JP2011093521A - 伝熱隔離台を備える氷結予測プローブ - Google Patents

伝熱隔離台を備える氷結予測プローブ Download PDF

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Abstract

【課題】従来技術の乾式熱センサにおける課題等を解決する伝熱型氷結状態検出器を提供する。
【解決手段】氷結状態検出システムでは、回路122が、単一素子検出部102の電力消費の関数として、予測される氷結状態を表す出力を提供する。伝熱隔離台106は、単一素子検出部102を支持する検出部支持端部と、反対側の支柱取り付け端部とを含む。伝熱隔離制御部は、伝熱隔離台温度を制御して、単一素子検出部102を支柱取り付け端部から熱的に隔離する。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に航空機搭載の伝熱型の氷結状態検出器に関する。
航空機用の伝熱型氷結状態検出器は種々の形式のものが周知である。伝熱型氷結状態検出器は、水と氷とを含む大気状態にさらされる「湿式」("wet")熱センサと、氷結からは保護される「乾式」("dry")熱センサとを含むことが典型的である。氷結からの保護には、「乾式」熱センサを水と氷から隔離するための複雑な内部プローブ通路を利用することが典型的である。内部通路は作成が高価となり、検査が困難であり、使用中にゴミが詰まってしまうことがあり、洗浄が困難である。
本発明の実施形態により、これらや他の課題が解決され、従来技術を越える他の利点が得られる。
氷結状態検出システムが開示される。氷結状態検出システムは単一素子検出部を備える。氷結状態検出システムは、単一素子検出部の電力消費の関数として、予測される氷結状態を表す出力を与える回路を備える。
氷結状態検出システムは伝熱隔離台を備える。伝熱隔離台は、単一素子検出部を支持する検出部支持端部を含む。伝熱隔離台は、反対側の支柱取り付け端部を含む。
氷結状態検出システムは、伝熱隔離制御部を備える。伝熱隔離制御部は、伝熱隔離台温度を制御して、支柱取り付け端部から単一素子検出部を熱的に隔離する。
他の特徴および効用は、以下の詳細な説明を読み図面を確認することにより、明らかになる。
伝熱型氷結状態プローブを示す図である。 検出部と伝熱隔離台とのアセンブリを示す図である。 検出部と伝熱隔離台との、ステップ部を備えるアセンブリを示す図である。 伝熱隔離台温度の温度調整範囲のグラフである。 検出部の対称な円筒型外部表面と迎え角とを示す図である。 温度制御検出回路のブロック図の例である。 温度制御回路の別実施形態の例を示す図である。 温度制御回路の別実施形態の例を示す図である。 温度制御回路の別実施形態の例を示す図である。 電流制御部の別実施形態の例を示す図である。 電流制御部の別実施形態の例を示す図である。 電流制御部の別実施形態の例を示す図である。 バイポーラ接合トランジスタを含む電流制御部を示す図である。 コンピュータのブロック図である。 第1のプローブの斜視図である。 第2のプローブの斜視図である。 伝熱型氷結状態プローブの別実施形態を示す図である。
以下に説明する実施形態では、氷結状態検出システムは、単一素子の伝熱型氷結状態検出部を支持する伝熱隔離台を含む。検出部は周囲温度を超える温度まで加熱され、伝熱隔離制御部は、単一素子検出部の温度に等しくなるよう、伝熱隔離台の温度を制御する。検出部と伝熱隔離台とが同じ温度となるので、検出器と伝熱隔離台との間に熱流は存在しない。このため、単一素子伝熱型検出器からの電力消費量の値が、取り付け支柱からの、伝熱隔離台を流れてきた熱流によって乱されることがない。取り付け支柱は、氷結しない状態を保つようにするため、加熱される。単一素子検出部は、取り付け支柱から熱的に隔離される。
氷結状態検出システムに対して、他の航空機センサからの大気データが提供されることで、氷結状態検出システムには「乾式」大気センサが全く必要なくなる。氷結状態検出システムは、予測される氷結状態を検知し、氷結が実際に発生する前に氷結を警告する出力を提供する。予測される氷結状態は、大気中の水分の存在、対気速度、大気温度又は全外気温度といったようなその他の大気状態を含む。
図1に、予測される氷結状態及び現時点での実際の氷結状態を検出するのに便利な、氷結状態プローブ100を示す。氷結状態プローブ100は、検出部102、支柱104及び伝熱隔離台106を備える。検出部102と伝熱隔離台106とは、図2により詳細に示すアセンブリ108の一部分である。支柱104は、航空機外板114に取り付けるよう構成されている、支柱台110を備える。
一実施形態では、支柱台110は図示するように、ネジを取り付ける穴がある円状のフランジを備える。支柱104は、電圧が加えられる支柱加熱器112を備える。支柱加熱器112は、支柱104が氷結しないように、支柱104を充分に高温に保つ。支柱104と伝熱隔離台106とによって、航空機外板114に沿った境界層流の外側に、検出部102が位置するようになる。検出部102を通過する空気は境界層流によって乱されていない。
伝熱隔離台106は支柱104に取り付けられている。伝熱隔離台106は検出部102を空気流128の中に支持する。検出部102は空気流128の対流特性の影響下にある。伝熱隔離台106は検出部102の温度となるよう動的に維持され、これにより加熱されている支柱104の温度変動から検出部102を熱的に隔離する。検出部102と伝熱隔離台106とを能動的に加熱することで、検出部102と台106とに氷が張り付かないように、検出部102と伝熱隔離台106とを防氷することができる。
伝熱隔離台106は熱伝導性を有するが、加熱を能動的に制御することで、検出部102に対してはあたかも断熱材であるかのように振る舞う。閉ループ制御によって検出部102と同じ温度になるように台106は動的に加熱されているため、検出部102と台106との間には基本的に熱流はない。
一実施形態では、電子機器ハウジング116が支柱台110の下面に取り付けられる。電子機器ハウジング116はパワーフィルタ回路118と、パワーレギュレータ回路120と、制御検出回路122とを取り囲んでいる。電力は電力ライン126に沿って氷結状態プローブに提供される。
制御検出回路122は、検出部102と伝熱隔離台106との中にある抵抗型検知素子に接続する。制御検出回路122は抵抗型検知素子に電圧を加え、抵抗型検知素子の抵抗を検出する。抵抗型検知素子については、以下に図2と共に詳述する。
制御検出回路122はプローブ出力124を出力する。プローブ出力124は検出部の電力消費の関数であり、水分や氷を含みうる空気流128の予測される氷結状態を示すものである。プローブ出力124とプローブ電力ライン126とは標準コネクタ127で航空機の配線系に接続される。航空機の配線系は、ライン125により他の航空機センサからの大気データをプローブ100に提供する。プローブでは、対気速度と気温とに対する大気データを拠り所として、補償を行う。
プローブ100はいかなる種類の「乾燥空気」("dry air")用の変換器をも有しない。一実施形態では、標準コネクタ127は航空機の配線系にARINCインタフェースを提供する。別の一実施形態では、標準コネクタ127は航空機の配線系にCANBUSインタフェースを提供する。
図2に、図1のアセンブリ108をより詳細に示す。図2に示すように、アセンブリは、アルミニウム合金又は銅合金といったような熱伝導性を有する金属合金で形成される外側ハウジング140を含む。
アセンブリ108は、検出部102内に第1の抵抗型検知素子142を含む。第1の抵抗型検知素子142は導線144、146の電流で電力供給され、加熱されることによって調整された検出部温度を維持される。第1の抵抗型検知素子142は、また導線144、146上に、気流内での予測される氷結状態を示す検出部の電力消費を表すプローブ出力電圧を出力する。
一実施形態では、第1の抵抗型検知素子142はプラチナ抵抗式温度計を備える。別の一実施形態では、第1の抵抗型検知素子142は長さ方向に沿って均一に熱を発生し、調整された検出部温度が検出部102の長さ方向に沿って確実に均一となるようにする。検出部102は、迎え角(angle of attack;AOA)に影響されないように円対称となっている、直円柱を備える外部表面を有する。
伝熱隔離台106は第2の抵抗型検知素子150を含む。第2の抵抗型検知素子150は電力供給を受けて、以下に図4を用いて詳述する、調整された温度範囲内にある調整された検出部温度に等しい温度に、調整された伝熱隔離台の温度を維持するようにする。第2の抵抗型検知素子150は導線145、146からの電流により電力供給を受け、加熱され、調整された台の温度を維持する。第2の抵抗型検知素子150は、また導線145、146上に台の電力消費と温度とを表しているプローブ出力電圧を出力する。
一実施形態では、第2の抵抗型検知素子150はプラチナ抵抗式温度計を備える。別の一実施形態では、第2の抵抗型検知素子は長さ方向に沿って均一に熱を発生し、調整された検出部温度が検出部の台106の長さ方向に沿って確実に均一となるようにする。台106は、迎え角(angle of attack;AOA)に影響されないように円対称となっている、直円柱を備える外部表面を有する。
アセンブリ108は、円錐状に先細り形状(テーパ形状)となった部分152を有し、当該部分は支柱104のボディ部に対して押しつけられて密封されている。一実施形態では、Oリング又はその他の周知のシーリング材が、円錐状に先細り形状となった部分152と支柱104のボディ部との間に圧着され、防水密封を形成する。
アセンブリ108は、支柱104のボディ部の内部に形状が適合する環状フランジ154を備える。外側がネジ状になった座金109(図1)は支柱104の内壁に係合するネジを有する。座金109は環状フランジ154に押しつけてネジ回転させて進めることで、しっかり固定して取り付けることができる。ネジ状の座金109は取り外し可能であり、これによってアセンブリ108は交換可能となる。一実施形態では、1つ又はそれより多数の押しつけ座金が、環状フランジ154と外側がネジ状になった座金109との間に配置される。
図3に、アセンブリ108と同様ではあるが、次の点で異なるアセンブリ103を示す。異なる点とはすなわち、アセンブリ103は、小さい直径の検出部102と大きい直径の伝熱隔離台106との間にステップ部160を備える。他の点では、図3に示すアセンブリ103は図2に示すアセンブリ108と同様である。簡潔に説明するため、図3で用いている参照番号は図2で用いているのと同一の参照番号である。
図4に、調整された検出部温度と伝熱隔離台温度とを調整する例のグラフを示す。図4では、縦軸200は温度を表し、横軸202は時間を表す。
線204は、図1の空気流128といったような気流の温度を表している。気流の温度はプローブ100によっては検知されない。気流の温度は、1つ又はそれより多数の大気データセンサで検知されて、大気データとしてプローブ100に提供される。気流の温度は、図1のライン125により電気信号としてプローブ100に伝達される。
線206は調整された検出部温度を表している。図4に示す例では、調整された検出部温度は温度オフセット208だけ気流の温度よりも高くなるように調整されている。一実施形態では、温度オフセットは固定値の温度差である。別の一実施形態では、固定値の温度差は+80摂氏度だけ(図1のライン125で受信する)全大気温度(TAT)を越えている。
伝熱隔離台106の温度の調整範囲210の例が、図4に破線212、214で示されている。伝熱隔離台106の温度は、公称値で検出部温度206に等しくなるよう調整される。しかしながら、変動する稼働条件に渡って調整が安定的に行われることを確実にするために、小さい調整範囲210がある。一実施形態では、調整範囲210は摂氏5度未満である。検出部と伝熱隔離台との温度調整は、以下に図6−13を用いて詳述する。
図5に示すように、検出部102は、プローブの前方軸129(図1、5)の横軸となる主軸170を有する、概ね円形の円柱状外部表面176を備える。気流の方向172は、主軸に対して、気流の迎え角174(AOA)の範囲に渡る横軸方向(transverse)にとどまる。概ね円形の円柱状外部表面176は対称であり、迎え角174の変化に影響されない対流熱流を気流に伝達する。
図6に制御検出回路300(図1の制御検出回路122に対応)のブロック図の例を示す。パワーレギュレータ302(図1のパワーレギュレータ120などに対応)は一つまたはそれより多数の調整された電源電圧304を出力し、制御検出回路300に電圧を加える。制御検出回路300は、航空機の他の位置に取り付けられた1つ又はそれより多数の大気データセンサ322より、大気データ320を受信する。
制御検出回路300は、検出部温度T1を有する検出部の中にある第1の抵抗型検知素子306に接続する。制御検出回路300は、伝熱隔離台温度T2を有する伝熱隔離台の中にある第2の抵抗型検知素子308に接続する。素子306及び308は、図2又は3のアセンブリ108又は103に対応するアセンブリ310の中にある。
アセンブリ310は、支柱温度T3を有する支柱312に取り付けられている。支柱312は、パワーレギュレータ302から電圧を受ける防氷加熱器314を備える。支柱312は航空機外板316に取り付けられている。
制御検出回路300は、予測される氷結状態出力318を生成する。予測される氷結状態出力318は、航空機の航空電子工学システムに入力して、パイロットに氷結状態が発生しようとしていることを警告する、又は/及び航空機の防氷システムを起動する。一実施形態では、大気データ320と予測される氷結状態出力318とは、データバスを介して航空電子工学システムに入力する。別実施形態では、当該データはCANBUS又はARINICバスプロトコルを利用するバスを備える。
回路300は、第1の抵抗型検知素子306に制御電圧V(352)を与える検出部温度制御部326を備える。検出部温度制御部326は検出部設定点電圧328を設定点入力部(SETPT)にてコンピュータ330より受信する。一実施形態では、検出部設定点328は全大気温度(大気データセンサ322より取得)にオフセットである摂氏80度を足したものに対応する。
検出部温度制御部326は、検知した検出部素子電圧Vwet(331)をフィードバック入力部(FB)にて受信する。検出部温度制御部326は制御電圧V(352)を、検出部設定点電圧328と検知した検出部素子電圧Vwet(331)との関数として制御する。検出部温度制御部326は、電圧Vwet(331)が検出部温度制御部326の調整範囲内の検出部設定点電圧328に等しくなるまで、電圧V(352)を上昇させる。
回路300は、制御電流I1(354)を第2の抵抗型検知素子308に提供する隔離温度制御部346を備える。隔離温度制御部346は、検知した検出部素子電圧Vwet(331)を設定点入力部(SETPT)にて受信する。隔離温度制御部346は、検知した隔離素子電圧Viso(350)をフィードバック入力部(FB)にて受信する。隔離温度制御部346は制御電流I1(354)を、検出部素子電圧Vwet(331)と検知した隔離素子電圧Viso(350)との関数として制御する。
隔離台温度T2は、(図4で上記説明したように)調整された温度範囲内にある検出部温度T1に等しくなるように制御される。温度T1、T2は等しい又は殆ど等しいため、検出部素子306と隔離台素子308との間に正味の熱流は実質的に存在しない。隔離温度制御部346はこうして、検出部素子306の伝熱隔離の能動的な電子制御を行う。検出部素子306は、加熱された支柱312がより高温であることによる熱的な攪乱を受けることがない。隔離素子308は、検出部素子306と実質的に同じ温度となるよう制御される。
コンピュータ330は、検出部電力回路356を備える。検出部電力回路356は、制御電圧V(352)と電圧Vwet(331)とを受け取る。検出部電力回路356は、第1の抵抗型検知素子(検出部素子)306の電力消費を表している出力358を出力する。検出部電力回路356については、図14に示す例を用いて以下で詳述する。
コンピュータ330は、検出部設定点電圧328を生成するために用いられる検出部温度オフセット値360を保存しいている。コンピュータは乾燥空気電力データ362を保存している。当該データ362は、航空機搭載の他のセンサより入手される、(全温度(total air temperature; TAT)といったような)大気温度と対気速度とを含む大気データ320の関数として、乾燥空気条件下で検出部素子306に消費される電力の期待値を表している。コンピュータ330は、検出部素子306で実際に消費される電力と、空気が乾燥状態であるとすれば消費されるであろう期待値電力と、の消費電力の差を計算する。当該消費電力の差が、予測される氷結状態を表している。コンピュータ330は、予測される氷結状態出力318を出力する。
一実施形態では、予測される氷結状態出力318は、電流による、予測される及び実際に発生している氷結状態の出力である。別の一実施形態では、予測される氷結状態出力318は、予測される及び実際に発生している氷結状態が継続する時間の長さを表す。
図7に、図6の制御検出回路300の一部である制御回路の第1の例を示す。コンピュータ(例えば図6のコンピュータ330のような)は、検出部温度制御部405内の加算点(Σ)404に電圧Vwetsetpoint(402)を出力する。検出部温度制御部405は、制御された出力電圧V(406)を第1の抵抗型検知素子(検出部素子)408に与える。第1の抵抗型検知素子408は、制御回路の一部である、固定値の抵抗器R(410)と回路コモン411と、に対して直列接続される。固定値の抵抗器R(410)と第1の抵抗型検知素子408との接続部にある回路ノード412は、検知した検出部電圧Vwet(414)を与える。
電圧Vwet(414)は、加算点404にフィードバック入力として入力される。加算点404では差(Vwetsetpoint − Vwet)が計算され、当該差は、検出部電圧制御回路418に入力する誤差信号416を形成する。検出部電圧制御回路418は、Vwet=Vwetsetpointとなるような大きさで電圧V(406)を出力する。
電圧Vwet(414)は、設定点(SETPT)として加算点(Σ)430に対して入力される。加算点430は、制御された出力電圧Visocontrol(432)を電流制御部434の入力部に与える。電流制御部434の出力436は、(PRT;プラチナ抵抗式温度計といったような)第2の抵抗型検知素子438と、電圧Vと、回路コモン440と、に対して直列接続される。電流制御部434は電流I1(図6、7)を制御する。
第2の抵抗型検知素子438は伝熱隔離台の中にある。制御部出力436と第2の抵抗型検知素子438との接続部にある回路ノード442は、検知した伝熱隔離台電圧Viso(444)を与える。電圧Viso(444)は、加算点430にフィードバック入力として入力される。加算点430は差(Vwet−Viso)を計算し、当該差が、誤差信号(制御された出力電圧)Visocontrol(432)を形成し、電流制御部434へと入力される。電流制御部434は第2の抵抗型検知素子438を流れる電流を維持して、Viso=Vwetのレベルとなるように圧V(406)の大きさを調整する。
図8に、図7に示した制御回路と同様の制御回路である第2の例であるが、次の点で異なる例を示す。異なる点はすなわち、図8では第2の抵抗型検知素子438が、第1の抵抗型検知素子408に入力される電圧V(406)とは異なる電圧V1を入力とする点である。他の点では、図8に示す制御回路の第2の例は図7に示す制御回路の第1の例と同様である。図8に示す回路には、第1、第2の抵抗型検知素子408、438の公称値(室温)の抵抗が互いに異なっていてもよく、その差が電圧V1の選択によって補償される、という利点がある。説明の簡略化のため、図8での参照番号は図7での参照番号と共通としてある。
図9に、図7に示した制御回路と同様の制御回路の第3の例であるが、次の点で異なる例を示す。異なる点はすなわち、図9では差動回路450、454が含まれている、という点である。差動回路450は、差(V−Vwet)を表している差動出力452を発生させる。言い換えると、差動出力452は第1の抵抗型検知素子408での電圧降下を表している。差動回路454は、差(V−Viso)を表している差動出力456を発生させる。言い換えると、差動出力456は第2の抵抗型検知素子438での電圧降下を表している。図9に示す回路は、電圧Vwetsetpointを第1の抵抗型検知素子408での所望の電圧降下に関して直接比例する形とでき、抵抗器410の抵抗値Rを考えなくてもよい、という利点がある。
図10−12に、電流制御部434の別実施形態を示す。図10の第1の例では、電流制御部434は電圧制御電流源460を備える。電圧制御電流源460については、以下に図13で示す例を用いて詳述する。図11の第2の例では、電流制御部434は電圧制御電圧源462を備える。図12の第3の例では、電流制御部434は電圧制御抵抗464を備える。一実施形態では、電圧制御抵抗464は、電界効果トランジスタ(FET)による電圧制御抵抗を備える。
図13に、電圧制御電流源回路を備える電流制御部434を示す。電圧Visocontrol(432)(図6より)は演算増幅器470の非反転入力に入力される。演算増幅器470は、バイポーラ接合トランジスタ472のベースに増幅器出力471を与える。トランジスタ472のエミッタは、エミッタ抵抗RE474を通じてコモン導体に接続される。抵抗RE474の一端におけるフィードバック電圧はトランジスタ472のエミッタを流れる電流に比例する。フィードバック電圧は、抵抗R1(478)とR2(476)とを備える電圧分圧回路に入力される。電圧分圧器は演算増幅器470の反転入力に接続されてフィードバックを施すことにより、抵抗RE474を流れる電流が電圧Visocontrol(432)の関数として制御されるようにする。
プラチナ抵抗式温度計(PRT)は温度に対して精度良く抵抗変化するので、湿潤状態のPRT抵抗Rwet(図7)が所望の温度と整合性の取れた値になるよう、電圧Vが制御される。つまり、R(図7)とVwetとの値がわかれば、当該値を用いてRwetを、従って温度を、計算することができる。RisoはRwetに等しくなるよう制御される。Rwetは式1で計算することができる。
Figure 2011093521
Risoは式2で計算することができる。
Figure 2011093521
従って、VとVisoとの値がわかれば、I1を制御することで隔離抵抗RisoをRwetに等しくすることができる。
図13には、隔離抵抗の制御部が電圧制御電流源である制御回路の一実施形態が示されている。演算増幅器470の使用によって、電流制御をトランジスタ472のベース・エミッタ接合による温度の影響から独立で行うようにすることができる。R1=R2であれば、Iisoは式3に示す通りとなる。
Figure 2011093521
式1,2及び3により、伝熱隔離台の温度を検出部の温度に等しくなるよう設定する所望の制御を実現することができる。
図14に、図6のコンピュータ330に対応するコンピュータ500のブロック図を示す。コンピュータ500は502の部分にてアナログ入力電圧Vを、504の部分にてアナログ入力電圧Vwetを、受け取る。アナログ・デジタル変換器(A/D)506はアナログ電圧Vを、アナログ電圧Vを表す第1のデジタル表現508へと変換する。アナログ・デジタル変換器(A/D)510はアナログ電圧Vwetを、アナログ電圧Vwetを表す第2のデジタル表現512へと変換する。検出部電力回路514はデジタル表現508、512を受け取り、(検出部102といったような)検出部の中にある(素子142といったような)第1の抵抗型検知素子の電力消費を表している出力516を生成する。電力消費を表している出力516は、プロセッサ518へ入力される。
プロセッサ518は、コンピュータ500中のメモリに保存されている乾燥空気電力データ520を受け取る。プロセッサ518はまた、大気データを522にて受け取る。大気データ522は、氷結条件プローブの構成部品ではないところの大気データセンサによって提供される。大気データ522は対気速度と大気温度との条件を含む。大気データ522は、受け取った大気データ522に個別に対応する、乾燥条件電力データ520の乾燥条件データ電力値にアクセスするために利用される。
プロセッサ518は、乾燥条件データの電力値と、電力消費を表している出力516と、を比較して、気流内に対流熱損失を増加させている水分があるかどうかを確認する。対流熱損失が乾燥条件データの電力値により設定される閾値を越えていれば、プロセッサは出力532を有効にして、大気が充分に冷たければ予測される氷結状態を警告する。大気温度が充分に冷たく、且つ熱損失が過大にあることの検出により気流内に水分が検出されるのであるならば、今後、発生しようとしている近々の氷結の確率は高いので、警告が与えられる。
コンピュータ500は、メモリ内に保存されるオフセット524を備える。オフセット524はプロセッサ518に入力される。プロセッサ518は湿潤条件設定点526を計算し、当該設定点526はアナログ・デジタル(A/D)変換器528に入力される。湿潤条件設定点は、オフセット524と、522での大気データからの大気温度情報との関数として計算される。アナログ・デジタル変換器528は、(図6の設定点Vwet(328)に対応する)電圧Vwet設定点530を発生する。
図15に、プローブ100の第1のプローブ実施形態190を斜視図にて示す。プローブ190は、対称性を有し迎え角の影響がない断面を有する直円柱状の支柱104を備える。
図16に、プローブ100の第2のプローブ実施形態192を斜視図にて示す。プローブ192は、空気抵抗の減少する湾曲して長くなった断面180を有する流線形状の支柱104を備える。支柱104は、飛行中に迎え角が変動しても気流の乱れを生じさせないような形に形成されている。
図17に、伝熱型氷結状態プローブ101の別実施形態を示す。伝熱型氷結状態プローブ101は図1に示す伝熱型氷結状態プローブ100と類似している。図17で用いられている参照番号で、図1で用いられている参照番号と同一の番号のものは、図1と17との両方において同一または同様の構成部品を表している。
図17では、検出部102と伝熱隔離台106とのアセンブリは、支柱加熱器112に囲まれる中央領域を貫通して、電子機器ハウジング116の内部にある環状フランジ155へと延びている。(エポキシ製の周辺シールといったような)密封部107が、支柱104の開口部を密封している。(金属対金属シール又はOリングといったような)密封部111が、環状フランジ155を支柱台110へと密封する。他の点では、伝熱型氷結状態プローブ101は図1に示す伝熱型氷結状態プローブ100と同様である。
以上の説明において本発明の様々な態様における数々の特徴及び利点を説明してきたが、当該開示は一例に過ぎないのであって、本発明の範囲及び精神より逸脱することなく形式及び構造に変更を加えることができる。
100…プローブ、102…検出部、142…第1の抵抗型検知素子、104…支柱、110…支柱台、112…支柱加熱器、106…伝熱隔離台、150…第2の抵抗型検知素子

Claims (20)

  1. 氷結状態プローブであって、
    調整された検出部温度を維持するよう電力供給され、気流の予測される氷結状態を示すものとしての検出部電力消費を表すプローブ出力を提供する、第1の抵抗型検知素子を含む検出部と、
    航空機外板に取り付けるよう構成された支柱台と、支柱加熱器とを含む支柱と、
    前記支柱に取り付けられ、前記検出部を前記気流内に支持し、第2の抵抗型検知素子を含む伝熱隔離台とを備え、
    前記第2の抵抗型検知素子が電力供給されて、調整された温度範囲内にある前記調整された検出部温度に等しくなるよう、調整された伝熱隔離台温度を維持することを特徴とする氷結状態プローブ。
  2. 前記伝熱隔離台が、前記支柱の温度変動から前記検出部を熱的に隔離することを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  3. 前記検出部が、当該プローブの前方軸の横軸となる主軸を有する、概ね円形の円柱状外部表面を備えることを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  4. 前記気流の方向が、前記気流の迎え角の範囲に渡って、前記主軸に対して横軸方向にとどまることを特徴とする請求項3に記載の氷結状態プローブ。
  5. 前記検出部が、前記支柱台付近にある境界層の外側の位置に支持されることを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  6. 前記支柱が、金属合金を備える外側支柱ハウジングを備えることを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  7. 前記検出部電力消費が、前記気流の質量流量と温度との関数として変化することを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  8. 前記プローブが、乾燥大気での電力消費を検出するための乾燥大気用検出器を備えないことを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  9. 前記伝熱隔離台が、当該プローブの前方軸の横軸となる主軸を有する、第2の円柱状外部表面を備えることを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  10. 前記伝熱隔離台と前記検出部とがほぼ等しい外部円筒直径を有することを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  11. 前記伝熱隔離台が、前記検出部の第2の外部円筒直径よりも大きい第1の外部円筒直径を有することを特徴とする請求項1に記載の氷結状態プローブ。
  12. 氷結状態検出システムであって、
    単一素子検出部と、
    前記単一素子検出部の電力消費の関数として、予測される氷結状態を表す出力を提供する回路と、
    前記単一素子検出部を支持する検出部支持端部と、反対側の支柱取り付け端部と、を含む伝熱隔離台と、
    伝熱隔離台温度を制御して、前記支柱取り付け端部から前記単一素子検出部を熱的に隔離する伝熱隔離制御部とを備えることを特徴とする氷結状態検出システム。
  13. 前記伝熱隔離制御部が、前記伝熱隔離台の温度を制御して、調整された温度範囲内にある前記単一素子検出部の温度に等しくなるようにすることを特徴とする請求項12に記載の氷結状態検出システム。
  14. 前記伝熱隔離制御部が、前記伝熱隔離台の温度を制御して、前記単一素子検出部と前記伝熱隔離台との間の熱伝導を最小化することを特徴とする請求項12に記載の氷結状態検出システム。
  15. 前記単一素子検出部が、気流の温度からオフセット分高い温度になるよう加熱されて、前記単一素子検出部への氷の形成を防止することを特徴とする請求項12に記載の氷結状態検出システム。
  16. 方法であって、
    単一素子検出部を提供する段階と、
    前記単一素子検出部の電力消費の関数として、予測される氷結状態を表す出力を提供する段階と、
    航空機外板付近にある境界層の外側の位置に前記単一素子検出部を支持する伝熱隔離台を提供する段階と、
    伝熱隔離台温度を制御して、前記単一素子検出部を熱的に隔離する段階とを備えることを特徴とする方法。
  17. 氷の形成を防止するのに充分な高温まで前記単一素子検出部を加熱する段階をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記伝熱隔離台の温度を制御して、前記単一素子検出部と前記伝熱隔離台との間の熱伝導を最小化する段階をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 前記伝熱隔離台の温度を制御して、前記単一素子検出部の温度を調整された温度範囲内の温度に等しくなるようにする段階をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  20. 前記境界層の外側の位置に前記単一素子検出部を支持する段階をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
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