JP2011064253A - Continuously variable transmission and assembling method of the same - Google Patents
Continuously variable transmission and assembling method of the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011064253A JP2011064253A JP2009214812A JP2009214812A JP2011064253A JP 2011064253 A JP2011064253 A JP 2011064253A JP 2009214812 A JP2009214812 A JP 2009214812A JP 2009214812 A JP2009214812 A JP 2009214812A JP 2011064253 A JP2011064253 A JP 2011064253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- gears
- planetary
- integral
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
Description
本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能で、トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とを組み合わせた無段変速装置および無段変速装置の組み立て方法に関する。 The present invention relates to a continuously variable transmission and a method for assembling a continuously variable transmission, which can be used in transmissions of automobiles and various industrial machines, and which are a combination of a toroidal type continuously variable transmission and a planetary gear type transmission.
自動車用自動変速装置としてトロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とを組み合わせて無段変速装置を構成する事が、従来から提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
例えば、特許文献1に示される例では、図14に示すように、前記無段変速装置は、トロイダル型無段変速機1と遊星歯車式変速機2とを組み合わせて構成されている。このうちのトロイダル型無段変速機1は、回転トルクが入力される入力軸3と、前記入力軸3に支持され入力軸3と一体で回転する入力側ディスク4,4と、前記入力側ディスク4,4との間に挟持されるパワーローラ6,6を介して入力側ディスク4,4から変更可能な変速比で回転トルクが伝達される出力側ディスク5と、前記パワーローラ6,6を挟持した状態の入力側ディスク4,4および出力側ディスク5に軸方向への押圧力を付与する押圧装置とを備えている。すなわち、トロイダル型無段変速機1は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスク4,4および出力側ディスク5と、これらの両ディスク4,5間に挟持される複数のパワーローラ6,6とを有する。
2. Description of the Related Art Conventionally, it has been proposed to configure a continuously variable transmission by combining a toroidal continuously variable transmission and a planetary gear transmission as an automatic transmission for an automobile (see, for example,
For example, in the example shown in
また、遊星歯車式変速機2は、入力軸3および一方(図14の右方)の入力側ディスク4に結合固定されたキャリア7を備えている。このキャリア7の径方向中間部には、両端部にそれぞれ遊星歯車8、9を固設した第1伝達軸10が回転自在に支持されている。また、キャリア7を挟んで入力軸3の反対側には、両端部に太陽歯車11、12を固設した第2伝達軸13が、入力軸3と同心となった状態で回転自在に支持されている。そして、遊星歯車8には、太陽歯車15が噛合している、太陽歯車15は、出力側ディスク5にその基端部(図14の左端部)を結合された中空回転軸14の先端部(図14の右端部)に固設されている。
また、遊星歯車9には、第2伝達軸13の一端部(図14の左端部)に固設された太陽歯車11が噛合されている。また、一方(図14の左方)の遊星歯車8を、別の遊星歯車16を介して、キャリア7の周囲に回転自在に設けたリング歯車17に噛合させている。
The planetary
Further, the
一方、第2伝達軸13の他端部(図14の右端部)に固設された太陽歯車12の周囲には、第2キャリア18が配置され、第2キャリア18には、遊星歯車19、20が回転自在に支持されている。なお、この第2キャリア18は、入力軸3および第2伝達軸13と同心に配置された、出力軸21の基端部(図14の左端部)に固設されている。また、各遊星歯車19、20は、互いに噛合するとともに、一方の遊星歯車19が太陽歯車12に、他方の遊星歯車20が、第2キャリア18の周囲に回転自在に設けられた第2リング歯車22に、それぞれ噛合している。
また、リング歯車17と第2キャリア18とを低速用クラッチ23により係脱自在とするとともに、第2リング歯車22とハウジング等の固定の部分とを、高速用クラッチ24により係脱自在としている。
On the other hand, a
In addition, the
このような無段変速装置の場合、低速用クラッチ23を接続するとともに高速用クラッチ24の接続を断った、所謂低速モード状態では、入力軸3の動力がリング歯車17を介して出力軸21に伝えられる。そして、トロイダル型無段変速機1の変速比を変える事により、無段変速装置全体としての変速比、すなわち、入力軸3と出力軸21との間の変速比が変化する。このような低速モード状態では、無段変速装置全体としての変速比は、無限大に変化する。すなわち、トロイダル型無段変速機1の変速比を調節する事により、入力軸3を一方向に回転させた状態のまま出力軸21の回転状態を、停止状態を挟んで、正転、逆転の変換自在となる。
In such a continuously variable transmission, in a so-called low speed mode state in which the
これに対して、低速用クラッチ23の接続を断ち、高速用クラッチ24を接続した、所謂高速モード状態では、入力軸3の動力が第1、第2伝達軸10、13を介して出力軸21に伝えられる。そして、トロイダル型無段変速機1の変速比を変える事により、無段変速装置全体としての変速比が変化する。この場合には、トロイダル型無段変速機1の変速比を大きくする程、無段変速装置全体としての変速比が大きくなる。
On the other hand, in a so-called high speed mode state in which the
以上のような無段変速装置においては、遊星歯車式変速機2に第1伝達軸10により同軸上で一体に回転可能に固定された2つの遊星歯車8,9を備えるとともに、これら2つの遊星歯車8,9には、それぞれ、同軸上に配置された別々の太陽歯車15,11が噛合している。なお、2つの遊星歯車8,9は、複数組、例えば、3組や4組が太陽歯車15,11の周囲に互いに間隔をあけて配置されることになる。
The continuously variable transmission as described above includes two
また、特許文献2に示される例でも、図15に示すように、遊星歯車式変速機2においては、第1伝達軸10の両端部にそれぞれ遊星歯車8,9が固設され、これら一体となった2つの遊星歯車8,9がキャリア7に支持されている。
また、遊星歯車8には、出力側ディスク5に基端部を結合された中空回転軸14の先端部に固設され太陽歯車15が噛合されている。
また、遊星歯車9には、第2伝達軸13の一端部に固設された太陽歯車11が噛合されている。
Also in the example shown in
Further, the
The
すなわち、図15に示す例でも、第1伝達軸10により同軸上で一体に回転可能に固定された2つの遊星歯車8,9を備えるとともに、これら2つの遊星歯車8,9には、それぞれ、同軸上に配置された別々の太陽歯車15,11が噛合している。なお、図15に示す例では、キャリア7に遊星歯車16が支持されておらず、キャリア7には、一体に形成された2つの遊星歯車8,9だけが支持されている。
なお、符号26は、トラニオンであり、トラニオン26は、ディスク4,5の回転中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に揺動するとともに、前記各パワーローラ6,6を回転自在に支持するようになっている。
That is, the example shown in FIG. 15 also includes two
また、同様に互いに同軸上に配置されて一体に回転可能に固定された2つの遊星歯車8,9を有するとともに、これら遊星歯車8,9がはすば歯車とされた無段変速装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
Similarly, there is proposed a continuously variable transmission having two
ところで、無段変速装置の遊星歯車式変速機に同軸上で一体に回転可能に固定された2つの遊星歯車を複数組備えるとともに、これら2つの遊星歯車に、それぞれ、同軸上に配置された別々の太陽歯車が噛合していると組立が困難になるという問題があった。 By the way, the planetary gear type transmission of the continuously variable transmission is provided with a plurality of sets of two planetary gears that are coaxially and rotatably fixed, and each of the two planetary gears is arranged separately on the same axis. When the sun gear is engaged, there is a problem that assembly becomes difficult.
例えば、2つの太陽歯車の間の速度比が1以外の場合、例えば、2つの遊星歯車の歯数が互いに等しく、2つの太陽歯車の歯数が互いに等しい場合以外は、複数組の2つの遊星歯車および2つの太陽歯車の位相を合わせて互いに噛み合わせることが困難な作業となり、組み立て作業に時間とコストとがかかることになる。 For example, when the speed ratio between two sun gears is other than 1, for example, the number of teeth of two planetary gears is equal to each other, and the number of teeth of two sun gears is equal to each other, a plurality of sets of two planetary gears It is difficult to match the gears and the two sun gears so that they mesh with each other, and the assembly work takes time and cost.
なお、歯数の異なる歯車が同軸上に一体になった歯車を段付歯車と言うが、ここでは、一体に回転する2つの遊星歯車が互いに歯数が異なるものとして、この2つの一体に回転する遊星歯車を段付遊星歯車(一体型歯車)と称する。
ここで、前側の遊星歯車と後側の遊星歯車とで歯数が異なることにより、例えば、複数の段付遊星歯車の前側の遊星歯車を1つの太陽歯車に噛み合わせた場合に、後側の複数の遊星歯車の位相が揃うとは限らず、後側の遊星歯車を他の太陽歯車に噛み合わせられない状態となっている可能性が高く、歯車の組み付けが困難なものとなる。
A gear in which gears with different numbers of teeth are coaxially integrated is called a stepped gear. Here, two planetary gears that rotate together are assumed to have different numbers of teeth and rotate together. This planetary gear is referred to as a stepped planetary gear (integrated gear).
Here, when the number of teeth is different between the front planetary gear and the rear planetary gear, for example, when the front planetary gear of a plurality of stepped planetary gears is meshed with one sun gear, The phases of the plurality of planetary gears are not necessarily aligned, and there is a high possibility that the rear planetary gear cannot be meshed with other sun gears, which makes it difficult to assemble the gears.
なお、基本的に、複数の段付遊星歯車の前歯車と後歯車と二つの太陽歯車とがそれぞれ位相が合っていなければ、互いにかみ合わせて組み立てることができないが、例えば、1つの歯分だけ位相がずれているような場合には、歯車にバックラッシ(歯の噛み合い部分の回転方向後側の遊びとなる隙間)があるために、組み立てられてしまう虞がある。 Basically, if the front gear, the rear gear, and the two sun gears of a plurality of stepped planetary gears are not in phase with each other, they cannot be engaged with each other. In such a case, there is a possibility that the gears will be assembled because there is a backlash in the gears (a gap that becomes a play on the rear side in the rotation direction of the meshing portion of the teeth).
この場合には、実際に歯車を回転させてみないと、歯車どうしの位相がずれていることを発見できず、組み立てが終了した後に不具合が判明することになり、不良品として処理したり、組み立て直したりすることでコストの増大の要因となってしまう。したがって、組み立て時には、厳密に遊星歯車どうしの位相を合わせて組み立てる必要があり、より組み立てに時間がかかることになる。 In this case, if you do not actually rotate the gears, you can not find that the gears are out of phase, the problem will be found after assembly is completed, Reassembling may increase costs. Therefore, at the time of assembly, it is necessary to assemble the planetary gears so that the phases of the planetary gears are strictly aligned, which requires more time for assembly.
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、複数の段付遊星歯車を2つの太陽歯車に噛み合わせて無段変速装置を組み立てる際の作業性を向上できる無段変速装置および無段変速装置の組み立て方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and a continuously variable transmission and a continuously variable transmission that can improve workability when assembling a continuously variable transmission by engaging a plurality of stepped planetary gears with two sun gears. An object of the present invention is to provide a method for assembling a transmission.
前記目的を達成するために、請求項1に記載の無段変速装置は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラとを有するトロイダル型無段変速機と、
同軸上に配置された少なくとも2つの太陽歯車と、これら2つの太陽歯車にそれぞれ噛み合う複数対の遊星歯車と、当該遊星歯車を自転および公転自在に支持するキャリアとを備え、それぞれ異なる前記太陽歯車に噛み合う各対の前記遊星歯車どうしが同軸上で互いに一体に回転可能に固定されることにより一体型歯車とされ、当該一体型歯車どうしでは、同じ太陽歯車に噛み合う前記遊星歯車がそれぞれ同じ歯数とされ、かつ、各一体型歯車に含まれて異なる太陽歯車に噛み合う2つの前記遊星歯車どうしがそれぞれ異なる歯数とされている遊星歯車式変速機とを備えた無段変速装置において、
前記キャリアに支持される全ての前記一体型歯車に含まれる遊星歯車ではモジュールが互いに等しくされ、
前記一体型歯車が前記キャリアの周方向に沿って等間隔で配置され、
前記一体型歯車に含まれる2つの前記遊星歯車のうちの一方の前記遊星歯車の歯数と当該遊星歯車と噛み合う一方の前記太陽歯車の歯数とを合算した値が、他方の前記遊星歯車の歯数と当該遊星歯車と噛み合う他方の前記太陽歯車の歯数とを合算した値と等しく、
これらの値が前記キャリアに支持される前記一体型歯車の数の整数倍となっていることを特徴とする。
In order to achieve the object, the continuously variable transmission according to
And at least two sun gears arranged on the same axis, a plurality of pairs of planetary gears meshed with the two sun gears, and a carrier that supports the planetary gears so as to rotate and revolve. The planetary gears of each pair of meshing gears are coaxially fixed together so as to be rotatable integrally with each other to form an integral gear, and the planetary gears meshed with the same sun gear have the same number of teeth. And a continuously variable transmission including a planetary gear type transmission in which the two planetary gears included in each integral gear and meshing with different sun gears have different numbers of teeth.
In the planetary gears included in all the integral gears supported by the carrier, the modules are equal to each other,
The integral gears are arranged at equal intervals along the circumferential direction of the carrier;
The sum of the number of teeth of one of the planetary gears of the two planetary gears included in the integral gear and the number of teeth of the one sun gear meshing with the planetary gear is the sum of the number of teeth of the other planetary gear. Equal to the sum of the number of teeth and the number of teeth of the other sun gear meshing with the planetary gear,
These values are an integral multiple of the number of integral gears supported by the carrier.
請求項1に記載の発明においては、無段変速装置の遊星歯車式変速機において、同軸上に配置された2つの太陽歯車を備えるとともに、これら2つの太陽歯車に噛み合う遊星歯車どうしが同軸上に一体に回転可能に構成された一体型歯車とされ、かつ、これら一体型歯車どうしでは、同じ太陽歯車に噛み合う前記遊星歯車がそれぞれ同じ歯数とされ、かつ、各一体型歯車に含まれて異なる太陽歯車に噛み合う2つの前記遊星歯車どうしがそれぞれ異なる歯数とされていても、無段変速装置の組み立てを容易なものとすることができる。 In the first aspect of the present invention, the planetary gear type transmission of the continuously variable transmission includes two sun gears arranged coaxially, and the planetary gears meshing with the two sun gears are coaxial. The integrated gears are configured to be integrally rotatable, and in these integrated gears, the planetary gears that mesh with the same sun gear have the same number of teeth, and are included in each integrated gear. Even if the two planetary gears meshing with the sun gear have different numbers of teeth, the assembly of the continuously variable transmission can be facilitated.
すなわち、2つの遊星歯車の歯数が互いに等しく、2つの太陽歯車の歯数が互いに等しい場合でなくもて、一体型歯車および太陽歯車が以下の条件を満たすことで、無駄変速装置の組み立てを容易にすることができる。
a、前記キャリアに支持される全ての前記一体型歯車に含まれる遊星歯車ではモジュールが互いに等しくされている。
b、前記一体型歯車が前記キャリアの周方向に沿って等間隔で配置されている。
c、前記一体型歯車に含まれる2つの前記遊星歯車のうちの一方の前記遊星歯車の歯数と当該遊星歯車と噛み合う一方の前記太陽歯車の歯数とを合算した値が、他方の前記遊星歯車の歯数と当該遊星歯車と噛み合う他方の前記太陽歯車の歯数とを合算した値と等しくされている。
d、これらの値が前記キャリアに支持される前記一体型歯車の数の整数倍となっている。
That is, it is not the case where the number of teeth of the two planetary gears is equal to each other, and the number of teeth of the two sun gears is equal to each other. Can be easily.
a. In the planetary gears included in all the integral gears supported by the carrier, the modules are equal to each other.
b. The integrated gears are arranged at equal intervals along the circumferential direction of the carrier.
c, a value obtained by adding the number of teeth of the planetary gear of one of the two planetary gears included in the integral gear and the number of teeth of the sun gear meshing with the planetary gear is the other planetary gear. It is made equal to the sum of the number of teeth of the gear and the number of teeth of the other sun gear meshing with the planetary gear.
d, these values are integral multiples of the number of integral gears supported by the carrier.
この条件を満たしていれは、上述のように変速比を1としなくても、遊星歯車式変速機部分の組み立てが可能となり、変速比を上述のように1とした場合に比較すると、無段変速装置により得られる速度比が限られる等の設計上の制限が緩和され、設計の自由度が多くなる。
また、上述の条件を満たしていないと、例えば、一体型歯車をキャリアに周方向で等間隔に配置する条件以外の条件を満たしていない場合に、一体型歯車をキャリアに周方向で等間隔に配置すると歯車を噛み合わせることができなくなる虞があり、また、複数の一体型歯車をそれぞれ別形状とする必要などが生じる。
If this condition is satisfied, the planetary gear type transmission can be assembled even if the gear ratio is not set to 1 as described above. Design restrictions such as the limited speed ratio obtained by the transmission are relaxed, and the degree of design freedom increases.
Further, if the above-mentioned conditions are not satisfied, for example, if the conditions other than the condition for arranging the integrated gears at equal intervals in the circumferential direction are not satisfied, the integrated gears are equally spaced in the circumferential direction on the carrier. If arranged, there is a possibility that the gears cannot be engaged with each other, and it is necessary to make the plurality of integral gears have different shapes.
請求項2に記載の無段変速装置は、請求項1に記載の発明において、前記一体型歯車どうしは、当該一体型歯車に含まれる2つの前記遊星歯車のうちの一方の前記遊星歯車の位相の配置に対する他方の前記遊星歯車の位相の配置が同じとなるように、互いに同形状に形成されていることを特徴とする・ The continuously variable transmission according to a second aspect is the invention according to the first aspect, wherein the integral gears are in phase with one of the planetary gears of the two planetary gears included in the integral gear. The other planetary gears are arranged in the same shape so that the phase arrangement of the other planetary gear is the same as
請求項2に記載の発明においては、以下のような問題を解消することができる。すなわち、上述の請求項1に記載の条件を満たしていても、複数の一体型歯車どうしにおいて、一方の前記遊星歯車の位相の配置に対する他方の遊星歯車の位相の配置が異なるものとなっていると、一方の複数の遊星歯車を一方の太陽歯車に噛み合わせた後に、他方の複数の遊星歯車を他方の太陽歯車に噛み合わせようとすると、他方の各遊星歯車どうしの位相が僅かにずれた状態となってしまう。これにより、他方の太陽歯車を噛み合わせられたとしても、他方の遊星歯車どうしに多少のずれがあることで、各歯車が円滑に回転できない虞がある。
In the invention according to
すなわち、一体型歯車には、2つの遊星歯車が含まれるが、それぞれの遊星歯車を個々に形成した場合に、各遊星歯車どうしの位置合わせ等をしてないと、製造される一体型歯車ごとに2つの遊星歯車の位相の関係が異なったものとなってしまう虞がある。例えば、一体型歯車に含まれる2つの遊星歯車の歯切り開始位置を基準点として、これら基準点を一致させるような位置合わせをした状態で、各一体型歯車を製造すれば、一方の遊星歯車の位相の配置に対して他方の遊星歯車の位相の配置が各一体型歯車どうしで一緒になることになる。 In other words, the integrated gear includes two planetary gears. When each planetary gear is individually formed, each planetary gear to be manufactured must be aligned unless the planetary gears are aligned. In addition, the phase relationship between the two planetary gears may be different. For example, if each integrated gear is manufactured in a state in which the gear cutting start positions of two planetary gears included in the integrated gear are used as reference points and the reference points are aligned, one planetary gear is produced. The phase arrangement of the other planetary gear is the same for each of the integrated gears.
すなわち、一方の遊星歯車の歯切り開始位置と、他方の遊星歯車の歯切り開始位置とが常に一致するように一方の遊星歯車の位相の配置に対する他方の遊星歯車の位相の配置が常に一定となる。製造ごとに、一方の遊星歯車の歯切り開始位置に対する他方の遊星歯車の歯切り開始位置が異なるような状態では、一方の遊星歯車の位相を各一体型歯車で同じとしても、他方の遊星歯車の位相が各一体型歯車で異なるものとなってしまい、上述のように一方の太陽歯車を組みつけられても他方の太陽歯車を組み付けられない状態となる虞がある。 That is, the phase arrangement of the other planetary gear is always constant with respect to the phase arrangement of the one planetary gear so that the gearing start position of one planetary gear always coincides with the gear cutting start position of the other planetary gear. Become. In a state where the gearing start position of the other planetary gear differs from the gearing start position of one planetary gear for each production, even if the phase of one planetary gear is the same in each integral gear, the other planetary gear The phases of the two integrated gears are different, and there is a possibility that even if one sun gear is assembled as described above, the other sun gear cannot be assembled.
そこで、各一体型歯車を全て同形状に形成することで、キャリーに支持された複数の一体型歯車を確実に2つの太陽歯車に噛み合わせられる形状となり、かつ、複数の一体型歯車にそれぞれ含まれる2つの遊星歯車のうちの一方の遊星歯車どうしの位相を合わせて一方の太陽歯車と噛み合わせれば、他方の遊星歯車どうしの位相があった状態となり、他方の太陽歯車を容易に組み付けられる状態となる。
また、一体型歯車を全て同一形状の部品とすることで、部品管理が容易となる。
Therefore, by forming all of the integrated gears in the same shape, a plurality of integrated gears supported by the carry can be securely meshed with the two sun gears, and each of the integrated gears is included in each of the integrated gears. If one planetary gear of the two planetary gears is in phase with one sun gear, the other planetary gear is in phase and the other sun gear is easily assembled It becomes.
Moreover, parts management becomes easy by making all the integral gears into parts of the same shape.
請求項3に記載の無段変速装置は、請求項2に記載の無段変速装置において、前記一体型歯車の外周面には、当該一体型歯車に含まれる2つの遊星歯車を構成する遊星歯車部と、当該遊星歯車部の歯の位相上の所定位置に対応して平面状に形成された平面部とを有し、当該平面部の向きが前記一体型歯車どうしで同じとなるように合わせることで、前記キャリアに支持される複数の前記一体型歯車の位相を合わせることが可能となっていることを特徴とする。
The continuously variable transmission according to
請求項3に記載の無段変速装置においては、一体型歯車の外周面には、当該一体型歯車に含まれる2つの遊星歯車を構成する遊星歯車部と、当該遊星歯車部の歯の位相上の所定位置に対応して平面状に形成された平面部とを有するので、これら平面の位置(向き)を合わせることで、上述のように複数の一体型歯車どうしにおいて、2つの遊星歯車の位相をそれぞれ同じになるように合わせることができる。
すなわち、平面部が一体型歯車の2つの遊星歯車の位相を所定の配置とするための基準のマークとなるが、当該マークが平面となっていることで、機械的に位置を合わせやすい状態となっている。すなわち、平面部に平面を接触させることで、各一体型歯車の2つの遊星歯車の位相を合わせるような治具等を用いて、容易に各一体型歯車どうしの位相を合わせることができる。
In the continuously variable transmission according to
In other words, the plane portion serves as a reference mark for setting the phase of the two planetary gears of the integral gear to a predetermined arrangement. It has become. That is, by bringing a flat surface into contact with the flat portion, the phases of the integrated gears can be easily matched using a jig or the like that matches the phases of the two planetary gears of the integrated gears.
請求項4に記載の無段変速装置の組み立て方法は、請求項2または請求項3に記載の無段変速装置を組み立てる際の当該無段変速装置の組み立て方法であって、
前記キャリアに前記一体型歯車を取り付けた後に、当該キャリアに支持される一体型歯車に太陽歯車を噛み合わせるに際し、
前記キャリアに取り付けられた複数の前記一体型歯車どうしの位相を互いに合わせた後に、前記一体型歯車どうしの位相関係を保持する治具を前記一体型歯車に取り付け、
次いで、前記治具を前記一体型歯車に取り付けた状態で、2つの前記太陽歯車のうちの一方の前記太陽歯車を複数の前記一体型歯車に含まれる2つの遊星歯車のうちの一方の前記太陽歯車と噛み合う一方の前記遊星歯車に噛み合わせて組み付けることを特徴とする。
The assembly method of the continuously variable transmission according to
When the sun gear is meshed with the integral gear supported by the carrier after the integral gear is attached to the carrier,
After aligning the phases of the plurality of integral gears attached to the carrier with each other, a jig for maintaining the phase relationship between the integral gears is attached to the integral gear,
Next, with the jig attached to the integrated gear, one of the two sun gears is replaced with one of the sun gears of two planetary gears included in the plurality of integrated gears. One of the planetary gears meshed with the gear is meshed and assembled.
請求項4に記載の無段変速装置の組み立て方法においては、上述の請求項1,2に記載の条件を満たす一体型歯車を有する無段変速装置を組み立てる際に、キャリアに取り付けた状態の一体型歯車どうしの位相を合わせ、この位相を保持する治具により、キャリアに取り付けられた全ての一体型歯車の位相を保持した状態で、これら一体型歯車の一方の遊星歯車に太陽歯車を取り付けることになる。この場合に、各一対型歯車の一方の遊星歯車どうしは位相が一致しているので、容易に太陽歯車を一方の遊星歯車に噛み合わせた状態で取り付けることができる。
In the method for assembling the continuously variable transmission according to
また、一方の遊星歯車を全て太陽歯車に噛み合わせた状態では、各遊星歯車が噛み合った太陽歯車に連動して回転する状態となる。この状態では、他方の遊星歯車どうしも位相があった状態となっており、治具を取り外しても、容易に他方の太陽歯車を他方の遊星歯車に噛み合わせて組み付けることが可能となる。
したがって、一方の遊星歯車に一方の太陽歯車を噛み合わせた状態では、治具を取り外しても、他方の遊星歯車どうしが位相を合わせた状態に保持されるので、治具を取り外して他方の太陽歯車を噛み合わせることができる。
Further, in a state where one planetary gear is engaged with the sun gear, the planetary gears are rotated in conjunction with the sun gear engaged. In this state, the other planetary gears are in phase with each other, and even if the jig is removed, the other sun gear can be easily meshed with the other planetary gear and assembled.
Therefore, in a state where one planetary gear meshes with one sun gear, even if the jig is removed, the other planetary gear is kept in phase with each other. Gears can be engaged.
なお、治具は一方の太陽歯車と一方の遊星歯車の噛み合わせに邪魔にならない形状となっている必要がある。言い換えれば、治具は、他方の太陽歯車と他方の遊星歯車の噛み合わせに邪魔になる形状あってもよく、この場合には、一方の太陽歯車を取り付けた時点で治具を取り外せばよい。
すなわち、治具を用いて一方の太陽歯車さえ取り付けてしまえば、他方の太陽歯車は治具なしで簡単に組み付けることができる。
The jig needs to have a shape that does not interfere with the engagement of one sun gear and one planetary gear. In other words, the jig may have a shape that interferes with the engagement of the other sun gear and the other planetary gear. In this case, the jig may be removed when one sun gear is attached.
That is, if only one sun gear is attached using a jig, the other sun gear can be easily assembled without a jig.
請求項5に記載の無段変速装置の組み立て方法は、請求項4に記載の発明において、前記治具が、2つの前記太陽歯車のうちの一方の太陽歯車と同じ歯の配置を有する歯車形状に形成された歯車型治具とされ、当該歯車型治具を前記一体型歯車のうちの一方の前記太陽歯車と噛み合う一方の前記遊星歯車に噛み合わせた状態で、他方の前記遊星歯車を他方の前記太陽歯車に噛み合わせて組み付けることを特徴とする。
A method for assembling the continuously variable transmission according to
請求項5に記載の発明においては、歯車型治具が2つの太陽歯車のうちの一方の太陽歯車と同じ歯の配置を有する、すなわち、一方の太陽歯車と同じ歯車として機能可能なので、上述のようにキャリア上で位相を合わせられた一体型歯車の一方の遊星歯車にこの歯車型治具を噛み合わせると、一方の太陽歯車を噛み合わせた状態と同様に、一方の各遊星歯車が歯車型治具と連動して回転する状態となり、歯車型治具をセットした状態で、遊星歯車が回転してしまうようなことがあっても、各遊星歯車で位相が一致している状態が保持される。
In the invention according to
この状態では、他方の各遊星歯車の位相も一致しているので、他方の遊星歯車に容易に他方の太陽歯車を噛み合わせて組み付けることが可能となる。
また、他方の遊星歯車を他方の太陽歯車に噛み合わせた状態では、歯車型治具を一方の遊星歯車から取り外しても、他方の遊星歯車が他方の太陽歯車と連動して回転可能で、他方の遊星歯車が回転しても、他方の遊星歯車どうしの位相が一致した状態に保持される。この状態では、上述のように一方の遊星歯車の位相が互いに合った状態となっているので、歯車型治具を取り外して、容易に一方の遊星歯車に一方の太陽歯車を噛み合わせて組み付けることができる。
In this state, since the phases of the other planetary gears are also in agreement, the other planetary gear can be easily meshed with the other sun gear and assembled.
In the state where the other planetary gear is meshed with the other sun gear, the other planetary gear can rotate in conjunction with the other sun gear even if the gear-type jig is removed from the one planetary gear. Even if this planetary gear rotates, the other planetary gears are held in phase with each other. In this state, the phase of one planetary gear is in phase with each other as described above, so the gear-type jig is removed and one sun gear is easily meshed with one planetary gear and assembled. Can do.
請求項6に記載の無段変速装置の組み立て方法は、請求項4に記載の発明において、前記治具が、前記キャリアと当該キャリアに取り付けられる前記一体型歯車とのそれぞれに着脱自在に係合して前記キャリアに対する前記一体型歯車の回転を規制する回転規制治具とされ、当該回転規制治具で回転が規制された状態の前記一体型歯車に含まれる2つの前記遊星歯車のうちの一方の前記遊星歯車に、当該遊星歯車に噛み合う一方の前記太陽歯車を噛み合わせて組み付けることを特徴とする。
The method for assembling the continuously variable transmission according to
請求項6に記載の発明においては、キャリアに取り付けられた一体型歯車の全てで位相を配置した後に回転規制治具により一体型歯車の回転が規制され、各一体型歯車の位相が合った状態が保持されるので、容易に一方の太陽歯車および他方の太陽歯車を一体型歯車に取り付けることができる。
なお、回転規制治具としては、例えば、キャリアと一体型歯車との間に入り込んで、キャリアに対する一体型歯車の回転を止めるものであれば、どのようなものであってもいいが、例えば、キャリアと一体型歯車との一体型歯車の回転方向に沿った間隔に押し入れられて、弾性変形するともに当該弾性により、キャリアに対して一体型歯車を軸方向に沿って押圧し、一体型歯車をキャリアに押し付けることで、一体型歯車の回転を規制するものであってもよい。
In the invention described in
As the rotation restricting jig, for example, any one may be used as long as it enters between the carrier and the integral gear and stops the rotation of the integral gear with respect to the carrier. The integral gear of the carrier and the integral gear is pushed into the interval along the rotation direction of the integral gear, and elastically deforms and by the elasticity, the integral gear is pressed against the carrier along the axial direction. The rotation of the integrated gear may be restricted by pressing against the carrier.
本発明の無段変速装置および無段変速装置の組み立て方法によれば、トロイダル変速機と遊星歯車式変速機とを組み合わせた無段変速装置に、異なる太陽歯車に噛み合う2つの遊星歯車を一体に回転可能とした段付遊星歯車がある場合でも、当該段付遊星歯車に2つの太陽歯車を噛み合わせて無段変速装置を組み立てる際の作業性を向上できる。 According to the continuously variable transmission and the assembly method of the continuously variable transmission of the present invention, two planetary gears meshing with different sun gears are integrated into a continuously variable transmission that combines a toroidal transmission and a planetary gear type transmission. Even when there is a stepped planetary gear that can be rotated, the workability when assembling the continuously variable transmission by engaging two sun gears with the stepped planetary gear can be improved.
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。なお、第1実施形態の無段変速機の特徴は、無段変速装置の遊星歯車式無段変速機に設けられた一対の遊星歯車を一体に回転可能に固定した一体型歯車(段付遊星歯車)の構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、この実施の形態の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図14および図15と同1の符号を付して簡潔に説明するに留める。 Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The continuously variable transmission of the first embodiment is characterized by an integral gear (a stepped planetary gear) in which a pair of planetary gears provided in the planetary gear type continuously variable transmission of the continuously variable transmission is fixed integrally. In the following, only the characteristic part of this embodiment will be referred to, and the other parts will be described with reference to FIG. 14 and the same reference numerals as those in FIG.
図1は本発明の第1実施形態の無段変速機の一体型歯車を示す斜視図、図2は前記一体型歯車の配置を示す斜視図。図3は平面部が形成された前記一体型歯車を示す斜視図、図4は前記一体型歯車が取り付けられたキャリアを示す斜視図、図5は前記キャリアに取り付けられた一体型歯車の位相合わせ方法を説明するための図、図6は前記一体型歯車への歯車型治具の取り付けを説明するための斜視図、図7は前記キャリアに取り付けられた一体型歯車への歯車型治具の取り付けを説明するための斜視図、図8は無段変速装置のトロイダル型無段変速機に取り付けられた太陽歯車へのキャリアに取り付けられるとともに歯車型治具が取り付けられた一体型歯車の取り付けを説明するための斜視図である。 FIG. 1 is a perspective view showing an integrated gear of a continuously variable transmission according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a perspective view showing an arrangement of the integrated gear. 3 is a perspective view showing the integrated gear having a flat surface portion, FIG. 4 is a perspective view showing a carrier to which the integrated gear is attached, and FIG. 5 is a phase alignment of the integrated gear attached to the carrier. FIG. 6 is a perspective view for explaining the attachment of the gear-type jig to the integral gear, and FIG. 7 is a perspective view of the gear-type jig to the integral gear attached to the carrier. FIG. 8 is a perspective view for explaining the mounting, and FIG. 8 is a view showing the mounting of the integrated gear attached to the carrier to the sun gear attached to the toroidal type continuously variable transmission of the continuously variable transmission and attached to the gear type jig. It is a perspective view for demonstrating.
図1に示す一体型歯車(段付遊星歯車)31は、図14の無段変速装置の遊星歯車8および遊星歯車9と、これら2つの遊星歯車8,9を同軸上で一体に接合している第1伝達軸10に相当するものであり、2つの遊星歯車8,9を同軸上で一体に回転可能に構成したものである。
そして、図14に示すように、前側の遊星歯車8が前側の太陽歯車15に噛み合い、後側の遊星歯車9が後側の太陽歯車11が噛み合うことになる。
また、一体型歯車31は、その軸方向に沿う中央部が当該一体型歯車31を軸方向に貫通する円柱状の空洞となった円筒状に形成されており、内部にキャリア7に支持される回転軸が貫通した状態に配置され、当該回転軸周りに回転可能とされる。
An integrated gear (stepped planetary gear) 31 shown in FIG. 1 is formed by integrally joining the
Then, as shown in FIG. 14, the front
The
そして、一体型歯車31は、キャリア7に自転自在かつ公転自在に支持されることになるが、キャリア7に支持される一体型歯車31は、図2に示すように周方向に沿って3つ並んだ状態となっている。なお、これら一体型歯車の中央部分には、太陽歯車15,11が配置されることになる。また、3つの一体型歯車31は、周方向に沿って互いに同じ間隔をあけて配置されており、例えば、これら3つの一体型歯車31の中心(太陽歯車15,11の回転中心)から見て、120度毎に一体型歯車31の回転中心が配置されるようになっている。すなわち、一体型歯車31は、周方向に沿って互いに等間隔に配置されている。
The
なお、この例では、一体型歯車31の前側にトロイダル型無段変速機1が配置されるようになっており、前側の遊星歯車8が後側の遊星歯車9よりトロイダル型無段変速機1に近い側となる。
また、各一体型歯車31は、その回転中心軸が互いに平行とされるとともに、当該回転中心軸は、トロイダル型無段変速機1の各ディスク4,5の回転中心軸(入力軸3の軸方向)と平行となる。
In this example, the toroidal type continuously
Each of the integral gears 31 has a rotation center axis that is parallel to each other, and the rotation center axis is the rotation center axis of each
そして、これら3つの一体型歯車31において、前側の遊星歯車8どうしは、全て同じ歯数となっている。また、後側の遊星歯車9どうしは、全て同じ歯数となっている。また、前側の遊星歯車8と後側の遊星歯車9とは、異なる歯数となっている。
また、3つの一体型歯車31において、歯の形状およびサイズは等しくなっており、一体型歯車31内の2つの遊星歯車8,9どうしにおいても、歯の形状およびサイズが等しくなっている。
In these three
Further, the tooth shapes and sizes of the three
したがって、各一体型歯車31において、2つの遊星歯車どうしは、モジュールが等しくなっているとともに、一体型歯車31どうしでもモジュールが等しくなっており、この例では、3つの一体型歯車31に含まれる6つの遊星歯車8,9の全てにおいて互いにモジュールが等しくなっている。
なお、モジュールは、歯車のピッチ円直径を当該歯車の歯数で除算した値であり、歯車の歯のサイズを示すものである。
Therefore, in each
The module is a value obtained by dividing the pitch circle diameter of the gear by the number of teeth of the gear, and indicates the size of the gear teeth.
そして、一体型歯車31の2つの遊星歯車8,9のうちの一方の遊星歯車8の歯数aと当該遊星歯車8に噛み合う太陽歯車15の歯数bとを合算した値(a+b)と、他方の遊星歯車9の歯数cと当該遊星歯車9に噛み合う太陽歯車11の歯数dとを合算した値(c+d)とが等しくなっている(a+b=c+d)。
また、これら遊星歯車8,9の歯数(a,c)と、当該遊星歯車8,9に噛み合う太陽歯車15,11の歯数(b,d)との和(a+b=c+d)が、キャリア7に支持される一体型歯車31の数(n)、すなわち、太陽歯車15,11に噛み合う一体型歯車31の数(n)の整数倍(a+b=c+d=n・k:但しkは整数)となっている。ここでは、一体型歯車31が3つキャリア7に配置されるので、a+b=c+dは、3の倍数となる。
A value (a + b) obtained by adding together the number of teeth a of one
The sum (a + b = c + d) of the number of teeth (a, c) of the
また、遊星歯車8の歯の配置(位相)に対する遊星歯車9の歯の配置(位相)が各一体型歯車31で等しくなるように各一体型歯車31が同形状となっている。たとえば、遊星歯車8の歯切り開始位置と、遊星歯車の歯切り開始位置とを軸方向で重なるように配置することで、各一体型歯車31で、遊星歯車8の歯の位相とを合わせることができる。
なお、全ての一体型歯車31で遊星歯車8の位相と遊星歯車9の位相との関係が同じとなっていれば、基準を歯切り開始位置としなくてもよい。また、遊星歯車8の位相の基準と、遊星歯車9の位相の基準とが軸方向に重なっている必要もなく、遊星歯車8の位相の基準と一体型歯車31の回転中心とを結ぶ線分と、遊星歯車9の位相の基準と一体型歯車31の回転中心とを結ぶ線分とがなす角度が全ての一体型歯車31で同じ角度となっていればよい。
In addition, each
Note that if the relationship between the phase of the
そして、一体型歯車31の第1伝達軸10の外周面には、軸方向に沿った平面部32が形成されている。当該平面部32は、この例において、3つ設けられるとともに、隣り合う平面部32どうしを延長して交差させた場合に、これら隣り合う平面部32どうしの角度が60度となっている。すなわち、軸方向から見てこれら三つの平面を延長して交差させた場合に正三角形となるように配置されている。
また、一体型歯車31は、上述のように全て同形状となっているので、上述の遊星歯車8,9の歯の位相の基準と各平面部32の配置が、全ての一体型歯車31で同じとなるようになっている。なお、一体型歯車31の外周面には、遊星歯車8の歯が形成される前側の遊星歯車部8aと、遊星歯車9の歯が形成される後側の遊星歯車部9aと、これらの間の第1伝達軸10の外周面に形成される平面部32とがあることになる。
A
Further, since the
また、一体型歯車31は、キャリア7に回転自在に保持されるが、キャリア7は、例えば、トロイダル型無段変速機1の後側の入力側ディスク4と一体に回転可能に接続されるとともに概略円環板状の前側支持板71と、当該前側支持板71の後側で、当該前側支持板71と平行でかつ同軸上に配置されるとともに円環板状の後側支持板72と、これら前側支持板71と後側支持板72との間で、これら前側支持板71および後側支持板72と平行でかつ同軸上に配置されるとともに円環板状の中間支持板73とを備える。
The
また、これら前側支持板71と中間支持板73とを接続する接続壁部74と、中間支持板73と後側支持板72とを接続する接続壁部75とが備えられ、これら接続壁部74と接続壁部75とは、軸方向に沿って連続した状態に設けられている。また、これら接続壁部74,75は、前側支持板71と後側支持板73との間で、かつこれら前側支持板71および後側支持板73の開口がある中央部分を除く部分を三分割するようにそれぞれ三つ設けられている。また、接続壁部74、75は、これら3つの支持板71,72,73の径方向に沿って配置されている。
Further, a
そして、これら接続壁部74,75に仕切られた3つの空間にそれぞれ一体型歯車31が1つずつ配置されるとともに、当該一体型歯車31の前側の遊星歯車8に噛み合うとともに、リング歯車17に噛み合う遊星歯車16が配置される。また、この遊星歯車16は、前側の遊星歯車8と噛み合うように、前側支持板71と中間支持板73との間に配置されることになる。
One
そして、前側支持板71と後側支持板72とには、間に一体型歯車31を配置した状態で、筒状の一体型歯車31を貫通する状態に回転軸が配置され、当該回転軸の前後端部がそれぞれ前側支持板71と後側支持板72とに支持され、これによりキャリア7に対して各一体型歯車31が軸心周りに回転可能に取り付けられた状態となる。また、遊星歯車8とリング歯車17とに噛み合う遊星歯車16は、概略円筒状に形成され、前側支持板71と中間支持板73との間に配置される。そして、遊星歯車16用の回転軸が筒状の遊星歯車16を貫通するように配置されるとともに、前後端部を前側支持板71と中間支持板73とに支持された状態となっている。これにより、遊星歯車16は、前記回転軸周りに回転自在となった状態でキャリア7に支持されている。
The
なお、円環板状の中間支持板73には、前側支持板71および後側支持板72と同様に中央に円孔が形成されているとともに、各一体型歯車31が配置される部分に一体型歯車31の第1伝達軸10を通過可能な切欠部77が設けられている。また、切欠部77は、中間支持板73の外周縁から円孔より外周側となる部分まで設けられ、外周縁部分が開放された状態となっている。
In addition, a circular hole is formed in the center of the annular plate-like
そして、各一体型歯車31に形成された3つの平面部により、キャリア7に支持された全ての一体型歯車31の位相を合わせられるようになっている。
この例では、例えば、三つある平面部のうちの1つの平面部に遊星歯車8と遊星歯車9の基準となる位置(角度:例えば、図5等に示される黒点)が含まれるようになっており、当該平面部32を上側で水平に配置することで、一体型歯車31の位相を合わせられるようになっている。すなわち、平面部32は、遊星歯車8,9(遊星歯車部8a,9a)の歯の位相上の所定位置に対応して平面状に形成された平面部32を有するものとなっており、この平面部32の角度を全ての一体型歯車31で所定角度とすることにより、全ての一体型歯車31の位相を同じにすることが可能となっている。
The phases of all the integral gears 31 supported by the
In this example, for example, one of the three plane portions includes a reference position of the
なお、上述の位相の基準となる位置を含む平面を上側で水平にした場合に、3つある平面部32のうちの残りの平面部32は、1つが右下斜めを向き、もう1つが左下斜めを向く配置となる。
そして、各平面部32は、上述のように60度で交差するように形成されているので、基準となる位置を含む平面部32が上を向いて水平に配置された場合に、それに対して右下を向く平面部32が60度斜め左に沿って配置され、左下を向く平面部が60度斜め右に沿って配置されることになる。
In addition, when the plane including the position serving as the reference for the phase is set to be horizontal on the upper side, one of the remaining
And since each
そして、図5には、キャリア7に支持されたこれらの一体型歯車31の位相を合わせるための、位相合わせ治具の概略が図示されている。
位置合わせ治具には、3つの当接部材41、すなわち、キャリア7に配置される一体型歯車31と同数となる当接部材41が周方向に沿って等間隔で配置されている。例えば、ここでは、正三角形の各辺の中央部に当接部材41が配置されている。また、キャリア7に配置される一体型歯車31の数となる辺(角)を有する正多角形の各辺の中央に配置されることになる。そして、これら当接部材41の内側を向く側面が正多角形の内接円の接線方向に沿った状態となっている。
FIG. 5 shows an outline of a phase matching jig for matching the phases of these
In the alignment jig, three
ここでは、三つの当接部材41の内側の側面が正三角形の各辺の部分に配置されて、当該正三角形の内接円の接線方向に沿って配置され、各当接部材41の内側の側面が60度ずつずれた向きを向いている。
そして、この例では、正三角形が逆正三角形とされ、上側に内側の側面が水平となるように1つの当接部材41が配置され、その左下に内側の側面が斜め左(上側が左に傾く)を向いた当接部材41が配置され、右下に内側の側面が斜め右(上側が右に傾く)を向いた当接部材41が配置されている。
Here, the inner side surfaces of the three abutting
In this example, the regular triangle is an inverted regular triangle, and one abutting
また、これら当接部材41は、図5に示すように、内部にキャリア7を配置した状態で、中間支持板73の上述の外周縁側が開放された切欠部77の開放部分を閉塞する状態に配置されるとともに、一体型歯車31の第1伝達軸10に接触するようになっており、この際に、第1伝達軸10の平面部32に当接する配置なっている。
なお、中間支持板73の切欠部77の外周縁側の開放部分においては、その左右の外周縁での端となる部分を結んだ線と、キャリア7に支持される一体型歯車31の第1伝達軸10の外周面の位置とが略一致し、当該線と、第1伝達軸10に形成された平面部32の位置が合うように、一体型歯車31を回転させると、前記線と平面部32とが略一致するようになっている。
Further, as shown in FIG. 5, these
In addition, in the open part on the outer peripheral edge side of the
また、各当接部材41は、図示しない支持部材に支持されるが、当該支持部材は当接部材41より外側に配置されている。また、支持部材には、例えば、上側の当接部材41を支持する部分が当接部材41を支持した状態で当接部材41の内側面が水平な状態から90度以上回転するように回転自在となっている部分があり、当接部材41の上側を開放可能となっていてもよい。
なお、閉じた際に当接部材41の内側の側面が水平に位置決めされる必要がある。
Each
In addition, when closed, the inner side surface of the
このような位相合わせ治具を用いることにより、当接部材41の内側側面に、一体型歯車31の第1伝達軸10に形成された平面部32を面接触させることで、キャリア7に支持された全ての一体型歯車31の位相を合わせることができる。なお、一体型歯車31の各平面部32は、その配置位置が決まっているので、例えば、上述のように基準位置を含む平面部32が必ず上を向くように配置する必要がある。
By using such a phase matching jig, the
たとえ、キャリア7の全ての一体型歯車31において、平面部32が当接部材41の内側の側面に当接した状態となっていても、各平面部32の配置が異なると、それぞれの遊星歯車8,9の歯数等により位相が同じにならないので、3つの平面部32のうち1つの平面部32を基準の平面部32とし、当該基準の平面部32が各一体型歯車31で同じ向きを向くようにする必要がある。
なお、一体型歯車31においては、例えば、各遊星歯車8,9の位相の基準位置や、基準となる平面部32にマークを施しておくことが好ましく、これらマークが各一体型歯車31で同じ方向を向くようにすることで、各一体型歯車31の位相を合わせることが可能となる。なお、平面部32が一体型歯車31の2つの遊星歯車8,9のマークとして機能するが、この例では、平面部32が3つあるため、さらにこれら平面部32のうちの基準となる平面部32に上述のようにマークを設けるものとしてもよい。また、各平面部32を異なる形状としてもよい、例えば、平面部32の一体型歯車31の軸心からの距離を異なるものとしてもよく、この場合に、各平面部32に当接する当接部材41の内側の側面の位置も各当接部材41に対応して異なるものとし、対応する平面部32と当接部材41とが対向した場合に当該平面部と当接部材41が定位置で当接可能となるが、対応しない平面部32と当接部材41が対向した場合には、平面部32と当接部材41が離れて当接できないか、逆に平面部32が定位置より手前側で当接部材41に当接してしまいキャリア7の位置がずれてしまうような構造としてもよい。
Even if all the
In the
図6〜図7は、上述のような一体型歯車31を備える無段変速装置の組み立て方法を説明するためのものであり、組み立て方法は、キャリア7に一体型歯車31等の当該キャリア7に支持される歯車を取り付けた後に、上述のように一体型歯車31の位相を合わせ、次いで、歯車型治具により、各一体型歯車31の位相がずれない状態とし、次いで、一体型歯車31の遊星歯車8,9に太陽歯車15,11を噛み合わせて組み込むものである。
ここで、歯車型治具51は、キャリア7に支持されるとともに、位相が合わせられた状態の各一体型歯車31に噛み合って、これら一体型歯車の位相が合った状態に保持するものである。
6-7 is for demonstrating the assembly method of the continuously variable transmission provided with the above-mentioned
Here, the gear-shaped
そして、歯車型治具51の歯車形状は、一体型歯車31に含まれる2つの遊星歯車8,9のうちの一方(後側)の遊星歯車9に噛み合う太陽歯車11と同じ歯車形状を有するものとなっている。なお、歯車型治具51は、遊星歯車9と噛み合う歯の部分が太陽歯車11と同じ形状となっていれば、その他の形状は太陽歯車11と異なってもよい、また、歯車部分の軸方向に沿った厚みも異なるものとしてもよい。
そして、歯車型治具51は、一体型歯車31の2つの遊星歯車8,9のうちの組み立て順において、あとから組み付けられる太陽歯車11と噛み合う一方の遊星歯車9に噛み合うもので、当該遊星歯車9に噛み合う太陽歯車11の歯数やピッチ円直径やモジュールといった歯車としての形状を示す値が当該太陽歯車11と同じとなっている。
The gear shape of the
The gear-
そして、歯車型治具51には、歯車型治具51を作業者や機械で保持するための軸部52が設けられている。当該軸部52は、歯車型治具51の歯車部分の軸心に沿って延出する円柱状もしくは円筒状の部材である。
このような歯車型治具51を用いた無段変速装置の組み立て方法においては、上述のようにキャリア7に一体型歯車31および遊星歯車16を取り付けた後に、上述の位相合わせ治具により、上述のようにキャリア7に支持される一体型歯車31の各位相を合わせた状態とする。そして、位相合わせ治具からキャリア7を取り外す前に、図7に示すように、位相合わせ治具で、位相を合わされた状態で回転が規制された状態の一体型歯車31に歯車型治具51を噛み合わせた状態とする。なお、図7においては、位相合わせ治具の図示を省略している。また、図6は、位相合わせ治具と、キャリア7の図示を省略して、一体型歯車31を見え易くしたものである。
The gear-
In the method of assembling the continuously variable transmission using such a gear-
この際には、キャリア7の円環板状の後側支持板72の円孔から周方向に沿って配置された複数の一体型歯車31の中央部分に歯車型治具51を挿入し、各一体型歯車31の歯に歯車型治具51の歯の位置が合うように、前記軸部52をその軸心周りに僅かに回転しながら一体型歯車31の遊星歯車9と歯車型治具51とを噛み合わせる。
なお、この例では、上述の歯車は全てはすば歯車となっており、互いに噛み合わせる際に、少なくとも一方の歯車を回転させる必要がある。
At this time, the gear-
In this example, all of the gears described above are helical gears, and it is necessary to rotate at least one gear when meshing with each other.
次に、歯車型治具51が全ての遊星歯車9と噛み合って、遊星歯車9に支持された状態で、キャリア7を当接部材41を備えた位相合わせ治具から取り出し、図8に示すように、トロイダル型無段変速機1の中空回転軸14に先に固定された状態の太陽歯車15部分にキャリア7の位置を合わせる。
そして、キャリア7に支持された一体型歯車31の遊星歯車8を太陽歯車15に噛み合わせる。この際には、キャリア7の円環板状の前側支持板71の円孔から太陽歯車15が挿入された状態となるようにキャリア7を前に移動していく。
この際に、太陽歯車15の歯の位置と、遊星歯車8の歯の位置を合わせるために、これら歯車の少なくとも一方が回転する必要があるとともに、これら歯車がはすば歯車であるので、歯の位置が合った状態で、少なくとも一方の歯車を回転させて噛み合わせることになる。
Next, with the gear-
Then, the
At this time, in order to align the position of the teeth of the
この際に、歯車型治具51を用いた場合には、各遊星歯車8は、歯車型治具51に連動して回転可能となっているとともに、回転しても各遊星歯車8の位相がずれることがないので、太陽歯車15および遊星歯車8の両方を回転させながら、これら太陽歯車15と遊星歯車8とを噛み合わせることができる。
そして、太陽歯車15に遊星歯車8を噛み合わせた状態では、上述の位相合わせにより、一体型歯車31のもう一方の遊星歯車9の全てが位相が合った状態となっているので、これら遊星歯車9に容易に太陽歯車11を噛み合わせることができる。
また、遊星歯車9に太陽歯車11を噛み合わせるためには、歯車型治具51を取り外す必要があるが、この際には、既に遊星歯車8に太陽歯車15が噛み合っている状態となっていることで、全ての一体型歯車31の位相が合わせられた状態に保持されているので、歯車型治具を取り外しても問題ない。
At this time, when the gear-
In the state in which the
Further, in order to mesh the
これにより、遊星歯車式変速機の2つの歯数の異なる遊星歯車8,9を一体化して段付遊星歯車とされた部分と、2つの太陽歯車15,11とを噛み合わせる作業が終了することになる。
以上のような無段変速装置においては、2つの遊星歯車を一体とした一体型歯車31(段付遊星歯車)を用いるものとしても、確実に遊星歯車式変速機を組み立てることが可能となる。すなわち、遊星歯車式変速機に段付遊星歯車があることで、組み立てが困難になったり、組み立てが不可能になったりすることを防止できる。
また、キャリア7に取り付けられた全ての一体型歯車31の位相を合わせた状態で、組み立てが行われるので、途中で、一体型歯車31の一方の遊星歯車8,9の位相がずれて組み立てできない状態となり、分解して組み立てなおす必要が生じたりするのを防止できる。すなわち、途中で組み立てに失敗して作業をやり直すことによる作業効率の低下を防止することができる。また、位相のずれが僅かだったことにより組み立てられ、組み上がった状態で、一方の遊星歯車8,9と一方の太陽歯車15,11の噛み合いに例えば歯1つ分の位相のずれがあるなどで、動力の伝達効率が低く、不良品となり、歩留まりが低下してしまうのを防止することができる。
As a result, the operation of meshing the two sun gears 15 and 11 with the
In the continuously variable transmission as described above, it is possible to reliably assemble a planetary gear type transmission even if an integral gear 31 (stepped planetary gear) in which two planetary gears are integrated is used. That is, since the planetary gear type transmission has the stepped planetary gear, it can be prevented that the assembling becomes difficult or the assembling becomes impossible.
Further, since the assembly is performed with the phases of all the
なお、上記例では、歯車型治具51により各一体型歯車31の位相を合わせた状態に保持して、一方の太陽歯車15と噛み合わせるものとしたが、一体型歯車31の位相を合わせた状態に保持する治具は、歯車型治具51に限られるものではなく、例えば、上述の位相合わせ治具をキャリア7に取り付けた状態で移動可能な小型なものとすれば、位相合わせ治具を用いて、一体型歯車31の位相を合わせた状態で、太陽歯車15に噛み合わせるものとしてもよい。
In the above example, the gear-
また、治具として、例えば、一体型歯車31の端面と、前側支持板71もしくは後側支持板72との間に弾性変形可能な回転規制治具53を圧縮変形させた状態に挿入し、当該回転規制治具53を弾性により一体型歯車31に押し付けることで、当該押付力に基づく摩擦力により、位相が合った状態の一体型歯車31を回転不可の状態として、各一体型歯車31の位相が合った状態に保持するものとしてもよい。
Also, as a jig, for example, an elastically deformable
なお、回転規制治具53は、例えば、長尺な矩形状の金属板を屈曲させたものであり、板バネとして機能するものであるが、例えば、合成樹脂板でもよく、圧縮した状態に弾性変形可能で、かつ、一体型歯車31の端面と、前側支持板71もしくは後側支持板72との間に挿入可能な形状であればよい。
なお、回転規制治具53の挿入位置は、一体型歯車31の端面とキャリア7との間にワッシャがあるような場合に、一体型歯車31の端面とワッシャの間や、ワッシャとキャリア7との間であってもよい。
また、回転規制治具53としては、一体型歯車31をキャリア7に対して回転できない構造となっていればよく、例えば、一体型歯車31の歯とキャリア7との両方に係合して、一体型歯車31の回転を阻止するようなものであってもよい。
The
The
Further, the
この回転規制治具53の場合には、一体型歯車31の回転が阻止されているので、上述の歯車型治具51のように、一体型歯車31を回転させながら遊星歯車8と太陽歯車15とを噛み合わせるようなことができないが、太陽歯車15側が回転可能となっていれば、問題なく噛み合わせることができる。
また、回転規制治具53は、歯車型治具51より安価に製造することができる。
In the case of the
Further, the
なお、遊星歯車8に太陽歯車15を噛み合わせた後には、回転規制治具53を取り外して、遊星歯車9に太陽歯車11を噛み合わせることになる。
この場合には、回転規制治具53を取り外すことで、太陽歯車15が回転可能となっていれば、一体型歯車31も回転可能な状態となり、一体型歯車31と太陽歯車11とが回転可能な状態で遊星歯車9と太陽歯車11とを噛み合わせることができる。
After the
In this case, if the
図10〜図13は、本発明の第2実施形態を示すものであって、図10は、本発明の第2実施形態の無段変速機のキャリアに取り付けられた一体型歯車を示す斜視図、図11は、第2実施形態の一体型歯車を示す斜視図、図12は第2実施形態のキャリアに取り付けられた一体型歯車を示す側面図、図13は第2実施形態の各一体型歯車の位相合わせを説明するための断面図である。なお、図13におけるキャリア7および一体型歯車31は、図12の一点鎖線aに沿った断面を示すものである。
10 to 13 show a second embodiment of the present invention, and FIG. 10 is a perspective view showing an integrated gear attached to a carrier of a continuously variable transmission according to the second embodiment of the present invention. 11 is a perspective view showing the integrated gear of the second embodiment, FIG. 12 is a side view showing the integrated gear attached to the carrier of the second embodiment, and FIG. 13 is each integrated type of the second embodiment. It is sectional drawing for demonstrating the phase alignment of a gearwheel. Note that the
第1実施形態においては、前記キャリア7、一体型歯車31および太陽歯車15,11が従来の図14に示す無段変速装置の各歯車に相当するものだったのに対して、第2実施形態においては、各歯車が図15に示す無段変速装置に相当するものとなっている。
なお、図15に示す無段変速装置においては、一体型歯車31を支持するキャリア7には、一体型歯車31だけが支持され、遊星歯車16は支持されておらず、遊星歯車16を支持するための中間支持板73が設けられていない構造となっている。また、後述のように一体型歯車31がキャリア7に4つ配置されるとともに、一体型歯車31の平面部32が1つとされている。
In the first embodiment, the
In the continuously variable transmission shown in FIG. 15, only the integrated
また、一体型歯車31が満たすべき条件は、第1実施形態と同様であり、キャリア7に支持される一体型歯車31は、全て同形状となっているとともに、一体型歯車31の前の遊星歯車8と後側の遊星歯車9とで歯数が異なり、遊星歯車8の歯数と太陽歯車15の歯数との和は、遊星歯車8の歯数と太陽歯車11の歯数との和と等しくされている。また、上記和となる数は、キャリア7に支持される一体型歯車31の数の整数倍となっている。ここでは、キャリア7に4つの一体型歯車31が支持されているので、前記和となる数は4の倍数となる。
The conditions that the
キャリア7は、前側支持板71と後側支持板72とこれらを接続する接続壁部76とからなっている。
一体型歯車31は、上記例と同様に、前側支持板71と後側支持板72との間に架け渡された状態に配置されるとともに、これらの間に配置された一体型歯車31を貫通する回転軸により回転自在に支持されている。
The
Similarly to the above example, the
また、この例では、キャリア7に支持されて周方向に等間隔に並んだ状態で配置される一体型歯車31が4つとなっている。そして、接続壁部76は、各一体型歯車31が配置する空間を区切るように概略十字状に配置されるとともに、中央部に円環板状の前側支持板71および後側支持板72の円孔に対応した筒状部が形成された状態となっている。なお、筒上部は内周側が円状に形成されている。
In this example, there are four
第2実施形態においては、第1実施形態に対して一体型歯車31が1つ増えるが、第1実施形態で一体型歯車31の各遊星歯車8に噛み合っていた、合わせて3つの遊星歯車16が無いことで、各一体型歯車31の周囲の空間が広くなっている。
これにより、キャリア7内に板状の部材を挿入することも容易に可能となっていることから、第1の実施形態で、キャリア7の外周部分に配置していた当接部材を有する位相合わせ治具に代えて、キャリア7の内部に一体型歯車31の平面部32に当接する当接部34を有する位相合わせ治具36が用いられている。
In the second embodiment, one
Accordingly, since it is also possible to easily insert a plate-like member into the
当該位相合わせ治具36は、2つあり、4つの一体型歯車31のうちの左側の上下2つの位相合わせをする位相合わせ治具36と、右側の上下2つの一体型歯車31の位相合わせをする位相合わせ治具36とが用いられる。
これら位相合わせ治具36は、二枚の平行な板体をこれらに直交する板体で接合した断面コ字状のものとなっている。
There are two
These
そして、上側の板体が上側の一体型歯車31の平面部32に当接する当接部34であり、下側の板体が下側の一体型歯車31に当接する当接部35である。なお、当接部34,35の下面が平面部32に当接する当接面となる。
また、各当接部34,35の間隔は、キャリア7に支持された一体型歯車31の間隔に対応するものとなっている。
The upper plate body is a
Further, the distance between the
また、キャリア7に位相合わせ治具36を取り付ける際には、まず、キャリア7を左右に台37,37を有する設置台38の左右の台37どうしの間に配置するようになっている。設置台38では、左右の台37の高さが同じとなっているとともに、これら台37の上面が水平な平面となっており、これらの上にそれぞれ位相合わせ治具36を配置すると、左右の位相合わせ治具36,36の当接部34,35が互いに平行となる。また、上下の当接部34,35の高さ位置が左右の位相合わせ治具36,36で同じとなる。
When attaching the
そして、上述のように各位相合わせ治具36,36の各当接部34,35がそれぞれ別の一体型歯車31の平面部32に当接し、各平面部が同じ向きを向いた状態となることで、各一体型歯車31の位相が合わせられる状態となる。
なお、第2実施形態では、位相合わせ治具36が、全て上側を向く平面部32に当接するので、一体型歯車31に第1実施形態のように三つ平面部32を設ける必要がなく、図11および図13に示すように、一体型歯車31に遊星歯車8,9の位相の基準となる平面部32を1つだけ設ければよい。
And as above-mentioned, each
In the second embodiment, since the
以上のように全ての一体型歯車31の位相を合わせた後には、第1実施形態と同様の歯車型治具51もしくは回転規制治具53を用いて、各一体型歯車31の位相を保持した状態で、一方の遊星歯車8に太陽歯車15を噛み合わせて組み込む。次いで、第1実施形態と同様に歯車型治具51もしくは回転規制治具53を取り外して、太陽歯車11を他方の遊星歯車9に噛み合わせて組み込むことになる。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、一体型歯車31に平面部32を1つだけ設ければいいことから、一体型歯車31の加工コストを低減することができる。
After the phases of all the
In the second embodiment, the same operational effects as those of the first embodiment can be obtained, and only one
本発明は、遊星歯車式変速機とハーフトロイダル型無段変速機を用いた無段変速装置の他、遊星歯車式変速機とトラニオンが無いフルトロイダル型無段変速機を用いた無段変速装置にも適用することができる。 The present invention relates to a continuously variable transmission using a planetary gear type transmission and a half toroidal continuously variable transmission, as well as a planetary gear type transmission and a full toroidal continuously variable transmission without a trunnion. It can also be applied to.
1 トロイダル型変速機
2 遊星歯車式変速機
3 入力軸
4 入力側ディスク
5 出力側ディスク
6 パワーローラ
7 キャリア
8 遊星歯車
9 遊星歯車
11 太陽歯車
15 太陽歯車
31 一体型歯車(段付遊星歯車)
32 平面部
51 歯車型治具(治具)
53 回転規制治具(治具)
DESCRIPTION OF
32
53 Rotation restriction jig (jig)
Claims (6)
同軸上に配置された少なくとも2つの太陽歯車と、これら2つの太陽歯車にそれぞれ噛み合う複数対の遊星歯車と、当該遊星歯車を自転および公転自在に支持するキャリアとを備え、それぞれ異なる前記太陽歯車に噛み合う各対の前記遊星歯車どうしが同軸上で互いに一体に回転可能に固定されることにより一体型歯車とされ、当該一体型歯車どうしでは、同じ太陽歯車に噛み合う前記遊星歯車がそれぞれ同じ歯数とされ、かつ、各一体型歯車に含まれて異なる太陽歯車に噛み合う2つの前記遊星歯車どうしがそれぞれ異なる歯数とされている遊星歯車式変速機とを備えた無段変速装置において、
前記キャリアに支持される全ての前記一体型歯車に含まれる遊星歯車ではモジュールが互いに等しくされ、
前記一体型歯車が前記キャリアの周方向に沿って等間隔で配置され、
前記一体型歯車に含まれる2つの前記遊星歯車のうちの一方の前記遊星歯車の歯数と当該遊星歯車と噛み合う一方の前記太陽歯車の歯数とを合算した値が、他方の前記遊星歯車の歯数と当該遊星歯車と噛み合う他方の前記太陽歯車の歯数とを合算した値と等しく、
これらの値が前記キャリアに支持される前記一体型歯車の数の整数倍となっていることを特徴とする無段変速装置。 A toroidal type non-rotation having an input side disk and an output side disk that are supported concentrically and rotatably with their inner surfaces facing each other, and a plurality of power rollers sandwiched between these disks. A step transmission,
And at least two sun gears arranged on the same axis, a plurality of pairs of planetary gears meshed with the two sun gears, and a carrier that supports the planetary gears so as to rotate and revolve. The planetary gears of each pair of meshing gears are coaxially fixed together so as to be rotatable integrally with each other to form an integral gear, and the planetary gears meshed with the same sun gear have the same number of teeth. And a continuously variable transmission including a planetary gear type transmission in which the two planetary gears included in each integral gear and meshing with different sun gears have different numbers of teeth.
In the planetary gears included in all the integral gears supported by the carrier, the modules are equal to each other,
The integral gears are arranged at equal intervals along the circumferential direction of the carrier;
The sum of the number of teeth of one of the planetary gears of the two planetary gears included in the integral gear and the number of teeth of the one sun gear meshing with the planetary gear is the sum of the number of teeth of the other planetary gear. Equal to the sum of the number of teeth and the number of teeth of the other sun gear meshing with the planetary gear,
These continuously variable transmissions are characterized in that these values are integral multiples of the number of the integral gears supported by the carrier.
前記キャリアに前記一体型歯車を取り付けた後に、当該キャリアに支持される一体型歯車に太陽歯車を噛み合わせるに際し、
前記キャリアに取り付けられた複数の前記一体型歯車どうしの位相を互いに合わせた後に、前記一体型歯車どうしの位相関係を保持する治具を前記一体型歯車に取り付け、
次いで、前記治具を前記一体型歯車に取り付けた状態で、2つの前記太陽歯車のうちの一方の前記太陽歯車を複数の前記一体型歯車に含まれる2つの遊星歯車のうちの一方の前記太陽歯車と噛み合う一方の前記遊星歯車に噛み合わせて組み付けることを特徴とする無段変速装置の組み立て方法。 A method for assembling the continuously variable transmission when assembling the continuously variable transmission according to claim 2 or 3,
When the sun gear is meshed with the integral gear supported by the carrier after the integral gear is attached to the carrier,
After aligning the phases of the plurality of integral gears attached to the carrier with each other, a jig for maintaining the phase relationship between the integral gears is attached to the integral gear,
Next, with the jig attached to the integrated gear, one of the two sun gears is replaced with one of the sun gears of two planetary gears included in the plurality of integrated gears. An assembly method of a continuously variable transmission, wherein the planetary gear meshing with one of the gears is meshed and assembled.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009214812A JP5310430B2 (en) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | Continuously variable transmission and method of assembling continuously variable transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009214812A JP5310430B2 (en) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | Continuously variable transmission and method of assembling continuously variable transmission |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011064253A true JP2011064253A (en) | 2011-03-31 |
JP5310430B2 JP5310430B2 (en) | 2013-10-09 |
Family
ID=43950725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009214812A Expired - Fee Related JP5310430B2 (en) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | Continuously variable transmission and method of assembling continuously variable transmission |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5310430B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022219692A1 (en) * | 2021-04-13 | 2022-10-20 | ファナック株式会社 | Jig, method for assembling robot using jig, and robot |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07301288A (en) * | 1994-05-09 | 1995-11-14 | Matetsukusu Kk | Planetary gear drive without internal gear |
JP2000220719A (en) * | 1999-02-03 | 2000-08-08 | Isuzu Motors Ltd | Continuously variable transmission |
JP2003307266A (en) * | 2002-04-12 | 2003-10-31 | Nsk Ltd | Continuously variable transmission |
-
2009
- 2009-09-16 JP JP2009214812A patent/JP5310430B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07301288A (en) * | 1994-05-09 | 1995-11-14 | Matetsukusu Kk | Planetary gear drive without internal gear |
JP2000220719A (en) * | 1999-02-03 | 2000-08-08 | Isuzu Motors Ltd | Continuously variable transmission |
JP2003307266A (en) * | 2002-04-12 | 2003-10-31 | Nsk Ltd | Continuously variable transmission |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022219692A1 (en) * | 2021-04-13 | 2022-10-20 | ファナック株式会社 | Jig, method for assembling robot using jig, and robot |
JP7518287B2 (en) | 2021-04-13 | 2024-07-17 | ファナック株式会社 | Jig, robot assembly method using the jig, and robot |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5310430B2 (en) | 2013-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2357380B1 (en) | Reduction gear box | |
US8480532B2 (en) | Spur gear differential | |
CN101432547B (en) | Reduction gear mechanism, and its manufacturing method | |
TWI425154B (en) | Concentric alignment planetary gear set and power transmission | |
JP2011094714A (en) | Epicyclic reduction gear | |
KR20110110121A (en) | Spur gear differential | |
JP2018059556A (en) | Cycloid speed reducer reduced in backlash | |
US7828687B2 (en) | Modular planetary gear assembly and drive | |
JP2015075139A (en) | Gear mechanism | |
CN212928677U (en) | Transmission mechanism | |
JP2012112524A (en) | Large gear ratio speed changing apparatus | |
JP5310430B2 (en) | Continuously variable transmission and method of assembling continuously variable transmission | |
JP6557067B2 (en) | Backlash-less mechanism of planetary gear mechanism | |
JP2002266955A (en) | Pivoting inscribing engagement planetary gear mechanism and angle transmission error reduction method | |
WO2014103636A1 (en) | Continuously variable transmission | |
JP2015218804A (en) | Transmission device utilizing planetary gear mechanism | |
KR20220013670A (en) | Reduction device using wave gear | |
KR20160019880A (en) | Large-ratio strain wave gearing speed changing apparatus | |
CN114215890B (en) | Face gear multi-gear speed change device | |
JP2006046424A (en) | Gear type continuously variable transmission | |
CN111536204B (en) | Internal-meshing planetary gear speed reducing mechanism | |
JPH0560184A (en) | Trochoidal tooth-profile inscribed type epicycle reduction gear structure | |
WO2020170297A1 (en) | Planetary gear device | |
KR20240052426A (en) | Planetary gear reducer | |
KR20170121813A (en) | Planetary gear train |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120920 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130617 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5310430 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |