JP2011130236A - Audio amplifier - Google Patents
Audio amplifier Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011130236A JP2011130236A JP2009287411A JP2009287411A JP2011130236A JP 2011130236 A JP2011130236 A JP 2011130236A JP 2009287411 A JP2009287411 A JP 2009287411A JP 2009287411 A JP2009287411 A JP 2009287411A JP 2011130236 A JP2011130236 A JP 2011130236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- speaker
- audio
- signal
- television
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Stereophonic System (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
Abstract
Description
この発明は、マルチチャンネルのオーディオ信号を再生するオーディオアンプに関する。 The present invention relates to an audio amplifier that reproduces a multi-channel audio signal.
デジタルテレビ放送、DVD、BluRayディスク等のマルチチャンネルオーディオソースの普及に伴って、マルチチャンネルのオーディオ信号を再生するオーディオシステムが普及している。マルチチャンネルオーディオシステムを構成する場合、通常はそのチャンネル分のスピーカがリスニングルーム内に配置される。 With the widespread use of multichannel audio sources such as digital television broadcasts, DVDs, and BluRay discs, audio systems that reproduce multichannel audio signals have become widespread. When configuring a multi-channel audio system, usually, speakers for the corresponding channels are arranged in the listening room.
一方、上に掲げたようにマルチチャンネルオーディオソースは、ビデオ信号(映像)を伴うオーディオ・ビデオ(AV)ソースである。したがって、マルチチャンネルオーディオシステムでは上記複数のスピーカとともにモニタが設置される。モニタとして、通常はテレビ受像機が用いられる。テレビ受像機は、液晶等のディスプレイを備えるとともにオーディオ回路やスピーカ等を備えている。そこで、テレビ受像機の内蔵スピーカをマルチチャンネルオーディオ信号の一部に組み込むことのできるオーディオシステムが提案されている(たとえば特許文献1,2)。
On the other hand, the multi-channel audio source as described above is an audio / video (AV) source accompanied by a video signal (video). Therefore, in a multi-channel audio system, a monitor is installed together with the plurality of speakers. As the monitor, a television receiver is usually used. The television receiver includes a display such as a liquid crystal and an audio circuit and a speaker. Therefore, an audio system has been proposed in which a built-in speaker of a television receiver can be incorporated into a part of a multichannel audio signal (for example,
ところで、デジタルオーディオ信号のデコードには数ミリ秒程度の時間しか必要でないのに対して、デジタルビデオ信号のデコードには50ミリ秒〜100ミリ秒程度の時間が必要であるため、ビデオ信号処理部とオーディオ信号信号部を独立して動作させた場合、映像が音声に遅れて出力され、セリフと出演者の口の動きがずれてしまう。そこで、近年のテレビ受像機は、ビデオ信号のデコードに必要な時間だけオーディオ信号を遅延させてスピーカに出力する機能(リップ・シンク機能)を備えている。 By the way, the decoding of the digital audio signal requires only about several milliseconds, whereas the decoding of the digital video signal requires about 50 milliseconds to 100 milliseconds. When the audio signal signal section is operated independently, the video is output with a delay from the sound, and the movement of the speech and the performer's mouth is shifted. Therefore, recent television receivers are provided with a function (lip sync function) for delaying an audio signal by a time required for decoding a video signal and outputting it to a speaker.
しかし、特許文献1,2のシステムでは、マルチチャンネルのオーディオ信号を単にスピーカとテレビ受像機に振り分けているのみであるため、スピーカから放音される音声とテレビ受像機で遅延されて出力される音声・映像とがずれてしまうという問題点があった。
However, in the systems of
この発明は、テレビ受像機に内蔵のオーディオ回路・スピーカを、適切にマルチチャンネルオーディオシステムに組み入れることのできるオーディオアンプを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide an audio amplifier capable of appropriately incorporating an audio circuit and a speaker built in a television receiver into a multi-channel audio system.
請求項1の発明は、ビデオ信号およびマルチチャンネルのオーディオ信号を再生または入力するオーディオ信号取得部と、テレビ受像機が接続されるテレビ接続部と、スピーカが接続されるスピーカ接続部と、一部チャンネルのオーディオ信号および前記ビデオ信号を前記テレビ接続部から出力するとともに、他のチャンネルのオーディオ信号を、前記テレビ受像機が前記一部チャンネルのオーディオ信号およびビデオ信号の処理に要する時間分遅延させて前記スピーカ接続部から出力する信号処理部と、を備えたことを特徴とする。
The invention of
請求項2の発明は、前記信号処理部が、前記他のチャンネルの音量制御を行うとともに、前記一部チャンネルの音量制御コマンドを前記テレビ接続部から出力することを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, the signal processing unit controls the volume of the other channel and outputs a volume control command of the partial channel from the television connection unit.
請求項3の発明は、前記一部チャンネルは、センタチャンネルであることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, the partial channel is a center channel.
請求項4の発明は、前記信号処理部が、聴取点にマイクを設置し、前記テレビ接続部に接続されたテレビ受像機のスピーカから放音されたテスト音声を前記マイクが収音するまでの所要時間と、前記スピーカ接続部に接続されたスピーカから放音されたテスト信号を前記マイクが収音するまでの所要時間の差の時間だけ、前記他のチャンネルのオーディオ信号を遅延させることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, the signal processing unit installs a microphone at a listening point, and the microphone collects the test sound emitted from the speaker of the television receiver connected to the television connection unit. The audio signal of the other channel is delayed by a time difference between the required time and the required time until the microphone picks up the test signal emitted from the speaker connected to the speaker connection unit. And
この発明のオーディオアンプによれば、スピーカから放音するオーディオ信号を、テレビ受像機内でビデオ信号、オーディオ信号の処理に要する時間だけ遅延して出力するため、直接接続されているスピーカとテレビ受像機の内蔵スピーカとを組み合わせてオーディオ信号を構成した場合にも音声や映像がずれることなく同期した再生が可能になる。 According to the audio amplifier of the present invention, since the audio signal emitted from the speaker is output after being delayed by the time required for processing the video signal and the audio signal in the television receiver, the directly connected speaker and the television receiver are output. Even when an audio signal is configured in combination with the built-in speaker, it is possible to perform synchronized playback without shifting audio and video.
図1はこの発明の実施形態であるAVシステムの構成図である。リスニングルーム9の略中央にユーザが座るリスニングポイント8が設定される。このリスニングポイント8の前方正面にラック5が配置され、このラック5の上にテレビ受像機(テレビ)2、ラック5の内部にAVアンプ1およびソース機器4が設置されている。ソース機器4は、たとえばDVD再生装置やセットトップボックス等である。
FIG. 1 is a configuration diagram of an AV system according to an embodiment of the present invention. A listening point 8 where the user sits is set at the approximate center of the
また、リスニングポイント8を囲むようにスピーカ3が配置される。リスニングポイント8の前方左右にフロント左(FL)スピーカおよびフロント右(FR)スピーカが配置され、リスニングポイント8の後方左右にサラウンド左(SL)スピーカおよびサラウンド右(SR)スピーカが配置され、リスニングポイント8の左方にサブウーファ(SW)が配置される。
In addition, the
ソース機器4は、映像信号および5.1チャンネルのオーディオ信号を有するオーディオ・ビデオ信号を再生出力する。ここで5.1チャンネルとは、センタ(C)チャンネル、フロント左(FL)チャンネル、フロント右(FR)チャンネル、サラウンド左(SL)チャンネル、サラウンド右(SR)チャンネル、サブウーファ(SW)チャンネルである。ソース機器4によって再生されたオーディオ・ビデオ信号は、HDMIケーブルを介してAVアンプ1に入力される。
The source device 4 reproduces and outputs an audio / video signal having a video signal and an audio signal of 5.1 channel. Here, the 5.1 channel is a center (C) channel, front left (FL) channel, front right (FR) channel, surround left (SL) channel, surround right (SR) channel, and subwoofer (SW) channel. . The audio / video signal reproduced by the source device 4 is input to the
AVアンプ1は、切換操作により、直接接続されているスピーカ3のみでオーディオソースを再生する通常モード、および、スピーカ3およびテレビ2の内蔵スピーカ24でマルチチャンネルオーディオシステムを構成する拡張モードで動作する。
The
拡張モード時、AVアンプ1内では、映像信号は、そのまま(遅延されたのち)下流のテレビ2に出力される。入力されたオーディオ信号のうちFLチャンネル、FRチャンネル、SLチャンネル、SRチャンネル、SWチャンネルの信号は、遅延、音質調整、音量調整の信号処理が行われたのち、対応するスピーカ3に出力される。また、センタチャンネルの信号は、遅延、音質調整の信号処理が行われたのち、音量制御コマンド(CECコマンド)および映像信号とともにテレビ2に出力される。AVアンプ1とテレビ2とはHDMIケーブルを介して接続される。
In the extension mode, the video signal is output to the
拡張モード時、テレビ2では、入力された映像信号を再生してディスプレイに表示するとともに、入力されたセンタチャンネルのオーディオ信号を内蔵のスピーカ(ステレオスピーカ)24を用いて再生する。オーディオ信号の再生音量は、AVアンプ1から入力される音声制御コマンドによって制御される。
In the extended mode, the
これにより拡張モードでは、テレビ2の内蔵スピーカ24がAVアンプ1を中心とするオーディオシステムに組み込まれ、無駄のないスピーカ構成が可能になる。また、出演者のセリフ等が再生されるセンタチャンネルがテレビ2の正面から聴こえてくるようになり、音声の到来方向に違和感がなくなる。
As a result, in the extended mode, the built-in
図2は、AVアンプ1、テレビ2の概略ブロック図である。AVアンプ1は、制御部10、メモリ11、操作・表示部12、HDMI受信部(Rx)13、HDMI送信部(Tx)16、音声処理部14および映像バッファ15を備えている。制御部10はAVアンプ1全体の動作を制御する。メモリ11はフラッシュメモリであり、装置の動作を制御するプログラムや設定されたパラメータ等を不揮発に記憶する。操作・表示部12はユーザの操作を受け付けるとともに、現在の動作状態を表示する。HDMI受信部13は、ソース機器4のHDMI送信部41からオーディオ・ビデオ信号を受信する。また、HDMI送信部16はテレビ2のHDMI受信部21に対してオーディオ・ビデオ信号を送信する。HDMIケーブルでは、デジタルのオーディオ・ビデオ信号に加えて、下流の装置を制御するためのコマンド信号(CECコマンド)を伝送することができる。
FIG. 2 is a schematic block diagram of the
音声処理部14はDSPで構成され、HDMI受信部13から入力されたオーディオ信号を処理し、処理した信号をスピーカ接続部17を介してスピーカ3に出力するとともに、HDMI送信部16を介してテレビ2に出力する。バッファ15は音声処理部14がオーディオ信号の処理に要する時間だけビデオ信号を遅延してHDMI送信部16に出力する。
The
なお、図2では、スピーカ接続部17に直接スピーカ3が接続されているが、スピーカ接続部17とスピーカ3との間に別体のパワーアンプ等の機器が挿入されていてもよい。
In FIG. 2, the
ここで、図3および図4を参照して、拡張モード時の音声処理部14におけるオーディオ信号の処理について説明する。図3は、AVアンプ1の音場処理部14の前後におけるオーディオ信号の流れを示す図である。図4はメモリ11に設定されるパラメータテーブルの例を示す図である。HDMI受信部13から入力された5.1チャンネルのオーディオ信号は音声処理部14に入力される。音声処理部14は機能的に、遅延部14A、イコライザ14B、音量制御部14Cを備えている。遅延部14Aには、制御部10(メモリ11)から、各チャンネルのオーディオ信号の遅延時間を定める遅延パラメータ(図4参照)が入力される。遅延時間は、信号処理に要する時間やスピーカの設置位置等による到達時間のずれをキャンセルして、各チャンネルのオーディオ信号が同時にリスニングポイント8に到達するようにするための調整時間である。遅延部14Aは、各チャンネルのオーディオ信号を遅延パラメータに定める時間だけ遅延させてイコライザ14Bに入力する。
Here, with reference to FIG. 3 and FIG. 4, the audio signal processing in the
イコライザ14Bはたとえば7バンドのパラメトリックイコライザで構成される。イコライザ14Bには、制御部10(メモリ11)から各チャンネルの音場制御パラメータが入力される。音場制御パラメータは、ユーザ設定音場パラメータと音場補償パラメータ(図4参照)を合成したものである。ユーザ設定音場パラメータは、ホールやライブなどの音場を実現するためのイコライズパラメータである。音場補償パラメータは、各チャンネルのスピーカの性能や設置条件による音質の相違を補償して、全チャンネルの信号を同じ音質でリスニングポイント8に到達させるためのイコライズパラメータである。イコライザ14Bは、各チャンネルのオーディオ信号を音場制御パラメータで音質調整して出力する。FLチャンネル、FRチャンネル、SLチャンネル、SRチャンネル、SWチャンネルの信号は音量制御部14Cに入力される。また、センタチャンネルの信号は、HDMI送信部16に入力される。なお、音声処理部14は、よりリアルな音場を形成するために、オーディオ信号に対して残響等の効果付与を行ってもよい。
The
音量制御部14Cには、制御部10(メモリ11)から、FLチャンネル、FRチャンネル、SLチャンネル、SRチャンネル、SWチャンネルの音量制御パラメータが入力される。また、センタチャンネルの音量制御パラメータはHDMI送信部16に入力される。音量制御パラメータは、ユーザ設定音量制御値と音量補償パラメータ(図4参照)を合成したものである。ユーザ設定音量制御値は、ユーザの操作によって設定されたボリウム値である。音量補償パラメータは、各チャンネルのスピーカの大きさやリスニングポイント8からの距離などによって生じる音量の差を補償して、全チャンネルの信号がリスニングポイント8において同じ音量で聴こえるようにするためのパラメータである。音量制御部14Cは、FLチャンネル、FRチャンネル、SLチャンネル、SRチャンネル、SWチャンネルのオーディオ信号を音量制御パラメータで音質調整して対応するチャンネルのスピーカ3に出力する。
Volume control parameters for the FL channel, FR channel, SL channel, SR channel, and SW channel are input to the
また、センタチャンネルのオーディオ信号および音量制御パラメータは、ビデオ信号とともにHDMI送信部16からテレビ2に向けて出力される。センタチャンネルのオーディオ信号は、テレビ2の音声処理部22で音量制御され、テレビ2の内蔵スピーカ24から放音される。
The center channel audio signal and the volume control parameter are output from the
テレビ2は、制御部20、HDMI受信部21、音声処理部22、映像処理部23、内蔵のスピーカ24およびディスプレイ25を備えている。HDMI受信部21は、AVアンプ1からオーディオ・ビデオ信号を受信する。HDMI受信部21が受信したオーディオ・ビデオ信号のうち、オーディオ信号は音声処理部22に入力され、ビデオ信号は映像処理部23に入力される。また、HDMIケーブルを介して送られてきたコマンド信号は制御部20に入力される。映像処理部23は、入力されたビデオ信号をデコードしてディスプレイ25に表示する。音声処理部22は、入力されたオーディオ信号の音量を制御するとともに、このオーディオ信号を遅延させたのちスピーカ24から放音する。音声処理部22がオーディオ信号を遅延させる遅延時間は、映像処理部23がビデオ信号をデコードするために要する時間と同程度である。この遅延時間は概ね50ミリ秒程度である。これにより、映像と音声の同期をとり、出演者の口の動きとセリフの音声とがずれないようにしている。
The
制御部20は、AVアンプ1から音量制御コマンドが入力された場合には、この音量制御コマンドで音声処理部22を制御し、コマンドに応じた音量制御を行う。制御部20は、音量制御コマンドに応じた音量制御を行っているとき、ユーザからの音量調整操作を受け付けない。ただし、ユーザはAVアンプ1に対して音量調整操作を行えば、スピーカ3の音量が制御されるとともに、この操作に応じた音量制御コマンドがAVアンプ1からテレビ2に転送され、テレビ2の内蔵スピーカ24を含むAVシステム全体の音量が制御される。
When a volume control command is input from the
なお、AVアンプ1の音声処理部14には、上記遅延パラメータ、音場補償パラメータ、音量補償パラメータを決定するための音場最適化処理を実行するためのマイク6が接続される。
The
ここで、図5のフローチャートを参照して、上記遅延パラメータ、音場補償パラメータ、音量補償パラメータを決定するための音場最適化処理について説明する。音場最適化処理は、リスニングポイント8にマイク6を設置してスピーカ3,24の各々から個別にテスト音声を放音し、マイク6が収音したテスト音声のタイミング、周波数スペクトル、音量に基づき、各スピーカ3,24間の差を解消するようなパラメータを決定する。すなわち、放音タイミングの差が解消されるように遅延パラメータを決定し、周波数スペクトルの差が解消されるように音場補償パラメータを決定し、音量差が解消されるように音量補償パラメータを決定する。
Here, the sound field optimization process for determining the delay parameter, the sound field compensation parameter, and the volume compensation parameter will be described with reference to the flowchart of FIG. The sound field optimization processing is based on the timing, frequency spectrum, and volume of the test sound collected by the
ユーザが、リスニングポイント8にマイク6を設置して、音場最適化処理を開始する操作を行うと図5の動作がスタートする。まずスピーカ3が接続されているチャンネルを1つ選択する(S1)。この選択されたチャンネルのスピーカ3に対してパルス音を出力して放音させ(S2)、このパルス音がマイク6へ到達して収音されるまでの時間を測定する(S3)。全チャンネルの到達時間の測定が終了したのち、それらを比較して各チャンネルの遅延パラメータが決定される。次に、選択されたチャンネルのスピーカ3に対してホワイトノイズを出力して放音させる(S4)。ホワイトノイズは全ての周波数成分を均等に含む信号である。マイク6が収音したこの信号をFFTして周波数成分を測定する(S5)。この測定結果に基づき、選択されたチャンネルのスピーカ3からリスニングポイント8へ到達する音声の周波数特性がフラットになるように調整する音場補償パラメータを決定する(S6)。次に、選択されたチャンネルのスピーカ3に最大音量(0dB)の音を出力して放音させ(S7)、この音をマイク6で収音してその音圧レベルを測定する(S8)。全チャンネルの音圧レベルの測定が終了したのち、それらを比較して各チャンネルの音量補償パラメータが決定される。
When the user installs the
こののち、スピーカ3が接続されている全てのチャンネルについてS2〜S8の処理が終了したかを判断する(S9)。全てのチャンネルの処理が終了していない場合には(S9でNO)、次のチャンネルを選択して(S10)、S2にもどる。全てのチャンネルの処理が終了た場合には(S9でYES)、S11に進んでテレビ2の内蔵スピーカ24について上記処理を実行する。
Thereafter, it is determined whether or not the processing of S2 to S8 has been completed for all channels to which the
S11ではテレビ2に対して音量を最大(0dB)に固定してユーザの操作を禁止する内容のコマンド(CECコマンド)を送信する。同時に、そのときテレビ2設定されていたボリウム値を吸い上げて記憶する。そして、テレビ2に対してパルス音を出力して内蔵スピーカ24で放音させ(S12)、このパルス音がマイク6へ到達して収音されるまでの時間を測定する(S13)。次に、テレビ2に対してホワイトノイズを出力して内蔵スピーカ24で放音させ(S4)、マイク6が収音したこの信号をFFTして周波数成分を測定する(S15)。この測定結果に基づき、テレビ2の内蔵スピーカ24からリスニングポイント8へ到達する音声の周波数特性がフラットになるように調整する音場補償パラメータを決定する(S16)。次に、テレビ2に最大音量(0dB)の音を出力して内蔵スピーカ24で放音させ(S17)、この音をマイク6で収音してその音圧レベルを測定する(S18)。以上の処理ののち、テレビ2に対して吸い上げたボリウム値を設定して、ユーザによる操作を許可する(S19)。
In S11, a command (CEC command) with a content that prohibits the user's operation while fixing the volume to the maximum (0 dB) is transmitted to the
これで全ての測定処理を終了し、以下遅延パラメータおよび音量制御パラメータを決定する。まず各チャンネルの遅延パラメータを設定する(S20)。各チャンネルにテスト音声を出力してから、その音声がリスニングポイント8に到達するまでの到達時間を比較し、音声の到達時間が最も長いチャンネル(最遅チャンネル)の遅延時間を0に設定する。他のチャンネルの遅延時間は、そのチャンネルの音声の到達時間と上記最遅チャンネルの音声の到達時間との差とする。各チャンネルの遅延時間がこのように設定されるように遅延パラメータを決定する。 This completes all measurement processes, and the delay parameter and volume control parameter are determined below. First, delay parameters for each channel are set (S20). After the test sound is output to each channel, the arrival time until the sound reaches the listening point 8 is compared, and the delay time of the channel having the longest sound arrival time (latest channel) is set to zero. The delay time of the other channel is the difference between the arrival time of the sound of that channel and the arrival time of the sound of the latest channel. The delay parameter is determined so that the delay time of each channel is set in this way.
図6を参照して各チャンネルの遅延時間についてより詳細に説明する。上に述べたようにテレビ2では、ビデオ信号のデコードに50ms程度の時間を要するため、再生出力した映像と音声にずれが生じないように、オーディオ信号もビデオ信号のデコードと同じ程度の時間(50ms程度)内部で遅延させている。したがって、テスト信号を出力したのちリスニングポイント8に到達するまでの到達時間は、テレビ2で50ms信号を遅延されるセンタチャンネル(スピーカ24)が、他のチャンネルよりも大幅に長くなるのが通常である。
The delay time of each channel will be described in detail with reference to FIG. As described above, since the
図6(A)に示すように、スピーカからテスト音声が放音されたのちリスニングポイント8に到達するまでの空間伝搬時間は、各チャンネルとも大差ないが、センタ(C)チャンネルのみ、テスト信号がHDMIコネクタを経由してテレビ2に伝送され、さらにテレビ2の内部でビデオ信号のデコード時間だけ内部遅延されるため、他のチャンネルに比べて到達時間が大幅に長くなっている。したがって、通常はセンタチャンネルの遅延時間(遅延パラメータ)が0になる。
As shown in FIG. 6A, the spatial propagation time from when the test sound is emitted from the speaker until reaching the listening point 8 is not very different for each channel, but only for the center (C) channel, the test signal is transmitted. Since it is transmitted to the
もし、テレビ2でビデオデコード時間分のオーディオ信号の遅延が行われない場合には、図6(B)に示すように、AVアンプ1内で、センタチャンネルを含む全てのチャンネルをビデオ信号のデコードタイミングに同期するように遅延させればよい。ビデオデコードに要する時間は、CECコマンド等を用いてテレビ2から受信してもよく、AVアンプ1に光センサを接続し、AVアンプ1からテレビ2に向けてテスト画像を出力して遅延を測定するようにしてもよい。
If the
次に、各チャンネルの音量制御パラメータを設定する(S21)。各チャンネルのスピーカ3,24から放音した音声のリスニングポイント8における音圧レベルを比較し、最も音圧レベルの小さいチャンネル(最小チャンネル)の減衰量0dBに設定し、他のチャンネルの減衰量は、そのチャンネルの音声の音圧レベルと上記最小チャンネルの音声の音圧レベルとの差とする。各チャンネルの減衰量がこのように設定されるように音量制御パラメータを決定する。以上の処理で設定されたパラメータをパラメータテーブル(図4参照)に書き込んで(S22)処理を終了する。
Next, a volume control parameter for each channel is set (S21). The sound pressure level at the listening point 8 of the sound emitted from the
図7は拡張モードのオン/オフ時のAVアンプ1の動作を示すフローチャートである。同図(A)は拡張モードオン時の動作を示している。ユーザにより拡張モードオンの操作が行われると、テレビ2に対して音量制御禁止コマンドを送信してユーザによる音量調整操作を禁止する(S30)。現在テレビ2に設定されている音量設定値を読み取って記憶する(S31)。そして、音声処理部14に各種パラメータを設定するとともに(S32)、テレビ2に対してセンタチャンネルの音量制御パラメータを送信してAVアンプ1に直接接続されているスピーカ3とテレビ2の内蔵スピーカ24を連動させる(S33)。以後のオーディオ・ビデオ信号の再生においてはセンタチャンネルのオーディオ信号のみHDMI送信部16を介してテレビ2に送信する(S34)。
FIG. 7 is a flowchart showing the operation of the
図7(B)は拡張モードオフ時の動作を示すフローチャートである。ユーザにより拡張モードオフの操作が行われると、S31で読み取った音量設定値をテレビ2に送信して、音量を元の値に戻すとともに(S40)、テレビ2に対して音量制御許可コマンドを送信してユーザによる音量調整操作を許可する(S41)。これにより、テレビ2は通常モードで単独で動作する。また、AVアンプ1は、センタチャンネル無しで(たとえばフロント左右の2チャンネルで)動作する。
FIG. 7B is a flowchart showing the operation when the extended mode is off. When the user performs an extension mode off operation, the volume setting value read in S31 is transmitted to the
この実施形態では、拡張モード時に、センタチャンネルをテレビ2(外部装置)のスピーカにアサインしたが、テレビ2にアサインするチャンネルはセンタチャンネルに限定されない。また、テレビ2がLRステレオなど複数チャンネルの内蔵スピーカを有する場合には、複数チャンネルのオーディオ信号をテレビ2にアサインしてもよい。
In this embodiment, the center channel is assigned to the speaker of the television 2 (external device) in the expansion mode, but the channel assigned to the
また、この実施形態では、拡張モード時に、音量のみテレビ2(外部装置)で調整するようにしているが、テレビ2の音量設定値を最大(0dB)に固定し、AVアンプ1で音量(信号レベル)を調整して出力してもよい。
In this embodiment, in the expansion mode, only the volume is adjusted by the television 2 (external device). However, the volume setting value of the
この実施形態では、AVアンプ1がソース機器4からオーディオ・ビデオ信号を入力しているが、AVアンプ1がDVD再生部やデジタルテレビチューナなどを内蔵し、内部でオーディオ・ビデオ信号を再生するものであってもよい。
In this embodiment, the
1 AVアンプ
2 テレビ
3 スピーカ
4 ソース機器
8 リスニングポイント
1
Claims (4)
テレビ受像機が接続されるテレビ接続部と、
スピーカが接続されるスピーカ接続部と、
一部チャンネルのオーディオ信号および前記ビデオ信号を前記テレビ接続部から出力するとともに、他のチャンネルのオーディオ信号を、前記テレビ受像機が前記一部チャンネルのオーディオ信号およびビデオ信号の処理に要する時間だけ遅延させて前記スピーカ接続部から出力する信号処理部と、
を備えたオーディオアンプ。 An audio signal acquisition unit for playing back or inputting a video signal and a multi-channel audio signal;
A TV connection to which the TV receiver is connected;
A speaker connection part to which a speaker is connected;
The audio signal of the partial channel and the video signal are output from the television connection unit, and the audio signal of the other channel is delayed by the time required for the television receiver to process the audio signal and the video signal of the partial channel. A signal processing unit that outputs from the speaker connection unit;
Audio amplifier equipped with.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009287411A JP2011130236A (en) | 2009-12-18 | 2009-12-18 | Audio amplifier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009287411A JP2011130236A (en) | 2009-12-18 | 2009-12-18 | Audio amplifier |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011130236A true JP2011130236A (en) | 2011-06-30 |
Family
ID=44292321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009287411A Pending JP2011130236A (en) | 2009-12-18 | 2009-12-18 | Audio amplifier |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011130236A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014086965A (en) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Funai Electric Co Ltd | Electronic apparatus having volume control function, electronic apparatus system, and volume control method |
US9490763B2 (en) | 2012-03-27 | 2016-11-08 | Funai Electric Co., Ltd. | Audio signal output device and audio output system |
US9780750B2 (en) | 2012-04-13 | 2017-10-03 | Funai Electric Co., Ltd. | Audio signal output device and audio output system |
US11375265B2 (en) | 2019-12-02 | 2022-06-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic apparatus and controlling method thereof |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007325059A (en) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | D & M Holdings Inc | Amplification apparatus |
JP2009246911A (en) * | 2008-04-01 | 2009-10-22 | Onkyo Corp | Voice reproduction system, voice processing device, display device, and program thereof |
-
2009
- 2009-12-18 JP JP2009287411A patent/JP2011130236A/en active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007325059A (en) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | D & M Holdings Inc | Amplification apparatus |
JP2009246911A (en) * | 2008-04-01 | 2009-10-22 | Onkyo Corp | Voice reproduction system, voice processing device, display device, and program thereof |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9490763B2 (en) | 2012-03-27 | 2016-11-08 | Funai Electric Co., Ltd. | Audio signal output device and audio output system |
US9780750B2 (en) | 2012-04-13 | 2017-10-03 | Funai Electric Co., Ltd. | Audio signal output device and audio output system |
JP2014086965A (en) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Funai Electric Co Ltd | Electronic apparatus having volume control function, electronic apparatus system, and volume control method |
US11375265B2 (en) | 2019-12-02 | 2022-06-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic apparatus and controlling method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5316189B2 (en) | AV system | |
KR100905966B1 (en) | Audio output adjusting device of home theater and method thereof | |
JP5245368B2 (en) | Virtual sound source localization device | |
KR100678929B1 (en) | Method For Playing Multi-Channel Digital Sound, And Apparatus For The Same | |
JP5660895B2 (en) | Apparatus and method for synchronizing user observable signals | |
JP4830644B2 (en) | Control device, synchronization correction method, and synchronization correction program | |
US9883317B2 (en) | Audio signal processing apparatus | |
KR20170009650A (en) | Method and apparatus for processing audio signal | |
BR102015002462A2 (en) | audio device, sound processing and production methods, and sound processing and production programs | |
JP2011130236A (en) | Audio amplifier | |
JP2009260458A (en) | Sound reproducing device and video image sound viewing/listening system containing the same | |
JP5590186B2 (en) | AV system | |
JP2011188248A (en) | Audio amplifier | |
JP2009094796A (en) | Television receiver | |
JP2007158873A (en) | Voice correcting device | |
JP5326332B2 (en) | Speaker device, signal processing method and program | |
JP2009246911A (en) | Voice reproduction system, voice processing device, display device, and program thereof | |
JP5182026B2 (en) | Audio signal processing device | |
JP5067240B2 (en) | Delay control device | |
KR101703862B1 (en) | Apparatus and method for signal control of hometheater system | |
JP2006279247A (en) | Acoustic reproducing apparatus | |
JP2005197842A (en) | Sound processor | |
KR100813586B1 (en) | Control apparatus for outputting sound of television and method thereof | |
WO2013146602A1 (en) | Av amplifier | |
JP2013123166A (en) | Av amplifier device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121022 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140318 |