JP2011096111A - 仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラム - Google Patents

仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011096111A
JP2011096111A JP2009251068A JP2009251068A JP2011096111A JP 2011096111 A JP2011096111 A JP 2011096111A JP 2009251068 A JP2009251068 A JP 2009251068A JP 2009251068 A JP2009251068 A JP 2009251068A JP 2011096111 A JP2011096111 A JP 2011096111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracking
specification information
information
rule
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009251068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5017349B2 (ja
Inventor
Takayuki Kitagawa
貴之 北川
Mari Inoki
万里 位野木
Kazuki Yoshida
和樹 吉田
Naonori Matsuo
尚典 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Digital Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009251068A priority Critical patent/JP5017349B2/ja
Publication of JP2011096111A publication Critical patent/JP2011096111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5017349B2 publication Critical patent/JP5017349B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】情報処理に関する仕様情報間の追跡を的確に実行する。
【解決手段】情報処理の複数種類の仕様情報を記憶する仕様情報DBと、仕様情報DBに記憶された仕様情報のうち追跡対象として指定された仕様情報と他の仕様情報との間の由来関係を示す追跡情報を生成する追跡情報生成部32と、仕様情報の追跡ルールを記憶する追跡ルールDBと、生成済みの追跡情報で示される仕様情報を追跡ルールにしたがって分析する追跡情報管理部33とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばシステムやソフトウェアの仕様情報の状態変化などを後から遡って追跡する機能を有する仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラムに関する。
従来、システムやソフトウェアの仕様情報の構造や関連の情報を定義することにより、個々の仕様情報の変更を検出するものがある。例えば、特許文献1に開示される「ソフトウェア修正漏れ確認システムおよび方法」では、仕様情報に各仕様間の関連情報を付加して当該仕様情報の変更の追跡を行なっている。
また、例えば特許文献2に開示される手法では、各仕様間の依存関係を設定して追跡を行なうのではなく、上流の成果物追跡が行えるように予め設定をしておくことで追跡を行なっている。
特開2008−4029号公報 特開2008−204333号公報
しかし、前述した特許文献1に開示されるような手法では、設計作業や開発作業の進捗に伴って変化した仕様情報の修正を行なう場合に、仕様情報間の関連の追跡を行なって修正を行なう必要があるが、この追跡作業結果の良し悪しは開発者の能力に依存しており追跡結果にバラツキが生じる。
また、前述した特許文献2に開示されるような手法では、成果物ごとに下流への仕様情報間の関連を記録していなければ当該仕様情報の状態変化の追跡を行なうことができない。
したがって、従来の手法では、システムやソフトウェアの開発プロジェクトの途中で、仕様情報がどのような状態変化にあったかを追跡したり、仕様情報を開発途中で分解・統合した場合に、仕様情報の状態と変更情報の変化を追跡したりする事が出来ず、また、仕様情報間の関連が記憶されていない場合には、仕様情報の関連が追跡できなかった。
そこで、本発明の目的は、情報処理に関する仕様情報間の追跡を的確に実行することが可能になる仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラムを提供することにある。
すなわち、本発明に係わる仕様情報管理装置は、情報処理の複数種類の仕様情報および当該仕様情報に由来する他の仕様情報との関係を記憶する仕様情報記憶手段と、前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報のうち追跡対象として指定された仕様情報と他の仕様情報との間の由来関係を示す追跡情報を生成する追跡情報生成手段と、前記仕様情報の追跡ルールを記憶する追跡ルール記憶手段と、前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報を前記追跡ルール記憶手段に記憶される追跡ルールにしたがって分析する追跡情報分析手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、情報処理に関する仕様情報間の追跡を的確に実行することができる。
本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡情報処理部の機能構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡ルール処理部の機能構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の全体処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡情報処理部の処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡情報管理部の処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡ルール処理部の処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理するクラス情報の一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報の一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する追跡ルール種別情報の一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する追跡ルールの一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報をもとに生成された追跡情報の一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する追跡情報の一例を表形式で示す図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡検証部による処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡情報分析部による処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報の状態変化解釈の手順を説明するための図。 本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により出力する状態変化解釈結果の表示画面の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置による処理対象の追跡情報の構成例を表形式で示す図。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置の影響範囲分析部による処理動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報の影響範囲分析の手順を説明するための図。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置の影響範囲分析部により出力した影響範囲の一例を表形式で示す図。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置により出力する影響範囲表示画面の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報の状態変化解釈の手順を説明するための図。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置の影響範囲分析部により出力した影響範囲の一例を表形式で示す図。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置の影響範囲分析部により出力する影響範囲表示画面の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置により出力する状態変化解釈後の影響範囲表示画面の一例を示す図。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態における仕様情報管理装置は、仕様情報の追跡情報を登録管理し、この仕様情報についてどのような状態変化が起きたのかを追跡することを可能にするトレーサビリティ(追跡可能性)を実現する。
この実現のための第1の手段は、追跡対象である仕様情報を一元管理することで追跡対象を登録管理する手段である。第2の手段は、仕様情報の追跡元と追跡先の関連を仕様情報の由来関係を用いて対応付けることによって仕様情報間の関連を登録管理する手段である。
第3の手段は、仕様情報間の由来関係を仕様情報の状態変化の解釈を行なうためのルール、予め仕様情報間の由来関係を定義しておく事を前提として仕様情報間の追跡検証を行なうためのルール、および仕様情報間の関連関係を含めて仕様情報の変更による影響範囲の分析を行なうためのルールの登録管理手段である。
第4の手段は、第1乃至第3の手段で登録管理している情報を用いて仕様情報間の追跡を行なって仕様情報の由来を解釈したり、仕様情報の由来の可能性を検証したり、仕様情報の影響範囲の分析情報を生成したりする手段である。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置は、装置全体の処理動作を司る制御部1、仕様情報定義部2、追跡情報処理部3、追跡ルール処理部4、記憶装置5およびインタフェース6を備え、それぞれがバス7により相互に接続される。
記憶装置5は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、仕様情報DB(データベース)を記憶する仕様情報記憶部51、追跡情報DBを記憶する追跡情報記憶部52、および追跡ルールDBを記憶する追跡ルール記憶部53を有する。
記憶装置5の仕様情報記憶部51に記憶される仕様情報DBは、追跡対象となる仕様情報や開発工程の情報を蓄積したデータベースである。
追跡情報記憶部52に記憶される追跡情報DBは、仕様情報の追跡結果、仕様情報の状態変化、仕様情報の追跡検証の情報を蓄積したデータベースである。
追跡ルール記憶部53に記憶される追跡ルールDBは、仕様情報の追跡を行なうためのルール、仕様情報の追跡結果から状態変化を解釈するためのルール、仕様情報の変更による影響範囲を分析するためのルール、および仕様情報の追跡検証についてのルールを蓄積したデータベースである。
インタフェース6は、例えばキーボードやマウスである入力装置61、および液晶ディスプレイ装置などの表示装置62を有し、仕様情報管理装置のユーザである担当者や管理者に対して情報を入出力するための画面や通信インタフェース機能を提供する。インタフェース6は、担当者や管理者からの入力情報を取得し、この入力情報を仕様情報定義部2、追跡情報処理部3もしくは追跡ルール処理部4に引渡す。
また、インタフェース6は、仕様情報定義部2、追跡情報処理部3もしくは追跡ルール処理部4によって出力された情報を取得し、この取得した情報を担当者や管理者に対して提供する。
仕様情報定義部2は、仕様情報に関する担当者がインタフェース6により入力した、追跡対象のクラス情報や追跡対象の仕様情報を入力する。追跡対象のクラス情報は、業務、機能要件などの仕様の分類情報である。追跡対象の仕様情報は、仕様のID、名称、定義内容等の情報である。
また、仕様情報定義部2は、担当者がインタフェース6により入力した情報の種類や状態に応じて、仕様情報DBに対して登録、参照、更新もしくは削除を行なう。
また、仕様情報定義部2は、仕様情報DBへの登録および当該仕様情報DBへの登録検索結果を担当者や管理者へ表示するための返り値を出力する。
追跡情報処理部3は、管理者からインタフェース6により入力される、仕様情報の追跡対象、追跡ルール種別等からなる条件を入力する。また、追跡情報処理部3は、追跡の起点となる仕様情報の識別子を追跡対象とする。また、追跡情報処理部3による追跡ルール種別は、追跡情報生成、影響範囲分析、仕様情報の状態変化解釈および追跡検証の内いずれかである。
また、追跡情報処理部3は、管理者からのインタフェース6による入力情報である追跡ルール種別および追跡対象の条件にマッチする追跡ルールを追跡ルールDBから抽出し、入力情報である追跡対象などの条件にマッチする仕様情報を仕様情報DBから抽出し、当該抽出した仕様情報の追跡経路情報ならびに仕様情報の状態変化に関する情報を生成する。
また、追跡情報処理部3は、仕様情報の追跡経路および仕様情報の状態変化の解釈結果を出力する。
図2は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡情報処理部の機能構成例を示すブロック図である。
追跡情報処理部3は、図2に示すように、追跡情報管理制御部31、追跡情報生成部32、追跡情報管理部33、追跡検証部34および追跡情報出力部35を有する。
追跡情報管理制御部31は、管理者からインタフェース6により入力された条件に応じて追跡情報生成部32、追跡情報管理部33、追跡検証部34もしくは追跡情報出力部35に情報を引渡す。この引渡す情報は、追跡対象および追跡ルール種別である。
追跡情報管理制御部31は、追跡情報生成部32、追跡情報管理部33、追跡検証部34、追跡情報出力部35による処理結果をインタフェース6に出力する。
追跡情報生成部32は、追跡情報管理制御部31の処理結果に基づき追跡情報生成を行なう。追跡情報生成とは、仕様情報DBに蓄積された仕様情報が当該仕様情報DB内のどの仕様情報に由来して作成された事を示す情報を仕様情報DB内で繰り返し抽出しながら全体として各仕様情報の由来関係を生成することである。
追跡情報生成部32は、追跡情報管理制御部31から引渡された追跡対象および追跡ルール種別の条件を入力する。
追跡情報生成部32は、入力された追跡対象を検索条件としてデータベース制御部36を介して仕様情報DBを検索することで、入力済みの追跡対象に関する仕様情報を取得する。
また、追跡情報生成部32は、入力された追跡ルール種別である追跡情報生成を検索条件としてデータベース制御部36を介して追跡ルールDBを検索して入力済みの追跡ルール種別に合致する追跡ルールである追跡情報生成ルールを取得し、このルールを用いて仕様情報から追跡情報を生成し、この追跡情報をデータベース制御部36を介して追跡情報DBへ格納する。
追跡情報管理部33は、追跡情報管理制御部31の処理結果に基づき、仕様情報の状態変化の解釈または影響範囲分析の処理を行なう。仕様情報の状態変化の解釈とは、追跡情報DBに蓄積された追跡情報から、仕様情報がどのような由来から定義されたのかを、継承、統合、分割、削除、追加などの分類で由来関係を解釈することである。
また、影響範囲分析とは、追跡情報DBに蓄積された追跡情報から、当該追跡情報DB内のどの追跡情報に関連や由来して作成されたのかを示す情報を分析すること、また、追跡情報の由来関係や関連関係を分析することである。
追跡情報管理部33は、図2に示すように追跡情報分析部33aおよび影響範囲分析部33bを有する。
追跡情報分析部33aは、追跡ルール種別が状態変化解釈である場合に処理を行なう。この場合、追跡情報分析部33aは、入力された追跡対象を検索条件としてデータベース制御部36を介して追跡情報DBを検索することで、入力済みの追跡対象に関する追跡情報を取得する。
そして、追跡情報分析部33aは、追跡ルール種別である状態変化解釈を検索条件としてデータベース制御部36を介して追跡ルールDBを検索して、検索条件の追跡ルール種別が一致する追跡ルールである状態変化解釈ルールを取得し、この取得結果を用い、取得済みの追跡情報から仕様情報の状態変化の解釈を行ない、この解釈結果をデータベース制御部36を介して追跡情報記憶部52に格納する。
影響範囲分析部33bは、追跡ルール種別が影響範囲分析である場合に処理を行なう。この場合、影響範囲分析部33bは、入力された追跡対象を検索条件としてデータベース制御部36を介して追跡情報DBを検索することで、入力済みの追跡対象に関する追跡情報を取得する。
そして、影響範囲分析部33bは、追跡ルール種別である影響範囲分析を検索条件としてデータベース制御部36を介して追跡ルールDBを検索し、追跡ルール種別が一致する追跡ルールである影響範囲分析ルールを取得し、この取得結果を用い、取得済みの追跡情報から影響範囲分析を行ない、この分析結果をデータベース制御部36を介して追跡情報記憶部52に格納する。
追跡検証部34は、追跡情報管理制御部31の処理結果に基づき、追跡結果の検証を行なう。追跡結果の検証とは、仕様情報DBに蓄積された仕様情報について、本来は当該仕様情報にて定義されるべき由来関係の検証を行ない、未定義の場合には定義をユーザに促すことである。
追跡検証部34は、追跡情報管理制御部31から引渡された追跡対象および追跡ルールの条件を入力する。そして、追跡検証部34は、入力された追跡対象を検索条件としてデータベース制御部36を介して仕様情報DBを検索することで、入力済みの追跡対象に関する仕様情報を取得する。
また、追跡検証部34は、入力済みの追跡ルール種別である追跡検証と追跡対象とを検索条件としてデータベース制御部36を介して追跡ルールDBを検索し、入力済みの追跡ルール種別と追跡対象とが一致する追跡ルールである追跡検証ルールを取得し、この取得結果を用いて仕様情報から他の仕様情報への追跡検証を行ない、この検証結果をデータベース制御部36を介して追跡情報記憶部52に格納する。
追跡情報出力部35は、追跡情報管理制御部31の処理結果に基づき、データベース制御部36を介して追跡情報DBを検索して処理結果にマッチする追跡情報を取得し、この取得結果を管理者が予め選択した出力形式でインタフェース6に返却する。
データベース制御部36は、追跡情報管理制御部31、追跡情報生成部32、追跡情報管理部33より、仕様情報DB、追跡情報DB、追跡ルールDBに対する検索条件を取得し、この取得した検索条件をもとに各種DBにアクセスし、アクセス結果を追跡情報管理制御部31、追跡情報生成部32に返却する。
追跡ルール処理部4は、管理者から追跡ルールをインタフェース6を介して入力する。このルールは、追跡情報生成部32により仕様情報から追跡情報を生成するためのルール、追跡情報管理部33により追跡結果から仕様情報の状態変化を解釈するためのルール、追跡情報管理部33により仕様情報の変更による影響範囲を分析するためのルール、もしくは追跡検証部34により仕様情報の追跡結果を検証するためのルールである。
追跡ルール処理部4は、ユーザからのインタフェース6を介した入力情報の種類に応じて、以下の第1乃至第3の処理のいずれかを行なう。
第1の処理は、仕様情報の追跡を行なうための追跡ルールを識別するための一意識別子を設定し、このルールを追跡ルールDBへ登録したり、当該登録したルールを編集または削除したりする処理である。第2の処理は、追跡結果から仕様情報の状態変化を解釈するためのルールを識別するための一意識別子を設定し、このルールを追跡ルールDBへ登録したり、当該登録したルールを編集または削除したりする処理である。第3の処理は、仕様情報の追跡結果を検証するためのルールを識別するための一意識別子を設定し、このルールを追跡ルールDBへ登録したり、当該登録したルールを編集または削除したりする処理である。
図3は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡ルール処理部の機能構成例を示すブロック図である。
追跡ルール処理部4は、図3に示すように、追跡ルール定義部41、追跡検証ルール定義部42、および追跡ルールデータベース制御部43を有する。
追跡ルール定義部41は、インタフェース6から入力された情報に基づき、追跡ルールの新規登録処理、更新処理、削除処理もしくは検索処理を行ない、処理結果を追跡ルールDBに格納する。
新規登録処理とは、インタフェース6から受け渡された追跡ルールの情報に対して一意識別子を付与し、このルールを追跡ルールデータベース制御部43を介して追跡ルールDBに格納する事である。
更新処理とは、インタフェース6から受け渡された追跡ルールの一意識別子をキーに、追跡ルールデータベース制御部43を介して追跡ルールDBを検索し、キーにマッチする追跡ルールの情報に対して、受け渡された追跡ルールの情報を上書きする事である。
削除処理とは、インタフェース6から受け渡された追跡ルールの一意識別子をキーに、追跡ルールデータベース制御部43を介して追跡ルールDBを検索し、キーにマッチする追跡ルールの情報を追跡ルールデータベース制御部43を介して追跡ルールDBから削除する処理である。
検索処理とは、受け渡された追跡ルールの一意識別子をキーに、追跡ルールデータベース制御部43を介して追跡ルールDBから、キーにマッチする追跡ルールの情報を取得し、この取得結果をインタフェース6を介して担当者や管理者に出力する事である。
追跡検証ルール定義部42は、前述した追跡ルール定義部41の処理の説明における「追跡ルール」と記載される部分を「追跡検証ルール」に置き換えた場合の、追跡ルール定義部41と同様の処理を行なう。
追跡ルールデータベース制御部43は、追跡ルール定義部41または追跡検証ルール定義部42より、追跡ルールDBに対する検索条件を取得して当該追跡ルールDBにアクセスし、このアクセス結果を追跡ルール定義部41または追跡検証ルール定義部42に返却する。
追跡ルールDBには、追跡ルール定義部41で定義されたルールとは別に、仕様情報の追跡結果から状態変化の解釈を行なうルールと追跡検証ルールとがデフォルトで蓄積される。この追跡検証ルールでは、開発工程全体のクラス情報間の由来関係のルールを蓄積している。
また、仕様情報の追跡結果から状態変化の解釈を行なうルールの種別は、継承、統合、分割、削除、追加の5種類である。継承に関するルールは、元の仕様情報を変更または拡張したと解釈するルールである。統合に関するルールは、2つの仕様情報が1つの仕様情報になるように状態が変化したと解釈するルールである。分割に関するルールは、1つの仕様情報が2つの仕様情報になるように状態が変化したと解釈するルールである。削除に関するルールは、仕様情報が削除されたと解釈するルールである。追加に関するルールは、仕様情報が新たに追加されたと解釈するルールである。
図4は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の全体処理動作の一例を示すフローチャートである。以下の各フローチャートにおいて「A」が丸印で囲まれた部分はフローの合流点を示し、「B」が丸印で囲まれた部分は、直前の処理の実行後の戻り先が、当該処理における実行元の何れかの処理に戻る部分を示す。
仕様情報管理装置は、インタフェース6によって担当者または管理者からの入力を受け付けた後(ステップS1)、入力データの種類によって、当該入力データを仕様情報定義部2による処理、追跡情報処理部3による処理、もしくは追跡ルール処理部4による処理に振分ける(ステップS2)。
仕様情報管理装置は、仕様情報定義部2による処理(ステップS3)、追跡情報処理部3による処理(ステップS4)、もしくは追跡ルール処理部4による処理(ステップS5)の実行後、処理結果の出力データを取得し(ステップS6)、この取得した処理結果をインタフェース6を介して担当者または管理者に出力する(ステップS7)。本装置は、担当者または管理者がインタフェース6により終了を設定せずに、インタフェース6により繰り返し入力を行った場合には(ステップS8のYES)、ステップS1の処理に戻り、担当者または管理者がインタフェース6により終了を設定した場合には(ステップS8のNO)、処理を終了する。
次に追跡情報処理部3の主な動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡情報処理部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
追跡情報処理部3は、インタフェース6によって担当者または管理者からの入力を受け付けた後(ステップS11)、入力データの種類によって当該入力データに係る処理を追跡情報生成部32による処理、追跡情報管理部33による処理、追跡検証部34による処理、もしくは追跡情報出力部35による処理に振分ける(ステップS12)。
追跡情報処理部3は、入力データが追跡情報の生成に関連する場合の追跡情報生成部32による処理(ステップS13)、入力データが追跡情報の管理に関連する場合の追跡情報管理部33による処理(ステップS14)、入力データが追跡検証に関連する場合の追跡検証部34による処理(ステップS15)、もしくは入力データが追跡情報の出力に関連する場合の追跡情報出力部35による処理(ステップS16)の実行後、仕様情報記憶部51へのアクセスを要する場合にデータベース制御部36を介して仕様情報記憶部51にアクセスし(ステップS17→S22)、追跡ルール記憶部53へのアクセスを要する場合にデータベース制御部36を介して追跡ルール記憶部53にアクセスし(ステップS18→S23)、追跡情報記憶部52へのアクセスを要する場合にデータベース制御部36を介して追跡情報記憶部52にアクセスする(ステップS19→S24)。
追跡情報処理部3は、前述したアクセスを要しない場合でインタフェース6への出力を要する場合には、追跡情報生成部32、追跡情報管理部33、追跡検証部34、もしくは追跡情報出力部35による処理結果をインタフェース6を介して担当者または管理者に出力する(ステップS20→S25)。本装置は、担当者または管理者がインタフェース6により終了を設定せずに、繰り返し入力を行った場合には(ステップ21のYES)、ステップS11の処理に戻り、担当者または管理者がインタフェース6により終了を設定した場合には(ステップS21のNO)、処理を終了する。
次に追跡情報処理部3の追跡情報管理部33の主な動作について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡情報管理部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
追跡情報管理部33は、条件のデータ入力を受け付けた後(ステップS31)、入力データの種類によって、当該入力データに係る処理を追跡情報分析部33aによる処理、もしくは影響範囲分析部33bによる処理に振分ける(ステップS32)。
追跡情報管理部33は、入力データが追跡情報の解釈に関連する場合の追跡情報分析部33aによる処理(ステップS33)、もしくは入力データが追跡情報の影響範囲分析に関連する場合の影響範囲分析部33bによる処理(ステップS34)の実行後、追跡情報記憶部52へのアクセスを要する場合にデータベース制御部36を介して追跡情報記憶部52にアクセスし(ステップS35→S39)、追跡ルール記憶部53へのアクセスを要する場合にデータベース制御部36を介して追跡ルール記憶部53にアクセスする(ステップS36→S40)。
追跡情報管理部33は、前述したアクセスを要しない場合で、インタフェース6への出力を要する場合には、追跡情報分析部33aもしくは影響範囲分析部33bによる処理結果をインタフェース6を介して担当者または管理者に出力する(ステップS37→S41)。本装置は、担当者または管理者がインタフェース6により終了を設定せずに、繰り返し入力を行った場合には(ステップ38のYES)、ステップS31の処理に戻り、担当者または管理者がインタフェース6により終了を設定した場合には(ステップS38のNO)、処理を終了する。
次に追跡ルール処理部4の主な動作について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡ルール処理部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
追跡ルール処理部4は、インタフェース6によって担当者または管理者からの入力を受け付けた後(ステップS51)、入力データの種類によって、当該入力データに係る処理を追跡ルール定義部41による処理、もしくは追跡検証ルール定義部42による処理に振分ける(ステップS52)。
追跡ルール処理部4は、入力データが追跡情報の定義に関連する場合の追跡ルール定義部41による処理(ステップS53)、もしくは入力データが追跡情報追跡可能性検証のルールに関連する場合の追跡検証ルール定義部42による処理(ステップS54)の実行後、追跡ルール記憶部53へのアクセスを要する場合にデータベース制御部36を介して追跡ルール記憶部53にアクセスする(ステップS55→S58)。
追跡情報管理部33は、前述したアクセスを要しない場合でインタフェース6への出力を要する場合には、追跡ルール定義部41もしくは追跡検証ルール定義部42による処理結果をインタフェース6を介して担当者または管理者に出力する(ステップS56→S59)。本装置は、担当者または管理者がインタフェース6により終了を設定せずに、繰り返し入力を行った場合には(ステップ57のYES)、ステップS51の処理に戻り、担当者または管理者がインタフェース6により終了を設定した場合には(ステップS57のNO)、処理を終了する。
次に、担当者がインタフェース6により仕様情報定義部2を介して仕様情報を仕様情報DBに蓄積し、この仕様情報から、追跡情報処理部3を介して追跡ルールDBに蓄積されたルールを利用して追跡情報を抽出し、仕様情報の状態変化の解釈を行ない、追跡情報の結果を管理者に出力する一連の流れを説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理するクラス情報の一例を表形式で示す図である。
図8に示したクラス情報は、記憶装置5の仕様情報記憶部51に格納されるクラス情報の例である。このクラス情報は、仕様情報の分類を一意に識別するための情報を示し、属性としてクラスIDおよびクラス名を持つ。図8に示した例では、クラス情報としてクラスID「C-001」はクラス名「業務」を示し、クラスID「C-002」はクラス名「機能要件」を示し、クラスID「C-003」はクラス名「機能仕様」を示す。
図9は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報の一例を表形式で示す図である。
図9に示した仕様情報は、仕様情報DBに格納される仕様情報の例である。この仕様情報は、属性としてバージョンID、クラスID、属性ID、名称、説明、由来、削除フラグを有する。
仕様情報のバージョンIDは、仕様情報が属するバージョンを一意に特定するための識別子である。クラスIDは仕様情報の属するクラスを一意に特定可能にする識別子である。属性IDは、クラスに属する仕様情報を一意に特定可能にする識別子である。本実施形態では、クラス名「業務」についての属性IDは業務ID「B-001」〜「B-003」と称し、クラス名「機能要件」についての属性IDは機能要件ID「FR-001」〜「FR-005」と称し、クラス名「機能仕様」についての属性IDは機能仕様ID「FS-001」〜「FS-002」と称している。
また、仕様情報上の名称の欄には仕様情報の名称が格納される。仕様情報上の説明の欄には仕様情報の説明文が格納される。仕様情報上の由来の欄には、仕様情報の定義の元となった仕様情報の識別情報が格納される。仕様情報上の削除フラグの欄には、当該仕様情報を使用の対象から削除したことを示すフラグが格納される。
本実施形態では、仕様情報の識別情報を「クラスID.属性ID」と表現し一意に識別する。図9に示した例では、バージョンID「1.1」に属する仕様情報として、業務についての仕様情報は識別情報「C-001.B-001」〜「C-001.B-003」にそれぞれ対応する仕様情報があり、機能要件についての仕様情報は識別情報「C-002.FR-001」〜「C-002.FR-005」にそれぞれ対応する仕様情報があり、機能仕様についての仕様情報は識別情報「C-003.FS-001」〜「C-003.FS-002」にそれぞれ対応する仕様情報があることを示す。
図10は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する追跡ルール種別の一例を表形式で示す図である。
図10に示した追跡ルール種別は、追跡ルール記憶部53に格納される追跡ルールの種別情報の例であり、この追跡ルール種別情報は追跡ルール種別IDおよび追跡ルール種別の属性を有する。
図10に示すように、追跡ルール種別ID「TRG-001」は追跡ルール種別「追跡情報生成」を示し、追跡ルール種別ID「TRG-002」は追跡ルール種別「状態変化解釈」を示し、追跡ルール種別ID「TRG-003」は追跡ルール種別「影響範囲分析」を示し、追跡ルール種別ID「TRG-004」は追跡ルール種別「追跡検証」を示す。
図11は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する追跡ルールの一例を表形式で示す図である。
図11に示した追跡ルールは、追跡ルールDBにデフォルトで格納される追跡ルールの例である。この追跡ルールは、追跡ルール種別ID、追跡ルールID、追跡ルール名、対象クラスID、追跡ルール本体を有する。図11に示した例では、理解を容易にするために追跡ルール本体を擬似言語で記述しているが、実際には本装置で動作するプログラミング言語などで記述する。追跡ルールIDは、各追跡ルールを一意に識別するための識別子である。対象仕様クラスIDは、前述したクラスIDのうち各追跡ルールを適用するクラスのIDである。
図12は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報をもとに生成された追跡情報の一例を表形式で示す図である。
次に、追跡情報生成部32による、仕様情報をもとにした追跡情報の生成の例を示す。この追跡情報の基となる仕様情報は、図9に示した識別情報「C-002.FR-005」の仕様情報由来を「C-002.FR-003」、「C-002.FR-004」に置き換えたものである。
追跡情報の生成は、条件で与えられた追跡対象の範囲すべてに対応する仕様情報に対して実行する。追跡情報は、バージョンID、クラスID、属性ID、名称、由来、由来元の属性を有する。この由来元の属性の欄には、その仕様情報を由来としている仕様情報の識別子が入力される。
図12に示した例では、追跡情報生成部32は、識別情報「C-002.FR-001」をクラスIDおよび属性IDとする仕様情報が入力条件である場合、この仕様情報の由来の欄の識別情報は「C-001.B-001」である。
これにより追跡情報生成部32は、図12上の「A」に示すように識別情報「C-002.FR-001」をクラスIDおよび属性IDとする仕様情報にアクセスし、図12上の「B」に示すように、この仕様情報の由来である識別情報「C-002.FR-001」をクラスIDおよび属性IDとする仕様情報にアクセスし、この仕様情報の由来元属性の欄に、由来元である入力条件の識別情報である「C-002.FR-001」を図12上の「C」に示すように入力する。
図13は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する追跡情報の一例を表形式で示す図である。図13に示した追跡情報は、追跡情報記憶部52に格納されている追跡情報DBの例である。
次に、追跡検証部34によって、クラス名「機能要件」に関わる仕様情報の追跡結果を検証する処理について説明する。図14は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡検証部による処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、追跡検証部34は、追跡対象の入力条件を図8で示した機能要件のクラスID「C-002」とし、追跡ルール種別の入力条件を追跡検証用の追跡ルール種別ID「TRG-004」とする(ステップS61、S62)。追跡検証部34は、このクラスIDをキーとして仕様情報DBを検索する(ステップS63)。
追跡検証部34は、仕様情報DBからクラスID「C-002」の仕様情報を得る(ステップS64)。検索対象の仕様情報が図2に示した構成である場合、得られる仕様情報は機能要件一覧に関わる仕様情報、つまり識別情報「C-002.FR-001」〜「C-002.FR-004」に対応する仕様情報となる。
次に、追跡検証部34は、追跡ルール種別の入力条件である追跡ルール種別ID「TRG-004」と前述した追跡対象の条件であるクラスID「C-002」とをキーとして、追跡ルールDBを検索する(ステップS65)。
追跡検証部34は、追跡ルール記憶部53に記憶される追跡ルールDBのうち、追跡ルール種別IDが追跡ルール種別の入力条件である「TRG-004」と一致し、対象仕様クラスID」が追跡対象の入力条件であるクラスID「C-002」である追跡検証ルールを取得する(ステップS66)。検索対象の追跡ルールが図11に示した構成である場合、得られる追跡ルールは図11に示した最下行の「追跡検証ルール1」となる。
図11に示すように、この「追跡検証ルール1」は、クラス名「機能要件」に対応する仕様情報はクラス名「業務」に対応する仕様情報との由来の定義が必要であることを示している。
次に、追跡検証部34は、検証のための仕様情報を取得する(ステップS67)。ここでは、追跡検証部34は、取得済みの「追跡検証ルール1」に従い、クラスID「C-002」の仕様情報における機能要件一覧の由来の欄に入力されている識別情報に対応する仕様情報を取得する。
ステップS64の処理で取得した仕様情報である、識別情報「C-002.FR-001」〜「C-002.FR-005」に対応する仕様情報のうち、識別情報「C-002.FR-001」〜「C-002.FR-004」に対応する仕様情報の由来の識別情報は図12に示すように「C-001.B-001」もしくは「C-001.B-002」であるので、業務のクラスに由来が存在する事を意味する。
また、ステップS64の処理で取得した仕様情報のうち識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報の由来の識別情報は図9に示すように「C-002.FR-003」及び「C-002.FR-004」であるので、機能要件のクラスに由来が存在する事を意味する。よって、ステップS67の処理により取得される仕様情報の識別情報は、「C-002.FR-001」〜「C-002.FR-004」、「C-002.FR-003」及び「C-002.FR-004」となる。
追跡検証部34は、ステップS67の処理により取得した仕様情報が取得済みの追跡検証ルールに適合するか否かを判断する(ステップS68)。このケースでは、ステップS67の処理結果が示すように、機能要件のクラスの由来に同じ機能要件のクラスが定義されているので、追跡検証部34は、仕様情報は「追跡検証ルール1」に適合しておらず、本来は機能要件クラスの由来に業務クラスが必要であると判断する。
追跡検証部34は、判断結果に基づく出力処理を行なう(ステップS69)。ここでは、前述した「追跡検証ルール1」が示すように、機能一覧の仕様情報の由来に業務クラスの仕様情報を定義する必要があるので、追跡検証部34は、識別情報「C-002.FR-005」の仕様情報は業務クラスとの由来の定義が必要である旨のメッセージをインタフェース6を介して担当者や管理者に促す。
次に、追跡情報管理部33の追跡情報分析部33aによる、仕様情報の状態変化の解釈の処理について説明する。図15は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置の追跡情報分析部による処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、追跡情報分析部33aは、追跡対象の入力条件を図8で示した仕様情報の識別情報「C-002.FR-005」とし、追跡ルール種別の入力条件を状態変化解釈用の追跡ルール種別ID「TRG-002」とする(ステップS71、S72)。
追跡情報分析部33aは、この追跡ルール種別IDをキーとして追跡ルールDBを検索する(ステップS73)。追跡情報分析部33aは、追跡ルール記憶部53に記憶される追跡ルールDBのうち、追跡ルール種別IDが追跡ルール種別の入力条件である「TRG-002」と一致する追跡検証ルールを得る(ステップS74)。検索対象の追跡ルールが図11に示した構成である場合、得られる追跡ルールは図11に示した「状態変化解釈ルール1」、「状態変化解釈ルール2」、「状態変化解釈ルール3」、「状態変化解釈ルール4」、および「状態変化解釈ルール5」となる。
追跡情報分析部33aは、前述のように得た追跡ルールのうち、対象仕様クラスIDが追跡対象の入力条件の識別情報中のクラスIDに一致する追跡ルールを抽出し、これらをそれぞれ実行する(ステップS75)。ここでは、抽出対象の追跡ルールは、前述した「状態変化解釈ルール1」、「状態変化解釈ルール2」、「状態変化解釈ルール3」、「状態変化解釈ルール4」、および「状態変化解釈ルール5」の全てである。
以下、前述した「状態変化解釈ルール2」を追跡情報分析部33aにより実行した際の処理について説明する。このルールは、解釈対象の仕様情報の由来が複数存在し、かつ、由来とされる仕様情報の削除フラグが有効である場合に、解釈対象の仕様情報は由来とされる各仕様情報が統合した仕様情報であると解釈するルールである。ここでは解釈対象の仕様情報は、図9に示した識別情報「C-002.FR-005」の仕様情報における由来の識別情報を「C-002.FR-003」、「C-002.FR-004」に置き換えたものである。
図16は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報の状態変化解釈の手順を説明するための図である。
追跡情報分析部33aは、前述のように抽出した「状態変化解釈ルール2」を読み出し、このルールに従い、図16上の「A」に示すように、解釈対象の仕様情報のうち追跡対象の入力条件の識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報にアクセスし、図16上の「B」に示すように、この仕様情報の由来に入力されている識別情報「C-002.FR-003」、「C-002.FR-004」を得て、これらの識別情報に対応する仕様情報の明細、つまりバージョンID、クラスID、機能要件ID、名称、説明、由来を取得し、図16上の「C」に示すように、さらに削除フラグの属性を取得する。
追跡情報分析部33aは、この取得した削除フラグは識別情報「C-002.FR-003」の仕様情報及び識別情報「C-002.FR-004」の仕様情報のいずれにおいても有効になっていると認識する。これにより、追跡情報分析部33aは、「状態変化解釈ルール2」からして、識別情報「C-002.FR-005」の仕様情報は、識別情報「C-002.FR-003」の仕様情報および「C-002.FR-004」の仕様情報が統合したものと解釈し(ステップS76)、この解釈結果を追跡情報記憶部52に格納し、追跡情報出力部35により当該解釈結果をインタフェース6を介して出力する(ステップS77)。
図17は、本発明の第1の実施形態における仕様情報管理装置により出力する状態変化解釈結果の表示画面の一例を示す図である。
図17に示すように、この出力される情報は、図17中の「A」で示した、解釈対象の仕様情報の明細、図17中の「B」で示した、解釈の元となった他の仕様情報の明細および解釈結果を示すメッセージである。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態における仕様情報管理装置の構成のうち図1に示したものと同一部分の説明は省略する。
この実施形態では、追跡情報管理部33の影響範囲分析部33bによる影響範囲分析処理の実行後に、追跡情報分析部33aによって仕様情報の状態変化を解釈し、その結果をふまえて、再び影響範囲分析部33bで影響範囲分析処理を行ない、仕様情報の変更により影響範囲がどのように変化したのかを示すまでの処理について説明する。
図18は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置による処理対象の追跡情報の構成例を表形式で示す図である。この追跡情報は、第1の実施形態で説明した追跡情報と異なり、「関連」の属性をさらに有する。
次に、影響範囲分析部33bによる影響範囲分析処理について説明する。この影響範囲分析とは、仕様情報の変更時に、当該変更の影響範囲を分析して出力する事である。この影響範囲分析では、追跡情報における属性「由来」の他に属性「関連」の分析を行ない、この分析結果を出力する。
図19は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置の影響範囲分析部による処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、影響範囲分析部33bは、追跡対象の入力条件を追跡情報上の識別情報「C-002.FR-005」とし、追跡ルール種別の入力条件を影響範囲分析用の追跡ルール種別ID「TRG-003」とする(ステップS81、S82)。
影響範囲分析部33bは、追跡ルール種別の入力条件である追跡ルール種別ID「TRG-003」と前述した追跡対象の条件である識別情報中のクラスID「C-002」とをキーとして追跡ルールDBを検索する(ステップS83)。
影響範囲分析部33bは、追跡ルール記憶部53に記憶される追跡ルールDBのうち、追跡ルール種別IDが追跡ルール種別の入力条件である「TRG-003」と一致し、対象仕様クラスIDが追跡対象の入力条件であるクラスID「C-002」である影響範囲分析ルールを取得する(ステップS84)。検索対象の追跡ルールが図11に示した構成である場合、得られる追跡ルールは図11に示した「影響範囲分析ルール1」となる。
影響範囲分析部33bは、前述のように取得したルールのうち、対象仕様クラスIDが追跡対象の入力条件の識別情報中のクラスIDに一致するルールを抽出し、これらをそれぞれ実行する(ステップS85)。ここでは、抽出対象のルールは前述した「影響範囲分析ルール1」である。
以下、前述した「影響範囲分析ルール1」を影響範囲分析部33bにより実行した際の処理について説明する。このルールは、図18に示した解釈対象の追跡情報DBのうち、追跡対象の入力条件のクラスIDと属性IDに一致する追跡情報の由来、関連、由来元のうち存在する情報を取得するルールである。
図20は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報の影響範囲分析の手順を説明するための図である。
影響範囲分析部33bは、前述のように抽出した「影響範囲分析ルール1」を読み出し、このルールに従い、図20中の「A」に示すように、追跡情報のうち追跡対象の入力条件の識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報の由来に入力されている識別情報「C-002.FR-003」、「C-002.FR-004」を得て、図20中の「B」に示すように、これらの識別情報に対応する仕様情報の明細、つまりバージョンID、クラスID、機能要件ID、名称、説明、由来、削除フラグの属性を取得する。
そして、影響範囲分析部33bは、図20中の「C」に示すように、前述のように抽出した「影響範囲分析ルール1」に従い、追跡情報のうち追跡対象の入力条件の識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報の関連の欄に入力されている識別情報「C-002.FR-001」、「C-002.FR-002」を得て、図20中の「D」に示すように、これらの識別情報に対応する追跡情報の明細を取得する。
影響範囲分析部33bは、これらの取得結果を追跡情報記憶部52に格納する。図21は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置の影響範囲分析部により出力した影響範囲の一例を表形式で示す図である。
図21に示した例は、影響範囲分析部33bによる取得結果、つまり、追跡対象の仕様情報、つまりクラスIDと機能要件IDとでなる識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報の変更による影響範囲である由来や関連に該当する仕様情報の識別情報である。
追跡情報出力部35は、この影響範囲を示す情報をインタフェース6を介して影響範囲表示画面として出力する(ステップS86)。
図22は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置により出力する影響範囲表示画面の一例を示す図である。
図22に示すように、識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報は、識別情報「C-002.FR-003」に対応する仕様情報、および識別情報「C-002.FR-004」に対応する仕様情報を由来とし、また、識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報から、識別情報「C-002.FR-001」に対応する仕様情報、および識別情報「C-002.FR-002」に対応する仕様情報との間の関連が存在する。
次に、追跡情報管理部33の追跡情報分析部33aによる、仕様情報の状態変化の解釈の処理について説明する。まず、追跡情報分析部33aは、追跡対象の入力条件を図8で示した仕様情報の識別情報「C-002.FR-005」とし、追跡ルール種別の入力条件を状態変化解釈用の追跡ルール種別ID「TRG-002」とする。
追跡情報分析部33aは、この追跡ルール種別IDをキーとして追跡ルールDBを検索する。追跡情報分析部33aは、追跡ルール記憶部53に記憶される追跡ルールDBのうち、追跡ルール種別IDが追跡ルール種別の入力条件である「TRG-002」と一致する状態変化解釈ルールを取得する。検索対象の追跡ルールが図11に示した構成である場合、得られる追跡ルールは図11に示した「状態変化解釈ルール1」、「状態変化解釈ルール2」、「状態変化解釈ルール3」、「状態変化解釈ルール4」、および「状態変化解釈ルール5」となる。
追跡情報分析部33aは、前述のように得たルールのうち、対象仕様クラスIDが追跡対象の入力条件の識別情報の一部であるクラスIDに一致するルールを抽出し、これらをそれぞれ実行する。ここで抽出されるルールは前述した「状態変化解釈ルール1」、「状態変化解釈ルール2」、「状態変化解釈ルール3」、「状態変化解釈ルール4」、および「状態変化解釈ルール5」の全てである。
以下、前述した「状態変化解釈ルール2」を追跡情報分析部33aにより実行した際の処理について説明する。このルールは、解釈対象の仕様情報の由来が複数存在し、かつ、由来とされる仕様情報の削除フラグが有効である場合に、解釈対象の仕様情報は由来とされる各仕様情報が統合した仕様情報であると解釈するルールである。ここで用いる仕様情報は、図18に示した仕様情報である。
図23は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置により管理する仕様情報の状態変化解釈の手順を説明するための図である。
追跡情報分析部33aは、前述のように抽出した「状態変化解釈ルール2」を読み出し、このルールに従い、図23中の「A」に示すように、仕様情報のうち追跡対象の入力条件の識別情報「C-002.FR-005」を得て、図23中の「B」に示すように、この識別情報に対応する仕様情報の由来に入力されている識別情報「C-002.FR-003」、「C-002.FR-004」を得て、これらの識別情報に対応する仕様情報の明細、つまりバージョンID、クラスID、機能要件ID、名称、説明、由来を取得し、さらに、図23中の「C」に示すように、削除フラグの属性を取得する。
追跡情報分析部33aは、この取得した明細における削除フラグは識別情報「C-002.FR-003」の仕様情報及び識別情報「C-002.FR-004」の仕様情報のいずれにおいても有効になっていると認識する。これにより、追跡情報分析部33aは、「状態変化解釈ルール2」からして、識別情報「C-002.FR-005」の仕様情報は、識別情報「C-002.FR-003」の仕様情報および「C-002.FR-004」の仕様情報が統合したものと解釈し、この解釈結果を追跡情報記憶部52に格納する。
次に、前述した状態変化の状態変化の解釈結果に基づいて実施する影響範囲分析処理について説明する。
前述したように、識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報は、識別情報「C-002.FR-003」に対応する仕様情報、および識別情報「C-002.FR-004」に対応する仕様情報が統合されて出来たものと追跡情報分析部33aにより解釈した事から、影響範囲分析部33bは、識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報を変更した場合には、この変更が統合の元である識別情報「C-002.FR-003」に対応する仕様情報の変更による影響範囲と、識別情報「C-002.FR-004」に対応する仕様情報の変更による影響範囲にも及ぶ可能性があると判断する。
図24は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置の影響範囲分析部により出力した影響範囲の一例を表形式で示す図である。
図24に示した影響範囲は、影響範囲分析部33bによる判断結果、つまり、クラスIDと機能要件IDとでなる識別情報「C-002.FR-003」に対応する仕様情報および識別情報「C-002.FR-004」に対応する仕様情報の変更による影響範囲である影響範囲である由来や関連に該当する仕様情報の識別情報である。
図25は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置の影響範囲分析部により出力する影響範囲表示画面の一例を示す図である。
図25に示すように、識別情報「C-002.FR-003」に対応する仕様情報や識別情報「C-002.FR-004」に対応する仕様情報は、識別情報「C-002.B-002」に対応する仕様情報を由来とし、さらに、識別情報「C-002.FR-003」に対応する仕様情報や識別情報「C-002.FR-004」に対応する仕様情報から、識別情報「C-002.FR-006」に対応する仕様情報、識別情報「C-002.FR-007」に対応する仕様情報、および識別情報「C-002.FR-008」に対応する仕様情報への関連が存在する。
影響範囲分析部33bは、前述したように、追跡情報分析部33aにより識別情報「C-002.FR-003」に対応する仕様情報と識別情報「C-002.FR-004」に対応する仕様情報とが統合されて識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報が出来たとの状態変化解釈を行った事から、図22および図25に示した影響範囲をもとに、識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報に注目して影響範囲を出力する。
図26は、本発明の第2の実施形態における仕様情報管理装置により出力する状態変化解釈後の影響範囲表示画面の一例を示す図である。
図26に示した例は、状態変化の解釈結果に基づいた影響範囲分析部33bによる影響範囲分析の結果であり、識別情報「C-002.FR-003」に対応する仕様情報と識別情報「C-002.FR-004」に対応する仕様情報とが統合されて出来た、識別情報「C-002.FR-005」に対応する仕様情報から、識別情報「C-002.FR-001」に対応する仕様情報、識別情報「C-002.FR-002」に対応する仕様情報、識別情報「C-002.FR-006」に対応する仕様情報、識別情報「C-002.FR-007」に対応する仕様情報、および識別情報「C-002.FR-008」に対応する仕様情報への関連が存在することを示している。
以上説明したように、本発明の実施形態における仕様情報管理装置では、仕様情報間の由来の関係をもとに仕様情報の追跡情報を生成するので、仕様情報の状態変化の経路の追跡を的確に行なうことが出来る。また、仕様情報の状態変化の解釈を行なうルールを定めて、これを実行する事により、従来は個々の分析者の能力に依存してきた状態変化の解釈の的確な支援が可能である。
つまり、この仕様情報管理装置は、システムやソフトウェアの開発プロジェクトの途中で、仕様情報がどのような状態変化にあったかを追跡したり、仕様情報を開発途中で分解もしくは統合した場合に、仕様情報の状態や変更済みの仕様情報の変化を追跡したりする事が出来る。
また、仕様情報間の由来関係を予め定めておくことで、仕様情報間の関係が正しく定義されていない場合でも、追跡情報の検証を行うことで、この関係の定義を促すことも出来る。仕様情報管理装置は、これらのトレーサビリティにより、仕様情報の管理および分析に大きく貢献できる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
なお、上記実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
尚、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、本発明におけるコンピュータとは、パーソナルコンピュータに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
1…制御部、2…仕様情報定義部、3…追跡情報処理部、4…追跡ルール処理部、
5…記憶装置、6…インタフェース、7…バス、31…追跡情報管理制御部、32…追跡情報生成部、33…追跡情報管理部、33a…追跡情報分析部、33b…影響範囲分析部、34…追跡検証部、35…追跡情報出力部、36…記憶制御部、41…追跡ルール定義部、42…追跡検証ルール定義部、43…追跡ルール記憶制御部、51…仕様情報記憶部、52…追跡情報記憶部、53…追跡ルール記憶部、61…入力装置、62…表示装置。

Claims (5)

  1. 情報処理の複数種類の仕様情報および当該仕様情報に由来する他の仕様情報との関係を記憶する仕様情報記憶手段と、
    前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報のうち追跡対象として指定された仕様情報と他の仕様情報との間の由来関係を示す追跡情報を生成する追跡情報生成手段と、
    前記仕様情報の追跡ルールを記憶する追跡ルール記憶手段と、
    前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報を前記追跡ルール記憶手段に記憶される追跡ルールにしたがって分析する追跡情報分析手段と
    を備えたことを特徴とする仕様情報管理装置。
  2. 前記追跡情報分析手段は、
    前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報を前記追跡ルール記憶手段に記憶される仕様情報状態変化解釈用の追跡ルールにしたがって分析することで、当該仕様情報の状態変化を解釈する追跡情報分析手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の仕様情報管理装置。
  3. 前記追跡情報分析手段は、
    前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報をもとに前記追跡情報生成手段により生成した追跡情報を前記追跡ルール記憶手段に記憶される影響範囲分析用の追跡ルールにしたがって分析することで、前記追跡情報のもととなる仕様情報を変更した場合に影響を及ぼす他の仕様情報の範囲を分析する影響範囲分析手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の仕様情報管理装置。
  4. 前記仕様情報の検証ルールを記憶する検証ルール記憶手段と、
    前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報における由来関係の適否を前記検証ルール記憶手段に記憶される検証ルールにしたがって検証し、この検証により、必要意応じて前記仕様情報の修正を促す情報を出力する追跡検証手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の仕様情報管理装置。
  5. 情報処理の複数種類の仕様情報および当該仕様情報に由来する他の仕様情報との関係を記憶する仕様情報記憶手段、および前記仕様情報の追跡ルールを記憶する追跡ルール記憶手段を備えたコンピュータを、
    前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報のうち追跡対象として指定された仕様情報と他の仕様情報との間の由来関係を示す追跡情報を生成する追跡情報生成手段、および
    前記仕様情報記憶手段に記憶される仕様情報を前記追跡ルール記憶手段に記憶される追跡ルールにしたがって分析する追跡情報分析手段
    として機能させることを特徴とする仕様情報管理プログラム。
JP2009251068A 2009-10-30 2009-10-30 仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラム Active JP5017349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009251068A JP5017349B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009251068A JP5017349B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011096111A true JP2011096111A (ja) 2011-05-12
JP5017349B2 JP5017349B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=44112926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009251068A Active JP5017349B2 (ja) 2009-10-30 2009-10-30 仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5017349B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013190890A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Hitachi Ltd ソフトウェア開発支援装置及び影響波及分析支援手法
JP2015056083A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 株式会社日本総合研究所 仕様変更支援装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2017058986A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社日立製作所 ソフトウェア開発支援装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05119987A (ja) * 1991-10-30 1993-05-18 Hitachi Ltd 動的仕様の検証ルールの図形式定義方法
JPH11102291A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Hitachi Ltd 仕様整合性検証システム
JP2003140894A (ja) * 2001-11-05 2003-05-16 Hitachi Ltd ソフトウェア開発資源間の関連付け方法及びそのプログラム
JP2003242313A (ja) * 2002-02-18 2003-08-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 業務進捗制御装置及びその方法と、業務進捗制御プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2007128123A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Hitachi Ltd 影響範囲抽出システム
JP2008004029A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Fuji Electric Holdings Co Ltd ソフトウェア修正漏れ確認システムおよび方法
JP2008204333A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Exa Corp 仕様の追跡可能性を根拠とするプロジェクト管理システム及び仕様変更管理方法のプログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05119987A (ja) * 1991-10-30 1993-05-18 Hitachi Ltd 動的仕様の検証ルールの図形式定義方法
JPH11102291A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Hitachi Ltd 仕様整合性検証システム
JP2003140894A (ja) * 2001-11-05 2003-05-16 Hitachi Ltd ソフトウェア開発資源間の関連付け方法及びそのプログラム
JP2003242313A (ja) * 2002-02-18 2003-08-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 業務進捗制御装置及びその方法と、業務進捗制御プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2007128123A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Hitachi Ltd 影響範囲抽出システム
JP2008004029A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Fuji Electric Holdings Co Ltd ソフトウェア修正漏れ確認システムおよび方法
JP2008204333A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Exa Corp 仕様の追跡可能性を根拠とするプロジェクト管理システム及び仕様変更管理方法のプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013190890A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Hitachi Ltd ソフトウェア開発支援装置及び影響波及分析支援手法
JP2015056083A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 株式会社日本総合研究所 仕様変更支援装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2017058986A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社日立製作所 ソフトウェア開発支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5017349B2 (ja) 2012-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Pillat et al. BPMNt: A BPMN extension for specifying software process tailoring
US11137871B2 (en) System and method for interface display screen manipulation
US8776009B2 (en) Method and system for task modeling of mobile phone applications
US8869111B2 (en) Method and system for generating test cases for a software application
US9015665B2 (en) Generating functional artifacts from low level design diagrams
JPH08190587A (ja) 業務プロセスのシミュレーションシステム
CN109117164A (zh) 基于关键元素差异性分析的微服务更新方法及系统
JP4872529B2 (ja) リバースエンジニアリング支援方法
US20060224777A1 (en) System and method for creating test data for data driven software systems
CN104657274A (zh) 软件界面测试方法及装置
Gómez et al. A framework for variable content document generation with multiple actors
Gómez et al. An approach to the co-creation of models and metamodels in Enterprise Architecture Projects.
JP5017349B2 (ja) 仕様情報管理装置および仕様情報管理プログラム
CN103984554B (zh) 软件设计文档的生成方法及装置
JP4826120B2 (ja) 業務仕様作成支援システム及び方法
CN105468381A (zh) 一种安卓和iOS快速集成第三方类库的系统及操作方法
JP2013020437A (ja) 要件管理支援装置
KR100635733B1 (ko) 제안서 작성 시스템 및 방법
Veizaga et al. Leveraging natural-language requirements for deriving better acceptance criteria from models
JP2014164677A (ja) 仕様検証支援装置、仕様検証支援方法及びプログラム
JP2004341623A (ja) セキュリティ仕様書作成支援装置、および、セキュリティ仕様書作成支援方法
Mahendra et al. Patterns in the requirements engineering: A survey and analysis study
JP2006277282A (ja) モデル評価解析システムおよびモデル評価解析プログラム
US8239362B1 (en) Using metadata fragments as authoritative manufacturing work instructions
US7904431B1 (en) Method and system for automated request modelling

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5017349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350