JP2011122374A - 魚を飼える雨水貯留施設 - Google Patents
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Abstract
【課題】 雨水貯留施設の槽内で魚を飼うことができ、雨水貯留施設の上を各種用途に利用できることを課題とする。
【解決手段】 本発明は、地表より下に設けられた雨水貯留施設であって、当該雨水貯留施設は、傾斜した底面を有し、貯留された雨水中で魚を飼い、前記雨水貯留施設の上部に形成された開口部から生ごみ、当該生ごみの加工物、または前記生ごみと前記加工物の両方を与え、かつ、雨水貯留施設を上下二分し、下方はその底面および周壁部を不透水性として貯留部とし、上方を透水部とし、その周壁部を透水性とした魚を飼える雨水貯留施設である。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明は、地表より下に設けられた雨水貯留施設であって、当該雨水貯留施設は、傾斜した底面を有し、貯留された雨水中で魚を飼い、前記雨水貯留施設の上部に形成された開口部から生ごみ、当該生ごみの加工物、または前記生ごみと前記加工物の両方を与え、かつ、雨水貯留施設を上下二分し、下方はその底面および周壁部を不透水性として貯留部とし、上方を透水部とし、その周壁部を透水性とした魚を飼える雨水貯留施設である。
【選択図】図1
Description
本発明は、雨水を貯留する雨水貯留施設であり、貯留した雨水中で魚を飼う技術に属する。
従来、雨水貯留施設は、たとえば街の公園、駐車場あるいはオートキャンプ場などの公共施設、その他の施設に設置されている。貯留された雨水は防火用として使用されるのをはじめ、非常時の生活雨水、渇水時の水供給源などに利用される。さらに貯留施設に魚を飼う例が特開2001−323548に開示されている。
しかし、雨水貯留施設の槽内で魚を飼育することは容易ではない。すなわち、糞、餌などが原因で腐敗有機物が発生し、魚が成育するに必要な溶存酸素の減少、餌の選定やその与え方、採光の仕方など魚を飼育する上で解決すべき課題が多い。
本発明は、雨水貯留施設の槽内で魚を飼うにあたり水質の維持が容易な手段を提供することを課題とする。
本発明は、地表より下に設けられた雨水貯留施設であって、当該雨水貯留施設は、傾斜した底面を有し、貯留された雨水中で魚を飼い、前記雨水貯留施設の上部に形成された開口部から生ごみ、当該生ごみの加工物、または前記生ごみと前記加工物の両方を与え、かつ、雨水貯留施設を上下二分し、下方はその底面および周壁部を不透水性として貯留部とし、上方を透水部とし、その周壁部を透水性とした魚を飼える雨水貯留施設である。上層部を透水性とし、雨水が貯留部以上に流入した場合、上層の透水部より地中に浸透させ、その分施設内の水が入れ替わるようにし、水質の維持を図れるようにした。
である。
である。
本願発明は、雨水貯留施設を上下二分し、下方は貯留用とし、その底面および周壁部を不透水性とし、上方を透水性とし、その周壁部を透水性としたため、雨水の流入により上層部から水が地中に浸透するため貯留施設内の水が入れ替わり水質の維持が容易となる。
図1〜図3に示すように、本雨水貯留施設は地表面下に設けられ、その底面が傾斜し、上面開口部より残飯およびその加工物を給餌できるようになっている。雨水貯留施設は上下二層に区分けされ、下層部はその底面およびその周壁が不透水性とされ雨水が貯留される貯留部となると同時に魚が生息する場となっている。上層部の周壁は透水性とされ、雨水がこの部分まで流入してきた場合、徐々に地中に浸透していく透水部となっている。
図では上面開口部を2箇所設けており、その開口部の下の槽で浅い槽を第1の貯留槽、深い槽を第2の貯留槽とする。これら2つの槽をつなぐ部分は第1の貯留槽から第2の貯留槽に向かって底面が徐々に深くなるよう傾斜が設けられている。また第2の貯留槽底部にはピットが設けられ魚の糞、餌の残りを除去できるようにしてある。
また、雨水貯留施設を地表より下に設けることにより、槽内の水温を比較的一定に維持することができる。鯉やフナなどの飼育に関しても、冬場においても水温を一定に維持できるので魚が冬眠状態になることを防ぎ、一年中餌を食べるため短期間に出荷できる大きさまで育てることができる。
雨水貯留施設の底面に傾斜を設けることで、魚を取り出す際は、魚を一箇所に集めて取り出すことができる。このとき魚の糞、餌の残り、腐敗物などの排出物を水の移動とともに底の低い方の側に寄せて排出することが容易になる。
底面の傾斜は、一方の側から他方の側に漸次高くまたは低くなるようにし、その勾配は0.5〜3%、より好ましくは1〜2%とすると良い。0.5%未満では勾配が小さすぎ、雨水の排出に時間がかかり、かつ排出物の移動が緩慢で傾斜面に残り排出できない。
本雨水貯留施設は、貯留槽の上部が透水部としてその周壁を浸透性としているため、雨水がその水準以上流れ込むと徐々に地中に浸透していくため、貯留槽内の水が入れ替わり、水質を保つことがその分有利となる。
また、外気に開口する開口部位を雨水貯留施設の上部に2箇所形成している。この開口部位から光が槽内に入り込む。したがって、開口部位の下が明るくなり、この明かりを求めて飼育した魚が集まる。この場合、開口部位を離して少なくとも二箇所、たとえば一端側と他端側に設けると良い。雨水貯留施設の一端側と他端側に設けた開口部位の間で魚が遊泳し易くなり、魚の活動が活発になる。
さらに、これらの開口部位の一つ、または複数箇所から先に記した生ごみ、この生ごみの加工物または生ごみと加工物の両方を餌として魚に与える。餌として生ごみを使用することにより、家庭、飲食店などから排出される生ごみを処理することが可能になる。生ごみは、家庭、レストラン、食品工場などから排出される残飯や食べ物の残りである。その加工物としては、たとえば生ごみを細かくきざむかひき肉のように挽いたものに熱を加えたり、油で炒めたり、油で揚げる(てんぷらにする)などの処理を施して加工物とする。
さらに、外気に開口する開口部位を設けることにより、雨水の表面から外気中の酸素が雨水中に供給され、魚を飼育するに必要な酸素濃度を維持する。この際、雨水循環手段を設けるとよい。雨水循環手段として、たとえば水循環ポンプを設け、一端側から水を吸引し、他端側の開口部位に対応する水面に散水すると良い。こうすることにより水と空気の接触を促進し、酸素が溶け込む量を増大させる。
本貯留施設は下層部上層部ともコンクリート製の槽とし、上層部の周壁を透水性のコンクリートで形成することができる。
次に、支持材を組み合わせて貯留空間を構成し、この貯留空間の底部および底部周壁部を遮水シートで覆い、上部周壁部を透水シートで覆う雨水貯留施設の例を図4にその断面図を示す。平面図は前述した図1〜図3に示す例と同じ考え方のため省略する。
支持材として平板部に1ないし複数の突部が配設された例を図6に示した。支持部材は、特に魚が上下方向にも移動できるように、少なくとも支持材の平板部に貫通孔または貫通スリットを形成しておくとよい。また支持部材の突部は互いの突部を突き合わせて使用すると、2つの突部が柱状となりこの柱の間を魚が自由に遊泳できる。
上記支持材を用いて傾斜した底面を形成するため、支持材を図4に示すように階段状に配置する。あるいは図5に示すように、本支持材の平板部を下にし、突部を上向きにして一段目を配設し、コンクリートを突部の間の空間に傾斜面を形成するように打設したのち、2段目を組み上げる。
支持部材は、合成樹脂、たとえばポリプロピレンで成形すると良い。合成樹脂で形成された支持部材は、成形性が良好であり、軽量であるので施工性が良好である。さらに、耐腐食性、耐震性、免震性、機械的強度などに優れる。また、支持部材は、魚が遊泳できる隙間を形成する柱状部を有すると良い。柱状部の形状は特に限定されないが、円柱状、角柱状、多角柱状など適宜の形状とし、さらに、中実状、中空状、円筒状などから選定する。 このようにすると、雨水貯留施設の施工が簡略化し施工性が向上する。さらに、工期も短縮される。
魚を飼える雨水貯留施設は、たとえば街の公園、駐車場あるいはオートキャンプ場などの公共施設、その他の施設に設置される。貯留された雨水は防火用として使用されるのをはじめ、非常時の生活雨水、渇水時の水供給源などに利用される。また、本実施形態の雨水貯留施設において飼える魚は、鯉などの淡水魚、うなぎその他の魚類および亀、ザリガニなどの生物である。
1 雨水貯留施設
2 第1の貯留槽
3 第2の貯留槽
4 傾斜槽
5 第1の開口部
6 第2の開口部
7 支持材
8 貯留部
9 浸透部
10 遮水層
11 透水層
12 遮水シート
13 透水シート
2 第1の貯留槽
3 第2の貯留槽
4 傾斜槽
5 第1の開口部
6 第2の開口部
7 支持材
8 貯留部
9 浸透部
10 遮水層
11 透水層
12 遮水シート
13 透水シート
Claims (1)
- 地表より下に設けられた雨水貯留施設であって、当該雨水貯留施設は、傾斜した底面を有し、貯留された雨水中で魚を飼い、前記雨水貯留施設の上部に形成された開口部から生ごみ、当該生ごみの加工物、または前記生ごみと前記加工物の両方を与え、かつ、雨水貯留施設を上下二分し、下方はその底面および周壁部を不透水性として貯留部とし、上方を透水部とし、その周壁部を透水性とした魚を飼える雨水貯留施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009281614A JP2011122374A (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 魚を飼える雨水貯留施設 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009281614A JP2011122374A (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 魚を飼える雨水貯留施設 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011122374A true JP2011122374A (ja) | 2011-06-23 |
Family
ID=44286507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009281614A Pending JP2011122374A (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 魚を飼える雨水貯留施設 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011122374A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103696457A (zh) * | 2013-05-22 | 2014-04-02 | 华北水利水电大学 | 喀斯特地区水土资源保持方法和分布式钢板仓储水库 |
CN110115231A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-08-13 | 余汉锡 | 一种畜牧养殖用具有自动供水结构的喂养室 |
-
2009
- 2009-12-11 JP JP2009281614A patent/JP2011122374A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103696457A (zh) * | 2013-05-22 | 2014-04-02 | 华北水利水电大学 | 喀斯特地区水土资源保持方法和分布式钢板仓储水库 |
CN103696457B (zh) * | 2013-05-22 | 2016-03-09 | 华北水利水电大学 | 喀斯特地区水土资源保持方法和分布式钢板仓储水库 |
CN110115231A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-08-13 | 余汉锡 | 一种畜牧养殖用具有自动供水结构的喂养室 |
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