JP2011060576A - 装着型照明具 - Google Patents

装着型照明具 Download PDF

Info

Publication number
JP2011060576A
JP2011060576A JP2009209044A JP2009209044A JP2011060576A JP 2011060576 A JP2011060576 A JP 2011060576A JP 2009209044 A JP2009209044 A JP 2009209044A JP 2009209044 A JP2009209044 A JP 2009209044A JP 2011060576 A JP2011060576 A JP 2011060576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
operator
light emitting
wearable
worn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009209044A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumiko Oshika
由美子 大鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009209044A priority Critical patent/JP2011060576A/ja
Publication of JP2011060576A publication Critical patent/JP2011060576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】作業性の低下や煩雑さを招くことなく操作者の手元の視認性を向上できる便利な照明具を実現する。
【解決手段】有機エレクトロルミネッセンス発光素子を備えたEL発光部3と、少なくとも装着時に操作者Mの指Fの外周部に沿った曲面を形成可能な指装着部2とを有し、EL発光部3は、操作者Mの指Fへの装着時には指装着部2の外周側に配設される。また、指装着部2は、指Fに粘着可能な粘着剤層を内周側に備えたテープ部材である。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機EL発光素子を発光部として備えた装着型照明具に関する。
一般的に、鉛筆やその他ペンなどを用いて紙などに文字や図形を書き込む等の作業では、室内照明や電気スタンドなどの固定照明具から照射光を照射し、操作者の手元を明確に視認できるようにしていた。
あるいは、夜間の屋外などのように固定照明具がない場合、若しくは、自動車などの構造物の内部のように狭い密閉された空間で手作業を行う場合には、従来、操作者が携帯可能な懐中電灯を用いて手元の注視点を照射させていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−114353号公報
しかしながら、上記固定照明具による照射では操作者の手元に影ができてしまい、必ずしも良好な視認性が得られるとは限られなかった。また、上記懐中電灯を用いる場合は、懐中電灯を把持する一方の手がふさがってしまい、操作者の作業性を大きく損ねてしまう問題がある。なお、通常の小型照明具を指に装着することも考えられるが、この場合も別途補助器具を用意する煩雑さがあり、また装着時の重量により操作者の作業性の低下を招く。
本発明の目的は、作業性の低下や煩雑さを招くことなく操作者の手元の視認性を向上できる便利な照明具を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1発明は、有機エレクトロルミネッセンス発光素子を備えたEL発光部と、少なくとも装着時に、操作者の指の外周部に沿った曲面を形成可能な指装着部とを有し、前記EL発光部は、前記操作者の指への装着時には前記指装着部の外周側に配設されることを特徴とする。
本願第1発明の装着型照明具は、指装着部を備えている。指装着部は、操作者の指の外周部に沿った曲面を形成することによって、当該指に装着される。指装着部には、指への装着時に外周側に位置するようにEL発光部が配置されている。これにより、指装着部の外周側のEL発光部が、操作者の手元を照らす。
これにより、電気スタンドなどの卓上照明具と異なり、指自体の影を出現させることなく、操作者の手元全体を明るく照らし視認性を向上することができる。また、指自体に直接装着することにより、懐中電灯を別の手で把持する場合のように、操作者の手をふさぎ操作者の作業性を損ねることがない。さらに、装着部を介して指に装着可能であることにより、通常の小型照明具のように、指に装着するのに別途補助器具を用意する煩わしさを招いたり、装着時の重量により操作者の作業性を損ねたりするのを防止できる。
以上により、本願第1発明によれば、作業性の低下や煩雑さを招くことなく操作者の手元の視認性を向上できる、便利な照明具を実現することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記指装着部は、前記指に粘着可能な粘着剤層を内周側に備えたテープ部材であることを特徴とする。
装着時に、内周側に備えられた粘着剤層の粘着力により、照明具全体を指に密着させて強固に固定することができる。
第3発明は、上記第1発明において、前記指装着部は、装着前に平帯状に開放されるとともに装着時に円環状に形成可能なベルト部材であることを特徴とする。
指装着部としてベルト部材を用いることにより、装着・取り外しを繰り返し何度でも使用することができる。また、使用時には平帯状から円環状に変化させて容易に指の外周部に装着し、使用後は円環状から平帯状に変化させることで容易に指から取り外すことができる。すなわち、指の外周部への着脱性を向上することができる。
第4発明は、上記第1発明において、前記指装着部は、外周に前記発光部を配設した指輪部材であることを特徴とする。
指装着部として指輪部材を用いることにより、指の外周部に沿った曲面を維持した安定的な指装着部の形状を実現することができる。
第5発明は、上記第1発明において、前記指装着部は、装着時に前記指の先端部を覆うように被せられる弾性部材であることを特徴とする。
指装着部として指の先端部を覆う弾性部材を用いることにより、弾性力によって照明具全体を指に密着させ、強固に固定することができる。また、粘着力ではなく弾性力を用いた密着であることにより、装着・取り外しを繰り返し、何度でも使用することができる。また、使用時には指の先端部から根元側に向かって被せるようにして容易に指に装着し、使用後は指の根元側から先端部へとめくり上げるようにすることで容易に指から取り外すことができ、指への着脱性を向上することもできる。
第6発明は、上記第1発明乃至第5発明のいずれかにおいて、前記EL発光部への給電を行うための給電部と、前記装着時に非導通状態から導通状態に切り替わり前記給電部から前記EL発光部への給電を可能とするスイッチとを有することを特徴とする。
これにより、装着前は給電部とEL発光部との導通を遮断して電力の無駄を防止するとともに、装着後は給電部からEL発光部へ確実に電力を供給し、発光させることができる。
本発明によれば、作業性の低下や煩雑さを招くことなく、操作者の手元の視認性を向上することができる。
本発明の実施形態に係る装着型照明具の平面図及び縦断面図である。 実施形態の装着型照明具を操作者の指に装着した状態の一例を示す外観図である。 指装着部をベルト部材で構成した変形例の平面図と断面図である。 指装着部を指輪部材で構成した変形例の全体外観を示した斜視図である。 指装着部を指の先端部を覆うように被せる弾性部材で構成した変形例の全体外観を示した斜視図である。 絶縁紙を用いた電源スイッチを備える変形例の断面図、図6(a)中A部拡大図、使用状態の一例を表す図、及び、図6(c)中A′部拡大図である。 融解絶縁体を用いた電源スイッチを備える変形例の断面図、図7(a)中B部拡大図、使用状態の一例を表す図、及び、図7(c)中B′部拡大図である。 温度検出センサと接続スイッチとを用いた電源スイッチを備える変形例の断面図、図8(a)中C部の拡大図、使用状態の一例を表す図、及び、図8(c)中C′部拡大図である。 外部電池を備えた補助装着部を備える変形例の斜視図と横断面図である。 外部電池を備えた補助装着部を備える変形例を操作者に装着した状態の一例を示す外観図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1(a)及び図1(b)を用いて、本実施形態の装着型照明具の使用前の状態を説明する。
図1において、本実施形態の装着型照明具1は、テープ部材としての指装着部2と、EL発光部3とを有している。
指装着部2は、全体が略平帯状に形成されており、テープ基材11と、シート型電池12と、粘着剤層13と、剥離紙14とを備えた、4層構造となっている。
テープ基材11には、シート型電池12からEL発光部3への電力供給線21が貫通している。シート型電池12は、可撓性を有しており、上記EL発光部3に電力を供給する。シート型電池12には、適宜の公知の電池が用いられる。一例としては、特開2007−183919号公報等に記載のような、活物質である有機ラジカル化合物の酸化還元反応を用いる有機ラジカル電池が用いられる。粘着剤層13は、適宜の粘着剤により構成されている。剥離紙14は、装着型照明具1が操作者の指(後述の図2参照)に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着剤層13により当該操作者の指の表面に接着させる。
EL発光部3は、この例では上記指装着部2のテープ基材11より小さい矩形形状に形成され、当該テープ基材11の上側表面にあたる外周面上の中央位置に固着されている。このEL発光部3は、公知の有機エレクトロルミネッセンス発光素子(以下、有機EL素子という)を用いることができる。詳細な図示を省略するが、有機EL素子は、発光層と、発光層の一方側に設けられる陰極層と、発光層の他方側に設けられる陽極層とを含む。
発光層は、有機ELを含む層であり、陰極層と陽極層との間に電圧が印加されることで発光する。有機ELとしては、例えばポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリフルオレン誘導体、ポリチオフェン誘導体等の高分子発光材料、及び、テトラフェニルブタジエン(TPB)、ペリレン、クマリン、ルブレン、ナイルレッド、4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−ジメチルアミノスチリル−4−ピラン(DCM)、4−ジシアノメチレン−6−シーピージュロリジノスチリル−2−ターシャルブチル−4H−ピラン(DCJTB)、スクアリリウム、アルミニウム錯体(例えばAlQ3)等の低分子系材料を用いることができる。
なお、発光層の陰極層に接する面には、図示されない電子注入層が設けられる。電子注入層は、オキサジゾール誘導体、トリアゾール系、及びアルミニウム錯体のいずれかを用いることができる。
陰極層は、例えばアルミニウム(Al),フッ化リチウム(LiF),AlとCaとの積層,AlとLiFとの積層及びAlとBaとの積層等で構成することができる。陰極層は、陰極層と陽極層との間に電圧が印加されることで、上記電子注入層を介して発光層に電子を注入する。
陽極層は、例えば透明電極用の材料である酸化インジウム錫(ITO)又はポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)で構成することができる。陽極層は、陰極層と陽極層との間に電圧が印加されることで、発光層に正孔を注入する。
以上のように有機EL発光素子で構成されるEL発光部3は、小型かつ軽量で可撓性を有しながら高い輝度で照射光を照射することができる。
上記構成の装着型照明具1は、上述したように剥離紙14を剥離し、粘着剤層13を操作者Mの指に貼り付けつつ巻回することで、図2に示すように、操作者Mの指、この例では人差し指Fに装着することができる。このとき、指装着部2は、前述した構成により、上記巻回状態における外周側から内周側へ向かって、テープ基材11、シート型電池12、粘着剤層13、剥離紙14の順序で積層されることとなる。
図2に示す例では、操作者Mは左手で鉛筆Pを把持した状態である。指装着部2は、当該左手の人差し指Fの先端から第1関節までの間で巻回されて、人差し指Fの外周部に沿った曲面を形成しつつ、貼り付けられている。このように装着型照明具1を装着してEL発光部3から照射光を照射することにより、操作者Mの注視点となる鉛筆Pの先端位置、つまり当該鉛筆Pで書き込みを行う場所の周辺に対して、照射光を何ら遮ることなく照射することができる。これにより、操作者Mは良好な手元の視認性を得ることができる。また、使用時において、テープ部材の指装着部2とともにEL発光部3自体が上記可撓性により人差し指Fの曲面に併せて撓むことができる。この結果、操作者は、装着感に違和感のない良好な装着が可能となる。
以上説明したように、本実施形態の装着型照明具1においては、電気スタンドなどの卓上照明具と異なり、指自体の影を出現させることなく、操作者Mの手元全体を明るく照らし視認性を向上することができる。また、指自体に直接装着することにより、懐中電灯を別の手で把持する場合のように、操作者Mの手をふさぎ操作者Mの作業性を損ねることがない。さらに、指装着部2を介して指に装着可能であることにより、通常の小型照明具のように、指Fに装着するのに別途補助器具を用意する煩わしさを招いたり、装着時の重量により操作者Mの作業性を損ねたりするのを防止できる。この結果、作業性の低下や煩雑さを招くことなく操作者Mの手元の視認性を向上することができる。
なお、上記実施形態では、装着型照明具1を操作者Mの左手の人差し指Fの先端から第1関節までの間に装着した例を示しているが、本発明はこれに限られない。例えば、装着型照明具1を、左手の人差し指Fの別の位置や、左手の親指などの他の指や、さらには右手の指に装着してもよい。特に、人差し指以外の、薬指や小指、中指等に装着すると、鉛筆Pによる筆記面を、より容易に照らしやすい。この場合には、指装着部2全体の長さや幅の寸法を、装着箇所に合わせて適宜設定すればよい。さらに、一度に複数の装着型照明具1を各指に装着して使用してもよい。
また、この実施形態では特に、指装着部2が操作者Mの指Fに粘着可能な粘着剤層13を備えていることにより、粘着剤層13の粘着力で装着型照明具1全体を指に密着させて強固に固定することができる。
なお、本発明は、上記に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)指装着部のバリエーション
上記実施形態では、装着型照明具1を指装着部2の粘着剤層13で指Fの表面に貼り付けて装着していたが、本発明はこれに限られず、他の構成によって装着させてもよい。以下、上記実施形態と同等の部材には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
例えば、上記図1(a)及び図1(b)にそれぞれ対応する図3(a)及び図3(b)に示すように、指装着部をベルト部材として構成してもよい。すなわち、指装着部102は、その一方の端部102aが長めに延長して形成され、他方の端部に無段階バックル104が設けられている。この無段階バックル104は、詳細な図示を省略するが、指装着部102全体を円環状にして反対側の延長端部102aを任意の長さだけ挿通させ、その状態でレバー104aを押すことにより、当該挿通位置を固定することができる。これにより、装着前には指装着部102の全体が平帯状に開放されるとともに、装着時には円環状に形成して指の外周に装着することができる。また、無段階バックル104のレバー104aを戻すことで延長端部102aの固定を解除して外すことができる。
なお、図3(b)に示すように、この変形例の指装着部102は、上記図1(b)に示した粘着剤層13のような粘着剤層が不要となる。その代わりに、この例では、粘着剤層13と同等の積層位置に第2テープ基材115を設け、テープ基材111とともにシート型電池12を挟んで固定している。
以上説明したように、本変形例においては、指装着部102としてベルト部材を用いることにより、装着照明具101の装着・取り外しを繰り返し何度でも使用することができる。また、使用時には平帯状から円環状に変化させて容易に指Fの外周部に装着し、使用後は円環状から平帯状に変化させることで容易に指Fから取り外すことができる。すなわち、指Fの外周部への着脱性を向上することができる。
また、この変形例では特に、無段階バックル104を設け、任意の挿通位置で延長端部を固定できる。これにより、親指や小指のように太さの異なるどの指Fにも適切に装着することができる。なお、この無段階バックル104を備える構成以外にも、例えばいわゆるマジックテープ(登録商標)のような面ファスナーで、ベルト部材の指装着部の両端部どうしを固定させる構成としてもよい。
また、図4に示すように、装着型照明具201の指装着部202の全体を指輪部材211で構成してもよい。指装着部202は、指の外形より大きな内径を備えた指輪部材211で構成されている。そして、指輪部材211の外周側に、EL発光部203と小型電池212とが固着されており、それらの間を電力供給線221が接続している。このように指装着部202として指輪部材211を用いることにより、指の外周部に沿った曲面を維持した安定的な指装着部202の形状を実現することができる。
なお、図示する例では、指Fの先端から第1関節までの間の位置に装着するように、指輪部材211の内径寸法が設定されているが、適宜の内径寸法に設定することで他の位置や他の指Fに装着可能である。また、電池212が指輪部材211と同じ径の円環状に形成できる場合には、指輪部材211の内部に同軸的な配置で設けるようにしてもよい。
また、上記図4に対応する図5に示すように、指装着部302の全体をいわゆる指サック311で構成してもよい。図示する例では、上記図4で示した構成における指輪部材211の代わりに指サック311を有している。指サック311は、装着時に指の先端部を覆うように被せられる弾性部材である。
このように、指装着部302として指の先端部を覆う弾性部材の指サック311を用いることにより、弾性力によって装着照明具301全体を指に密着させ、強固に固定することができる。また、粘着力ではなく弾性力を用いた密着であることにより、装着・取り外しを繰り返し、何度でも使用することができる。また、使用時には指Fの先端部から根元側に向かって被せるようにして容易に指Fに装着し、使用後は指Fの根元側から先端部へとめくり上げるようにすることで容易に指Fから取り外すことができ、指Fへの着脱性を向上することもできる。
(2)電源スイッチを設けた場合
すなわち、上記実施形態及び上記(1)の変形例に対して、EL発光部と電池との間の電気的接続を切り替える電源スイッチを設けてもよい。そのような変形例の装着型照明具を図6(a)〜(c)により説明する。
まず、図6(a)、及び、図6(a)のA部拡大図である図6(b)において、本変形例の装着型照明具401は、指装着部402の一方の端部に、電池側端子422、テープ基材側端子423、及び絶縁紙424が設けられている。
電池側端子422は、導電材料から成り、給電部としてのシート型電池12の各図中上側にあたる外周側表面に露出するように設けられている。テープ基材側端子423は、同様に導電材料から成り、テープ基材11の各図中下側にあたる内周側表面に露出するように設けられている。
絶縁紙424は、適宜の絶縁性材料から成り、上記電池側端子422と上記テープ基材側端子423との間に挟まれる積層方向の位置で、指装着部402の内部に設けられている。絶縁紙424の一方の端部は、縫合Tなどによって剥離紙14に強固に固定されている。また、電力供給線421がテープ基材11の表面に沿って配設され、EL発光素子3とテープ基材側端子423とを接続している。
この装着型照明具401を使用する際には、剥離紙14を粘着剤層13から剥離することにより、上記のように剥離紙14に結合された絶縁紙424を指装着部402の内部から引き抜く(図6(b)中黒矢印参照)。これにより、図6(c)、及び、図6(c)のA′部拡大図である図6(d)に示すように、電池側端子422とテープ基材側端子423が直接接触することができる。この結果、シート型電池12から、電池側端子422、テープ基材側端子423、及び電力供給線421を介し、EL発光部3へ電力を供給し発光させることができる。
なお、この使用中の際には、電池側端子422とテープ基材側端子423との接触状態を安定的に維持させるために、図6(c)に示すように装着型照明具401の全体を透過性を有する固定フィルム431で覆うように貼り付けるとよい。なお図6(d)では、煩雑防止のために固定フィルム431の図示を省略している。また、図6(c)では、図示の便宜上、装着型照明具401を貼り付ける操作者Mの指Fの肌表面Sを平面で示している。固定フィルム431は、少なくとも上記電池側端子422と上記テープ基材側端子423とを備えた指装着部402の端部の全体を覆うとともに、操作者Mの指Fの肌表面Sに粘着固定される。これにより、当該指装着部402の端部が押さえつけられ、電池側端子422とテープ基材側端子423とが、安定的に接触状態を維持することができる。
以上説明したように、本変形例においては、装着型照明具401の使用時においてのみシート型電池12をEL発光部3に接続し、電力を供給させる電源スイッチを備えている。これにより、ムダな電力の消費を防ぐことができる。
また、剥離紙14の剥離とともに絶縁紙424を容易に指装着部402から取り外すことができるので、使用時における利便性が向上する。
なお、上記図6(a)、図6(b)、図6(c)、及び図6(d)にそれぞれ対応する、図7(a)、図7(b)(図7(a)のB部拡大図)、図7(c)、及び図7(d)(図7(c)のB′部拡大図)に示すように、上記絶縁紙424の代わりに、電池側端子422とテープ基材側端子423との間に融解絶縁体525を積層配置する構成としてもよい。この融解絶縁体525は、例えば通常の人体の体温で融解する絶縁材料から成り、使用前の常温状態では、電池側端子422とテープ基材側端子423との間を電気的に絶縁する。そして、指装着部502を操作者Mの指Fの肌表面Sに貼り付けた際には、当該操作者Mの体温が粘着剤層13とシート型電池12を介して融解絶縁体525に伝わり、当該融解絶縁体525を融解させることができる。これにより、図7(c)及び図7(c)のB’部拡大図である図7(d)に示すように、電池側端子422とテープ基材側端子423とを接触させて、上記同様、シート型電池12からEL発光部3へ電力を供給し発光させることができる。
この場合には、操作者Mは装着型照明具501を肌表面Sに貼り付けるだけで、特に電源の切り替えを意識することなく、容易にEL発光部3への電力の供給を開始することができる。
また、図7(a)、図7(b)、図7(c)、及び図7(d)にそれぞれ対応する図8(a)、図8(b)(図8(a)のC部拡大図)、図8(c)、及び図8(d)(図8(c)のC′部拡大図)に示すように、融解絶縁体525の代わりに電気的な温度検出センサ626と接続スイッチ627とを用いる構成としてもよい。温度検出センサ626及び接続スイッチ627は、指装着部602の一方の端部に、設けられている。
温度検出センサ626は、指装着部602の端部でその下面を粘着剤層13と並べるように設けられる。指Fへの装着時には、温度検出センサ626の下面は操作者Mの肌表面Sに接触し(図8(c)及び図8(c)のC′部拡大図である図8(d)参照)、温度検出センサ626は、通常の人体の体温を検知した際に電気的な検知信号を出力する。
接続スイッチ627は、シート型電池12の図中上側にあたる外周側表面で、テープ基材11を貫通するように設けられている。この接続スイッチ627は、信号線628を介し上記温度検出センサ626から検知信号が入力された際に、電力供給線621を介してシート型電池12とEL発光部3とを電気的に接続する。
上記構成において、指装着部602を操作者Mの指Fの肌表面Sに貼り付けると、温度検出センサ626が操作者Mの体温を検出して検出信号を接続スイッチ627に入力する。これにより、接続スイッチ627がシート型電池12をEL発光部3に接続し、電力の供給を開始する。
この場合においても、操作者Mは装着型照明具601を肌に貼り付けるだけで、特に電源の切り替えを意識することなく容易にEL発光部3への電力の供給を開始することができる。
(3)指装着部の外部に電源を設けた場合
上記実施形態及び上記各変形例においては、指装着部2,102,202,302,402,502,602に電源を設けていたが、本発明はこれに限られない。例えば、指装着部2,102,202,302,402,502,602以外に操作者Mの身体に装着させる補助装着部を設け、そこに電源を配置してもよい。
本変形例の使用前状態の装着型照明具を、図9(a)及び図9(b)を用いて説明する。装着型照明具701は、照明具本体705と補助装着具706とを有している。
照明具本体705は、上記実施形態の装着型照明具1からシート型電池12を除いたものに相当し、指装着部702においてテープ基材11と粘着剤層13とが直接積層した構成となっている。
補助装着具706は、腕輪部材707と外部電池708とを有している。腕輪部材707は、例えば伸縮性部材から成る環状形状に形成された腕輪であり、その内径に操作者Mの手を通すことで手首に装着可能である。そして腕輪部材707の外周側表面に外部電池708が設置されており、電力供給線721がこの外部電池708と照明具本体705のEL発光部3とを電気的に接続している。
本変形例の装着型照明具701は、上述したように補助装着具706の腕輪部材707を操作者Mの手首に装着し、照明具本体705を操作者Mの指Fに貼り付けつつ巻回することで、図10に示すように装着することができる。これにより、上記実施形態と同様、EL発光部3が操作者Mの手元を照射することで操作者Mの視認性を向上させることができる。また、電源の外部電池708を操作者Mの手首に固定し、配置することができる。
以上説明したように、本変形例においては、比較的重量の大きい外部電池708を操作者Mの手首に固定できることにより、照明具本体705を軽量化して装着させる操作者Mの指の負担を軽減し、操作性をより向上させることができる。
なお、上記変形例では操作者Mの手首に装着させる腕輪部材707により補助装着具706を固定していたが、これに限られない。例えば、補助装着具706をクリップ等で操作者Mの衣服などに固定する構成としてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 装着型照明具
2 指装着部(テープ部材)
3 EL発光部
11 テープ基材
12 シート型電池
13 粘着剤層(粘着剤層)
14 剥離紙
21 電力供給線
101 装着型照明具
102 指装着部(ベルト部材)
104 無段階バックル部
115 第2テープ基材
201 装着照明具
202 指装着部
211 指輪部材
212 小型電池
221 電力供給線
301 装着照明具
302 指装着部
311 指サック(弾性部材)
401 装着型照明具
402 指装着部
422 電池側端子
423 テープ基材側端子
424 絶縁紙
501 装着型照明具
502 指装着部
525 融解絶縁体
601 装着型照明具
602 指装着部
626 温度検出センサ
627 接続スイッチ
628 信号線
701 装着型照明具
702 指装着部
705 照明具本体
706 補助装着具
707 腕輪部材
708 外部電池
721 電力供給線
M 操作者
S 肌表面
P 鉛筆

Claims (6)

  1. 有機エレクトロルミネッセンス発光素子を備えたEL発光部と、
    少なくとも装着時に、操作者の指の外周部に沿った曲面を形成可能な指装着部とを有し、
    前記EL発光部は、前記操作者の指への装着時には前記指装着部の外周側に配設される
    ことを特徴とする装着型照明具。
  2. 請求項1記載の装着型照明具において、
    前記指装着部は、
    前記指に粘着可能な粘着剤層を内周側に備えたテープ部材である
    ことを特徴とする装着型照明具。
  3. 請求項1記載の装着型照明具において、
    前記指装着部は、
    装着前に平帯状に開放されるとともに装着時に円環状に形成可能なベルト部材である
    ことを特徴とする装着型照明具。
  4. 請求項1記載の装着型照明具において、
    前記指装着部は、
    外周に前記発光部を配設した指輪部材である
    ことを特徴とする装着型照明具。
  5. 請求項1記載の装着型照明具において、
    前記指装着部は、
    装着時に前記指の先端部を覆うように被せられる弾性部材である
    ことを特徴とする装着型照明具。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の装着型照明具において、
    前記EL発光部への給電を行うための給電部と、
    前記装着時に非導通状態から導通状態に切り替わり前記給電部から前記EL発光部への給電を可能とするスイッチと
    を有することを特徴とする装着型照明具。
JP2009209044A 2009-09-10 2009-09-10 装着型照明具 Pending JP2011060576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009209044A JP2011060576A (ja) 2009-09-10 2009-09-10 装着型照明具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009209044A JP2011060576A (ja) 2009-09-10 2009-09-10 装着型照明具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011060576A true JP2011060576A (ja) 2011-03-24

Family

ID=43947987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009209044A Pending JP2011060576A (ja) 2009-09-10 2009-09-10 装着型照明具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011060576A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015008716A1 (en) * 2013-07-16 2015-01-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US9594402B2 (en) 2014-03-13 2017-03-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US9640831B2 (en) 2014-05-16 2017-05-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with secondary battery
US9807875B2 (en) 2014-09-05 2017-10-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US10082829B2 (en) 2014-10-24 2018-09-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US10185363B2 (en) 2014-11-28 2019-01-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US10586954B2 (en) 2014-05-23 2020-03-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device including secondary battery
US10601066B2 (en) 2014-05-16 2020-03-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with secondary battery
US11262795B2 (en) 2014-10-17 2022-03-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US12026011B2 (en) 2014-10-24 2024-07-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9713271B2 (en) 2013-07-16 2017-07-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
JP2015038889A (ja) * 2013-07-16 2015-02-26 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器
JP2015181108A (ja) * 2013-07-16 2015-10-15 株式会社半導体エネルギー研究所 腕装着型電子機器
JP2015195213A (ja) * 2013-07-16 2015-11-05 株式会社半導体エネルギー研究所 腕装着型電子機器
WO2015008716A1 (en) * 2013-07-16 2015-01-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11317525B2 (en) 2013-07-16 2022-04-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11672086B2 (en) 2013-07-16 2023-06-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11013132B2 (en) 2013-07-16 2021-05-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US9594402B2 (en) 2014-03-13 2017-03-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11762423B2 (en) 2014-03-13 2023-09-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11531372B2 (en) 2014-03-13 2022-12-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11054858B2 (en) 2014-03-13 2021-07-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US10289158B2 (en) 2014-03-13 2019-05-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11233266B2 (en) 2014-05-16 2022-01-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with secondary battery
US10601066B2 (en) 2014-05-16 2020-03-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with secondary battery
US10056578B2 (en) 2014-05-16 2018-08-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with secondary battery
US9640831B2 (en) 2014-05-16 2017-05-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with secondary battery
US10586954B2 (en) 2014-05-23 2020-03-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device including secondary battery
US11626637B2 (en) 2014-05-23 2023-04-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Secondary battery comprising the opening
US9807875B2 (en) 2014-09-05 2017-10-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11262795B2 (en) 2014-10-17 2022-03-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11977410B2 (en) 2014-10-17 2024-05-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11009909B2 (en) 2014-10-24 2021-05-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US12026011B2 (en) 2014-10-24 2024-07-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US10082829B2 (en) 2014-10-24 2018-09-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US10627866B2 (en) 2014-11-28 2020-04-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11644870B2 (en) 2014-11-28 2023-05-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11977415B2 (en) 2014-11-28 2024-05-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US11347270B2 (en) 2014-11-28 2022-05-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US10185363B2 (en) 2014-11-28 2019-01-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011060576A (ja) 装着型照明具
JP4679921B2 (ja) El光源体およびel光源装置
JP4242116B2 (ja) 携帯端末機のキーパッドのバックライティング装置
WO2002097837A1 (fr) Element pour commutateur a bouton-poussoir et son procede de fabrication
KR20050048457A (ko) 스위치 유닛
WO2004044987A3 (en) Electroluminescent devices and their manufacture
EP1367677A3 (en) Lighting apparatus with flexible oled area illumination light source and fixture
JP4679922B2 (ja) El光源体
JP2007173185A (ja) 照光式キーシート
US20110056814A1 (en) Electroluminescent keyboard
AU2001264315A1 (en) Small portable flashlight
US20080198581A1 (en) Touch sensor type light-emission writing instrument
WO2010013716A1 (ja) 照明バンド、照明装置及びヘルメット
US8866397B2 (en) Lighting battery
JP2011129452A (ja) 照明装置
JP2011076136A (ja) 発光タグ
US20080278930A1 (en) Tool structure with illumination
CN106649051B (zh) 一种呼吸灯模组及移动终端
JP2007279340A (ja) 刺繍表示装置
KR200325934Y1 (ko) 이엘 돔 테이프 키패드
TWI591599B (zh) Electroluminescent transfer stickers and electroluminescent transfer labels
KR20160138839A (ko) 기능성 의류
CN201571530U (zh) 具有照明功能的手套
US8414140B2 (en) Writing instrument providing illumination
CN106682583B (zh) 一种指纹模组及移动终端