JP2011078782A - 外科用アクセスデバイスのための発泡体カラー - Google Patents

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Abstract

【課題】外科的処置の間、互いに近接して配置される幾つかのカニューレ間に作成される空隙をなくすること。
【解決手段】外科用アクセスデバイスであって、該外科用アクセスデバイスは、管状部材を有するカニューレと、該管状部材に取り付けられ、該管状部材の長さの一部分に沿って延びる細長いカラーと、該管状部材を通ってスライド可能に取り付けられたバルーンディセクタアセンブリであって、該バルーンディセクタアセンブリは、管状部材であって、該管状部材を貫通するボアを有する、管状部材と、該管状部材の遠位端に動作可能に固定された膨張可能な切除バルーンと、該管状部材の該ボアにスライド可能に取り付けられた閉塞具とを含む、バルーンディセクタアセンブリとを備え、該細長いカラーは、組織を貫通し、組織の厚さの少なくとも一部分に沿って延びるように構成されている、外科用アクセスデバイス。
【選択図】図1

Description

(関連出願の参照)
本出願は、2009年10月7日に出願された米国仮特許出願第61/249,297号に対する利益および優先権を主張し、上記米国仮特許出願の開示は、その全体が本明細書において参考として援用されている。
(技術分野)
本開示は、内視鏡的外科的処置および腹腔鏡的外科的処置において使用する外科用アクセスデバイスに関し、より詳細には、シールを提供するための発泡体カラーを有する外科用アクセスデバイスに関する。
(関連技術の背景)
腹腔鏡的外科的処置および内視鏡的外科的処置において、切開の中に挿入される外科用アクセスデバイスのための入り口ポイントを提供するために、小さな切開または穿刺が、例えば腹部のような、患者の身体に作られ、外科的処置を実行する際に使用される器具の挿入を容易にする。従来の処置に通常見られる、より大きな切開と比較すると、小さな切開に関する処置に対しては、患者への外傷と回復時間との両方が低減される。外科用アクセスデバイスは通常、カニューレとトロカールを含む。カニューレは、外科用器具のためのアクセスポートと、体腔の中に通気流体を導入するための導管とを提供するために利用される。通常、トロカールは、カニューレ内に位置決めされる。トロカールは、組織を貫通して切開を作成し、かつ組織を分離し、カニューレが、手術部位に向かって前進させられることを可能にする。所望の外科手術部位にカニューレを配置すると、トロカールは取り除かれ、カニューレを正しい位置に残す。その後、外科用器具が患者の身体の中に導入される前に、通気流体(例えば二酸化炭素)が体腔の中に導入され、標的の外科手術部位を取り囲む領域を拡大し、より大きく、よりアクセス可能な作業領域を作成する。したがって、通気気体の漏れと、拡大された外科手術部位が収縮することまたはしぼむこととを防止するために、実質的に流体密なシールの維持が望ましい。
気腹および切開内でカニューレを維持するために、バルーンアンカおよび発泡体カラーをカニューレに提供することが知られている。バルーンアンカは、身体内に配置されて膨張させられ、これによって身体へのカニューレの固定およびシールが提供され、該シールは、通気流体の漏れを防止する。発泡体カラーはカニューレの外側で利用され、バルーンアンカと協働して、カニューレを正しい位置に保持する。幾つかのカニューレが単一の切開に配置されるとき、空隙が、隣接するカニューレチューブの間に存在し得、通気流体の漏れを可能にし得る。
したがって、外科的処置の間、互いに近接して配置される幾つかのカニューレの間に作成される空隙をなくする必要性が引き続き存在する。
(概要)
本開示にしたがって、外科用アクセスデバイスは、カニューレと、カニューレの管状部材の周りに配置された細長いカラーとを含む。外科用アクセスデバイスはまた、カニューレの管状部材を通ってスライド可能に取り付けられたバルーンディセクタアセンブリも含み得る。バルーンディセクタアセンブリは、そこを貫通するボアを有する管状部材と、管状部材の遠位端に取り付けられた膨張可能な切除バルーンと、管状部材のボアにスライド可能に取り付けられた閉塞具とを含む。細長いカラーはまた、患者の身体の内側の外科手術部位から患者の身体の外側へ延びるようにも構成され得る。先端部分が軸方向にテーパ加工され得る。
本開示の別の実施形態にしたがって、外科用アクセスデバイスにおける使用のための細長いカラーは、多面体のプリズム形状を有する本体部分と、本体部分の遠位端に接続された先端部分とを含む。一実施形態において、細長いカラーは、患者の身体の内側の外科手術部位から患者の身体の外側へ延びるように構成され得る。さらに、細長いカラーの先端部分は、本体部分の半径の寸法よりも小さい半径の寸法を有し得る。さらに、細長いカラーの先端部分は軸方向にテーパ加工される。
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
(項目1)
外科用アクセスデバイスであって、該外科用アクセスデバイスは、
管状部材を有するカニューレと、
該管状部材に取り付けられ、該管状部材の長さの一部分に沿って延びる細長いカラーと、
該管状部材を通ってスライド可能に取り付けられたバルーンディセクタアセンブリであって、該バルーンディセクタアセンブリは、管状部材であって、該管状部材を貫通するボアを有する、管状部材と、該管状部材の遠位端に動作可能に固定された膨張可能な切除バルーンと、該管状部材の該ボアにスライド可能に取り付けられた閉塞具とを含む、バルーンディセクタアセンブリと
を備え、
該細長いカラーは、組織を貫通し、組織の厚さの少なくとも一部分に沿って延びるように構成されている、外科用アクセスデバイス。
(項目2)
上記細長いカラーは、先端部分と、複数の平らな面を有する本体部分とを含む、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスデバイス。
(項目3)
上記細長いカラーの上記先端部分は、上記本体部分の半径の寸法よりも小さい半径の寸法を有する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスデバイス。
(項目4)
上記細長いカラーは、上記アクセスデバイスが、患者の皮膚における切開を通って挿入されたとき、該患者の皮膚の表面よりも上に延びる、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスデバイス。
(項目5)
上記先端部分は、軸方向にテーパ加工される、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスデバイス。
(項目6)
作業空間にアクセスするためのシステムであって、該システムは、
第1のアクセスデバイスと第2のアクセスデバイスとを備え、
該第1のアクセスデバイスおよび該第2のアクセスデバイスは、それぞれ、
カニューレであって、該カニューレから延びる管状部材を有する、カニューレと、
該管状部材の一部分の周りに配置された細長いカラーであって、該細長いカラーは変形可能であり、それによって該第1のアクセスデバイスおよび該第2のアクセスデバイスが互いに当接するとき、該細長いカラーは変形して、該細長いカラー同士の間に実質的に流体密なシールを形成する、細長いカラーと
を含む、システム。
(項目7)
第3のアクセスデバイスをさらに含み、該第3のアクセスデバイスは、
カニューレであって、該カニューレから延びる管状部材を有する、カニューレと、
該管状部材の一部分の周りに配置された細長いカラーと
を有する、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(摘要)
外科用アクセスデバイスは、アクセスデバイスと、アクセスデバイスを通ってスライド可能に取り付けられたバルーンディセクタアセンブリとを含む。アクセスデバイスは、カニューレと、カニューレに取り付けられた細長いカラーとを含む。バルーンディセクタは、ボアを有する管状部材と、管状部材の遠位端に固定された膨張可能な切除バルーンと、管状部材のボアにスライド可能に取り付けられた閉塞具とを含む。細長いカラーは、多面体のプリズム形状を有する本体部分と先端部分とを含む。本体部分は、患者の身体の内側の外科手術部位から患者の身体の外側へ延び得る。細長いカラーは、外科用物体に対するシールを形成するために十分な伸展性を有する適切な発泡体またはゲル材料から作られ、外科的処置の間、カニューレの軸から外れた動きに適応するために十分に伸展性がある。
本開示の様々な実施形態が、図面を参照して、以下、本明細書に記述される。
図1は、本開示の実施形態にしたがう細長いカラーを含む外科用アクセスデバイスの概略的な側部立面図である。 図2は、図1の外科用アクセスデバイスと共に使用する閉塞具の斜視図である。 図3Aは、本開示の別の実施形態にしたがう細長いカラーを含むカニューレの斜視図である。 図3Bは、本開示のさらに別の実施形態にしたがう膨張可能な細長いカラーを含むカニューレの斜視図である。 図4は、互いに近接して配置された図3のカニューレの上部平面図である。 図5は、組織に配置された図3のカニューレの部分的な側部断面図である。 図6は、本開示にしたがう細長いカラーの別の実施形態の上部平面図である。
(実施形態の詳細な説明)
本開示の実施形態がここで、図面を参照して詳細に説明されるが、図面においては、同様の参照番号は、いくつかの図面において同一の要素または対応する要素を示す。本明細書において使用される場合、用語「遠位」は、従来のとおり、ユーザから最も遠い器具、装置、デバイスまたはその構成要素の部分を指し、用語「近位」は、ユーザに最も近い器具、装置、デバイスまたはその構成要素の部分を指す。以下の記述において、周知の機能または構成は、不必要な詳細によって本開示を不明瞭にすることを避けるために詳細には記述されない。
図1を参照すると、細長いカラー10を有する外科用アクセスデバイス1000が示される。外科用アクセスデバイスの例が、2008年10月2日に出願された米国特許出願第12/244,024号に開示され、その全体が、本明細書に参考として援用されている。以下の開示は、概して、バルーンディセクタアセンブリ80と共なる細長いカラー10の使用に関するが、本開示の細長いカラー10は、バルーンリトラクター、バルーンディセクタ、または任意の他の腹腔鏡的外科用器具に限定されずにこれらと共に使用され得、当業者に公知の様々な他の外科的処置を実行し得ることも企図される。
さらに、図2を参照すると、外科用アクセスデバイス1000は、腹腔鏡的処置または内視鏡的処置に関連して、例えば、腹部のまたは腹膜の内層を通って組織路内に挿入されるように適合される。外科用アクセスデバイス1000は、カニューレ60と、カニューレ60を通ってスライド可能に取り付けられたバルーンディセクタ80とを含む。バルーンディセクタ80は、そこを貫通するボアを有する管状部材20と、管状部材20のボアにスライド可能に取り付けられた閉塞具30とを含む。管状部材20は、管状部材20の近位端22に動作可能に接続された筐体26を有する。閉塞具30は、近位端32および先が丸い先端を有する遠位端34を有するシャフト36を含む。ハンドル38は、シャフト36の近位端に取り付けられている。バルーンディセクタ80は、膨張可能な切除バルーン40をさらに含み、膨張可能な切除バルーン40は、管状部材20の遠位端に動作可能に固定され、かつ管状部材20のボアと連絡する。膨張可能な切除バルーン40は、任意の形状を有し得、弾性であり得るかまたは非弾性であり得る。膨張可能な切除バルーン40は、組織の中で膨張させられ、バルーン40は、組織を元々の(natural)平面に沿って分離させて、手術空間を提供する。バルーンディセクタアセンブリ80はバルーン膨張ポート42と、ポート42に接続されたバルブアセンブリ44とをさらに含む。バルブアセンブリ44は、膨張流体を管状部材20のボアを通って切除バルーン40に送達するための膨張デバイス(図示されず)と結合する。
カニューレ60は、管状部材66と、管状部材66と動作可能に関連付けられたロッキングカラー64と、ロッキングカラー64から遠位方向に延び、管状部材66を部分的に取り囲む細長いカラー10とを含む。細長いカラー10は、ロッキングカラー64に取り付けられ、シールを提供するように腹壁に対して圧縮可能である。特に、細長いカラー10は組織を貫通するように構成され、かつ組織の厚さに沿って延びるような大きさとされ、それによってカラー10の少なくとも近位端部分は、組織における切開の外に延び、細長いカラー10の少なくとも遠位端部分は、体腔の中に露出する。カニューレ60は、筐体本体62をさらに含み、筐体本体62は、管状部材66の近位端に動作可能に接続される。管状部材66は、管状壁を有し、該管状壁は、手術器具を受け入れるための筐体本体62の開口部と連絡する通路を画定する。バルーンディセクタアセンブリ80は、管状部材66に支持され、筐体本体62に提供された膨張ポート68と流体連絡する。流体チャンネル(図示されず)は、管状部材66の壁内に画定され、膨張ポート68をバルーンディセクタアセンブリ80に接続する。
図3Aを特に参照すると、本開示の別の実施形態が、概ね、長手方向軸「A−A」を画定する細長いカラー100として示されている。細長いカラー100は、本体部分112と先端部分114とを含む。細長いカラー100は、カニューレ160の管状部材166に取り付けられ、管状部材166を部分的に取り囲む。細長いカラー100は、例えば、しかし限定されることなく、外科用物体に対するシールを形成しかつ切開位とシーリングの関係をも確立するために十分な伸展性を有する適切な発泡体またはゲル材料のような、圧縮可能かつ/または可撓性のあるタイプの材料から形成され得る。さらに、発泡体またはゲル材料は、外科的処置の間、管状部材166の、軸から外れた動きに適応するために十分に伸展性がある。細長いカラー100は、組織「T」を貫通するような構成とされ、組織「T」の厚さに沿って延びるような大きさとされる。詳細には、図5に最もよく示されているように、本体部分112の少なくとも近位端部分は、組織「T」における切開の外に延び、本体部分112の少なくとも遠位端部分は、体腔の中に露出している。カラー100の長さは、組織「T」の厚さよりも小さく、それによってカラー100全体が、組織「T」を通って切開内に配置されることが想定されている。
図4を特に参照すると、細長いカラー100は、ユーザが、組織「T」において実質的に流体密なシールを維持しながら組織「T」における単一の切開を通して複数のカニューレ160を配置することを可能にする。細長いカラー100は、互いに係合し合い、それらの間に空隙を実質的になくするために必要に応じて縮む。かかる構成は、多くのカニューレ160が、切開において実質的に流体密なシールを維持しながら、互いに接近して配置されることを可能にする。さらに、細長いカラー100の断面の形状は、例えば組織「T」に配置されるカニューレ160の数など、実行される処置の特定のニーズを満足させるように適合させられ得る。断面の特定の形状は、共に配置される特定の数のカニューレ160とのより良い整列を提供し得る。本実施形態において、各細長いカラー100は、八角形の断面形状を有している。しかしながら、かかる形状は、用途に基づいて変化し得る。例えば、細長いカラー300は、図6に示されるように、円形の断面を含み得る。しかしながら、形状にかかわらず、各細長いカラーは、外科用物体に対するシールを形成しかつ切開位とシーリングの関係を確立するために十分な伸展性を有する材料から作られる。
ここで、図3Bを参照すると、本開示の別の実施形態にしたがう拡張可能または膨張可能な細長いカラー200が示される。膨張可能な細長いカラー200は、本体部分212と、先端部分214とを含む。本体部分212は、チャンバ270を含み、チャンバ270は、膨張流体の供給によって拡張可能であり得る。膨張可能な細長いカラー200は、カニューレ260の管状部材266に取り付けられ、管状部材266を部分的に取り囲む。細長いカラー100に関して上で論議された方法と同様な方法で、細長いカラー200は、組織「T」を貫通するように構成され、かつ組織「T」の厚さに沿って延びる大きさとされ、それによって本体部分212の少なくとも近位端部分は、組織「T」における切開の外に延び、本体部分212の少なくとも遠位端部分は、体腔の中に露出する。カラー200の長さは、組織「T」の厚さよりも小さく、それによってカラー200全体が、組織「T」を通って切開内に配置されることも想定されている。膨張可能な細長いカラー200は、管状部材266の近位端部分の近くに配置された膨張ポート290を通る膨張流体の供給によって拡張可能であり得る。膨張ポート290を通って膨張流体が供給されると、チャンバ270が、半径方向外向きの矢印「O」の方向に拡張する(膨張していない細長いカラー200が、図3Bにおいて幻影で示されている)。膨張した細長いカラー200は、外科用物体に対するシールを形成しかつ切開位とシーリングの関係を確立するために十分な伸展性を提供し得る。膨張した細長いカラー200はさらに、組織「T」に対して実質的に流体密なシールを維持しながら、外科的処置の間、管状部材266の、軸から外れた動きに適応する。
ここで、外科用アクセスデバイス1000の動作および使用の方法が記述される。最初に、臍に近接した、例えば腹腔壁において、患者の皮膚に小さな切開が作られる。バルーンディセクタアセンブリ80内に配置された閉塞具30を有しながら、管状部材66の遠位端が切開の中に導入される。閉塞具30は、カニューレ60を組織または腹壁の中に案内するか、または前進させるために利用される。一旦、管状部材20の遠位端が身体の所望の位置に配置されると、閉塞具30はバルーンディセクタアセンブリ80から引き抜かれる。ここで、身体の内側の外科手術部位から身体の外側へ延びる細長いカラー10は、切開およびアンカカニューレ60を身体に対してシールする。次に、膨張可能な切除バルーン40が、腹膜腔外の空間が十分に切除されるまで、公知の手段を使用して膨張させられる。一旦、腹膜腔外の空間が十分に切除されると、切除バルーン40がしぼまされて、除去される。その後、通気流体源が、通気ポート69に結合または接続される。この方法で、通気流体が腹膜腔外の空間に送達され得、所望のように腹膜腔外の空間を維持し得る。さらに、内視鏡(図示されず)、または他の器具が腹膜腔外の空間に導入され得る。細長いカラー10が切開および固着している管状部材20を身体に対してシールしている状態で、様々な外科用器具が、必要に応じて、そして/または所望に応じて、腹膜腔外の空間に導入され、引き抜かれ得る。上述の手順は、外科用アクセスデバイス1000に関して記述されているが、原理は、細長いカラー100、200およびそれらのそれぞれのカニューレ160、260に対しても等しく適用可能である。
本開示の例示的な実施形態が、添付の図面を参照して本明細書に記述されたが、上の記述、開示、および図面は、限定するものとして解釈されるべきではなく、単に特定の実施形態の例示として解釈されるべきである。したがって、本開示は、これらの厳密な実施形態に限定されず、様々な他の変更および修正が、本開示の範囲および精神から逸脱することなく当業者によってもたらされ得ることが理解されるべきである。
10 細長いカラー
20 管状部材
30 閉塞具
40 膨張可能な切除バルーン
60 カニューレ
80 バルーンディセクタアセンブリ
1000 外科用アクセスデバイス

Claims (7)

  1. 外科用アクセスデバイスであって、該外科用アクセスデバイスは、
    管状部材を有するカニューレと、
    該管状部材に取り付けられ、該管状部材の長さの一部分に沿って延びる細長いカラーと、
    該管状部材を通ってスライド可能に取り付けられたバルーンディセクタアセンブリであって、該バルーンディセクタアセンブリは、管状部材であって、該管状部材を貫通するボアを有する、管状部材と、該管状部材の遠位端に動作可能に固定された膨張可能な切除バルーンと、該管状部材の該ボアにスライド可能に取り付けられた閉塞具とを含む、バルーンディセクタアセンブリと
    を備え、
    該細長いカラーは、組織を貫通し、組織の厚さの少なくとも一部分に沿って延びるように構成されている、外科用アクセスデバイス。
  2. 前記細長いカラーは、先端部分と、複数の平らな面を有する本体部分とを含む、請求項1に記載の外科用アクセスデバイス。
  3. 前記細長いカラーの前記先端部分は、前記本体部分の半径の寸法よりも小さい半径の寸法を有する、請求項2に記載の外科用アクセスデバイス。
  4. 前記細長いカラーは、前記アクセスデバイスが、患者の皮膚における切開を通って挿入されたとき、該患者の皮膚の表面よりも上に延びる、請求項2に記載の外科用アクセスデバイス。
  5. 前記先端部分は、軸方向にテーパ加工される、請求項2に記載の外科用アクセスデバイス。
  6. 作業空間にアクセスするためのシステムであって、該システムは、
    第1のアクセスデバイスと第2のアクセスデバイスとを備え、
    該第1のアクセスデバイスおよび該第2のアクセスデバイスは、それぞれ、
    カニューレであって、該カニューレから延びる管状部材を有する、カニューレと、
    該管状部材の一部分の周りに配置された細長いカラーであって、該細長いカラーは変形可能であり、それによって該第1のアクセスデバイスおよび該第2のアクセスデバイスが互いに当接するとき、該細長いカラーは変形して、該細長いカラー同士の間に実質的に流体密なシールを形成する、細長いカラーと
    を含む、システム。
  7. 第3のアクセスデバイスをさらに含み、該第3のアクセスデバイスは、
    カニューレであって、該カニューレから延びる管状部材を有する、カニューレと、
    該管状部材の一部分の周りに配置された細長いカラーと
    を有する、請求項6に記載のシステム。
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