JP2011076452A - タッチパネルを備えた表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力モードを自動的に切り替えることにより利用者の入力操作負担を軽減することができるタッチパネルを備えた表示制御装置を提供する。
【解決手段】外周接触検出手段88は、タッチパネル12の外周に配置された複数のセンサで外周部における利用者の接触位置と接触状態とを検出する。入力モード決定手段82は、外周接触検出手段88により検出された上記接触位置と上記接触状態とに基づいて、スタイラスペンによる入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定する。上記接触位置および接触状態に基づいた適切な入力モードに自動的に切り替わり、入力モードを手動で切り替える場合と比較して、利用者の入力操作負担を軽減する。
【選択図】図3

Description

本発明は、タッチパネルを備えた表示制御装置の入力モードの切替えに関し、例えば、タッチパネルへの手書き入力を支援する制御に関する。
近年、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯可能な電子機器の入出力装置として、タッチパネルが多く用いられるようになってきている。タッチパネルへの入力操作は、例えばスタイラスペンや利用者の指などで画像表示面に接触することにより行われる。そして、タッチパネルへの接触を検出する方法としては、感圧センサや超音波を用いたものなど複数の方式が実用化されている。ここで、例えば、電子機器の利用者が自身の指ではなくスタイラスペンによってタッチパネルに対し入力操作を行う場合に、上記スタイラスペン以外のもの例えば利用者自身の手などが上記画像表示面に触れることが考えられる。そのような場合、例えば感圧センサなどにより上記スタイラスペンのタッチパネルへの接触を検出しているとすれば、その利用者の手の接触が上記スタイラスペンによる接触であるのかそのスタイラスペン以外のものによる接触であるのかを判別できず、利用者が意図した入力操作すなわち上記スタイラスペンによる入力操作を適切に行えないことがあった。これに対し、例えば、特許文献1に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置が提案されている。
上記特許文献1のタッチパネルを備えた表示制御装置は、同時に画像表示面の複数箇所が押圧された場合にはその押圧箇所の分布を検出できる感圧式のタッチパネルを備えており、そのタッチパネルの外縁の少なくとも3箇所にそれぞれ磁気センサを備え、磁場発生部を有するペン型の入力子(スタイラスペン)により利用者が入力操作を行うものである。そして、タッチパネルの押圧箇所(接触箇所)が複数存在する場合には、上記磁気センサにより検出された磁場の強さ又は方向から入力子の指示方向を判別し、複数の押圧箇所の中から最も上記入力子の指示方向寄りにある押圧箇所をその入力子による押圧箇所として特定する。この特許文献1のタッチパネルを備えた表示制御装置は、このような処理を行うことにより、利用者が意図した入力操作を適切に行うことができるようにしている。
特開2006−172367号公報
しかし、前記特許文献1のタッチパネルを備えた表示制御装置は、タッチパネルの外縁に3つ以上の磁気センサを備えることを必要とし、更に、スタイラスペンが専用品になるという課題があった。一方で、例えば、利用者が手で直接タッチパネルに触れないようにスタイラスペンで入力操作を行えば、タッチパネルの誤認識を回避して利用者が意図した入力操作を行うことができ、且つ、上記課題は解消する。
但し、利用者は、手が直接タッチパネルに触れないようにスタイラスペンで入力操作を行う場合において、例えば、スタイラスペンで精細な文字、図形等を手書き入力しようとする際には、そのスタイラスペンを持つ手の小指側側面をタッチパネルの外周の何処かに支持させて書くものと考えられる。このとき、利用者が快適に入力操作を行うためにはその入力操作に適した入力モードに切り替えられるのが望ましい。例えば、スタイラスペンを持つ手の小指側側面をタッチパネルの外周の何処かに支持させた場合には、その支持をさせたことにより上記スタイラスペンを持つ手の動作にある程度の制約が加わるので、その支持させた位置等に応じた適切な入力モードに切り替えられるのが望ましい。しかし、利用者が上記入力操作を開始する前に手動でその入力操作に適した入力モードに切り替える作業をするのでは、入力操作負担が増大し入力操作の快適性が損なわれるおそれがあった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、入力モードを自動的に切り替えることにより利用者の入力操作負担を軽減することができるタッチパネルを備えた表示制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため、請求項1に係る発明の要旨とするところは、(a)利用者が操作する入力操作子による入力を受け付けるための入力受付画像を表示すると共にその入力受付画像の表示面へのその入力操作子の接触を検出するタッチパネルを備えた表示制御装置であって、(b)前記表示面よりも外周に位置する外周部の少なくとも一部における前記利用者の接触を検知し、接触位置と接触状態とを検出する外周接触検出手段と、(c)その外周接触検出手段により検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、前記入力操作子による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定する入力モード決定手段とを、含むことにある。
また、請求項10に係る発明の要旨とするところは、(a)利用者が操作する入力操作子による入力を受け付けるための入力受付画像を表示すると共にその入力受付画像の表示面へのその入力操作子の接触を検出するタッチパネルを入出力装置として備えるコンピュータの入力モード決定プログラムであって、そのコンピュータを、(b)前記表示面よりも外周に位置する外周部の少なくとも一部における前記利用者の接触を検知し、接触位置と接触状態とを検出する外周接触検出手段、及び、(c)その外周接触検出手段により検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、前記入力操作子による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定する入力モード決定手段として機能させるものであることにある。
また、請求項11に係る発明の要旨とするところは、(a)利用者が操作する入力操作子による入力を受け付けるための入力受付画像を表示すると共にその入力受付画像の表示面へのその入力操作子の接触を検出するタッチパネルを備えた表示制御装置の入力モード決定方法であって、(b)前記表示面よりも外周に位置する外周部の少なくとも一部における前記利用者の接触を検知し、接触位置と接触状態とを検出する外周接触検出工程と、(c)その外周接触検出工程において検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、前記入力操作子による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定する入力モード決定工程とを、含むことにある。
請求項1に係る発明のタッチパネルを備えた表示制御装置によれば、前記外周接触検出手段は、前記表示面よりも外周に位置する外周部の少なくとも一部における前記利用者の接触を検知し、接触位置と接触状態とを検出し、前記入力モード決定手段は、上記外周接触検出手段により検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、前記入力操作子による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定する。そのため、上記接触位置および接触状態に基づいた適切な入力モードに自動的に切り替わり、それにより、入力モードが手動で切り替えられる場合と比較して、利用者の入力操作負担を軽減することが可能である。そして、このような入力モードの自動切替えにより利用者は快適に入力作業を行うことができる。なお、前記入力操作子とは、利用者が入力操作を行う場合に操作するものであり、例えばスタイラスペンや利用者自身の指などである。
ここで、好適には、前記接触状態はその接触状態における接触領域であり、前記入力モード決定手段は、前記外周接触検出手段により検出された前記接触領域の前記表示面の外縁に沿った長さが予め定められた接触長判定値以上である場合に、前記接触位置と前記接触領域とに基づいて前記入力モードを決定する。このようにすれば、前記外周接触検出手段により検出された上記接触位置および上記接触領域のうち入力モードの決定に利用すべきでないものを除外した上で入力モードが自動的に決定されるので、入力モードがより的確に利用者の意図に沿うように決定される。なお、前記接触領域は前記接触状態の下位概念である。
また、好適には、(a)前記外周接触検出手段は、複数の前記接触領域のうち前記表示面の外縁に沿った長さが最も長い接触領域である最大接触領域を選択する最大接触領域選択手段を有しており、(b)前記入力モード決定手段は、前記表示面の外縁に沿った長さが前記予め定められた接触長判定値以上である前記接触領域が複数存在する場合には、選択された前記最大接触領域とその最大接触領域に対応する前記接触位置とに基づいて前記入力モードを決定する。このようにすれば、前記利用者の接触が前記外周部の複数箇所で検知された場合、例えば、利用者が一方の手で入力操作を行い他方の手でタッチパネルの表示面よりも外周に位置する上記外周部に触れている場合等にも、適切に入力モードを決定するための前記接触領域および接触位置を選び出すことができる。
また、好適には、前記入力モード決定手段は、前記表示面への前記入力操作子の接触が検出されている場合には、現状の入力モードを継続する。このようにすれば、利用者の入力操作中に意に反して自動的に入力モードが切り替わることが回避され、利用者は快適に入力作業を行うことができる。
また、好適には、(a)前記入力受付画像は、前記入力操作子が前記表示面に接触した軌跡を表示する書込領域を、前記入力モードに応じた位置に備えており、(b)前記入力モード決定手段は、前記複数の入力モードの中で前記書込領域が前記外周接触検出手段により検出された前記接触位置の側に最も寄ったものに入力モードを決定する。このようにすれば、利用者が上記書込領域内に前記入力操作子で手書き入力を行う場合に、前記書込領域が前記接触位置の側に寄らない場合と比較して、例えば利用者は上記入力操作子を操作する手を前記表示面よりも外周に位置する前記外周部で支持させた状態で不自然な姿勢にならず快適にその入力作業を行うことができる。
また、好適には、前記入力モード決定手段は、前記入力モードの決定により、前記書込領域内に表示される前記入力操作子の軌跡を示す線の太さを決定する。このようにすれば、前記接触位置および接触状態に基づいて適切な上記線の太さに自動的に切り替わり、それにより、その線の太さが手動で切り替えられる場合と比較して、利用者の入力操作負担を軽減することが可能であり、利用者は快適に入力作業を行うことができる。
また、好適には、前記入力モード決定手段は、前記入力モードの決定により、前記入力受付画像内での前記入力操作子による入力機能を選択するための画像の配置を決定する。このようにすれば、前記接触位置および接触状態に基づいて上記画像の配置が適切なものに自動的に切り替わり、それにより、その画像の配置が手動で切り替えられる場合と比較して、利用者の入力操作負担を軽減することが可能であり、利用者は快適に入力作業を行うことができる。
また、好適には、前記入力モード決定手段は、前記外周接触検出手段により前記外周部における前記利用者の接触が検知されない場合には、前記複数の入力モードに含まれる予め定められた基本入力モードに入力モードを決定する。このようにすれば、例えば前記外周部が利用者によって触れられていないときに色々な入力モードが選択されているような場合と比較して、利用者は上記外周部に触れずに入力操作を行う場合にもその入力操作を快適に行うことができる。
また、好適には、前記表示面は、前記外周部に対して凹んだ面である。このようにすれば、例えば利用者が前記入力操作子を持つ手の小指側側面を上記外周部に載せて手書き入力を行う場合に、上記表示面が上記外周部に対して突き出した面である場合と比較して、上記入力操作子による入力操作を快適に安定して行うことができる。また、上記表示面に上記入力操作子を持つ手が触れないように手書き入力を行い易いので、上記手が接触することにより上記表示面が汚れることを抑制することが可能である。
また、好適には、(a)前記外周部は、互いに一対をなす第1外周部と第2外周部とから構成され、(b)前記書込領域が前記第2外周部よりも前記第1外周部側に寄った前記入力受付画像を表示する第1入力モードと、前記書込領域が前記第1外周部よりも前記第2外周部側に寄った前記入力受付画像を表示する第2入力モードとが前記複数の入力モードに含まれており、(c)前記入力モード決定手段は、前記最大接触領域に対応する接触位置が前記第1外周部で検出された場合には前記第1入力モードに入力モードを決定する一方で、前記最大接触領域に対応する接触位置が前記第2外周部で検出された場合には前記第2入力モードに入力モードを決定する。このようにすれば、前記第1入力モードと第2入力モードとの間での入力モードの変更により前記書込領域の位置が変わらない場合と比較して、例えば利用者は上記入力操作子を操作する手を前記外周部で支持させた状態で不自然な姿勢にならず快適にその入力作業を行うことができる。
また、請求項10に係る発明の入力モード決定プログラム、および、請求項11に係る発明の入力モード決定方法によれば、前記表示面よりも外周に位置する外周部の少なくとも一部における前記利用者の接触を検知し、接触位置と接触状態とを検出し、その検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、前記入力操作子による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定するので、前記請求項1に係る発明のタッチパネルを備えた表示制御装置と同様に、入力モードが手動で切り替えられる場合と比較して、利用者の入力操作負担を軽減することが可能である。そして、このような入力モードの自動切替えにより利用者は快適に入力作業を行うことができる。
本発明が適用される一実施例であるタッチパネルを備えた表示制御装置の外観を表す正面図である。 図1においてII−II方向に見た表示制御装置の断面図である。 図1の表示制御装置の電気的な構成を例示するブロック図であり、その表示制御装置に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図1の表示制御装置において、その表示装置に表示された、利用者が上記表示制御装置の各機能を選択するための機能選択画像を示した図である。 図1の表示制御装置において、択一的に決定される複数の入力モードのうちの1つである基本入力モードで表示装置に表示される入力受付画像を示した図である。 図1の表示制御装置において、択一的に決定される複数の入力モードのうちの1つである右手入力モードで表示装置に表示される入力受付画像を示した図である。 図1の表示制御装置において、択一的に決定される複数の入力モードのうちの1つである左手入力モードで表示装置に表示される入力受付画像を示した図である。 図1の表示制御装置において、利用者が図4の機能(a)〜(f)から手書き入力の可能な機能を選択した場合に表示装置に表示される入力受付画像を示した図であって、基本入力モード時の入力受付画像を示した図である。 図1の表示制御装置において、その入力モードが基本入力モードである場合において利用者の接触が右側外周部にあった場合の例を示した図である。 図9に対し更に利用者の接触が左側外周部にもあった場合の例を示した図である。 図10に対し利用者の接触が左側外周部に更に1箇所多い場合の例を示した図である。 図10に示す例において、図3の入力モード決定手段が表示制御装置の入力モードを右手入力モードに決定したことにより、右手入力モード時の入力受付画像が表示装置に表示された状態を示す図である。 図12に示す例において、一時的に利用者が手を右側外周部から離し接触領域がA2だけになった場合の例を示す図である。 図12に示す例において、表示制御装置の入力モードが右手入力モードから基本入力モードに戻った場合のその基本入力モード時の入力受付画像が表示装置に表示された状態を示す図である。 図1の表示制御装置において、その入力モードが基本入力モードである場合を例として、スタイラスペンが画像表示面へ接触している限り現状の入力モードが継続することを説明するための図である。 図1の表示制御装置の制御作動の要部、すなわち、その表示制御装置の入力モードを決定する制御作動を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用されるタッチパネルを備えた表示制御装置10の外観を表す正面図である。図2は、図1においてII−II方向に見た表示制御装置10の断面図である。表示制御装置10は、例えばPDAなどの電子機器であり、図1及び図2に示すように、タッチパネル12と、そのタッチパネル12に表示される画像等の表示面18(以下、「画像表示面18」という)よりも外周に位置する外周部20に設けられた外周部接触センサ24と、ABS樹脂やアルミ合金などの材質であって表示制御装置10の外形を成し画像表示面18を露出するように開口した筐体26とを備えている。
タッチパネル12は、利用者に対する入出力装置として一般的に知られているタッチパネルディスプレイ装置であり、画像や文字等を表示する表示装置14と、表示制御装置10の利用者が操作する入力操作子としてのスタイラスペン52(図15参照)が画像表示面18に接触したこと及び接触していることを検出する表示面接触検出装置16とを備えている。そして、タッチパネル12は、画像表示面18側から表示面接触検出装置16と表示装置14とが層状に相互に一体となって構成されている。タッチパネル12は、抵抗膜方式、静電容量方式、超音波表面弾性波方式、赤外線遮光方式などの何れの方式でスタイラスペン52の画像表示面18への接触が検出されてもよいが、本実施例では抵抗膜方式が採用されている。図2に示すように、タッチパネル12の画像表示面18は、その画像表示面18よりも外周に位置する外周部20に対して僅かに凹んだ面となっている。
表示装置14は、例えば液晶表示装置や有機ELディスプレイなどであり、入力信号に従って画像や文字等を画像表示面18に表示する。
表示面接触検出装置16は、透明な薄いシート状の例えば感圧センサであり、表示装置14の画像等を表示させる側の面の略全体に一体的に貼り付けられている。そして、表示面接触検出装置16は、スタイラスペン52が画像表示面18に接触すると、そのスタイラスペン52の接触を検出し、その接触を検出した画像表示面18上の位置を示すペン接触検出位置信号を出力する。
外周部接触センサ24は、利用者の手などの何らかの物が外周部20へ接触したこと、詳細には、画像表示面18と同一方向に向いた外周部上面22へ接触したことを検知するセンサであり、画像表示面18の全周を取り囲むように前記外周部20に設けれている。この外周部接触センサ24は、例えば、感圧センサ、静電容量センサ、感温センサなどである。外周部接触センサ24は、外周部上面22における利用者の接触を検知した場合には、その接触の接触位置および接触状態を示す信号を出力する。例えば、外周部接触センサ24は、その利用者の接触を複数箇所で検知した場合には、その複数箇所の各々について上記接触位置および接触状態を示す信号を出力する。上記接触状態とは、外周部上面22へ利用者の手などが接触している状態に対応して検出される指標であって、例えば、その接触箇所での圧力分布、圧力変化などである。あるいは、接触を受けている領域(接触領域)の面積(接触面積)、長さ(例えば、後述の接触領域長LTCH)や、単に接触領域が存在することでもよい。また、上記接触位置とは、上記接触状態が生じている上記外周部上面22内での代表位置であり、例えば、上記接触箇所の圧力分布内で最大圧を示す位置や、上記接触箇所における接触領域の重心位置や、画像表示面18の外縁28に沿った上記接触領域の長さの中心位置などである。
本実施例では、外周部20は、外観上の境目は無いが外周部20を認識する上においては、互いに一対をなす第1外周部と第2外周部とから構成されている。具体的には、利用者が画像表示面18に表示される画像(例えば入力受付画像PCTIN)に正対して、その画像表示面18を左右均等に分ける画面中心線LCTRを境にして右側の右側外周部30が前記第1外周部であり、上記画面中心線LCTRを境にして左側の左側外周部32が前記第2外周部である。
図3は、表示制御装置10の電気的な構成を例示するブロック図であり、表示制御装置10に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図3に示すように、表示制御装置10は、タッチパネル12および外周部接触センサ24に加えて、中央演算処理装置であるCPU40と、RAM42と、ROM44と、CD−ROMや磁気ディスクなどの記録媒体からデータやプログラム等を読み込み或いはその記録媒体にデータやプログラム等を書き込む読出書込装置46と、これらの構成要素の相互間でデータ授受を仲介するバス48とを備えたコンピュータである。
CPU40は、RAM42の一時記憶機能を利用しつつROM44の一部等に予め記憶された入力モード決定プログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂コンピュータの制御部である。例えば、CPU40は、利用者が電源スイッチをONにした場合に表示制御装置10の予め定められた初期画像を表示装置14に表示させたり、表示制御装置10の電子メール機能、電話機能、FAX機能等の各機能に基づいた所定の画像を表示装置14に表示させたり、表示面接触検出装置16からの前記ペン接触検出位置信号に基づいて所定の機能を実行し表示装置14の表示画像を切り替えたり、タッチパネル12への所謂手書き入力を受け付けその手書き画像を表示装置14に表示させたりする制御を実行する。また、前記入力モード決定プログラムは、それが記録されたCD−ROM等の記録媒体から読出書込装置46により予め読み込まれたものであってもよい。
図3に示すように、表示制御装置10(詳細にはCPU40)は、画像表示制御手段80と、入力モード決定手段82と、表示面接触検出手段84と、手書入力制御手段86と、外周接触検出手段88と、入力モード継続判断手段96とを備えている。なお、画像表示制御手段80の作動は入力モード決定方法の画像表示制御工程に対応し、入力モード決定手段82の作動は上記方法の入力モード決定工程に対応し、表示面接触検出手段84の作動は上記方法の表示面接触検出工程に対応し、手書入力制御手段86の作動は上記方法の手書入力制御工程に対応し、外周接触検出手段88の作動は上記方法の外周接触検出工程に対応し、入力モード継続判断手段96の作動は上記方法の入力モード継続判断工程に対応する。
画像表示制御手段80は、表示装置14に画像を表示させるための制御を行う。画像表示制御手段80は、その1つの作動として、利用者が表示制御装置10の各機能を選択するための機能選択画像を表示装置14に表示させる。例えばその機能選択画像とは図4に示すような画像であり、図4に示す機能(a)〜(f)は、表示制御装置10が備える電子メール機能、電話機能、FAX機能等の各機能のことである。例えば、画像表示制御手段80は、表示制御装置10の電源スイッチがOFFからONに切り替えられた場合には、図4に示す前記機能選択画像を表示装置14に表示させる。そして、その機能選択画像の表示中に上記機能(a)〜(f)の何れかが選択されればその選択された機能が開始され、画像表示制御手段80は、実行中の機能(a)〜(f)の何れかが終了した場合には、図4に示す上記機能選択画像を表示装置14に表示させる。図4において、例えば、機能(a)との文字を含む画像領域a1内でスタイラスペン52の画像表示面18への接触が検出された場合には、表示制御装置10の機能が機能(a)に切り替わり、画像表示制御手段80は、その機能(a)のための所定の画像を表示装置14に表示させる。
また、画像表示制御手段80は、後述の入力モード決定手段82が表示制御装置10の入力モードMODINを決定した場合には、スタイラスペン52による入力を受け付けるための入力受付画像PCTINを切り替える。具体的には、その決定された入力モードMODINに対応する入力受付画像PCTINを表示装置14に表示させる。
入力モード決定手段82は、スタイラスペン52による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードを記憶している。予め定められた入力モードの数に特に制限は無いが、本実施例では、大まかな図や文字等の手書き入力に適したラフモードである基本入力モードMODMと、利用者が右手に持ったスタイラスペン52で手書き入力をすることに適した第1入力モードとしての右手入力モードMODRと、利用者が左手に持ったスタイラスペン52で手書き入力をすることに適した第2入力モードとしての左手入力モードMODLとの3つの入力モードが予め定められて記憶されている。例えば、各入力モードMODM,MODR,MODL毎に、前記入力受付画像PCTINの構成、及び、その入力受付画像PCTINに含まれる手書き入力領域ST0内に表示されるスタイラスペン52の画像表示面18に接触したペン接触軌跡を示す手書き線の太さすなわち手書き入力時の手書き線幅が予め定められている。上記手書き入力とは、画像表示面18の手書き入力領域ST0に対応する範囲内での前記ペン接触軌跡に基づく入力である。
具体的に、上記基本入力モードMODMでは、前記入力受付画像PCTINは図5のような構成であり、詳細には、スタイラスペン52が画像表示面18に接触した軌跡(ペン接触軌跡)を表示する書込領域である前記手書き入力領域ST0が利用者にとって最も見易いように入力受付画像PCTIN内の中央に配置され、前記手書き線を表示しない非手書き入力領域ST1,ST2が、利用者が入力受付画像PCTINに正対して手書き入力領域ST0の左右両側に配置される。更に、基本入力モードMODMでは、前記手書き線幅が比較的太い所定の第1線幅LW1とされる。
また、右手入力モードMODRでは、前記入力受付画像PCTINは図6のような構成であり、詳細には、利用者が入力受付画像PCTINに正対して、前記手書き入力領域ST0がその入力受付画像PCTIN内で右寄りに配置され、非手書き入力領域ST1,ST2が左寄りすなわち手書き入力領域ST0よりも左側に配置される。更に、右手入力モードMODRでは、前記手書き線幅が前記第1線幅LW1よりも細い所定の第2線幅LW2とされる。
また、左手入力モードMODLでは、前記入力受付画像PCTINは図7のような構成であり、詳細には、利用者が入力受付画像PCTINに正対して、前記手書き入力領域ST0がその入力受付画像PCTIN内で左寄りに配置され、非手書き入力領域ST1,ST2が右寄りすなわち手書き入力領域ST0よりも右側に配置される。更に、左手入力モードMODLでは、前記手書き線幅が右手入力モードMODRと同様に前記第2線幅LW2とされる。
前記非手書き入力領域ST1,ST2内には、例えば、手書き入力領域ST0に作成原稿の一部が拡大表示されているときにその全体を表すプレビュー画像や、入力受付画像PCTIN内でのスタイラスペン52による入力機能を選択するための入力機能選択画像たとえば手書き入力時の入力機能を選択する描画ツールの画像(消しゴムツールアイコンや鉛筆ツールアイコン等)や、現在の入力モードMODINを終了するための入力モード終了ボタンの画像BT(図13参照)などが表示される。ここで、例えば、上記入力機能選択画像の表示されている画像表示面18上の範囲内にスタイラスペン52が接触するとその表示されている機能が選択され、入力モード終了ボタンの画像BTの表示されている画像表示面18上の範囲内にスタイラスペン52が接触すると現在の入力モードMODINが終了する。また、非手書き入力領域ST1,ST2の構成、例えば、非手書き入力領域ST1,ST2内での前記プレビュー画像、前記入力機能選択画像、及び前記入力モード終了ボタンの画像BTなどの配置は、各入力モードMODM,MODR,MODL毎に予め定められている。
図8は、利用者が図4の機能(a)〜(f)から手書き入力の可能な機能を選択した場合に画像表示面18に表示される入力受付画像PCTINを示した図である。入力モード決定手段82は、利用者がスタイラスペン52を図4の画像が表示された画像表示面18へ接触させる等して、手動で前記手書き入力の可能な機能を選択した場合、或いは、上記手書き入力の可能な機能が自動的に選択された場合に、表示制御装置10の入力モードMODINを基本入力モードMODMに決定する、すなわち、表示制御装置10の入力モードMODINとして基本入力モードMODMを選択する。そして、画像表示制御手段80は、入力モード決定手段82が表示制御装置10の入力モードMODINを基本入力モードMODMに決定すると、図8に示すように、その基本入力モードMODMに対応する入力受付画像PCTINを表示装置14に表示させる。なお、例えば表示制御装置10が手書き入力の可能な電話機能を有する場合にその表示制御装置10に対し電話がかかってきた場合等に、上記手書き入力の可能な機能が自動的に選択される。
また、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを決定すると共に、その決定に応じて入力モードフラグFLGを設定する。具体的に、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを基本入力モードMODMに決定する場合にはそれと共に入力モードフラグFLGを0に設定する。また、表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODRに決定する場合にはそれと共に入力モードフラグFLGを1に設定する。また、表示制御装置10の入力モードMODINを左手入力モードMODLに決定する場合にはそれと共に入力モードフラグFLGを2に設定する。
表示面接触検出手段84は、表示面接触検出装置16からの前記ペン接触検出位置信号に基づいて、画像表示面18へのスタイラスペン52の接触を検出する。具体的には、画像表示面18へスタイラスペン52が接触していることを検出しその接触があるか否かを判断すると共に、そのスタイラスペン52が接触している画像表示面18内での位置を検出する。
手書入力制御手段86は、手書き入力領域ST0内での手書き入力を受け付ける。そして、表示面接触検出手段84により検出されたスタイラスペン52が接触した画像表示面18内での位置およびその位置の連続したものである前記ペン接触軌跡から、文字や図形等を認識する。
図8に戻り、例えば、手書き入力領域ST0内にスタイラスペン52で「あいうえお」というペン接触軌跡で手書き入力されれば、手書入力制御手段86はその手書き入力を受け付け認識し、画像表示制御手段80は、その手書入力制御手段86が受け付けたペン接触軌跡に基づいて、その「あいうえお」というペン接触軌跡を表示装置14に表示させる。この場合、図8では、入力モード決定手段82が表示制御装置10の入力モードMODINを基本入力モードMODMに決定したことにより、前記手書き線幅は第1線幅LW1に設定されるので、画像表示制御手段80は、上記ペン接触軌跡を比較的太い第1線幅LW1の手書き線で表示装置14に表示させる。
外周接触検出手段88は、外周部接触センサ24からの信号に基づいて、図1に示す外周部20の少なくとも一部における利用者の接触を検知し、その外周部20における利用者の前記接触位置と前記接触状態とを検出する。具体的に、外周接触検出手段88が検出する上記接触状態はその接触状態が生じている接触箇所での圧力分布や圧力変化等であっても差し支えないが、本実施例では、外周接触検出手段88が検出する上記接触状態はその接触状態における前記接触領域であり、すなわち、外周接触検出手段88は上記接触状態を上記接触領域として取得する領域取得手段として機能する。また、外周接触検出手段88が検出する上記接触位置は上記接触状態が生じている前記外周部上面22内での代表位置であれば特に限定はないが、本実施例では、外周接触検出手段88が検出する上記接触位置は画像表示面18の外縁28に沿った前記接触領域の長さの中心位置である。そして、外周接触検出手段88は、接触状態判断手段90と最大接触領域選択手段92と接触位置判断手段94とを備えている。なお、接触状態判断手段90の作動は前記入力モード決定方法の接触状態判断工程に対応し、最大接触領域選択手段92の作動は上記方法の最大接触領域選択工程に対応し、接触位置判断手段94の作動は上記方法の接触位置判断工程に対応し、それら接触状態判断工程、最大接触領域選択工程、及び接触位置判断工程は、前記外周接触検出工程に含まれる。
接触状態判断手段90は、外周接触検出手段88により検出された前記接触領域の画像表示面18の外縁28に沿った長さである接触領域長LTCHが予め定められた接触長判定値XLTCH以上であるか否かを判断する。また、上記接触領域が前記外周部上面22に複数存在する場合には、その複数の接触領域毎に、上記接触領域長LTCHが上記接触長判定値XLTCH以上であるか否かの判断をする。なお、上記接触長判定値XLTCHは、例えば、前記接触領域長LTCHがそれ未満であれば、その接触領域は利用者がスタイラスペン52を持つ手の小指側側面を前記外周部20に載せたものではないと判断できるように、実験的に設定される。また、以下の説明では、前記接触長判定値XLTCH以上の接触領域長LTCHを有する前記接触領域を、「有効接触領域」と表す。
最大接触領域選択手段92は、前記接触領域が複数存在する場合には、その複数の接触領域毎の接触領域長LTCHを相互に比較し、その複数の接触領域のうち接触領域長LTCHが最も長い接触領域である最大接触領域を選択する。なお、最大接触領域選択手段92は、例えば、その接触領域長LTCHが互いに等しい上記最大接触領域が2つ存在する場合にはその2つの最大接触領域を選択する。また、最大接触領域選択手段92は、外周接触検出手段88により検出された全ての前記接触領域の中から前記最大接触領域を選択してもよいが、好適には、前記有効接触領域の中から上記最大接触領域を選択する。また、最大接触領域選択手段92は、上記接触領域が1箇所である場合には、その接触領域を前記最大接触領域として選択してもよい。
接触位置判断手段94は、外周接触検出手段88により検出された前記接触位置が前記右側外周部30と左側外周部32との何れで検出されたものかを判断する。言い換えれば、上記接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れの範囲内に含まれるかを判断する。更に、接触位置判断手段94は、上記接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れでも検出されたと判断した場合には、最大接触領域選択手段92によって選択された最大接触領域に対応する接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れで検出されたものかを判断する。なお、好適には、接触位置判断手段94は、接触状態判断手段90により前記接触領域長LTCHが接触長判定値XLTCH以上であると外周部20の少なくとも1箇所で判断された場合に、前記有効接触領域に対応する接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れで検出されたものかを判断する。
入力モード決定手段82は、前述の機能に加え、外周接触検出手段88により検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、表示制御装置10の入力モードMODINを予め定められた複数の入力モードMODM,MODR,MODLの何れかに決定する、すなわち、表示制御装置10の入力モードMODINとして予め定められた複数の入力モードMODM,MODR,MODLの何れかを選択する。例えば、前述したように、上記複数の入力モードMODM,MODR,MODL毎に、前記入力受付画像PCTINの構成と前記手書き入力時の手書き線幅とが予め定められているので、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを決定することにより、入力受付画像PCTIN内での手書き入力領域(書込領域)ST0の位置(配置)、上記手書き線幅、前記非手書き入力領域ST1,ST2内の前記入力機能選択画像の配置、および、前記入力モード終了ボタンの画像BTの配置等を決定することになる。
ここで、表示制御装置10の入力モードMODINの決定の基になる前記接触位置と前記接触状態とに特に限定はなくても差し支えないが、本実施例では、入力モード決定手段82は、接触状態判断手段90により前記接触領域の接触領域長LTCHが接触長判定値XLTCH以上であると判断された場合に、前記有効接触領域とその有効接触領域に対応する接触位置とに基づいて、表示制御装置10の入力モードMODINを決定する。更に、入力モード決定手段82は、接触状態判断手段90により複数の前記接触領域についてそれらの接触領域長LTCHが接触長判定値XLTCH以上であると判断された場合には、最大接触領域選択手段92により選択された前記最大接触領域とその最大接触領域に対応する接触位置とに基づいて、表示制御装置10の入力モードMODINを決定する。
具体的に、接触状態判断手段90により前記接触領域の接触領域長LTCHが接触長判定値XLTCH以上であると外周部20の少なくとも1箇所で判断された場合において、入力モード決定手段82は、接触位置判断手段94によって、前記有効接触領域に対応する接触位置が右側外周部30だけで検出されたものであると判断され、または、前記最大接触領域に対応する接触位置が右側外周部30だけで検出されたものであると判断された場合には、表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODRに決定する。その一方で、接触位置判断手段94によって、上記有効接触領域に対応する接触位置が左側外周部32だけで検出されたものであると判断され、または、上記最大接触領域に対応する接触位置が左側外周部32だけで検出されたものであると判断された場合には、表示制御装置10の入力モードMODINを左手入力モードMODLに決定する。要するに、図6および図7に示すように、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを、前記複数の入力モードMODM,MODR,MODLの中で、手書き入力領域(書込領域)ST0が、外周接触検出手段88により検出された前記有効接触領域または前記最大接触領域に対応する前記接触位置の側に最も寄ったものに決定する。なお、例外的なことではあるが、入力モード決定手段82は、前記最大接触領域が複数選択されておりその最大接触領域に対応する接触位置が右側外周部30と左側外周部32との両方で検出されたと判断された場合には、表示制御装置10の入力モードMODINを決定しない。
但し、入力モード決定手段82は、前記入力モードフラグFLGが0、1、2の何れに設定されているかを判断し、表示制御装置10の入力モードMODINを、基本入力モードMODM以外のものに決定する場合すなわち右手入力モードMODRまたは左手入力モードMODLに決定する場合には、上記入力モードフラグFLGが0であることを条件に、前記接触位置と前記接触状態とに基づく表示制御装置10の入力モードMODINの決定を行う。
上述した入力モード決定手段82による表示制御装置10の入力モードMODINの決定に関し、図9〜図11を用いて具体的に説明する。図9は、表示制御装置10の入力モードMODINが基本入力モードMODMである場合において利用者の接触が右側外周部30にあった場合の例を示した図である。ここで、図9に図示されている接触領域はA01であってその接触領域A01の接触領域長LTCHはL01であり、その接触領域長L01は接触長判定値XLTCH以上であるとする。図9では、接触状態判断手段90は、外周接触検出手段88により検出された接触領域A01の接触領域長L01が接触長判定値XLTCH以上であると判断し、且つ、接触位置判断手段94は、上記接触領域A01に対応する接触位置が右側外周部30で検出されたものと判断する。これらの判断から、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODRに決定すると共に、入力モードフラグFLGを0から1に設定変更する。
図10は、図9に対し更に利用者の接触が左側外周部32にもあった場合の例を示した図である。ここで、図10において、図9に対し加わった接触領域はA02であってその接触領域A02の接触領域長LTCHはL02であり、その接触領域長L02は接触長判定値XLTCH以上であるが前記接触領域長L01より短いものとする。図10では、接触状態判断手段90は、外周接触検出手段88により検出された接触領域A01,A02の何れでも接触領域長L01,L02が接触長判定値XLTCH以上であると判断する。また、最大接触領域選択手段92は、複数の接触領域A01,A02のうち接触領域長LTCHが最も長い接触領域A01を最大接触領域として選択する。また、接触位置判断手段94は、上記接触領域A01,A02の接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れでも検出されたと判断するので、最大接触領域A01に対応する接触位置が右側外周部30で検出されたものと判断する。これらの判断から、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODRに決定すると共に、入力モードフラグFLGを0から1に設定変更する。
図11は、図10に対し利用者の接触が左側外周部32に更に1箇所多い場合の例を示した図である。ここで、図11において、図10に対し加わった接触領域はA03であってその接触領域A03の接触領域長LTCHはL03であり、その接触領域長L03は接触長判定値XLTCH以上であるが前記接触領域長L02より短いものとする。図11では、接触状態判断手段90は、外周接触検出手段88により検出された接触領域A01,A02,A03の何れでも接触領域長L01,L02,L03が接触長判定値XLTCH以上であると判断する。また、最大接触領域選択手段92は、複数の接触領域A01,A02,A03のうち接触領域長LTCHが最も長い接触領域A01を最大接触領域として選択する。また、接触位置判断手段94は、上記接触領域A01,A02,A03の接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れでも検出されたと判断するので、最大接触領域A01に対応する接触位置が右側外周部30で検出されたものと判断する。これらの判断から、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODRに決定すると共に、入力モードフラグFLGを0から1に設定変更する。
図12は、図10に示す例において、入力モード決定手段82が表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODRに決定したことにより、右手入力モードMODR時の入力受付画像PCTINが表示装置14に表示された状態を示す図である。この図12に示すように、画像表示制御手段80は、入力モード決定手段82が表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODRに決定したので、図10の基本入力モードMODMに対応する入力受付画像PCTINから図12の右手入力モードMODRに対応する入力受付画像PCTINに切り替える、すなわち、その右手入力モードMODRに対応する入力受付画像PCTINを表示装置14に表示させる。また、図12の破線Kaで囲んで示すように、例えば、手書き入力領域ST0内にスタイラスペン52で「かきくけこ」というペン接触軌跡で手書き入力されれば、手書入力制御手段86はその手書き入力を受け付け認識し、画像表示制御手段80は、その手書入力制御手段86が受け付けたペン接触軌跡に基づいて、その「かきくけこ」というペン接触軌跡を表示装置14に表示させる。この場合、図12では、入力モード決定手段82が表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODRに決定したことにより、前記手書き線幅は第2線幅LW2に設定されるので、画像表示制御手段80は、上記ペン接触軌跡を「あいうえお」の表示よりも細い第2線幅LW2の手書き線で上記の「かきくけこ」を表示装置14に表示させる。
図13は、図12に示す例において、一時的に利用者が手を右側外周部30から離し接触領域がA2だけになった場合の例を示す図である。図13では、表示制御装置10の入力モードMODINが右手入力モードMODRであるときに、有効接触領域A02に対応する接触位置が左側外周部32で検出される。この図13の例においては、接触位置判断手段94は、接触領域A02に対応する接触位置が左側外周部32で検出されたものと判断するが、入力モードフラグFLGが右手入力モードMODRに対応する1であるので、言い換えれば、入力モードフラグFLGが0ではないので、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを左手入力モードMODLに決定することはせず、右手入力モードMODRのまま継続する。このように、右手入力モードMODRを継続するのは、図13の状態では、未だ右手入力モードMODRにおいて手書き入力が継続しているものと判断できるからである。
入力モード継続判断手段96は、表示制御装置10の入力モードMODINを右手入力モードMODR又は左手入力モードMODLから基本入力モードMODMに戻す条件である入力モード切替機能終了条件が成立したか否かを判断する。具体的には、その入力モード切替機能終了条件は、(i)外周接触検出手段88により外周部20における前記利用者の接触が検知されず、且つ、表示面接触検出手段84により画像表示面18へのスタイラスペン52の接触が検出されていない場合、或いは、(ii)利用者が現在の入力モードMODINの終了を選択した場合に成立する。例えば、利用者が現在の入力モードMODINの終了を選択した場合とは、図13に示すように、現在の入力モードMODINを終了するための前記入力モード終了ボタンの画像BTが非手書き入力領域ST1内の一部に表示されている場合において、利用者がスタイラスペン52を画像表示面18上の上記入力モード終了ボタンの画像BTの表示部分に接触させた場合である。
そして、入力モード決定手段82は、前記入力モード切替機能終了条件が成立したと入力モード継続判断手段96によって判断された場合には、外周接触検出手段88により検出された前記接触位置と前記接触状態とに関わらず、表示制御装置10の入力モードMODINを基本入力モードMODMに決定すると共に、入力モードフラグFLGを0に設定する。例えば、図12の例において、利用者が手を右側外周部30および左側外周部32から離し接触領域A1,A2が両方とも無くなった場合には、スタイラスペン52が画像表示面18に接触されていなければ、前記入力モード切替機能終了条件が成立したと入力モード継続判断手段96によって判断されるので、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを基本入力モードMODMに決定すると共に、入力モードフラグFLGを0に設定する。そして、画像表示制御手段80は、入力モード決定手段82が表示制御装置10の入力モードMODINを基本入力モードMODMに決定したので、図12の右手入力モードMODRに対応する入力受付画像PCTINから図14の基本入力モードMODMに対応する入力受付画像PCTINに切り替える、すなわち、その基本入力モードMODMに対応する入力受付画像PCTINを表示装置14に表示させる。なお、入力モード決定手段82が表示制御装置10の入力モードMODINを基本入力モードMODMに決定したことにより、前記手書き線幅は前記第1線幅LW1になるものとされているが、右手入力モードMODRまたは左手入力モードMODLから基本入力モードMODMに戻った場合には、上記手書き線幅は前記第2線幅LW2のまま継続してもよい。
また、入力モード決定手段82は、表示面接触検出手段84により画像表示面18へのスタイラスペン52の接触が検出されている場合には、外周接触検出手段88により検出された前記接触位置と前記接触状態とに関わらず、現状の入力モードMODINを継続する、すなわち、上記接触位置と上記接触状態とに基づく入力モードMODINの決定を行わない。利用者が現状の入力モードMODINで手書き入力を継続していると判断できるからである。表示制御装置10の入力モードMODINが基本入力モードMODMである場合の例である図15を用いて説明すれば、その図15に示すように、表示面接触検出手段84により画像表示面18へのスタイラスペン52の接触が検出されている場合には、利用者の手が左側外周部32に接触し、接触状態判断手段90により接触領域A04の接触領域長L04が接触長判定値XLTCH以上であると判断されても、入力モード決定手段82は、上記入力モードMODINを左手入力モードMODLに決定することはせず、その基本入力モードMODMのまま継続する。
図16は、表示制御装置10(CPU40)の制御作動の要部、すなわち、表示制御装置10の入力モードMODINを決定する制御作動を説明するためのフローチャートである。この図16に示す制御作動は、単独で或いは他の制御作動と並列的に実行される。例えば、図16のフローチャートは、利用者が手動で手書き入力の可能な機能を選択した場合、或いは、手書き入力の可能な機能が自動的に選択された場合に開始される。
先ず、入力モード決定手段82或いは前記入力モード決定工程に対応するステップ(以下、「ステップ」を省略する)SA1においては、入力モードフラグFLGが0に設定される。SA1の次はSA2に移る。
画像表示制御手段80及び入力モード決定手段82に対応し或いは前記画像表示制御工程及び前記入力モード決定工程に対応するSA2においては、表示制御装置10の入力モードMODINが基本入力モードMODM(ラフモード)に決定される。それにより、図8に示すように、その基本入力モードMODMに対応する入力受付画像PCTINが表示装置14に表示させられる。また、前記手書き線幅は第1線幅LW1に設定される。SA2の次はSA3に移る。
表示面接触検出手段84或いは前記表示面接触検出工程に対応するSA3においては、タッチパネル12に備えられた表示面接触検出装置16からの前記ペン接触検出位置信号に基づいて、画像表示面18へのスタイラスペン52の接触が検知(検出)され、スタイラスペン52が画像表示面18へ接触しているか否かが判断される。このSA3の判断が肯定された場合、すなわち、画像表示面18へのスタイラスペン52の接触が検知されている場合には、SA4へ移る。一方、このSA3の判断が否定された場合には、SA5へ移る。
手書入力制御手段86或いは前記手書入力制御工程に対応するSA4においては、手書き入力領域ST0内での手書き入力が受け付けられる。すなわち、利用者が手書き入力領域ST0内でスタイラスペン52を画像表示面18に接触させることより手書き入力が行われる。SA4の次はSA3に戻る。このように、画像表示面18へのスタイラスペン52の接触が検知されている場合には、SA3とSA4との間で循環するので、表示制御装置10の入力モードMODINが切り替わることがなく、現状の入力モードMODINが継続する。
入力モード決定手段82或いは前記入力モード決定工程に対応するSA5においては、入力モードフラグFLGが0、1、2の何れに設定されているかが判断される。入力モードフラグFLGが0である場合にはSA6に移り、入力モードフラグFLGが1である場合にはSA10に移り、また、入力モードフラグFLGが2である場合にはSA12に移る。
外周接触検出手段88及び接触状態判断手段90に対応し或いは前記外周接触検出工程及び前記接触状態判断工程に対応するSA6においては、外周部接触センサ24からの信号に基づいて、外周部20の少なくとも一部における利用者の接触が検知され、その外周部20における利用者の前記接触位置と前記接触領域とが検出(検知)される。そして、その接触領域の面積或いはその接触領域の前記接触領域長LTCHなどのその接触領域の広さを示す物理量が所定値以上であるか否かが判断される。何れの上記物理量で判断されてもよいが本実施例では接触領域長LTCHについて判断されるので、このSA6では、その接触領域の前記接触領域長LTCHが、上記所定値に相当する前記接触長判定値XLTCH以上であるか否かが判断される。このSA6の判断が肯定された場合、すなわち、上記接触領域の接触領域長LTCHが接触長判定値XLTCH以上である場合には、SA7へ移る。一方、このSA6の判断が否定された場合には、SA3へ移る。なお、複数の上記接触領域が検出される場合も考えられるが、接触長判定値XLTCH以上の接触領域長LTCHを有する接触領域が少なくとも1つ検出されれば、SA6の判断は肯定される。
接触位置判断手段94或いは前記接触位置判断工程に対応するSA7においては、外周部接触センサ24からの信号に基づきSA6にて検知された前記外周部20における利用者の接触が、右側外周部30と左側外周部32との何れで検知されたものかが判断される。具体的には、SA6にて検出された前記接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れで検出されたものかが判断される。SA7では、前記接触長判定値XLTCH以上の接触領域長LTCHを有する前記接触領域(有効接触領域)に対応する接触位置については上記判断がなされるが、接触長判定値XLTCH未満の接触領域長LTCHを有する接触領域に対応する接触位置については上記判断がなされない。SA7において、前記有効接触領域に対応する接触位置が右側外周部30だけで検出されたと判断された場合にはSA10に移り、上記有効接触領域に対応する接触位置が左側外周部32だけで検出されたと判断された場合にはSA12に移り、また、上記有効接触領域に対応する接触位置が複数存在し右側外周部30と左側外周部32との両方で検出されたと判断された場合にはSA8に移る。
最大接触領域選択手段92或いは前記最大接触領域選択工程に対応するSA8においては、複数の接触領域毎の接触領域長LTCHまたは面積などの物理量が相互に比較される。何れの上記物理量が相互比較されてもよいが、本実施例のSA8では接触領域長LTCHについて相互比較される。その相互比較の結果、複数の接触領域のうち接触領域長LTCHが最も長い接触領域が前記最大接触領域として選択される。その最大接触領域として選択される接触領域は通常は1つであるが、もし、上記複数の接触領域のうち、接触領域長LTCHが最も長い接触領域が2以上検出されたとすれば、その2以上の接触領域の全てが上記最大接触領域として選択される。SA8では、前記SA7と同様にして、前記接触長判定値XLTCH以上の接触領域長LTCHについては相互比較されるが、接触長判定値XLTCH未満の接触領域長LTCHについては相互比較されない。SA8の次はSA9へ移る。
また、前記最大接触領域を選択する別の考え方として、SA8において、先ず、右側外周部30と左側外周部32との各々で最も接触領域長LTCHが長い接触領域が選択され、次に、その選択された1組の(2つの)接触領域のうち接触領域長LTCHが長い方の接触領域が前記最大接触領域として選択されてもよい。そのようにした場合を図11の例で説明すれば、先ず、右側外周部30では接触領域A01が選択されると共に左側外周部32では接触領域長L02の方が接触領域長L03よりも長いので接触領域A02が選択され、次に、その選択された1組の接触領域A01,A02のうち、接触領域長L01の方が接触領域長L02よりも長いので、接触領域A01が前記最大接触領域として選択される。
接触位置判断手段94或いは前記接触位置判断工程に対応するSA9においては、前記SA8での相互比較の結果から、右側外周部30の接触領域と左側外周部32の接触領域とでどちらが大きいかが判断される。すなわち、前記SA8で選択された前記最大接触領域に対応する接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れで検出されたものかが判断される。例えば、図11の例で説明すれば、SA8において、図11に示す接触領域A01,A02,A03のうち接触領域長LTCHが最も長い接触領域A01が最大接触領域として選択されるので、SA9では、その最大接触領域A01に対応する接触位置は右側外周部30で検出されたものと判断される。SA9において、前記最大接触領域に対応する接触位置が右側外周部30だけで検出されたと判断された場合にはSA10に移り、上記最大接触領域に対応する接触位置が左側外周部32だけで検出されたと判断された場合にはSA12に移り、また、上記最大接触領域が2以上存在しその最大接触領域に対応する接触位置が右側外周部30と左側外周部32との両方で検出されたと判断された場合にはSA14に移る。
入力モード決定手段82或いは前記入力モード決定工程に対応するSA10においては、入力モードフラグFLGが1に設定される。SA10の次はSA11に移る。
画像表示制御手段80及び入力モード決定手段82に対応し或いは前記画像表示制御工程及び前記入力モード決定工程に対応するSA11においては、表示制御装置10の入力モードMODINが右手入力モードMODRに決定される。それにより、図6に示すような右手入力モードMODRに対応する入力受付画像PCTINが表示装置14に表示させられる。また、前記手書き線幅は第2線幅LW2に設定される。SA11の次はSA14に移る。
例えば、表示制御装置10は種々の機能を有しており、表示制御装置10の電子メール機能が選択されている場合には、図6の手書き入力領域ST0は電子メールを作成するために手書き入力されるメール画面になる。また、表示制御装置10の電話機能が選択されている場合には、図6の手書き入力領域ST0は電話機能の利用者が任意の文字や図形を手書き入力するメモ画面になる。また、表示制御装置10のFAX機能が選択されている場合には、図6の手書き入力領域ST0はFAX原稿を表示する原稿画面になる。このような、表示制御装置10の各機能と手書き入力領域ST0との関係は、図5の基本入力モードMODMでの入力受付画像PCTINおよび図7の左手入力モードMODLでの入力受付画像PCTINでも同様である。
入力モード決定手段82或いは前記入力モード決定工程に対応するSA12においては、入力モードフラグFLGが2に設定される。SA12の次はSA13に移る。
画像表示制御手段80及び入力モード決定手段82に対応し或いは前記画像表示制御工程及び前記入力モード決定工程に対応するSA13においては、表示制御装置10の入力モードMODINが左手入力モードMODLに決定される。それにより、図7に示すような左手入力モードMODLに対応する入力受付画像PCTINが表示装置14に表示させられる。また、前記手書き線幅は第2線幅LW2に設定される。SA13の次はSA14に移る。
入力モード継続判断手段96或いは前記入力モード継続判断工程に対応するSA14においては、表示制御装置10の入力モードMODINを切り替える機能を終了させるか否かが判断される。具体的には、前記入力モード切替機能終了条件が成立したか否かが判断される。このSA14の判断が肯定された場合、すなわち、上記入力モード切替機能終了条件が成立した場合には、SA1へ移る。そうすると、SA1にて入力モードフラグFLGが0に設定され、SA2にて表示制御装置10の入力モードMODINが基本入力モードMODMに決定される。一方、このSA14の判断が否定された場合には、SA3へ移る。
本実施例によれば、外周接触検出手段88は、画像表示面18よりも外周に位置する外周部20の少なくとも一部における利用者の接触を検知し、前記接触位置と前記接触状態とを検出し、入力モード決定手段82は、上記外周接触検出手段88により検出された上記接触位置と上記接触状態とに基づいて、スタイラスペン52による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードMODM,MODR,MODLの何れかに入力モードMODINを決定する。そのため、上記接触位置および接触状態に基づいた適切な入力モードMODINに自動的に切り替わり、それにより、入力モードMODINが手動で切り替えられる場合と比較して、利用者の入力操作負担を軽減することが可能である。そして、このような入力モードMODINの自動切替えにより利用者は快適に入力作業を行うことができる。
また、本実施例によれば、前記接触状態はその接触状態における接触領域であり、入力モード決定手段82は、外周接触検出手段88により検出された前記接触領域の画像表示面18の外縁28に沿った長さ(接触領域長LTCH)が予め定められた接触長判定値XLTCH以上である場合に、前記接触位置と前記接触領域とに基づいて表示制御装置10の入力モードMODINを決定する。従って、外周接触検出手段88により検出された上記接触位置および上記接触領域のうち入力モードMODINの決定に利用すべきでないものを除外した上で入力モードMODINが自動的に決定されるので、入力モードMODINがより的確に利用者の意図に沿うように決定される。
また、本実施例によれば、外周接触検出手段88は、複数の前記接触領域のうち接触領域長LTCHが最も長い接触領域である最大接触領域を選択する最大接触領域選択手段92を有している。そして、入力モード決定手段82は、接触領域長LTCHが前記予め定められた接触長判定値XLTCH以上である接触領域(有効接触領域)が複数存在する場合には、選択された上記最大接触領域とその最大接触領域に対応する接触位置とに基づいて表示制御装置10の入力モードMODINを決定する。従って、前記利用者の接触が外周部20の複数箇所で検知された場合、例えば、利用者が一方の手の小指側側面を外周部20に載せつつその一方の手に持つスタイラスペン52で入力操作を行い、他方の手でその外周部20に触れている場合等にも、適切に入力モードMODINを決定するための前記接触領域および接触位置を選び出すことができる。
また、本実施例によれば、入力モード決定手段82は、画像表示面18へのスタイラスペン(入力操作子)52の接触が検出されている場合には、現状の入力モードMODINを継続するので、利用者の入力操作中に意に反して自動的に入力モードMODINが切り替わることが回避され、利用者は快適に入力作業を行うことができる。
また、本実施例によれば、図5〜図7に示すように、前記入力受付画像PCTINは、スタイラスペン52が画像表示面18に接触した軌跡を表示する手書き入力領域(書込領域)ST0を、前記入力モードMODM,MODR,MODLの各々に応じた位置に備えている。そして、入力モード決定手段82は、複数の入力モードMODM,MODR,MODLの中で上記手書き入力領域ST0が外周接触検出手段88により検出された前記接触位置の側に最も寄ったものに入力モードMODINを決定する。従って、利用者が上記手書き入力領域ST0内にスタイラスペン52で手書き入力を行う場合に、前記手書き入力領域ST0が前記接触位置の側に寄らない場合と比較して、例えば利用者はスタイラスペン52を操作する手を画像表示面18よりも外周に位置する外周部20で支持させた状態で、不自然な姿勢にならず快適にその入力作業を行うことができる。また、利用者は、スタイラスペン52を操作する手を上記外周部20で支持させた状態で快適に入力作業を行うことができるので、画像表示面18上にその手を置こうとはせず、画像表示面18上に手が置かれることに起因した表示制御装置10の入力情報の誤認識が生じる可能性を低減できる。また、利用者が画像表示面18上にその手を置こうとしなくなることにより、画像表示面18がその手の接触に起因して汚れる可能性を低減できる。
また、本実施例によれば、入力モード決定手段82は、入力モードMODINの決定により、前記手書き入力領域ST0内に表示されるスタイラスペン52の軌跡を示す線の太さ(手書き線幅)を決定する。従って、前記接触位置および接触状態に基づいて適切な上記手書き線幅に自動的に切り替わり、それにより、その手書き線幅が手動で切り替えられる場合と比較して、利用者の入力操作負担を軽減することが可能であり、利用者は快適に入力作業を行うことができる。
また、本実施例によれば、入力モード決定手段82は、入力モードMODINの決定により、入力受付画像PCTIN内でのスタイラスペン52による入力機能を選択するための前記入力機能選択画像の配置を決定する。従って、前記接触位置および接触状態に基づいて上記入力機能選択画像の配置が適切なものに自動的に切り替わり、それにより、その入力機能選択画像の配置が手動で切り替えられる場合と比較して、利用者の入力操作負担を軽減することが可能であり、利用者は快適に入力作業を行うことができる。
また、本実施例によれば、スタイラスペン52が画像表示面18へ接触していなければ、入力モード決定手段82は、外周接触検出手段88により外周部20における利用者の接触が検知されない場合には、前記入力モード切替機能終了条件が成立するので、予め定められた基本入力モードMODMに入力モードMODINを決定する。従って、例えば外周部20が利用者によって触れられていないときに色々な入力モードMODM,MODR,MODLが選択されているような場合と比較して、利用者は外周部20に触れずに入力操作を行う場合にもその入力操作を快適に行うことができる。
また、本実施例によれば、図1および図2に示すように、画像表示面18は、外周部20に対して凹んだ面である。従って、例えば利用者がスタイラスペン52を持つ手の小指側側面を上記外周部20に載せて手書き入力を行う場合に、画像表示面18が上記外周部20に対して突き出した面である場合と比較して、スタイラスペン52による入力操作を快適に安定して行うことができる。また、画像表示面18にスタイラスペン52を持つ手が触れないように手書き入力を行い易いので、上記手が接触することにより画像表示面18が汚れることを抑制することが可能である。
また、本実施例によれば、図1に示す外周部20は、互いに一対をなす第1外周部としての右側外周部30と第2外周部としての左側外周部32とから構成されており、図6のように手書き入力領域ST0が左側外周部32よりも右側外周部30側に寄った入力受付画像PCTINを表示する第1入力モードとしての右手入力モードMODRと、図7のように手書き入力領域ST0が右側外周部30よりも左側外周部32側に寄った入力受付画像PCTINを表示する第2入力モードとしての左手入力モードMODLとが予め定められて記憶されている。そして、入力モード決定手段82は、前記最大接触領域に対応する接触位置が右側外周部30で検出された場合には右手入力モードMODRに入力モードMODINを決定する一方で、前記最大接触領域に対応する接触位置が左側外周部32で検出された場合には左手入力モードMODLに入力モードMODINを決定する。従って、右手入力モードMODRと左手入力モードMODLとの間での入力モードMODINの変更により前記手書き入力領域ST0の位置が変わらない場合と比較して、例えば利用者はスタイラスペン52を操作する手を画像表示面18よりも外周に位置する外周部20で支持させた状態で、不自然な姿勢にならず快適にその入力作業を行うことができる。
また、本実施例によれば、図13の例においては、接触位置判断手段94は、接触領域A02に対応する接触位置が左側外周部32で検出されたものと判断するが、入力モードフラグFLGが0ではないので、入力モード決定手段82は、表示制御装置10の入力モードMODINを左手入力モードMODLに決定することはせず、右手入力モードMODRのまま継続する。要するに、入力モード決定手段82は、外周接触検出手段88により検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて入力モードMODINを決定した場合には、その入力モードMODINの決定をしたときの利用者の接触の少なくとも一部が維持されている限り、その決定した入力モードMODINを継続する。従って、例えば利用者が手書き入力中に一時的に一方の手を離したような場合においても入力受付画像PCTIN内での手書き入力領域ST0の配置が変更されることなく、利用者は入力操作を快適に行うことができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、さらに別の態様においても実施される。
たとえば、前述の実施例においては、タッチパネル12に対する入力操作子としてスタイラスペン52が示されているが、その入力操作子は利用者自身の指でもよい。
また、前述の実施例のタッチパネル12においては、スタイラスペン52の画像表示面18への接触が検出されるが、その接触の検出方式によっては、スタイラスペン52が画像表示面18へ接触する間際まで接近した場合に、スタイラスペン52が画像表示面18へ接触したものと認識されるものもあるので、そのような場合には、上記のスタイラスペン52が画像表示面18へ接触する間際までの接近が、上記スタイラスペン52の画像表示面18への接触に含まれるものとする。
また、前述の実施例の図1においては、外周部接触センサ24は、画像表示面18の全周を取り囲むように外周部20に設けれているが、そのように全周設けられているのではなく、図1における外周部20の一部分に設けられていても差し支えない。例えば、外周部接触センサ24は、その外周部20の上端および下端には設けられておらず、その外周部20の右端および左端のそれぞれに別々のセンサとして設けられていても差し支えない。
また、前述の実施例においては、各入力モード毎に、前記入力受付画像PCTINの構成および前記手書き入力時の手書き線幅が予め定められているが、それ以外の条件が定められていても差し支えない。例えば、各入力モード毎に、前記手書き入力領域(書込領域)内に表示されるスタイラスペン52の接触軌跡(ペン接触軌跡)を示す線の色や、上記入力受付画像PCTINに含まれる文字のフォントや大きさなどが定められていてもよい。
また、前述の実施例においては、前記手書き線幅は、右手入力モードMODRと左手入力モードMODLとの何れでも前記第2線幅LW2で同一であるが、互いに同一でなくても差し支えない。
また、前述の実施例においては、表示制御装置10の各入力モードMODM,MODR,MODL毎に、前記入力受付画像PCTINの構成および手書き入力時の手書き線幅が予め定められているので、入力モードMODINが切り替えられることにより、入力受付画像PCTINの構成および上記手書き線幅が変更されるが、その入力モードMODINの切替えに応じて、入力受付画像PCTINの構成と上記手書き線幅との何れか一方だけが変更されても差し支えない。或いは、上記入力受付画像PCTINの構成および手書き線幅以外の表示制御装置10の設定、例えば、画像表示面18表示される文字等の大きさ及びフォント、手書き入力領域ST0及び非手書き入力領域ST1,ST2の広さや形状等が、入力モードMODINの切替えに応じて変更されても差し支えない。
また、前述の実施例の図1において、表示制御装置10の正面形状および画像表示面18の形状は長方形であるが、それぞれが楕円など他の形状であっても差し支えない。
また、前述の実施例において、手書き入力領域ST0の背景模様は特に限定していないが、例えば、白地であってもよいし、表示制御装置10に読み込まれた写真の画像などであってもよい。
また、前述の実施例において、接触位置判断手段94は、外周接触検出手段88により検出された前記接触位置が右側外周部30と左側外周部32との何れで検出されたものか、すなわち、外周部20を左右に2分割して上記接触位置がその何れで検出されたものかを判断するが、外周部20を3分割以上してその判断をしても差し支えない。
また、前述の実施例において、予め定められている表示制御装置10の入力モードMODINは、基本入力モードMODMと右手入力モードMODRと左手入力モードMODLとの3つであるが、予め定められている表示制御装置10の入力モードMODINの数は2つでも4つ以上でも差し支えない。
また、前述の実施例において、外周接触検出手段88は前記接触領域を検出し、接触状態判断手段90は、その接触領域の接触領域長LTCHが接触長判定値XLTCH以上であるか否かを判断するが、外周接触検出手段88または接触状態判断手段90が上記接触領域の形状からその接触領域長LTCHを算出してもよいし、或いは、外周接触検出手段88が接触領域の接触領域長LTCHを、外周部接触センサ24からの信号に基づいて直接に検出してもよい。
また、前述の実施例において、入力モード決定手段82が入力モードMODINを決定する基になる接触状態は、具体的には前記接触領域の接触領域長LTCHであるが、接触領域の面積や、接触箇所での圧力分布や圧力変化などの上記接触状態を表す他の物理量であっても差し支えない。
また、前述の実施例の図16において、SA8では、複数の接触領域のうち接触領域長LTCHが最も長い接触領域が前記最大接触領域として選択されるが、例えば、表示制御装置10の入力モードMODINが右手入力モードMODRまたは左手入力モードMODLに決定された回数などの履歴が接触情報として入力モードMODINの決定毎に逐次記録更新されており、その接触情報から、右手入力モードMODRに決定された頻度が左手入力モードMODLに決定された頻度よりも所定の差を超えて大きい場合には右側外周部30における接触領域長LTCHにだけ所定の微小長さを加えた上で上記最大接触領域の選択がなされるようにする一方で、左手入力モードMODLに決定された頻度が右手入力モードMODRに決定された頻度よりも所定の差を超えて大きい場合には左側外周部32における接触領域長LTCHにだけ上記所定の微小長さを加えた上で上記最大接触領域の選択がなされるようにしてもよい。そのようにした場合には、例えば表示制御装置10の入力モードMODINが利用者の利き手に即して決定され易くなり、利用者の利便性が向上する。
また、前述の実施例において、入力受付画像PCTINは2つの非手書き入力領域ST1,ST2を備えているが、非手書き入力領域の数は1つであっても3つ以上であっても差し支えない。また、入力受付画像PCTINが備える非手書き入力領域ST1,ST2の数が、各入力モードMODM,MODR,MODL毎に異なっていても差し支えない。
また、前述の実施例の図13において、入力モード終了ボタンの画像BTが表示されている画像表示面18上の範囲内にスタイラスペン52が接触すると現在の入力モードMODINが終了するが、入力モード終了ボタンとして機能するハードウェアスイッチが筐体26の一部に設けられており、そのハードウェアスイッチが操作されることにより現在の入力モードMODINが終了しても差し支えない。
その他一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて用いられるものである。
10:表示制御装置
12:タッチパネル
18:画像表示面(表示面)
20:外周部
28:外縁
52:スタイラスペン(入力操作子)
82:入力モード決定手段(入力モード決定工程)
88:外周接触検出手段(外周接触検出工程)
92:最大接触領域選択手段
PCTIN:入力受付画像
ST0:手書き入力領域(書込領域)

Claims (11)

  1. 利用者が操作する入力操作子による入力を受け付けるための入力受付画像を表示すると共に該入力受付画像の表示面への該入力操作子の接触を検出するタッチパネルを備えた表示制御装置であって、
    前記表示面よりも外周に位置する外周部の少なくとも一部における前記利用者の接触を検知し、接触位置と接触状態とを検出する外周接触検出手段と、
    該外周接触検出手段により検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、前記入力操作子による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定する入力モード決定手段と
    を、含むことを特徴とするタッチパネルを備えた表示制御装置。
  2. 前記接触状態は該接触状態における接触領域であり、
    前記入力モード決定手段は、前記外周接触検出手段により検出された前記接触領域の前記表示面の外縁に沿った長さが予め定められた接触長判定値以上である場合に、前記接触位置と前記接触領域とに基づいて前記入力モードを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置。
  3. 前記外周接触検出手段は、複数の前記接触領域のうち前記表示面の外縁に沿った長さが最も長い接触領域である最大接触領域を選択する最大接触領域選択手段を有しており、
    前記入力モード決定手段は、前記表示面の外縁に沿った長さが前記予め定められた接触長判定値以上である前記接触領域が複数存在する場合には、選択された前記最大接触領域と該最大接触領域に対応する前記接触位置とに基づいて前記入力モードを決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置。
  4. 前記入力モード決定手段は、前記表示面への前記入力操作子の接触が検出されている場合には、現状の入力モードを継続する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置。
  5. 前記入力受付画像は、前記入力操作子が前記表示面に接触した軌跡を表示する書込領域を、前記入力モードに応じた位置に備えており、
    前記入力モード決定手段は、前記複数の入力モードの中で前記書込領域が前記外周接触検出手段により検出された前記接触位置の側に最も寄ったものに入力モードを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置。
  6. 前記入力モード決定手段は、前記入力モードの決定により、前記書込領域内に表示される前記入力操作子の軌跡を示す線の太さを決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置。
  7. 前記入力モード決定手段は、前記入力モードの決定により、前記入力受付画像内での前記入力操作子による入力機能を選択するための画像の配置を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置。
  8. 前記入力モード決定手段は、前記外周接触検出手段により前記外周部における前記利用者の接触が検知されない場合には、前記複数の入力モードに含まれる予め定められた基本入力モードに入力モードを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置。
  9. 前記表示面は、前記外周部に対して凹んだ面である
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のタッチパネルを備えた表示制御装置。
  10. 利用者が操作する入力操作子による入力を受け付けるための入力受付画像を表示すると共に該入力受付画像の表示面への該入力操作子の接触を検出するタッチパネルを入出力装置として備えるコンピュータの入力モード決定プログラムであって、該コンピュータを、
    前記表示面よりも外周に位置する外周部の少なくとも一部における前記利用者の接触を検知し、接触位置と接触状態とを検出する外周接触検出手段、及び、
    該外周接触検出手段により検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、前記入力操作子による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定する入力モード決定手段
    として機能させるための入力モード決定プログラム。
  11. 利用者が操作する入力操作子による入力を受け付けるための入力受付画像を表示すると共に該入力受付画像の表示面への該入力操作子の接触を検出するタッチパネルを備えた表示制御装置の入力モード決定方法であって、
    前記表示面よりも外周に位置する外周部の少なくとも一部における前記利用者の接触を検知し、接触位置と接触状態とを検出する外周接触検出工程と、
    該外周接触検出工程において検出された前記接触位置と前記接触状態とに基づいて、前記入力操作子による入力を受け付ける予め定められた複数の入力モードの何れかに入力モードを決定する入力モード決定工程と
    を、含むことを特徴とする入力モード決定方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114115558A (zh) * 2021-11-04 2022-03-01 北京钛方科技有限责任公司 一种触控笔识别方法、装置、系统、存储介质和触控笔

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