JP2011088978A - 符籍顔料及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】運勢で足りない部分を補い充たして、災いを避けて福を受けるようにした符籍に関して、保存が容易で象徴性を有する顔料及びその製造方法を提供する。
【解決手段】符籍顔料を、鏡面朱沙(硫化第二水銀)ST−3、18.75g、白馬の血ST−1、60ml、麝香ST−3、1.875g、霹棗木の粉末20.45g、生荏油ST−2、60mlの混合比で構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は符籍顔料及びその製造方法に関する。
周知のように、符籍は運勢で足りない部分を補い充たして、災いを避けて福を受けるようにしたもので、その内容を紙類などに表現して携帯するのが一般的である。このような符籍の携帯においては、一般的に財布や衣類のポケットなどに符籍を入れて忘れないようにして常に身につける方法が使われている。
しかし、上述した符籍はたいてい紙類なので、符籍を携帯することによって毀損されたり変質する恐れがある。特に衣類のポケットに符籍を保管及び携帯する場合、不注意によって符籍が保管された状態で洗濯すると符籍が毀損されて使えなくなってしまうなどの問題点があった。
既存の符籍顔料はペイントと霊砂(硫化第二水銀を化学的に変化させた人為的化合物で、符籍の製作に使われる)の混合物から製造されるので、長期間保存する場合腐敗が進行する可能性が非常に高くて、特に既存の符籍顔料を使って製作した符籍を長期間保管する場合、符籍の材料である紙類が損傷されるという問題点があった。また、符籍が洗濯などによって水に接触すると顔料がにじみやすいという問題点があった。
また、既存の符籍は運勢で足りない部分を補い充たして災いを避けて福を受けるようにするための手段として、該当の符籍に文字や絵を表現する方式なので、これはさまざまな災難や陰気を追い払うことができる符籍としての象徴性を極大化することには限界があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、鏡面朱沙(硫化第二水銀)と白馬の血、麝香、生荏油を一定量で配合して腐敗を防止して、洗濯時の毀損を防いで長期間の保存を可能にし、霹棗木の粉末を添加して寿命長寿とさまざまな災難や陰気を追い払うことができるという象徴性を極大化することを可能にした、新規かつ改良された符籍顔料及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硫化第二水銀18.75g、白馬の血60ml、麝香1.875g、霹棗木の粉末20.45g、生荏油60mlの混合比で構成されることを特徴とする符籍顔料が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、白馬の血を木綿に吸収させる過程と、上記白馬の血が吸収された木綿を60mlの生荏油とともに攪拌した状態で、100℃以上の温度で加熱して沸かす過程と、上記過程によって水分が蒸発されて最初配合の載積の1/2の状態になると沸かすことを中止して、硫化第二水銀18.75gと麝香1.875gを微細な粉末になるように粉砕する過程と、上記白馬の血と生荏油の攪拌液に硫化第二水銀と麝香の粉末物及び霹棗木の粉末20.45gを配合する過程と、を含むことを特徴とする符籍顔料の製造方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、鏡面朱沙(硫化第二水銀)と白馬の血、麝香、霹棗木の粉末、生荏油を一定量で配合して符籍顔料を得て、これによって符籍を製造して腐敗と洗濯時の毀損を防いで長期間の保存を可能とし、符籍としての象徴性を極大化することが可能である。
本発明の一実施形態に係る、保存が容易で象徴性を有する符籍顔料の製造工程を示す工程図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係る保存が容易で象徴性を有する符籍顔料は、表1のように鏡面朱沙(硫化第二水銀)18.75g、白馬の血60ml、麝香1.875g、霹棗木の粉末20.45g、生荏油60mlをそれぞれ配合して製作される。
Figure 2011088978
上記の原料の配合で製作された符籍顔料は、各種の紙類に一定の文字で書いたり一定の紋様で塗布する場合、顔料自体の成分によって符籍の腐敗が防止されることはもちろん、洗濯時の毀損がなく長期間の保存が可能になる。
特に上記本発明の一実施形態に係る符籍顔料は、ペイントなどのように硬化剤が含まれた顔料ではなく、生荏油が使われて油化作用をするようになるので、符籍顔料が紙類の表面に書かれた後、顔料がその紙類の内部まで自然に浸透されて自然乾燥され、符籍を折ったりしても顔料が紙類の表面から離脱されなくなる。
また、上記本発明の一実施形態に適用された上記生荏油は他の原料と配合されて水分から他の原料が溶解されることを防止するように油膜を形成させる。符籍を洗濯しても上記生荏油によって形成された油膜によって符籍の内部への水分の浸透を防止することができるので長期間の保存が可能になる。
なお、上記本発明の一実施形態には符籍顔料の材料として霹棗木が含まれるところ、上記霹棗木というのは雷に打たれた棗の木を言うもので、昔からこの霹棗木は非常に稀なものでこれを身につけるだけで邪悪な気運を追い払うことができるという俗説がある。
即ち、上記霹棗木は強い陽の気運を持つ棗の木に強い陽(雷)が加わったもので、これは陽の気運の中でも一番強い極陽になる。このような極陽の物には陰気が近付くことができず、これを持つだけで各種の悪い気運を追い払い無病長寿することができると伝わっている。上記本発明の一実施形態ではこのような象徴性を持つ材料である霹棗木を符籍顔料に添加して符籍を製造することによって、寿命長寿とさまざまな災難や陰気を追い払うことができるという符籍としての象徴性を極大化することができるようになるのである。
図1は上記本発明の一実施形態に係る保存が容易で象徴性を有する符籍顔料の製造工程を示す工程図である。
図1を参照すれば、上記本発明の一実施形態に係る保存が容易で象徴性を有する符籍顔料を製造するためには、まず白馬の血の提供を受けなければならない。上記白馬の血を海外から輸入する場合は上記白馬の血を長期間保存することができるように木綿に適正量の白馬の血を吸収させて搬入しなければならない(第1段階ST−1)。
木綿を利用して白馬の血を吸収させた後これを自然乾燥させて搬入し、搬入された白馬の血が吸収された木綿を生荏油とともに攪拌した状態で100℃以上の温度で加熱して沸かす(第2段階ST−2)。この時、白馬の血が木綿から溶出されて生荏油とよく攪拌されるように製作者は続いてかき混ぜることが望ましい。
上記加熱過程によって水分が蒸発されて最初配合の載積の1/2の状態になると沸かすことを中止して、鏡面朱沙(硫化第二水銀)18.75gと麝香1.875gを微細な粉末になるように粉砕する。この過程では薬の粉砕機に鏡面朱沙と麝香を入れて粉砕することも可能である(第3段階ST−3)。
上記過程によって鏡面朱沙と麝香の粉砕が完了されると、これと上記白馬の血と生荏油が混合された攪拌液を配合して、ここに自然状態で採取した霹棗木(全体重量比20%)と霹棗木を火に燃やして得られた炭の形態の霹棗木(全体重量比80%)を細かく粉砕して得られた霹棗木の粉末20.45gをさらに添加する。上記攪拌液に鏡面朱沙と麝香の粉砕物及び霹棗木の粉末などがよく混合するようにかき混ぜて符籍顔料を完成する(第4段階ST−4)。
上記本発明の一実施形態にかかる工程により鏡面朱沙(硫化第二水銀)と白馬の血、麝香、霹棗木の粉末、生荏油を一定量で配合して得られた符籍顔料から符籍を製造することによって、腐敗が防止されて、符籍の洗濯の時に毀損されることなく長期間の保存が可能になる。また、符籍顔料に霹棗木の粉末を添加して寿命長寿とさまざまな災難や陰気を追い払うことができるという符籍としての象徴性を極大化することができるようになる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (2)

  1. 硫化第二水銀18.75g、白馬の血60ml、麝香1.875g、霹棗木の粉末20.45g、生荏油60mlの混合比で構成されることを特徴とする符籍顔料。
  2. 60mlの白馬の血を50gの木綿に吸収させる過程と;
    前記白馬の血が吸収された木綿を60mlの生荏油とともに攪拌した状態で、100℃以上の温度で加熱して沸かす過程と;
    前記過程によって水分が蒸発されて最初配合の載積の1/2の状態になると沸かすことを中止して、硫化第二水銀18.75gと麝香1.875gを微細な粉末になるように粉砕する過程と;
    前記白馬の血と生荏油の攪拌液に鏡面朱沙(硫化第二水銀)と麝香の粉末物及び霹棗木の粉末20.45gを配合する過程と;
    を含むことを特徴とする符籍顔料の製造方法。
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