JP2011055816A - 光線利用の植物育成制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、緑色、青色光線を夜間植物に与え植物体内にタンパク質を増量せしめ、天候不順が、続いても体内栄養濃度のバランスを保持し、植物の株疲れを、軽減させる方法。
【選択図】図11
Description
いちご植物の育成中の葉柄、葉体内のケルダール窒素の量すなわち、タンパク質の量が、無照射、緑色のみの光線の照射、青色のみの光線の照射、緑色の光線と青色の光線の組み合わせによる光線の照射等の組み合わせの違いによるいちご植物の体内にタンパク質の蓄積した量の違いによる効果が、いちご植物の出蕾時期の違いとしての比較を検証した。
下記別表1は、緑色蛍光灯の緑色光線のみの光線をいちご植物のサンプル苗50本に照射をした。
青色蛍光灯の青色光線のみ光線をいちご植物のサンプル苗50本に照射をした。
緑色蛍光灯の緑色光線の上面に青色蛍光灯設置し、青色光線と緑色光線とを、同時に光線をいちご植物のサンプル苗50本に照射をした。
青色蛍光灯の青色光線の上面に緑色蛍光灯を設置し、緑色光線と青色光線とを、同時に光線をいちご植物のサンプル苗50本に照射をした。
蛍光灯無しは、光線照射なしにて、いちご植物サンプル苗50本を用意した。
いちご植物50本当たりの、緑色光線、青色光線の組み合わせ別による、いちご植物に照射の違いよる、ケルダール窒素量と、収穫量違いの比較を別表1にて表示した。
尚、ケルダール窒素量は、各サンプル50本の平均値を別表1にて表示した。
別表2には、緑色LEDの緑色光線のみの光線を、いちご植物のサンプル苗50本に照射をした。
青色LEDの青色光線のみ光線をいちご植物のサンプル苗50本に照射をした。
緑色LEDの緑色光線の上面に青色LED設置し、青色光線と緑色光線とを、同時に光線をいちご植物のサンプル苗50本に照射をした。
青色LEDの青色光線の上面に緑色LEDを設置し、緑色光線と青色光線とを、同時に光線をいちご植物のサンプル苗50本に照射をした。
LED無しは、光線照射なしにて、いちご植物サンプル苗50本を用意した。
いちご植物50本当たりの、緑色光線、青色光線の組み合わせ別による、いちご植物に照射の違いよる、ケルダール窒素量と、いちごの収穫量の比較を別表1にて表示した。
尚、ケルダール窒素量は、各サンプル50本の平均値を別表1にて表示した。いちご植物に照射の違いよる、いちごの収穫量の、50本当たりの比較を表示した。
表3は、いちご生産農家のいちご栽培のパイプハウス内にて、いちご収穫開始が11月上旬より収穫を行なっているハウス内にて11月下旬から2月下旬までの収穫量を比較を表示したの実施に基づき、緑色、青色蛍光灯をハウス内にて、いちごの生産株より1.5mの高さに設置し、日没から日の出前までの30日間による照射の効果が、ケルダール窒素の量すなわちタンパク質の多い、少ないが本圃の収穫株の当該いちご植物の収穫株において10月に頂花房の出蕾、12月に腋花房の出蕾、1月に2番花の花房の出蕾がバランス良く各花房が連続して、各花房が、開花し、結実し、株疲れ無くいちごの収穫量の増収をもたらした事を実証した。
図5は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株13に、1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間に緑色の蛍光灯20W、2を照射し、連続30日照射した後に、ケルダール窒素量を測定147ppmを表示した。
図4は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの苗13に1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間に青色蛍光灯20W、1を照射し、連続30日照射した後に、ケルダール窒素量を測定135ppmを表示した。
図1は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株13に、1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間に緑色の蛍光灯20W、2の緑色光線を照射させ、当該緑色蛍光灯の上面部より0.5mの高さより青色蛍光灯20W、1を設置し、上部の青色光線と下部の緑色光線を同時に30日間連続植物いちご株13を、照射した後ケルダール窒素量を測定159ppmを表示した。
図2は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株13に1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間に青色蛍光灯20W、1の青色光を照射させ、当該青色蛍光灯の上面部より0.5mの高さより緑色蛍光灯20W、2を設置し、上部の緑色光線と下部の青色光線を同時に30日間連続植物いちご株13を、照射した後ケルダール窒素量を測定140ppmを表示した。
図3は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株13に1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間に緑色蛍光灯20W、2と青色蛍光灯20W、1とを一平面状に並べ緑色光線と青色光線を連続30日照射した後ケルダール窒素量を測定175ppmを表示した。
植物いちごの株13の、育成中のビニールハウス内にて、蛍光灯による光線を照射せずに、30日後ケルダール窒素量を測定81ppmを表示した。
以上、蛍光灯光線照射無しの条件にて測定したケルダール窒素81ppmと比較すると、緑色のみの光線照射によるケルダール窒素量147ppm、次に緑色の光線の上面部から青色光線を与え同時照射したケルダール窒素量159ppm、緑色光線と青色光線を平面状に与え複合させて照射したケルダール窒素量175ppm、いちご植物いちご株13に1m高さより、緑色蛍光灯の緑色光線の照射と同時に緑色蛍光灯の上面又は、同一平面状に青色蛍光灯の青色光線を同時に、照射すると、緑色光線効果に、青色光線を含ませる事により、多くケルダール窒素量、すなわちタンパク質が増える事がわかる。
図9は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株15に、0.1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間青色LED3の青色光線を照射し、連続して30日後ケルダール窒素量を測定98ppmを表示した。
図6は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株15に0.1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間緑色LED4の緑色光線を照射し、上面部より0.1mの高さから、青色LED3にて青色光を照射し、連続して30日後ケルダール窒素量を測定112ppmを表示した。
図7は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株15に0.1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間に、青色LED1の青色光を照射し、当該青色光線の青色LEDの上面部より 0,1m高さより、緑色LED4にて緑色光を照射し、連続して30日後にケルダール窒素量を測定109ppmを表示した。
図8は、ビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株15に0.1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間に、緑色LEDと青色LEDとを、一平面状に並べ緑色光線と青色光線との光線を複合させて照射し、連続して30日後ケルダール窒素量を測定125ppmを表示した。
ビニールハウス内にて、LEDによる育成中の植物いちごの株15に青色、緑色LEDによる光線を照射せずに、30日後ケルダール窒素量を測定81ppmを表示した。
以上、日没後から日の出までの夜間に、緑色、青色LEDの光線照射無しの条件にて30日後ケルダール窒素量を測定81ppmを表示した、ケルダール窒素量との比較をすると、緑色LED4の緑色光線照射による30日後ケルダール窒素量108ppm、次に緑色LED4の緑色光線の上面部から青色LED3の青色光線を同時に照射した30日後ケルダール窒素量112ppm、緑色LED光線と青色LED光線を一平面状に設置し、緑色光線と青色光線を同時に照射した30日後ケルダール窒素量125ppmを表示した。
緑色光線効果が植物いちご株にとってビニールハウス内にて、育成中の植物いちごの株5に0.1m高さの位置に日没後から日の出までの夜間に緑色光線の照射による、ケルダール窒素量の増加した。
緑色LED効果に青色LED光線を含ませると、より多くケルダール窒素量が増してくる。
しかしながら、前記「0008」項に記載の蛍光灯の光量と、「0009」項記載のLEDの光量との光量差がケルダール窒素量に大きな比較差が見受けられた。以上、ケルダール窒素量の差すなわち、いちご植物の体内のタンパク質量が、いちごの1番花、1番花の腋、2番花、2番花の腋にと次から次へと株疲れなく出蕾しいちご生産にて株疲れを防止しながらの、いちご生産の制御を実証した。
下記の「実施例」にて説明する。
間口5.4m長さ40mのパイプハウスにて、図11は、パイプハウスの立面図である。
ハウス内に定植したいちご植物苗16の上面より1.5mの高さに緑色の20Wの蛍光灯7をパイプハウスに対し平行に2列設置し、又2列設置した中央に青色の20Wの蛍光灯8をハウスの長手方向に、1列設置した。両側2列に設置した蛍光灯7の緑色の光線と、中央1列に設置した蛍光灯8の青色の光線が、出来るだけ均一にいちご植物苗に緑色光線と青色光線との複合した緑と青の光線としていちご株16を照射させる為に、平面図12にて表示のごとく、両側2列に設置した緑色20W蛍光灯1の間隔を6mに設置し、中央1列に設置した青色20W蛍光灯8の間隔を12m間隔に設置し、いちご定植株16の上面より1.5mの高さに、青色、緑色の全ての蛍光灯を設置した。本圃パイプハウス立面図、図11、本圃パイプハウス平面図、図12表示の本圃ハウス内には、本圃に定植苗を1700本定植した。
サンプル4において、80PPM,2番花の2番花の出蕾2月15日。 サンプル5において、78PPM,2番花の2番花の出蕾2月20日。 サンプル6において、60PPM,2番花の2番花の出蕾2月20日。表3表示のごとく、蛍光灯の緑色と青色との光線による効果が蛍光灯の緑色と青色との光線無しに比べると2番花の出蕾の時期、12月後半から2月の低温期、天候の不順、頂花房、腋花房の着果負担によるいちごの生産株の疲れを防止しながら安定したいちご生産を保持することが出来る。
4・・・緑色LED,13・・・いちご植物苗、15・・・いちご植物苗、
16・・・いちご定植苗、7・・・緑色蛍光灯 8・・・青色蛍光灯、
9・・・パイプハウス、
Claims (10)
- 緑色蛍光灯の緑色光線上面部に青色蛍光灯の青色光線を加え植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 青色蛍光灯の青色光線上面部に緑色蛍光灯の緑色光線を加え植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 緑色蛍光灯の緑色光線と青色蛍光灯の青色光線を一平面状に並べ、植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 緑色LEDの緑色光線上面部に青色LEDの青色光線を加え植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 青色LEDの青色光線上面部に緑色LEDの緑色光線を加え植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 緑色LEDの緑色光線と青色LEDの青色光線を一平面状に並べ、植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 緑色蛍光灯の緑色光線を植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 青色蛍光灯の青色光線を植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 緑色LEDの緑色光線を植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
- 青色LEDの緑色光線を植物に照射し、植物育成中の株疲れ防止の制御方法。
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