JP2011071850A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に変化に富んだ複数の画像プリントを作成するためのトリミング技術を提供する。
【解決手段】選択部23は、画像取得部15により取得された複数の画像から一の画像を選択し、その画像に適用する一のトリミングモジュールをトリミングモジュール記憶部21から選択する。トリミング部24では、選択部23により選択された画像に対して選択部23により選択されたトリミングモジュールを適用してトリミングを行う。トリミングされた複数の画像は、割当て部25により複数の画像プリントに割り当てられる。
【選択図】図2
【解決手段】選択部23は、画像取得部15により取得された複数の画像から一の画像を選択し、その画像に適用する一のトリミングモジュールをトリミングモジュール記憶部21から選択する。トリミング部24では、選択部23により選択された画像に対して選択部23により選択されたトリミングモジュールを適用してトリミングを行う。トリミングされた複数の画像は、割当て部25により複数の画像プリントに割り当てられる。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像処理技術、特に、画像のトリミング技術に関する。
従来、撮影された画像をプリント等する際には、不要な部分を削除して必要な部分のみを取り出すトリミングが行われている。一般的なプリントショップでは、顧客から写真プリントのオーダを受けた際にオペレータが手作業でトリミングを行っている。このトリミング作業は熟練を要し、また、作業時間も必要である。
一方、プリントショップにはプリント時間を短縮化することにより顧客の満足度を向上させたり、熟練オペレータ以外のオペレータを作業させることによるコストを抑制させたりといった要望もある。
このため、自動的にトリミングを行う技術やオペレータのトリミング作業をサポートする技術が提案されている。例えば、全体画像上に複数のトリミング枠を設定し複数のトリミング画像を生成するトリミング手段と、該トリミング手段により生成された前記複数のトリミング画像と、前記トリミング手段により設定された前記複数のトリミング枠が描かれた前記全体画像とを表示装置に表示する画像表示手段とを備え、該画像表示手段が、前記全体画像上に描かれた前記トリミング枠と、該トリミング枠を用いて生成された前記トリミング画像の外枠とを同一の線種を用いて表示するとともに、前記各トリミング枠および前記各トリミング画像の外枠をそれぞれ異なる線種を用いて表示する画像表示装置がある(特許文献1参照)。
この特許文献1の技術では、一の画像に対して複数のトリミングが行われ、それらが識別可能に表示されるため、オペレータは好ましいトリミングを容易に選択することができる。
また、画像中から顔を検出し、その視線方向に基づいてトリミングを行う技術も提案されている(特許文献2参照)。この技術では、人物の視線方向の空間を確保するようにトリミングを行うことにより、奥行きのある構図を実現することができる。
上述の特許文献の技術では、オペレータの作業補助や画像の特性に適合したトリミングを実現することができる。しかしながら、画像の特性に適合した画像のみをフォトブックやアルバムプリントのような複数の画像が配置されるプリント等に用いた場合には変化がなく、単調な印象のプリント等が作成されてしまう。
本発明の目的は、容易に変化に富んだ複数の画像プリントを作成するためのトリミング技術を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、複数のトリミング方法を実現する複数のトリミングモジュールを記憶するトリミングモジュール記憶部と、複数の画像を取得する画像取得部と、前記複数の画像から一の画像を選択するとともに、前記トリミングモジュール記憶部から一の前記トリミングモジュールを選択する選択部と、前記選択された画像に対して前記選択されたトリミングモジュールを適用してトリミングを行うトリミング部と、トリミングされた複数の前記画像を複数の画像プリントに配置する割当て部と、を備えている。
この構成では、画像毎に、トリミングモジュール記憶部に記憶された複数のトリミングモジュールから一のトリミングモジュールが選択され、そのトリミングモジュールを用いてトリミングが行われる。そのため、複数のトリミング方法によりトリミングされた画像が混在することとなり、これらの画像を複数の画像プリントに配置することにより、変化に富んだ画像プリントを作成することができる。このような画像プリントは、特に、フォトブックやアルバム等の作成に好ましい。
また、本発明の画像処理装置の好適な実施形態の一つでは、前記選択部は、ランダムに前記トリミングモジュールを選択する。この構成では、ランダムにトリミングモジュールが選択されるため、変化に富んだ画像プリントを作成することができる。
また、本発明の画像処理装置の好適な実施形態の一つでは、前記選択された画像の特性に応じて前記トリミングモジュールを選択する。この構成では、画像の特性に応じてトリミングモジュールが選択されるため、トリミングにおけるオペレータの負担を低減することができる。また、一の画像プリントに配置される複数の画像の特性が異なる場合がある。そのような場合にも、この構成によれば、各々の画像に適合したトリミングを行いつつ、変化に富んだ画像プリントを作成することができる。
本発明の画像処理装置の技術的特徴は、同様の画像処理方法にも適用することができる。そのような画像処理方法として、例えば、複数の画像を取得する画像取得ステップと、前記複数の画像から一の画像を選択するとともに、複数のトリミング方法を実現する複数のトリミングモジュールから一の前記トリミングモジュールを選択する選択ステップと、前記選択された画像に対して前記選択されたトリミングモジュールを適用してトリミングを行うトリミングステップと、トリミングされた前記画像を複数の画像プリントに配置する割当てステップと、を備えた画像処理方法に適用することができる。当然ながら、このような画像処理方法にも、上述した画像処理装置の付加的特徴を適用することができる。
以下に図面を用いて本発明の画像処理装置を説明する。なお、本実施形態では、画像処理装置は画像プリントの受付装置Aの一部として構成されており、トリミングされた画像はアルバムプリントのための画像プリントに用いられるものとする。当然ながら、トリミングされた画像は、複数の画像が配置された画像プリントであれば利用することができ、例えば、フォトブック、アルバムプリント、マルチプリント、シャッフルプリント(一の画像プリントに複数の画像が配置されたもの)等に利用することができる。
図1は、受付装置Aの斜視図である。図に示すように、本発明の受付装置Aは、顧客から画像プリントを行うための画像データと画像プリントの注文内容(プリント数,プリントサイズ,プリント用紙の種類等)とをオーダ情報として取得する機能および画像プリントの料金を徴収する機能を有している。そのため、受付装置Aは、上部の受付ユニットAU(本発明の画像処理装置の例)および下部の料金受領ユニットADから構成されている。
料金受領ユニットADは、縦長姿勢のケース10の上部位置に備えられ、硬貨を受領する硬貨投入孔11Aを備えた硬貨受領器11、紙幣を受領する紙幣挿入孔12Aを備えた紙幣受領器12、およびケース10の下部位置に備えられ、釣銭を排出する釣銭排出口13Aを供えた釣銭排出器13を備えている。
一方、受付ユニットAUは、フラッシュメモリ等の半導体メモリからなる各種半導体記憶媒体から画像データを取得するための半導体ドライブ2、CD−R等のディスク型記憶媒体から画像データを取得するディスクドライブ3、受付証をプリントし排出する受付証プリント装置4、カメラ付き携帯電話等の機器に接続し画像データを取得するコネクタ5、および各種の表示を行うと共に顧客からの入力を可能にするタッチパネル6を表示面に形成したディスプレイ7を備えている。
図2は、受付ユニットAUの本体1の内部に構成されている機能部の機能ブロック図である。図から明らかなように、受付ユニットAUは、顧客からの画像プリントの注文受付処理を行う受付部15と、画像プリントを顧客に引き渡す際に必要となる各種情報をプリントした受付証Rを作成する受付証作成部16と、受付ユニットAUを実質的に画像処理装置として機能させる画像処理モジュール20と、を備えている。また、受付ユニットAUは画像データ等を記憶するための半導体メモリで構成されるメモリ17を備えている。なお、受付部15は本発明の画像取得部として機能する。
画像合成モジュール20は、複数のトリミング方法を実現する複数のトリミングモジュールを記憶するトリミングモジュール記憶部21、入力された画像の特徴を解析する画像解析部22、入力された複数の画像から画像を選択するとともにトリミングモジュール記憶部21から一のトリミングモジュールを選択する選択部23、選択された画像に対して選択されたトリミングモジュールを適用してトリミングを実行するトリミング部24、トリミングされた画像をアルバムの各ページに割当てる割当て部25を備えている。
トリミングモジュール記憶部21には、複数のトリミング方法を実現するトリミングモジュールが記憶されている。本実施形態では、画像中の人物を重視してトリミングを行う人物重視トリミングモジュールと、背景や構図を重視してトリミングを行う背景重視トリミングモジュールとが記憶されている。当然ながら、これらに加え/代えて他のトリミング方法を採用しても構わない。
人物重視トリミングモジュールは、人物を強調するようにトリミングを行う。一方、背景重視トリミングモジュールは、例えば、三分割法等に基づいて画像中の重要な被写体が適切な構図位置となるようにトリミングを行う、画像中の人物の視線方法が正面の場合には顔領域が中央付近となるようにトリミングを行う、画像中の人物の視線方法が正面以外の場合には三分割法等に基づいて顔領域が適切な構図位置となるようにトリミングを行う等のトリミングを行う。
画像解析部22は、入力された画像の各種特性(画像特徴等)を解析する。例えば、公知の方法を用いて、顔検出、顔器官検出、笑顔度の判定、年齢の推定、性別の推定、構図の判定、露出の判定、彩度の判定、逆光度合の判定、ピントの判定等を行う。また、画像中に顔が検出された場合には、得られた笑顔度、年齢、性別から「笑顔、赤ちゃん、子供、親子、カップル」といった画像の属性を求める。さらに、これらから画像の良否を表すベストショットポイントを算出する。このベストショットポイントは、例えば、人物画像の場合には表情(笑顔度)、顔の露出、顔の大きさ、顔の距離および上記属性を用いて算出する。一方、人物画像以外の場合には、構図、露出、彩度、逆光度合から算出する。これらの値は、各画像を示す識別子と関連付けてメモリ17に一時記憶される。
選択部23は、入力された画像から一の画像を選択するとともに、トリミングモジュール記憶部21から一のトリミングモジュールを選択する。なお、トリミングモジュールの選択方法は後述する。
トリミング部24は、選択部23により選択された画像に対して、選択部23により選択されたトリミングモジュールを適用してトリミングを行う。ここでトリミングされた画像はメモリ17に一時記憶される。
割当て部25は、入力された全画像のトリミングが終了すると、トリミングされた各画像をアルバムのページに割当てていく。
以下に、図3のフローチャートを用いて、顧客からアルバムプリント作成のオーダを受け付けた際の処理の流れを説明する。
まず、アルバムプリントのための複数の画像が記録された画像記録媒体(CD−R,フラッシュメモリ等)を持参した顧客は、受付装置Aのタッチパネル6を操作することにより、受付装置Aを受付可能な状態に移行させる。
受付装置Aが受付可能状態になったところで、顧客は半導体ドライブ2,ディスクドライブ3およびコネクタ5のいずれかに画像記録媒体をセットすると、受付装置Aは画像記録媒体に記録されている画像データを読み出し、メモリ17に展開する(#01)。このとき、各画像はメモリ17上で撮影日時の昇順に整列されるとともに、識別子が付与される。このとき、顧客はアルバムプリントに使用する画像を指定することもできる。指定方法としては、例えば、ディスプレイ7に画像のサムネイルを表示し、顧客がタッチパネル6を操作することにより使用する画像を選択する、使用する画像の条件(笑顔の人物が含まれる画像,赤ちゃんが写った画像,親子の画像,カップルの画像)を指定する等を用いることができる。この条件はこれに限られるものではなく、画像解析部22による解析結果や画像の属性(撮影日時等)を用いることができるものであれば他の条件を用いても構わない。この条件が指定された場合には、以下の処理ではこの条件を満たすもののみが処理対象となる。また、顧客は併せてアルバムプリントに使用するアルバムの種類を選択する。選択したアルバムの種類に関する情報は割当て部25に通知される。
画像データが取得されると、その旨が受付部15から画像解析部22に通知され、画像解析部22は上述のような画像特性を解析する(#02)。解析された画像特性は、画像の識別子に関連付けられてメモリ17に記憶される。全ての画像の画像特性が得られると、その旨が選択部23に通知される。
画像解析部22からの通知を受けた選択部23は、まずメモリ17上に最初に展開されている画像を選択し(#03)、選択した画像をトリミング部24に通知する。同時に、トリミングモジュール記憶部21に記憶されている複数のトリミングモジュールから一のトリミングモジュールを選択する(#04)。本実施例の形態におけるトリミングモジュールの選択は、図4のフローチャートの処理により行われる。
本実施例の形態では、各トリミングモジュールには1からの連番が付与されており、ランダムにトリミングモジュールが選択される。そのため、まず、1からN(トリミングモジュールの数。本実施形態では2)までの範囲の乱数(整数)を発生させる(#11)。例えば、乱数発生器が0からMまでの一様乱数を発生させるものである場合には、この乱数発生器により発生した乱数rは次式により上述の条件を満足する乱数r’とすることができる。
選択部23は、このようにして得られた乱数r’が付与されたトリミングモジュールを選択する(#12)。選択したトリミングモジュールは、トリミング部24に通知される。
選択部23から選択された画像およびトリミングモジュールが通知されたトリミング部24は、その画像に対してそのトリミングモジュールを適用し、トリミングを行う(#05)。トリミングされた画像は、画像の識別子に関連付けられてメモリ17に記憶される。
ここで、本実施形態で用いるトリミングの具体的な処理を説明する。上述したように、本実施形態では、顔重視トリミングおよび背景重視トリミングを採用している。
〔顔重視トリミング〕
顔重視トリミングとは、画像中の人物が重要な被写体であるとして、人物が強調されるようにトリミングする手法である。具体的には、図5のフローチャートの処理が行われる。なお、以下の説明における顔領域は画像解析部22の解析結果から幅がFx,高さがFyの大きさの矩形として表されている。なお、顔領域が複数ある場合には、全ての顔領域を包含する最小の矩形を顔領域としている。また、顔領域の方向とは頭頂部の方向を指すものとする。
顔重視トリミングとは、画像中の人物が重要な被写体であるとして、人物が強調されるようにトリミングする手法である。具体的には、図5のフローチャートの処理が行われる。なお、以下の説明における顔領域は画像解析部22の解析結果から幅がFx,高さがFyの大きさの矩形として表されている。なお、顔領域が複数ある場合には、全ての顔領域を包含する最小の矩形を顔領域としている。また、顔領域の方向とは頭頂部の方向を指すものとする。
まず、顔領域から人物領域を推定するために以下の処理が行われる(#21〜27)。顔領域の長辺を判定し、仮拡大率Fsの値を長辺の1/3に設定する(#21)。次に、この仮拡大率Fsから、上方向への拡大率Ts,下方向への拡大率Bs,左方向への拡大率Ls,右方向への拡大率Rsを求める(#22)。具体的には、全ての値を仮拡大率Fsの2倍とする。すなわち、Ts=Bs=Ls=Rs=Fs×2とする。この状態では、各方向に同率で拡大することとなるため、顔方向に応じて各方向への拡大率を調整する(#23〜#27)。具体的には、顔領域の方向側への拡大率を他の方向への拡大率よりも小さくする。例えば、顔領域の方向が上の場合には、Ts=Fs×(3−2)とする。図6は、このようにして求められた各方向への拡大率を用いて人物領域を推定した図である。図中の細実線は顔領域を表しており、太実線は人物領域を表している。なお、この図は顔領域の方向が上の例である。したがって、上方向への拡大率TsのみがFsであり、他の方向への拡大率がFs×2となっている。したがって、頭頂部方向への拡大量が他の方向への拡大量に比べて小さくなっている。
次に、このようにして求められた人物領域に基づいてトリミング領域を決定する(#28〜#32)。まず、被写体が一人であるか否かが判定され(#28)、多人数の場合には(#28のNo分岐)、上記の処理により求めた人物領域の長辺を基準として短辺を拡大する(#32)。一方、被写体が一人である場合には(#28のYes分岐)、顔領域の方向が判定され(#29)、顔領域の方向が上下のいずれかの場合には(#29のYes分岐)、人物領域の高さを基準として幅を拡大する(#30)。一方、顔領域の方向が左右のいずれかの場合には(#29のNo分岐)、人物領域の幅を基準として高さを拡大する(#31)。このようにして決定された領域が残るようにトリミングを行う。
〔背景重視トリミング〕
背景重視トリミングとは、被写体(人物)だけでなく背景も重要であると考え、背景も強調されるようにトリミングを行う手法である。本実施形態における背景重視トリミングの処理を図7のフローチャートを用いて説明する。なお、画像解析部22において、視線方向および良い構図となる被写体位置(以下、最適被写体位置と称する)が求められているものとする。また、最適被写体位置と顔領域の重心との幅方向および高さ方向の距離をFxおよびFy、幅方向および高さ方向のトリミング量をTxおよびTy、画像の幅および高さをWおよびHと表すものとする。
背景重視トリミングとは、被写体(人物)だけでなく背景も重要であると考え、背景も強調されるようにトリミングを行う手法である。本実施形態における背景重視トリミングの処理を図7のフローチャートを用いて説明する。なお、画像解析部22において、視線方向および良い構図となる被写体位置(以下、最適被写体位置と称する)が求められているものとする。また、最適被写体位置と顔領域の重心との幅方向および高さ方向の距離をFxおよびFy、幅方向および高さ方向のトリミング量をTxおよびTy、画像の幅および高さをWおよびHと表すものとする。
まず、視線方向が左右のいずれかであるか否かが判定される(#41)。視線方向が左右であれば(#41のYes分岐)、TxとTyとが比較され(#42)、TxがTyよりも大きい場合には(#42のYes分岐)、TyをFy,TxをW×(Fy/H)に設定する(#43)。一方、TxがTy以下の場合には(#42のNo分岐)、TyをH×(Fx/W)、TxをFxに設定する(#44)。
視線方向が左右でない場合には(#41のNo分岐)、顔領域の方向が判定され(#45)、顔領域の方向が上下のいずれかの場合には(#45のYes分岐)、TyをH×(Fx/W)、TxをFxに設定する(#44)。一方、顔領域の方向が左右のいずれかであれば(#45のNo分岐)、TyをFy,TxをW×(Fy/H)に設定する(#43)。
上述の処理によりトリミング量が決定されると、以下の処理によりトリミング領域(切り取る領域)が決定される(#46)。なお、以下の説明では、顔領域の重心座標を(x,y)として表す。
(1)顔領域の方向が上下のいずれかであり、顔領域の重心が最適被写体位置よりも左の場合には、画像の右辺からTxの領域,画像の上辺から(y/H)の領域,画像の下辺から(H−y)/Hの領域をトリミング領域とする。
(2)顔領域の方向が上下のいずれかであり、顔領域の重心が最適被写体位置よりも右の場合には、画像の左辺からTxの領域,画像の上辺から(y/H)の領域,画像の下辺から(H−y)/Hの領域をトリミング領域とする。
(3)顔領域の方向が左右のいずれかであり、顔領域の重心が最適被写体位置よりも上の場合には、画像の下辺からTyの領域,画像の左辺から(x/W)の領域,画像の右辺から(W−x)/Wの領域をトリミング領域とする。
(4)顔領域の方向が左右のいずれかであり、顔領域の重心が最適被写体位置よりも下の場合には、画像の上辺からTyの領域,画像の左辺から(x/W)の領域,画像の右辺から(W−x)/Wの領域をトリミング領域とする。
このようにして、一の画像に対するトリミングが完了すると未処理画像の有無が判定され(#06)、未処理画像が存在する場合には(#06のYes分岐)処理を#03に移行し、次の画像を選択して上記の処理を繰り返す。一方、未処理画像が存在しない場合には(#06のNo分岐)、その旨が割当て部25に通知される。
全画像のトリミングが完了した旨の通知を受けた割当て部25は、トリミングされた複数の画像をアルバムプリントの各ページに割当ててゆく(#07)。具体的な割当て方法は、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明における一のグループに含まれる画像がアルバムプリントの1ページに割り当てられる。また、割当て部25には、受付部15により使用するアルバムの種類が通知されており、これに基づきアルバムの最小および最大ページ数,1ページに割り当てられる最大の画像数(以下、最大割当て数と称する)が決定される。ここでは、図9(a)に示すように12枚の画像が対象となっているものとする。
まず、割当て部25は、画像解析部22による解析結果に基づいて、隣接する画像同士が類似するグループを作成する(#51)。なお、ここでの隣接とは、整列順における隣接を意味している。例えば、画像1と2,5と6,8から10が類似しているとすると、図9(b)のようにグループ1から3が生成される。
次に、グループ化されていない画像のうち隣接している画像を1グループとする(#52)。上記の例では、図9(c)のようにグループ4から6が生成される。これらのグループわけをまとめると、図9(d)のようなグループが生成される。
次に、上記の処理により生成された各グループの分割を行う(#53)。具体的には、各グループについて、そのグループ内の隣接する画像の撮影時間の差が閾値TH(例えば10分)以上となっているものがあるか否かを判定する。撮影時間差がTH以上となっている画像対があれば、それらの画像の間でグループを分割する。なお、ここでのグループの分割数は2に限られない。この分割処理により、同一グループには撮影時間が近い画像のみが含まれることとなる。
次に、ベストショットポイントを用いてグループを調整する(#54)。具体的には、(1)グループに含まれる画像が1枚であり、ベストショットポイントが全画像の平均値より低いグループが連続する場合には、それらを1グループに統合する。(2)ベストショットポイントが上位(ベストショットポイント順に整列した場合に所定順位以内、ベストショットポイントが平均値より所定値以上大きい等)の画像は、その画像のみからなるグループを作成する。(3)グループに含まれる画像が1枚であり、ベストショットポイントが全画像の平均値より低いグループ((1)のグループを除く)は削除する。この処理により、ベストショットポイントに応じてグループに含まれる画像数が調整され、アルバムプリントにおける画像サイズが調整される。すなわち、ベストショットポイントが高い画像は、アルバムプリントの1ページに割り当てられるため、大きなプリントサイズとなる。
このようにして画像をグルーピングすると、グループに含まれる画像数が最大割当て数を超える場合がある。そのようなグループは複数のグループに分割する(#55)。グループを分割する基準は、撮影日時等を用いる。
最後にページ数に基づいてグループ数を調整する(#56)。上述したように、一のグループに含まれる画像が1ページに割り当てられる、すなわちグループ数はページ数に等しい。したがって、上述の処理により作成したグループの数が最小ページ数以上かつ最大ページ数以下でなければならない。そのため、グループ数が最大ページ数よりも多い場合にはグループを削除し、グループ数が最小ページ数よりも小さい場合にはグループを分割しなければならない。例えば、グループの削除は、グループに含まれる画像のベストショットポイントの平均値が小さいグループから削除する等で実現することができる。また、グループの分割は含まれる画像数が多いグループを分割する等で実現することができる。
このようにしてトリミングおよび割当てが完了すると、受付証作成部16および受付証プリント装置4により受付証Rがプリントアウトされる(#08)。この受付証Rには、アルバムプリントを受け取る際に必要となる各種情報が記載されており、アルバムプリントの引渡証としても機能する。
また、受付部15により受け付けられたオーダ情報とトリミングされた画像および各ページへの割当て情報はプリント装置(図示せず)に送信され(#09)、プリント装置によりアルバムプリントが作成される。
実施例1の形態では、ランダムにトリミングモジュールの選択を行ったが、本実施例の形態では、選択部23により選択された画像の特性に基づいてトリミングモジュールを選択する点において実施例1と異なっている。本実施例の機能ブロック図は実施例1と同様であるため、各機能部の詳細な説明は省略する。また、処理の流れも選択部23によるトリミングモジュールの選択処理が異なっているだけであるため、全体処理の流れの説明は省略し、トリミングモジュールの選択処理(図3の#04の処理)の流れについてのみ説明する。
まず、選択部23は#03の処理により選択した画像の特性を取得する(#61)。上述したように、画像解析部22は顔の検出処理を行っているため、画像に含まれている顔の数を特定することができる。選択部23は、この情報を用いて画像に含まれている人数を計数し、画像に含まれている人数が一人であるか否かを判定する(#62)。ここで、画像に含まれている人数がひとりでない場合には(#62のNo分岐)、集合写真等であるとして背景重視トリミングモジュールを選択する(#65)。
一方、画像に含まれている人数が一人の場合には(#62のYes分岐)、選択部23はその画像に含まれている顔の大きさが所定の大きさより大きいか否かを判定する(#63)。顔の大きさが大きい場合には(#63のYes分岐)、その人が中心の被写体であると判断して人物重視トリミングモジュールを選択する(#64)。一方、顔の大きさが小さい場合には背景重視トリミングモジュールを選択する(#65)。
このように、本実施例では画像に含まれている人数および顔の大きさに基づいてトリミングモジュールを選択したが、トリミングモジュールの選択条件や選択するトリミングモジュールの種類はこれらに限定されるものではなく、他の選択条件や他の種類のトリミングモジュールを用いても構わない。
〔別実施形態〕
上述の実施形態では、用いられるトリミングモジュールとして人物重視トリミングモジュールと背景重視トリミングモジュールを用いたが他のトリミングモジュールを用いても構わない。例えば、アルバムプリントにおける画像のはめ込み枠の位置(アルバムプリントのページ中の位置)に応じてトリミングを行うトリミングモジュールを用いても構わない。このとき、一のページに複数のはめ込み枠が配置されている場合には、はめ込み枠と各画像の視線方向等を考慮してトリミングを行うと好適である。
上述の実施形態では、用いられるトリミングモジュールとして人物重視トリミングモジュールと背景重視トリミングモジュールを用いたが他のトリミングモジュールを用いても構わない。例えば、アルバムプリントにおける画像のはめ込み枠の位置(アルバムプリントのページ中の位置)に応じてトリミングを行うトリミングモジュールを用いても構わない。このとき、一のページに複数のはめ込み枠が配置されている場合には、はめ込み枠と各画像の視線方向等を考慮してトリミングを行うと好適である。
本発明は、画像のトリミング技術に利用することができる。
A:受付装置
AU:受付ユニット
R:受付証
1:本体
2:半導体ドライブ
3:ディスクドライブ
4:受付証プリント装置
5:コネクタ
6:タッチパネル
7:ディスプレイ
15:受付部
16:受付証作成部
17:メモリ
20:画像処理モジュール
21:トリミングモジュール記憶部
22:画像解析部
23:選択部
24:トリミング部
25:割当て部
AU:受付ユニット
R:受付証
1:本体
2:半導体ドライブ
3:ディスクドライブ
4:受付証プリント装置
5:コネクタ
6:タッチパネル
7:ディスプレイ
15:受付部
16:受付証作成部
17:メモリ
20:画像処理モジュール
21:トリミングモジュール記憶部
22:画像解析部
23:選択部
24:トリミング部
25:割当て部
Claims (4)
- 複数のトリミング方法を実現する複数のトリミングモジュールを記憶するトリミングモジュール記憶部と、
複数の画像を取得する画像取得部と、
前記複数の画像から一の画像を選択するとともに、前記トリミングモジュール記憶部から一の前記トリミングモジュールを選択する選択部と、
前記選択された画像に対して前記選択されたトリミングモジュールを適用してトリミングを行うトリミング部と、
トリミングされた複数の前記画像を複数の画像プリントに配置する割当て部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記選択部は、ランダムに前記トリミングモジュールを選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記選択部は、前記選択された画像の特性に応じて前記トリミングモジュールを選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 複数の画像を取得する画像取得ステップと、
前記複数の画像から一の画像を選択するとともに、複数のトリミング方法を実現する複数のトリミングモジュールから一の前記トリミングモジュールを選択する選択ステップと、
前記選択された画像に対して前記選択されたトリミングモジュールを適用してトリミングを行うトリミングステップと、
トリミングされた前記画像を複数の画像プリントに配置する割当てステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
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JP2008065793A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、並びにプログラム |
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2009
- 2009-09-28 JP JP2009222394A patent/JP2011071850A/ja active Pending
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