JP2011101500A - Cover support for box-shaped cut-out - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ビルやマンション等の変圧器室内に設置された箱形カットアウト用の蓋体支持装置に関し、より詳しくは、変圧器室内に設置された箱形カットアウトのヒューズ管を交換する際に、箱形カットアウトの蓋体をヒューズ管の着脱が可能な適正開度で維持させるとともに、ヒューズ管を取り外した箱形カットアウトの蓋体を閉塞状態で維持させるための箱形カットアウト用の蓋体支持装置に関する。 The present invention relates to a lid support device for a box-shaped cutout installed in a transformer room of a building or a condominium, and more specifically, when replacing a fuse tube of a box-shaped cutout installed in a transformer room. In addition, the box-shaped cutout lid is maintained at an appropriate opening that allows the fuse tube to be attached and detached, and the box-shaped cutout lid from which the fuse tube has been removed is maintained in a closed state. The present invention relates to a lid support device.
従来から、ビルやマンション等の建築物には、図10(a)及び図10(b)に示す如く、一次側電力系統L1の電気(高圧の電気)を商用電圧に変圧(減圧)するための変圧設備TFが設けられている。 Conventionally, in buildings such as buildings and condominiums, as shown in FIGS. 10A and 10B, the electricity (high voltage electricity) of the primary power system L1 is transformed (decompressed) to the commercial voltage. The transformer facility TF is provided.
かかる変圧設備TFは、カットアウト(開閉器)5やトランス(変圧器)6等で構成されおり、建築物内に設けられた変圧器室R内に設置されている。そして、この種の変圧設備TFは、カットアウト5が変圧器室R内に立設された支柱P、或いは、支柱Pに連結された梁材T(図10においては梁材T)に取り付けられ、トランス6等の重量物(大型機器)が基礎コンクリート、或いは、ベースプレート上に設置されている(例えば、特許文献1参照)。
The transformer facility TF includes a cutout (switch) 5, a transformer (transformer) 6, and the like, and is installed in a transformer room R provided in the building. And this kind of transformation equipment TF is attached to the pillar P in which the
そして、カットアウト5には、通常、箱形のカットアウトが採用されている。すなわち、カットアウト5には、円筒型と箱形とがあるが、円筒型のカットアウトは塩害地を対象としたものであるため、通常、塩害のない変圧器室R内には箱形のカットアウト(いわゆる、箱形カットアウト)5が採用される。
The
ここで箱形カットアウト5について説明すると、箱形カットアウト5は、図11(a)に示す如く、一次側電力系統L1に電気的に接続された第一接続端子50と二次側電力系統L2(例えば、トランス6に繋がる二次側電力系統L2:図10参照)に電気的に接続された第二接続端子51とが内装され、一面に内外に通じる開放部52が形成された箱状のカットアウト本体53と、カットアウト本体53の開放部52の開閉を行うべく、カットアウト本体53に枢着されるとともに、ヒューズ管54を保持可能に構成された蓋体55とを備えている。
Here, the box-
前記カットアウト本体53に内装された第一接続端子50及び第二接続端子51のそれぞれは、ヒューズ管54に設けられた一対の接続子(接続刃)54a,54bが開放部52側から挿入可能に構成されている。
Each of the
前記蓋体55は、一方向の一端部がカットアウト本体53の下端部に枢着され、前面(外面)における一方向の他端部に突片56が設けられている。該突片56には、蓋体55の回転軸(枢着軸)の延びる方向と同方向に貫通した操作用穴57が穿設されている。
The
また、蓋体55は、ヒューズ管54の軸線を前記一方向と一致させた姿勢で該ヒューズ管54を保持するようになっており、ヒューズ管54を軸線方向にスライドさせることで、該ヒューズ管54の保持が解除されるようになっている。すなわち、蓋体55は、ヒューズ管54を該蓋体55の内面側に配置して軸線方向に移動させることで、ヒューズ管54の着脱を行えるようになっている。
The
そして、この種の箱形カットアウト5は、蓋体55を閉じたとき、該蓋体55に保持されたヒューズ管54の接続子54a,54bのそれぞれが第一接続端子50及び第二接続端子51に挿入され、これらが電気的に接続されるようになっている。すなわち、箱形カットアウト5は、蓋体55の開閉に伴って第一接続端子50及び第二接続端子51に対するヒューズ管54の接続子54a,54bの接続とその解除とを行えるようになっている。また、上記構成の箱形カットアウト5は、ヒューズ管54の各接続子54a,54bが第一接続端子50及び第二接続端子51に挿入されることで、蓋体55が開放部52を閉塞した状態で維持するようにもなっている。
And when this kind of box-
そして、上記構成の箱形カットアウト5の蓋体55の開閉作業やヒューズ管54の交換作業には、図12に示す間接活線操作棒Zが用いられる。かかる間接活線操作棒Zは、絶縁材料からなる棒状の操作棒本体Zaと、該操作棒本体Zaの先端に取り付けられた、或いは、取り付けられる先端工具Zbとで構成されている。先端工具Zbは、蓋体55(突片56)の操作用穴57に挿入可能に形成されたフックFと、ヒューズ管54の接続子54a,54bを圧入可能なスリット部Sとを備えている。
12 is used for the opening / closing operation of the
これにより、間接活線操作棒Zは、フックFを蓋体55の操作用穴57に挿入し、該フックFを突片56(蓋体55)に引っ掛けた状態で軸線方向に移動(操作)させることで、蓋体55を回転軸回りで回転させて開放部52を開閉できるようになっている。また、前記間接活線操作棒Zは、ヒューズ管54の接続子54a,54bをスリット部Sに圧入することでヒューズ管54を保持できるようになっている。
As a result, the indirect live-line operating rod Z is moved (operated) in the axial direction in a state where the hook F is inserted into the
ところで、変圧器室R内に設置される箱形カットアウト5は、変圧器室Rの室内高さの制限から、床上、1m〜1.5mの低位置で、開放部52が斜め下方に向くように支柱P、又は、梁材Tに固定されている。
By the way, the box-
そのため、変圧器室R内に設置された変圧設備TFは、箱形カットアウト5のヒューズ管54の交換作業を円滑に行うことができないといった問題がある。すなわち、箱形カットアウト5は、カットアウト本体53の下部に蓋体55が枢着され、開放部52を斜め下方に向けて低位置に配置されているため、図11(b)に示す如く、蓋体55を開いたとき(蓋体55が下方に垂れ下がったとき)、蓋体55(蓋体55に保持されたヒューズ管54)と床面との間隔が狭くなる結果、間接活線操作棒Zを操作できる十分なスペースが確保されず、ヒューズ管54の交換作業を円滑に行うことができないといった問題があった。また、上述の如く、箱形カットアウト5が低位置に設置されているため、図13に示す如く、作業者WMが屈んだ姿勢、或いはしゃがんだ姿勢で蓋体55の開閉作業やヒューズ管54の交換作業を行わなければならず、作業者WMの作業負担が大きいといった問題がある。
Therefore, there is a problem that the transformer facility TF installed in the transformer room R cannot smoothly replace the
このような現状の中、ヒューズ管54の着脱作業を行う際に、間接活線操作棒Zの操作スペースを確保すべく、一人の作業者が蓋体55を横向きの姿勢(略水平方向に延びる姿勢)で維持させ、他の作業者が間接活線操作棒Zでヒューズ管54の着脱作業を行うことも考えられるが、このようにすれば、一連の作業を二人以上で行わなければならず、作業効率の観点で好ましいとは言えない。
Under such circumstances, when the
また、上記箱形カットアウト5は、ヒューズ管54が存在することで蓋体55を閉じた状態にできるため、上述の如く、ヒューズ管54を取り外した状態では高圧活線状態にある第一接続端子50が外部に露呈して危険である。そのため、通常、新たなヒューズ管54を取り付けるまでの間、ダミーのヒューズ管(形状のみを似せたヒューズ管)を取り付けて蓋体55を閉じておくようにしているが、ダミーのヒューズ管54は、後に必ず取り外さなければならないため、その着脱作業は煩雑で作業効率の低下の原因となる。
Further, since the box-
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、ヒューズ管の着脱を円滑に行うことができ、さらに、ヒューズ管を取り外した状態で煩雑な作業を行うことなく蓋体を閉じておくことのできる箱形カットアウト用の蓋体支持装置を提供することを課題とする。 Therefore, in view of such circumstances, the present invention can smoothly attach and detach the fuse tube, and can further close the lid without performing complicated work with the fuse tube removed. It is an object of the present invention to provide a lid support device for shape cutout.
本発明に係る箱形カットアウト用の蓋体支持装置は、一次側電力系統に接続された第一接続端子と二次側電力系統に接続された第二接続端子とが内装され、一面に内外に通じる開放部が形成された箱状のカットアウト本体と、カットアウト本体の開放部を開閉すべくカットアウト本体に枢着され、ヒューズ管を保持可能に構成された蓋体とを備え、該蓋体をカットアウト本体に枢着した枢着軸の延びる方向と略同方向に貫通した操作用穴が蓋体に形成され、蓋体を閉じたときにヒューズ管の各接続子が第一接続端子及び第二接続端子に電気的に接続されるとともに、蓋体が開放部を閉塞した状態で維持するように構成され、建築物の変圧器室内に設けられた支柱又は梁材に取り付けられる箱形カットアウト用の蓋体支持装置であって、箱形カットアウトの後方側で支柱又は梁材に固定されるフレーム体と、該フレーム体に対して前記枢着軸の延びる方向と略同方向に延びる回転軸回りで回転自在に連結された回転体とを備え、回転体は、フレーム体との連結位置から前記回転軸の延びる方向と直交する方向に延出する第一延出部と、該第一延出部から前記回転軸の延びる方向と略同方向に延出し、カットアウト本体の開放部を閉じた蓋体の前方側と対向可能に設けられた第一蓋体支持部と、前記第一延出部の先端部に連設された可撓性を有する弾性体部とを備え、フレーム体及び回転体の少なくとも何れか一方は、第一蓋体支持部が蓋体を所定の開度の蓋体を支持する位置で回転体の回転を規制する規定部を備え、弾性体部は、基端部が第一延出部の先端部に接続され、前記回転軸の延びる方向と直交する方向に延出した第二延出部と、該第二延出部から前記回転軸の延びる方向と略同方向に延出し、操作用穴に挿入可能な第二蓋体支持部とを備えていることを特徴とする。 The lid support device for box-shaped cutout according to the present invention is internally provided with a first connection terminal connected to the primary power system and a second connection terminal connected to the secondary power system. A box-shaped cutout main body formed with an open portion leading to the lid, and a lid body that is pivotally attached to the cutout main body to open and close the open portion of the cutout main body and configured to hold the fuse tube, When the lid is pivotally attached to the cut-out body, an operation hole is formed in the lid that extends in the same direction as the pivot axis, and each connector of the fuse tube is the first connection when the lid is closed. A box that is electrically connected to the terminal and the second connection terminal, and is configured to be maintained in a state in which the lid closes the opening, and is attached to a column or a beam provided in the transformer room of the building A lid support device for shape cutout, which is a box-shaped A frame body fixed to a column or a beam member on the rear side of the toe-out, and a rotating body coupled to the frame body so as to be rotatable about a rotation axis extending in a direction substantially the same as the extending direction of the pivot shaft. The rotating body includes a first extending portion extending in a direction orthogonal to a direction in which the rotating shaft extends from a connection position with the frame body, and substantially the same as a direction in which the rotating shaft extends from the first extending portion. A first lid support portion that extends in the direction and is opposed to the front side of the lid body with the open portion of the cutout body closed, and a flexible that is connected to the tip of the first extension portion. And at least one of the frame body and the rotating body restricts the rotation of the rotating body at a position where the first lid support section supports the lid body with a predetermined opening degree. The elastic body portion has a proximal end portion connected to a distal end portion of the first extension portion, and the rotating shaft. A second extending portion that extends in a direction orthogonal to the extending direction, and a second lid support that extends from the second extending portion in substantially the same direction as the extending direction of the rotating shaft and can be inserted into the operation hole. And a portion.
上記構成の箱形カットアウト用の蓋体支持装置によれば、箱形カットアウトの後方側でフレーム体を支柱又は梁材に固定し、回転体を回転軸回りで回転させて第一蓋体支持部を蓋体の前方側に配置した上で、弾性体部(第二延出部及び第二蓋体支持部の少なくとも何れか一方)を撓ませることで、箱形カットアウト(蓋体)の操作用穴に第二蓋体支持部を抜き差しすることができる。 According to the lid support device for box-shaped cutout having the above-described configuration, the frame body is fixed to the support column or the beam material on the rear side of the box-shaped cutout, and the rotating body is rotated around the rotation axis to thereby rotate the first lid body. Box-shaped cutout (lid) by bending the elastic body (at least one of the second extension and the second lid support) after the support is placed on the front side of the lid The second lid support part can be inserted into and removed from the operation hole.
そして、上記構成の箱形カットアウト用の蓋体支持装置は、上述のようにフレーム体を固定し、第一蓋体支持部を蓋体の前方に配置するとともに第二蓋体支持部を操作用穴に挿入すると、その操作用穴に対する第二蓋体支持部の挿入で回転体が前記蓋体と交差した状態で維持することになる。そうすると、第二蓋体支持部の回転軌跡と蓋体の操作用穴の回転軌跡との相違(回転体の回転中心と蓋体の回転中心との相違や、回転体の回転中心から第二蓋体支持部までの距離と、蓋体の回転中心から操作用穴までの距離との相違)から、蓋体の回転が規制されることになる。従って、ヒューズ管が取り外されて蓋体が枢着軸回りで回転自在な状態になっても、蓋体が不用意に回転してカットアウト本体の開放部が開放した状態になることを防止することができる。 The lid support device for box-shaped cutout having the above configuration fixes the frame body as described above, and arranges the first lid support portion in front of the lid body and operates the second lid support portion. When inserted into the work hole, the rotating body is maintained in a state of intersecting with the cover body by inserting the second lid support portion into the operation hole. Then, the difference between the rotation trajectory of the second lid support part and the rotation trajectory of the operation hole of the lid (the difference between the rotation center of the rotation body and the rotation center of the lid, the second lid from the rotation center of the rotation body, The difference between the distance to the body support part and the distance from the rotation center of the lid to the operation hole) restricts the rotation of the lid. Therefore, even if the fuse tube is removed and the lid becomes rotatable around the pivot shaft, the lid is prevented from rotating carelessly and the open portion of the cutout body is not opened. be able to.
また、上記構成の箱形カットアウト用の蓋体支持装置によれば、上述の如く、開放部を閉塞した蓋体の回転を規制することになるが、蓋体を強制的に回転させようとすると、弾性体部が撓んで傾倒し、回転体の回転中心(回転軸)と第二蓋体支持部(中心)との距離が長くなる。その結果、常態において第二蓋体支持部の回転軌跡と蓋体の操作用穴の回転軌跡とが相違していても、弾性体部の撓み(弾性変形)によって第二蓋体支持部の移動軌跡が蓋体の操作用穴の回転軌跡に追従し、回転体及び蓋体のそれぞれが回転してカットアウト本体の開放部が開放状態になる。 In addition, according to the lid support device for box-shaped cutout having the above-described configuration, as described above, the rotation of the lid that closes the opening is restricted, but the lid is forced to rotate. Then, the elastic body portion bends and tilts, and the distance between the rotation center (rotation axis) of the rotation body and the second lid support portion (center) becomes longer. As a result, even if the rotation trajectory of the second lid support portion and the rotation trajectory of the operation hole of the lid body are different from each other, the movement of the second lid support portion is caused by the bending (elastic deformation) of the elastic body portion. The trajectory follows the rotation trajectory of the operation hole of the lid body, and each of the rotary body and the lid body rotates to open the open portion of the cutout body.
そして、蓋体が所定の開度になると、回転体の回転が規制部によって規制され、蓋体が第一蓋体支持部に支持された状態になる。これにより、ヒューズ管を保持した蓋体を所定の開度で維持させることができる。すなわち、ヒューズ管を取り外す際に間接活線操作棒を操作しやすい姿勢で蓋体を維持させることができる。従って、箱形カットアウトが低位置に配置されていたとしても、ヒューズ管の着脱を円滑に行うことができる。 And if a cover body becomes a predetermined opening degree, rotation of a rotary body will be controlled by the control part, and it will be in the state by which the cover body was supported by the 1st cover body support part. Thereby, the cover body holding the fuse tube can be maintained at a predetermined opening degree. That is, when removing the fuse tube, the lid can be maintained in a posture in which the indirect hot wire operation rod can be easily operated. Therefore, even if the box-shaped cutout is arranged at a low position, the fuse tube can be smoothly attached and detached.
また、上記構成の箱形カットアウト用の蓋体支持装置は、開放部を閉塞した蓋体の回転を規制した状態で、第二蓋体支持部を操作用穴なら抜くことでも、ヒューズ管を保持した蓋体を所定の開度で開くことができる。具体的には、第二蓋体支持部を操作用穴から抜くと、回転体が回転軸回りで回転可能となり、規制部に回転が規制されるところまで回転することになる。そうすると、蓋体の前方に第一蓋体支持部及び第二蓋体支持部が存在しなくなるため、蓋体が枢着軸回りで回転可能となって開放部を開放できることになる。そして、蓋体を回転させると、先に回転して所定角度で回転が規制された回転体の第一蓋体支持部に支持され、ヒューズ管を保持した蓋体を所定の開度で開くことができる。このとき、第二蓋体支持部が第一蓋体支持部よりも先に当接する配置になっていたとしても、第二蓋体支持部が弾性体部の一構成であるため、蓋体の荷重で弾性体部(主として第二延出部)が撓み、蓋体が第一蓋体支持部及び第二蓋体支持部に支持されることになり、ヒューズ管を取り外す際に間接活線操作棒を操作しやすい姿勢で蓋体を維持させることができる。 Further, the lid support device for box-shaped cutout having the above-described configuration can be obtained by removing the second lid support portion if it is an operation hole in a state in which the rotation of the lid body with the open portion closed is restricted. The held lid can be opened at a predetermined opening. Specifically, when the second lid support portion is removed from the operation hole, the rotating body can rotate around the rotation axis, and rotates until the rotation is restricted by the restricting portion. Then, since the first lid support portion and the second lid support portion do not exist in front of the lid body, the lid body can be rotated around the pivot shaft and the opening portion can be opened. Then, when the lid is rotated, the lid holding the fuse tube is opened at a predetermined opening degree, supported by the first lid support portion of the rotating body that has been rotated first and whose rotation is restricted at a predetermined angle. Can do. At this time, even if the second lid support portion is arranged to contact the first lid support portion earlier than the first lid support portion, the second lid support portion is one configuration of the elastic body portion. The elastic body part (mainly the second extension part) is deflected by the load, and the lid body is supported by the first lid body support part and the second lid body support part. The lid can be maintained in a posture in which the rod can be easily operated.
本発明の一態様として、回転体は、絶縁ヤットコで把持可能な把持用突片を備えていることが好ましい。このようにすれば、絶縁ヤットコを用いて蓋体の開閉作業を容易に行うことができる。 As one aspect of the present invention, it is preferable that the rotating body includes a gripping protruding piece that can be gripped by an insulating jacket. If it does in this way, the opening-and-closing operation | work of a cover body can be easily performed using an insulating Yatco.
以上のように、本発明の箱形カットアウト用の蓋体支持装置によれば、ヒューズ管の着脱を円滑に行うことができ、さらに、ヒューズ管を取り外した状態で煩雑な作業を行うことなく蓋体を閉じておくことができるという優れた効果を奏し得る。 As described above, according to the lid support device for box-shaped cutout of the present invention, it is possible to smoothly attach and detach the fuse tube, and further, without performing complicated work with the fuse tube removed. An excellent effect that the lid can be closed can be obtained.
以下、本発明の一実施形態に係る箱形カットアウト用の蓋体支持装置について、添付図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態に係る箱形カットアウト用の蓋体支持装置(以下、単に蓋体支持装置という)の説明に先立ち、該蓋体支持装置が対象とする変圧設備(カットアウト)について概略説明する。 Hereinafter, a lid support device for box-shaped cutout according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. First, prior to description of a lid support device for box-shaped cutout according to the present embodiment (hereinafter simply referred to as a lid support device), a brief description of transformer equipment (cutout) targeted by the lid support device is provided. To do.
かかる変圧設備は、図1(a)及び図1(b)に示す如く、一次側電力系統L1の電気(高圧の電気)を商用電圧に変圧(減圧)するためのもので、ビルやマンション等の建築物に内に設けられた変圧器室R内に設置されている。 Such a transformer facility is for transforming (depressurizing) the electricity (high voltage electricity) of the primary power system L1 to a commercial voltage as shown in FIG. 1 (a) and FIG. 1 (b). It is installed in the transformer room R provided in the building.
かかる変圧設備TFは、本実施形態に係る蓋体支持装置1の対象となるカットアウト(開閉器)5や、トランス(変圧器)6等で構成されている。そして、この種の変圧設備TFは、カットアウト5が変圧器室R内に立設された支柱P、或いは、支柱Pに連結された梁材Tに取り付けられ、トランス6等の重量物(大型機器)が基礎コンクリート、或いは、ベースプレート上に設置されている。
The transformer facility TF includes a cut-out (switch) 5, a transformer (transformer) 6, and the like that are targets of the
前記カットアウト5は、箱形カットアウトと言われるもので、図2に示す如く、一次側電力系統L1に電気的に接続された第一接続端子50と二次側電力系統L2(例えば、トランス6に繋がる二次側電力系統L2:図1参照)に電気的に接続された第二接続端子51とが内装され、一面に内外に通じる開放部52が形成された箱状のカットアウト本体53と、カットアウト本体53の開放部52を開閉すべくカットアウト本体53に枢着され、ヒューズ管54を保持可能に構成された蓋体55とを備えている。
The
前記カットアウト本体53は、絶縁材料(一般的には、陶器)で形成されている。そして、該カットアウト本体53に内装された第一接続端子50及び第二接続端子51のそれぞれは、ヒューズ管54に設けられた一対の接続子(接続刃)54a,54bが開放部52側から挿入可能に構成されている。
The cutout
前記蓋体55は、絶縁材料(一般的には、陶器)で形成されている。そして、該蓋体55は、一方向の一端部がカットアウト本体53の下端部に枢着され、前面(外面)における一方向の他端部に突片56が設けられている。該突片56には、蓋体55をカットアウト本体53に枢着した枢着軸(採番しない)の延びる方向と略同方向に貫通した操作用穴57が形成されている。
The
また、蓋体55は、ヒューズ管54の軸線を前記一方向と一致させた姿勢で該ヒューズ管54を保持するようになっており、ヒューズ管54を軸線方向にスライドさせることで、該ヒューズ管54の保持が解除されるようになっている。すなわち、蓋体55は、ヒューズ管54を蓋体55上に配置して軸線方向に移動(操作)することで、ヒューズ管54の着脱を行えるようになっている。
The
上記構成の箱形カットアウト5は、蓋体55を閉じたとき、該蓋体55に保持されたヒューズ管54の接続子54a,54bのそれぞれが第一接続端子50及び第二接続端子51に挿入され、これらが電気的に接続されるようになっている。すなわち、箱形カットアウト5は、蓋体55の開閉に伴って第一接続端子50及び第二接続端子51に対するヒューズ管54の接続子54a,54bの接続とその解除とを行えるようになっている。また、上記構成の箱形カットアウト5は、ヒューズ管54の各接続子54a,54bが第一接続端子50及び第二接続端子51に挿入されることで、蓋体55が開放部52を閉塞した状態で維持するようにもなっている。
In the box-shaped
そして、変圧器室Rは、建物内にあるため、高さに制限があることから、変圧器室Rに設置される箱形カットアウト5は、低位置に設置されている。なお、本実施形態においては、梁材Tに取り付けられる箱形カットアウト5を対象に説明することとする。
And since the transformer room R is in a building and there is a restriction on the height, the box-shaped
前記箱形カットアウト5は、カットアウト本体53の背面に取り付けられるカットアウト取付金具7と、該カットアウト取付金具7を梁材Tに固定するため梁材固定金具8とを用いて梁材Tに固定されている。
The box-shaped
カットアウト取付金具7は、板材をくの字状に曲げ加工して形成されている。すなわち、カットアウト取付金具7は、長方形状の板材を長手方向の途中位置に長手方向と直交する方向(短手方向)に延びる曲げ稜線Lを形成するように曲げ加工することで形成されたもので、曲げ稜線Lを境にして一対の取付片70,71が形成されている。そして、一対の取付片70,71のそれぞれには、ボルトBを挿通するための貫通穴(採番しない)が穿設されている。これにより、カットアウト取付金具7は、一方の取付片70の貫通穴に挿通したボルトBをカットアウト本体53の背面に螺合させることで、箱形カットアウト5(カットアウト本体53)に取り付けられるようになっている。
The
前記梁材固定金具8は、梁材Tを上下から挟み込むように配置される一対の金具部材80,81を備えている。
The beam
一対の金具部材80,81は、それぞれ板材を曲げ加工して形成されたもので、断面角形の梁材Tに固定できるように構成されている。具体的には、図3(a)に示す如く、梁材Tの上方側に配置される一方の金具部材80は、梁材Tの上面と対向する上面対向部80aと、該上面対向部80aの一端から垂下した側面対向部80bと、側面対向部80bの下端に対して上面対向部80aと同方向に延出した連結部80cと、上面対向部80aの他端から、該上面対向部80aと同方向に延出したボルト締結部80dとを備えている。これに対し、梁材Tの下方側に配置される他方の金具部材81は、梁材Tの下面と対向する下面対向部81aと、該下面対向部81aの一端から該下面対向部81aと同方向に延出した連結部81cと、下面対向部81aの他端から該下面対向部81aと同方向に延出したボルト締結部81dとを備えている。
Each of the pair of
一対の金具部材80,81は、梁材Tを挟み込んだ状態で、互いの連結部80c,81cが重なり合うように形成されている。そして、連結部80c,81c及びボルト締結部80d,81dのそれぞれには、ボルトBを挿通するための貫通穴(採番しない)が穿設されている。
The pair of
これにより、梁材固定金具8は、両金具部材80,81のボルト締結部80d,81dに穿設された貫通穴にボルトBを挿通してナットNを螺合させるとともに、両金具部材80,81の連結部80c,81cに穿設された貫通穴にボルトBを挿通してナットNを螺合させることで、一対の金具部材80,81で梁材Tを挟み込んだ状態にして取り付けることができるようになっている。そして、本実施形態に係るカットアウト取付金具7は、上述の如く、一対の金具部材80,81の連結部80c,81c同士を連結するに当り、両金具部材80,81の連結部80c,81cの貫通穴に挿通するボルトBを他方の取付片71に穿設された貫通穴にも挿通し、該ボルトBにナットNを螺合させることで梁材T(梁材固定金具8)に固定されるようになっている。
Thereby, the beam
このような取り付け態様により、箱形カットアウト5は、カットアウト本体53の開放部52が斜め下方に向いて(上下方向に対して約30°の角度をなして)梁材Tに固定されるようになっている。
With such an attachment mode, the box-shaped
本実施形態に係る梁材固定金具8は、蓋体支持装置1を取り付けるための金具としても機能するように構成されている。すなわち、梁材固定金具8(一対の金具部材80,81)は、前記ボルト締結部81dに上述の貫通穴(両ボルト締結部81d同士を締結するボルトBを挿通する貫通穴)以外に、蓋体支持装置1の後述するフレーム体10(フレーム連結部100)を挿通するための貫通穴(採番しない)が穿設されている。
The beam
両金具部材80,81に設けられたフレーム体10(フレーム連結部100)を挿通するための貫通穴は、両金具部材80,81で梁材Tを挟み込んだ状態(梁材Tに固定した状態)で、同心になるように形成されている。
The through hole for inserting the frame body 10 (frame connecting portion 100) provided in both the
本実施形態に係る蓋体支持装置1は、上述のような箱形カットアウト5の取り付け態様を前提としたもので、箱形カットアウト5の後方側(背面側)で梁材Tに固定されるフレーム体10と、該フレーム体10に対して前記枢着軸(蓋体55をカットアウト本体53に枢着した枢着軸)の延びる方向と略同方向に延びる回転軸105回りで回転自在に連結された回転体11とを備えている。
The
フレーム体10は、梁材固定金具8に連結されるフレーム連結部100と、該フレーム連結部100に連設されたフレーム本体部101と、該フレーム本体部101に連設された回転体連結部102とを備えている。
The
フレーム連結部100及びフレーム本体部101は、何れも棒状に形成されており、本実施形態においては、一本の棒材で一体的に形成されている。前記フレーム連結部100は、先端側の所定範囲内に雄ネジ部103が形成されており、梁材Tを挟み込んだ一対の金具部材80,81のボルト締結部81dの貫通穴に挿入した状態で、該雄ネジ部103が一方の金具部材80から上方に突出する長さ設定されている。そして、フレーム連結部100は、雄ネジ部103が一方の金具部材80から上方に突出した状態で他方の金具部材81の下面に当接する鍔状の位置決部104が設けられている。
The
前記フレーム本体部101は、フレーム連結部100の下端に連設されており、フレーム連結部100を一対の金具部材80,81のボルト締結部81dの貫通穴に挿入した状態で一対の金具部材80,81の下方に垂下するように形成されている。なお、本実施形態に係るフレーム本体部101は、下端側が前方(金具部材80,81に固定した状態で箱形カットアウト5側)に向けて屈曲している。
The frame
前記回転体連結部102は、図3(b)に示す如く、所定間隔をあけて対向配置された一対の軸支部102a,102bを備えており、該軸支部102a,102bには、回転体11の回転軸105を挿通するための軸穴(採番しない)が穿設されている。該軸穴は、フレーム体10を梁材Tに固定した状態で、蓋体55をカットアウト本体53に枢着した枢着軸と同方向に延びる(貫通する)ように形成されている。
As shown in FIG. 3 (b), the rotating
回転体11は、フレーム体10との連結位置(回転体連結部102)から前記回転軸105の延びる方向と直交する方向に延出する第一延出部110と、該第一延出部110から前記回転軸105の延びる方向と略同方向に延出し、カットアウト本体53の開放部52を閉じた蓋体55の前方側と対向可能に設けられた第一蓋体支持部111と、前記第一延出部110の先端部に連設された可撓性を有する弾性体部112とを備えている。
The rotating
第一延出部110は、棒状に形成されており、基端部に前記一対の軸支部102a,102b間に介挿入される介挿部113が設けられている。介挿部113には、一対の軸支部102a,102bの軸穴と対応する軸穴(採番しない)が穿設されている。そして、一対の軸支部102a,102b間に介挿部113を挿入した上で、これらの軸穴に回転軸105が挿入されている。これにより、回転軸105が一対の軸支部102a,102bに跨った状態になり、介挿部113(回転体11)が回転軸105回りで回転自在になっている。
The
本実施形態に係る蓋体支持装置1は、フレーム体10が箱形カットアウト5の真後ろに固定されるようになっている。これに伴い、第一延出部110は、回転体連結部102(介挿部113)から箱形カットアウト5側に向けて延びる第一延出フレーム部114と、該第一延出フレーム部114の先端から回転体11の回転軸105(回転軸線)の延びる方向に傾斜した傾斜フレーム部115と、傾斜フレーム部115の先端から第一延出フレーム部114と同方向に延びる第二延出フレーム部116とを備えており、回転時に回転体11が箱形カットアウト5と干渉するのを防止できるようになっている。
In the
そして、本実施形態に係る蓋体支持装置1は、図3(a)及び図3(b)に示す如く、第一延出部110に対して絶縁ヤットコY(図4(a)参照)で把持可能な把持用突片117が延設されている。把持用突片117は、矩形をなすプレート状に形成されており、本実施形態においては、その一端が第二延出フレーム部116に沿って連結されている。
And the
本実施形態に係る第一蓋体支持部111は、枢着軸回りで回転しようとする蓋体55と干渉できるように、蓋体55の前面側を横切っている。本実施形態に係る第一蓋体支持部111は、棒状をなし、第一延出部110と一体的に形成されている。
The 1st cover
そして、フレーム体10及び回転体11(第一延出部110)の少なくとも何れか一方には、第一蓋体支持部111が蓋体55を所定の開度(本実施形態においては、60°前後)で支持する位置で回転体11の回転を規制する規制部106が設けられる。本実施形態に係る規制部106は、フレーム体10に固定されており、回転体11が下方に向けて所定角度回転したときに、回転体11(第一延出部110)が干渉するよう形成されている。すなわち、規制部106は、回転体11が所定角度回転した位置で回転体11(第一延出部110)を受けるように設けられており、下方側に回転するのを防止できるようになっている。本実施形態に係る規制部106は、中心から延びる直線状の二つの辺(半径に対応する辺)の先端同士が円弧状の辺で接続されて正面視扇状に形成されており、一方の辺(半径に対応する辺の一方)がフレーム体10(フレーム本体部101の下端部)に連結されている。これにより、規制部106は、他方の辺(半径に対応する辺の他方)が前方に向けて延出した状態で固定され、該他方の辺上で回転体11(フレーム本体部101)を受けるようになっている。
Then, at least one of the
弾性体部112は、基端部が第一延出部110の先端部に接続され、前記回転軸105の延びる方向と直交する方向に延出した第二延出部118と、該第二延出部118から前記回転軸105の延びる方向と略同方向に延出し、操作用穴57に挿入可能な第二蓋体支持部119を備えている。
The
かかる弾性体部112は、全体的に可撓性を有しており、本実施形態においてはゴム材料で成形されている。
The
本実施形態に係る第二延出部118は、当該回転体11の回転方向で第一延出部110に対して傾斜するように形成されており、当該蓋体支持装置1を箱形カットアウト5の後方に固定した状態で、先端側が第一延出部110の先端よりも箱形カットアウト5側に位置するように形成されている。これにより、回転体11の回転中心(回転軸105)と第一延出部110の先端とを結ぶ仮想線(図示しない)と、第一延出部110の先端と第二延出部118の先端とを結ぶ仮想線(図示しない)と、回転体11の回転中心(回転軸105)と第二延出部118の先端(第二蓋体支持部119の中心部)とを結ぶ仮称線(図示しない)とが三角形の領域を画定するようになっている。そして、当該弾性体部112は、全体的に可撓性を有しているため、第二延出部118は、基端側を支点にして回転体11の回転方向(第一延出部110に対して第二延出部118が傾斜する方向と反対方向)に傾倒できるようになっている。これにより、第二延出部118が傾倒した状態で、仮想線が三角形状の領域を画定する常態よりも、回転体11の回転中心(回転軸105)と第二延出部118の先端(第二蓋体支持部119の中心部)とを結ぶ仮称線(図示しない)の長さが長くなるようになっている。
The second extending
そして、本実施形態に係る蓋体支持装置1は、第二蓋体支持部119にも絶縁ヤットコY(図4(a)参照)で把持可能な把持用突片120が延設されている。該把持用突片120は、矩形をなすプレート状に形成されており、その一端が第二蓋体支持部119に沿って連結されている。なお、言うまでもないが、第二蓋体支持部119は、蓋体55の操作用穴57に挿入されるものであるため、前記把持用突片120は、操作用穴57への挿入を阻害しないように、第二蓋体支持部119の基端側に延設されている。
In the
本実施形態に係る蓋体支持装置1は、以上の構成からなり、蓋体55の開閉作業には、図4(a)に示す絶縁ヤットコYが用いられ、ヒューズ管54の交換作業には、図4(b)に示す間接活線操作棒Zが用いられる。
The
絶縁ヤットコYは、図4(a)に示す如く、基端部に把持部(図示しない)が形成された絶縁材料からなる棒状の本体Yaと、該本体Yaの先端部に設けられ、互いに接離可能な一対の挟持体Yb,Ybと、一対の挟持体Yb,Ybを接離させるための操作手段Ycとを備えている。前記操作手段Ycは、把持部に設けられたレバー(図示しない)と、該レバーと一対の挟持体Yb,Ybとを作動的に連結する作動機構(採番しない)とを備えており、把持部を持った手でレバーを操作することで一対の挟持体Yb,Ybが接離し、対象物の挟持とその解除とを切り換えることができるようになっている。 As shown in FIG. 4 (a), the insulating Yatco Y is provided at the base end portion of the rod-shaped main body Ya made of an insulating material having a gripping portion (not shown) at the base end portion, and at the front end portion of the main body Ya. A pair of separable sandwiching bodies Yb and Yb and an operation means Yc for bringing the pair of sandwiching bodies Yb and Yb into contact and separation are provided. The operating means Yc includes a lever (not shown) provided in a gripping part and an operating mechanism (not numbered) for operatively connecting the lever and the pair of sandwiching bodies Yb and Yb. By operating the lever with the hand holding the part, the pair of holding bodies Yb and Yb are brought into contact with and separated from each other, and the holding of the object and the release thereof can be switched.
これに対し、間接活線操作棒Zは、図4(b)に示す如く、絶縁材料からなる棒状の操作棒本体Zaと、該操作棒本体Zaの先端に取り付けられた、或いは、取り付けられる先端工具Zbとで構成されている。先端工具Zbは、ヒューズ管54の接続子54a,54bを圧入可能なスリット部Sを備えている。なお、本実施形態において、絶縁ヤットコYを用いて蓋体55の開閉を行うようにしているため、先端工具Zbには、スリット部Sのみを備えたものを採用しているが、背景技術で説明した従来の先端工具Zb、すなわち、スリット部Sに加えて、蓋体55(突片56)の操作用穴57に挿入可能に形成されたフックFを備えたものであっても勿論よい。
On the other hand, as shown in FIG. 4 (b), the indirect hot wire operation rod Z is a rod-shaped operation rod main body Za made of an insulating material, and a tip attached to or attached to the tip of the operation rod main body Za. It is comprised with the tool Zb. The tip tool Zb includes a slit portion S into which the
次に、本実施形態に係る蓋体支持装置1の梁材Tに対する固定方法、及び、該蓋体支持装置1の作用について説明する。
Next, the fixing method with respect to the beam T of the
まず、図3(a)に示す如く、箱形カットアウト5をカットアウト取付金具7及び梁材固定金具8を用いて取り付ける。そして、本実施形態においては、上述の如く梁材固定金具8が蓋体支持装置1の固定金具として兼用されているため、梁材Tに取り付けられた梁材固定金具8(金具部材)のボルト締結部80d,81dに穿設された貫通穴に対し、下方側からフレーム体10(フレーム連結部100)を挿通させる。そうすると、フレーム連結部100の位置決部104が下方の金具部材81に当接するのに併せて上方の金具部材80から雄ネジ部103が上方に突出した状態となり、当該雄ネジ部103にナットNを螺合させることで、フレーム体10が梁材固定金具8を介して梁材Tに固定されることになる。
First, as shown in FIG. 3A, the box-shaped
この状態で、フレーム体10は、箱形カットアウト5の後方側で固定されることになり、回転体11(第一延出部110)を回転させて第一蓋体支持部111を箱形カットアウト5の蓋体55の前方に配置できる状態になる。
In this state, the
そして、回転体11を回転させ、第一蓋体支持部111を蓋体55の前方側に配置し、これに併せて、弾性体部112を撓ませ(弾性変形させ)、第二蓋体支持部119を蓋体55の操作用穴57に挿入する。なお、このとき、絶縁ヤットコYで把持用突片117,120を把持し、該絶縁ヤットコYを操作することで、第一蓋体支持部111及び第二蓋体支持部119が上述のような配置にされる。
Then, the rotating
そうすると、第二蓋体支持部119の回転軌跡と蓋体55の操作用穴57の回転軌跡との相違により、蓋体55の回転が規制されることになる。すなわち、回転体11の回転中心と蓋体55の回転中心との相違や、回転体11の回転中心から第二蓋体支持部119までの距離と、蓋体55の回転中心から操作用穴57までの距離との相違から、蓋体55の回転が規制されることになる。従って、ヒューズ管54が取り外されて蓋体55が回転自在な状態になっても、蓋体55が不用意に回転してカットアウト本体53の開放部52が開放した状態になることを防止することができる。
Then, the rotation of the
これに対し、蓋体55を強制的に回転させようとすると、図5に示す如く、弾性体部112が撓んで傾倒し、回転体11の回転支点と第二延出部118の先端側(第二蓋体支持部119の中心)との距離が長くなる。その結果、常態において第二蓋体支持部119の回転軌跡と蓋体55の操作用穴57の回転軌跡とが相違しても、弾性体部112の撓み(弾性変形)によって第二蓋体支持部119の移動軌跡が蓋体55の操作用穴57の回転軌跡に追従し、回転体11及び蓋体55のそれぞれが回転してカットアウト本体53の開放部52が開放状態になる。
On the other hand, if the
そして、蓋体55が所定の開度(本実施形態においては60°)になると、回転体11の回転が規制部106によって規制され、蓋体55が略水平になった状態で第一蓋体支持部111に支持された状態になる。これにより、ヒューズ管54を保持した蓋体55を所定の開度で維持させることができる。すなわち、ヒューズ管54を取り外す際に間接活線操作棒Zを操作しやすい姿勢で蓋体55を維持させることができる。
When the
そして、図6に示す如く、蓋体55に保持されたヒューズ管54の接続子54aを間接活線操作棒Zのスリット部Sに圧入し、該間接活線操作棒Zを軸心方向に移動させることで、ヒューズ管54を蓋体55から取り外すことができる。そして、本実施形態において、上述の如く、蓋体55が略水平になった状態で維持するため、ヒューズ管54を蓋体55から取り外す際に、間接活線操作棒Zが横方向に延びた姿勢になり、間接活線操作棒Zの操作スペースが十分に確保されることになる。また、このように横方向に延びる間接活線操作棒Zを操作することになるため、図7に示す如く、作業者WMは、起立した姿勢でヒューズ管54を取り外すことができる。
Then, as shown in FIG. 6, the
そして、ヒューズ管54を取り外した後、蓋体55を回転させてカットアウト本体53の開放部52を閉塞しようとすると、蓋体55を開く場合とは逆に、蓋体55がカットアウト本体53の開放部52に近づくにつれて弾性体部112が自己の弾性で起き上がり、最終的に蓋体55が開放部52を閉じた状態になる。そうすると、回転体11の回転中心と蓋体55の回転中心との相違や、回転体11の回転中心から第二蓋体支持部119までの距離と、蓋体55の回転中心から操作用穴までの距離との相違から、蓋体55の回転が規制されることになる。従って、ヒューズ管54が取り外されていても、蓋体55が不用意に回転してカットアウト本体53の開放部52が開放した状態になることはない。なお、特に言及しなかったが、蓋体55の開閉作業は、把持用突片117,120を絶縁ヤットコYで挟持して押し引きすることで行われるため、作業者WMは、起立した姿勢で蓋体55の開閉を行うことができ、ヒューズ管54の取付作業は、上述の取り外し作業の逆の作業となるため、作業者WMは、起立した姿勢でヒューズ管54を取り付けることができる。また、ヒューズ管54を取り付けた状態においても、ヒューズ管54が存在しない場合と同様に、蓋体支持装置1の存在で蓋体55の不用意な開放がより確実に防止される。
Then, after removing the
以上のように、本実施形態に係る蓋体支持装置1は、ヒューズ管54の着脱を円滑に行うことができ、さらに、ヒューズ管54を取り外した状態で煩雑な作業を行うことなく蓋体55を閉じておくことができるという優れた効果を奏し得る。
As described above, the
また、本実施形態において、回転体11は、絶縁ヤットコで把持可能な把持用突片117,120が設けられているため、蓋体55の開閉作業を容易に行うことができる。
In the present embodiment, since the rotating
尚、本発明に係る箱形カットアウト用の蓋体支持装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。 The lid support device for box-shaped cutout according to the present invention is not limited to the above embodiment, and can be appropriately changed without departing from the gist of the present invention.
すなわち、上記実施形態において、第二蓋体支持部119を操作用穴57に挿入した状態で蓋体55を開くようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、回転体11(第一蓋体支持部111及び第二蓋体支持部119)によって開放部52を閉塞した蓋体55の回転を規制した状態で、第二蓋体支持部119を操作用穴57から抜いて蓋体55を開くようにしてもよい。具体的には、第二蓋体支持部119を操作用穴57から抜くと、回転体11が回転軸105回りで回転可能となり、規制部106に回転が規制されるところまで回転することになる。そうすると、蓋体55の前方に第一蓋体支持部111及び第二蓋体支持部119が存在しなくなるため、蓋体55が枢着軸回りで回転可能となって開放部52を開放できることになる。そして、蓋体55を回転させると、先に回転して所定角度で回転が規制された回転体11の第一蓋体支持部111に支持される。このとき、図8(a)に示す如く、蓋体55が第一蓋体支持部111よりも先に第二蓋体支持部119に当接することになるが、第二蓋体支持部119が弾性体部112の一構成であるため、図8(b)に示す如く、蓋体55の荷重で弾性体部112(主として第二延出部118)が撓み、蓋体55が第一蓋体支持部111及び第二蓋体支持部119に支持されることになる。従って、このようにしてもヒューズ管54を取り外す際に間接活線操作棒Zを操作しやすい姿勢に蓋体55を維持させることができる。
That is, in the above embodiment, the
上記実施形態において、絶縁ヤットコYで把持可能な把持用突片117,120を第一延出部110及び第二蓋体支持部119に延設したが、把持用突片117,120を設ける場合、これに限定されるものではなく、例えば、第一蓋体支持部111、及び、第二延出部118に把持用突片117,120を延設したり、第一延出部110、第一蓋体支持部111、第二延出部118、及び、第二蓋体支持部119の何れかに把持用突片117,120を延設したりしてもよい。すなわち、絶縁ヤットコYで把持可能な把持用突片117,120を設ける場合、回転体11の何れかの箇所に設ければよい。
In the above embodiment, the gripping
また、蓋体支持装置1は、絶縁ヤットコYで把持可能な把持用突片117,120を備えたものに限定されるものではなく、把持用突片117,120は必要に応じて設ければよい。
Further, the
上記実施形態において、弾性体部112をゴム材料で成形するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、可撓性を有する他の樹脂材料やバネ材料等で形成しても勿論よい。
In the above embodiment, the
上記実施形態において、回転体11の第一延出部110を第一延出フレーム部114と傾斜フレーム部115と第二延出フレーム部116とで構成し、回転時に回転体11が箱形カットアウト5と干渉するのを防止するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、図9(a)に示す如く、フレーム体10に箱形カットアウト5に向けて延びる第一延出フレーム部101aと、該第一延出フレーム部101aの先端に連設され、回転軸105の延びる方向に傾斜した傾斜フレーム部101bと、該傾斜フレーム部101bの先端に連設され、箱形カットアウト5に向けて延びる第二延出フレーム部101cと、該第二延出フレーム部101cの先端に連設された回転体連結部102とを設け、回転体11の第一延出部110を真っ直ぐに形成してもよい。また、図9(b)に示す如く、フレーム体10の固定位置を箱形カットアウト5の真後ろから回転軸105の延びる方向にずらし、フレーム体10及び回転体11(第一延出部110及び第二延出部118を平面視において箱形カットアウト5側(前方)に真っ直ぐ延びるように形成しても勿論よい。このようにしても回転体11が箱形カットアウト5を躱した配置になるため、回転体11の回転が阻害される(箱形カットアウト5と干渉する)ことがなく、回転体11を円滑且つ適正に回転させることができる。
In the said embodiment, the
上記実施形態において、規制部106をフレーム体10側に設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、規制部106を回転体11側に固定するようにしてもよい。このようにすれば回転体11を回転させたときに規制部106も同様に回転することになり、回転体11が所定角度回転したときに規制部106がフレーム体10に干渉して回転体11が必要以上回転してしまうことを防止することができる。また、フレーム体10及び回転体11の両方に規制部106を設けてもよい。このようにすれば、回転体11が所定角度回転したときに、フレーム体10に取り付けられた規制部106が回転体11と干渉し、回転体11に取り付けられた規制部106がフレーム体10と干渉することになり、回転体11が必要以上回転してしまうことを防止することができる
In the above embodiment, the restricting
上記実施形態において、開放部52を斜め下方に向けて設置した箱形カットアウト5を対象に説明したが、これに限定されるものではなく、開放部52を横方向に向けて設置された箱形カットアウト5や、開放部52を斜め上方に向けて設置した箱形カットアウト5を対象としてもよい。但し、何れの場合も、フレーム体10を箱形カットアウト5の後方側(カットアウト本体53の開放部52の形成された側とは反対側)で固定し、第一蓋体支持部111及び第二蓋体支持部119が蓋体55の前方側に位置できるようにすることは勿論のことである。
In the said embodiment, although demonstrated for the box-shaped
また、上記実施形態において、箱形カットアウト5及び蓋体支持装置1を梁材Tに固定したが、これに限定されるものではなく、例えば、箱形カットアウト5及び蓋体支持装置1を支柱Pに固定するようにしてもよいし、箱形カットアウト5又は蓋体支持装置1の何れか一方を梁材Tに固定し、他方を支柱Pに固定してもよい。すなわち、箱形カットアウト5及び蓋体支持装置1の固定位置は、これらのレイアウトに応じて設定すればよい。
Moreover, in the said embodiment, although the box-shaped
上記実施形態において、箱形カットアウト5を梁材Tに固定するための梁材固定金具8を蓋体支持装置1の固定金具として兼用したが、これに限定されるものではなく、例えば、梁材固定金具8とは独立した金具を蓋体支持装置1の固定金具として採用してもよい。また、蓋体支持装置1は、金具を用いて固定されるものに限定されず、例えば、梁材T又は支柱Pに直接固定するようにしてもよい。すなわち、上記実施形態のようにフレーム連結部100を軸状に形成し、そのフレーム連結部100に雄ネジ部103と位置決部104を設ける場合、梁材T又は支柱Pに貫通穴を穿設し、該貫通穴にフレーム連結部100を挿通した上で雄ネジ部103にナットNを螺合させることで梁材T又は支柱Pに固定するようにしてもよい。
In the above embodiment, the beam
1…蓋体支持装置(箱形カットアウト用の蓋体支持装置)、5…箱形カットアウト(開閉器)、6…トランス(変圧器)、7…カットアウト取付金具、8…梁材固定金具、10…フレーム体、11…回転体、50…第一接続端子、51…第二接続端子、52…開放部、53…カットアウト本体、54…ヒューズ管、54a,54b…接続子、55…蓋体、56…突片、57…操作用穴、70,71…取付片、80,81…金具部材、80a…上面対向部、80b…側面対向部、80c…連結部、80d…ボルト締結部、81a…下面対向部、81c…連結部、81d…ボルト締結部、100…フレーム連結部、101…フレーム本体部、101a…第一延出フレーム部、101b…傾斜フレーム部、101c…第二延出フレーム部、102…回転体連結部、102a,102b…軸支部、103…雄ネジ部、104…位置決部、105…回転軸、106…規制部、110…第一延出部、111…第一蓋体支持部、112…弾性体部、113…介挿部、114…第一延出フレーム部、115…傾斜フレーム部、116…第二延出フレーム部、117…把持用突片、118…第二延出部、119…第二蓋体支持部、120…把持用突片、B…ボルト、F…フック、L…稜線、L1…一次側電力系統、L2…二次側電力系統、N…ナット、P…支柱、R…変圧器室、S…スリット部、T…梁材、TF…変圧設備、WM…作業者、Y…絶縁ヤットコ、Ya…本体、Yb,Yb…挟持体、Yc…操作手段、Z…間接活線操作棒、Za…操作棒本体、Zb…先端工具
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013058401A (en) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Temporary power transmission tool for pc cutout |
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CN104485596A (en) * | 2014-11-21 | 2015-04-01 | 安徽驰纬电气有限公司 | Outdoor high-voltage box type transformer substation |
CN105244776A (en) * | 2015-11-24 | 2016-01-13 | 山东驰恒电气科技有限公司 | Energy-saving environment-friendly box-type transformer substation through air kinetic energy electric generation |
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2009
- 2009-11-05 JP JP2009254380A patent/JP2011101500A/en not_active Withdrawn
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