JP2011112020A - シール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】VNTターボチャージャーのリンク機構における排気ガスリークを防止出来るようなシール構造の提供。
【解決手段】VNTターボチャージャーのクランク軸(11)がブッシュ(7)を貫通している箇所(VNTターボチャージャーのリンク機構)におけるシール構造において、外部クランク(13)のブッシュ(7)側の面(131)におけるクランク軸(11)の半径方向外方に取り付けられたシール用キャップ(8)はブッシュ(7)側に向かって延在しており、全体が中空の回転体形状をしており、ブッシュ(7)の外部クランク側端面(7e)を包囲している。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変ノズルタービン(VNT)ターボチャージャー(VNTターボチャージャー)に関する。より詳細には、本発明は、VNTターボチャージャーのリンク機構におけるシール構造に関する。
図5において、全体を符号100で示すVNTターボチャージャーは、複数の可動ベーン52の開度が、外部のアクチュエータ(図示せず)によって調整可能に構成されている。複数の可動ベーン52は、タービンハウジング50における円環状の排ガス流路51に設けられている。
複数の可動ベーン52の開度を調整出来るため、VNTターボチャージャー100によれば、エンジン回転が低速域から高速域までに亘り、好適な加給効率が得られる。
詳細は明示していないが、図5において、リンク機構1では、外部クランク13の回転が、リング部材2、リング部材3を介して、複数の可動ベーン52に伝達され、その開度を変化する。
リンク機構1は、クランク軸11、クランク軸11における図5の左端側に取り付けられた内部クランク12、クランク軸11における図5の右端側に取り付けられた外部クランク13、操作部14を有している。
内部クランク12は、図示しない部材によってリング部材2と係合している。そして操作部14は、例えば図示しないプッシュロッドを介して、図示しないアクチュエータと接続されている。
図5において、符号6はケーシング(エンドケーシング)を示し、符号7は軸受用ブッシュであり、ブッシュ7には、リンク機構1におけるクランク軸11が貫入している。
図6は、図5におけるA部を拡大して示している。
図6において、クランク軸11は、ブッシュ7を貫通しており、回動自在に軸支されている。
クランク軸11の外周面とブッシュ7の内周面との間には隙間δが形成されており、クランク軸11はブッシュ7に対して回転自在である。そして、当該隙間δは、タービンハウジング50の排気ガス流路53(図5参照)と連通している。
排気ガス(図6の矢印Fg)は、排気ガス流路53(図5)、隙間δ、隙間λを経由して、ケーシング6の外部に漏出する。隙間λは、クランク軸11、外部クランク13、ブッシュ7によって形成される空間である。
ここで、VNTターボチャージャー100は、大量の煤を包含している場合が存在する。
そして大量の煤を包含する排気ガスが、前記隙間δ、隙間λを介して、ケーシング6の外部に放射状に拡散して漏出した場合には(図6の矢印Fg)、ケーシング6の外周を汚染してしまうと言う問題があった。
係る不具合に対処するために、従来技術では、例えば図7で示す様に、外部クランク13に取付けた煤対策用のカップ(シール用カップ)8Jを設けている。
図7において、外部クランク13の面131(外部クランク13におけるクランク軸11が延在する側の面:図7では左側の面)には、クランク軸11を囲う様に、カップ8Jが取り付けられている。
カップ8Jは中空の回転体形状であり、全体が部分円錐形状をしている。そして、カップ8Jにおいて、外部クランク13の端面131に固設されている側(カップ8Jの右端側)の直径D1は、端面131から離隔する側(カップ8Jの左端側)のカップ縁部の直径D2よりも小さく構成されている。
図6では、煤を含んだ排気ガスの流れは外部クランク13の端面131に衝突した後、隙間λを介して直ちに外部に拡散、漏出していた。これに対して、図7で示す従来技術では、カップ8Jを外部クランク13の端面131に設けることにより、外部クランク13の端面131に衝突した排気ガスは直ちに外部に漏出せずに、外部クランク13から離隔する方向に進路が一端変更される。そのため、外部クランク13の端面131に衝突した排気ガスは、外部に漏出し難くなる。
しかし、図7で示す従来技術に係るカップ8Jでは、煤を含んだ排気ガスが外部に漏出すること(排気ガスリーク)は防止することは出来ない。そして、ケーシング6の外周の汚染も根絶することは出来ない。
その他の従来技術として、タービンハウジング渦室からリンク室へ燃料が移動してしまうことを防止できるターボチャージャーが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術(特許文献1)では、上述した様なリンク機構における排気ガスリークの問題を解決することは出来ない。
特開2006−177318号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、VNTターボチャージャーのリンク機構における排気ガスリークを防止出来るようなシール構造の提供を目的としている。
本発明のシール構造は、VNTターボチャージャー(に固定された外部クランク13)のクランク軸(11)がブッシュ(7:軸受61に設けられたブッシュ)を貫通している箇所(VNTターボチャージャーのリンク機構1)におけるシール構造において、外部クランク(13)のブッシュ(7)側の面(131)におけるクランク軸(11)の半径方向外方(中心線Lcから離れる方向)に取り付けられたシール用キャップ(8、8A、8B、8C)はブッシュ(7)側(或いは軸受61側)に向かって延在しており、全体が中空の回転体形状をしており、ブッシュ(7)の外部クランク(13)側端面(7e)を包囲していることを特徴としている。
本発明において、前記シール用キャップ(8)は、外部クランク(13)に近い領域はブッシュ(7)側(或いは軸受61側)に向かうに連れて外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が増加するテーパ部(81)を構成しており、外部クランク(13)から離れた領域は外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が一定な円筒部(82)を構成するのが好ましい(図1)。
或いは、前記シール用キャップ(8A)は、外部クランク(13)に近い領域は外部クランク(13)から離れるに連れて外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が増加する第1のテーパ部(81A)を構成しており、外部クランク(13)から離れた方向について第1のテーパ部(81A)から連続する領域は、外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が一定な円筒部(82A)を構成しており、外部クランク(13)から離れた方向について円筒部(82A)から連続する領域は、外部クランク(13)から離れるに連れて外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が減少する第2のテーパ部(83)を構成するのが好ましい(図2)。
また、前記シール用キャップ(8B)は、外部クランク(13)から離れるに連れて外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が増加する第1のテーパ部(81B)を複数(例えば3箇所)有しており、外部クランク(13)から離れるに連れて外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が減少する第2のテーパ部(83B)を複数(例えば3箇所)有しており、外部クランク(13)から離れる方向について第1のテーパ部(81B)と第2のテーパ部(83B)が交互に連続しているのが好ましい(図3)。
さらに、シール用キャップ(8C)は、外部クランク(13)に近い領域は外部クランク(13)から離れるに連れて外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が増加するテーパ部(81C)を構成しており、外部クランク(13)から離れた方向についてテーパ部(81C)から連続する領域は外径寸法(D)及び内径寸法(φ)が一定な第1の円筒部(82C)を構成しており、第1の円筒部(82C)のテーパ部(81C)とは反対側の端部に連続した円環部(84)を有しており、円環部(84)は半径方向に延在しており、円環部(84)の半径方向内方端部から外部クランク(13)に向かってブッシュ(7)の長手方向(中心線Lc方向)に延在している第2の円筒部(85)を有しており、第2の円筒部(85)の外径寸法(D)及び内径寸法(φ)は第1の円筒部(82C)の外径寸法(D)及び内径寸法(φ)よりも小さいのが好ましい(図4)。
本発明において、シール用キャップ(8、8A、8B、8C)は機密性が良好な材料(シール材料)で構成されるのが好ましい。
上述する構成を具備する本発明によれば、シール用キャップ(8、8A、8B、8C)はブッシュ(7)側に向かって延在しており、全体が中空の回転体形状をしており、ブッシュ(7)の外部クランク側端面(7e)を包囲しているので、VNTターボチャージャー(100)の内部から外部に漏出する排気ガスの流れが、シール用キャップ(8、8A、8B、8C)により遮断される。そして、クランク軸(11)がブッシュ(7)を貫通している箇所を介して外部に漏出する排気ガスにおいて、外部への漏出量を減少させることが出来る。
そして本発明によれば、シール用キャップ(8、8A、8B、8C)は、ブッシュ(7)の外部クランク(13)側端部(7e)を包囲しているので、前記排気ガスが漏出したとしても、排気ガスが漏れる方向(外部に漏出する排気ガスの流線の方向)はブッシュ(7)の外部クランク(13)側端部(7e)に限定される。
そのため、仮に排気ガスがVNTターボチャージャー(100)の外部に漏出し、漏出した排気ガスに煤が含まれていたとしても、煤はブッシュ(7)の外部クランク(13)側端部(7e)のみに付着し、煤により汚染される範囲が極めて限定される。
本発明において、キャップの縁部(クランクから離隔した側の縁部)は、出来る限りブッシュ(7)の外周面に近接している方が、排気ガスの漏出量を抑制することが出来て、且つ、煤により汚染される範囲が限定されるので、好適である。
本発明において、テーパを有する部分や、円筒形の部分や、半径方向に延在する部分等を組み合わせてキャップを構成すれば、キャップ(8、8A、8B、8C)の外部クランク(13)から離隔した側の縁部は、ブッシュ(7)のクランク側端部(7e)に近接させることが出来る。そのため、排気ガスの漏出量が抑制され、且つ、煤により汚染される範囲が限定される。
本発明の第1実施形態のシール構造を示した断面図である。 第2実施形態のシール構造を示した断面図である。 第3実施形態のシール構造を示した断面図である。 第4実施形態のシール構造を示した断面図である。 従来技術におけるVNTターボチャージャーの断面図である。 図5のA部拡大図である。 従来技術において、図6で生じる不具合の対処方法を示す断面図である。
以下、添付図面の図1〜図4を参照して、本発明の実施形態について説明する。
最初に、図1を参照して、第1実施形態について説明する。
図1において、全体を符号101で示すシール構造は、VNTターボチャージャー100のリンク機構1において設けられている。
リンク機構1において、ベーン操作用の外部クランク13に固定されたクランク軸11が、軸受62の半径方向内方(矢印Rとは逆の方向)に設けられたブッシュ7を貫通しており、且つ、ブッシュ7(或いは軸受62)に対して回転自在に取り付けられている
さらにリンク機構1は、外部クランク13、クランク軸11を有している。
クランク軸11は、例えばリベット15によって、外部クランク13の端部近傍に固定されている。
外部クランク13のブッシュ7側(図1では左側)の面131には、シール用キャップ8が、ブッシュ7の外部クランク13側端面7eを包囲するように固設されている。
また、軸受61の内周側にはブッシュ7が介装されている。
ここで、シール用キャップ8が「ブッシュ7の外部クランク側端部62を包囲する」という意味は、全体が中空の回転体形状(後述)をしており且つ外部クランク13から離隔した側(図1では左側)に延在しているシール用キャップ8が、少なくともブッシュ7の外部クランク13側端面7eの半径方向外方への延長線(図1の1点鎖線で示す矢印R)まで到達していることを意味している。
換言すれば、シール用キャップ8の外部クランク13から離隔した側(図1では左側)の端面8eが、ブッシュ7の外部クランク13側端面7eの半径方向外方への延長線(矢印R)よりも、外部クランク13から離隔した側(図1では左側)に位置していることを意味している。
本明細書において、「包囲」という文言は、すべて上述する意味を有する。
シール用キャップ8は、中空の回転体形状をしている。換言すれば、中空の回転体形状をしているシール用キャップ8は、テーパ部81と円筒部82とを組み合わせた形状である。
テーパ部81は全体が中空の部分円錐形状をしており、シール用キャップ8の外部クランク13に近い領域(図1では、右側の領域)に設けられ、ブッシュ7側(図1では左側)に向かうに連れて外径寸法D及び内径寸法φが増加する。
また、円筒部82も中空形状であり、シール用キャップ8の外部クランク13から離れた領域(図1では、左側の領域)に設けられ、外径寸法D及び内径寸法φが一定である。
シール用キャップ8の円筒部82が、ブッシュ7の外部クランク13側端部7eを包囲している。換言すれば、ブッシュ7の外部クランク13側端部7eは、中空の円筒部82の半径方向内方(矢印Rとは逆方向)に位置することになる。
包囲しているという意味は、上述した通り、円筒部82が、ブッシュ7の外部クランク13側端面7eの半径方向外方への延長線(矢印R)よりも、外部クランク13から離隔した側(図1では左側)まで延在していることである。
図1〜図4において、点線の矢印Fgは、排気ガスの流れを示している。
第1実施形態によれば、中空のシール用キャップ8はブッシュ7に向かって延在しており、ブッシュ7の外部クランク13側端部7eを包囲している。
そのため、シール用キャップ8が、クランク軸11がブッシュ7を貫通している箇所を介して外部に漏出しようとする排気ガスを遮断することになり、排気ガスの漏出量を減少させることが出来る。
次に図2に基づいて、第2実施形態を説明する。
図2において、全体を符号102で示すシール構造も、リンク機構1の構成については、図1の第1実施形態と同様である。
そして図2においても、シール用キャップ8Aは、中空の回転体形状をしている。シール用キャップ8Aは、第1のテーパ部81Aと、円筒部82Aと、第2のテーパ部83Aを組み合わせて構成されている。
第1のテーパ部81Aは中空の部分円錐形状をしており、外部クランク13に近い領域(図2の右側の領域)に設けられ、外部クランク13から離れるに連れて外径寸法D及び内径寸法φが増加している。
円筒部82Aも中空であり、第1のテーパ部81Aよりも外部クランク13から離れた方向の領域に第1のテーパ部81Aと連続して設けられており、外径寸法D及び内径寸法φが一定である。
第21のテーパ部81Aは中空の部分円錐形状をしており、円筒部82Aよりも外部クランク13から離れた方向の領域に円筒部82Aと連続して設けられており、外部クランク13から離れるに連れて外径寸法D及び内径寸法φが減少している。
図2の第2実施形態によれば、第2のテーパ部83Aを設けているので、外部に漏出しようとする排気ガスは、第1実施形態以よりも良好に遮断され、第1実施形態以上に排気ガスの漏出量が減少する。
そして、シール7の外周における軸受62の外周面61と、第2のテーパ部83Aとの隙間δ2は小さく、係る隙間δ2を排気ガスが流過とする際に大きな抵抗を受けるので、当該排気ガスの漏洩量は更に減少する。
図2の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1の第1実施形態と同様である。
次に図3に基づいて、第3実施形態を説明する。
図3において、全体を符号103で示すリンク機構1も、図1、図2と同様である。
シール用キャップ8Bは、複数の第1のテーパ部81Bと、複数の第2のテーパ部83Bとを組み合わせて、蛇腹形状の中空回転体形状に構成している。
第1のテーパ部81Bは中空の部分円錐形状であり、外部クランク13から離れるに連れて外径寸法D及び内径寸法φが増加している。図3では、第1のテーパ部81Bを3箇所有している。
第2のテーパ部83Bも中空の部分円錐形状であり、外部クランク13から離れるに連れて外径寸法D及び内径寸法φが減少している。図3では、第2のテーパ部83Bを3箇所有している。
外部クランク13から離れる方向について、第1のテーパ部81Bと第2のテーパ部83Bを交互に連続して、蛇腹状の中空回転体としている。
図3の第3実施形態によれば、蛇腹状の中空回転体形状のシール用キャップ8Bにより、外部に漏出しようとする排気ガスは良好に遮断され、排気ガスの漏出量を減少することが出来る。
そして、第1のテーパ部81B及び第2のテーパ部83Bの内径方向最内方の部分と軸受61の外周との隙間δ3の寸法が小さいので、排気ガスは隙間δ3を通り抜ける際に抵抗を受ける。しかも、隙間δ3は複数(図3では3箇所)に存在する。そのため、排気ガスの漏出量が減少する。
第3実施形態のその他の構成及び作用効果は、図1、図2の実施形態と同様である。
次に図4を参照して、第4実施形態を説明する。
図4において、全体を符号104で示すシール構造について、リンク機構1については、図1〜図3の第1実施形態〜第3実施形態と同様である。
図4においても、シール用キャップ8Cは、中空の回転体形状をしており、テーパ部81C、第1の円筒部82C、円環部84、第2の円筒部85Cを組み合わせた形状となっている。
テーパ部81Cは中空の部分円錐形状をしており、外部クランク13に近い領域に設けられており、外部クランク13から離れるに連れて外径寸法D及び内径寸法φが増加している。
第1の円筒部82Cも中空であり、テーパ部81Cの外部クランク13から離れた領域にテーパ部81Cから連続して設けられており、外径寸法D及び内径寸法φが一定である。
円環部84は、第1の円筒部Cにおけるテーパ部81Cとは反対側の端部に、第1の円筒部82Cに連続して設けられている。円環部84は、半径方向に延在して且つ半径方向内方の領域(中心側領域)が存在しない形状となっている。
第2の円筒部85は、円環部84の半径方向内方端部84eから、外部クランク13に向かって、ブッシュ7の長手方向(中心線Lc方向)に延在している。第2の円筒部85の外径寸法D及び内径寸法φは、第1の円筒部82Cの外径寸法D及び内径寸法φよりも小さく形成されている。
第2の円筒部85の内周面(内径φ5)と、軸受61の外周面との隙間δ4は、極めて小さく設定されている。
図4の第4実施形態によれば、円環部84と第2の円筒部85を設けることにより、第2の円筒部85の内径φ5の内周面と軸受61の外周面との隙間δ4が非常に小さく構成されているので、排気ガスが隙間δ4を流れるためには、非常に大きな抵抗が作用する。その結果、排気ガスはシール用キャップ8Cと軸受61の外周面との隙間δ4を流れ難くなり、排気ガスの漏洩量が微小となる。
図4の第4実施形態のその他の構成及び作用効果は、図1〜図3の実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
1・・・リンク機構
7・・・ブッシュ
8、8A、8B、8C・・・シール用キャップ
11・・・クランク軸
13・・・外部クランク
81、81A、81B、81C・・・テーパ部
82、82A、82C・・・円筒部
83、83B・・・第2のテーパ部
84・・・円環部
85・・・第2の円筒部

Claims (5)

  1. VNTターボチャージャーのクランク軸がブッシュを貫通している箇所におけるシール構造において、外部クランクのブッシュ側の面におけるクランク軸の半径方向外方に取り付けられたシール用キャップはブッシュ側に向かって延在しており、全体が中空の回転体形状をしており、ブッシュの外部クランク側端面を包囲していることを特徴とするシール構造。
  2. 前記シール用キャップは、クランクに近い領域はブッシュ側に向かうに連れて外径寸法及び内径寸法が増加するテーパ部を構成しており、クランクから離れた領域は外径寸法及び内径寸法が一定な円筒部を構成する請求項1のシール構造。
  3. 前記シール用キャップは、クランクに近い領域はクランクから離れるに連れて外径寸法及び内径寸法が増加する第1のテーパ部を構成しており、クランクから離れた方向について第1のテーパ部から連続する領域は、外径寸法及び内径寸法が一定な円筒部を構成しており、クランクから離れた方向について円筒部から連続する領域は、クランクから離れるに連れて外径寸法及び内径寸法が減少する第2のテーパ部を構成する請求項1のシール構造。
  4. 前記シール用キャップは、クランクから離れるに連れて外径寸法及び内径寸法が増加する第1のテーパ部を複数有しており、クランクから離れるに連れて外径寸法及び内径寸法が減少する第2のテーパ部を複数有しており、クランクから離れる方向について第1のテーパ部と第2のテーパ部が交互に連続している請求項1のシール構造。
  5. クランクに近い領域はクランクから離れるに連れて外径寸法及び内径寸法が増加するテーパ部を構成しており、クランクから離れた方向についてテーパ部から連続する領域は外径寸法及び内径寸法が一定な第1の円筒部を構成しており、第1の円筒部のテーパ部とは反対側の端部に連続した円環部を有しており、円環部は半径方向に延在しており、円環部の半径方向内方端部からクランクに向かってブッシュの長手方向に延在している第2の円筒部を有しており、第2の円筒部の外径寸法及び内径寸法は第1の円筒部の外径寸法及び内径寸法よりも小さい請求項1のシール構造。
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