JP2011135488A - 無線通信システム - Google Patents

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純一 白石
Fumiaki Sato
文明 佐藤
Akihiro Oka
晃弘 岡
Masaharu Yamashita
正治 山下
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Abstract

【課題】適正な通信モードでキャリブレーションデータを変換し、測定に必要なデータ量のキャリブレーションデータを送信することができる無線通信システム。
【解決手段】品質検出部151は、CIRとCIR閾値、誤り率と誤り率閾値、データ量とデータ量閾値を比較判定して、キャリブレーションデータによる品質測定が適正に行われているかを検出する。測定優先制御部152は、品質測定の検出結果に基づいて品質測定を行う端末200の優先順位とデータ量を決定する。スケジューラ143aは、バッファ142からキャリブレーションデータを取り出し、優先順位とデータ量に基づいて送信先とキャリブレーションデータのレートを決定する。MCS選択部144aは、MCS選択テーブル132aから指定されたレートのMCSの変調方式と符号化率を選択し、送信先、キャリブレーションデータ及びMCRの変調方式と符号化率を変調部145に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムに係り、特に通信品質測定用のデータ(以下、キャリブレーションデータという)を端末に送信して通信品質を測定し、測定した通信品質に応じて基地局が端末に送信するデータの変調方式と符号化率である通信モード(Modulation and Coding Scheme 以下、MCSという)を選択する無線通信システムに関する。
無線通信システムでは、高品質・高効率にデータ通信を行うために、様々なシステム制御が行われる。例えば、送受信電力の制御、変調方式・符号化方式の変更、通信チャネルの制御、セルの切り換え等の制御が行われ、それにより通信品質の向上、システムの省電力化などに寄与している。近年、通信データの搬送波対干渉波比(Carrier to Interference Ratio、以下、CIRという)、PER(パケットエラー率)やBER(ビットエラー率)などのエラー率(以下、誤り率という)を測定し、測定されたこれらの通信品質に基づいてMCSを選択することで、データの通信品質を向上させる機能がある。このような通信品質を向上させる従来技術について、図面を参照して説明する。
従来技術による無線通信システム10の構成を図5に示す。無線通信システム10は、基地局100、基地局100と通信を行う複数の端末200から構成されている。従来技術による無線通信システム10における基地局100の構成を図6に示す。図6に示すように、基地局100は、アンテナ共用器110、受信部120、テーブル更新部130、送信部140から構成されている。アンテナ共用器110にはアンテナ111が接続されている。受信部120は、受信RF部121、復調部122、CIR復号部123、誤り率復号部124から構成されている。また、復調部122、CIR復号部123及び誤り率復号部124は、基地局100と通信を行う端末200毎に設けられている。テーブル更新部130は、テーブル書換部131、MCS選択テーブル132、端末情報テーブル133から構成されている。また、MCS選択テーブル132は、基地局100と通信を行う端末200毎に設けられている。送信部140は、バッファ141、バッファ142、スケジューラ143、MCS選択部144、変調部145、送信RF部146から構成されている。
まず、MCS選択テーブル132について説明する。MCS選択テーブル132の構成を図7に示す。MCS選択テーブル132は、インテックスNo(I)、MCSの変調方式と符号化率、CIR、誤り率の項目から構成されている。インテックスNo(I)には、キャリブレーションデータを識別するユニークな番号が設定される。MCSの変調方式と符号化率には、基地局100が端末200に送信したキャリブレーションデータのMCSの変調方式と符号化率が設定される。例えば、変調方式には、BPSK、QPSK、16QAM、64QAMなどの変調方式があり、いずれかの方式が設定される。符号化率には、1/2、3/4などの符号化率があり、変調方式に対応した符号化率が設定される。CIRには、キャリブレーションデータを受信した端末200から基地局100に送信されたキャリブレーションデータに対するCIRが設定される。誤り率には、キャリブレーションデータを受信した端末200から基地局100に送信されたキャリブレーションデータに対する誤り率が設定される。
次に、端末情報テーブル133について説明する。端末情報テーブル133の構成を図8に示す。端末情報テーブル133は、端末名称、MCSの変調方式と符号化率、誤り率閾値の項目から構成されている。端末名称には、端末200毎に付けられてユニークな名称が設定される。MCSの変調方式と符号化率には、基地局100がキャリブレーションデータ以外のデータ(以下、送信データという)を送信するときに選択するMCSの変調方式と符号化率が設定される。変調方式と符号化率については、MCS選択テーブル132の変調方式と符号化率に同じである。誤り率閾値には、基地局100と端末200の間の送信データの誤り率の許容範囲(上限値など)が設定される。
次に、基地局100を構成する各機能の処理について、図6を用いて説明する。
アンテナ共用器110は、受信部120と送信部140をアンテナ111に接続し、アンテナ111から信号を入力するときは受信部120側に切り換え、アンテナ111に信号を出力するときは送信部140側に切り換える。
次に、受信部120の各機能について説明する。受信RF部121は、アンテナ共用器110から入力した受信信号に対して所定のダウンコンバートを行い、更にダウンコンバートされた受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、復調部122に出力する。復調部122は、受信RF部121から入力した受信信号を復調する。CIR復号部123は、復調部122から入力したキャリブレーションデータのCIR情報を復号し、テーブル書換部131、スケジューラ143、MCS選択部144に出力する。誤り率復号部124は、復調部122から入力したキャリブレーションデータの誤り率情報を復号し、テーブル書換部131に出力する。
次に、テーブル更新部130の各機能について説明する。テーブル書換部131は、CIR復号部123からI番目のキャリブレーションデータ(以下、キャリブレーションデータ(I)という)のCIRを入力し、誤り率復号部124からキャリブレーションデータ(I)の誤り率を入力し、MCS選択部144からキャリブレーションデータ(I)のMCSの変調方式と符号化率を入力すると、入力したCIR、誤り率、MCSの変調方式と符号化率をMCS選択テーブル132に設定する。例えば、テーブル書換部131がCIR復号部123からキャリブレーションデータ(2)のCIR「c2」を入力し、誤り率復号部124からキャリブレーションデータ(2)の誤り率「e2」を入力し、MCS選択部144からキャリブレーションデータ(2)の変調方式「q2」と符号化率「r2」を入力すると、図7に示すようにインデックスNo(I)が「2」に対応するMCSの変調方式に「q2」、符号化率に「r2」、CIRに「c2」、誤り率に「e2」が設定される。
次に、送信部140の各機能について説明する。バッファ141は、送信データを一時的に保存するエリアである。バッファ142は、キャリブレーションデータを一時的に保存するエリアである。スケジューラ143は、バッファ141に送信データが保存されていれば、バッファ141から送信データを取り出し、また送信先の端末200に対応するCIR復号部123からCIRを取り出す。次に、スケジューラ143は、このCIRに基づいて送信データのスケジューリングを行い、送信先を指定してMCS選択部144に出力する。また、スケジューラ143は、バッファ141に送信データが保存されていなければ、バッファ142からキャリブレーションデータを取り出し、キャリブレーションデータのスケジューリングを行い、送信先を指定してMCS選択部144に出力する。
MCS選択部144が送信データを送信するときは、送信先の端末200に対応するCIR復号部123からCIRを取り出し、また端末情報テーブル133から送信先の端末200に対応する送信データの誤り率閾値を取り出す。そして、このCIRに基づいて誤り率閾値の範囲内となるMCRの変調方式と符号化率をMCS選択テーブル132から選択し、選択したMCRの変調方式と符号化率を端末情報テーブル133のMCRの変調方式と符号化率に設定する。そして、MCS選択部144は、送信先、送信データ及びMCRの変調方式と符号化率を変調部145に出力する。例えば、送信先が「端末A」で、MCS選択部144が「端末A」に対応するCIR復号部123から入力したCIRが「ca」、端末情報テーブル133の端末名称「端末A」に対応する送信データの誤り率閾値「ea」であれば、この「ca」の値に基づいて誤り率閾値「ea」の範囲内であるMCSの変調方式「q2」と符号化率「r2」がMCS選択テーブル132から選択される。この選択により、端末情報テーブル133の端末名称「端末A」に対応するMCSの変調方式に「q2」、MCSの符号化率に「r2」が設定される。また、MCS選択部144がキャリブレーションデータを送信するときは、予め決められている所定の順序でMCSを選択し、送信先、キャリブレーションデータ及びMCRの変調方式と符号化率を変調部145に出力する。
変調部145が送信データを送信するときは、MCS選択部144から送信先、送信データ及びMCRの変調方式と符号化率を入力し、変調方式と符号化率で送信データを変調し、送信先と変調した送信データを送信RF部146に出力する。変調部145がキャリブレーションデータを送信するときは、MCS選択部144から送信先、キャリブレーションデータ及びMCRの変調方式と符号化率を入力し、変調方式と符号化率でキャリブレーションデータを変調し、送信先と変調したキャリブレーションデータを送信RF部146に出力する。送信RF部146は、変調部145から入力した送信データまたはキャリブレーションデータをデジタル信号からアナログ信号に変換し、更にアップコンバートを行い、送信先を設定してアンテナ共用器110に出力する。
従来は、このようにキャリブレーションデータを予め決められた所定の順序でMCSの変調方式と符号化率を選択して送信することで、基地局100と端末200の通信品質を測定し、この通信品質の測定結果に基づいて送信データのMCSの変調方式と符号化率の選択を行っていた。
また、通信システムの通信品質を測定する技術として下記特許文献1がある。特許文献1では、基地局装置が1つ以上のチャネルのスロットをデータ通信に使用し、且つ他の1つ以上のチャネルのスロットを通信品質測定用の通信に使用するように制御することで、端末局装置が専用に割り当てられたチャネルのスロットを使用して通信品質の測定を行うことができる技術を提供している。
特開2008−34940
従来技術による無線通信システム10においては、キャリブレーションデータを送信するときは予め決められた所定の順序でMCSを選択する。このとき、MCSが異なってもキャリブレーションデータの送信時間(スロット数)は一定であるため、通信品質が低下している端末200に対して低レートのMCSの変調方式と符号化率でキャリブレーションデータの変調を行うと、キャリブレーションデータが測定に必要なデータ量に達しないことがあった。また、キャリブレーションデータの送信頻度を通信品質に応じて調整していないため、通信品質が良好な端末に対してもキャリブレーションデータを送信することで、基地局と端末間の送信データのスループットが低下することがあった。また、特許文献1に開示の技術では、通常の通信と通信品質測定用の通信のチャネルのスロットを分けることで効率的に通信品質測定を行うことができる。しかし、正確な通信品質測定を行うために適正なデータ量の測定データを送信する制御や、スループットの低下を防ぐために適正な頻度で測定データを送信するような制御は行われていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の無線通信システムは、基地局と通信を行う複数の端末に基地局からキャリブレーションデータを送信し、当該キャリブレーションデータの誤り率に基づいて前記基地局と前記端末の間の通信品質を検出し、検出した通信品質に基づいて前記端末に送信する送信データの通信モードを選択する無線通信システムにおいて、前記基地局は、前記複数の各端末で使用される通信モードを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された通信モードのうち、伝送レートが低い通信モードを優先して使用して前記キャリブレーションデータを送信する優先度設定手段と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、正確な通信品質測定を行うために適正なMCSの変調方式と符号化率でキャリブレーションデータを変換することにより、測定に必要なデータ量となるキャリブレーションデータを端末に送信することができ、また基地局と端末間の送信データのスループットの低下を防ぐために適正な頻度でキャリブレーションデータを送信することができる無線通信システムを提供する。
本発明の実施の形態に係る基地局の機能構成を示す図である。 本発明の実施の形態係るMCS選択テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態係る端末情報テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るMCS選択手順を示すフローチャートである。 従来技術に係る無線通信システムの構成を示す図である。 従来技術に係る基地局の機能構成を示す図である。 従来技術に係るMCS選択テーブルの構成を示す図である。 従来技術に係る端末情報テーブルの構成を示す図である。
本発明の実施の形態における無線通信システム20の構成は、従来技術による図5に示す無線通信システム10の基地局100が基地局300に変更されることを除いて同じである。本発明の実施の形態である無線通信システム20における基地局300の構成を図1に示す。図1に示すように、基地局300は、アンテナ共用器110、受信部120a、テーブル更新部130a、送信部140a、端末情報監視部150から構成されている。アンテナ共用器110にはアンテナ111が接続されている。受信部120aは、受信RF部121、復調部122、CIR復号部123a、誤り率復号部124a、データ量復号部125から構成されている。また、復調部122、CIR復号部123a、誤り率復号部124a及びデータ量復号部125は、基地局300と通信を行う端末200毎に設けられている。テーブル更新部130aは、テーブル書換部131a、MCS選択テーブル132a、端末情報テーブル133aから構成されている。また、MCS選択テーブル132aは、基地局300と通信を行う端末200毎に設けられている。送信部140aは、バッファ141、バッファ142、スケジューラ143a、MCS選択部144a、変調部145、送信RF部146から構成されている。端末情報監視部150は、品質検出部151と測定優先制御部152から構成されている。本発明の実施の形態の基地局300は、従来技術の基地局100の構成に比べて端末情報監視部150が追加され、更に受信部120aのCIR復号部123aと誤り率復号部124a、テーブル更新部130aのテーブル書換部131a、MCS選択テーブル132a及び端末情報テーブル133a、送信部140aのスケジューラ143aとMSC選択部144aが異なっている。端末情報監視部150は、品質検出部151と測定優先制御部152から構成されている。従来技術と異なる箇所について図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態係るMCS選択テーブル132aについて説明する。MCS選択テーブル132aの構成を図2に示す。MCS選択テーブル132aは、インデックスNo(I)、MCSの変調方式と符号化率、CIR、誤り率、データ量の項目から構成されている。インテックスNo(I)には、キャリブレーションデータを識別するユニークな番号が設定される。MCSの変調方式と符号化率には、基地局300が端末200に送信したキャリブレーションデータのMCSの変調方式と符号化率が設定される。例えば、変調方式には、BPSK、QPSK、16QAM、64QAMなどの変調方式があり、いずれかの方式が設定される。符号化率には、1/2、3/4などの符号化率があり、変調方式に対応した符号化率が設定される。CIRには、キャリブレーションデータを受信した端末200が基地局300に送信するキャリブレーションデータに対するCIRが設定される。誤り率には、キャリブレーションデータを受信した端末200が基地局300に送信するキャリブレーションデータに対する誤り率が設定される。データ量には、キャリブレーションデータを受信した端末200が基地局300に送信するキャリブレーションデータに対するデータ量が設定される。
次に、端末情報テーブル133aについて説明する。端末情報テーブル133aの構成を図3に示す。端末情報テーブル133aは、端末名称、MCSの変調方式と符号化率、CIR閾値、誤り率閾値、データ量閾値の項目から構成されている。端末名称には、端末200毎に付けられてユニークな名称が設定される。MCSの変調方式と符号化率には、基地局300が送信データを送信したときに選択したMCSの変調方式と符号化率が設定される。変調方式と符号化率については、MCS選択テーブル132aの変調方式と符号化率に同じである。CIR閾値には、基地局300と端末200の間のCIRの許容範囲が設定される。誤り率閾値には、基地局300と端末200間の誤り率の許容範囲(上限値など)が設定される。データ量閾値には、正確な通信品質測定を行うためのキャリブレーションデータのデータ量の許容範囲が設定される。
CIR復号部123aは、復調部122から入力したキャリブレーションデータのCIR情報を復号するとテーブル書換部131a、スケジューラ143a、MCS選択部144a、品質検出部151に出力する。誤り率復号部124aは、復調部122から入力したキャリブレーションデータの誤り率情報を復号するとテーブル書換部131a、品質検出部151に出力する。データ量復号部125は、復調部122から入力したキャリブレーションデータのデータ量情報を復号するとテーブル書換部131a、品質検出部151に出力する。品質検出部151は、CIR復号部123aからCIR、誤り率復号部124aから誤り率、データ量復号部125からデータ量を入力し、また、端末情報テーブル133aから該当する端末200のCIR閾値、誤り率閾値、データ量閾値を入力し、CIRがCIR閾値の範囲内、誤り率が誤り率閾値の範囲内、データ量がデータ量閾値の範囲内かを判定し、キャリブレーションデータによる品質測定が適正に行われているかを検出する。そして、品質検出部151は、キャリブレーションデータによる品質測定の検出結果を測定優先制御部152に出力する。測定優先制御部152は、品質検出部151から出力された品質測定の検出結果に基づいて、キャリブレーションデータによる品質測定を行う端末200の優先順位と端末200に対応するキャリブレーションデータのデータ量を決定し、この端末200に対する優先順位とキャリブレーションデータのデータ量をスケジューラ143aに出力する。
テーブル書換部131aは、CIR復号部123aからキャリブレーションデータ(I)のCIRを入力し、誤り率復号部124aからキャリブレーションデータ(I)の誤り率を入力し、データ量復号部125からキャリブレーションデータ(I)のデータ量を入力し、MCS選択部144aからキャリブレーションデータ(I)のMCSの変調方式と符号化率を入力すると、入力したCIR、誤り率、データ量、MCSの変調方式と符号化率をMCS選択テーブル132aに設定する。例えば、テーブル書換部131aがCIR復号部123aからキャリブレーションデータ(3)のCIR「c3」を入力し、誤り率復号部124aからキャリブレーションデータ(3)の誤り率「e3」を入力し、データ量復号部125からキャリブレーションデータ(3)の誤り率「d3」を入力し、MCS選択部144aからキャリブレーションデータ(3)の変調方式「q3」と符号化率「r3」を入力すると、図2に示すようにインデックスNo(I)が「3」に対応するMCSの変調方式に「q3」、符号化率に「r3」、CIRに「c3」、誤り率に「e3」、データ量に「d3」が設定される。
スケジューラ143aは、バッファ141に送信データが保存されていれば、バッファ141から送信データを取り出し、また送信先の端末200に対応するCIR復号部123aからCIRを取り出す。次に、スケジューラ143aは、このCIRに基づいて送信データのスケジューリングを行い、送信先と送信データをMCS選択部144aに出力する。また、スケジューラ143aは、バッファ141に送信データが保存されていなければ、バッファ142からキャリブレーションデータを取り出し、更に測定優先制御部152から端末200に対する優先順位とキャリブレーションデータのデータ量を入力し、この優先順位とデータ量に基づいて送信先とキャリブレーションデータの変換率(以下、レートという)を決定し、送信先、キャリブレーションデータ、キャリブレーションデータのレートをMCS選択部144aに出力する。キャリブレーションデータのレートには、低レート、中レート、高レートがあり、MCSの変調方式と符号化率に対応している。低レートであればキャリブレーションデータのデータ量が小さくなり、高レートであればキャリブレーションデータのデータ量が大きくなる。例えば、変調方式が「QPSK」、符号化率が「1/2」または変調方式が「BPSK」、符号化率が「1/2」であれば低レートとなり、変調方式が「QPSK」、符号化率が「3/4」または変調方式が「16QAM」、符号化率が「1/2」であれば中レートとなり、変調方式が「16QAM」、符号化率が「3/4」または変調方式が「64QAM」、符号化率が「3/4」であれば高レートとなる。
MCS選択部144aが送信データを送信するときは、送信先の端末200に対応するCIR復号部123aからCIRを取り出し、また端末情報テーブル133aから送信先の端末200に対応する誤り率閾値を取り出す。そして、このCIRに基づいて誤り率閾値の範囲内となるMCRの変調方式と符号化率をMCS選択テーブル132aから選択し、選択したMCRの変調方式と符号化率を端末情報テーブル133aのMCRの変調方式と符号化率に設定する。そして、MCS選択部144aは、送信先、送信データ、及びMCRの変調方式と符号化率を変調部145に出力する。例えば、送信先が「端末B」で、MCS選択部144aが「端末B」に対応するCIR復号部123aから入力したCIRが「cb」、端末情報テーブル133aの端末名称「端末B」に対応する誤り率閾値「eb」であれば、この「cb」の値に基づいて誤り率閾値「eb」の範囲内であるMCSの変調方式「q3」と符号化率「r3」がMCS選択テーブル132aから選択される。この選択により、端末情報テーブル133aの端末名称「端末B」に対応するMCSの変調方式に「q3」、MCSの符号化率に「r3」が設定される。また、MCS選択部144aがキャリブレーションデータを送信するときには、スケジューラ143aから出力された送信先とキャリブレーションデータのレートに基づいて、MCS選択テーブル132aからMCSの変調方式と符号化率を選択し、送信先、キャリブレーションデータ、及びMCRの変調方式と符号化率を変調部145に出力する。
図4は、本発明の実施の形態に係る送信データとキャリブレーションデータのMCS選択手順のフローチャートである。以下、MCS選択手順のフローチャートのステップ順に説明する。
(ステップS10)
まず、スケジューラ143aはバッファ141に送信データが有るかを判定する。送信データがあるとき(ステップS10のYes)は、バッファ141に保存されている送信データをMCS選択部144aに出力し、送信データのMCSの変調方式と符号化率を選択するステップS20に進む。また、送信データが無いとき(ステップS10のNo)は、キャリブレーションデータを送信する前に送信先の優先順位を決定するステップS40に進む。
(ステップS20)
ステップS10がYesの場合、MCS選択部144aは、送信先の端末200に対応するCIR復号部123aからCIRを取り出し、また端末情報テーブル133aから送信先の端末200に対応する誤り率閾値を取り出す。そして、このCIRに基づいて誤り率閾値の範囲内となるMCRの変調方式と符号化率をMCS選択テーブル132aから選択し、選択したMCRの変調方式と符号化率を端末情報テーブル133aのMCRの変調方式と符号化率に設定する。そして、MCS選択部144aは、送信先、送信データ及びMCRの変調方式と符号化率を変調部145に出力する。
(ステップS30)
変調部145は、MCS選択部144aから送信先、送信データ及びMCRの変調方式と符号化率を入力し、変調方式と符号化率で送信データを変調して送信RF部146に出力する。送信RF部146は、送信データをデジタル信号からアナログ信号に変換し、アップコンバートを行い、アンテナ共用器110に出力する。
(ステップS40)
ステップS10がNoの場合、測定優先制御部152は、品質検出部151から出力された品質測定の検出結果に基づいて、キャリブレーションデータによる品質測定を行う端末200の優先順位と端末200に対応するキャリブレーションデータのデータ量を決定し、この端末200に対する優先順位とキャリブレーションデータのデータ量をスケジューラ143aに出力する。選択されているMCSで定まる伝送レートが遅い端末ほど優先順位を高く設定する。即ち、端末情報テーブル133aに記憶されているMCSのうち、伝送レートの遅いMCSほど、それを使用してキャリブレーションデータを送信する時間(スロット数)が長く設定される。
(ステップS50)
スケジューラ143aは、バッファ142からキャリブレーションデータを取り出し、更に測定優先制御部152から端末200に対する優先順位とキャリブレーションデータのデータ量を入力し、この優先順位とデータ量に基づいて送信先とキャリブレーションデータのレートを決定し、送信先、キャリブレーションデータ、キャリブレーションデータのレートをMCS選択部144aに出力する。
(ステップS60)
MCS選択部144aは、スケジューラ143aから出力された送信先とキャリブレーションデータのレートに基づいて、MCS選択テーブル132aからMCSの変調方式と符号化率を選択し、送信先、キャリブレーションデータ及びMCRの変調方式と符号化率を変調部145に出力する。
(ステップS70)
変調部145は、MCS選択部144aから送信先、キャリブレーションデータ及びMCRの変調方式と符号化率を入力し、変調方式と符号化率でキャリブレーションデータを変調して送信RF部146に出力する。送信RF部146は、キャリブレーションデータをデジタル信号からアナログ信号に変換し、アップコンバートを行い、アンテナ共用器110に出力する。
(ステップS80)
キャリブレーションデータを端末200に送信すると、端末200からキャリブレーションデータに対するCIR、誤り率、データ量が基地局300に送信されるので、基地局300の受信RF部121は、アンテナ共有器110からキャリブレーションデータのCIR、誤り率、データ量を受信する。
(ステップS90)
品質検出部151は、該当する端末200に対するCIR復号部123aからCIR、誤り率復号部124aから誤り率、データ量復号部125からデータ量を入力し、また、端末情報テーブル133aから該当する端末200のCIR閾値、誤り率閾値、データ量閾値を入力し、CIRがCIR閾値の範囲内、誤り率が誤り率閾値の範囲内、データ量がデータ量閾値の範囲内かを判定し、閾値の範囲内のとき(ステップS90のYes)は、適正に品質測定が行われているのでMCS選択テーブル132aを更新するステップS100に進む。また、閾値の範囲内でないとき(ステップS90のNo)は、適正に品質測定が行われていないので、品質検出部151が測定優先制御部152に品質測定の検出結果を出力するステップS110に進む。
(ステップS100)
ステップS90がYesの場合、テーブル書換部131aは、CIR復号部123aからCIR、誤り率復号部124aから誤り率、データ量復号部125からデータ量を入力し、MCS選択部144aから該当するキャリブレーションデータのMCSの変調方式と符号化率を入力すると、CIR、誤り率、データ量、MCSの変調方式と符号化率を該当する端末200のMCS選択テーブル132aに設定してステップS10に戻る。
(ステップS110)
ステップS90がNoの場合、品質検出部151は、測定優先制御部152に品質測定の検出結果を出力してステップS10に戻る。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、適正なMCSの変調方式と符号化率でキャリブレーションデータを送信することで基地局と端末間の通信品質の測定を正確に行うことができる。また、適正な頻度でキャリブレーションデータを送信するので、送信データのスループットの低下を防ぐことができる。
以上、具体的な実施の形態により本発明を説明したが、上記実施の形態は本発明の例示であり、この実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
以上の実施態様の特徴をまとめると次のようになる。
(1)本発明の無線通信システムは、基地局と通信を行う複数の端末に基地局からキャリブレーションデータを送信し、当該キャリブレーションデータの誤り率に基づいて前記基地局と前記端末の間の通信品質を検出し、検出した通信品質に基づいて前記端末に送信する送信データの通信モードを選択する無線通信システムにおいて、前記基地局は、前記複数の各端末で使用される通信モードを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された通信モードのうち、伝送レートが低い通信モードを優先して使用して前記キャリブレーションデータを送信する優先度設定手段と、を備えることを特徴としている。
(2) (1)の無線通信システムは、前記送信データがあるときは前記送信データを優先して送信し、前記送信データがないときは前記キャリブレーションデータを送信することを特徴としている。
(3)(1)または(2)の無線通信システムの前記記憶手段は、更に前記キャリブレーションデータの前記CIR、前記誤り率及び前記データ量を記憶することを特徴としている。
(4)(1)から(3)のいずれかの無線通信システムの前記通信モードは、変調方式と符号化率、あるいは変調方式又は符号化率のいずれかで構成されていることを特徴としている。
(5)本発明の無線通信システムの通信モード選択方法は、基地局と通信を行う複数の端末に基地局からキャリブレーションデータを送信し、当該キャリブレーションデータの誤り率に基づいて前記基地局と前記端末の間の通信品質を検出し、検出した通信品質に基づいて前記端末に送信する送信データの通信モードを選択する無線通信システムにおいて、前記基地局は、前記複数の各端末で使用される通信モードを記憶する記憶工程と、前記記憶工程に記憶された通信モードのうち、伝送レートが低い通信モードを優先して使用して前記キャリブレーションデータを送信する優先度設定工程と、を備えることを特徴としている。
(6) 発明の無線通信システムは、基地局と通信を行う複数の端末に基地局からキャリブレーションデータを送信し、当該キャリブレーションデータの誤り率に基づいて前記基地局と前記端末の間の通信品質を検出し、検出した通信品質に基づいて前記端末に送信する送信データの通信モードを選択する無線通信システムにおいて、前記端末から前記キャリブレーションデータのCIR、誤り率及びデータ量を受信する受信手段と、前記CIR、前記誤り率及び前記データ量から前記基地局と前記端末の間の通信品質を検出する品質測定手段と、前記品質検出手段の検出結果に基づいて前記キャリブレーションデータの送信先と前記キャリブレーションデータのレートを決定する測定優先制御手段と、前記測定優先制御手段が決定した前記送信先となる前記端末に対して前記キャリブレーションデータを送信する送信手段と、前記キャリブレーションデータの前記通信モード、前記CIR及び前記誤り率に基づいて前記送信データの前記通信モードを選択する通信モード選択手段と、を備えることを特徴としている。
(7) (6)の無線通信システムは、前記送信データがあるときは前記送信データを優先して送信し、前記送信データがないときは前記キャリブレーションデータを送信することを特徴としている。
(8) (6)または(7)の無線通信システムは、前記キャリブレーションデータの前記通信モード、前記CIR、前記誤り率及び前記データ量を保存する保存手段を備えることを特徴としている。
(9) (6)から(8)のいずれかの無線通信システムの前記通信モードは、変調方式と符号化率、あるいは変調方式又は符号化率のいずれかで構成されていることを特徴としている。
(10)本発明の無線通信システムの通信モード選択方法は、基地局と通信を行う複数の端末に基地局からキャリブレーションデータを送信し、当該キャリブレーションデータの誤り率に基づいて前記基地局と前記端末の間の通信品質を検出し、検出した通信品質に基づいて前記端末に送信する送信データの通信モードを選択する無線通信システムの通信モード選択方法において、前記端末から前記キャリブレーションデータのCIR、誤り率及びデータ量を受信する受信工程と、前記CIR、前記誤り率及び前記データ量から前記基地局と前記端末の間の通信品質を検出する品質測定工程と、前記品質検出工程の検出結果に基づいて前記キャリブレーションデータの送信先と前記キャリブレーションデータのレートを決定する測定優先制御工程と、前記測定優先制御工程が決定した前記送信先となる前記端末に対して前記キャリブレーションデータを送信する送信工程と、前記キャリブレーションデータの前記通信モード、前記CIR及び前記誤り率に基づいて前記送信データの前記通信モードを選択する通信モード選択工程と、を備えることを特徴としている。
本発明は、無線通信システムに好適であるが、無線通信システムに限られるものではなく、通信品質を測定する装置一般に適用可能である。
10・・・・・・無線通信システム
20・・・・・・無線通信システム
100・・・・・基地局
110・・・・・アンテナ共用器
111・・・・・アンテナ
120・・・・・受信部
120a・・・・受信部
121・・・・・受信RF部
122・・・・・復調部
123・・・・・CIR復号部
123a・・・・CIR復号部
124・・・・・誤り率復号部
124a・・・・誤り率復号部
125・・・・・データ量復号部
130・・・・・テーブル更新部
130a・・・・テーブル更新部
131・・・・・テーブル書換部
131a・・・・テーブル書換部
132・・・・・MCS選択テーブル
132a・・・・MCS選択テーブル
133・・・・・端末情報テーブル
133a・・・・端末情報テーブル
140・・・・・送信部
140a・・・・送信部
141・・・・・バッファ(送信データ用)
142・・・・・バッファ(キャリブレーションデータ用)
143・・・・・スケジューラ
143a・・・・スケジューラ
144・・・・・MCS選択部
144a・・・・MCS選択部
145・・・・・変調部
146・・・・・送信RF部
150・・・・・端末情報監視部
151・・・・・品質検出部
152・・・・・測定優先制御部
200・・・・・端末
300・・・・・基地局

Claims (1)

  1. 基地局と通信を行う複数の端末に基地局からキャリブレーションデータを送信し、当該キャリブレーションデータの誤り率に基づいて前記基地局と前記端末の間の通信品質を検出し、検出した通信品質に基づいて前記端末に送信する送信データの通信モードを選択する無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、前記複数の各端末で使用される通信モードを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された通信モードのうち、伝送レートが低い通信モードを優先して使用して前記キャリブレーションデータを送信する優先度設定手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
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