JP2011107634A - 焦点検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】AF動作中、光の強度に関係なく被写体の適正な明るさを検出し、焦点調整を確実に行う。
【解決手段】モニタセンサ、ラインセンサを使用する焦点検出装置において、モニタセンサの受光量に基づき、ラインセンサのフォトダイオードにおける蓄積電荷量が閾値を超えるか否かをAGC回路によって比較、判断する。蓄積電荷量が閾値に達すると、ラインセンサの電荷転送ゲートを開放し、蓄積電荷がラインセンサの電荷蓄積容量に転送し、格納させる。このとき、閾値到達までの積分時間に応じて転送時間を調整し、積分時間が短いほど相対的に短い電荷転送時間を設定する。
【選択図】図10

Description

本発明は、一眼レフ型カメラなどの撮影装置に搭載される焦点検出装置に関する。
一眼レフ型カメラでは、自動焦点調節(AF)機構として位相差方式の焦点検出装置が搭載されている。焦点検出装置の被写体像が投影されるエリアには、ラインセンサをそれぞれ並列させた複数のラインセンサ群が2つ1組となって2次元的に配置されている。各ラインセンサは、複数のフォトダイオードを並列させた配置構成であり、各フォトダイオードに生じる信号電荷は画素信号として読み出される。
通常、ラインセンサは電荷蓄積型センサであり、ラインセンサの傍に配置されるモニタセンサによって電荷蓄積時間が調整される(例えば、特許文献1、2、3参照)。ラインセンサの各フォトダイオードの受ける光量は被写体の明るさ分布によって異なるため、ラインセンサの電荷蓄積時間はそれぞれ独立して制御されている。
フォトダイオードなどの光電変換素子を備えたモニタセンサは、モニタ対象となっているフォトダイオードの光強度(光量)をリアルタイムで検出する。モニタセンサから出力される信号が所定の閾値を超えると、対応するラインセンサの電荷蓄積(積分)を終了させるため、転送ゲートが開く。
ラインセンサに蓄積された電荷は、転送ゲートを通って一時的にキャパシタ等のメモリ部に格納される。すべてのラインセンサの電荷蓄積が終了すると、一連の画素信号が被写体像の画像信号として出力され、デフォーカス量を求める演算処理が行われる。
特開2006−145792号公報 特開2004−272238号公報 特開平8−251470号公報
AF動作中、光はラインセンサに入射し続け、電荷転送中にもラインセンサのフォトダイオードには電荷が発生する。光強度が強い場合、電荷転送中に蓄積された余剰電荷も転送ゲートを通り、露光期間に蓄積された電荷とともに被写体像の画像信号として出力される。その結果、ラインセンサの出力レベルが不安定になり、精度あるAF演算処理が行えない。
したがって、ラインセンサを使用する焦点検出装置では、AF動作中、光強度に影響されることなく、被写体の明るさを適正に表す画像信号を安定して出力することが必要とされる。
本発明の焦点検出装置は、被写体像の投影領域に並ぶ複数のラインセンサと、複数のラインセンサの側にそれぞれ配置され、それぞれ対応するラインセンサの受光量をモニタリングする複数のモニタセンサを備える。例えば、焦点検出装置は一眼レフ型カメラなどの撮影装置に適用される。また、ラインセンサは、例えばCMOSセンサなどアドレス型撮像素子によって構成される。
また、本発明の焦点検出装置は、各ラインセンサの露光終了タイミングを、対応するモニタセンサの受光量に基づいて検知する露光終了タイミング検出手段と、各ラインセンサの光電変換素子に蓄積された電荷の転送を制御する電荷転送制御手段と、各ラインセンサの蓄積電荷に基づいて被写体像の画像信号を出力する画像信号出力手段とを備える。
ラインセンサの構成として、例えば、光電変換素子に蓄積された電荷を格納する電荷格納部と、開閉することによって光電変換素子に蓄積された電荷を電荷格納部に転送する電荷転送ゲートが各ラインセンサに設けられる。電荷転送制御手段は、露光終了させるラインセンサの電荷転送ゲートを開けて蓄積電荷を電荷格納部へ転送し、ゲート開閉タイミングを調整することによって電荷転送時間を制御する。
露光終了タイミング検出については、(例えば、AGC回路などによって)モニタセンサの受光量と適正輝度レベルに相当する閾値とを比較し、ラインセンサの電荷蓄積を閾値到達時点で終了させる構成にすればよい。さらに、マルチ測距の場合、モニタセンサを測距ゾーンに合わせて配置し、多数のラインセンサに1つのモニタセンサを割り当てる構成にしてもよい。この場合、同一測距ゾーンの中の1つのラインセンサに対して露光終了タイミングが検出されると、他のラインセンサの電荷転送時間は、露光終了ラインセンサに設定される電荷転送時間と同一にすればよい。
本発明では、電荷転送制御手段が、露光終了対象となるラインセンサの電荷転送時間を、対応するモニタセンサに入射する光の強度(以下、受光強度という)に応じて調整する。すなわち、AF動作によって露光開始してから露光終了までの間のモニタセンサの受光強度に基づいて電荷転送時間を調整する。
例えば、光強度が強い場合、余剰電荷の転送を防ぐため電荷転送時間を短くする必要がある。一方、光強度が微小な場合、蓄積電荷をすべて転送するため電荷転送時間を長くするのが望ましい。したがって、電荷転送制御手段は、相対的に受光強度が大きいときの電荷転送時間と比べ、相対的に受光強度が小さいときの電荷転送時間を短く設定すればよい。
このような光強度に応じた電荷点増時間の設定を行うことによって、蓄積電荷の出力レベル、すなわち被写体の輝度レベルを表す蓄積電荷が安定して出力される。その結果、正確な被写体の明るさに基づいた合焦調整が行われる。
ラインセンサの露光時における光強度を検出する構成として、光強度が露光中ほぼ一定であることを鑑み、露光終了までの時間(積分時間)によって光強度を判断するのがよい。露光終了タイミング検出手段が、各モニタセンサの受光量を閾値と比較する場合、電荷転送制御手段は、電荷転送時間を、対応するモニタセンサの閾値到達までの時間に応じて調整すればよい。
光強度が強い場合、光強度が大きくなるとその大きさが大きいほど余剰電荷の転送される時間も短くなる傾向がある。したがって、電荷転送制御手段は、相対的に受光強度が大きいほど電荷転送時間を短く設定するのが望ましい。
一方、AF動作を迅速に実行するためにラインセンサの露光時間には制限が設けられる。露光開始から制限時間に達したときのラインセンサの蓄積電荷量が少ない場合、電荷転送時間を短く設定すると蓄積電荷を十分に転送できない恐れがある。したがって、電荷転送制御手段が、許容露光時間内に受光量がAF調整に必要とされる基準レベルに到達しない場合、許容露光時間到達時の受光量が少ないほど電荷転送時間を長く設定するのが望ましい。
このように本発明によれば、AF動作中、光の強度に関係なく被写体の適正な明るさを検出し、焦点調整を確実に行うことが出来る。
本実施形態であるデジタルカメラの模式的内部構成図である。 焦点検出部の基板配置を示した図である。 焦点検出部のブロック図である。 ラインセンサ、モニタセンサ、AGC回路の接続関係を示した図である。 ラインセンサ用画素信号読み出し回路の電気回路図である。 図5の画素信号読み出し回路の模式的な断面図である。 モニタセンサの電気回路図である。 転送時間と転送電荷量との関係を表すグラフを示した図である。 論理回路によって実行される電荷転送時間制御のフローチャートである。 光強度が強いときの電荷転送処理のタイミングチャートである。 光強度が弱いときの電荷転送処理のタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら本実施形態について説明する。
一眼レフ型デジタルカメラ10は、本体12と、本体12に着脱自在な交換レンズ14とを備え、本体12内部には、ペンタゴナルダハプリズム(以下、ペンタプリズムという)16、クイックリターンミラー18、フォーカルプレーンシャッタ20、CCDなどの撮像素子22が設けられている。
ROM36、RAM37、CPU38を含むシステムコントロール回路30は、カメラ10の撮影動作を制御し、周辺制御回路32、表示部33、AFモジュール24、測光IC23、EEPROM39等に制御信号を出力する。周辺制御回路32は、フォーカルプレーンシャッタ20、絞り(図示せず)、撮像素子22など露光機構を制御し、また、レンズメモリ13からレンズ情報を取得する。
電源ボタン(図示せず)の操作によってカメラ10がON状態になると、撮影可能な撮影モードに設定される。撮影光学系15を通った光は、クイックリターンミラー18によってペンタプリズム16の方向へ導かれ、被写体像がピント板17に形成される。ユーザーは、ファインダ窓(図示せず)を通して被写体像を視認する。撮影のためレリーズボタン(図示せず)が半押しされると、ペンタプリズム16の傍に配置される測光IC23が、TTL測光方式に従い、被写体の明るさを検出する。また、クイックリターンミラー18の下方に配置されるAFモジュール24が、位相差方式に従って合焦状態を検出する。
撮影光学系15を通った光の一部は、クイックリターンミラー18を透過し、サブミラー19によってAFモジュール24に導かれる。AFモジュール24は、コンデンサーレンズ26、セパレータレンズ27、視野マスク29、焦点検出部40を備え、撮像面(撮像素子22の受光面)と等価な位置(共役面)に配置された視野マスク29によって分割された被写体像は、セパレータレンズ27によって焦点検出部40に再結像される。焦点検出部40は、対になって投影された被写体像の画像信号を出力する。
システムコントロール回路30は、AFモジュール24から送られてくる画像信号に基づき、デフォーカス量および焦点調節を行う。すなわち、AFモジュール24によって検出されるデフォーカス量およびピントずれの方向に従い、AFモータドライバ34へ制御信号を出力する。AFモータ35は、AFモータドライバ34からの駆動信号に基づき、撮影光学系15内のフォーカシングレンズをシフトさせる。合焦状態に達するまで一連の焦点検出、レンズ駆動が行われる。
レリーズ半押し状態において焦点調整が行われ、被写体の明るさが検出されると、システムコントロール回路30は、露出値、すなわちシャッタースピードおよび絞り値を演算、決定する。そしてレリーズボタンが全押しされると、一連の記録動作処理が実行される。すなわち、クイックリターンミラー18、絞り、およびシャッタ20の動作によって被写体像が撮像素子22に形成され、1フレーム分の画像信号が撮像素子22から信号処理回路25へ出力される。信号処理回路25ではデジタル画像データが生成され、画像データがEEPROM39へ格納される。
図2は、焦点検出部の基板配置を示した図である。
焦点検出部40は、CMOS型ラインセンサを複数配設させた一体型基板によって構成される。焦点検出デバイス40の表面には、被写体像の縦方向に沿った基板上下方向にラインセンサ群EA1、EA2が設置され、被写体像の横方向に沿った基板左右方向にラインセンサ群EB1、EB2が設置されている。ラインセンサ群EA1、EA2、およびEBA1、EB2はそれぞれ基板中心部を挟んで互いに対向する。
視野マスク29、コンデンサーレンズ26、セパレータレンズ27を含む結像光学系は、瞳分割によって2組の被写体像対を形成し、ラインセンサ群EA1、EA2の配置された投影領域、およびラインセンサ群EB1、EB2の配置された投影領域に対し、一対の被写体像をそれぞれ結像させる。
各ラインセンサ群は、所定間隔で左右もしくは上下方向に並ぶ複数のラインセンサによって構成され、ラインセンサ群EA1、EA2のラインセンサは左右方向に沿って並列し、ラインセンサ群EB1、EB2のラインセンサは上下方向に沿って並列している。各ラインセンサは、複数のフォトダイオード、画素信号読み出し回路(ともにここでは図示せず)を備える。
ラインセンサ群EA1は、9つのラインセンサLSA1〜LSA9によって構成されており、基準ラインセンサとして機能する。一方、ラインセンサ群EA2を構成するラインセンサLSA11〜LSA19は、参照ラインセンサとして機能する。同様に、ラインセンサ群EB1を構成するラインセンサLSB1〜LSB5は基準センサ、ラインセンサ群EB2を構成するラインセンサLSB6〜LSB10は参照ラインセンサとして機能する。
ラインセンサ群EA1のLSA1〜LSA9、ラインセンサ群EB1のラインセンサLSB1〜LSB5の側には、電荷転送用の垂直シフトレジスタVSR1〜VSR9、VSS1〜VSS5が設置されており、ラインセンサ群EA2、EB2の各ラインセンサに対しても、垂直シフトレジスタVSR11〜VSR19、VSS6〜VSS10が同様に配置されている。
ラインセンサ群EA1、EB1には、一連のモニタセンサLMA1〜LMA9、LMB1〜LMB5がそれぞれ対応するラインセンサの側に配置されている。モニタセンサLMA1〜LMA9、LMB1〜LMB5は、複数の微小センサをラインセンサに沿って並列させた構成であり、対応するラインセンサの領域を複数のエリアに分割してモニタリングする。
モニタセンサLMA1〜LMA9は、それぞれラインセンサLSA1〜LSA9の側面に沿ってライン状に配置され、対応するラインセンサの受ける光量(光強度)と同じ光量を受け、光量に応じた信号をモニタ信号として出力する。モニタセンサLMB1〜LMB5も、ラインセンサLSB1〜LSB5の受光量をモニタリングするためモニタ信号を出力する。
また、ラインセンサ群EA1、EB1の各モニタセンサの傍には、暗電流成分を検知するOB(Optical Black)モニタセンサOBA1〜OBA9、OBB1〜OBB5が配置されており、検出される暗電流成分に基づいてモニタセンサから出力されるモニタ信号が補正される。
AGC回路42は、各モニタセンサから逐次出力されるモニタ信号値を閾値と比較し、オートゲインコントロールによってラインセンサの積分時間を制御する。閾値は、焦点検出に必要な光量が対象となるラインセンサに入射しているか否かを判断する指標値であり、ラインセンサのオーバフローを防ぐように設定されている。
モニタ信号値が閾値を超えると、積分終了を示すモニタ信号が論理回路44に送られる。論理回路44は、対応するラインセンサ、すなわちモニタリング対象となっているラインセンサの電荷蓄積(積分)を終了させるための制御信号を出力する。ラインセンサに制御信号が送信されると、電荷蓄積が終了するとともに、一時的に電荷がラインセンサ内で格納される。
ラインセンサの電荷蓄積時間は、ライセンサのモニタリング対象エリア毎に独立制御されており、被写体の光強度分布に応じて各ラインセンサの電荷蓄積時間が調整される。すべてのラインセンサの電荷蓄積が終了すると、各ラインセンサの垂直シフトレジスタ、および電荷転送機能をもつ列回路45、46の水平シフトレジスタによって画素信号が順番に読み出されていく。これにより、各ラインセンサの画素信号読み出し回路(ここでは図示せず)において蓄積電荷が電圧変換、増幅処理され、画素信号が出力される。
各ラインセンサから読み出された一連の画素信号は、列回路45、46においてノイズ除去処理、増幅処理される。そして、一連の画素信号は、被写体像の画像信号としてシステムコントロール回路30へ送られる。システムコントロール回路30では、対になっているラインセンサ群の画像信号に基づいて位相差が検出され、デフォーカス量が求められる。
図3は、焦点検出部のブロック図である。図4は、ラインセンサ、モニタセンサ、AGC回路の接続関係を示した図である。図3、図4を用いて、ラインセンサの電荷蓄積時間(積分時間)の制御について説明する。
なお、図3では、垂直方向に沿って延びるラインセンサ対LSA5、LSA15、水平方向に沿って延びるラインセンサ対LSB3、LSB8と、それに応じたモニタセンサLMA5およびLMB3のみを図示し、それ以外のラインセンサ、モニタセンサは省略している。また、図4では、ラインセンサの電荷蓄積終了タイミングをわかりやすく説明のため、図2に示す実際の配置とは異なる配置でラインセンサ、モニタセンサを図示している。
ラインセンサLSA5は、ラインセンサ用画素信号読み出し回路PSA5を挟んで向かい合うフォトダイオード対を上下方向に沿って並べた構成であり、ラインセンサ用画素信号読み出し回路によって各フォトダイオードから電荷が読み出される。他のラインセンサLSA15、LSB3、LSB8も同様に画素信号読み出し回路PSA15、PSB3、PSB8を挟んで向かい合うフォトダイオード対を並列させた構成になっている。
ラインセンサLSA5の傍に配置されたモニタセンサLMA5は、フォトダイオードを有する微小センサを垂直方向に沿って複数個並べた構成であり、モニタセンサ用画素信号読み出し回路(ここでは図示せず)によって蓄積電荷が読み出される。ラインセンサLSB3の傍に配置されたモニタセンサLSB3も同様の構成になっている。
AGC回路42HSは、モニタセンサLMB3から出力されるモニタ信号の電圧レベルが閾値を超えるか否かを検知し、閾値に達すると電荷蓄積(積分)終了を知らせるモニタ信号を論理回路44に出力する。モニタリング対象となっているラインセンサLSB3の電荷蓄積時間(積分時間)は、AGC回路42HSによって調整される。AGC回路42HSの閾値は、ラインセンサLSB3のダイナミックレンジを考慮した値に設定されており、論理回路44からのVMS信号によって設定される。モニタセンサLMA5をモニタリングするAGC回路42V5も同様の構成である。
図4では、1つのラインセンサLSB3を図示している。対向位置にあるモニタセンサLMB3は、それぞれフォトダイオードを有する複数の微小センサから構成されており、ここでは、便宜上3つの微小センサM1〜M3、M4〜M6、M7〜M9から構成されるものとする。
上述したように、ラインセンサLSB3は、多数のフォトダイオード対を配列させた構成であり、モニタセンサLMB3の微小センサM1〜M9は、それぞれ割り当てられた所定数のフォトダイオードの領域についてモニタリングを行っている。
ここでは、3つの測距ゾーンSZ1〜SZ3がラインセンサLSB3に対して規定されており、AGC回路42HSは、モニタセンサM1〜M3、M4〜M6、M7〜M9とそれぞれ接続されるモニタセンサ群42H31、42H32、42H33から構成されており、測距ゾーンSZ1〜SZ3の積分時間をそれぞれ調整する。モニタセンサ群42H31、42H32、42H33は、微小センサM1〜M3、M4〜M6、M7〜M9からの出力信号をそれぞれ検知するため、測距ゾーンSZ1〜SZ3に合わせて3つのモニタセンサ検出部AGC1〜AGC3、AGC4〜AGC6、AGC7〜AGC9をそれぞれ備えている。
ラインセンサLSB3の測距ゾーンSZ1を例に挙げると、瞳分割による一対の被写体像が焦点検出部40に投影されると、ラインセンサLSA1の測距ゾーンSZ1およびモニタセンサM1〜M3に電荷が蓄積される。3つの微小センサM1〜M3に入力される光量は、被写体の明るさ分布によってそれぞれ異なるため、モニタセンサ検出部AGC1〜AGC3が積分終了を知らせるモニタ信号を出力するタイミングは異なる。
例えば、モニタセンサM1〜M3の微小センサM1に強い光が入射する一方で微小センサM2、M3に入射する光が弱い場合、検出部AGC1に入力するモニタ信号の電圧値が検出部AG2、AG3よりも先に閾値を超え、電荷蓄積終了を知らせるモニタ信号を論理回路44へ出力する。
論理回路44は、検出部AGC1から終了信号を受けると、ラインセンサLSB3の測距ゾーンの電荷蓄積を終了させる。ラインセンサLSB3の測距ゾーンSZ1の各フォトダイオードに蓄積された電荷は、電荷蓄積容量(ここでは図示せず)に一時的に格納される。検出部AGC2、あるいは検出部AGC3が最も早く積分終了のモニタ信号を出力した場合も、ラインセンサLSB3の測距ゾーンSZ1の電荷蓄積が同様に終了する。
このようなラインセンサの電荷蓄積が、ラインセンサLSB3の測距ゾーンSZ2、SZ3についても、同じように行われる。すなわち、微小センサM4〜M6、M7〜M9のいずれかにおいて閾値を超えるモニタ信号が出力されると、ラインセンサLSB3の測距ゾーンSZ2、SZ3の電荷蓄積をその時点で終了する。
すべてのラインセンサの電荷蓄積が終了すると(あるいはその前に所定時間が経過すると)、各ラインセンサから画素信号が出力される。上下方向にあるラインセンサ群EA1、EA2(図2参照)から出力される画素信号は、列回路46に転送される(図2、3参照)。一方、左右方向にあるラインセンサ群EB1、EB2から出力される画素信号は、列回路45へ転送される。
列回路45、46においては、出力された画素信号に対してノイズ除去、増幅処理が画素信号に対して行われる。これにより、ラインセンサ群EA1、EA2に対する一対の被写体像に応じた画像信号は、オフセット回路64においてオフセットされた後、出力切替回路66を通じてシステムコントロール回路30へ出力される。一方、ラインセンサ群EB1、EB2に対する一対の被写体像に応じた画像信号は、オフセット回路62においてオフセットされた後、出力切替回路68を通じてシステムコントロール回路30へ出力される。
システムコントロール回路30は、論理回路44の動作を制御するとともに、各AGC回路からのモニタ信号を選択的に検知する。モニタ出力選択回路56では、システムコントロール回路30により指定されたモニタ信号が出力され、出力切替回路68からシステムコントロール回路30に送られる。また、OBモニタ出力選択回路52から選択的に出力されるOBモニタ信号は、出力切替回路66を介してシステムコントロール回路30に送られる。なお、OBモニタ信号、モニタ信号は、レベルシフト回路53、55によってそれぞれ出力信号の基準電位がシフトされる。
論理回路44は、ラインセンサの電荷蓄積を終了させるとき、選択回路58を通じて電荷蓄積終了を知らせる信号をシステムコントロール回路30に出力する。また、すべてのラインセンサの電荷蓄積が終了すると、選択回路60を通じて電荷蓄積終了を知らせる信号をシステムコントロール回路30へ送る。システムコントロール回路30は、これらのモニタ信号、終了信号に基づいて、各ラインセンサの積分時間、AGC回路のゲインを制御する。
図5は、ラインセンサ用画素信号読み出し回路の電気回路図である。図6は、図5の画素信号読み出し回路の模式的な断面図である。図7は、モニタセンサの電気回路図である。
図5には、ラインセンサLSB3における一組のフォトダイオード対120Aj、120Bjおよびそれに接続されるラインセンサ用画素信号読み出し回路130jに関する回路構成を示している。フォトダイオード対120Aj、120Bjは、ともにラインセンサ用画素信号読み出し回路130jと接続されている。
ラインセンサ用画素信号読み出し回路130jは、不要電荷の掃き出しをスイッチ制御するアンチブルーミングゲート(ABG)121A、121B、一時的に電荷を格納する電荷蓄積容量(MEM)124A、124B、フォトダイオード対120Aj、120Bjに蓄積された電荷を電荷蓄積容量124A、124Bに転送する転送ゲート(TG)122A、122Bを備える。
さらに、ラインセンサ用画素信号読み出し回路130jは、FDA(Floating Diffusion Amplifier)に基づく電荷検出機構を備え、電荷注入されるフローティングディフュージョン(FD)125、電荷蓄積容量124A、124Bの蓄積電荷を転送するフローティングディフュージョンゲート(FDG)123A、123B、リセットゲート(RG)26、ソースフォロアアンプ127、および選択ゲート128を備える。
図6には、フォトダイオード120Aj付近の焦点検出部40の基板断面が図示されている。n−sub基板の上にp型層(p−well)を形成し、その上にpn接合のフォトダイオード120Ajが構成される。また、フォトダイオード120Ajの表面にp層を形成することにより、埋め込み型フォトダイオードが構成される。電荷蓄積容量124Aも同様のMOS型ダイオードの構成になっている。
なお、フォトダイオード120Ajの上方には開口部(図示せず)が設けられており、開口部を除く部分を遮光膜で覆うことによってフォトダイオード120Aj以外の光入射が防止されている。
アンチブルーミングゲート(ABG)121A、転送ゲート(TG)122A、フローティングディフュージョンゲート(FDG)123A、リセットゲート(RG)124Aは、それぞれ表面に電荷転送電極(ゲート電極)を配設したトランジスタによって構成されており、それぞれ電荷読み出しタイミングに合わせてパルス信号が入力される。
転送ゲート(TG)122A、フローティングディフュージョンゲート(FDG)123Aの開閉により、電荷蓄積容量124A、およびn層から成るフローティングディフュージョン(FD)125にそれぞれ電荷が転送される。また、アンチブルーミングゲート(ABG)121Aの開閉により、フォトダイオード120Ajの不要電荷が、n層129を介してドレインとなる電源VDDAに掃き出される。
図7には、フォトダイオード120Ajをモニタリングする微小センサ140mを示している。フォトダイオード142に接続されるモニタセンサ用画素信号読み出し回路144は、アンチブルーミングゲート(ABG)151、転送ゲート(TG)152、リセットゲート(RG)154、さらには電荷蓄積容量(MEM)153、ソースフォロアアンプ155を備える。
被写体からの光がラインセンサに到達すると、フォトダイオード120Aj、120Bjの光電変換によって信号電荷(画素信号)が生じ、光量に応じて電荷が蓄積されていく。一方、モニタセンサ140mの光電変換部142に生じる信号電荷は、電荷蓄積153を介して図2、3に示したAGC回路へ随時出力される。
モニタ信号が閾値を超えると、フォトダイオード120Ajの電荷蓄積が終了し、蓄積電荷は転送ゲート122A、122Bを通って電荷蓄積容量123A、123Bに一時的に転送される。他のフォトダイオード対の電荷蓄積がすべて終了するまで、蓄積電荷は電荷蓄積容量123A、123Bにそれぞれ保存される。
他のラインセンサの電荷蓄積が終了すると、フォトダイオード120Aj、120Bjにおいて生じ、電荷蓄積容量123A、123Bにそれぞれ格納されていた電荷は、別々に、または混合されてフローティングディフュージョン(FD)125に注入される。そして、ソースフォロアアンプ127によって画素信号(電圧信号)が出力される。画素信号が出力されると、リセットゲート126の動作によってフローティングディフュージョン124がリセットされる。
図8は、転送時間と転送電荷量との関係を表すグラフを示した図である。ここでは、ラインセンサのフォトダイオードに入射する光の強度(以下、受光強度という)と電荷転送時間との関係を説明する。
図8には、光強度を変えたときのラインセンサにおける電荷転送時間が表されている。横軸は、電荷蓄積容量へ電荷を転送するときの転送時間を表す。一方、縦軸は、電荷蓄積容量に格納される電荷量を、その飽和電荷容量に対する割合(%)によって表している。
ラインセンサ、モニタセンサに入射する光の光強度(受光強度)を変えると、それに合わせて転送速度も変化する。ここでは、電荷転送時間と転送電荷量との関係が、関数LQ1、LQ2、LQ3によって表されている。光強度が相対的に一番大きい関数Q1の場合、転送時間に比例して転送電荷割合が変化する。一方、相対的に光強度が小さい関数Q2、Q3の場合、転送時間が長くなると転送電荷割合はあまり変化しない。
図8に示す電荷割合閾値TZは、AGC回路においてモニタセンサの蓄積電荷量と比較される閾値に相当する電荷量を表す。上述したように、モニタセンサの信号出力レベルが閾値を超えると、対応するラインセンサの電荷蓄積を終了させる。この閾値は、被写体像の輝度レベルを正確に検出するのに適した蓄積電荷量を得られるように設定されている。ここでは、電荷蓄積容量の飽和電荷量の約60%がラインセンサにおける適正な蓄積電荷量となる。
そのため、閾値TZを超えてラインセンサから転送される蓄積電荷は余剰分の電荷となる。光強度の強い関数LQ1の場合、転送時間T1を経過すると、余剰分の電荷がラインセンサに蓄積される。特に、光強度の強い関数LQ1では、転送時間に比例して転送電荷量が大きくなるため、閾値TZを超えた後も電荷が短時間で蓄積される。
その結果、モニタセンサの信号レベルが閾値に達したことによってラインセンサの蓄積電荷を電荷蓄積容量に転送するとき、露光終了後の余剰電荷も合わせて転送されてしまう。光強度が強いほど電荷転送時間を短くしないと、電荷転送中にラインセンサに蓄積される余剰電荷が多くなってしまう。
一方、光強度が小さい場合、関数LQ2で示すように、閾値TZに到達する転送時間T2を超えた後の余剰蓄積電荷は時間が経過してもあまり生じない。また、光強度が極小の場合、関数LQ3で表されるように、閾値TZに到達する転送時間T3を超えても余剰蓄積電荷はほとんど生じない。
したがって、光強度が弱いため、露光の限界時間である最大積分時間に到達してもモニタセンサの信号出力レベルが閾値以下であった場合(すなわちラインセンサからの出力電荷にゲインを掛ける必要がある場合)、出来る限り電荷転送時間を長く設定し、ラインセンサの蓄積電荷を確実に転送させなければならない。
本実施形態では、光強度に応じて電荷転送時間が設定される。具体的には、光強度が強いほど電荷転送時間を短く設定し、光強度が非常に小さい場合、光強度が小さいほど電荷転送時間を長く設定する。光強度の大きさは、モニタセンサの信号出力レベルが閾値に到達するまでの積分時間の間光強度はほぼ一定であるとみなし、その積分時間によって光強度の大きさを判別する。
一方、モニタセンサの信号出力レベルが閾値を超えることなく露光終了する場合、それまでの蓄積電荷量に応じて電荷転送時間を設定し、蓄積電荷量が小さいほど電荷転送時間を長くする。なお、光強度が小さいときには余剰電荷が転送される恐れが少ないため、電荷転送時間を長く設定することに支障がない。
図9は、論理回路によって実行される電荷転送時間制御のフローチャートである。同一測距ゾーンにあるラインセンサごとに電荷転送時間が設定される。
ステップS101では、積分が開始される。そして、ステップS102では、積分が終了しているか判断される。具体的には、モニタセンサのリセットゲート(RG−M)、ラインセンサのリセットゲート(RG)の開閉によってラインセンサの積分が開始されると、AGC回路からの出力信号が閾値到達を示す信号であるか否かが検知される(S101、S102)。出力信号が閾値到達を示す信号である場合、論理回路内部にあるパルスカウンタによって、閾値到達までの積分時間が検出される(S103)。そして、あらかじめ用意されたルックアップテーブル(LUT)の中から、積分時間に応じた電荷転送時間が選択、設定される(S106)。
図10は、光強度が強いときの電荷転送処理のタイミングチャートである。
リセットゲートの開閉によって時刻t0に積分が開始されると、ラインセンサのフォトダイオードに電荷が蓄積される。光強度が強い場合、フォトダイオードの蓄積電荷量はすぐに増加して閾値QThに到達する。これによってAGC回路が閾値到達を知らせる信号を出力し、転送ゲート(ΦTG)を開閉させることによって蓄積電荷が電荷蓄積容量(QMEM)に転送される。
このときの転送時間Δt(=t2−t1)は、積分時間(t1−t0)に従って定められる。ルックアップテーブルには、各積分時間とそれに対応する転送時間のデータが対応づけられており、積分時間に応じた転送時間が定められる。転送時間は、図8に示した閾値TZに到達するまでの転送時間を参考にしてあらかじめ理論的、さらには補充的実験に基づいて定められており、出来る限り余剰電荷が転送されないように転送時間が設定される。
露光最大時間となる限度積分時刻T1に達するとほぼ同時に、蓄積電荷量が閾値Qthに到達する場合、転送時間ΔT(=T2−T1)は、積分時間(限度積分時間)(T1−t0)に従って定められる。転送時間Δtは、転送時間ΔTよりも短い。
一方、図9のステップS102において積分終了とならない場合、積分開始から限度積分時刻T1に到達したか否かが判断される(S104)。光強度が弱いために限度積分時刻T1が先に到達すると、それまでの蓄積電荷量に基づいて転送時間が設定される(S105)。
図11は、光強度が弱いときの電荷転送処理のタイミングチャートである。
蓄積電荷量が閾値Qthを超える前に限度積分時刻T1に到達した場合、それまでに蓄積された電荷量Qmに従って電荷転送時間ΔT’が定められる。ここでは、蓄積電荷量Qmが小さいほど電荷転送時間ΔT’が長くなるように設定されている。蓄積電荷量に応じて電荷転送時間があらかじめルックアップテーブルによって設定され、検出される蓄積電荷量に応じた電荷転送時間が決定される。
なお、蓄積電荷量の検出は、ゲイン設定時に調べられる蓄積電荷量の大きさに基づいて定められる。限度積分時間T1時のモニタセンサの出力レベルが最初に設定した閾値の1/2、1/4、1/8倍・・・・の値と順次比較され、蓄積電荷量は1/2〜1倍、1/4〜1/2倍、1/8〜1/4倍、・・・・のいずれかの範囲に該当するかが明らかになる。ゲイン値を大きくする必要のある蓄積電荷量ほど電荷転送時間が長く設定される。
このように本実施形態によれば、モニタセンサ、ラインセンサを使用する焦点検出装置において、モニタセンサの受光量に基づき、ラインセンサのフォトダイオードにおける蓄積電荷量が閾値を超えるか否か、モニタセンサの出力信号を受けるAGC回路によって比較、判断される。そして、蓄積電荷量が閾値に達すると、ラインセンサの電荷転送ゲートが開き、蓄積電荷がラインセンサの電荷蓄積容量に格納される。このとき、転送時間が閾値到達までの積分時間に応じて調整される。
積分時間が短いと光強度が強いと判断し、相対的に短い電荷転送時間が設定される。これにより、余剰電荷がそのまま電荷蓄積容量へ転送されることを防止し、被写体の明るさを適切に表す輝度レベルの画像信号に基づいてAF処理が行われる。
一方、光強度が小さいために限度積分時間が経過してもモニタセンサの蓄積電荷量が閾値に到達しない場合、そのときの蓄積電荷量に基づいて電荷転送時間が設定される。蓄積電荷量が小さいほど電荷転送時間が長く設定されるため、すべての蓄積電荷が漏れなく電荷蓄積容量へ転送される。その結果、明るさが十分でない被写体に対しても適切な焦点調整を行うことができる。
測距方式については限定されず、また、ラインセンサの数、配列方向も限定されない。一眼レフ以外のカメラに適用することも可能であり、携帯電話など撮影機能を備えた撮影装置に適用してもよい。
10 一眼レフ型デジタルカメラ
24 AFモジュール(焦点検出装置)
40 焦点検出部
120Aj、120Bj フォトダイオード(光電変換素子)
122A 転送ゲート(電荷転送ゲート)
124A 電荷蓄積容量(電荷格納部)
TZ 閾値
Δt、ΔT、ΔT’ 電荷転送時間

Claims (7)

  1. 被写体像の投影領域に並ぶ複数のラインセンサと、
    前記複数のラインセンサの側にそれぞれ配置され、それぞれ対応するラインセンサの受光量をモニタリングする複数のモニタセンサと、
    各ラインセンサの露光終了タイミングを、対応するモニタセンサの受光量に基づいて検知する露光終了タイミング検出手段と、
    各ラインセンサの光電変換素子に蓄積された電荷の転送を制御する電荷転送制御手段と、
    各ラインセンサの蓄積電荷に基づいて被写体像の画像信号を出力する画像信号出力手段とを備え、
    前記電荷転送制御手段が、露光終了対象となるラインセンサの電荷転送時間を、対応するモニタセンサの受光強度に応じて調整することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記電荷転送制御手段が、相対的に受光強度が大きいほど電荷転送時間を短く設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記電荷転送制御手段が、許容露光時間内に受光量が基準レベルに到達しない場合、許容露光時間到達時の受光量が少ないほど電荷転送時間を長く設定することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の焦点検出装置。
  4. 前記露光終了タイミング検出手段が、各モニタセンサの受光量を閾値と比較し、
    前記電荷転送制御手段が、電荷転送時間を、対応するモニタセンサの閾値到達までの時間に応じて調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の焦点検出装置。
  5. 前記複数のモニタセンサが、所定数のラインセンサが割り当てられる測距ゾーンに従って配置され、
    前記電荷転送制御手段が、同一測距ゾーンに配置されたラインセンサの電荷転送時間を同一時間に設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の焦点検出装置。
  6. 前記複数のラインセンサ各々が、前記光電変換素子に蓄積された電荷を格納する電荷格納部と、開閉することによって前記光電変換素子に蓄積された電荷を前記電荷格納部に転送する電荷転送ゲートを有し、
    前記電荷転送制御手段が、露光終了させるラインセンサの電荷転送ゲート開閉を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の焦点検出装置。
  7. 請求項1に記載された焦点検出装置を備えた撮影装置。
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