JP2011090633A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザに対してウェブデータを効率よく提示する技術を提供する。
【解決手段】データ取得部104は、ウェブサーバからウェブデータを取得する。書式保持部112は、ページの構成書式データを保持する。ページ再構成部110は、取得されたウェブデータを構成書式データにしたがって配置したページデータを生成する。階層データ生成部120は、生成されたページデータからページ画像を生成し、生成したページ画像を用いて、複数の解像度のページ画像を階層化した階層データを生成する。
【選択図】図5
【解決手段】データ取得部104は、ウェブサーバからウェブデータを取得する。書式保持部112は、ページの構成書式データを保持する。ページ再構成部110は、取得されたウェブデータを構成書式データにしたがって配置したページデータを生成する。階層データ生成部120は、生成されたページデータからページ画像を生成し、生成したページ画像を用いて、複数の解像度のページ画像を階層化した階層データを生成する。
【選択図】図5
Description
本発明は、情報提供サーバからウェブデータなどの提供データを取得して、端末装置のディスプレイに表示させるページ画像を生成する情報処理技術に関する。
ゲームプログラムを実行するだけでなく、動画を再生できる家庭用エンタテインメントシステムが提案されている。この家庭用エンタテインメントシステムでは、GPUがポリゴンを用いた三次元画像を生成する(例えば特許文献1参照)。
従来より、高精細な写真などのディジタル画像から生成された複数の解像度のタイル画像を用いて、表示画像の拡大/縮小処理や、上下左右方向の移動処理を行う技術が提案されている。この画像処理技術では、原画像サイズを複数段階に縮小して異なる解像度の画像を生成し、各階層の画像を一又は複数のタイル画像に分割して、原画像を階層構造で表現する。通常、最も解像度の低い画像は1つのタイル画像で構成され、最も解像度の高い原画像は、最も多い数のタイル画像で構成される。画像処理装置は、表示画像の拡大処理または縮小処理時に、使用しているタイル画像を、異なる階層のタイル画像に切り替えることで、拡大表示または縮小表示を迅速に行うようにしている。
ウェブサーバが提供するウェブページは、パーソナルコンピュータや携帯端末装置などのディスプレイに表示されるため、そのレイアウトは、ディスプレイ上で縦スクロール操作されることを前提にデザインされている。ウェブサイトでは、ウェブページ間にハイパーリンクが設定され、リンク先にジャンプすることで、ページの切替が行われるようになっている。
ウェブサイトでは、トップページに全体のメニューを表示して、サイトの構成をユーザに示す工夫が施されるが、それでも、ユーザにサイトの全体像を提供するまでには至っていない。また、ハイパーリンクにより、リンク先にジャンプすることで新たな情報がユーザに提示されるが、ページが完全に切り替わるために情報の連続性が途切れ、ユーザは、その切替前と切替先の情報の関係を把握しにくいという実情もある。そこで、サイトの全体像や、情報間の関係を把握しやすいページをユーザに提供することが望まれる。
またウェブサーバにより提供されるデータのみならず、他の情報提供サーバにより提供されるデータも、情報間の関係を把握しやすいページでユーザに提供することが望まれている。なお、ウェブ検索の結果などをユーザが見やすいように提供することも望まれている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザに対して情報提供サーバから提供されるデータを効率よく提示する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の情報処理装置は、情報提供サーバに接続する情報処理装置であって、情報提供サーバから、提供データを取得するデータ取得部と、ページの構成書式データを保持する書式保持部と、データ取得部にて取得された提供データを、書式保持部に保持された構成書式データにしたがって配置したページデータを生成する再構成部と、生成されたページデータからページ画像を生成し、生成したページ画像を用いて、複数の解像度のページ画像を階層化した階層データを生成する階層データ生成部とを備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを記録した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によると、ユーザに対して情報提供サーバから提供されるデータを効率よく提示する技術を実現することが可能となる。
図1は、本発明の実施例にかかる情報処理システム1を示す。情報処理システム1は、入力装置20と、画像処理ソフトウェアを実行する情報処理装置10と、情報処理装置10による処理結果を出力する表示装置12とを備える。表示装置12は、画像を出力するディスプレイおよび音声を出力するスピーカを有するテレビであってよい。また表示装置12は、コンピュータディスプレイであってもよい。表示装置12は、情報処理装置10に有線ケーブルで接続されてよく、また無線LAN(Local Area Network)などにより無線接続されてもよい。なお情報処理装置10、入力装置20および表示装置12は、一体に形成されてもよく、たとえば画像処理機能を搭載した携帯端末装置として構成されてもよい。
情報処理システム1において、情報処理装置10は、ケーブル14でルータ15に接続される。ルータ15は、インターネットなどの外部のネットワーク16に接続する。ネットワーク16には、ウェブページを提供するウェブサーバ17a、17b(以下、総称する場合には、「ウェブサーバ17」と呼ぶ)と、画像データ生成サーバ18が接続される。これにより情報処理装置10は、ネットワーク16を介してウェブサーバ17および画像データ生成サーバ18に接続する。なおウェブサーバ17は、ワールドワイドウェブ(WWW)に接続した情報提供サーバの一例である。情報提供サーバは、イントラネットを介して情報処理装置10に接続してもよく、またネットワークを介さずに情報処理装置10に接続してもよい。
情報処理装置10は、たとえばゲーム装置であって、画像処理用のアプリケーションプログラムをロードすることで画像処理機能を実現する。なお情報処理装置10は、パーソナルコンピュータであってもよく、画像処理用のアプリケーションプログラムをロードすることで画像処理機能を実現してもよい。
情報処理装置10は、情報提供サーバが提供するデータ(以下、「提供データ」と呼ぶ)を収集する。情報処理装置10は、単一の情報提供サーバから提供データを収集してもよく、また複数の情報提供サーバから提供データを収集してもよい。以下の実施例では、情報提供サーバが、インターネットに接続するウェブサーバ17であるものとする。
情報処理装置10は、ウェブサーバ17からウェブデータを収集する。情報処理装置10は、単一のウェブサーバ17が提供するウェブサイトからウェブデータを収集してもよく、また複数のウェブサイトからウェブデータを収集してもよい。情報処理装置10は、収集したウェブデータを利用して、表示装置12に表示するためのページ画像を生成する。情報処理装置10は、生成したページ画像を、複数段階に縮小して異なる解像度のページ画像を生成し、複数の解像度のページ画像を階層化した階層データを生成する。
情報処理装置10は、生成した階層データを利用して、表示装置12のディスプレイに画像を表示する。ユーザが、ディスプレイに表示された画像を見ながら入力装置20を操作すると、入力装置20が、表示画像の変更指示信号を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、ユーザから入力装置20に入力される要求に応じて、表示装置12のディスプレイに表示する画像の拡大/縮小処理や、上下左右方向への移動処理など、表示画像を変更する処理を行う。
なお情報処理システム1において、画像データ生成サーバ18が、ウェブサーバ17などの情報提供サーバから提供データを収集して階層データを生成する情報処理装置として機能してもよい。このとき、情報処理装置10は、画像データ生成サーバ18で生成された階層データをネットワーク16経由で取得して、表示装置12のディスプレイに画像を表示し、変更指示信号に応じて画像の拡大/縮小処理や上下左右方向への移動処理を行ってもよい。このとき情報処理装置10は、画像データ生成サーバ18から階層データの全てを取得してもよく、また、表示画像の生成に必要な階層データだけを取得してもよい。
図2は、入力装置20の外観構成を示す。入力装置20は、ユーザが操作可能な操作手段として、十字キー21、アナログスティック27a、27bと、4種の操作ボタン26を備える。4種の操作ボタン26は、○ボタン22、×ボタン23、□ボタン24および△ボタン25から構成される。
情報処理システム1において、情報処理装置10が、自ら階層データを生成した後は、または画像データ生成サーバ18から階層データを取得した後は、入力装置20の操作手段に、表示画像の拡大/縮小指示、および上下左右方向へのスクロール指示(以下、まとめて「画像変更指示信号」とよぶ)を入力するための機能が割り当てられる。たとえば、表示画像の拡大/縮小指示の入力機能は、右側のアナログスティック27bに割り当てられる。ユーザはアナログスティック27bを手前に引くことで、表示画像の縮小指示を入力でき、また手前から押すことで、表示画像の拡大指示を入力できる。また、表示画像のスクロール指示の入力機能は、左側のアナログスティック27aに割り当てられる。ユーザはアナログスティック27aを上下左右に倒すことで、倒した方向のスクロール指示を入力できる。このようにアナログスティック27a、27bは、表示画像を連続的にスクロールさせ、また連続的に拡大/縮小するために用いられる。
入力装置20は、入力された画像変更指示信号を情報処理装置10に伝送する機能をもち、本実施例では情報処理装置10との間で無線通信可能に構成される。入力装置20と情報処理装置10は、Bluetooth(ブルートゥース)(登録商標)プロトコルやIEEE802.11プロトコルなどを用いて無線接続を確立してもよい。なお入力装置20は、情報処理装置10とケーブルを介して接続して、画像変更指示信号を情報処理装置10に伝送してもよい。
図3は、情報処理システム1において使用する画像データの階層構造を示す。情報処理装置10は、この画像データを、表示画像の生成に利用する。画像データは、深さ(Z軸)方向に、第0階層30、第1階層32、第2階層34および第3階層36を含む階層構造を有し、以下、この階層構造をもつ画像データを「階層データ」とよぶ。なお第4階層以上の高階層があってもよい。図3に示す階層データ28は4分木の階層構造を有し、各階層は、1以上のタイル画像38で構成される。すべてのタイル画像38は同じ画素数をもつ同一サイズに形成され、たとえば256×256画素を有する。各階層の画像データは、一つの画像を異なる解像度で表現しており、最高解像度をもつ第3階層36の原画像を複数段階に縮小して、第2階層34、第1階層32、第0階層30の画像データが生成される。たとえば第N階層の解像度(Nは0以上の整数)は、左右(X軸)方向、上下(Y軸)方向ともに、第(N+1)階層の解像度の1/2であってよい。
図3に示す階層データにおいて、深さ(Z軸)方向における位置は、解像度を示し、第0階層30に近い位置ほど解像度が低く、第3階層36に近い位置ほど解像度は高い。ディスプレイに表示される画像の大きさに注目すると、深さ方向における位置は、縮尺率に対応し、第3階層36の表示画像の縮尺率を1とすると、第2階層34における縮尺率は1/4、第1階層32における縮尺率は1/16となり、第0階層30における縮尺率は1/64となる。したがって深さ方向において、表示画像が第0階層30側から第3階層36側へ向かう方向に変化する場合、表示画像は拡大していき、第3階層36側から第0階層30側へ向かう方向に変化する場合は、表示画像は縮小していく。
情報処理装置10において、階層データ28は、所定の圧縮形式で圧縮された状態で記憶装置に保持されており、ディスプレイに表示される前に記憶装置から読み出されてデコードされる。階層データにおいて、圧縮処理は、タイル画像単位に行われていてもよく、また同一階層内または異なる階層間において複数のタイル画像単位に行われていてもよい。
階層データ28の階層構造は、図3に示すように、左右方向をX軸、上下方向をY軸、深さ方向をZ軸として設定され、仮想的な3次元空間を構築する。この階層構造において、X軸およびY軸は、原点を等しくする共通の座標系を定義する。情報処理装置10は、入力装置20から供給される画像変更指示信号から表示画像の変更量を導出すると、その変更量を用いて、階層を特定する情報と、その階層におけるテクスチャ座標(UV座標)を導出する。この階層特定情報およびテクスチャ座標の組み合わせを、空間座標と呼ぶ。仮想空間における空間座標は、表示画像の生成処理に利用される。なお情報処理装置10は、表示画像の変更量を用いて仮想空間におけるフレーム画像の4隅の座標を導出してもよい。この4隅のフレーム座標も、空間座標と呼ぶ。また情報処理装置10は、仮想空間におけるフレーム画像の中心座標(X,Y)と縮尺率SCALEを導出してもよい。
たとえばユーザからの画像変更指示が、階層データ28の階層構造において、仮想的なカメラを移動させる要求であると考えるならば、フレーム画像の中心座標と縮尺率情報との組み合わせ(X,Y,SCALE)を、仮想カメラ画像座標と呼んでもよい。以下では、説明の便宜上、(X,Y,SCALE)を仮想カメラ画像座標と呼び、画像変更指示信号を、仮想空間における仮想カメラを移動させて、フレームごとに仮想カメラ画像座標(X,Y,SCALE)を特定するための信号として表現する。縮尺率SCALEは、第3階層36の表示画像の縮尺率を1としたときのフレーム画像の縮尺率として定められてよい。
図4は、情報処理装置10の構成を示している。情報処理装置10は、無線インタフェース40、スイッチ42、表示処理部44、ハードディスクドライブ50、記録媒体装着部52、ディスクドライブ54、メインメモリ60、バッファメモリ70および制御部100を有して構成される。表示処理部44は、表示装置12のディスプレイに表示するデータをバッファするフレームメモリを有する。
スイッチ42は、イーサネットスイッチ(イーサネットは登録商標)であって、外部の機器と有線または無線で接続して、データの送受信を行うデバイスである。スイッチ42は、ケーブル14経由でネットワーク16に接続し、ウェブサーバ17から階層データを生成するためのウェブデータを受信する。なお、画像データ生成サーバ18が階層データを生成している場合には、スイッチ42は、画像データ生成サーバ18から、階層データを受信する。
またスイッチ42は無線インタフェース40に接続し、無線インタフェース40は、所定の無線通信プロトコルで入力装置20と接続する。入力装置20においてユーザから入力された画像変更指示信号は、無線インタフェース40、スイッチ42を経由して、制御部100に供給される。
ハードディスクドライブ50は、データを記憶する記憶装置として機能する。スイッチ42を介して受信されたデータは、ハードディスクドライブ50に格納される。記録媒体装着部52は、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体が装着されると、リムーバブル記録媒体からデータを読み出す。ディスクドライブ54は、読み出し専用のROMディスクが装着されると、ROMディスクを駆動して認識し、データを読み出す。ROMディスクは、光ディスクや光磁気ディスクなどであってよい。
制御部100は、マルチコアCPUを備え、1つのCPUの中に1つの汎用的なプロセッサコアと、複数のシンプルなプロセッサコアを有する。汎用プロセッサコアはPPU(Power Processing Unit)と呼ばれ、残りのプロセッサコアはSPU(Synergistic-Processing Unit)と呼ばれる。
制御部100は、メインメモリ60およびバッファメモリ70に接続するメモリコントローラを備える。PPUはレジスタを有し、演算実行主体としてメインプロセッサを備えて、実行するアプリケーションにおける基本処理単位としてのタスクを各SPUに効率的に割り当てる。なお、PPU自身がタスクを実行してもよい。SPUはレジスタを有し、演算実行主体としてのサブプロセッサとローカルな記憶領域としてのローカルメモリを備える。ローカルメモリは、バッファメモリ70として使用されてもよい。
メインメモリ60およびバッファメモリ70は記憶装置であり、RAM(ランダムアクセスメモリ)として構成される。SPUは制御ユニットとして専用のDMA(Direct Memory Access)コントローラをもち、メインメモリ60とバッファメモリ70の間のデータ転送を高速に行うことができ、また表示処理部44におけるフレームメモリとバッファメモリ70の間で高速なデータ転送を実現できる。本実施例の制御部100は、複数のSPUを並列動作させることで、高速な画像処理機能を実現する。表示処理部44は、表示装置12に接続されて、ユーザからの要求に応じた画像処理結果を出力する。
図5は、階層データを生成する制御部100の構成を示す。制御部100は、データ収集部102、ページ再構成部110および階層データ生成部120を備える。データ収集部102は、データ取得部104および解析部106を有する。ハードディスクドライブ50は、収集ルール保持部108および書式保持部112を有する。収集ルール保持部108は、データ収集部102によるウェブデータの収集ルールを保持する。書式保持部112は、ページ再構成部110が再構成するページの構成書式データを保持する。
データ収集部102は、ウェブサーバ17から、収集ルール保持部108に保持された収集ルールにしたがって、ウェブデータを収集する。収集ルールには、たとえば以下のものがある。
(収集ルール1)
ウェブサイトを構成するウェブページのデータを収集する。ウェブページは、マークアップ言語で記述されてウェブブラウザで一度に表示されるデータの集まったもので、たとえばHTML(HyperText Markup Language)によるレイアウト情報、テキストデータ、ページ中に埋め込まれる画像や音声、動画などのリンク情報で構成されている。ウェブサイトは、一群のウェブページのまとまりであり、トップページ(ホームページ)とそこからリンクされた他のウェブページで構成されている。ウェブページのデータは、ウェブページに含まれるタグ情報、テキスト情報、画像情報、リンク情報などのデータを意味する。
(収集ルール1)
ウェブサイトを構成するウェブページのデータを収集する。ウェブページは、マークアップ言語で記述されてウェブブラウザで一度に表示されるデータの集まったもので、たとえばHTML(HyperText Markup Language)によるレイアウト情報、テキストデータ、ページ中に埋め込まれる画像や音声、動画などのリンク情報で構成されている。ウェブサイトは、一群のウェブページのまとまりであり、トップページ(ホームページ)とそこからリンクされた他のウェブページで構成されている。ウェブページのデータは、ウェブページに含まれるタグ情報、テキスト情報、画像情報、リンク情報などのデータを意味する。
収集ルール1は、ウェブサイトのウェブデータを収集して、ページを再構成する場合に利用される。たとえば、ニュースサイトの記事を収集して、ニュースコンテンツのカテゴリや記事見出しなどを、ウェブページとは異なるレイアウトで再配置し、ニュースサイトの全体像を示すページ画像や、カテゴリ別のページ画像を再構成する際に、収集ルール1は適用される。収集ルール1は、再構成対象となるウェブサイトごとに設定され、ウェブサイトを構成する全ウェブページを取得するように設定されていてもよく、また一部のウェブページを取得するように設定されていてもよい。
(収集ルール2)
ウェブ検索の結果となるウェブコンテンツのデータを収集する。
収集ルール2は、検索結果を示すウェブデータを収集して、検索結果の一覧性を高めたページを構成する場合に利用される。たとえばeコマースサイトにおいて、ユーザにより検索キーで絞り込まれた商品(コンテンツ)のデータを収集し、検索結果となる商品同士を容易に見比べられるように配置した一覧用ページを構成する際に、収集ルール2は適用される。このとき、絞り込まれたコンテンツの画像データが存在すれば、その画像データも収集することで、一覧用ページの有用性を高めることができる。
ウェブ検索の結果となるウェブコンテンツのデータを収集する。
収集ルール2は、検索結果を示すウェブデータを収集して、検索結果の一覧性を高めたページを構成する場合に利用される。たとえばeコマースサイトにおいて、ユーザにより検索キーで絞り込まれた商品(コンテンツ)のデータを収集し、検索結果となる商品同士を容易に見比べられるように配置した一覧用ページを構成する際に、収集ルール2は適用される。このとき、絞り込まれたコンテンツの画像データが存在すれば、その画像データも収集することで、一覧用ページの有用性を高めることができる。
収集ルールは収集ルール保持部108に保持されており、ユーザにより選択されて、データ取得部104に読み出される。以下では、データ取得部104が、収集ルール1にしたがって、ウェブデータを取得する例を説明する。なおウェブサイトごとに収集ルールが定められている場合には、ユーザにより、ウェブサイトのトップページが指定されると、そのウェブサイトに対して定められた収集ルールが収集ルール保持部108から読み出されてもよい。
図6は、ニュースサイトのトップページをウェブブラウザで表示したときの従来の画面例を示す。ウェブサイトのトップページには、図6に示すように、記事カテゴリを選択するためのタブ「主要」、「経済」、「政治」、「社会」、「スポーツ」、「国際」、「株」が設けられている。トップページでは、「主要」タブがデフォルト選択されており、「主要」にカテゴライズされた記事の見出しが表示されている。ユーザは、タブを選択することで、選択したカテゴリの記事見出しを表示するウェブページにアクセスできる仕組みとなっているが、しかしながら、このトップページからは、タブを選択しなければ、各カテゴリにどのような記事が存在するか、ユーザは分からない。そのため、図6に示す従来のトップページは、高い記事一覧性を有するとは言い難い。
したがって本実施例の情報処理装置10は、ページの一覧性を向上するべく、収集したウェブデータから、ウェブサイトのトップページ、およびトップページから遷移する各カテゴリの記事ページを再構成する。
データ取得部104は、ウェブサーバ17からウェブページを取得する。まずデータ取得部104が、トップページを取得すると、解析部106が、トップページのテキストファイルを解析する。解析部106は、たとえばHTML(HyperText Markup Language)パーサやXML(eXtensible Markup Language)パーサとして構成され、データ取得部104で取得したトップページのテキストファイルに含まれるリンク情報や画像ファイル名及びパス情報などを抽出する。解析部106は、抽出したリンク情報や画像ファイル名及びパス情報をデータ取得部104に返し、データ取得部104は、リンク情報から、リンクが張られたウェブページを取得し、また画像ファイル名及びパス情報から画像データを取得する。データ取得部104および解析部106は、この処理を繰り返すことで、最終的にウェブサイトを構成する全ウェブページのデータを収集する。収集されたウェブデータ122は、ハードディスクドライブ50に格納される。
ページ再構成部110は、書式保持部112に保持された構成書式データにしたがって収集されたウェブデータ122を再配置したページデータを生成する。ウェブサーバ17は、ウェブデータをウェブページの形式で提供するが、ページ再構成部110は、構成書式データにしたがって、ウェブページとは異なるようにウェブデータ122を再配置したページデータを生成する。生成したページデータは、その後、階層データ生成部120により画像データに変換されるため、ページデータのデータ形式は問わないが、処理を容易にするために、ウェブサイトと同じ言語で作成されてよい。構成書式データは、再構成するページの書式、ページに含ませるウェブデータの種類などを定めたデータである。構成書式データは、ウェブサイトごとに設定されている。
本実施例において構成書式データは、ニュースサイトのウェブデータを3段階のページに再配置して、各段階のページを構成するために必要なページ構成情報を含む。具体的に構成書式データは、全体俯瞰用のトップページ、概要強調表示ページ、記事詳細表示ページを作成するためのページ構成情報を含む。トップページは、ウェブサイト全体の内容を一覧表示するための一覧用ページとしての役割をもつ。また概要強調表示ページおよび記事詳細表示ページは、ウェブサイト内の個別の情報を表示するための個別情報用ページとしての役割をもつ。以下、概要強調表示ページを「概要ページ」、記事詳細表示ページを「詳細ページ」と呼ぶ。なお、概要ページと詳細ページは、実質的に同じレイアウトで記事コンテンツを配置しており、概要ページでは、詳細ページと比較して、記事タイトルが強調表示される。
図7は、構成書式データの一例を示す。ここでは、理解を容易にするために、構成書式データを表形式で表現しているが、データ形式は問わない。図7(a)は、トップページのページ構成情報を示し、図7(b)は、概要ページのページ構成情報を示し、図7(c)は、詳細ページのページ構成情報を示す。ページ構成情報は、利用データ情報、再構成カラム数、フィルタ項目、記事見出しの強調倍率、ページサイズ情報およびページ間遷移情報を含む。このうち、利用データ情報、再構成カラム数、フィルタ項目、記事見出しの強調倍率は、ページ再構成部110によりページデータを作成する際に利用される。また、ページサイズ情報およびページ間遷移情報は、階層データ生成部120により、ページデータを画像データに変換して、階層データを作成する際に利用される。
利用データ情報は、ページを構成するために使用するデータを特定する情報である。トップページの利用データ情報は、カテゴリ名、および各カテゴリに含まれる記事見出しを含む。概要ページおよび詳細ページの利用データ情報は、記事見出し、記事テキストおよび記事画像を含む。再構成カラム数は、ページの横方向に記事コンテンツを配置するカラム数を規定する。ここでは、全てのページのカラム数が4に設定されており、したがって、トップページでは、カテゴリ名および記事見出しがページ内で4列に再構成され、概要ページ、詳細ページでは、記事見出しや記事テキストなどがページ内で4列に再構成される。
フィルタ項目は、ウェブページに含まれるタグのうち、ページの構成には使用しないタグ情報を規定する。フィルタ項目を設けることで、利用データ情報のデータ指定が簡便になるとともに、また明示的に、再構成するページから除外するデータを指定できるようになる。特にフィルタ項目は、利用データ情報に含まれるデータのうち、特定のデータを除外する場合に有用である。ここでは、トップページのフィルタ項目として、「PR」、「広告」、「検索窓」のタグ情報が設定されている例を示す。これにより、トップページから、「PR」、「広告」、「検索窓」のタグに関連するデータを排除している。トップページの画像は、一覧用画像として遠目から見られるように表示されるため、そもそも広告が見えにくく、したがってカテゴリ名や記事見出しに関連する情報のみを含むようにしている。また、概要ページおよび詳細ページのフィルタ項目として、「検索窓」のタグ情報が設定されている。再構成するページでは、検索窓は不要なため、全てのページのフィルタ項目に「検索窓」のタグ情報が設定される。記事見出しの強調倍率は、再構成するページにおいて強調表示する記事見出しの拡大倍率を示す。
ページ再構成部110は、ウェブデータ122のタグ情報を参照して、構成書式データの利用データ情報にしたがって、各ページを構成するために必要なデータを抽出する。このとき、フィルタ項目で指定されるタグに対応付けられたデータは使用されない。ページ再構成部110は、再構成カラム数にしたがって、各ページの列数を4に設定し、利用データ情報にしたがって抽出したデータを再配置する。ページ上に再配置する際、文字サイズは、ウェブデータ122に含まれるフォントサイズをそのまま利用するが、記事見出しについては、構成書式データに含まれる記事見出しの強調倍率にしたがって文字サイズを変更する。図7に示す構成書式データでは、各記事タイトルの文字サイズが、ウェブデータ122における文字サイズよりも拡大されている。これにより、ページ再構成部110は、記事タイトルを大きくしたページを作成し、したがって記事の一覧性を向上できる。
なお図示していないが、構成書式データには、トップページに表示させる記事見出しの数を制限する情報などが含まれてよい。この数制限情報は、カテゴリに応じて設定される。なお、表示する記事見出しの数を制限する場合、たとえば記事の作成時刻が最新のものから順に、トップページに表示させる記事見出しとして決定してもよい。また、4列に各カテゴリの記事見出しを配置する際のカテゴリの配置順は予め定められていてもよいが、記事見出しの数に応じて、縦方向の長さが均等となるように定められてもよい。
階層データ生成部120は、ページ再構成部110により生成された各ページを、画像データ(ページ画像)に変換する。画像データの形式は問わない。ページ構成データにおいて、ページサイズ情報は、生成するページ画像のサイズを規定する。ページサイズ情報は、描画領域を特定する横幅(width)と最小の縦幅(minimum_height)を規定し、階層データ生成部120は、横幅に合わせて、ページデータを画像に変換する。
図7に示す例では、横幅が固定値として設定されている。たとえば、ページの生成に利用するデータ量が予測可能な場合には、横幅は固定値として設定されてよい。一方、ページの生成に利用するデータ量が、データ取得部104により取得されるまで分からない場合は、横幅は、利用するデータ量に応じて、動的に設定されることが好ましい。横幅は、利用するデータ量だけでなく、ウェブサイトの特徴などに応じて設定されてもよい。
なおページ再構成部110は、ページサイズ情報をもとに、ページ全体が所定のアスペクト比をもつ画枠(たとえば横幅:縦幅が16:9)に収まるように、ページを再構成することが好ましい。これにより、表示装置12がHDTV(High Definition Television)である場合に、ページ画像の全体を表示することも可能となる。特にトップページは、全体を俯瞰させる役割をもつため、所定の画枠に収まるように再構成することは好適である。
通常、ウェブブラウザで閲覧する場合の横幅(約800ピクセル)で、ページ全体を複数カラムに等分割すると、4カラム分のピクセル数(800×4)が、1920×1.5ピクセルに近い。そこで、図7(a)の例では、再構成カラム数を4とし、横幅を1920×1.5ピクセルに設定している。なお、動的に横幅を設定する場合には、既述したように、所定のアスペクト比をもつ画枠に収まるように、ページ再構成部110が、ページを再構成することが好ましい。
階層データ生成部120は、変換した画像を、最高解像度の画像として設定し、これを複数段階に縮小することで、階層データを生成する。図3の例でいえば、ページサイズ情報にしたがって生成した画像は、最高解像度をもつ第3階層36の画像に相当する。なお、縮小する階層数は、ページ毎に異なってよい。ページ間遷移情報は、各ページ画像の階層データ間を遷移する際の情報を示す。ページ間遷移情報については、後述する。
図8は、トップページ画像の一例を示す。ページ再構成部110が、図7(a)に示す利用データ情報を参照し、ウェブデータ122から、トップページの生成に必要なデータを抽出し、抽出したデータを、4列に再配置する。このとき、ページ再構成部110は、記事見出しのフォントサイズをウェブページが指定するサイズの2倍に設定して、トップページデータを生成する。階層データ生成部120は、トップページデータを画像に変換して、トップページ画像を生成する。図8に示すように、トップページ画像は、各カテゴリの記事見出しを俯瞰できるように構成される。ユーザが、再構成されたニュースサイトを閲覧するとき、このトップページ画像が、まず表示装置12に表示される。ユーザは、各カテゴリに含まれる記事見出しを見ることができるため、興味ある記事をいち早く探し出すことができ、図6に示すトップページと比較すると、一覧性が向上されているのが分かる。
図9は、概要ページ画像の一例を示す。この概要ページ画像は、スポーツカテゴリの記事一覧を示す。ページ再構成部110が、図7(b)に示す利用データ情報を参照し、ウェブデータ122から、概要ページの生成に必要なデータを抽出し、抽出したデータを、4列に再配置する。このとき、ページ再構成部110は、記事見出しのフォントサイズをウェブページが指定するサイズの6倍に設定して、概要ページデータを生成する。階層データ生成部120は、概要ページデータを画像に変換して、概要ページ画像を生成する。記事見出しの拡大率を大きくすることで、ユーザは、強調表示された記事見出しを見ることができるようになり、内容を閲覧したい記事を瞬時に特定できる。すなわち、記事見出しのフォントサイズが6倍に拡大されていることで、ユーザは選択したカテゴリの記事一覧を俯瞰できる。強調表示された記事見出しの下方には、記事テキストが表示される。
図10は、詳細ページ画像の一例を示す。後述するが、階層データを利用する情報処理装置10では、概要ページ画像を拡大表示することで、シームレスに詳細ページ画像に切り替えられる。ページ再構成部110は、図7(c)に示す利用データ情報を参照し、ウェブデータ122から、詳細ページの生成に必要なデータを抽出し、抽出したデータを、4列に再配置する。このとき、ページ再構成部110は、記事見出しのフォントサイズをウェブページが指定するサイズの2倍に設定して、詳細ページデータを生成する。階層データ生成部120は、詳細ページデータを画像に変換して、詳細ページ画像を生成する。
なお、記事見出しのフォントサイズ以外は、概要ページデータと詳細ページデータが同じに構成されてもよい。たとえばページ再構成部110は、まず先に詳細ページデータを生成し、レイアウトは変更せずに、生成した詳細ページデータの記事タイトルのフォントサイズを6倍に拡大することで、概要ページデータを生成してもよい。概要ページ画像の記事見出しは、詳細ページ画像の記事見出しよりも拡大されるため、概要ページ画像では記事見出しの下に記事テキストが隠される。しかしながら、概要ページは、記事一覧を見せるために生成されるものであるため、記事テキストが記事見出しにより隠されていても構わない。一方、詳細ページでは、概要ページよりも記事見出しが縮小されて、隠れていた記事テキストが表示される。これにより、ユーザは、記事を読むことができる。
図11は、階層データ構造における3段階のページ、すなわちトップページ、概要ページ、詳細ページ間の接続関係を示す。この接続関係の情報は、構成書式データに含まれている。図11に示す接続関係は、トップページの階層データ、概要ページの階層データ、詳細ページの階層データが接続されていることを示す。具体的にはトップページの階層データと概要ページの階層データの間、概要ページの階層データと詳細ページの階層データの間に、それぞれリンクが設定されることを意味する。たとえばトップページを拡大表示していくと、スポーツの概要ページに切り替わり、スポーツの概要ページを拡大表示していくと、スポーツの詳細ページに切り替わって、ユーザは、スポーツ記事を閲覧できるようになる。なお、概要ページと詳細ページのレイアウトは実質的に同じであるため、概要ページから詳細ページに切り替わる際には、記事見出しの相対的な大きさが変化するだけで、基本的にはシームレスな切り替わりを実現できる。
図12は、本実施例の階層データの接続例を示す。トップページの階層データ150に対して、「主要」の階層データ152a、「経済」の階層データ152b、「政治」の階層データ152c、「社会」の階層データ152d、「スポーツ」の階層データ152e、「国際」の階層データ152f、「株」の階層データ152gがそれぞれ接続されている。各階層データ152は、概要ページの階層データと詳細ページの階層データとにより構成されている。後述するが、ユーザが、図8に示すトップページをスクロール操作して、カテゴリ「スポーツ」を表示装置12の中央領域にくるように移動し、トップページの拡大操作を行うと、トップページから、スポーツの概要ページへの遷移が行われる。ずなわち図9に示す概要ページが表示装置12に表示される。また、ユーザが、図9に示す概要ページの拡大操作を行うと、概要ページから詳細ページへの遷移が行われ、図10に示す詳細ページが表示装置12に表示される。
図13は、階層データ間の関係を模式的に示す。図中、2つの三角形は異なる階層データ150および152を示している。それぞれの階層データ150、152は実際には、図3に示すように解像度の異なる複数の画像データが図のZ軸方向に離散的に存在する構成を有する。ユーザが入力装置20によって表示領域の拡大/縮小を要求すると、表示領域、ひいては視点が、図のZ軸方向に移動することになる。Z軸方向の移動は、仮想カメラ画像座標のSCALEを変化させることに等しい。一方、表示領域を上下左右に移動させる要求を行うと、図の水平面を移動することになる。水平面の移動は、仮想カメラ画像座標の(X,Y)を変化させることに等しい。このような仮想空間において、2つの階層データ150および152が図のように重なり合ったデータ構造を構築する。
そして階層データ150の画像を表示中、ユーザが継続的に拡大要求を行うと、視点が矢印aのように移動し、階層データ152の領域に入る、すなわち階層データ間を移動することになる。異なる階層データの領域に進入すると、表示画像を生成するためのデータが階層データ150から階層データ152へと切り替わる。
図13のような複数の階層データからなる画像データを構築するために、階層データ150と階層データ152を切り替えるときの画像の解像度(SCALE)および位置(X,Y)をあらかじめ設定しておく。この設定は図13中、線154で表され、これにより階層データの重なり具合が決定できる。同図の例では、Z軸がz1なる解像度、線154が表す位置において、階層データ150から階層データ152への切り替えが行われる。このような階層データ間の接続が、リンクである。
このz1が、図7の構成書式データに含まれるページ間遷移情報のSCALE情報に相当する。図7(a)に示すページ間遷移情報は、トップページ画像から概要ページ画像に切り替わる際の仮想カメラ画像座標が(x1,y1,scale1)であることを示す。図7(b)に示すページ間遷移情報は、概要ページ画像からトップページ画像に切り替わる際の仮想カメラ画像座標が(x1,y1,scale1)であり、詳細ページ画像から概要ページ画像に切り替わる際の仮想カメラ画像座標が(x2,y2,scale2)であることを示す。図7(c)に示すページ間遷移情報は、概要ページ画像から詳細ページ画像に切り替わる際の仮想カメラ画像座標が(x2,y2,scale2)であることを示す。図13の例では、階層データ150から階層データ152へのリンクが、z1で設定されている。図12を参照して、この遷移は、トップページの階層データから概要ページの階層データへの遷移に相当しており、したがって、解像度z1は、縮尺率scale1に対応している。なお、解像度z1よりも高い解像度z2において、概要ページの階層データから詳細ページの階層データへの遷移が行われるが、この解像度z2は、縮尺率scale2に対応する。
階層データ150および階層データ152は、共通の座標系で構成されることが好ましい。これにより、仮想カメラ画像座標を、複数の階層データ間で統一的に利用することが可能となる。この場合、縮尺率SCALEは、図13において、仮想カメラ画像座標が下方向に移動するにつれて、次第に大きくなるように設定される。上記の例では、縮尺率scale1>縮尺率scale2である。なお、階層データ150および階層データ152を、別個の座標系で構成してもよく、この場合には、階層データ150と階層データ152との間で、座標変換をすればよい。以上のように、複数の階層データを生成することで、一覧性の優れたニューストップページを再構築でき、また、概要ページで記事見出しを大きく表示して、カテゴリ別の記事一覧をユーザに提供できるとともに、記事一覧を拡大表示することで個々の記事をシームレスでユーザに提供できる。これにより、ウェブサイトのデータから、一覧性に優れたニュースサイトを再構築することが可能となる。
図14は、表示画像を変更する制御部100の構成を示す。制御部100は、指示受付部160および表示画像処理部170を備える。表示画像処理部170は、画像データ取得部172、デコード部174、変更量導出部176、空間座標決定部178および表示画像生成部180を有する。表示画像処理部170は、階層データを用いて表示画像の変更処理を行う。
図14において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。既述したように、制御部100は1つのPPUと複数のSPUとを有し、PPUおよびSPUがそれぞれ単独または協同して、各機能ブロックを構成できる。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。たとえば表示画像処理部170は、画像変更処理プログラムをロードすることで構成されてよい。
ユーザが入力装置20を操作して、画像変更処理の実行を指示すると、指示受付部160がその指示を受け付け、情報処理装置10が、画像変更処理プログラムを起動して、階層データを用いた画像変更処理を開始する。このとき階層データはハードディスクドライブ50から読み出されて、メインメモリ60に保持される。
ユーザが入力装置20のアナログスティック27を操作すると、画像変更指示信号が情報処理装置10に送信される。指示受付部160は、入力装置20から、ディスプレイに表示されている表示画像の変更指示信号を受け付け、表示画像処理部170に供給する。
画像データ取得部172は、変更指示信号をもとに、表示画像の生成に用いるタイル画像をメインメモリ60から読み出す。デコード部174は、タイル画像をデコードし、バッファメモリ70に保持させる。たとえば画像データ取得部172は、変更指示信号で表示が要求される画像の縮尺率を予測して、将来必要となるであろうタイル画像を先読みして、バッファメモリ70に保持させることが好ましい。
変更量導出部176は、変更指示信号をもとに、要求される表示画像の変更量を導出する。表示画像の変更量は、1フレームごとの上下左右方向の移動量および深さ方向の移動量である。空間座標決定部178は、前回フレームのテクスチャ座標から、導出された変更量により移動する今回フレームのテクスチャ座標を決定する。表示画像生成部180は、テクスチャ座標をもとに、バッファメモリ70に保持されたタイル画像を用いて、表示画像を生成し、表示処理部44のフレームメモリ90に供給する。
本実施例において、トップページ画像は、複数カテゴリに含まれる記事一覧をユーザに提示する。また、概要ページ画像は、1つのカテゴリに含まれる記事一覧を、記事見出しを強調した表示形態でユーザに提示する。また詳細ページ画像は、個別の記事内容をユーザに提示する。ユーザは、トップページの記事一覧から閲覧したいカテゴリを表示装置12の中央領域に配置し、その状態から拡大表示することで、所望のカテゴリの概要ページを閲覧できる。また、概要ページにおいて強調表示した見出しのうち、ユーザが閲覧したい記事見出しを表示装置12の中央領域に配置し、その状態から拡大表示することで、その記事を中央領域に配置した状態で閲覧することが可能となる。
図15は、階層データの生成処理のフローチャートである。まずデータ収集部102が、収集ルール保持部108から、ウェブデータの収集ルールを取得する(S10)。データ収集部102は、収集ルールにしたがってウェブデータを収集する(S12)。その際、解析部106は、データ取得部104で取得したウェブデータを解析し、データ取得部104が、ページ生成に必要なウェブデータを取得する。
ページ再構成部110は、書式保持部112から、生成するページの構成書式データを取得する(S14)。ページ再構成部110は、構成書式データにしたがって、取得したウェブデータを配置したページデータを生成する(S16)。階層データ生成部120は、生成したページデータからページ画像を生成し、生成したページ画像を用いて、複数の解像度のページ画像を階層化した階層データを生成する(S18)。以上により、ウェブサイトの一覧性を向上する階層データを生成できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。上記実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例では、収集ルール1にしたがってウェブコンテンツのデータを収集したが、収集ルール2にしたがって、検索結果となるウェブデータを収集してもよい。たとえば従来のeコマースサイトにおける検索結果は、ウェブブラウザにて、商品画像および説明情報とともに、画面縦方向に並べて表示される。そのレイアウトでは、表示できる商品数に限りがあるため、商品同士の比較は、容易でなく、特にユーザが多くの商品画像をみて、購入商品を選びたい場合に好ましくない。
そこで、情報処理装置10では、商品の説明情報を除き、商品画像のみをマトリックス状に配置するトップページのページ構成情報を定めた構成書式データを用意する。各商品画像の表示領域のサイズは固定であってもよいが、ヒットした商品数に応じて表示領域のサイズが調整されてもよい。
図16は、検索結果を表示するトップページ画像の一例を示す。図示するように、トップページ画像には、複数の表示領域190が形成され、各表示領域190には、商品画像が埋め込まれる。これにより、ユーザは、検索結果の全体を俯瞰でき、検索結果の一覧性を向上できる。なお、このトップ画像を拡大表示していくと、表示装置12の中央に配置された商品画像の詳細が表示されるようになる。実施例で説明したように、ページ再構成部110は、検索結果の全体の内容を一覧表示するためのトップページデータと、個別の商品情報を表示するための個別情報(商品)用ページデータとを生成し、階層データ生成部120が、トップページ画像と商品ページ画像とを階層化して、階層データ間にリンクを設定する。これにより、ユーザがトップページ画像を拡大表示していくと、商品ページ画像に遷移する階層データ構造が生成される。
実施例では、情報処理装置10が、階層データの生成処理を行ったが、たとえば多くのユーザが階層データの提供を希望するようなコンテンツについては、画像データ生成サーバ18が階層データを生成して、情報処理装置10に配信するようにしてもよい。実施例で取り上げたニュースサイトなどは、情報処理装置10で階層データを生成するよりも、画像データ生成サーバ18で生成した方が好ましいことも考えられる。一方、個人的なウェブ情報、たとえばウェブ検索で取得したウェブデータなどは、情報処理装置10が収集して、階層データを生成することが好ましい。
1・・・情報処理システム、10・・・情報処理装置、16・・・ネットワーク、17・・・ウェブサーバ、18・・・画像データ生成サーバ、20・・・入力装置、100・・・制御部、102・・・データ収集部、104・・・データ取得部、106・・・解析部、108・・・収集ルール保持部、110・・・ページ再構成部、112・・・書式保持部、120・・・階層データ生成部、122・・・ウェブデータ、124・・・ページ再構成データ、150,152・・・階層データ、160・・・指示受付部、170・・・表示画像処理部、172・・・画像データ取得部、174・・・デコード部、176・・・変更量導出部、178・・・空間座標決定部、180・・・表示画像生成部。
Claims (6)
- 情報提供サーバに接続する情報処理装置であって、
情報提供サーバから提供データを取得するデータ取得部と、
ページの構成書式データを保持する書式保持部と、
前記データ取得部にて取得された提供データを、前記書式保持部に保持された構成書式データにしたがって配置したページデータを生成する再構成部と、
生成されたページデータからページ画像を生成し、生成したページ画像を用いて、複数の解像度のページ画像を階層化した階層データを生成する階層データ生成部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 提供データの収集ルールを保持する収集ルール保持部をさらに備え、
前記データ取得部は、収集ルールにしたがって、提供データを取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 情報提供サーバは、提供データをウェブページの形式で提供するウェブサーバであって、
前記再構成部は、構成書式データにしたがって、ウェブページとは異なるように提供データを配置したページデータを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記再構成部は、ウェブサイト全体の内容を一覧表示するための一覧用ページデータと、ウェブサイト内の個別の情報を表示するための個別情報用ページデータとを生成し、
前記階層データ生成部は、一覧用ページ画像の階層データと、個別情報用ページ画像の階層データを生成して、2つの階層データにリンクを設定することで、一覧用ページ画像を拡大表示していくと、個別情報用ページ画像に遷移する階層データ構造を生成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 情報提供サーバから、提供データを取得する機能と、
取得した提供データを、書式保持部に保持されたページの構成書式データにしたがって配置したページデータを生成する機能と、
生成したページデータからページ画像を生成する機能と、
生成したページ画像を用いて、複数の解像度のページ画像を階層化した階層データを生成する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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