JP2011091714A - 情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークに接続された情報処置装置間において、効率的で処理負荷の小さいデータの授受を可能とする。
【解決手段】
送信側装置がネットワークを介して受信側装置に情報の送信を行う情報処理システムであって、送信側装置は、第1種別の情報および、第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能であり、受信側装置は、第1種別の情報および第2種別の情報を処理可能であり、送信側装置は、送信する情報に、送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す付加情報を付加して、配信情報として送信し、受信側装置が、送信側装置より配信情報を受信し、受信した配信情報に含まれる付加情報を参照し、参照の結果、受信した配信情報に対応する他方の種別の情報が別途送信されていないと判断した場合は、受信した配信情報に対して処理を行う。
【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理技術に関し、特にネットワークで接続された情報処理装置の間で情報(データ)の送受信を行う技術に関する。
インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークによって複数の情報処理装置を接続し、情報処理装置間でデータの遣り取りを行うシステム構造が一般化している中で、異なる性質を持つ情報処理装置が混在するネットワークにおける情報処理装置間のデータの遣り取りが必要である場合がある。情報処理装置の性質が異なるとは、実質的には、各情報処理装置上で動作し、実際のデータの授受やそれらのデータの処理を行うアプリケーションソフトウェアが対応可能な通信プロトコルやデータ様式などが異なることであり、このために、データの受信や、受信後の処理が困難となる場合がある。
システムの構成や要件によっては、通信プロトコルやデータ様式などに関してデータの変換を行うと、その処理の負荷が無視できない場合や、または、例えば旧アプリケーションソフトウェアを無改修のままで新しいアプリケーションソフトウェアとデータ授受させる場合など、データ変換の仕組みそのものが組み込めない場合などがあり得る。
データ変換を行わずに、異なる性質の情報処理装置が混在するネットワークにおける情報処理装置間でのデータ授受を実現するための方法として、サーバから端末装置を指定してデータを提供するシステムにおいて、サーバに情報交換装置を設け、提供するデータを端末の属性情報などに基づいて所定の形式に情報交換して送る技術が知られている(特許文献1)。
特開平11-288403号公報
特許文献1に記載の方法は、データ送信側において、ネットワークに接続されデータの授受を行う可能性のあるすべての情報処理装置などについて、対応可能な通信プロトコルやデータ様式など、個々の属性情報等をを把握している必要があり、この情報の管理・更新の負荷が大きい。
また、データの送信相手を特定して送信する場合ではなく、不特定の相手に対してデータをブロードキャスト送信する場合などでは、送信相手毎に個別に異なるデータを送信することはできないため、このような方法は適用できない。またバージョンアップ等によって、対応する通信プロトコルやデータ様式が変化した際の管理情報の更新のタイミングとデータ送信のタイミングがずれた場合に、データの授受ができなくなることが発生し得るなどの課題がある。
本発明は、上記課題の少なくとも1つを解決するため、送信側装置がネットワークを介して受信側装置に情報の送信を行う情報処理システムであって、送信側装置は、第1種別の情報および、第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能であり、受信側装置は、第1種別の情報および第2種別の情報を処理可能であり、送信側装置は、送信する情報に、送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す付加情報を付加して、配信情報として送信し、受信側装置が、送信側装置より配信情報を受信し、受信した配信情報に含まれる付加情報を参照し、参照の結果、受信した配信情報に対応する他方の種別の情報が別途送信されていないと判断した場合は、受信した配信情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理システムを提供する。
また、送信側装置として、ネットワークを介して、他の装置に情報を送信する情報処理装置であって、第1種別の情報および、第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能な情報送信部を備え、情報送信部は、送信する情報に、送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す付加情報を付加して送信することを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、受信側装置として、ネットワークを介して、他の装置より情報を受信する情報処理装置であって、第1種別の情報および、第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能である他の装置より情報を受信する情報受信部と、第1種別の情報および第2種別の情報を処理可能であって、情報受信部が他の装置より受信した情報に含まれる、受信した情報に対応する他方の種別の情報が別途送信されているかどうかを示す付加情報を参照し、参照の結果、受信した情報に対応する他方の種別の情報が別途送信されていないと判断した場合は、受信した情報に対して処理を行う情報処理部と、を備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
本発明によれば、ネットワークに接続された情報処理装置間において、効率的で処理負荷の小さいデータの授受を可能とする。
本実施形態におけるシステムの構成例 実施例1におけるシステムの構成例 実施例1の受信側情報処理装置における処理の流れの例 実施例1におけるヘッダ情報の例 実施例2におけるヘッダ情報の例 実施例2の受信側情報処理装置における処理の流れの例 実施例3の受信側情報処理装置における処理の流れの例 実施例4におけるヘッダ情報の例 実施例5におけるシステムの構成例 実施例5の受信側情報処理装置における処理の流れの例 実施例6におけるシステムの構成例 実施例7の受信側情報処理装置における処理の流れの例 実施例8の受信側情報処理装置における処理の流れの例 実施例9におけるシステムの構成例
本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
実施形態の前提となるシステム構成の例を図1に示す。このシステム構成例を適用した具体的な実施形態については後述する。
図1は、ネットワーク101で相互に接続された複数のPC、サーバ等の情報処理装置の間で情報(データ)の遣り取りが行われるシステムの例である。
情報処理装置102は、データ104を送信する側の装置であり、データ106の生成を行うアプリケーションソフトウェア103と、各データ106に所定の付加情報105を作成し、データに添付する付加情報作成・添付処理部107と、付加情報を添付されたデータ104を、配信情報としてネットワークI/F装置を介して送信するデータ送信処理部108とを備える。
情報処理装置110は、データ104を受信する側の装置であり、データ104をネットワークI/F装置を介して受信するデータ受信処理部114と、受信したデータ104に付加された付加情報105を抽出して記述内容を解釈する付加情報抽出・解釈処理部113と、解釈した記述内容に基づいてデータ106の処理方法を決定するデータ処理方法判定処理部112と、データ処理方法判定処理部112の決定に基づいてデータ106の処理を行うアプリケーションソフトウェア111とを備える。
ゲートウェイ装置116は、ネットワーク101とネットワーク115とを互いに接続する装置であり、データ104を受信するデータ受信処理部120と、付加情報抽出・解釈処理部117と、付加情報抽出・解釈処理部117が解釈した記述内容に基づいて、データを他方のネットワークに中継するかどうかを決定するデータ処理方法判定処理部118と、データ処理方法判定処理部118の決定に基づいてデータ104をネットワーク115へ送信するデータ送信処理部119とを備える。
情報処理装置102、110およびゲートウェイ装置116は、CPUと、メモリおよびHDDなどを含む記憶部と、ネットワークI/F装置とを備える構成とすることができる。各機能部は、CPUが、例えばHDDからメモリに読み出して実行する各プログラムによって実現される。
以降、本欄において示す各処理は、当該処理を行う装置のCPUが、たとえばHDDからメモリに読み出して実行するプログラムによって実現される。そしてこのプログラムは、説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。また、処理の対象となるデータは、各処理の実行中はメモリに格納される。
データ104を送信する側の情報処理装置102の付加情報作成・添付処理部107が、たとえばアプリケーションソフトウェア103が生成した各データ106の属性に応じて所定の付加情報105を作成し、データ106に付加情報105を添付してから、データ送信処理部108がネットワークI/F装置を介して送信する。この付加情報作成・添付処理部107による付加情報105の作成および個々のデータ106への添付は、アプリケーションソフトウェア103の内部処理として行っても良いし、ミドルウェア等の形でアプリケーションソフトウェア103そのものと切り離した要素としても良い。前者の場合には、付加情報作成・添付処理部107はアプリケーションソフトウェア103に含まれる。
データ104を受信する側の情報処理装置110では、データ受信処理部114が、データ104をネットワークI/F装置を介して受信し、付加情報抽出・解釈処理部113が、受信したデータ本体106あるいは全体104を読み込む前に、データに付けられたこの付加情報105を読み込んで記述内容を解釈し、データ処理方法判定処理部112が、その記述内容に応じてデータの処理方法を決定し、データ処理方法判定処理部112の決定に基づいてアプリケーションソフトウェア111がデータ106の処理を行う。
また、ゲートウェイ装置116においては、データ受信処理部120が、データ104をネットワークI/F装置を介して受信し、付加情報抽出・解釈処理部117が、受信したデータ本体106あるいは全体104を読み込む前に、データに付けられた付加情報105を読み込んで記述内容を解釈し、データ処理方法判定処理部118が、その記述内容に応じて、データを自身が接続された他方のネットワークに流すか否かなどのデータの処理方法を決定し、データ送信処理部119が、データ処理方法判定処理部118の決定に基づいてデータ104をネットワーク115へ送信する。
各データの属性に応じた付加情報の作成を行う際には、付加情報作成のルールとなる定義109を参照して行う。この定義はネットワーク内でデータの遣り取りを行う可能性のある情報処理装置の間で、全部または一部を共有する。共通の付加情報定義を各情報処理装置がそれぞれ保持していても良いし、データベースサーバ等、各情報処理装置が参照できる形でネットワーク内に設置しても良い。
また、ネットワークに接続された情報処理装置が、情報処理装置102の各機能と情報処理装置110の各機能の両方を備えて、他の情報処理装置に対しデータの送信、受信両方ともを行う構成であってよい。
また、ゲートウェイ装置116は、前述の各機能と、ネットワーク115から受信したデータ104をネットワーク101に中継するための同様の各機能とを同時に備えてよい。
以上、実施の形態の前提となるシステムの構成例について説明した。以下で、上記のシステム構成例を適用した具体的な実施の形態について説明する。
複数種別の情報処理装置が混在するネットワークシステムにおいて、それら複数種別の情報処理装置に対してデータをブロードキャスト送信する場合の例について説明する。
図2は、システム構成の例である。本実施例のシステム構成および各情報処理装置の構成は、付加情報105が具体的にはヘッダ情報205であるとした点と、ゲートウェイ装置により他のネットワークと接続させることを考えない点を除けば図1の構成と同様である。
本実施例においては、データ206を送信する情報処理装置201のヘッダ情報作成・添付処理部203が、情報処理装置201または装置が備えるアプリケーションソフトウェア202の種別、もしくは送信するデータ206の受信先として想定される情報処理装置209または装置が備えるアプリケーションソフトウェア210の種別を記載した付加情報として、所定のヘッダ情報205を、アプリケーションソフトウェア202が生成したデータ204に付加して送信する。
図3は、データ204を受信する側の情報処理装置209の処理の流れの例である。
受信側装置209のデータ受信処理部213が、送信側装置201よりネットワークを介してデータ204を受信すると、ヘッダ情報抽出・解釈処理部212が、受信したデータ204のヘッダ情報205を読み込み(ステップ301)、ヘッダ情報205の内容を解釈する(ステップ302)。
データ処理方法判定処理部211が、ヘッダ情報抽出・解釈処理部212の解釈に基づいて受信したデータ204の処理方法を判定する(ステップ303)。アプリケーションソフトウェア210が処理可能な種別のデータであると判断した場合は、アプリケーションソフトウェア210がデータ本体206の処理を実行し(ステップ304)、それ以外の場合は情報処理装置209にとって不要の情報であると判断して、CPUがメモリからデータ204を破棄する(ステップ305)。
これにより、送信側装置は、受信側装置がどのタイプに対応するかについて把握し管理する必要がなく、また、送信元から、複数の種別のデータがそれぞれ送信された場合でも、受信側で、それらの中から、受信側装置自身に適合するデータを、ヘッダ情報を解釈して選択することにより、受信側でデータ本体の解析を行って判断する方法に比べて処理負荷を軽減し、データを効率的に選択、処理することができる。
例として、A、B、Cの3タイプのアプリケーションソフトウェアのうち少なくとも1つをそれぞれ備えた複数の装置が混在するネットワークシステムについて説明する。
例えば、送信側装置の備えるAタイプのアプリケーションソフトウェアが生成したデータ206には、Aタイプに対応していることを示すヘッダ情報205を付加して、送信する。
受信する側の情報処理装置209では、データ204をデータ受信処理部213により受信すると、ヘッダ情報抽出・解釈処理部212がヘッダ情報205をチェックし、情報処理装置209の備えるアプリケーションソフトウェア210がAタイプのアプリケーションソフトウェアであった場合はデータ206を処理し、それ以外のアプリケーションソフトウェアであった場合はこのデータを破棄する。
このとき、ヘッダ情報205をバイナリ型にして、例えばA、B、Cの3タイプそれぞれに1ビットずつを対応させたヘッダ情報の構造にしておき、Aタイプのアプリケーションを備える場合は1ビット目のみを、Bタイプのアプリケーションを備える場合は2ビット目のみを、Cタイプのアプリケーションを備える場合は3ビット目のみをチェックするような判定処理を行うこととしてもよい。情報処理装置209のヘッダ情報抽出・解釈処理部212は、図示しない定義情報によって、ヘッダ情報205のどのビット位置をチェックするかを予め設定されておくこととしてよい。
図4は、上記の場合のヘッダ情報の例である。
これにより、複数種別に対応するデータを混在させて送信することが容易になり、また、判定に掛かる処理負荷の更なる軽減が期待できる。
複数種別の情報処理装置が混在するネットワークシステムにおいて、それら複数種別の情報処理装置に対応する複数の種別のデータをブロードキャスト送信する場合の例について説明する。
図2に示すネットワークシステムにおいて、受信する側の情報処理装置209のアプリケーションソフトウェア210が複数のタイプに対応したアプリケーションソフトウェアである場合は、複数のタイプのデータが送信側装置201から送信されると、処理可能な複数タイプのデータを受信して処理する。そのため、複数のタイプのアプリケーションソフトウェアそれぞれが処理可能な、同じ目的を持ち互いに対応する内容の複数タイプのデータが送信された場合、受信側装置209は互いに対応する複数のデータを受信し、本来1回だけ行うべき、データに付随する処理を複数回実行してしまうことになる。
これを解決するため、本実施例では、送信側装置201において、ヘッダ情報205として、データ206の種別を示す第1の付加情報の他、送信するデータ206と対応するどのタイプのデータを別途送信しているかを示す第2の付加情報をデータ206に付加する。
データ204を受信した受信側装置209では、図示しない定義情報により、処理するデータのタイプの優先順位を設定しておき、データ処理方法判定処理部211が、受信したデータ204のヘッダ情報205より、データ206のタイプと、受信したデータ206に対応する内容のどのタイプのデータが送信されているかを解釈し、タイプの優先順位に従って、受信したデータ206を処理するか破棄するかの判定を行う。
例として、A、B、Cの3タイプのデータが混在するネットワークシステムについて述べる。アプリケーションソフトウェア202および210は、1つのアプリケーションで1つ以上のタイプのデータを生成・処理可能であってもよいし、202、210それぞれが1つ以上のタイプのアプリケーションによって構成されてもよい。
図5は、ヘッダ情報の例である。
例えば、送信側装置201が、AおよびBのタイプのデータ206をブロードキャスト送信するとき、ヘッダ情報作成・添付処理部203が、個々のデータ206のタイプを記述したヘッダ情報に加えて、AおよびBのタイプの、互いに対応する2種類のデータを送信することを示すヘッダ情報を、送信するデータ206に付加しておく。
図6は、AタイプとBタイプに対応するアプリケーションソフトウェア210を備える受信側装置209における処理の流れの例である。
受信側装置209では、図示しない定義情報を備え、BタイプよりAタイプを優先して処理するとあらかじめ定義されている。ヘッダ情報抽出・解釈処理212が、受信したデータ206のヘッダ情報205のうち第1の付加情報から、AとBの2タイプの互いに対応するデータが送信されていることを読み取り(ステップ601)、さらに受信したデータ206自体のタイプをヘッダ情報205のうち第2の付加情報から読み取り(ステップ602)、これらに基づいてデータ処理方法判定処理部211がデータの取捨を判定する(ステップ603およびステップ604)。ステップ601とステップ602の順序は任意である。
具体的には、データ204のヘッダ情報205がAとBの2つのタイプの対応するデータが送信されていることを示す場合、データ本体206が優先順位の高いAタイプのものであるときは受信したデータ本体206を処理し、受信したデータ本体206がBタイプのものである場合、およびCタイプなど処理不可能なタイプであった場合は、受信したデータ204を破棄する。
また、受信したデータ206がBタイプである場合、Bタイプのデータが送信され、Aタイプの対応するデータは送信されていないことを示すヘッダ情報205が付加されているときは、受信したBタイプのデータ本体206を処理する。受信したデータ206がCタイプなど処理不可能なタイプである場合は、受信したデータ204を破棄する。
これにより、受信側装置209が複数のタイプに対応する場合に、互いに対応する内容の複数タイプのデータが送信されても、受信側装置209は受信した複数のデータについてヘッダ情報に基づいて選択的に処理を行うことにより、本来1回だけ行うべき処理を複数回行ってしまうことによって不具合が生じることを効率的に回避できる。
図2に示すネットワークシステムにおいて、新旧という意味でバージョンの異なる、情報処理装置あるいは情報処理装置の備えるアプリケーションソフトウェアが混在する場合の例について説明する。
新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアは、それより古いバージョンに対応したデータにも対応可能であることを前提とする。送信側装置201は、自身のバージョンとそれより古いバージョンのデータの送信が可能であり、受信側装置209は、自身のバージョンとそれより古いバージョンのデータの処理が可能である。
送信側装置201のヘッダ情報作成・添付処理部203が、個々のデータ206自体のバージョンを記述したヘッダ情報に加えて、データ206に対応する内容の、どのバージョンに対応したデータを送信するのか、あるいは送信したのかを記述したヘッダ情報を、送信するデータ206に付加して、データ送信処理部208がデータ204を送信する。
図7は、受信側装置209における処理の流れの例である。
受信側装置209では、ヘッダ情報抽出・解釈処理部212が、受信したデータ204のヘッダ情報205を抽出して解釈し(ステップ701および702)、データ処理方法判定処理部211が、解釈に基づいて、データ本体206のバージョンがアプリケーションソフトウェア210が対応可能なバージョンであるかを判定し(ステップ703)、判定の結果、アプリケーション210が対応可能である場合は、送信側装置201より送信されている、受信したデータ206に対応する内容のデータのうち、アプリケーション210が対応するバージョンの中で一番新しいバージョンのものであるかを判定し(ステップ704)、上記条件に該当するデータであればアプリケーション210が処理する。受信したデータ206が自身の対応可能なバージョンより新しいバーションのデータである場合、また、受信したデータ206より新しく、かつ自身が対応可能なバージョンのデータが送信されている場合は、受信したデータ206を破棄する。ステップ701と702の順序は任意である。
これにより、受信側装置209が複数のバージョンのデータに対応する場合に、互いに対応する内容の複数のバージョンのデータが送信されても、受信側装置209は受信した複数のデータについて、対応可能な中で最も新しいバージョンのデータを適切に選択して処理を行い、本来1回だけ行うべき処理を複数回行ってしまうことにより不具合が生じることを回避できる。
複数のバージョンの情報処理装置がネットワークシステムに混在する場合の例を説明する。
図2に示すネットワークシステムにおいて、古いバージョンのアプリケーションソフトウェアを備える受信側装置が、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアの存在を示すヘッダ情報にも対応できるよう、送信側装置201がどのバージョンに対応したデータを送信するのか、あるいは送信したのかを記述するヘッダ情報に関して、古いバージョンのヘッダ情報を基礎として、新しいバージョンが導入された場合にはそれに追加していく形でヘッダ情報を構成する。
なお、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアは、古いバージョンに対応したデータにも対応可能であることを前提とする。
例えば、送信側装置201がどのバージョンに対応したデータを送信するのか、あるいは送信したのかを記述するヘッダ情報を、バイナリ文字列によって記述し、バージョン毎に対応するビットを定義した上で、送信していることを示す場合は“1”を、送信していないことを示す場合は“0”を記述する。
ヘッダ情報を構成するバイナリのビット数は、各アプリケーションソフトウェアが導入された時点で過去にどれだけのバージョンが存在するかによって異なることとなり、送信側装置201あるいは装置が備えるアプリケーション202が古いバージョンであるほどビット数が少なくなり、新しいバージョンであるほどビット数が多くなる。
古いバージョンのアプリケーションソフトウェア202が生成し、送信側装置201より送信されたデータ204を、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェア210を備える受信側装置209で受信した場合は、受信側装置のヘッダ情報抽出・解釈処理部212で対応可能なヘッダ情報205のビット数に対して、実際にデータ206に付加されているヘッダ情報205のビット数が少ないこととなる。
図8は、本実施例のヘッダ情報の例である。
受信側装置209において、ヘッダ情報抽出・解釈処理部212が、足りないビット部分に自動的に“0”を補完することで、古いバージョンから新しいバージョンにデータ204を送信したときの、受信時の判定を補完することとしてもよい。
受信側のアプリケーション210が対応可能で、かつ、送信されている、受信したデータ204に対応する内容のデータのバージョンを示すヘッダ情報内でビットが“1”になっているうちの最も新しいバージョンのデータであれば、受信したデータ206を処理し、それ以外の場合は、受信したデータ204を破棄する。
これにより、古いアプリケーションソフトウェアや装置の改修を行わなくても、古いバージョンの受信側装置が、新しいバージョンの情報処理装置から送信されたヘッダ情報を解釈することができ、受信した複数のデータについて、対応可能な中で最も新しいバージョンのデータを適切に選択して処理を行い、本来1回だけ行うべき処理を複数回行ってしまうことにより不具合が生じることを回避できる。
実施例3の具体例として、鉄道運行管理システムの例について述べる。
鉄道運行管理システムは、列車がダイヤ情報や指令通りに運行されるよう、信号機や転てつ器などの設備機器の制御を行うシステムである。多数の情報処理装置を含んで構成されるネットワークシステムであり、常時各情報処理装置間において、P2Pやブロードキャストでのデータの送受信が行われている。
巨大なシステムであるために、個々の情報処理装置やその上で動作しているアプリケーションソフトウェアの刷新などを行う際に、すべてを一時に変えることは不可能であり、徐々に入れ替えていく。そのため、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアと古いバージョンのアプリケーションソフトウェアが共存稼動する状態が、ある程度の期間存在することになる。また、安全性を確保するため、古いバージョンのアプリケーションや装置に対して、不要な改修を行わないことが望ましい。
このような環境下で、新しいアプリケーションソフトウェアと古いアプリケーションソフトウェアの間でのデータの遣り取りを実現する例について説明する。
図9は、本実施例におけるシステム構成の例である。図2との主な違いは、アプリケーションソフトウェア902の処理の結果を旧バージョン向けに送信するためのデータを生成する、旧バージョン向けデータ生成部904と、新バージョン向けに送信するためのデータを生成する、新バージョン向けデータ生成部903を備える点である。データ生成部903、904は、アプリケーションソフトウェア902の内部の処理であってもよい。また、受信側装置909は、古いバージョンと新しいバージョンの少なくとも2種が存在する。
新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアは、古いバージョンに対応したデータにも対応可能であることを前提とする。新しいバージョンの受信側装置909は、新旧2種類のデータを処理可能である。
ネットワークにブロードキャスト送信する場合など、受信側が新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアであるか、古いバージョンのアプリケーションソフトウェアであるかが特定困難な場合、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェア902が生成したデータを送信する際に、送信側装置901が、1つのデータ送信処理において、新しいバージョンに対応したデータと、古いバージョンに対応したデータの両方か、少なくとも一方を生成する。
ヘッダ情報作成・添付処理部905が、各データ908それぞれに、データ908自体が新しいバージョンに対応したものか、古いバージョンに対応したものかを示すヘッダ情報906を付加する。また、新しいバージョンに対応したデータと、古いバージョンに対応したデータの両方が送信されているかどうかを示すヘッダ情報907を、新旧両方のデータに付加する。
図10は、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェア901を備える受信側装置909における処理の流れの例である。
受信側装置909では、データ受信処理部913がネットワークI/F装置を介して、ネットワーク上にブロードキャストされた新旧のデータ905を受信すると、ヘッダ情報抽出・解釈処理部912が、ヘッダ情報906、907を読み込み(ステップ1001および1002)、ヘッダ情報907が、新しいバージョンに対応したデータと、古いバージョンに対応したデータの両方が送信されていることを示す情報であるかを解釈し(ステップ1003)、解釈の結果、古いバージョンのデータのみが送られている場合は、データ処理方法判定処理部911が受信したデータ本体908を処理すると決定し、アプリケーションソフトウェア910が処理を行う。
ヘッダ情報907の解釈の結果、新旧両方のデータが送信されている場合は、ヘッダ情報906が、受信したデータ908自体が新しいバージョンに対応したものであることを示す情報であるかを解釈し(ステップ1004)、解釈の結果、新しいバージョンのデータである場合は、データ処理方法判定処理部911が受信したデータ本体908を処理すると決定し、アプリケーションソフトウェア910が処理を行う。受信したデータ908自体が古いバージョンに対応したものである場合には、データ処理方法判定処理部911がこれを破棄すると決定し、CPUがデータ905をメモリより破棄する。ステップ1001と1002の順序、及びステップ1003と1004の順序は任意である。
なお、古いバージョンのアプリケーションソフトウェアを備える受信側装置909が、新しいバーションのアプリケーション902を備える送信側装置901よりデータ905を受信した場合、新しいバージョンのデータには対応していないので、受信したデータ905のヘッダ情報906を解釈して、古いバージョンに対応したデータであれば処理を行い、他は破棄する。
ここでのデータ取捨は、ヘッダ情報906に記述されたデータ908自体のバージョンに基づいて、アプリケーションソフトウェア910内で行っても良いし、通信ミドルウェアで行っても良い。また、古い受信側装置909に負荷を与えないために、当該アプリケーションソフトウェア910が動作している情報処理装置909とネットワークの間に、ヘッダ情報をチェックして動作するデータフィルタ装置等を設置して行っても良い。この場合、機能部911、912はデータフィルタ装置等が備える。
あるいは、受信側装置の構成によっては、新しいバージョンに対応したデータは、古いバージョンの各機能部に認識されないため、古いバージョンの装置ではそもそも読み込まれない場合もある。また、古いバージョンの受信側装置が、本実施例のヘッダ情報を解釈せず、古いバージョンのデータ本体908および従来から付加されていたヘッダ情報等のみを認識して処理を行うことも考えられる。旧バージョンのデータにおける予備領域にヘッダ情報906、907を書き込む場合などである。
以上は、新しいバージョンの送信側装置901がデータを送信する場合について説明したが、古いバージョンの送信側装置901からデータ908を送信する場合、ヘッダ情報906、907は付加されない。新しいバージョンの受信側装置909は、図示しない定義情報を備えて、ヘッダ情報906、907の無いデータは処理することを予め定義しておき、ヘッダ情報906、907のないデータ908を受信した場合には、データ処理方法判定処理部911が古いバージョンのデータ908であると判断して、受信したデータ908に対し処理を行うと決定し、アプリケーションソフトウェア901は古いバージョンのデータ908に対する処理を実行する。
以上により、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアを備える情報処理装置と、古いバージョンのアプリケーションソフトウェアを備える情報処理装置が混在するネットワークにおいて、情報処理装置の間でのデータの遣り取りを実現しながら、新しいバージョンの受信側装置のデータの2重受信を回避することにより、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアと古いバージョンのアプリケーションソフトウェアの共存稼動を可能とする。
鉄道運行管理システムの別の例について説明する。
実施例5の例では、システムに含まれる情報処理装置それぞれが、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアか古いバージョンのアプリケーションソフトウェアのいずれかを備えていることを想定していた。しかし鉄道運行管理システムでは、各駅の情報処理装置にダイヤ情報を配信するサーバなど、ひとつの情報処理装置の上で、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアと古いバージョンのアプリケーションソフトウェアの両方が並列稼動する場合がある。
各駅の情報処理装置側に、新しい情報処理装置およびアプリケーションソフトウェアと古い情報処理装置およびアプリケーションソフトウェアが混在する状況において、上記のサーバと各情報処理装置の間でのデータの遣り取りを実現する例について説明する。
図11は、本実施例におけるシステム構成の例である。図9との違いは、データ送信元の情報処理装置1101が、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェア1103と古いバージョンのアプリケーションソフトウェア1102と、新旧のアプリケーションの動作(データ生成)状況を監視するアプリケーションソフトウェア動作状況監視部1104とを備える点である。
動作状況監視部1104が新旧両方のアプリケーションの動作状況を監視しており、ヘッダ情報作成・添付処理部1105は、データ1109自体のバージョンを示すヘッダ情報1107に加えて、動作状況監視部1104の監視の結果に基づき、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェア1103と古いバージョンのソフトウェア1102のの動作状況を示すヘッダ情報1108を付加する。
例えば、新旧両方のアプリケーションソフトウェアが正常稼動しているときは“11”、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアのみが正常稼動しているときは“10”、古いバージョンのアプリケーションソフトウェアのみが正常稼動しているときは“01”というヘッダ情報1108を送信するデータ1109に付加し、さらにデータ自体が新しいバージョンに対応したものか古いバージョンに対応したものか示すヘッダ情報1107を送信するデータ1109に付加する。
古いバージョンのアプリケーションソフトウェアを備える受信側装置は、古いバージョンに対応するデータ1109自体がを受信した場合に、データ1109に対し処理を行う。ここでのデータ取捨は、例えば実施例5における処理に準じる。
新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアを備える受信側装置は、受信したデータ1106に付加された、新旧アプリケーションソフトウェアの動作状況を示すヘッダ情報1108が“11”の場合は、ヘッダ情報1107に基づき、受信したデータ1109自体が新しいバージョンに対応している場合は受信したデータ1109に処理を行い、受信したデータ1109自体が古いバージョンに対応している場合は受信したデータ1106を破棄する。
新旧アプリケーションソフトウェアの動作状況を示すヘッダ情報1108が“01”の場合は、ヘッダ情報1107に基づき、受信したデータ1109自体が古いバージョンに対応したものであっても処理を行う。この場合、送信側装置1101の新しいバージョンのアプリケーションソフトウェア1103は何らかの理由で停止しているため、新しいバージョンに対応したデータは送信されないが、受信側装置がそれについて認識することはなく、またその必要もない。
これにより、例えば故障、メンテナンス、およびバージョンアップ作業などのために送信側装置1101の新バージョンのアプリケーション1103が停止している場合には、受信側装置は旧バージョンのデータを破棄することなく、当該データに係る処理を行うことができ、送信側装置1101の両アプリケーションの動作状況に対応した、適切な情報処理を行うことが可能となる。
複数種別の情報処理装置が混在するネットワークシステムで、かつ、それらが複数のネットワークに跨って構成されている例について説明する。
システムの構成例は、図1と同様である。データの付加情報はヘッダ情報である。
複数のネットワークの間は、ゲートウェイ装置116によって連結される。ネットワーク負荷の観点から、各ネットワークに不要なデータが流通するのは好ましくなく、データの流通をゲートウェイ装置において制御することが必要となる。その一方で、ゲートウェイ装置は、ネットワーク群全体に対するデータ流通のボトルネックとなることが多いため、ゲートウェイ装置で行う処理は少なければ少ないほど好ましい。
そこで、ゲートウェイ装置でのデータのフィルタリング判定、すなわち、データを隣のネットワークにブリッジして送信するかどうかの判定を、例えば以下のように行う。
送信側装置102において、データ106に、データの属性を表すヘッダ情報105を付加する。個々のゲートウェイ装置116においては、各属性に対してフィルタリングを行うか否かの判定基準を、図示しない定義情報によって予め個別に定義しておく。
図12は、ゲートウェイ装置116における処理の流れの例である。
送信側装置102より送信されたデータ104を、ゲートウェイ装置が検出したとき、まずゲートウェイ装置116の付加情報抽出・解釈処理部118がデータ104のヘッダ情報105を読み込んで(ステップ1201)、ヘッダ情報105を解釈し(ステップ1202)、データ処理方法判定処理部117が、自身の判定基準と照らしてデータ104をフィルタリングするか否かを判定し(ステップ1203)、判定の結果、フィルタリングしないと決定した場合は、データ送信処理部119が隣のネットワークにこのデータを送信し(ステップ1205)、フィルタリングすると決定した場合には、CPUが受信したデータ104をメモリより破棄する(1204)。
これにより、各ゲートウェイ装置116では、データ104のヘッダ情報105の判別によって、データ本体106を解析しなくてもデータ104をフィルタリングするか否かを判定することができる。
また、個々のゲートウェイ装置116において、ヘッダ情報のうち判定時にチェックする部分が異なるようにしておけば、各ゲートウェイ装置116ではその部分のみの読み込みと判定だけでデータをフィルタリングするかどうかの判定を行える。
例えば、ヘッダ情報をバイナリ型にし、各ゲートウェイ装置毎に、判定時に参照するビットを図示しない定義情報により予め設定しておいた上で、送信側装置102で、それぞれのビットに対して、フィルタすることを表す“1”もしくはフィルタしないことを表す“0”を記述し、各ゲートウェイ装置116では、自身が対応する1ビットのみを読み込んで、その値が“1”か“0”かだけに基づいて、データをフィルタリングするか否かを判定する。
これにより、ゲートウェイ装置116でのフィルタリング判定における処理負荷がさらに小さくなることが期待できる。また、ヘッダ情報105の記述のみによって、データ送信側装置102が、どのゲートウェイ装置116を通し、どのゲートウェイ装置116は通さないか、すなわち、どのネットワークまではデータを送信し、どのネットワークまではデータを流さないかというデータ104の送信範囲を容易に制御可能となる。
前述の鉄道運行管理システムにおいて、システムが複数ネットワークによって構成される例について述べる。
システム構成の例は図1と同様である。データの付加情報はヘッダ情報である。
実施例5で説明したように、システムの刷新が行われていく中で、新しいバージョンの情報処理装置と古いバージョンの情報処理装置が混在運用されるとともに、ネットワーク装置自体も新しいバージョンのものと古いバージョンのものを混在運用することがある。
構成としては、古いバージョンのシステムは、情報処理装置もネットワークもそのまま残した上で、これにゲートウェイ装置を介して、新しい情報処理装置群と新しいネットワーク装置からなる新しいシステムを連結する形を取るため、新しい情報処理装置と古い情報処理装置の間のデータの遣り取りは、基本的にゲートウェイ装置を跨いで行われることになる。
ネットワークにブロードキャスト送信する場合など、受信側が新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアか、古いバージョンのアプリケーションソフトウェアかを特定困難な場合、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェア902が生成したデータを送信する際に、送信側装置が、1つのデータ送信処理に対して、新しいバージョンに対応したデータと、古いバージョンに対応したデータの両方を送信することになる。
新しい情報処理装置群と新しいネットワーク装置からなる新しい情報処理システム同士を連結する場合には、ゲートウェイ装置116は新旧両方のバージョンのデータを問題なく中継するが、古いネットワークは通信帯域等の性能面で劣り性能上の制約が大きいことが多いため、流通することになるデータは可能な限り少ないほうが好ましい。
そこで、ヘッダ情報を利用したゲートウェイ装置でのデータのフィルタリングによって、古いバージョンの情報処理装置しか存在しない古いネットワークシステムでのデータの流通を抑制する。具体的には、送信側装置102が、新しいバージョンに対応したデータに、そのことを示すヘッダ情報105を付加する。
図13は、ゲートウェイ装置116における処理の流れの例である。
ゲートウェイ装置116では、受信したデータ104のヘッダ情報105を読み込み(ステップ1301)、ヘッダ情報105を参照して(ステップ1302)、データの処理を判定し(ステップ1303)、受信したデータ106が新しいバージョンに対応したデータの場合はフィルタリングして古いネットワークには流さず(ステップ1304)、それ以外のデータはフィルタリングせずに古いネットワークにブリッジして流す(ステップ1305)。
これにより、古いネットワーク内を流通するデータの量は、新しいシステムが連結される前と同程度に抑えられるとともに、そのためのフィルタリングに要するゲートウェイ装置116でのフィルタリング判定処理も、データの解析等を行わずにヘッダ情報のチェックにより実現するため、ゲートウェイ装置116の処理負荷も最小限に抑えられることが期待できる。
大規模な鉄道運行管理システムのような、複数線区のネットワークを含んで構成されるシステムにおいて、いたずらにネットワークを流通するデータが増えないようにするために、データ毎に、どの線区まで流すかを設定する例について説明する。
鉄道運行管理システムにおいて、線区と呼ばれる路線毎にシステムが構成されており、それらを連結して全体の運行管理システムが構成されている場合がある。このようなシステムでは、列車の運行自体は各線区毎での管理を基本単位とするが、線区を跨って運行する列車も存在するため、線区を跨った情報処理装置間でのデータの遣り取りも発生する。
ネットワーク的にすべての線区が連結されている場合、特にブロードキャスト送信によるデータ送信においては、送信されたデータはすべての線区のすべての情報処理装置に向けて発信されることとなり、全線区のネットワーク負荷を増大させる要因となる。
これを解決するため、ゲートウェイ装置においてデータのフィルタリング判定を以下のように行う。
送信側装置およびゲートウェイ装置の構成例は、図1と同様である。データの付加情報はヘッダ情報である。
送信側装置102において、送信するデータ106に、そのデータの送信範囲を定義したヘッダ情報105を付加する。各ゲートウェイ装置116では、このヘッダ情報を参照して、隣のネットワークにこのデータを流すか、それともデータをフィルタして破棄するかを決定する。
例として、図14に示すような、1406、1407、1408の3つのゲートウェイ装置によって連結された4つのネットワークシステム1402、1403、1404、1405があり、ネットワークシステム1402と1403の間にゲートウェイ装置1406が、ネットワークシステム1403と1404の間にゲートウェイ装置1407が、ネットワークシステム1404と1405の間にゲートウェイ装置1408が設置されているシステムの場合について述べる。
例えば、ヘッダ情報をバイナリ型であって、ゲートウェイ装置1406、1407、1408にそれぞれ対応する3ビットの情報で構成されており、ビットの記述が“1”の場合はデータをフィルタリングし、“0”の場合はフィルタリングせずに隣のネットワークに流すものと、図示しない定義情報によって定義されている。各ゲートウェイ装置は、自身に対応するビットの位置を、図示しない定義情報によって予め把握している。
ネットワークシステム1402に存在する情報処理装置がヘッダ情報“001”を付加したデータを送信したとき、まずゲートウェイ装置1406ではこのヘッダ情報を参照して、自身に対応する1ビット目が“0”であることを確認して、ネットワークシステム1403にこのデータをブリッジする。同様に、ゲートウェイ装置1407では、ヘッダ情報を参照して、自身に対応する2ビット目が“0”であることを確認して、ネットワークシステム1404にこのデータをブリッジする。
ゲートウェイ装置1408では、ヘッダ情報を参照して、自身に対応する3ビット目が“1”であることを確認して、ネットワークシステム1405にこのデータを流さずに破棄する。
このように、データ本体106の解析を行わずヘッダ情報105の一部を参照することによって、個々のゲートウェイ装置116がデータをブリッジするかフィルタリングするかを判定することで、ゲートウェイ装置でのデータのフィルタリング判定処理に掛かる処理負荷を最小限度にしながら、不必要に各ネットワークの負荷が増大することを抑制することが可能となり、かつ、これをデータ送信側で制御することが可能となる。
なお、実施例8と組み合わせ、送信範囲とデータの新旧の種別の両方を示すヘッダ情報105を利用することとしてもよい。
また、ゲートウェイ装置116で行う処理を、フィルタリングの判定だけに留めず、例えば、データ106のプロトコルや様式の変換についての指定をヘッダ情報105に記述し、これに基づいて、各ゲートウェイ装置116において、データをブリッジするときのデータの変換方法を指定しても良い。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、実施例5、6、8、9において鉄道運行管理システムの例を説明したが、これらの実施形態は、システムの構成によって、ダイヤ管理を行う装置から、ダイヤ情報を各駅の情報処理装置に配信する場合の他、たとえば各駅の情報処理装置間で列車の在線情報などの運行情報を送受信する場合、複数の線区を中央で集中管理する情報処理装置などが、各線区ごとに配置された情報管理装置からダイヤ情報や運行情報などを収集する場合、各線区の情報管理装置が、各駅に設置された情報端末に運行情報などを配信する場合、また、鉄道の保守作業を計画管理する装置が、各駅の情報処理装置に保守作業に関する情報を配信する場合などにおいても適用が可能である。
各駅の情報処理装置の例としては、送信側及び受信側装置として、ダイヤ情報、保守作業情報などを受信し、受信した情報に従って列車の進路制御を行う自動進路制御装置が、また受信側装置として、情報管理装置より列車の行き先や編成などを含む旅客案内情報を受信し、乗客に情報提供を行う旅客案内装置などが挙げられる。 また、例えば、ダイヤ管理装置が、予測ダイヤおよび実施ダイヤなどダイヤ情報を、線区内のネットワークにブロードキャストし、各駅の情報処理装置、例えば自動進路制御装置などがダイヤ情報を受信する場合において、ダイヤ管理装置のアプリケーションは、配信するダイヤ情報を生成し、受信側の自動進路制御装置のアプリケーションが受信したデータに対して行う処理は、受信したダイヤ情報を基に、列車が運行可能なように信号機や転てつ機の制御処理を演算し実行することなどに当たる。
なお、本発明は記載した実施例に限定されるものではなく、例えば受信側情報処理装置に関する実施形態とゲートウェイ装置の実施形態を組み合わせるなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
101:ネットワーク、102:情報処理装置、103:アプリケーションソフトウェア、104:データ、105:付加情報、106:データ本体、107:付加情報作成・添付処理部、108:データ送信処理部、109:付加情報定義DB、110:情報処理装置、112:データ処理方法判定処理部、113:付加情報抽出・解釈処理部、114:データ受信処理部、115:ネットワーク、116:ゲートウェイ装置

Claims (18)

  1. 送信側装置がネットワークを介して受信側装置に情報の送信を行う情報処理システムであって、
    前記送信側装置は、第1種別の情報および、前記第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能であり、
    前記受信側装置は、前記第1種別の情報および前記第2種別の情報を処理可能であり、
    前記送信側装置は、送信する情報に、前記送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す付加情報を付加して、配信情報として送信し、
    前記受信側装置が、
    前記送信側装置より前記配信情報を受信し、
    受信した前記配信情報に含まれる前記付加情報を参照し、
    前記参照の結果、受信した前記配信情報に対応する前記他方の種別の情報が別途送信されていないと判断した場合は、受信した前記配信情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記送信側装置は、前記送信する情報に、前記送信する情報の種別を示す別の付加情報をさらに付加して前記配信情報として送信し、
    前記受信側装置は、
    前記参照の結果、受信した前記配信情報に対応する前記他方の種別の情報が別途送信されていると判断した場合は、前記別の付加情報を参照し、
    前記別の付加情報を参照した結果、前記配信情報が前記第1種別の情報であると判断した場合は、受信した前記配信情報に対して処理を行い、前記配信情報が前記第2種別の情報であると判断した場合は、受信した前記配信情報を破棄することを特徴とする情報処理システム。
  3. ネットワークを介して、他の装置に情報を送信する情報処理装置であって、
    第1種別の情報および、第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能な情報送信部を備え、
    前記情報送信部は、送信する情報に、前記送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す付加情報を付加して送信することを特徴とする情報処理装置。
  4. ネットワークを介して、他の装置より情報を受信する情報処理装置であって、
    第1種別の情報および、前記第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能である前記他の装置より情報を受信する情報受信部と、
    前記第1種別の情報および前記第2種別の情報を処理可能であって、前記情報受信部が前記他の装置より受信した情報に含まれる、前記受信した情報に対応する他方の種別の情報が別途送信されているかどうかを示す付加情報を参照し、前記参照の結果、前記受信した情報に対応する前記他方の種別の情報が別途送信されていないと判断した場合は、前記受信した情報に対して処理を行う情報処理部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記情報処理部は、
    前記付加情報を参照した結果、前記受信した情報に対応する前記他方の種別の情報が別途送信されていると判断した場合は、前記受信した情報に含まれる、前記受信した情報の種別を示す別の付加情報を参照し、
    前記別の付加情報を参照した結果、前記受信した情報が前記第1種別の情報であると判断した場合は、前記受信した情報に対して処理を行い、前記受信した情報が前記第2種別の情報であると判断した場合は、前記受信した情報を破棄することを特徴とする情報処理装置。
  6. 送信側装置がネットワークを介して複数の受信側装置に情報の送信を行う情報処理システムであって、
    前記複数の受信側装置は、第1種別および第2種別の情報を処理可能な第1の受信側装置と、前記第2種別の情報を処理可能な第2の受信側装置を含み、
    前記送信側装置は、前記第1種別の情報および、前記第1種別の情報に対応する前記第2種別の情報を送信可能であり、
    前記送信側装置は、送信する情報に、当該情報の種別を示す第1の付加情報と、前記送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す第2の付加情報と、を付加して配信情報として送信し、
    前記第1の受信側装置が、
    前記送信側装置より前記配信情報を受信し、
    受信した前記配信情報に含まれる、前記第1および第2の付加情報に基づき、受信した前記配信情報に対して処理を行い、
    前記第2の受信側装置が、
    前記送信側装置より前記配信情報を受信し、
    受信した前記配信情報が前記第2種別の情報である場合に、受信した前記配信情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムであって、
    前記第1の受信側装置は、
    前記送信側装置より前記配信情報を受信する情報受信部と、
    前記第1および第2の付加情報に基づき、受信した前記配信情報に対して所定の処理を行う情報処理部とを備え、
    前記情報処理部は、
    前記第1の付加情報を参照した結果、受信した前記配信情報が前記第1種別の情報であると判断した場合は、受信した前記配信情報に対して処理を行い、
    前記第1の付加情報を参照した結果、受信した前記配信情報が前記第2種別の情報であると判断した場合は、前記第2の付加情報を参照し、
    前記第2の付加情報を参照した結果、受信した前記配信情報に対応する前記第1種別の情報が別途送信されていると判断した場合は、受信した前記配信情報を破棄し、
    前記第2の付加情報を参照した結果、受信した前記配信情報に対応する前記第1種別の情報が送信されていないと判断した場合は、受信した前記配信情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項6または7に記載の情報処理システムであって、
    前記送信側装置は、
    前記第1種別の情報および、前記第1種別の情報に対応する前記第2種別の情報を送信可能な情報送信部と、
    前記第1種別の情報を生成する第1の生成部と、
    前記第2種別の情報を生成する第2の生成部と、
    前記第1および第2の生成部の動作状況を監視する監視部とを備え、
    前記情報送信部が、前記監視部の監視結果に基づき、前記第2の付加情報を生成し、送信する情報に付加することを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項6ないし8のいずれか1つに記載の情報処理システムであって、
    第1種別の情報を送信不可能でありかつ第2種別の情報を送信可能である、前記送信側装置とは異なる他の送信側装置を備え、
    前記他の送信側装置は、前記第1および第2の付加情報を付加せずに前記第2種別の情報を配信情報として送信し、
    前記第1の受信側装置は、
    受信した前記配信情報が第2種別の情報であって、前記第1および第2の付加情報が含まれていない場合には、前記配信情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項6ないし9のいずれか1つに記載の情報処理システムと、他の情報処理システムとがゲートウェイ装置を介して接続されたシステムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記送信側装置より受信した前記配信情報を前記他の情報処理システムに中継するかどうかを決定する中継判定部と、
    前記決定に基づき、受信した前記配信情報を中継する情報中継部と、を備え、
    前記中継判定部は、
    前記他の情報処理システムが前記第2の受信側装置を含み、かつ前記第1の受信側装置を含まない場合は、
    受信した前記配信情報の種別を、前記配信情報に含まれる前記第1の付加情報に基づいて判断し、受信した前記配信情報が、前記第2種別の情報であると判断した場合は、受信した前記配信情報を前記他の情報処理システムに中継し、前記第1種別の情報であると判断した場合は中継しないと決定することを特徴とするシステム。
  11. 請求項10に記載のシステムであって、
    前記ゲートウェイ装置の中継判定部は、
    前記他の情報処理システムが前記第1の受信側装置を含む場合は、前記第1種別の情報および前記第2種別の情報を前記他の情報処理システムに中継すると決定することを特徴とするシステム。
  12. 請求項6ないし9のいずれか1つに記載の情報処理システムと、他の複数の情報処理システムとがゲートウェイ装置を介して接続されたシステムであって、
    前記送信側装置は、送信する情報に、送信範囲を指定する第3の付加情報をさらに付加して前記配信情報として送信し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記送信側装置より受信した前記配信情報を前記他の情報処理システムに中継するかどうかを決定する中継判定部と、
    前記決定に基づき、受信した前記配信情報を中継する情報中継部と、を備え、
    前記中継判定部は、
    前記第3の付加情報を参照して、受信した前記配信情報を中継するかどうかを決定することを特徴とするシステム。
  13. ネットワークを介して、他の装置に情報を送信する情報処理装置であって、
    第1種別の情報および、前記第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能な情報送信部を備え、
    前記情報送信部は、送信する情報に、当該情報の種別を示す第1の付加情報と、前記送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す第2の付加情報と、を付加して送信することを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項13に記載の情報処理装置であって、
    前記第1種別の情報を生成する第1の生成部と、
    前記第2種別の情報を生成する第2の生成部と、
    前記第1および第2の生成部の動作状況を監視する監視部と、を備え、
    前記情報送信部が、前記監視部の監視結果に基づき、前記第2の付加情報を生成し、送信する情報に付加することを特徴とする情報処理装置。
  15. ネットワークを介して、他の装置より情報を受信する情報処理装置であって、
    前記情報を受信する情報受信部と、
    第1種別の情報および第2種別の情報を処理可能であって、前記情報受信部が他の装置より受信した情報に含まれる、情報の種別を示す第1の付加情報と、前記受信した情報に対応する他方の種別の情報が別途送信されているかどうかを示す第2の付加情報とに基づき、前記受信した情報に対する処理を行う情報処理部と、
    を備え、
    前記情報処理部は、
    前記第1の付加情報を参照した結果、前記受信した情報が前記第1種別の情報であると判断した場合は、前記受信した情報に対して処理を行い、
    前記第1の付加情報を参照した結果、前記受信した情報が前記第2種別の情報であると判断した場合は、前記第2の付加情報を参照し、
    前記第2の付加情報を参照した結果、前記受信した情報に対応する前記第1種別の情報が別途送信されていると判断した場合は、前記受信した情報を破棄し、
    前記第2の付加情報を参照した結果、前記受信した情報に対応する前記第1種別の情報が送信されていないと判断した場合は、前記受信した情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  16. 請求項15に記載の前記情報処理装置であって、
    前記情報処理部は、
    前記受信した情報が第2種別の情報であって、前記第1および第2の付加情報が含まれていないと判断した場合には、前記受信した情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  17. 送信側装置がネットワークを介して複数の受信側装置に情報の送信を行う情報処理方法であって、
    前記複数の受信側装置は、第1種別および第2種別の情報を処理可能な第1の受信側装置と、第2種別の情報を処理可能な第2の受信側装置を含み、
    前記送信側装置は、前記第1種別の情報および、前記第1種別の情報に対応する前記第2種別の情報を送信可能であり、
    前記送信側装置は、送信する情報に、当該情報の種別を示す第1の付加情報と、前記送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す第2の付加情報と、を付加して配信情報として送信し、
    前記第1の受信側装置が、
    前記送信側装置より前記配信情報を受信し、
    受信した前記配信情報に付加された、前記第1および第2の付加情報に基づき、受信した前記配信情報に対して処理を行い、
    前記第2の受信側装置が、
    前記送信側装置より前記配信情報を受信し、
    受信した前記配信情報が前記第2種別の情報である場合に、受信した前記配信情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理方法。
  18. 送信側装置がネットワークを介して受信側装置に情報の送信を行う情報処理方法であって、
    前記送信側装置は、第1種別の情報および、前記第1種別の情報に対応する第2種別の情報を送信可能であり、
    前記受信側装置は、前記第1種別の情報および前記第2種別の情報を処理可能であり、
    前記送信側装置は、送信する情報に、前記送信する情報に対応する他方の種別の情報を別途送信しているかどうかを示す付加情報を付加して、配信情報として送信し、
    前記受信側装置が、
    前記送信側装置より前記配信情報を受信し、
    受信した前記配信情報に含まれる前記付加情報を参照し、
    前記参照の結果、受信した前記配信情報に対応する、前記他方の種別の情報が別途送信されていないと判断した場合は、受信した前記配信情報に対して処理を行うことを特徴とする情報処理方法。
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