JP2011099980A - 映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポインティングデバイスとしての機能を有する1つのリモコンで映像表示装置及び映像出力装置を操作する際に、リモコンが指し示す位置に応じて操作対象の装置を切り換える。
【解決手段】映像表示装置は、放送波を受信すると共に映像出力装置が出力した外部映像データを受信して合成表示するものであり、その外部映像の表示領域320などを示す情報を、映像出力装置へ送信する。ポインティングデバイスとしてのリモコンが表示領域320の外を指し示す場合に、ポインタの表示、及びリモコンからの制御情報に従う映像表示装置の制御を実行する。一方、映像出力装置は、ポインティングデバイスとしてのリモコンが表示領域320の中を指し示す場合に、ポインタの表示、及びリモコンからの制御情報に従う映像出力装置の制御を実行する。
【選択図】図3
【解決手段】映像表示装置は、放送波を受信すると共に映像出力装置が出力した外部映像データを受信して合成表示するものであり、その外部映像の表示領域320などを示す情報を、映像出力装置へ送信する。ポインティングデバイスとしてのリモコンが表示領域320の外を指し示す場合に、ポインタの表示、及びリモコンからの制御情報に従う映像表示装置の制御を実行する。一方、映像出力装置は、ポインティングデバイスとしてのリモコンが表示領域320の中を指し示す場合に、ポインタの表示、及びリモコンからの制御情報に従う映像出力装置の制御を実行する。
【選択図】図3
Description
本発明は、映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示装置の制御方法に関する。
テレビ等の映像表示装置の操作は、リモコン(制御装置)により行われることが多い。一般的なリモコンは複数のボタンを持ち、ユーザはこれらのボタンを押下することにより映像表示装置を操作することができる。リモコンの中には、マウスのようなポインティングデバイスとしての機能を有するものもある。例えば、タッチパッドや加速度センサを内蔵することによりポインティングデバイスとして機能するリモコンが知られている。また、ビデオカメラなどにより撮影したユーザの動作(ジェスチャ)を解析して特定のポイントを指していることを認識する機構も知られている。
また、映像表示装置や、HDDレコーダなどの映像出力装置などの、複数の装置を1つのリモコンで操作可能にする技術が知られている(例えば、HDMI(High−Definition Multimedia Interface))。HDMIは、接続されている装置間で映像データを伝送することに加えて、CEC(Consumer Electronics Control)と呼ばれるプロトコルを用いてコマンドを送受信することが可能である。一方の装置がリモコンから受信したコマンドを、CECプロトコルに準拠したコマンドに変換して、HDMIを介して他方の装置に送信することにより、1つのリモコンで複数の装置を操作することができる(例えば特許文献1参照)。
1つのリモコンにより複数の装置を操作する場合、例えばリモコンが有する切り換えスイッチの操作により、操作対象の装置が選択される。或いは、リモコンが有する入力切換ボタンによって映像の入力元として選択されている装置が操作対象の装置として選択される場合もある。
映像表示装置の中には、チューナから受信した映像と映像出力装置から入力された映像とを同時に表示するものもある。このような場合、映像の入力元に応じて操作対象の装置を選択することは困難である。また、両方の装置の映像が表示されているにも関わらず、操作対象の装置を切り換えるためにその都度リモコンの切り換えスイッチを操作する作業は、ユーザにとって煩雑である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、ポインティングデバイスとしての機能を有する1つの制御装置で映像表示装置及び映像出力装置を操作する際に、ポインティングデバイスが指し示す位置に応じて操作対象の装置を切り換え可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、映像表示装置であって、第1映像データを取得する第1取得手段と、映像出力装置から第2映像データを取得する第2取得手段と、ディスプレイの第1領域に前記第1映像データが表す第1映像を表示し、前記ディスプレイの第2領域に前記第2映像データが表す第2映像を表示する、表示手段と、前記ディスプレイ上の特定の位置を指し示す指示情報、及び当該指示情報とは別の制御情報を、制御装置から受信する第1受信手段と、前記ディスプレイにおける前記第2領域の位置を示す領域情報を、前記映像出力装置へ送信する送信手段と、前記指示情報が指し示す位置が前記第1領域に含まれる場合は、前記ディスプレイの当該位置に第1ポインタを表示すると共に、前記制御情報に従って前記映像表示装置を制御し、前記指示情報が指し示す位置が前記第2領域に含まれる場合は、前記第1ポインタの表示も前記制御情報に従う前記映像表示装置の制御も実行しない、第1制御手段と、を備えることを特徴とする映像表示装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
以上の構成により、本発明によれば、ポインティングデバイスとしての機能を有する1つの制御装置で映像表示装置及び映像出力装置を操作する際に、ポインティングデバイスが指し示す位置に応じて操作対象の装置を切り換えることが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施例によって限定されるわけではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
図1及び図2を参照して、実施例1に係る映像表示システムについて説明する。図1は、実施例1に係る映像表示システムの映像表示装置100の構成を示す機能ブロック図である。図2は、実施例1に係る映像表示システムの映像出力装置200の構成を示す機能ブロック図である。図1及び図2から理解できるように、映像表示装置100と映像出力装置200とは有線又は無線で接続されており、映像データに加えて制御データの送受信が可能である。
図1に示すように、映像表示装置100は、アンテナ101を介して放送波を受信し、受信した放送波から映像データ(第1映像データ)を取得して、この映像データが表す映像(第1映像)を表示する。また、映像表示装置100は、映像出力装置200から映像データ(第2映像データ)を取得して、この映像データが表す映像(第2映像)を表示することもできる。
チューナ102は、アンテナ101から放送波を受信し、MPEG2のトランスポート・ストリーム(Transport Stream:TS)形式のデジタルデータに変換してデコーダ103に出力する。なお、MPEG2は、Moving Picture Experts Group 2(カラー動画像符号化方式標準化グループの第2規格)の略称である。デコーダ103(第1取得手段)は、デジタルデータを映像データに変換して映像合成部104に出力する。デコーダ103はまた、映像データの変換時に映像の解像度やアスペクト比などの情報を含む映像フォーマット情報を取得する。
映像合成部104は、デコーダ103及び外部映像受信部107からの映像データの拡大、縮小、及び合成等の処理を行い、OSD重畳部105に出力する。OSD重畳部105は、OSD生成部114が生成したOSD(On Screen Display)データを映像合成部104からの映像データに重畳して表示部106に出力する。これにより、表示部106に対するGUI(Graphical User Interface)の表示が実現される。表示部106は、例えば液晶ディスプレイであり、OSD重畳部105から入力された映像データが表す映像を表示する。
外部映像受信部107(第2取得手段)は、映像出力装置200と接続した映像データを伝送するための信号線を通して、映像出力装置200が出力した映像データを受信し、映像合成部104に出力する。外部映像受信部107はまた、この映像データに含まれる映像の解像度やアスペクト比などの情報を含む映像フォーマット情報を取得する。制御データ送受信部108は、映像出力装置200と接続した機器制御信号を伝送するための信号線を通して、映像出力装置200との間で制御データを送受信する。
表示領域制御部109は、デコーダ103及び外部映像受信部107から取得した映像フォーマット情報、設定情報記憶部110から取得した映像データの表示設定、及びUI部113から受け取った映像データの表示指示に基づいて、表示部106における、デコーダ103からの映像データの表示領域(第1領域)、及び映像出力装置200からの映像データ(外部映像データ)の表示領域(第2領域)を決定する。表示領域制御部109は、決定したデコーダ103からの映像データ用の表示領域を映像合成部104に設定すると共に、この表示領域をポインタ表示範囲としてOSD生成部114に対して設定する。表示領域制御部109はまた、決定した映像出力装置200からの映像データ用の表示領域などを示す外部映像表示情報を、制御データ送受信部108を介して映像出力装置200へ送信する。
ここで、図3及び図4を参照して、表示部106における映像データの表示領域、及び外部映像表示情報について説明する。図3において、表示領域310は表示部106の表示領域全体を表す。表示領域310の幅、高さ(ピクセル単位)を(W0,H0)とし、(W0,H0)=(1920,1080)とする。表示領域320(表示領域310の中の斜線で表された領域)は、外部映像データを表示部106に表示する際の表示領域を表す。表示領域320は、表示位置(表示領域320の左上の位置)のX座標、Y座標、及び、幅、高さ(X,Y,W,H)によって規定される。例えば、(X,Y,W,H)=(100,100,960,540)であり、この場合、幅と高さの比率(アスペクト比)は16:9である。表示領域330は、表示領域310から表示領域320を除いた領域であり、この領域が、チューナ102からの映像データの表示領域であると共に、ポインタ表示範囲でもある。但し、表示領域330の一部のみをチューナ102からの映像データの表示領域としてもよい。
映像340は、外部映像データが表す映像(外部映像)全体を表す。外部映像の幅、高さを(W1,H1)とすると、例えば、(W1,H1)=(1920,1080)であり、アスペクト比は16:9である。表示範囲350は、外部映像の中で、表示領域320に表示する範囲(所定の範囲)を表す。左上の座標を(AX,AY)とし、幅、高さを(AW,AH)とする。(AX,AY)及び(AW,AH)は、映像340の左上を(0,0)、右下を(100,100)とした場合の値で表される。例えば、(AX,AY)=(10,10)であり、(AW,AH)=(80,80)である。
外部映像表示情報(図4参照)は、(W0,H0,X,Y,W,H,AX,AY,AW,AH)で規定される。図3を参照して説明した例では、(W0,H0,X,Y,W,H,AX,AY,AW,AH)=(1920,1080,100,100,960,540,10,10,80,80)である。外部映像表示情報に範囲情報(AX,AY,AW,AH)が含まれているため、外部映像の一部にみを領域情報(X,Y,W,H)で規定される外部映像の表示領域に表示することができる。従って、例えば外部映像のアスペクト比が4:3であり、外部映像の表示領域のアスペクト比が16:9である場合に、外部映像の上下の一部を除いたアスペクト比が16:9の範囲を外部映像の表示領域に表示することができる。一方、外部映像の全体を表示する場合は、範囲情報(AX,AY,AW,AH)は不要である。
なお、外部映像の表示領域のアスペクト比と外部映像のアスペクト比とが異なり、外部映像のサイドパネルなどを付加する場合、領域情報が補正される。例えば、外部映像の表示領域のアスペクト比が16:9であり、外部映像のアスペクト比が4:3であり、外部映像の両側にサイドパネルを付加して表示する場合、領域情報は(X+H×2/9,Y,W×12/16,H)となる。
図1に戻り、リモコン300(制御装置)は、ボタンを有しており、通常のボタン操作を受け付ける。また、リモコン300はポインティングデバイスとしても動作し、映像表示装置100の表示部106の表示画面上の(即ち、ディスプレイ上の)特定の位置を指し示すことができる。リモコン300は、映像表示装置100及び映像出力装置200の両方に、ボタンの押下状態を示す情報(制御情報)及び指し示した位置を表す座標情報(指示情報)を送信することが可能である。リモコン300と映像表示装置100及び映像出力装置200との間の通信は、例えば赤外線や無線により行われる。
リモコン信号受信部111(第1受信手段)は、リモコン300からの信号を受信し、ボタンの押下状態やリモコン300がポインティングデバイスとして指し示す位置を特定するポインタ座標情報を含む、リモコン信号データに変換する。入力イベント処理部112は、リモコン信号受信部111から受け取ったリモコン信号データを解析し、ボタンの押下状態、及びポインタ座標情報をUI部113に受け渡すとともに、ポインタ座標情報をOSD生成部114に受け渡す。入力イベント処理部112はまた、ボタンの押下状態に従って、例えば映像表示装置100の制御(例えば、チューナ102のチャンネルの切り換え)を実行する。
OSD生成部114は、UI部113からの指示に基づき、OSDデータを生成する。OSD生成部114はまた、入力イベント処理部112から取得したポインタ座標情報を基に、ポインティングデバイスがどの座標を指しているかを表すためのポインタ(第1ポインタ)の表示を行う。OSD生成部114はまた、ポインタ表示範囲に基づいて、ポインタの表示及び非表示の切り換えを行う。
UI部113は、入力イベント処理部112から受け取ったボタンの押下状態及びポインタ座標情報に基づいて動作する。例えば、UI部113は、表示領域制御部109に対して映像出力装置200からの映像データの表示指示を行う。UI部113はまた、OSD生成部114に対して、GUI用のOSDデータの生成及び表示の指示を行う。設定情報記憶部110は、映像データの表示設定、及び表示部106の表示領域の幅、高さを含む、映像表示装置仕様情報を記憶する。
次に図2を参照すると、映像出力装置200は、ディスク、もしくはメモリ等のメディアに蓄積している映像データを出力するものであり、HDDレコーダや、光ディスクプレーヤなどである。リモコン信号受信部201。但し、制御データ送受信部が第2受信手段であってもよい)、入力イベント処理部202、UI部203、OSD重畳部204、及び制御データ送受信部205はそれぞれ、図1に示すリモコン信号受信部111、入力イベント処理部112、UI部113、OSD重畳部105、及び制御データ送受信部108と同様の処理を行うため、詳細な説明は省略する。なお、リモコン信号受信部201又は制御データ送受信部205が第2受信手段として機能する。また、制御データ送受信部205単独、又は、リモコン信号受信部201又は制御データ送受信部205が、第3受信手段として機能する。
映像蓄積部206は、圧縮した映像データを蓄積するディスクやメモリ等のメディアである。映像再生時には、映像蓄積部206は、再生対象の映像データを映像再生部207に出力する。映像再生部207は、圧縮した映像データを展開し、OSD重畳部204に出力すると共に、映像データの解像度の情報を含む映像フォーマット情報を取得する。
表示領域制御部208は、制御データ送受信部205が受信した外部映像表示情報を基に、ポインタ表示範囲を生成してOSD生成部209に設定する。表示領域制御部208はまた、映像再生部207から取得した映像フォーマット情報、及び外部映像表示情報(図4参照)を基に、ポインタ表示座標変換情報を生成してOSD生成部209に設定する。
OSD生成部209は、入力イベント処理部202から取得したポインタ座標情報を、ポインタ座標変換部210を使用してポインタ表示座標に変換する。変換の目的は、外部映像に重畳されたポインタ(第2ポインタ)が表示部106に表示された場合に、ポインティングデバイスとしてのリモコン300が指し示す位置にこのポインタが表れるようにすることである。OSD生成部209は、リモコン300が指し示す位置(ポインタ座標情報)がポインタ表示範囲に含まれる場合、外部映像データのポインタ表示座標にポインタを重畳する。
ポインタ座標変換部210による変換処理の一例は、次の通りである。ポインタ座標情報(リモコン300が指し示す、表示部106上の座標)を(PSX,PSY)とし、ポインタ表示座標(外部映像においてポインタが重畳される座標)を(PDX,PDY)とすると、
PDX=(PSX−X)/W×AW/100×W1+(W1/100×AX)
PDY=(PSY−Y)/H×AH/100×H1+(H1/100×AY)
である。ここで、(W1,H1)は、外部映像の幅、高さである。また、上述したポインタ表示座標変換情報とは、(W1,H1,X,Y,W,H,AX,AY,AW,AH)である。
PDX=(PSX−X)/W×AW/100×W1+(W1/100×AX)
PDY=(PSY−Y)/H×AH/100×H1+(H1/100×AY)
である。ここで、(W1,H1)は、外部映像の幅、高さである。また、上述したポインタ表示座標変換情報とは、(W1,H1,X,Y,W,H,AX,AY,AW,AH)である。
外部映像送信部211は、映像表示装置100と接続した映像信号を伝送するための信号線を通して、映像表示装置100に映像データを送信する。
次に、図5を参照して、表示領域制御部109による表示領域設定処理について説明する。S510で、表示領域制御部109は、外部映像表示状態の変更に関する通知を受け取るまで待機する。受け取る通知の例として、UI部113から受け取る映像出力装置200からの映像データの表示変更通知、外部映像受信部107から受け取る外部映像データの映像フォーマット情報の変化通知、制御データ送受信部108から受け取る表示要求受信通知等がある。表示変更通知は、ユーザの指示により外部映像データの表示を開始、終了する場合、外部映像データの表示範囲を拡大、縮小する場合、或いはユーザ操作により外部映像データの表示設定が変更された場合等に受け取られる。外部映像データの映像フォーマット情報の変化通知は映像フォーマット情報が変化した場合(例えば、外部映像データのアスペクト比が変化した場合)等に受け取られる。表示要求受信通知は映像出力装置200での再生開始等の操作により、制御データ送受信部108が映像出力装置200から外部映像データの表示要求を受信した場合に受け取られる。
S520で、表示領域制御部109は、UI部113から、外部映像の表示領域に関する情報(図4の「領域情報」参照)を取得する。S530で、表示領域制御部109は、外部映像受信部107から外部映像データの映像フォーマット情報を取得する。S540で、表示領域制御部109は、設定情報記憶部110から、外部映像の表示範囲を示す情報(図4の「範囲情報」参照)、外部映像表示設定、及び映像表示装置仕様情報を取得する。外部映像表示設定は、外部映像データの映像フォーマット情報等に応じてどのような表示を行うかの設定(例えば、図4を参照して説明したように外部映像にサイドパネルを付加するか否かなどの設定)を含む。
S550で、表示領域制御部109は、UI部113から受け取ったS520〜S530で取得した情報を基に、外部映像表示情報(図4参照)を生成する。S560で、表示領域制御部109は、制御データ送受信部108を介して、外部映像表示情報を映像出力装置200へ送信する。S570で、表示領域制御部109は、映像表示装置100の映像の表示領域(図3の表示領域330参照)を算出し、ポインタ表示範囲としてOSD生成部114に設定する。S580で、表示領域制御部109は、映像合成部104に対して外部映像表示情報を設定することにより、デコーダ103からの映像データに外部映像データを合成して出力するように設定する。
図6は、映像表示装置100のOSD生成部114によるポインタ表示処理を示すフローチャートである。S610で、OSD生成部114は、入力イベント処理部112からポインタ座標情報を受け取る。S620で、OSD生成部114は、ポインタ座標情報がポインタ表示範囲内であるか否か(即ち、ポインタの座標が図3の表示領域320の外であるか否か)を判定する。判定結果が「YES」であればS640からS650へと進み、「NO」であればS640からS660へと進む。
S650で、OSD生成部114は、ポインタ座標情報の位置にポインタを表示する。また、入力イベント処理部112は、リモコン300からの制御情報(ボタンの押下状態など)に従う映像表示装置100の制御の実行を有効化する。
S660で、OSD生成部114は、ポインタを非表示にする。また、入力イベント処理部112は、リモコン300からの制御情報(ボタンの押下状態など)に従う映像表示装置100の制御の実行を無効化する。なお、OSD生成部114及び入力イベント処理部112が、第1制御手段として機能する。
図7は、映像出力装置200のOSD生成部209によるポインタ表示処理を示すフローチャートである。S710で、OSD生成部209は、入力イベント処理部202からポインタ座標情報を受け取る。但し、OSD生成部209は、制御データ送受信部205を介して映像表示装置100からポインタ座標情報を受け取ってもよい。S720で、OSD生成部209は、ポインタ座標変換部210を用いて、ポインタ座標情報、及びポインタ表示座標変換情報を基に、ポインタ表示座標を取得する。S730で、OSD生成部209は、ポインタ座標情報(変換前)がポインタ表示範囲内であるか否か(即ち、ポインタの座標が図3の表示領域320の中であるか否か)を判定する。判定結果が「YES」であればS740からS750へと進み、「NO」であればS740からS760へと進む。
S750で、OSD生成部209は、ポインタ表示座標(変換後)の位置にポインタを表示する(OSD重畳部204により、ポインタを表すデータを映像データに重畳する)。また、入力イベント処理部202は、リモコン300からの制御情報(ボタンの押下状態など)に従う映像出力装置200の制御の実行を有効化する。
S760で、OSD生成部209は、ポインタを非表示にする。また、入力イベント処理部202は、リモコン300からの制御情報(ボタンの押下状態など)に従う映像出力装置200の制御の実行を無効化する。なお、OSD生成部209及び入力イベント処理部202が第2制御手段として機能する。
以上説明したように、本実施例によれば、映像表示装置100は、ポインティングデバイスとしてのリモコン300が表示領域320の外を指し示す場合に、ポインタの表示、及びリモコン300からの制御情報に従う映像表示装置100の制御を実行する。一方、映像出力装置200は、ポインティングデバイスとしてのリモコン300が表示領域320の中を指し示す場合に、ポインタの表示、及びリモコン300からの制御情報に従う映像出力装置200の制御を実行する。
これにより、ポインティングデバイスとしての機能を有する1つの制御装置で映像表示装置及び映像出力装置を操作する際に、ポインティングデバイスが指し示す位置に応じて操作対象の装置を切り換えることが可能となる。
なお本実施例では、リモコン信号の受信にかかる遅延時間を短縮するため、リモコン信号を各装置で直接受信する形態としたが、映像出力装置200、映像表示装置100のいずれかの装置で受信したリモコン信号を他方の装置に再送信する構成としてもよい。
映像表示装置は、外部映像の表示領域の一部にGUIを表示する場合がある。本実施例では、このような場合について説明する。本実施例の映像表示システムも、実施例1と同様に、映像表示装置100及び映像出力装置200を含み、実施例1と同一又は同様の部分については説明を省略する。
映像表示装置100のOSD生成部114が表示領域320(図3参照)にGUIを表示した場合、表示領域制御部109は、図8に示す例外情報を生成し、これをOSD生成部114に設定すると共に、映像出力装置200へ送信する。例外情報は、1つ以上の領域データの集合により表される。最初に、例外情報に含まれる領域データの数を表す領域データ数があり、その後に領域データ数の分だけ領域データが続く。各領域データは、GUIの表示領域を規定するために、その表示領域の左上のX座標、Y座標、及び、その表示領域の幅、高さを含む。
本実施例では、S620(図6)及びS730(図7)において、例外情報も考慮される。即ち、図6において、ポインタ座標情報が外部映像の表示領域に含まれる場合であっても、例外情報が示すGUIの表示領域に含まれる場合は、処理がS640からS650へと進む。また、図7において、ポインタ座標情報が外部映像の表示領域に含まれる場合であっても、例外情報が示すGUIの表示領域に含まれる場合は、処理がS740からS760へと進む。
このように、映像表示装置100のGUIの表示領域においては、映像表示装置100の制御及びポインタの表示が優先されるため、ユーザは、より直感的に操作を行うことができる。
なお、例外情報の代わりに、有効・無効を表すフラグが送信されてもよい。フラグが無効の場合には、ポインタ座標情報に関わらず、映像出力装置200による制御及びポインタの表示が無効化される。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (5)
- 映像表示装置であって、
第1映像データを取得する第1取得手段と、
映像出力装置から第2映像データを取得する第2取得手段と、
ディスプレイの第1領域に前記第1映像データが表す第1映像を表示し、前記ディスプレイの第2領域に前記第2映像データが表す第2映像を表示する、表示手段と、
前記ディスプレイ上の特定の位置を指し示す指示情報、及び当該指示情報とは別の制御情報を、制御装置から受信する第1受信手段と、
前記ディスプレイにおける前記第2領域の位置を示す領域情報を、前記映像出力装置へ送信する送信手段と、
前記指示情報が指し示す位置が前記第1領域に含まれる場合は、前記ディスプレイの当該位置に第1ポインタを表示すると共に、前記制御情報に従って前記映像表示装置を制御し、前記指示情報が指し示す位置が前記第2領域に含まれる場合は、前記第1ポインタの表示も前記制御情報に従う前記映像表示装置の制御も実行しない、第1制御手段と、
を備えることを特徴とする映像表示装置。 - 前記表示手段は、前記第2映像のうちの所定の範囲を前記第2領域に表示し、
前記送信手段は、前記所定の範囲を示す範囲情報を前記映像出力装置へ送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 前記表示手段は、GUI(Graphical User Interface)を前記ディスプレイに表示し、
前記送信手段は、前記第2領域において前記GUIが表示されている領域を示す情報を前記映像出力装置へ送信し、
前記第1制御手段は、前記指示情報が指し示す位置が前記第2領域に含まれる場合であっても、当該位置が前記GUIが表示されている領域に含まれる場合は、前記ディスプレイの当該位置に前記第1ポインタを表示すると共に、前記制御情報に従って前記映像表示装置を制御する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。 - 請求項1又は2に記載の映像表示装置と、映像出力装置と、を備える映像表示システムであって、
前記映像出力装置は、
前記制御装置から前記制御情報を受信する第2受信手段と、
前記第2取得手段に対して前記第2映像データを出力する出力手段と、
前記送信手段から前記領域情報を受信し、前記制御装置から前記指示情報を受信する、第3受信手段と、
前記指示情報が指し示す位置が前記第2領域に含まれる場合は、前記第2映像が前記第2領域に表示された場合に前記ディスプレイの当該位置に第2ポインタが表れるように前記第2映像データに当該第2ポインタを表すデータを重畳すると共に、前記制御情報に従って前記映像出力装置を制御し、前記指示情報が指し示す位置が前記第2領域に含まれない場合は、前記第2ポインタを表すデータの重畳も前記制御情報に従う前記映像出力装置の制御も実行しない、第2制御手段と、
を備えることを特徴とする映像表示システム。 - 映像表示装置の制御方法であって、
第1映像データを取得する第1取得工程と、
映像出力装置から第2映像データを取得する第2取得工程と、
ディスプレイの第1領域に前記第1映像データが表す第1映像を表示し、前記ディスプレイの第2領域に前記第2映像データが表す第2映像を表示する、表示工程と、
前記ディスプレイ上の特定の位置を指し示す指示情報、及び当該指示情報とは別の制御情報を、制御装置から受信する第1受信工程と、
前記ディスプレイにおける前記第2領域の位置を示す領域情報を、前記映像出力装置へ送信する送信工程と、
前記指示情報が指し示す位置が前記第1領域に含まれる場合は、前記ディスプレイの当該位置に第1ポインタを表示すると共に、前記制御情報に従って前記映像表示装置を制御し、前記指示情報が指し示す位置が前記第2領域に含まれる場合は、前記第1ポインタの表示も前記制御情報に従う前記映像表示装置の制御も実行しない、第1制御工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009254447A JP2011099980A (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009254447A JP2011099980A (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示装置の制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011099980A true JP2011099980A (ja) | 2011-05-19 |
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ID=44191213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009254447A Withdrawn JP2011099980A (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示装置の制御方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011099980A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11375263B2 (en) | 2017-08-29 | 2022-06-28 | Ricoh Company, Ltd. | Image capturing apparatus, image display system, and operation method |
-
2009
- 2009-11-05 JP JP2009254447A patent/JP2011099980A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11375263B2 (en) | 2017-08-29 | 2022-06-28 | Ricoh Company, Ltd. | Image capturing apparatus, image display system, and operation method |
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