JP2011058468A - 排気ガス浄化装置、該排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法、及び窒素酸化物フィルタ - Google Patents

排気ガス浄化装置、該排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法、及び窒素酸化物フィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】窒素酸化物を含む排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置で、窒素酸化物の除去効率を向上させる。
【解決手段】排気ガスを発生する装置(たとえば、ディーゼルエンジン1)の排気ガスgは、排出経路2を経て内管14に流入し、衝突板16で拡散される。拡散された排気ガスgは、酸化触媒15aにより、粒子状物質が酸化除去されると共に、金属フィルタ15bにより粒子状物質が捕捉され、さらに、NOxフィルタ15cにより、窒素酸化物(NOx)が浄化されて流出口13bから排出される。この排気ガス浄化装置では、NOxフィルタ15cは、触媒活性物質15fが担持されている。触媒活性物質15fは、マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、排気ガス浄化装置、該排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法、及び窒素酸化物フィルタに係り、たとえば、軽油や重油を燃料とする原動機やボイラなどから排出される粒子状物質及び窒素酸化物を含む排気ガスを浄化する場合に用いて好適な排気ガス浄化装置、該排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法、及び窒素酸化物フィルタに関する。
近年、大気汚染の原因となる自動車や船舶などの原動機やボイラなどからの排気ガスに対して規制が行われ、特に、ディーゼルエンジンに対しては、排気ガスに含まれるPM(Particulate Matter、粒子状物質)の低減及びNOx(ノックス、窒素酸化物)の低減が要求されている。このNOxは、人体に対して有害であるばかりでなく、酸性雨や森林枯死などの主因にもなっているため、低減が急務となっている。特に、自動車については、自動車NOx・PM法が施行され、PM排出基準及びNOx排出基準が定められている。これにより、特定地域では、PM及びNOxの排出量が基準値を超える自動車の使用が禁止されている。現状では、PMは、燃焼効率の向上などにより低減される傾向にあるが、NOxについては、PMを低減すると増加するというトレードオフの関係にあるため、低減が困難な状態にある。このため、排出されたNOxを浄化するための排気ガス浄化装置が提案されている。
この種の排気ガス浄化装置は、たとえばディーゼル車などに搭載されるものであり、図6に示すように、窒素酸化物(NOx)を含む排気ガスgを発生するディーゼルエンジン1の同排気ガスgの排出経路2に組み込まれた外管3を有している。外管3には、排気ガスgの流入口3aと流出口3bとが設けられている。外管3内には、内管4が納着されている。内管4には、バイパス弁4aが設けられている。また、内管4の内部には、排気ガスgを浄化するためのフィルタユニット5が装填されている。フィルタユニット5は、排気ガスgの流れに沿って互いに接続され、触媒活性物質の作用により、捕集された粒子状物質(PM)を比較的低温で連続的に酸化除去するための酸化触媒5a、同排気ガスg中の粒子状物質を捕捉するための金属フィルタ5b、及び窒素酸化物(NOx)を浄化するためのNOxフィルタ5cを有している。NOxフィルタ5cは、ハニカム状(蜂の巣状)のセラミックで構成されている。
また、フィルタユニット5の流入口3a側には、流入した排気ガスgを拡散するための衝突板6が設けられている。排出経路2には、同排出経路2内の圧力を検出する圧力センサ7が設けられている。外管3には、同外管3の温度を検出する温度センサ8が設けられている。流出口3bには、同流出口3b内の圧力を検出する圧力センサ9が設けられている。上記圧力センサ7、温度センサ8及び圧力センサ9は、コントローラ10により管理され、異常が検出されたとき、車内の警報器が作動するようになっている。コントローラ10は、バッテリ(BATT)11から電源が供給されて動作する。ACG(電動機/発電機)12は、バッテリ(BATT)11から電源が供給されてディーゼルエンジン1を起動すると共に、ディーゼルエンジン1が回転しているときに同バッテリ(BATT)11を充電する。
この排気ガス浄化装置では、NOxフィルタ5cは、触媒活性物質が担持されていない未処理品である。この場合、図7に示すように、背景ガスが乾燥空気(Dry Air)、及び内部温度Tgが20℃の条件下で、窒素酸化物NO,NOxの濃度が10ppmのとき、窒素酸化物NO,NOxのSV(Space Velocity、空間速度、1時間に触媒活性物質を通過したガス体積/触媒活性物質体積)が800hr-1で除去効率が約30%、及び、窒素酸化物NO,NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約10%となる。また、窒素酸化物NO,NOxの濃度が100ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約10%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約9%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約10%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約9%となる。
また、窒素酸化物NO,NOxの濃度が300ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約9%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約8%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約8%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約5%となる。また、窒素酸化物NO,NOxの濃度が800ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約21%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約12%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約15%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約10%となる。また、窒素酸化物NO,NOxの濃度が2000ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約8%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約7%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約7%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約6%となる。
上記の排気ガス浄化装置の他、この種の関連技術としては、たとえば、特許文献1に記載されたディーゼル・パティキュレート・フィルタがある。
このディーゼル・パティキュレート・フィルタ(DPF)は、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる粒子状物質と窒素酸化物とを除去するものであり、多孔質フィルタ本体と、触媒層とを有している。多孔質フィルタ本体は、セラミックス繊維を主体に構成され、粒子状物質を捕集する。触媒層は、多孔質フィルタ本体に担持されて捕集された粒子状物質の酸化及び窒素酸化物の分解をそれぞれ促進する。又、触媒層の比表面積は、セラミックス繊維の比表面積の5倍以上になっている。これにより、このDPFは、耐久性及び省スペース化に優れ、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集して酸化すると共に排気ガス中の窒素酸化物の分解を行うことが可能となる。
特開2006−068730号公報 特開2007−125509号公報
田中貴金属グループ、ホームページ「揮発性誘起化合物酸化触媒」
しかしながら、上記関連技術では、次のような課題があった。
すなわち、図6の排気ガス浄化装置では、図7に示すように、NO,NOxの除去効率が十分な値ではなく、より向上させる必要があるという課題がある。
また、特許文献1に記載されたDPFでは、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる粒子状物質が捕集されて酸化されると共に排気ガス中の窒素酸化物の分解が行われるが、多孔質フィルタが限定されて用いられているなど、この発明とは構成が異なる。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、窒素酸化物の除去効率が向上する排気ガス浄化装置及び該排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、粒子状物質及び窒素酸化物を含む排気ガスを発生する装置の該排気ガスの流路上に組み込まれ、前記粒子状物質及び窒素酸化物を浄化する排気ガス浄化装置に係り、所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって前記窒素酸化物を浄化する窒素酸化物浄化手段が設けられ、前記触媒活性物質は、マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されていることを特徴としている。
この発明の第2の構成は、粒子状物質及び窒素酸化物を含む排気ガスを発生する装置の該排気ガスの流路上に組み込まれ、前記粒子状物質及び窒素酸化物を浄化する排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法に係り、所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって前記窒素酸化物を浄化する窒素酸化物浄化手段を設け、前記触媒活性物質を、マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成することを特徴としている。
この発明の第3の構成は、所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって窒素酸化物を浄化する窒素酸化物フィルタに係り、前記触媒活性物質は、マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されていることを特徴としている。
この発明の構成によれば、窒素酸化物NO,NOxが高効率で除去される排気ガス浄化装置を提供することができる。
この発明の一実施形態である排気ガス浄化装置の要部の構成を示す図である。 図1中のNOxフィルタ15cの構成例を示す一部拡大斜視図である。 図1の排気ガス浄化装置による窒素酸化物の除去効率の例を示す図である。 図1の排気ガス浄化装置による窒素酸化物の除去効率の例を示す図である。 図1の排気ガス浄化装置による窒素酸化物の除去効率の例を示す図である。 排気ガス浄化装置の構成図である。 図6の排気ガス浄化装置による窒素酸化物の除去効率の例を示す図である。
上記触媒基体は、ハニカム状に構成され、上記触媒活性物質を担持する構成とされてい排気ガス浄化装置を提供する。
また、排気ガス浄化装置は、上記排気ガスの流路上に組み込まれ、当該排気ガスの流入側と流出側とに開口を有する外管と、該外管内に納着され、内部に上記触媒基体が装填されている内管とを有する。また、上記排気ガスを発生する装置は、ディーゼルエンジンである。また、上記触媒活性物質は、マンガン、コバルト、銅及びニッケルからなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されている。
実施形態
図1は、この発明の一実施形態である排気ガス浄化装置の要部の構成を示す図である。
この形態の排気ガス浄化装置は、同図に示すように、図6と同様のディーゼルエンジン1の排気ガスgの排出経路2に組み込まれた外管13を有している。外管13には、排気ガスgの流入口13aと流出口13bとが設けられている。外管13内には、内管14が納着されている。内管14には、バイパス弁14aが設けられている。また、内管14の内部には、排気ガスgを浄化するためのフィルタユニット15が装填されている。
フィルタユニット15は、排気ガスgの流れに沿って互いに接続され、酸化触媒15a、金属フィルタ15b、及びNOxフィルタ15cを有している。酸化触媒15aは、触媒活性物質の作用により、捕集された粒子状物質(PM)を比較的低温で連続的に酸化除去する。金属フィルタ15bは、排気ガスg中の粒子状物質を捕捉する。NOxフィルタ15cは、たとえばハニカム状の触媒基体で構成され、窒素酸化物(NOx)を浄化する。特に、この実施形態では、NOxフィルタ15cは、上記触媒基体に担持された触媒活性物質によって窒素酸化物を浄化する。この触媒活性物質は、マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されている。この触媒活性物質は、特許文献2に記載された硫黄化合物除去剤で構成されている。
また、フィルタユニット15の流入口13a側には、流入した排気ガスgを拡散するための衝突板16が設けられている。排出経路12には、同排出経路12内の圧力を検出する圧力センサ17が設けられている。外管13には、同外管13の温度を検出する温度センサ18が設けられている。流出口13bには、同流出口13b内の圧力を検出する圧力センサ19が設けられている。上記圧力センサ17、温度センサ18及び圧力センサ19は、コントローラ20により管理され、異常が検出されたとき、車内の警報器が作動するようになっている。コントローラ20は、バッテリ(BATT)11から電源が供給されて動作する。
図2は、図1中のNOxフィルタ15cの構成例を示す一部拡大斜視図である。
このNOxフィルタ15cでは、同図2に示すように、ハニカム状の触媒基体15dの間隙部分にウォッシュコート15eが被着され、同ウォッシュコート15eに触媒活性物質15fが担持されている。なお、このNOxフィルタ15cは、非特許文献1に記載されたメタルハニカム触媒に基づいて構成されている。
図3、図4及び図5は、図1の排気ガス浄化装置による窒素酸化物の除去効率の例を示す図である。
これらの図を参照して、この形態の排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法の処理内容について説明する。
この排気ガス浄化装置では、窒素酸化物浄化手段としてNOxフィルタ15が設けられ、同NOxフィルタ15を構成する触媒基体に担持された触媒活性物質によって窒素酸化物が浄化される。また、触媒活性物質を、マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成する。
すなわち、ディーゼルエンジン1の排気ガスgは、排出経路2を経て内管14に流入し、衝突板16で拡散される。拡散された排気ガスgは、酸化触媒15aにより、粒子状物質が酸化除去されると共に、金属フィルタ15bにより粒子状物質が捕捉され、さらに、NOxフィルタ15cにより、窒素酸化物(NOx)が浄化されて流出口13bから排出される。この排気ガス浄化装置では、NOxフィルタ15cは、触媒活性物質が担持されている触媒添付品である。この場合、図3に示すように、背景ガスが乾燥空気(Dry Air)、及び内部温度Tgが20℃の条件下で、窒素酸化物NO,NOxの濃度が10ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約80%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約70%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約50%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約20%となる。
また、窒素酸化物NO,NOxの濃度が100ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約77%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約75%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約60%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約58%となる。
また、窒素酸化物NO,NOxの濃度が300ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約71%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約70%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約40%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約39%となる。また、窒素酸化物NO,NOxの濃度が800ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約44%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約40%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約28%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約22%となる。また、窒素酸化物NO,NOxの濃度が2000ppmのとき、窒素酸化物NOのSVが800hr-1で除去効率が約20%、窒素酸化物NOxのSVが800hr-1で除去効率が約18%、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が約11%、及び、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が約10%となる。
また、図4に示すように、背景ガスが乾燥空気(Dry Air)、内部温度Tgが20℃、及び、流入する窒素酸化物NOが2000ppmの条件下で、時間が経過するに連れて、窒素酸化物NOのSVが1600hr-1で除去効率が7〜11%、窒素酸化物NOxのSVが1600hr-1で除去効率が6〜10%に維持される。
また、図5に示すように、背景ガスが乾燥空気(Dry Air)、内部温度Tgが20℃、及び、流入する窒素酸化物NOが100ppmの条件下で、窒素酸化物NOのSVが5000hr-1で、触媒による吸着はみられず、時間が経過するに連れて、除去効率が9〜14%に維持される。
以上のように、この実施形態では、触媒活性物質15fが担持されているNOxフィルタ15cを用いることにより、窒素酸化物NO,NOxが、そのSV値が比較的低い場合において、高効率で除去される。
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、触媒活性物質15fは、特許文献2によれば、マンガン、コバルト、銅及びニッケルからなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されていても良い(請求項2、7に対応)。また、図2中のNOxフィルタ15cの形状は、丸形に限定されず、たとえば角型などでも良い。また、NOxフィルタ15cは、ハニカム状に限定されず、同等の機能を有するものであれば良い。また、フィルタユニット15は、1つに限定されず、外管13の長さの範囲内で、複数縦続的に設けても良い。また、図3、図4及び図5中の内部温度Tgは、20℃に限定されず、より高温にしても良い。これにより、窒素酸化物NO,NOxの除去効率がより向上することが期待できる。
この発明は、軽油や重油を燃料とする原動機やボイラなどから排出される窒素酸化物を含む排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置全般に適用できる。
1 ディーゼルエンジン(排気ガスを発生する装置)
2 排出経路(排気ガスの流路)
13 外管
13a 流入口
13b 流出口
14 内管
15 フィルタユニット(窒素酸化物浄化手段)
15a 酸化触媒
15b 金属フィルタ
15c NOxフィルタ(窒素酸化物浄化手段、窒素酸化物フィルタ)
15d 触媒基体(窒素酸化物浄化手段の一部)
15e ウォッシュコート(窒素酸化物浄化手段の一部)
15f 触媒活性物質(窒素酸化物浄化手段の一部)
g 排気ガス

Claims (10)

  1. 粒子状物質及び窒素酸化物を含む排気ガスを発生する装置の該排気ガスの流路上に組み込まれ、前記粒子状物質及び窒素酸化物を浄化する排気ガス浄化装置であって、
    所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって前記窒素酸化物を浄化する窒素酸化物浄化手段が設けられ、
    前記触媒活性物質は、
    マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 粒子状物質及び窒素酸化物を含む排気ガスを発生する装置の該排気ガスの流路上に組み込まれ、前記粒子状物質及び窒素酸化物を浄化する排気ガス浄化装置であって、
    所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって前記窒素酸化物を浄化する窒素酸化物浄化手段が設けられ、
    前記触媒活性物質は、
    マンガン、コバルト、銅及びニッケルからなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  3. 前記触媒基体は、
    ハニカム状に構成され、前記触媒活性物質を担持する構成とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の排気ガス浄化装置。
  4. 前記排気ガスの流路上に組み込まれ、当該排気ガスの流入側と流出側とに開口を有する外管と、
    該外管内に納着され、内部に前記触媒基体が装填されている内管とを有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の排気ガス浄化装置。
  5. 前記排気ガスを発生する装置は、
    ディーゼルエンジンであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の排気ガス浄化装置。
  6. 粒子状物質及び窒素酸化物を含む排気ガスを発生する装置の該排気ガスの流路上に組み込まれ、前記粒子状物質及び窒素酸化物を浄化する排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法であって、
    所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって前記窒素酸化物を浄化する窒素酸化物浄化手段を設け、
    前記触媒活性物質を、マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成することを特徴とする排気ガス浄化方法。
  7. 粒子状物質及び窒素酸化物を含む排気ガスを発生する装置の該排気ガスの流路上に組み込まれ、前記粒子状物質及び窒素酸化物を浄化する排気ガス浄化装置に用いられる排気ガス浄化方法であって、
    所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって前記窒素酸化物を浄化する窒素酸化物浄化手段を設け、
    前記触媒活性物質を、マンガン、コバルト、銅及びニッケルからなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成することを特徴とする排気ガス浄化方法。
  8. 所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって窒素酸化物を浄化する窒素酸化物フィルタであって、
    前記触媒活性物質は、
    マンガン、コバルト、及び銅からなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されていることを特徴とする窒素酸化物フィルタ。
  9. 所定の触媒基体に担持された触媒活性物質によって窒素酸化物を浄化する窒素酸化物フィルタであって、
    前記触媒活性物質は、
    マンガン、コバルト、銅及びニッケルからなるスピネル型複合金属酸化物を含み、粒径がほぼ100nm以下のナノ粒子で構成されていることを特徴とする窒素酸化物フィルタ。
  10. 前記触媒基体は、
    ハニカム状に構成され、前記触媒活性物質を担持する構成とされていることを特徴とする請求項8又は9記載の窒素酸化物フィルタ。
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