JP2011124651A - スイッチ装置、コンテンツ供給路切替方法、コンテンツ供給路切替システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

スイッチ装置、コンテンツ供給路切替方法、コンテンツ供給路切替システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】汎用のコマンドを用いて、当該コマンドに非対応の機器からコンテンツの供給を受けるようにストリームラインを切り替えることができるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るスイッチ装置100における制御部110は、CEC非対応機器であるレコーダ装置300の論理アドレスを送信先として含む共に、引数としてレコーダ装置300の物理アドレスを含む<Set Stream Path>をテレビ200から受け付けるコマンド送受信部111と、<Set Stream Path>に送信先として含まれていた論理アドレスを送信元として含む<Active Source>をブロードキャストするコマンド発行部112と、レコーダ装置300からコンテンツの供給を受けるようにストリームラインを切り替える切替制御部114と、を備えている。
【選択図】図1

Description

HDMIケーブルを介して接続されているコンテンツ出力装置からの指示に基づいて、コンテンツ出力装置にコンテンツを供給するための供給路を切り替えることができるスイッチ装置に関する。
近年、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子を標準搭載するテレビおよびAV機器が広く普及し、テレビとAV機器とをHDMIケーブルにより接続することが一般的となってきている。
HDMIを用いると、一本のケーブルにより映像および音声を伝送することができる。また、HDMI規格において定められているCEC(Consumer Electronics Control)コマンドを用いることで、HDMIケーブルにより接続されている機器間における連携動作が可能となる。CECコマンドによる機器間の連携動作を行うために、HDMIケーブルにより接続されている各機器には、その機器の種別を示すことによりその機器を指定する論理アドレスと、HDMIケーブルにより接続された機器により構成されるHDMIネットワーク上における所在を示すことにより機器を指定する物理アドレスとが割り振られている。
しかし、HDMIケーブルにより接続された機器間の連携を行うための制御プロトコルとしてCECコマンドが定められたのは2004年5月(HDMIスペック1.1)であり、またCECコマンドに対応した機器が普及したのが、2005年12月(HDMIテストスペック1.2a)であるため、2004年5月以前に製造されたHDMI搭載機器ではCECコマンドによる連携動作を行うことはできず、2005年12月以前に製造されたHDMI搭載機器ではCECコマンドによる連携動作を行うことができないものが多い。また、現在でもCECコマンドによる機器制御機能の搭載は任意であるため、CECコマンドによる連携動作を行うことができない機器が依然として存在する。
このように、CECコマンドに対応していない機器をHDMIケーブルで接続した場合には、機器間の連携動作を行うことができない。これは、CECコマンドを処理することができない機器(CEC非対応機器)の場合、テレビなどのコンテンツ出力装置に対して自身のアドレスを通知することができないため、コンテンツ出力装置において機器の接続が認識されないためである。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、リピータ機器(例えば、AVアンプ)を介してCEC非対応機器が接続されている場合、リピータ機器がCEC非対応機器が接続されていることをコンテンツ出力装置(例えば、テレビ)に通知することにより、コンテンツ出力装置がCEC非対応機器の存在を認識できるようにしている技術が開示されている。
特開2009−141537号公報(2009年6月25日公開)
このように、特許文献1に開示されている技術では、リピータ機器はCEC非対応機器が自装置に接続されているか否かを判定し、接続されている場合にはいずれの端子に接続されているか(すなわち、物理アドレス)をコンテンツ出力装置に通知している。すなわち、特許文献1に開示されている技術では、コンテンツ出力装置がCEC非対応機器がどのような種別の機器であるのかを指定するアドレス(論理アドレス)を取得することについては開示されていない。
したがって、コンテンツ出力装置がリピータ機器に対してコンテンツの供給を受けるための供給路を切り替えるように指示するためのCECコマンドとして、汎用のCECコマンド(例えば、<Set Stream Path>)を用いることができない。すなわち、コンテンツ出力装置はリピータ機器に対してメーカーが独自で設定した特殊なCECコマンドを出力しなければならず、リピータ機器ではその特殊なCECコマンドを処理しなければならない。
そのため、CECコマンドを用いてCEC非対応機器からコンテンツの供給を受けるように供給路を切り替えるためには、コンテンツ出力装置とリピータ機器とを同一メーカーの製品にする必要がある。そのため、ユーザーとしては使い勝手が悪いという問題を有している。
なお、上記の問題は、HDMI−CECにより接続されているシステムの場合に限らず、ストリームの伝送ラインとコマンドの伝送ラインとが一体となった規格の伝送路により接続されており、コマンドの伝送ラインの搭載が任意となっている伝送路により接続されているシステムについて一般に生じえる問題であることは明らかである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コマンド体系における汎用のコマンドを用いて、当該コマンド体系に非対応の機器からコンテンツの供給を受けるように供給路を切り替えることができるスイッチ装置を提供することにある。
本発明に係るスイッチ装置は、上記課題を解決するために、
複数の供給路のいずれかを介して供給されたコンテンツをコンテンツ出力装置に送信するスイッチ装置であって、
上記コンテンツ出力装置に接続する供給路の切り替えを指示する切替コマンドであって、切り替えるべき供給路を指定する第1のアドレスを含むと共に、当該第1のアドレスにより指定される供給路に接続されたコンテンツ供給装置に割り当てられている第2のアドレスを送信先としてさらに含む切替コマンドを受け付ける受付手段と、
上記切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から上記切替コマンドに対する応答コマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、上記第2のアドレスを発行元とする応答コマンドを発行する発行手段と、
上記切替コマンドに含まれる第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信するように、上記コンテンツ出力装置に接続する供給路を切り替える切替手段と、
を備えていることを特徴としている。
本発明に係るスイッチ装置は、切替コマンドをコンテンツ出力装置から受け付けた後に切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から切替コマンドに対する応答コマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、切替コマンドに送信先として含まれていた第2のアドレスを送信元として含む応答コマンドを発行する発行手段を備えている。
上記の構成によれば、本発明に係るスイッチ装置では、ある規格のコマンドに対して応答することができないコンテンツ供給装置に対して切替コマンドが送信された場合であっても、スイッチ装置がそのコンテンツ供給装置の代わりに切替コマンドに対する応答コマンドを発行する。これにより、コンテンツ出力装置は、実際にはある規格のコマンドに対して応答することができないコンテンツ供給装置から、当該規格の汎用的なコマンドである切替コマンドに対する応答があったことを認識する。これによって、コンテンツ出力装置では、ある規格のコマンドに対して応答できない機器を操作対象となる機器として設定することができる。
このように、本発明に係るスイッチ装置では、コンテンツ出力装置から送信される汎用的な切替コマンドであっても、スイッチ装置が切替コマンドに応答できないコンテンツ供給装置の代わりに応答するため、コンテンツ出力装置は特殊なコマンドを作成する必要がない。
これによって、スイッチ装置とコンテンツ出力装置とを同一メーカーの製品で揃えるなどの煩雑な処理が必要なくなるため、ユーザーの使い勝手を向上することができる効果を奏する。
また、本発明に係るスイッチ装置では、さらに、上記コンテンツ出力装置および上記コンテンツ供給装置は、HDMIケーブルを介して接続されており、上記切替コマンドおよび上記応答コマンドは、CECコマンドであることが好ましい。
また、本発明に係るスイッチ装置では、さらに、上記発行手段は、上記切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置がコンテンツを供給可能な状態である場合に上記応答コマンドを発行することが好ましい。
上記の構成によれば、発行手段は、コンテンツ供給装置がコンテンツを供給することができる状態である場合に応答コマンドを発行する。すなわち、本発明に係るスイッチ装置では、供給路を切り替えたとしてもコンテンツ出力装置に対してコンテンツが出力されない場合には、応答コマンドを発行しない。
これによって、本発明に係るスイッチ装置では、供給路を切り替えたとしてもコンテンツが出力されない場合には、供給路の切り替えを実行しないようにすることができる効果を奏する。
例えば、本発明に係るスイッチ装置では、供給路を切り替えたとしてもコンテンツが出力されない場合には、コンテンツ出力装置において操作対象とする機器にそのコンテンツ供給装置を設定しないようにすることもできる。
また、本発明に係るスイッチ装置では、さらに、上記発行手段は、上記コンテンツ出力装置から送信される、自装置の接続する供給路を指定する第1のアドレスを報告するように指示する報告要求コマンドに対して報告されていない第1のアドレスが存在する場合に、特定の第2のアドレスを送信元として、報告されていない第1のアドレスを報告する報告コマンドを発行することが好ましい。
上記の構成によれば、報告要求コマンドに対して報告されていない第1のアドレスについては、特定の第2のアドレスを送信元として含む報告コマンドを発行する。
このように、本発明に係るスイッチ装置では、コマンドに対して応答できない機器が接続されていた場合であっても、コンテンツ出力装置に対して第1のアドレスおよび第2のアドレスを通知することができる。
これによって、コンテンツ出力装置では、コマンドに対して応答できない機器も含めて自装置に接続されている全ての機器が有しているであろう第1のアドレスと第2のアドレスと関連付けてを認識することができる効果を奏する。
第1のアドレスと第2のアドレスと関連付けてを認識していることにより、コンテンツ出力装置は、コマンドに対して応答できない機器に対してもコマンドを送信することができるようになる。
本発明に係るコンテンツ供給路切替システムでは、上記課題を解決するために、
送信されたコンテンツを出力するコンテンツ出力装置、および、複数の供給路のいずれかを介して供給されたコンテンツをコンテンツ出力装置に送信するスイッチ装置を備えたコンテンツ供給路切替システムであって、
上記コンテンツ出力装置は、
自装置の接続する供給路を指定する第1のアドレスを報告するように指示する報告要求コマンドを自装置に直接または間接的に接続されている全ての機器に対して発行する第1の発行手段と、
上記報告要求コマンドに対して報告された第1のアドレスと、当該第1のアドレスを報告する報告コマンドの発行元を特定する第2のアドレスとを関連付けてテーブルに登録する登録手段と、を備えており、
上記第1の発行手段は、自装置に接続する供給路の切り替えを指示する切替コマンドであって、切り替えるべき供給路を指定する第1のアドレスを含むと共に、上記登録手段により当該第1のアドレスに関連付けた第2のアドレスを送信先としてさらに含む切替コマンドをさらに発行するものであり、
上記スイッチ装置は、
上記第1の発行手段から発行される切替コマンドを受け付ける受付手段と、
上記切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から上記切替コマンドに対する応答コマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、上記第2のアドレスを発行元とする応答コマンドを発行する第2の発行手段と、
上記切替コマンドに含まれる第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信するように、上記コンテンツ出力装置に接続する供給路を切り替える切替手段と、
を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るスイッチ装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係るコンテンツ供給路切替システムでは、さらに、上記登録手段は、上記報告要求コマンドに対して報告された第1のアドレスと同一階層に属する第1のアドレスのうち、当該報告要求コマンドに対して報告されていない第1のアドレスを、特定の第2のアドレスに関連付けて上記テーブルに登録することが好ましい。
上記の構成によれば、報告要求コマンドに対して報告された第1のアドレスと同一階層に属する第1のアドレスのうちで、報告されなかった第1のアドレスについては、特定の第2のアドレスに関連付けてマップテーブルに登録される。
これによって、本発明に係るコンテンツ供給路切替システムにおけるコンテンツ出力装置では、報告要求コマンドに対して報告された第1のアドレスを参照して、報告要求コマンドに対して報告されなかった第1のアドレスを有する機器を認識することができる効果を奏する。
また、本発明に係るコンテンツ供給路切替システムでは、さらに、上記第1の発行手段は、上記応答コマンドが発行されないとき、上記テーブルに登録されている第1のアドレスのうち、先に発行した切替コマンドに含ませた第1のアドレスと異なる第1のアドレスを含む切替コマンドを発行することが好ましい。
上記の構成によれば、第1の発行手段は、応答コマンドが発行されないときには、切替コマンドに含まれる第1のアドレスを変えて再度切替コマンドを発行する。
これによって、本発明に係るコンテンツ供給路切替システムにおけるコンテンツ出力装置は、応答コマンドが発行されるまで、すなわち、スイッチ装置がコンテンツ供給装置から応答コマンドを受け付けるまで、異なる第1のアドレスの含まれる切替コマンドを発行することができる効果を奏する。
また、本発明に係るコンテンツ供給路切替システムでは、さらに、上記コンテンツ出力装置は、上記応答コマンドが発行されないとき、上記第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信できないことを通知することが好ましい。
上記の構成によれば、応答コマンドを受信しない場合、第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツをコンテンツ出力装置に送信できないことをユーザーに通知する。
これによって、ユーザーは供給路の切り替えが失敗していることを容易に認識することができる効果を奏する。
本発明に係るコンテンツ供給路切替方法は、上記課題を解決するために、
複数の供給路のいずれかを介して供給されたコンテンツをコンテンツ出力装置に送信するスイッチ装置におけるコンテンツ供給路切替方法であって、
上記コンテンツ出力装置に接続する供給路の切り替えを指示する切替コマンドであって、切り替えるべき供給路を指定する第1のアドレスを含むと共に、当該第1のアドレスにより指定される供給路に接続されたコンテンツ供給装置に割り当てられている第2のアドレスを送信先としてさらに含む切替コマンドを受け付ける受付ステップと、
上記切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から上記切替コマンドに対する応答コマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、上記第2のアドレスを発行元とする応答コマンドを発行する発行ステップと、
上記切替コマンドに含まれる第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信するように、上記コンテンツ出力装置に接続する供給路を切り替える切替ステップと、
を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るスイッチ装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係るスイッチ装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラムおよびそれらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に含まれる。
本発明に係るスイッチ装置は、切替コマンドをコンテンツ出力装置から受け付けた後に切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から切替コマンドに対する応答コマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、切替コマンドに送信先として含まれていた第2のアドレスを送信元として含む応答コマンドを発行する発行手段を備えている。
このように、本発明に係るスイッチ装置では、コンテンツ出力装置から送信される汎用的な切替コマンドであっても、スイッチ装置が切替コマンドに応答できないコンテンツ供給装置の代わりに応答するため、コンテンツ出力装置は特殊なコマンドを作成する必要がない。
これによって、スイッチ装置とコンテンツ出力装置とを同一メーカーの製品で揃えるなどの煩雑な処理が必要なくなるため、ユーザーの使い勝手を向上することができる効果を奏する。
実施形態に係るスイッチ装置の制御部の要部構成を示すブロック図である。 実施形態に係るスイッチ装置を備えたストリームライン切替システムの構成を示すブロック図である。 スイッチ装置において実行されるアドレス通知処理を示すフローチャートである。 テレビにおいて実行されるマップ作成処理を示すフローチャートである。 ストリームライン切替処理におけるスイッチ装置の動作を示すフローチャートである。 ストリームライン切替処理におけるテレビの動作を示すフローチャートである。 スイッチ装置において実行されるアドレス通知処理の変形例を示すフローチャートである。 テレビにおいて実行されるマップ作成処理の変形例を示すフローチャートである。
本発明に係るスイッチ装置の一実施形態について、図1〜図8を参照しつつ以下に説明する。
(ストリームライン切替システム500の構成)
まず、本発明に係るスイッチ装置の構成について、図2を参照しつつ以下に説明する。図2は、スイッチ装置100を備えたストリームライン切替システム500の要部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ストリームライン切替システム500は、スイッチ装置100、テレビ200、レコーダ装置300およびレコーダ装置400を備えている。テレビ200とスイッチ装置100とはHDMIケーブルを介して接続されている。また、スイッチ装置100は、レコーダ装置300およびレコーダ装置400ともHDMIケーブルを介して接続されている。
すなわち、本実施形態において、スイッチ装置100は、複数のHDMI入力端子と1つのHDMI入力端子を有するリピータ機器として機能する装置であると換言することもできる。なお、テレビ100は、HDMI入力端子を有するシンク機器として機能する装置であると換言することができる。レコーダ装置300およびレコーダ装置400もまた、HDMI出力端子を有し、AVコンテンツを出力するソース機器として機能する装置であると換言することができる。
ストリームライン切替システム500では、テレビ200からの指示に基づいてスイッチ装置100がレコーダ装置300からコンテンツの供給を受けるストリームラインと、レコーダ装置400からコンテンツの供給を受けるストリームラインとを切り替えることができるシステムである。ストリームラインの切り替え処理の詳細については下記に詳述する。
なお、本実施形態では、スイッチ装置100、テレビ200、レコーダ装置300およびレコーダ装置400を備えたストリームライン切替システム500を例に挙げて説明しているが、もちろんこれに限定されるものではない。スイッチ装置100に接続される機器としては、レコーダ装置に限定されるものではなく、HDMIケーブルによりスイッチ装置100に接続され、かつ、テレビ200に対してコンテンツを供給することができる機器であればよい。また、接続される機器の数が2つ以上であってもよい。
ここで、ストリームライン切替システム500を構成する各機器の詳細について説明するに先立って、HDMIの概要について簡単に説明する。
(HDMIの概要)
図2に示すように、レコーダ装置300およびレコーダ装置400とスイッチ装置100とは、HDMIケーブルを介して接続されている。HDMIケーブルは、複数のラインから構成され、主として、コンテンツ(映像・音声信号)を送信するストリームラインと、CECコマンドを送信するCECラインとを備えている。
CECコマンドは、HDMIにおいて規格化されているCECプロトコルに基づくコマンド(制御信号)である。CECでは、HDMI接続された各機器の論理アドレス(機器の種別)および物理アドレス(機器の位置)が取得されるため、この論理アドレスおよび物理アドレスを指定する情報をCECコマンド内に格納することにより、所望の機器にCECコマンドを送信することができる。
論理アドレスは、HDMI−CECにおいて0〜15まで扱えるようになっており、HDMIネットワーク内においては唯一名である(ただし、論理アドレス15を除く)。論理アドレスは、上述したように、接続される機器の種類に応じて異なる。
物理アドレスは、HDMIネットワーク内においては唯一名であるが、外部機器が接続されたり、また切り離されたりした場合には自動的に調整される。物理アドレスは、5階層のアドレスを持ち、一般的には(n.n.n.n)と表記する。通常、HDMIネットワークにおけるルートデバイスが(0.0.0.0)の物理アドレスを有する。そして、ルートデバイスに直接接続されている1台目の機器の物理アドレスは(1.0.0.0)と表記され、2台目の機器の物理アドレスは(2.0.0.0)と表記される。また、1台目の機器に接続されている1台目の機器の物理アドレスは(1.1.0.0)と表記される。
すなわち、図2に基づいて物理アドレスを割り当てるとすると、テレビ200はルートデバイスであるため、(0.0.0.0)となる。したがって、テレビ200の直下に接続されているスイッチ装置100は、(1.0.0.0)となる。また、テレビ200をルートデバイスとするHDMIネットワーク上の機器であり、スイッチ装置100の直下に接続されているレコーダ装置300およびレコーダ装置400は、(1.n.0.0)となる(nは任意の整数またはF)。
なお、本実施形態では、ルートデバイスの物理アドレス(0.0.0.0)を最も小さい物理アドレスとし、下位の階層の機器ほど物理アドレスが大きいとする。同一階層の機器の場合、その階層における数字が大きいほど物理アドレスも大きいとする。
また、CECコマンドには、上記のコマンドの処理実行対象を論理アドレスにより特定するコマンドに加えて、処理実行対象を特定しないコマンドとして、ブロードキャストコマンドがある。ブロードキャストコマンドは、同一のHDMIネットワークに接続されている全ての機器を送信先として送信されるコマンドである。
続いて、ストリームライン切替システム500を構成する各機器の詳細について以下に説明する。
(スイッチ装置100の構成)
スイッチ装置100は、テレビ200からの指示に基づいて、自装置に接続されている各機器のいずれからコンテンツの供給を受けるのかを切り替える。例えば、スイッチ装置100はレコーダ装置400からコンテンツの供給を受けるように指示を受けた場合、レコーダ装置400からコンテンツの供給を受けるように、ストリームラインを切り替える。
スイッチ装置100は、図2に示すように、制御部110、スイッチ部120、インターフェース130、およびインターフェース140a、140b、140c、140d、140e、140fを備えている。これらの部材について以下に説明する。なお、図2では、インターフェースを便宜上、「IF」と表記している。
なお、図2では、各機器における各部材を制御する制御コマンドのラインを破線により示し、コンテンツの供給されるストリームラインを実線により示し、CECコマンドを通信するCECコマンドラインを一点鎖線により示している。
(制御部110)
制御部110は、スイッチ装置100における処理全般を制御する。例えば、テレビ200からの指示に基づいて、ストリームラインを切り替えるようにスイッチ部120を制御する。
また、制御部110は、CECコマンドを作成して発行する。制御部110において作成され、発行されるCECコマンドについては、下記に説明するため、ここではその説明を省略する。
(スイッチ部120)
スイッチ部120は、制御部110からのストリームラインの切り替え指示にしたがってストリームラインを切り替える。すなわち、スイッチ部120は、インターフェース140a〜140fに接続されているいずれの機器からコンテンツの供給を受けるのかを切り替える。
(インターフェース130)
インターフェース130は、HDMI規格のインターフェースである。より具体的には、インターフェース130は、スイッチ装置100に接続されているレコーダ装置300またはレコーダ装置400から供給されるコンテンツを、HDMIケーブルのストリームラインを介してテレビ200に送信する。
また、インターフェース130は、取得した装置において所定の処理を実行させるCECコマンドを、HDMIケーブルのCECラインを介してテレビ200に送信する。逆に、テレビ200からHDMIケーブルのCECラインを介して送信されるCECコマンドを取得する。インターフェース130は、取得したCECコマンドを制御部110に出力する。
(インターフェース140a〜140f)
インターフェース140a〜140fは、インターフェース130と同様に、HDMI規格のインターフェースである。インターフェース140a〜140fは、インターフェース130と同様に、レコーダ装置300またはレコーダ装置400から供給されるコンテンツを、HDMIケーブルのストリームラインを介して取得する。
また、インターフェース140a〜140fは、HDMIケーブルのCECラインを介してCECコマンドをレコーダ装置300およびレコーダ装置400に送信する。逆に、レコーダ装置300またはレコーダ装置400からHDMIケーブルのCECラインを介して送信されるCECコマンドを取得する。インターフェース130は、取得したCECコマンドを制御部110に出力する。
インターフェース140a〜140fは、例えば、スイッチ装置100におけるHDMI入力端子1〜6に相当するものである。そして、HDMI入力端子1〜6は、番号の若い順に、小さい物理アドレスを取得するように規格により定められている。すなわち、本実施形態では、スイッチ装置100の物理アドレスが(1.0.0.0)である場合、HDMI入力端子1に対応するインターフェース140aは、接続されている機器に対して物理アドレス(1.1.0.0)を割り当てる。以下同様に、HDMI入力端子6に対応するインターフェース140b〜140fは、接続されている機器に対して物理アドレス(1.2.0.0)〜(1.6.0.0)を割り当てることになる。
(テレビ200の構成)
次に、テレビ200の構成について以下に説明する。テレビ200は、図2に示すように、制御部210、通信部220、表示部230およびインターフェース240を備えている。
(制御部210)
制御部210は、テレビ200における処理全般を制御する。例えば、制御部210は、供給されたコンテンツの表す動画像の表示を制御したり、チューナー(図示しない)において受信した放送波から得られる動画像の表示を制御したりする。また、コンテンツの表す音声または放送波から得られる音声の出力につちえも制御する。
さらに、制御部210は、ユーザー操作に基づいて、レコーダ装置300またはレコーダ装置400を制御するCECコマンドを作成する。
(通信部220)
通信部220は、レコーダ装置300またはレコーダ装置400から取得したコンテンツを表示部230に出力する。また、不図示のチューナー部において受信した放送波から得られるコンテンツを表示部230に出力する。
また、通信部220はコンテンツに含まれる音声信号をスピーカ(不図示)に出力することも可能である。
(表示部230)
表示部230は、動画像または静止画像を表示する表示ディスプレイである。
(インターフェース240)
インターフェース240は、HDMI規格のインターフェースである。インターフェース240は、スイッチ装置100から供給されるコンテンツを、HDMIケーブルのストリームラインを介して取得する。
また、インターフェース240は、HDMIケーブルのCECラインを介してCECコマンドをスイッチ装置100に送信する。逆に、スイッチ装置100からHDMIケーブルのCECラインを介して送信されるCECコマンドを取得する。インターフェース240は、取得したCECコマンドを制御部210に出力する。
(記録部250)
記録部250は、テレビ200をルートデバイスとするHDMIネットワーク上に存在する機器の種別を表す論理アドレスおよび機器の接続位置を表す物理アドレスを関連付けて記録するマップテーブルを記録している。
記録部250に記録されているマップテーブルは、HDMIケーブルを介して自装置に直接または間接的に接続されている機器の物理アドレスを問い合わせるCECコマンド(<Give Physical address>)に対して返信されたCECコマンド(<Report Physical address>)における物理アドレスおよび論理アドレスに基づいて作成される。
なお、制御部210においてCECコマンドを作成する場合、制御部210は記録部250に記録されているマップテーブルを参照してCECコマンドを作成する。
(レコーダ装置300の構成)
続いて、レコーダ装置300の構成について以下に説明する。レコーダ装置300は、図2に示すように、制御部310、読出部320、通信部330およびインターフェース340を備えている。
(制御部310)
制御部310は、レコーダ装置300における処理全般を制御する。例えば、制御部310は、読出部320に対して、コンテンツを読み出すように指示する。
(読出部320)
読出部320は、ユーザー操作にしたがって、レコーダ装置300に装填あるいは搭載されているコンテンツ記録媒体(図示しない)からコンテンツを読み出す。なお、読出部320により読み出されるコンテンツ記録媒体の種類は特に限定されるものではない。例えば、ハードディスク、フラッシュメモリまたは光ディスクなどを挙げることができる。
(通信部330)
通信部330は、読出部330において読み出されたコンテンツをインターフェース340を介してスイッチ装置100に送信する。
(インターフェース340)
インターフェース340は、HDMI規格のインターフェースである。インターフェース340は、通信部330から送信されるコンテンツを、HDMIケーブルのストリームラインを介してスイッチ装置100に送信する。
ここで、インターフェース340には、CECコマンドを取得するCECラインがないため、CECコマンドについては取得することができない。すなわち、レコーダ装置300はCEC非対応のレコーダ装置(CEC非対応機器)である。
(レコーダ装置400の構成)
次に、レコーダ装置400の構成について以下に説明する。レコーダ装置400は、図2に示すように、制御部410、読出部420、通信部430およびインターフェース440を備えている。
(制御部410)
制御部410は、レコーダ装置300における制御部310と同様に、レコーダ装置400の処理全般を制御する。例えば、制御部410は、読出部420に対して、コンテンツを読み出すように指示する。また、CECコマンドを作成して発行する。
(読出部420)
読出部420は、ユーザー操作にしたがって、レコーダ装置400におけるコンテンツ記録媒体(図示しない)からコンテンツを読み出す。なお、読出部420により読み出されるコンテンツ記録媒体は、コンテンツを記録することができるものであれば特に限定されるものではない。例えば、ハードディスク、フラッシュメモリまたは光ディスクなどを挙げることができる。
(通信部430)
通信部430は、読出部430において読み出されたコンテンツをインターフェース440を介してスイッチ装置100に送信する。
(インターフェース440)
インターフェース440は、HDMI規格のインターフェースである。インターフェース440は、通信部430から送信されるコンテンツを、HDMIケーブルのストリームラインを介してスイッチ装置100に送信する。
また、インターフェース440は、HDMIケーブルのCECラインを介してCECコマンドをスイッチ装置100に送信する。逆に、スイッチ装置100からHDMIケーブルのCECラインを介して送信されるCECコマンドを取得する。インターフェース440は、取得したCECコマンドを制御部210に出力する。すなわち、レコーダ装置400はCEC対応のレコーダ装置(CEC対応機器)である。
(ストリームライン切替システム500におけるコンテンツの流れ)
図2に示したストリームライン切替システム500におけるコンテンツの流れについて簡単に説明する。例えば、スイッチ装置100におけるスイッチ部120がレコーダ装置300からコンテンツの供給を受けるように設定している場合を例に挙げて説明する。
レコーダ装置300における読出部320は、制御部310からの指示に基づいてコンテンツを読み出して、通信部330に出力する。通信部330は、制御部310からの指示に基づいて、インターフェース340を介してスイッチ装置100に送信する。スイッチ装置100は、レコーダ装置300の接続されているインターフェース140bを介して受信したコンテンツをインターフェース130を介してテレビ200に対して送信する。
インターフェース240を介してコンテンツを受信したテレビ200における通信部220は、受信したコンテンツを制御部210からの指示に基づいて、表示部230に表示する。これによって、レコーダ装置300において読み出されたコンテンツはテレビ200における表示部230に表示されることになる。
なお、ここでは、レコーダ装置300における読出部320から読み出されたコンテンツの流れを例に挙げて説明しているが、レコーダ装置400における読出部420から読み出したコンテンツであっても同様の流れによりテレビ200に送信される。
(スイッチ装置100における制御部110の詳細な構成)
次に、本発明における最大の特徴点であるスイッチ装置100における制御部110のより詳細な構成について、図1を参照しつつ以下に説明する。図1は、スイッチ装置100における制御部110の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、制御部110は、コマンド送受信部111、受信判定部112、コマンド発行部113、切替判定部114および切替制御部115を備えている。これらの各部材について、以下に説明する。
(コマンド送受信部111)
コマンド送受信部111は、インターフェース130およびインターフェース140a〜140fを介して、テレビ200およびレコーダ装置300、400からCECコマンドを取得すると共に、CECコマンドをインターフェース130またはインタフェース140a〜140fを介してテレビ200またはレコーダ装置300、400に送信する。
また、コマンド送受信部111は、インターフェース130を介してテレビ200から取得したCECコマンドをインターフェース140a〜140fを介してレコーダ装置300、400に送信する。
コマンド送受信部111は、CECコマンドをインターフェース140a〜140fを介してレコーダ装置300、400に送信した後、レコーダ装置300またはレコーダ装置400からそのCECコマンドに対する応答を受信したか否かを判定する。
(コマンド発行部112)
コマンド発行部112は、インターフェース130またはインタフェース140a〜140fを介してテレビ200またはレコーダ装置300、400に送信するCECコマンドを作成する。
コマンド発行部112において作成されたCECコマンドは、コマンド送受信部111により、インターフェース130またはインタフェース140a〜140fを介してテレビ200またはレコーダ装置300、400に送信される。
(切替判定部113)
切替判定部113は、レコーダ装置300またはレコーダ装置400からコンテンツの供給を受けることが可能な状態であるか否かを判定する。すなわち、切替判定部113は、切替対象となるコンテンツ供給装置が接続されているインターフェース140a〜140fに、何らかの信号(映像信号)が入力されているか否かを確認する。
(切替制御部114)
切替制御部114は、テレビ200から指定されたコンテンツ供給装置からコンテンツの供給を受けるように、ストリームラインを切り替えるようにスイッチ部120を制御する。
(スイッチ装置100におけるアドレス通知処理)
続いて、ストリームライン切り替え処理について、図面を参照しつつ以下に説明する。ストリームライン切り替え処理には、実際にストリームラインを切り替える処理に先立って実行されるマップ作成処理が必要である。
本実施形態では、まずストリームライン切り替え処理の前処理として実行されるマップ作成処理を実行するためのスイッチ装置100の動作であるアドレス通知処理について、図3を参照しつつ以下に説明する。図3は、スイッチ装置100におけるアドレス通知処理を示すフローチャートである。
なお、本実施形態において< >により示されているコマンドは、HDMI−CECにおいて定められている汎用のCECコマンドを指している。
コマンド送受信部111がテレビ200から<Give Physical Address>(報告要求コマンド)を受信すると(ステップS10)、コマンド発行部112は、自装置の取得している論理アドレスを送信元として、自装置に割り当てられた物理アドレスを通知する<Report Physical Address>(報告コマンド)を作成して、テレビ200に発行する(ステップS11)。
また、同時に、コマンド送受信部111は、テレビ200から受信した<Give Physical Address>をインターフェース140a〜140fに接続されている各機器に対して転送する(ステップS12)。
コマンド送受信部111は、インターフェース140a〜140fに接続されている各機器から<Report Physical Address>を受信すると、受信した<Report Physical Address>をテレビ200に転送する。このとき、コマンド送受信部111は、自装置において割り当てることが可能な全ての物理アドレスが<Report Physical Address>により報告されたか否かを判定する(ステップS13)。
自装置において割り当てることが可能な全ての物理アドレスが<Report Physical Address>により報告されていない場合(ステップS13においてNo)、コマンド発行部112は、<Report Physical Address>により報告されていない物理アドレスを通知する<Report Physical Address>を作成して、テレビ200に発行する(ステップS14)。このとき、コマンド発行部112は、作成する<Report Physical Address>における送信元の論理アドレスを「15:Unregistered」とする。
なお、自装置において割り当てることが可能な全ての物理アドレスが<Report Physical Address>により報告された場合には(ステップS13においてYes)、スイッチ装置100は特段の処理を実行しない。
ここで、本実施形態では、レコーダ装置400は、CEC対応のレコーダ装置であるため、コマンド受信部111はレコーダ装置400から<Report Physical Address>を受信することになる。一方、レコーダ装置300は、CEC非対応のレコーダ装置であるため、コマンド受信部111はレコーダ装置300から<Report Physical Address>を受信しない。また、インターフェース140a、140c、140dおよび140fには機器が接続されていないため、これらのインターフェースに割り当てられる物理アドレスについては、<Report Physical Address>により報告されない。
したがって、コマンド発行部112は、インターフェース140eにより割り当てられる物理アドレス(1.5.0.0)以外の物理アドレスについては、論理アドレスを「15:Unregistered」とした<Report Physical Address>を作成して、テレビ200に発行することになる。
なお、図3における各ステップの処理は、必ずしもこの順である必要はなく、順序を入れ替えることが可能なステップについては順序を入れ替えてもよい。例えば、ステップSS11とステップS12とはどちらのステップを先に実行するようにしてもよい。
(テレビ200におけるマップ作成処理)
次に、上述したスイッチ装置100におけるアドレス通知処理により各機器からの物理アドレスの通知を受けたテレビ200におけるマップ作成処理について、図4を参照しつつ以下に説明する。図4は、テレビ200において実行されるマップ作成処理を示すフローチャートである。
テレビ200の制御部210は、自装置から送信した<Give Physical Address>に対する応答コマンドである<Report Physical Address>をインターフェース240を介して受信すると(ステップS20)、受信した<Report Physical Address>の送信元の論理アドレスがスイッチ装置100を示す論理アドレスであるか否かを判定する(ステップS21)。
受信した<Report Physical Address>の送信元の論理アドレスがスイッチ装置100を示す論理アドレスである場合(ステップS21においてYes)、制御部210は、受信した<Report Physical Address>における物理アドレスが記録部250に記録されているマップテーブルに記録されている物理アドレスから変更されたか否かを判定する(ステップS22)。すなわち、制御部210は、スイッチ装置100の物理アドレスが先に通知された物理アドレスから変更されているか否かを判定する。
スイッチ装置100の物理アドレスが変更されている場合(ステップS22においてYes)、制御部210は、スイッチ装置100を示す論理アドレスに関連付けられて記録されている物理アドレスを変更すると共に、変更された物理アドレス(すなわち、先のスイッチ装置100の物理アドレス)以下の物理アドレスをマップテーブルから消去する(ステップS23)。例えば、先のスイッチ装置の物理アドレスが(2.0.0.0)であった場合、制御部210は(2.n.n.n)の物理アドレスをマップテーブルから消去する(nは任意の整数またはFとする)。
なお、スイッチ装置100の物理アドレスが変更されていない場合には(ステップS22においてNo)、制御部210は特段の処理を実行することなく処理を終了する。
一方、受信した<Report Physical Address>の送信元の論理アドレスがスイッチ装置100を示す論理アドレスでない場合(ステップS21においてNo)、制御部210は、マップテーブルにおいて<Report Physical Address>の送信元の論理アドレスに一致する論理アドレスに、通知された物理アドレスを関連付けて登録する(ステップS24)。
なお、上述したマップテーブル作成処理は、テレビ200から送信した<Give Physical Address>に対する<Report Physical Address>を受信する度に実行される。
これによって、テレビ200における記録部250には、テレビ200をルートデバイスとするHDMIネットワーク上に存在する機器の物理アドレスが全て記録されることになる。すなわち、テレビ200は、自装置をルートデバイスとするHDMIネットワーク上の全ての機器(CEC非対応機器を含む)に対してCECコマンドを発行することができる。これによって、例えば、ストリームラインを切り替える場合、テレビ200は、CEC非対応の機器であっても、当該CEC非対応の機器に対応する物理アドレスおよび論理アドレスが登録されているマップテーブルを有しているため、当該CEC非対応の機器を送信先として指定したCECコマンドを発行することができる。
(ストリームライン切り替え処理:スイッチ装置100の動作)
次に、ストリームラインの切り替え処理におけるスイッチ装置100の動作について、図5を参照しつつ以下に説明する。図5は、ストリームライン切替処理におけるスイッチ装置100の動作を示すフローチャートである。
コマンド送受信部111がテレビ200から送信された<Set Stream Path>(切替コマンド)を受信すると(ステップS30)、受信した<Set Stream Path>を自装置に接続されている機器に転送する。この後、コマンド送受信部111は、自装置に接続されている機器から<Active Source>(応答コマンド)を受信の有無を検出する(ステップS31)。
コマンド送受信部111が、所定の期間内に<Active Source>を受信しない場合(ステップS31においてNo)、切替判定部113は<Set Stream Path>において引数として含まれている物理アドレスを割り当てた機器から入力信号の有無を検出する(ステップS32)。
切替判定部113が<Set Stream Path>において引数として含まれている物理アドレスを割り当てた機器から入力信号が有りであると判定した場合(ステップS32においてYes)、コマンド発行部112は、送信元の論理アドレスを「15:Unregistered」とした<Active Source>を作成し、テレビ200をルートデバイスとするHDMIネットワーク上の各機器に対して発行する(ステップS33)。すなわち、スイッチ装置100は、送信元の論理アドレスを「15:Unregistered」とした<Active Source>をブロードキャストする。
テレビ200では、スイッチ装置100からブロードキャストされた<Active Source>を受信すると、<Active Source>に送信元として含まれている論理アドレスを取得している機器を操作対象機器として設定する。
同時に、切替制御部114は、<Set Stream Path>において引数として含まれている物理アドレスを割り当てているインターフェースからコンテンツの供給を受けるように、スイッチ部120を制御する。これを受けてスイッチ部120は、ストリームラインを切り替える(ステップS34)。
なお、切替判定部113が<Set Stream Path>において引数として含まれている物理アドレスを割り当てた機器から入力信号が無しであると判定した場合(ステップS32においてNo)、スイッチ装置100はストリームラインの切り替えを行うことなくストリームライン切り替え処理を終了する。
一方、コマンド送受信部111が、所定の期間内に<Active Source>を受信した場合には(ステップS31においてYes)、切替制御部114は<Active Source>を発行した機器からコンテンツの供給を受けるように、スイッチ部120を制御する。すなわち、スイッチ部120は<Active Source>を発行した機器からコンテンツの供給を受けるように、ストリームラインを切り替える(ステップS35)。
ここで、本実施形態では、テレビ200からレコーダ装置300へのストリームラインの切り替え指示を受けた場合、すなわちコマンド送受信部111が「15:Unregistered」を送信先とし、レコーダ装置300を指定する物理アドレス(1.2.0.0)を引数として含む<Set Stream Path>を受信した場合、レコーダ装置300はCEC非対応機器であるため、スイッチ装置100は<Active Source>を受信しない。
そのため、スイッチ装置100における切替判定部113はレコーダ装置300からの入力信号の有無を検出することになる。切替判定部113がレコーダ装置300からの入力信号が有りと判定した場合には、コマンド発行部112が「15:Unregistered」を送信元として含む<Active Source>を作成し、コマンド送受信部111が作成した<Active Source>をブロードキャストする。すなわち、スイッチ装置100は、レコーダ装置300の代わりに<Active Source>を作成してブロードキャストする。
(ストリームライン切り替え処理:テレビ200の動作)
続いて、ストリームラインの切り替え処理におけるテレビ200の動作について、図6を参照しつつ以下に説明する。図6は、ストリームライン切替処理におけるテレビ200の動作を示すフローチャートである。
テレビ200における制御部210は、ユーザーからのストリームラインの切り替え操作を受けて(ステップS40)、<Set Stream Path>を発行する(ステップS41)。
テレビ200における制御部210は、<Set Stream Path>を発行した後、<Set Stream Path>における引数として含まれている物理アドレスを有する機器からの<Active Source>の有無を検出する(ステップS42)。所定の期間内に<Active Source>を受信した場合(ステップS42においてYes)、テレビ200は特段の処理を実行することなくストリームの切り替え処理を終了する。
一方、所定の期間内に<Active Source>を受信しなかった場合(ステップS42においてNo)、制御部210は送信した<Set Stream Path>の送信先の論理アドレスが「15:Unregistered」であるか否かを判定する(ステップS43)。送信した<Set Stream Path>の送信先の論理アドレスが「15:Unregistered」でない場合(ステップS43においてNo)、テレビ200は特段の処理を実行することなくストリームの切り替え処理を終了する。
一方、送信した<Set Stream Path>の送信先の論理アドレスが「15:Unregistered」である場合(ステップS43においてYes)、制御部210はストリームラインの切り替えに失敗したことをユーザーに通知する(ステップS44)。例えば、表示部230において切り替えの失敗を示す映像を表示するようにすればよい。
(スイッチ装置100の利点)
以上説明したように、スイッチ装置100における制御部110は、<Set Stream Path>をテレビ200から受信した後に<Set Stream Path>の送信先の機器から応答がない場合、<Set Stream Path>に送信先として含まれていた論理アドレスを送信元として含むと共に、コンテンツを供給していることを通知するコマンドであることを示す情報を含むCECコマンドである<Active Source>を発行する。このように、スイッチ装置100では、テレビ200から送信される、ストリームラインの切り替えを指示する汎用的なCECコマンドである<Set Stream Path>に対して、CECコマンドに応答できない機器の代わりに<Active Source>を発行する。
これによって、スイッチ装置100を用いた場合には、テレビ200が特殊なCECコマンドを作成する必要がない。したがって、スイッチ装置100とテレビ200とを同一メーカーの製品で揃えるなどの煩雑な処理が必要なくなるため、ユーザーの使い勝手を向上することができる。
(変形例)
上述したように、本実施形態に係るスイッチ装置100は、送信元の論理アドレスを「15:Unregistered」とした<Report Physical Address>をテレビ200に送信することにより、<Report Physical Address>を受信していない物理アドレスをテレビ200に通知している。これによって、テレビ200では、実際には<Report Physical Address>を受信しないCEC非対応機器についてもマップテーブルに登録することができる。
しかし、<Report Physical Address>を受信しないCEC非対応機器をマップテーブルに登録する方法については、上記の方法に限定されるものではない。他の方法としては、例えば、テレビ200が受信した<Report Physical Address>における物理アドレスを参照して、<Report Physical Address>を受信していない機器の論理アドレスと物理アドレスを関連付けて登録する方法を挙げることができる。
ここでは、スイッチ装置100におけるアドレス通知処理の変形例について、図7を参照しつつ以下に説明する。図7は、スイッチ装置100において実行されるアドレス通知処理の変形例を示すフローチャートである。
コマンド送受信部111がテレビ200から<Give Physical Address>を受信すると(ステップS50)、コマンド発行部112は、自装置の取得している論理アドレスを送信元として、自装置に割り当てられた物理アドレスを通知する<Report Physical Address>を作成する。コマンド送受信部111は、作成された<Report Physical Address>をテレビ200に発行する(ステップS51)。
また、コマンド送受信部111は、テレビ200から受信した<Give Physical Address>をインターフェース140a〜140fに接続されている各機器に対して転送する(ステップS52)。
コマンド送受信部111は、インターフェース140a〜140fに接続されている機器から<Report Physical Address>を受信すると、受信した<Report Physical Address>をテレビ200に転送する(ステップS53)。なお、コマンド送受信部111が<Report Physical Address>を受信しなかった場合には、そのまま処理を終了する。
このように本変形例では、スイッチ装置100は、従来と同様に、テレビ200に対しては受信した<Report Physical Address>を送信する。
続いて、テレビ200におけるマップ作成処理の変形例について、図8を参照しつつ以下に説明する。図8は、テレビ200において実行されるマップ作成処理の変形例を示すフローチャートである。
なお、受信した<Report Physical Address>がスイッチ装置100から送信されたコマンドである場合は上記の実施形態において説明したため、ここではその説明は省略する。したがって、本項では、受信した<Report Physical Address>がCEC対応機器であるレコーダ装置である場合を例に挙げて説明する。
テレビ200における制御部210は、自装置から送信した<Give Physical Address>に対する応答コマンドである<Report Physical Address>をインターフェース240を介して受信すると(ステップS60)、マップテーブルにおいて<Report Physical Address>の送信元の論理アドレスに一致する論理アドレスに、通知された物理アドレスを関連付けて記録部250のマップテーブルに記録する(ステップS61)。
続いて、制御部210は、記録した物理アドレスが先に記録した物理アドレスよりも大きいアドレスであるか否かを判定する(ステップS62)。記録した物理アドレスが先に記録した物理アドレスよりも小さいアドレスである場合(ステップS62においてNo)、制御部210は特段の処理を実行することなくマップ作成処理を終了する。
一方、記録した物理アドレスが先に記録した物理アドレスよりも大きいアドレスである場合(ステップS62においてYes)、制御部210は、記録した物理アドレスよりも小さいアドレスにおいて、論理アドレスに関連付けて記録されていないアドレスが存在するか否かを判定する(ステップS63)。論理アドレスに関連付けて記録されていないアドレスが存在しない場合(ステップS63においてNo)、制御部210は特段の処理を実行することなくマップ作成処理を終了する。
一方、論理アドレスに関連付けて記録されていないアドレスが存在する場合(ステップS63においてYes)、制御部210は、論理アドレスに関連付けられていない物理アドレスを、論理アドレス「15:Unregistered」に関連付けて記録部250のマップテーブルに記録する。
この処理は、送信した<Give Physical Address>に対する応答コマンドである<Report Physical Address>を受信する限り繰り返し実行される。
このように、本変形例では、HDMI−CECにおける規定において、物理アドレスの割り当ては、HDMI入力端子順に割り当てる必要があることを利用して、<Report Physical Address>において通知された物理あドレスからスイッチ装置100のHDMI入力端子の数を把握している。
例えば、レコーダ装置400が、インターフェース140eに接続されている場合、レコーダ装置400からの<Give Physical Address>における物理アドレスは(1.5.0.0)となる。このとき、テレビ200は、スイッチ装置100において少なくとも5つのHDMI入力端子が存在すると認識することができる。そして、通知を受けていない(1.1.0.0)〜(1.4.0.0)の物理アドレスには、CEC非対応機器が接続されている可能性があるとして、これらの物理アドレスを論理アドレス「15:Unregistered」に関連付けてマップテーブルに記録する。
このようにしても、テレビ200は、CEC非対応機器の物理アドレスおよび論理アドレスを認識することができるため、CEC非対応機器を送信先とした<Set Stream Path>を発行することができる。
なお、この場合には、レコーダ装置400などのようなCEC対応機器は、最も大きいHDMI入力端子に接続するようにすることが好ましい。
また、本変形例のようにマップ作成処理を行うテレビ200では、ストリームライン切り替え処理において、送信した<Set Stream Path>の送信先の論理アドレスが「15:Unregistered」である場合(図6におけるステップS43においてYes)、先に送信した<Set Stream Path>に引数として含まれる物理あドレスの次の物理アドレスを引数とした<Set Stream Path>を送信するようにする。
(プログラムおよび記録媒体)
スイッチ装置100に含まれる制御部110は、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、制御部110は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するMPUなどのCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
そして、本発明の目的は、制御部110のプログラムメモリに固定的に担持されている場合に限らず、上記プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、または、ソースプログラム)を記録した記録媒体をスイッチ装置100に供給し、スイッチ装置100が上記記録媒体に記録されている上記プログラムコードを読み出して実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また制御部110(またはスイッチ装置100)を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して制御部110に供給する。この通信ネットワークは制御部110にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。また、テレビ200における制御部210も同様にして実現され得る。
(付記事項)
なお、本発明に係るスイッチ装置をHDMI−CECに適用した場合には、以下のように表記することもできる。
複数の供給路のいずれかを介して供給されたコンテンツをHDMIケーブルを介して接続されているコンテンツ出力装置に送信するスイッチ装置であって、上記コンテンツ出力装置に接続する供給路の切り替えを指示する第1のCECコマンドであって、切り替えるべき供給路を指定する物理アドレスを含むと共に、コンテンツ出力装置において物理アドレスに関連付けて登録されている論理アドレスであって、上記物理アドレスにより指定される供給路に接続されたコンテンツ供給装置に割り当てられている論理アドレスを送信先としてさらに含む第1のCECコマンドを受け付ける受付手段と、上記第1のCECコマンドに含まれる論理アドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から上記第1のCECコマンドに対する第2のCECコマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、上記論理アドレスを発行元とする第2のCECコマンドを発行する発行手段と、上記第1のCECコマンドに含まれる物理アドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信するように、上記コンテンツ出力装置に接続する供給路を切り替える切替手段と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係るスイッチ装置は、HDMIネットワーク上において、コンテンツの供給を受けるHDMI入力端子を切り替えることができる機能を有するAVアンプ機器として好適に利用することができる。
100 スイッチ装置
110 制御部
111 コマンド送受信部(受付手段)
112 コマンド発行部(発行手段、第2の発行手段)
113 切替判定部
114 切替制御部(切替手段)
120 スイッチ部
130 インターフェース
140a〜140f インターフェース
200 テレビ(コンテンツ出力装置)
210 制御部(第1の発行手段、登録手段)
220 通信部
230 表示部
240 インターフェース
250 記録部
300 レコーダ装置(コンテンツ供給装置)
310 制御部
320 読出部
330 通信部
340 インターフェース
400 レコーダ装置(コンテンツ供給装置)
500 ストリームライン切替システム(コンテンツ供給路切替システム)

Claims (11)

  1. 複数の供給路のいずれかを介して供給されたコンテンツをコンテンツ出力装置に送信するスイッチ装置であって、
    上記コンテンツ出力装置に接続する供給路の切り替えを指示する切替コマンドであって、切り替えるべき供給路を指定する第1のアドレスを含むと共に、当該第1のアドレスにより指定される供給路に接続されたコンテンツ供給装置に割り当てられている第2のアドレスを送信先としてさらに含む切替コマンドを受け付ける受付手段と、
    上記切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から上記切替コマンドに対する応答コマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、上記第2のアドレスを発行元とする応答コマンドを発行する発行手段と、
    上記切替コマンドに含まれる第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信するように、上記コンテンツ出力装置に接続する供給路を切り替える切替手段と、
    を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 上記コンテンツ出力装置および上記コンテンツ供給装置は、HDMIケーブルを介して接続されており、上記切替コマンドおよび上記応答コマンドは、CECコマンドであることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 上記発行手段は、上記切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置がコンテンツを供給可能な状態である場合に上記応答コマンドを発行することを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ装置。
  4. 上記発行手段は、上記コンテンツ出力装置から上記コンテンツ供給装置に送信される報告要求コマンドであって、上記コンテンツ供給装置が接続されている供給路を指定する第1のアドレスを報告するように指示する報告要求コマンドを検出したとき、上記報告要求コマンドに対して応答されていない上記第1のアドレスを、特定の第2のアドレスを送信元として報告する報告コマンドを発行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
  5. 送信されたコンテンツを出力するコンテンツ出力装置、および、複数の供給路のいずれかを介して供給されたコンテンツをコンテンツ出力装置に送信するスイッチ装置を備えたコンテンツ供給路切替システムであって、
    上記コンテンツ出力装置は、
    自装置の接続する供給路を指定する第1のアドレスを報告するように指示する報告要求コマンドを自装置に直接または間接的に接続されている全ての機器に対して発行する第1の発行手段と、
    上記報告要求コマンドに対して報告された第1のアドレスと、当該第1のアドレスを報告する報告コマンドの発行元を特定する第2のアドレスとを関連付けてテーブルに登録する登録手段と、を備えており、
    上記第1の発行手段は、自装置に接続する供給路の切り替えを指示する切替コマンドであって、切り替えるべき供給路を指定する第1のアドレスを含むと共に、上記登録手段により当該第1のアドレスに関連付けた第2のアドレスを送信先としてさらに含む切替コマンドをさらに発行するものであり、
    上記スイッチ装置は、
    上記第1の発行手段から発行される切替コマンドを受け付ける受付手段と、
    上記切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から上記切替コマンドに対する応答コマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、上記第2のアドレスを発行元とする応答コマンドを発行する第2の発行手段と、
    上記切替コマンドに含まれる第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信するように、上記コンテンツ出力装置に接続する供給路を切り替える切替手段と、
    を備えていることを特徴とするコンテンツ供給路切替システム。
  6. 上記登録手段は、上記報告要求コマンドに対して報告された第1のアドレスと同一階層に属する第1のアドレスのうち、当該報告要求コマンドに対して報告されていない第1のアドレスを、特定の第2のアドレスに関連付けて上記テーブルに登録することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ供給路切替システム。
  7. 上記第1の発行手段は、上記応答コマンドが発行されないとき、上記テーブルに登録されている第1のアドレスのうち、先に発行した切替コマンドに含ませた第1のアドレスと異なる第1のアドレスを含む切替コマンドを発行することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ供給路切替システム。
  8. 上記コンテンツ出力装置は、上記応答コマンドが発行されないとき、上記第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信できないことを通知することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ供給路切替システム。
  9. 複数の供給路のいずれかを介して供給されたコンテンツをコンテンツ出力装置に送信するスイッチ装置におけるコンテンツ供給路切替方法であって、
    上記コンテンツ出力装置に接続する供給路の切り替えを指示する切替コマンドであって、切り替えるべき供給路を指定する第1のアドレスを含むと共に、当該第1のアドレスにより指定される供給路に接続されたコンテンツ供給装置に割り当てられている第2のアドレスを送信先としてさらに含む切替コマンドを受け付ける受付ステップと、
    上記切替コマンドに含まれる第2のアドレスが割り当てられているコンテンツ供給装置から上記切替コマンドに対する応答コマンドが発行されないとき、当該コンテンツ供給装置の代わりに、上記第2のアドレスを発行元とする応答コマンドを発行する発行ステップと、
    上記切替コマンドに含まれる第1のアドレスにより指定される供給路を介して供給されたコンテンツを上記コンテンツ出力装置に送信するように、上記コンテンツ出力装置に接続する供給路を切り替える切替ステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ供給路切替方法。
  10. 請求項1から4のいずれか1項に記載のスイッチ装置が備えているコンピュータを動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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