JP2011099615A - Instant heating device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、水を瞬間的に蒸発させることのできる瞬間加熱装置に関するものである。 The present invention relates to an instantaneous heating apparatus capable of instantaneously evaporating water.
近年、水を瞬間的に蒸発させて使用する装置が様々な分野で使用されている。例えば、家庭用調理器具に関する分野では、加熱させた水蒸気を食品に噴射して調理できるようにしたスチームオーブンが使用されており、また、殺菌・洗浄に関する分野では、高温の水蒸気を高圧噴射して対象物を殺菌・洗浄できるようにしたスチームクリーナー、さらには、工業用品の分野においては、蒸気の圧力を利用してタービンなどを駆動できるようにした駆動装置などが使用されておいる。 In recent years, apparatuses that instantaneously evaporate water are used in various fields. For example, in the field related to household cooking utensils, a steam oven is used in which heated steam is sprayed onto food to allow cooking, and in the field related to sterilization and cleaning, high-temperature steam is sprayed at high pressure. In the field of industrial supplies, a steam cleaner that can sterilize and clean an object, and a drive device that can drive a turbine or the like using steam pressure are used.
このような装置は、一般的に、導水通路に水を注入し、その水が導水通路を流通する途中で加熱コイルなどを用いて加熱させるようにしたものであり、その導水通路の出口から高圧の水蒸気を噴出させるようにしたものである。 In general, such an apparatus is one in which water is injected into a water guide passage and heated using a heating coil or the like while the water flows through the water guide passage. The water vapor is jetted out.
ところで、このように導水通路内で水を水蒸気にする場合、その水が約1500倍〜2000倍にまで膨張し、その膨張圧力によって導水通路内の水が逆に押し戻されてしまう。そこで、この膨張による逆流を防止して効率よく水を加熱できるようにした装置も提案されている。 By the way, when water is converted into water vapor in the water guide passage in this way, the water expands to about 1500 times to 2000 times, and the water in the water guide passage is pushed back by the expansion pressure. In view of this, an apparatus has been proposed in which the backflow due to the expansion is prevented so that water can be efficiently heated.
例えば、下記の特許文献1には、水の逆流を防止する瞬間加熱装置として、図7に示すように、内径を約7〜8mm程度に設定した中空管61と、その中空管61の内側に挿入される螺旋状のフィンを備えた挿入体と、その中空管の外周部に巻き付けられる加熱コイルとを備えてなる装置であって、その螺旋状のフィンのピッチを徐々に長くしていくことによって、一方側から注入された水が伝熱コイル64で加熱される際に、水の膨張によって逆流しないようにした装置が提案されている。
For example, in
しかしながら、上述の特許文献1に記載されるような装置では次のような問題を有する。すなわち、このような中空管61は、内径が7〜8mm程度であるため、中空管61の内壁に接する部分では瞬時的に加熱されるものの、それよりも内側の中心部分では壁面との距離が遠いために加熱が遅れる。このため、全体が沸点に達するまで100℃以上の水蒸気にならず、効率よく水を高温の水蒸気にすることができない。また、この中心部分での加熱を迅速に行えるようにするために、中空管61の内径を小さくしようとすると、フィン62を有する挿入体63を挿入することができなくなり、膨張による逆流を防止することができなくなる。さらには、螺旋状のフィン62を挿入した状態では、水蒸気を噴出させる際に、管の軸方向に沿った水蒸気の噴出速度が小さくなり、スチームオーブンやスチームクリーナーなどように、噴出速度が要求される分野では使用することができなくなるといった問題もある。
However, the apparatus described in
そこで、本発明は上記課題を解決するために、瞬間的に水を加熱することができ、また、加熱時における膨張による逆流を防止できるようにした瞬間加熱装置を提供することを目的とする。 Accordingly, in order to solve the above-described problems, the present invention has an object to provide an instantaneous heating apparatus that can instantaneously heat water and prevent backflow due to expansion during heating.
すなわち、本発明の瞬間加熱装置は、上記課題を解決するために、両端を開口させた中空管と、当該中空管の外周に設けられた伝熱手段とを設け、中空管の第一の端部から注入された液体を伝熱手段で加熱して他端側である第二の端部から水蒸気として排出する瞬間加熱装置において、前記第一の端部から注入した液体を毛細管現象によって上昇させる狭小部と、当該狭小部の上端から第二の端部側へ向けて漸次内径を大きくしたテーパー部とを備え、前記伝熱手段を、当該テーパー部から上方に設けるようにしたものである。 That is, in order to solve the above problems, the instantaneous heating device of the present invention includes a hollow tube having both ends opened, and heat transfer means provided on the outer periphery of the hollow tube. In the instantaneous heating device that heats the liquid injected from one end with heat transfer means and discharges it as water vapor from the second end on the other end side, the liquid injected from the first end is capillary action And a tapered portion having an inner diameter that gradually increases from the upper end of the narrowed portion toward the second end, and the heat transfer means is provided above the tapered portion. It is.
このようにすれば、毛細管現象によって上昇した液体をテーパー部で拡げて加熱させることができるため、管の中央部分に存在する面積を小さくして周辺部分から瞬間的に液体を加熱させることができる。しかも、一端側が毛細管と非常に細く、他端側がテーパー部で広がっているため、加熱膨張された場合であっても、液体の逆流を防止することができるようになる。 In this way, the liquid that has risen due to the capillary phenomenon can be heated by being expanded at the tapered portion, so that the area existing in the central portion of the tube can be reduced and the liquid can be instantaneously heated from the peripheral portion. . In addition, since one end side is very thin with a capillary and the other end side is widened with a tapered portion, it is possible to prevent the backflow of liquid even when heated and expanded.
また、このような発明において、好ましくは、中空管として、軸方向と垂直な断面に凹凸部を有するものを用いる。 In such an invention, preferably, a hollow tube having a concavo-convex portion in a cross section perpendicular to the axial direction is used.
このように凹凸部を設ければ、中空管の内壁と液体との接触面積を大きくすることができ、より効率的に壁面から加熱させることができる。 If the uneven portion is provided in this manner, the contact area between the inner wall of the hollow tube and the liquid can be increased, and heating from the wall surface can be performed more efficiently.
さらに、このような外周に伝熱手段を設けた中空管に対し、同様に、狭小部とテーパー部を有する中空管であって、外周に伝熱手段を有しない中空管を隣接して設けるようにする。 Further, for a hollow tube provided with heat transfer means on the outer periphery, similarly, a hollow tube having a narrow portion and a tapered portion, and adjacent to the hollow tube having no heat transfer means on the outer periphery. To be provided.
このようにすれば、隣接して設けられた中空管の伝熱手段から熱を受け取ることができ、すべての中空管に伝熱手段を設けなくても水を加熱させることができるようになる。 In this way, heat can be received from the heat transfer means of the hollow tubes provided adjacent to each other so that water can be heated without providing heat transfer means for all the hollow tubes. Become.
本発明によれば、毛細管現象によって上昇した液体をテーパー部で広げて加熱させることができるので、管の中央部分に存在する面積を小さくして周辺部分から瞬間的に液体を加熱させることができるようになる。しかも、一端側が毛細管と非常に細く、他端側がテーパー部で広がっているため、加熱膨張された場合であっても、液体の逆流を防止することができるようになる。 According to the present invention, the liquid that has risen due to the capillary phenomenon can be heated by being spread at the tapered portion, so that the area existing in the central portion of the tube can be reduced and the liquid can be instantaneously heated from the peripheral portion. It becomes like this. In addition, since one end side is very thin with a capillary and the other end side is widened with a tapered portion, it is possible to prevent the backflow of liquid even when heated and expanded.
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。この実施の形態における瞬間加熱装置1は、全体概略図である図4に示すように、水51を貯留することのできるボックス状の貯留部2と、この貯留部2の上部に取り付けられるボックス状の加熱部3とを有してなるものであって、加熱部3の内部に複数の中空管4を設け、その中空管4の第一の端部41を貯留部2の水51に接触させて毛細管現象で水51を吸い上げるようにしたものである。そして、その毛細管現象で吸い上げられた水51をテーパー部45(図1や図3参照)で広げ、その周囲に設けられた伝熱コイル46を設け、吸い上げられた水51を加熱して第二の端部42から水蒸気52として排出できるようにしている。以下、本実施の形態における瞬間加熱装置1について詳細に説明する。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 4 which is an overall schematic diagram, the
まず、この貯留部2は、図4に示されるように、外部に接続された水51道管から水51を注入して、その水51を一定量貯めることができるようにしたものであって、傾斜や転倒した場合であっても水51を外部に排出しないような密閉状態にしている。この貯留部2には、中空管4の下端である第一の端部41を水51に接触させており、水蒸気52として水51を排出した場合には、その排出した分の水を供給する。この水の供給を行う場合には、貯留部2内に水51位センサや圧力センサを設けておき、水51位が基準値を下回った場合や貯留部2内の圧力が下がった場合に、新たに水51を注入して常に第一の端部41を水51に接触させるようにする。
First, as shown in FIG. 4, the
この貯留部2の上方に取り付けられる加熱部3は、図4に示すように、外周に伝熱コイル46を巻き付けた中空管4(以下、有コイル中空管4aと称する)や、伝熱コイル46を巻き付けていない中空管4(以下、無コイル中空管4bと称する)をそれぞれ密着させて複数設けており、中空管4の第一の端部41から水51を汲み上げて、他端側である第二の端部42から水蒸気52を噴出させるようにしている。これらの中空管4をそれぞれ密着させる場合、無コイル中空管4bの周囲に有コイル中空管4aのみを配置し、無コイル中空管4bと無コイル中空管4bを隣接させないようにしている。このような配列方法として、図5に示すように、第一列に有コイル中空管4aのみを配列し、第二列には、有コイル中空管4aと無コイル中空管4bを交互に配列する。そして、この第一列と第二列を交互に繰り返すことによって無コイル中空管4bの周囲8本を有コイル中空管4aとし、その有コイル中空管4aから熱を受け取れるようにする。なお、このとき、無コイル中空管4bに対して斜め対角方向となる伝熱コイル46との隙間が空くことになるため、図6に示すように配列してもよい。この図6の配列は、第一列に有コイル中空管4aのみを設けるとともに、第二列に有コイル中空管4aと無コイル中空管4bを交互に配列し、これを第一列の谷間にそれぞれ配置するようにしている。そして、同様に第一列と第二列を交互に繰り返すことによって、有コイル中空管4aの伝熱コイルをほぼ密着させ、その熱によって水51を水蒸気52に変化させるようにする。
As shown in FIG. 4, the
これらの各中空管4の構造を、図1や図3を用いて詳述すると、この中空管4における下端側である第一の端部41は、反対側の第二の端部42よりも内径を小さくしており、その第一の端部41から毛細管現象によって水51を汲み上げることができるようにしている。このような内径としては、例えば、0.1mm〜0.5mm程度に設定する。そして、この第一の端部41から水51を汲み上げる場合、その第一の端部41から連続する内径の小さな狭小部43を設けるとともに、さらに、その毛細管現象の効率を上げるために、狭小部43の内壁部分に図2(a)に示すような凹凸44を設け、これによって水51を高く上昇させるようにする。この凹凸44については、軸方向と垂直な断面に凹部や凸部を交互に形成するように設けてもよく、あるいは、図2(b)に示すように、軸方向に沿った細いフィン44aなどを設けるようにしてもよい。
The structure of each of these
この第一の端部41や狭小部43の内径は、中空管4を鉛直に起立させた場合に、少なくともその狭小部43の上端であるテーパー部45まで水51を上げることができるような寸法に設定されている。この水51の上昇高さについては、内壁に凹凸44が設けられていないと仮定した場合、次の関係を有している。
The inner diameter of the
<数1>
h=2Tcosθ/rgρ
h:液体が上昇する高さ
T:表面張力
r:第一の端部41および狭小部43の内側半径
g:重力加速度
ρ:液体の密度
<
h = 2Tcosθ / rgρ
h: height at which the liquid rises T: surface tension r: inner radius of the
すなわち、この液体の上昇高さについては、海抜0mの位置でガラス管を用いた場合、次のようになる。
ガラス管の内径(2r)=0.1mm h=約28cm
ガラス管の内径(2r)=0.2mm h=約14cm
ガラス管の内径(2r)=0.3mm h=約9cm
That is, the rising height of the liquid is as follows when the glass tube is used at a position of 0 m above sea level.
Inner diameter of glass tube (2r) = 0.1 mm h = about 28 cm
Inner diameter of glass tube (2r) = 0.2 mm h = about 14 cm
Inner diameter of glass tube (2r) = 0.3 mm h = about 9 cm
これらの値は、狭小部43に凹凸44を有していない場合の値であり、狭小部43に凹凸44を設けている場合は、rの値が小さくなるため、水はさらに高く上昇することになる。
These values are values when the
この狭小部43の上端に設けられるテーパー部45は、上方に向けて内径を漸次大きくするように設定されるものであって、水51の膨張による水蒸気52の流れを第二の端部42側へ導くとともに、狭小部43から汲み上げられた水51と内壁との接触面積を大きくし、図3の右拡大図に示すように、壁面と接触する部分から瞬間的に水51を水蒸気52に変化させられるようにしている。すなわち、このテーパー部45を設けていないと(すなわち、内径がすべて同一であると)、表面張力が働く内壁と接触部分のみが加熱され、水蒸気52へと変化する水51の量が少なくなる。そこで、表面張力の働く部分の面積を大きくすることによって、より多くの水51を水蒸気52に変えられるようにしている。このテーパー部45については、狭小部43と同様に、内壁に狭小部43から連続する凹凸44を設けており、この凹凸44によっても表面張力の働く面積をより大きくする。このようにテーパー部45側にも凹凸44を設けると、表面張力で壁面側へ立ち上がる部分を多くすることができ、これによって、その部分からの蒸発を促進させることができる。
The tapered
このような中空管4を形成する場合、次のような方法で形成する。ここでは、加熱時における絶縁性や耐熱性、熱膨張変化などを考慮してセラミックで中空管4を形成する場合について説明する。
When forming such a
まず、セラミック製の中空管4を形成する場合、セラミック粉を円筒状の型に入れるとともに、その中心軸に沿って図示しない針状部材を取り付ける。この針状部材は、中空管4の中心軸に狭小部43や凹凸44やテーパー部45を形成する針状に構成されるものであり、これを中心軸に挿入した状態で加圧できるようにしている。そして、この針状部材を入れた状態で型全体を加圧した後、その型から針状部材を取り出すとともに、円筒状の型からセラミック原料を取り出し、炉内で高温に加熱する。すると、この加熱によってセラミック粉が融解し、セラミック固体となって全体が収縮する。これにより、内径の小さな中空管4を形成する。次に、このように中空管4を形成した後、外周部を研磨もしくは研削することによって肉厚を薄くし、外形寸法が約0.5mm、内径が0.1mm〜0.5mmの中空管4を形成する。
First, when forming the ceramic
このように形成された中空管4には、伝熱コイル46が巻き付けられる。この伝熱コイル46は、電流を流すことによって中空管4の外周部分から熱を供給できるようにしたものであって、図1や図3に示すように、狭小部43を除く部分であるテーパー部45より上方に設けられる。これによって、テーパー部45で広がった水51を瞬間的に蒸発させるとともに、そのテーパー部45の近傍で気化した水蒸気52を第二の端部42側へ噴出させる。なお、伝熱コイル46で中空管4を加熱すると、熱膨張によって中空管4の内径が拡大してしまうが、テーパー部45よりも上方に伝熱コイルを巻き付けているため、狭小部43の内径が広がってしまうことがなくなる。これにより、毛細管現象による水51の上昇高さを確保することができる。なお、この実施の形態では、伝熱コイル46を設けて外周部から加熱しているが、伝熱コイル46である必要はなく、他の発熱体によって中空管4を加熱するようにしてもよい。また、この伝熱コイル46を巻き付ける場合、複数の中空管4に並列もしくは直列で導線を接続するが、好適には、直列で伝熱コイル46を接続し、これによって導線接続本数を少なくして小型化を図るようにする。
A
この伝熱コイル46を巻き付けた複数の中空管4や、伝熱コイル46を巻き付けていない複数の中空管4は、ボックス状の過熱部内に設けられ、その状態でボックス内に不活性ガスを封入するようにしている。このように不活性ガスを封入することによって、伝熱コイルが高温に加熱された場合であっても、伝熱コイル46が破断してしまうことを防止し、長時間にわたって瞬間加熱装置1を使用させられるようにする。
The plurality of
次に、このように構成された瞬間加熱装置1を用いて水51を水蒸気52として高温噴射させる場合の作用について説明する。
Next, the operation in the case where the
まず、加熱対象である液体として水51を用いる場合、その水51を貯留部2に供給し、中空管4の第一の端部41が水51に接触させるようにする。そして、このように第一の端部41が水51に接触させた後、一定の水51位や圧力になることによって水51の供給を停止する。
First, when
このように第一の端部41を水51に接触させると、第一の端部41から水51が中空管4の内部に浸入し、狭小部43による毛細管現象によって上昇していく。この上昇した水51は、ほぼテーパー部45の内壁近傍で停止し、そこで内壁の凹凸44に沿って表面張力で水51面を立ち上がらせる。
When the
このような状態で伝熱コイル46に電流を流すと、中空管4の外周部を介してテーパー部45よりも上方部分が加熱され、テーパー部45の内壁で立ち上がった水51面から瞬間的に蒸発していく。この蒸発した水蒸気52は、テーパー部45から上方に向けて噴出され、第二の端部42から外部に噴出される。
When a current is passed through the
一方、伝熱コイル46を有していない中空管4については、隣接する中空管4の伝熱コイル46から熱を受け取り、同様に、テーパー部45で水51を蒸発させ、第二の端部42から外部に水蒸気52を噴出させていく。
On the other hand, for the
このように水51を吸い上げて水蒸気52として噴射させると、貯留部2内の水51が減っていくことになるが、水51位センサや圧力センサが一定の値を示すように順次水を供給し、以下同様に、毛細管現象による水51の吸い上げと加熱・蒸発を行わせるようにする。
If the
このように上記実施の形態によれば、第一の端部41から注入した液体を毛細管現象によって上昇させる狭小部43と、その狭小部43の上端から第二の端部42側へ向けて漸次内径を大きくしたテーパー部45とを備え、伝熱コイル46を、テーパー部45から上方に設けるようにしたので、中空管4の中央部分に存在する面積を小さくして周辺部分から瞬間的に液体を蒸発させることができる。しかも、一端側が毛細管と非常に細く、他端側がテーパー部45と広がっているため、加熱膨張された水蒸気によって、液体の逆流を防止することができるようになる。
Thus, according to the above embodiment, the
また、中空管4における狭小部43やテーパー部45に、軸方向と垂直な断面に凹凸44部を設けるようにしたので、中空管4の内壁と液体との接触面積を大きくすることができ、より効率的に壁面から蒸発させることができる。
In addition, since the
さらには、外周に伝熱コイル46を有する中空管4に隣接して伝熱コイル46を有していない中空管4を設けるようにしたので、他の伝熱コイル46から熱を受け取ることができ、すべての中空管4に伝熱手段を設けなくても中空管4から水蒸気52を生成することができるようになる。
Furthermore, since the
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。 In addition, this invention is not limited to the said embodiment, It can implement in a various aspect.
例えば、上記実施の形態では、蒸発の対象物として水51を使用したが、水51に限らず、どのような液体であってもよい。
For example, in the above embodiment, the
また、上記実施の形態では、毛細管現象を利用して水51を上昇させるようにしているが、毛細管現象を利用できるような内径であれば、瞬間加熱装置1を上下逆に使用した場合であっても水51が中空管4から滴り落ちるようなことがなく、いずれの方向で使用してもよい。
In the above embodiment, the
さらに、上記実施の形態では、中空管4としてセラミックパイプを用いるようにしたが、セラミックパイプである必要はなく、耐熱性、絶縁性、耐久性などの条件を満たすような素材であればどのような素材であってもよい。
Further, in the above embodiment, the ceramic pipe is used as the
加えて、上記実施の形態では、水51を加熱して水蒸気52として噴出する場合について説明したが、水蒸気52である必要はなく、高温の液体として使用する場合にも適用することができる。
In addition, although the case where the
また、上記実施の形態では、伝熱コイル46をテーパー部45よりも上方に設けるようにしているが、ここで上方とは、狭小部43内の水51を逆流させないような位置をいい、テーパー部45とオーバーラップするような位置であってもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the heat-
1・・・瞬間加熱装置
2・・・貯留部
3・・・加熱部
4・・・中空管
41・・・第一の端部
42・・・第二の端部
43・・・狭小部
44・・・凹凸
45・・・テーパー部
46・・・伝熱コイル
51・・・水
52・・・水蒸気
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記第一の端部から注入した液体を毛細管現象によって上昇させる狭小部と、
当該狭小部の上端から第二の端部側へ向けて漸次内径を大きくしたテーパー部とを備え、
前記伝熱手段を、当該テーパー部から上方に設けるようにしたことを特徴とする瞬間加熱装置。 A hollow tube having both ends opened and a heat transfer means provided on the outer periphery of the hollow tube are provided, and the liquid injected from the first end of the hollow tube is heated by the heat transfer means. In the instantaneous heating device that discharges as water vapor from the second end which is the end side,
A narrow portion that raises the liquid injected from the first end by capillary action;
A taper portion having a gradually increasing inner diameter from the upper end of the narrow portion toward the second end side,
An instantaneous heating apparatus characterized in that the heat transfer means is provided above the tapered portion.
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