JP2011065526A - オペレーティングシステム及びオペレーティング方法 - Google Patents

オペレーティングシステム及びオペレーティング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より適切に要求される情報の候補を検索することが可能なオペレーティングシステム及びオペレーティング方法を提供する。
【解決手段】ドライバーとオペレータとの対話に基づいて、情報が記憶された用件DB210からドライバーが要求する用件の候補を検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する用件判定機能部205を備えたオペレーティングシステム10において、用件判定機能部205は、ドライバーとオペレータとの対話に基づいて検索される用件の候補に応じて、オペレータに検索に用いることが可能な情報を提示する。そのため、オペレータは、提示された検索に用いることが可能な情報を用いて、より適切に要求される用件の候補を検索することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、オペレーティングシステム及びオペレーティング方法に関し、特に、二人の発話者の対話に基づいて、情報が記憶されたデータベースから一方の発話者が要求する情報の候補を検索し、もう一方の発話者に提示するオペレーティングシステム及びオペレーティング方法に関するものである。
車両を運転中のドライバーは、運転操作に忙しいため、ナビゲーションシステムの目的地の設定等の運転操作以外の操作を行うことが困難である。そこで、ドライバーの発話を解析することにより、ドライバーが要求するタスクを推定し、ドライバーの操作を要さずに、当該タスクを実行する装置が提案されている。例えば、特許文献1には、車両のドライバーと外部センターのオペレータとが対話をし、外部センターがドライバーの発話を認識して、ドライバーが希望する表示情報を車両の表示装置に表示させるシステムが開示されている。
特開2004−333319号公報
ところで、上記のような技術においては、ドライバーの案内を行うオペレータが不便さを感じることがある。例えば、ドライバーとオペレータとの対話が開始された直後は、検索条件として用いることができる情報が少なく、ドライバーの要求する情報をオペレータが理解しにくいため、検索された情報量は膨大なものとなりがちである。その一方で、ドライバーとオペレータとの対話が終了する間際では、検索条件として用いることができる情報が多いため、検索された情報量が少なくなり過ぎ、ドライバーに十分に情報を提供することができないことがある。ここで、再度、ドライバーに対する対話を再開し、検索条件を設定したのでは、検索に時間がかかることに加えて、ドライバーとオペレータとが要する労力も増加することとなる。
本発明は、このような実情に考慮してなされたものであり、その目的は、より適切に要求される情報の候補を検索することが可能なオペレーティングシステム及びオペレーティング方法を提供することにある。
本発明は、第1発話者と第2発話者との対話に基づいて、情報が記憶されたデータベースから第1発話者が要求する情報の候補を検索し、第2発話者に提示する検索ユニットを備えたオペレーティングシステムであって、検索ユニットは、第1発話者と第2発話者との対話に基づいて検索される情報の候補に応じて、第2発話者に検索に用いることが可能な情報を提示するオペレーティングシステムである。
この構成によれば、例えば、ドライバーとオペレータとの対話に基づいて、情報が記憶されたデータベースからドライバーが要求する情報の候補を検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する検索ユニットを備えたオペレーティングシステムにおいて、検索ユニットは、ドライバーとオペレータとの対話に基づいて検索される情報の候補に応じて、オペレータに検索に用いることが可能な情報を提示する。そのため、オペレータは、提示された検索に用いることが可能な情報を用いて、より適切に要求される情報の候補を検索することが可能となる。
この場合、検索ユニットは、第1発話者と第2発話者との対話に地域に関する情報が含まれるときは、地域に特有の定番情報を検索し、第2発話者に提示する定番情報検索を行なうことが好適である。
この構成によれば、検索ユニットは、例えば、ドライバーとオペレータとの対話に地域に関する情報が含まれるときは、地域に特有の定番情報を検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する定番情報検索を行なう。このため、オペレータが当該地域に対する知識が乏しい場合でも、当該地域について重要な情報を得ることができ、より適切にドライバーから要求される情報の候補を検索することが可能となる。
また、検索ユニットは、第2発話者が入力した検索の条件によって第1発話者が要求する情報の候補を検索する前に、第1発話者と第2発話者との対話に基づいて設定された検索の条件によって情報の候補を検索し、第2発話者に提示する予備検索を行なうことが好適である。
この構成によれば、検索ユニットは、例えば、オペレータが入力した検索の条件によってドライバーが要求する情報の候補を検索する前に、ドライバーとオペレータとの対話に基づいて設定された検索の条件によって情報の候補を検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する予備検索を行なう。そのため、オペレータが入力した検索の条件によってドライバーが要求する情報の候補を検索する前に、すでに予備検索により情報の候補が検索されているため、オペレータの労力や検索に要する時間を低減することができる。
また、検索ユニットは、検索ユニットによって検索された情報の候補の量が所定量に満たないときは、変更された検索の条件によって再度検索し、第2発話者に提示する代替検索を行なうことが好適である。
この構成によれば、検索ユニットは、例えば、検索ユニットによって検索された情報の候補の量が所定量に満たないときは、変更された検索の条件によって再度検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する代替検索を行なう。そのため、オペレータは検索された情報の候補の量が所定量に満たず、そのままでは、ドライバーに十分な案内ができないときでも、変更された検索の条件による代替検索によって、十分な量の情報の候補を提示され、ドライバーに十分な案内を行なうことが可能となる。
この場合、検索ユニットは、代替検索が行なわれた回数が所定の制限回数を超えた後は、代替検索を終了することが好適である。
この構成によれば、検索ユニットは、代替検索が行なわれた回数が所定の制限回数を超えた後は、代替検索を終了するため、代替検索が元の検索の条件とあまりに異なる条件で行なわれることを防止することが可能となる。
一方、本発明は、第1発話者と第2発話者との対話に基づいて、情報が記憶されたデータベースから第1発話者が要求する情報の候補を検索し、第2発話者に提示する検索工程を含むオペレーティング方法であって、検索工程は、第1発話者と第2発話者との対話に基づいて検索される情報の候補に応じて、第2発話者に検索に用いることが可能な情報を提示するオペレーティング方法である。
この場合、検索工程は、第1発話者と第2発話者との対話に地域に関する情報が含まれるときは、地域に特有の定番情報を検索し、第2発話者に提示する定番情報検索を行なうことが好適である。
また、検索工程は、第2発話者が入力した検索の条件によって第1発話者が要求する情報の候補を検索する前に、第1発話者と第2発話者との対話に基づいて設定された検索の条件によって情報の候補を検索し、第2発話者に提示する予備検索を行なうことが好適である。
また、検索工程は、検索工程によって検索された情報の候補の量が所定量に満たないときは、変更された検索の条件によって再度検索し、第2発話者に提示する代替検索を行なうことが好適である。
この場合、検索工程は、代替検索が行なわれた回数が所定の制限回数を超えた後は、代替検索を終了することが好適である。
本発明のオペレーティングシステム及びオペレーティング方法によれば、より適切に要求される情報の候補を検索することが可能となる。
実施形態に係るオペレーティングシステムの構成を示す図である。 実施形態に係るオペレーティングシステムの全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 定番情報DBに記憶されたエリアと定番情報との関係を示す図である。 要件DBに記憶された用件とキーワードとの関係の例を示す図である。 用件DBに記憶されたジャンルとキーワードとの関係の例を示す図である。 用件DBに記憶されたエリアとキーワードとの関係の例を示す図である。 用件DBに記憶されたジャンルと施設IDとの関係の例を示す図である。 用件DBに記憶されたエリアと施設IDとの関係の例を示す図である。 用件DBに記憶されたジャンルの階層構造を示す図である。 用件DBに記憶されたエリアの階層構造を示す図である。 代替検索の処理の流れを示すフローチャートである。 定番情報を利用した食事施設の案内の例を示す図である。 代替検索を利用した宿泊施設の案内の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るオペレーティングシステムを説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るオペレーティングシステム10は、通信回線で接続された車載機100、センター200及びオペレータ端末300からなる。本実施形態のオペレーティングシステム10は、車両に搭載された車載機100を用いるドライバー等のユーザとオペレータ端末300を操作するオペレータとがセンター200を介して対話することにより、データベースからユーザの要求する車両情報の問合せ、天気予報、ニュース、道路交通状況及び店舗施設の検索等の用件の候補を検索し、ユーザへの案内のためにオペレータに提示するためのものである。
図1に示すように、車載機100は、マイク101、音声分析処理部(DSR−C:Distributed Speech Recognition Client)102、GPSセンサ103、位置情報処理部104、画面出力処理部105及びディスプレイ装置106を有している。マイク101は、車両内の特にドライバーであるユーザ(第1発話者)の発話を検出し、検出結果を音声信号として音響分析処理部102に出力する。音響分析処理部102は、音声認識処理をセンター200で行うため、発話データのサイズを圧縮してセンター200に送信する。
GPSセンサ103は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの信号をGPS受信機でそれぞれ受信し、各々の信号の相違から車両の位置を測位する。車載機100は、GPSセンサ103が測位した位置情報と地図データとに基づいてユーザに対して経路案内を行う不図示のナビゲーションを備えている。位置情報処理部104は、GPSセンサ103が検出した位置情報を収集してセンター200に送信する。
画面出力処理部105は、センター200から送信された情報を受信し、特にドライバーであるユーザに対してディスプレイ装置106により情報を表示するためのものである。ディスプレイ装置106は、画像及び音声により、ドライバーに情報を表示するためのものである。
センター200は、語彙DB201、音声認識処理部(DSR−S)202、キーワード抽出処理部203、状況判断処理部204、要件判定機能部205、要件DB210及び定番情報DBを有している。
語彙DB201は、音声認識の対象となる語彙を蓄積した認識辞書のデータベースである。語彙DB201には、同じ単語の別名や愛称等の言換え語彙も含まれる。
音声認識処理部(DSR−S:Distributed Speech Recognition Server)202は、車載機100の音響分析処理部102から送信されたユーザの発話データをディクテーション認識してテキスト化する。また、音声認識処理部202は、オペレータ端末300から送信されたオペレータの発話データをディクテーション認識してテキスト化する。キーワード抽出処理部203は、音声認識処理部202がテキスト化した発話テキストからタスクの推定に必要なキーワードとなる単語を抽出する。音声認識処理部202とキーワード抽出処理部203とは、発話内容を音声認識し、その結果からキーワードとなる単語を抽出する自然言語処理機能を果たす。
状況判断処理部204は、車載機100の位置情報処理部104から送信された車載機100が搭載された車両の位置情報の取得を行なう。また、状況判断処理部206は、現在の時刻も取得する。
用件判定機能部205は、発話から抽出されたキーワードの組合せによって、話題となっている用件を判別する部位である。用件判定部205の判定結果は、車載機100及びオペレータ端末300に出力される。用件判定機能部205は、予備検索部206、定番情報抽出部207、ジャンル検索機能部208及び代替検索部209を含んでいる。
予備検索部206は、ドライバーとオペレータとの対話において、用件とキーワードとが関連付けられて記憶されている用件DB210を参照しつつ、いずれかの用件に関連するキーワードを認識するたびに、そのキーワードと関連付けられている全ての用件の処理を行い、オペレータ端末300に処理結果を送信する。
定番情報抽出部207は、定番情報DB211から、ドライバーとオペレータとの対話に基づいて、関連するエリアに特有の定番情報を抽出する。ジャンル検索機能部208は、ドライバーとオペレータとの対話から抽出されたキーワードや、ドライバーとオペレータとの対話に基づいてオペレータが入力した検索条件によって、用件DB210を参照しつつ、用件となる施設をエリアとジャンルとで検索する。代替検索部209は、ジャンル検索機能部208により検索された件数が所定の閾値よりも少ないときに、用件DB210を参照しつつ、代替の条件により代替検索を行なう。
用件DB210は、後述するように、車両情報の問合せ、天気予報、ニュース、道路交通状況及び店舗施設の検索等の用件と、キーワードと、ジャンルと、エリアと、施設IDとが、互いに関連付けられて記憶されているデータベースである。定番情報DB211は、複数のエリアと各エリアに特有の定番情報とが関連付けられて記憶されているデータベースである。
オペレータ端末300は、画面出力処理部301、ディスプレイ装置302、マイク303、音響分析処理部(DSR−C:Distributed Speech Recognition Client)304及び入力装置305を有している。画面出力処理部301は、センター300の要件判定機能部205のアプリケーションプログラムによる指令に基づいて、ディスプレイ装置302にオペレータへの表示をするためのものである。ディスプレイ装置302は、画面出力処理部301からの指令信号に基づいて、画像及び音声によりオペレータに対して情報を表示するためのものである。マイク303は、オペレータ(第2発話者)の発話を検出し、検出結果を音声信号として音響分析処理部304に出力する。音響分析処理部304は、音声認識処理をセンター200で行うため、発話データのサイズを圧縮してセンター200に送信する。入力装置305は、具体的には、キーボードやマウス等であり、オペレータが、検索条件を入力するためのものである。
なお、車載機100のマイク101になされたドライバーの発話は、即時にオペレータ端末300のディスプレイ装置302からオペレータに対して出力されるようにされている。また、オペレータ端末300のマイク303になされたオペレータの発話は、即時に車載機100のディスプレイ装置106からドライバーに対して出力されるようにされている。
以下、本実施形態のオペレーティングシステム10の動作について説明する。まず、車載機100が搭載された車両のドライバーがマイク101に発話する。音響分析処理部102は、センター200の音声認識処理部202が音声認識を行うのに最低限必要な情報のみを抽出し、発話データとしてセンター200の音声認識処理部202に送信する。
音声認識処理部202は、ディクテーション認識を用いて発話データをテキスト化し、発話テキストとする。このとき、音声認識処理部202は語彙DB201を参照しつつ、キーワード中に愛称、別称等の言換え表現が含まれる場合は、言換え表現を基本表現に置換したものを出力する。なお、言換え表現と基本表現の定義は普遍的なものではなく、語彙DB201の整備仕様により適宜決定される。
キーワード抽出処理部203は、音声認識処理部202が出力した発話テキストを構文解析する。構文解析では、キーワード抽出処理部203は、形態素解析による品詞分解と係り受け関係の判別を行なう。キーワード抽出処理部203は、品詞分解結果から、意味の判別に必要な品詞のみを抜き出したものを用件判定機能部205に送信する。ここで、意味の判別に必要な品詞とは、名詞、動詞、形容詞、形容動詞等の単独で目的推定のための意味を持つ可能性が高い品詞をいう。以上より、図2に示すように、音声認識結果からのキーワード抽出が完了する(S101)。
用件判定機能部205の予備検索部206は、キーワード抽出処理部203が抽出したキーワード中にエリアに関するキーワードがあるか否か判定する(S102)。もし、キーワード中にエリアに関するキーワードがあるときは、当該キーワードを後段の処理で用いるエリアに関する検索条件に設定する。一方、キーワード中にエリアに関するキーワードがないときは、予備検索部206は、状況判断処理部204が車載機100の位置情報処理部104から受信した車載機100が搭載された車両の位置周辺を後段の処理で用いるエリアに関する検索条件に設定する(S103)。
用件判定機能部205の定番情報抽出部207は、定番情報DB211を参照しつつ定番情報検索を行なう(S104)。後述する用件のジャンルを検索条件とするジャンル検索が行なわれる前には、上記のように検索条件として設定されたエリアのことをオペレータが知らない可能性がある。この場合、オペレータは、当該エリアを知っている人間なら必ず提供する施設や情報を提供できない可能性がある。そこで、定番情報検索では、定番情報抽出部207は、設定されたエリアに関してオペレータが最低限知っておくべき情報を検索し、オペレータに提示する。
以下、定番情報検索について詳述する。ここで、定番情報とは、エリアに関連した流行に左右されないエリアに特有の情報を意味する。特に、定番情報とは、一見して当該エリアの土地柄を想像できるものを意味する。定番情報検索では、エリア名等を検索条件として、当該エリアの定番情報を抽出してオペレータに提供する。定番情報を提供することにより、当該エリアについての知識がないオペレータでもエリアの要点のなる知識が得られ、ドライバーとの会話を円滑に進めることができる。
図3に示すように、定番情報DB211には、エリアと定番情報とが関連付けられて記憶されている。ここで、検索のための入力情報であるエリアは、住所として、図3の例の他にも、都道府県市区程度の自治体名とすることができる。また、検索のための入力情報であるエリアは、図3の例の他にも、駅名として、その駅を中心にした半径5〜6kmの円内の地域を指すものとできる。
検索による出力情報である定番情報は、図3の例の他にも、指定されたエリアの景勝地や、ランドマークとなる施設の情報とすることができる。また、検索による出力情報である定番情報は、図3の例のように、指定されたエリアと密接に関連する施設のジャンルとすることができる。あるいは、検索による出力情報である定番情報は、図3の例の他にも、指定されたエリアと密接に関連する施設のジャンルの有名な店舗の情報とすることができる。なお、定番情報の形態としては、説明文、写真、動画像、図及び音声のいずれともすることができる。
以下、定番情報を提供する時期と条件について説明する。定番情報は、そのエリアで最も知名度の高い情報である。従って、ドライバーが詳細な希望を持っていないか、あるいはそのエリアの知識があまり無い場合が定番情報の提供に適している。定番情報抽出部207は、この状況を判別するのに、ドライバーの発話によって提示された検索条件を利用する。図2のS102において、ドライバーの発話から抽出された検索条件となるキーワードにエリアについての条件が含まれるとき、定番情報抽出部207は、当該エリアについての定番情報を取得し、オペレータ及びドライバーに提示する。
検索条件としてのエリアが変更された場合は、定番情報抽出部207は、新たに変更されたエリアの定番情報を取得し、オペレータ及びドライバーに提示する。検索条件としてエリア以外の条件も一緒に提示された場合でも、定番情報抽出部207は、同様に定番情報を取得し、オペレータ及びドライバーに提示する。ただし、この場合は、詳細な検索が求められている可能性が高いので、定番情報の扱い方はオペレータの判断に委ねるものとする。
なお、ドライバーが要求する用件には、車両情報の問合せ、天気予報、ニュース及び道路交通状況等の定番情報との関連が薄い用件も存在するため、そのような用件については、定番情報検索は行なわれないものとする。
図2に戻り、予備検索部206は、キーワード抽出処理部203が抽出したキーワード中にジャンルに関するキーワードがあるか否か判定する(S105)。ジャンルに関するキーワードがあるときは、予備検索部206は、予備検索を行なう(S106)。用件が未確定のときは、ドライバーとオペレータとの対話が開始されてからの経過時間が比較的に短く、まだ得られた情報が少ない段階である。このため、オペレータは、何についての検索であるのか理解するまでに時間がかかることになる。そこで、予備検索では、得られている条件の範囲で可能性のある用件、特に施設のジャンルを推定し、当該ジャンルについての検索の処理を先行して実施する。
以下、予備検索について詳述する。予備検索部206は、ドライバーとオペレータとの対話に含まれるいずれかの用件に関連するキーワードを認識するたびに、そのキーワードと関連付けられている全ての用件の処理を行い、オペレータに結果を提示する。
図4〜図6に示すように、用件DBには、様々な用件、ジャンル及びエリアについて、様々なキーワードが相互に関連付けられて記憶されている。ここでの、用件、ジャンル及びエリアとキーワードとの結びつきは、必ずしも現実に関連している必要はなく、人間が観念的に結びつきを想起するものであれば良い。例えば、図6に示すキーワード「品川駅」は、現実にはエリア「東京都品川区」には存在しないが、人間が観念的に結びつきを想起しやすいため、関連付けられている。
予備検索部206は予備検索において以下の(1)〜(4)のサイクルを繰り返す。この場合の1サイクルは、ドライバーとオペレータとの対話において、どちらかの発話から発話がない無音期間となるまでの間を1サイクルとする。
(1)予備検索部206は、予備検索において、キーワード抽出処理部203が抽出したキーワード中から用件の検索に必要なキーワードを抽出する。(2)予備検索部206は、抽出したキーワードを、前回サイクルのドライバーあるいはオペレータの発話から抽出したキーワードと合わせて予備検索に用いる(キーワードのスタック)。(3)予備検索部206は、用件DBから抽出した全てのキーワードと関連付けられている用件を取得する。予備検索部206は、2サイクル目以降は、前回取得した用件があるので、前回取得した用件と今回取得した用件とを比較し、前回取得した用件の内で今回取得した用件からなくなっている用件があれば、当該用件についての処理を中断して、当該用件を破棄する。一般的に、キーワードが増えれば該当する用件は減っていく。(4)予備検索部206は、今回取得したキーワードで各用件の処理を実行する。
例えば、キーワードが「パスタ」であったとする。この場合、図4に示すように、用件DB210において、キーワード「パスタ」に関連付けられている用件は「食事」であるが、キーワード「パスタ」には、パスタの購入のための用件「スーパーマーケット」も用件DB210において関連付けられて記憶されているとする。この場合、図5に示すような「パスタ」とは別のキーワードによりジャンル「イタリアン」が特定されれば、用件「食事」が特定される。
図2に戻り、用件判定機能部205のジャンル検索機能部208は、ドライバーの発話に基づいて、オペレータがオペレータ端末300の入力装置305から必要な検索条件を入力可能であり、ドライバーの提示する検索条件が揃ったか否かを判定する(S107)。ドライバーの提示する検索条件が揃ったときは、ジャンル検索機能部208は、ドライバーの指定するエリア及びジャンルの検索条件により、図7及び8に示すような用件DB210を参照して、用件である施設を検索するジャンル検索を行う(S108)。ここで、図7及び8に示すように、ジャンルあるいはエリアと関連付けられて記憶されている施設IDは、図4〜6に記載のキーワードとは異なり、人間が関連があると想起するか否かは関係なく、現実に当該ジャンルあるいは当該エリアと関連する施設のIDが記憶されている。
用件判定機能部205の代替検索部209は、検索結果が所定の閾値であるn件未満であるか否か判定する(S109)。検索結果がn件未満であるときは、代替検索部209は、代替検索を行なう(S110)。ジャンル検索で検索結果が例えば0件であるときは、再検索を行うための手間が発生する。さらに、どのような検索条件であれば、ドライバーが希望する用件が発見できるのか不明である。そこで、代替検索では、ドライバーによって指定された検索条件に近い検索条件で自動的に再検索し、当該検索結果をオペレータに提示する。
以下、代替検索について詳述する。ジャンル検索において、ドライバーの提示する検索条件に合致する施設があまり無い場合、代替検索部209は、検索条件を調整し、元のドライバーの提示する検索条件にできるだけ近い内容の施設の候補を検索して提示する。代替検索における検索条件の調整は、検索条件のエリアを拡大する方法と、検索条件のジャンルを拡大する方法がある。代替検索部209は、それぞれ個別に実行した検索結果をオペレータに提示する。
検索条件のエリアを拡大する方法としては、例えば、ドライバーの提示する検索条件のエリアを包含するエリア又は隣接するエリアに検索条件を変更して検索する。この場合、複数の代替エリアが存在することもある。例えば、図9の例では、ドライバーの提示する検索条件のエリアに対して複数の隣接するエリアが用件DB210に記憶されている。
検索条件のジャンルを拡大する方法としては、例えば、ドライバーの提示する検索条件のジャンルを包含する上位のジャンル又は類似するジャンルに検索条件を変更して検索する。この場合、ジャンルの階層構造によっては複数の代替ジャンルが存在することもある。例えば、図9の例では、ドライバーの提示する検索条件のジャンルに対して類似する複数のジャンルが用件DB210に記憶されている。
ここで、代替検索のための入力情報は、ドライバーに提示されたエリアの条件である住所や駅名、施設のジャンル及び当該施設の詳細な条件である。施設の詳細な条件とは、予算や立地条件等の施設の詳細な属性である。また、代替検索による出力情報は、検索条件としてエリアのみを変更した条件での各エリアの検索結果である。また、代替検索による出力情報は、検索条件としてジャンルのみを変更した条件での各ジャンルの検索結果である。
代替検索の実行条件は、ジャンル検索による施設の検索の結果数が一定値未満となったときである。代替検索処理では、エリアの検索条件とジャンルの検索条件とに対して、個別に以下の処理を実行する。図11に示すように、代替検索部209は、エリアについての検索条件がドライバーの発話により入力されているか否かを判定する(S201)。エリアについての検索条件がドライバーの発話により入力されていないときは、代替検索部209は、エリアの検索条件での代替検索を行なわない。
エリアについての検索条件がドライバーの発話により入力されているときは、代替検索部209は、用件DB210を参照しつつ、ドライバーの提示するエリアに隣接したエリアを取得する(S202)。代替検索部209は、取得したドライバーの提示するエリアに隣接したエリアに検索条件を変更して代替検索を実行する(S203)。代替検索部209は、検索により抽出された件数が所定の閾値x件以上となるか、代替検索の回数が所定の制限回数y回を超過するまで、ドライバーの提示するエリアに隣接したエリアを検索条件とする代替検索を実行する(S204)。
代替検索部209は、ジャンルについての検索条件がドライバーの発話により入力されているか否かを判定する(S205)。ジャンルについての検索条件がドライバーの発話により入力されていないときは、代替検索部209は、ジャンルの検索条件での代替検索を行なわない。
ジャンルについての検索条件がドライバーの発話により入力されているときは、代替検索部209は、図10に示すような用件DB210を参照しつつ、ドライバーの提示するジャンルに類似したジャンルを取得する(S206)。代替検索部209は、図10に示すように、取得したドライバーの提示するジャンルの上位概念にあたるジャンルか、あるいは類似するジャンルに検索条件を変更して代替検索を実行する(S207)。代替検索部209は、検索により抽出された件数が所定の閾値X件以上となるか、代替検索の回数が所定の制限回数Y回を超過するまで、ドライバーの提示するジャンルに類似したジャンルを検索条件とする代替検索を実行する(S208)。
上記のように、代替検索部209は、代替の検索条件での検索結果件数も少ない場合は、検索件数が一定数に達するまで検索条件を再度拡大して代替検索を行なう。ただし、ドライバーの提示した検索条件からの大幅な乖離を防止するため、検索条件の拡大回数には制限が設けられる。代替検索部209は、代替検索の回数が制限回数y,Y回に達しても、検索件数が得られない場合は、そのときの代替検索の結果をオペレータに提示する。
以下、本実施形態のオペレーティングシステム10の動作の具体的な例として、ドライバーが食事をする施設を探しているときに、オペレータが定番情報を利用して、食事をする施設の案内をする動作について説明する。
図12に示すように、ドライバーが車載機100のマイク101は、ドライバーの「有楽町向かっていて向こうで食事探しているんですけども」という発話を受ける(S301)。オペレータ端末300のマイク303は、ドライバーの発話をディスプレイ装置302から聴いたオペレータの「有楽町でお食事でございますね」という返答を受ける(S302)。
情報処理センター200のキーワード抽出処理部203が抽出したエリアに関するキーワード「有楽町」から、定番情報抽出部207は定番情報検索を行なう(S303)。定番情報抽出部207は、定番検索の結果、有楽町についての定番情報を抽出する(S304)。定番情報の例としては、串揚げ、寿司等が抽出されたものと仮定する。定番情報抽出部203は、オペレータ端末300の画面出力処理部307に当該定番情報を送信する。
前述の予備検索を経て、情報処理センター200のキーワード抽出処理部203が抽出したエリア及びジャンルに関するキーワード「有楽町」「食事」から、ジャンル検索機能部208はジャンル検索を行なう(S305)。ジャンル検索機能部208は、ジャンル検索の結果、有楽町の食事をする施設についての情報を抽出する(S306)。この場合、例えば1200件の有楽町の食事をする施設が抽出されたものと仮定する。ジャンル検索機能部208は、オペレータ端末300の画面出力処理部307に当該ジャンル検索の結果を送信する。
オペレータ端末300のマイク303は、オペレータ端末300のディスプレイ装置302に表示されたジャンル検索の結果を見たオペレータからの「どういったお料理がよろしいでしょうか?」との発話を受ける(S307)。車載機100のマイク101は、オペレータの発話をディスプレイ装置106から聴いたドライバーの「なにかおすすめはないですか?」との発話を受ける(S308)。オペレータ端末300のマイク303は、オペレータ端末300のディスプレイ装置302に表示された定番情報検索の結果を見たオペレータからの「有楽町ですと、串揚げやお寿司屋さんが人気ですね」との発話を受ける(S309)。
車載機100のマイク101は、オペレータの発話をディスプレイ装置106から聴いたドライバーの「そしたら、串揚げ屋のお店を教えてもらえますか?」との発話を受ける(S310)。情報処理センター200のジャンル検索機能部208は、ジャンルに関する検索条件として「串揚げ」を加えて、用件DB210を参照しつつ、ジャンル検索を行なう(S311)。ジャンル検索機能部208は、ジャンル検索の結果、有楽町の串揚げ屋についての情報を抽出する(S312)。この場合、例えば10件の有楽町の串揚げ屋が抽出されたものと仮定する。ジャンル検索機能部208は、オペレータ端末300の画面出力処理部307に当該ジャンル検索の結果を送信する。
オペレータ端末300のマイク303は、オペレータ端末300のディスプレイ装置302に表示されたジャンル検索の結果を見たオペレータからの「かしこまりました」との発話を受ける(S313)。当該、検索結果は、車載機100の画面出力処理部105に送信され、ディスプレイ装置106に表示される。
次に、以下、本実施形態のオペレーティングシステム10の動作の具体的な例として、ドライバーが宿泊施設を探しているときに、ドライバーが提示する条件では検索件数が少ないので、代替検索を利用して、オペレータが宿泊施設の案内をする動作について説明する。
図13に示すように、車載機100とオペレータ端末300との間で、ドライバー:「あの〜来週の15日ですね」(S401)、オペレータ:「はい」(S402)、ドライバー:「京都でどっか泊まれるところ探しているんですけど」(S403)、オペレータ:「15日に京都でご宿泊ですね」(S404)、ドライバー:「ええ、お寺とか、ちょっと見て廻ろうとおもってね」(S405)といった対話がなされたと仮定する。
情報処理センター200のキーワード抽出処理部203が抽出したエリアに関するキーワード「京都」から、定番情報抽出部207は定番情報検索を行なう(S406)。定番情報抽出部207は、定番検索の結果、京都についての定番情報を抽出する(S407)。定番情報の例としては、寺、お茶、京菓子、懐石等が抽出されたものと仮定する。定番情報抽出部203は、オペレータ端末300の画面出力処理部307に当該定番情報を送信する。
前述の予備検索を経て、情報処理センター200のキーワード抽出処理部203が抽出したエリア及びジャンルに関するキーワード「京都」「宿泊」から、ジャンル検索機能部208はジャンル検索を行なう(S408)。ジャンル検索機能部208は、ジャンル検索の結果、京都の宿泊施設についての情報を抽出する(S409)。この場合、例えば500件の京都の宿泊施設が抽出されたものと仮定する。ジャンル検索機能部208は、オペレータ端末300の画面出力処理部307に当該ジャンル検索の結果を送信する。
オペレータ端末300のマイク303は、オペレータ端末300のディスプレイ装置302に表示された定番情報検索及びジャンル検索の結果を見たオペレータからの「ホテルか旅館かご希望はありますか?」との発話を受ける(S410)。車載機100のマイク101は、オペレータの発話をディスプレイ装置106から聴いたドライバーの「やっぱ旅館がいいかな風情のある」との発話を受ける(S411)。オペレータ端末300のマイク303は、ドライバーの発話をオペレータ端末300のディスプレイ装置302から聴いたオペレータの「かしこまりました旅館ですね」との発話を受ける(S412)。
情報処理センター200のジャンル検索機能部208は、ジャンルに関する検索条件として「旅館」を加えて、用件DB210を参照しつつ、ジャンル検索を行なう(S413)。ジャンル検索機能部208は、ジャンル検索の結果、京都の旅館についての情報を抽出する(S414)。この場合、例えば100件の京都の旅館が抽出されたものと仮定する。ジャンル検索機能部208は、オペレータ端末300の画面出力処理部307に当該ジャンル検索の結果を送信する。
オペレータ端末300のマイク303は、オペレータ端末300のディスプレイ装置302に表示されたジャンル検索の結果を見たオペレータからの「ご観光される場所はお決まりですか?」との発話を受ける(S415)。車載機100のマイク101は、オペレータの発話をディスプレイ装置106から聴いたドライバーの「いや特に無いですけど清水寺は廻りたいな」との発話を受ける(S416)。
情報処理センター200のジャンル検索機能部208は、ジャンルに関する検索条件として「清水寺」を加えて、用件DB210を参照しつつ、ジャンル検索を行なう(S417)。ジャンル検索機能部208は、ジャンル検索の結果、京都清水寺周辺の旅館についての情報を抽出する(S418)。この場合、例えば1件の京都清水寺周辺の旅館が抽出されたものと仮定する。ジャンル検索機能部208は、オペレータ端末300の画面出力処理部307に当該ジャンル検索の結果を送信する。
ジャンル検索の検索結果件数が所定の閾値を下回っているため、情報処理センター200の代替検索部209は代替検索を実施する(S419)。代替検索部210は、ジャンルの検索条件「旅館」を類似するジャンルの検索条件「ホテル」に変更して代替検索を行なう(S420)。この場合、例えば50件の京都清水寺周辺のホテルが抽出されたものと仮定する。代替検索部210は、エリアの検索条件「清水寺」に隣接するエリアの検索条件「下京区」、「中京区」、「上京区」及び「左京区」に変更してそれぞれ代替検索を行なう(S421)。この場合、例えば、下京区に10件、中京区に5件、上京区に5件及び左京区に4件の旅館が抽出されたものと仮定する。
オペレータ端末300のマイク303は、オペレータ端末300のディスプレイ装置302に表示された代替検索の結果を見たオペレータからの「ただ今お調べいたしましたところ、清水寺周辺には1件しか旅館がございません。少し離れますと何件かございますが、そちらもご案内いたしますか?」との発話を受ける(S422)。
車載機100のマイク101は、オペレータの発話をディスプレイ装置106から聴いたドライバーの「じゃ、そっちもお願いします」との発話を受ける(S423)。当該、検索結果は、車載機100の画面出力処理部105に送信され、ディスプレイ装置106に表示される。
本実施形態においては、ドライバーとオペレータとの対話に基づいて、情報が記憶された用件DB210からドライバーが要求する用件の候補を検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する用件判定機能部205を備えたオペレーティングシステム10において、用件判定機能部205は、ドライバーとオペレータとの対話に基づいて検索される用件の候補に応じて、オペレータに検索に用いることが可能な情報を提示する。そのため、オペレータは、提示された検索に用いることが可能な情報を用いて、より適切に要求される用件の候補を検索することが可能となる。
また、本実施形態においては、定番情報抽出部207は、例えば、ドライバーとオペレータとの対話にエリアに関する情報が含まれるときは、エリアに特有の定番情報を検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する定番情報検索を行なう。このため、オペレータが当該エリアに対する知識が乏しい場合でも、当該エリアについて重要な情報を得ることができ、より適切にドライバーから要求される用件の候補を検索することが可能となる。
また、本実施形態においては、予備検索部206は、例えば、オペレータが入力した検索の条件によってドライバーが要求する用件の候補を検索する前に、ドライバーとオペレータとの対話に基づいて設定された検索の条件によって用件の候補を検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する予備検索を行なう。そのため、オペレータが入力した検索の条件によってドライバーが要求する用件の候補を検索する前に、すでに予備検索により情報の候補が検索されているため、オペレータの労力や検索に要する時間を低減することができる。
また、本実施形態においては、代替検索部209は、例えば、ジャンル検索機能部208によって検索された用件の候補の量が所定量に満たないときは、変更された検索の条件によって再度検索し、ドライバーへの案内のためにオペレータに提示する代替検索を行なう。そのため、オペレータは検索された用件の候補の量が所定量に満たず、そのままでは、ドライバーに十分な案内ができないときでも、変更された検索の条件による代替検索によって、十分な量の用件の候補を提示され、ドライバーに十分な案内を行なうことが可能となる。
さらに、本実施形態においては、代替検索部209は、代替検索が行なわれた回数が所定の制限回数を超えた後は、代替検索を終了するため、代替検索が元の検索の条件とあまりに異なる条件で行なわれることを防止することが可能となる。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、車載機100を用いるドライバーとオペレータ端末300を用いるオペレータとの間で対話をする態様について中心に説明したが、例えば、車載機100以外にも、発話者の一部又は全部が、何らかの事情により細かい手動による操作が困難な場合においても、本発明は適用可能であり、効果を発揮する。さらに、発話者も2名に限られず、3名以上の発話者からの発話に基づいてタスクを推定することが可能である。さらに、車載機100に情報処理センター200やオペレータ端末300を含むオペレーティングシステム10の他の構成が含まれている態様や、オペレータ端末300に車載機100や情報処理センター200を含むオペレーティングシステム10の全ての構成が態様も本発明の範囲に含まれる。
10…オペレーティングシステム、100…車載機、101…マイク、102…音響分析処理部、103…GPSセンサ、104…位置情報処理部、105…画面出力処理部、106…ディスプレイ装置、200…情報処理センター、201…語彙DB、202…音声認識処理部、203…キーワード抽出処理部、204…状況判断処理部、205…要件判定機能部、206…予備検索部、207…定番情報抽出部、208…ジャンル検索機能部、209…代替検索部、210…要件DB、211…定番情報DB、300…オペレータ端末、301…画面出力処理部、302…ディスプレイ装置、303…マイク、304…音響分析処理部、305…入力装置。

Claims (10)

  1. 第1発話者と第2発話者との対話に基づいて、情報が記憶されたデータベースから前記第1発話者が要求する前記情報の候補を検索し、前記第2発話者に提示する検索ユニットを備えたオペレーティングシステムであって、
    前記検索ユニットは、前記第1発話者と前記第2発話者との対話に基づいて検索される前記情報の候補に応じて、前記第2発話者に検索に用いることが可能な情報を提示する、オペレーティングシステム。
  2. 前記検索ユニットは、前記第1発話者と前記第2発話者との対話に地域に関する情報が含まれるときは、前記地域に特有の定番情報を検索し、前記第2発話者に提示する定番情報検索を行なう、請求項1に記載のオペレーティングシステム。
  3. 前記検索ユニットは、前記第2発話者が入力した検索の条件によって前記第1発話者が要求する前記情報の候補を検索する前に、前記第1発話者と前記第2発話者との対話に基づいて設定された検索の条件によって前記情報の候補を検索し、前記第2発話者に提示する予備検索を行なう、請求項1又は2に記載のオペレーティングシステム。
  4. 前記検索ユニットは、前記検索ユニットによって検索された前記情報の候補の量が所定量に満たないときは、変更された検索の条件によって再度検索し、前記第2発話者に提示する代替検索を行なう、請求項1〜3のいずれか1項に記載のオペレーティングシステム。
  5. 前記検索ユニットは、代替検索が行なわれた回数が所定の制限回数を超えた後は、前記代替検索を終了する、請求項4に記載のオペレーティングシステム。
  6. 第1発話者と第2発話者との対話に基づいて、情報が記憶されたデータベースから前記第1発話者が要求する前記情報の候補を検索し、前記第2発話者に提示する検索工程を含むオペレーティング方法であって、
    前記検索工程は、前記第1発話者と前記第2発話者との対話に基づいて検索される前記情報の候補に応じて、前記第2発話者に検索に用いることが可能な情報を提示する、オペレーティング方法。
  7. 前記検索工程は、前記第1発話者と前記第2発話者との対話に地域に関する情報が含まれるときは、前記地域に特有の定番情報を検索し、前記第2発話者に提示する定番情報検索を行なう、請求項6に記載のオペレーティング方法。
  8. 前記検索工程は、前記第2発話者が入力した検索の条件によって前記第1発話者が要求する前記情報の候補を検索する前に、前記第1発話者と前記第2発話者との対話に基づいて設定された検索の条件によって前記情報の候補を検索し、前記第2発話者に提示する予備検索を行なう、請求項6又は7に記載のオペレーティング方法。
  9. 前記検索工程は、前記検索工程によって検索された前記情報の候補の量が所定量に満たないときは、変更された検索の条件によって再度検索し、前記第2発話者に提示する代替検索を行なう、請求項6〜8のいずれか1項に記載のオペレーティング方法。
  10. 前記検索工程は、代替検索が行なわれた回数が所定の制限回数を超えた後は、前記代替検索を終了する、請求項9に記載のオペレーティング方法。
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