JP2011061588A - 画像処理装置、画像処理方法及び車載カメラ装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び車載カメラ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車載カメラ装置において、小規模な回路構成、低コストで、異なる変形画像間のマーカー(車幅線、距離線など)の対応点を自動的に演算する。
【解決手段】座標変換により入力画像を変形するための座標計算を行う座標計算手段を用いて、異なる変形画像間のマーカー位置の対応点を求める。例えば、魚眼画像に起因する画像の歪みを補正した変形画像(ノーマルモード)におけるマーカーの座標値を、視点変換により真上から見た変形画像(見下ろしモード)に反映させる場合、座標計算手段を用いて、ノーマルモードにおけるマーカーの座標値(B)を一度、画像変形前の魚眼画像における対応する座標値(A)に変換し、その後、この座標値(A)を見下ろしモードにおける対応する座標値(C)に変換する。
【選択図】図9

Description

本発明は、入力画像を種々変形処理すると共に、変形処理された画像に車幅線や距離線などのマーカーを重畳する画像処理装置及び方法、並びに画像処理装置を備えた車載カメラ装置に関する。
従来から車の後ろ部分を見るバックモニターなどにおいて、魚眼カメラの画像を変形し、魚眼画像に起因する画像の歪みを補正したり、視点変換に基づいた画像変形により真上から見た画像に変形することにより、ドライバーに見やすい画像を表示する車載カメラシステムが知られている。さらに表示画像に車の車幅を示す車幅線や、車からの距離を示す距離線を表示することで、ドライバーの安全な駐車を助ける車載カメラシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
通常、このような車載カメラシステムにおいては多数の車種に対応可能なように車幅線や距離線などのマーカーの位置を変更することが可能となっている場合がある。しかしながら、例えば魚眼画像に起因する画像の歪みを補正した表示モード(以下ノーマルモードと呼ぶ)と、視点変換に基づいた画像変形により真上から見た画像に変形する表示モード(以下見下ろしモードと呼ぶ)において、マーカー位置をユーザーが変更する場合、各モード毎にマーカー位置を独立に設定する構成では、ユーザーは2回マーカー位置を調整する必要があり、操作が煩雑である。
そのためには、例えばノーマルモードで設定したマーカー位置から自動的に見下ろしモードに対応する位置を演算により求めて反映する方法が考えられる。しかし、その対応位置演算のためには画像変形を考慮した複雑な位置計算が必要となる。マーカー位置設定などのユーザーインタフェースや種々の制御を司るCPU等がソフトウエアでこの対応位置計算の処理を行うとすると、高速・大規模なCPUが必要であり、コストの増加を招く問題がある。
本発明は、小規模な回路構成で、コストの増加を招くことなく、簡単に複数の変形画像に対応するマーカー位置を求めることができる画像処理装置及び方法、並びに該画像処理装置を備えた車載カメラ装置を提供することにある。
本発明では、座標変換により入力画像を変形するための座標計算を行うハードウエアによる座標計算手段を用いて、複数の変形画像の一つ(以下、第1の変形画像)において設定されたマーカーの位置情報を他の変形画像(以下、第2の変形画像)に反映させるためのマーカーの対応位置を求める演算を行うようにする。
詳しくは、座標計算手段を用いて、一度、第1の変形画像におけるマーカーの座標値を画像変形前の入力画像における対応する座標値に変換し、次に前記変換された入力画像の座標値を第2の変形画像における対応する座標値に変換することで、第1の変形画像において設定されたマーカーの位置情報を第2の変形画像に自動的に反映させる。
具体的構成としては、座標計算手段における第1の変形画像の座標計算において、前記第1の変形画像におけるマーカーの座標値に一致する前記座標計算手段の入力の座標変換先の座標値に対応する前記座標計算手段の出力の座標変換元の座標値を取得する手段、前記座標計算手段における前記第2の変形画像の座標計算において、前記取得した座標値に一致する前記座標計算手段の出力の座標変換元の座標値に対応する前記座標計算手段の入力の座標変換先の座標値を取得する手段を、座標計算手段に追加する。
そして、前記第1の変形画像の座標計算を1フレーム期間実施し、その後第2の変形画像の座標計算を1フレーム期間実施するようにする。また、これらの期間中は画面がちらちらしないように画面をマスクするようにする。
本発明の画像処理装置及び方法によれば、座標変換により入力画像を変形するための座標計算を行うハードウエアによる座標計算手段を用いて、小規模な回路構成で、コストの増加を招くことなく、各変形画像間のマーカー位置の対応点を自動的に求めることが可能になる。したがって、本発明の画像処理装置を車載カメラに備えることで、安価で利便性のよい車載カメラ装置を実現できる。
本発明による画像撮像装置を備えた車載カメラ装置の一実施例の構成図である。 ベイヤー配列カラーフィルタを示す図である。 MTF補正部の概略構成図である。 FIRフィルタの一例を示す図である。 車幅線や距離線等のマーカーのノーマルモードと見下ろしモードの関係を示す図である。 図1中の画像変形及びマーカー重畳部、制御部、ROMの構成例を示す図である。 図6中のマーカー座標値取得手段の構成例を示す図である。 調整画面の一例を示す図である。 ノーマルモードのマーカー頂点を見下ろしモードに反映させる手順を示す図である。 図9の手順を本発明のハードウエア構成で実施する際の処理フロー例である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る画像処理装置を備えた車載カメラ装置の全体的機能ブロック図を示す。センサユニット100は、車の後方等を撮影してアナログ画像信号を取得し、それをアナログ・デジタル変換して画像データとして出力する。画像処理装置としての画像処理ユニット200は、センサユニット100が出力する画像データを入力して所定の画像処理を施すと共に、画像データに車幅線や距離線などのマーカーを重畳し、マーカー重畳画像データを出力する。操作装置300は、利用者が画像処理ユニット200に対して種々の処理を指示するユーザーインタフェースである。後述するように、利用者が操作装置300を操作することによって、画像処理ユニット200では画像データに重畳するマーカーを調整する。図1では省略したが、画像処理ユニット200には表示装置(モニタ)が接続され、画像処理ユニット200から出力されたマーカー重畳画像データがNTSC信号などに変換されて表示される。
センサユニット100及び画像処理ユニット200は、一つの筐体内に構成され、車の後部等に設置されて使用される。以下に、センサユニット100及び画像処理ユニット200について更に詳しく説明する。
センサユニット100は撮像素子110及びA/D変換器120を備えている。撮像素子110はCCDやCMOSセンサ等で構成され、魚眼光学系などの広角で歪曲収差の大きい光学系(不図)を用いて撮影された光学像を電気信号のアナログ信号に変換する。撮像素子110にはベイヤー配列の色フィルタが設けられており、撮像素子110からはベイヤー配列のRGBアナログ信号が出力される。A/D変換器120は、撮像素子110から出力されたベイヤー配列のRGBアナログ信号をデジタル信号に変換する。例えば、デジタル信号はRGBそれぞれ8ビットで構成される。以下、RGBデジタル信号を画像データと称す。なお、一般にA/D変換器120の前段にはAGC回路が設けられるが、図1では省略してある。
画像処理ユニット(画像処理装置)200はベイヤー補間部210、MTF補正部220、ガンマ補正部330、画像変形及びマーカー重畳部240、各部の動作を制御する制御部(CPU)250、各部の処理に必要な種々のパラメータ、テーブル、その他の情報を記憶するROM260などを有している。このうち、画像変形及びマーカー重畳部240が本発明に関係する。制御部250は画像変形切替え手段及びマーカー位置調整手段として機能し、ROM260は座標変換係数テーブル、マーカー位置情報テーブルを記憶している。なお、これらについては後述する。
ベイヤー補間部210は、センサユニット100からベイヤー配列の画像データを入力して、RGB各色独立に、全座標位置の画素データを線形補間によって生成する。
図2にベイヤー配列のカラーフィルタを示す。ここで、G0は次式により求める。
0=(G2+G4+G6+G8)/4 (1)
また、R2,R4,R6,R8,R0は次式により求める。
2=(R1+R3)/2 (2)
4=(R3+R5)/2 (3)
6=(R5+R7)/2 (4)
8=(R1+R7)/2 (5)
0=(R1+R3+R5+R7)/4 (6)
2,B4,B6,B8,B0は上記R2,R4,R6,R8,R0の場合と同じであるので省略する。
なお、本実施例ではベイヤー配列の色フィルタを持つ撮像素子について述べたが、もちろん他のCMYG配列や、RGB+Ir(赤外)配列など他の色フィルタ配列を持つ撮像素子に関しても効果がある。
MTF補正部220は、ベイヤー補間された画像データを入力して、FIRフィルタを用いてMTF補正処理を施し、MTF補正された画像データを出力する。
図3にMTF補正部220の構成例を示す。変換部222は次式によりRGB画像データをYCbCr画像データに変換する。
Y=0.299R+0.587G+0.114B (7)
Cr=0.500R−0.419G−0.081B (8)
Cb=−0.169R−0.332G+0.500B (9)
FIRフィルタ(5×5フィルタ)224では、YCbCrのうち輝度信号Yのみを入力して所定のMTF補正を行う。Y信号のみのフィルタリング(MTF補正)を行うことで、色ノイズの増幅を抑えた高画質な画像を得ることができる。図4にFIRフィルタの係数の一例を示す。
逆変換部226は、CbCr信号及びMTF補正されたY信号を入力して、次式により逆変換しRGB画像データを出力する。
R=Y+1.402Cr (10)
G=Y−0.714Cr−0.344Cb (11)
B=Y+1.772Cb (12)
ガンマ補正部230は、MTF補正された画像データを入力して、RGBそれぞれのルックアップテーブル等を用いて所定のガンマ補正処理を施し、ガンマ補正された画像データを出力する。
画像変形及びマーカー重畳部240は、ガンマ補正された画像データを入力し、センサユニット100の魚眼光学系に起因する画像の歪みを補正する(ノーマルモード)。また、利用者からの切替指示などにより、視点変換に基づいて画像変形により真上から見た画像データに変形する(見下ろしモード)。そして、この歪み補正あるいは視点変換された画像データに対して車幅線や距離線などのマーカーを重畳する。
画像変形及びマーカー重畳部240から出力されたマーカーの重畳された画像データは、NSTC方式などの映像信号に変換されて表示装置にモニタ表示される。図5は表示画面の具体例で、図5(a)はノーマルモードの表示画面、図5(b)は見下ろしモードの表示画面を示したものである。
以上、図1の全体的動作を説明したが、以下では本発明に関係する画像変形及びマーカー重畳部240について詳述する。
図6は、画像変形及びマーカー重畳部の構成例と共に、制御部250の関係する機能、ROM260の関係するテーブル類を示したものである。ここで、画像変形及びマーカー重畳部240は、メモリインターフェース241、フレームバッファメモリ242、座標計算手段243、マーカー座標値取得手段244、マーカー重畳手段245などからなる。制御部250は画像変形切替え手段252とマーカー位置調整手段254の機能(ソフトウエア)を有する。ROM260は、座標変換係数テーブル262及びマーカー位置情報テーブル264を保持している。これらのテーブルは表示モード毎に存在するが、ここではノーマルモードと見下ろしモードの2種類とする。
図7はマーカー座標値取得手段244の詳細構成を示したもので、取得座標判断手段(1)2451、取得座標判断手段(2)2452、記憶手段(1)2453、記憶手段(2)2454からなる。このマーカー座標値取得手段244については後述する。
電源投入時など、通常では、ROM260からノーマルモードの座標係数テーブル262−1とマーカー位置情報テーブル264−1が読み出されて、座標変換係数テーブル264−1は画像変形切替え手段252を通して座標計算手段243に設定され、マーカー位置情報テーブル264−1はマーカー位置調整手段254を通してマーカー重畳手段245に設定される。利用者から見下ろしモードへの切り替えが指示されると、ROM260から見下ろしモードの座標変換係数テーブル262−2とマーカー位置情報テーブル264−2が読み出されて、それぞれ座標計算手段243、マーカー重畳手段245に設定される。
前段(ガンマ補正部)からの画像データは、メモリインターフェース241を通り、入力画像の位置に合わせたアドレスでフレームバッファメモリ242へ格納される。フレームバッファメモリ242に格納された画像データは、出力画像の出力タイミングに合わせて、座標計算手段243により計算された入力画像の画像変形を反映した座標変換元の座標のアドレスに従い、メモリインターフェース241によりフレームバッフアメモリ241から読み出される。
ここで、座標計算手段243では、ノーマルモードの場合、例えば以下のような座標変換式により、入力画像の画像変形(歪補正)を反映した座標計算を行う。すなわち、出力画像の各画素に対応するに入力画像の座標を計算する。
Figure 2011061588
x,y:画面中心を原点とした座標変換先の座標
X,Y:画面中心を原点とした座標変換元の座標
a,b:座標変換係数
先の座標変換係数テーブル262−1には、座標変換係数a,bが保持されている。
同様に、見下ろしモードの場合には、所望の座標変換式により視点変換を行い、見下ろし画像を反映した座標計算を行う。そのために必要な座標変換係数は座標変換係数テーブル262−2に保持されている。
マーカー重畳手段245では、メモリインターフェース241を通してフレームバッファメモリ242から読み出された、歪補正あるいは視点変換された画像データに対して、マーカー位置情報テーブル264−1や264−2を用いて車幅線や距離線といったマーカーを重畳し、マーカー重畳画像データを出力する。マーカー位置情報テーブル264−1,264−2には、車幅線や距離線の各始点/終点座標値が保持されている。マーカー重畳手段245は、これら始点/終点座標値をもとに車幅線や距離線を描画し、画像データに重畳する。
なお、座標計算手段243では、座標変換式の代わりに、ノーマルモード及び見下ろしモード毎に、出力画像の各頂点画素に対応する入力画像上の座標変換元の座標値を保持した座標変換テーブル(LUT)を用いて、出力画像に対応するに入力画像の座標値を計算することも可能である。頂点画素間の座標値は双方向補間処理により求める。このような座標変換テーブルを用いる方法は、例えば特許文献2に記載されている。この場合は、座標変換係数テーブル242−1,242−2に替えて、ノーマルモード及び見下ろしモードの座標変換テーブルがROM260に格納され、その一方の座標変換テーブルが画像変形切替え手段252を通して座標計算手段243に設定されることになる。
ここで、画像変形及びマーカー重畳部240は、高速な動作が必要とされるため、一般にベイヤー補間部210、MTF補正部220、ガンマ補正部230と一緒にハードウエア(FGPA,ASICなど)で構成される。例えば、座標計算手段243においては、1画素(ピクセル)に対して、一つの座標値を計算する必要があるため、先の(13)式のような式を用いる場合、VGA60fpsでは640×480×60=18MHzの周波数で演算する必要がある。実際にはブランキング期間があるため、より高い周波数が必要となる。このため、画像変形及びマーカー重畳部240、特に、座標計算手段243はハードウエアで構成される。
画像変形切替え手段252は、例えばノーマルモードを見下ろしモードに切り替える場合、ROM260にアクセスして、座標計算手段243にて演算される座標変換式の係数テーブルの変更や座標変換テーブルの変更を行う。また、それに合わせてマーカー位置調整手段254でもROM260にアクセスして、マーカー重畳手段245で用いられるマーカー位置情報テーブルの変更を行う。これらの処理は、仕様変更に対する柔軟性の面やステートマシンはソフトによる記述の方が回路規模が少なくてすむため、制御部(CPU)250の機能の一つとして一般的にソフトウエア処理で行われる。
さて、車載カメラ装置では、搭載する車種に合わせて車幅線等の調整行う必要がある。この場合、図8に示すように、調整画面を表示し、該調整画面上で利用者が実際に車幅線等を調整することで、マーカー位置調整手段254がROM264のマーカー位置情報テーブルの内容を更新し、該更新されたマーカー位置情報テーブルをあらためてマーカー重畳手段245に設定する。図8は、ノーマルモードにて車幅線を調整する場合を示している。一般に、このようなノーマルモードにて調整した車幅線等を見下ろしモードにも反映させる必要がある。この場合、見下ろしモードの調整画面を設けておき、利用者が調整するようにすると、利用者は2回調整する必要があり、操作が煩雑である。
ここで、見下ろしモードの調整画面を用いないで、ノーマルモードにて設定した車幅線等を見下ろしモードにも反映される場合、図9に示すような処理が考えられる。まず、ノーマルモードにおける車幅線等の頂点座標(図9ではBで示す)を一度、画像変形前(歪補正前)の魚眼画像における対応する座標値(図9ではAで示す)に変換する(手順1)。その後、この変換した座標点を見下ろしモードにおける対応する座標値(図9ではCで示す)に変換する(手順2)。これを各頂点座標毎に繰り返す。これにより、ノーマルモードで設定された車幅線等の位置が見下ろしモードの車幅線等の対応する位置に反映される。
この処理を、例えばマーカー位置調整手段254においてソフトウエア処理で実施し、対応点の計算も全て行うとすると、ソフトウエア処理では座標変換式の演算や座標変換テーブルによる補間処理が重く、制御部2540として高速・大規模な高コストのCPUが必要となる。
そこで、本発明では、図6に示す画像変形及びマーカー重畳部240内の座標計算手段243を画像変形のための座標計算のみならず、ノーマルモードと見下ろしモードの車幅線等の対応点の演算にも用いるようにして、部品の追加は図7に示すようなマーカー座標値取得手段244のみとし、高価なCPU等の搭載を不要としたものである。
図7において、取得座標判断手段2451,2452には、求めたい対応点の座標値がマーカー位置調整手段254から設定される。座標計算手段243は、画像変形の場合と同様に、ノーマルモード及び見下ろしモードでの座標計算を行う。その際、取得座標判断手段2451,2452は、求めたい対応点の座標値がメモリインターフェース241あるいは座標計算手段243から入ってきた場合、トリガー信号をアサートする。このアサートされたトリガー信号により、記憶手段2453,2454は、変換先座標値または変換元座標値を記憶する。この記憶手段2453,2454に記憶された値が変形前、変形後(座標変換元・座標変換先)の対応点座標値であり、マーカー位置調整手段254へと転送される。
図6及び図7の構成において、図9のようなノーマルモードにて調整した車幅線等のマーカーを見下ろしモードにも反映される処理は、具体的に図10に示すような処理手順で行われる。図10中、手順1,2は図9の同手順1,2に対応する。
いま、ROM260のマーカー位置情報テーブル264−1には、ノーマルモードにて調整した車幅線や距離線等のマーカー位置情報がすでに格納されているとする。これは、先に図8で説明したように、調整画面上で利用者が実際に車幅線等を調整した値が反映される。このノーマルモードにて調整されたマーカー位置情報テーブル264−1の内容は、以下のようにして自動的に見下ろしモードのマーカー位置情報テーブル264−2に反映される。
まず、画面を真黒などにマスクする(ステップ1001)。図10の手順1,2はマーカーの頂点の数だけ繰り返すことになるが、その数だけ、ノーマルモードと見下ろしモードの変形画面の変更が繰り返されるので、画面がちらちらする。画面がモード変更時にちらちらしないように、処理中は画面を真黒ななどにマスクすることが望ましい。
次に、画面表示をノーマルモードに設定する(ステップ1002)。そして、マーカー位置調整手段254を通し、ノーマルモードのマーカー位置情報テーブル264−1から調整済みのマーカー位置情報(以下、マーカー頂点座標値)の内の一つを取得座標判断手段(1)2451に設定する(ステップ1003)。このマーカー頂点座標値が、図9の例えばB点である。その後、1フレーム分の時間待つ(ステップ1004)。この間、座標計算手段243では、画像データの出力タイミングに合わせて、順次、メモリインターフェース241より座標変換先の座標値を入力して、先の式(13)の座標変換式あるいは座標変換テーブルを用いて、魚眼画像に起因する画像の歪み補正のための座標変換計算を行い、座標変換先の座標値をメモリインターフェース241に出力する動作を繰り返している。取得座標判断手段(1)2451は、メモリインターフェース241から入力される座標先の座標値を監視し、該座標変換先の座標値が、先に設定されたマーカー頂点座標値と一致した場合、トリガー信号をアサートする。記憶手段(1)2453は、このアサートされたトリガー信号により、その時、座標計算手段243から出力されているところの、上記座標変換先の座標値に対応する座標変換元の座標値を取り込んで記憶する。この座標変換元の座標値が、図9の例えばA点である。1フレーム分の時間経過後、記憶手段(1)2543に記憶されている座標変換元の座標値を読み出す(ステップ1005)。この記憶手段(1)2453から読み出した座標変換元の座標値は、マーカー位置調整手段254で保持しておくようにする。
次に、画面表示を見下ろしモードに変更する(ステップ1006)。そして、マーカー位置調整手段254で保持しておいた座標変換元の座標値を取得座標判断手段(2)2452に設定する(ステップ1007)。ここで、この座標変換元の座標値は、図9のA点に対応する。その後、1フレーム分の時間待つ(ステップ1008)。この間、座標計算手段243では、画像データの出力タイミングに合わせて、順次、メモリインターフェース241より座標変換先の座標値を入力して、所定の座標変換式あるいは座標変換テーブルを用いて、視点変換に基づいた見下ろし画像変形のための座標変換計算を行い、座標変換先の座標値をメモリインターフェース241に出力する動作を繰り返している。取得座標判断手段(2)2452は、座標計算手段243から出力される座標変換元の座標値を監視して、該座標変換元の座標値が、先に設定された座標変換元の座標値と一致した場合、トリガー信号をアサートする。記憶手段(2)2454は、このアサートされたトリガー信号により、そのとき座標計算手段243に入力されているところの、上記座標変換元の座標値に対応する座標変換先の座標値を取り込んで記憶する。ここで、この座標変換先の座標値が、図9のC点である。1フレーム分の時間経過後、記憶手段(2)2454に記憶されている座標変換先の座標値を読み出す(ステップ1009)。そして、この記憶手段(2)2454から読み出された座標変換先の座標値をマーカー位置調整手段254を通して見下ろしモードのマーカー位置情報テーブル264−2に格納する。
以下、ノーマルモードのマーカー位置情報テーブル264−1内のすべてのマーカー位置情報(マーカー頂点座標値)について、図10のステップ1002〜1009の処理を繰り返すことで、見下ろしモードのマーカー位置情報テーブル264−2には、ノーマルモードのマーカー位置情報テーブル264−1内のノーマルモードにて設定された各マーカー位置情報に対応する見下ろしモードの各マーカー位置情報が格納されることとなる。
なお、ここではマーカーの頂点の数だけ図10のステップ1002〜1009の処理(手順1,2)を繰り返すとしたが、取得座標判断手段2451,2452に、求めたい対応点の数だけの座標値を一度に設定するようにし、記憶手段2453,2454にはその数だけの記憶領域を持たせることで、図10のステップ1002〜1009の処理を1回行うだけで、必要なすべてのマーカー頂点の対応する座標値を求めることができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は、ノーマルモードと見下ろしモードとの間のマーカー頂点に対応する座標値を求める場合に限られるものではなく、一般に種々の異なる変形画像モード間において広く適用可能である。
100 センサユニット
200 画像処理ユニット
240 画像変形及びマーカー重畳部
241メモリインターフェース
242 フレームバッファメモリ
243 座標計算手段
244 マーカー座標値取得手段
245 マーカー重畳手段
250 制御部
252 画像変形切替え手段
254 マーカー位置調整手段
260 ROM
2451 取得座標判断手段(1)
2452 取得座標判断手段(2)
2453 記憶手段(1)
2454 記憶手段(2)
特開2002−344959号公報 特開2009−010730号公報

Claims (13)

  1. 座標変換により入力画像を変形するための座標計算を行う座標計算手段と、
    前記変形された画像にマーカーを重畳するマーカー重畳手段と、
    複数の異なる変形画像を切り替える画像変形切替え手段と、
    前記画像に重畳されるマーカーの位置を調整するマーカー位置調整手段と、
    を有する画像処理装置において、
    前記複数の変形画像の一つ(以下、第1の変形画像)において設定されたマーカーの位置情報を他の変形画像(以下、第2の変形画像)の対応する位置に反映させるために、前記座標計算手段を用いて、前記マーカーの対応位置を求める演算を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記座標計算手段を用いて、第1の変形画像におけるマーカーの座標値を画像変形前の入力画像における対応する座標値に変換し、前記変換された入力画像の座標値を第2の変形画像における対応する座標値に変換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記座標計算手段における第1の変形画像の座標計算において、前記第1の変形画像におけるマーカーの座標値に一致する前記座標計算手段の入力の座標変換先の座標値に対応する前記座標計算手段の出力の座標変換元の座標値を取得する手段と、
    前記座標計算手段における前記第2の変形画像の座標計算において、前記取得した座標値に一致する前記座標計算手段の出力の座標変換元の座標値に対応する前記座標計算手段の入力の座標変換先の座標値を取得する手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の変形画像の座標計算を1フレーム期間実施し、その後第2の変形画像の座標計算を1フレーム期間実施することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記座標計算手段を用いてマーカーの対応位置を演算する期間中は画面をマスクすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の変形画像は魚眼画像である入力画像の歪みを補正した歪補正画像であり、前記第2の変形画像は視点変換により真上から見た画像に変形した見下ろし画像であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像に重畳されるマーカーは車幅線と距離線のいずれか一方あるいは両方であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 座標変換により入力画像を変形するための座標計算を行う座標計算手段と、前記変形された画像にマーカーを重畳するマーカー重畳手段と、複数の異なる変形画像を切り替える画像変形切替え手段と、前記画像に重畳されるマーカーの位置を調整するマーカー位置調整手段とを有する画像処理装置において、
    前記複数の変形画像の一つ(以下、第1の変形画像)において設定されたマーカーの位置情報を他の変形画像(以下、第2の変形画像)の対応する位置に反映させるために、前記座標計算手段を用いて、前記マーカーの対応位置を求める演算を行うことを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記座標計算手段を用いて、第1の変形画像におけるマーカーの座標値を画像変形前の入力画像における対応する座標値に変換する第1のステップ、
    前記座標計算手段を用いて、前記変換された入力画像の座標値を第2の変形画像における対応する座標値に変換する第2のステップ、
    を有することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記第1のステップでは、前記座標計算手段における第1の変形画像の座標計算において、前記第1の変形画像におけるマーカーの座標値に一致する前記座標計算手段の入力の座標変換先の座標値に対応する前記座標計算手段の出力の座標変換元の座標値を取得し、
    前記第2のステップでは、前記座標計算手段における前記第2の変形画像の座標計算において、前記取得した座標値に一致する前記座標計算手段の出力の座標変換元の座標値に対応する前記座標計算手段の入力の座標変換先の座標値を取得する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記第1の変形画像の座標計算を1フレーム期間実施し、その後第2の変形画像の座標計算を1フレーム期間実施することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記座標計算手段を用いてマーカーの対応位置を演算する期間中は画面をマスクすることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  13. 車の周辺を撮影して魚眼画像を取得するセンサユニットと、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置とを具備してなる車載カメラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107689027A (zh) * 2016-08-04 2018-02-13 松下电器(美国)知识产权公司 注释赋予方法、注释赋予系统以及存储有程序的记录介质
CN107972582A (zh) * 2016-10-25 2018-05-01 北京计算机技术及应用研究所 一种全高清环车俯视显示系统

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