオンによって、空気と触れている接着面も硬化が進行する。したがって、例えば、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332の面積程度にまで、電気基板の面積が縮小されても、すなわち、長方形に近い簡易な形状にしても、フレキシブルプリント基板212と移動レンズ枠210との固定を安定させることが可能になる。
よって、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332を2対(別体)にして配置できる。つまり、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332配置の設計自由度を向上させることが可能である。また、フレキシブルプリント基板212の固定が安定するレンズ鏡筒100が提供可能になる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、移動レンズ部504、特に移動レンズ枠の構成に特徴がある。したがって、以下に移動レンズ部504の構成と動作の説明がされる。実施の形態2におけるその他の構成については、同一符号を付し、その説明が適宜省略される。
図7および図8に示すように、移動レンズ部504において、フレキシブルプリント基板212は移動レンズ枠506の固定枠202と対向する面に固定されている。また、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332は、フレキシブルプリント基板212の上に積層されて固定される。フレキシブルプリント基板212の接続端子334は、ヨーイング方向駆動コイル330およびピッチング方向駆動コイル332と、半田によって固定され、電気的に接続されている。また、ヨーイング方向駆動コイル330とピッチング方向駆動コイル332のそれぞれは、両面テープによりフレキシブルプリント基板212に接着固定されている。
また、移動レンズ枠506には、溝508が形成されている。具体的には、溝508は、ヨーイング方向駆動コイル330の下層のフレキシブルプリント基板212が接着される領域の周囲の一部に形成されている。また、溝508は、ピッチング方向駆動コイル332の下層のフレキシブルプリント基板212が接着される領域の周囲の一部に形成されている。
フレキシブルプリント基板212を移動レンズ枠506に接着する際に、溝508に嫌気性接着剤502が流し込まれる。
図9に示すように、嫌気性接着剤502は、溝508からフレキシブルプリント基板212と移動レンズ枠506との界面に広がる。したがって、フレキシブルプリント基板212と移動レンズ枠506との界面に容易に接着剤を流し込むことができる。よって、フレキシブルプリント基板212と移動レンズ枠506との固定をより安定させることができる。
なお、接着剤には、光硬化成分を含むUV硬化型嫌気性接着剤も使用され得る。この場合、金属配線402から金属イオンが拡散しない溝508に溜まった接着剤に、UV光が照射されることによって接着剤の硬化が促進する。よって、さらに、フレキシブルプリント基板212と移動レンズ枠506との固定が安定する。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、実施の形態1と実施の形態2が例示された。しかし、本発明は、これには限られない。そこで本発明の他の実施の形態が、以下にまとめて説明される。なお、本発明は、これらには限定されず、適宜修正された他の実施の形態に対しても適用可能である。
実施の形態1および実施の形態2では、レンズ鏡筒100における像振れ補正ユニット108を例に説明がされた。しかし本発明は、これには限られない。例えば、フォーカスユニット110はフォーカスレンズ群117を支持するフォーカスレンズ枠111を有する。また、フォーカスレンズ枠111を駆動させるための駆動コイル、および駆動コイルに駆動電流を伝達するためのフレキシブルプリント基板を有する。したがって、本発明は、フォーカスユニット110に対しても実施が可能である。
つまり、駆動コイルによってレンズ枠が駆動され、コイルの駆動電流をフレキシブルプリント基板によって伝達されるユニットについては、本発明の適用は可能である。
本発明のレンズ鏡筒は、コイル配置の設計自由度を向上させることが可能であり、かつ、フレキシブルプリント基板の固定が安定するレンズ鏡筒が提供可能である。そのため、本発明は、レンズ交換式DSC(Digital Still Camera)や固定レンズ式DSC、ムービーなどの携帯用機器のレンズ鏡筒として広く有用である。
100 レンズ鏡筒
102 1群枠
104 2群枠
106 本体枠
108 像振れ補正ユニット
110 フォーカスユニット
111 フォーカスレンズ枠
112 カバーユニット
113 プリズム
114 プリズムユニット
115 撮像素子
116 コイル
117 フォーカスレンズ群
202 固定枠
204 固定レンズ群
206,504 移動レンズ部
208 移動レンズ群
210,506 移動レンズ枠
212 フレキシブルプリント基板
216 回動シャフト
218 回動シャフト固定部
220 ショートシャフト
221 ショートシャフト固定部
222 ロングシャフト
224 ロングシャフト固定部
232,236 マグネット
234,238 ヨーク
330 ヨーイング方向駆動コイル
332 ピッチング方向駆動コイル
334 接続端子
402 金属配線
404 ベース側樹脂
406 カバー側樹脂
408 開口部
410 金属露出部
502 嫌気性接着剤
508 溝

Claims (5)

  1. レンズを支持するレンズ枠と、
    前記レンズ枠上に配置され、前記レンズ枠を駆動させるためのコイルと、
    前記レンズ枠に嫌気性接着剤によって接着され、前記コイルに駆動電流を伝達するための金属配線と前記金属配線を被覆する絶縁カバー層とからなるフレキシブルプリント基板とを備え、
    前記フレキシブルプリント基板の前記レンズ枠と接着される面の少なくとも一部は前記金属配線が露出しているレンズ鏡筒。
  2. 前記レンズ枠の前記フレキシブルプリント基板が接着される領域の周囲の少なくとも一部に前記嫌気性接着剤を流し込むための溝が形成されている請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記嫌気性接着剤は、さらに光硬化成分を含む請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記金属配線は、銅またはアルミニウムのいずれか一つを含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記コイルは、前記フレキシブルプリント基板上に積層されて固定されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
JP2010000964A 2010-01-06 2010-01-06 レンズ鏡筒 Ceased JP2011141347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000964A JP2011141347A (ja) 2010-01-06 2010-01-06 レンズ鏡筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000964A JP2011141347A (ja) 2010-01-06 2010-01-06 レンズ鏡筒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011141347A true JP2011141347A (ja) 2011-07-21

Family

ID=44457251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010000964A Ceased JP2011141347A (ja) 2010-01-06 2010-01-06 レンズ鏡筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011141347A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003033059A (ja) * 2001-07-23 2003-01-31 Canon Inc 振動波駆動装置
JP2003149699A (ja) * 2001-11-19 2003-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 像振れ補正装置
JP2006080597A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Canon Inc 撮像モジュール及び撮像モジュールの製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003033059A (ja) * 2001-07-23 2003-01-31 Canon Inc 振動波駆動装置
JP2003149699A (ja) * 2001-11-19 2003-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 像振れ補正装置
JP2006080597A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Canon Inc 撮像モジュール及び撮像モジュールの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN114706261B (zh) 摄像头模块以及光学装置
JP5594456B2 (ja) レンズ駆動装置、カメラユニット、およびカメラ
US20110044679A1 (en) Lens barrel, camera module, and imaging apparatus
JP2011128583A (ja) レンズ駆動装置
JP2020530137A (ja) レンズ駆動装置、カメラモジュール及び光学機器
JP2015026085A (ja) カメラモジュール
CN116299949A (zh) 相机装置和光学设备
US20200336639A1 (en) Photosensitive element driving mechanism
JP2012238029A (ja) レンズ駆動装置
US11314033B2 (en) Optical element driving mechanism
US20150130990A1 (en) Camera module
JP2011109652A (ja) 自動焦点機能を有するカメラモジュール
CN109901276B (zh) 多镜头摄像系统及其驱动机构
TWI442156B (zh) 具有自動對焦功能之攝影模組
JP2011123432A (ja) レンズ鏡筒、及びそれを用いた撮像装置
JP2009116176A (ja) カメラモジュールおよびこれを備える撮像機器
JP2018194587A (ja) 位置検出装置及びこれを適用する像振れ補正装置
KR20080085444A (ko) 카메라모듈
US11448895B2 (en) Optical element driving mechanism
US9041857B2 (en) Imaging apparatus
JP2003270695A (ja) 像ブレ補正装置
CN108445692B (zh) 驱动机构
KR20100003515A (ko) 모바일 기기용 카메라모듈
JP2011141347A (ja) レンズ鏡筒
CN113966606B (zh) 相机装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120627

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20130730