JP2011138703A - 電気伝導線及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気伝導度が高い電気伝導線及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】複数のカーボン繊維11と、前記複数のカーボン繊維11の間隙に位置するグラファイトと、前記グラファイトの中、又は前記グラファイトと前記カーボン繊維11との間に、インターカレートされた挿入種とを有することを特徴とする電気伝導線。前記複数のカーボン繊維11は、前記グラファイトにより接合されていることが好ましい。前記カーボン繊維11としては、単層カーボンナノチューブ、又は多層カーボンナノチューブが挙げられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気伝導線及びその製造方法に関する。
炭素系微細構造物の1つであるカーボンナノチューブ(以下、CNTとする)は、直径が約0.5nmから10nm程度、長さが約1μm程度のパイプ状のカーボン素材であり、1991年にNECの飯島氏によって発見された新しい炭素材料である。
CNTは、上記のとおり、微細な構造を有するため、そのままでは、取り扱い性や加工性が悪い。このため、肉眼で確認しながら取り扱うことが可能な大きさのCNTの集合体を製造することが試みられている。
このCNTの集合体としては、例えば、CNTの繊維又は糸が挙げられる。さらに、このCNTの繊維又は糸を用いて、CNTの織布やシートを製造できる。
CNTの繊維又は糸は、次のように製造できる。まず、基板上に、基板に対して垂直方向に配向するCNTを複数形成する。そして、CNTからなる束を基板から順次引き出し、紡ぐことで、繊維や糸を製造できる(特許文献1、非特許文献1)。一方、CNTを合成する炉から直接繊維を形成する方法も考案されている(特許文献2)。
また、CNTの繊維や糸の物性を制御する技術が提案されている。例えば、特許文献1、非特許文献1の方法でCNTの繊維や糸を製造する場合、CNTを基板から引き出す段階で、CNTを有機溶剤に浸漬し、有機溶剤の蒸発時の収縮現象を利用することで、CNTの繊維や糸を緻密化し、その物性を改善する方法が報告されている(特許文献3)。
また、特許第4273364号公報(特許文献4)には、CNTの欠陥の修復、CNTに付着するアモルファスカーボンの結晶化を目的として CNTの繊維や糸を、芳香族化合物を含む溶液に浸漬する技術が開示されている。
また、特開2004−185985号公報(特許文献5)には、電気伝導度を調整する目的で、CNTの繊維や糸を構成するCNT間に、K、Li等をインターカレートする技術が開示されている。
特開2007−161563号公報 特開2007−536434号公報 特開2004−107196号公報 特許第4273364号公報 特開2004−185985号公報
Kaili Jiang他、「Spinning Continuous Carbon Nanotube Yarns」、Nature、2002年、第419巻、第801頁
しかしながら、上述した特許文献1〜3に記載のCNTの繊維又は糸では、CNTがフ
ァンデルワールス力のみで連接して構成されているため、図5に示すように、CNT11の間にスペースがあり、CNT間の接触抵抗が大きい。その結果、CNTの繊維又は糸の電気伝導度は、CNT単独での値に比べて、小さくなってしまう。
また、特許文献4に記載の処理では、CNTとグラファイト間の接触抵抗が高く、CNTの繊維又は糸の電気伝導度を十分に向上させるまでには至らない。
また、特許文献5に記載された方法では、CNTの繊維又は糸においてCNT間にはインターカレートされず、CNT間の接触抵抗を低減できないため、CNTの繊維又は糸の電気伝導度を十分に向上させることができない。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、電気伝導度が高い電気伝導線及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電気伝導線は、複数のカーボン繊維と、その複数のカーボン繊維の間隙に位置するグラファイトと、グラファイトの中、又はグラファイトとカーボン繊維との間に、インターカレートされた挿入種とを有する。
本発明の電気伝導線は、上記の構成により、電気伝導度が高い。これは、図1に示すように、カーボン繊維11の間隙に、挿入種がインターカレートされたグラファイトが存在することにより、カーボン繊維の間にスペースが存在する場合(図5参照)よりも、カーボン繊維間の電気伝導度が高くなるためであると考えられる。
また、本発明の電気伝導線は、グラファイトの中、又はグラファイトとカーボン繊維との間に挿入種が存在することにより、電気伝導度が一層高い。なお、グラファイト中の挿入種は、CNTとグラファイト間または、グラファイトの層間に存在すると推測される。
本発明の電気伝導線において、複数のカーボン繊維が、グラファイトにより接合されていることが好ましい。この場合、電気伝導度が一層高い。
前記カーボン繊維としては、CNT、VGCF(vapor-grown carbon fiber)が挙げられる。CNTとしては、単層CNT、2層CNT、多層CNTのいずれでもよい。
本発明の電気伝導線は、例えば、以下のように製造できる。すなわち、複数のカーボン繊維から成るカーボン繊維集合体に対し、アモルファスカーボンの蒸着を行う第1工程と、蒸着したアモルファスカーボンを熱処理によりグラファイト化する第2工程と、挿入種をインターカレートする第3工程と、を有する製造方法により製造できる。
前記第1工程では、図2に示すように、蒸着により、カーボン繊維11の間にアモルファスカーボンが導入される。このアモルファスカーボンは、複数のカーボン繊維11を接合するものであることが好ましい。前記第2工程では、蒸着したアモルファスカーボンを熱処理してグラファイト化することにより、図1に示すように、カーボン繊維11の間隙にグラファイトが存在するようになる。前記第3工程では、グラファイトの中、又はグラファイトとカーボン繊維との間に挿入種がインターカレートされる。
電気伝導線の断面を表す断面図である。 カーボン繊維11の間にアモルファスカーボンが導入された状態を表す断面図である。 CNTワイヤの製造方法を表す説明図である。 CNTワイヤにTMGaを蒸着するための装置を表す説明図である。 従来の電気伝導線の構成を表す断面図である。
本発明の実施形態を実施例に基づいて説明する。
1.電気伝導線の製造
(1)CNTワイヤ(カーボン繊維集合体)の製造
縦:8mm、横:2mm、厚さ1mmのSi基板の片面(面積:16mm2)に、1m2当り、Fe0.002モルを真空蒸着法により蒸着させ、活性Si基板を得た。この活性Si基板を電気炉に挿通し、700℃に加熱し、エチレンガスを30cc/分、水素ガスを70cc/分、アルゴンガスを400cc/分の流通速度で5分間流通させた。その結果、Si基板上には、多数のCNTが堆積した。電子顕微鏡で観察したところ、堆積したCNTは、その一端が基板に固定されており、基板に対して垂直方向に均一に配向していた。個々のCNTの直径は10nm程度であり、CNTの長さは約300μmであった。また、CNTは、多層(7層〜10層)CNTであった。
次に、基板上に配向しているCNTのマトリックスにおいて、複数のCNTから成る束の端部を引出し具でつまみ、CNTの配向方向とは直交する方向に引出した。図3に示すように、引出されたCNTの束の端部(引出し方向に関して後方の端部)と、基板上で隣接するCNTの束の端部とは、ファンデルワールス力により接続し、結果として、CNTの束が安定して長くつながる。このとき、CNTの束は、基板上に配向しているCNTのマトリックスから、複数箇所で引き出した。そして、CNTの束を複数撚ることで、CNTから成るワイヤ(以下、CNTワイヤとする)が得られた。
(2)アモルファスカーボンの蒸着
前記(1)で製造したCNTワイヤを石英基板に固定し、Ar雰囲気下で900℃まで昇温後、EtOH流量:20sccm、Ar流量:20sccm、全圧:20torrの条件で3時間熱処理を行なった。熱処理後のCNTワイヤを断面TEMにより観察したところ、CNTワイヤの表面に数百nmの厚さのアモルファスカーボンが蒸着され、そのアモルファスカーボンにより、CNTワイヤの間隙が埋められ、CNTワイヤ同士がアモルファスカーボンにより接合されていることが確認できた。
(3)グラファイト化
前記(2)においてアモルファスカーボンを蒸着した後のCNTワイヤに対し、Ar雰囲気下、圧力:760torr、温度:2500℃の条件で熱処理を行い、蒸着したアモルファスカーボンをグラファイト化した。グラファイト化したことは、ラマンスペクトルにより確認した。また、断面TEMにより観察したところ、CNTワイヤ同士がグラファイトにより接合されていることが確認できた。
(4)インターカレート
前記(3)でアモルファスカーボンをグラファイト化したCNTワイヤと、粉末の塩化鉄(III)(FeCl3)とを、真空封止し、圧力:10-4torr以下、温度:750℃の条件で24時間熱処理した。このとき、塩化鉄(III)は、一旦昇華し、グラファイトの中、又はCNTとグラファイトとの間に、インターカレートされる。塩化鉄(III)が上記のようにインターカレートしたことは、断面TEM及び元素分析により確認できた。
なお、塩化鉄(III)は挿入種に該当し、塩化鉄(III)をインターカレートした後のCNTワイヤは、電気伝導線に該当する。
2.電気伝導線の評価
以下の4つの試料のそれぞれについて、電気伝導率を4端子法で測定した。その結果を表1に示す。
(i)前記(1)で製造したCNTワイヤ(アモルファスカーボンの蒸着前)
(ii)アモルファスカーボン蒸着後のCNTワイヤ
(iii)グラファイト化後のCNTワイヤ
(iv)インターカレート後のCNTワイヤ(電気伝導線)
表1から明らかなように、本実施例の電気伝導線は、電気伝導率が顕著に高かった。
また、上記(i)〜(iv)の試料それぞれについて、ラマンスペクトルを測定した。そして、1590cm-1付近(その前後10cm-1の範囲)に現れるGバンドの面積SGと、1350cm-1付近(その前後10cm-1の範囲)に現れるDバンドの面積SDとの面積比(SG/SD)を算出した。その結果を上記表1に示す。
表1から明らかなように、SG/SDが3.8以上である場合に、特に、電気伝導率が高かった。なお、Gバンドはグラファイトに対応するバンドであり、Dバンドはアモルファスカーボンに対応するバンドである。
1.電気伝導線の製造
(1)CNTワイヤの製造
前記実施例1の1.(1)と同様にして、CNTワイヤを製造した。
(2)トリメチルガリウム(TMGa)蒸着
図4に示すように、前記(1)で製造したCNTワイヤ1を容器3内に収容した。別の容器5に液体のTMGaを入れておき、配管7の一端を容器3に連結し、容器5内にキャリアガス(Ar)を供給する配管9を設けた。
容器3内の温度:室温、容器3内の圧力:7.5×10-2Torr(10Pa)、キャリアガスの流量:20sccmの条件で、30分間処理し、CNTワイヤ1の表面に、TMGaを蒸着した。
(3)グラファイトの生成
前記(2)でTMGaを蒸着したCNTワイヤを、Ar雰囲気下、温度:1000℃の条件で熱処理した。この熱処理により、TMGaから、グラファイトが生成した。その後、0.1Nの塩酸でCNTワイヤを洗浄し、残存するGaを取り除いた。なお、Gaの触媒効果により、1000℃の温度でも、グラファイト化が生じる(特開2009−179915号公報参照)。
(4)インターカレート
前記実施例1の1.(4)と同様にして、塩化鉄(III)を、グラファイトの中、又はCNTとグラファイトとの間にインターカレートした。インターカレートされていることは、断面TEM及び元素分析により確認した。塩化鉄(III)をインターカレートした後のCNTワイヤは、電気伝導線に該当する。
2.電気伝導線の評価
以下の3つの試料のそれぞれについて、電気伝導率を4端子法で測定した。その結果を
表2に示す。
(i)前記(1)で製造したCNTワイヤ(TMGaの蒸着前)
(ii)グラファイト化後のCNTワイヤ
(iii)インターカレート後のCNTワイヤ(電気伝導線)
表2から明らかなように、本実施例の電気伝導線は、電気伝導率が顕著に高かった。
また、上記(i)〜(iii)の試料それぞれについて、ラマンスペクトルを測定した。そして、1590cm-1付近(その前後10cm-1の範囲)に現れるGバンドの面積SGと、1350cm-1付近(その前後10cm-1の範囲)に現れるDバンドの面積SDとの面積比(SG/SD)を算出した。その結果を上記表2に示す。
表2から明らかなように、SG/SDが3.2以上である場合に、特に、電気伝導率が高かった。
1.電気伝導線の製造
(1)CNTワイヤの製造
前記実施例1の1.(1)と同様にして、CNTワイヤを製造した。
(2)アモルファスカーボンの蒸着
前記実施例1の1.(2)と同様にして、前記(1)で製造したCNTワイヤの表面にアモルファスカーボンを蒸着した。
(3)グラファイト化
前記(2)においてアモルファスカーボンを蒸着した後のCNTワイヤを純ガリウム(液体)に浸漬し、Gaを付着させた。次に、Ar雰囲気下、温度:1000℃、圧力10-5torrの条件で3時間熱処理した。その後、CNTワイヤを冷却してから、0.1NのHCl溶液でリンスし、Gaを除去した。この工程で、蒸着したアモルファスカーボンがグラファイト化した。グラファイト化したことは、ラマンスペクトルにより確認した。(4)インターカレート
前記(3)でグラファイト化した後のCNTワイヤに対し、前記実施例1の1.(4)と同様にして、塩化鉄(III)を、グラファイトの中、又はCNTとグラファイトとの間にインターカレートした。インターカレートされていることは、断面TEM及び元素分析により確認した。塩化鉄(III)をインターカレートした後のCNTワイヤは、電気伝導線に該当する。
2.電気伝導線の評価
以下の4つの試料のそれぞれについて、電気伝導率を4端子法で測定した。その結果を表3に示す。
(i)前記(1)で製造したCNTワイヤ(アモルファスカーボンの蒸着前)
(ii)アモルファスカーボン蒸着後のCNTワイヤ
(iii)グラファイト化後のCNTワイヤ
(iv)インターカレート後のCNTワイヤ(電気伝導線)
表3から明らかなように、本実施例の電気伝導線は、電気伝導率が顕著に高かった。
また、上記(i)〜(iv)の試料それぞれについて、ラマンスペクトルを測定した。そして、1590cm-1付近(その前後2cm-1の範囲)に現れるGバンドの面積SGと、1350cm-1付近(その前後2cm-1の範囲)に現れるDバンドの面積SDとの面積比(SG/SD)を算出した。その結果を上記表3に示す。
表3から明らかなように、SG/SDが3.0以上である場合に、特に、電気伝導率が高かった。
1.電気伝導線の製造
(1)CNTワイヤの製造
前記実施例1の1.(1)と同様にして、CNTワイヤを製造した。
(2)グラファイト化
前記(1)において製造したCNTワイヤを純ガリウム(液体)に浸漬し、Gaを付着させた。次に、Ar雰囲気下、温度:1000℃、圧力10-5torrの条件で3時間熱処理した。その後、CNTワイヤを冷却してから、0.1NのHCl溶液でリンスし、Gaを除去した。この工程で、CNTの表面に元々付着していたアモルファスカーボンがグラファイト化した。グラファイト化したことは、ラマンスペクトルにより確認した。
(3)インターカレート
前記(2)でグラファイト化した後のCNTワイヤに対し、前記実施例1の1.(4)と同様にして、塩化鉄(III)を、グラファイトの中、又はCNTとグラファイトとの間にインターカレートした。インターカレートされていることは、断面TEM及び元素分析により確認した。塩化鉄(III)をインターカレートした後のCNTワイヤは、電気伝導線に該当する。
2.電気伝導線の評価
以下の3つの試料のそれぞれについて、電気伝導率を4端子法で測定した。その結果を表4に示す。
(i)前記(1)で製造したCNTワイヤ(グラファイト化の前)
(ii)グラファイト化後のCNTワイヤ
(iii)インターカレート後のCNTワイヤ(電気伝導線)
表4から明らかなように、本実施例の電気伝導線は、電気伝導率が顕著に高かった。
また、上記(i)〜(iii)の試料それぞれについて、ラマンスペクトルを測定した。そして、1590cm-1付近(その前後2cm-1の範囲)に現れるGバンドの面積SGと、1350cm-1付近(その前後2cm-1の範囲)に現れるDバンドの面積SDとの面積比(SG/SD)を算出した。その結果を上記表4に示す。
表4から明らかなように、SG/SDが2.0以上である場合に、特に、電気伝導率が高かった。しかし、アモルファスカーボン量が少ないため、CNT間のグラファイト化が十分に起きず、実施例1〜3の電気伝導線に比べると、電気伝導率がやや低かった。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、CNTは、単層CNT、2層CNT、多層CNTのうちのいずれであってもよい。また、CNTの代わりに、VGCF(vapor-grown carbon fiber)を用いてもよい。
また、インターカレートする挿入種は、アルカリ金属(K、Li、Na)であってもよい。その場合でも、略同様の効果を奏することができる。
また、アモルファスカーボンは、スパッタリングにより形成してもよい。
1・・・CNTワイヤ、11・・・CNT(カーボン繊維)、3、5・・・容器、
7、9・・・配管

Claims (4)

  1. 複数のカーボン繊維と、
    前記複数のカーボン繊維の間隙に位置するグラファイトと、
    前記グラファイトの中、又は前記グラファイトと前記カーボン繊維との間に、インターカレートされた挿入種と、
    を有することを特徴とする電気伝導線。
  2. 前記複数のカーボン繊維は、前記グラファイトにより接合されていることを特徴とする請求項1に記載の電気伝導線。
  3. 前記カーボン繊維が単層カーボンナノチューブ、又は多層カーボンナノチューブであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気伝導線。
  4. 複数のカーボン繊維から成るカーボン繊維集合体に対し、アモルファスカーボンの蒸着を行う第1工程と、
    蒸着したアモルファスカーボンを熱処理によりグラファイト化する第2工程と、
    前記挿入種をインターカレートする第3工程と、
    を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気伝導線の製造方法。
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