JP2011118921A - 店舗管理システム、ショッピングカート及び店舗サーバ並びにこのサーバのプログラム - Google Patents

店舗管理システム、ショッピングカート及び店舗サーバ並びにこのサーバのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ショッピングカートを使用して買物をしている客がどの売場の商品に興味を持ったのかを把握できるようにする。
【解決手段】ショッピングカート1にモニタカメラ12と、無線機を備えた制御ボックス13と、ショッピングカートの移動及び停止を検知する振動センサ14とを設ける。モニタカメラで撮影された画像データは、無線機を介して店舗サーバ32に送信される。店舗サーバ32は、ショッピングカート1が移動状態から停止状態になったことを検知する毎に、撮影画像を取込み解析して、ショッピングカート1が停止した場所を特定する。そして、この特定した場所情報を当該ショッピングカート1の識別情報と関連付けて記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ショッピングカートを利用して顧客の動向管理等の情報収集を行うことができる店舗管理システムに関する。
従来、顧客が使用するショッピングカートに走行状態検出手段を取り付け、走行状態検出手段で検出した走行状態に基づいて移動経路情報を形成するようにした顧客移動経路情報収集装置は既にあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-58759号公報
しかしながら、従来の顧客移動経路情報収集装置においては、店内での顧客の移動経路を把握することはできるものの、顧客がどの売場の商品に興味を持ったのかまでは分からなかった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ショッピングカートを使用して買物をしている客がどの売場の商品に興味を持ったのかを把握できる店舗管理システムを提供しようとするものである。
本発明は、サーバとショッピングカートとからなる店舗管理システムであって、ショッピングカートは、カート本体に取り付けられた撮像手段と、この撮像手段により撮像された画像データを、当該カート本体を識別するカート識別データと関連付けてサーバに送信する画像送信手段と、カート本体が停止状態から移動状態になると、記録開始コマンドをカート識別データと関連付けて前記サーバに送信する開始コマンド送信手段と、カート本体が停止すると、画像解析コマンドを前記カート識別データと関連付けてサーバに送信する解析コマンド送信手段と、カート本体の停止状態が一定時間継続すると、記録終了コマンドをカート識別データと関連付けてサーバに送信する終了コマンド送信手段とを備え、サーバは、場所を特定するための特徴画像データを場所情報と関連付けて記憶する画像データベースと、ショッピングカートから送信される画像データを、その画像データに関連付けられたカート識別データ別に記録する防犯画像記録部と、ショッピングカートから送信されるコマンドを受信するコマンド受信手段と、コマンド受信手段により受信したコマンドが記録開始コマンドであるとき、その記録開始コマンドに関連付けられたカート識別データで特定される防犯画像記録部への画像データの記録を開始し、記録終了コマンドであるとき画像データの記録を停止する記録制御手段と、コマンド受信手段により画像解析コマンドを受信する毎に、その画像解析コマンドに関連付けられたカート識別データで特定される防犯画像記録部で記録した画像データを画像データベースで記憶している特徴画像データと照合することでショッピングカートが停止した場所を特定する場所特定手段と、この場所特定手段により特定した場所情報をカート識別データと関連付けて記録するカート停止情報記録手段とを備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、ショッピングカートを使用して買物をしている客がどの売場の商品に興味を持ったのかを把握できる店舗管理システムを提供できる。
本発明に係る一実施の形態の全体構成を示す模式図。 同実施の形態においてショッピングカートに搭載される制御ボックスの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態における店舗サーバの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態において、店舗サーバの補助記憶部に記憶される商品データベースのデータ構造を示す模式図。 同実施の形態において、店舗サーバの補助記憶部に記憶されるレジ画像データベースのデータ構造を示す模式図。 同実施の形態において、店舗サーバの防犯画像記録部に保存される防犯画像記録ファイルのデータ構造を示す模式図。 同実施の形態において、店舗サーバの顧客動向記録部に保存される顧客動向記録ファイルのデータ構造を示す模式図。 同実施の形態において、ショッピングカートに搭載された制御ボックスの主制御部が実行する主要な処理手順を示す流れ図。 同実施の形態において、店舗サーバの主制御部が実行する主要な処理手順を示す流れ図。 同実施の形態において、パソコンで閲覧可能な顧客動向記録ファイル解析結果の画面例を示す図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、客が購入商品をショッピングカートに入れながら売場を回り、最後にレジ(会計場)にて購入商品の代金をまとめて支払う態様の店舗(スーパーマーケット等)に、本発明の店舗管理システムを適用した場合である。
図1は、本実施の形態の全体構成を示す模式図である。同図において、1はショッピングカート、2は商品陳列棚、3はPOS(Point Of Sales)システムをそれぞれ示している。
ショッピングカート1は、買物カゴ4を保持可能な本体フレーム11に、CCDカメラ12、制御ボックス13及び振動センサ14を取り付けている。撮像手段であるCCDカメラ12は、カート前方を撮影可能なように、本体フレーム11の握り部15に固定されている。制御ボックス13内には、無線機16(図2を参照)が搭載されており、CCDカメラ12によって撮影された画像データが上記無線機16を介して無線送信されるようになっている(画像送信手段)。振動センサ14は、ショッピングカート1の移動及び停止を検知する検知手段として機能する。
商品陳列棚2には、複数の棚札21が設けられている。各棚札21には、それぞれその札位置に対応する棚に置かれている商品の少なくとも商品名と価格(単価)とが表示されている。
POSシステム3は、店内の各レジ(会計場)にそれぞれ置かれた複数台のPOS端末31と、各POS端末31の上位機種として機能する店舗サーバ32とを備え、各POS端末31と店舗サーバ32との間をLAN等の通信ネットワーク33で接続している。また、店長などの管理者が操作するためのパソコン5と、ショッピングカート1に搭載された無線機16(図2を参照)との間で無線データ通信が可能な複数の無線基地局6とが、上記通信ネットワーク33に接続されている。各無線基地局6は、それぞれ売場の天井等に取り付けられている。
図2は、ショッピングカート1に設けられた制御ボックス13内の要部構成を示すブロック図である。制御ボックス13内には、前記CCDカメラ12を制御するカメラコントローラ131、前記無線機16との間でデータを送受する無線機インターフェイス132、前記振動センサ14からの信号を取込むセンサ信号入力部133、ROMエリア及びRAMエリアを有する記憶部134、設定時間を計時するタイマ135及びこれらを制御する主制御部136が設けられている。
記憶部134には、この制御ボックス13が搭載されたショッピングカート1を識別するためのカート識別データであるカート番号が予め設定記憶されている。
CCDカメラ12は、小型のワイヤレスカメラであり、撮影された画像データは、無線機16を通じてPOSシステム3の店舗サーバ32に無線送信される。
図3は、店舗サーバ32の要部構成を示すブロック図である。店舗サーバ32は、ROMエリア及びRAMエリアを有する主記憶部321、現在の日付及び時刻を計時する時計部322、前記通信ネットワーク33を介して接続された各部との間のデータ通信を司る通信インターフェイス323、HDD(Hard Disk Drive)装置等の補助記憶部324、画像処理部325及びこれらを制御する主制御部326を備えている。
補助記憶部324には、特に、商品データベース71、レジ画像データベース72、防犯画像記録部73及び顧客動向記録部74が形成されている。
商品データベース71には、図4に示すように、各商品を識別する固有の商品コードに対応して、商品名,単価,売場名等の情報が予め記憶されている。売場名は、対応する商品コードで特定される商品が販売されている売場の名称である。
レジ画像データベース72には、図5に示すように、固有の画像コードに対応して特徴画像データとレジ名の情報が記憶されている。特徴画像データは、店内のレジ(会計場)近傍をCCDカメラ等で撮影したときの画像データである。レジ名は、対応する画像コードで特定される特徴画像データのレジに付された名称である。
防犯画像記録部73には、図6に示すように、各ショッピングカート1の識別情報であるカート番号をファイル名とし、記録開始日時及び記録終了日時を記録するとともに、そのカート番号で特定されるショッピングカート1に取り付けられたCCDカメラ12によって撮影された画像データを連続して記録するための防犯画像記録ファイル731が保存される。この防犯画像記録ファイル731において、画像データ記録領域は、記憶容量がフルになるとふたたび先頭の領域から上書きする、いわゆる循環記録方式を採用している。
顧客動向記録部74には、図7に示すようにカート番号及び記録開始日時をファイル名とし、撮影日時,撮影場所名及び画像の各データからなる顧客動向管理レコードを蓄積記録するための顧客動向記録ファイル741が保存される。
画像処理部325は、主制御部326の制御により処理対象の画像データが格納される画像記憶部81、処理対象の画像データとレジ画像データベース72に登録されている画像データとを比較して一致度を判定するレジ画像比較部82、処理対象の画像データから文字情報を認識する文字認識部83、商品データベース71を参照して、認識された文字から商品名を抽出する商品名抽出部84、及び、同じく商品データベース71を参照して、抽出された商品名から処理対象の画像データが撮影された売場を判定する売場判定部85で構成されている。
ショッピングカート1に取り付けられた制御ボックス13の主制御部136は、図8の流れ図に示す手順で各部を制御するように構成されている。なお、この手順は、初期状態としてショッピングカート1がカート置き場などに所定時間以上停止している状態から開始される。
主制御部136は先ず、ST(ステップ)1として振動センサ14がオンするのを待機する。振動センサ14からオン信号が入力されると、ショッピングカート1が動かされたので、主制御部136は、ST2としてタイマ135をスタートさせる。そして、ST3として一定時間T1がカウントされるのを待機する。この待機中に、ST4として振動センサ14からのオン信号が入力されなくなると、一定時間T1が経過する前にショッピングカート1が停止したので、今回の制御を終了する。
ここで、一定時間T1は、ショッピングカート1を買い物客が使用したと認識できるのに要する時間であり、例えば5秒程度の時間である。すなわち、この時間T1より短い時間で振動センサ14がオフした場合は、ショッピングカート1が何らかの要因によって一時的に動かされたものとみなし、今回の制御を終了する。
ST3にてタイマ135が一定時間T1を経過したならば、主制御部136は、ST6としてタイマ135を停止させる。しかる後、ST7として記憶部に記憶されているカート番号を含む記録開始コマンドを生成し、無線機インターフェイス132を介して無線機16から無線送信する。また、ST8としてカメラコントローラ131を制御してCCDカメラ12による撮影動作を開始させる。
これにより、CCDカメラ12によって画像が連続的に撮影され、画像データが無線機16から店舗サーバ32に無線送信される。この画像データには、記憶部134に記憶されているカート番号がヘッダとして付される。このカート番号により、店舗サーバ32は、受信した画像データの送信元を特定することができる。なお、CCDカメラ固有のIDをヘッダとして画像データに付し、店舗サーバ32においては、このCCDカメラ12のIDと該CCDカメラ12が付されたショッピングカート1のカート番号とを対応付けたテーブルを予め設けて、受信した画像データに付されたIDでテーブルを検索することにより、画像データの送信元を特定するようにしてもよい。
撮影動作開始後、主制御部136は、ST9として振動センサ14がオフするのを待機する。そして、振動センサ14からのオン信号が入力されなくなると、主制御部136は、ST10としてタイマ135を再スタートさせる。そして、ST11として一定時間T2がカウントされるのを待機する。この待機中に、ST12として振動センサ14からオン信号が再び入力されると、一定時間T2が経過する前にショッピングカート1が動かされたので、ST13としてタイマ135を停止させる。そして、ST9に戻り、再び振動センサ14がオフするのを待機する。
ここで、一定時間T2は、買い物客が商品を選ぶためにショッピングカート1を止めたと認識するのに充分な時間であり、例えば2秒程度の時間である。すなわち、この時間T2より短い時間で振動センサ14が再度オンした場合は、ショッピングカート1が何らかの要因によって瞬間的に止められたものとみなし、タイマ135を停止させてST9の処理に戻る。
ST11にてタイマ135が一定時間T2を経過したならば、主制御部136は、ST14としてカート番号を含む画像解析コマンドを生成し、無線機16から無線送信する。
しかる後、主制御部136は、ST15として振動センサ14が再びオンするか、ST16として振動センサ14がオンすることなく一定時間T2よりも長い一定時間T3がさらに経過したかを判断する。一定時間T3が経過するより前に振動センサ14からオン信号が入力された場合には、主制御部136は、ST13に進み、タイマ135を停止させた後、ST9に戻り、再び振動センサ14がオフするのを待機する。
ここで、一定時間T3は、買い物客が買物を終えてショッピングカート1をカート置き場に戻したと認識できるのに充分な時間であり、例えば30秒程度の時間である。すなわち、この時間T3より短い時間で振動センサ14が再度オンした場合は、買い物客が再びショッピングカート1を動かして買物を続けたものと認識し、タイマ135を停止させてST9の処理戻る。
ST16にてタイマ135が一定時間T3を経過したならば、主制御部136は、ST17としてCCDカメラ12による撮影動作を停止させる。また、ST18としてカート番号を含む記録終了コマンドを生成し、無線機16から無線送信する。しかる後、ST19としてタイマ135を停止させたならば、今回の制御を終了する。
一方、店舗サーバ32の主制御部326は、図9の流れ図に示す手順で各部を制御するようにプログラム構成されている。
先ず、主制御部326は、ST21としてショッピングカート1から無線送信される記録開始コマンドを待機している。そして、いずれか無線基地局6にて受信した記録開始コマンドを、通信インターフェイス323を介して受信すると、主制御部326は、ST22としてその記録開始コマンドからカート番号を取得する。また、ST23として時計部322にて計時されている現在日時を記録開始日時として取得する。
次に、主制御部326は、ST24として記録開始コマンドから取得したカート番号と上記記録開始日時とをファイル名とした新規の顧客動向記録ファイル741を作成し、主記憶部321に記憶する。また、ST25として防犯画像記録部73からこのカート番号をファイル名とする防犯画像記録ファイル731を読み込み、主記憶部321に記憶する。そして、ST26としてこの防犯画像記録ファイル731に、上記記録開始日時を書き込む。
その後、主制御部326は、ST27としてショッピングカート1から無線送信される画像データを無線基地局6を介して受信する(画像受信手段)。そして、画像データを受信する毎に、その画像データに付されているカート番号をファイル名とする防犯画像記録ファイル731の画像データ記録領域に受信した画像データを循環記録する。
また、主制御部326は、ST28としてショッピングカート1から無線送信される画像解析コマンドを無線基地局6を介して受信したならば、ST29としてこの画像解析コマンドからカート番号を取得する。そして、このカート番号をファイル名とする防犯画像記録ファイル731に記録された最新の画像データを読み出し、画像処理部325の画像記憶部81に書き込む。しかる後、ST30として画像処理部325に対して画像解析実行を指令する。
この画像解析指令を受けた画像処理部325では、先ず、レジ画像比較部82が動作する。すなわちレジ画像比較部82は、画像記憶部81に記憶された画像データをレジ画像データベース72に登録されている各特徴画像データと順次照合する。そして、一致度が所定レベル以上に高い特徴画像データの有無を判別する。ここで、一致度が所定レベル以上に高い特徴画像データがあった場合には、その画像データに対応するレジ名をレジ画像データベース72から取得し、画像撮影場所データとして主制御部326に応答する(場所特定手段)。
レジ画像データベース72に登録されている特徴画像データのなかに、画像記憶部81に記憶されている画像データと一致度が所定レベル以上のデータが存在しなかった場合には、文字認識部83が作動する。すなわち文字認識部83は、画像記憶部81に記憶されている画像データから文字を認識する。認識された文字列は、商品名抽出部84に与えられる。
商品名抽出部84は、商品データベース71を検索して、文字認識部83で認識された文字列のなかから商品名として設定されている文字列を抽出する。抽出された文字列(商品名)は売場判定部85に与えられる。
売場判定部85は、商品データベース71を検索して、商品名抽出部84から与えられた文字列(商品名)に対応して設定されている売場名を読み出す。そして、最も多く読み出された売場名を画像撮影場所データとして主制御部326に応答する(場所特定手段)。なお、最も多く読み出された売場名を画像撮影場所データとするのでなく、例えば画面中央から抽出した商品名に対応した売場名を画像撮影場所データとして主制御部326に応答するようにしてもよい。
主制御部326は、ST31として画像処理部325から画像撮影場所データの応答有無を判断する。画像撮影場所データの応答がなかった場合には、画像記憶部81に記憶された画像からは店内の画像撮影場所が確定されなかったので、主制御部326は、ST27に戻り、画像データの循環記録を継続する。
画像処理部325から画像撮影場所データの応答があった場合には、画像記憶部81に記憶された画像から店内の画像撮影場所が確定されたので、主制御部326は、ST32として現在の日時データ及び画像撮影場所データを、画像記憶部81に記憶された画像データとともに1レコードとして、主記憶部321の該当する新規顧客動向記録ファイル741に書き込む(カート停止情報記録手段)。しかる後、ST27に戻り、画像データの循環記録を継続する。
主制御部326は、ST33としてショッピングカート1から無線送信される記録終了コマンドを無線基地局6を介して受信した場合には、ST34として時計部322にて計時されている現在の日時を記録終了日時として取得する。そして、ST35として記録終了コマンドからカート番号を取得し、このカート番号をファイル名とする新規顧客動向記録ファイル741を主記憶部321から読み出して、補助記憶部324の顧客動向記録部74に保存する。また、ST35として同カート番号をファイル名とする防犯画像記録ファイル731に上記記録終了日時を書き込んだ後、この防犯画像記録ファイル731を補助記憶部324の顧客動向記録部74に上書き保存する。
以上で、主制御部326は、1台のショッピングカート1から無線送信された記録開始コマンドを受信した場合の制御を終了する。
因みに主制御部326は、各ショッピングカート1から記録開始コマンドを受信する毎に、図9の流れ図に示す手順の処理を並行して実行する。
このように本実施の形態においては、各ショッピングカート1にそれぞれCCDカメラ12が取り付けられている。そして、客がショッピングカート1の使用を開始すると、CCDカメラ12が撮影を開始する。CCDカメラ12で撮影された画像データは、無線機16を介して店舗サーバ32に無線送信される。
また、客が使用を開始したショッピングカート1の制御ボックス13からは、店舗サーバ32に対して記録開始コマンドが無線送信される。この記録開始コマンドには、当該ショッピングカート1を識別するためのカート番号が付されている。店舗サーバ32では、このカート番号をファイル名とする防犯画像記録ファイル731が選択され、このファイル731にCCDカメラ12で撮影された画像データが順次記録される。
したがって、防犯画像記録ファイル731に記録されている画像データの画像を、例えばパソコン5のディスプレイで監視することによって、ショッピングカート1に取り付けられたCCDカメラ12を防犯カメラとして用いることができる。従来のように店の天井部等に固定された防犯カメラでは、商品陳列棚2の向きや高さ等によって監視領域に死角が生じるのは避けられない。これに対し、ショッピングカート1は商品陳列棚2の間を自由に移動することができる。したがって、監視領域に死角が生じることはないので、防犯効果が高められる。
また、客が使用を開始したショッピングカート1から発せられた記録開始コマンドを受信した店舗サーバ32では、そのコマンド中のカート番号と、コマンド受信時刻である記録開始日時とをファイル名とした顧客動向記録ファイル741が作成される。そして、客が商品陳列棚2に陳列されている商品を確認したり購入したりするためにショッピングカート1を一時的に停止させると、このショッピングカート1の制御ボックス13からカート番号を付した画像解析コマンドが店舗サーバ32に無線送信される。
店舗サーバ32においては、上記画像解析コマンドを受信する毎に、画像処理部325が動作する。その結果、ショッピングカート1が停止した位置で、そのカート1に搭載されたCCDカメラ12によって撮影された画像データが解析され、この画像データの撮影場所が特定される。そして、このカート1のカート番号が付された顧客動向記録ファイル741に、当該画像データがその撮影日時及び撮影場所のデータとともに蓄積記憶される。
こうして、顧客動向記録ファイル741に蓄積記憶されたデータは、パソコン5のディスプレイで確認することができる。その確認画面の一例を図10に示す。同図において、画面左側の表形式の領域91は、顧客動向記録ファイル741に記憶されたデータの撮影日時(日時)と撮影場所(位置)を表示する領域である。その上のボックス領域92は、ショッピングカート1のカート番号表示領域である。この領域92に入力されたカート番号をファイル名に含む顧客動向記録ファイル741が順次選択され、そのファイル741記録されているレコードの撮影日時と撮影場所のデータが領域91に蓄積順に表示される。
一方、画面右側には、店内の売場レイアウトが表示されている。そして、領域91に示された撮影場所を順に辿るように、客の移動経路を示す導線93がレイアウトに重ねて表示される。因みに、図10に示した例は、客が「青果1」売場から「鮮魚1」売場に移動し、続いて「精肉2売場に移動し、さらに「加工品」売場に移動し、最後に「日配品1」売場に移動した後、「レジ2」のレジで会計を済ませた場合である。
ここで、画像が撮影された売場は、客がショッピングカート1を停止させた売場である。通常、客は、商品陳列棚2に陳列されている商品を確認したり購入したりする際に、その棚2の近傍でショッピングカート1を停止させる。したがって、顧客動向記録部74に記録された顧客動向記録ファイル741のデータを分析することによって、客がどの売場のどの商品に興味を持ったのかを特定できるようになる。また、客の移動経路を解析することによって、商品陳列場所の改善などにも役立てることができる。
しかも本実施の形態では、CCDカメラ12によって撮影された画像データをすべて保存するのでなく、ショッピングカート1が停止されたときに撮影された画像データのみを保存している。したがって、店舗サーバ32の記憶領域を節約できる利点がある。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、ショッピングカート1に対してCCDカメラ12を1台設けた場合を示したが、複数台のCCDカメラを設け、それぞれの撮影方向を異ならせてもよい。こうすることにより、防犯効果を高めることができる。
また、前記実施の形態では、商品陳列棚2に設けられている棚札21に表記されている商品名から、停止したショッピングカート1に搭載されたCCDカメラ12によって撮影された売場の場所を特定したが、売場の特定方法はこれに限定されるものではない。例えば、店内の要所に二次元データコード等からなるマーカを設け、CCDカメラ12によって撮影された画像からこのマーカを検出することによって、撮影場所を決定することも可能である。
また、前記実施の形態では、ショッピングカート1の移動及び停止を検知する検知手段として振動センサ14を用いたが、検知手段はこれに限定されるものではなく、例えばカート1の車輪の回転を検知するセンサを設けて、ショッピングカート1の移動及び停止を検知してもよい。また、握り部15が握られているか否かを検知するセンサを設けることによって、移動,停止を検知することも可能である。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
1…ショッピングカート、2…商品陳列棚、3…POSシステム、5…パソコン、6…無線基地局、12…CCDカメラ、13…制御ボックス、14…振動センサ、16…無線機、31…POS端末、32…店舗サーバ。

Claims (7)

  1. サーバとショッピングカートとからなり、
    前記ショッピングカートは、
    カート本体に取り付けられた撮像手段と、
    この撮像手段により撮像された画像データを、当該カート本体を識別するカート識別データと関連付けて前記サーバに送信する画像送信手段と、
    前記カート本体が停止状態から移動状態になると、記録開始コマンドを前記カート識別データと関連付けて前記サーバに送信する開始コマンド送信手段と、
    前記カート本体が停止すると、画像解析コマンドを前記カート識別データと関連付けて前記サーバに送信する解析コマンド送信手段と、
    前記カート本体の停止状態が一定時間継続すると、記録終了コマンドを前記カート識別データと関連付けて前記サーバに送信する終了コマンド送信手段と、
    を具備し、
    前記サーバは、
    場所を特定するための特徴画像データを場所情報と関連付けて記憶する画像データベースと、
    前記ショッピングカートから送信される画像データを、その画像データに関連付けられた前記カート識別データ別に記録する防犯画像記録部と、
    前記ショッピングカートから送信されるコマンドを受信するコマンド受信手段と、
    前記コマンド受信手段により受信したコマンドが前記記録開始コマンドであるとき、その記録開始コマンドに関連付けられた前記カート識別データで特定される前記防犯画像記録部への画像データの記録を開始し、前記記録終了コマンドであるとき前記画像データの記録を停止する記録制御手段と、
    前記コマンド受信手段により前記画像解析コマンドを受信する毎に、その画像解析コマンドに関連付けられた前記カート識別データで特定される前記防犯画像記録部で記録した画像データを前記画像データベースで記憶している特徴画像データと照合することで前記ショッピングカートが停止した場所を特定する場所特定手段と、
    この場所特定手段により特定した場所情報を前記カート識別データと関連付けて記録するカート停止情報記録手段と、
    を具備したことを特徴する店舗管理システム。
  2. 前記防犯画像記録部は、前記カート識別データをファイル名とするデータファイルであり、そのデータファイルの画像データ記録領域に画像データを循環記録することを特徴とする請求項1記載の店舗管理システム。
  3. 前記カート停止情報記録手段は、前記画像解析コマンドに関連付けられたカート識別データと前記場所特定手段により特定した場所情報とにさらに関連付けて場所の特定に用いた画像データを記録することを特徴とする請求項1記載の店舗管理システム。
  4. 前記サーバは、
    各商品の商品名をその商品が販売されている売場情報と関連付けて記憶する商品データベースと、
    前記防犯画像記録部で記録した画像データから文字認識を行って文字列を抽出し、抽出した文字列と前記商品データベースで記憶している商品名とを照合することで該ショッピングカートが停止した売場を特定する売場特定手段と、をさらに具備し、
    前記カート停止情報記録手段は、前記売場特定手段により特定した売場情報を前記カート識別データと関連付けて記録することを特徴とする請求項1記載の店舗管理システム。
  5. カート本体と、
    このカート本体に取り付けられた撮像手段と、
    この撮像手段により撮像された画像データを、当該カート本体を識別するカート識別データと関連付けてサーバに送信する画像送信手段と、
    前記カート本体が停止状態から移動状態になると、記録開始コマンドを前記カート識別データと関連付けて前記サーバに送信する開始コマンド送信手段と、
    前記カート本体が停止すると、画像解析コマンドを前記カート識別データと関連付けて前記サーバに送信する解析コマンド送信手段と、
    前記カート本体の停止状態が一定時間継続すると、記録終了コマンドを前記カート識別データと関連付けて前記サーバに送信する終了コマンド送信手段と、
    を具備したことを特徴とするショッピングカート。
  6. 場所を特定するための特徴画像データを場所情報と関連付けて記憶する画像データベースと、
    ショッピングカートから送信される画像データを、その画像データに関連付けられたカート識別データ別に記録する防犯画像記録部と、
    前記ショッピングカートから送信されるコマンドが記録開始コマンドであるとき、その記録開始コマンドに関連付けられた前記カート識別データで特定される前記防犯画像記録部への画像データの記録を開始し、記録終了コマンドであるとき前記画像データの記録を停止する記録制御手段と、
    前記ショッピングカートから送信される画像解析コマンドを受信する毎に、その画像解析コマンドに関連付けられた前記カート識別データで特定される前記防犯画像記録部で記録した画像データを前記画像データベースで記憶している特徴画像データと照合することで前記ショッピングカートが停止した場所を特定する場所特定手段と、
    この場所特定手段により特定した場所情報を前記カート識別データと関連付けて記録するカート停止情報記録手段と、
    を具備したことを特徴する店舗サーバ。
  7. 場所を特定するための特徴画像データを場所情報と関連付けて記憶する画像データベースと、ショッピングカートから送信される画像データをその画像データに関連付けられたカート識別データ別に記録する防犯画像記録部とにアクセスするコンピュータに、
    前記ショッピングカートから送信されるコマンドが記録開始コマンドであるとき、その記録開始コマンドに関連付けられた前記カート識別データで特定される前記防犯画像記録部への画像データの記録を開始し、記録終了コマンドであるとき前記画像データの記録を停止する機能と、
    前記ショッピングカートから送信される画像解析コマンドを受信する毎に、その画像解析コマンドに関連付けられた前記カート識別データで特定される前記防犯画像記録部で記録した画像データを前記画像データベースで記憶している特徴画像データと照合することで前記ショッピングカートが停止した場所を特定する機能と、
    この場所特定機能により特定された場所情報を前記カート識別データと関連付けて記録する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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CN109523320A (zh) * 2018-11-27 2019-03-26 西安数拓网络科技有限公司 一种基于综合传感器的商品监测方法、装置及系统

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