JP2011124799A - データ転送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パケットの転送処理に関連するFIBを得るための時間のバラツキが大きく、かつデータ通信の多様化に整合させることができない。
【解決手段】FIB部32は回線情報およびフレーム情報で定まるQoSに対応して記憶容量とアクセス速度の異なるメモリにFIBを記憶している。内部QoS情報生成部30は回線情報とフレーム情報を元に内部QoS情報を生成する。SEL部31は内部QoS情報によりメモリのインタフェースを選択する。フロー検索部33はフレーム情報から検索KEYを作成し、該検索KEYを元に得た一意の値により当該FIB部からFIBを取得して、受信したフレームと共にフォワーディング処理部34へ出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレームまたはパケットを回線経由で送受信するデータ転送装置に関する。
この種のデータ転送にはフォワーディング(forwarding)処理が伴うが、フォワーディング処理においては、データ転送装置内のデータベースからFIB(Forwarding Information Base)を検索することになる。そして、データベースで取り扱うエントリ数が増え、また通信速度が高速化すると、データベースのアクセス速度が問題化してくる。なお、FIBとは、フレーム上の情報や経路情報から作成された転送先情報のことをいい、例えば、MACアドレスやタグ情報から作成されたものや、経路制御プロトコルなどを基に作成されたものである。
この問題を解決する従来技術の一つは、パケットの転送処理に関連する参照情報を記憶する情報エントリを複数個備えた記憶部と、パケットのフォワーディングに関連するフィールドに対応する参照情報をまとめて記憶するキャッシュブロックを複数備えたキャッシュ部を設けることにより、特殊なメモリや専用ハードウェアを使用することなくフォワーディング処理の高速化を図っている。
しかし、上記技術では、フォワーディング処理に当たって先ずキャッシュを確認し、ヒットしなければ全ての参照情報が格納されている記憶部を直接見に行く必要があるため、キャッシュにヒットしないパケットが連続してくると、キャッシュを用いず記憶部に直接アクセスする時より多くの処理時間を要する惧れがあるという第1の問題点がある。
また、昨今のデータ通信の多様化に伴って、処理時間を小さくしたいデータや、従来通りの処理時間でも許容できるデータが混在するにも拘わらず、全てのパケットの参照情報を同じアクセス方法(検索方法、メモリインタフェース)で取得しているため、多様化ニーズに応えることができないという第2の問題点もある。
特開2009−17439号公報
解決しようとする問題点は、パケットの転送処理に関連するFIBを得るための時間のバラツキが大きく、かつデータ通信の多様化に整合させることができない点である。
本発明は、記憶容量とアクセス速度の異なる複数のメモリにFIBを分散記憶し、回線情報,フレームまたはパケット情報に相応しいQoS(Quality of Service)でFIBを得ることを最も主要な特徴とする。なお、QoSとは、ネットワークにおける伝送遅延等のサービス品質である。
本発明のデータ転送装置は、回線情報,フレームまたはパケット情報に相応しいQoSでFIBを得ることによってフレームまたはパケットを転送することが可能となるため、データ通信の多様化に整合させつつデータ転送を高速化できるという利点がある。
本発明装置の実施例1のブロック図である。 ToS値のみを振分け情報とした場合に選択されるインタフェースを例示する図である。(実施例1) 各インタフェースのアクセス時間を示す図である。(実施例1) FIB部の登録内容例を示す図である。(実施例1,2) フレームの受信順番を示す図である。(実施例1,2) IPDAと、フロー検索部33で得られた結果と、FIB.Noとの関係を一覧表示する図である。(実施例1,2) フレーム受信からフォワーディング処理を終了するまでの時系列な関係を示すシーケンス図である。(実施例1) 本発明装置の実施例2のブロック図である。 ToS値のみを振分け情報とした場合に選択されるデータパスを例示する図である。(実施例2) 各データパスのアクセス時間を示す図である。(実施例2) フレーム受信からフォワーディング処理を終了するまでの時系列な関係を示すシーケンス図である。(実施例2) 内部QoS情報選択部の振分け情報を得る他の方法例を示す図である。(実施例1,2)
本発明のデータ転送装置は、回線情報および/またはフレーム(パケット)情報で定まるQoSに対応して記憶容量とアクセス速度の異なる複数のメモリにFIBを記憶しておき、フレーム(パケット)を受信すると、その回線情報および/またはフレーム(パケット)情報により、メモリから該当するFIBを検索し、受信したフレーム(パケット)に検索されたFIBでフォワーディング処理を行って送信する。以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。ここまでのフレーム(パケット)は、フレームまたはパケットの意であったが、以下、「フレーム」と記す。
図1は、本発明装置の実施例1のブロック図である。このデータ転送装置10は、回線20からフレームを受信し、フレーム情報に相応しいQoSでFIBを検索してフォワーディング処理を行い、回線20により転送先へフレームを送信する。
受信フレームには、処理速度の別をHI,MD,LOにより指定するToS(Type of Service)値と、フレームの宛先アドレスであるIPDA(IP Direction Address)(これらを「フレーム情報」という)が含まれている。ToSとは、ルータに対して処理の優先度を指定するためのヘッダ情報の一部である。また、回線20は複数であって、それぞれに物理ポート番号および装置内論理番号(「回線情報」という)が付されている。
データ転送装置10は、内部QoS情報生成部30,SEL部31,FIB部32,フロー検索部33およびフォワーディング処理部34から成る。更に、FIB部32は、装置内遅延を最も小さくしたいFIBを登録しておりスクラッチメモリもしくはキャッシュメモリで構成されるFIB_H321と、装置内遅延をFIB_Hの次に小さくしたいFIBを登録しておりSRAMで構成されるFIB_M322と、装置内遅延をあまり気にしないFIBを登録しておりDRAMで構成されるFIB_L323から成る。
一般に、記憶容量が大きいメモリはアクセスが遅く、記憶容量が小さいメモリはアクセスが速いという傾向にあるので、このように記憶容量とアクセス速度の異なる複数のメモリにFIBを分散して記憶することにより、記憶容量とアクセス速度の程良いトレードオフを実現したのである。
内部QoS情報生成部30は、回線20の回線情報とフレーム情報を元に内部QoS情報を生成してSEL部31へ出力する。詳しくは、内部QoS情報生成部30は、回線情報とフレーム情報で定まる振分け情報を予め登録しており、フレームを受信すると、回線情報,フレーム情報をキーに登録内容をサーチして内部QoS情報を求める。
SEL部31とFIB_H321,FIB_M322,FIB_L323は、別個のメモリインタフェース(以下、「インタフェース」と記す)1,2,3で接続されており、SEL部31は、内部QoS情報生成部30で生成された内部QoS情報により、いずれかのインタフェースを選択する。なお、SEL部31とFIB部32の間のメモリインタフェース数は、2つ、4つ、またはそれ以上であってもよい。
図2は、ToS値のみを振分け情報とした場合に選択されるインタフェースを例示する。図1と図2から、ToS値「HI」,「MD」,「LO」に対応して、高速度,中速度,低速度のFIB部が選択されることが分かる。図3は、各インタフェースのアクセス時間を示している。
一方、フロー検索部33は、データ転送装置10が回線20からフレームを受信した際、上記の処理と並行して、フレーム情報により検索KEYを作成し、作成した検索KEYを元に、HASH関数などの計算によって一意の値を得、その値を用いて、SEL部31が選択したインタフェース経由でFIB部32からFIBを取得して、受信フレームと共にフォワーディング処理部34へ出力する。検索KEYは、例えば、IPDAとすることも可能であり、この場合のFIB_H321,FIB_M322,FIB_L323の登録内容を図4に例示する。図4において、FIB.No欄における[]内の数字は、HASH関数などの計算によって得られる一意の値を示す。
フォワーディング処理部34は、フロー検索部33で得られたFIBを元に受信フレームについてフォワーディング処理を行い、送信フレームとして回線20へ出力する。このように、FIBを取得する速度をToS(Type of Service)値によって可変とすることにより、アクセス時間は速いが記憶容量は小さいメモリと、記憶容量は大きいがアクセス時間が遅いメモリを使い分けることができるため、全体的に高速化し、かつデータ通信の多様化に整合したフォワーディング処理を実行することができる。
次に、以上のように構成された実施例1の動作について図1〜図7を用いて説明する。内部QoS情報生成部30には、図2に示したようなインタフェースの選択をもたらすような振分け情報が予め登録されており、また、FIB_H321,FIB_M322,FIB_L323には、図4に示したような内容が予め登録されているものとする。
いま、回線番号1の回線20から、図5に示す受信順でフレームを受信したとする。受信順番1のフレームは、TOS値がLO、IPDAがAというフレーム、受信順番2のフレームは、TOS値がHI、IPDAがBというフレーム、最後に受信順番3のフレームは、TOS値がMD、IPDAがCというフレームである。
受信順番1のフレームを受信すると、内部QoS情報生成部30は、図2に示したように、フレーム情報であるToS値=LOからインタフェース3を選択するための内部QoS情報を生成し、SEL部31に通知する。また、フロー検索部33は、フレーム情報であるIPDA=Aを検索KEYとして、HASH関数などの計算を行い、例えば「2」という一意の値を得る。そして、得た値「2」を元にFIB部32からFIBを読み出す処理を実施する。
この時、アクセスする先は、内部QoS情報生成部30から通知されたインタフェース3の先にあるFIB_L323となり、FIB_L323に登録されているFIBを読み出す。図4(C)に示すように、FIB_L323には複数のFIBが登録されており、その中から、フロー検索部33において計算で得られた値「2」を元に、FIB[2]対応のFIB(IPDA=AのFIB)を得る。FIBを得る時のアクセス時間は、図3に示したとおりt秒となる。このようにして得られたFIBを用いて、受信フレームについてフォワーディング処理部34は、フォワーディング処理を実施し、送信フレームとして回線20上に送信する。
次に、受信順番2のフレームを受信すると、内部QoS情報生成部30は、図2に示したように、フレーム情報であるToS値=HIからインタフェース1を選択するための内部QoS情報を生成し、SEL部31に通知する。また、フロー検索部33は、フレーム情報であるIPDA=Bを検索KEYとして、HASH関数などの計算を行い、例えば「2」という一意の値を得る。そして、得た値「2」を元にFIB部32からFIBを読み出す処理を実施する。
この時、アクセスする先は、内部QoS生成部30にて通知されたインタフェース1の先にあるFIB_H321となり、FIB_H321に登録されているFIBを読み出す。図4(A)に示すように、FIB_H321には複数のFIBが登録されており、その中から、フロー検索部33において計算で得られた値「2」を元に、FIB[2]対応のFIB(IPDA=BのFIB)を得る。FIBを得る時のアクセス時間は、図3に示したとおり(t−2)秒となる。このようにして得られたFIBを用いて、フォワーディング処理部34は、受信フレームについてフォワーディング処理を実施し、送信フレームとして回線20上に送信する。
最後に受信順番3のフレームを受信すると、内部QoS情報生成部30は、図2に示したように、フレーム情報であるToS値=MDからインタフェース2を選択するための内部QoS情報を生成し、SEL部31に通知する。また、フロー検索部33は、フレーム情報であるIPDA=Cを検索KEYとして、HASHなどの計算を行い、例えば「1」という一意の値を得る。そして、得た値「1」を元にFIB部32からFIBを読み出す処理を実施する。
この時、アクセスする先は、内部QoS生成部30にて通知されたインタフェース2の先にあるFIB_M322となり、FIB_M322に登録されているFIBを読み出す。図4(B)に示すように、FIB_M322には複数のFIBが登録されており、その中から、フロー検索部33において計算で得られた値「1」を元に、FIB[1]対応のFIB(IPDA=CのFIB)を得る。FIBを得る時のアクセス時間は、図3に示したとおり(t−1)秒となる。このようにして得られたFIBを用いて、フォワーディング処理部34は、受信フレームについてフォワーディング処理を実施し、送信フレームとして回線20上に送信する。
図6は、以上の処理における、IPDAと、フロー検索部33での計算結果と、FIB.Noとの関係を一覧表示する。また、図7は、以上の処理における、受信順番1〜3のフレームを受信してからフォワーディング処理を終了するまでの時系列な関係をシーケンス図で示す。
図7において、横方向の矢印は、回線20からのフレーム受信から、内部QoS情報生成部30→フロー検索部33,SEL部31→FIB部32→フロー検索部33→フォワーディング処理部→回線20という、回線20へのフレーム送信に到るまでの流れの順序を示している。内部QoS情報生成部30とフロー検索部33は並行して処理を行う。
tt,(tt−2),(tt−1)は、それぞれ受信順番1,2,3のフレームの上記装置内処理時間を示している。図2に示したようにToS値=HIの受信順番2のフレームは、受信順番1のフレームより2秒、ToS値=MDの受信順番3のフレームは、受信順番1のフレームより1秒だけ速いことが分かる。
このように、FIBを取得する前にフレーム情報を先に確認し、フレーム毎にFIB部32のアクセス先を違えて、アクセス速度の異なるメモリとすることで、フレームで指定された処理速度に相応した装置内遅延でデータを転送することができるようになる。
図8は、本発明装置の実施例2のブロック図である。このデータ転送装置11は、図1に示したデータ転送装置10の基本的な構成を引き継ぐが、フロー検索部33におけるFIBの取得方法をFIB_H321とFIB_M322およびFIB_L323とで違えている。即ち、フロー検索部33は、FIB_H321を検索するための一意の値をTCAM(Ternary Content Addressable Memory)に問い合わせることによって得るフロー検索部_H331と、FIB_M322を検索するための一意の値をHASH計算によって得るフロー検索部_M332と、FIB_L323を検索するための一意の値をHASH計算によって得るフロー検索部_L333とから成る。
フロー検索部33とFIB部32は、図1におけるようにSEL部31を経由することなく直結され、データパス1,2,3の何れかがSEL部31によって選択される。そして、データパス1,2,3の先には、フロー検索部_H331,フロー検索部_M332,フロー検索部_L333が接続されている。
このように、フレーム毎にFIB部32のアクセス先を違えて、アクセス速度の異なるメモリとすると共に、更に、フロー検索部33においてFIB部32を検索するための一意の値を得る方法を、上記アクセス先へのインタフェース対応に異なるようにしたので、フレームで指定された処理速度に一層相応した装置内遅延でデータを転送することができるようになる。
SEL部31は、内部QoS情報生成部30からの内部QoS情報によって、受信フレームをフロー検索部_H331,フロー検索部_M332,フロー検索部_L333の内の何れかへ出力するためのデータパス1,2,3内の何れかを選択する。即ち、このデータ転送装置11では、回線20から受信フレームはSEL部31へ入力し、SEL部31からデータパスを経てフロー検索部33、そしてフォワーディング処理部34を経由して回線20へ送信フレームが出力される。
図9は、ToS値のみを振分け情報とした場合に選択されるデータパスを例示する。図8と図9から、ToS値HI,MD,LOに対応して、高速度,中速度,低速度のフロー検索と、高速度,中速度,低速度のFIB部が選択されることが分かる。図10は、各データパスのアクセス時間を示している。
次に、以上のように構成された実施例2の動作について図8〜図11を用いて説明する。内部QoS情報生成部30には、図9に示したようなデータパスの選択をもたらすような振分け情報が予め登録されており、また、FIB_H321,FIB_M322,FIB_L323には、図4に示したような内容が予め登録されているものとする。
いま、回線番号1の回線20から、図5に示す受信順でフレームを受信したとする。受信順番1のフレームは、TOS値がLO、IPDAがAというフレーム、受信順番2のフレームは、TOS値がHI、IPDAがBというフレーム、最後に受信順番3のフレームは、TOS値がMD、IPDAがCというフレームである。
受信順番1のフレームを受信すると、内部QoS情報生成部30は、図9に示したように、フレーム情報であるToS値=LOからデータパス3を選択するための内部QoS情報を生成し、SEL部31に通知する。SEL部31は、回線20からの受信フレームをデータパス3経由でフロー検索部_L333へ出力する。
また、フロー検索部_L333は、フレーム情報であるIPDA=Aを検索KEYとして、HASH計算を行い、例えば「2」という一意の値を得る。そして、得た値「2」を元にFIB部_L323からFIBを読み出す。図4(C)に示したように、FIB_L323には複数のFIBが登録されており、その中から、フロー検索部33_L333において計算で得られた値「2」を元に、FIB[2]対応のFIB(IPDA=AのFIB)を得る。FIBを得る時のアクセス時間は、図10に示したとおりt秒となる。このようにして得られたFIBを用いて、フォワーディング処理部34は、受信フレームについてフォワーディング処理を実施し、送信フレームとして回線20上に送信する。
次に、受信順番2のフレームを受信すると、内部QoS情報生成部30は、図9に示したように、フレーム情報であるToS値=HIからデータパス1を選択するための内部QoS情報を生成し、SEL部31に通知する。SEL部31は、回線20からの受信フレームをデータパス1経由でフロー検索部_H331へ出力する。
また、フロー検索部_H331は、フレーム情報であるIPDA=Bを検索KEYとして、TCAMに問い合わせ、例えば「2」という一意の値を得る。そして、得た値「2」を元にFIB部_H321からFIBを読み出す。図4(A)に示したように、FIB_H321には複数のFIBが登録されており、その中から、フロー検索部33_H331においてTCAMから得られた値「2」を元に、FIB[2]対応のFIB(IPDA=BのFIB)を得る。FIBを得る時のアクセス時間は、図10に示したとおり(t−2)秒となる。このようにして得られたFIBを用いて、フォワーディング処理部34は、受信フレームについてフォワーディング処理を実施し、送信フレームとして回線20上に送信する。
最後に受信順番3のフレームを受信すると、内部QoS情報生成部30は、図9に示したように、フレーム情報であるToS値=MDからデータパス2を選択するための内部QoS情報を生成し、SEL部31に通知する。SEL部31は、回線20からの受信フレームをデータパス1経由でフロー検索部_M332へ出力する。
また、フロー検索部_M332は、フレーム情報であるIPDA=Cを検索KEYとして、HASH計算を行い、例えば「1」という一意の値を得る。そして、得た値「1」を元にFIB部_M322からFIBを読み出す。図4(B)に示したように、FIB_M322には複数のFIBが登録されており、その中から、フロー検索部33_M332においてHASH計算DE得られた値「1」を元に、FIB[1]対応のFIB(IPDA=CのFIB)を得る。FIBを得る時のアクセス時間は、図10に示したとおり(t−1)秒となる。このようにして得られたFIBを用いて、フォワーディング処理部34は、受信フレームについてフォワーディング処理を実施し、送信フレームとして回線20上に送信する。
図6は、以上の処理における、IPDAと、フロー検索部33での計算結果と、FIB.Noとの関係を一覧表示する。また、図11は、以上の処理における、受信順番1〜3のフレームを受信してからフォワーディング処理を終了するまでの時系列な関係をシーケンス図で示す。
図11において、横方向の矢印は、回線20からのフレーム受信から、内部QoS情報生成部30→SEL部31→フロー検索部33→FIB部32→フロー検索部33→フォワーディング処理部→回線20という、回線20へのフレーム送信に到るまでの流れの順序を示している。図7においては、内部QoS情報生成部30とフロー検索部33は並行して処理を行うことを示していたが、ここでは、SEL部31を介して直列に処理を行うことが示されている。
なお、実施例1および実施例2においては、内部QoS情報生成部30は、内部QoS情報を生成するのにToS値のみを用いているが、CoS(Class of Services),IPアドレスなどのフレーム情報を組み合わせるようにしてもよい。CoSとは、ルータで優先制御を行うためのメカニズムであって、優先度は送信元のアプリケーションが指定する。
例えば、図12は、回線番号,CoSの優先度,IPアドレスおよびToS値を使用した場合のインタフェース選択論理をフローチャート化して示す。ここでは、回線番号1かつCoS=HIの場合は内部QoS情報1、回線番号1かつCoS=LoかつIPアドレス=AかつToS=HIの場合は内部QoS情報2、1以外の回線番号、および回線番号1であってもCoS=HIでないかIPアドレス=AでないかToS=HIでない場合は内部QoS情報3としている。
10,11 フレーム転送装置
20 回線
30 内部QoS情報生成部
31 SEL部
32 FIB部
33 フロー検索部
34 フォワーディング処理部
321 FIB_H
322 FIB_M
323 FIB_L
331 フロー検索部_H
332 フロー検索部_M
333 フロー検索部_L

Claims (9)

  1. 回線情報および/またはフレーム(パケット)情報で定まるQoSに対応して記憶容量とアクセス速度の異なる複数のメモリにFIBを記憶しておき、
    フレーム(パケット)を受信すると、その回線情報および/またはフレーム(パケット)情報により、前記メモリから該当するFIBを検索し、前記受信したフレーム(パケット)に前記検索されたFIBでフォワーディング処理を行って送信することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 回線情報および/またはフレーム(パケット)情報で定まるQoSに対応して記憶容量とアクセス速度の異なるメモリにFIBを記憶しているFIB部と、
    フレーム(パケット)を受信すると、その回線情報および/またはフレーム(パケット)情報を元に内部QoS情報を生成する内部QoS情報生成部と、
    前記生成された内部QoS情報により前記メモリのインタフェースを選択するSEL部と、
    前記受信したフレーム(パケット)のフレーム(パケット)情報から検索KEYを作成し、該検索KEYを元に得た一意の値により、前記選択されたインタフェース経由で当該FIB部からFIBを取得して、前記受信したフレーム(パケット)と共に出力するフロー検索部と、
    前記フロー検索部からのフレーム(パケット)に前記検索されたFIBでフォワーディング処理を行うフォワーディング処理部を有することを特徴とするデータ転送装置。
  3. 回線情報および/またはフレーム(パケット)情報で定まるQoSに対応して記憶容量とアクセス速度の異なるメモリにFIBを記憶しているFIB部と、
    フレーム(パケット)を受信すると、その回線情報および/またはフレーム(パケット)情報を元に内部QoS情報を生成する内部QoS情報生成部と、
    前記受信したフレーム(パケット)を入力すると共に、前記生成された内部QoS情報により前記受信したフレーム(パケット)のためのデータパスを選択するSEL部と、
    前記選択されたデータパスを介して入力したフレーム(パケット)のフレーム(パケット)情報から検索KEYを作成し、該検索KEYを元に得た一意の値により前記FIB部からFIBを取得して、前記入力したフレームまたはパケットと共に出力する前記データパスおよび前記メモリのインタフェースと1対1対応のフロー検索部と、
    前記フロー検索部からのフレーム(パケット)に前記検索されたFIBでフォワーディング処理を行うフォワーディング処理部を有することを特徴とするデータ転送装置。
  4. 前記フロー検索部は、前記検索KEYにHASH関数計算を行なって前記一意の値を得ることをあることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のデータ転送装置。
  5. 前記フロー検索部の内の一部は、前記検索KEYによりTCAM(Ternary Content Addressable Memory)に問い合わせることによって前記一意の値を得ることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のデータ転送装置。
  6. 前記SEL部は、前記フレーム(パケット)情報の内のToS値を元に前記インタフェースまたは前記データパスを選択することを特徴とする請求項2〜請求項5に記載のデータ転送装置。
  7. 前記SEL部は、前記回線情報の内の回線番号と、前記フレーム(パケット)情報の内のCoS値,ToS値およびIPDAとを元に前記インタフェースまたは前記データパスを選択することを特徴とする請求項2〜請求項5に記載のデータ転送装置。
  8. 前記検索KEYは、前記フレーム(パケット)情報の内のIPDAであることを特徴とする請求項2〜請求項7に記載のデータ転送装置。
  9. 前記複数のメモリは、スクラッチメモリもしくはキャッシュメモリと,SRAMと,DRAMとで構成されることを特徴とする請求項1〜8に記載のデータ転送装置。
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