JP2011133613A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲温度が変化した場合でも、表示品質を保持できる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1では、表示パネル20を構成するTFT基板22の下面22Bに熱伝導シート30を密着させ、その一部である突出部31の先端部を、制御基板40の下面40Aに設けられた温度センサ50の近傍に固定している。表示パネル20の温度は、TFT基板22の下面22Bから熱伝導シート30に伝わり、制御基板40に設けられた温度センサ50の周囲に伝わる。従って、表示パネル20と温度センサ50とが互いに離間する位置にあっても、周囲環境の温度変化の影響を受けることなく、表示パネル20の温度を検出できるので表示品質を保持できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示パネルを備えた表示装置に関する。
従来、電気泳動現象を利用して表示パネルに画像を表示する表示装置が知られている。電気泳動現象とは、液体中に微粒子を分散させた分散系に、電界を印加したときに微粒子がクーロン力により泳動する現象である。周囲温度の変化は表示品質を低下させる場合がある。例えば、分散媒の粘性抵抗が周囲温度により変化することがある。電気泳動粒子の分散媒中の移動速度は主として印加電圧によって決まるが、分散媒には粘性抵抗があるため、その影響を受けることになる。粘性抵抗には温度依存性があるため、周囲温度が変化すると電気泳動粒子の移動速度や移動距離が変化し、所望の階調表示を得ることができなくなることもある。従って、階調表示を正確に行うためには、温度変化に応じて何らかの温度補正をする必要がある。そこで、温度センサの出力変化に基づき、電気泳動表示パネルのTFTを駆動するための基準値としての基準駆動電圧を変更できる電気光学装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4196615号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の電気光学装置において、温度センサと、電気泳動表示パネルとが別々の位置にあると、周囲温度が変化した場合、温度センサの検出値と、電気泳動表示パネルの実際の温度との間にずれを生じるという問題点があった。例えば、温度センサを基板に設けている場合、基板と電気泳動表示パネルとでは、熱伝導率が互いに異なる。よって、周囲温度が変化した場合、温度センサは基板の温度の影響を受けてしまい、電気泳動表示パネルの温度を正確に検出することができず、表示品質を低下させるという問題点があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、周囲温度が変化した場合でも、表示品質を保持できる表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の態様に係る表示装置は、筐体と、前記筐体内に設けられ、表面に画像が表示される表示部を有する表示パネルと、前記筐体内において、前記表示パネルとは別の位置に設けられ、前記表示パネルの温度を検出するための温度検出手段とを備え、前記温度検出手段で検出された温度に基づき、前記表示パネルの駆動を制御する制御機能を備えた表示装置であって、前記表示パネルの裏面側から前記温度検出手段に向けて延設され、かつ熱伝導性を有する熱伝導性部材を備えている。
本態様に係る表示装置では、表示パネルの裏面側に設けられた熱伝導性部材が、表示パネルとは別の位置に設けられた温度検出手段に向けて延設されている。これにより、表示パネルの温度が、その裏面側から熱伝導性部材を介して温度検出手段にまで伝わる。よって、周囲温度が変化した場合でも、温度検出手段において表示パネルの温度を正確に検出できるので、その温度に基づき、表示パネルの駆動を制御することで、表示部の表示品質を保持できる。
また、本態様に係る表示装置において、前記温度検出手段は、前記筐体内に設けられた基板に設けられ、前記基板には、熱伝導性を有し、前記温度検出手段の近傍に配置された熱伝導性パターンが設けられ、前記熱伝導性部材の前記温度検出手段側の一端部は、前記熱伝導性パターンの少なくとも一部に接触させてもよい。これにより、熱伝導性部材に伝わった表示パネルの温度を、熱伝導性パターンを介して、基板上の温度検出手段に伝えることができる。また、熱伝導性部材を、基板に設けられた温度検出手段まで延設させなくてもよいので、熱伝導性部材の節約にもなる。さらに、基板上に熱伝導性パターンを設けることで、基板上の温度検出手段と、基板上の熱伝導性パターンとの互いの位置関係を固定できるので、表示パネルの温度を温度検出手段に対して確実かつ安定して伝えることができる。
また、本態様に係る表示装置において、前記筐体の内壁には、前記熱伝導性部材の前記一端部を、前記熱伝導パターンの前記一部に向けて押圧するためのリブが設けられていてもよい。これにより、熱伝導性部材を熱伝導パターンに対して確実に接触させることができる。
また、本態様に係る表示装置において、前記熱伝導性部材の前記一端部は、前記熱伝導パターンの前記一部に対して、熱導伝性を有する樹脂で接着されていてもよい。これにより、熱伝導性部材に伝わった温度を、樹脂を介して熱伝導性パターンに確実に伝えることができる。
また、本態様に係る表示装置において、前記熱伝導性部材の前記表示パネル側の部分は、前記表示パネルの前記裏面に接触していてもよい。これにより、表示パネルの温度を熱伝導性部材に直接伝えることができる。
表示装置1の斜視図である。 表示装置1の断面図である。 表示パネル20及び制御基板40を裏側から見た図である。 第1変形例である表示装置の制御基板140の断面図である。 制御基板140を下方から見た図である。
以下、本発明の第1実施形態である表示装置1について、図面を参照して説明する。なお、以下説明において、図1の右斜め下側、左斜め上側、右斜め上側、左斜め下側を、夫々、表示装置1の右側、左側、上方、下方とする。図2の右側、左側を、夫々、表示装置1の右側、左側とする。
はじめに、表示装置1の構造について説明する。図1,図2に示すように、表示装置1は、薄い平板状に形成された筐体4を備えている。筐体4は、後述する表示パネル20(図2参照)を内側に収容する下ケース2と、該下ケース2の内側を覆う上ケース3とで構成されている。上ケース3の上面には、平面視縦長長方形状の開口5が左寄りに設けられている。開口5は、表示パネル20の後述する表示部21(図2参照)の位置に対応して配置されている。表示部21には、例えば、電子書籍等のドキュメント情報や、メニュー画面等が表示される。開口5には、表示部21を保護するために、樹脂製の透明保護板6が嵌め込まれている。
図1に示すように、開口5の右側には、上から順に、電源をオンオフするための電源ボタン8、表示部21にメニューを表示させるためのメニューボタン9、表示部21に表示されたドキュメントを閉じるための閉ボタン10、ドキュメントを拡大するための拡大ボタン11、ドキュメントをページ送りするためのページ送りボタン12が各々設けられている。これら各ボタン8〜12と開口5との間には、表示部21に表示されたメニューを選択操作するための13個のボタンからなる選択ボタン群13が設けられている。
次に、表示装置1の内部構造について説明する。図2に示すように、下ケース2の内側には、金属フレーム15が左寄りに設置されている。金属フレーム15は、底壁の周囲に側壁を有する平面視縦長長方形状に形成されている。金属フレーム15の内側の底面には、平面視縦長長方形状の表示パネル20が固定されている。表示パネル20の右隣には、所定の隙間を介して、表示装置1の制御を行う平面視縦長長方形状の制御基板40が設置されている。
表示パネル20は、TFT基板22と、該TFT基板22の上面に設けられた板状の表示部21とで構成されている。表示部21は、図示しないが、TFT基板22上に設けた電解層と、該電解層の上面に設けた透明電極付きフィルムとで構成されている。電解層には、多数の帯電粒子(図示省略)が分散している。そして、TFT基板22と透明電極付きフィルムとの間に電圧が印加される。すると、電界層に電界が発生して帯電粒子が移動するので、表示部21に画像が表示される。表示部21は、上ケース3に設けられた開口5に対向する位置に配置される。従って、ユーザは、透明保護板6を介して表示部21に表示された画像を視認できる。
TFT基板22は、後述する制御基板40の指令に基づき、表示部21に駆動電圧を印加する。TFT基板22の上面22AにはIC28が設けられている。TFT基板22の下面22Bには、両面テープ24が各所定位置に各々貼着されている。表示パネル20は、これら両面テープ24によって、金属フレーム15の内側底面に接着固定されている。また、TFT基板22の下面22Bには、熱伝導シート30(本発明の「熱伝導性部材」
に相当)が接触している。熱伝導シート30には、保護テープ(図示外)が貼られており、両面テープ24よりも僅かに厚くなっている。このような熱伝導シート30を、TFT基板22の下面22Bと金属フレーム15の内側底面との間に配置させることによって、熱伝導シート30を下面22Bに対して直接接触させることができる。なお、熱伝導シート30を導電性樹脂を用いて下面22Bに接着してもよい。導電性樹脂の材質として、例えば、無機粒子(窒化ホウ素、炭化ケイ素、窒化アルミニウム等)を含有する複合プラスチック材料が利用可能である。
熱伝導シート30は、熱伝導性のよい材質であればよく、例えば、銅箔等が利用可能である。図3に示すように、熱伝導シート30は、TFT基板22の下面22Bを左右方向に横断するように平面視略長方形状に形成されている。その右端部の略中央には、右側方に突出する突出部31が設けられている。突出部31の先端部は、制御基板40の下面40Aの左端の略中央に透明接着テープ36で固定されている。突出部31の先端部は、透明接着テープ36ではなく、例えば、導電性樹脂でTFT基板22の下面22Bに固定してもよい。なお、制御基板40の下面40Aにおける突出部31の固定位置は、後述する温度センサ50の近傍とする。
制御基板40は、CPU、ROM、RAM等を備えた積層基板である。制御基板40とTFT基板22との間は、通信を行うためのFPC27が設けられている。制御基板40の下面40Aにおいて左側の上下方向略中央部位には、表示パネル20の温度を検出するための温度センサ50(本発明の「温度検出手段」に相当)が設けられている。なお、本実施形態では、温度センサ50を制御基板40の下面40Aに設けているが、上面側に設けてもよい。制御基板40では、温度センサ50で検出される温度の変化に基づき、TFT基板22の制御波形が変更される。具体的には、TFT基板22の駆動電圧は一定で、パルス幅及びパルス回数が変更される。これにより、表示部21の電解層における帯電粒子の移動速度や移動距離が補正されるので、表示部21において所望の階調表示を得ることができる。図3に示すように、その温度センサ50の近傍に、TFT基板22の下面22Bから延出する熱伝導シート30の突出部31の先端部が位置する。
次に、上記構造を備える表示装置1において、表示パネル20に熱伝導シート30を設けたことによる効果について説明する。図2,図3に示すように、温度センサ50は、表示パネル20から離間した位置にあるため、その周囲環境の温度変化に左右されやすい。例えば、表示装置1が駆動すると、制御基板40の温度が各種回路やCPU等の駆動によって上昇するので、温度センサ50の検出値は、その制御基板40の温度変化に影響されやすい。さらに、表示パネル20と制御基板40とは互いに材質が異なるので、周囲環境が変化した場合にも、それらの温度変化にずれが生じやすい。
ところが、本実施形態では、図2,図3に示すように、表示パネル20の温度は、TFT基板22の下面22Bに密着する熱伝導シート30に伝わる。そして、その温度は、突出部31を介して、制御基板40の下面40Aに設けられた温度センサ50に伝わる。そして、制御基板40では、その温度センサ50によって検出された表示パネル20の温度に基づき、TFT基板22の制御波形が変更され、表示パネル20の表示部21の電解層における帯電粒子の移動速度や移動距離が補正される。そして、表示部21において所望の階調表示を得ることができるので、表示品質を良好に保持できる。
次に、表示パネル20に熱伝導シート30を設けたことによる効果を実証するために、以下の確認実験を行った。まず、実験条件について説明する。実験サンプルとして2つの表示装置を用意した。サンプル1を比較品、サンプル2を発明品とした。サンプル1は、表示パネルの下面に、熱伝導シートがない従来品である。サンプル2は、本実施形態の表示装置1であり、表示パネルの下面に熱伝導シートを設けた本発明品である。熱伝導シートは、銅箔を用いた。
なお、実験に用いた表示装置の各寸法(図3参照)は、以下に示す通りである。各寸法については、サンプル1,2共に同じである。
・表示パネル20(TFT基板22)の横方向の長さa=156mm
・表示パネル20(TFT基板22)の縦方向の長さb=219mm
・表示部21の横方向の長さc=149mm
・表示部21の縦方向の長さd=203mm
・熱伝導シート30の縦方向の長さe=130mm
・熱伝導シート30の左端から突出部31の先端までの長さf=210mm
・突出部31の長さg=10mm
・突出部31の幅h=1mm
これら2つのサンプルを27℃の恒温室内に設置し、各表示装置を所定時間連続動作させた。そして、この条件下において、各表示装置の動作前と動作後の温度センサの検出値をそれぞれ記録し、各サンプルにおける温度変化を比較した。
次に、実験結果について説明する。表1に示すように、サンプル1(比較品)では、動作前は26.4℃であったのが、動作後では28.4℃となり、温度差は+2.0℃であった。これに対し、サンプル2(発明品)では、動作前は26.7℃であったのが、動作後では27.9℃となり、温度差は+1.2℃であった。何れのサンプルにおいても、表示装置の連続動作に伴って制御基板が発熱した。この状態において、サンプル1では、制御基板に設けられた温度センサは、制御基板の発熱の影響を受けてしまい、温度センサから離間した位置にある表示パネルの温度を正確に検出できなかったと思われる。これに対し、サンプル2では、熱伝導シートによって、表示パネルの温度が温度センサの周囲にまで伝わったことから、制御基板の発熱の影響が小さかったと思われる。以上の結果より、発明品は、比較品に比べ、周囲温度の変化に影響されることなく、表示パネルの温度を正確に検出できることが実証された。
Figure 2011133613
以上説明したように、第1実施形態の表示装置1では、表示パネル20を構成するTFT基板22の下面22Bに熱伝導シート30を密着させ、その一部である突出部31の先端部を、制御基板40の下面40Aに設けられた温度センサ50の近傍に固定している。このような構造により、表示パネル20の温度は、TFT基板22の下面22Bから熱伝導シート30に伝わり、制御基板40に設けられた温度センサ50の周囲の空気に伝わる。これにより、表示パネル20と温度センサ50とが互いに離間する位置にあっても、周囲の温度変化の影響を受けることなく、表示パネル20の温度を精度良く検出できる。また、温度センサ50の周囲の温度が変化した場合でも、熱伝導シート30から伝わる温度によって、表示パネル20の温度を検出できるので、表示品質を保持できる。
次に、本発明の第2実施形態である表示装置について、図4,図5を参照して説明する。第2実施形態の表示装置は、第1実施形態の表示装置1と同様の構造を備えるが、図4に示す制御基板140の下面140Aにおいて、温度センサ50の周囲を取り囲むように配置したダミーパターン65(図5参照)を設け、そのダミーパターン65の一部(ダミー端子73)に熱伝導シート30の突出部31の先端部を接触させる点に特徴がある。よって、ここでは、第2実施形態の特徴部分であるダミーパターン65を中心に説明し、熱伝導シート30との位置関係についてさらに説明する。なお、第1実施形態の表示装置1と構造が同じ部分については同符号を付して説明する。
まず、制御基板140の構造について説明する。図4に示すように、制御基板140は、4枚の第1基板41、第2基板42、第3基板43、第4基板44を下から順に積層した所謂「積層構造」である。第3基板43と第4基板44との間には、第1導電層61が形成され、第3基板43と第2基板42との間には、第2導電層62が形成され、第2基板42と第1基板41との間に、第3導電層63が形成されている。第1導電層61及び第2導電層62は、CPUと導通状態である。さらに、制御基板140の下面140Aには、第1導電層61に導通する第1端子71と、第2導電層62に導通する第2端子72とが各々設けられている。これら第1端子71及び第2端子72に対して温度センサ50が接続されている。
そして、第3導電層63は、温度センサ50や他の電子部品とは導通をとらないものである。図5に示すように、制御基板140の下面140Aには、温度センサ50の周囲を取り囲むようにして、第3導電層63に導通する複数のダミー端子73が各々設けられ、ダミーパターン65(本発明の「熱伝導性パターン」に相当)を形成している。そして、ダミーパターン65を構成する1つのダミー端子73に対して、熱伝導シート30の突出部31の先端部を接触させる構造になっている。
そして、ダミー端子73に対して、熱伝導シート30の突出部31の先端部を接触させる構造としては、種々のものが適用可能である。例えば、図4に示すように、下ケース2の内側底面に、先端を水平に切断した円錐状の当接リブ80を設けてもよい。この場合、ダミー端子73と当接リブ80の先端との間に、熱伝導シート30の突出部31の先端部を挟み込むことによって、熱伝導シート30をダミー端子73に対して確実に押し当てることができる。なお、導電性樹脂によって、ダミー端子73に対して、熱伝導シート30の突出部31の先端部を接着固定してもよく、第1実施形態のように、透明接着テープ等で固定してもよい。
このような構造により、表示パネル20から熱伝導シート30に伝わった温度は、突出部31が接触するダミー端子73を介して第3導電層63に伝わる。そして、第3導電層63に伝わった温度は、他の複数のダミー端子73を介して、温度センサ50を取り囲む領域に伝わるため、温度センサ50において、表示パネル20の温度をより正確に検出できる。なお、ダミーパターンの囲み形状については、矩形状に限らず、円形状、三角形状等でもよく、全周囲を取り囲まなくてもよい。さらに、ダミーパターンは、少なくとも温度センサ50の近傍に設ければよく、例えば直線状であってもよい。
このように、温度センサ50の近傍にダミーパターンを設けることで、例えば、温度センサ50の位置が、制御基板140の下面140Aにおいて、表示パネル20から離間した位置にあっても、熱伝導シート30の突出部31の先端部を、その一部に接触させることで、表示パネル20の温度を温度センサ50に伝えることができる。また、熱伝導シート30の突出部31の長さを節約できる。
以上説明したように、第2実施形態の表示装置では、制御基板140の下面140Aにおいて、温度センサ50の周囲を取り囲むようにして、第3導電層63に導通する複数のダミー端子73が各々設けられ、ダミーパターン65を形成している。そして、ダミーパターン65を構成する1つのダミー端子73に対して、熱伝導シート30の突出部31の先端部を接触させる。表示パネル20から熱伝導シート30に伝わった温度は、突出部31が接触するダミー端子73を介して第3導電層63に伝わる。そして、第3導電層63に伝わった温度は、他の複数のダミー端子73を介して、温度センサ50を取り囲む領域に伝わるため、温度センサ50において、表示パネル20の温度をより正確に検出できる。
なお、本発明は上記した第1、第2実施形態に限らず、種々の変更が可能である。例えば、筐体4の外部の温度変化の影響を最小限にするために、透明保護板6の上面に、断熱シートを設けてもよい。さらに、下ケース2と上ケース3との間に、ゴムパッキン等を設け、筐体4の密閉性を高めてもよい。さらに、筐体4の内面、外面、又は両面に、断熱素材を設けてもよい。また、筐体4の材質を断熱材料にしてもよく、例えば、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂等を利用することが可能である。これらの方法により、表示パネル20の温度変化を最小限にできるので、表示部21における表示品質をより向上できる。
また、第1実施形態では、TFT基板22の下面22Bに対して、熱伝導シート30を導電性樹脂で接着しているが、例えば、熱伝導シート30を下方から下面22Bに対して押し当てるように、金属フレーム15の底面にリブ等を設けてもよい。
1 表示装置
4 筐体
5 開口
20 表示パネル
21 表示部
22 TFT基板
22B 下面
24 両面テープ
30 熱伝導シート
31 突出部
40 制御基板
40A 下面
50 温度センサ
65 ダミーパターン
73 ダミー端子
80 当接リブ
140 制御基板

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、表面に画像が表示される表示部を有する表示パネルと、
    前記筐体内において、前記表示パネルとは別の位置に設けられ、前記表示パネルの温度を検出するための温度検出手段と
    を備え、前記温度検出手段で検出された温度に基づき、前記表示パネルの駆動を制御する制御機能を備えた表示装置であって、
    前記表示パネルの裏面側から前記温度検出手段に向けて延設され、かつ熱伝導性を有する熱伝導性部材を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記温度検出手段は、前記筐体内に設けられた基板に設けられ、
    前記基板には、熱伝導性を有し、前記温度検出手段の近傍に配置された熱伝導性パターンが設けられ、
    前記熱伝導性部材の前記温度検出手段側の一端部は、前記熱伝導性パターンの少なくとも一部に接触していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記筐体の内壁には、前記熱伝導性部材の前記一端部を、前記熱伝導パターンの前記一部に向けて押圧するためのリブが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記熱伝導性部材の前記一端部は、前記熱伝導パターンの前記一部に対して、熱導伝性を有する樹脂で接着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  5. 前記熱伝導性部材の前記表示パネル側の部分は、前記表示パネルの前記裏面に接触していることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の表示装置。
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