JP2011081713A - 情報処理装置、及び制御方法、プログラム、記録媒体。 - Google Patents

Abstract

【課題】別機種の印刷設定を用いて、適用する印刷設定を決定することを可能とする。
【解決手段】第一の印刷装置に対して適用した第一の印刷設定を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された第一の印刷設定を用いて、第二の印刷装置に対して適用した印刷設定の履歴から類似する印刷設定を検索する検索手段と、前記検索手段による検索の結果、検索された類似の印刷設定を適用する適用手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図３

Description

本発明は、プリンタに対する複数種類の印刷設定項目を有する設定画面の表示と、該印刷設定項目への設定を行う情報処理装置およびその制御方法およびコンピュータプログラム、記録媒体に関するものである。

従来のプリンタ（プリンタドライバを含む）では、複数の印刷設定項目（印刷サイズ、ふち無しなど）を設定するために関わる操作が煩雑となってしまうという問題があった。

また、現状では、プリンタＡ用にした印刷設定を、プリンタＢに適用させるように、別機種の印刷設定を用いて、適用する印刷設定を決定する技術はない。

特許文献１では、過去の印刷履歴を利用し、効率よく表示させ、良く使う設定として登録する事で、利便性を向上させると考えられている。

また、印刷設定を適応させる場合、多機種間での不整合が起こり容易に印刷設定項目を適応させる事が出来なかった。特許文献２に記載しているように、対応していない項目値を丸め処理する事で、多印刷設定の相互利用を行う事が出来ると考えられている。

特開２００８−１４０２４４号公報 特開２０００−２４２５９７号公報

しかしながら、特許文献１の技術では、印刷履歴の中から適用したい印刷設定をユーザ自らが一覧から選択する必要がある。また、別機種の印刷設定を相互利用することはできない。

特許文献２の技術では、「お気に入り」の選択時に、現在のデバイスオプションの装着状況等をチェックし、実行不可能な設定がなされている場合にはその旨のメッセージを表示した上、設定値を丸めるものである。また、設定値の丸め方としては、ドライバが判断してデフォルト値等に丸めてもよいし、また、いくつかの丸め方からユーザに選択させてもよいというものである。しかしながら、別機種の印刷設定を相互利用することはできない。

本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、別機種の印刷設定を用いて、適用する印刷設定を決定することを可能とする。

本発明は、印刷設定を行う情報処理装置であって、第一の印刷装置に対して適用した第一の印刷設定を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された第一の印刷設定を用いて、第二の印刷装置に対して適用した印刷設定の履歴から類似する印刷設定を検索する検索手段と、前記検索手段による検索の結果、検索された類似の印刷設定を適用する適用手段とを有することを特徴とする。

本発明によれば、別機種の印刷設定を用いて、適用する印刷設定を決定することが可能となる。

印刷システムの構成図である。 パーソナルコンピュータのハードウェア構成図である。 印刷処理システムの全体の流れを示す図である。 印刷処理システムの基本的な処理フローを示す図である。 印刷処理システムの合致判断処理のフローを示す図である。 印刷処理システムの類似ポイント算出処理のフローを示す図である。 印刷処理システムの基本操作ダイアログ表示の一例を示す図である。 印刷処理システムの「類似度が最も高いものを自動適用」を選択していた際に、印刷設定に不整合が発生した場合の表示の一例を示す図である。 印刷処理システムの「類似レベル以上を一覧表示して選択」を選択していた際に、印刷設定に不整合が発生した場合の表示の一例を示す図である。 印刷処理システムの合致判断処理の具体例を示す図である。 印刷処理システムの類似ポイント算出処理の具体例を示す図である。 類似ポイント算出後の印刷設定一覧を示す図である。

図１は、本発明における印刷システムの構成図である。

パーソナルコンピュータ（以下、ＰＣという。）１０１が、プリンタＡとプリンタＢとＵＳＢ接続１０２されている。なお、ＰＣとプリンタの接続は、常にされている必要はない。また、接続は、ＵＳＢ接続に限られるものではなく、パラレル接続、ネットワーク接続などであってもよい。

この構成は一例であり、その他の構成であってもよい。

図２は、パーソナルコンピュータ（情報処理装置）のハードウェア構成図である。

ＣＰＵ２０１は、システムバス２０４に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。

また、ＲＯＭ２０２あるいは外部メモリ２１１には、ＣＰＵ２０１の制御プログラムであるＢＩＯＳ（Ｂａｓｉｃ Ｉｎｐｕｔ ／ Ｏｕｔｐｕｔ Ｓｙｓｔｅｍ）やオペレーティングシステムプログラム（以下、ＯＳ）や、各サーバ或いは各ＰＣの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。

ＲＡＭ２０３は、ＣＰＵ２０１の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ＣＰＵ２０１は、処理の実行に際して必要なプログラム等をＲＡＭ２０３にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。

また、入力コントローラ（入力Ｃ）２０５は、キーボード２０９や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。

ビデオコントローラ（ＶＣ）２０６は、ＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）２１０等の表示器への表示を制御する。表示器はＣＲＴだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。

メモリコントローラ（ＭＣ）２０７は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク（ＨＤ）やＦＤ或いはＰＣＭＣＩＡカードスロットにアダプタを介して接続されるＣＦメモリ等の外部メモリ２１１へのアクセスを制御する。

通信Ｉ／Ｆコントローラ（通信Ｉ／ＦＣ）２０８は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、ＴＣＰ／ＩＰを用いたインターネット通信等が可能である。

なお、ＣＰＵ２０１は、例えばＲＡＭ２０３内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開（ラスタライズ）処理を実行することにより、ＣＲＴ２１０上での表示を可能としている。また、ＣＰＵ２０１は、ＣＲＴ２１０上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。

本発明を実現するためのプログラム２１２は外部メモリ２１１に記録されており、必要に応じてＲＡＭ２０３にロードされることによりＣＰＵ２０１によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラム２１２が用いる定義ファイル２１３及び各種情報テーブル２１４は外部メモリ２１１に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。

図３は、印刷処理システムの全体の流れを示す図である。

まず、前提として、ＰＣとプリンタＡが接続されている状態で、ユーザによってプリンタＡ用ドライバの画面から印刷設定（用紙の種類、片面両面、カラーモノクロ、品質等、プリンタドライバ）がされて印刷がされたものとする。そして、その印刷設定は、印刷設定Ａとして記録されている（例えば、お気に入りとして登録される。）。

次に、ＰＣとプリンタＢが接続されている状態で、ユーザが、新たに印刷設定をする手間を削減するために、プリンタＢ用ドライバへ、印刷設定Ａをインポートする。この印刷設定ＡがそのままプリンタＢでも有効な印刷設定であればそのまま利用するが、プリンタＡとプリンタＢの個体差によりプリンタＡでは設定可能な印刷設定であっても、プリンタＢでは設定できない印刷設定がある。例えば、プリンタＡは、カラー印刷が可能であって、プリンタＢは、モノクロしか印刷できない場合である。

本発明においては、プリンタＡの印刷設定を利用できない場合であってもプリンタＢにおいて過去にされた印刷設定を用いて、類似度の高いものを流用することとしている。類似度の高いものを流用することで、可能な限りユーザの望む印刷設定を設定できるようになる。

具体的には、ＰＣは、プリンタＢに記録されている過去の印刷設定Ｂの印刷履歴をすべて取得して、インポートされた印刷設定Ａと類似ポイントの一番高い印刷設定Ｂを検索する。そしてヒットした類似ポイントの一番高い印刷設定Ｂを適用する。図３の例では、類似ポイントの一番高い「印刷設定Ｂ−３」が適用される。

次に、本発明の全体の処理の流れを説明する。

図４は、印刷処理システムの基本的な処理フローを示す図である。

この処理は、ＰＣにおいて実行される処理である。

本フローは、ＰＣがプリンタに対して、印刷指示を実行する前に、本発明にかかる機能を有効とする設定がなされた状態で印刷指示がされることにより処理が始まる。具体的には、プリンタドライバの印刷設定画面において、印刷設定をインポートすることに関る設定がされた状態で印刷実行指示がされた場合に処理が始まる。

図７にドライバの設定画面例を示す。

ユーザは、「印刷設定ファイルのインポート」ボタンを押下して、インポートする印刷設定を指定する。ここでは、図３の例に示す、印刷設定Ａを選択する。

次に、ユーザは、指定した印刷設定がそのまま使えなかった場合（印刷設定が合致しなかった場合）の適用方法を選択する。図７の例では、「類似度が最も高いものを自動適用」が選択されたことにより、インポートした印刷設定ファイルが使えなかった場合、過去の印刷履歴から類似度が高いものを適用する処理を行う。また、「類似レベル以下は適用しない」が選択されていることから、類似検索の「プリンタから履歴を取得する」で入力されている「類似レベル「２０」ポイント以上で類似」の値を用いる。この設定では、類似レベルが「２０」以下の場合は、適用しないこととなる。

なお、類似レベルには重みづけをすることが可能であり、ユーザが任意に設定できる。例えば、速度重視、きれいさ重視、環境（エコ）重視等がある。それぞれの目的にあった、重み付け設定を予め用意しておきユーザは何を重視するか選択するだけで重み付け値が自動で設定される。

上記設定がされた後、印刷指示がなされる。そして、４０１において、ＰＣは、印刷設定をインポートする。具体例として、これからプリンタＢで印刷を行う場合、インポートされたプリンタＡの印刷設定を読み込む。

４０２において、ＰＣは、インポートして印刷設定が、これから印刷処理を行うプリンタに利用することができるか判定する。Ｙｅｓの場合、４１０へ進み、Ｎｏの場合、４０３へ進む。

４０２の処理の詳細について図５を用いて説明する。

図５は、印刷処理システムの合致判断処理のフローを示す図である。

５０１において、ＰＣは、プリンタＢ用の印刷設定項目について１項目ずつ確認する。具体的には、インポートした印刷設定Ａが、プリンタＢ用の印刷設定の項目と合致するかを確認するために、プリンタＢ用の印刷設定の項目から１項目ずつ取り出す。

５０２において、ＰＣは、インポートした印刷設定に同項目存在しているかを判定する。Ｙｅｓの場合、５０３へ進み、Ｎｏの場合、５０７へ進む。

５０３において、ＰＣは、パラメータは範囲内であるかを判定する。Ｙｅｓの場合、５０４へ進み、Ｎｏの場合、５０７へ進む。

５０４において、ＰＣは、プリンタＢ用の印刷設定項目から次の項目を取り出す。

５０５において、ＰＣは、全項目確認終了したかを判定する。Ｙｅｓの場合、５０６へ進み、Ｎｏの場合、５０１へ戻る。

５０６において、ＰＣは、合致しているとの結果を返す。また、５０７において、ＰＣは、合致していないとの結果を返す。

上記処理により、インポートした印刷設定Ａが、プリンタＢ用の印刷設定項目に合致しない例を図１０に示す。

図４の説明に戻る。

４０３において、ＰＣは、合致しているかを判定する。Ｙｅｓの場合、４１０へ進み、ＰＣは、インポートした印刷設定を適用する。また、Ｎｏの場合、４０４へ進む。

４０４において、ＰＣは、「印刷履歴を取得する」が選択されているかを判定する。Ｙｅｓの場合、４０５へ進み、Ｎｏの場合、４０６へ進む。これは、図７に示す例の設定画面において、「適用する」にチェックがされているかにより判断している。

４０５において、ＰＣは、プリンタＢから印刷履歴（印刷設定付き）を取得する。

４０６、４０７において、ＰＣは、全ての印刷設定（デフォルトの印刷設定、お気に入り、履歴等）について類似ポイント算出する。

類似ポイントの算出方法について、図６を用いて説明する。

図６は、印刷処理システムの類似ポイント算出処理のフローを示す図である。

６０１において、ＰＣは、類似ポイントを算出する印刷設定Ｂについて、１項目ずつ確認する。

６０２において、ＰＣは、インポートした印刷設定Ａの同項目のパラメータが一致するかを判定する。Ｙｅｓの場合、６０３へ進み、Ｎｏの場合、６０４へ進む。

６０３において、ＰＣは、重み付け値を類似ポイント合計に加算する。

６０４において、ＰＣは、次の項目を取り出す。

６０５において、ＰＣは、全項目の確認が終了したかを判定する。Ｙｅｓの場合、終了し、Ｎｏの場合、６０１へ戻る。

上記処理により、インポートした印刷設定Ａと、プリンタＢ用の印刷設定項目との類似度の算出方法の例を図１１に示す。インポートした印刷設定（プリンタＡ用）と、比較対象の印刷設定（プリンタＢ用）とを比較し、項目が合致するものについて、予めつけられている重みづけをポイントとして、最終的に値を算出する。この例では、「２６」ポイントが算出されている。

図４の説明に戻る。

４０８において、ＰＣは、全印刷設定の類似ポイントの算出が完了したかを判定する。Ｙｅｓの場合、４０９へ進み、Ｎｏの場合、４０６へ戻る。４０８の処理が終わることにより、それぞれの印刷設定毎の類似ポイント結果が算出される。図１２に例を示す。この例では、「デフォルト印刷設定」、「お気に入り印刷設定１」、「お気に入り印刷設定２」、「履歴１」〜「履歴６」のそれぞれの印刷設定について類似ポイントが算出されている。

４０９において、ＰＣは、類似する印刷設定を適用して終了する。図７に示す例では、「類似度が最も高いものを選択」にチェックがされていることから、最も類似ポイントが高いものを選択して適用する。図１２に示す例では、「３６」ポイントの「印刷設定Ｂ−３」が適用される。この場合、インポートした印刷設定Ａではなく、類似する印刷設定が適用されてこととなるため、ユーザに対して、図８に示すメッセージを表示する。ユーザは、ここで、「印刷設定詳細を表示する」ボタンを押すことで、印刷設定の詳細を確認することができる。また、「ＯＫ」ボタンを押すことで、当該印刷設定を適用する（印刷設定が決定。）。

なお、他の実施形態として、図７において、「類似レベル以上を一覧表示して選択」がチェックされていた場合は、図９に示すような画面を表示する。また、「全印刷設定を一覧表示して選択」がチェックされていた場合は、全ての印刷設定が一覧表示される。そして、ユーザは一覧の中から、印刷設定を選択し、「ＯＫ」ボタンを押すことで、選択した印刷設定が適用される。

以上、図４の処理の説明を行った。この処理により、最終的に適用される印刷設定が決まるため、その後、ＰＣは、印刷設定を反映させた印刷データを生成して、実際の印刷処理を行う。

本発明によれば、別機種の印刷設定を用いて、適用する印刷設定を決定することが可能となる。

なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。

以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。

１０１ パーソナルコンピュータ
１０２ ＵＳＢ接続

Claims (6)

1. 印刷設定を行う情報処理装置であって、
   第一の印刷装置に対して適用した第一の印刷設定を取得する取得手段と、
   前記取得手段により取得された第一の印刷設定を用いて、第二の印刷装置に対して適用した印刷設定の履歴から類似する印刷設定を検索する検索手段と、
   前記検索手段による検索の結果、検索された類似の印刷設定を適用する適用手段と
   を有することを特徴とする情報処理装置。
2. 前記検索手段は、複数の印刷設定の履歴から、類似ポイントの高い印刷設定を検索することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
3. 前記検索手段により、指定された類似ポイントより高い印刷設定の一覧をユーザに選択可能に表示する表示制御手段と、
   前記表示制御手段により表示された一覧から選択された印刷設定を受け付ける受付手段とを有し、
   前記適用手段は、前記受付手段により受け付けた印刷設定を適用することを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
4. 印刷設定を行う情報処理装置における制御方法であって、
   第一の印刷装置に対して適用した第一の印刷設定を取得する取得ステップと、
   前記取得ステップにより取得された第一の印刷設定を用いて、第二の印刷装置に対して適用した印刷設定の履歴から類似する印刷設定を検索する検索ステップと、
   前記検索ステップによる検索の結果、検索された類似の印刷設定を適用する適用ステップと
   を有することを特徴とする制御方法。
5. 印刷設定を行う情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
   第一の印刷装置に対して適用した第一の印刷設定を取得する取得手段、
   前記取得手段により取得された第一の印刷設定を用いて、第二の印刷装置に対して適用した印刷設定の履歴から類似する印刷設定を検索する検索手段、
   前記検索手段による検索の結果、検索された類似の印刷設定を適用する適用手段
   として前記情報処理装置を機能させることを特徴とするプログラム。
6. 請求項５に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶した記録媒体。

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