JP2011055997A - ベッドに転換可能な椅子 - Google Patents

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【課題】一人で素早く、簡単かつ安全に、座り心地の良い安楽椅子と寝心地の良いベッドとに相互に転換でき、小さなスペースでも置くことができ、さらに移動も簡単にできるベッドに転換可能な椅子の提供。
【解決手段】座面シート10と、背もたれシート20と、背面シート30と、椅子本体架台53とが丁番で順次接続され、座面シート10が前方に引出されることでベッドに転換可能な椅子において、座面シート下部に設けられた台車40の側面には下部を摺動面とした樹脂レール41が設けられ、椅子本体架台には樹脂レール41の収納部54が設けられ、該収納部の先端には前面を斜面とし後面を垂直面とした楔形金具55が設けられ、該楔形金具は、樹脂レール41の収納後には後面にて該樹脂レールを係止でき、座面シートの前方への引出時もしくは後方への押込時には、楔形金具の頂部56にて樹脂レール41が摺動可能となっていることを特徴とするベッドに転換可能な椅子。
【選択図】図3

Description

本発明はベッドに転換可能な椅子に関し、特に背もたれシートと座面シートとが連動し、座面シートを引き出すことによりベッドに転換できるベッド兼用椅子に関する。
ベッド兼用のソファーや椅子はすでに色々なタイプのものが商品化されて、病院、職場や家庭で使用されている。これらの多くのものは、ソファーや椅子の背もたれを倒してマット面の面積を増加させてベッドに転換するタイプのものである。しかしながら、これらのタイプのものはある程度の室内空間が必要であり、病室や家庭など室内空間が限られた場所で使用するには難しい面があった。また最近では、病院では個室が好まれ、病室には患者用ベッドの他に見舞客や付添者のための椅子など置かれるが、この椅子がベッドに転換できると夜も付添いが楽になる。そのため、限られた空間でも、ベッドと椅子とに相互に転換できる椅子が要望されていた。
これまでに、シートを3部分に分割し、丁番などで連結し、それぞれ座面シート、背もたれシート、背もたれ背面シートとし、各シートを折り畳むことで椅子(ソファー)とし、座面シートを引出し、各シートを連続した平面に引伸ばすことでベッドとすることのできる椅子は、これまでに特許文献1〜7にも示されるように既に数多くタイプのものが提案されている。
そして、座面シートの引出しをスムーズに行うために、特許文献1には、椅子本体の架台のベースフレームとこのフレームに組み込んだスライドフレームとを利用するものが提案され、特許文献2には、椅子本体の架台に設けられた案内路と座面シート架台に設けられたガイドローラーとを利用するものが提案され、特許文献3には座面シート(マット)の下面に脚部とキャスターとが設けられ、この脚部を持ち上げ、このキャスターを利用して座面シートを引出すものが提案されている。特許文献1や2に記載のものは、複雑な構成を必要とする。また、これらの椅子は座面シートを引き出すことで、簡単にベッドに転換できるものではあるが、座面シートはベッドに転換した場合のベッド面となるために、水平となっており、椅子として使用する場合には必ずしも座り心地がよい椅子とはいえない。
また、特許文献4には、略三角形状の係止片とロック片とを組み合わせて、椅子として使用する場合にはこの組み合わせでロックし、ベッドとして使用する場合にはこのロックを解除して座面シートを引き出す構造の椅子兼用ベッドが示されている。この椅子は、座面シートがコロ付き脚で移動自在となっているため、座面シートの傾きは平面のままであり、特許文献1〜3と同様に必ずしも座り心地がよい椅子とはいえない。特許文献5と6にはロック機構で背もたれの角度を調整しリクライニング可能な椅子が示されているが、座面シートの傾きは調整されない。一方、特許文献7には、座面シート前方先端のみに楔を入れて、椅子とした場合にはこの楔の作用により前方が持ちあがり、座面シートが背もたれに向けて下方に傾斜するようにした椅子兼用ベッドが示されている。このものは椅子としてセットした場合に、座面シートの前端が移動用の台車より持ち上がり、台車との間に隙間ができ、この隙間を覆う工夫が必要であった。
また以上のような、これまでに提案されている3部分に分割したシートによるベッドに転換できる椅子は、折り畳んだり引き出したりするのに力を要し、一人で素早く、簡単かつ安全に転換できるものではなかった。
実開昭63−159548号公報 特公平3−8762号公報 特開平8−242973号公報 実開昭62−73751号公報 実開平6−15556号公報 登録実用新案第3063848号公報 特開昭57−134117号公報
本願発明の課題は、一人で素早く、簡単かつ安全に、座り心地の良い安楽椅子と寝心地の良いベッドとに相互に転換でき、小さなスペースでも置くことができ、さらに移動も簡単にできるベッドに転換可能な椅子を提供することである。
本発明のベッドに転換可能な椅子は、座面シートと、背もたれシートと、背面シートと、椅子本体架台とが丁番で順次接続され、座面シートが前方に引出されることでベッドに転換可能な椅子であって、座面シート下部に設けられた台車の側面には下部を摺動面とした樹脂レールが設けられ、椅子本体架台には樹脂レールの収納部が設けられ、該収納部の先端には前面を斜面とし後面を垂直面とした楔形金具が設けられ、該楔形金具は、樹脂レールの収納後には後面にて該樹脂レールを係止でき、座面シートの前方への引出時もしくは後方への押込時には、楔形金具の頂部にて樹脂レールが摺動可能となっていることを特徴とする。
さらに上記の椅子において、椅子本体には方向自在キャスターが設けられ、台車には引出方向に方向固定されたキャスターが設けられ、かつ台車を椅子本体架台に収納後は台車に設けられたキャスターは床より浮いた状態となっていることも特徴とする。
さらに上記の椅子において、台車の側面に設けられた引出用樹脂レールは前方に向かって下方に傾斜して設けられ、椅子本体架台に設けられた該樹脂レールの収納部は、該樹脂レールを収納し台車を床より浮かすことのできる位置で水平に設けられていることも特徴とし、この場合、座面シートは、椅子本体架台に収納後には背もたれ向かって下方に傾斜し、前方引出後には台車に支えられて水平となる。
さらに上記の椅子において、台車の側面に設けられた樹脂レールの下方に、レール状ストッパーが設けられ、該ストッパーは、座面シートの前方引出時に座面シートの引上げる高さを制限するストッパーであることも特徴とする。
本発明の椅子に用いられる樹脂レールとは、少なくともその摺動面は摩擦係数が小さくかつ耐摩耗性に優れた合成樹脂からなるレールであって、楔形金具の頂部で摺動可能となっているものである。そのため、レール全体をこのような摩擦摩耗特性に優れた合成樹脂で作成するか、金属などの支持体材料とこの樹脂とを組合せて、摺動面である下面が樹脂面となるように作成してもよい。
本発明のベッドに転換可能な椅子では、樹脂レールとこのレールの収納部の先端に設けた楔形金具との組合せを用いることにより、座面シートを引出してベッドに転換したり、座面シートを押込んで椅子に戻したりする作業が一人で素早く、簡単かつ安全にできる。すなわち、座面シートの引出しに当たっては、座面シートを台車ごと持ち上げて、楔形金具にて収納部に係止されている樹脂レールを持ち上げ、摺動面を楔形金具の頂部に置き、楔形金具の頂部で摺動させ、摺動性に優れた樹脂レールの特性を十分に活かして、小さな力で座面シートをスムーズに引出し、ベッドに転換できる。一方、ベッドから椅子に転換するために、背もたれシートを折り畳むのに座面シートを押込むと、樹脂レールの摺動面の後端は楔形金具の全面の斜面に沿って楔形金具の頂部にまで押上げられ、次いで、樹脂レールの摺動面は楔形金具の頂部でスムーズに摺動し、樹脂レールは収納部に収まり、楔形金具の後面にて係止され、簡単に椅子に転換できる。このように本発明の椅子では、摺動性に優れた樹脂レールと楔形金具とを組合せた簡易な構造により、一人で素早く、簡単かつ安全に椅子とベッドとの相互の転換ができる。
さらに、座面シートの台車に引出方向に方向固定されたキャスターが設けられることにより、上記の作業はさらに簡単になる。また、椅子本体に方向自在キャスターが設けられ、台車に設けられたキャスターを、台車の収納後は床より浮いた状態とすることで、椅子の移動が容易に自由にでき、色々な場所に簡単に設置できる。
また、本発明の椅子では、座面シートは椅子とした場合には背もたれに向かって下方に傾斜し、ベッドとした場合には水平とすることができるので、座り心地の良い安楽椅子と寝心地の良いベッドとに簡単に相互の転換ができる。
そして本発明の椅子では、座面シートを引出すには、樹脂レールが楔形金具を乗り越えられる分だけ引上げれば十分であるが、往々にして台車を高く引上げ過ぎ、そして足元に落下させてしまうことがある。このような事態を防ぐために、台車の樹脂レールの下方にストッパーを設け、座面シートの引出しに際して、引上げる高さを限定する態様も提案した。この態様では、上方に引上げ過ぎることが防止され、椅子からベッドへの転換の作業をより安全に行うことができる。
本発明のベッドに転換可能な椅子の斜視図である。 ベッドに転換した、本発明のベッドに転換可能な椅子の斜視図である。 椅子からベッドに転換する各ステップの側面説明図である。 収納部、楔形金具およびストッパーの説明図である。
以下本発明の実施の形態につき図面を参照にして詳細に説明する。図1は本発明のベッドに転換できる椅子の斜視図である。側面50は左右に設けられ、その上部には肘掛51が設けられている。左右の側面50の間に、座面シート10と、背もたれシート20と、背面シート30とが設けられており、これらのシートはそれぞれ丁番で接続され、丁番を中心として回転可能となっている。したがって、座面シート10をその下部に設けられた台車40と共に前方に引出すことにより、図2に示されるようなベッドに転換することができる。このベッドは通常は座面シート10を足側にし、背面シート30を頭側にして使用される。尚、背もたれシート20に装着されているベルト60は、ベッドの状態から椅子の状態にするときに、掴んで引上げるのに使用される。
図1に示す椅子から、図2に示すベッドへの転換の機構を、図3の側面説明図を参照にして説明する。図3は、椅子の状態1から、2〜4の状態を経由してベッドの状態5となることの側面説明図である。座面シート10を支える座面支持体11と背もたれシート20を支える背もたれ支持体21とは丁番12で接続され、背もたれ支持体21と背面シート30を支える背面支持体31とは丁番23で接続され、背面支持体31と椅子本体架台53とは丁番35で接続され、それぞれが互いを接続している丁番を中心として回転可能となっている。そのため、状態1に示されるように各シート10、20、30が折畳まれて椅子を形成した状態から、座面シート10を前方に引出すことにより、2〜4の状態を経由して状態5となり、各シート10、20、30は平面状に接続され、ベッドを形成することができる。
図3において、座面シート10の下部に設けられた台車40の側面には樹脂レール41が設けられている。椅子本体架台53には樹脂レール41の収納部54が水平に設けられ、収納部54の先端には楔形金具55が設けられている。楔形金具55は前面が斜面で後面が垂直面となっている。椅子の状態1では、樹脂レール41は収納部54に収納され、この樹脂レール41の先端は楔形金具55の後面の垂直面で係止されている。また収納部54は、台車40に設けられた方向固定キャスター45を床面FLより浮き上がらせることのできる高さに調整されている。そのため椅子の状態1では、椅子本体は方向自在キャスター52で支えられ、自由に移動可能となっている。拡大図A〜Cは楔形金具55と樹脂レール41との組合せ部分を拡大した説明図であるが、拡大図Aに示されるように、樹脂レール41は樹脂部42と支持部43とからなっており、摺動面を担う樹脂部42を下にして収納部54に収納され、楔形金具55の後面で係止されている。
収納部54と楔形金具55の取り付け状態は図4に示すように、椅子本体架台53に、収納部上面が水平となるように収納部54が取り付けられ、この収納部上面に樹脂レール41が収納される。収納部54の先端には楔形金具55が取り付けられており、図4では金属板を楔形に加工し、金具基材57と組み合わせて楔形金具55としている。楔形金具55の前面は斜面となっており、後面は垂直面であり収納部54と一体化している。斜面から垂直面に変化する頂点56にて、樹脂レール41の樹脂部42を摺動させて座面シート10の引き出しや押込みを行うことができる。
図3の状態1から、座面シート10を引出すには、その前部を持ち上げ、樹脂レール41の先端を収納部54から浮かせ、楔形金具55の後面による樹脂レール41の係止を解き、ついで、状態2の拡大図Bに示すように樹脂部42を楔形金具55の頂部56の上に置き、頂部56の上で樹脂部42を摺動させながら座面シート10を台車40と共に前方へ引出す。ある程度引出した状態3では、台車40に設けられたキャスター45のうち前方のキャスターは床面FLに接する。さらに引出した状態4では、拡大図Cに示すように樹脂部42の後端48が楔形金具55の斜面を滑り降り、座面シート10は台車40のキャスター45により支えられる。さらに、座面シート10を台車40と共に前方へ引出すことでベッドの状態5となる。後端48を拡大図Cに示すように、斜めに切り落とした形状としておくことで、斜面の滑り降りをスムーズにすることができる。さらには、後述するように、椅子の状態1にするために、楔形金具55の斜面を滑り上らせるときにも、スムーズに滑らすことができる。
ベッドの状態5では、丁番12、23が完全に開き、丁番35が閉じて、各シート10、20、30が平面状に接続されたベッドとなっている。この状態5では座面シート10は水平になっており寝心地の良いベッド面となっている。一方、樹脂レール41は前方に向かって下方に傾斜して台車40の側面に設けられており、椅子の状態1では、この樹脂レール41は水平に設けられた収納部54に収納され、水平となるため、座面シート10は背もたれシート20に向かって下方に傾斜することになり、座り心地の良い椅子となる。
前記とは逆にベッドから椅子に転換するには、図3の状態5から状態4〜2を経由して状態1とすることで転換できる。まず、状態5で座面シート10を後方に押込むのであるが、このときに図2に示されるようにベルト60が装着されている場合には、このベルトを掴み、背もたれシート20を軽く引上げながら、座面シート10を台車40と共に後方へ押込む。そして、状態4において、樹脂レール41の樹脂部42の後端48が楔形金具55の斜面に当り、さらに押込むことによりその斜面を滑り上がり、状態3〜2において、樹脂部42は楔形金具55の頂部56の上を摺動し、樹脂部42の先端が頂部56を乗り越えたところで、収納部54に収納され、状態1となり、樹脂レール41は楔形金具55の後面で係止される。
また、台車40にはレール状のストッパー44が樹脂レール41の下方に設けられている。このストッパー44は座面シート10の引上げる高さを制限するものであり、図4に示すように台車40を引上げた場合に、楔形金具55がストッパーに当たることで引上げる高さを制限している。また、この例ではストッパー44は樹脂部46と支持部47とからなり、樹脂レール41をちょうど上下に反転した構造となっており、樹脂レール44と平行に設けられている。これは、座面シート10の引上げは、同シートの引出しの最初に行われるが、引上げた状態のままで引出しが行われることもあるため、このような構造としておくと引出し作業がスムーズに行えるためである。また、ここではストッパー44は台車の側面の全幅に設けてあるが、この引上げは引出しの最初に行われるため、台車10の前半分程度だけに設けてもよい。さらに、ストッパーとして機能すればよいので、必ずしも図で示したような樹脂部46と支持部47の組合せとする必要はない。
図に示した形態では、樹脂レール41は樹脂部42と支持部43とからなるものを示したが、樹脂レール41は少なくとも下面の摺動部分が摩擦係数の小さい耐摩耗性に優れた合成樹脂であればよく、このような構成に限られるものではない。したがって、角鋼管などの支持部にこのような合成樹脂の板状体を貼り合わせたものでもよいし、樹脂レール全体をこのような合成樹脂で作成してもよい。さらには角鋼管の表面にこのような合成樹脂をコーティングして、摺動面としたものでもよい。
本発明の樹脂レールの樹脂部に用いられる摩擦係数が小さくかつ耐摩耗性に優れた合成樹脂としては、ポリアセタール(ポリオキシメチレン)、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン46などのポリアミド、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂、ポリプロピレン、分子量百万を超える超高分子量ポリエチレンなどが好ましく用いられる。特にポリアセタールが加工特性や摺動特性の面から好ましく、さらに摺動特性を向上するために潤滑オイルを配合したり、フッ素樹脂などを充填したりしてもよく、また、コポリマー、ホモポリマーのいずれのタイプのポリアセタールでも使用することができる。これらの合成樹脂は角柱状に成型し樹脂レールとしてもよく、板状体に成型し角鋼管などの支持体に貼り合わせたり、または支持体表面にコーティングしたりして樹脂レールとされる。
楔形金具は前記のように、鋼板などの金属板を楔形状に加工したものでもよいし、金属材料を楔形状に鋳造したものでもよい。さらには、金属材料ではなく、前記したような耐摩耗性に優れた合成樹脂を楔形状に成型したものでも使用できる。
また、本発明の椅子では、台車40には方向固定キャスター45が設けられ、座面シート10の引出しや押込みをより容易にできるようになっている。そして、椅子本体には方向自在キャスター52が設けられ、椅子本体の移動が容易にできるようになっているが、この方向自在キャスター52にはストッパーが併設してあることが好ましい。そして、移動後にはストッパーを働かせて移動後の場所に固定したり、前述のベッドと椅子の転換作業時にもストッパーを働かせて、安全に作業ができるようにしたり、さらにベッドして使用する場合にも同様にストッパーを働かせることができるのが好ましい。
このように本発明の椅子では、摺動性に優れた樹脂部42を楔形金具55の頂部56の上を摺動させることで小さな力で座面シート10の引出と押込とが行え、楔形金具55と樹脂レール41とを組み合わせた簡易な構造により、座面シート10の固定や固定の解除が簡単にできるため、椅子とベッドとの相互の転換が一人で素早く、簡単かつ安全にできる。
本発明のベッドに転換できる椅子は、一人で素早く、簡単かつ安全に、座り心地の良い安楽椅子と寝心地の良いベッドとに相互に転換でき、小さなスペースでも置くことができ、さらに移動も簡単にできるので、室内空間の限られた病院の病室などでの付添者用、病院での待合室での応急用、病院などの宿直者用などに好適に用いることができ、さらに、一般家庭、工場やオフィスの休憩室などにも用いることができる。
10 座面シート
11 座面支持体
20 背もたれシート
21 背もたれ支持体
30 背面シート
31 背面支持体
12、23、35 丁番
40 台車
41 樹脂レール
42 樹脂部(樹脂レール)
43 支持部(樹脂レール)
44 ストッパー
45 方向固定キャスター
46 樹脂部(ストッパー)
47 支持部(ストッパー)
48 樹脂部(樹脂レール)後端
50 側面
51 肘掛
52 方向自在キャスター
53 椅子本体架台
54 収納部
55 楔形金具
56 頂部
57 金具基材
60 ベルト

Claims (4)

  1. 座面シートと、背もたれシートと、背面シートと、椅子本体架台とが丁番で順次接続され、座面シートが前方に引出されることでベッドに転換可能な椅子において、座面シート下部に設けられた台車の側面には下部を摺動面とした樹脂レールが設けられ、椅子本体架台には樹脂レールの収納部が設けられ、該収納部の先端には前面を斜面とし後面を垂直面とした楔形金具が設けられ、該楔形金具は、樹脂レールの収納後には後面にて該樹脂レールを係止でき、座面シートの前方への引出時もしくは後方への押込時には、楔形金具の頂部にて樹脂レールが摺動可能となっていることを特徴とするベッドに転換可能な椅子。
  2. 請求項1に記載のベッドに転換可能な椅子において、椅子本体には方向自在キャスターが設けられ、台車には引出方向に方向固定されたキャスターが設けられ、台車が椅子本体架台に収納された後は、台車に設けられたキャスターが床より浮いた状態となっていることを特徴とするベッドに転換可能な椅子。
  3. 請求項1もしくは2に記載のベッドに転換可能な椅子において、台車の側面に設けられた樹脂レールは前方に向かって下方に傾斜して設けられ、椅子本体架台に設けられた該樹脂レールの収納部は、該樹脂レールを収納し台車を床より浮かすことのできる位置で水平に設けられていることを特徴とするベッドに転換可能な椅子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のベッドに転換可能な椅子において、台車の側面に設けられた樹脂レールの下方に、レール状ストッパーが設けられ、該ストッパーは、座面シートの前方引出時に座面シートを引上げる高さを制限するストッパーであることを特徴とするベッドに転換可能な椅子。
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