JP2011124928A - 画像撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NTSC方式対応の撮像装置において、撮像素子のフレーム周波数をNTSC方式のフレーム周波数から外したフレーム周波数とする際に、そのための特別のクロック発振器を不要とし、また、コムノイズ発生の影響を最小限にする。
【解決手段】NTSC方式対応のクロック信号発生用の発振器107のみ備える。制御部106は、前記発振器からのNTSC方式対応のクロック周波数のクロックを基に、NTSC方式のフレーム周波数でフレームメモリ105からの読出しを制御する。撮像素子102は、前記発振器からの同クロックを入力し、垂直方向のブランキング期間を変更することで、フレーム周波数をNTSC方式のフレーム周波数から外れたフレーム周波数とする。さらに、撮像素子102は、CPUの制御下で、露光時間が一定以下の場合のみ、NTSC方式のフレーム周波数から外れたフレーム周波数とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載して用いられる車載カメラなどの画像撮像装置に係り、詳しくは、NTSC方式出力の画像撮像装置に関する。
一般に車載カメラは、NTSC方式の表示装置などに合わせるために、CMOSセンサなどの撮像素子により、撮影コマ数を約30fpsで撮影している。このような車載カメラで路上の例えばLED式信号機を撮影した場合、以下のような問題が発生する。
LED式信号機は、商用交流電源を全波整流した駆動電圧で駆動されているので、目視では確認することができないが、信号の点灯及び消灯が微小時間で周期的に繰り返されている。そのため、あるフレームにおいて、撮像素子の電荷蓄積時間と信号の消灯期間とが重なった場合には、そのフレームに関しては、実際には赤、青、緑のいずれかが点灯状態であっても消灯状態として撮像されることとなる。そして、このようなフレームが連続すると、消灯状態の信号機が撮影された映像が数十フレームにもわたって出力されることになる。これは、ドライブレコーダにおいて特に深刻な問題である。ドライブレコーダは、車載カメラにより撮影された映像を記録しておくもので、事故分析を行う際などに広く用いられるが、事故・ヒヤリ発生時の信号機の正確な状態が判別できないと、事故処理における責任判別等に支障が生じてしまう。
上記のような問題に対処するため、撮像素子のフレーム周波数をNTSC方式のフレーム周波数に対して所定のオフセット周波数だけオフセットさせたフレーム周波数(オフセットフレーム周波数)に設定することが知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、LED方式信号機などを撮影しても、点灯時、消灯状態の映像が数十フレームにわたって出力されることはなくなるが、映像信号のフレーム周波数はNTSC方式のフレーム周波数から外れているため、このままでは、NTSC方式の表示装置に表示することができない。
この対策としては、NTSC方式のフレーム周波数から外したフレーム周波数(オフセットフレーム周波数)で、撮像素子から取り込んだ画像データをフレームメモリに保存し、該フレームメモリからNTSC方式のフレーム周波数で読出し、表示装置に出力することが考えられる。しかしながら、この場合、既存のNTSC方式対応の発振器に加えて、撮像素子がNTSC方式のフレーム周波数から外れたフレーム周波数で画像データを出力するための、該既存のNTSC方式対応の発振器のクロック周波数と異なるクロック周波数のクロックを発生せしめる発振器を新たに実装する必要がある。
また、通常、撮像素子からの画像データの読出しはプログレッシブ方式で行われる。一方、NTSC方式の表示装置はインタレース方式を採用している。そのため、撮像素子から読出された画像データはプログレッシブ方式でフレームメモリに書込み、該フレームメモリからインタレース方式で読出すこととなる。この場合、上記方法では、フレームメモリに1フレームの画像データを書込む時間とフレームメモリから1フレームの画像データを読出す時間が異なるため、フレームメモリをダブルバッファとしても、インタレース方式に特有なコムノイズが発生する。コムノイズとは、異なるフレームの奇数フィールドと偶数フィールドからなるフレーム画像に発生する櫛歯状の画像ずれのことである。
本発明は、LED信号機などの点灯機の点灯時における明滅周期の影響を受け難くし、かつ、NTSC方式の表示装置をそのまま使用できるように、NTSC方式のフレーム周波数から外したフレーム周波数で撮像素子から画像データを読出し、それをフレームメモリに書込み、該フレームメモリからNTSC方式のフレーム周波数で読出すようにした撮像装置において、装置に実装する発振器クロックはNTSC方式におけるクロック信号発生用の発振器のみとして、低コストな撮像画像装置を実現し、また、コムノイズ発生の影響を必要最小限とすることを目的とする。
請求項1の発明は、被写体の光学像を結像する光学系と、前記光学系により結像される光学像を撮像し、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで画像データを出力する撮像素子と、画像データを格納するフレームメモリと、前記撮像素子から出力される画像データを前記フレームメモリに書込み、該フレームメモリからNTSC方式のフレーム周波数Ffrで読み出す制御部とを有する画像撮像装置であって、NTSC方式対応のクロック信号発生用の単一の発振器を備え、前記制御部は、前記発振器からのNTSC方式対応のクロック周波数のクロックを基に、NTSC方式のフレーム周波数Ffrでのフレームメモリからの読出しを制御し、前記撮像素子は、前記発振器からNTSC方式対応のクロック周波数のクロックを入力して動作し、垂直方向のブランキング期間を変更することで、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで画像データを出力することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像撮像装置において、前記撮像素子は、一定のフレーム周期のフレーム周波数Ffsで画像データを出力することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の画像撮像装置において、前記撮像素子は、隣り合うフレーム周期は不定で、かつ、それらを平均するとNTSC方式のフレーム周期となる、可変のフレーム周波数Ffsで画像データを出力することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像撮像装置において、前記撮像素子はレジスタを有し、該レジスタに設定されるパラメータ値に従って垂直方向のブランキング期間を変更することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載の画像撮像装置において、CPUを有し、該CPUが前記撮像素子内のレジスタのパラメータ値を設定することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像撮像装置において、前記撮像素子は、露光時間が所定値以上の場合は、NTSC方式のフレーム周波数Ffrで画像データを出力し、露光時間が所定値以下の場合のみ、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで画像データを出力することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載の画像撮像装置において、前記撮像素子はレジスタを有し、該レジスタに設定されるパラメータ値に従って、NTSC方式のフレーム周波数Ffrで画像データを出力するか、あるいはNTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで画像データを出力するように、垂直方向のブランキング期間を変更することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7記載の画像撮像装置において、CPUを有し、該CPUは、撮像素子から露光時間を取り込み、該露光時間に応じて前記撮像素子のレジスタのパラメータ値を変更することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像撮像装置において、前記制御部は、前記撮像素子から出力される画像データを前記フレームメモリにプログレッシブに書込み、該フレームメモリからインタレースに読み出すことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像撮像装置において、前記制御部は、前記フレームメモリから画像データを読出す際に、所定の画像変換処理を行うことを特徴とする。
本発明では、LED信号機などの点灯機の点灯時における明滅周期の影響を受け難くし、かつ、NTSC方式の表示装置をそのまま使用できるように、NTSC方式のフレーム周波数から外したフレーム周波数で撮像素子から画像データを読出し、それをフレームメモリに書込み、該フレームメモリからNTSC方式のフレーム周波数で読出すようにした撮像装置において、装置に実装するクロック発振器はNTSC方式対応のクロック信号発生用の発振器のみとし、撮像素子を、該発振器からのNTSC方式対応のクロック周波数のクロックで動作せしめ、垂直方向のブランキング期間を変更して、NTSC方式のフレーム周波数から外れたフレーム周波数で画像データを出力するようにすることで、低コストな撮像画像装置を提供できる。
また、本発明の画像撮像装置では、露光時間が所定時間以下の場合、すなわち、被写体が一定以上明るい場合のみ、撮像素子がNTSC方式のフレーム周波数から外れたフレーム周波数で画像データを出力するようにしたことで、非常に明るい被写体を撮影するとき以外は、コムノイズ発生を回避することができる。
なお、本発明の画像撮像装置の上記以外の種々の作用効果は、次の実施形態の説明で明らかになる。
本発明の画像撮像装置の一実施形態の全体構成図。 従来の撮像素子からの出力信号とフレームメモリからの読出し信号の関係を示す図。 本発明の撮像素子からの出力信号とフレームメモリからの読出し信号の関係を示す図。 図1中の制御部の詳細構成図。 図4中の座標計算手段の処理イメージを示す図。 周期Tで明滅する照明光と撮像素子の露光タイミングを示す図(その1)。 周期Tで明滅する照明光とロータリングシャッターの撮像素子の露光タイミングによる信号機の映り方を示す図。 周期Tで明滅する照明光と撮像素子の露光タイミングを示す図(その2)。 従来のダブルバッファの場合の書込み・読出しの遷移及び出力画像の状態を示す図(書込み時間=読出し時間)。 ダブルバッファの場合の書込み・読出しタイミング図(書込み時間>読出し時間)。 ダブルバッファの場合の書込み・読出しの遷移及び出力画像の状態を示す図(書込み時間>読出し時間)。 ダブルバッファの場合の書込み・読出しタイミング図(書込み時間<読出し時間)。 ダブルバッファの場合の書込み・読出しの遷移及び出力画像の状態を示す図(書込み時間<読出し時間)。 コムノイズ発生の出力画像の具体例を示す図。 コムノイズ対策のCPU内の処理フローを示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。
図1に、本発明に係る画像撮像装置の一実施形態の全体構成図を示す。本画像撮像装置は、光学系101、撮像素子102、処理部103、NTSCエンコーダ104、及び、全体の動作を制御するCPU108などを備えている。処理部103は、その内部にフレームメモリ105、制御部106、発振器107を有する。NTSCエンコーダ104は、NTSC方式の表示装置や画像レコーダに接続されるが、図1では省略してある。ここで、発振器107は、NTSC方式対応のクロック信号発生用の水晶素子であり、具体的には、クロック周波数は13.5MHzである。該発振器107のクロック(CK)は、当該処理部10内の制御部106に与えられると同時に、撮像素子102にも与えられる。
撮像素子102は、発振器107からNTSC方式対応のクロック周波数(13.5MHz)のクロックを入力として、NTSC方式のフレーム周波数Ffr(約30FPS)に対して所定のオフセット周波数だけオフセットさせたオフセットフレーム周波数Ffs(例えば、27FPS)でもって、光学系101を通して撮影された画像データをプログレッシブに読出し、処理部103に送る。具体的には、撮像素子102はレジスタ(センサレジスタ)を備え、CPU108から該レジスタに設定されるパラメータ値に応じて垂直方向のブランキング期間を変更することで、画像データのフレーム周波数がFfs(例えば、27FPS)になるようにしている。撮像素子102は、画像データと共に、このフレーム周波数Ffsの垂直同期信号Svを処理部103に送る。
撮像素子102から出力される画像データは、そのフレーム周波数Ffs(例えば、27FPS)のタイミングで、処理部103内のフレームメモリ105に例えばプログレシッブに順次書込まれる。そして、このフレームメモリ105に書込まれた画像データは、制御部106の制御下で、NTSC方式のフレーム周波数Ffr(約30FPS)のタイミングで例えばインタレースに順次読出される。制御部106は、フレームメモリ105に対して読出しアドレスを指定すると共に、撮像素子102からの垂直同期信号Svを基にフレームメモリ105の読出しタイミングを制御し、また、発振器107からNTSC方式対応のクロック周波数(13.5MHz)のクロックを受け取って、NTSC方式のフレーム周波数Ffrのタイミングによるフレームメモリ105からのインタレース読出しを制御する。この制御部106の構成については後述する。
フレームメモリ105から読出された画像データは、NTSCエンコーダ104でデジタル・アナログ変換処理を施されてNTSC方式の映像信号に変換され、図示しない表示装置やレコーダに送られる。
図1の構成のように、NTSC方式のフレーム周波数Ffrに対して所定のオフセット周波数だけオフセットさせたオフセットフレーム周波数Ffsで撮像素子102から画像データを取り込み、フレームメモリ105に書込み、該フレームメモリからNTSC方式のフレーム周波数Ffrで読出すことで、LED信号機などの点灯機の点灯時における明滅周期の影響を受け難くし、かつ、NTSC方式の表示装置などをそのまま使用可能な画像撮像装置を実現することができる。
また、撮像素子102は、処理部103内に実装される発振器107からNTSC方式対応のクロック周波数のクロック(CK)を入力して動作し、垂直方向のブランキング期間を変更して、当該撮像素子102から出力される画像データが、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsになるようにしたことで、別途、該フレーム周波数Ffs用の発振器が不要であり、低コストな撮像装置を実現することができる。以下、これについて詳述する。
図2は、従来の撮像素子からの出力信号とフレームメモリからの読出し信号の関係を示したもので、図2(A)は撮像素子からの出力信号(プログレッシブ)であり、図2(B)はフレームメモリからの読出し信号(インタレース)である。すなわち、従来は、NTSC方式に合わせて、撮像素子からの出力信号とフレームメモリからの読出し信号との垂直方向のブランキング期間を同じにしている。このため、撮像素子から出力される画像データを、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsになるようにするためには、フレームメモリからの画像データ読出し用のNTSC方式対応のクロック信号発生用の発振器(13.5MHz)とは別に、そのクロック周波数を異にする発振器(例えば、12.2MHz)を、撮像素子からの画像データ読出しのために用意する必要がある。本発明の実施形態では、このような発振器は不要となる。
図3は、本発明の実施形態における撮像素子からの出力信号とフレームメモリからの読出し信号の関係を示したもので、図3(A)は撮像素子からの出力信号(プログレッシブ)であり、図3(B)はフレームメモリからの読出し信号(インタレース)である。ここで、フレームメモリからの読出し信号は、図2(B)と同様である。一方、撮像素子からの出力信号は、垂直方向のブランキング期間が変更されている。すなわち、本発明の実施形態では、NTSC方式対応のクロック信号発生用の発振器107からの同一のクロック(13.5MHz)でもって、撮像素子102からの画像データ読出しとフレームメモリ105からの画像データ読出しを実施し、この時、撮像素子102からの画像データ読出しの垂直方向のブランキング期間を変更することで、該撮像素子102の出力画像データをNTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsになるようにしている。先に述べたように、撮像素子102はレジスタ(センサレジスタ)を備え、CPU108から該レジスタに設定されるパラメータ値に応じて垂直方向のブランキング期間を変更する。図3の例は、Ffs<Ffrとする場合であるが、センサレジスタのパラメータ値を変更することで、Ffs>Ffrとすることも可能である。また、CPU108によりフレームごとにセンサレジスタのパラメータ値を逐次変更することで、後述するように、隣り合うフレーム周期を不定にして、かつ、それらを平均すると、NTSC方式のフレーム周波数Ffrで撮像素子を駆動することが可能となる。
次に、制御部106の構成動作について説明する。図4に制御部106の詳細構成図を示す。制御部106は、フレームメモリ読出し開始トリガ作成部201、出力用垂直水平同期信号作成部202、アドレス作成部203を有する。なお、アドレス作成部203には、歪み補正や視点変換などのための座標計算手段204を含めてもよい。
フレームメモリ読出し開始トリガ作成部201は、撮像素子102から垂直同期信号Svを受け取り、撮像装置の電源投入直後に次のように作動する。なお、撮像素子102はプログレッシブ読出しを想定している。撮像装置の電源投入直後のSvを1つ見送って、2つ目のSvでフレームメモリ読出し開始トリガ(Tr)をアサートする(有効)する。
このようにすることで、フレームメモリ105ら画像データが存在しない時点で、フレームメモリ105から画像データを読出すことがないようできる。
出力用垂直水平同期信号作成部202は、発振器107からNTSC方式対応のクロック周波数(13.5MHz)のクロックを用いて、フレームメモリ105からの画像読出しがNTSC方式のフレーム周波数Ffr(約30FPS)になるように、垂直同期信号及び水平同期信号を作成する。
アドレス作成部203は、発振器107からのクロック(CK)、出力用垂直水平同期信号作成部202からの垂直同期信号及び水平同期信号を基に、フレームメモリ105の読出しアドレスを順次指定し、該フレームメモリ105に書込まれた画像データをNTSC方式のフレーム周波数Ffr(約30FPS)のタイミングで読出していく。
ここで、アドレス作成部203は、フレームメモリ105の読出しアドレスを順次指定するのではなく、ある座標変換ルール(例えば、歪み補正、見下ろし画像のような視点変換、中央切出し変換、サイド切出し変換、三面鏡変換など)に従って指定していく座標計算手段204を含めてもよい。
図5に座標計算手段204の処理イメージを示す。これは、撮像素子からの画像データ(入力画像)を90°回転変形した画像を出力する例を示したものである。ここで、図5(a)は、ある二つの画素の変換前と変換後の座標上の位置関係を示し、図5(b)は、フレームメモリ105に記憶された入力画像と出力画像上の対応する画素の位置関係を示す。
座標計算手段204では、フレームメモリ105からの画像データの読出しの際に、出力画像上の座標(X1,Y1)の画素として、入力画像上の座標(x1,y1)の画素の画素データが読出されるように、読出しアドレスを計算する。また、出力画像の座標(X2,Y2)の画素としては、入力画像上の座標(x2,y2)の画素の画像データが読出されるように読出しアドレスを計算する。この読出しアドレスに基づき、フレームメモリ105の対応するアドレスから画像データを読出すことにより、出力画像として、入力画像を90°回転変形した画像を得ることができる。
同様にして、魚眼カメラの画像を変形し、魚眼画像に起因する画像の歪みを補正したり、視点変換に基づいた画像変形により真上から見た画像に変形することができ、車の後方部分を見るバックモニターなどにおいて、ドライバーに見やすい画像を表示することができる。なお、座標計算手段204の構成、処理アルゴリズムは従来から種々提案されているので、詳しい説明は省略する。
次に、NTSC方式のフレーム周波数Ffrに対して所定のオフセット周波数だけオフセットさせたフレーム周波数(オフセットフレーム周波数)Ffsで撮像素子102から画像データを読出すことで、LED信号機などの点灯機の点灯時における明滅周期の影響が改善されることを具体的に説明する。
図6、図7に、フレームのサンプリング周期をNTSC方式から外した一定の周期で行う場合を示す。この場合、撮像素子102内のセンサレジスタのパラメータ値は一定である。
図6において、1番上のグラフは、周期Tで明滅する照明光(例えば、60Hzの信号機)の光量変化を表わしている。該グラフの凸部の部分が1番明るい状態(明)、谷の部分が暗い状態(滅)である。ここで、消灯期間をtとする。
図6(a)および(b)は、グローバルシャッターで、プログレッシブ読出しの撮像素子の露光タイミングを表わしている。図中、tが露光時間である。(a)が撮像素子を30FPSで駆動する場合、(b)が30FPSから外した場合である。(a)の場合、NTSC方式のフレーム周波数Ffr(29.97Hz)とほぼ同期しているので、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでしまうと、滅の照明光が数秒間続いて撮像される。一方、(b)の場合は、NTSC方式のフレーム周波数Ffrと同期していないので、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでしまっても、それから抜け出しやすいので、滅の照明光が数秒間続いて撮像されることは避けられる。
同様のことは、ローリングシャッターでもいえる。図6(c)および(d)は、ローリングシャッターで、プログレッシブ読出しの撮像素子の露光タイミングを表わしている。図中、tが露光時間である。ローリングシャッターは、グローバルシャッターと異なり、行毎に独立して露光する。図6(c)および(d)では、1行目、2行目、3行目、…というように露光時間が少しずつ長時間側に移行していることを表わしている。(c)が撮像素子を30FPSで駆動する場合、(d)が30FPSから外した場合で、図中の斜線部分で露光した行は、その行に明滅する照明光が映っている場合、滅の状態で撮像されてしまう。(c)の場合、NTSC方式のフレーム周波数Ffr(29.97Hz)とほぼ同期しているので、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでしまうと、滅の照明光が数秒間続いて撮像される。一方、(d)の場合は、NTSC方式のフレーム周波数Ffrと同期していないので、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでしまっても、それから抜け出し易いので、滅の照明光が数秒間続いても撮像されることは避けられる。
図7は、周期Tで明滅する照明光と、ローリングシャッターで、プログレッシブ読出しの撮像素子の露光タイミングによる信号機の映り方を示したものである。図7の左側では、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでいるので、信号機の色が撮像されないが、右側では、露光が照明光の滅のタイミングから外れているので、信号機の色が(例えば、青)が撮像される。
次に、図8に、隣り合うフレームのサンプリング周期を不定にして、かつ、それらを平均してNTSC方式(1秒間に30フレーム)に対応させる場合を示す。この場合、撮像素子102内のセンサレジスタのパラメータ値はフレーム毎に変化することとなる。
図8の1番上のグラフは、図6と同様に、周期Tで明滅する照明光(例えば、60Hzの信号機)の光量変化を表わしている。該グラフの凸部の部分が1番明るい状態(明)、谷の部分が暗い状態(滅)である。ここでも、消灯期間をtとする。
図8(a)〜(d)において、tiが露光時間、Tf,Tf’,Tf”はフレームのサンプリング周期である。ここで、TfはNTSC方式のサンプリング周期で、Tf’,Tf”はNTSC方式のサンプリング周期から短時間側または長時間側にずらした周期である。ただし、NTSC方式に対応させるため、1秒間に30フレームを出力できるようにする。
図8(a)および(b)は、グローバルシャッターで、プログレッシブ読出しの撮像素子の露光タイミングを表わしている。(a)はサンプリング周期を一定(Tf)にして、撮像素子を駆動する場合、(b)はサンプリング周期を不定(Tf’,Tf”など)にして、撮像素子を駆動する場合である。(a)の場合、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでしまうと、滅の照明光が数秒間続いて撮像される。一方、(b)の場合は、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでしまっても、滅のタイミングから抜け出し易いので、滅の照明光が数秒間続いて撮像されることは避けられる。しかも、隣り合うフレームのサンプリング周期を不定にし、かつ、それらを平均して、1秒間に30フレームを出力するようにすることで、NTSC方式に対応させることができる。
同様のことは、ローリングシャッターでもいえる。図8(c)および(d)は、ローリンナグシャッターで、プログッレシブ読出しの撮像素子の露光タイミングを表わしている。ローリングシャッターは、グローバルシャッターと異なり、行毎に独立して露光する。先の図6(c)および(d)と同様に、図8(c)および(d)でも、1行目、2行目、3行目、…というように露光時間が少しずつ長時間側に移行していることを表わしている。図中の斜線部分で露光した行は、その行に明滅する照明光が移している場合、滅の状態で撮像されてしまう。(c)がサンプリング周期を一定(Tf)にして、撮像素子を駆動する場合、(d)はサンプリング周期を不定(Tf’,Tf”など)にして、撮像素子を駆動する場合である。(c)の場合、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでしまうと、滅の照明光が数秒間続いて撮像される。一方、(d)の場合は、露光が照明光の滅のタイミングに入り込んでしまっても、滅のタイミングから抜け出し易いので、滅の照明光が数秒間続いて撮像されることは避けられる。しかも、隣り合うフレームのサンプリング周期を不定にし、かつ、それらを平均して、1秒間に30フレームを出力するようにすることで、NTSC方式に対応させることができる。
さて、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで撮像素子102からプログレッシブ読出しされた画像データは、そのままフレームメモリ105にプログレッシブに書込まれ、該フレームメモリ105からNTSC方式のフレーム周波数でインタレースに読出される。これにより、NTSC方式の表示装置や画像レコーダをそのまま利用できる。しかし、フレームメモリ105に1フレームの画像データを書込む時間とフレームメモリ105から1フレームの画像データを読出す時間が異なることにより、インタレース方式に特有なコムノイズが発生する。以下、これについて具体的に説明する。
初めに、NTSC方式のフレーム周波数Ffrでフレームメモリ105へプログレッシブ書込みを行い、同じくNTSC方式のフレーム周波数Ffrでフレームメモリ105からインタレース読出しを行う場合について説明する。この場合、フレームメモリ105を領域A、領域Bというような少なくとも2つの領域に分け(ダブルバッファ)、各領域を書込み領域・読出し領域とし、その役割を順次切り替えるようにすると、コムノイズは発生しない。
図9は、この場合の領域A、領域Bの書込み・読出しの遷移及び出力画像(受け手側)の状態を示したものである。ここで、書込みは、30フレーム/秒、プログレッシブであり、読出しは60フィールド/秒、インタレースである。なお、図中の同じ紋様は撮像素子102から出力される同じフレームの画像データであることを表わしている。これは以後の各図面でも同様である。
図9の場合、フレームメモリ105の一方の領域に1フレームの画像データを書込む時間と他方の領域から1フレーム(奇数フィールド+偶数フィールド)の画像データを読出す時間が同じであるため、書込みスタートと読出しスタートのタイミングを一度合わせれば(例えば(a))、書込みエンドと読出しエンドが永久的に揃う。したがって、書込みエンドのタイミングで、書込み領域と読出し領域を切り替えることができる。例えば、領域Aへの書込みが終了したなら、領域Bへの書込みを始め、領域Aから読出しを始める(例えば(d))。これにより、常に同一フレームの奇数フィールドと偶数フィールドからなるフレームを出力することができるので、コムノイズが発生しない(例えば(c),(e))。
次に、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外したフレーム周波数Ffsでフレームメモリ105へプログレッシブ書込みを行い、NTSC方式のフレーム周波数Ffrでフレームメモリ105からインタレース読出しを行う場合について説明する。この場合、フレームメモリ105をダブルバッファとしてもコムノイズが発生する。
まず、Ffs<Ffrとした場合、すなわち、1フレームの画像データの読出し時間に対して1フレームの画像データの書込み時間が長い場合について説明する。
図10は、この場合のダブルバッファ(領域A、領域B)への書込み・読出しのタイミングチャートを示したものである。いま、図10の点線、すなわち、領域Aからの読出しが終了したタイミングに注目する。領域Aからの読出しが終わったので、書込み・読出し領域を切り替えて、領域Bから読出しを開始し、領域Aへの書込みを開始したい。しかし、この時点では、領域Bでは書込みが終わっていない。このため、領域Aから再び読出し(インタレース)を行い、領域Bの書込みが終了した時点で、読出し・書込み領域を切り替えて、領域Bから読出しを開始し、領域Aへの書込みを開始することとなる。この場合、出力画像に異なるフレームの奇数フィールド行、偶数フィールド行を混在したコムノイズが発生する。注目する読出し領域と書込み領域の関係が逆の場合でも同様である。
図11は、上記Ffs<Ffrの場合、すなわち、1フレームの画像データの読出し時間に対して、1フレームの画像データの書込み時間が長い場合のダブルバッファ(領域A、領域B)の書込み・読出しの遷移及び出力画像(受け手側)の状態を示したものである。なお、図11では、読出しはNTSC方式対応に30フレーム/秒、インタレース読出しとし、これに対して、書込みは27フレーム/秒、プログレッシブ書込みとした場合を示している。
いま、領域Aへのプログレッシブ書込みを開始し、同時に領域Bからインタレース読出しを開始して(a)、領域Bからの読出しが終了した時点に注目する(c)。この時、領域Aでは、また、書込みが行われている最中である。このため、領域Bから再びインタレース読出しを開始し、領域Aの書込みが終了した時点で(d)、書込み・読出し領域を切り替え、領域Bを書込み、領域Aを読出しとする。この時、領域Aからは、(d)の状態以降のインタレース読出しが継続して行われることとなる(e)。この結果、1フレームの画像データが読出された時点での出力画像は(f)のようになる。すなわち、コムノイズが発生する。
次に、Ffs>Ffrとした場合、すなわち、1フレームの画像データの読出し時間に対して1フレームの画像データの書込み時間が短い場合について説明する。
図12は、この場合のダブルバッファ(領域A、領域B)への書込み・読出しのタイミングチャートを示したものである。いま、図12の点線、すなわち、領域Bへの書込みが終了したタイミングに注目する。領域Bへの書込みが終わったので、書込み・読出し領域を切り替えて、領域Aへの書込みを開始し、領域Bから読出しを開始することとなる。しかし、この時点では、領域Aでは読出しが行われている最中である。この状態で書込み・読出し領域を切り替えると、先のFfs<Ffrの場合と同様に、出力画像に、異なるフレームの奇数フィールド行、偶数フィールド行が混在したコムノイズが発生する。注目する書込み領域と読出し領域の関係が逆の場合でも同様である。
図13は、上記Ffs>Ffrの場合、すなわち、1フレームの画像データの読出し時間に対して、1フレームの画像データの書込み時間が短い場合のダブルバッファ(領域A、領域B)の書込み・読出しの遷移及び出力画像(受け手側)の状態を示したものである。なお、図13では、読出しはNTSC方式対応に30フレーム/秒、インタレース読出しとし、これに対して、書込みは33フレーム/秒、プログレッシブ書込みとした場合を示している。
いま、領域Aへのプログレッシブ書込みを開始し、同時に領域Bからのインタレース読出しを開始して(a)、領域Aへの書込みが終了した時点に注目する(b)。この時、領域Bでは、まだ読出しが行われている最中である。詳しくは、奇数フィールドの読出しは終了しているが、偶数フィールドが、まだ、読出し中である。しかし、領域Aへの書込みが終了したので、書込み・読出し領域を切り替え、領域Bを書込み、領域Aを読出しとする。この時、領域Aからは(b)の状態以降のインタレース読出しが継続して行われることとなる。この結果、1フレームの画像データが読出された時点での出力画像は(c)のようになる。すなわち、コムノイズが発生する。
図14に出力画像の一例を示す。図14(a)は、NTSC方式のフレーム周波数Ffrで撮像素子を駆動し、該撮像素子からの出力画像データをフレームメモリにプログレッシブに書込み、該フレームメモリから同じくNTSC方式のフレーム周波数Ffrでインタレースに読出した場合の画像であり、コムノイズは発生していない。一方、図14(b)は、NTSC方式のフレーム周波数から外れたフレーム周波数Ffs(ここでは、Ffs<Ffr)で撮像素子を駆動し、該撮像素子からの出力画像データをフレームメモリにプログレッシブに書込み、該フレームメモリからNTSC方式のフレーム周波数Ffrでインタレースに読出した場合の画像であり、該画像の一部でコムノイズが発生していることが分かる。
以下に、このようなコムノイズ発生の対策を説明する。例えば、図7から分かるように、露光時間tiが十分長い場合には、たとえ、撮像素子からの画像データ読出しフレーム周波数がNTSC方式のフレーム周波数Ffr(29.97Hz)であっても、信号機が完全に消灯して撮影されることはない。露光時間tiが短くなるにつれ、信号機の明状態が暗くなっていき、ついには全く見えなくなるタイミングが発生する。そのため、露光時間が一定以下の場合、つまり、被写体が一定以上明るい場合のみ、撮像素子のフレーム周波数をNTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsとすることで、コムノイズ発生を最小限におさえることができる。すなわち、非常に明るい被写体を撮影する場合以外は、コムノイズ発生を回避することができる。
撮像素子は、一般に電子シャッタ機能を備えている。電子シャッタ時間は、受光量に応じて変化し、被写体の明るさが暗い場合は長く、明るくにつれて短くなる。この電子シャッタ時間が、すなわち、露光時間tiを表わしている。
図1の構成において、撮像素子102に、先のセンサレジスタ(以下、第1のレジスタ)とは別に、第2のレジスタを設けて、この第2のレジスタに電子シャツタ時間(以下、露光時間)を設定するようにする。CPU108は、撮像素子102内の第2のレジスタの露光時間を読み込み、予め定めた閾値と比較する。ここで、露光時間≧閾値の場合、CPU108は、撮像素子102からの出力画像データのフレーム周波数がNTSC方式のフレーム周波数Ffrになるように撮像素子102内の第1のレジスタに所定のパラメータ値(以下、第1のパラメータ値)を設定し、露光時間<閾値の場合にのみ、撮像素子102からの出力画像データのフレーム周波数がNTSC方式のフレーム周波数Ffrから所定のオフセット周波数だけオフセットさせたフレーム周波数(オフセットフレーム周波数)Ffsになるように撮像素子102内の第1のレジスタに所定のパラメータ値(以下、第2のパラメータ)を設定する。
撮像素子102は、先に述べたように該撮像素子102内の第1のレジスタ(センサレジスタ)に設定されるパラメータ値に応じて垂直方向のブランキング期間を変更するようになっている。撮像素子102は、CPU108から第1のレジスタに第1のパラメータ値が設定されると、NTSC方式のフレーム周波数Ffrで画像データが出力されるように垂直方向のブランキング期間を定める。一方、CPU108から第1のレジスタに第2のパラメータ値が設定されると、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから所定のオフセット周波数だけオフセットさせたフレーム周波数Ffsで画像データが出力されるように垂直方向のブランキング期間を変更する。
図15に、CPU108の処理フローチャートを示す。CPU108は、撮像素子102内の第2のレジスタの露光時間を読み込み(ステップ1)、あらかじめ定めた閾値と比較する(ステップ2)。閾値は、例えば1/180秒などであるが、信号機や撮像素子の種類などによって外部から調整可能とする。ここで、露光時間≧閾値ならば、撮像素子101からの出力画像データがNTSC方式のフレーム周波数になるように撮像素子102内のセンサレジスタ(第1のレジスタ)に所定のパラメータ値(第1のパラメータ値)を設定する(ステップ3)。また、露光時間<閾値ならば、すなわち、被写体が一定以上明るい場合、撮像素子101からの出力画像データがNTSC方式のフレーム周波数Ffrから所定の値外れたフレーム周波数Ffsになるようにセンサレジスタに所定のパラメータ値(第2のパラメータ値)を設定する(ステップ4)。
ここでは、CPU108は撮像素子102から露光時間を読み込んで、所定閾値と比較するとしたが、CPU108は撮像素子102からの出力画像データを取り込み、画面全体の輝度の和などにより明度(被写体の明るさ)を算出し、該明度を所定閾値と比較して、撮像素子102内のセンサレジスタに値を設定することでもよい。さらには、別途照度センサを設け、CPU108は、該照度センサの出力を取り込み、所定閾値と比較して、同様に撮像素子102内のセンサレジスタに値を設定することでもよい。これにより、被写体が一定以上明るい場合のみ、撮像素子102のフレーム周波数をNTSC方式のフレーム周波数からずらして、コムノイズ発生を回避することができる。
101 光学系
102 撮像素子
103 処理部
104 NTSCエンコーダ
105 フレームメモリ
106 制御部
107 発振器
108 CPU
201 フレームメモリ読出し開始トリガ作成部
202 出力用垂直水平同期信号作成部
203 アドレス作成部
204 座標計算手段
特開2009−181339号公報

Claims (10)

  1. 被写体の光学像を結像する光学系と、
    前記光学系により結像される光学像を撮像し、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで画像データを出力する撮像素子と、
    画像データを格納するフレームメモリと、
    前記撮像素子から出力される画像データを前記フレームメモリに書込み、該フレームメモリからNTSC方式のフレーム周波数Ffrで読み出す制御部とを有する画像撮像装置であって、
    NTSC方式対応のクロック信号発生用の単一の発振器を備え、
    前記制御部は、前記発振器からのNTSC方式対応のクロック周波数のクロックを基に、NTSC方式のフレーム周波数Ffrでのフレームメモリからの読出しを制御し、
    前記撮像素子は、前記発振器からNTSC方式対応のクロック周波数のクロックを入力して動作し、垂直方向のブランキング期間を変更することで、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで画像データを出力することを特徴とする画像撮像装置。
  2. 前記撮像素子は、一定のフレーム周期のフレーム周波数Ffsで画像データを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像撮像装置。
  3. 前記撮像素子は、隣り合うフレーム周期は不定で、かつ、それらを平均するとNTSC方式のフレーム周期となる、可変のフレーム周波数Ffsで画像データを出力することを特徴とする請求項1記載の画像撮像装置。
  4. 前記撮像素子はレジスタを有し、該レジスタに設定されるパラメータ値に従って垂直方向のブランキング期間を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像撮像装置。
  5. CPUを有し、該CPUが前記撮像素子内のレジスタのパラメータ値を設定することを特徴とする請求項4記載の画像撮像装置。
  6. 前記撮像素子は、露光時間が所定値以上の場合は、NTSC方式のフレーム周波数Ffrで画像データを出力し、露光時間が所定値以下の場合のみ、NTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで画像データを出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像撮像装置。
  7. 前記撮像素子はレジスタを有し、該レジスタに設定されるパラメータ値に従って、NTSC方式のフレーム周波数Ffrで画像データを出力するか、あるいはNTSC方式のフレーム周波数Ffrから外れたフレーム周波数Ffsで画像データを出力するように、垂直方向のブランキング期間を変更することを特徴とする請求項6記載の画像撮像装置。
  8. CPUを有し、該CPUは、撮像素子から露光時間を取り込み、該露光時間に応じて前記撮像素子のレジスタのパラメータ値を変更することを特徴とする請求項7記載の画像撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記撮像素子から出力される画像データを前記フレームメモリにプログレッシブに書込み、該フレームメモリからインタレースに読み出すことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記フレームメモリから画像データを読出す際に、所定の画像変換処理を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像撮像装置。
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