JP2011089937A - 静電検出装置及びそれを用いた静電検出方法 - Google Patents

静電検出装置及びそれを用いた静電検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検出電極に繰り返す充放電から得られる容量特性の許容量を大きくして信号変化の感度を上げる。
【解決手段】単数または複数の検出電極を有する検出パネル1と、検出パネルの各検出電極に充放電を繰り返し行う充放電手段2と、物体の接近により変化する充放電の特性を繰り返し抽出する特性抽出手段3と、特性抽出手段3で繰り返し抽出した特性を累積してアナログデジタル変換する累積アナログデジタル変換手段4と、累積アナログデジタル変換手段4の出力から前記物体の接近や位置を求める後処理手段5と、全体の状態及びシーケンスを管理する制御手段7とを有し、特性抽出手段3は充放電特性を値に変換するQV変換手段と充放電手段に同期して反転させる反転手段から成り、QV変換手段の基準電位は、充放電に同期して複数の電位から選択し切り換える静電検出装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、単数あるいは複数の検出電極により人の指などの物体の接近や位置を静電結合の変化として捉える、静電結合方式のタッチセンサに関する。
人の指など浮遊容量を持つ物体が電極に接近すると、電極自体の見かけの静電容量や電極間の静電容量が変化することが知られている。これらの原理を応用して、物体の接近や位置などを検出する静電検出装置が実用化されている。
これらの静電検出装置では、図3に示すように、検出電極を有する検出パネル31の各電極に充放電手段32が繰り返し充電あるいは放電あるいは充放電(以下では、単に充放電と称す)を行い、特性抽出手段33で物体の接近により変化する充放電の特性を繰り返し抽出し、得られた特性を累積アナログデジタル変換手段34で累積してアナログデジタル変換し、後処理手段35で累積アナログデジタル変換手段34の出力から物体の接近や位置を求めていた。ここで、制御手段37は、全体の状態およびシーケンスを管理するためのものである。
ここで、繰り返される特性を累積して検出するのは、人などの接近による静電容量の変化が微弱なためであることと、ノイズの影響を減衰させるためである。
検出電極への充放電を繰り返して、電極電荷を電荷積分回路に蓄積して電圧へ変換する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。先行文献1では、充放電信号の1サイクルごとに蓄積電位を上昇させる例を示しているが、検出電極の容量値を電圧に変換するQV変換においては、積分アンプ(以下、アンプの表記はAMPとも表す。)を用いて充放電信号の立ち上がりと立下りの両方で電荷検出動作をする方が効率良い。その場合、充放電信号の立ち上がり時と立下がり時の積分極性が異なるので、極性を反転する手段が別途必要となる。
特許第4275865号公報
検出電極への充放電信号の立ち上がりと立下りを両方で電荷積分するとき、一般的には電荷積分アンプの基準電位を動作電圧範囲の中央電位(1/2*VDD=Vm)に設定する。電荷積分アンプは、充放電信号の立ち上がりと立下りのそれぞれで、Vmを中心とした出力を行う。立ち上がりと立下りによる電荷積分値を合算するために電荷積分アンプの出力を反転合成すると、積分電圧は動作電圧範囲の半分(1/2)となる。
以上に述べた電荷積分は、検出電極の容量値を電圧に変換するのが目的であり、積分電圧の最大が動作電圧範囲の半分だとすれば、持てる能力が半分しか使われていない事になる。もしも反転合成した積分電圧が動作電圧範囲の半分(1/2)から最大値(2/2)にできれば、検出電極(パネル)に人の指などが接近した時の容量変化は、積分電圧として2倍の振幅を得る事ができる。これは2倍の感度を得る事に相当する。
上記の課題を解決するために、以下の発明について記載する。
まず、手段としての発明を以下に示す。
第1の手段として、人の指など物体の接近や位置を静電結合の変化により検出する静電検出装置において、単数または複数の検出電極を有する検出パネルと、検出パネルの各検出電極に充放電を繰り返し行う充放電手段と、物体の接近により変化する充放電の特性を繰り返し抽出する特性抽出手段と、特性抽出手段で繰り返し抽出した特性を累積してアナログデジタル変換する累積アナログデジタル変換手段と、累積アナログデジタル変換手段の出力から物体の接近や位置を求める後処理手段と、全体の状態及びシーケンスを管理する制御手段とを有し、特性抽出手段は充放電特性を値に変換するQV変換手段と充放電手段に同期して反転させる反転手段から成り、QV変換手段の基準電位は、充放電に同期して複数の電位から選択し切り換える。
第2の手段として、上記第1の手段において、特性抽出手段は、充放電手段の動作と同期して切り換えるVref選択手段がQV変換手段に接続している。
第3の手段として、上記第1または2の手段において、QV変換手段と反転手段は、充放電特性を反転させながら検出する一体化したQV反転変換手段である。
続いて、方法としての発明を以下に示す。
第1の方法として、人の指など物体の接近や位置を静電結合の変化により検出する静電検出方法において、検出パネルの各検出電極に充放電を繰り返し行う充放電工程と、物体の接近により変化する充放電の特性を繰り返し抽出する特性抽出工程と、特性抽出手段で繰り返し抽出した特性を累積してアナログデジタル変換する累積アナログデジタル変換工程と、累積アナログデジタル変換手段の出力から物体の接近や位置を求める後処理工程と、全体の状態及びシーケンスを管理する制御工程とにより構成され、特性抽出工程は充放電特性を値に変換するQV変換工程と充放電工程に同期して反転させる反転工程から成り、QV変換工程の基準電位は、充放電工程に同期して複数の電位から選択し切り換えること。
第2の方法として、上記第1の方法において、特性抽出工程は、充放電工程の動作と同期して切り換えるVref選択工程がQV変換工程に接続している。
第3の方法として、上記第1または2の方法において、QV変換工程と反転工程は、充放電特性を反転させながら検出する一体化したQV反転変換工程である。
本発明によれば、比較的簡単な手段あるいは方法で2倍の容量感度を有する静電検出装置、およびその方法を実現することが可能となる。
本発明に係る静電検出装置の実施例を示すブロック図である。 本発明に係る検出パネルの一例を示す構造図である。 従来の静電検出装置のブロック図である。 従来の特性抽出手段の例を示す回路図である。 従来の特性抽出手段の動作を示すタイミング図である。 本発明に係る特性抽出手段の例を示す回路図である。 本発明に係るVref選択手段の例を示す回路図である。 本発明に係る特性抽出手段の動作を示すタイミング図である。 本発明に係る特性抽出手段の他の例を示すブロック図である。 従来の特性抽出手段の例を示す回路図である。 従来の特性抽出手段の動作を示すタイミング図である。 本発明に係る特性抽出手段の例を示す回路図である。 本発明に係る特性抽出手段の動作を示すタイミング図である。 本発明に係る静電検出方法の実施例を示すフローチャートである。 本発明を適応した情報機器の構成例
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
本発明による静電検出装置は、検出電極22を有する検出パネル1と、検出パネル1の各検出電極22あるいはそれらの交点に繰り返し充放電を行う充放電手段2と、物体の接近により変化する充放電の特性を繰り返し抽出する特性抽出手段3と、特性抽出手段3で繰り返し抽出した特性を累積してアナログデジタル変換する累積アナログデジタル変換手段4と、累積アナログデジタル変換手段4の出力から物体の接近や位置を求める後処理手段5と、全体の状態とシーケンスを管理する制御手段7とにより構成した。
ここで、特性抽出手段3は、充放電手段2からの充放電特性を値に変換するQV変換手段と、QV変換手段の基準電圧(Vref)を充放電手段2の動作と同期して切り換えるVref選択手段6、およびQV変換手段の出力を充放電手段2の動作と同期して反転させる反転手段と、により構成した。
また、本発明による静電検出方法は、検出電極22を有する検出パネル1の各検出電極22に繰り返し充放電を行う充放電工程52と、物体の接近により変化する充放電の特性を繰り返し抽出する特性抽出工程53と、特性抽出工程53で繰り返し抽出した特性を累積してアナログデジタル変換する累積アナログデジタル変換工程57と、累積アナログデジタル変換工程57の出力から物体の接近や位置を求める後処理工程60と、全体の状態とシーケンスを管理する制御工程51とにより実現した。ここで、特性抽出工程53は、充放電工程52での充放電特性を値に変換するQV変換工程55と、QV変換手段の基準電圧(Vref)を充放電工程52の動作と同期して切り換えるVref選択工程54、QV変換工程55の出力を充放電工程52の動作と同期して反転させる反転工程56と、により実現した。また、累積アナログデジタル変換工程57は、特性抽出工程53で繰り返し抽出した特性を累積する累積工程58と、アナログ信号をデジタルに変換するアナログデジタル変換工程59により実現した。
これより、図1に基づいて、詳細に説明する。
ここで、検出パネル1は、図2の例に示すように、支持基板21上に配置された検出電極22からなり物体の接近を検出することができる。検出電極22はX方向とY方向に互いに導通しないように異なる層において交差して配置される。また検出電極22は、X方向がa,b,c,d、Y方向がp,q,r,sで示すように複数の電極から構成され、複数の電極が互いに交差する部分にはそれぞれ静電容量が存在する。このような検出パネル1に物体が接近すると、交点の静電容量が変化する。検出電極22は、一般的には検出する位置座標に対応して複数本の電極に分かれて2次元的に配置され、物体の接近及び位置を検出するが、配置される検出電極22が単数の場合には物体の接近のみを検出することが可能となる。充放電手段2または充放電工程52では、検出電極22に繰り返し充放電を行う。特性抽出手段3または特性抽出工程53は、充放電の特性を抽出して、物体の接近の影響を抽出する。
ここで、繰り返される複数サイクルの充放電の特性を累積するのは、人の指などの接近による検出電極22あるいは検出電極22がX方向とY方向で交差する交点の静電容量の変化が微弱なためであり、ノイズの影響を減衰させる必要があるためである。
これらの検出パネル1と充放電手段2と特性抽出手段3あるいは充放電工程52と特性抽出工程53の具体的な構成または手順には、様々なものが考えられるが、以下ではシャント方式と呼ばれる、検出パネル1の2次元的に配列された検出電極22の交点などの電極間の静電容量の変化を用いる手段や方法について説明する。この場合には、通常2次元的に配列された検出電極22のX方向の検出電極22を送信電極として所定の電圧波形を印加して、もう一方のY方向の検出電極22を低インピーダンスにした受信電極として流れ込む電荷を測定する。
このように特性抽出手段3あるいは特性抽出工程53で抽出された静電容量に対応する特性は、累積アナログデジタル変換手段4または累積アナログデジタル変換工程57において、複数回の充放電に対応する特性が累積されて、デシタル値に変換される。このため、累積アナログデジタル変換手段4あるいは累積アナログデジタル変換工程57は、累積手段8とアナログデジタル変換手段9あるいは累積工程58とアナログデジタル変換工程59とにより実現している。累積手段8または累積工程58は、ノイズを除去するために複数回の充放電に対応する特性を累積するためのもので、通常コンデンサに蓄積する。ここで演算増幅器などを用いて累積精度を向上させることが出来ることは言うまでもない。累積されたコンデンサの電圧は、アナログデジタル変換手段9であるアナログデジタル変換器によりデジタル値に変換される。
さらに、例えばデルタシグマ型のアナログデジタル変換器などにより累積しながらデジタル値に変換することにより、累積手段8とアナログデジタル変換手段9あるいは累積工程58とアナログデジタル変換工程59をまとめて実現することも可能である。
後処理手段5または後処理工程60では、累積アナログデジタル変換手段4または累積アナログデジタル変換工程57からのデジタル値により検出パネル1への物体の接近や位置を求める。例えば、後処理手段5または後処理工程60では、まず必要に応じて、フィルタ処理等による更なるノイズの除去や、物体が接近していない場合の値をオフセットとして差し引くことにより物体の接近による静電容量の変化に対応した値に変換する。次に、この変化がある値より大きい場合に物体の接近として判定して、接近物体の位置を求めるようにしても良い。
接近物体の位置を求めるには、例えば静電容量の変化が最も大きい検出電極22の交点の近くに物体が接近しているものとする。さらに、周囲にある交点の静電容量の変化を併用して、加重平均などにより位置精度を向上させることができる。
以上に説明した検出パネル1と充放電手段2と特性抽出手段3と累積アナログデジタル変換手段4と後処理手段5と制御手段7、あるいは充放電工程52と特性抽出工程53と累積アナログデジタル変換工程57と後処理工程60と制御工程51は、従来の静電検出装置あるいはその方法とほぼ同様のものである。
これより、本発明の特徴を中心に詳細に説明する。従来の静電検出装置及びそれを用いた静電検出方法と異なるのは、QV変換手段の基準電圧(Vref)を切り替える手段を設けたことである。QV変換手段の基準電圧(Vref)を切り替える手段を設けることの効果を説明する為に、まず一般的なQV変換手段の動作を説明する。
図3はQV変換手段の基準電圧を固定した従来の静電検出装置のブロック図である。特性抽出手段33の構成の中に図1のVref選択手段6は含まれていない。
図4は従来の一般的なQV変換回路とその極性を切り替える反転手段を実現する回路の例である。
静電容量Cxは検出電極22間の静電容量に対応しており、一方から充放電波形が印加され、他方は初段AMP41のマイナス入力端子に接続される。初段AMP41の出力端子とマイナス入力端子の間には帰還容量CiとSWC信号で開閉するスイッチが接続される。この場合、初段AMP41は静電容量Cxに印加される充放電信号による電荷の移動量を電圧に変換するための積分回路(QV変換手段)として機能する。初段AMP41の出力端子は、抵抗R1を経由して2段目のAMP42のマイナス入力端子に接続される。さらにAMP42の出力端子とマイナス入力端子の間は抵抗R1で接続される。初段AMP41のプラス入力端子と2段目のAMP42のプラス入力端子は、いずれもVmレベル(=1/2VDD)に接続され、2段目のAMP42は、初段AMP41の出力信号V1を極性反転してV2を生成する反転回路(反転手段)として機能する。選択回路43は、初段AMP41の出力信号V1と極性反転したV2信号をSel信号によって選択する事ができる。
より詳細に説明すると、まず静電容量Cxの一方(例えば図2のX方向の検出電極22)から充放電波形が印加されると、Cxの他方(例えば図2のY方向の検出電極22)に電圧が誘導され、図4のQV変換回路の初段AMP41のマイナス入力端子へ電荷が流入、あるいは流出する。帰還容量Ciをスイッチでショートした後で初段AMP41のマイナス入力端子へ電荷が流入すると、初段AMP41の出力は基準電位Vmから下降する。逆に初期化後の初段AMP41のマイナス入力端子から電荷が流出すると、初段AMP41の出力は基準電位Vmから上昇する。その積分動作を図5のタイムチャートで説明する。
まずt1の区間において充放電波形がHigh(aの区間)とLow(bの区間)に変化する前にSWC信号を一時的にHighにし、AMP41の帰還容量Ciをショートして初期化する。AMP41が初期化されるとAMP41の出力V1は、プラス入力端子に接続された基準電位Vmと同じ電位となる。その後充放電波形がLowからHighに変化すると、AMP41のマイナス入力端子に電荷が流れ込み、aの区間の開始時においてAMP出力V1はVmレベルから下降する。その後再びAMP41を初期化してAMP出力V1をVmに戻した後、充放電波形がHighからLowに変化すると、AMP41のマイナス入力端子から電荷が流れ出し、bの区間の開始時においてAMP出力V1はVmレベルから上昇する。このような充放電サイクルが、t1、t2、t3、と繰り返される。AMP出力V1の電位変化量は、AMP41のマイナス入力端子に流入あるいは流出した電荷の量に比例するので、電位の変化を測定する事で検出電極22の静電容量値を測る事が出来る。
AMP出力V1の電位が、Vmレベルを基準にして下降したり上昇したりするので、電位変化量を求める際には極性を合わせる必要があり、図4の回路に於いて2段目のAMP42でAMP41の出力V1を反転させる。AMP42に接続される2つの抵抗R1は共に同じ値なので増幅はせず、単にAMP41の出力を反転する事ができる。AMP41の出力V1が下降するときにはV1レベルを反転させ、AMP41の出力V1が上昇するときにはV1レベルをそのまま使う事で極性を合わせる。この反転を制御する信号がSelである。図4においてSel信号でAMP41の出力V1とAMP42の出力V2を選択する事により、基準電圧Vmよりも高い電位の同じ極性の容量特性信号が得られる。容量特性信号は、充放電信号がHigh(aの区間)、Low(bの区間)と変化する毎に容量特性を示すので、その都度(aとbの区間それぞれで)累積信号を発生し、図3の累積アナログデジタル変換手段34へと容量特性値を伝達する。
このようなQV変換手段の基準電圧を固定した従来の静電検出装置においては、検出電極への充放電信号の立ち上がりと立下りを両方で電荷積分するとき、積分電位はそれぞれ異なる極性で変化するので、基準電位は動作電圧範囲の中央付近Vm(1/2*VDD)に設定するのが一般的である。しかし極性を合わせると、容量特性を示す電圧振幅が基準電圧Vmよりも高い電位の範囲に現れる。つまり容量特性を示す電圧振幅は動作電圧範囲の半分になってしまう。
そこで本発明を用いると、容量特性を示す電圧振幅が動作電圧範囲の全体にまで広げられ、検出電極(パネル)に人の指などが接近した時の容量変化は、積分電圧として2倍の振幅を得る事ができるようになる。これは2倍の感度が得られる事に相当する。
図6が本発明を実現する回路の例であり、図7が基準電圧Vrefを生成し選択する回路の例である。図6に示すように、初段の電荷積分のためのAMP61の基準電圧はVrefであり、図7に示す回路でVref電位を切り替える。Vm電位は動作電圧範囲の中央付近で(1/2*VDD)とし、VbH電位は動作電圧範囲の上限(VDDの近く)とし、VbL電位は動作電圧範囲の下限(VSSの近く)とする。図7のVref選択信号によって、VbH,Vm,VbLのいずれかをスイッチによって選択したVref信号を、図6や図12の本発明の回路へ接続して基準電位として供給する。図6の回路と図8のタイムチャートを用いて動作を説明すると、
まず図5で説明したのと同様に、充放電波形がHighとLowに変化する前にSWC信号を一時的にHighにし、AMP41の帰還容量Ciをショートして初期化する。そして図8においては、aの区間が始まる前にVref電位をVbHレベルに切り替える。すると初段AMP61の出力V3はVbHレベル(VDDの近く)となる。その後、充放電波形がLowからHighに変化すると、aの区間の開始時において初段AMP61のマイナス入力端子に電荷が流れ込み、AMP61の出力V3はVbHレベルから下降する。起点がVbHレベル(VDDの近く)なので、その変化量は電源電圧範囲いっぱいまで許容でき、電源電圧の中間電位Vmを起点とする従来の方法に比べて約2倍の変化まで許容できる。
aの区間の終わりにおいて、初段AMP61をSWC信号によって初期化すると、AMP61の出力V3はVbHに戻る。さらに、Vref電位をVbLレベルに切り替えると、初段AMP61の出力V3はVbLレベルになる。そこで充放電波形がHighからLowに変化するbの区間の開始時には、初段AMP61のマイナス入力端子から電荷が流れ出し、AMP61の出力V3はVbLレベルから上昇する。起点がVbLレベル(VSSの近く)なので、その変化量は電源電圧範囲いっぱいまで許容でき、電源電圧の中間電位Vmを起点とする従来の方法に比べて約2倍の変化まで許容できる。
2段目のAMP62は1段目のAMP61の出力信号を反転させるためにある。2段目のAMP62のプラス入力端子はVm(1/2*VDD)に接続されており、また2つの抵抗R1は共に同じ値なので、AMP62はAMP61の信号を同じ振幅で極性反転して出力する。AMP61の出力が動作電圧範囲の中央付近(Vmレベル)を横切って変化すると、AMP62はAMP61の信号を同じ振幅で極性反転して出力する。図6の選択回路63は、充放電波形に同期したSel信号でAMP61の出力V3とAMP62の出力V4を切り換える。Sel信号がHighの時(aの区間)にV4を選択してAMP61の出力極性を反転させ、Sel信号がLowの時(bの区間)にV3を選択してAMP61の出力をそのまま通過させる事により、図8に示すような容量特性波形が得られる。容量特性波形は、充放電波形の立ち上がり時も立ち下がり時も同じ極性の振幅波形となり、その都度(a,bの区間それぞれで)累積信号を発生し、図1の累積アナログデジタル変換手段4へと容量特性を伝達する。伝達される容量特性の可変範囲は、動作電圧範囲の下限(VSS付近)から上限(VDD)まであり、従来の容量特性の可変範囲が動作電圧範囲の半分であったのに比べると、約2倍の可変範囲を許容できる事になる。
図9の破線枠93aと93bは、いずれも本発明による特性抽出手段3を示している。(a)は特性抽出手段3がQV変換手段と反転手段に分かれる構成例を示しているが、QV変換手段と反転手段を一緒にする事も可能である。(b)はQV変換手段と反転手段を一体化したQV反転変換手段を用いて特性抽出手段3を構成した例を示している。
図10は、QV変換手段と反転手段を一体化した一般的なQV反転変換手段を示す回路の例である。AMPの帰還容量Ciの極性を4個のスイッチのON/OFFにより切り換える事ができる。例えば4個のスイッチのうちSWFの2個をON、SWRの2個をOFFにすると、図10の帰還容量Ciの下側はAMPのマイナス入力端子に接続され、帰還容量Ciの上側はAMPの出力端子に接続される。逆にSWFの2個をOFF、SWRの2個をONにすると、図10の帰還容量CiとAMPの接続関係は逆転する。図11のタイムチャートでQV変換の動作を説明すると、まず
充放電波形がHighとLowに変化する前に、図10、図11に示すSWFとSWRの信号を共にHighにして初期化する。この時4個のスイッチが全部ONとなり、AMPの帰還容量Ciがショートされ初期化される。AMPが初期化されるとAMPの出力は、プラス入力端子に接続された基準電位Vmと同じ電位となる。その後SWRのみをLowにし、充放電波形がLowからHigh(a区間)に変化すると、AMPのマイナス入力端子に電荷が流れ込み、AMPの出力V1はVmレベルから下降する。その後SWFをLowにしてからSWRをHighにすると帰還容量CiとAMPの接続極性が反転するので、AMPの出力は、Vmレベルから下降したのと同じ電位分だけVmレベルから上方に反転する。つまりAMPの出力は、図11のA点からB点へと変移する。
その後、充放電波形がHigh(a区間)からLow(b区間)に変化すると、初段AMPのマイナス入力端子から電荷が流れ出し、AMPの出力は図11のB点電位からさらに上昇する。AMP出力が最終的に行き着く電位C点は、充放電波形の立ち上がりと立下り両方で生じる電荷の移動量に比例するので、C点の電位を測定する事で検出電極の静電容量値を測る事が出来る。但し、この場合の容量特性を示す電圧振幅は動作電圧範囲の半分(VmとVDD間)である。
このQV反転変換手段の回路においても、本発明を用いる事で容量特性を示す電圧振幅が動作電圧範囲にまで広げられ、検出電極(パネル)に人の指などが接近した時の容量変化は、積分電圧として2倍の振幅を得る事ができるようになる。図12が本発明を実現する回路の例であり、図7のVref選択手段の回路と組み合わせる。
図12の回路と図13のタイムチャートでQV変換の動作を説明すると、まず、図12、図13に示すのSWFとSWRの信号を共にHighにしてAMPの帰還容量Ciをショートして初期化する。この時4個のスイッチが全部ONとなり、AMPの帰還容量Ciがショートされ初期化される。AMPが初期化されるとAMPの出力は、プラス入力端子に接続された基準電位Vrefと同じ電位となる。このときのVref電位は動作電源電圧の中間値Vm(1/2*VDD)とする。その後SWRのみをLowにし、充放電波形がLowからHigh(a区間)に変化すると、AMPのマイナス入力端子に電荷が流れ込み、AMPの出力V1はVmレベルから下降する。その後SWFをLowにしてからSWRをHighにすると帰還容量CiとAMPの接続極性が反転するので、AMPの出力は、Vmレベルから下降したのと同じ電位分だけVmレベルから上方に反転する。つまりAMPの出力は、図13のA点からB点へと変移する。さらにAMPのプラス入力端子に接続されたVrefの電位をVmからVbL(VSSの近く)に切り換えると、AMPの出力は図13のB点からD点へと変移する。D点とVbL間の電圧は、充放電波形がLowからHigh(a区間)へ変化した事による電荷の移動量に比例する。
その後、充放電波形がHigh(a区間)からLow(b区間)へ変化すると、初段AMPのマイナス入力端子から電荷が流れ出し、AMPの出力電位は図13のD点からさらに上昇しC点に行き着く。図13のD点とVbL間の電圧がLowからHigh(a区間)へ変化する時の容量特性量であり、D点とC点の間の電圧がHigh(a区間)からLow(b区間)へ変化する時の容量特性量なので、累積信号が発生するC点においてはt1区間における充放電波形の立ち上がりと立下り両方で変化する容量特性量の和がC点とVbL間に現れる。図11に示した容量特性に比べると約2倍の振幅が得られている。累積信号でC点の容量特性値を累積アナログデジタル変換手段4へ伝達したら、SWF信号をHighにしてAMPの帰還容量Ciをショートして初期化する。するとAMPの出力はその時のVref電位であるVbLレベルへ戻される。その後、b区間の終わりにてVref電位をVbL(VSS付近)からVm(1/2*VDD)へ切り換えるとAMPの出力もVmへと切り替わり、充放電の1サイクルが終了する。
図13のa区間とb区間に示した容量特性波形において、破線で示した電位波形は、図11に示す本発明を使わない場合のAMP出力最大振幅を表現している。本発明を用いると、AMPの出力振幅は破線で示した従来方式の電位振幅に対して約2倍の振幅を許容できる事がわかる。累積信号で伝達されるC点の容量特性の可変範囲は、動作電圧範囲の下限(VSS付近)から上限(VDD)まであり、従来の方法に比べて約2倍の範囲を有する。検出電極(パネル)に人の指などが接近した時の容量変化は、積分電圧として2倍の振幅を得る事ができる事となる。
以上説明したように、特性抽出手段3がQV変換手段と反転手段とに分かれる図6のような回路の場合には、QV変換のための初段AMP61の基準電位をVbL(VSSの近く)とVbH(VDDの近く)を選択して切り換える事により、容量特性の可変範囲が動作電圧範囲の下限(VSS付近)から上限(VDD)となり、従来の方法に比べて約2倍の振幅が得られる。
また、QV変換の反転も同時に行う事のできるQV反転変換手段を用いた図12のような回路の場合には、QV変換のためのAMPの基準電位をVm(1/2*VDD)とVbL(VSSの近く)を選択して切り換える事により、容量特性の可変範囲が動作電圧範囲の下限(VSS付近)から上限(VDD)となり、これも従来の方法に比べて約2倍の振幅が得られる。
図6と図12に示す本発明の回路を説明するために、充放電波形をt1、t2、t3の3サイクルのタイムチャートで示したが、このサイクル数は実施の例であり、3サイクルに限定するものではない。本発明によると、QV変換手段の基準電圧(Vref)を充放電波形に同期して切り換える事によって、容量特性を示す電圧振幅が動作電圧範囲にまで広げられる。つまり検出電極(パネル)に人の指などが接近した時の容量変化は、積分電圧として2倍の振幅を得る事ができるようになる。つまり静電検出装置の検出電極感度を、簡単な操作で2倍に高められるという効果がある。
また、本発明を用いた座標入力装置及び座標入力方法により、図15aに示すような携帯電話や図15bに示すようなマルチメデイアプレーヤーや図15cに示すようなナビゲ―ションシステムや図15dに示すようなコンピュータなどのディスプレイ装置上に透明な検出パネル1を重ねることにより、入力感度の高い、つまりノイズに強い安定したスムーズな操作を可能にした携帯機器やコンピュータなどの情報機器を構成することが出来る。
図15(a)〜(d)に示す情報機器の構成として、情報機器を保護するケース820と、情報を出力するディスプレイと、ディスプレイ上に設置された検出パネル1からの入力を受け付け物体の接近や位置を検出する本発明の静電検出手段を用いた座標特定装置、座標特定装置からの座標入力と、ディスプレイへの出力を制御するCPUと、により成り立つ。また、図15(a)、図15(b)や図15(d)に示されるようにキーボード830が情報機器に備え付けられていても良い。
1 検出パネル
2 充放電手段
3 特性抽出手段
4 累積アナログデジタル変換手段
5 後処理手段
6 Vref選択手段
7 制御手段
8 累積手段
9 アナログデジタル変換手段
21 支持基板
22 検出電極
31 検出パネル
32 充放電手段
33 特性抽出手段
34 累積アナログデジタル変換手段
35 後処理手段
37 制御手段
41 初段AMP
42 AMP
43 選択回路
51 制御工程
52 充放電工程
53 特性抽出工程
54 Vref選択工程
55 QV変換工程
56 反転工程
57 累積アナログデジタル変換工程
58 累積工程
59 アナログデジタル変換工程
60 後処理工程
61 初段AMP
62 AMP
63 選択回路
93a 特性抽出手段
93b 特性抽出手段
820 ケース
830 キーボード

Claims (6)

  1. 人の指など物体の接近や位置を静電結合の変化により検出する静電検出装置において、
    単数または複数の検出電極を有する検出パネルと、
    前記検出パネルの各検出電極に充放電を繰り返し行う充放電手段と、
    前記物体の接近により変化する前記充放電の特性を繰り返し抽出する特性抽出手段と、
    前記特性抽出手段で繰り返し抽出した特性を累積してアナログデジタル変換する累積アナログデジタル変換手段と、
    前記累積アナログデジタル変換手段の出力から前記物体の接近や位置を求める後処理手段と、
    全体の状態及びシーケンスを管理する制御手段とを有し、
    前記特性抽出手段は充放電特性を値に変換するQV変換手段と前記充放電手段に同期して反転させる反転手段から成り、
    前記QV変換手段の基準電位は、前記充放電に同期して複数の電位から選択し切り換える静電検出装置。
  2. 前記特性抽出手段において、前記充放電手段の動作と同期して切り換えるVref選択手段がQV変換手段に接続されている請求項1に記載の静電検出装置。
  3. 前記QV変換手段と前記反転手段は、充放電特性を反転させながら検出する一体化したQV反転変換手段である請求項1または2に記載の静電検出装置。
  4. 人の指など物体の接近や位置を静電結合の変化により検出する静電検出方法において、
    検出パネルの各検出電極に充放電を繰り返し行う充放電工程と、
    前記物体の接近により変化する前記充放電の特性を繰り返し抽出する特性抽出工程と、
    前記特性抽出手段で繰り返し抽出した特性を累積してアナログデジタル変換する累積アナログデジタル変換工程と、
    前記累積アナログデジタル変換手段の出力から前記物体の接近や位置を求める後処理工程と、
    全体の状態及びシーケンスを管理する制御工程とにより構成され、
    前記特性抽出工程は充放電特性を値に変換するQV変換工程と前記充放電工程に同期して反転させる反転工程から成り、
    前記QV変換工程の基準電位は、前記充放電工程に同期して複数の電位から選択し切り換える静電検出方法。
  5. 前記特性抽出工程において、前記充放電工程の動作と同期して切り換えるVref選択工程がQV変換工程に接続されている請求項4に記載の静電検出方法。
  6. 前記QV変換工程と前記反転工程は、充放電特性を反転させながら検出する一体化したQV反転変換工程である請求項4または5に記載の静電検出方法。
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