JP2011109301A - 画像符号化装置及び画像復号化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なるフレームレートの符号化ストリームを複数同時に生成する際の演算量削減を低メモリ量で実施できる画像符号化装置及び画像復号化装置を提供する。
【解決手段】第1の符号化ストリームの生成における動き探索によって検出された動きベクトルを第2の符号化ストリームの生成において継承的に利用する際、第1の符号化ストリームにおける動きベクトルを選択的に保存して、第2の符号化ストリームの生成において、動きベクトルが保存されているブロックは保存されている動きベクトルを補正して使用し、動きベクトルが保存されていないブロックは周囲ブロックからの予測によって算出された動きベクトルを使用する。
【選択図】図1
【解決手段】第1の符号化ストリームの生成における動き探索によって検出された動きベクトルを第2の符号化ストリームの生成において継承的に利用する際、第1の符号化ストリームにおける動きベクトルを選択的に保存して、第2の符号化ストリームの生成において、動きベクトルが保存されているブロックは保存されている動きベクトルを補正して使用し、動きベクトルが保存されていないブロックは周囲ブロックからの予測によって算出された動きベクトルを使用する。
【選択図】図1
Description
この発明は、異なるフレームレートの符号化ストリームを複数同時に生成する符号化処理を行う画像符号化装置及びこの装置により生成された符号化ストリームを復号する画像復号化装置に関するものである。
ネットワークを介して画像符号化データを配信する場合、利用者によって要求品質が様々であるため、一つの画像ソースに対して複数の品質の符号化ストリームを生成し、利用者が利用状況に応じた品質の符号化ストリームを選択できる手段が要求される。ここで、品質には、時間方向の品質を指す場合と空間方向の品質を指す場合とがある。
上述の選択が行える手段としては、階層構造を成す符号化ストリームを生成して、利用者が、符号化ストリームのうち、要求品質を満足するのに必要なレイヤまで取得する場合と、並列構造を成す複数の符号化ストリームを生成して、利用者が、要求品質に応じて選択した符号化ストリームを取得する場合が考えられる。
後者の場合で、時間方向の品質が異なる、すなわちフレームレートが異なる符号化ストリームを複数同時に生成するような符号化装置では、各符号化ストリーム間でフレームタイミングが同一ではないため、各符号化ストリームの生成において独立に動き探索をする必要がある。そのため、符号化装置全体として多くの演算量を必要とする。
後者の場合で、時間方向の品質が異なる、すなわちフレームレートが異なる符号化ストリームを複数同時に生成するような符号化装置では、各符号化ストリーム間でフレームタイミングが同一ではないため、各符号化ストリームの生成において独立に動き探索をする必要がある。そのため、符号化装置全体として多くの演算量を必要とする。
特許文献1には、ある符号化ストリームをベースとし、その他の符号化ストリームの動きベクトルとして、ベースとなる符号化ストリームの生成に用いた動きベクトルを補正したものを継承利用することによって、演算量削減を図る方法が開示されている。
特許文献1に開示される方法を実施するには、ベースとなる符号化ストリームにおける符号化フレームの動きベクトルをメモリに保存しておかなければならないために、多くのメモリ領域を必要とする。このため、十分な容量のメモリを確保することができない場合は、特許文献1に開示の方法が実施できないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、異なるフレームレートの符号化ストリームを複数同時に生成する際の演算量削減を低メモリ量で実施できる画像符号化装置及び画像復号化装置を得ることを目的とする。
この発明に係る画像符号化装置は、異なるフレームレートの符号化ストリームを複数同時に生成する符号化処理を行う画像符号化装置において、ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルを格納する動きベクトル格納部と、ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルを格納するか否かを判定して、動きベクトル格納部における当該動きベクトルの有無を示す画像情報を出力し、格納条件を満たすと判定した動きベクトルを動きベクトル格納部に格納する動きベクトル選択部と、動きベクトル選択部が出力した動きベクトルの有無を示す画像情報に基づき、動きベクトル格納部における動きベクトルの有無を判定し、当該動きベクトルが動きベクトル格納部に格納されていない場合に、ベースとならない符号化ストリームの動きベクトルを、動きベクトル格納部に格納された周囲ブロックの動きベクトルに基づいて算出する動きベクトル算出部とを備えるものである。
この発明に係る画像復号化装置は、上記画像符号化装置で生成された符号化ストリームを復号化する画像復号化装置において、疑似動きベクトル算出部により算出された擬似動きベクトルにおける動きベクトル成分を格納する動きベクトル格納部と、疑似動きベクトル算出部により算出された擬似動きベクトルから、復号化ブロックに関するストリーム中の動きベクトル存在有無に関する情報及び動きベクトルを抽出し、復号化ブロックに関するストリーム中に動きベクトルが存在する場合、この動きベクトルを動きベクトル格納部に格納する擬似動きベクトル分析部と、復号化ブロックに関するストリーム中に動きベクトルが存在しない場合には、復号化ブロックの周囲ブロックの動きベクトルを動きベクトル格納部から取り出し、画像符号化装置の動きベクトル算出部と同一の予測方法によって復号化ブロックの動きベクトルを算出し、この動きベクトルを動きベクトル格納部に格納する動きベクトル算出部とを備えるものである。
この発明の画像符号化装置によれば、ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルを格納する動きベクトル格納部と、ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルを格納するか否かを判定して、動きベクトル格納部における当該動きベクトルの有無を示す画像情報を出力し、格納条件を満たすと判定した動きベクトルを動きベクトル格納部に格納する動きベクトル選択部とを備え、動きベクトル算出部が、動きベクトル選択部が出力した動きベクトルの有無を示す画像情報に基づき、動きベクトル格納部における動きベクトルの有無を判定し、当該動きベクトルが動きベクトル格納部に格納されている場合に、ベースとならない符号化ストリームの動きベクトルを、動きベクトル格納部に格納された動きベクトルに基づいて算出する。このように構成することで、ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルの格納に必要なメモリ量を削減できる効果がある。
また、この発明の画像復号化装置によれば、疑似動きベクトル算出部により算出された擬似動きベクトルから、復号化ブロックに関するストリーム中の動きベクトル存在有無に関する情報及び動きベクトルを抽出し、復号化ブロックに関するストリーム中に動きベクトルが存在する場合、この動きベクトルを動きベクトル格納部に格納し、復号化ブロックに関するストリーム中に動きベクトルが存在しない場合には、復号化ブロックの周囲ブロックの動きベクトルを動きベクトル格納部から取り出し、画像符号化装置の動きベクトル算出部と同一の予測方法によって復号化ブロックの動きベクトルを算出し、この動きベクトルを動きベクトル格納部に格納する。
このようにすることで、ベースとなる符号化ストリームにおいて動きベクトルが格納(保存)されていない符号化ブロックは、動きベクトルを周囲ブロックの動きベクトルからの予測によって算出することから、動きベクトルに要する情報量が削減され、情報量圧縮効率が向上する効果もある。
このようにすることで、ベースとなる符号化ストリームにおいて動きベクトルが格納(保存)されていない符号化ブロックは、動きベクトルを周囲ブロックの動きベクトルからの予測によって算出することから、動きベクトルに要する情報量が削減され、情報量圧縮効率が向上する効果もある。
実施の形態1.
以降の説明では、2並列の符号化ストリームを生成する場合を仮定して、ベースとなる符号化ストリームを第1の符号化ストリームとし、ベースとならない符号化ストリームを第2の符号化ストリームとする。ただし、第3以降の符号化ストリームを生成する場合も本発明の適用対象である。
以降の説明では、2並列の符号化ストリームを生成する場合を仮定して、ベースとなる符号化ストリームを第1の符号化ストリームとし、ベースとならない符号化ストリームを第2の符号化ストリームとする。ただし、第3以降の符号化ストリームを生成する場合も本発明の適用対象である。
図1は、この発明の実施の形態1による画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、図2は、第1の符号化ストリームにおける符号化フレームと第2の符号化ストリームにおける符号化フレームとの関係を示す説明図である。図1及び図2において、動きベクトルMV1は、第1の符号化ストリームにおける動きベクトルである。動きベクトルMV2は、第2の符号化ストリームにおける動きベクトルである。画像情報CBI1は、動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックに関する画像情報である。画像情報CBMVI1は、動きベクトル情報格納部2における、動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックの動きベクトル有無情報である。
時刻CFT1は、第1の符号化ストリームにおける符号化フレームの表示時刻である。時刻RFT1は、第1の符号化ストリームにおいて、時刻CFT1に対応する符号化フレームが参照するフレームの表示時刻である。時刻CFT2は、第2の符号化ストリームにおける符号化フレームの表示時刻である。時刻RFT2は、第2の符号化ストリームにおいて、時刻CFT2に対応する符号化フレームが参照するフレームの表示時刻である。
動きベクトル選択部1は、第1の符号化ストリームにおける動きベクトルMV1に対して、動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックに関する画像情報CBI1を基に動きベクトル情報格納部2に格納するか否かを判定する構成部である。動きベクトル選択部1が、動きベクトルMV1を動きベクトル情報格納部2に格納する判定をした場合は、動きベクトルMV1を動きベクトル情報格納部2に格納する。
また、動きベクトル選択部1は、動きベクトルMV1を動きベクトル情報格納部2に格納するか否かの判定結果に関わらず、動きベクトル情報格納部2における、動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックの動きベクトルの有無を示す画像情報CBMVI1を動きベクトル情報格納部2に格納する。
また、動きベクトル選択部1は、動きベクトルMV1を動きベクトル情報格納部2に格納するか否かの判定結果に関わらず、動きベクトル情報格納部2における、動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックの動きベクトルの有無を示す画像情報CBMVI1を動きベクトル情報格納部2に格納する。
動きベクトル情報格納部2は、動きベクトルMV1、及び、動きベクトル情報格納部2における、動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックの動きベクトルの有無を示す画像情報CBMVI1を格納するメモリである。
動きベクトル算出部3は、動きベクトル情報格納部2に格納される動きベクトルMV1、動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックが所属する符号化フレームの表示時刻CFT1、時刻CFT1に対応する前記符号化フレームが参照するフレームの表示時刻RFT1、第2の符号化ストリームにおける符号化フレームの表示時刻CFT2、時刻CFT2に対応する前記符号化フレームが参照するフレームの表示時刻RFT2から、時刻CFT2に対応する前記符号化フレームに所属する符号化ブロックの動きベクトルMV2を算出する構成部である。
フレーム選択部11は、指定されたフレームレートに応じて入力画像から符号化対象とするフレームを選択する構成部である。入力画像フレームメモリ12は、符号化対象の入力画像フレームを格納するメモリである。
動き探索部13は、第1の符号化ストリームにおける符号化フレームに所属する符号化ブロックに対して動き探索を行なって参照画像とするブロックを探索し、そのブロックを指定するベクトルを、動きベクトルMV1として出力する構成部である。
動き探索部13は、第1の符号化ストリームにおける符号化フレームに所属する符号化ブロックに対して動き探索を行なって参照画像とするブロックを探索し、そのブロックを指定するベクトルを、動きベクトルMV1として出力する構成部である。
減算器14は、入力画像フレームメモリ12に格納された入力画像と切換スイッチ21から出力された予測画像との差分を求め、その差分画像をDCT量子化部15に出力する構成部である。DCT量子化部15は、減算器14から出力された差分画像に対するDCT(離散コサイン変換)処理と量子化処理を実施する構成部であり、処理結果を符号化部23に出力する。
逆量子化逆DCT部16は、DCT量子化部15の出力データに対する逆量子化処理と逆DCT処理を実施する構成部であって、上記差分画像を切換スイッチ17に出力する。切換スイッチ17は、逆量子化逆DCT部16から出力された上記差分画像をイントラ予測部18又は動き補償部19へ出力するスイッチである。
イントラ予測部18は、参照画像メモリ20に格納された参照画像を使用して、イントラ予測によって符号化対象ブロックの予測画像を生成する構成部であり、生成した予測画像を切換スイッチ21に出力する。また、イントラ予測部18は、切換スイッチ17から出力された上記差分画像と上記参照画像を加算することで将来の符号化に用いる新たな参照画像を生成し、その参照画像を参照画像メモリ20に格納する。さらに、イントラ予測部18は、復号に必要な符号化情報を切換スイッチ22に出力する処理を実施する。
動き補償部19は、参照画像メモリ20に格納された参照画像のうち、動きベクトルMV1又は動きベクトルMV2によって指定される参照画像を使用して、動き補償処理を実施することで符号化ブロックの予測画像を生成する構成部であり、その予測画像を切換スイッチ21に出力する。また、動き補償部19は、切換スイッチ17から出力された上記差分画像と上記参照画像を加算することで、将来の符号化に用いる新たな参照画像を生成し、その参照画像を参照画像メモリ20に格納する処理を実施する。
参照画像メモリ20は、イントラ予測部18及び動き補償部19における予測画像の生成に使用する参照画像を格納するメモリである。
切換スイッチ21は、イントラ予測部18から出力された予測画像又は動き補償部19から出力された予測画像を選択して減算器14に出力するスイッチである。
切換スイッチ22は、イントラ予測時の符号化情報又はインター予測時の動きベクトルを選択して符号化部23に出力するスイッチである。
切換スイッチ21は、イントラ予測部18から出力された予測画像又は動き補償部19から出力された予測画像を選択して減算器14に出力するスイッチである。
切換スイッチ22は、イントラ予測時の符号化情報又はインター予測時の動きベクトルを選択して符号化部23に出力するスイッチである。
次に動作について説明する。
動き探索部13、減算器14、DCT量子化部15、逆量子化逆DCT部16、切換スイッチ17、イントラ予測部18、動き補償部19、切換スイッチ21、切換スイッチ22及び符号化部23の処理内容は、一般的な画像符号化装置に実装されているものと同様であるため、詳細な説明を省略する。
動き探索部13、減算器14、DCT量子化部15、逆量子化逆DCT部16、切換スイッチ17、イントラ予測部18、動き補償部19、切換スイッチ21、切換スイッチ22及び符号化部23の処理内容は、一般的な画像符号化装置に実装されているものと同様であるため、詳細な説明を省略する。
以下、図3から図4のフローチャートを参照しながら各構成部の動作を説明する。
図3は、動きベクトル選択部1による動作の流れを示すフローチャートである。
先ず、動きベクトル選択部1は、第1の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの画像情報CBI1が、動きベクトル格納条件を満たしているか否かを判定する(ステップST1)。
図3は、動きベクトル選択部1による動作の流れを示すフローチャートである。
先ず、動きベクトル選択部1は、第1の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの画像情報CBI1が、動きベクトル格納条件を満たしているか否かを判定する(ステップST1)。
動きベクトル選択部1は、第1の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの画像情報CBI1が、動きベクトル格納条件を満たしている場合(ステップST1;YES)、第1の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの動きベクトルMV1を動きベクトル情報格納部2に格納する(ステップST2)。このとき、動きベクトルMV1に対して数ビット右シフトする処理を実施することで、動きベクトルMV1の格納に必要なビット数を減らしてもよい。
この後、動きベクトル選択部1は、第1の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの動きベクトルMV1が、動きベクトル情報格納部2に格納されていることを示す情報として、画像情報CBMVI1を動きベクトル情報格納部2に格納する(ステップST3)。
一方、第1の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの画像情報CBI1が、動きベクトル格納条件を満たしていない場合(ステップST1;NO)、動きベクトル選択部1は、第1の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの動きベクトルMV1が、動きベクトル情報格納部2に格納されていないことを示す情報として、画像情報CBMVI1を動きベクトル情報格納部2に格納する(ステップST4)。
符号化ブロックの画像情報CBI1及び動きベクトル格納条件の具体例を説明する。
(1)符号化ブロックの画像情報及び動きベクトル格納条件の例1
動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックの画面内位置が、符号化ブロックの画像情報CBI1として動きベクトル選択部1に入力され、動きベクトル選択部1は、水平方向と垂直方向で数ブロックライン置きに動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納される動きベクトル格納条件に従う。
(1)符号化ブロックの画像情報及び動きベクトル格納条件の例1
動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックの画面内位置が、符号化ブロックの画像情報CBI1として動きベクトル選択部1に入力され、動きベクトル選択部1は、水平方向と垂直方向で数ブロックライン置きに動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納される動きベクトル格納条件に従う。
(2)符号化ブロックの画像情報及び動きベクトル格納条件の例2
動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックのエッジ検出パラメータが、符号化ブロックの画像情報CBI1として動きベクトル選択部1に入力され、動きベクトル選択部1は、エッジ検出パラメータを基に所定の閾値を用いてエッジ検出判定を行ない、エッジ検出判定されれば、動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納される動きベクトル格納条件に従う。エッジ検出判定に用いる閾値は、固定であっても可変であってもよい。
動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックのエッジ検出パラメータが、符号化ブロックの画像情報CBI1として動きベクトル選択部1に入力され、動きベクトル選択部1は、エッジ検出パラメータを基に所定の閾値を用いてエッジ検出判定を行ない、エッジ検出判定されれば、動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納される動きベクトル格納条件に従う。エッジ検出判定に用いる閾値は、固定であっても可変であってもよい。
(3)符号化ブロックの画像情報及び動きベクトル格納条件の例3
動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックについての周囲との動きの相関を示すパラメータが、符号化ブロックの画像情報CBI1として動きベクトル選択部1に入力され、動きベクトル選択部1は、前記パラメータに基づき、所定の閾値によって周囲との動きの相関が小さいと判定されれば、動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納される動きベクトル格納条件に従う。なお、前記閾値は、固定であっても可変であってもよい。
動きベクトルMV1を持つ符号化ブロックについての周囲との動きの相関を示すパラメータが、符号化ブロックの画像情報CBI1として動きベクトル選択部1に入力され、動きベクトル選択部1は、前記パラメータに基づき、所定の閾値によって周囲との動きの相関が小さいと判定されれば、動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納される動きベクトル格納条件に従う。なお、前記閾値は、固定であっても可変であってもよい。
第2符号化ストリームにおいて符号化されるフレームの符号化ブロックの動きベクトルMV2は、動きベクトル情報格納部2に格納されている動きベクトル有無情報CBMVI1及び動きベクトルMV1を使用して、図4に示す流れで算出される。
図4は、動きベクトル算出部3による動作の流れを示すフローチャートである。
動きベクトル算出部3は、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロック位置で、第1の符号化ストリームの動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納されているか否かを、動きベクトル有無情報CBMVI1に基づいて判定する(ステップST11)。
図4は、動きベクトル算出部3による動作の流れを示すフローチャートである。
動きベクトル算出部3は、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロック位置で、第1の符号化ストリームの動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納されているか否かを、動きベクトル有無情報CBMVI1に基づいて判定する(ステップST11)。
動きベクトル算出部3は、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロック位置で第1の符号化ストリームの動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納されていると判定した場合(ステップST11;YES)、動きベクトル情報格納部2に格納されている符号化ブロック位置の動きベクトルMV1を、下記式(1)に従って補正することにより、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの動きベクトルMV2を算出する(ステップST12)。
なお、第1の符号化ストリームにおける、表示時刻CFT1に対応するフレームの予測方向は、前方向であっても後方向であってもよい。
また、第1の符号化ストリームにおける、表示時刻CFT1に対応するフレームは、参照画像であっても、非参照画像であってもよい。
MV2={(RFT2−CFT2)/((RFT1−CFT1))}×MV1
・・・(1)
なお、第1の符号化ストリームにおける、表示時刻CFT1に対応するフレームの予測方向は、前方向であっても後方向であってもよい。
また、第1の符号化ストリームにおける、表示時刻CFT1に対応するフレームは、参照画像であっても、非参照画像であってもよい。
MV2={(RFT2−CFT2)/((RFT1−CFT1))}×MV1
・・・(1)
一方、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロック位置で第1の符号化ストリームの動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納されていないと判定した場合(ステップST11;NO)、動きベクトル算出部3は、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの周囲ブロックの動きベクトルMV2からの予測によって、前記符号化ブロックの動きベクトルMV2を算出する(ステップST13)。
ステップST13において、動きベクトルMV2の生成に用いる周囲ブロックは、符号化ブロックに対して符号化順で前方であっても後方であってもよい。
また、動きベクトルMV2の生成に用いる周囲ブロックは、符号化ブロックに隣接していても隣接していなくてもよい。
動きベクトルMV2の算出方法については、周囲ブロックの動きベクトルMV2の加重平均値や中間値を用いる等の方法がある。
また、動きベクトルMV2の生成に用いる周囲ブロックは、符号化ブロックに隣接していても隣接していなくてもよい。
動きベクトルMV2の算出方法については、周囲ブロックの動きベクトルMV2の加重平均値や中間値を用いる等の方法がある。
動きベクトル算出部3は、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの動きベクトルMV2を出力する(ステップST14)。
以上のように、この実施の形態1によれば、第1の符号化ストリームの生成における動き探索によって検出された動きベクトルを第2の符号化ストリームの生成において継承的に利用する際、第1の符号化ストリームにおける動きベクトルを選択的に保存して、第2の符号化ストリームの生成において、動きベクトルが保存されているブロックは保存されている動きベクトルを補正して使用し、動きベクトルが保存されていないブロックは周囲ブロックからの予測によって算出された動きベクトルを使用する。
このようにすることで、動きベクトルの保存に必要なメモリ量を削減できるという効果が得られる。例えば、水平方向と垂直方向でNブロックライン置きに動きベクトルを保存する場合には、動きベクトルを保存するのに要する総メモリ量を、約2/Nに削減することができる。
このようにすることで、動きベクトルの保存に必要なメモリ量を削減できるという効果が得られる。例えば、水平方向と垂直方向でNブロックライン置きに動きベクトルを保存する場合には、動きベクトルを保存するのに要する総メモリ量を、約2/Nに削減することができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による画像符号化装置の構成を示すブロック図であって、図6は、この発明の実施の形態2による画像復号化装置の構成を示すブロック図である。なお、図5において、図1と同一の処理を実施するものは説明を省略する。
図5は、この発明の実施の形態2による画像符号化装置の構成を示すブロック図であって、図6は、この発明の実施の形態2による画像復号化装置の構成を示すブロック図である。なお、図5において、図1と同一の処理を実施するものは説明を省略する。
図5に示す画像符号化装置において、疑似動きベクトルQMV2は、第2の符号化ストリームにおける擬似動きベクトルである。切換スイッチ22は、イントラ予測部18から出力された符号化情報又は擬似動きベクトル算出部31から出力された擬似動きベクトルQMV2を選択して符号化部23に出力する処理を実施する。
擬似動きベクトル算出部31は、動きベクトル情報格納部2に格納される動きベクトル有無情報CBMVI1、動きベクトル算出部3から出力された動きベクトルMV2を合成し、擬似動きベクトルQMV2を生成する構成部である。
擬似動きベクトル分析部41は、復号化部51から入力した擬似動きベクトルQMV2から動きベクトル有無情報CBMVI1を取り出し、動きベクトル有無情報CBMVI1を基に動きベクトルMV2が存在するか否かを判定する構成部であり、動きベクトルMV2が存在すると判定した場合は、動きベクトルMV2を動きベクトル格納部42に出力する。
擬似動きベクトル分析部41は、復号化部51から入力した擬似動きベクトルQMV2から動きベクトル有無情報CBMVI1を取り出し、動きベクトル有無情報CBMVI1を基に動きベクトルMV2が存在するか否かを判定する構成部であり、動きベクトルMV2が存在すると判定した場合は、動きベクトルMV2を動きベクトル格納部42に出力する。
動きベクトル格納部42は、擬似動きベクトル分析部41から出力された動きベクトルMV2を格納するメモリである。動きベクトル算出部43は、復号化ブロックの動きベクトルMV2を復元する構成部である。
図6に示す画像復号化装置において、復号化部51は、入力された符号化データを復号する構成部であり、擬似動きベクトルQMV2を擬似動きベクトル分析部41に出力し、その他の復号化データを復号画像生成部52に出力する。
復号画像生成部52は、復号画像を生成する構成部であり、復号化部51から入力された擬似動きベクトル以外の復号化データ、及びインター予測画像生成部54から出力されたインター予測画像を使用して、復号画像を生成する処理を実施する。
復号画像フレームメモリ53は、復号画像生成部52から入力された復号画像を格納するメモリである。
復号画像生成部52は、復号画像を生成する構成部であり、復号化部51から入力された擬似動きベクトル以外の復号化データ、及びインター予測画像生成部54から出力されたインター予測画像を使用して、復号画像を生成する処理を実施する。
復号画像フレームメモリ53は、復号画像生成部52から入力された復号画像を格納するメモリである。
次に動作について説明する。
先ず、図5に示す画像符号化装置における処理部の動作を説明する。ただし、図1と同一の動作をするものは説明を省略する。
図7は、擬似動きベクトル算出部31による動作の流れを示すフローチャートであり、この図7を参照しながら、擬似動きベクトル算出部31の処理内容を説明する。
先ず、図5に示す画像符号化装置における処理部の動作を説明する。ただし、図1と同一の動作をするものは説明を省略する。
図7は、擬似動きベクトル算出部31による動作の流れを示すフローチャートであり、この図7を参照しながら、擬似動きベクトル算出部31の処理内容を説明する。
擬似動きベクトル算出部31は、動きベクトル有無情報CBMVI1に基づいて、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロック位置で、第1の符号化ストリームの動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納されているか否かを判定する(ステップST21)。
擬似動きベクトル算出部31は、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロック位置で第1の符号化ストリームの動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納されていると判定した場合(ステップST21;YES)、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの動きベクトルMV2と、動きベクトルMV2がストリーム中に存在することを示す情報と同義である、画像情報CBMVI1とを合成することで、擬似動きベクトルQMV2を生成する(ステップST22)。
一方、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロック位置で、第1の符号化ストリームの動きベクトルMV1が動きベクトル情報格納部2に格納されていないと判定した場合(ステップST21;NO)、擬似動きベクトル算出部31は、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの動きベクトルMV2がストリーム中に存在しないことを示す情報と同義である、画像情報CBMVI1を、擬似動きベクトルQMV2として生成する(ステップST23)
擬似動きベクトル算出部31は、第2の符号化ストリームとして符号化されるフレームにおける符号化ブロックの擬似動きベクトルQMV2を出力する(ステップST24)。
図5に示す画像符号化装置で生成された第2の符号化ストリームは、図6に示す画像復号化装置によって復号化される。
以降では、図6に示す画像復号化装置の各構成部の処理内容を、図8及び図9のフローチャートを参照しながら説明する。なお、復号化部51、復号画像生成部52及びインター予測画像生成部54の処理内容については、一般的な画像復号化装置に実装されているものと同様であるため詳細な説明を省略する。
以降では、図6に示す画像復号化装置の各構成部の処理内容を、図8及び図9のフローチャートを参照しながら説明する。なお、復号化部51、復号画像生成部52及びインター予測画像生成部54の処理内容については、一般的な画像復号化装置に実装されているものと同様であるため詳細な説明を省略する。
図8は、擬似動きベクトル分析部41による動作の流れを示すフローチャートである。
擬似動きベクトル分析部41は、擬似動きベクトルQMV2から、動きベクトル有無情報CBMVI1を抽出する(ステップST31)。
擬似動きベクトル分析部41は、動きベクトル有無情報CBMVI1に基づいて、ストリーム中に復号化ブロックの動きベクトルMV2が存在するか否かを判定する(ステップST32)。
擬似動きベクトル分析部41は、擬似動きベクトルQMV2から、動きベクトル有無情報CBMVI1を抽出する(ステップST31)。
擬似動きベクトル分析部41は、動きベクトル有無情報CBMVI1に基づいて、ストリーム中に復号化ブロックの動きベクトルMV2が存在するか否かを判定する(ステップST32)。
擬似動きベクトル分析部41は、復号化ブロックの動きベクトルMV2が存在すると判定した場合(ステップST32;YES)、擬似動きベクトルQMV2から動きベクトルMV2を抽出する(ステップST33)。擬似動きベクトル分析部41は、抽出した動きベクトルMV2を動きベクトル格納部42に出力する(ステップST34)。
擬似動きベクトル分析部41は、ステップST34の処理が完了するか、若しくは、復号化ブロックの動きベクトルMV2が存在しないと判定した場合(ステップST32;NO)、動きベクトル有無情報CBMVI1を、動きベクトル算出部43に出力する(ステップST35)。
図9は、動きベクトル算出部43による動作の流れを示すフローチャートである
動きベクトル算出部43は、動きベクトル有無情報CBMVI1に基づいて、ストリーム中に復号化ブロックの動きベクトルMV2が存在するか否かを判定する(ステップST41)。
動きベクトル算出部43は、動きベクトル有無情報CBMVI1に基づいて、ストリーム中に復号化ブロックの動きベクトルMV2が存在するか否かを判定する(ステップST41)。
動きベクトル算出部43は、ストリーム中に復号化ブロックの動きベクトルMV2が存在すると判定した場合(ステップST41;YES)、動きベクトル格納部42から復号化ブロックの動きベクトルMV2を取り出す(ステップST42)。
一方、ストリーム中に復号化ブロックの動きベクトルMV2が存在しないと判定された場合(ステップST41;NO)、動きベクトル算出部43は、動きベクトル格納部42から復号化ブロックの周囲ブロックの動きベクトルMV2を取り出し、この周囲ブロックの動きベクトルMV2を用いて、動きベクトル算出部3と同一の予測方法によって復号化ブロックの動きベクトルMV2を算出する(ステップST43)。
この後、動きベクトル算出部43は、復号化ブロックの動きベクトルMV2を、動きベクトル格納部42に格納する(ステップST44)。
この後、動きベクトル算出部43は、復号化ブロックの動きベクトルMV2を、動きベクトル格納部42に格納する(ステップST44)。
動きベクトル算出部43は、ステップST42又はステップST44の処理が完了すると、動きべクトルMV2を、インター予測画像生成部54に出力する(ステップST45)。
以上のように、この実施の形態2によれば、第1の符号化ストリームの生成における動き探索によって定まった動きベクトルを第2の符号化ストリームの生成において継承的に利用する際、第1の符号化ストリームにおける動きベクトルを選択的に保存して、第2の符号化ストリームを生成するにあたり、動きベクトルが保存されているブロックであれば、保存されている動きベクトルを補正して使用し、動きベクトルが保存されていないブロックに関しては、周囲ブロックからの予測によって定まった動きベクトルを使用するようにする。このように構成することで、動きベクトルの保存に必要なメモリ量を削減できるという効果が得られる。例えば、水平方向と垂直方向でNブロックライン置きに動きベクトルを保存する場合には、動きベクトルを保存するのに要する総メモリ量を、約2/Nに削減することができる。
さらに、第2の符号化ストリームにおいては、周囲ブロックの動きベクトルからの予測によって動きベクトルを算出する符号化ブロックについては、動きベクトルを符号化しないようにすることで、動きベクトルに要する情報量が節約されて、情報量圧縮効率が向上する効果を奏する。
11 フレーム選択部、2 動きベクトル情報格納部、3,43 動きベクトル算出部、12 入力画像フレーム選択部、13 動き探索部、14 減算器、15 DCT量子化部、16 逆量子化逆DCT部、17,21,22 切換スイッチ、18 イントラ予測部、19 動き補償部、20 参照画像メモリ、23 符号化部、31 擬似動きベクトル算出部、41 疑似動きベクトル分析部、42 動きベクトル格納部、51 復号化部、52 復号画像生成部、53 復号画像フレームメモリ。
Claims (10)
- 異なるフレームレートの符号化ストリームを複数同時に生成する符号化処理を行う画像符号化装置において、
ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルを格納する動きベクトル格納部と、
前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルを格納するか否かを判定して、前記動きベクトル格納部における当該動きベクトルの有無を示す画像情報を出力し、格納条件を満たすと判定した動きベクトルを前記動きベクトル格納部に格納する動きベクトル選択部と、
前記動きベクトル選択部が出力した前記動きベクトルの有無を示す画像情報に基づき、前記動きベクトル格納部における前記動きベクトルの有無を判定し、当該動きベクトルが前記動きベクトル格納部に格納されていない場合に、ベースとならない符号化ストリームの動きベクトルを、前記動きベクトル格納部に格納された周囲ブロックの前記動きベクトルに基づいて算出する動きベクトル算出部とを備えた画像符号化装置。 - 前記動きベクトル選択部は、前記ベースとなる符号化ストリームにて符号化される符号化ブロックに対して水平方向及び垂直方向に所定数のブロックライン置きに動きベクトルを前記動きベクトル格納部へ格納することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 前記動きベクトル選択部は、前記ベースとなる符号化ストリームにて符号化される符号化ブロックにおけるエッジの検出有無に基づいて、動きベクトルを前記動きベクトル格納部へ格納するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 前記動きベクトル選択部は、前記ベースとなる符号化ストリームにて符号化される符号化ブロックについての周囲との動きの相関に基づいて、動きベクトルを前記動きベクトル格納部へ格納するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 前記動きベクトル算出部は、
前記動きベクトル選択部が出力した前記動きベクトルの有無を示す画像情報に基づき、前記ベースとならない符号化ストリームにて符号化されるフレームの符号化ブロック位置で、前記動きベクトル格納部に前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルが格納されていると判定した場合、前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルを、時間的距離に応じて補正したものを用いて前記符号化ブロックの動きベクトルを算出し、
前記動きベクトル選択部が出力した前記動きベクトルの有無を示す画像情報に基づき、前記符号化ブロック位置で、動きベクトル格納部に前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルが格納されていないと判定した場合は、前記符号化ブロックの周囲ブロックの動きベクトルからの予測によって前記符号化ブロックの動きベクトルを算出することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の画像符号化装置。 - 前記動きベクトル算出部は、前記ベースとならない符号化ストリームにて符号化されるフレームの符号化ブロック位置で、前記動きベクトル格納部に前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルが格納されていない場合、前記符号化ブロックの周囲ブロックの動きベクトルの中間値を前記符号化ブロックの動きベクトルとして算出することを特徴とする請求項5記載の画像符号化装置。
- 前記動きベクトル算出部は、前記ベースとならない符号化ストリームにて符号化されるフレームの符号化ブロック位置で、前記動きベクトル格納部に前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルが格納されていないと判定した場合、前記符号化ブロックの周囲ブロックの動きベクトルの加重平均値を前記符号化ブロックの動きベクトルとして算出することを特徴とする請求項5記載の画像符号化装置。
- 前記動きベクトル算出部で前記ベースとならない符号化ストリームを算出する際、
前記符号化ストリームにて符号化されるフレームの符号化ブロック位置で、前記動きベクトル格納部に前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルが格納されている場合は、前記符号化ストリーム中に動きベクトルが存在することを示す情報と動きベクトルを合成したものを擬似動きベクトルとして算出し、
前記符号化ブロックで、前記動きベクトル格納部に前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルが格納されていない場合には、前記符号化ストリーム中に動きベクトルが存在しないことを示す情報を擬似動きベクトルとして算出する疑似動きベクトル算出部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の画像符号化装置。 - 前記動きベクトル格納部は、前記ベースとなる符号化ストリームの動きベクトルのうち、前記動きベクトル選択部に選択された動きベクトルを所定数ビット右シフトしたものを格納することを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の画像符号化装置。
- 請求項8記載の画像符号化装置で生成された符号化ストリームを復号化する画像復号化装置において、
前記疑似動きベクトル算出部により算出された擬似動きベクトルにおける動きベクトル成分を格納する動きベクトル格納部と、
前記疑似動きベクトル算出部により算出された擬似動きベクトルから、復号化ブロックに関するストリーム中の動きベクトル存在有無に関する情報及び動きベクトルを抽出し、前記復号化ブロックに関するストリーム中に動きベクトルが存在する場合、この動きベクトルを前記動きベクトル格納部に格納する擬似動きベクトル分析部と、
前記復号化ブロックに関するストリーム中に動きベクトルが存在しない場合には、前記復号化ブロックの周囲ブロックの動きベクトルを前記動きベクトル格納部から取り出し、前記画像符号化装置の動きベクトル算出部と同一の予測方法によって前記復号化ブロックの動きベクトルを算出し、この動きベクトルを前記動きベクトル格納部に格納する動きベクトル算出部とを備えたことを特徴とする画像復号化装置。
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