JP2011127555A - Actuator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、内燃機関の吸気弁や排気弁のバルブリフト量や作動角等を機関運転状態に応じて可変制御する可変動弁装置に用いられるアクチュエータに関する。 The present invention relates to an actuator used in a variable valve operating apparatus that variably controls, for example, a valve lift amount and an operating angle of an intake valve and an exhaust valve of an internal combustion engine according to an engine operating state.
従来の内燃機関における可変動弁装置のアクチュエータは、電動モータの回転を減速する減速機を有し、この減速機として前記電動モータによって正逆回転制御される螺子軸と、該螺子軸の外周面に形成された雄ねじ部に内周の雌ねじ部が螺合して、螺子軸の回転に伴って軸方向へ移動可能な移動ナットとなどからなる螺子機構を用いたものがある。 An actuator of a variable valve device in a conventional internal combustion engine has a speed reducer that decelerates the rotation of an electric motor, a screw shaft that is controlled to rotate forward and backward by the electric motor as the speed reducer, and an outer peripheral surface of the screw shaft The internal threaded part is screwed into the externally threaded part, and a screw mechanism including a moving nut that can move in the axial direction as the screw shaft rotates is used.
前記移動ナットには、カムシャフトに発生した正負の交番トルクが制御軸を介して伝達されると共に、前記螺子軸にも伝達される。このため、前記螺子軸を軸支する前記ボールベアリングに軸方向のトルク荷重が前後方向に作用することから、ボールベアリングとハウジングが衝接して異音が発生するおそれがあった。 Positive and negative alternating torque generated on the camshaft is transmitted to the moving nut via the control shaft and also to the screw shaft. For this reason, since an axial torque load acts on the ball bearing supporting the screw shaft in the front-rear direction, the ball bearing and the housing may come into contact with each other to generate noise.
そこで、以下の特許文献1に記載した技術のように、ボールベアリングの外輪の肉厚を大きく形成し、この外輪の軸方向の一側面を、ハウジングに螺着した押圧部材によって軸方向から押圧することによってボールベアリングとハウジングとの間でのガタの発生を抑制して、異音の発生を防止するようになっている。 Therefore, as in the technique described in Patent Document 1 below, the outer ring of the ball bearing is made thick, and one axial side surface of the outer ring is pressed from the axial direction by a pressing member screwed to the housing. As a result, the occurrence of backlash between the ball bearing and the housing is suppressed, and the generation of abnormal noise is prevented.
しかしながら、特許文献1に記載のアクチュエータにあっては、前記螺子軸が交番トルクを受けたり、温度変化による膨張や収縮を繰り返すことによって、前記押圧部材の雄ねじ部がへたって緩んだり、塑性変形などが生じてしまうおそれがある。この結果、ボールベアリング全体が、経時的にガタが発生してハウジングに干渉し異音が発生するといった技術的課題を招いている。 However, in the actuator described in Patent Document 1, when the screw shaft receives an alternating torque or repeatedly expands and contracts due to a temperature change, the male thread portion of the pressing member loosens or is plastically deformed. May occur. As a result, the entire ball bearing has a technical problem in that the backlash generates over time, interferes with the housing and generates abnormal noise.
本発明は、前記従来のアクチュエータの実状に鑑みて案出されたもので、とりわけ、螺子軸を回転自在に支持する一対の軸受のうち、一方の軸受を、電動モータとハウジングの内面との間に介装された付勢部材によって軸方向から弾性的に支持したことを特徴としている。 The present invention has been devised in view of the actual state of the conventional actuator, and in particular, one of the pair of bearings that rotatably support the screw shaft is provided between the electric motor and the inner surface of the housing. It is characterized in that it is elastically supported from the axial direction by an urging member interposed between the two.
この発明によれば、一方の軸受が付勢部材によって軸方向のガタを吸収することから、ハウジングと干渉がなくなり異音の発生を抑制することができる。 According to this invention, since one bearing absorbs the backlash of an axial direction with an urging | biasing member, there is no interference with a housing and generation | occurrence | production of abnormal noise can be suppressed.
以下、本発明に係るアクチュエータを内燃機関の可変動弁装置に適用した実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、この実施形態では、可変動弁装置をV型6気筒の内燃機関の吸気側に適用し、図面では片側3気筒に適用した場合を示している。
Hereinafter, an embodiment in which an actuator according to the present invention is applied to a variable valve operating apparatus for an internal combustion engine will be described in detail with reference to the drawings. In this embodiment, the variable valve operating device is applied to the intake side of a V-type 6-cylinder internal combustion engine, and the drawing shows a case where it is applied to one-
〔第1実施形態〕
前記可変動弁装置は、図4〜図6に示すように、シリンダヘッド1に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられて、バルブスプリング3,3によって閉方向に付勢された一気筒あたり一対の吸気弁2,2と、該各吸気弁2,2のバルブリフト量を可変制御する可変機構4と、該可変機構4の作動位置を制御する制御機構5と、該制御機構5を回転駆動するアクチュエータである駆動機構6と、を備えている。
[First Embodiment]
As shown in FIGS. 4 to 6, the variable valve operating device is slidably provided on the cylinder head 1 via a valve guide (not shown) and is urged in the closing direction by
前記可変機構4は、シリンダヘッド1の上部に有する軸受14に回転自在に支持された中空状の駆動軸13と、該駆動軸13に圧入等により固設された偏心回転カムである駆動カム15と、駆動軸13の外周面に揺動自在に支持されて、各吸気弁2,2の上端部に配設されたバルブリフター16,16の上面に摺接して各吸気弁2,2を開作動させる2つの揺動カム17,17と、駆動カム15と揺動カム17,17との間に連係されて、駆動カム15の回転力を揺動カム17,17に揺動力として伝達する伝達機構と、を備えている。
The
前記駆動軸13は、機関前後方向に沿って配置されていると共に、一端部に設けられた図外の従動スプロケットや、該従動スプロケットに巻装されたタイミングチェーン等を介して機関のクランク軸から回転力が伝達されており、この回転方向は図4中、時計方向(矢印方向)に設定されている。
The
前記軸受14は、図5Aに示すように、シリンダヘッド1の上端部に設けられて駆動軸13の上部を支持するメインブラケット14aと、該メインブラケット14aの上端部に設けられて後述する制御軸32を回転自在に支持するサブブラケット14bとを有し、両ブラケット14a、14bが一対のボルト14c、14cによって上方から共締め固定されている。
As shown in FIG. 5A, the
前記駆動カム15は、ほぼリング状を呈し、円環状のカム本体と、該カム本体の外端面に一体に設けられた筒状部とからなり、内部軸方向に駆動軸挿通孔が貫通形成されていると共に、カム本体の軸心Yが駆動軸13の軸心Xから径方向へ所定量だけオフセットしている。
The
前記両揺動カム17は、同一形状のほぼ雨滴状を呈し、円筒状のカムシャフト20の両端部に一体的に設けられていると共に、該カムシャフト20が内周面を介して駆動軸13に回転自在に支持されている。また、先端部のカムノーズ部21側にピン孔が貫通形成されていると共に、下面にはカム面22が形成されている。この各カム面22は、カムシャフト20側のベースサークル面と、該ベースサークル面からカムノーズ部21側に円弧状に延びるランプ面と、該ランプ面からカムノーズ部21の先端側に有する最大リフトの頂面に連なるリフト面を有しており、該ベースサークル面とランプ面及びリフト面が、揺動カム17の揺動位置に応じて各バルブリフター16の上面の所定位置に当接するようになっている。
Both the
前記伝達機構は、駆動軸13の上方に配置されたロッカアーム23と、該ロッカアーム23の一端部23aと駆動カム15とを連係するリンクアーム24と、ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17とを連係するリンクロッド25と、を備えている。
The transmission mechanism includes a
前記ロッカアーム23は、中央に有する筒状の基部が支持孔を介して後述する制御カム33に回転自在に支持されている。また、筒状基部の外端部に突設された前記一端部23aには、ピン26が嵌入するピン孔が貫通形成されている一方、基部の内端部に突設された前記他端部23bには、リンクロッド25の一端部と連結するピン27が嵌入するピン孔が形成されている。
The
前記リンクアーム24は、比較的大径な円環状の基部24aと、該基部24aの外周面所定位置に突設された突出端24bと、を備え、基部24aの中央位置には、前記駆動カム15のカム本体が回転自在に嵌合する嵌合孔24cが形成されている一方、突出端24bには、前記ピン26が回転自在に挿通するピン孔が貫通形成されている。
The
前記リンクロッド25は、ロッカアーム23側が凹状のほぼく字形状に形成され、両端部25a,25bには前記ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17のカムノーズ部21の各ピン孔に挿入した各ピン27,28の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔が貫通形成されている。
The
なお、各ピン26,27,28の一端部には、リンクアーム24やリンクロッド25の軸方向の移動を規制する図外のスナップリングがそれぞれ設けられている。
A snap ring (not shown) that restricts the movement of the
前記制御機構5は、駆動軸13の上方位置に同じ軸受14に回転自在に支持された制御軸32と、該制御軸32の外周に固定されてロッカアーム23の支持孔に摺動自在に嵌入されて、ロッカアーム23の揺動支点となる制御カム33と、を備えている。
The control mechanism 5 is rotatably mounted on the
前記制御軸32は、駆動軸13と並行に機関前後方向に配設されていると共に、所定位置のジャーナル部が前記軸受14のメインブラケット14a、とサブブラケット14bとの間に回転自在に軸受されていると共に、前記駆動機構6によって正転あるいは逆転方向へ回転制御されるようになっている。
The
前記制御カム33は、円筒状を呈し、軸心P2位置が制御軸32の軸心P1から所定分だけ偏倚している。
The
また、前記制御軸32は、一方側の最大回転位置と他方側の最大回転位置がストッパ機構31によって規制されるようになっている。このストッパ機構31は、シリンダヘッド1の上端部に突設された図外のストッパ壁と、制御軸32の外周面に一体的に固定されたストッパ部材31aとから構成され、前記ストッパ部材31aの両側縁がストッパ壁の対向面にそれぞれ当接して制御軸32の正逆最大回転位置を規制するようになっている。
Further, the
前記駆動機構6は、図1及び図2に示すように、シリンダヘッド1の後端部に固定されたハウジング35と、該ハウジング35の一端部に固定された電動モータ36と、ハウジング35の内部空間に収容されて、該電動モータ36の回転力を前記制御軸32に伝達する減速機であるボール螺子機構37と、から構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the drive mechanism 6 includes a
前記ハウジング35は、アルミ合金材などによって一体に形成され、内部に前記制御軸32の軸方向とほぼ直角方向に沿って配置されて、ボール螺子機構37が収容配置された細長い収容室35aと、該収容室35aの上端部に上方へ突出して、内部に前記制御軸32の一端部32aが臨む膨出室35bと、電動モータ36と反対側を閉塞する隔壁35cとをそれぞれ有している。
The
さらに、前記収容室35aは、隔壁35cと軸方向反対側の位置に円筒形状の開口部35dが形成されていると共に、該開口部35dの内側には後述するボールベアリングを保持する小径段差状のベアリング保持溝35eが形成されており、このベアリング保持溝35eは内側端に段差支持面35fが形成されている。
Further, the
前記電動モ−タ36は、一般的な比例型のDCモータによって構成され、アルミ合金材によってほぼ円筒状に形成されたモータケーシング38の先端側に矩形ブロックの固定部38aが一体に設けられている。この固定部38aは、先端側に前記収容室35aの前記開口部35dを封止するほぼ円筒状の嵌入部38bが一体に設けられており、前記嵌入部38bが開口部35d内に嵌入した状態で複数のボルト39によってハウジング35に固定されている。前記嵌入部38bは、先端部に小径な円筒状の環状突起38cが一体に設けられている。
The
前記電動モータ36の出力軸である駆動シャフト36aは、図1及び図2に示すように、前記固定部38aと嵌入部38b及び前記環状突起38cの内部軸心方向に連続して形成された挿通孔38d内に挿通されて、段差小径状に形成された先端部36bが前記開口部35d内に臨んでいると共に、先端部36bの外周にセレーション凹凸が形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
また、駆動シャフト36aの前記先端部36b側と前記挿通孔38dとの間には、前記収容室35aからモータケーシング38内に潤滑油の流入を阻止するシール部材60が設けられている。
Further, a
さらに、電動モータ36は、図1及び図4に示すように、機関の運転状態を検出するコントロールユニット40から出力された制御電流によって正逆回転駆動するようになっている。
Further, as shown in FIGS. 1 and 4, the
このコントロールユニット40は、クランク角センサ41やエアーフローメータ42、水温センサ43や、制御軸32の回転位置を検出する後述のポテンショメータ44等の各種のセンサからの検出信号をフィードバックして現在の機関運転状態を演算などにより検出して、前記電動モータ36にコネクタを介して制御電流を出力している。
The
前記ボール螺子機構37は、図1に示すように、前記ハウジング35の収容室35a内に電動モータ36の駆動シャフト36aとほぼ同軸上に配置されたボール螺子軸45と、該ボール螺子軸45の外周に螺合する移動ナットであるボールナット46と、膨出室35b内で前記制御軸32の一端部32aに軸方向からボルト59によって連結された連係アーム47と、該連係アーム47と前記ボールナット46とを連係するリンク部材48と、から主として構成されている。
As shown in FIG. 1, the
前記ボール螺子軸45は、軸方向の両端部45a、45bを除く外周面全体に所定幅のねじ部であるボール循環溝49が螺旋状に連続して形成されていると共に、軸方向の一端部45aが前記収容室35aの一端開口部35d内に臨んで軸受であるボールベアリング50によって回転自在に軸受けされている。一方、他端部45bが前記端壁35c内のベアリング保持穴35gに固定された軸受であるプレーンベアリング51によって回転自在に軸受けされている。
In the
前記ボール螺子軸45の一端部45aは、段差小径状に形成されて、先端面が前記駆動シャフト36の先端面に所定隙間をもって対峙していると共に、軸本体との間に段差部45cが形成されている。一方、ボルト螺子軸45の他端部45bは、軸本体より僅かに小径に形成されている。
One
また、ボール螺子軸45の一端部45aの先端部と該先端部に軸方向から対峙する前記電動モータ36のモータ軸36aの先端部36bとは、円筒状の継手部材であるカップリング52によって同軸上で互いに軸方向へ移動可能に連結されている。かかる両者45a、36bの連結によって電動モータ36の回転力を前記ボール螺子軸45に伝達すると共に、ボール螺子軸45の軸方向の僅かな移動を許容している。
The tip of one
前記カップリング52は、内部軸方向に段差径状の連結用孔52aが形成されて、該連結用孔52aの前記ボールベアリング50側に形成された大径孔を介して前記ボール螺子軸45の一端部45aの先端部に圧入固定されている。また、連結用孔52aの大径孔と反対側の小径孔の内周面に形成されたセレーション部に前記駆動シャフト36aの先端部36bがセレーション結合されており、このセレーション結合は、駆動シャフト36aが連結用孔52a内で軸方向へ自由に移動可能な状態になっている。これによって、前記駆動シャフト36aとボール螺子軸45とは、カップリング52を介して互いに軸方向へ相対的に移動可能になっている。
The
前記ボールベアリング50は、前記ボール螺子軸45の一端部45a側を軸支する一般的な構造であって、外輪50aと内輪50bとの間に複数のボール50cが転動自在に保持されている。前記外輪50aは、前記ベアリング支持溝35e内に嵌合保持され、外周面がベアリング支持溝35eの内周面と僅かな隙間をもって遊嵌状態になっていると共に、軸方向内側の一側面が前記ベアリング支持溝35eの段差支持面35fに軸方向から当接して一方軸方向の移動が規制されている。前記内輪50bは、内周面50dを介して前記ボール螺子軸45の一端部45aに軽圧入されていると共に、内周部の軸方向一端縁が前記一端部45aの段差部45cに軸方向から当接して一方軸方向の移動が規制されている。
The
また、前記ボールベアリング50は、外輪50aが前記開口部35dの内部に設けられた付勢機構61によって前記ハウジング35の段差支持面35f方向へ付勢されつつ支持されている。
The
前記付勢機構61は、図1及び図2に示すように、前記開口部35dのベアリング支持溝35e側に有する環状段差面35hに近接して配置された円環部材62と、円環部材62の一側面に当接した付勢部材である皿ばね63と、該皿ばね63と前記環状突起38cの先端面との間に介装されたワッシャ64とから構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the urging
前記円環部材62は、図2に示すように、鉄系金属によって肉厚円環状に形成され、その外径が前記開口部35dの内径よりも僅かに小さく設定されて軸方向へ移動可能になっていると共に、電動モータ36と反対側の一側面の内周部62aが前記外輪50aの他側面に当接しており、前記一側面の外周部と前記環状段差面35hとの間に、前記内周部の当接を確保する微小隙間Cが形成されている。また、円環部材62は、軸心側の中央位置に前記カップリング52の外周面に所定間隔をもって嵌合する嵌合孔62bが形成されている。
As shown in FIG. 2, the
前記皿ばね63は、鉄系金属によって円環状に形成され、その外径が前記円環部材62とほぼ同一に設定されていると共に、電動モータ36と反対側の一側面の外周部が前記円環部材62の他側面の外周部に弾接し、また他側面の内周部が前記ワッシャ64の一側面に弾接している。また、中央位置には前記円環部材62の嵌合孔62bと同じくカップリング52の外周面に所定間隔をもって嵌合する嵌合孔が形成されている。
The
前記ワッシャ64は、鉄系金属によって円環状に形成され、その外径が前記外輪50aの外径とほぼ同一に設定されていると共に、中央位置に前記カップリング52の外周面に対して摺動可能な孔が形成されている。また、ワッシャ64の一側面には、前記モータケーシング38の環状突起38cの先端面が軸方向から圧接して前記皿ばね63にばね力を発生させている。
The
すなわち、前記モータケーシング38をハウジング35の開口部35b側にボルト39によって取り付ける際に、前記嵌入部38bを開口部35b内に軸方向から嵌入すると共に環状突起38cの先端面でワッシャ64の電動モータ36側の一側面を軸方向から押圧すると、自由状態にあった皿ばね63は前記円環部材62との間で圧縮変形してばね力が発生する。したがって、前記外輪50bは、皿ばね63による軸方向のばね力によって、円環部材62と前記段差支持面35fとの間に挟持されながら弾持固定されるのである。
That is, when the
一方、ボールベアリング50の内輪50bは、予め前記カップリング52の一端面と前記ボール螺子軸45の段差部45cとの間に、挟持状態で固定されている。つまり、前記カップリング52をボール螺子軸45の一端部45aに軸方向から圧入することによって、該カップリング52の一端面と段差部45cとの間に挟持状態に固定されるのである。
On the other hand, the
前記ボールナット46は、ほぼ円筒状に形成され、内周面に前記ボール循環溝49と共同して図外の複数のボールを転動自在に保持するガイド溝が螺旋状に連続して形成されていると共に、複数のボールの循環列をボールナット46の軸方向の前後2個所に設定する2つのディフレクタが取り付けられている。つまり、このディフレクタは、前記ボール循環溝49とガイド溝との間を転動する前記複数のボールを同一溝内に循環させるために、同循環列内に再び戻すようにボールを案内するものであり、この循環列を軸方向の前後2個所に設けたものである。
The
前記ボールナット46は、各ボールを介してボール螺子軸45の回転運動をボールナット46に直線運動に変換しつつ軸方向の移動力が付与されるようになっている。また、このボールナット46は、軸方向のほぼ中央の両側部が前記リンク部材48の一端部に左右一対の枢支ピン53、54を介して回転自在に連結されている。
The
前記連係アーム47は、図1に示すように、ほぼ菱形状に形成され、基部が制御軸32の一端部32aに軸方向から一対のボルト59によって結合固定されていると共に、基部の一端側に突設された突部47aに前記リンク部材48の他端部が枢支ピン55によって回転自在に連結されている。
As shown in FIG. 1, the
前記リンク部材48は、図3にも示すように、板材をプレス成形によってほぼH字形状に形成され、平行な一対の細長い平板状リンク部の一端部48a、48aが前記ボールナット46の両側に跨がって配置されて前記枢支ピン53,54を介してボールナット46に回転自在に連結されている。
As shown in FIG. 3, the
前記枢支ピン53,54は、各基端部53a、54aが前記リンク部材48の一端部48a、48aに貫通形成された圧入用孔48c、48cに圧入固定されていると共に、各先端部53b、54bが前記ボールナット46の両側部に径方向に沿って穿設された係入孔46a、46aに回転摺動自在に係入している。前記基端部53a、54aは、ほぼバレル状に形成されて外周縁53c、54cが円環状に切欠形成されていると共に、各先端部53b、54bとの境界部53d、54dも円環状に切欠形成されている。したがって、各枢支ピン53,54は、前記各切欠によって軽量化が図れると共に、境界部53d、54dによって各先端部53b、54bの各係入孔46a、46a内での摺動性が良好になる。
The pivot pins 53, 54 are press-fitted and fixed to press-fitting
また、前記ボールナット46の軸方向の一端部に設けられた円板状のスプリングリテーナ56と、端壁35cの内面に形成されたスプリング保持溝57との間には、前記ボールナット46を電動モータ36の方向(制御軸32を最小バルブリフト量の回転制御軸方向)へ付勢するコイルスプリング58が弾装されている。このコイルスプリング58は、ばね力が比較的小さく設定されて、前記ボールナット46を電動モータ36方向へ押圧することによって前記ボール環状溝49とガイド溝及びボールとの間の隙間(バックラッシ隙間)を吸収してボールナット46の軸方向のガタ付きを抑制するようになっている。
The
また、前記ハウジング35の収容室35a内には、図外の潤滑油供給通路から潤滑油が供給されて、前記環状突起38cに径方向へ貫通形成された油孔65を介して前記カップリング52や付勢機構61などに潤滑油が供給されるようになっている。
Also, the coupling oil is supplied into the
以下、本実施形態に係るアクチュエータの作動を説明する。例えば、機関のアイドリング運転時を含む低回転運転領域では、コントロールユニット40から出力された制御電流によって電動モータ36が回転してこの回転トルクによりボール螺子軸45が回転する。
Hereinafter, the operation of the actuator according to the present embodiment will be described. For example, in the low rotation operation region including the idling operation of the engine, the
そうすると、この回転に伴って各ボールがボール循環溝49とガイド溝との間を転動しながらボールナット46を、図1に示すように、図中、最大左方向へ直線状に移動させる。これによって制御軸32は、リンク部材48と連係アーム47とによって時計方向に回転駆動され、前記ストッパ機構31によってそれ以上の回転が規制される。
Then, with this rotation, each ball moves between the
したがって、制御カム33は、軸心P2が図5A、Bに示すように制御軸32の軸心P1の回りを同一半径で回転して、肉厚部が駆動軸13から上方向に離間移動する。これにより、ロッカアーム23の他端部23bとリンクロッド25の枢支点は、駆動軸13に対して上方向へ移動し、このため、各揺動カム17は、リンクロッド25を介してカムノーズ部21側が強制的に引き上げられて全体が時計方向へ回動する。
Therefore, in the
よって、駆動カム15が回転してリンクアーム24を介してロッカアーム23の一端部23aを押し上げると、そのバルブリフト量がリンクロッド25を介して各揺動カム17及び各バルブリフター16に伝達されるが、そのリフト量は十分に小さくなる。
Therefore, when the
したがって、かかる機関の低回転領域では、バルブリフト量L1が図7に示すように最も小さくなることにより、各吸気弁2の開時期が遅くなり、排気弁とのバルブオーバラップが小さくなる。このため、燃費の向上と機関の安定した回転が得られる。また、制御軸32をストッパ位置から浮かせてL1よりも若干高いリフトとし、リフト量の微細な制御を行うようにしてもよい。
Therefore, in such a low rotation region of the engine, the valve lift amount L1 becomes the smallest as shown in FIG. 7, so that the opening timing of each
また、例えば、機関高回転領域に移行した場合は、コントロールユニット40からの制御電流によって電動モータ36が逆回転し、この回転トルクがボール螺子軸45に伝達されて回転すると、この回転に伴ってボールナット46が各ボールを介して図1に示す位置から右方向へ直線移動する。
Further, for example, when the engine is shifted to the high engine speed region, the
したがって、前記制御軸32は、図5A、Bの位置から反時計方向へ回転して、ストッパ機構31によって規制されるまで同方向に回転する。これにより、制御カム33は、図6A、Bに示すように軸心P2を下方向へ回動させる。このため、ロッカアーム23は、今度は全体が駆動軸13方向寄りに移動して他端部23bが揺動カム17のカムノーズ部21を、リンクロッド25を介して下方へ押圧して該揺動カム17全体を所定量だけ反時計方向へ回動させる。
Therefore, the
よって、駆動カム15が回転してリンクアーム24を介してロッカアーム23の一端部23aを押し上げると、そのバルブリフト量がリンクロッド25を介して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達されるが、そのリフト量は大きくなる。
Therefore, when the
したがって、かかる高回転領域では、各吸気弁2のバルブリフト量L3が図7に示すように、最大に大きくなり、該各吸気弁2の開時期が早くなると共に、閉時期が遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出力が確保できる。
Accordingly, in such a high rotation region, the valve lift amount L3 of each
なお、機関の停止時には、前記コイルスプリング58のばね力によってボールナット46をボール螺子軸45の軸方向の中間位置に保持することができるので、前記制御軸32を介して吸気弁2,2を機関再始動に適したリフト量に制御することができる。これによって、良好な始動性が得られる。
When the engine is stopped, the
そして、本実施形態では、前述のように、作動中に前記ボール螺子軸45が、制御軸32から伝達された交番トルクなどによって軸方向へ微小に繰り返し移動しても、前記ボールベアリング50内輪50bはこれと一緒に微小移動するものの前記外輪50aは、皿ばね63のばね力によって円環部材62と段差支持面35fとの間に弾性的に挟持されることから、外輪50aとハウジング35の軸方向にはガタが発生しない。この結果、外輪50aのハウジング35に対する干渉のおそれがなく、異音の発生を抑制できる。
In the present embodiment, as described above, even if the
特に、前述のように、外輪50aのガタを効果的に抑制できることから、耐久性の低下も抑制できる。
In particular, as described above, the backlash of the
また、ボールベアリング50の内輪50bは、ボール螺子軸45の段差部45cとカップリング52との間に挟持状態に固定されているから、前記ボール螺子軸45の軸方向の微小移動と一緒に微小移動するが、前記外輪50aが皿ばね63によって軸方向に弾性的に保持されているので、前記軸方向の微小移動によるボール50cとの干渉が皿ばね63の弾性力によって吸収される。この結果、ボールベアリング50自体のガタによる異音の発生も抑制することができる。
Further, since the
しかも、前記ボールベアリング50は、外輪50aなどの形状を特別なものではなく一般的なものを用いることができるので、コストの高騰を抑制できる。
In addition, the
また、前記皿ばね63のばね力は、高硬度の円環部材62やワッシャ64が直接受け、ハウジング35やモータケーシング38には直接作用しないことから、たとえボール螺子軸45の軸方向へ微小に繰り返し移動して皿ばね63のばね荷重が大きくなっても、軟硬度のハウジング35やモータケーシング38の部分的な箇所の経時的な座屈やへたりなどの発生などを抑制できる。
Further, the spring force of the
さらに、各構成部材の組付時に、前記付勢機構61の皿ばね63などを予め開口部35bの内部に配置しておき、その後、モータケーシング38を開口部35bから軸方向内部へ押圧しつつボルト39を締め付けることによって、同時に前記皿ばね63のばね力を発生させるようになっていることから、これらの構成部品の組付作業能率が向上する。
Further, when assembling each component member, the
また、本実施形態では、前記ボールベアリング50を、ハウジング35のベアリング保持溝35e内に収容保持するようにしたため、このベアリング保持溝35eの大きさに応じてボールベアリング50の外径を大小任意の大きさに設定できるので、仕様に応じたボールベアリング50を選択することが可能になる。
〔第2実施形態〕
図8は本発明の第2実施形態を示し、基本構造は第1実施形態と同じであるが、異なるところは、ボールベアリング50の内輪50bの固定手段や付勢機構61の各構成部材の配置などを変更したものである。
Further, in the present embodiment, the
[Second Embodiment]
FIG. 8 shows a second embodiment of the present invention, the basic structure of which is the same as that of the first embodiment, except that the arrangement of the components of the
すなわち、前記ボール螺子軸45は、小径な一端部45aが第1実施形態のものよりも長く形成されて、この一端部45aの外周面に前記ボールベアリング50の内輪50bが圧入固定されていると共に、該一端部45aの先端部に前記カップリング52が連結用孔52aの大径部を介して圧入固定されている。
That is, the
前記ボールベアリング50は、全体が第1実施形態のものよりも大径に形成されて、前記開口部35bの内部に配置されている。
The
前記付勢機構61は、前記開口部35bの環状段差面35hに前記円環部材62の一側面が軸方向から当接されていると共に、該円環部材62の他側面に前記皿ばね63が当接配置されている。また、この皿ばね63の他側面が、前記ボールベアリング50の外輪50aの軸方向一側面に弾接しており、前記外輪50aの他側面に大径なワッシャ64が軸方向から当接している。
In the
そして、前記ワッシャ64は、外側面に前記モータケーシング38の環状突起38cの先端面が圧接している。
The
したがって、前記ボールベアリング50は、モータケーシング38の嵌入部38bを開口部35b内に軸方向から嵌入してボルト39によってハウジング35に固定すると、前記環状突起38cの前端面が外輪50aを押圧して前記皿ばね63にばね力を発生させる。したがって、前記外輪50aは、皿ばね63の付勢力を介して該皿ばね63とワッシャ64の内側面との間に挟持状態で弾性保持されている。
Accordingly, when the
このように、ボールベアリング50の外輪50aが皿ばね63とワッシャ64との間に弾性的に固定されていることから、前記ボール螺子軸45の軸方向の繰り返し微小移動があっても、ボールベアリング50とハウジング35との間のガタの発生が十分に抑制される。したがって、第1実施形態と同様な作用効果が得られる。
As described above, since the
また、ボールベアリング50は、特別な構造のものではなく、一般的なものを使用することができるので、コストの高騰を抑制できることは第1実施形態と同様である。
Further, since the
さらに、ボールベアリング50の内輪50bは、ボール螺子軸45の一端部45aに圧入固定されているから、前記ボール螺子軸45の軸方向の微小移動と一緒に微小移動するが、前記外輪50aが皿ばね63によって軸方向に弾性的に保持されているので、前記軸方向の微小移動によるボール50cとの干渉を皿ばね63の弾性力によって吸収できる。この結果、第1実施形態と同様な作用効果が得られる。他の作用効果は第1実施形態と同様である。
Further, since the
また、この実施形態では、第1実施形態のような、段差状のベアリング保持溝35eを設ける必要がなくなるので、製造作業が容易になる。
Further, in this embodiment, it is not necessary to provide the step-shaped
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、付勢部材として皿ばね63以外に、円環状のウエーブばねなどを用いることも可能である。
The present invention is not limited to the configuration of the embodiment described above, and an annular wave spring or the like can be used as the biasing member in addition to the
なお、ボール螺子の循環列を形成する例として、ディフレクタを示したが、チューブなどを用いて循環列を形成する方式であってもよい。 In addition, although the deflector was shown as an example which forms the circulation line of a ball screw, the system which forms a circulation line using a tube etc. may be used.
また、前記駆動シャフトをカップリングの連結用孔に軸方向から圧入固定して、ボール螺子軸の一端部を連結用孔に軸方向移動可能にセレーション結合させて、互いに軸方向へ相対的に移動させることも可能である。 The drive shaft is press-fitted and fixed in the coupling hole of the coupling from the axial direction, and one end portion of the ball screw shaft is serrated and coupled to the coupling hole so as to be movable in the axial direction, and move relative to each other in the axial direction. It is also possible to make it.
さらに、前記各実施形態では、ボール螺子機構37を用いているが、ボール54を用いずに螺子軸を外周に雄ねじが形成されたボルト形式とし、移動ナットも内周に前記雄ねじに噛合するナット形式のものとすることも可能である。
Further, in each of the above embodiments, the
また、本発明は、吸気弁側の他に排気弁側あるいは両方の弁側に適用することが可能である。 Further, the present invention can be applied to the exhaust valve side or both valve sides in addition to the intake valve side.
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項1に記載のアクチュエータであって、
前記付勢部材は皿ばねによって構成したことを特徴とするアクチュエータ。
〔請求項b〕請求項aに記載のアクチュエータにおいて、
前記一方の軸受の外径は、前記皿ばねの外径よりも小さく形成され、前記皿ばねの外周部と前記一方の軸受との間に、前記皿ばねの外径と同径以上の外径を有する円環部材が介装されていることを特徴とするアクチュエータ。
〔請求項c〕請求項bに記載のアクチュエータであって、
前記一方の軸受は、ボールベアリングによって構成され、該ボールベアリングの内輪に前記継手部材が当接する一方、外輪に前記円環部材が当接していることを特徴とするアクチュエータ。
〔請求項d〕請求項aに記載のアクチュエータにおいて、
前記皿ばねの内周部が電動モータ側に配置され、前記電動モータと皿ばねの内周部との間には、前記電動モータの皿ばねと対向する部位よりも高硬度のワッシャが介装されていることを特徴とするアクチュエータ。
The technical ideas of the invention other than the claims ascertained from the embodiment will be described below.
[Claim a] The actuator according to claim 1,
The actuator according to claim 1, wherein the biasing member is constituted by a disc spring.
[Claim b] In the actuator according to claim a,
The outer diameter of the one bearing is formed smaller than the outer diameter of the disc spring, and the outer diameter of the disc spring is equal to or larger than the outer diameter of the disc spring between the outer periphery of the disc spring and the one bearing. An actuator having an annular member interposed therebetween.
[Claim c] The actuator according to claim b,
The one bearing is constituted by a ball bearing, and the joint member is in contact with an inner ring of the ball bearing, and the annular member is in contact with an outer ring.
[Claim d] In the actuator according to claim a,
The inner peripheral portion of the disc spring is disposed on the electric motor side, and a washer having a hardness higher than that of the portion facing the disc spring of the electric motor is interposed between the electric motor and the inner peripheral portion of the disc spring. An actuator characterized by being made.
この発明によれば、前記皿ばねの撓み変形による荷重を前記ワッシャが受けることから、たとえ前記電動モータの対向する部位がアルミニウムなどの低硬度の材料であったとしても該部位の経時的なへたり等を抑制できる。
〔請求項e〕請求項1に記載のアクチュエータにおいて、
前記螺子軸の一端側に形成された段差部と前記継手部材との間に、前記一方の軸受の内輪を挟持状態に支持固定したことを特徴とするアクチュエータ。
〔請求項f〕請求項1に記載のアクチュエータにおいて、
前記一方の軸受の内輪を前記螺子軸の一端部に圧入によって固定したことを特徴とするアクチュエータ。
According to the present invention, since the washer receives a load due to the bending deformation of the disc spring, even if the opposing portion of the electric motor is made of a low-hardness material such as aluminum, the portion of the electric motor is changed over time. Can be suppressed.
(Claim e) In the actuator according to claim 1,
An actuator characterized in that an inner ring of the one bearing is supported and fixed in a sandwiched state between a step portion formed on one end side of the screw shaft and the joint member.
[Claim f] In the actuator according to claim 1,
An actuator characterized in that an inner ring of the one bearing is fixed to one end of the screw shaft by press-fitting.
〔請求項g〕請求項1に記載のアクチュエータにおいて、
前記付勢部材をウエーブばねによって構成したことを特徴とするアクチュエータ。
[Claim g] In the actuator according to claim 1,
An actuator characterized in that the urging member is constituted by a wave spring.
2…吸気弁(機関弁)
4…可変機構
5…制御機構
6…駆動機構
32…制御軸
33…制御カム
35…ハウジング
35a…収容空間
35d…開口部
35e…ベアリング保持溝
35f…段差支持面
36…電動モータ
36a…駆動シャフト(出力軸)
37…ボール螺子機構(減速機)
38…モータハウジング
38a…固定部
38b…嵌入部
38c…環状突起
45…ボール螺子軸(回転軸)
45a・45b…両端部
45c…段差部
46…ボールナット(移動ナット)
50…ボールベアリング
50a…外輪
50b…内輪
50c…ボール
52…カップリング(継手部材)
61…付勢機構
62…円環部材
63…皿ばね(付勢部材)
64…ワッシャ
2 ... Intake valve (engine valve)
DESCRIPTION OF
37 ... Ball screw mechanism (reduction gear)
38 ...
45a, 45b ... Both ends 45c ... Stepped
DESCRIPTION OF
61:
64 ... Washer
Claims (3)
機関の運転状態に応じて回転駆動される電動モータと、
該電動モータが一端開口部に固定され、前記開口部に連続する内部空間を有するハウジングと、
前記ハウジングの内部空間内に一対の軸受を介して回転自在に支持され、前記電動モータの回転力が伝達される螺子軸と、
該螺子軸の回転に伴って該螺子軸の軸方向に移動する移動ナットと、
軸方向から対峙した前記螺子軸の一端部と前記電動モータの出力軸とを互いに軸方向へ移動可能に連結する継手部材と、
前記電動モータと前記一方の軸受との間に弾装されて、該両者を互いに離間する方向へ付勢力を発生する付勢部材と、を備えたことを特徴とするアクチュエータ。 An actuator used in a variable valve operating device that varies the operating characteristics of an engine valve,
An electric motor that is rotationally driven according to the operating state of the engine;
A housing in which the electric motor is fixed to one end opening and has an internal space continuous to the opening;
A screw shaft that is rotatably supported in the internal space of the housing via a pair of bearings, to which the rotational force of the electric motor is transmitted;
A moving nut that moves in the axial direction of the screw shaft as the screw shaft rotates;
A joint member that connects one end of the screw shaft opposed to the axial direction and the output shaft of the electric motor so as to be movable in the axial direction;
An actuator comprising: an urging member which is elastically mounted between the electric motor and the one bearing and generates an urging force in a direction to separate the two from each other.
機関の運転状態に応じて回転駆動される電動モータと、
該電動モータが一端開口部に固定され、前記開口部に連続する内部空間を有するハウジングと、
該ハウジングの内部空間の内面に設けられた軸方向支持面と、
前記ハウジングの内部空間内に一対の軸受を介して回転自在に支持され、前記電動モータの回転力が伝達される螺子軸と、
該螺子軸の回転に伴って該螺子軸の軸方向に移動する移動ナットと、
軸方向から対峙した前記螺子軸の一端部と前記電動モータの出力軸とを互いに軸方向へ移動可能に連結する継手部材と、
前記電動モータと前記ハウジングの軸方向支持面との間であって、前記一方の軸受と電動モータとの間及び/又は、前記一方の軸受と軸方向支持面との間に互いに、互いに離間する方向へ付勢力を発生する付勢部材と、を備えたことを特徴とするアクチュエータ。 An actuator used in a variable valve operating device that varies the operating characteristics of an engine valve,
An electric motor that is rotationally driven according to the operating state of the engine;
A housing in which the electric motor is fixed to one end opening and has an internal space continuous to the opening;
An axial support surface provided on the inner surface of the internal space of the housing;
A screw shaft that is rotatably supported in the internal space of the housing via a pair of bearings, to which the rotational force of the electric motor is transmitted;
A moving nut that moves in the axial direction of the screw shaft as the screw shaft rotates;
A joint member that connects one end of the screw shaft opposed to the axial direction and the output shaft of the electric motor so as to be movable in the axial direction;
The electric motor and the axial support surface of the housing are spaced apart from each other between the one bearing and the electric motor and / or between the one bearing and the axial support surface. And an urging member that generates an urging force in the direction.
機関の運転状態に応じて回転駆動される電動モータと、
該電動モータが一端開口部に固定され、前記開口部に連続する内部空間を有するハウジングと、
該ハウジングの内部空間の内面に設けられた軸方向支持面と、
前記ハウジングの内部空間内に一対の軸受を介して回転自在に支持され、前記電動モータの回転力が伝達される螺子軸と、
該螺子軸の回転に伴って該螺子軸の軸方向に移動する移動ナットと、
軸方向から対峙した前記螺子軸の一端部と前記電動モータの出力軸とを互いに軸方向へ移動可能に連結する継手部材と、
前記電動モータと前記ハウジングの軸方向支持面との間であって、前記一方の軸受を、前記電動モータ側、又は前記軸方向支持面側に付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とするアクチュエータ。 An actuator used in a variable valve operating device that varies the operating characteristics of an engine valve,
An electric motor that is rotationally driven according to the operating state of the engine;
A housing in which the electric motor is fixed to one end opening and has an internal space continuous to the opening;
An axial support surface provided on the inner surface of the internal space of the housing;
A screw shaft that is rotatably supported in the internal space of the housing via a pair of bearings, to which the rotational force of the electric motor is transmitted;
A moving nut that moves in the axial direction of the screw shaft as the screw shaft rotates;
A joint member that connects one end of the screw shaft opposed to the axial direction and the output shaft of the electric motor so as to be movable in the axial direction;
A biasing member that biases the one bearing toward the electric motor side or the axial support surface side between the electric motor and the axial support surface of the housing; Characteristic actuator.
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